JP2003083564A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JP2003083564A
JP2003083564A JP2001274909A JP2001274909A JP2003083564A JP 2003083564 A JP2003083564 A JP 2003083564A JP 2001274909 A JP2001274909 A JP 2001274909A JP 2001274909 A JP2001274909 A JP 2001274909A JP 2003083564 A JP2003083564 A JP 2003083564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air conditioner
suction port
front panel
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001274909A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3986279B2 (ja
Inventor
Masao Otsuka
大塚  雅生
Yukishige Shiraichi
白市  幸茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001274909A priority Critical patent/JP3986279B2/ja
Publication of JP2003083564A publication Critical patent/JP2003083564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3986279B2 publication Critical patent/JP3986279B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 快適性の向上及び健康の安全性の向上を図る
とともに、冷却効率または暖房効率を向上することので
きる空気調和機を提供する。 【解決手段】 室内機1の上面に形成された吸込口4か
ら室内の空気が取り入れられ、室内熱交換器3と熱交換
した後、吹出口5の第1開口部5aから室内に送出され
る。所定の時期になると、横ルーバ11a、11bが回
動して第1開口部5aが閉塞され、回動板14、15が
回動して第2開口部5bが開放される。これにより、送
風経路6を流通する調整空気は分岐通路13を流通して
第2開口部5bから送出され、上方に導かれる。従っ
て、使用者に常に冷たい風や暖かい風が当たることを防
止するとともに、フロントパネル3に吸込口が設けられ
ないのでショートサーキットを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸い込んだ空気を
調和して送出する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】図26は従来の空気調和機の室内機を示
す概略側面断面図である。空気調和機の室内機1は、キ
ャビネット2により本体部が保持されており、前面には
吸込口4が設けられたフロントパネル3が着脱自在に取
り付けられている。キャビネット2は後方側面に爪部
(不図示)が設けられており、室内の壁に取り付けられ
た取付板に該爪部を嵌合することにより支持される。フ
ロントパネル3の下端部とキャビネット2の下端部との
間隙には、室内機1の幅方向に延びる略矩形の吹出口5
が形成されている。
【0003】室内機1の内部には、吸込口4から吹出口
5に連通する送風経路6が形成されている。送風経路6
内のキャビネット2の前方には空気を送出する送風ファ
ン7が配されている。送風ファン7として、例えばクロ
スフローファン等を用いることができる。
【0004】フロントパネル3に対向する位置には、吸
込口4を経て吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集・
除去するエアフィルタ8が設けられている。送風経路6
中の送風ファン7とエアフィルタ8との間には、室内熱
交換器9が配置されている。室内熱交換器9は圧縮機
(不図示)に接続されており、圧縮機の駆動により冷凍
サイクルが運転される。冷凍サイクルの運転によって冷
房時には室内熱交換器9が周囲温度よりも低温に冷却さ
れる。また、暖房時には、室内熱交換器9が周囲温度よ
りも高温に加熱される。
【0005】室内熱交換器9の前後の下部には冷房また
は除湿時に室内熱交換器9から落下した結露を捕集する
ドレンパン10が設けられている。送風経路6内の吹出
口5の近傍には、外部に臨んで垂直方向の吹出角度を略
水平乃至下方向に変更可能な横ルーバ11a、11bが
設けられている。横ルーバ11a、11bの奥側には左
右方向の吹出角度を変更可能な縦ルーバ12が設けられ
ている。
【0006】上記構成の空気調和機において、空気調和
機の運転を開始すると、送風ファン7が回転駆動され、
室外機(不図示)からの冷媒が室内熱交換器9へ流れて
冷凍サイクルが運転される。これにより、室内機1内に
は吸込口4から空気が吸い込まれ、エアフィルタ8によ
って空気中に含まれる塵埃が除去される。
【0007】室内機1内に取り込まれた空気は室内熱交
換器9と熱交換し、冷却または加熱される。そして、送
風経路6を通って縦ルーバ12及び横ルーバ11a、1
1bによって左右方向及び上下方向に向きを規制されて
吹出口5から下方に向けて室内に送出される。
【0008】また、空気調和機の運転の開始直後は速や
かに室内の空気を循環させる必要がある。このため、送
風ファン7の回転速度を高くして室内熱交換器9で熱交
換された空気は吹出口5から勢いよく送出される。そし
て、室温と設定温度との温度差が小さくなると、送風フ
ァン7の調整により徐々に送風量が低下する。これによ
り、きめ細かに室内が均一な温度分布に形成されるよう
になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の空気調和機によると、空気調和機は通常、使用者
の身長よりも高い位置に設置され、吹出口5から略水平
方向乃至下方向に送風される。このため、設定温度付近
に達した状態で送風を継続すると使用者に常に冷たい風
や暖かい風が当たることになる。従って、使用者に不快
感を与える問題があった。また、除湿運転時や冷房運転
時では局所的に使用者の体温を低下させて健康に害を与
える問題もあった。
【0010】これらの問題を解決するために、吹出口か
ら上方に調和空気を送出できる空気調和機が研究開発さ
れている。図27はこの空気調和機の室内機を示す概略
側面断面図であり、図26と同一の部分には同一の符号
を付している。室内機1の吹出口5は第1開口部5aと
第2開口部5bとを有している。第1開口部5aは送風
経路6の終端に下方に臨んで配されている。
【0011】第2開口部5bは送風経路6から上方に傾
斜して分岐する分岐通路13により送風経路6と連通し
ている。分岐通路13の両端には、回動軸14a、15
aでフロントパネル3に枢支される回動板14、15が
設けられている。回動板15により分岐通路13を閉じ
ると、回動板15が送風経路6の内壁面を形成して気流
を案内する。
【0012】空気調和機の運転を開始すると、吸込口4
から室内機1内に取り込まれた空気は室内熱交換器9と
熱交換し、冷却または加熱される。そして、送風経路6
を通って縦ルーバ12及び横ルーバ11a、11bによ
