JP2003080007A - 凝集沈殿方法並びに沈殿装置 - Google Patents

凝集沈殿方法並びに沈殿装置

Info

Publication number
JP2003080007A
JP2003080007A JP2001271876A JP2001271876A JP2003080007A JP 2003080007 A JP2003080007 A JP 2003080007A JP 2001271876 A JP2001271876 A JP 2001271876A JP 2001271876 A JP2001271876 A JP 2001271876A JP 2003080007 A JP2003080007 A JP 2003080007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zone
flocs
water
filter medium
turbulent flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001271876A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4135341B2 (ja
Inventor
Kunio Fujita
邦夫 藤田
Osamu Yamashita
修 山下
Yasutaka Suetsugu
康隆 末次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishigaki Co Ltd
Original Assignee
Ishigaki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishigaki Co Ltd filed Critical Ishigaki Co Ltd
Priority to JP2001271876A priority Critical patent/JP4135341B2/ja
Publication of JP2003080007A publication Critical patent/JP2003080007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4135341B2 publication Critical patent/JP4135341B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原水中に含まれる微細な懸濁物質を凝集フロ
ック化させて沈殿分離させる凝集沈殿方法と凝集沈殿装
置を提供する。 【解決手段】 原水の上向流とその上方の乱流発生部材
(16)に流入する水流間に発生する撹乱によりフロッ
クを成長させ、乱流発生部材(16)を通過する小さな
フロックを再成長させて、乱流発生部材(16)の上部
に成長したフロックでブランケットゾーン(F)を形成
し、微細なフロックも捕捉させ、このブランケットゾー
ン(F)で捕捉できなかった超微細なフロックを浮上充
填材(2)のろ材層(5)で固液分離を行って処理水を
抜出すと共に、沈降濃縮ゾーン(A)の濃縮汚泥を適宜
引抜いて、乱流発生部材(16)の上方に経時的に上昇
するフロックのブランケットゾーン(F)の界面を調整
し、継続的に固液分離を行うもので、高濁度原水におい
ても長時間に渡って安定した連続運転が可能となり、薬
品注入率が少なくて、大きな処理速度と大きな除濁機能
を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、河川水、雨水あ
るいは工場排水などの原液に無機または有機凝集剤を添
加して原水中に含まれる微細な懸濁物質を凝集フロック
化させて沈殿分離させる凝集沈殿方法と凝集沈殿装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浮上性の中空円筒ろ材からなる下
段の充填層と、粒径の小さい粒状ろ材からなる上段の充
填層を形成し、大きな懸濁物を下段の充填層で分離した
原水中から小さな懸濁物を上段の充填層で捕捉して、充
填層が目詰まりした時に、ろ材を空気で流動させて充填
層の目詰まりを解消する懸濁液のろ過装置は、例えば、
特開平6−277407号公報に記載してあるように公
知である。また、沈殿槽に多数の傾斜板とその上方に浮
上性のろ材充填部を設け、粒径の大きい懸濁物を傾斜板
の上に沈殿させ、粒径の小さい懸濁物を浮上性ろ材で除
去して、浮上性ろ材が目詰まりした時に、空気導入管か
ら空気を吹込んでろ材を流動・攪拌する装置も、例え
ば、特開平6−63321号公報に記載してあるように
公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の上下2段に
上下充填剤の粒径や形状を変えることにより、大きな懸
濁物質と微細な懸濁物質をろ過作用により効率よく除去
できるものであり、ろ材の比重が軽く洗浄が簡単に行え
るものであるが、高濁原水を高速で処理した場合、急激
な目詰まりが発生し頻繁に洗浄する必要があった。ま
た、粒径の大きい懸濁物を傾斜板の上に沈殿させ、粒径
