JP2003082924A - 扉開閉補助装置および扉の開閉補助方法 - Google Patents

扉開閉補助装置および扉の開閉補助方法

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JP2003082924A
JP2003082924A JP2001268703A JP2001268703A JP2003082924A JP 2003082924 A JP2003082924 A JP 2003082924A JP 2001268703 A JP2001268703 A JP 2001268703A JP 2001268703 A JP2001268703 A JP 2001268703A JP 2003082924 A JP2003082924 A JP 2003082924A
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door
arm
cam
shaped
door frame
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JP2001268703A
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English (en)
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Yoshioki Kikueda
喜興 菊枝
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NAGASAKI SENPAKU SOBI CO Ltd
NAGASAKI SENPAKU SOBI KK
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NAGASAKI SENPAKU SOBI CO Ltd
NAGASAKI SENPAKU SOBI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は扉開閉補助装置および扉の開閉補助
方法に関し、客船、フェリーボート等の船舶や艦船の上
部構造、または住宅等の建築物や建造物の扉が閉まる時
の手挟みや扉が閉まる扉と衝突することによるケガの発
生を未然に確実に防止する。 【解決手段】 扉本体1と、扉枠3と、受座部5a,5
bを上下に設け、カム状斜面部6aを上端に形成した支
持筒部6を下方の前記受座部5bに設けた扉枠アーム7
と、受座部間に回動可能に配設され、カム状斜面部6a
に対応するカム状斜面部8aを下端に有する受筒部8を
設けた扉付アーム9と、扉枠アーム9の上方の受座部5
aと扉付アーム9との間に介装されるばね手段10と、
支持筒部6と受筒部8内に配挿され扉枠アーム7と扉付
アーム9とを開閉可能に枢着するヒンジピン11とより
成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は扉開閉補助装置およ
び扉の開閉補助方法に関し、例えば客船、フェリーボー
ト等の船舶や艦船の上部構造、または住宅等の建築物や
建造物の扉が閉まる時の手挟みや閉まる扉と衝突するこ
とによるケガを未然に防止するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば旅客を輸送するのに建造さ
れる客船やフェリーボートは、風波の抵抗を少なくし、
しかも外観の形状に変化をもたせて旅客に好感を与えた
り、興味をもたせたりするために、また艦船は電波の反
射を防止させるために客室や乗組員の居住区等の上部構
造が、傾斜を有する傾斜壁面に形成される。そして、こ
の傾斜壁面に、脱出等を目的として上部構造の内側(居
住区側)から外側(暴露側)に通行するための脱出口に
扉を設ける必要がある。このように傾斜壁面に取付けら
れる扉は、規則では上部構造の内側から外側に開くこと
が要求されている。そして、扉は傾斜壁面に扉を受け入
れるための設置面積を確保した窪地や突出部を設けるこ
とにより垂直な壁面を整え、この垂直な壁面に扉を設置
している。このような傾斜壁面に窪地や或いは突出部を
特別に設けて扉を取付ける場合には、船体の外観形状が
損なわれて不体裁になり、初期の外観設計時に制約が生
ずることになる。ところで、扉を閉める時に作動の慣性
力により手挟みを防止したり、また閉まる扉が衝突する
ことによるケガを未然に防止するために、扉と、扉が開
閉可能に取付けられる扉枠の蝶番側上部に空気ダンパー
材のような衝撃緩衝部品やリンクのような連節部品を用
いたドアクローザーと称して扉の閉まる速さを制御する
