JP2003080520A - 廃棄物処理システム - Google Patents

廃棄物処理システム

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JP2003080520A JP2001306641A JP2001306641A JP2003080520A JP 2003080520 A JP2003080520 A JP 2003080520A JP 2001306641 A JP2001306641 A JP 2001306641A JP 2001306641 A JP2001306641 A JP 2001306641A JP 2003080520 A JP2003080520 A JP 2003080520A
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    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な廃棄物を利用することによって成形品
を製造し、廃棄物量を低減してマテリアルリサイクル化
を推進することのできる廃棄物処理システムを提供する
こと。 【解決手段】 容器または包装等の不純物を含む樹脂製
容器包装廃棄物と、不純物を含む樹脂製産業廃棄物との
うちの少なくとも一方の樹脂製廃棄物を回収し、この樹
脂製廃棄物を粗粉砕することによって得られた樹脂粉砕
物および不純物粉砕物を分別し、得られた特定種類の樹
脂粉砕物を、有機系材料成形プラントで処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品が消費された
場合に不要になる容器または包装等の不純物を含む樹脂
製容器包装廃棄物と、不純物を含む樹脂製産業廃棄物の
うちの少なくとも一方の樹脂製廃棄物を利用する廃棄物
処理システムに関するものである。
【0002】
【背景の技術】現在、日本では年間約1千万トンの樹脂
系廃棄物が排出されており、これら樹脂系廃棄物は、一
般家庭で排出される使用済みの各種樹脂ボトル、樹脂製
のラッピングフィルム、レジ袋や紙袋、カップ麺の容
器、お菓子や玩具等の箱類、アルミ缶、スチール缶、ガ
ラスびん等の容器包装廃棄物(一般廃棄物)と、工場で
排出される食品コンテナ等の包装部材を形成した際に出
る端材(産業廃棄物)とで占められている。また、これ
らとは別に、解体業者が解体した家屋の解体材、製材業
者から排出される木材等の木材系廃棄物(産業廃棄物)
とがある。そして、このような廃棄物は、これまで焼却
してサーマル・ケミカルリサイクルしたり、埋め立てた
りすることで処理されてきたが、焼却によるダイオキシ
ンの排出の問題や、埋め立て地のスペースが激減してお
り、その許容量に限界が生じてきている。また、焼却炉
や鉄鋼所等から排出される汚泥、焼却スラグ、火山灰ス
ラグ等も、最終処分場での廃棄が主であり、社会的に問
題となっている。そのため、このような廃棄物を資源と
して有効に活用するマテリアルリサイクル化の推進が望
まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般家庭で
排出される容器包装廃棄物は、通常、ゴミを出す際に、
容器包装の素材ごとに、例えば、各種樹脂ボトル、アル
ミ缶、紙類等に分別して排出し、市町村等の自治体が回
収して、さらに、分別されるが、これらの容器包装廃棄
物は様々な樹脂や紙類、アルミ箔、金属類等の不純物が
混入しており、成分が不明であり、また、汚れ等が付着
しているので、この廃棄物を材料として再利用すること
が困難であった。また、工場等で排出される産業廃棄物
においては、ある程度はその成分が判断できるが、この
場合においても依然として用途開発が進んでおらず、焼
却してサーマル・ケミカルリサイクルや、埋め立て処分
による処理に頼らざるを得ないのが現状であり、マテリ
アルリサイクル化は進んでいない。本発明は、上記事情
に鑑みてなされたもので、様々な廃棄物を利用して成形
品を製造し、廃棄物量を低減してマテリアルリサイクル
化を推進することのできる廃棄物処理システムを提供す
ることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、例えば、図1に示すように、商
品が消費された場合に不要になる容器または包装等の不
純物を含む樹脂製容器包装廃棄物と、不純物を含む樹脂
製産業廃棄物とのうちの少なくとも一方の樹脂製廃棄物
を回収する樹脂製廃棄物回収工程1と、この樹脂製廃棄