って左右及び上下方向に向きを規制されて吹出口5から
矢印A1に示すように第1開口部5aから略水平方向乃
至下方向に向けて室内に送出される。
【0013】また、空気調和機の運転の開始直後は速や
かに室内の空気を循環させる必要がある。このため、送
風ファン7の回転速度を高くして室内熱交換器9で熱交
換された空気は吹出口5から勢いよく送出される。室温
と設定温度との温度差が小さくなったことを温度センサ
(不図示)により検知すると、送風ファン7の調整によ
り徐々に送風量が低下する。
【0014】そして、図28に示すように、横ルーバ1
1a、11bが回動して第1開口部5aが閉塞される。
同時に、回動板14、15が回動して第2開口部5b及
び分岐通路13の分岐部分が開放される。これにより、
送風経路6を流通する調整空気が分岐通路13を流通し
て第2開口部5bから送出され、矢印A2に示すように
上方に導かれる。
【0015】従って、使用者に常に冷たい風や暖かい風
が当たることがなく、使用者の不快感を防止して快適性
を向上することができる。更に、冷房時には局所的に使
用者の体温を低下させることがなく健康上の安全性を向
上することができるようになっている。
【0016】しかしながら、上記の空気調和機による
と、第2開口部5bから上方に送出された調和空気が、
矢印A3に示すようにフロントパネル3に設けられた吸
込口4から室内機1内に取り込まれ、所謂ショートサー
キットが生じる。このため、空気調和機の冷却効率また
は暖房効率を低下させる問題があった。
【0017】更に、冷房運転時や除湿運転時には第2開
口部5bから送出された冷気が室内熱交換器9を通過す
るため、室内熱交換器9内の冷媒は充分な熱を吸収する
ことができない。このため、室内熱交換器9の温度が通
常時に比して低下して結露の増加及び結露水の凍結が発
生する。
【0018】冷房運転または除湿運転を継続すると室内
熱交換器9の表面に氷が成長し、室内熱交換器9から離
れた位置の氷は低温に維持されずに一部が解ける。この
解けた水滴は送風ファン7に滴下すると第2開口部5b
から室内に放出される。また、室内熱交換器9の温度が
低下してキャビネット2やフロントパネル3の表面が結
露して結露水が滴下する。これらにより、室内が浸水す
る問題があった。また、室内熱交換器9の表面に成長し
た氷の押圧力によってキャビネット2やフロントパネル
3等に破損や変形が発生する問題もあった。
【0019】本発明は、快適性の向上及び健康上の安全
性の向上を図ることができるとともに、冷却効率または
暖房効率を向上することのできる空気調和機を提供する
ことを目的とする。また、本発明は、ショートサーキッ
トを防止して結露による室内の浸水及び空気調和機の破
損や変形を防止することのできる空気調和機を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、室内の壁面に取り付けて、吸込口から取り
入れた空気を調和して下部に設けた吹出口から下方及び
上方に切り替えて送出する空気調和機において、前記吹
出口よりも上方の前面側を遮蔽したことを特徴としてい
る。この構成によると、空気調和機を運転すると、例え
ば空気調和機の上面側に設けた吸込口から取り込まれた
空気が調和されて吹出口から下方に送出され、所定の時
期になると吹出口から上方に送出される。上方に送出さ
れた調和空気は、空気調和機の前面側から取り込まれる
ことなく室内に流通する。尚、空気調和機の前面側と言
う場合には、正面から視認できる傾斜面や曲面が含まれ
る。
【0021】また本発明は、室内の壁面に取り付けて、
吸込口から取り入れた空気を調和して下部に設けた吹出
口から下方及び上方に切り替えて送出する空気調和機に
おいて、前記吹出口よりも上方の前面側に前記吸込口を
設け、垂直面に投影して該吸込口の開口面積を前記吹出
口よりも上方の投影面積の20%以下にしたことを特徴
としている。この構成によると、吹出口から上方に送出
された調和空気は吸込口から空気調和機内への流入が抑
制されて室内に流通する。
【0022】また本発明は、室内の壁面に取り付けて、
吸込口から取り入れた空気を調和して下部に設けた吹出
口から下方及び上方に切り替えて送出する空気調和機に
おいて、垂直面に投影して、前記吹出口よりも上方の長
さを100%とし、前面側の上から50%よりも下方を
遮蔽したことを特徴としている。この構成によると、吹
出口から上方に送出された調和空気は吸込口から空気調
和機内への流入が抑制されて室内に流通する。
【0023】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、空気調和機の本体部を保持するキャビネットと、
空気調和機本体の前面を覆うフロントパネルとを有し、
前記吸込口は前記キャビネットまたは前記フロントパネ
ルに設けた開口部から成ることを特徴としている。
【0024】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、空気調和機の本体部を保持するキャビネットと、
空気調和機本体の前面を覆うフロントパネルとを有し、
前記吸込口は前記フロントパネルと前記キャビネットの
間に設けた隙間から成ることを特徴としている。
【0025】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、空気調和機本体の前面を覆うフロントパネルに結
露防止手段を設けたことを特徴としている。この構成に
よると、吹出口から上方に向けて送出される空気がフロ
ントパネルと接触する。この時、冷房運転または除湿運
転が行われるとフロントパネルに対して内側と外側との
間に温度差が生じるが結露防止手段により結露が防止さ
れる。
【0026】また本発明は、室内の壁面に取り付けて、
吸込口から取り入れた空気を調和して下部に設けた吹出
口から下方及び上方に切り替えて送出する空気調和機に
おいて、前記吹出口の一部を覆って前記吹出口から送出
される空気の向きを上下方向に可変する案内部材を備
え、前記案内部材に結露防止手段を設けたことを特徴と
している。この構成によると、空気調和機を運転すると
案内部材により吹出口の一部が覆われて調和空気が上方
または下方に送出される。案内部材は一方面が案内のた
め調和空気と接触し、他方面が外気と接触する。この
時、冷房運転または除湿運転が行われると案内部材に対
して内側と外側との間に温度差が生じるが結露防止手段
により結露が防止される。
【0027】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記結露防止手段は断熱材から成ることを特徴と
している。
【0028】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記断熱材は断熱塗料から成ることを特徴として
いる。
【0029】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記断熱材は起毛布から成ることを特徴としてい
る。
【0030】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記断熱材は中空部材により形成される空気層ま
たは真空層から成ることを特徴としている。
【0031】また本発明は、上記各構成の空気調和機に
おいて、前記吹出口から上方に調整空気を送出して冷房
運転または除湿運転を行うことを特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。説明の便宜上、従来例の図27、図
