JP2003079072A - 電力系統保護制御システム - Google Patents

電力系統保護制御システム

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JP2003079072A
JP2003079072A JP2001264454A JP2001264454A JP2003079072A JP 2003079072 A JP2003079072 A JP 2003079072A JP 2001264454 A JP2001264454 A JP 2001264454A JP 2001264454 A JP2001264454 A JP 2001264454A JP 2003079072 A JP2003079072 A JP 2003079072A
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JP2001264454A
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English (en)
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Yasuhiro Shirai
康弘 白井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者がIPアドレス情報135を正確に認
識して当該IPアドレス情報を正しく入力しなければ、
IP通信網200を介して外部表示器300や外部シス
テム310と保護制御装置本体100とが相互通信する
ことができない。 【解決手段】 保護制御装置本体内のシステムバス上に
電力系統の保護制御を司る保護制御機能部とIP通信を
司るIP通信機能部とを有し、前記保護制御機能部が前
記保護制御装置本体外と前記IP通信機能部を介してI
Pアドレスに依存して相互通信する電力系統保護制御シ
ステムにおいて、前記IPアドレスの情報を格納したメ
モリを前記システムバス上に備えていると共に、前記メ
モリに格納された複数個のIPアドレス情報が集約的に
表示される表示器を備えているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統の保護
・制御を行う保護制御システムに係り、特に、保護制御
装置本体内のシステムバス上に電力系統の保護制御を司
る保護制御機能部とインタ−ネットプロトコル(英語表
記はInternet Protocolであり、以下
IPと略記する)通信を司るIP通信機能部とを有し、
前記保護制御機能部が前記保護制御装置本体外と前記I
P通信機能部を介してIPアドレスに依存して相互通信
する電力系統保護制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の電力系統保護制御システム
を示すシステム構成図であり、図7において、100は
保護制御装置本体で、例えば保護リレ−装置等である。
110は保護制御機能部、120は対外部表示器用IP
通信機能部、121はこの対外部表示器用IP通信機能
部120に具備されたメモリ、125はこのメモリ12
1に格納されている対外部表示器用IPアドレス情報、
130は対外部システム用IP通信機能部、131はこ
の対外部システム用IP通信機能部130に具備された
メモリ、135はこのメモリ131に格納されている対
外部システム用IPアドレス情報、150はシステムバ
スで、前記保護制御機能部110と前記対外部表示器用
IP通信機能部120と前記対外部システム用IP通信
機能部130の間の相互のデータ転送を行うためのバス
である。尚、前記保護制御機能部110、前記対外部表
示器用IP通信機能部120、及び前記対外部システム
用IP通信機能部130は前記保護制御装置本体100
の内部に設けられている。
【0003】200はIP通信網で、例えばイーサネッ
ト(登録商標)LAN等である。300は外部表示器
で、例えばパーソナルコンピュータや専用の可搬型のツ
ール等であり、前記IP通信網200を介して前記保護
制御装置本体100の保護制御情報の確認および設定情
報の確認、変更を行うためのツ−ルである。310は外
部システムで、前記IP通信網200を介して前記保護
制御装置本体100と通信を行うものである。前記IP
通信網200は前記保護制御装置本体100と、外部表
示器300や外部システム310との通信を行うための
通信媒体である。前記外部表示器300や前記外部シス
テム310は、前記保護制御装置本体100の外部に設
けられている。なお、前記IP通信網200を介した外
部表示器300および前記外部システム310は実シス
テムではそれぞれ複数台あり、前記保護制御装置本体1
00はこれら複数台の外部表示器および外部システムに
も対応しているが、ここでは便宜上それぞれ1台として
記述する。
【0004】先ず、保護制御装置本体100の初期化処
理の動きについて説明する。前記保護制御装置本体10
0を起動すると、前記保護制御機能部110、前記対外
部表示器用IP通信機能部120、及び前記対外部シス
テム用IP通信機能部130がそれぞれ各部内の初期化
を実行し、前記保護制御機能部110と前記対外部表示
器用IP通信機能部120と前記対外部システム用IP
通信機能部130の間はシステムバス150を介して相
互にデータ転送が可能な状態へ移行する。その後、前記
対外部表示器用IP通信機能部120に具備された前記
メモリ121から前記対外部表示器用IPアドレス情報
125を読み出し、前記対外部表示器用IP通信機能部
120自体が前記IP通信網200に向けて使用するI
Pアドレス情報とし、前記対外部表示器用IP通信機能
部120は前記IP通信網200を介した通信待ち状態
へ移行する。同様に、対外部システム用IP通信機能部
130もIP通信網を介した通信待ち状態へ移行する。
【0005】次に、前記外部表示器300により前記I
P通信網200を介して前記保護制御装置本体100と
通信する場合の動きについて説明する。まず操作者は予
め前記対外部表示器用IPアドレス情報125を正確に
認識しておく必要があり、前記対外部表示器用IPアド
レス情報125に基づいて、IP通信を可能とするよう
な前記外部表示器300自体の対保護制御装置本体用I
Pアドレス情報を設定する必要がある。その上で、操作
者は前記外部表示器300により任意の前記保護制御装
置本体100の保護制御情報の表示または変更操作を行
い、前記外部表示器300は前記IP通信網200を介
して前記対外部表示器用IP通信機能部120に対し、
IP手順に基づいて1対1通信を要求、確立し、前記保
護制御装置本体100の保護制御情報に関する、取得や
設定等の要求を送信する。
【0006】前記対外部表示器用IP通信機能部120
は前記外部表示器300から受信した同要求を前記保護
制御機能部110へ転送し、前記保護制御機能部110
は前記対外部表示器用IP通信機能部120から転送さ
