JP2003080707A - インクジェットヘッドの駆動方法 - Google Patents

インクジェットヘッドの駆動方法

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JP2003080707A
JP2003080707A JP2001280114A JP2001280114A JP2003080707A JP 2003080707 A JP2003080707 A JP 2003080707A JP 2001280114 A JP2001280114 A JP 2001280114A JP 2001280114 A JP2001280114 A JP 2001280114A JP 2003080707 A JP2003080707 A JP 2003080707A
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ejection
ink
ink ejection
pulse
ejections
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JP2001280114A
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Hisashi Yoshimura
久 吉村
Hiroyuki Sawai
宏之 沢井
Susumu Hirata
進 平田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のような電気発熱体を配設することな
く、インク吐出チャンネルごとにインク吐出頻度が異な
っても、そのインク吐出チャンネル内にあるインクのイ
ンク温度を、全てのチャンネルにおいて一定となるよう
にインク吐出チャンネルを駆動制御する。 【解決手段】 各インク吐出チャンネル1ch〜10c
hについて、副走査方向への複数回(例えば4回)の吐
出機会の吐出回数の合計を求め、この求めた吐出回数の
中の最大吐出回数(4chの16回)を基準として、こ
の最大吐出回数より吐出回数の少ない他のインク吐出チ
ャンネル1ch〜3ch、5ch〜10chに、最大吐
出回数(16回)から各インク吐出チャンネルの吐出回
数を引いた回数だけ、補正パルスを印加する。例えば、
1chでは、16−4=12を補正パルスの印加回数と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電材料の隔壁に
より隔てられた互いに平行する複数のインク吐出チャン
ネル(インク加圧室)を有し、このインク吐出チャンネ
ルの内壁に形成された信号電極への駆動電圧に応じて隔
壁を変形させ、その変形に伴ってインク吐出チャンネル
内に充填されているインクをそのチャンネルに連通した
ノズルより選択的に吐出するインクジェット記録装置に
係り、特に、各インク吐出チャンネル間の温度差を無く
すための補正を行うインクジェットヘッドの駆動方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置のインク吐出に
おいて、インク特性の変化は、そのインク吐出特性に密
接な関係が有り、特にインク温度はインクの粘度と関係
がある。つまり、インク粘度は温度に依存しており、温
度が低いほど粘度は高くなり、インクの吐出速度は低く
なる。
【0003】このため、インク温度によりインクの吐出
特性が変化すると、所定の記録位置にドットを形成でき
なくなり、画像記録品位の劣化を招いていた。
【0004】特に、インク吐出チャンネルごとにインク
吐出頻度が異なる場合、圧電素子が駆動することにより
発生するヒステリシス損によって圧電素子が発熱し、こ
れによりチャンネル内のインク温度に、吐出頻度による
差が生じる。
【0005】この対策として、インクヘッドに発熱体を
設け、インク温度が低いときにインクを加熱し、インク
吐出特性を素早く向上させ、ヘッド全体のインク温度を
均一にする方式が提案されている(特開平10−193
597号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式においても、ヘッド内の各チャンネルの温度差
の補正については、未だ不十分であるといった問題があ
った。
【0007】また、上記従来の方式においては、インク
ヘッド上にインク加熱用の電気発熱体を新たに設ける必
要が有り、また、発熱体を制御するための検知素子や駆
動回路等を設ける必要があるため、装置の大型化やコス
トアップにつながるといった問題もあった。
【0008】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その目的は、簡易な構成によってインクヘッ
ド全体のインク温度を均一にすることができるインクジ
ェットヘッドの駆動方法を提供することにある。すなわ
ち、従来のような電気発熱体を配設することなく、イン
ク吐出チャンネルごとにインク吐出頻度が異なっても、
そのインク吐出チャンネル内にあるインクのインク温度