の小さい懸濁物を浮上性ろ材で除去する装置にあって
は、接触沈殿作用による処理であり、高速で処理した場
合、ブレークスルー現象が起き易く除濁率の低下の恐れ
があった。そして、上記従来の槽壁から流入させた原水
を上向流で通水する装置にあっては、沈殿濃縮ゾーンが
原水流入位置より下部にあり、原水中の微細な懸濁物質
の上向きの流れが、粗大化した凝集フロックの沈降の邪
魔をして、沈降分離に支障を来していた。この発明は、
上記の従来の課題を解決するために、高濁度原水におい
ても少ない薬品注入率で長時間に渡って安定した連続運
転を可能とし、大きな処理速度と除濁機能を有する凝集
沈殿方法と凝集沈殿装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る凝集沈殿
方法の要旨は、ろ過槽の沈殿濃縮ゾーンの上方に凝集フ
ロックを含む原水を上向流で流入させ、この原水とその
上方の乱流発生部材に流入する水流間に発生する撹乱に
よりフロックを成長させ、成長したフロックを沈殿濃縮
ゾーンに沈殿させ、乱流発生部材を通過する小さなフロ
ックを乱流により再成長させ、乱流発生部材の上部に成
長したフロックでブランケットゾーンを形成させて、乱
流発生部材を通過した微細なフロックも捕捉させ、この
ブランケットゾーンで捕捉できなかった超微細なフロッ
クを浮上充填材のろ材層で固液分離を行った後、処理水
を抜出すと共に、乱流発生部材の上方に経時的に上昇す
るフロックのブランケットゾーンの界面がろ材層の近傍
に上昇した時、原液を供給しながら沈降濃縮ゾーンの濃
縮汚泥を適宜引抜いて、ブランケットゾーンの界面を調
整して、継続的に固液分離を行うもので、少量の薬品を
原液に添加して、大きな処理速度と除濁機能を有する凝
集沈殿方法である。
【0005】そして、処理水の濁度が設定値を越えた
時、原液の流入を停止して、ろ過槽上部に形成したろ材
層の下方からろ過槽の外部に排水し、浮上充填材で捕捉
したフロックを水流と比重差により分離して、ブランケ
ットゾーンを破壊、消滅させることなく、分離したフロ
ックをろ過槽の外部に排出させ、フロックを捕捉した浮
上充填材を再生させる凝集沈殿方法である。また、ろ材
層の下方からろ過槽の外部に排出した後、適宜ろ材層中
に洗浄水を噴射して、浮上充填材の洗浄排水をろ材層の
下方からろ過槽の外部に排出して、ろ材層の全体を洗浄
する凝集沈殿方法である。
【0006】凝集沈殿方法を実施するための装置が、ろ
過槽に浮上充填材を収納してろ材層を形成し、このろ材
層の下方から凝集フロックを含む原液を上向流で供給
し、ろ過槽の槽底に成長したフロックの沈殿濃縮ゾーン
と、ろ過槽の頂部に処理水の回収ゾーンを設けた固液分
離装置において、上記ろ過槽内の沈殿濃縮ゾーンの上方
に原水流入管を延設し、原水流入管の上部にフロックを
成長させる緩速攪拌ゾーンを設け、この緩速攪拌ゾーン
の上方にフロックを再成長させる乱流発生部材のブラン
ケット促進ゾーンを配設すると共に、乱流発生部材の上
方に界面調整ゾ―ンを配設して、この界面調整ゾ―ンに
成長したフロックのブランケットゾーンを形成させ、界
面調整ゾ―ンの上部に浮上性の空隙率の大きな浮上充填
材を収納してろ材層の接触分離ゾーンを形成させた凝集
沈殿装置である。界面が継時的に上昇するブランケット
ゾーンは、ろ材層の下方近傍の界面調整ゾーンに濃縮フ
ロックの界面検出器を設け、この界面検出器と排泥排出
管の自動弁を連動連結して、連続運転を行いながら沈殿
濃縮汚泥を引抜いて、界面調整ゾーンに形成したブラン
ケットゾーンの界面を適宜自動調整させるもので、微細
フロックを捕捉するブランケットゾーンを破壊すること
なく常時形成させて良好な処理水が得られるものであ
る。
【0007】フロックを再成長させる乱流発生部材は乱
流によりフロックを再成長させる構造であればよいもの
で、水より重い比重で空隙率の大きな小片接触材を通孔
を有する漏出防止板に積層すれば、上向流に対するよど
み部分と緩速攪拌部分が形成され、乱流攪拌効果により
凝集フロックをより大きく成長させることができる。ま
た、乱流発生部材を多段に並設した傾斜板としても、あ
るいは、通孔を有する多孔板を所定の間隔をあけて複数
段に並設してもよく、上向流に対するよどみ部分と緩速
攪拌部分が形成され、乱流攪拌効果により凝集フロック
をより大きく成長させることができるものである。ま
た、浮上充填材のろ材層から沈降分離される凝集フロッ
クや浮上充填材の内部に捕捉した原水中に含まれる微細
フロックが混合攪拌しながら貯留されることとなり、非
常に高濃度で凝集フロックが浮遊および沈着する状況が
維持されるものである。
【0008】ろ材層を形成する浮上充填材は、凹凸のな
い短尺筒状ろ材をランダムに積層したろ材層からなり、
上向流に対するよどみ部分が形成され、原水中に含まれ
る微細フロックを沈降させ、また微細フロック同士が結
合して成長させる。凹凸の少ない浮上充填材は滑りやす
く、捕捉したフロックをブランケットゾーンに沈降分離
させる。そして、多くのフロックを捕捉した浮上充填材
は、比重が水より重くなり沈殿するが、浮上充填材は沈
降している間に揺動して捕捉したフロックが剥離脱落
し、洗浄された新しい浮上充填材として、再びろ材層に