れた同要求に基づいて前記保護制御機能部110自らが
管理する保護制御情報を処理実行し、同要求に対する応
答(以下、要求応答)を前記対外部表示器用IP通信機
能部120へ転送する。前記対外部表示器用IP通信機
能部120は前記保護制御機能部110から転送された
同要求応答を前記IP通信網200を介して前記外部表
示器300へ送信する。前記外部表示器300は前記対
外部表示器用IP通信機能部120から受信した同要求
応答に基づいて表示更新を行う。このようにして、操作
者は前記外部表示器300により前記保護制御装置本体
100の保護制御情報について確認、変更を行うことが
できる。尚、前記外部システム310により前記IP通
信網200を介して前記保護制御装置本体100と通信
する場合の動きについては、前記外部表示器300の場
合と同様であるため省略する。
【0007】次に前記外部表示器300により前記対外
部表示器用IPアドレス情報125を変更する場合の動
きについて説明する。ここでもまず操作者は予め前記対
外部表示器用IPアドレス情報125を正確に認識して
おく必要があり、前記対外部表示器用IPアドレス情報
125に基づいて、IP通信を可能とするような前記外
部表示器300自体の対保護制御装置本体用IPアドレ
ス情報を設定する必要がある。その上で、操作者は前記
外部表示器300により前記対外部表示器用IPアドレ
ス情報125の表示操作を行い、前記外部表示器300
は前記IP通信網200を介して前記対外部表示器用I
P通信機能部120に対し、IP手順に基づいて1対1
通信を要求、確立し、前記対外部表示器用IP通信機能
部120に対し前記メモリ121に格納された対外部表
示器用IPアドレス情報125の取得要求を送信する。
【0008】前記対外部表示器用IP通信機能部120
は前記外部表示器300から受信した同要求に基づいて
前記メモリ121から前記対外部表示器用IPアドレス
情報125を読み出し、同要求応答として前記対外部表
示器用IPアドレス情報125を前記IP通信網200
を介して外部表示器300へ送信する。前記外部表示器
300では前記対外部表示器用IP通信機能部120か
ら受信した同要求応答に基づいて前記対外部表示器用I
Pアドレス情報125を表示する。続いて操作者は前記
外部表示器300により所定の設定操作手順に従って次
回接続時以降に使用する前記対外部表示器用IPアドレ
ス情報125の変更操作を行い、前記外部表示器300
は前記IP通信網200を介して前記対外部表示器用I
P通信機能部120に対し次回接続時以降に使用する対
外部表示器用IPアドレス情報125を前記メモリ12
1へ書込更新するように要求を送信する。前記対外部表
示器用IP通信機能部120は前記外部表示器300か
ら受信した同要求に基づいて前記メモリ121の対外部
表示器用IPアドレス情報125を書込更新し、同要求
応答として前記メモリ121から読み返した対外部表示
器用IPアドレス情報125を前記IP通信網200を
介して前記外部表示器300へ送信する。前記外部表示
器300は前記対外部表示器用IP通信機能部120か
ら受信した同要求応答に基づいて次回接続時以降に使用
する対外部表示器用IPアドレス情報125を表示更新
する。
【0009】この後前記外部表示器300と前記保護制
御装置本体100との通信を切断すると、前記対外部表
示器用IP通信機能部120が通信切断を検出し、前記
メモリ121から前記対外部表示器用IPアドレス情報
125を読み出し、前記対外部表示器用IP通信機能部
120自体が前記IP通信網200に向けて使用するI
Pアドレス情報を更新し、前記対外部表示器用IP通信
機能部120は前記IP通信網200を介した通信待ち
状態へ移行する。このようにして、操作者は前記外部表
示器300により対外部表示器用IPアドレス情報12
5を変更することができる。なお前記外部表示器300
により前記対外部システム用IPアドレス情報135を
変更するしくみは備わっていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力系統保護制
御システムは以上のように構成されているので、操作者
が対外部表示器用IPアドレス情報125や対外部シス
テム用IPアドレス情報135を正確に認識して当該I
Pアドレス情報を正しく入力しなければ、IP通信網2
00を介して外部表示器300や外部システム310と
保護制御装置本体100とが相互通信することができ
ず、保護制御装置本体100内の保護制御情報の確認、
保護制御装置本体100の設定に関する情報の確認、系
統状態情報の確認、等を行うことができない事態に陥る
問題があった。この事態に陥った場合、操作者は対外部
表示器用IPアドレス情報125や対外部システム用I
Pアドレス情報135を表示器等で確認することができ
ない為、保護制御装置本体100に具備された操作パネ
ル等での特定の操作により対外部表示器用IPアドレス
情報125や対外部システム用IPアドレス情報135
を予め決められた値に、緊急処置として、一時的に強制
的に書き換える等の救済処置がとられていたが、セキュ
リティの関係上、当該特定操作はマニュアルを見ながら
の煩雑な操作である。また、電力系統規模の拡大、煩雑
化、通信系のインタ−ネット化、通信や制御系のコンピ
ュ−タ化の浸透、等により、操作者が管理している各シ
ステムのIPアドレス情報は増加の一方であり、操作者
が当該IPアドレス情報を誤って認識したり誤って入力
したりする機会が増えつつある。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、操作者がIP通信網を介した
保護制御装置本体内外の相互通信を適時に確実に行うこ
とができるようにして、信頼性の高い電力系統保護制御
システムを得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る電力系統保護制御システムは、保護制御装置本体内
のシステムバス上に電力系統の保護制御を司る保護制御
機能部とIP通信を司るIP通信機能部とを有し、前記
保護制御機能部が前記保護制御装置本体外と前記IP通
信機能部を介してIPアドレスに依存して相互通信する
電力系統保護制御システムにおいて、前記IPアドレス
の情報を格納したメモリを前記システムバス上に備えて
いると共に、前記メモリに格納された複数個のIPアド
レス情報が集約的に表示される表示器を備えているもの
である。
【0013】請求項2に記載の発明に係る電力系統保護
制御システムは、請求項1に記載の電力系統保護制御シ
ステムにおいて、前記メモリに格納されたIPアドレス
情報の変更による複数個のIPアドレス情報間の同一値
重複を検出するIPアドレス重複チェック処理部を備
え、前記同一値重複が生じた場合に前記変更を中止する
と共に、前記同一値重複が生じたことを前記表示器に表
示するものである。
【0014】請求項3に記載の発明に係る電力系統保護