物回収工程1で回収された不純物を含む樹脂製廃棄物
を、粗粉砕する樹脂製廃棄物粗粉砕工程2と、この樹脂
製廃棄物粗粉砕工程2で得られた樹脂粉砕物および不純
物粉砕物を、分別する分別工程3と、この分別工程3で
得られた特定種類の樹脂粉砕物を、有機系材料成形プラ
ントで処理する樹脂粉砕物処理工程4とを含むことを特
徴とする。
【0005】請求項1の発明によれば、前記樹脂製廃棄
物回収工程1と、樹脂製廃棄物粗粉砕工程2と、分別工
程3と、樹脂粉砕物処理工程4とを含むので、回収され
た樹脂製廃棄物は、前記樹脂製廃棄物粗粉砕工程2で粗
粉砕されて、前記分別工程3で、ある程度、特定種類に
分別されて前処理され、さらに、樹脂粉砕物処理工程4
で処理されて、成形品を得ることができる。したがっ
て、従来では、再利用されずに焼却してサーマル・ケミ
カルリサイクルしたり、埋め立てたりすることで処理さ
れていた樹脂製容器包装廃棄物や樹脂製産業廃棄物が材
料として再利用されるので、樹脂製廃棄物の量を低減で
きるとともにマテリアルリサイクル化を図ることができ
る。
【0006】前記樹脂製容器包装廃棄物とは、例えば、
一般家庭で生じる使用済みの各種樹脂ボトル、樹脂製の
ラッピングフィルム、食品トレイ等が挙げられる。前記
樹脂製産業廃棄物とは、例えば、工場から出る食品コン
テナ等の包装部材を形成した際に出る端材、家電等の製
品解体時に出る樹脂、解体工事から出る建設廃材等が挙
げられる。
【0007】前記分別工程3では、例えば、樹脂粉砕物
や不純物粉砕物を手作業で分別したり、高圧空気の力で
吹き飛ばし、その飛距離によって分別したり、水中に流
通させつつ、比重差によって分別したりする。前記樹脂
粉砕物を有機系材料成形プラントで処理するとは、樹脂
粉砕物を混錬、溶融して成形するのは勿論のこと、この
成形品にさらに表面加工や形状加工等の後加工を施すこ
とも含み、さらには、樹脂粉砕物にそれ以外の物、例え
ば、木質系粉砕物や紙の粉砕物などを混錬、溶融して成
形することや、その成形品に上述した後加工を施すこと
も含む。
【0008】請求項2の発明は、例えば、図1に示すよ
うに、請求項1記載の廃棄物処理システムにおいて、建
設系廃木材を含む木質系産業廃棄物を回収する木質系廃
棄物回収工程6と、この木質系廃棄物回収工程6で回収
された不純物を含む木質系産業廃棄物を、粗粉砕する木
質系廃棄物粗粉砕工程7と、この木質系廃棄物粗粉砕工
程7で得られた木質系粉砕物を、前記有機系材料成形プ
ラントで処理する木質系粉砕物処理工程8とを含むこと
を特徴とする。
【0009】請求項2の発明によれば、前記木質系廃棄
物回収工程6と、木質系廃棄物粗粉砕工程7と、木質系
粉砕物処理工程8とを含むので、回収された木質系産業
廃棄物は、前記木質系廃棄物粗粉砕工程7で粗粉砕され
て前処理され、さらに、木質系粉砕物処理工程8によっ
て処理されて、成形品を得ることができる。つまり、こ
の有機系材料成形プラントでは、前記樹脂粉砕物と前記
木質系粉砕物とを混練、溶融し、さらに所定形状に成形
することによって容易に成形品を得ることができる。し
たがって、このように木質系産業廃棄物が材料として再
利用されるので、木質系産業廃棄物の量を低減できると
ともにマテリアルリサイクル化を図ることができる。
【0010】木質系産業廃棄物とは、例えば、住宅等の
建物を解体した際に排出される木質廃材や家具を解体し
た際に排出される木質廃材、建物建築中に排出される木
材の端材、おが屑等が挙げられる。
【0011】請求項3の発明は、例えば、図1に示すよ
うに、請求項1または2記載の廃棄物処理システムにお
いて、前記樹脂製廃棄物粗粉砕工程2では、樹脂製廃棄
物を湿式で粗粉砕することを特徴とする。
【0012】請求項3の発明によれば、前記樹脂製廃棄
物粗粉砕工程2では、樹脂製廃棄物を湿式で粗粉砕する
ので、樹脂製廃棄物に付着している水溶性液体、油分、
糖分等の汚れが軽減されるとともに臭い成分も低減され
る。したがって、このような樹脂製廃棄物から様々な成
形品を安定して製造することができ、用途の幅が広が
る。
【0013】前記樹脂製廃棄物を湿式で粗粉砕するに
は、例えば、粉砕機で樹脂製廃棄物を粉砕する際に、流
水を粉砕機に供給することによって行う。
【0014】請求項4の発明は、例えば、図1に示すよ
うに、請求項1または2記載の廃棄物処理システムにお
いて、前記樹脂製廃棄物粗粉砕工程2では、樹脂製廃棄
物を乾式で粗粉砕することを特徴とする。
【0015】請求項4の発明によれば、前記樹脂製廃棄
物粗粉砕工程2では、樹脂製廃棄物を乾式で粗粉砕する
