JP2003080012A - インフレータ用フィルタの製造方法 - Google Patents

インフレータ用フィルタの製造方法

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JP2003080012A
JP2003080012A JP2001277568A JP2001277568A JP2003080012A JP 2003080012 A JP2003080012 A JP 2003080012A JP 2001277568 A JP2001277568 A JP 2001277568A JP 2001277568 A JP2001277568 A JP 2001277568A JP 2003080012 A JP2003080012 A JP 2003080012A
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Japan
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filter
mesh
inflator
cylindrical
wound
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JP2001277568A
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Hiroshi Kiwada
博 木和田
Hidetoshi Kimura
秀俊 木村
Masuhiko Murata
益彦 村田
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Nippon Reinz Co Ltd
Original Assignee
Nippon Reinz Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一幅の網状体を使用して種々の長さ、及び
内外径のインフレータ用フィルタを製造可能とする。 【解決手段】 芯となる円柱体1を用意し、それに所定
幅を有する金網2を斜めに重ね巻きしていく。この際、
フィルタの仕様に合わせて巻き径(円柱体1の外径)、
ラップ代を変える(a)。そして、長さが所定寸法にな
ったら、両端部をスポット溶接3して、巻いた金網2が
ばらけないようにする(c)。その後、円筒状となった
金網2を円柱体1から取り外し、所定長さに切断する。
このようにしてフィルタのもととなる円筒状の網状体4
が形成される(c)。その後の工程は従来の工程と同じ
であり、例えば圧縮成型により、空隙率を所定のものと
したり、金網の両端部の処理を行ったりしてフィルタ5
が完成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動車の衝突事故時
に乗員が受ける衝撃を緩和して乗員の安全を図るエアバ
ッグシステム等のインフレータ(ガス発生器)に用いら
れるフィルタを製造する方法に関するものである 【0002】 【従来の技術】自動車の衝突事故時に、インフレータ内
の推進薬(火薬)に点火してガスを爆発的に発生させ、
このガスによりバッグを開き、バッグのクッション効果
で運転者等乗員が受ける衝撃を緩和し乗員の安全を図る
エアバッグシステムは既に実用化され、その使用が拡大
しつつある。 【0003】インフレータのガス発生室において推進薬
から爆発的に発生したガスは冷却用のメッシュに接触し
た後に筒状のフィルタを内側から外側へ通過し、フィル
タの外側に筒壁に沿って設けられた複数個のガス通過孔
を通ってインフレータからバッグ内へ流入し、バッグを
展開する。上記フィルタはガス中に含まれている爆発し
た推進薬の粉塵等の、高温の微粒子がバッグ内に流入し
ないようにこれを捕捉するものである。このフィルタに
は高い耐熱性が要求されるので、従来は、金属線(通常
ステンレス線)を平織りした金網、メリヤス編みした金
網を筒状に多重に巻回して、スポット溶接により固定し
た後、圧縮成型して所望の空隙率を有する形状とするこ
とにより形成されたものが用いられていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】インフレータ用のフィ
ルタは、インフレータの種類に応じて色々な長さ、及び
内外径のものが使用されている。そのため、従来のよう
な製造方法の場合、金網をフィルタの長さに応じた幅×
長さに切断し、それを筒状に巻回した後、所定の形状に
圧縮成型していた。このような方法によると、所定の形
状と空隙率を有するフィルタを得るためには、それらに
応じた適正な幅と長さを有する金網が必要となるが、金
網の幅は編み機の口径によって決まってしまうものであ
るため、それぞれの所用の幅に応じて口径の異なる編み
機を用意しなければならなかった。 【0005】特に、助手席に使用されるエアバッグ用の
インフレータには細長いフィルタが必要とされ、そのた
めには幅が300mm〜500mmに達する金網を作る必要があ
る。これに対応するには、編み機もこれに合わせて大型
のものを用意する必要があるという問題点があった。 【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、同一幅の網状体を使用して種々の長さ、及