制御システムは、請求項1または請求項2に記載の電力
系統保護制御システムにおいて、前記表示器が前記シス
テムバス上に設けられているものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図1に基づいて説明する。図1は電力系
統保護制御システムを示すシステム構成図の一例を示す
図であり、先ずその構成について説明する。
【0016】図1において、100は保護制御装置本体
で、例えば保護リレ−装置等である。110は保護制御
機能部で、例えば保護リレ−装置の本来の保護制御機能
等を司る部分である。111はこの保護制御機能部11
0に具備された不揮発性のメモリ、120は対外部表示
器用IP通信機能部、125は前記メモリ111に格納
されている対外部表示器用IPアドレス情報、130は
対外部システム用IP通信機能部、135は前記メモリ
111に格納されている対外部システム用IPアドレス
情報、150はシステムバスで、前記保護制御機能部1
10と前記対外部表示器用IP通信機能部120と前記
対外部システム用IP通信機能部130の間の相互のデ
ータ転送を行うためのバスである。なお、前記保護制御
機能部110、前記対外部表示器用IP通信機能部12
0、前記システムバス150、及び前記対外部システム
用IP通信機能部130は、前記保護制御装置本体10
0の内部に設けられている。
【0017】200はIP通信網で、たとえばイーサネ
ットLAN等である。300は外部表示器で、例えばパ
ーソナルコンピュータや専用の可搬型のツール等であ
り、前記IP通信網200を介して前記保護制御装置本
体100の保護制御情報の確認および設定情報の確認、
変更を行うためツ−ルである。310は外部システム
で、前記保護制御装置本体100と同種の保護制御シス
テム或いは異種のシステムであり、前記IP通信網20
0を介して前記保護制御装置本体100と通信を行うも
のである。前記IP通信網200は、前記保護制御装置
本体100と、外部表示器300や外部システム310
との通信を行う通信媒体である。前記外部表示器300
や前記外部システム310は、前記保護制御装置本体1
00の外部に設けられている。なお、前記IP通信網2
00を介した外部表示器300および前記外部システム
310は実システムではそれぞれ複数台あり、前記保護
制御装置本体100はこれら複数台の外部表示器および
外部システムにも対応しているが、ここでは便宜上それ
ぞれ1台として記述する。
【0018】次に、図1の動作について説明する。先
ず、前記保護制御装置本体100の初期化処理の動きに
ついて説明する。前記保護制御装置本体100を起動す
ると、前記保護制御機能部110、前記対外部表示器用
IP通信機能部120、前記対外部システム用IP通信
機能部130がそれぞれ各部内の初期化を実行し、前記
保護制御機能部110と前記対外部表示器用IP通信機
能部120と前記対外部システム用IP通信機能部13
0の間は前記システムバス150を介して相互にデータ
転送が可能な状態へ移行する。その後、前記保護制御機
能部110に具備されたメモリ111から前記対外部表
示器用IPアドレス情報125および前記対外部システ
ム用IPアドレス情報135を読み出し、前記システム
バス150を介して前記対外部表示器用IPアドレス情
報125を前記対外部表示器用IP通信機能部120へ
転送し、前記対外部システム用IPアドレス情報135
を前記対外部システム用IP通信機能部130へ転送す
る。次いで、前記対外部表示器用IP通信機能部120
は、転送された対外部表示器用IPアドレス情報125
を前記対外部表示器用IP通信機能部120自体が前記
IP通信網200に向けて使用するIPアドレス情報と
し、前記IP通信網200を介した通信待ち状態へ移行
する。同様にして、前記対外部システム用IP通信機能
部130も前記IP通信網200を介した通信待ち状態
へ移行する。
【0019】次に、前記外部表示器300により前記I
P通信網200を介して前記保護制御装置本体100と
通信する場合の動きについて説明する。まず操作者は予
め前記対外部表示器用IPアドレス情報125を正確に
認識しておく必要があり、前記対外部表示器用IPアド
レス情報125に基づいて、IP通信を可能とするよう
な前記外部表示器300自体の対保護制御装置本体用I
Pアドレス情報を設定する必要がある。その上で、操作
者は前記外部表示器300により任意の前記保護制御装
置本体100の保護制御情報の表示または変更操作を行
い、前記外部表示器300は前記IP通信網200を介
して前記対外部表示器用IP通信機能部120に対し、
IP手順に基づいて1対1通信を要求、確立し、前記保
護制御装置本体100の保護制御情報に関する、取得や
設定等の要求を送信する。
【0020】前記対外部表示器用IP通信機能部120
は前記外部表示器300から受信した同要求を前記保護
制御機能部110へ転送し、前記保護制御機能部110
は前記対外部表示器用IP通信機能部120から転送さ
れた同要求に基づいて前記保護制御機能部110自らが
管理する保護制御情報を処理実行し、同要求に対する応
答(以下、要求応答と記す)を前記対外部表示器用IP
通信機能部120へ転送する。前記対外部表示器用IP
通信機能部120は前記保護制御機能部110から転送
された同要求応答を前記IP通信網200を介して前記
外部表示器300へ送信する。前記外部表示器300は
前記対外部表示器用IP通信機能部120から受信した
同要求応答に基づいて表示更新を行う。このようにし
て、操作者は前記外部表示器300により前記保護制御
装置本体100の保護制御情報について確認、変更を行
うことができる。尚、前記外部システム310により前
記IP通信網200を介して前記保護制御装置本体10
0と通信する場合の動きについては、前記外部表示器3
00の場合と同様であるため省略する。
【0021】次に前記外部表示器300により前記対外
部表示器用IPアドレス情報125を変更する場合の動
きについて説明する。ここでもまず操作者は予め前記対
外部表示器用IPアドレス情報125を正確に認識して
おく必要があり、対外部表示器用IPアドレス情報12
5に基づいて、IP通信を可能とするような前記外部表
示器300自体の対保護制御装置本体用IPアドレス情
報を設定する必要がある。その上で、操作者は前記外部
表示器300により前記対外部表示器用IPアドレス情
報125の表示操作を行い、前記外部表示器300は前
記IP通信網200を介して前記対外部表示器用IP通
信機能部120に対し、IP手順に基づいて1対1通信
を要求、確立し、前記保護制御機能部110に対し前記
メモリ111に格納された前記対外部表示器用IPアド
レス情報125の取得要求を送信する。
【0022】前記対外部表示器用IP通信機能部120
は前記外部表示器300から受信した同要求を前記保護
制御機能部110へ転送し、前記保護制御機能部110
は前記対外部表示器用IP通信機能部120から転送さ