を、全てのチャンネルにおいて一定となるようにインク
吐出チャンネルを駆動制御することにある。
【0009】特に、同一の印字ポイントに、複数ドット
のインクを吐出させ、そのインク量の差により階調を表
現するインクジェットプリンタの駆動方法において、ヘ
ッド内の各インク吐出チャンネルの駆動状態による発熱
のばらつきを抑制し、また、過度の発熱を抑えるインク
ジェットヘッドの駆動方法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
ヘッドの駆動方法は、複数個のインク吐出チャンネルか
らなり、各インク吐出チャンネルの吐出、非吐出に関わ
らず、吐出パルスと補正パルスの和が一定の値となるよ
うに補正パルスの数を可変することにより、インクジェ
ットヘッド全体の温度バランスが一定となるように制御
するインクジェットヘッドの駆動方法において、各イン
ク吐出チャンネルについて、副走査方向への複数回の吐
出機会の吐出回数の合計を求め、この求めた吐出回数の
中の最大吐出回数を基準として、この最大吐出回数より
吐出回数の少ないインク吐出チャンネルに、前記最大吐
出回数から当該インク吐出チャンネルの吐出回数を引い
た回数だけ前記補正パルスを印加することを特徴とす
る。
【0011】圧電材料は、印加する電界によって変形動
作と回復動作とを行う際に、ヒステリシス損による発熱
を伴う。すなわち、歪みに遅れがあり、ヒステリシスを
描くために発熱(=損失)する。そのため、各インク吐
出チャンネルのインク吐出回数の多少により発熱量が異
なる。
【0012】つまり、高濃度階調部を印刷するために多
数個のインク滴を吐出するインク吐出チャンネル内のイ
ンクは、その発熱によって加熱され、温度が上昇する
が、低濃度階調部を印刷するインク吐出チャンネル内の
インクは、あまり温度上昇しないので、これらインク吐
出チャンネル間に温度差を生じることになる。
【0013】インクは、それ自体の温度によって粘性が
変化し、吐出される際の特性(速度、量等)に違いがあ
るため、高温時の低粘度では最良インク吐出電圧が低
く、低温時の高粘度では最良インク吐出電圧が高くなっ
てしまう。
【0014】したがって、従来のように、同一ヘッドを
同一電圧、同一パルスで駆動する方法では、各インク吐
出チャンネルのインク吐出の履歴によって、インクの吐
出特性にばらつきを生じ、印字品位を低下させる恐れが
ある。
【0015】そこで、本発明では、インクを吐出しない
インク吐出チャンネルの隔壁をインクが吐出しない程度
に動作させることで、インク吐出する場合と同程度に発
熱させ、各インク吐出チャンネルの発熱を均一化する。
これにより、同一電圧、同一パルスでの駆動でもインク
吐出履歴によるインク粘度のバラツキが無く、インク吐
出特性のばらつきの問題を解消している。
【0016】ここで、インクジェットヘッドのバランス
を保つためには、各インク吐出チャンネルの隔壁変形回
数を同一にする必要があるが、所定の階調数が8階調
(0ドットから7ドットの吐出)の場合、すべてインク
吐出チャンネルに対して7ドット吐出時の変形を基本と
して補正パルスを与える必要はない。例えば、その同一
ラインを記録する際の最大濃度数(仮に5ドットの吐出
とする)を基本として補正パルスを与えれば(すなわ
ち、吐出パルスが1の場合、補正パルスは4となる)、
その時点でのヘッド全体の温度バランスは保たれ、かつ
過剰な温度上昇を防止できる。
【0017】このことを具体例を挙げて説明すると、副
走査ラインごとに第1ライン7:第2ライン0:第3ラ
イン7:第4ライン0のチャンネルAと、第1ライン
3:第2ライン3:第3ライン3:第4ライン3のチャ
ンネルBがあった場合、最大吐出数は第1ライン7:第
2ライン3:第3ライン7:第4ライン3となる。
【0018】このとき、チャンネルAの吐出パルスと補
正パルスは、第1ライン(7+0):第2ライン(0+
3):第3ライン(7+0):第4ライン(0+3)と
なり、チャンネルBの吐出パルスと補正パルスは、第1
ライン(3+4):第2ライン(3+0):第3ライン
(3+4):第4ライン(3+0)となって、4ライン
の合計では20パルスの発熱となる。
【0019】上記の駆動方法(以下、駆動方法1とい
う)は、同一ラインについての駆動方法であるが、本発
明では、上記した如く複数個のライン、すなわち複数回
の吐出機会で補正パルス数を決定する駆動方法であるの
で、上記の4ラインを1つの補正パルス数決定の単位と
すれば、チャンネルAは吐出パルスの合計が14パルス
となり、チャンネルBは吐出パルスの合計が12パルス
となって、補正パルス数は2(=14−12)となる。
【0020】つまり、チャンネルAは(14+0)、チ
ャンネルBは(12+2)で同一の発熱となるため、4
ライン合計の発熱パルス数は14パルスとなり、上記の
駆動方法1に比べても、より過剰な温度上昇を防止でき
る。
【0021】過度の発熱により、インク吐出チャンネル
の温度が上昇した場合、インク中に気泡が発生し、イン
ク吐出を妨げたり、またインク吐出チャンネルを構成す
る圧電体材料の劣化(キューリ温度を超えた場合、圧電
