JP2003079719A - 大便掻き取り具 - Google Patents

大便掻き取り具

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JP2003079719A
JP2003079719A JP2001273608A JP2001273608A JP2003079719A JP 2003079719 A JP2003079719 A JP 2003079719A JP 2001273608 A JP2001273608 A JP 2001273608A JP 2001273608 A JP2001273608 A JP 2001273608A JP 2003079719 A JP2003079719 A JP 2003079719A
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Shigeru Nimura
茂 仁村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肛門に挿入するスクリュー状の掻き取り部に
より、りんごの芯を抜きとるように硬便の芯部を掻き出
す大便掻き取り具を提供しようとする。 【解決手段】 スクリュー状軸部の一端部を固定または
緩着した操作杆と、同軸部の他端部と操作杆との間の軸
部に案内部を軸装して成る掻き取り具本体と、案内部に
外嵌して案内部を固定または摺動自在とする案内筒と、
案内筒の前端部に前記軸部の出入挿通口を設けた肛門挿
入部と、案内筒に肛門に定着するつばを設けた支持体と
から成っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は便秘で固くなった大
便を強制的に掻き取る大便掻き取り具に関する。
【0002】
【従来の技術】固く硬化した大便の排出手段は種々提案
されており、例えば特開平7−039579、特開平1
0−277145がある。これらは、洗腸液を注入し破
砕糞便を吸引排出させるもので、吸引の装置を必要とす
る等で排出器具の規模が大型化することや、自分一人で
処理できないという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、肛門に挿入
するスクリュー状の掻き取り部により硬便の芯部をりん
ごの芯を抜きとるように掻き出す大便掻き取り具を提供
しようとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する大便
掻き取り具は、スクリュー状軸部を操作杆に固定または
緩着し、同軸部と操作杆との間の軸部に案内部を軸装し
て成る掻き取り本体と、案内部に外嵌して案内部を固定
または摺動自在とする案内筒と、案内筒前端部に前記軸
部の挿通口を設けた肛門挿入部と、案内筒に肛門定着つ
ばを設けた支持体とから構成してその目的を達成しよう
とする。
【0005】
【発明の実施の形態】スクリュー状の掻き取り部は、所
要の剛性を有する柔軟材を適材として、その軸径は直腸
内で太くなった大便に挿入され得る寸法で軸部と一体に
接合されるものから、案内部において交換自在に接合さ
れるものなどが選択され、支持体は水溶性の成形体によ
る使い捨てのものや、洗浄殺菌に耐える材質のものなど
が選択される。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す大便掻き取り具
aから説明すると、図1(a)に示す掻き取り具本体1
は、スクリュー状の掻き取り部2を前部に設けた軸部3
と、軸部3と一体の操作杆4と、軸部3の掻き取り部2
の後方で軸部3と一体となり軸部3を回転自在に軸受け
する案内部5とから成る。一方、案内部5に外嵌し掻き
取り部2を出入自在に案内する支持体6は、案内部5に
外嵌する案内筒7と、案内筒7の前端部に形成した帽子
形状の肛門挿入部8とから成り、肛門挿入部8は頂部に
掻き取り部2が出入する挿通口9を開口した頭部10
と、頭部10の基部に肛門入口に定着するつば部11と
から成る。
【0007】上記大便掻き取り具aの使用を説明する
と、肛門挿入部8の頭部10を肛門に挿入してつば部1
1で肛門入口に定着する。次に一方の手で支持体6を押
え、他方の手で操作杆4を持って掻き取り具本体1を案
内筒7に挿入し、挿通口9より掻き取り部2を肛門内に
挿入するとともに、操作杆4を回転して掻き取り部2で
直腸内の硬便を掻き砕く。次いで操作杆4を逆回転させ
て掻き取り部2で大便を頭部10から案内筒7の内部に
形成された空室12に掻き寄せ、さらに図1(b)に示
す最大突出状態まで掻き取り部2を挿入し前記要領で排
便処理をするものである。掻き取り部2の挿通口9より
の突き出る長さLはこれを短小することができる。
【0008】次に、図2に示す大便掻き取り具bを説明
すると、前実施例の大便掻き取り具aは操作杆4を手で
回転させる必要があるがこれを解決したものである。こ
のものも掻き取り具本体1と支持体6とから成り、分図
(a)に示すように、掻き取り具本体1は、軸部3を軸
受けする案内部5にはその外周面に軸心方向へ沿って案
内突条13を分図(b)に示すように、対称位置に一対
突設し、軸部3には案内部5を挟んで前部にスクリュー
状の掻き取り部2を配設し、後方の操作杆4との間でト
ラバース機構14を配設して成る。支持体6は、案内部
5に外嵌する案内筒7の内周面に案内突条13を案内す