れた同要求に基づいて前記メモリ111から前記対外部
表示器用IPアドレス情報125を読み出し、同要求応
答として対外部表示器用IPアドレス情報125を前記
対外部表示器用IP通信機能部120へ転送する。前記
対外部表示器用IP通信機能部120は前記保護制御機
能部110から転送された同要求応答を前記IP通信網
200を介して前記外部表示器300へ送信する。
【0023】前記外部表示器300は前記対外部表示器
用IP通信機能部120から受信した同要求応答に基づ
いて前記対外部表示器用IPアドレス情報125を表示
する。続いて操作者は前記外部表示器300により所定
の設定操作手順に従って次回接続時以降に使用する対外
部表示器用IPアドレス情報125の変更操作を行い、
前記外部表示器300は前記IP通信網200を介して
保護制御機能部110に対し次回接続時以降に使用する
対外部表示器用IPアドレス情報125を前記メモリ1
11へ書込更新するように要求を送信する。
【0024】前記対外部表示器用IP通信機能部120
は前記外部表示器300から受信した同要求を前記保護
制御機能部110へ転送し、前記保護制御機能部110
は前記対外部表示器用IP通信機能部120から転送さ
れた同要求に基づいて前記メモリ111の対外部表示器
用IPアドレス情報125を書込更新し、同要求応答と
して前記メモリ111から読み返した対外部表示器用I
Pアドレス情報125を前記対外部表示器用IP通信機
能部120へ転送する。前記対外部表示器用IP通信機
能部120は前記保護制御機能部110から転送された
同要求応答を前記IP通信網200を介して前記外部表
示器300へ送信する。
【0025】前記外部表示器300は、前記対外部表示
器用IP通信機能部120から受信した同要求応答に基
づいて、次回接続時以降に使用する対外部表示器用IP
アドレス情報125を表示更新する。この後、前記外部
表示器300と前記保護制御装置本体100との通信を
切断すると、前記対外部表示器用IP通信機能部120
が通信切断を検出し、前記保護制御機能部110に対し
前記メモリ111に格納された対外部表示器用IPアド
レス情報125の取得要求を転送する。前記保護制御機
能部110は前記対外部表示器用IP通信機能部120
から転送された同要求に基づいて前記メモリ111から
前記対外部表示器用IPアドレス情報125を読み出
し、同要求応答として対外部表示器用IPアドレス情報
125を前記対外部表示器用IP通信機能部120へ転
送する。前記対外部表示器用IP通信機能部120は前
記保護制御機能部110から転送された同要求応答に基
づいて対外部表示器用IP通信機能部120自体がIP
通信網200に向けて使用するIPアドレス情報を更新
し、前記対外部表示器用IP通信機能部120は前記I
P通信網200を介した通信待ち状態へ移行する。この
ようにして、操作者は外部表示器300により対外部表
示器用IPアドレス情報125を変更することができ
る。
【0026】ここで外部表示器300により対外部シス
テム用IPアドレス情報135を変更する場合の動きに
ついては、対外部システム用IPアドレス情報135が
対外部表示器用IPアドレス情報125と同じメモリ1
11に格納されていることにより、上記外部表示器用I
Pアドレス情報125の場合と同様であるため省略す
る。
【0027】図1に示される実施の形態1について換言
すれば、保護制御装置本体100内のシステムバス15
0上に電力系統の保護制御を司る保護制御機能部110
とIP通信を司るIP通信機能部120,130とを有
し、前記保護制御機能部110が前記保護制御装置本体
100外と前記IP通信機能部110を介してIPアド
レスに依存して相互通信する電力系統保護制御システム
において、前記IPアドレスの情報125,135を格
納したメモリ111を前記システムバス150上に備え
ていると共に、前記メモリ111に格納された複数個の
IPドレス情報125,135が集約的に表示される表
示器300を備えているものである。
【0028】なお、上述の実施の形態1では、各IP通
信機能部120、130で使用する各IPアドレス情報
125、135を前記保護制御機能部110にあるメモ
リ111の1ヶ所に格納し集約して管理し、前記外部表
示器300により前記各IP通信機能部120、130
で使用する各IPアドレス情報125、135をまとめ
て変更することによって利便性が向上し、結果として、
操作者が前記IP通信網200を介した表示器により前
記各保護制御装置本体100に対して適時に確実に通信
を行うことができるとともに、確実に保護制御情報の確
認および設定情報の確認を行うことができる、信頼性の
高い電力系統保護制御システムを得ることができる。
【0029】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図2に基づいて説明する。図2は電力系統保護制
御システムを示すシステム構成図の一例であり、図1に
前記保護制御機能部110に具備されたIPアドレス重
複チェック処理部112を追加したものである。
【0030】IPアドレス重複チェック処理部112の
追加により、前述の実施の形態1での前記外部表示器3
00により前記対外部表示器用IPアドレス情報125
を変更する場合の動きにおいて、次のような処理が追加
された。前記保護制御機能部110は対外部表示器用I
P通信機能部120から転送された「次回接続時以降に
使用する対外部表示器用IPアドレス情報125をメモ
リ111へ書込更新」という要求に基づいて前記メモリ
111の対外部表示器用IPアドレス情報125を書込
更新する前に、前記IPアドレス重複チェック処理部1
12により同一IP通信網上で同一IPアドレス情報を
使用できないというIP仕様に基づいて同要求にある対
外部表示器用IPアドレス情報125と前記メモリ11
1に格納されている対外部システム用IPアドレス情報
135との同一値重複の検出を行う。
【0031】そこで同一値重複を検出した場合には書込
更新を中止し、IPアドレス重複検出を同要求応答とす
ることにより、前記外部表示器300に対しIPアドレ
ス重複による操作エラーを通知することができ、誤って
重複したIPアドレスを書込操作してしまった場合にも
確実に操作を無効とすることができる。結果として、操
作者が前記IP通信網200を介した前記表示器300
により前記各保護制御装置本体100に対して確実に通
信を行うことができるとともに、確実に保護制御情報の
確認および設定情報の確認を行うことができる、信頼性
の高い電力系統保護制御システムを得ることができる。
【0032】なお、前記外部表示器300によって前記
対外部システム用IPアドレス情報135を変更する場
合の動作については、前記対外部システム用IPアドレ
ス情報135が前記対外部表示器用IPアドレス情報1
25と同じメモリ111に格納されていることにより、
前述の外部表示器用IPアドレス情報125の場合と同