ので、樹脂製廃棄物を乾燥した粉砕物とすることができ
る。したがって、請求項3のように樹脂製廃棄物を湿式
で粗粉砕する場合に比して、粉砕することによって得ら
れた粉砕物を脱水や乾燥処理する必要がなく、その手間
が省ける。
【0016】前記樹脂製廃棄物を乾式で粗粉砕するに
は、例えば、ハンマミル等の周知の粉砕装置を使用する
ことによって行う。
【0017】請求項5の発明は、例えば、図1に示すよ
うに、請求項1〜4のいずれかに記載の廃棄物処理シス
テムにおいて、前記分別工程3では、複数種類の樹脂粉
砕物および不純物粉砕物を水中に流通させつつ、それら
の比重差によって分別することを特徴とする。
【0018】請求項5の発明によれば、前記分別工程3
では、複数種類の樹脂粉砕物および不純物粉砕物を水中
に流通させつつ、それらの比重差によって分別するの
で、例えば、手作業による分別作業に比して、比較的簡
単な装置で容易に複数種類の樹脂粉砕物および不純物粉
砕物を分別することができ、効率が良くコストの削減に
もつながる。
【0019】請求項6の発明は、例えば、図1に示すよ
うに、請求項2〜5のいずれかに記載の廃棄物処理シス
テムにおいて、前記有機系材料成形プラントで、前記樹
脂粉砕物および前記木質系粉砕物を、1mm以下にそれ
ぞれ細粉砕することによって樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉
とを得る細粉砕工程5と、前記樹脂粉砕粉と木質系粉砕
粉とを混練、溶融して混合材料とする混練工程9と、前
記混合材料を所定形状に成形する成形工程10とを含む
ことを特徴とする。
【0020】請求項6の発明によれば、前記細粉砕工程
5において、前記樹脂粉砕物および前記木質系粉砕物を
細粉砕することによって、それぞれ1mm以下の樹脂粉
砕粉と木質系粉砕粉とを得ることができ、これら樹脂粉
砕粉と木質系粉砕粉とを混練工程9において、容易に混
練、溶融することができ、樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉と
を分離することなく、より均一に混合された混合材料と
することができる。よって、成形工程10でこの混合材
料を容易に所定の形状に成形することができ、成形性が
良好な樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉とを含む成形品を製造
することができる。したがって、樹脂製廃棄物と木質系
産業廃棄物との両方を利用することにより、資源の有効
利用および環境保護の観点からも優れる。
【0021】また、前記細粉砕工程5において、前記樹
脂粉砕物や木質系粉砕物は1mm以下に細粉砕されるの
で、例えば、溶融する際に、融解しなかったものが、成
形機に引っかかる等の不具合を生じることなく容易に成
形することができ、また、樹脂粉砕物や木質系粉砕物に
含まれていた金属類等の不純物を除去することができ
る。
【0022】ここで、前記樹脂粉砕物や木質系粉砕物を
1mm以下に細粉砕したのは、樹脂粉砕物や木質系粉砕
物を1mmよりも大きく粉砕すると、樹脂粉砕物や木質
系粉砕物が十分に融解されずに、これら樹脂粉砕物と木
質系粉砕物とから成形品を成形するのに時間がかかるた
めである。
【0023】前記樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉とから成形
された成形品は、例えば、住宅の建材としてデッキ材、
階段手摺、階段踏み板、サッシ枠、家具、テーブル・カ
ウンター等に使用することができる。
【0024】請求項7の発明は、例えば、図1に示すよ
うに、請求項6記載の廃棄物処理システムにおいて、焼
却スラグや火山灰スラグ等を含むエコセメントを用いて
固体物を成形し、この固体物と、前記樹脂粉砕粉と木質
系粉砕粉とを混練、溶融して所定形状に成形してなる成
形品とを組み立てて製品を得ることを特徴とする。
【0025】請求項7の発明によれば、焼却スラグや火
山灰スラグ等を含むエコセメントから成形された固体物
と、前記樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉とから成形された成
形品とを組み立てて製品を得るので、従来、最終処分場
での廃棄が主であった焼却スラグや火山灰スラグ等を利
用することができるとともに、完全に廃棄物のみを使用
した製品とすることができる。よって、マテリアルリサ
イクル化を推進することができる。
【0026】前記エコセメントとは、都市ごみ焼却灰や
汚水汚泥等の都市部で発生する廃棄物を原料に製造され