装置を用いたり、扉の把手側の任意の個所と、扉が開い
た時に近接する壁面や床部の相対する個所にドアフック
と称する金具を用いて扉を保持することにより扉が所定
位置以上閉まらないようにした用具が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】旅客を輸送する客船、
フェリーボートや艦船では客室や乗組員の居住区等の上
部構造が、傾斜を有する傾斜壁面に形成されるが、この
傾斜壁面に上部構造の内側(居住区側)から外側(暴露
側)に通行するために傾斜した扉を設けた場合に、扉の
自重が加わることにより扉を開ける時は重く操作性が悪
いのと、また扉を閉める時は扉が勢い良く早く閉まるこ
とにより、危険を感じたり、大きな衝撃が発生してい
た。上記のような傾斜扉の不都合を回避するために、上
部構造の傾斜壁に窪地や突出部を設けて扉を取り付ける
ための取付面を垂直に整えるという余計な建造作業、手
間が必要になっていた。そして、建造には多くの労力と
時間がかかり、しかも多くの資材、設備を必要とし、建
造費は高価になっていた。また、このように傾斜壁面に
窪地や或いは突出部を特別に設けた場合には船体の外観
形状が損なわれて不体裁になり、初期の外観設計時に制
約を生ずることになっていた。
【0004】本発明は上記従来の不都合を解決し、特に
傾斜扉に最適に使用され、扉を開く時に扉の自重が加わ
っても扉を軽快に操作性が良く開くことができ、また扉
を閉める時に制動力をかけて勢い良く閉まる動作が抑制
されて手挟みや閉まる扉と衝突することによるケガを未
然に防止する等、扉の開閉を制御するために力が弱い子
女や老人に安全かつ有効に適用でき、さらには建造作業
に多くの労力と時間を要することなく、資材、設備は少
なくて済み、建造費が安価になり、船体の外観形状が不
体裁になることなく、初期の外観設計時の制約を受ける
ことがない扉開閉補助装置および扉の開閉補助方法を提
供しようとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
なされ、請求項1に記載の発明は、扉本体と、該扉本体
が開閉可能に組付けられる扉枠と、受座部を上下に対向
して設け、第1のカム状斜面部を上端に形成した支持筒
部を下方の前記受座部に設けた扉枠アームと、前記受座
部間に回動可能に配設され、前記第1のカム状斜面部に
対応する第2のカム状斜面部を下端に有する受筒部を設
けた扉付アームと、前記扉枠アームの上方の受座部と前
記扉付アームとの間に介装されるばね手段と、前記支持
筒部と前記受筒部内に配挿されることにより前記扉枠ア
ームと前記扉付アームとを開閉可能に枢着するヒンジピ
ンとより成るという手段を採用した。
【0006】また本発明の請求項2に記載の発明は、請
求項1において扉本体が、傾斜を有する傾斜壁面に平行
に取付られる傾斜扉であるか、または垂直な壁面に平行
に取付られる垂直扉の何れかであることを特徴とすると
いう手段を採用した。
【0007】また本発明の請求項3に記載の発明は、請
求項1または請求項2の何れかにおいてばね手段が、コ
イルばね、板ばね、皿ばねを所望個数軸方向に重設する
か、ゴム等の弾性材により略筒状に形成されるかの何れ
かであることを特徴とするという手段を採用した。
【0008】また本発明の請求項4に記載の発明は、請
求項1,請求項2,または請求項3の何れかにおいて前
記第1のカム状斜面部は支持筒部の軸芯を所望角度の下
り勾配に斜めに横切る切断面と該切断面の下端に周方向
に連設される略水平な休止段部とから形成され、前記第
2のカム状斜面部は前記第1のカム状斜面部に対して平
面略90度変位して受筒部の軸芯を所望角度の上り勾配
に斜めに横切る切断面と該切断面の下端に前記休止段部
に平面略90度変位して連設される略水平な他の休止段
部とから形成されることを特徴とするという手段を採用
した。
【0009】また本発明の請求項5に記載の発明は、扉
枠の内側縁に取付けた扉枠アームの支持筒部の上端に形
成される所望角度の下り勾配をなす第1のカム状斜面部
の上面に沿って扉付アームの受筒部の下端に前記第1の
カム状斜面部に対応して平面略90度変位して所望角度
の上り勾配に設けた第2のカム状斜面部が前記支持筒部
と前記受筒部内に配挿されるヒンジピンを中心として回
転しながら摺動して下がる力と、前記扉枠アームの上方
の受座部と前記扉付アームとの間に介装したばね手段が
伸長する付勢力とを利用して扉を開く動作を補助するこ
とを特徴とするという手段を採用した。
【0010】また本発明の請求項6に記載の発明は、扉
枠の内側縁に取付けた扉枠アームの支持筒部の上端に形