浮上して微細フロックを捕捉するものである。また、沈
殿濃縮ゾーンの上部に突設した原水流入管が、複数の噴
射口に分岐して上方に向って開口してあり、上向きに通
水する原水に偏流を与えることにより、原水の流れがな
い個所をつくることとなり、沈降してくる凝集フロック
を沈殿濃縮ゾーンに沈殿させることができる。
【0009】浮上充填材が捕捉したフロックを剥離脱落
させるために、ろ材層の下方に洗浄排水管を配設し、処
理水が懸濁した時に、流速と比重差により浮上充填材か
らフロックを分離してろ過槽外に排出させるもので、処
理水が更に悪化した時には、ろ材層の下方からろ材層の
高さの水をろ過槽外部に排出すれば、排水される水の流
速と浮上充填材の浮力により差速が生じろ材層の浮上充
填材から捕捉したフロックを剥離脱落させ、ブランケッ
トゾーンを破壊、消滅させることなく、界面調整ゾーン
の上部から洗浄排水を排出して、浮上充填材を洗浄再生
することができる。また、処理水室にろ材層に向って洗
浄水流入管を配設して、浮上充填材のろ材層に洗浄水を
適宜噴射すれば、ろ材層の下方から浮上充填材の洗浄排
水をろ過槽外部に排出して、浮上充填材の全体を洗浄再
生させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明に係る凝集沈殿方法と凝
集沈殿装置は上記のように構成してあり、原水中に少量
の原水と中和剤を添加して、原水供給管からろ過槽の沈
殿濃縮ゾーンの上部に上向流で流入させる。上向流で流
入した凝集フロックを含む原水は、上向きの流入口と乱
流発生部材との間に発生する水流の撹乱による緩速攪拌
作用で、フロックが成長する。この緩速攪拌ゾーンで成
長したフロックは沈降濃縮ゾーンに沈降して、沈殿濃縮
汚泥となる。成長しきれなかった比較的小さなフロック
は、上向流によりブランケット促進ゾーンの乱流発生部
材へ流入する。乱流発生部材で乱流を発生させることに
より、乱流発生部材を通過した小さいフロックを再度成
長させて、界面調整ゾーンにフロックのブランケットゾ
ーンを形成する。そして、ブランケットゾーンは、それ
自身ブランケット促進ゾーンでも捕捉できなかった微細
なフロックを捕捉してフロックを清澄させる。このブラ
ンケットゾーンで捕捉できなかった超微細なフロックを
浮上充填材のろ材層で固液分離を行った後、ろ過槽上部
から処理水を抜き出す。
【0011】乱流発生部材の上方の、経時的に上昇する
フロックのブランケットゾーンの界面がろ材層に到達す
ると処理水は懸濁するが、ブランケットゾーンの界面が
ろ材層の近傍に上昇した時、界面調整ゾーンに設けた界
面自動検出器でブランケットゾーンの界面を検知して、
検知信号で連動させる排泥排出管の自動弁を開放し、沈
殿濃縮ゾーンに堆積した濃縮フロックを連続運転中に抜
出して、ブランケットゾーンの界面がブランケット促進
ゾーンの上部近傍の位置まで低下した時に排泥排出管の
自動弁を閉塞する。降下したブランケットゾーンのフロ
ックは、乱流発生部材の下方に沈降し、同時に乱流発生
部材に捕捉・滞留しているフロックも、ろ過槽外に抜出
す水流により下方に排出して沈降させて沈殿濃縮部に貯
留する。残余のブランケットゾーンは破壊・消滅するこ
となくブランケット促進ゾーンの上に維持される。そし
て、処理水の濁度が設定値を越えないように界面調整ゾ
ーンに形成されるブランケットゾーンの界面を適宜調整
しながら連続運転を行って、長い連続処理が可能とな
る。
【0012】処理水の濁度が設定値を越えた時、原水流
入管からの原液の供給を停止して、ろ材層の下方の洗浄
排水管から浮上充填材を収納した接触分離ゾーンの水を
排水すれば、ろ過槽外に抜出す水流と、水と浮上充填材
の比重差によりろ材層に捕捉し、あるいは沈着したフロ
ックを浮上充填材から分離してろ過槽外に排出される。
更に、処理水の濁度が増加した時には、接触分離ゾーン
の水をろ材層の下方からろ過槽外部に排出した後、適宜
洗浄排水管からろ材層中に洗浄水を噴射して、浮上充填
材のシャワリングを行い、洗浄排水をろ材層の下方から
ろ過槽外部に排出する。この洗浄排水をろ材層の下方か
らろ過槽外部に排出し、原水槽に返送する。洗浄後もブ
ランケットゾーンを破壊・消滅させることなく、ろ材層
を形成する浮上充填材を洗浄して再生させて、通常の連
続運転を行うことができる。
【0013】
【実施例】この発明に係る凝集沈殿方法並びにその装置
について、図面に基づき詳述すると、図1は凝集沈殿装
置であって、凝集フロックを含む原水を流入させるろ過
槽1に浮上充填材2が収納してあり、ろ過槽1の上部に
張設したろ材流出防止網3とその下方の通孔を有するろ
材支持板4の間にろ材層5を形成してある。ろ材層5と
ろ材支持板4の間には浮上充填材2の流動水域が設けて
ある。ろ過槽1は底部を逆円錐状とした沈殿濃縮部6が
設けてあり、成長したフロックを濃縮貯留する沈殿濃縮
ゾーンAとしてある。ろ過槽1の逆円錐状の底部に排泥
排出管7が連結してあり、排泥排出管7に濃縮したフロ
ックを抜出す自動弁8が介装してある。ろ過槽1のろ材
流出防止網3の頂部に越流堰9を併設した処理水室10
が設けてあり、越流堰9に処理水管11を連結して処理
水の回収ゾーンBとしてある。