体の分極が消えてしまう。)を早めたりするが、本発明
によれば、温度バランスを保ちながら、より不要なイン
ク吐出チャンネルの発熱を抑制することができる。
【0022】また、本発明のインクジェットヘッドの駆
動方法は、複数個のインク吐出チャンネルからなり、各
インク吐出チャンネルの吐出、非吐出に関わらず、吐出
パルスと補正パルスの和が一定の値となるように補正パ
ルスの数を可変することにより、インクジェットヘッド
全体の温度バランスが一定となるように制御するインク
ジェットヘッドの駆動方法において、各インク吐出チャ
ンネルについて、主走査方向の1行分の吐出回数の合計
を求め、この求めた吐出回数の中の最大吐出回数を基準
として、この最大吐出回数より吐出回数の少ない各イン
ク吐出チャンネルについて、前記最大吐出回数から当該
インク吐出チャンネルの吐出回数を引くことにより前記
補正パルスの印加回数を求め、1行の印刷終了から次の
印刷開始までの間に、求めた印加回数分だけ各インク吐
出チャンネルに対して補正パルスを印加することを特徴
とする。
【0023】このような特徴を有する本発明によれば、
補正パルス数の計算がより簡単になるとともに、ヘッド
の過度な温度上昇が抑制される。
【0024】また、本発明のインクジェットヘッドの駆
動方法によれば、前記補正パルスの付与周波数をインク
吐出の周波数より高くしたことを特徴とする。
【0025】このような特徴を有する本発明によれば、
1行の印字終了から次の印字開始までの間に、補正パル
スの付与を確実に完了させることができる。
【0026】また、本発明のインクジェットヘッドの駆
動方法によれば、前記補正パルスのコントロールは、ド
ライバー入力データにその回数を入力するソフトウェア
によって構成されることを特徴とする。
【0027】このような特徴を有する本発明によれば、
簡単な回路構成で温度コントロールを行うことができ
る。
【0028】また、本発明のインクジェットヘッドの駆
動方法によれば、記録紙への印刷前に、初期のヘッド温
度に基づいて補正パルスを印加するパルス数を決定し、
この決定したパルス数だけ補正パルスによる駆動を行な
った後、記録動作に移行することを特徴とする。
【0029】このような特徴を有する本発明によれば、
補正パルス印加、発熱、温度センス(NGなら再度補正
パルス印加、Yesなら終了)、のフィードバック制御
を必要とせず、簡単な回路構成で温度コントロールが可
能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0031】図1(a)〜(e)は、本発明の駆動方法
が適用されるインクジェットヘッドの構造の一部を拡大
して示す概略断面図である。
【0032】このインクジェットヘッドは、図1(a)
〜(c)に示すように、圧電材料からなるアクチュエー
タ11に、ダイシング等の切削加工により溝状のインク
加圧室11a,11b,11c,・・・を形成し、各イ
ンク加圧室11a,11b,11c,・・・を仕切る隔
壁111,111,・・・を上下方向に分極させ、各隔
壁111,111,・・・に天板(カバープレート)1
2を接着することにより、各インク加圧室11a,11
b,11c,・・・の上を塞いでいる。そして、各イン
ク加圧室11a,11b,11c,・・・の先端に、ノ
ズルプレート12(図1(d)参照)を接着し、各イン
ク加圧室11a,11b,11c,・・・に対するそれ
ぞれのノズル孔12aをノズルプレート12に形成して
いる。また、各隔壁内面の上半分に、それぞれの駆動電
極13,13,・・・を設けることにより、インク吐出
チャンネルnA,nB,nC・・・を形成している。
【0033】上記駆動電極13は、図1(e)に示すよ
うに、同一のインク吐出チャンネル(例えばnA)にお
いてインク加圧室11aを挟んで対向する駆動電極1
3,13が、同一の接続電極14に接続されている。つ
まり、同一の駆動電圧が印加されるようになっている。
【0034】このような構造のインクジェットヘッドに
おいて、各々の駆動電極13,13に同一周期の第1共
通パルス(第1駆動電圧)と、第2共通パルス(第2駆
動電圧)とが選択的に印加され、隔壁111,111,
・・・の壁面に電界を作用させることにより隔壁11
1,111,・・・に剪断変形を生じさせ、予めインク
吐出チャンネルに充填されているインクに圧力波を作用
させてインクの吐出を行う。
【0035】すなわち、図1(b)に示すように、イン
ク吐出チャンネルnBの両側の隔壁の駆動電極13,1
3に第1共通パルスを印加した場合には、インク吐出チ
ャンネルnBのインク加圧室11bが拡張して、インク
をインク加圧室11b内に吸引する。そして、インク吐
出チャンネルnA,nCのインク吐出チャンネルnBに
隣接する隔壁の駆動電極13,13に第2共通パルスを
印加した場合には、図1(c)に示すように、インク加
圧室11bが収縮して、ノズルからインクを吐出する。
【0036】なお、インク加圧室(例えば11b)の拡
張時にはインク吸引側(図1(d)の共通インク室15
側)から圧力波が作用し、この圧力波がインク加圧室1