成される所望角度の下り勾配をなす第1のカム状斜面部
の上面に沿って扉付アームの受筒部の下端に前記第1の
カム状斜面部に対応して平面略90度変位して所望角度
の上り勾配に設けた第2のカム状斜面部が前記支持筒部
と前記受筒部内に配挿されるヒンジピンを中心として回
転しながら摺動して上がる力と、前記扉枠アームの上方
の受座部と前記扉付アームとの間に介装したばね手段が
圧縮する付勢力とを利用して扉を閉める動作を抑制する
ことを特徴とするという手段を採用した。
【0011】
【実施の形態】以下、図に従って本発明の実施の形態の
具体例を説明する。図1ないし図26は本発明の扉開閉
補助装置の一実施形態を示す。1は扉本体であり、この
扉本体1は例えば旅客を輸送するのに建造される客船や
フェリーボートでは、風波の抵抗を少なくし、しかも外
観の形状に変化をもたせて旅客に好感を与えたり、興味
をもたせたりするために、また艦船は電波の反射を防止
させるために客室や乗組員の居住区等の上部構造Jが、
傾斜を有する傾斜壁面2に設ける扉枠3に開閉可能に組
付けられる。図示する実施形態では扉本体1は傾斜を有
する傾斜壁面2に平行に取付られる傾斜扉4である。こ
の傾斜壁面2は例えば図4では傾斜角度θが約5度に示
されているが、これは例示であり、限定されるものでは
ない。そして、この傾斜壁面2に、脱出等を目的として
上部構造の内側(居住区側)から外側(暴露側)に通行
するための脱出口に扉本体1は設けられる。
【0012】扉本体1を扉枠3に取付るのに、本実施形
態では受座部5a,5bを上下に対向して設け、第1の
カム状斜面部6aを上端に形成した支持筒部6を下方の
前記受座部5bに設けた側面略コ字形の扉枠アーム7
と、前記受座部5a,5a間に回動可能に配設され、前
記第1のカム状斜面部6aに対応する第2のカム状斜面
部8aを下端に有する受筒部8を設けた扉付アーム9
と、前記扉枠アーム7の上方の受座部5aと前記扉付き
アーム9との間に介装されるばね手段10と、前記支持
筒部6と前記受筒部8内に配挿されることにより前記扉
枠アーム7と前記扉付アーム9とを開閉可能に枢着する
ヒンジピン11とより成る。
【0013】前記ばね手段10は、図示する実施形態で
はコイルばねが使用されるが、ばね手段10はこれに限
ることなく、図には示さないが板ばね、皿ばねを所望個
数軸方向に重設するか、ゴム等の弾性材により略筒状に
形成されるものであってもよく、要は弾性付勢力を充分
に発揮し、容易に製作および組付けが行え、安価に多量
に調達が行えるものであればよい。また、このばね手段
10のばね常数は、傾斜壁面2に対して取付けられる傾
斜扉4の傾斜角度θ、傾斜扉4の自重W等を考慮して操
作上操作が容易かつ確実に行え操作し易いものが選定さ
れる。
【0014】前記第1のカム状斜面部6aは、支持筒部
6の軸芯Iを所望角度θ1の下り勾配に斜めに横切る切
断面6a1と該切断面6a1の下端に周方向に連設される
略水平な休止段部6a2とから形成される。また前記第
2のカム状斜面部8aは、前記第1のカム状斜面部6a
に対して平面略90度変位して受筒部8の軸芯I′を所
望角度θ2の上り勾配に斜めに横切る切断面8a1と該切
断面8a1の下端に前記休止段部6a2に平面90度変位
して連設される略水平な他の休止段部8a2とから形成
される。
【0015】11aは前記ヒンジピン11のピン頭部で
ある。11bはヒンジピン11の下端部に周方向に貫通
されるピン孔であり、このピン孔11b内には係止ピン
12が軸方向に交叉して嵌挿されることによりヒンジピ
ン11の下端部に嵌挿される環状の座金13が下側の受
座部5bに係合するのと協同してヒンジピン11が組付
後に支持筒部6と受筒部8とから抜けを防止するように
なっている。なお、座金13をヒンジピン11に対して
取付けるのは、ピン孔11b内に係止ピン12を貫通す
ることにより係止ピン12に座金13を係合させる図示
する実施形態に限らず、ヒンジピン11に座金13を嵌
挿後に溶接することにより取付てもよい。
【0016】14は扉本体1に設けられた把手である。
【0017】本発明の扉開閉支持装置の一実施形態は以
上の構成からなり、以下扉の開閉補助方法について作用
と一緒に説明する。扉本体1は図1、図3に示すように
傾斜壁面2に対して平行に閉じられた傾斜扉4を形成し
ている。扉本体1が閉じられている時、前記扉枠アーム
7の上方の受座部5aと前記扉付きアーム9との間に介
装されるばね手段10としてのコイルばねは図1に示す
ようにそのばね付勢力に抗して圧縮されている。また、
側面コ字形の扉枠アーム7に設けた支持筒部6の上端に
所望角度θ1の下り勾配に形成した第1のカム状斜面部