るセメントとして知られているものや、焼却スラグや火
山灰スラグを主原料とした資源リサイクル型のセメント
等であって、有機有害物質はエコセメントの製造工程で
高温分解されて無害化されている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の廃棄
物処理システムを図面に基づいて説明する。図1は、本
発明の実施の形態に係る廃棄物処理システムを示す概略
図である。図1に示すように、まず、商品が消費された
場合に不要になる容器または包装等の不純物を含む樹脂
製容器包装廃棄物が一般家庭において排出されると、市
町村等の自治体によって、ごみ収集所に、消費者が分別
排出した素材ごとに分別回収される。一方、工場等で不
純物を含む樹脂製産業廃棄物が排出されると、上記と同
様に素材ごとに分別回収される(樹脂製廃棄物回収工程
1)。
【0028】前記樹脂製容器包装廃棄物とは、例えば、
一般家庭で排出される各種樹脂ボトル、樹脂製のラッピ
ングフィルム、食品トレイ等の容器または包装の不純物
を含むものであり、前記樹脂製産業廃棄物とは、例え
ば、工場から出る食品コンテナ等の包装部材を形成した
際に出る端材、家電や情報機器等の製品解体時に出る樹
脂、解体工事から出る建設廃材等である。
【0029】そして、回収された樹脂製容器包装廃棄物
と樹脂製産業廃棄物である樹脂製廃棄物を湿式で粗粉砕
する(樹脂製廃棄物粗粉砕工程2)。すなわち、湿式粉
砕機を使用して、樹脂製廃棄物を水を流しながら粗粉砕
し、樹脂製廃棄物に付着している汚れ等を除去する。こ
のようにして粗粉砕することによって、樹脂製廃棄物
は、数cmの大きさの樹脂粉砕物および不純物粉砕物と
される。この樹脂粉砕物および不純物粉砕物には、例え
ば、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のオレフ
ィン樹脂が約90%含まれており、ナイロンやビニリデ
ン、アルミ箔、紙類等が約10%含まれている。
【0030】次いで、粗粉砕されることによって得られ
た複数種類の樹脂粉砕物および不純物粉砕物をそれらの
比重差によって分別する(分別工程3)。この分別工程
3では、複数種類の樹脂粉砕物および不純物粉砕物を水
中に流通させつつ、それらの比重差によって分別する。
つまり、樹脂粉砕物および不純物粉砕物を水中に流通さ
せると、比重の軽い発砲スチロール等は一番上の層に、
比重の重い金属類や塩化ビニル樹脂等は一番下の層に、
その他の樹脂粉砕物は中間層にそれぞれ分離されつつ流
れ、これによって複数種類に分別される。そして、中間
層の樹脂粉砕物を回収し、この回収された特定種類の樹
脂粉砕物を有機系材料成形プラントに搬送し、有機系材
料成形プラントで処理する(樹脂粉砕物処理工程4)。
【0031】一方、工場等で不純物を含む木質系産業廃
棄物が排出されると、上記と同様にして素材ごとに分別
回収される(木質系廃棄物回収工程6)。前記木質系産
業廃棄物としては、例えば、住宅等の建物を解体した際
に排出される木質廃材や家具を解体した際に排出される
木質廃材、建物建築中に排出される木材の端材、おが屑
等である。そして、回収された不純物を含む木質系産業
廃棄物を周知の粉砕装置によって、数cmの大きさとな
るように粗粉砕することによって木質系粉砕物を得る
(木質系廃棄物粗粉砕工程7)。その後、この木質系粉
砕物を有機系材料成形プラントに搬送し、有機系材料成
形プラントで処理する(木質系粉砕物処理工程8)。
【0032】前記有機系材料成形プラントでは、樹脂粉
砕物および木質系粉砕物を、1mm以下に細粉砕し(細
粉砕工程5)、細粉砕された樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉
とを混練、溶融して混合材料とし(混練工程9)、この
混合材料を所定形状に成形する(成形工程10)。
【0033】前記細粉砕工程5では、まず、大きさ数c
m程度の木質系粉砕物を数mmの大きさに粉砕する(一
次細粉砕工程)。この一次細粉砕工程において使用され
る粉砕装置は、一つの塊の大きさが数mm程度のものか
らなる大塊状にすることができる粉砕機能を有するもの
であって、具体的には、二個の対向するローラーの表面
に多数の突起を形成し、このローラー間を加圧させなが
らローラーを回転させることにより、この間を通過する
ものを破砕するような粉砕装置である。もちろん、粉砕
装置は、これに限定されるものではなく、同様の機能を
有するものであれば他の粗粉砕用の粉砕装置を使用して