様であるため省略する。
【0033】図2に示される実施の形態2について換言
すれば、前記メモリ111に格納されたIPアドレス情
報の変更による複数個のIPアドレス情報125,13
5間の同一値重複を検出するIPアドレス重複チェック
処理部112を備え、前記同一値重複が生じた場合に前
記変更を中止すると共に、前記同一値重複が生じたこと
を前記表示器300に表示するものである。
【0034】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3を図3に基づいて説明する。図3は電力系統保護制
御システムを示すシステム構成図の一例であり、図3に
おいて、140は前記保護制御装置本体100の内部に
設けられた前面表示器で、例えば押釦操作を伴ったLE
D表示や液晶表示や蛍光表示管表示を行うものである。
160はIPに依存しない内部バスで、前記保護制御機
能部110と前記前面表示器140との間の相互のデー
タ転送を行うための伝送媒体であり、例えばRS−23
2CやRS−422やRS−485のようなシリアルバ
ス、あるいはSCSIのようなパラレルバスである。前
記前面表示器140は、前記内部バス160を介して前
記保護制御機能部110の持つ情報の確認を行う。他は
図1と同様である。
【0035】次いで、前記前面表示器140により対外
部表示器用IPアドレス情報125を確認する場合の動
作について説明する。ここで操作者は予め前記対外部表
示器用IPアドレス情報125を認識している必要はな
い。操作者は前記前面表示器140によって対外部表示
器用IPアドレスの表示操作を行う。この表示操作によ
り前記前面表示器140は、前記内部バス160を介し
て前記保護制御機能部110に対し前記対外部表示器用
IPアドレス情報125の取得要求を転送する。前記保
護制御機能部110は、前面表示器140から転送され
た同要求に基づいて、前記メモリ111から前記対外部
表示器用IPアドレス情報125を読み出し、同要求応
答として対外部表示器用IPアドレス情報125を、前
面表示器140へ転送する。前記前面表示器140は、
前記保護制御機能部110から転送された同要求応答に
基づいて対外部表示器用IPアドレス情報125を表示
する。このようにして、操作者はIPアドレスを認識し
ていなくても前記前面表示器140により前記対外部表
示器用IPアドレス情報125を確認することができ
る。
【0036】なお、前記前面表示器140により対外部
システム用IPアドレス情報135を確認する場合の動
作については、前記対外部表示器用IPアドレス情報1
25の場合と同様であるため省略する。また、前記保護
制御装置本体100の初期化処理の動作については、前
述の実施の形態1と同様であるため省略する。又、前記
外部表示器300や前記外部システム310により前記
IP通信網200を介して前記保護制御装置本体100
と通信する場合の動作についても、前述の実施の形態1
と同様であるため省略する。
【0037】図3に示される実施の形態3について換言
すれば、前記表示器140が前記システムバス上に設け
られているものである。
【0038】前述のように、実施の形態3では、前記各
IP通信機能部120、130で使用する前記各IPア
ドレス情報125、135を、前記保護制御機能部11
0にあるメモリ111の1ヶ所に格納することにより集
約して管理し、前記内部バス160を介した前面表示器
140により前記各IP通信機能120、130で使用
する前記各IPアドレス125、135を表示すること
によって、前記対外部表示器用IPアドレスや対外部シ
ステム用IPアドレスが不明な場合でも容易に認識する
ことができ、メーカへの問合せに至る前に解決し、また
従来の電力系統保護制御システムにおいてとられてきた
前記保護制御装置本体100に具備された操作パネル等
での特定の操作により対外部表示器用IPアドレス情報
125や対外部システム用IPアドレス情報135を予
め決められた値に強制的に書き換える等の救済処置も不
要となる。結果として、操作者が前記IP通信網200
を介した表示器300により各保護制御装置本体100
に対して確実に通信を行うことができるとともに、確実
に保護制御情報の確認および設定情報の確認を行うこと
ができる、信頼性の高い電力系統保護制御システムを得
ることができる。
【0039】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4を図4に基づいて説明する。図4は電力系統保護制
御システムを示すシステム構成図の一例であり、前述の
図1のシステムに、前述の図2におけるIPアドレス重
複チェック部112と、前述の図3における前面表示器
140、内部バス160とを追加したもので、前述の図
1、図2、及び図3の各システムの機能、作用効果を併
せ持つものである。
【0040】実施の形態5.以下、この発明の実施の形
態5を図5に基づいて説明する。図5は電力系統保護制
御システムを示すシステム構成図の一例であり、前述の
図4のシステムにおける対外部表示器用IPアドレス情
報125及び対外部システム用IPアドレス情報135
を格納したメモリ111を、対外部表示器用通信機能部
120内及び対外部システム用通信機能部130内に分
散配置したものである。即ち1112は前記対外部表示
器用IPアドレス情報125が格納された対外部表示器
用のメモリで、前記対外部表示器用通信機能部120内
に設けられている。1113は前記対外部システム用I
Pアドレス情報135が格納された対外部システム用の
メモリで、前記対外部システム用通信機能部130内に
設けられている。IPアドレス重複チェック処理部11
2、及び前面表示器140はシステムバス150を介し
て前記メモリ1112、1113にアクセスし、図4の
システムと同じ機能、作用効果を呈す。
【0041】なお、前記メモリ1112、1113及び
前記保護制御機能部は、前記IP通信網200に対して
はオ−プンされておらずにクロ−ズされており、前記シ
ステムバス150を介して前記保護制御装置本体100
内だけにオ−プンされている。また、メモリ121、1
31は前記IP通信網200に対してはオ−プンされて
おり、前記IP通信網200側に必要な情報は、前記メ
モリ1112、1113から前記メモリ121、131
に適時移される。従って、前記前面表示器140から前
記メモリ1112の前記対外部表示器用IPアドレス情
報125や前記メモリ1113の前記対外部システム用
IPアドレス情報135を前記システムバス150を介
して直接見ることができ、また修正/変更できる。同様
に、前記IPアドレス重複チェック処理部112も前記
メモリ1112、1113のIPアドレスをチェックで
きる。
【0042】実施の形態6.以下、この発明の実施の形
態6を図6に基づいて説明する。図6は電力系統におけ
る変電所等電気所への適用例を示すシステム構成図であ
る。図6において、7A〜7Nは電気所(変電所)で、