【0014】ろ過槽1内の沈殿濃縮ゾーンAの上方に原
水流入管12が延設してあり、沈殿濃縮ゾーンAの上部
に突設した原水流入管12が、この発明の実施例では2
本の噴射口13、13に分岐して上方に向って開口して
ある。原水の上向きの流れと微細な懸濁物質が粗大化し
た凝集フロックの沈降分離の妨げとならないように噴射
口13の数を少なくしてあり、昇降流と下降流が層流を
形成するようにしてある。この噴射口13は適宜増加し
て3、4本としてもよいものである。原水流入管12の
上部にスペースを設け、フロックを成長させる緩速攪拌
ゾーンCとしてある。なお、原水流入管12に凝集剤注
入管14と中和剤注入管15が連結してあり、例えば、
工場排水などの原水に凝集剤としてPACを添加し、P
Hを7.2〜6.8の中性域に調整してろ過槽1に供給
する。
【0015】原水流入管12の上部に設けた緩速攪拌ゾ
ーンCの上方にフロックを再成長させる乱流発生部材1
6のブランケット促進ゾーンDが配設してある。乱流発
生部材16は、図1の実施例では、水より重い比重で空
隙率の大きな中空状の小片接触材17を通孔を有する漏
出防止板18に積層してあり、小片接触材17は樹脂や
セラミック、あるいは金属などで比重が1.1以上、直
径20〜50mm、長さ20〜50mmの円筒、角筒、
中空球状、あるいは中空多面体等の空隙率の大きい中空
体を使用してある。緩速攪拌ゾーンCでは原水流入管1
2から緩速攪拌ゾーンCに流入した凝集フロックを含む
原水を、上向きの噴射口13の流入口と乱流発生部材1
6との間に発生する水流の撹乱により緩速攪拌作用を起
させるようにしてある。適宜積層した乱流発生部材16
は、上向流に対するよどみ部分と緩速攪拌部分が形成さ
れ、乱流攪拌効果により凝集フロックをより大きく成長
させることができ、多くの懸濁物質が捕捉される。そし
て、フロックを成長させて沈殿濃縮ゾーンAに沈降さ
せ、沈殿濃縮部6に濃縮貯留するようにしてある。
【0016】図2に示す乱流発生部材の実施例では、並
列した傾斜板19…を並列方向を変えて多段に積層して
乱流発生部材16を形成してある。図3及び図4に示す
実施例では、複数の通孔20a…を穿設した複数枚の多
孔板20を間隔を開けて連結杆21に止着して、それぞ
れの上下方向の通孔20aの位置をずらせてあり、上向
流に対するよどみ部分と緩速攪拌個所を多数作り、表面
の凹凸の少ない構造のものとしてある。これらの乱流発
生部材16は、上向流に対するよどみ部分と緩速攪拌個
所を多く造り、凝集フロックをより大きく成長させるよ
うにしてあり、充填物内に捕捉した原水中に含まれる微
細フロックが混合攪拌されながら貯留されることとな
り、非常に高濃度で凝集フロックが浮遊及び沈着する状
況が維持されるブランケット促進ゾーンを形成してあ
る。
【0017】図1に示すように、乱流発生部材16の上
方に界面調整ゾ―ンEが配設してあり、成長しきれなか
った比較的小さなフロックが、上向流により乱流発生部
材16を通過して流入するようにしてある。乱流発生部
材16で乱流を発生させることにより、通過した小さい
フロックを再度成長させて乱流発生部材16の上方にブ
ランケットゾーンFを形成させるようにしてある。この
ブランケットゾーンFはブランケット促進ゾーンDでも
捕捉できなかった微細なフロックを捕捉することができ
る。ろ材層5の下方のろ材支持板4の近傍の界面調整ゾ
ーンEに濃縮フロックの上限の界面検出器22と、乱流
発生部材16の上部近傍の界面調整ゾーンEに、濃縮フ
ロックの下限の界面検出器23がそれぞれ設けてあり、
排泥排出管7の自動弁8と連動連結してある。
【0018】ブランケットゾーンFの界面は経時的に上
昇し、ろ過槽1の上部のろ材層5に到達し、捕捉量の限
界を超えると処理水が悪化するが、ブランケットゾーン
Fの界面がろ材層5の下方のろ材支持板4近傍まで上昇
してきた時に、引続き原水供給管12から原水を供給し
ながら、ブランケットゾーンFのフロックの界面を界面
検出器22で検知して、その検知信号で排泥排出管7の
自動弁8を開放し、沈殿濃縮部6の沈殿濃縮汚泥を連続
運転中に引抜くようにしてある。そして、ブランケット
ゾーンFの界面が乱流発生部材16のブランケット促進
ゾーンの上部近傍の位置まで低下した時に、界面検出器
23で検知して、自動弁8を閉止させるようにしてあ
る。ブランケットゾーンFを破壊・消滅させることなく
通常の運転を行うようにしてある。
【0019】この界面調整ゾ―ンEの上方に形成したろ
材層5は、浮上性の空隙率の大きな浮上充填材2を収納
して接触分離ゾーンGが形成してある。この浮上充填材
2は比重0.9、直径15mm、長さ15mmの凹凸の
ない短尺チューブを使用してある。このろ材層5を形成
している接触分離ゾーンGにブランケットゾーンFにお
いて捕捉できなかった超微細なフロックが上昇して流入
する。原水中に含まれる超微細なフロックを沈着させ、
超微細フロック同士を結合させ、成長したフロックの一
部を界面調整ゾーンEに落下させ、ブランケットゾーン
Fに降下させる。また、浮上充填材2のろ材層5から沈
降分離される凝集フロックや浮上充填材2の内部に捕捉
した原水中に含まれる微細フロックが混合攪拌しながら
乱流発生部材16に貯留される。したがって、非常に高