6aに対して扉付アーム9に設けた受筒部8の下端に前
記カム状斜面部6aに対して平面略90度変位して所望
角度θ2の上り勾配の第2のカム状斜面部8aはストロ
ークSをもって離間されて90度変位された状態に配置
されている(図1、図6,図7、図8参照)。
【0018】この状態から傾斜扉4を開くには、把手1
4を把持してからヒンジピン11,11を中心軸として
扉本体1を開いて行くと、扉枠アーム7の上方の受座部
5aと扉付きアーム9との間に介装されるばね手段10
としてのコイルばねは扉付きアーム9の受筒部8が回動
しながら降下されて行くのに伴って伸長して行く。ま
た、側面コ字形の扉枠アーム7に設けた支持筒部6の上
端に形成した下り勾配の第1のカム状斜面部6aに対し
て扉付アーム9に設けた受筒部8は回転されながら降下
されることにより、受筒部8の下端に形成した上り勾配
の第2のカム状斜面部8aと第1のカム状斜面部6aと
の距離が縮まって行く(図9、図10、図11は受筒部
8が45度回転された状態が示されている。)
【0019】そして、扉本体1がヒンジピン11,11
を中心として開かれて行くと、扉枠3の内側縁に取付け
られた固定的な支持筒部6の上端に形成される下り勾配
の第1のカム状斜面部6aの上面に沿って扉付アーム9
の受筒部8の下端に前記第1のカム状斜面部6aに対応
して上り勾配に設けた可動的な第2のカム状斜面部8a
は、扉本体1の荷重が加わりながら回転され、接触しな
がら降下して行き、重力方向Gには下がる力が生ずる。
【0020】そして、この重力方向Gに下がる力と、前
記扉枠アーム7の上方の受座部5aと前記扉付アーム9と
の間に介装されて圧縮されていたばね手段10が伸長する
時のばね付勢力とが扉本体1に開く時に働くので、扉が
客船やフェリーボート、さらには艦船等の上部構造Jの
傾斜壁面2に取付けられる傾斜扉4であって扉本体1に
大きな自重Wが加わり、重力方向Gに下がる力を生ずる
場合でも、扉を開く時に生ずる持ち上げる力L(図21
参照)が軽減されるから、軽快な取扱操作により扉本体
1を確実に開くことができる。
【0021】今、図22の矢印A−Aや図4に示すよう
に扉本体1が傾斜壁面2に閉じられている状態(0度)
で、扉を開ける作動力のベクトル量を考察する。図4に
おいてW1は傾斜壁面2に直角な扉に働く分力、またW2
は傾斜壁面2に平行な分力、P0は該分力W1に等しく傾
斜壁面2に直角な反力として扉を開ける力を示す。また
図21においてHは傾斜壁面2に対する水平方向の分
力、Lは垂直方向の分力を示す。そして、扉に働く重力
として扉本体1の自重Wを100kgNに設定した場合
に、図示する実施形態のように例えば傾斜角度θが5度
の傾斜壁面2に直角な分力W1は8.71kgNにな
る。そして、扉本体1を開ける力P0は扉本体1の分力
1よりも僅かに大きい、例えば9kgNの引張力で開
けることができる。すなわち、扉本体1を開く力P0
扉本体1の分力W1とは下記の関係が成立する。
【0022】扉本体1を開く力P0(=9kgN)>傾
斜壁面2に直角な分力W1(=8.71kgN)の関係
が成立する。
【0023】そして、図22の矢印B−Bに図に示すよ
うに扉本体1が傾斜壁面2に対して45°開いた場合の
扉を開ける作動力のベクトル量を考察すると、45°開
かれた扉本体1の傾斜壁面2に直角な分力W1,45は、扉
が閉じられている分力W1×cos45°=6.16k
gNになる。また扉本体1を45°開く時にかかるベク
トル量P45は、扉本体1が閉じられている分力W1×c
os45°より僅かに大きい6.5kgNになる。
【0024】従って、扉本体1が45°開いている状態
の時、扉本体1を開く力P45と扉本体1の分力W1,45
では下記の関係が成立する。
【0025】扉本体1を開く力P45(=6.5kgN)
>扉本体1の傾斜壁面2に直角な分力W1,45(=6.1
6kgN)の関係が成立し、全閉状態の時より、扉を開
ける力は、小さくなる。
【0026】さらに、図22の矢印C−Cに図に示すよ
うに扉本体1が傾斜壁面2に対して90°開いた状態
で、扉を開ける作動力のベクトル量を考察すると、90
°開かれた扉本体1の傾斜壁面2に直角な分力W
1,90は,扉本体1が閉じられている分力W1×cos90
°=0kgNになる。また扉を90°開く時にかかるベ
クトル量P90は、扉本体1が閉じられている分力W1×
cos90°より僅かに大きい0.5kgNになる。従
って、扉が90°開いている状態の時、扉本体1を開く
力P90と扉本体1の分力W1,90とでは下記の関係が成立
する。
【0027】扉本体1を開く力P90(=0.5kgN)