28と同一の部分については同一の符号を付している。
図1は第1実施形態の空気調和機の室内機を示す概略側
面断面図である。空気調和機の室内機1は、キャビネッ
ト2により本体部が保持されている。キャビネット2の
上面側には吸込口4が設けられており、前方には前面が
遮蔽されたフロントパネル3が着脱自在に取り付けられ
ている。
【0033】キャビネット2は後方側面に爪部(不図
示)が設けられており、室内の壁に取り付けられる取付
板に該爪部を嵌合することにより支持される。フロント
パネル3の下端部とキャビネット2の下端部との間隙に
は、室内機1の幅方向に延びて略矩形の第1、第2開口
部5a、5bから成る吹出口5が形成されている。
【0034】室内機1の内部には、吸込口4から吹出口
5に連通する送風経路6が形成されている。送風経路6
内のキャビネット2の前方には空気を送出する送風ファ
ン7が配されている。送風ファン7として、例えばクロ
スフローファン等を用いることができる。
【0035】フロントパネル3及び吸込口4に対向する
位置には、吸込口4から吸い込まれた空気に含まれる塵
埃を捕集・除去するエアフィルタ8が設けられている。
送風経路6中の送風ファン7とエアフィルタ8との間に
は、室内熱交換器9が配置されている。フロントパネル
3と室内熱交換器9との間には所定間隔の空間が設けら
れており、吸込口4から取り入れられた空気が該空間を
通って室内熱交換器9と広い面積で接触するようになっ
ている。室内熱交換器9は圧縮機(不図示)に接続され
ており、圧縮機の駆動により冷凍サイクルが運転され
る。
【0036】冷凍サイクルの運転によって、冷房時には
室内熱交換器9が周囲温度よりも低温に冷却される。暖
房時には、室内熱交換器9が周囲温度よりも高温に加熱
される。尚、室内熱交換器9とエアフィルタ8との間に
は吸い込まれた空気の温度を検知する温度センサ(不図
示)が設けられている。
【0037】室内熱交換器9の前後の下部には冷房また
は除湿時に室内熱交換器9から落下した結露水を捕集す
るドレンパン10が設けられている。前方のドレンパン
10はフロントパネル3に取り付けられ、後方のドレン
パン10はキャビネット2と一体に形成されている。送
風経路6内の吹出口5の第1開口部5aの近傍には、外
部に臨んで垂直方向の吹出角度を略水平乃至下方向に変
更可能な横ルーバ11a、11bが設けられている。横
ルーバ11a、11bの奥側には左右方向の吹出角度を
変更可能な縦ルーバ12が設けられている。
【0038】第2開口部5bは送風経路6から上方に傾
斜して分岐する分岐通路13により送風経路6と連通し
ている。分岐通路13の両端には回動軸14a、15a
でフロントパネル3に枢支される回動板14、15が設
けられている。回動板15により分岐通路13を閉じる
と、回動板15が送風経路6の内壁面を形成して気流を
案内する。これにより、送風経路6を流通する空気の流
通抵抗の増加を防止するようになっている。
【0039】上記構成の空気調和機において、空気調和
機の運転を開始すると、送風ファン7が回転駆動され、
室外機(不図示)からの冷媒が室内熱交換器9へ流れて
冷凍サイクルが運転される。これにより、室内機1内に
は吸込口4から空気が吸い込まれ、エアフィルタ8によ
って空気中に含まれる塵埃が除去される。
【0040】室内機1内に取り込まれた空気は室内熱交
換器9と熱交換し、冷却または加熱される。そして、送
風経路6を通って縦ルーバ12及び横ルーバ11a、1
1bによって左右及び上下方向に向きを規制されて吹出
口5から矢印A1に示すように略水平方向乃至下方向に
向けて室内に送出される。
【0041】また、空気調和機の運転の開始直後は速や
かに室内の空気を循環させる必要がある。このため、送
風ファン7の回転速度を高くして室内熱交換器9で熱交
換された空気は吹出口5から勢いよく送出される。室温
と設定温度との温度差が小さくなったことを温度センサ
により検知すると、送風ファン7の制御により徐々に送
風量が低下する。
【0042】そして、図2に示すように、横ルーバ11
a、11bが回動して第1開口部5aが閉塞される。同
時に、回動板14、15が回動して第2開口部5b及び
分岐通路13の分岐部分が開放される。これにより、送
風経路6を流通する調整空気が分岐通路13を流通して
第2開口部5bから送出され、矢印A2に示すように上
方に導かれる。従って、使用者に常に冷たい風や暖かい
風が当たることがなく、使用者の不快感を防止して快適
性を向上することができる。更に、冷房時には局所的に
使用者の体温を低下させることがなく健康上の安全性を
向上することができる。
【0043】また、第2開口部5bから上方に送出され
る調整空気はフロントパネル3の前面を通過するが、フ
ロントパネル3の前面側が遮蔽されているためショート
サーキットを生じることがない。従って、空気調和機の
冷却効率または暖房効率の低下を防止することができ
る。
【0044】また、ショートサーキットが発生しないた
め、冷房運転時に結露水の凍結及び成長を防止できる。
従って、結露水の凍結による氷が解けた水や結露水が室
内へ放出されることによる浸水を防止することができる
とともに、成長した氷の押圧力による室内機1の変形や
破損を防止することができる。
【0045】尚、空気調和機によって除湿運転を行う際
も同様に、室内熱交換器9との熱交換により除湿された
低温の空気を上方に送出することにより上記と同様の効
果を得ることができる。また、空気調和機は、室内熱交
換器内に蒸発部と凝縮部とを備えた再熱ドライ方式の除
湿装置であってもよい。即ち、再熱ドライ方式の除湿装
置は、蒸発部で熱交換により冷却除湿された空気が凝縮
部で熱交換により昇温されて室内に送出される。この
時、凝縮器で昇温しても尚、体温よりも低温の空気が常
に使用者に当たることを防止することができる。
【0046】次に、図3は第2実施形態の空気調和機の
室内機を示す概略側面断面図である。前述の図1、図2
に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付し
ている。本実施形態は、フロントパネル3が室内機1の
前面側及び上面側を覆うように形成されている。また、
フロントパネル3の前面側は遮蔽され、上面側に吸込口
4が設けられている。その他の部分は第1実施形態と同
一である。
【0047】上記と同様に、空気調和機の運転を開始す
ると、室内機1内に吸込口4から吸い込まれた空気が室
内熱交換器9と熱交換し、冷却または加熱される。そし
て、送風経路6を通って縦ルーバ12及び横ルーバ11
a、11bによって左右及び上下方向に向きを規制され
て吹出口5から矢印A1に示すように略水平方向乃至下
方向に向けて室内に送出される。
【0048】室温と設定温度との温度差が小さくなった
ことを温度センサにより検知すると、送風ファン7の調
整により徐々に送風量が低下する。そして、図4に示す
ように、横ルーバ11a、11bが回動して第1開口部
5aが閉塞される。同時に、回動板14、15が回動し
て第2開口部5b及び分岐通路13の分岐部分が開放さ
れる。これにより、送風経路6を流通する調整空気は分
岐通路13を流通して第2開口部5bから矢印A2に示
すように上方に送出される。
【0049】従って、第1実施形態と同様に、使用者に
常に冷たい風や暖かい風が当たることがなく、使用者の
不快感を防止して快適性を向上するとともに、冷房時に
は局所的に使用者の体温を低下させることがなく健康上
の安全性を向上することができる。また、フロントパネ
ル3の前面側が遮蔽されているためショートサーキット
を生じることがなく、空気調和機の冷却効率または暖房