濃度で凝集フロックが浮遊および沈着する状況が維持さ
れるものである。
【0020】浮上充填材2のろ材層5に到る凝集フロッ
クは、下部に設置されるブランケット促進ゾーンDと界
面調整ゾーンEに形成されたブランケットゾーンFにお
いて多くの懸濁物質が捕捉されるため非常に少なくな
り、凝集剤の添加量も少なくてすむものである。凝集剤
の添加量が少ないため、凝集フロックは粘着性の少ない
沈降性と剥離性の優れたフロックとなり、凹凸の少ない
浮上充填材2を使用するため、容易に沈殿したフロック
を剥離させることができる。また、多くのフロックを捕
捉した浮上充填材2…は比重が水より重くなり、ろ材支
持板4の上部に落下する。浮上充填材2は沈降している
間にろ材支持板4の通孔から上昇する水流により揺動し
て捕捉したフロックが剥利脱落し、再び洗浄された新し
い浮上充填材2として接触分離ゾーンGに戻り微細フロ
ックを捕捉する。上記の作用によりろ材層5に捕捉され
たフロックは浮上充填材2の内部に捕捉物として残りに
くく、また浮上充填材2は大きな空隙率を持っているた
め、長時間の連続運転が可能となる。
【0021】図1に示すように、ろ材層5の下方のろ過
槽1に洗浄排水管24が連結してあり、処理水管11か
ら抜出す処理水の濁度が設定値を越えた時、原液流入管
12からの原液の供給を停止して、洗浄排水管24から
ろ材層5を収納した接触分離ゾーンGの水を排出し、排
水させる流速と浮上充填材2と水の比重差により浮上充
填材2に捕捉したフロックを分離してろ過槽外に排出さ
せるようにしてある。また、ろ材流出防止網3の近傍の
処理水室10には、ろ材層5に向って洗浄水流入管25
が配設してあり、洗浄排水管24から接触分離ゾーンG
の水を排出した後、適宜ろ材層5に洗浄水を噴射してシ
ャワリングを行えば、ろ材層5全体の浮上充填材2の洗
浄が行われ、ブランケットゾーンFを破壊・消滅させる
ことなく、洗浄後も通常の連続運転を行うことができ
る。なお、符号26は洗浄排水管24に設けた自動弁で
あって、処理水質室10に濁度計27を設け、その検知
信号により自動弁26を開閉させればよいものである。
洗浄排水管24から抜き出した排水は、洗浄排水と一緒
に原液槽に返送する。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明の凝集沈殿方法
と凝集沈殿装置は、ろ過槽に乱流発生部材と凝集フロッ
クのブランケットゾーンとろ材層を組合せて、ブランケ
ットゾーンを消滅させることなく沈殿汚泥の引抜きと、
浮上充填材の洗浄を行うようにしたので、高濁度原水に
おいても長時間に渡って安定した連続運転が可能とな
り、薬品注入率が少なくて、大きな処理速度と大きな除
濁機能有する凝集沈殿方法となるものである。即ち、従
来の高濁原水を高速で凝集沈殿処理すると、急激な目詰
まりが発生し頻繁に洗浄する必要があった。また、ブレ
ークスルー現象が起き易く除濁率悪化の恐れがあり、原
水中の微細な懸濁物質の上向きの流れが、粗大化した凝
集フロックの沈降分離に支障を来していた。この発明の
凝集沈殿方法並びに凝集沈殿装置にあっては、上向流で
流入させる原水とその上方の乱流発生部材に流入する水
流間に発生する撹乱によりフロックを成長させ、小さな
フロックを乱流発生部材に通過させて再成長させ、乱流
発生部材の上部に成長したフロックでブランケットゾー
ンを形成し、微細なフロックも捕捉させ、このブランケ
ットゾーンで捕捉できなかった超微細なフロックを浮上
充填材のろ材層で固液分離を行って処理水を抜出すと共
に、沈降濃縮ゾーンの濃縮汚泥を適宜引抜いて、乱流発
生部材の上方に経時的に上昇するフロックのブランケッ
トゾーンの界面を調整し、継続的に固液分離を行うもの
で、微細フロックを捕捉するブランケットゾーンを破壊
・消滅させることなく常時形成させて良好な処理水が得
られ、少量の薬品を原液に添加して、大きな処理速度と
除濁機能を有する連続運転が可能となるものである。
【0023】また、フロックを再成長させる乱流発生部
材は適宜積層した小片接触材とすれば、上向流に対する
よどみ部分と緩速攪拌部分が形成され、乱流攪拌効果に
より凝集フロックをより大きく成長させることができる
ものである。また、乱流発生部材を多段に並列した傾斜
板とし、あるいは、多段に並列した多孔板としてもよ
く、浮上ろ材のろ材層から沈降分離される凝集フロック
や浮上充填材の内部に捕捉した原水中に含まれる微細フ
ロックが混合攪拌しながら貯留されることとなり、非常
に高濃度で凝集フロックが浮遊および沈着する状況が維
持されるものである。
【0024】そして、ろ材層を形成する浮上充填材が、
凹凸のない短尺筒状ろ材をランダムに積層したろ材層と
してあるので、上向流に対するよどみ部分が形成され、
原水中に含まれる微細フロックを沈降させ、微細フロッ
ク同士が結合し、凹凸の少ないろ材は滑りやすく容易に
沈殿物は界面調整ゾーンのブランケットゾーンに沈降分
離される。また、多くの懸濁物質を捕捉した浮上充填材
は、比重が水より重くなり、沈降している間に揺動して
捕捉したフロックが剥離脱落させるものである。そし
て、原水流入管の噴射口が原水に偏流を与えることによ