も良い。例えば、上向きV型に開いたジョーと振動アゴ
の間に原料を入れ、加圧することにより原料を粉砕する
ジョークラッシャや、固定破砕面の中を可動破砕面が旋
回し、連続的に破砕するジャイレントリクラッシャ等の
他の粗粉砕装置を使用しても良いものである。
【0034】次に、二次細粉砕工程において、一次細粉
砕工程を終えた一次粉砕材料に対して細粉状に粉砕を施
す。この二次細粉砕工程に使用される粉砕装置は、大塊
状のものを1mm程度にまで、細粉状に粉砕することが
できるものであって、具体的には、高速回転するハンマ
チップで材料を打ち砕き、ハンマチップの外周にあるス
クリーンの丸穴を通過するまで打砕作用を繰り返すハン
マミルを使用するものである。もちろん、使用する粉砕
装置は、上述したハンマミルに限定されるものではな
く、同様の機能を有するものであれば他の粉砕装置でも
良いものである。例えば、カッターにより細断するカッ
ターミルや、ローラーにより圧砕するロールミル等を使
用しても良い。
【0035】次に、三次細粉砕工程において、二次細粉
砕工程を終えた二次粉砕材料に対して微粉状に粉砕を施
すことによって木質系粉砕粉とする。この三次細粉砕工
程に使用される粉砕装置は、二次細粉砕工程により得ら
れた材料を更に細かい微粉状に粉砕することができるも
のである。具体的には、いわゆるピンミルであって、円
盤に取り付けられたピンによって、衝撃、反発の相互作
用を受けて微粉砕を施すことができるものである。更に
具体的には、このピンミルは、垂直方向に多数のピンを
有する円盤状の回転ディスクと、この回転ディスクに向
かい合う面に多数のピンを有する固定ディスクとを備
え、二次細粉砕工程により得られた材料を回転ディスク
の中心部へ投入すると、遠心力によって回転ディスクと
固定ディスクに取り付けられたピンの間隙に入り込み、
ピンによる衝撃や反発の相互作用を受けて微粉状に粉砕
することができるものである。この三次細粉砕工程で
は、上述したピンミルにより、約1mm以下の大きさの
粒に粉砕される。もちろん、粉砕装置は、上述したピン
ミルに限定されるものではなく、同様の機能を有する他
の細粉砕装置、例えば、ボールミルや石臼等でも良いも
のである。上述したような細粉砕工程5において、木質
系粉砕物を三段階に分けて、粉砕が段階的に効率的に行
われる。
【0036】このようにして細粉砕工程5を行った木質
系粉砕粉を1mmの網目で平均粒径1mmに選別する。
すなわち、木質系粉砕粉をふるいにかけ、1mm以上の
ものは前記粉砕装置に戻されて再粉砕される。そして、
平均粒径約1mmの木質系粉砕粉と、数μmの無機顔料
とをロードセル式の自動計量器によって適宜量計量し、
予めオイル温調装置により加熱された混合ミキサの中に
投入して、自己発熱(摩擦熱)により、さらに発熱させ
て175℃程度条件で攪拌する。この際に、混合ミキサ
に無機顔料を投入することにより、木質系粉砕粉のまわ
りに無機顔料がまぶされて着色される。
【0037】一方、樹脂粉砕物も、同様に細粉砕工程5
を経て、平均粒径約1mm以下の樹脂粉砕粉とする。す
なわち、この樹脂粉砕物を細粉砕する工程は、上述した
一次細粉砕工程、二次細粉砕工程、三次細粉砕工程と同
様の工程を備えており、上述した粉砕装置と同様のもの
を使用し、ほぼ同様のためその説明を省略する。
【0038】そして、得られた樹脂粉砕粉を、木質系粉
砕粉と無機顔料とが混合されている混合ミキサ内に投入
し、さらに樹脂ゲル化温度以上で攪拌する。攪拌は、低
速状態で練り込むことによって混合材料とする(混練工
程9)。また、樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉とから得られ
る木質様成形品全体に対して、木質系粉砕粉と無機顔料
とが55%、樹脂粉砕粉が45%含まれるように配合量
を調整する。
【0039】次いで、前記混合材料を押出成形機のホッ
パ内に投入し、加熱シリンダ内で溶融させて、押出成形
することによってペレットを製造する。また、シリンダ
最終部の温度は160〜220℃に設定し、この温度で
押出成形する。ここで、温度を160〜220℃に設定
したのは、160℃未満では樹脂粉砕粉の軟化が不十分
で木質系粉砕粉と均等に混練し難く、また220℃以上
では木質系粉砕粉が熱で炭化等の変化を起こすためであ
る。
【0040】そして、成形工程10において、前記ペレ
ットを所定の温度および圧力を加えて、押出成形機によ
り所定の形状に押出成形し、木質様成形品を製造する。
【0041】次いで、上述したように押し出された木質
様成形品を切断機で所定の長さに切断し、その後、木質
様成形品の表面に以下に説明する表面加工処理を施す。
まず、ヘアライン加工工程において、サンディングペー
パーにより木質様成形品の表面に引っ掻き傷を多数形成
する。
【0042】次に、着色工程において、着色塗料の塗装
またはワイピングステイン処理を行う。ワイピングステ
イン処理とは、塗料を木質様成形品の表面に塗り、その
後、乾かないうちにふき取り、前記エンボス加工により
形成された溝部のみを着色する処理である。
【0043】着色工程が終了した後は、乾燥工程に入り
木質様成形品の着色塗料が塗布された表面を乾燥させ
る。そして、研磨工程において、着色加工処理が施され
た木質様成形品の表面に研磨加工を施す。すなわち、研
磨装置を使用して研磨装置の研磨ローラーの回転に沿っ
て木質様成形品を押し出しながら研磨する。
【0044】さらに、研磨工程終了後、塗装工程に移行
する。この塗装工程は、中塗り作業工程と上塗り作業工
程とに分かれ、中塗り作業工程においては、カラーサン
ディングシーラーを木質様成形品の表面全体に塗布す
る。また必要に応じて、中塗りの前およびまたは後にU
Vコートを施しても良い。そして、上塗り作業工程にお
いて、木質様成形品の表面にUV硬化トップコートを施
し、UV硬化トップコートを硬化させるためにUV照射
を施す。このようにして製造された木質様成形品は市場
に出されると、例えば、住宅の建材として利用される。
【0045】また、ここで廃棄物処理システムの他の例
として、上述した樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉とを混練、
溶融して所定形状に成形してなる木質様成形品と、焼却
スラグや火山灰スラグ等を含むエコセメントを用いて成
形された固体物とを組み立てて製品を得る利用方法も挙
げられる。つまり、例えば、エコセメントによって板状
に成形されたセメント板と、板状の木質様成形品とを接
合することによって製品とし、この製品は住宅等の建材
として利用される。
【0046】本発明の実施の形態の廃棄物処理システム
によれば、従来では、再利用されずに焼却してサーマル
・ケミカルリサイクルしたり、埋め立てたりすることで
処理されていた樹脂製容器包装廃棄物や樹脂製産業廃棄
物は、粗粉砕され、さらに、分別されて前処理されるこ
とによって、有機系材料成形プラントで容易に成形され
て成形品とされる。また、木質系産業廃棄物も、粗粉砕
して前処理されることによって、有機系材料成形プラン
トで、樹脂粉砕物と容易に成形されて成形品とされる。
したがって、このように樹脂製廃棄物や木質系産業廃棄
物が材料として再利用されることによって、廃棄物の量
を低減できるとともに、マテリアルリサイクル化を図る
ことができる。
【0047】さらに、前記樹脂製廃棄物粗粉砕工程2で
は、樹脂製廃棄物を湿式で粗粉砕するので、樹脂製廃棄
物に付着している汚れが軽減されるとともに臭い成分も
低減される。したがって、このような樹脂製廃棄物から
様々な成形品を安定して製造することができ、用途の幅
が広がる。
【0048】前記分別工程3では、複数種類の樹脂粉砕
物および不純物粉砕物を水中に流通させつつ、それらの
比重差によって分別するので、比較的簡単な装置で容易
に複数種類の樹脂粉砕物および不純物粉砕物を分別する
ことができ、効率が良くコストの削減にもつながる。
【0049】前記細粉砕工程5では、それぞれ約1mm
以下に粒度を調整した樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉とを得
ることができ、これら樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉とを混
練工程において、容易に混練・溶融することができ、樹
脂粉砕粉と木質系粉砕粉とを分離することなく、より均
一に混合された混合材料とすることができる。よって、
成形工程でこの混合材料を容易に所定の形状に成形する
ことができ、成形性が良好な樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉
とを含む木質様成形品を製造することができる。したが
って、樹脂製廃棄物と木質系産業廃棄物との両方を利用
することで資源の有効利用および環境保護の観点からも
優れる。
【0050】前記細粉砕工程5において、前記樹脂粉砕
物や木質系粉砕物は約1mm以下に細粉砕されるので、
例えば、溶融する際に、融解しなかったものが、成形機
に引っかかる等の不具合を生じることなく、容易に成形