効率の低下を防止することができる。更に、結露水や凍
結した氷が解けた水による室内の浸水や、成長した氷に
よる空気調和機の変形や破損を防止することができる。
【0050】次に、図5は第3実施形態の空気調和機の
室内機を示す概略側面断面図である。前述の図1、図2
に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付し
ている。第1実施形態と異なる点は、フロントパネル3
の上部に吸込口4aを設けている点である。その他の部
分は第1実施形態と同一である。
【0051】空気調和機の運転を開始すると、室内機1
内に吸込口4、4aから吸い込まれた空気が室内熱交換
器9と熱交換し、冷却または加熱される。そして、送風
経路6を通って縦ルーバ12及び横ルーバ11a、11
bによって左右及び上下方向に向きを規制されて吹出口
5から矢印A1に示すように略水平方向乃至下方向に向
けて室内に送出される。
【0052】室温と設定温度との温度差が小さくなった
ことを温度センサにより検知すると、送風ファン7の調
整により徐々に送風量が低下する。そして、図6に示す
ように、横ルーバ11a、11bが回動して第1開口部
5aが閉塞される。同時に、回動板14、15が回動し
て第2開口部5b及び分岐通路13の分岐部分が開放さ
れる。これにより、送風経路6を流通する調整空気は分
岐通路13を流通して第2開口部5bから矢印A2に示
すように上方に送出される。
【0053】従って、第1実施形態と同様に、使用者に
常に冷たい風や暖かい風が当たることがなく、使用者の
不快感を防止して快適性を向上するとともに、冷房時に
は局所的に使用者の体温を低下させることがなく健康上
の安全性を向上することができる。
【0054】また、第2開口部5bから送出された調整
空気の一部は矢印A3に示すようにフロントパネル3に
設けられた吸込口4aから室内機1内に取り込まれてシ
ョートサーキットが生じる。しかしながら、本実施形態
は以下の方法によりショートサーキットの発生を抑制し
ている。
【0055】図7はショートサーキットの風量と吸込口
4aの開口率との関係を示している。横軸は開口率(単
位:%)を示している。開口率は垂直面に投影した際
に、吹出口5よりも上方の投影面積に対する吸込口4a
の開口面積の割合により表している。縦軸はショートサ
ーキットの風量を示しており、開口率50%の時のショ
ートサーキットの風量を1としたときの比により表して
いる。また、垂直面に投影して吹出口5よりも上方の長
さを100%とし、上から50%の位置を中心にして上
下略対称に分散して吸込口を配置した時の実験データを
示している。
【0056】同図によると、開口率の増加に伴ってショ
ートサーキットの風量が増加する。前述の図27、図2
8に示す従来例の開口率は約50%になっている。開口
率を20%以下にするとショートサーキットの風量が従
来の1/2以下になる。従って、本実施形態は、吸込口
4aの開口率を20%以下に形成することによって、従
来よりも著しくショートサーキットの発生を抑制するこ
とができる。
【0057】また、図8はショートサーキットの風量と
吸込口4aの位置との関係を示している。縦軸はショー
トサーキットの風量を示しており、垂直面に投影して吹
出口5よりも上方の長さを100%とし、上から50%
の位置を中心に上下略対称に分散して開口率50%の吸
込口を配置した時のショートサーキットの風量を1とし
ている。
【0058】横軸は吸込口4aの位置を示している。吸
込口4aの位置は、垂直面に投影して、室内機1の上か
ら吸込口4aの下端までの距離を吹出口5よりも上方の
室内機1の長さに対する比(単位:%)により表してい
る。また、図7の結果から、開口率が20%の吸込口4
aの位置を可変したときの実験データを示している。
【0059】同図によると、吸込口4aを上方に配置す
るほどショートサーキットの風量が減少する。そして、
吸込口4aの位置が上から60%と50%との間でショ
ートサーキットの風量が急激に減少する。従って、本実
施形態は、吸込口4aを室内機1の上から50%以内に
設け、下方を遮蔽することによって更にショートサーキ
ットの発生を抑制することができるようになっている。
【0060】これにより、従来よりも空気調和機の冷却
効率を向上させることができる。また、室内機1の上面
が室内の天井と接近している場合には上面の吸込口4か
ら取り込まれる空気量が減少しても前方に面して設けら
れる吸込口4aから空気を取り込むことができ、送風効
率の低下を防止することができる。また、本実施形態に
示すように、上方へ行くほど後方へ傾斜する傾斜面3a
(図6参照)に吸込口4aを形成することにより、ショ
ートサーキットを更に抑制することができる。
【0061】次に、図9は第4実施形態の空気調和機の
室内機を示す概略斜視図である。前述の図5、図6に示
す第3実施形態と同様の部分には同様の符号を付してい
る。第3実施形態と異なる点は、フロントパネル3には
左右方向に分離した複数の吸込口4aを上下に2列設け
ている点である。他の部分は第3実施形態と同一であ
る。
【0062】吸込口4a及び吸込口4から室内機1内に
取り込まれた空気は吹出口の第1開口部5aから矢印A
1に示すように略水平方向乃至下方に送出される。室温
と設定温度との温度差が小さくなったことを温度センサ
により検知すると、図10に示すように、第1開口部5
aが閉塞される。同時に、第2開口部5bが開放され、
第2開口部5bから矢印A2に示すように調整空気が上
方に送出される。
【0063】本実施形態は吸込口4aの開口率が20%
以下になっている。また、垂直面に投影して吹出口より
も上方の室内機1の長さを100%としたときに上から
50%以内に下段の吸込口4aの下端が設けられ、フロ
ントパネル3の下方が遮蔽されている。従って、第3実
施形態と同様にショートサーキットの発生を抑制し、空
気調和機の冷却効率または暖房効率を向上させることが
できる。更に、開口率を20%以下に保持しつつ吸込口
4aの形状を自由に形成することができるため、室内機
1の外観の美観を向上させることができる。
【0064】次に、図11は第5実施形態の空気調和機
の室内機を示す概略側面断面図である。前述の図5、図
6に示す第3実施形態と同様の部分には同一の符号を付
している。第3実施形態と異なる点は、吸込口4aが、
フロントパネル3の上端とキャビネット2の上面部2a
との間に設けられた隙間により形成されている点であ
る。その他の部分は第3実施形態と同一である。
【0065】吸込口4a及び吸込口4から室内機1内に
取り込まれた空気は吹出口5の第1開口部5aから矢印
A1に示すように略水平方向乃至下方に送出される。室
温と設定温度との温度差が小さくなったことを温度セン
サにより検知すると、図12に示すように、横ルーバ1
1a、11bにより第1開口部5aが閉塞される。同時
に、回動板14、15の回動により第2開口部5b及び
分岐通路13が開放され、第2開口部5bから矢印A2
に示すように調整空気が上方に送出される。
【0066】本実施形態は吸込口4aの開口率が20%
以下になっている。また、垂直面に投影して吹出口より
も上方の室内機1の長さを100%としたときに上から
50%以内に吸込口4aの下端が設けられ、フロントパ
ネル3の下方が遮蔽されている。従って、第3実施形態
と同様にショートサーキットの発生を抑制し、空気調和
機の冷却効率または暖房効率を向上させることができ
る。
【0067】次に、図13は第6実施形態の空気調和機
の室内機の一部を示す概略斜視図である。前述の図1
1、図12に示す第5実施形態と同様の部分には同一の