り、沈降してくる凝集フロックを沈殿濃縮ゾーンに沈殿
させることができる。
【0025】浮上充填材が捕捉したフロックを剥離させ
るために、ろ材層の下方に洗浄排水管を配設し、処理水
が懸濁した時に、流速と比重差により浮上充填材からフ
ロックを分離してろ過槽外に排出させるもので、処理水
が更に悪化した時には、ろ材層の下方から接触分離ゾー
ンの水をろ過槽外部に排出すれば、排水される水の流速
と浮上充填材の浮力により差速が生じろ材層の下層部の
浮上充填材が捕捉したフロックを剥離脱落させ、ブラン
ケットゾーンを破壊、消滅させることなく、界面調整ゾ
ーンの上部から洗浄排水を排出して、浮上充填材を洗浄
再生することができる。また、処理水室にろ材層に向っ
て洗浄水流入管を配設すれば、浮上充填材のろ材層中に
洗浄水を適宜噴射して、ろ材層の下方から浮上充填材の
洗浄排水をろ過槽外部に排出すれば、浮上充填材の全体
を洗浄再生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る凝集沈殿装置の縦断側面図であ
る。
【図2】乱流発生部材を傾斜板で構成した他の実施例の
側面図である。
【図3】乱流発生部材を通孔を有する多孔板で構成した
他の実施例の側面図である。
【図4】多孔板で構成した乱流発生部材の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ろ過槽 2 浮上充填材 5 ろ材層 7 排泥排出管 8 自動弁 12 原水流入管 13 噴射口 16 乱流発生部材 17 小片接触材 18 漏出防止板 19 傾斜板 20 多孔板 22、23 界面検出器 24 洗浄排水管 25 洗浄水流入管 A 沈殿濃縮ゾーン B 回収ゾーン C 緩速攪拌ゾーン D ブランケット促進ゾーン E 界面調整ゾーン F ブランケットゾーン G 接触分離ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 21/24 B01D 21/24 G H S 21/30 21/30 J 24/00 36/04 24/02 23/10 C 24/46 29/38 510B 29/62 520A 29/66 23/24 Z 36/04 29/08 530C 520B 540A

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ろ過槽(1)の沈殿濃縮ゾーン(A)の
    上方に凝集フロックを含む原水を上向流で流入させ、こ
    の原水とその上方の乱流発生部材(16)に流入する水
    流間に発生する撹乱によりフロックを成長させ、成長し
    たフロックを沈殿濃縮ゾーン(A)に沈殿させ、乱流発
    生部材(16)を通過する小さなフロックを乱流により
    再成長させ、乱流発生部材(16)の上部に成長したフ
    ロックでブランケットゾーン(F)を形成させて、乱流
    発生部材(16)を通過した微細なフロックも捕捉さ
    せ、このブランケットゾーン(F)で捕捉できなかった
    超微細なフロックを浮上充填材(2)のろ材層(5)で
    固液分離を行った後、処理水を抜出すと共に、乱流発生
    部材(16)の上方に経時的に上昇するフロックのブラ
    ンケットゾーン(F)の界面がろ材層(5)の近傍に上
    昇した時、原液を供給しながら沈降濃縮ゾーン(A)の
    濃縮汚泥を適宜引抜いて、ブランケットゾーン(F)の
    界面を調整して、継続的に固液分離を行うことを特徴と
    する凝集沈殿方法。
  2. 【請求項2】 上記処理水の濁度が設定値を越えた時、
    原液の流入を停止して、ろ過槽(1)上部に形成したろ
    材層(5)の下方からろ過槽(1)外部に排水し、浮上
    充填材(2)で捕捉したフロックを水流と比重差により
    分離して、ブランケットゾーン(F)を破壊、消滅させ
    ることなく、分離したフロックをろ過槽(1)の外部に
    排出させることを特徴とする請求項1に記載の凝集沈殿
    方法。
  3. 【請求項3】 上記ろ材層(5)の下方からろ過槽
    (1)の外部に排出した後、適宜ろ材層(5)中に洗浄
    水を噴射して、浮上充填材(2)の洗浄排水をろ材層
    (5)の下方からろ過槽(1)の外部に排出することを
    特徴とする請求項2に記載の凝集沈殿方法。
  4. 【請求項4】 ろ過槽(1)に浮上充填材(2)を収納
    してろ材層(5)を形成し、このろ材層(5)の下方か
    ら凝集フロックを含む原液を上向流で供給し、ろ過槽
    (1)の槽底に成長したフロックの沈殿濃縮ゾーン
    (A)と、ろ過槽(1)の頂部に処理水の回収ゾーン
    (B)を設けた固液分離装置において、上記ろ過槽
    (1)内の沈殿濃縮ゾーン(A)の上方に原水流入管
    (12)を延設し、原水流入管(12)の上部にフロッ
    クを成長させる緩速攪拌ゾーン(C)を設け、この緩速
    攪拌ゾーン(C)の上方にフロックを再成長させる乱流
    発生部材(16)のブランケット促進ゾーン(D)を配
    設すると共に、乱流発生部材(16)の上方に界面調整