することができ、また、樹脂粉砕物や木質系粉砕物に含
まれていた金属類等の不純物を除去することができる。
【0051】また、焼却スラグや火山灰スラグ等を含む
エコセメントから成形された固体物と、樹脂粉砕粉と木
質系粉砕粉とから成形された木質様成形品とを組み立て
て製品を得るので、従来、最終処分場での廃棄が主であ
った焼却スラグや火山灰スラグ等を利用することができ
るとともに、完全に廃棄物のみを使用した製品とするこ
とができる。
【0052】なお、本発明の実施の形態の廃棄物処理シ
ステムにおいて、前記樹脂製廃棄物粗粉砕工程2では、
回収された樹脂製容器包装廃棄物と樹脂製産業廃棄物で
ある樹脂製廃棄物を湿式で粗粉砕していたが、例えば、
前記樹脂製容器包装廃棄物と樹脂製産業廃棄物とを乾式
で粗粉砕しても良い。乾式で粗粉砕するには、例えば、
ハンマミル等の周知の粉砕機によって樹脂製廃棄物を粉
砕すれば良い。このように乾式で粗粉砕すると、乾式で
粗粉砕された樹脂製廃棄物は、乾燥した粉砕物とされる
ので、湿式で粗粉砕する場合に比して、脱水や乾燥処理
をする必要がなく、その手間が省ける。
【0053】また、前記分別工程3では、複数種類の樹
脂粉砕物および不純物粉砕物を水中に流通させつつ、そ
れらの比重差によって分別していたが、これに限らず、
例えば、樹脂粉砕物や不純物粉砕物を手作業で分別した
り、高圧空気の力で吹き飛ばし、その飛距離によって分
別しても良い。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、樹脂製容器包
装廃棄物や樹脂製産業廃棄物は粗粉砕し分別されること
で、前処理されるので、有機系材料成形プラントで容易
に成形されて成形品とされる。したがって、樹脂製廃棄
物の量を低減できるとともにマテリアルリサイクル化を
図ることができる。
【0055】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記木質系
産業廃棄物は粗粉砕されることで、前処理されるので、
有機系材料成形プラントで樹脂粉砕物と容易に成形され
て成形品を得ることができる。したがって、木質系産業
廃棄物の量を低減できるとともにマテリアルリサイクル
化を図ることができる。
【0056】請求項3の発明によれば、請求項1または
2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、樹
脂製廃棄物に付着している汚れが軽減されるとともに臭
い成分も低減される。したがって、このような樹脂製廃
棄物から様々な成形品を安定して製造することができ、
用途の幅が広がる。
【0057】請求項4の発明によれば、請求項1または
2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、樹
脂製廃棄物を乾燥した粉砕物とすることができる。した
がって、請求項3に比して、粉砕することによって得ら
れた粉砕物を脱水や乾燥処理する必要がなく、その手間
が省ける。
【0058】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
いずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、比較的簡単な装置で容易に複数種類の樹脂粉砕物お
よび不純物粉砕物を分別することができ、効率が良くコ
ストの削減にもつながる。
【0059】請求項6の発明によれば、請求項2〜5の
いずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉とを分離することな
く、より均一に混合された混合材料とすることができ
る。よって、この混合材料を容易に所定の形状に成形す
ることができ、成形性が良好な樹脂粉砕粉と木質系粉砕
粉とを含む成形品を製造することができる。したがっ
て、樹脂製廃棄物と木質系産業廃棄物との両方を利用す
ることで資源の有効利用および環境保護の観点からも優
れる。
【0060】請求項7の発明によれば、請求項6と同様
の効果を得ることができるのは勿論のこと、従来、最終
処分場での廃棄が主であった焼却スラグや火山灰スラグ
等を利用することができるとともに、完全に廃棄物のみ
を使用した製品とすることができる。よって、マテリア
ルリサイクル化を推進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すためのもので、廃棄
物処理システムを示す概略図である。
【符号の説明】