>扉本体1の傾斜壁面2に直角な分力W1,90(=0kg
N)の関係が成立し、扉は、ほとんど力を入れない状態
で開くことができる。
【0028】そして、扉本体1が90°回転されて開か
れると、下方に位置する固定的な支持筒部6の上端に形
成されたカム状斜面部6aは、支持筒部6の軸芯Iを所
望角度θ1の下り勾配に斜めに横切る切断面6a1と該切
断面6a1の下端に周方向に連設される略水平な休止段
部6a2とから形成され、また前記第2のカム状斜面部
8aは、第1のカム状斜面部6aに対して平面略90度
変位して受筒部8の軸芯I′を所望角度θ2の上り勾配
に斜めに横切る切断面8a1と該切断面8a1の下端に周
方向に連設される略水平な休止段部8a2とから形成さ
れているので、下方に位置する固定的な支持筒部6の上
端に形成されたカム状斜面部6aに、上方に位置する受
筒部8のカム状斜面部8aが相互に密接することにより
扉本体1は90度開かれた状態で静止する。またカム状
斜面部6aの水平な休止段部6a 2にカム状斜面部8a
の水平な休止段部8a2が相互に密接し、係合すること
により安定した状態で保持することができる。従って、
一度開かれた扉本体1が傾斜扉4であっても、扉本体1
の自重が加わることにより扉本体1が不用意に閉じられ
ることはなく、扉枠3の開かれた出入口からの出入りが
安全かつ確実に行われる。
【0029】この際、支持筒部6の上端に形成した下り
勾配の第1のカム状斜面部6aの切断面6a1の角度θ1
と、受筒部8の下端に形成した上がり勾配の第2のカム
状斜面部8aの切断面8a1の角度θ2とを傾斜壁面2の
傾斜角度θ、傾斜扉4の自重W等を考慮して緩急調整す
ることにより扉本体1が90度回転されて開かれ、支持
筒部6のカム状斜面部6aに連設する略水平な休止段部
6a2に受筒部8の略水平な休止段部8a2が密接して係
合するまでの扉の降下量としてのストロークSを好適な
ものに決定する。
【0030】さらに扉本体1は前述のような静止状態と
しての90度から135度、さらに180度へと全開位
置に開かれると、下方に位置する固定的な支持筒部6の
上端に形成した所望角度θ1の下り勾配のカム状斜面部
6aの上面を上方に位置する可動的な所望角度θ2の上
がり勾配の受筒部8のカム状斜面部8aが扉本体1の回
転に伴って接触しながら最上昇高さまで上昇して行く
(図15、図16、図17;図18、図19、図20参
照)。ところが、扉本体1を90度以上から全開位置と
しての180度までにおいて任意位置で開く力を止める
と、扉枠アーム7の上方の受座部5aと前記扉付アーム9
との間に介装されて圧縮されていたばね手段10が伸長す
る時のばね付勢力と傾斜扉4の自重Wが加わり、重力方
向Gに下がる力とにより扉本体1は任意の位置で静止す
ることになる。
【0031】また扉本体1を90度開かれた静止状態か
らヒンジピン11,11を中心に回転して閉めると、扉
枠アーム7に設けた支持筒部6の上端に形成した下り勾
配のカム状斜面部6aに対して扉付アーム9に設けた受
筒部8は回転されながら上昇されるので、この受筒部8
の下端に形成される上り勾配の第2のカム状斜面部8a
は旧方向に回転されながらカム状斜面部6aの上面を接
触しながら摺動し、上昇されて行く。
【0032】この際、扉本体1がヒンジピン11,11
を中心として開かれて行くと、扉枠3の内側縁に取付け
られた固定的な扉枠アーム7に設ける支持筒部6の上端
に形成した下り勾配の第1のカム状斜面部6aの上面に
沿って可動的な扉付アーム9の受筒部8の下端に前記第
1のカム状斜面部6aに対応して設けた上り勾配な第2
のカム状斜面部8aは、扉本体1の荷重が加わりながら
回転されて接触しながら上昇して行き、扉本体1には重
力に反し上方へせり上がる力が生ずる。
【0033】そして、この重力に反して扉付アーム9が
せり上がる力と、前記扉枠アーム7の上方の受座部5a
と前記扉付アーム9との間に介装されて伸長されていた
ばね手段10が圧縮される時のばね付勢力とが扉本体1を
閉める時に働くので、扉が客船やフェリーボート、さら
には艦船等の上部構造jの傾斜壁面2に取付けられる傾
斜扉4であって扉本体1に大きな自重が加わって重力方
向Gに下がる慣性力を生ずる場合でも、扉本体1が勢い
良く閉まるのを制御できる。従って、扉を閉める時に慣
性力により勢い良く閉まるのに起因する手挟みを防止で
き、また勢い良く閉まる扉と衝突してケガをする等の危
険がなくなり、軽快な取扱操作により扉本体1を安全か
つ確実に閉めることができる。このため、特に老人、女
子、子供のように力が弱い者が扉本体1を開閉する場合
に、手挟みやケガの発生を未然に防ぐことができる。
【0034】しかも、扉本体1を全閉してから施錠する
ためには、扉本体1をしっかりと引き付けるか、または
押さえる力を必要とするので、扉を閉める動作が節度的
にかつ意識的になるため、安全性は高くなる。
【0035】また扉本体1を90度開いた状態の静止状
態から閉じる時に、前述のように重力に反して扉付きア
ーム9がせり上がる力と、ばね手段10が圧縮される時
のばね付勢力とが扉本体1に働くので、任意の角度で扉
を静止させることもできる。
【0036】また上記説明では、扉本体1は傾斜壁面2
に開閉可能に取付けられる傾斜扉4につき代表的に説明
がしてなされているが、図には示さないが扉本体1は船
舶や艦船の上部構造J、また建設物、建築物における垂
直な壁面に平行に取付られる垂直扉であっても本発明は
有効に適用することができ、扉を開く時に、重力方向G
に下がる力と、扉枠アーム7の上方の受座部5aと扉付
アーム9との間に介装されて圧縮されていたばね手段10
が伸長する時のばね付勢力とが扉本体1には開く時に働
くことにより、扉を軽快な取扱操作により開くことがで
き、また扉を閉じる時には、重力に反して扉付アーム9
がせり上がる力と、前記扉枠アーム7の上方の受座部5
aと前記扉付アーム9との間に介装されて伸長されてい
たばね手段10が圧縮される時のばね付勢力とが扉本体1
には閉める時に働き、扉本体1が勢い良く閉まるのを制
御できることにより手挟みを防止でき、また扉本体1が
勢い良く閉まることにより衝突してケガをする等の不都
合を防止し、軽快な取扱操作により扉本体1を安全かつ
確実に閉めることができる。
【0037】また図示する実施形態ではばね手段10
は、コイルばねが使用されるが、ばね手段10はこれに
限ることなく、図には示さないが板ばね、皿ばねを軸方
向に所望個数重設するか、ゴム等の弾性材により略筒状
に形成されるものであってもよく、要は弾性付勢力を充
分に発揮し、容易に製作および組付けが行え、安価に多
量に調達が行えるものであればよい。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明は以上の
ように、扉本体と、該扉本体が開閉可能に組付けられる
扉枠と、受座部を上下に対向して設け、第1のカム状斜
面部を上端に形成した支持筒部を下方の前記受座部に設
けた扉枠アームと、前記受座部間に回動可能に配設さ
れ、前記第1のカム状斜面部に対応する第2のカム状斜
面部を下端に有する受筒部を設けた扉付アームと、前記
扉枠アームの上方の受座部と前記扉付アームとの間に介
装されるばね手段と、前記支持筒部と前記受筒部内に配
挿されることにより前記扉枠アームと前記扉付アームと
を開閉可能に枢着するヒンジピンとより成るので、特に
傾斜扉に最適に使用され、扉を開く時に扉の自重が加わ
っても扉を軽快に操作性が良く開くことができ、また扉
を閉める時に制動力をかけて勢い良く閉まるのを防止で
き、手挟みや閉まる扉と衝突することによるケガの発生
を未然に防止する等、扉の開閉を制御するために力が弱
い子女や老人に安全かつ有効に適用できる。さらには建
造作業に多くの労力と時間を要することなく、資材、設
備は少なくて済み、建造費が安価になる。
【0039】また本発明の請求項2に記載の発明は、請
求項1において扉本体が、傾斜を有する傾斜壁面に平行
に取付られる傾斜扉であるか、または垂直な壁面に平行
に取付られる垂直扉の何れかであるので、扉を開く時に
扉の自重が加わっても扉を軽快に操作性が良く開くこと
ができ、また扉を閉める時に制動力をかけて勢い良く閉
まるのを防止する手挟みや閉まる扉と衝突することによ
るケガの発生を未然に防止し、扉の開閉を制御できる。
【0040】また本発明の請求項3に記載の発明は、請
求項1または請求項2の何れかにおいてばね手段が、コ
イルばね、板ばね、皿ばねを所望個数軸方向に重設する
か、ゴム等の弾性材により略筒状に形成されるかの何れ
かであるので、扉が開く時には伸長してそのばね付勢力
により扉の自重が加わる場合の操作力を軽減して操作性
を向上することができ、また扉を閉める時には圧縮され
てその付勢力を制動力として扉が不用意に閉まるのを防
止し、手挟みや閉まる扉と衝突することによるケガの発
生を未然に防止することができる。
【0041】また本発明の請求項4に記載の発明は、請
求項1,請求項2,または請求項3の何れかにおいて前
記第1のカム状斜面部は支持筒部の軸芯を所望角度の下
り勾配に斜めに横切る切断面と該切断面の下端に周方向
に連設される略水平な休止段部とから形成され、前記第
2のカム状斜面部は前記第1のカム状斜面部に対して平
面略90度変位して受筒部の軸芯を所望角度の上り勾配
に斜めに横切る切断面と該切断面の下端に前記休止段部
に平面略90度変位して連設される略水平な他の休止段
部とから形成されることを特徴とするので、扉を開閉す
るのに伴い扉枠の内側縁に取付けられた固定的な支持筒
部の上端に形成される第1のカム状斜面部の上面に沿っ
て扉付アームの受筒部の下端に前記第1のカム状斜面部
に対応して設けた可動的な第2のカム状斜面部は、扉本
体の荷重が加わりながら回転されて接触しながら上昇し
たりまたは降下することにより、扉本体の重力を軽減し
たり、または重力に反して上方へせり上がる力が生じて
扉本体の開閉操作を軽快に行うことができる。
【0042】また本発明の請求項5に記載の発明は、扉
枠の内側縁に取付けた扉枠アームの支持筒部の上端に形
成される所望角度の下り勾配をなす第1のカム状斜面部
の上面に沿って扉付アームの受筒部の下端に前記第1の
カム状斜面部に対応して平面略90度変位して所望角度
の上り勾配に設けた第2のカム状斜面部が前記支持筒部
と前記受筒部内に配挿されるヒンジピンを中心として回
転しながら摺動して下がる力と、前記扉枠アームの上方
の受座部と前記扉付アームとの間に介装したばね手段が
伸長する付勢力とを利用して扉を開く動作を補助するこ
とを特徴とするので、扉を開く時に扉の自重が加わって
も扉を軽快に操作性が良く開くことができる。
【0043】また本発明の請求項6に記載の発明は、扉
枠の内側縁に取付けた扉枠アームの支持筒部の上端に形
成される所望角度の下り勾配をなす第1のカム状斜面部
の上面に沿って扉付アームの受筒部の下端に前記第1の
カム状斜面部に対応して平面略90度変位して所望角度
の上り勾配に設けた第2のカム状斜面部が前記支持筒部
と前記受筒部内に配挿されるヒンジピンを中心として回
転しながら摺動して上がる力と、前記扉枠アームの上方
の受座部と前記扉付アームとの間に介装したばね手段が
圧縮する付勢力とを利用して扉を閉める動作を抑制する
ことを特徴とするので、扉を閉める時に制動力をかけて
勢い良く閉まるのを防止でき、手挟みや閉まる扉と衝突
することによるケガの発生を未然に防止する等、扉の開
閉を確実に制御でき、特に力が弱い子女や老人が直接扉
を閉じる操作を行うことが難しく、閉まる扉の作動に伴
う事故の発生を未然に防止できることにより安全かつ有
効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉開閉補助装置の一実施形態を示し、
扉本体を閉めた状態の拡大正面図である。
【図2】同じく本実施形態を示し、扉本体を開いた状態
の拡大正面図である。
【図3】同じく本実施形態の全景を示す正面図である。
【図4】同じく本実施形態の全景を示す側面図である。
【図5】同じく本実施形態を示し、扉を全閉位置から全
開位置までの開閉状態を示す平面図である。
【図6】同じく本実施形態を構成する支持筒部と受筒部
との配置関係を示し、扉が全閉状態にある時の説明的な
側面図である。
【図7】同じく扉が全閉状態にある時の受筒部を示す底
面図である。
【図8】同じく扉が全閉状態にある時の支持筒部を示す
平面図である。
【図9】同じく扉が45°開かれた状態にある時の支持
筒部と受筒部との配置関係を示す説明的な側面図であ
る。
【図10】同じく扉が45°開かれた状態にある時の受
筒部を示す底面図である。
【図11】同じく扉が45°開かれた状態にある時の支
持筒部を示す平面図である。
【図12】同じく扉が90°開かれた状態にある時の支
持筒部と受筒部との配置関係を示す説明的な側面図であ
る。
【図13】同じく扉が90°開かれた状態にある時の受
筒部を示す底面図である。
【図14】同じく扉が90°開かれた状態にある時の支
持筒部を示す平面図である。
【図15】同じく扉が135°開かれた状態にある時の
支持筒部と受筒部との配置関係を示す説明的な側面図で
ある。
【図16】同じく扉が135°開かれた状態にある時の
受筒部を示す底面図である。
【図17】同じく扉が135°開かれた状態にある時の
支持筒部を示す平面図である。
【図18】同じく扉が全開状態にある時の支持筒部と受
筒部との配置関係を示す説明的な側面図である。
【図19】同じく扉が全開状態にある時の受筒部を示す
底面図である。
【図20】同じく扉が全開状態にある時の支持筒部を示
す平面図である。
【図21】同じく扉を開ける作動力のベクトル量を考察
した説明的な側面図である。
【図22】同じく扉を開ける作動力のベクトル量を考察
した全景を示す斜視図である。
【図23】同じく図22のX−Z線の側面図である。
【図24】同じく扉を開ける作動力を考察した図22の
A−A矢視におけるベクトル図である。
【図25】同じく扉を開ける作動力を考察した図22の