    ゾ―ン(E)を配設して、この界面調整ゾ―ン(E)に
    成長したフロックのブランケットゾーン(F)を形成さ
    せ、界面調整ゾ―ン(E)の上部に浮上性の空隙率の大
    きな浮上充填材(2)を収納してろ材層(5)の接触分
    離ゾーン(G)を形成させたことを特徴とする凝集沈殿
    装置。
  5. 【請求項5】 上記ろ材層(5)の下方近傍の界面調整
    ゾーン(E)に濃縮フロックの界面検出器(22、2
    3)を設け、この界面検出器(22、23)と排泥排出
    管(7)の自動弁(8)を連動連結して、連続運転を行
    いながら沈殿濃縮汚泥を引抜いて、界面調整ゾーン
    (E)に形成したブランケットゾーン(F)の界面を適
    宜自動調整させることを特徴とする請求項4記載の凝集
    沈殿装置。
  6. 【請求項6】 上記乱流発生部材(16)が、水より重
    い比重で空隙率の大きな小片接触材(17)を通孔を有
    する漏出防止板(18)に積層してあることを特徴とす
    る請求項4または5に記載の凝集沈殿装置。
  7. 【請求項7】 上記乱流発生部材(16)が、多段に並
    設した傾斜板(19…)であることを特徴とする請求項
    4または5に記載の凝集沈殿装置。
  8. 【請求項8】 上記乱流発生部材(16)が、通孔を有
    する多孔板(20…)を所定の間隔を開けて複数段に並
    設したことを特徴とする請求項4または5に記載の凝集
    沈殿装置。
  9. 【請求項9】 上記浮上充填材(2)が、凹凸のない短
    尺筒状ろ材であることを特徴とする請求項4乃至8の何
    れか1項に記載の凝集沈殿装置。
  10. 【請求項10】 上記沈殿濃縮ゾーン(A)の上部に突
    設した原水流入管(12)が、複数の噴射口(13…)
    に分岐して上方に向って開口してあることを特徴とする
    請求項4乃至9の何れか1項に記載の凝集沈殿装置。
  11. 【請求項11】 上記ろ材層(5)の下方に洗浄排水管
    (24)を配設し、水流と比重差により浮上充填材
    (2)からフロックを分離してろ過槽外に排出させるこ
    とを特徴とする請求項4乃至10の何れか1項に記載の
    凝集沈殿装置。
  12. 【請求項12】 上記処理水室にろ材層(5)に向って
    洗浄水流入管(25)を配設したことを特徴とする請求
    項11に記載の凝集沈殿装置。
JP2001271876A 2001-09-07 2001-09-07 凝集沈殿方法並びに沈殿装置 Expired - Fee Related JP4135341B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001271876A JP4135341B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 凝集沈殿方法並びに沈殿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001271876A JP4135341B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 凝集沈殿方法並びに沈殿装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003080007A true JP2003080007A (ja) 2003-03-18
JP4135341B2 JP4135341B2 (ja) 2008-08-20

Family

ID=19097323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001271876A Expired - Fee Related JP4135341B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 凝集沈殿方法並びに沈殿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4135341B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006068603A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 汚泥処理装置
JP2006255507A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Ngk Insulators Ltd 汚泥脱水システム
JP2008194580A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Km Kankyo Giken:Kk 固液分離装置
CN102641619A (zh) * 2012-05-11 2012-08-22 青岛赛尔环境保护有限公司 混凝沉淀分离器
JP2017159209A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 住友重機械エンバイロメント株式会社 充填材及び凝集沈殿処理装置