図示のように、所内には変圧器(図示せず)、保護制御
装置本体100を備えたリレー盤(保護リレー装置)1
1〜14、遮断器CB、計器用変流器CT、計器用変圧
器PT、等が設置されている。前記リレー盤(保護リレ
ー装置)11〜14は、送電線や母線において事故を検
出すると遮断器CBをトリップするとともに、系統状態
情報(例えば、母線に設置されている遮断器CBや区分
開閉器Sの開閉状態を示す情報、母線電圧、母線電流、
零相電流の情報等)を収集して系統状態情報格納装置
(図示せず)やWebサーバ(図示せず)等も内蔵して
いる。
【0043】7GS1は例えば中央給電所や給電所支店
などの電力供給側拠点で、設備計画拠点、制御拠点、保
守拠点、等が設けられている。7GS2は電力系統構築
用の装置提供側拠点で、複数の装置開発拠点が設けられ
ている。また、前記電力供給側拠点7GS1、装置提供
側拠点7GS2、電気所(変電所)7B等ではモバイル
PCも使用される。23〜28はパソコン等の表示装置
付のPC(電子端末)で、Webブラウザ29〜34が
搭載されている。前記Webブラウザ29〜34は前記
リレー盤11〜14に搭載されているWebサーバ(図
示せず)と通信回線35(イントラネット、エクトラネ
ット、インターネット等の有線又は無線の通信回線)を
介して接続を確立する。36Aは前記A電気所(変電
所)7A内の通信回線、36Bは前記B電気所(変電
所)7B内の通信回線、36Nは前記N電気所(変電
所)7N内の通信回線、36S1は前記電力供給側拠点
7GS1内の通信回線、36S2は前記電力系統構築用
装置提供側拠点7GS2内の通信回線、37Bは前記B
電気所(変電所)7B内で使用されるモバイルPC、3
7S1は前記電力供給側拠点7GS1内で使用されるモ
バイルPC、37S2は前記電力系統構築用装置提供側
拠点7GS2内で使用されるモバイルPC、38Aは前
記A電気所(変電所)7A内に設置されたヒュ−マン・
マシ−ン・インタ−フェイス(Human Machine Interf
ace)(以下HMIと略記する)、38Bは前記B電気
所(変電所)7B内に設置されたHMI、38Nは前記
N電気所(変電所)7N内に設置されたHMIである。
【0044】次に動作について説明する。前記リレー盤
11〜14は、例えば、母線に設置されている遮断器の
開閉状態を示す系統状態情報を収集することが可能なイ
ンターフェースを搭載し、その系統状態情報をリレー盤
内の前記系統状態情報格納装置(図示せず)に格納す
る。
【0045】一方、電力販売会社等の前記電力供給側拠
点7GS1における前記保守拠点に設置されている前記
保守用のPC25は、例えば、前記A電気所に接続され
ている送電線が正常な状態にあるか否かを判定する場
合、前記Webブラウザ31を用いて、前記A電気所の
前記リレー盤11を一意に特定するアドレス情報を前記
通信回線35に出力することにより、前記リレー盤11
に搭載されているWebサーバ(図示せず)との接続を
試みる。前記リレー盤11に搭載されているWebサー
バ(図示せず)が当該アドレス情報を受信すると、該W
ebサーバ(図示せず)と前記Webブラウザ31との
接続が確立する。
【0046】このようにして、前記Webブラウザ31
と前記リレー盤11内Webサーバとの接続が確立する
と、前記Webブラウザ31と前記リレー盤11内We
bサーバ(図示せず)間のHTTP通信が開始され、前
記保守用のPC25は、Webブラウザ31を用いて、
系統状態情報の送信要求を前記リレー盤11のWebサ
ーバ(図示せず)に出力する。前記リレー盤11に搭載
されているWebサーバ(図示せず)は、前記保守用の
PC25から系統状態情報の送信要求を通信回線35を
介して受けると、前記リレー盤内の前記系統状態情報格
納装置(図示せず)に格納されている系統状態情報を前
記通信回線35を介して前記保守用のPC25に転送す
る。
【0047】これにより、前記保守用のPC25は、前
記A電気所7Aに接続されている送電線が正常な状態に
あるか否かを判定することができる。なお、前記保守用
のPC25には、JavaVMが搭載されているので、
系統状態情報を画面上に表示するプログラムなどは、J
avaの実行時に前記リレー盤内の前記系統状態情報格
納装置(図示せず)から前記通信回線35を介してダウ
ンロードされ、このようなプログラムを事前にPC25
にインストールする必要はない。
【0048】以上は前記Webブラウザ31を用いて前
記リレー盤内の前記系統状態情報格納装置(図示せず)
に格納されている系統状態情報を取得するものについて
示したが、前記Webブラウザ31を用いて前記リレー
盤内の前記系統状態情報格納装置(図示せず)に格納さ
れている系統状態情報に含まれる保護リレー装置の運転
設定情報を通信回線35を介して変更する。これによ
り、専用のプログラムを保守用のPC25や上記他のP
C、モバイルPCに搭載することなく、保護リレー装置
の運転設定情報を変更することができる。
【0049】また、前記Webブラウザ31を用いて前
記リレー盤内の前記系統状態情報格納装置(図示せず)
に格納されているリレー内部状態情報を取得し、そのリ
レー内部状態情報に基づいて前記リレー盤11等の寿命
診断を前記通信回線35を介して実施するようにもして
ある。
【0050】例えば、前記リレー盤11におけるアナロ
グ入力部の基準入力に対するAD変換データをリレー内
部状態情報として、前記保守用のPC25に前記通信回
線35を介して転送する。そして、そのAD変換データ
と過去のAD変換データとのトレンドを分析し、その分
析結果と良否判定値を比較することにより、寿命診断を
実施する。余寿命が残り僅かな場合には、前記保守用の
PC25及び前記リレー盤11に警報を出力する。
【0051】また、前記メーカ等の電力系統構築用装置
提供拠点7GS2に設置されている開発、設計又は製作
用のPC26〜28が前記通信回線35を介して前記リ
レー内部状態情報を取得して、寿命診断を実施するよう
にもしてある。同様に、前記設備計画あるいは制御用の
PC23,24や、上記各拠点、各電気所のモバイルP
Cでも必要に応じて寿命診断を実施する。
【0052】また、前記リレー盤11に搭載された解析
ツールを前記通信回線35を介して前記保守用のPC2
5にダウンロードするようにしてあり、前記保守用のP
C25は、解析ツールをダウンロードすると、その解析
ツールをブラウザ上で実行することにより、その系統状
態情報を解析して、その解析結果を表示する。これによ
り、保守員又は設計技術者は、前記リレ−盤11の設置
個所まで移動することなく、常駐する拠点において、解
析作業を実施することができる。また、前記設計用のP
C27や、上記他のPC23,24,26,28、各モ
バイルPCが解析処理を実行することもできる。また、
前記電力供給側拠点7GS1や前記装置提供側拠点7G
S2に設置されているサーバから前記通信回線35を介
して解析ツールをダウンロードすることもできる。な