る凹溝15を一対凹設し、凹溝15の前端部にクッショ
ン性のストッパー16を内嵌し、案内筒7の肛門挿入部
8は、大便掻き取り具aと同様に挿通口9を開口した頭
部10とつば部11とから成る。掻き取り具本体1を支
持体6に挿入し、案内部5を案内筒7の内周のストッパ
ー16に係着した状態で頭部10の内面に空室12が形
成されて成る。したがって、トラバース機構14によっ
て操作杆4を実線矢印方向へ押し込むことにより、その
爪作動子17の位置で掻き取り部2を正転、逆転させる
ものであるが、そのとき、案内筒7の内部の空気は凹溝
15を介して外部に排出されて直腸内に圧入されない。
なお、爪作動子17を案内口18の中立位置にすると操
作杆4がロックされ掻き取り部2は正逆何れの方向にも
回転しない。
【0009】上記大便掻き取り具bの使用を説明する
と、肛門挿入部8の頭部10を肛門に挿入してつば部1
1で肛門入口に定着する。次に一方の手で支持体6を押
さえ、他方の手で操作杆4を持って案内筒7の凹溝15
へ案内部5の案内突条13を案内しつつ挿入する。爪作
動子17を案内口18の前端に位置取りし、挿通口9か
ら掻き取り部2を肛門内に挿入し、操作杆4を回転しな
がら案内部5を案内筒7のストッパーエンドまで前進さ
せる。その状態で分図(c)に示すように、操作杆4を
押圧して前進させると、掻き取り部2は矢印方向に逆転
(右回転)して大便を掻き取り方向に排出し、操作杆4
への押圧力を解放すると、操作杆4は掻き取り部2の非
回転状態で点線矢印方向へ自動的に後退するから、この
動作を繰り返すことにより直腸内の大便を断続的に空室
12内に排出させることができる。
【0010】次に、図3に示す大便掻き取り具cを説明
すると、前実施例の大便掻き取り具bはトラバーズ機構
14を必要としたがこれを省略し簡略化したものであ
る。このものも掻き取り具本体1と支持体6とから成
り、案内部5は支持体6内にセットスクリュで固定さ
れ、軸部3は操作杆4内でメタル軸受けにより回転自在
に軸受けされ案内部5にも回転自在に軸受けされてい
る。
【0011】上記大便掻き取り具cの使用を説明する
と、肛門挿入部8を挿入して操作杆4を手で押すと、軸
部3は回動して押し出されて硬便を掻き、操作杆4を引
くと軸部3は硬便を空室12に掻きよせる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば直腸内の固結便をスクリ
ューの掻き取り具で強制的に掻き取りできるから、力む
こと無く排便され、介護する者も衛生的に排便処理でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の大便掻き取り具aの説明図で、(a)
はその要部縦断面図、(b)は掻き取り部の最大突出状
態の要部縦断面図。
【図2】本発明の大便掻き取り具bの説明図で、(a)
はその要部縦断面図、(b)は(a)のA−A矢視縦断
面図、(c)はその掻き取り部2を回転停止端まで回転
した状態の要部縦断面図。
【図3】本発明の大便掻き取り具cの要部縦断面図。
【符号の説明】
1 掻き取り具本体 2 掻き取り部 3 軸部 4 操作杆 5 案内部 6 支持体 7 案内筒 8 肛門挿入部 9 挿通口 10 頭部 11 つば部 12 空室 13 案内突条 14 トラバース機構 15 凹溝 16 ストッパー 17 爪作動子 18 案内口 a 大便掻き取り具 b 大便掻き取り具 c 大便掻き取り具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリュー状軸部を回転自由に取り着け
    た操作杆と、前記軸部と操作杆との間の軸部に案内部を
    緩装して成る掻き取り具本体と、案内部に外嵌して案内
    部を固定する案内筒と、案内筒の前端部に前記軸部の出
    入する挿通口を設けた肛門挿入部と、案内筒に肛門に定
    着するつば部を設けた支持体とから成る大便掻き取り
    具。
  2. 【請求項2】 請求項1の大便掻き取り具における案内
    部を軸部と一体とし、案内筒内で前後方向へ摺動自在と
    した大便掻き取り具。
  3. 【請求項3】 請求項1の大便掻き取り具における案内
    部と操作杆間の軸部に、トラバース機構が配設された大
    便掻き取り具。
JP2001273608A 2001-09-10 2001-09-10 大便掻き取り具 Pending JP2003079719A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014113211A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 内視鏡用組織片採取装置
JP2017124148A (ja) * 2016-01-07 2017-07-20 福永 陽平 便秘解消用摘便棒
US10856898B2 (en) 2015-03-11 2020-12-08 Terumo Kabushiki Kaisha Foreign object removal device

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JP2017124148A (ja) * 2016-01-07 2017-07-20 福永 陽平 便秘解消用摘便棒
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