JP2003080157A - ドクターナイフ装置 - Google Patents

ドクターナイフ装置

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JP2003080157A
JP2003080157A JP2001278655A JP2001278655A JP2003080157A JP 2003080157 A JP2003080157 A JP 2003080157A JP 2001278655 A JP2001278655 A JP 2001278655A JP 2001278655 A JP2001278655 A JP 2001278655A JP 2003080157 A JP2003080157 A JP 2003080157A
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JP
Japan
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blade
doctor
doctor blade
roll
knife device
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Application number
JP2001278655A
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English (en)
Inventor
Akira Ashitachi
明 芦立
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構造でドクターブレードの交換作業が容
易なドクターナイフ装置を提供する。 【解決手段】ドクターブレード4を支持するためのブレ
ードホルダ5の延在方向端部に連通するガイド19を設
ける。該ガイド19は、ブレード軸Bからオフセットし
た斜め方向から上記ドクターブレード5をブレードホル
ダ5内に案内可能に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼帯等の帯状金属
ならびに帯状の紙、フィルム等を扱う設備に使用される
ロールに付着した異物を除去するためのドクターナイフ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デフレクタロールなどのロールに付着し
た異物を除去する装置としてドクターナイフ装置があ
る。圧延設備など金属を扱う設備で使用されるドクター
ナイフ装置は、例えば図1及び図2に示すように、デフ
レクタロール1の胴長方向に沿って配置される。符号2
は形状検出ロールを示している。
【0003】そのドクターナイフ装置3は、図2及び図
3に示すように、ロール1表面に押し付けられるドクタ
ーブレード4と、該ドクターブレード4の基部4bが挿
入されるブレードホルダ5と、該ブレードホルダ5内に
挿入されたドクターブレード4の基部4bを上記ブレー
ドホルダ5内に保持させるエアチューブ9,10と、上
記ブレードホルダ5を揺動可能に支持するドクターバッ
ク8とを備える。上記ブレードホルダ5,エアチューブ
9,10、及びドクターバック8は、ブレード支持装置
を構成する。
【0004】すなわち、上記ドクターブレード4は、刃
先4aをロール1表面に向けた状態でロール1の胴長方
向に延在する細長い刃物であって、刃先4aをロール1
表面に押し付け可能となっている。また、上記ブレード
ホルダ5は、ドクターブレード4の基部4bを挟んで対
向配置された、トッププレート6と複数のフィンガー7
とから構成される。トッププレート6は、ロール1の胴
長方向に延在する板状の部材である。また、複数のフィ
ンガー7は、ロール1の胴長方向に沿って所定間隔毎に
配置される。そのフィンガー7は、ドクターバック8に
対してピボット11を介して回転する方向に揺動可能な
状態で取り付けられている。符号12はクランプを指
す。
【0005】また、ドクターブレード4のフィンガー7
側には、開放用エアチューブ9及び加圧用エアチューブ
10が、上記ピボット11を間に挟んでドクターブレー
ド4の突出方向に並ぶように配置されている。両チュー
ブ9,10は、共に、ドクターブレード4の延在方向に
沿って延びている。そして、刃先4a側に位置する開放
用エアチューブ9を加圧すると、刃先4aがロール1表
面から離れる方向に移動する(図2では上側に変位)。
一方、開放用エアチューブ9を減圧すると共に加圧用エ
アチューブ10を加圧すると、刃先4aがロール1表面
に押し付けられる。
【0006】上記ドクターブレード4の交換は、ブレー
ドホルダ5を構成するトッププレート6とフィンガー7
との間の狭い部分に対して、ドクターブレード4を抜き
取ったり差し込んだりすることで行われ、上記ブレード
ホルダ5の位置まで手を差し入れて当該交換作業を行
う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記ドクターブレード
4を、トッププレート6とフィンガー7との間の狭い部
分に差し込むことを想定した場合に、当該ドクターブレ