符号を付している。第5実施形態と異なる点は、回動軸
16aによりフロントパネル3の側面部(不図示)に枢
支される開閉扉16を吸込口4aに設けている点であ
る。その他の部分は第5実施形態と同一である。
【0068】開閉扉16により吸込口4aが開放される
と、室内の空気が吸込口4a及び吸込口4から室内機1
内に取り込まれる。室内機1内に取り込まれた空気は吹
出口5の第1開口部5aから矢印A1に示すように略水
平方向乃至下方に送出される。室温と設定温度との温度
差が小さくなったことを温度センサにより検知すると、
図14に示すように、横ルーバ11a、11bにより第
1開口部5aが閉塞される。同時に、回動板14、15
の回動により第2開口部5b及び分岐通路13が開放さ
れ、第2開口部5bから矢印A2に示すように調整空気
が上方に送出される。
【0069】この時、開閉扉16が回動して吸込口4a
が閉塞される。従って、上方に送出される調和空気のシ
ョートサーキットを防止して冷却効率または暖房効率を
向上させることができる。
【0070】また、図15、図16の第7実施形態に示
すように、開閉扉16は回動軸16aを下端に配置して
回動できるようにしても同様の効果を得ることができ
る。更に、図17、図18の第8実施形態に示すよう
に、スライド移動して吸込口4aを開閉する開閉扉17
を設けてもよい。
【0071】次に図19は第9実施形態の空気調和機を
示す概略斜視図である。前述の図13、図14に示す第
6実施形態と同様の部分には同様の符号を付している。
第6実施形態と異なる点は、開閉扉16(図13参照)
に替えて、蛇腹状に折り畳んで左右方向に開閉できる開
閉部材18を設けている点である。他の部分は第6実施
形態と同一である。
【0072】開閉部材18を折り畳んで開き、吸込口4
a及び吸込口4から室内機1内に取り込まれた空気は吹
出口の第1開口部5aから矢印A1に示すように略水平
方向乃至下方に送出される。室温と設定温度との温度差
が小さくなったことを温度センサにより検知すると、図
20に示すように、第1開口部5aが閉塞される。同時
に、第2開口部5bが開放され、第2開口部5bから矢
印A2に示すように調整空気が上方に送出される。この
時、開閉部材18を閉じて吸込口4aが閉塞され、ショ
ートサーキットを防止するようになっている。
【0073】次に、図21は第10実施形態の空気調和
機の室内機を示す概略側面断面図である。前述の図1、
図2に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を
付している。本実施形態は、フロントパネル3、ドレン
パン10、回動板(案内部材)14、15及び横ルーバ
(案内部材)11a、11bに発泡樹脂等から成る断熱
材21を固着している点である。その他の部分は第1実
施形態と同一である。
【0074】空気調和機の運転を開始すると、室内機1
内に吸込口4から吸い込まれた空気が室内熱交換器9と
熱交換し、冷却または加熱される。そして、送風経路6
を通って縦ルーバ12及び横ルーバ11a、11bによ
って左右及び上下方向に向きを規制されて吹出口5から
矢印A1に示すように略水平方向乃至下方向に向けて室
内に送出される。
【0075】室温と設定温度との温度差が小さくなった
ことを温度センサにより検知すると、送風ファン7の調
整により徐々に送風量が低下する。そして、図22に示
すように、横ルーバ11a、11bが回動して第1開口
部5aが閉塞される。同時に、回動板14、15が回動
して第2開口部5b及び分岐通路13の分岐部分が開放
される。これにより、送風経路6を流通する調整空気は
分岐通路13を流通して第2開口部5bから矢印A2に
示すように上方に送出される。
【0076】この時、冷房運転や除湿運転時においてフ
ロントパネル3の背面側は熱交換前の空気と接触する。
フロントパネル3の前面側は第2開口部5bから送出さ
れる冷却された空気と接触するため背面側よりも低温と
なる。このため、フロントパネル3の両面に温度差が生
じるが、断熱材21により断熱しているため結露を防止
して結露水の室内への飛散を防止することができる。
【0077】同様に、第2開口部5bから調和空気を送
出する際には回動板14、15及び横ルーバ11a、1
1bの一方の面が高温の空気と接触し、他方の面が低温
の空気と接触する。しかし、断熱材21により断熱して
いるため結露を防止することができる。
【0078】従って、第1実施形態と同様の効果を得る
ことができるとともに、簡単な構成により結露を防止し
て室内への結露水の飛散を防止することができる。ま
た、第2〜第9実施形態の空気調和機においても同様に
断熱材21を設けることができる。更に、前述の図2
7、28に示す従来例の空気調和機おいても同様に、回
動板14、15及び横ルーバ11a、11bに断熱材2
1を設けることによって結露を防止する効果を得ること
ができる。尚、結露防止のためにフロントパネル3、回
動板14、15及び横ルーバ11a、11bにヒータ等
の加熱装置を設けてもよい。
【0079】次に図23は第11実施形態の空気調和機
の室内機を示す概略側面断面図である。前述の図21、
図22に示す第10実施形態と同様の部分には同一の符
号を付している。本実施形態は、フロントパネル3が中
空部3bを有するように成形加工されている。これによ
り、断熱材21(図21参照)に替えて中空部3b内の
空気が断熱材となっている。また、回動板14、15及
び横ルーバ11a、11bには起毛布から成る断熱材2
2を固着している。その他の部分は第10実施形態と同
一である。
【0080】このような構成によっても、第10実施形
態と同様に第2開口部5bから調整空気を送出する際に
結露を防止することができ、より低温の空気を送出する
ことができる。また、中空のフロントパネル3により結
露を防止できるため、部品点数を削減することができ
る。更に、起毛布から成る断熱材22により、結露を防
止できるとともに、送風時の空力音を低減することがで
きる。
【0081】第10、第11実施形態において、回動板
14、15または横ルーバ11a、11bを中空に形成
してもよい。例えば、図24は中空に形成した横ルーバ
11aを示す斜視図である。横ルーバ11aは、断面U
字型に形成され、中空部11cの空気層から成る断熱材
と一体化されている。これにより、断熱による結露防止
を図ることができるとともに、部品点数を削減すること
ができる。
【0082】また、図25に示すように、中空部11c
を密閉してもよい。この時、中空部11cを真空に形成
すると断熱効果をより向上させることができる。更に、
中空部11cにシリカ等の粉末を充填して所謂、粉末真
空断熱処理を施してもよい。このようにすると、より低
温の調整空気を送出することが可能となる。
【0083】また、フロントパネル3、回動板14、1
5あるいは横ルーバ11a、11bの表面に、断熱材と
して断熱塗料を塗布してもよい。断熱塗料として、例え
ば、旭硝子コートアンドレジン(株)製のテンプレック
ス(登録商標)等を用いることができる。これにより、
接着剤の削減や貼り付けの手間の削減によるコスト削減
を図ることができる。尚、第11実施形態のフロントパ
ネル3の中空部3bを真空にしてもよい。
【0084】
【発明の効果】本発明によると、吹出口から下方及び上
方に切り替えて送出する空気調和機において、吹出口よ
りも上方の前面側を遮蔽しているので、使用者に常に冷
たい風や暖かい風が当たることがなく、使用者の不快感
防止による快適性の向上及び健康上の安全性の向上を図
ることができるとともに、ショートサーキットを防止し