お、前記解析ツールとしては、波形解析、ベクトル解
析、周波数解析などを解析するものがある。
【0053】前述では、前記Webブラウザ31を用い
てリレー盤11内の系統状態情報格納装置(図示せず)
に格納されている系統状態情報を取得するものについて
説明したが、前記Webブラウザ31等を用いて、リレ
ー盤11に格納されている電子データ(例えば、遮断器
の開閉情報や、電流・電圧の情報)へのアクセスを可能
にするリレー盤11内部状態表示ソフトウエアを前記通
信回線35を介して前記保守用のPC25や前記設計用
のPC27にダウンロードし、前記保守用のPC25や
前記設計用のPC27がリレー盤11内部状態表示ソフ
トウエアを必要に応じて実行することも出来る。前記リ
レー盤11内部状態表示ソフトウエアは、例えば、リレ
ー盤11等の動作結果、故障発生状況、運転条件設定状
態などを表示する機能を有しており、保守員または設計
技術者は、自己の知識と照合しながら、前記リレー盤1
1等の状態を正確に把握することができる。
【0054】前述では、Webブラウザ31等を用いて
内部状態表示ソフトウエアをダウンロードするものにつ
いて示したが、前記リレー盤11等の内部状態を設定す
ることができる内部状態設定ソフトウエアを前記保守用
のPC25や前記設計用のPC27にダウンロードし、
前記保守用のPC25や前記設計用のPC27が内部状
態設定ソフトウエアを実行することにより、前記リレー
盤11等の整定値(整定値は遮断器の動作を決定する際
にPC内で実行する比較演算において、系統電流等と比
較する設定値に相当する)を変更することもできる。こ
れにより、複数のリレー盤の整定値を一括して管理する
ことが容易になり、システムの信頼性が向上する。ま
た、保守員や設計技術者が現場の電気所まで出向かなく
ても、整定値を変更することができるため、系統構成の
変更に対して迅速な対応が可能になる。
【0055】また、前記内部状態表示ソフトウエアを前
記通信回線35を介して前記保守用のPC25にダウン
ロードし、前記内部状態設定ソフトウエアを前記通信回
線35を介して前記設計用のPC27にダウンロードす
ることもできる。これにより、内部状態表示ソフトウエ
ア及び内部状態設定ソフトウエアのプログラム規模が大
きい場合、別々のPCにダウンロードされるので、ダウ
ンロードに要する時間を短縮することができる。
【0056】また、前記Webブラウザ33を用いて、
前期リレー盤11等のリレーソフトウエアを設定又は変
更するリレーS/W設定ソフトウエアを通信回線35を
介して前期リレー盤11等から前記設計用のPC27に
ダウンロードし、前記Webブラウザ31を用いて、前
記内部状態表示ソフトウエアを前記通信回線35を介し
て前記保守用のPC25にダウンロードすることもでき
る。これにより、リレー盤11等の機能を拡張又は変更
する必要があるとき、保守員や設計技術者が現場の電気
所まで出向かなくても、迅速に前記リレー盤11等の機
能を拡張又は変更することができる。
【0057】なま、前記設計用のPC27がリレーS/
W設定ソフトウエアを前記通信回線35を介して前記保
守用のPC25に転送し、前記保守用のPC25が前記
リレー盤11等のリレーソフトウエアを前記通信回線3
5を介して設定又は変更することもできる。また、前述
では、前記保守用のPC25が前記リレー盤11等を監
視するものについて示したが、前記設計用のPC27が
前記内部状態表示ソフトウエアを前記通信回線35を介
してダウンロードして、前記リレー盤11等を監視する
こともできる。
【0058】また、前記設計用のPC27が前記リレー
盤11等に関する図面、説明書、製作年及び機能概要の
うち、少なくとも1個の電子データを格納し、その電子
データを前記通信回線35を介して前記保守用のPC2
5に送信することもできる。即ち、前記設計用のPC2
7が前記保守用のPC25から電子データの送信要求を
受けると、電子データを管理する立場にあるメーカの技
術者が、その送信要求が正当であるか否かを判断し、そ
の送信要求が正当であると判断する場合、前記設計用の
PC27を操作して、その電子データを前記通信回線3
5を介して前記保守用のPC25に送信することもでき
る。なお、予め許可された者以外へ情報が流出されるの
を防止するため、電子データの参照権利をインターネッ
トのIPで管理する。また、電子データが前記通信回線
35上で盗聴されるのを防止するため、前記電子データ
をインターネットの暗号化技術により隠匿することもで
きる。
【0059】実施の形態13.上記実施の形態12で
は、設計用のPC27が電子データを保守用のPC25
に送信するものについて示したが、保守用のPC25が
設計用のPC27に格納されている電子データを通信回
線35を介して読み出すようにしてもよく、上記実施の
形態12と同様の効果を奏することができる。
【0060】また、前記保守用のPC25が前記リレー
盤11等を含む送電線、変圧器、遮断器などの設備計画
に関する電子データを格納し、その電子データを前記通
信回線35を介して前記設計用のPC27に送信するこ
ともできる。
【0061】また、前述では、前記保守用のPC25が
設備計画に関する電子データを前記設計用のPC27に
送信するものについて説明したが、前記設計用のPC2
7が前記保守用のPC25に格納されている電子データ
を前記通信回線35を介して読み出すこともできる。
【0062】また、前記設計用のPC27が前記リレー
盤11等に関する図面等の電子データを前記通信回線3
5を介して前記保守用のPC25に送信するとともに、
前記保守用のPC25が設備計画に関する電子データを
前記通信回線35を介して設計用のPC27に送信する
こともできる。
【0063】また、前記保守用のPC25が前記設計用
のPC27に格納されているリレー盤11等に関する図
面等の電子データを前記通信回線35を介して読み出す
とともに、前記設計用のPC27が前記保守用のPC2
5に格納されている設備計画に関する電子データを通信
回線35を介して読み出すことができる。
【0064】また、前述では、前記内部状態設定ソフト
ウエアを実行することにより、前記リレー盤11等の整
定値を変更するものについて示したが、前記保守用のP
C25又は前記設計用のPC27が複数種類の整定値テ
ーブルのうち、系統条件に対応する整定値テーブルを選
択して、リレー盤11等の整定値を通信回線35を介し
て変更することもできる。
【0065】なお、前述はリレー盤11を主体に説明し
たが、前記リレー盤12〜14についても前述のリレー
盤11の機能と同じ機能を有している。勿論、前記リレ
ー盤11のみにおいて前記リレー盤12〜14を含めて
集約的に前述の機能を持たせることもできる。
【0066】なお、この図6において、前記リレー盤1
1の保護制御装置本体100は、前述の図1〜図5にお
ける保護制御装置本体100と同じであり、前述の図1
〜図5における保護制御装置本体100と同じ機能を有