B−B矢視におけるベクトル図である。
【図26】同じく扉を開ける作動力を考察した図22の
C−C矢視におけるベクトル図である。
【符号の説明】
1 扉本体 2 傾斜壁面 3 扉枠 4 傾斜扉 5a 受座部 5b 受座部 6a カム状斜面部 6a1 切断面 6a2 休止段部 7 扉枠アーム 8a カム状斜面部 8a1 切断面 8a2 休止段部 9 扉付アーム 10 ばね手段 11 ヒンジピン I 軸芯 I′ 軸芯

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉本体と、該扉本体が開閉可能に組付け
    られる扉枠と、受座部を上下に対向して設け、第1のカ
    ム状斜面部を上端に形成した支持筒部を下方の前記受座
    部に設けた扉枠アームと、前記受座部間に回動可能に配
    設され、前記第1のカム状斜面部に対応する第2のカム
    状斜面部を下端に有する受筒部を設けた扉付アームと、
    前記扉枠アームの上方の受座部と前記扉付アームとの間
    に介装されるばね手段と、前記支持筒部と前記受筒部内
    に配挿されることにより前記扉枠アームと前記扉付アー
    ムとを開閉可能に枢着するヒンジピンとより成る扉開閉
    補助装置。
  2. 【請求項2】 扉本体が、傾斜を有する傾斜壁面に平行
    に取付られる傾斜扉であるか、または垂直な壁面に平行
    に取付られる垂直扉の何れかであることを特徴とする請
    求項1に記載の扉開閉補助装置。
  3. 【請求項3】 ばね手段が、コイルばね、板ばね、皿ば
    ねを所望個数軸方向に重設するか、ゴム等の弾性材によ
    り略筒状に形成されるかの何れかであることを特徴とす
    る請求項1または請求項2の何れかに記載の扉開閉補助
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のカム状斜面部は支持筒部の軸
    芯を所望角度の下り勾配に斜めに横切る切断面と該切断
    面の下端に周方向に連設される略水平な休止段部とから
    形成され、前記第2のカム状斜面部は前記第1のカム状
    斜面部に対して平面略90度変位して受筒部の軸芯を所
    望角度の上り勾配に斜めに横切る切断面と該切断面の下
    端に前記休止段部に平面略90度変位して連設される略
    水平な他の休止段部とから形成されることを特徴とする
    請求項1、請求項2、または請求項3の何れかに記載の
    扉開閉補助装置。
  5. 【請求項5】 扉枠の内側縁に取付けた扉枠アームの支
    持筒部の上端に形成される所望角度の下り勾配をなす第
    1のカム状斜面部の上面に沿って扉付アームの受筒部の
    下端に前記第1のカム状斜面部に対応して平面略90度
    変位して所望角度の上り勾配に設けた第2のカム状斜面
    部が前記支持筒部と前記受筒部内に配挿されるヒンジピ
    ンを中心として回転しながら摺動して下がる力と、前記
    扉枠アームの上方の受座部と前記扉付アームとの間に介
    装したばね手段が伸長する付勢力とを利用して扉を開く
    動作を補助することを特徴とする扉の開閉補助方法。
  6. 【請求項6】 扉枠の内側縁に取付けた扉枠アームの支
    持筒部の上端に形成される所望角度の下り勾配をなす第
    1のカム状斜面部の上面に沿って扉付アームの受筒部の
    下端に前記第1のカム状斜面部に対応して平面略90度
    変位して所望角度の上り勾配に設けた第2のカム状斜面
    部が前記支持筒部と前記受筒部内に配挿されるヒンジピ
    ンを中心として回転しながら摺動して上がる力と、前記
    扉枠アームの上方の受座部と前記扉付アームとの間に介
    装したばね手段が圧縮する付勢力とを利用して扉を閉め
    る動作を抑制することを特徴とする扉の開閉補助方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7243394B2 (en) * 2005-02-22 2007-07-17 Ching Chih Kao Door closing hinge device
US7293328B2 (en) * 2003-03-27 2007-11-13 Volker Endres Device for closing a door
CN110847739A (zh) * 2019-11-08 2020-02-28 魏长同 一种用于有斜坡的门铰链

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