1 樹脂製廃棄物回収工程 2 樹脂製廃棄物粗粉砕工程 3 分別工程 4 樹脂粉砕物処理工程 5 細粉砕工程 6 木質系廃棄物回収工程 7 木質系廃棄物粗粉砕工程 8 木質系粉砕物処理工程 9 混練工程 10 成形工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 3/00 B09B 3/00 301Z ZAB B27L 11/00 N B27L 11/00 B09B 3/00 ZAB Fターム(参考) 2B241 DA11 DB01 DB30 4D004 AA07 AA10 AA12 BA02 CA04 CA10 CA14 CA15 CA22 CA45 CB13 CB16 CB31 4D067 DD02 DD07 EE11 GA11 GA16 GA20 GB05 GB07 4D071 AA41 AB14 AB23 CA05 DA15 4F301 BC13 BD05 BD08 BD29 BF02 BF09 BF16 BF26 BF32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品が消費された場合に不要になる容器
    または包装等の不純物を含む樹脂製容器包装廃棄物と、
    不純物を含む樹脂製産業廃棄物とのうちの少なくとも一
    方の樹脂製廃棄物を回収する樹脂製廃棄物回収工程と、 この樹脂製廃棄物回収工程で回収された不純物を含む樹
    脂製廃棄物を、粗粉砕する樹脂製廃棄物粗粉砕工程と、 この樹脂製廃棄物粗粉砕工程で得られた樹脂粉砕物およ
    び不純物粉砕物を、分別する分別工程と、 この分別工程で得られた特定種類の樹脂粉砕物を、有機
    系材料成形プラントで処理する樹脂粉砕物処理工程とを
    含むことを特徴とする廃棄物処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の廃棄物処理システムにお
    いて、 建設系廃木材を含む木質系産業廃棄物を回収する木質系
    廃棄物回収工程と、 この木質系廃棄物回収工程で回収された不純物を含む木
    質系産業廃棄物を、粗粉砕する木質系廃棄物粗粉砕工程
    と、 この木質系廃棄物粗粉砕工程で得られた木質系粉砕物
    を、前記有機系材料成形プラントで処理する木質系粉砕
    物処理工程とを含むことを特徴とする廃棄物処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の廃棄物処理シス
    テムにおいて、 前記樹脂製廃棄物粗粉砕工程では、樹脂製廃棄物を湿式
    で粗粉砕することを特徴とする廃棄物処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の廃棄物処理シス
    テムにおいて、 前記樹脂製廃棄物粗粉砕工程では、樹脂製廃棄物を乾式
    で粗粉砕することを特徴とする廃棄物処理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の廃棄物
    処理システムにおいて、 前記分別工程では、複数種類の樹脂粉砕物および不純物
    粉砕物を水中に流通させつつ、それらの比重差によって
    分別することを特徴とする廃棄物処理システム。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載の廃棄物
    処理システムにおいて、 前記有機系材料成形プラントで、前記樹脂粉砕物および
    前記木質系粉砕物を、1mm以下にそれぞれ細粉砕する
    ことによって樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉とを得る細粉砕
    工程と、 前記樹脂粉砕粉と木質系粉砕粉とを混練、溶融して混合
    材料とする混練工程と、 前記混合材料を所定形状に成形する成形工程とを含むこ
    とを特徴とする廃棄物処理システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の廃棄物処理システムにお
    いて、 焼却スラグや火山灰スラグ等を含むエコセメントを用い
    て固体物を成形し、この固体物と、前記樹脂粉砕粉と木
    質系粉砕粉とを混練、溶融して所定形状に成形してなる
    成形品とを組み立てて製品を得ることを特徴とする廃棄
    物処理システム。
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