KR101787078B1 (ko) * 2015-07-30 2017-10-18 두산중공업 주식회사 부상형 여과장치 및 여과방법
CN112516629A (zh) * 2020-12-01 2021-03-19 李扬 一种用于污水处理的传动刮泥机
CN113880308A (zh) * 2021-11-05 2022-01-04 无锡市德林环保工程有限公司 一体化高效组合浊环净水器
JP7424779B2 (ja) 2019-09-26 2024-01-30 環境電子株式会社 ろ過装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006068603A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 汚泥処理装置
JP4625291B2 (ja) * 2004-08-31 2011-02-02 パナソニック株式会社 汚泥処理装置
JP2006255507A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Ngk Insulators Ltd 汚泥脱水システム
JP2008194580A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Km Kankyo Giken:Kk 固液分離装置
CN102641619A (zh) * 2012-05-11 2012-08-22 青岛赛尔环境保护有限公司 混凝沉淀分离器
KR101787078B1 (ko) * 2015-07-30 2017-10-18 두산중공업 주식회사 부상형 여과장치 및 여과방법
JP2017159209A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 住友重機械エンバイロメント株式会社 充填材及び凝集沈殿処理装置
JP7424779B2 (ja) 2019-09-26 2024-01-30 環境電子株式会社 ろ過装置
CN112516629A (zh) * 2020-12-01 2021-03-19 李扬 一种用于污水处理的传动刮泥机
CN113880308A (zh) * 2021-11-05 2022-01-04 无锡市德林环保工程有限公司 一体化高效组合浊环净水器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4135341B2 (ja) 2008-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10421669B2 (en) Dissolved air flotation device
US4793934A (en) Method for enhancing the separation capacity of a multi-bed filtration system
CN207941295U (zh) 污水沉淀处理系统
JP3836250B2 (ja) 凝集沈殿装置
JP4135341B2 (ja) 凝集沈殿方法並びに沈殿装置
KR100955098B1 (ko) 초기우수의 인 제거용 처리장치
JP3640285B2 (ja) 凝集沈殿装置
JPH11244870A (ja) 汚水の凝集沈澱処理装置およびその洗浄方法
KR970074672A (ko) 여과 일체형 침전조 및 그 역세척 방법
JP3866406B2 (ja) 凝集沈澱装置及びその運転方法
JP2011140003A (ja) 濁水処理装置及び濁水処理方法
JP2003265905A (ja) 凝集沈殿装置
JPH06304411A (ja) 凝集沈澱法及びその処理設備
JP3895064B2 (ja) 凝集フロックの貯留回収装置と凝集濾過装置並びに凝集フロックの捕捉回収方法
JPH0780210A (ja) 傾斜板式沈殿槽の洗浄方法
JP3281161B2 (ja) 浄水処理装置
KR101889546B1 (ko) 부상형 여과장치 및 여과방법
JP2002001011A (ja) 凝集沈殿処理装置
JP2854543B2 (ja) 浚渫余水の処理方法及び装置
KR100894645B1 (ko) 자동연속여과장치 부착형 용존공기 가압부상조를 이용한 정수시스템
JP3883596B2 (ja) 濁水処理方法
JP3387696B2 (ja) 懸濁液の清澄化装置
KR101787078B1 (ko) 부상형 여과장치 및 여과방법
JP5754649B2 (ja) 深層ろ過装置
JPH10202010A (ja) 水処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080409

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080513

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4135341

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees