JP2003079757A - 消火ホース用分岐装置 - Google Patents
消火ホース用分岐装置Info
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- JP2003079757A JP2003079757A JP2001272844A JP2001272844A JP2003079757A JP 2003079757 A JP2003079757 A JP 2003079757A JP 2001272844 A JP2001272844 A JP 2001272844A JP 2001272844 A JP2001272844 A JP 2001272844A JP 2003079757 A JP2003079757 A JP 2003079757A
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- pressure
- fire
- water supply
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
- Safety Valves (AREA)
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】単一の送水元から供給される圧力水を複数に分
岐させて使用する消火用ホースの流量と水圧が、一部の
消火用ホースの動作により急激に変動することを防止で
きる消火ホース用分岐装置を得る。 【解決手段】複数の送水先に接続されている送水先側隔
室の圧力が所望の数値から変化した場合、送水元側隔室
と送水先側隔室の間を導通或いは遮断すべく、主弁を移
動させて送水元側隔室から送水先側隔室への圧力水の供
給を制御する。
岐させて使用する消火用ホースの流量と水圧が、一部の
消火用ホースの動作により急激に変動することを防止で
きる消火ホース用分岐装置を得る。 【解決手段】複数の送水先に接続されている送水先側隔
室の圧力が所望の数値から変化した場合、送水元側隔室
と送水先側隔室の間を導通或いは遮断すべく、主弁を移
動させて送水元側隔室から送水先側隔室への圧力水の供
給を制御する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は単一の送水元から単
一或いは複数の消火用ホースへ水を供給するために使用
する消火ホース用分岐装置に関するものである。
一或いは複数の消火用ホースへ水を供給するために使用
する消火ホース用分岐装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、単一の送水元から複数の消火
用ホースへ水を供給することは火災現場の消火活動にお
いて行われている。この場合、送水元からの水を適当な
分岐金具によって複数の消火用ホースへ分配して、単一
の消火用ホースが必要とする水量の複数倍の圧力水を供
給することにより、それぞれの消火用ホースが必要とす
る流量を確保している。
用ホースへ水を供給することは火災現場の消火活動にお
いて行われている。この場合、送水元からの水を適当な
分岐金具によって複数の消火用ホースへ分配して、単一
の消火用ホースが必要とする水量の複数倍の圧力水を供
給することにより、それぞれの消火用ホースが必要とす
る流量を確保している。
【0003】それらの消火用ホースが必要とする流量
は、消火活動の初期、中間、終了間近においてそれぞれ
異なると共に、複数の消火用ホースのそれぞれにおいて
要求される流量は微妙に異なり且つ時々刻々と変化す
る。そのような状況において全ての消火用ホースの要求
を満たすために、送水元側で、全ての消火用ホースの要
求を満たすべく経験的に水圧の調整を行いながら現場作
業に対応している。
は、消火活動の初期、中間、終了間近においてそれぞれ
異なると共に、複数の消火用ホースのそれぞれにおいて
要求される流量は微妙に異なり且つ時々刻々と変化す
る。そのような状況において全ての消火用ホースの要求
を満たすために、送水元側で、全ての消火用ホースの要
求を満たすべく経験的に水圧の調整を行いながら現場作
業に対応している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】送水元側での流量の調
整は、各消火用ホースが大量の水を要求する場合には、
送水元から送水する水の圧力及び流量を増大させると言
う比較的簡単な対応で対処することが出来るが、消火活
動が終了に近付き、各消火用ホースの水の使用が揃わず
に、あるものは大量放水、あるものは少量放水そしてま
たあるものは放水終了と言うバラツキを見せたときに問
題が生じる。
整は、各消火用ホースが大量の水を要求する場合には、
送水元から送水する水の圧力及び流量を増大させると言
う比較的簡単な対応で対処することが出来るが、消火活
動が終了に近付き、各消火用ホースの水の使用が揃わず
に、あるものは大量放水、あるものは少量放水そしてま
たあるものは放水終了と言うバラツキを見せたときに問
題が生じる。
【0005】例えば、単一の消火用ホースが放水に必要
とする流量をqと仮定し、その消火用ホースが単一の送
水元に二本接続されている場合を考えると、送水元側か
ら供給されるべき水の流量Qは、単一の消火用ホースが
必要とする流量qの二倍で無ければならない。送水元側
からそのような流量で水が供給されている場合、二本の
うちのどちらか一方の消火用ホースの使用が停止される
と、その瞬間に未だ使用されている他方の消火用ホース
には必要とする流量qの二倍量の水が供給され、結果と
して圧力が急上昇する。このような急激な流量水圧の変
動は消火用ホースを支えている作業員に対して極めて深
刻な危機的状況を与えることになり、消火用ホースのう
ねりや蛇行、放水口の反動による移動などが、消火作業
員を転倒させたり場合によっては死傷させたりするほ
か、周囲の人員にも多大な危険を与える物となってしま
う。
とする流量をqと仮定し、その消火用ホースが単一の送
水元に二本接続されている場合を考えると、送水元側か
ら供給されるべき水の流量Qは、単一の消火用ホースが
必要とする流量qの二倍で無ければならない。送水元側
からそのような流量で水が供給されている場合、二本の
うちのどちらか一方の消火用ホースの使用が停止される
と、その瞬間に未だ使用されている他方の消火用ホース
には必要とする流量qの二倍量の水が供給され、結果と
して圧力が急上昇する。このような急激な流量水圧の変
動は消火用ホースを支えている作業員に対して極めて深
刻な危機的状況を与えることになり、消火用ホースのう
ねりや蛇行、放水口の反動による移動などが、消火作業
員を転倒させたり場合によっては死傷させたりするほ
か、周囲の人員にも多大な危険を与える物となってしま
う。
【0006】
【課題を解決するための手段】単一の送水元と複数の消
火用ホースを接続するために別途の装置を設置し、その
装置によって消火用ホースに供給される水の流量及び圧
力を適切な値に維持するように工夫することによって課
題が解決される。
火用ホースを接続するために別途の装置を設置し、その
装置によって消火用ホースに供給される水の流量及び圧
力を適切な値に維持するように工夫することによって課
題が解決される。
【0007】そのために必要な構造は、装置の送水元側
隔室を加圧ポンプなどに接続出来るように、また送水先
側隔室には複数の消火用ホースを連結出来るようにし、
送水元側隔室と送水先側隔室の間に主弁を設置し、その
主弁によって常に送水先側が要求する流量及び圧力の水
を供給できるようにしておく。
隔室を加圧ポンプなどに接続出来るように、また送水先
側隔室には複数の消火用ホースを連結出来るようにし、
送水元側隔室と送水先側隔室の間に主弁を設置し、その
主弁によって常に送水先側が要求する流量及び圧力の水
を供給できるようにしておく。
【0008】このような主弁に要求される作用は、送水
先側隔室へ要求される流量及び圧力の水を供給する事が
迅速に行えると共に、送水先側隔室が必要とする流量が
低下した場合には、主弁が迅速に動作して水の供給を遮
断して流量及び圧力を減少させることであり、主弁によ
り送水元側隔室から送水先側隔室への送水を制御するこ
とである。それによって、複数(例えば二本)の消火用
ホースの一方が放水を停止した場合にも、他方の消火用
ホースに供給される水の圧力流量が急激に増大すること
なく、単一のホースが必要とする流量及び圧力の水が安
定的に供給され続けることになり、前述の如き危険な状
態を完全に排除することが出来る。
先側隔室へ要求される流量及び圧力の水を供給する事が
迅速に行えると共に、送水先側隔室が必要とする流量が
低下した場合には、主弁が迅速に動作して水の供給を遮
断して流量及び圧力を減少させることであり、主弁によ
り送水元側隔室から送水先側隔室への送水を制御するこ
とである。それによって、複数(例えば二本)の消火用
ホースの一方が放水を停止した場合にも、他方の消火用
ホースに供給される水の圧力流量が急激に増大すること
なく、単一のホースが必要とする流量及び圧力の水が安
定的に供給され続けることになり、前述の如き危険な状
態を完全に排除することが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】図面に従って本発明の実施例を説
明すると、図1から図5に示す第一の実施例において、
1は隔壁4によって区分された送水元側隔室2と送水先
側隔室3を有する本体で、隔壁4は送水口5を備えてい
る。6は送水元側隔室2に連続する制御室、7は制御室
6に連続する支持筒、8は送水先側隔室3から分岐され
消火用ホース(図示せず)が接続されるべき分岐管、9
は分岐管8から消火用ホースへの水の供給を遮断するレ
バーである。
明すると、図1から図5に示す第一の実施例において、
1は隔壁4によって区分された送水元側隔室2と送水先
側隔室3を有する本体で、隔壁4は送水口5を備えてい
る。6は送水元側隔室2に連続する制御室、7は制御室
6に連続する支持筒、8は送水先側隔室3から分岐され
消火用ホース(図示せず)が接続されるべき分岐管、9
は分岐管8から消火用ホースへの水の供給を遮断するレ
バーである。
【0010】本体1の送水先側隔室3の底部にはドレー
ンプラグを兼ねた支持盤10が液密的に螺着されてお
り、支持盤10の送水口5に対面する面には支軸筒11
が突設されている。また、制御室6に連続する支持筒7
の上方には、支持筒7内へ貫通する螺軸12を備えた回
動盤13が回動自在に固定されており、螺軸12には支
持筒7内部において移動盤14が螺着嵌合されている。
移動盤14の端部には表示突起15が突設されており、
表示突起15は支持筒7に穿設されたスリット16内を
摺動して、支持筒7内における移動盤14の位置を装置
外部へ表示する。
ンプラグを兼ねた支持盤10が液密的に螺着されてお
り、支持盤10の送水口5に対面する面には支軸筒11
が突設されている。また、制御室6に連続する支持筒7
の上方には、支持筒7内へ貫通する螺軸12を備えた回
動盤13が回動自在に固定されており、螺軸12には支
持筒7内部において移動盤14が螺着嵌合されている。
移動盤14の端部には表示突起15が突設されており、
表示突起15は支持筒7に穿設されたスリット16内を
摺動して、支持筒7内における移動盤14の位置を装置
外部へ表示する。
【0011】支持筒7内の移動盤14に対向する部分
(図1においては支持筒7内の底部)に、ピストン17
が挿入されており、該ピストン17と移動盤14の間に
はスプリング18が張設され、スプリング18はピスト
ン17を送水元側隔室2方向へ向けて付勢している。こ
れら螺軸12、回動盤13、移動盤14ならびにスプリ
ング18により設定圧調整手段が構成されている。19
は送水元側隔室2と制御室6を連結する導通孔で、この
導通孔19を介して制御室6に流入した水はピストン1
7をスプリング18の作用に抗して移動させる原動力と
なる。更に、ピストン17の軸20は制御室6を貫通し
て送水元側隔室2を横切り、隔壁4の送水口5及び送水
先側隔室3を通過して、その端部を支持盤10の支軸筒
11に陥入させている。軸20には、本体1の送水先側
隔室3内において主弁21が固定されており、ピストン
17及び軸20の昇降によって主弁21が隔壁4の送水
口5を閉鎖或いは開放する。
(図1においては支持筒7内の底部)に、ピストン17
が挿入されており、該ピストン17と移動盤14の間に
はスプリング18が張設され、スプリング18はピスト
ン17を送水元側隔室2方向へ向けて付勢している。こ
れら螺軸12、回動盤13、移動盤14ならびにスプリ
ング18により設定圧調整手段が構成されている。19
は送水元側隔室2と制御室6を連結する導通孔で、この
導通孔19を介して制御室6に流入した水はピストン1
7をスプリング18の作用に抗して移動させる原動力と
なる。更に、ピストン17の軸20は制御室6を貫通し
て送水元側隔室2を横切り、隔壁4の送水口5及び送水
先側隔室3を通過して、その端部を支持盤10の支軸筒
11に陥入させている。軸20には、本体1の送水先側
隔室3内において主弁21が固定されており、ピストン
17及び軸20の昇降によって主弁21が隔壁4の送水
口5を閉鎖或いは開放する。
【0012】ピストン17と主弁21が送水元側隔室2
に供給された同圧の水の圧力を受けた場合、ピストン1
7の受圧面積を主弁21の受圧面積より大きく設計する
ことにより、ピストン17が制御室6内で上昇し、それ
に伴って軸20によってピストン17と一体にされてい
る主弁21も上昇する結果、主弁21は隔壁4の送水口
5を閉鎖して安定する。
に供給された同圧の水の圧力を受けた場合、ピストン1
7の受圧面積を主弁21の受圧面積より大きく設計する
ことにより、ピストン17が制御室6内で上昇し、それ
に伴って軸20によってピストン17と一体にされてい
る主弁21も上昇する結果、主弁21は隔壁4の送水口
5を閉鎖して安定する。
【0013】このように準備された本発明装置の送水元
側隔室2を加圧ポンプ(図示せず)などの送水元に接続
し、分岐管8には消火用ホース(図示せず)を接続しレ
バー9を閉とした状態で送水元から送水を行うと、受圧
面積が大きいピストン17が水圧により移動を始め、そ
れによって主弁21が引き上げられて隔壁4の送水口5
を閉鎖し、送水先側隔室3への送水が停止される。
側隔室2を加圧ポンプ(図示せず)などの送水元に接続
し、分岐管8には消火用ホース(図示せず)を接続しレ
バー9を閉とした状態で送水元から送水を行うと、受圧
面積が大きいピストン17が水圧により移動を始め、そ
れによって主弁21が引き上げられて隔壁4の送水口5
を閉鎖し、送水先側隔室3への送水が停止される。
【0014】今、このピストン17にスプリング18に
よって水圧に対向する負荷を与えると、ピストン17の
移動即ち主弁21の移動が抑制され、送水先側隔室3の
水圧が予め設定した数値になると主弁21が動作するよ
うに調整することが出来る。そのための操作は、図1に
おいて回動盤13を回動して螺軸12を回動させ、螺軸
12に螺着されている移動盤14を図3のごとく下降さ
せることにより、ピストン17に対するスプリング18
の作用を強化することによって行われる。そのような予
定圧を設定するために、移動盤14の移動位置を外部か
ら視認するためのスリット16と表示突起15が図4に
示されている。図4において、支持筒7に表示されてい
る三つの数字は、その位置に表示突起15が有れば送水
先側隔室3の予め設定される圧力が平方センチメートル
あたり1キロ、3キロ或いは5キロであることを示して
いる。
よって水圧に対向する負荷を与えると、ピストン17の
移動即ち主弁21の移動が抑制され、送水先側隔室3の
水圧が予め設定した数値になると主弁21が動作するよ
うに調整することが出来る。そのための操作は、図1に
おいて回動盤13を回動して螺軸12を回動させ、螺軸
12に螺着されている移動盤14を図3のごとく下降さ
せることにより、ピストン17に対するスプリング18
の作用を強化することによって行われる。そのような予
定圧を設定するために、移動盤14の移動位置を外部か
ら視認するためのスリット16と表示突起15が図4に
示されている。図4において、支持筒7に表示されてい
る三つの数字は、その位置に表示突起15が有れば送水
先側隔室3の予め設定される圧力が平方センチメートル
あたり1キロ、3キロ或いは5キロであることを示して
いる。
【0015】図面に従って本発明の第二の実施例を説明
すると、図6から図10に示す第二の実施例において、
31は送水元側隔室、32は送水先側隔室、33は前記
二つの隔室31及び32を連結する制御室である。34
は制御室33内にあって送水元側隔室31の開口部を閉
鎖する主弁、35は主弁34の上方において制御室34
の上部開口を閉鎖する蓋体、36は送水先側隔室32を
複数に分岐させた分岐管で、各々開閉バルブ37を備え
ている。38は開閉バルブ37を外部から操作するため
の手動レバーである。尚、図中40は適当なストレーナ
ー(図示せず)等を通過させた送水元側隔室31内の水
を制御室33に送給する流入路である。
すると、図6から図10に示す第二の実施例において、
31は送水元側隔室、32は送水先側隔室、33は前記
二つの隔室31及び32を連結する制御室である。34
は制御室33内にあって送水元側隔室31の開口部を閉
鎖する主弁、35は主弁34の上方において制御室34
の上部開口を閉鎖する蓋体、36は送水先側隔室32を
複数に分岐させた分岐管で、各々開閉バルブ37を備え
ている。38は開閉バルブ37を外部から操作するため
の手動レバーである。尚、図中40は適当なストレーナ
ー(図示せず)等を通過させた送水元側隔室31内の水
を制御室33に送給する流入路である。
【0016】39は蓋体35上に設置されたパイロット
弁であり、その構造は図7及び図8に示す通りで、図7
において41は送水先側隔室32に接続された流出路、
42は流出路41に接続されると共に制御室33に開口
する導通孔である。43は導通孔42を閉鎖する弁体、
43aは弁体43を支持するバネ、44は弁体43に連
続するステム、45はステム44に当接してこれを移動
させる摺動片、46はスプリング47を介して摺動片4
5の起動圧を設定する回動片、48は回動片46を手動
により回動するための制御ハンドルである。摺動片45
はスプリング47の作用下に図中下方へ付勢されると共
に、導通孔42から孔42aを介して供給される水圧を
その下面に受け、水圧とスプリング47の作用の間でバ
ランスを取っている。
弁であり、その構造は図7及び図8に示す通りで、図7
において41は送水先側隔室32に接続された流出路、
42は流出路41に接続されると共に制御室33に開口
する導通孔である。43は導通孔42を閉鎖する弁体、
43aは弁体43を支持するバネ、44は弁体43に連
続するステム、45はステム44に当接してこれを移動
させる摺動片、46はスプリング47を介して摺動片4
5の起動圧を設定する回動片、48は回動片46を手動
により回動するための制御ハンドルである。摺動片45
はスプリング47の作用下に図中下方へ付勢されると共
に、導通孔42から孔42aを介して供給される水圧を
その下面に受け、水圧とスプリング47の作用の間でバ
ランスを取っている。
【0017】スプリング47による設定圧が例えば単位
面積あたり3Kgであるとすると、流出路41ならびに
導通孔42内の圧力が3Kg未満の場合、スプリング4
7の作用が水圧に勝ることになり、摺動片45は下降し
てステム44を押し下げ、弁体43は導通孔42を閉鎖
しない位置に移動して、図8の如き状態が維持される。
面積あたり3Kgであるとすると、流出路41ならびに
導通孔42内の圧力が3Kg未満の場合、スプリング4
7の作用が水圧に勝ることになり、摺動片45は下降し
てステム44を押し下げ、弁体43は導通孔42を閉鎖
しない位置に移動して、図8の如き状態が維持される。
【0018】同様に流出路41ならびに導通孔42内の
圧力が3Kg以上になった場合には、摺動片45が孔4
2aを介して水圧を受け、それによって摺動片45は図
8の状態から押し上げられて図7のごとく導通孔42を
閉鎖し、制御室33から流通路41への水の送給を停止
させる。
圧力が3Kg以上になった場合には、摺動片45が孔4
2aを介して水圧を受け、それによって摺動片45は図
8の状態から押し上げられて図7のごとく導通孔42を
閉鎖し、制御室33から流通路41への水の送給を停止
させる。
【0019】制御ハンドル48を蓋体35上で移動させ
ることにより、制御ハンドル48に固定された回動片4
6が回動昇降し、図9に示す「高」から「低」までの約
45度の手動レバー48の移動で、スプリング47によ
る摺動片45への押圧力が変化し、摺動片45が摺動す
るための圧力が調整される。
ることにより、制御ハンドル48に固定された回動片4
6が回動昇降し、図9に示す「高」から「低」までの約
45度の手動レバー48の移動で、スプリング47によ
る摺動片45への押圧力が変化し、摺動片45が摺動す
るための圧力が調整される。
【0020】このように準備された中間弁において、送
水元側隔室31を送水元に接続し、また、開閉バルブ3
7を図6のごとく「閉」位置に移動させて、送水側隔室
32の分岐管36にそれぞれ消火用ホースを接続し、図
9図10の手動レバー38aのごとく「開」位置に移動
させて開閉バルブ37を開いてから送水元側隔室31に
送水元から圧力水を供給すると、圧力水は主弁34を押
し上げ送水先側隔室32に流入し分岐管36を経て消火
用ホースへ流入する。消火ホースからの放水によって送
水先側隔室32の圧力が所望の圧力より低くなっている
状態では、所望の圧力に達するまで主弁34は「開」と
なり、送水元側隔室31の圧力水は送水先側隔室32へ
流入し続ける。
水元側隔室31を送水元に接続し、また、開閉バルブ3
7を図6のごとく「閉」位置に移動させて、送水側隔室
32の分岐管36にそれぞれ消火用ホースを接続し、図
9図10の手動レバー38aのごとく「開」位置に移動
させて開閉バルブ37を開いてから送水元側隔室31に
送水元から圧力水を供給すると、圧力水は主弁34を押
し上げ送水先側隔室32に流入し分岐管36を経て消火
用ホースへ流入する。消火ホースからの放水によって送
水先側隔室32の圧力が所望の圧力より低くなっている
状態では、所望の圧力に達するまで主弁34は「開」と
なり、送水元側隔室31の圧力水は送水先側隔室32へ
流入し続ける。
【0021】今、例えば、二つの分岐管36に接続され
ている二本の消火用ホースのうち一本の使用が停止され
た場合、送水先側隔室32の圧力は急激に上昇し、その
圧力が流出路41を介して摺動片45に伝達され、その
圧力が摺動片45に加えられているスプリング47の設
定圧を超えると、摺動片45はスプリング47の圧力に
抗して上昇し、摺動片45による押圧を解かれたステム
44はバネ43aの作用により上昇せしめられるので、
導通孔42は弁体43により「閉」方向へ移動させられ
る。それによって、制御室33から導通孔42及び流出
路41を経て送水先側隔室32へ送られていた圧力水の
流出が減少せしめられるため、制御室33内の圧力が高
まり、その圧力上昇が制御室33内の主弁34を押圧
し、送水元側隔室31の開口を閉鎖する方向へ移動させ
る。このように主弁34の開度が低下させられることに
よって、送水元側隔室31から送水先側隔室32への送
水が減少せしめられ、継続使用されている他の一本の消
火用ホースへ供給される水の圧力が急激に上昇する不都
合が除去される。
ている二本の消火用ホースのうち一本の使用が停止され
た場合、送水先側隔室32の圧力は急激に上昇し、その
圧力が流出路41を介して摺動片45に伝達され、その
圧力が摺動片45に加えられているスプリング47の設
定圧を超えると、摺動片45はスプリング47の圧力に
抗して上昇し、摺動片45による押圧を解かれたステム
44はバネ43aの作用により上昇せしめられるので、
導通孔42は弁体43により「閉」方向へ移動させられ
る。それによって、制御室33から導通孔42及び流出
路41を経て送水先側隔室32へ送られていた圧力水の
流出が減少せしめられるため、制御室33内の圧力が高
まり、その圧力上昇が制御室33内の主弁34を押圧
し、送水元側隔室31の開口を閉鎖する方向へ移動させ
る。このように主弁34の開度が低下させられることに
よって、送水元側隔室31から送水先側隔室32への送
水が減少せしめられ、継続使用されている他の一本の消
火用ホースへ供給される水の圧力が急激に上昇する不都
合が除去される。
【0022】次いで、使用が停止されていた消火用ホー
スが再度使用されると、送水先側隔室32の圧力が大幅
に低下し、その圧力の低下が流出路41及び孔42aを
経て摺動片45の下面に加えられていた圧力を低下させ
るので、摺動片45はスプリング47の作用により下降
せしめられて、ステム44ならびに弁体43をバネ43
aの作用に抗して押し下げ、それによって弁体43は導
通孔42を開放する方向へ移動せしめられる。その動作
によって制御室33内の圧力水が導通孔42流出路41
を経て送水先側隔室32へ流入し制御室33の圧力を低
下させるので、主弁34は上昇し送水元側隔室31内の
圧力水は迅速に送水先側隔室32へ流入し、要求されて
いる圧力を補填する。
スが再度使用されると、送水先側隔室32の圧力が大幅
に低下し、その圧力の低下が流出路41及び孔42aを
経て摺動片45の下面に加えられていた圧力を低下させ
るので、摺動片45はスプリング47の作用により下降
せしめられて、ステム44ならびに弁体43をバネ43
aの作用に抗して押し下げ、それによって弁体43は導
通孔42を開放する方向へ移動せしめられる。その動作
によって制御室33内の圧力水が導通孔42流出路41
を経て送水先側隔室32へ流入し制御室33の圧力を低
下させるので、主弁34は上昇し送水元側隔室31内の
圧力水は迅速に送水先側隔室32へ流入し、要求されて
いる圧力を補填する。
【0023】以上のごとく、本発明においては火災現場
における圧力水の安定した圧力及び流量を常に維持する
と共に、送水先で発生する圧力の変動に常に最適状態で
対応できる消火ホース用分岐装置が提供される。
における圧力水の安定した圧力及び流量を常に維持する
と共に、送水先で発生する圧力の変動に常に最適状態で
対応できる消火ホース用分岐装置が提供される。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、予め圧力設定を行うこ
とにより送水先側隔室の圧力の急激な上昇を阻止し、単
一の送水元から分岐させた複数の消火用ホースの圧力を
安定させることが出来る効果がある。加えて、回動盤或
いは制御ハンドルの構造により、消火活動現場で使用さ
れる手袋を着用したままの状態で、水の微妙な圧力調整
を簡単迅速に行うことが出来る効果もある。
とにより送水先側隔室の圧力の急激な上昇を阻止し、単
一の送水元から分岐させた複数の消火用ホースの圧力を
安定させることが出来る効果がある。加えて、回動盤或
いは制御ハンドルの構造により、消火活動現場で使用さ
れる手袋を着用したままの状態で、水の微妙な圧力調整
を簡単迅速に行うことが出来る効果もある。
【図1】本発明第一実施例の非作動状態における側面図
中央縦断面図である。
中央縦断面図である。
【図2】図1に示されたものの圧力設定時における断面
図である。
図である。
【図3】図2に示されたものの作動状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】図1に示すものの正面図である。
【図5】図1に示すものの平面図である。
【図6】本発明第二実施例の側面図中央縦断面図であ
る。
る。
【図7】図6に示されているパイロット弁の閉状態にお
ける拡大断面図である。
ける拡大断面図である。
【図8】図7に示されたものの開状態の断面図である。
【図9】図6に示すものの平面図である。
【図10】図6に示すものの側面図である。
1 本体
2 送水元側隔室
3 送水先側隔室
4 隔壁
5 送水口
6 制御室
7 支持筒
8 分岐管
9 レバー
10 支持盤
11 支軸筒
12 螺軸
13 回動盤
14 移動盤
15 表示突起
16 スリット
17 ピストン
18 スプリング
19 導通孔
20 軸
21 主弁
フロントページの続き
Fターム(参考) 2E189 LA02
3H019 BA11 BC05
3H025 CA03 CB12
3H059 AA05 BB05 CD05 CD12 CE05
DD06 DD14 FF02
Claims (3)
- 【請求項1】 単一の送水元から複数の送水先へ送水す
る場合の消火ホース用分岐装置において、装置外部から
送水先側の水圧を予め設定するための設定圧調整手段を
有し、送水先側の水圧が予め定められた設定圧力よりも
下回ると、送水先側の水圧が上昇するように、また、送
水先側の水圧が予め定められた設定圧を上回ると、送水
先側の水圧が減少するように、送水元側隔室と送水先側
隔室の間に設けた制御室内に主弁を設置し、送水元側隔
室を送水元へ接続すると共に、送水先側隔室に複数の消
火用ホースを接続可能にする接続口及びそれぞれの消火
用ホースへの送水を各々独立して制御するための手動開
閉弁を設置し、送水先側の水圧が予め定められた設定圧
力よりも上回った場合には送水元側隔室から送水先側隔
室の水圧を主弁を閉鎖することによって迅速に減圧すべ
くし、送水先側の水圧が予め定められた設定圧力よりも
下回った場合には主弁を開放して送水先側隔室の水圧を
迅速に昇圧させるべくした事を特徴とする、消火ホース
用分岐装置。 - 【請求項2】主弁を直動型圧力調整装置により制御する
ことを特徴とする請求項1記載の消火ホース用分岐装
置。 - 【請求項3】主弁をパイロット弁型圧力調整装置により
制御することを特徴とする請求項1記載の消火ホース用
分岐装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272844A JP2003079757A (ja) | 2001-09-10 | 2001-09-10 | 消火ホース用分岐装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272844A JP2003079757A (ja) | 2001-09-10 | 2001-09-10 | 消火ホース用分岐装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003079757A true JP2003079757A (ja) | 2003-03-18 |
Family
ID=19098142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001272844A Pending JP2003079757A (ja) | 2001-09-10 | 2001-09-10 | 消火ホース用分岐装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003079757A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN111911668A (zh) * | 2020-08-14 | 2020-11-10 | 捷达消防科技(苏州)股份有限公司 | 消防用管阀式分水器 |
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-
2001
- 2001-09-10 JP JP2001272844A patent/JP2003079757A/ja active Pending
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