び内外径のインフレータ用フィルタを製造可能とするこ
と、及び狭い幅の網状体を使用して長さの長いインフレ
ータ用フィルタを製造可能とすることを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記課題は、インフレー
タ用フィルタを製造する方法であって、網状体をラップ
させながら斜め巻きして所定寸法の円筒状体を形成し、
その後、前記円筒状態を所定長さに切断することによ
り、網状体が重ね巻きされた円筒を形成する工程を有す
ることを特徴とするインフレータ用フィルタの製造方法
(請求項1)により解決される。 【0008】本手段においては、所定形状のフィルタを
得るために従来必要とした幅よりも狭い幅の、金網等の
網状体を使用し、これをラップさせながら斜め巻きす
る。必要に応じて芯となる円筒体(円柱体)を使用し、
これに網状体を巻き付けることにより重ね巻きを行う。
斜め巻きを行っているので、狭い幅の網状体を使用した
場合でも、巻き数を変えることにより、フィルタのもと
となる円筒状の網状体の長さと大きさ(内径、外径)を
任意に変えることができるので、任意の長さ、及び内外
径のフィルタを製造することができる。 【0009】そして、所定の長さとなったところで、切
断してフィルタのもととなる円筒状の網状体とする。切
断の前又は切断の後で、スポット溶接等により、巻かれ
た網状体がばらけないように固定する。ただし、網状体
のサイズによっては固定が不要な場合もある。このよう
にして、円筒状の網状体が形成された後は、従来方法と
同じ工程を経てフィルタを形成する。 【0010】なお、本手段(請求項1)において網状体
とは、編まれたものの他にエキスパンドメタルのような
網状体を含み、かつ網状体と実質的に同じ作用を有する
フック金属板をも含むものを意味する。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例
を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態
の1例であるインフレータ用フィルタの製造方法を製造
する工程の一部を示す概要図である。 【0012】まず、芯となる円柱体1を用意し、それに
所定幅を有する金網2を斜めに重ね巻きしていく。この
際、フィルタの仕様に合わせて巻き径(円柱体1の外
径)、ラップ代を変える(a)。そして、長さが所定寸
法になったら、両端部をスポット溶接3して、巻いた金
網2がばらけないようにする(c)。その後、円筒状と
なった金網2を円柱体1から取り外し、所定長さに切断
する。このようにしてフィルタのもととなる円筒状の網
状体4が形成される(c)。 【0013】その後の工程は従来の工程と同じであり、
例えば圧縮成型により、空隙率を所定のものとしたり、
金網の両端部の処理を行ったりしてフィルタ5が完成す
る。完成したフィルタ5は、図2に示すように、保護外
筒6の中に入れられて使用される。保護外筒6は、図に
示すようなパンチングメタルの他に、エキスパンドメタ
ル(ラスメタル)で形成されるのが普通である。また、
保護外筒6は、必ず使用されるものではなく、フィルタ
の種類によっては使用されないものもある。 【0014】推進薬から爆発的に発生したガスは、フィ
ルタ5の空隙を通り抜けた後、保護筒6で被覆されてい
る部分においては更に保護外筒6の貫通小穴7を通っ
て、エアバッグ等に導かれる。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一幅の網状体を使用して種々の長さ、及び内外径のイ
ンフレータ用フィルタを製造可能とすること、及び狭い
幅の網状体を使用して各種形状(長さ×内外径)のイン
フレータ用フィルタを製造可能とすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の1例であるインフレータ
用フィルタの製造方法を製造する工程の一部を示す概要
図である。 【図2】インフレータ用フィルタの使用される状態を示
す図である。 【符号の説明】 1…円柱体 2…金網 3…スポット溶接点 4…フィルタのもととなる円筒状の網状体 5…フィルタ 6…保護外筒 7…貫通小穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 益彦 神奈川県大和市深見西一丁目5番2号 日 本ラインツ株式会社内 Fターム(参考) 3D054 DD11 DD15 DD18 4D019 AA01 BA02 BB02 CA03 CB04 CB06

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 インフレータ用フィルタを製造する方法
    であって、網状体をラップさせながら斜め巻きして所定
    寸法の円筒状体を形成し、その後、前記円筒状態を所定
    長さに切断することにより、網状体が重ね巻きされた円
    筒を形成する工程を有することを特徴とするインフレー
    タ用フィルタの製造方法。
JP2001277568A 2001-09-13 2001-09-13 インフレータ用フィルタの製造方法 Pending JP2003080012A (ja)

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