1b内のインクを伝播してノズル孔12a側に到達した
タイミングで収縮を行わせることにより、好適なインク
吐出が行える。つまり、ノズル孔12a付近での圧力が
高くなった時点でインク加圧室11bを収縮させ、イン
クを吐出することができる。
【0037】なお、本発明の印字形態は、同一の印字ポ
イントに複数ドットのインクを吐出させ、そのインク量
の差により階調を表現する、マルチドットでの階調表現
となっている。
【0038】図lに示す構成のインクジェットヘッドで
は、隣接するインク吐出チャンネルnA,nB,nC・
・・において、同時にインク吐出駆動を行うことはでき
ない。したがって、連続するn個(nは3以上:本実施
の形態では3個)のインク吐出チャンネルを1つのグル
ープとして、このグループの1つのインク吐出チャンネ
ルについてのみ、インク吐出駆動を行うことになる。
【0039】例えば、図1(a)〜(c)においては、
インク吐出チャンネルnA,nB,nCで1つのグルー
プを形成しており、これら3つのインク吐出チャンネル
について、インク吐出チャンネルnAについての吐出期
間、インク吐出チャンネルnBについての吐出期間、イ
ンク吐出チャンネルnCについての吐出期間というよう
に、順次吐出駆動を行う(図7参照)。なお、図3は、
図1に示すインクジェットヘッドの構造をより具体的に
示したものであり、インク吐出チャンネル1A〜1C、
2A〜2C、3A〜3Cがそれぞれ1つのグループを形
成している。
【0040】本発明のインクジェットヘッドの駆動方法
では、吐出期間のインク吐出チャンネルに対して、次の
いずれかのヘッド駆動動作を与える。
【0041】1)吐出動作を起こす第1の駆動動作2)
非吐出動作を起こす第2の駆動動作3)非吐出範囲で隔
壁を変形させる第3の駆動動作上記第1の駆動動作は、
該動作が実施されるインク吐出チャンネルにおいてイン
ク吐出動作を行わせるものであるが、この時に印加され
る駆動パルス(第1および第2共通パルス)を図2およ
び図4(a)に示す。図4(a)では、第1共通パルス
が吐出パルス、第2共通パルスが非吐出パルスとして示
されている。
【0042】先ず、インク吐出チャンネルnBに吐出動
作を行わせるものとし、このインク吐出チャンネルnB
のインク加圧室11bを拡張させるために、第1共通パ
ルスを印加する。この第1共通パルスは、インク加圧室
11bに設けられた各駆動電極13,13に印加される
ものであり、このパルス印加によって、インク加圧室1
1a,11cのインク加圧室11bに隣接する駆動電極
13,13とインク加圧室11bの駆動電極13,13
との間に電界が生じ、この電界によってインク加圧室1
1bの両側の隔壁111,111が、インク加圧室11
b(インク吐出チャンネルnB)を拡張する方向へ剪断
変形する(図1(b)参照)。
【0043】上記第1共通パルスは、時間AL(=イン
ク加圧室長さ/インク中の音速)の間、印加されるが、
この印加時間は、インク室11bへのインク吸引によっ
て生じる圧力波がノズル孔11aに到達するまでの時間
に等しい。
【0044】上記第1共通パルスの印加後は、上記した
ように第2共通パルスが印加されることによってインク
室11bが収縮し、インクの吐出が発生する。
【0045】この第2共通パルスは、インク加圧室11
a,11bの電極に印加されるものであり、このパルス
印加によって、インク加圧室11a,11bの駆動電極
13とインク加圧室11bの駆動電極13との間に、第
1共通パルス印加時とは逆方向の電界が生じ、この電界
によって、インク加圧室11bの両側の隔壁111,1
11が、インク加圧室11bを収縮する方向へ剪断変形
する(図1(c)参照)。
【0046】次に、上記第2の駆動動作では、図4
(b)に示すように、インク加圧室11a〜11cの全
ての駆動電極13,13・・・に第2共通パルス(非吐
出パルス)が印加される。この第2共通パルスの印加タ
イミングは同じであるため、インク加圧室11bの隔壁
111,111において、これを挟む駆動電極13,1
3間に電界は発生せず、隔壁111,111の変形は生
じない(図1(a)の状態と同じ)。よって、第2の駆
動動作では、インクの吐出は無く、また、隔壁の変形も
無いため、ヒステリシス損による温度上昇も生じない。
【0047】次に、上記第3の駆動動作では、図4
(c)に示すように、インク加圧室11a,11cの駆
動電極13には第2共通パルス(非吐出パルス)が印加
されるが、インク加圧室11bの駆動電極13には補正
パルスが印加される。この補正パルスは、そのパルス長
が第2共通パルスと同じであるが、印加タイミングが若
干ずれている。このため、この印加タイミングのずれに
よって、インク加圧室11bの隔壁111,111にお
いてこれを挟む駆動電極13,13間に電界の生じる時
間が発生し、隔壁111,111の変形が生じる。ただ
し、この隔壁の変形は、インク吐出時の第1の駆動動作
のときとは異なり、インク加圧室11bの拡張後、ノズ
ル付近の圧力が高くなった時点でインク加圧室11bの