て冷却効率或いは暖房効率を向上させることができる。
また、ショートサーキットが発生しないため、冷房運転
時や除湿運転時に結露水の凍結及び成長を防止できる。
従って、結露水の凍結による氷が解けた水や結露水が室
内へ放出されることによる浸水を防止することができる
とともに、成長した氷の押圧力による空気調和機の変形
や破損を防止することができる。
【0085】また本発明によると、吹出口から下方及び
上方に切り替えて送出する空気調和機において、吸込口
の開口率を20%以下にしたので、使用者の不快感防止
による快適性の向上及び健康上の安全性の向上を図るこ
とができるとともに、ショートサーキットを抑制して冷
却効率或いは暖房効率を向上させることができる。更
に、結露水や凍結した氷が解けた水が放出されることに
よる室内の浸水や、成長した氷による空気調和機の変形
や破損を防止することができる。
【0086】また本発明によると、吹出口から下方及び
上方に切り替えて送出する空気調和機において、垂直面
に投影して吹出口よりも上方の長さを100%としたと
きに、前面側の下方の50%を遮蔽しているので、使用
者の不快感防止による快適性の向上及び健康上の安全性
の向上を図ることができるとともに、ショートサーキッ
トを抑制して冷却効率或いは暖房効率を向上させること
ができる。更に、結露水や凍結した氷が解けた水が放出
されることによる室内の浸水や、成長した氷による空気
調和機の変形や破損を防止することができる。
【0087】また本発明によると、吸込口をフロントパ
ネルとキャビネットの間に設けた隙間により形成するの
で簡単にショートサーキットを抑制することができる。
【0088】また本発明によると、吹出口から下方及び
上方に切り替えて送出する空気調和機においてフロント
パネル或いは空気の向きを上下方向に可変する案内部材
に結露防止手段を設けているので、吹出口から上方に調
和空気を送出する際にフロントパネル或いは案内部材の
一面が低温の空気と接触し、他面が高温の空気と接触し
ても結露を防止して結露水の飛散を防止することができ
る。
【0089】また本発明によると、結露防止手段は断熱
材から成るので、簡単に結露を防止することができる。
【0090】また本発明によると、断熱材は断熱塗料か
ら成るので、簡単に結露を防止できるとともに、接着剤
の削減及び貼り付け作業を削減することができる。
【0091】また本発明によると、断熱材は起毛布から
成るので、簡単に結露を防止できるとともに、送風の空
力音を低減することができる。
【0092】また本発明によると、断熱材は中空部材に
より形成される空気層または真空層から成るので、簡単
に結露を防止できるとともに、部品点数を削減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機
を示す概略側面断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機
の動作を示す概略側面断面図である。
【図3】 本発明の第2実施形態の空気調和機の室内機
を示す概略側面断面図である。
【図4】 本発明の第2実施形態の空気調和機の室内機
の動作を示す概略側面断面図である。
【図5】 本発明の第3実施形態の空気調和機の室内機
を示す概略側面断面図である。
【図6】 本発明の第3実施形態の空気調和機の室内機
の動作を示す概略側面断面図である。
【図7】 本発明の第3実施形態の空気調和機の室内機
の吸込口の開口率とショートサーキット風量との関係を
示す図である。
【図8】 本発明の第3実施形態の空気調和機の室内機
の吸込口の位置とショートサーキット風量との関係を示
す図である。
【図9】 本発明の第4実施形態の空気調和機の室内機
を示す斜視図である。
【図10】本発明の第4実施形態の空気調和機の室内機
の動作を示す斜視図である。
【図11】本発明の第5実施形態の空気調和機の室内機
を示す概略側面断面図である。
【図12】本発明の第5実施形態の空気調和機の室内機
の動作を示す概略側面断面図である。
【図13】本発明の第6実施形態の空気調和機の室内機
を示す概略側面断面図である。
【図14】本発明の第6実施形態の空気調和機の室内機
の動作を示す概略側面断面図である。
【図15】本発明の第7実施形態の空気調和機の室内機
を示す概略側面断面図である。
【図16】本発明の第7実施形態の空気調和機の室内機
の動作を示す概略側面断面図である。
【図17】本発明の第8実施形態の空気調和機の室内機
を示す概略側面断面図である。
【図18】本発明の第8実施形態の空気調和機の室内機
の動作を示す概略側面断面図である。
【図19】本発明の第9実施形態の空気調和機の室内機
を示す斜視図である。
【図20】本発明の第9実施形態の空気調和機の室内機
の動作を示す斜視図である。
【図21】本発明の第10実施形態の空気調和機の室内
機を示す概略側面断面図である。
【図22】本発明の第10実施形態の空気調和機の室内
機の動作を示す概略側面断面図である。
【図23】本発明の第11実施形態の空気調和機の室内
機を示す概略側面断面図である。
【図24】本発明の第10、11実施形態の空気調和機
の室内機の横ルーバの他の形態を示す斜視図である。
【図25】本発明の第10、11実施形態の空気調和機
の室内機の横ルーバの更に他の形態を示す斜視図であ
る。
【図26】従来の空気調和機の室内機を示す概略側面断
面図である。
【図27】他の従来の空気調和機の室内機を示す概略側
面断面図である。
【図28】他の従来の空気調和機の室内機の動作を示す
概略側面断面図である。
【符号の説明】
1 室内機 2 キャビネット 3 フロントパネル 3b、11c 中空部 4、4a 吸込口 5 吹出口 5a 第1開口部 5b 第2開口部 6 送風経路 7 送風ファン 8 エアフィルタ 9 室内熱交換器 10 ドレンパン 11a、11b 横ルーバ(案内部材) 12 縦ルーバ 13 分岐通路 14、15 回動板(案内部材) 16、17 開閉扉 18 開閉部材 21、22 断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L051 BG06 3L060 AA03 AA05 AA08 DD08 EE01 3L081 AA02 AA03 AA09 AB05 FA03 FC01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の壁面に取り付けて、吸込口から取
    り入れた空気を調和して下部に設けた吹出口から下方及
    び上方に切り替えて送出する空気調和機において、前記
    吹出口よりも上方の前面側を遮蔽したことを特徴とする
    空気調和機。
  2. 【請求項2】 室内の壁面に取り付けて、吸込口から取
    り入れた空気を調和して下部に設けた吹出口から下方及
    び上方に切り替えて送出する空気調和機において、前記
    吹出口よりも上方の前面側に前記吸込口を設け、垂直面
    に投影して該吸込口の開口面積を前記吹出口よりも上方
    の投影面積の20%以下にしたことを特徴とする空気調
    和機。
  3. 【請求項3】 室内の壁面に取り付けて、吸込口から取
    り入れた空気を調和して下部に設けた吹出口から下方及
    び上方に切り替えて送出する空気調和機において、垂直
    面に投影して、前記吹出口よりも上方の長さを100%
    とし、前面側の上から50%よりも下方を遮蔽したこと
    を特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 空気調和機の本体部を保持するキャビネ
    ットと、空気調和機本体の前面を覆うフロントパネルと
    を有し、前記吸込口は前記キャビネットまたは前記フロ
    ントパネルに設けた開口部から成ることを特徴とする請
    求項2または請求項3に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 空気調和機の本体部を保持するキャビネ
    ットと、空気調和機本体の前面を覆うフロントパネルと
    を有し、前記吸込口は前記フロントパネルと前記キャビ
    ネットの間に設けた隙間から成ることを特徴とする請求
    項2または請求項3に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記フロントパネルに結露防止手段を設
    けたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の
    空気調和機。
  7. 【請求項7】 空気調和機本体の前面を覆うフロントパ
    ネルに結露防止手段を設けたことを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれかに記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】 室内の壁面に取り付けて、吸込口から取
    り入れた空気を調和して下部に設けた吹出口から下方及
    び上方に切り替えて送出する空気調和機において、前記
    吹出口の一部を覆って前記吹出口から送出される空気の
    向きを上下方向に可変する案内部材を備え、前記案内部
    材に結露防止手段を設けたことを特徴とする空気調和
    機。
  9. 【請求項9】 前記結露防止手段は断熱材から成ること
    を特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載の空
    気調和機。
  10. 【請求項10】 前記断熱材は断熱塗料から成ることを
    特徴とする請求項9に記載の空気調和機。
  11. 【請求項11】 前記断熱材は起毛布から成ることを特
    徴とする請求項9に記載の空気調和機。
  12. 【請求項12】 前記断熱材は中空部材により形成され
    る空気層または真空層から成ることを特徴とする請求項
    9に記載の空気調和機。
  13. 【請求項13】 前記吹出口から上方に調整空気を送出
    して冷房運転または除湿運転を行うことを特徴とする請
    求項1〜請求項12に記載の空気調和機。
JP2001274909A 2001-09-11 2001-09-11 空気調和機 Expired - Lifetime JP3986279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001274909A JP3986279B2 (ja) 2001-09-11 2001-09-11 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001274909A JP3986279B2 (ja) 2001-09-11 2001-09-11 空気調和機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006111059A Division JP4880345B2 (ja) 2006-04-13 2006-04-13 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003083564A true JP2003083564A (ja) 2003-03-19
JP3986279B2 JP3986279B2 (ja) 2007-10-03

Family

ID=19099868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001274909A Expired - Lifetime JP3986279B2 (ja) 2001-09-11 2001-09-11 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3986279B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002547A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP2009103413A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Sharp Corp 空気調和機
JP2013057455A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Panasonic Corp 空気調和機
JP2013057454A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Panasonic Corp 空気調和機
CN106989439A (zh) * 2017-05-02 2017-07-28 珠海格力电器股份有限公司 送风装置及具有其的空调设备
CN110887207A (zh) * 2019-11-08 2020-03-17 珠海格力电器股份有限公司 导风结构及其控制方法、空调器
CN113503586A (zh) * 2021-07-14 2021-10-15 珠海格力电器股份有限公司 空调室内机以及空调控制方法
CN113932292A (zh) * 2021-10-26 2022-01-14 珠海格力电器股份有限公司 室内机、空调器及空调器的控制方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110567091A (zh) * 2019-09-23 2019-12-13 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调防凝露的控制方法、装置及空调器

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59174529U (ja) * 1983-05-10 1984-11-21 三菱電機株式会社 天吊形空気調和機
JPS6288238U (ja) * 1985-11-22 1987-06-05
JPS62125246A (ja) * 1985-11-27 1987-06-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の運転制御方法
JPS62194158A (ja) * 1986-02-18 1987-08-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の運転制御方法
JPH01244223A (ja) * 1988-03-25 1989-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JPH0243271A (ja) * 1988-08-04 1990-02-13 Toshiba Corp 冷凍サイクル用断熱塗料
JPH0415529U (ja) * 1990-05-30 1992-02-07
JPH07198155A (ja) * 1993-12-28 1995-08-01 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JPH08166156A (ja) * 1994-12-13 1996-06-25 Toshiba Corp 空気調和機
JPH08296867A (ja) * 1995-04-27 1996-11-12 Hitachi Ltd 空気調和機
JPH1019300A (ja) * 1996-06-26 1998-01-23 Toshiba Corp 空気調和装置の室内機
JP2000121094A (ja) * 1998-10-20 2000-04-28 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2000171088A (ja) * 1998-12-08 2000-06-23 Daikin Ind Ltd 空気調和機の室内ユニット
JP2001065914A (ja) * 1999-08-31 2001-03-16 Daikin Ind Ltd 空気調和機

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59174529U (ja) * 1983-05-10 1984-11-21 三菱電機株式会社 天吊形空気調和機
JPS6288238U (ja) * 1985-11-22 1987-06-05
JPS62125246A (ja) * 1985-11-27 1987-06-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の運転制御方法
JPS62194158A (ja) * 1986-02-18 1987-08-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の運転制御方法
JPH01244223A (ja) * 1988-03-25 1989-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JPH0243271A (ja) * 1988-08-04 1990-02-13 Toshiba Corp 冷凍サイクル用断熱塗料
JPH0415529U (ja) * 1990-05-30 1992-02-07
JPH07198155A (ja) * 1993-12-28 1995-08-01 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JPH08166156A (ja) * 1994-12-13 1996-06-25 Toshiba Corp 空気調和機
JPH08296867A (ja) * 1995-04-27 1996-11-12 Hitachi Ltd 空気調和機
JPH1019300A (ja) * 1996-06-26 1998-01-23 Toshiba Corp 空気調和装置の室内機
JP2000121094A (ja) * 1998-10-20 2000-04-28 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2000171088A (ja) * 1998-12-08 2000-06-23 Daikin Ind Ltd 空気調和機の室内ユニット
JP2001065914A (ja) * 1999-08-31 2001-03-16 Daikin Ind Ltd 空気調和機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002547A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP2009103413A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Sharp Corp 空気調和機
JP2013057455A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Panasonic Corp 空気調和機
JP2013057454A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Panasonic Corp 空気調和機
CN106989439A (zh) * 2017-05-02 2017-07-28 珠海格力电器股份有限公司 送风装置及具有其的空调设备
CN110887207A (zh) * 2019-11-08 2020-03-17 珠海格力电器股份有限公司 导风结构及其控制方法、空调器
CN113503586A (zh) * 2021-07-14 2021-10-15 珠海格力电器股份有限公司 空调室内机以及空调控制方法
CN113932292A (zh) * 2021-10-26 2022-01-14 珠海格力电器股份有限公司 室内机、空调器及空调器的控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3986279B2 (ja) 2007-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003130385A (ja) 空気調和機
JP4880377B2 (ja) 空気調和機
JP4880345B2 (ja) 空気調和機
JP4169517B2 (ja) 空気調和機
CN109891161B (zh) 空调
JP6357258B2 (ja) 空気調和方法及び空気調和機
JP4017483B2 (ja) 空気調和機
JP3986280B2 (ja) 空気調和機
JP3986279B2 (ja) 空気調和機
CN101932885A (zh) 空调机
JP2003106555A (ja) 空気調和機
JP4386904B2 (ja) 空気調和機
JP2004125313A (ja) 空気調和機
JP3986287B2 (ja) 空気調和機
JP4789740B2 (ja) 空気調和機
JP2009058220A (ja) 空気調和方法及び空気調和機
JP3986290B2 (ja) 空気調和機
JP5567542B2 (ja) 空気調和方法及び空気調和機
JP4386903B2 (ja) 空気調和機
JP3916427B2 (ja) 空気調和機
JP4851629B2 (ja) 空気調和方法及び空気調和機
JP3804537B2 (ja) 空気調和機
JP6329584B2 (ja) 空気調和方法及び空気調和機
JP2015099009A (ja) 空気調和方法及び空気調和機
JP5469211B2 (ja) 空気調和方法及び空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060112

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060524

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060530

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3986279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720

Year of fee payment: 6

SG99 Written request for registration of restore

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316G99

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term