ード4の設置位置の延在方向(この明細書では、ブレー
ド軸Bと呼ぶ。)に干渉物がある場合には、別途、ロー
ル1から離れる方向に待避させるリトラクト機構を設け
て干渉物を避けた状態にしてからドクターブレード4の
交換作業を行う必要がある。しかしながら、この場合に
は、リトラクト機構を備えるだけコスト高となったり、
ドクターナイフ装置が大型化したりする。
【0008】また、設置場所によっては、待避させるだ
けのスペースが確保できない場合もあり、この場合に
は、ブレード交換が困難となる。例えば、図1のような
圧延設備で使用される場合には、図1及び図4に示すよ
うに、ロール1のチョック13がブレード軸Bと干渉し
ていると共に、形状検出ロール2その他の設備によって
ドクターナイフ装置3を後退させて待避させるだけのス
ペースも無い。
【0009】本発明は、上記のような点に着目してなさ
れたもので、簡易な構造でドクターブレードの交換作業
が容易なドクターナイフ装置を提供することを課題とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に記載した発明は、ロールの
胴長方向に延在して刃先がロール表面に押し付けられる
ドクターブレードと、ロール胴長方向に沿って配置され
て、上記ドクターブレードの基部を挿入するブレードホ
ルダを有すると共に当該ブレードホルダに挿入されたド
クターブレードを支持するブレード支持装置とを備えた
ドクターナイフ装置において、上記ブレードホルダの延
在方向端部には、上記ドクターブレードを延在方向に出
し入れ可能な開口部が設けられ、該開口部にはドクター
ブレードを上記ブレードホルダ内に案内するガイドを備
え、該ガイドは、ブレード軸からオフセットした斜め方
向から上記ドクターブレードをブレードホルダ内に案内
可能に設定されていることを特徴とするものである。
【0011】次に、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載した構成に対し、上記ドクターブレードの延在
方向端部には、引っ掛け用の穴若しくは切欠きが設けら
れていることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。なお、上記従来例と同様な
部材には同一の符号を付して説明する。本実施形態のド
クターナイフ装置3の基本構成は、上記従来例と同様で
ある。すなわち、ロール1の胴長方向に沿ってドクター
ブレード4が配置されて、当該ドクターブレード4の刃
先4aがロール1表面に当接可能となっている。
【0013】該ドクターブレード4の基部4bを支持す
るブレードホルダ5は、図5及び図6に示すように、ド
クターブレード4の基部4bを挟んで対向配置する、ト
ップブレードと複数のフィンガー7とから構成される。
トッププレート6は、ロール1の胴長方向に延在する板
状の部材である。また、複数のフィンガー7は、ロール
1の胴長方向に沿って所定間隔毎に配置される。
【0014】上記ブレードホルダ5の一端部側には、ド
クターブレード4をブレードホルダ5内に案内するため
ガイド19が設けられている。ガイド19は、端部に位
置するフィンガー7に連続してブレード軸B方向外方に
延びる第1プレート20と、トッププレート6の延在方
向端部に連続してブレード軸B方向外方向に延びる第2
プレート21とを備える。符号22はトッププレート6
と第2プレート21とを連結して固定する保持部材であ
る。
【0015】上記第2プレート21は、外方に向かうほ
どブレード軸Bから離れるように傾いた傾斜面21aを
有する。上記傾斜面21aの傾斜角度や軸方向の長さ
は、第2プレート21の端部位置が、ブレード軸B方向
に位置する干渉物(ロール1を支持するチョック13な
ど)よりも外方に位置するように設定するのが好まし
い。
【0016】また、上記ドクターブレード4の端部に
は、図7に示すように、引っ掛け穴4cが開口してい
る。ここで、ドクターブレード4は、例えば鋼製や樹脂
製あるいはゴムなどの弾性体製であって長手方向に撓ま
せることができる。上記構成のドクターナイフ装置3に
あっては、ブレード軸B方向にチョック13などの干渉
物があり、且つブレードホルダ5位置まで手を差し入れ
ることが困難な設備の取り合いとなっていても、ドクタ
ーブレード4を、ブレード軸Bからオフセットした位置
からガイド19内に挿入することで、当該ドクターブレ
ード4は、傾斜面21aに沿ってブレード軸B方向に向
けて斜めに移動するように案内され、続けて、ブレード
軸B位置で当該ブレード軸B方向に撓むように案内さ
れ、さらに、そのままガイド19の延在方向に向けて真
っ直ぐに案内されて、ブレードホルダ5を構成するトッ
ププレート6とフィンガー7との間の狭い空間に挿入さ
れる。
【0017】また、取り出す場合には、ドクターブレー
ド4の端部に設けた引っ掛け穴4cに対し、図8のよう
に、フック付き棒状治具24の当該フック部24aを引
っ掛けて引っ張ることで、干渉物があっても、ガイド1
9に沿ってドクターブレード4を容易に取り出すことが
できる。なお、上記引っ掛け穴4cに代えて、図9のよ
うに、ドクターブレード4の端部に切欠き4dを設けて