収縮に移るものではない。このため、インクの吐出は行
われず、隔壁変形のヒステリシス損によるヘッド昇温効
果のみが得られるものである。
【0048】また、非吐出期間のインク吐出チャンネル
nA,nBに対しては、常に第2共通パルス(非吐出パ
ルス)が与えられ、インク吐出は生じない。
【0049】このような補正パルスの印加を可能とする
ことにより、インクの吐出ドットが少ないへツドにおい
ても、インク吐出を行うことなくヘッド温度を上げるこ
とができ、これによって、ヘッド全体の温度均一化を図
ることができる。このことを、図5〜図7を参照して説
明する。ただし、図5〜図7は従来の駆動例を示してい
る。
【0050】図5に示す従来の駆動例の場合、各ヘッド
の駆動に関してはインク吐出を行う第1の駆動動作(図
4(a)の動作)と、インク吐出を行わない第2の駆動
動作(図4(b)の動作)しか存在しない。
【0051】図5の例では、B相,C相,A相の吐出期
間からなる一連の駆動期間において、最大の吐出ドット
数はインク吐出チャンネル2A,2Bの4ドットであ
り、最小の吐出ドット数はインク吐出チャンネル1Aの
1ドットである。したがって、この場合は、インク吐出
チャンネル2A,2Bとインク吐出チャンネル1Aと
で、3ドット分の駆動パルスに応じて温度差が生じる。
【0052】これに対し、図6に示す従来の駆動例で
は、吐出期間中のインク吐出チャンネルに対し、インク
吐出を行うための吐出パルスは、吐出ドット数に応じて
印加されるが、インク吐出を行わないインク吐出チャン
ネルについては、補正パルス(図中、太線により示す)
が印加される。すなわち、吐出期間中のインク吐出チャ
ンネルに関しては、(吐出パルス+補正パルス)のパル
ス数が同等となり、各チャンネルにおける発熱量が等し
くなることから、ヘッド全体での温度差を抑制すること
ができる。
【0053】この図6の例では、吐出期間中のインク吐
出チャンネルに対して、印加される全てのパルス(吐出
パルスと補正パルス)にて温度上昇が生じるため、イン
クヘッドの温度が上がりすぎるといった不具合が生じる
可能性がある。これに対し、上記の[課題を解決するた
めの手段]のところで説明した駆動方法1に該当する図
7の駆動例では、このような温度の上がりすぎを抑制す
る点で有効である。
【0054】図7の駆動例では、B相,C相,A相の吐
出期間からなる一連の駆動期間において、最大の吐出ド
ット数を予め検出し、吐出期間中の各インク吐出チャン
ネルに対して、吐出パルスと補正パルスとの印加回数合
計を最大の吐出ドット数となるように制御している。
【0055】すなわち、最大の吐出ドット数はインク吐
出チャンネル2A,2Bの4ドットであるため、例え
ば、吐出ドット数が1のインク吐出チャンネル1Aにつ
いては1回の吐出パルスと3回の補正パルスの印加とす
る。そして、残りの期間は非吐出パルスを印加すること
で、インクヘッドの温度上昇を抑えるものである。
【0056】一方、本発明によるインクジェットヘッド
の駆動方法は、図7に示す駆動例よりも更にインクヘッ
ドの温度上昇を抑える駆動方法となっている。すなわ
ち、各インク吐出チャンネルについて、副走査方向への
複数回の吐出機会の吐出回数の合計を求め、この求めた
吐出回数の中の最大吐出回数を基準として、この最大吐
出回数より吐出回数の少ないインク吐出チャンネルに、
最大吐出回数から当該インク吐出チャンネルの吐出回数
を引いた回数だけ補正パルスとして吐出パルスに追加し
て駆動するものである。
【0057】以下、本発明の駆動方法について、図8な
いし図11に示す表を参照して説明する。ただし、本発
明の駆動方法に対応する表は図11であり、図8ないし
図10は上記でも説明した従来の駆動方法に対応する表
となっている。
【0058】図8ないし図11に示す表は、ノズル数1
0チャンネル、階調数8(最大吐出7ドット)としたと
きの8回の吐出の様子である。
【0059】図8に示す表は、補正を行わないとき(第
1の駆動動作と第2の駆動動作のみ)のヘッド駆動を示
している。補正パルスが無いため、各インク吐出チャン
ネルにより駆動総数が異なり(8回〜28回の間でばら
ついている)、発熱量に差が出ることが分かる。
【0060】次の図9に示す表は、単純に吐出数と補正
数の和が最大階調吐出数の7となるように補正した内容
である。発熱量は同じになるものの、全てのインク吐出
チャンネルの駆動総数が56回となるため発熱量が多
く、過度の温度上昇が懸念される。
【0061】次の図10に示す表は、上記の駆動動作1
(図7参照)に対応した内容となっており、そのときに
吐出される最大の吐出数になるように補正パルスを制御
する方法である。全てのインク吐出チャンネルの駆動総
数(吐出パルス数十補正パルス数の総数)が43回とな
るため、かなり発熱量が少なくなっていることが分か
る。
【0062】次の図11に示す表が、本発明に係わる駆
動方法の内容であり、複数個のライン(複数回の吐出機
会)の合計吐出数で補正パルス数を決定する方法であ
る。
【0063】本実施の形態では、4回の吐出ごとに補正
を行なっている。
【0064】すなわち、インク吐出チャンネル1ch〜
10chのそれぞれの4回の合計吐出回数は、1ch:
4回、2ch:14回、3ch:10回、4ch:16
回、5ch:12回、6ch:16回、7ch:4回、
8ch:14回、9ch:10回、10ch:12回で
あり、最大吐出回数は4chの16回である。従って、
他のchについては、この最大吐出回数である16回か
ら、各chの吐出回数を引いた値を、補正パルスの印加
回数としている。すなわち、1chでは12回(=16
−4)、2chでは2回(=16−14)、3chでは
6回(=16−10)、6chでは4回(=16−1
2)、7chでは12回(=16−4)、8chでは2
回(=16−14)、9chでは6回(=16−1
0)、10chでは4回(=16−12)となってい
る。次の4回の吐出についても同様である。
【0065】この結果、本実施の形態では、8回の吐出
機会による各ch1〜10の駆動総数(吐出パルス数十
補正パルス数の総数)が30回となり、図10に示す表
の内容と比べても、発熱量が大きく減っていることが分
かる。
【0066】なお、上記実施の形態では、補正パルスの
印加数を吐出前に予め算出しておき、複数回の吐出の中
で各インク吐出チャンネルに供給する方法としている
が、この他にも、補正パルスの印加数を吐出中に計測し
ておき、次の複数回の吐出のときにその計測回数分の補
正パルスを印加して、各インク吐出チャンネルを駆動す
るようにしてもよい。すなわち、図11に示す例で言え
ば、最初の4回(1回目〜4回目)の吐出機会で計算し
た補正パルス数を、次の4回(5回目〜8回目)の吐出
機会のときに印加するようにしてもよい。
【0067】また、他の駆動方法としては、複数個のラ
インをヘッド主走査方向の1走査分である1行として、
各インク吐出チャンネルごとに1行分の吐出ドットを計
測し、「最大吐出数−各インク吐出チャンネルの吐出
数」を補正値として、次の印刷が始まるまでの時間に補
正パルスを各インク吐出チャンネルに供給し、発熱を一
定にする駆動方法もある。この駆動方法であれば、ヘッ
ド駆動中でないときに、補正パルスのみを連続して各イ
ンク吐出チャンネルに供給できるため、駆動のための制
御に制限されることなく、かつ、補正パルスの周波数が
ヘッド駆動に制限されることがない(従来の駆動方法で
はヘッドの駆動と同期している)ため、高い繰り返し周
波数で制御することができる。これにより、簡単な制御
で、かつ短時間に温度補正を行うことができる。
【0068】この場合、従来の印字データバッファに追
加して補正データバッファを用い、上記の「最大吐出数
−各インク吐出チャンネルの吐出数」の数値をインプッ
トし、その内容に従って補正パルスを制御する方法が簡
単である。また、プリンター側で計測、算出するのでは
なく、ホストからの印刷データに付加して送出する方法
等、他の方法で行なっても良い。
【0069】なお、本実施の形態では、図12に示すよ
うに、ヘッド温度がインク吐出に適した所定温度になっ
てから印字動作が開始されるように、初期にヘッド温度
を検知し、その温度により所定数の補正パルスを発生
し、補正パルスの印加のみによるヘッド昇温動作を行っ
ている。
【0070】すなわち、ステップS1で印字開始信号が
入力されると、ステップS2ではヘッド温度が所定温度
以上かどうかを確認する。その結果、所定温度以下であ
る場合(ステップS2でNoと判断された場合)には、
次のステップS3で、そのときのヘッド温度に基づいて
算出された所定パルス数をカウンターT(図示省略)に
セットし、そのセットされた所定パルス数だけ補正パル
スをヘッドに出力する(ステップS4、ステップS5の
繰り返し)。このステップS4、ステップS5の繰り返
しによるヘッド昇温動作によって、ヘッド温度がインク
吐出に適した所定温度に到達すると(所定パルス数分の
出力を終了すると)、次のステップS6で所定数の空吐
出を行った後、次のステップS7で印字を開始する。
【0071】ステップS6の空吐出は、印字開始前に乾
燥したインク等の除去を目的として行われるものである
が、本駆動方法によれば、この空吐出において温度の低
い(粘度の低い)インクを無理に吐出させることによる
ヘッド損傷を防止できる。
【0072】図13は、各インク吐出チャンネルnA,
nB,nC・・・への印加パルスの切替を行う駆動回路
の一構成例を示している。
【0073】この駆動回路は、駆動パルス(吐出パルス
P1、非吐出パルスP2、補正パルスP3)が供給され
るアナログスイッチ群31と、3相カウンター信号が供
給される相選択回路/吐出数比較回路21と、図示しな
いホストコンピュータまたはプリンタコントローラから
印字データが供給される印字データバッファ22とを備
えている。アナログスイッチ群31は、1つのインク加
圧室11a,11b,11c・・・の各側壁111,1
11の対向する壁面に設けられた一対の駆動電極13,
13に対して、3つのアナログスイッチ31a,31
b,31cが対応するように配置されている。
【0074】このような構成において、吐出期間中のイ