し、同じ動作をし、同じ作用効果を呈する。また、前記
A電気所(変電所)7Aにおける前記リレー盤11の保
護制御装置本体100が前述の図1〜図5における保護
制御装置本体100である場合、図6におけるB電気所
(変電所)7B、C電気所(変電所)7C、電力供給側
拠点7GS1、電力系統構築用装置提供拠点7GS2
は、前述の図1〜図5における外部システム310に相
当し、また、図6における表示機能付PC23〜28、
モバイルPC37B,37S1,37S2及びHMI3
8A〜38Nは、前述の図1〜図5における外部表示器
300に相当し、また、図6における通信回線35,3
6A,36B,36C,36S1,36S2は、前述の
図1〜図5におけるIP通信網200に相当する。
【0067】なお、前述の図6のように多くの機能を有
している場合、多くのIPアドレスが必要であり、これ
ら多くのIPアドレスを、操作者が確実に管理し一切誤
ることなく認識し入力することは不可能に近い。因みに
IPアドレスは、0〜255までの数値を4つ任意に組
み合わせたもの、例えば0.0.0.0〜255.25
5.255.255までの異なる数値(同一数値は使用
不可)が使用される。従って、前述の図6における保護
制御装置本体100を、前述の図1〜図5における保護
制御装置本体100と同じにすることにより、操作者が
前記IP通信網200(通信回線35)を介した表示器
300(PC23〜28、モバイルPC37B,37S
1,37S2及びHMI38A〜38N)により前記各
保護制御装置本体100に対して確実に通信を行うこと
ができるとともに、確実に保護制御情報の確認および設
定情報の確認を行うことができる、信頼性の高い電力系
統保護制御システムを得ることができるし、また、図6
においても前記前面表示器140(図3〜図5に図示)
は、前記保護制御機能部110(図3〜図5に図示)か
ら転送された同要求応答に基づいて該対外部表示器用I
Pアドレス情報125(図3〜図5に図示)を表示する
ことからして、操作者はIPアドレスを認識していなく
ても前記前面表示器140(図3〜図5に図示)により
前記対外部表示器用IPアドレス情報125を確認する
ことができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る電力系統保
護制御システムは、保護制御装置本体内のシステムバス
上に電力系統の保護制御を司る保護制御機能部とIP通
信を司るIP通信機能部とを有し、前記保護制御機能部
が前記保護制御装置本体外と前記IP通信機能部を介し
てIPアドレスに依存して相互通信する電力系統保護制
御システムにおいて、前記IPアドレスの情報を格納し
たメモリを前記システムバス上に備えていると共に、前
記メモリに格納された複数個のIPアドレス情報が集約
的に表示される表示器を備えているので、操作者がIP
通信網を介した保護制御装置本体内外の相互通信を適時
に確実に行うことができ、信頼性の高い電力系統保護制
御システムを得ることできる効果がある。
【0069】請求項2に記載の電力系統保護制御システ
ムの発明は、請求項1に記載の電力系統保護制御システ
ムにおいて、前記メモリに格納されたIPアドレス情報
の変更による複数個のIPアドレス情報間の同一値重複
を検出するIPアドレス重複チェック処理部を備え、前
記同一値重複が生じた場合に前記変更を中止すると共
に、前記同一値重複が生じたことを前記表示器に表示す
るので、誤って重複したIPアドレスを書込操作してし
まった場合にも確実に操作を無効とすることができ、信
頼性の高い電力系統保護制御システムを得ることができ
る効果がある。
【0070】請求項3に記載の電力系統保護制御システ
ムの発明は、請求項1または請求項2に記載の電力系統
保護制御システムにおいて、前記表示器が前記システム
バス上に設けられているので、IPアドレスが不明な場
合でも前記表示器で容易に認識することができ、信頼性
の高い電力系統保護制御システムを得ることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すシステム構成
図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示すシステム構成
図である。
【図3】 この発明の実施の形態3を示すシステム構成
図である。
【図4】 この発明の実施の形態4を示すシステム構成
図である。
【図5】 この発明の実施の形態5を示すシステム構成
図である。
【図6】 この発明の実施の形態6を示すシステム構成
図である。
【図7】 従来のシステムを示すシステム構成図であ
る。
【符号の説明】
100 保護制御装置本体、110 保護制御機能部、
111 メモリ、112 IPアド
レス重複チェック処理部、120 対外部表示器用IP
通信機能部、 121 メモリ、125 対外部表示
器用IPアドレス情報、130 対外部システム用IP
通信機能部、 131 メモリ、135 対外部システ
ム用IPアドレス情報、140 前面表示器、
150 システムバス、160 内部バ
ス、 200 IP通信網、3
00 外部表示器、 310 外
部システム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護制御装置本体内のシステムバス上に
    電力系統の保護制御を司る保護制御機能部とインタ−ネ
    ットプロトコル通信を司るインタ−ネットプロトコル通
    信機能部とを有し、前記保護制御機能部が前記保護制御
    装置本体外と前記インタ−ネットプロトコル通信機能部
    を介してインタ−ネットプロトコルアドレスに依存して
    相互通信する電力系統保護制御システムにおいて、前記
    インタ−ネットプロトコルアドレスの情報を格納したメ
    モリを前記システムバス上に備えていると共に、前記メ
    モリに格納された複数個のインタ−ネットプロトコルア
    ドレス情報が集約的に表示される表示器を備えている電
    力系統保護制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電力系統保護制御シス
    テムにおいて、前記メモリに格納されたインタ−ネット
    プロトコルアドレス情報の変更による複数個のインタ−
    ネットプロトコルアドレス情報間の同一値重複を検出す
    るインタ−ネットプロトコルアドレス重複チェック処理
    部を備え、前記同一値重複が生じた場合に前記変更を中
    止すると共に、前記同一値重複が生じたことを前記表示
    器に表示する電力系統保護制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電力系
    統保護制御システムにおいて、前記表示器が前記システ
    ムバス上に設けられている電力系統保護制御システム。
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