も良い。
【0018】このように、ブレード軸B方向に干渉物が
あったり、ドクターナイフ装置3を待避するだけの空間
が確保できなくても、またたとえ当該空間が確保できて
も高価なリトラクト装置を設置することなく、簡易な構
成によって、ドクターブレード4の交換作業を行うこと
ができる。ここで、ブレード軸B方向に干渉物が無い場
合であっても、トッププレート6とフィンガー7との間
の狭い空間にドクターブレード4を案内するガイド19
の第2プレート21を設けたので、ドクターブレード4
の交換作業が容易となる。特に、本実施形態のガイド1
9の第2プレートは、ラッパ状に外方に行くほど開口が
大きくなっているので、特にドクターブレード4の挿入
が容易となる。
【0019】なお、ガイド19は、必ずしもラッパ状に
広がっている必要はない。例えば、第1プレート20を
第2プレート21と平行となるように設計しても良い。
また、必ずしも第2プレート21のブレード軸B方向外
端部の開口位置の少なくとも一部が干渉物から外れるよ
うにブレード軸Bからオフセットしていなくても、ドク
ターナイフ4の材質的にその可撓性の及ぶ限度におい
て、挿入が可能なだけ第2プレート21の開口部が広が
っていればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明を採用
すると、ブレード軸方向に干渉物などがあるなど、従来
にあってはドクターブレードの交換が困難となる設備の
取り合い状況下であっても、簡易な構成を付加するだけ
で、当該ドクターブレードの交換作業が容易となるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドクターナイフ装置を説明する平面図である。
【図2】ドクターナイフ装置を説明する側面図である。
【図3】ドクターナイフ装置の詳細を示す拡大図であ
る。
【図4】ドクタブレードの交換時の干渉を説明する図で
ある。
【図5】本発明に基づく実施形態に係るガイドを示す図
であって(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側
面図である。
【図6】本発明に基づく実施形態に係るドクターナイフ
装置を示す側面図である。
【図7】本発明に基づく実施形態に係る引き抜き穴を示
す平面図である。
【図8】本発明に基づく実施形態に係るドクターブレー
ドの引き抜きを説明する図である。
【図9】本発明に基づく実施形態に係る切欠きを示す図
である。
【符号の説明】
1 デフレクタロール 2 形状検出ロール 3 ドクターナイフ装置 4 ドクターブレード 4a 刃先 4b 基部 4c 引っ掛け穴 4d 切欠き 5 ブレードホルダ 6 トッププレート 7 フィンガー 8 ドクターバック 9,10 エアチューブ 13 チョック(干渉物) 19 ガイド 20 第1プレート 21 第2プレート 21a 傾斜面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールの胴長方向に延在して刃先がロー
    ル表面に押し付けられるドクターブレードと、ロール胴
    長方向に沿って配置されて、上記ドクターブレードの基
    部を挿入するブレードホルダを有すると共に当該ブレー
    ドホルダに挿入されたドクターブレードを支持するブレ
    ード支持装置とを備えたドクターナイフ装置において、 上記ブレードホルダの延在方向端部には、上記ドクター
    ブレードを延在方向に出し入れ可能な開口部が設けら
    れ、該開口部にはドクターブレードを上記ブレードホル
    ダ内に案内するガイドを備え、該ガイドは、ブレード軸
    からオフセットした斜め方向から上記ドクターブレード
    をブレードホルダ内に案内可能に設定されていることを
    特徴とするドクターナイフ装置。
  2. 【請求項2】 上記ドクターブレードの延在方向端部に
    は、引っ掛け用の穴若しくは切欠きが設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載したドクターナイフ装
    置。
JP2001278655A 2001-09-13 2001-09-13 ドクターナイフ装置 Pending JP2003080157A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208496A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Doctor Manufacturing Co Ltd ドクター装置
JP2010088968A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Voith Patent Gmbh ブレードコータのブレード交換装置
JP2012051695A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Jfe Steel Corp ロール付帯装置

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