ンク吐出チャンネルnA,nB,nC・・・における吐
出パルスP1と非吐出パルスP2(または補正パルスP
3)との切り替えは、印字データに基づいて行われる
が、この印字データは、印字データバッファ22から相
選択回路/吐出数比較回路21へ与えられる。
【0075】相選択回路/吐出数比較回路21では、3
相カウンター信号の入力によって吐出期間中である相
(A相,B相,C相)を認識し、吐出期間中の相に対し
て印字データに基づく吐出パルスP1と非吐出パルスP
2(または補正パルスP3)との切り替えを行う。具体
的には、上記相選択回路/吐出数比較回路21が、各駆
動電極13,13・・・への所定の印加パルスを与える
ためのアナログスイッチ31a,31b,31cのon
/offを制御する。
【0076】この場合の補正パルスは、吐出数比較回路
で印刷データを計測、算出した内容をヘッドに供給する
方法(図13参照)と、図示しないホストコンピュータ
またはプリンターコントローラで予め計測、算出した補
正パルスデータを、補正データバッファ23にインプッ
トしてヘッドに供給する方法(図14参照)とがある。
【0077】
【発明の効果】本発明のインクジェットヘッドの駆動方
法によれば、各インク吐出チャンネルについて、副走査
方向への複数回の吐出機会の吐出回数の合計を求め、こ
の求めた吐出回数の中の最大吐出回数を基準として、こ
の最大吐出回数より吐出回数の少ないインク吐出チャン
ネルに、前記最大吐出回数から当該インク吐出チャンネ
ルの吐出回数を引いた回数だけ前記補正パルスを印加す
る構成としたので、温度バランスを保ちながら、インク
吐出チャンネルの不要な発熱をより効果的に抑制するこ
とができる。
【0078】また、本発明のインクジェットヘッドの駆
動方法によれば、各インク吐出チャンネルについて、主
走査方向の1行分の吐出回数の合計を求め、この求めた
吐出回数の中の最大吐出回数を基準として、この最大吐
出回数より吐出回数の少ない各インク吐出チャンネルに
ついて、前記最大吐出回数から当該インク吐出チャンネ
ルの吐出回数を引くことにより前記補正パルスの印加回
数を求め、1行の印刷終了から次の印刷開始までの間
に、求めた印加回数分だけ各インク吐出チャンネルに対
して補正パルスを印加する構成としたので、補正パルス
数の計算がより簡単になるとともに、ヘッドの過度な温
度上昇を抑制することができる。
【0079】また、本発明のインクジェットヘッドの駆
動方法によれば、前記補正パルスの付与周波数をインク
吐出の周波数より高くしたので、1行の印字終了から次
の印字開始までの間に、補正パルスの付与を確実に完了
させることができる。
【0080】また、本発明のインクジェットヘッドの駆
動方法によれば、前記補正パルスのコントロールは、ド
ライバー入力データにその回数を入力するソフトウェア
によって構成したので、簡単な回路構成で温度コントロ
ールを行うことができる。
【0081】また、本発明のインクジェットヘッドの駆
動方法によれば、記録紙への印刷前に、初期のヘッド温
度に基づいて補正パルスを印加するパルス数を決定し、
この決定したパルス数だけ補正パルスによる駆動を行な
った後、記録動作に移行する構成としたので、補正パル
ス印加、発熱、温度センスのフィードバック制御を必要
とせず、簡単な回路構成で印字開始前の温度コントロー
ルを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明の駆動方法が適用さ
れるインクジェットヘッドの構造の一部を拡大して示す
概略断面図である。
【図2】従来の駆動波形のタイミングチャートである。
【図3】図1に示すインクジェットヘッドの構造をより
具体的に示した概略断面図である。
【図4】本発明のインクジェットヘッドの駆動方法を説
明するためのタイミングチャートである。
【図5】従来のインクジェットヘッドの駆動方法を説明
するためのタイミングチャートである。
【図6】従来のインクジェットヘッドの駆動方法を説明
するためのタイミングチャートである。
【図7】従来のインクジェットヘッドの駆動方法を説明
するためのタイミングチャートである。
【図8】従来の駆動方法を説明するための図表である。
【図9】従来の駆動方法を説明するための図表である。
【図10】従来の駆動方法を説明するための図表であ
る。
【図11】本発明の駆動方法を説明するための図表であ
る。
【図12】ヘッド温度がインク吐出に適した所定温度に
なってから印字動作が開始する処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図13】各インク吐出チャンネルへの印加パルスの切
替を行う駆動回路の一構成例を示す回路ブロック図であ
る。
【図14】各インク吐出チャンネルへの印加パルスの切
替を行う駆動回路の他の構成例を示す回路ブロック図で
ある。
【符号の説明】
11 アクチュエータ 11a,11b,11c インク加圧室 111 隔壁 12 ノズルプレート 12a ノズル孔 13 駆動電極 14 接続電極 15 共通インク室 21 相選択回路/吐出数比較回路 22 印字データバッファ 23 補正データバッファ 31 アナログスイッチ群 nA,nB,nC インク吐出チャンネル
フロントページの続き (72)発明者 平田 進 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AG45 AL25 AL28 AL32 AM21 AR08 BA04 BA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のインク吐出チャンネルからな
    り、各インク吐出チャンネルの吐出、非吐出に関わら
    ず、吐出パルスと補正パルスの和が一定の値となるよう
    に補正パルスの数を可変することにより、インクジェッ
    トヘッド全体の温度バランスが一定となるように制御す
    るインクジェットヘッドの駆動方法において、 各インク吐出チャンネルについて、副走査方向への複数
    回の吐出機会の吐出回数の合計を求め、この求めた吐出
    回数の中の最大吐出回数を基準として、この最大吐出回
    数より吐出回数の少ないインク吐出チャンネルに、前記
    最大吐出回数から当該インク吐出チャンネルの吐出回数
    を引いた回数だけ前記補正パルスを印加することを特徴
    とするインクジェットヘッドの駆動方法。
  2. 【請求項2】 複数個のインク吐出チャンネルからな
    り、各インク吐出チャンネルの吐出、非吐出に関わら
    ず、吐出パルスと補正パルスの和が一定の値となるよう
    に補正パルスの数を可変することにより、インクジェッ
    トヘッド全体の温度バランスが一定となるように制御す
    るインクジェットヘッドの駆動方法において、 各インク吐出チャンネルについて、主走査方向の1行分
    の吐出回数の合計を求め、この求めた吐出回数の中の最
    大吐出回数を基準として、この最大吐出回数より吐出回
    数の少ない各インク吐出チャンネルについて、前記最大
    吐出回数から当該インク吐出チャンネルの吐出回数を引
    くことにより前記補正パルスの印加回数を求め、1行の
    印刷終了から次の印刷開始までの間に、求めた印加回数
    分だけ各インク吐出チャンネルに対して補正パルスを印
    加することを特徴とするインクジェットヘッドの駆動方
    法。
  3. 【請求項3】 前記補正パルスの付与周波数をインク吐
    出の周波数より高くしたことを特徴とする請求項2に記
    載のインクジェットヘッドの駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記補正パルスのコントロールは、ドラ
    イバー入力データにその回数を入力するソフトウェアに
    よって構成されることを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載のインクジェットヘッドの駆動方
    法。
  5. 【請求項5】 記録紙への印刷前に、初期のヘッド温度
    に基づいて補正パルスを印加するパルス数を決定し、こ
    の決定したパルス数だけ補正パルスによる駆動を行なっ
    た後、記録動作に移行することを特徴とする請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載のインクジェットヘッド
    の駆動方法。
JP2001280114A 2001-09-14 2001-09-14 インクジェットヘッドの駆動方法 Pending JP2003080707A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7401876B2 (en) 2004-05-24 2008-07-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet printer and ink discharging method of the ink jet printer
JP2009166273A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
US7628462B2 (en) 2005-02-23 2009-12-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Droplet discharge device and method of driving the same

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US7401876B2 (en) 2004-05-24 2008-07-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet printer and ink discharging method of the ink jet printer
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