JP2009106006A - 保護連動点検システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 各保護要素の連動点検を柔軟、かつ、効率的に実施することにある。
【解決手段】 電力受配電系統に設置される複数の保護要素を連続的に点検するPLC13に接続され、点検指令をPLCに送信するPC端末16と、この点検指令を受信し、保護要素を模擬した保護連動点検回路17に送出し、保護連動点検回路から点検情報を受け取って前記PC端末に中継する送受信機能を有する前記PLC13とを有し、前記PC端末16は、保護要素ごとの保護要素用ボタンを有し、選択的に保護要素用ボタンをドラッグし、点検項目欄16baに移動させることにより、保護要素の点検順序を設定するドラッグ機能を有する保護要素選択画像16bを表示し、点検開始指示に基づき、保護要素選択画像16bに設定された保護要素の点検順序に従って保護要素別に点検指令をPLC13に送信する保護連動点検システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、配電盤や受変電所の主回路などに用いられる遮断器,断路器等の保護要素を連動点検する保護連動点検システムに関する。
従来、配電盤などの保護連動点検の技術としては、図8に示すようにPLC(Programmable Logic Controller)を使用した保護連動点検機能を備えた配電盤101がある。この配電盤101は、予め定めるシーケンスプログラムに従って複数の保護要素を順次連続的に点検していくPLC102、各保護要素の点検結果に応じて点灯するLEDなどの各点検表示灯103、受配電系統の各保護要素対応のシンボルを各点検表示灯103と同様に配列した画面表示器104等が設けられている。105は保護リレー、上段CTT F11〜PTT G1及び下段CTT F12〜PTT G2は保護リレー試験用端子である。これら試験用端子には試験器(図示せず)が接続され、各保護リレー105,…の動作を確認する。なお、PLC102は、配電盤101に実装され、シーケンスプログラムに従って所要の連動点検処理を実行するCPUの他、試験開始信号を取り込んだり、各点検表示灯103を点灯制御する入出力機能、各保護要素に点検信号を送出する伝送機能等が設けられている。
この保護連動点検方法は、保守員が変電所に出向き、保護連動点検の開始操作を行うと、予め定められた順序に従って各保護要素に点検信号を送出する。このとき、各保護要素の点検順序に従って順次各点検表示灯103を点灯していく方法、或いは各保護要素の点検順序に従って画面表示器104に配列された各シンボルを順次点灯していく方法がある。従って、これら点検方法は、何れも現在の点検位置や点検の正否が分るように点灯する。
また、従来のもう1つの機器監視技術としては、変電所の変電機器を監視する変電機器監視制御盤が提案されている(特許文献1)。
この機器監視技術は、上位システム部と、変電機器を制御する制御回路及び変電機器を監視する機器監視ユニッを収納する変電機器監視制御盤とからなり、上位システム部からの監視制御指令に基づき、制御回路が各変電機器に監視信号を送出し、機器監視ユニットが各変電機器に設置される監視センサの出力である監視データを取り込み、変電機器の動作状態を監視する構成である。
特開平11−164430号公報
しかしながら、図8に示す保護連動点検技術では、次のような問題が指摘されている。
(1) 保護連動点検は保守員が直接現場に出向いて点検しなければならず、点検作業が煩雑である。
(2) 保護連動点検の点検項目、点検順番などがPLC102に組込まれているシーケンスプログラムで規定されていることから、画一的であり、かつ、点検項目、点検順番等の変更も不可能である。点検順序等を変更する場合にはソフトウエア開発会社や配電盤製造会社に依頼し、プログラムを改造する必要がある。また、点検途中で点検を中止できるが、途中から点検を再開することができない。
(3) 作業員は、受変電用主回路の遮断器,断路器,保護リレー等の使用時間、使用回数等を判断し、保護連動点検を行うことから、事前に点検周期等の計画を立てる必要があるため、忘れる可能性がある。
(4) 従来の保護連動点検技術では、点検項目の正否を判断することが可能であるが、各保護要素に対する点検時間や保護要素である例えば遮断器,断路器等の点検動作による開・閉情報を知ることができない。
(5) また、点検項目、点検順番等がシーケンスプログラムで規定されていることから、一つの変電所内だけの保護連動点検となり、他の変電所の保護連動点検に適用し難い問題がある。
一方、後者の変電所の機器を監視する技術では、各監視センサにより計測される変電機器のプロセス状態量である監視データと予め変電機器ごとに設定される判定データとを比較し、各変電機器が管理値を逸脱したか否かを判定する。従って、どちらかと言えば、変電機器の動作状態を監視するものであって、本来の意味の点検ではなく、また保護連動点検処理を行うものでもない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、各保護要素の連動点検を柔軟、かつ、効率的に実施する保護連動点検システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、電力受配電系統に設置される複数の保護要素を連続的に点検するPLCを備えた保護連動点検システムにおいて、前記PLCに伝送ラインを介して接続され、前記点検指令を前記PLCに送信するPC端末と、このPC端末から送信されてくる前記保護要素別の点検指令を受信し、当該点検指令を該当する保護要素を模擬した保護連動点検回路に送出し、当該保護連動点検回路から点検情報を受け取って前記PC端末に中継する送受信機能を有する前記PLCとを有し、
前記PC端末は、少なくとも前記保護要素ごとの保護要素用ボタンを有し、選択的に保護要素用ボタンをドラッグし、点検項目欄に移動させることにより、前記保護要素の点検順序を設定するドラッグ機能を有する保護要素選択画像を表示する第1の画像表示手段と、点検開始指示に基づき、第1の画像表示手段で設定された前記保護要素の点検順序に従って保護要素別に点検指令を前記PLCに送信する手段とを備えた構成である。
また、本発明は、前記構成に新たに、PC端末としては、少なくとも点検内容を書込む点検項目欄と前記電力受配電系統に設置される前記各保護要素のシンボルをツリー状に配列した系統構成画像とを有する保護連動点検画像を表示する第2の画像表示手段と、前記点検指令を送信した後に前記系統構成画像の該当保護要素のシンボルを点灯し、かつ、前記PLCから中継されてくる保護要素に関する点検情報を受信したときに前記点検内容を前記点検項目欄に書込む手段とを設けた構成である。
なお、PC端末に代えて、各変電所の電力系統を集中管理する中央装置に前述したPC端末の構成をそのまま設け、中央装置から保護要素別に点検指令をPLCに送信し、かつ、PLCから点検情報を受け取る構成であってもよい。
本発明によれば、点検項目、点検順序を含めて各保護要素の連動点検を柔軟、かつ、効率的に実施できる保護連動点検システムを提供できる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る保護連動点検システムの一実施の形態を示す構成図である。
このシステムは、各地に点在する点検対象所となる例えば変電所1a,1b,…と、離れた場所から各変電所1a,1b,…を集中管理する上位装置である中央装置2とがLAN(ローカル エリア ネットワーク)、WAN(ワールド エリア ネットワーク)、専用伝送ライン等の内部ネットワーク3により接続される。
各変電所1a,1b,…は電車、ビル施設その他多くの需要家等のあらゆる負荷に電力を供給する施設である。各変電所1a,1b,…内には、少なくとも遮断器11a,断路器11b等の保護要素を含む各受配電系統のメイン回路となる受変電用主回路11と、配電盤12とが設けられている。
受変電用主回路11は、受配電系統に設置される遮断器11a、断路器11b等の保護要素の他、必要に応じて変圧器が設置され、配電盤12からの遮断・通電の制御により、各需要家へ所要とする電力を供給する機能を持っている。
配電盤12には、PLC13、複数の保護リレー14の他、配電の制御に必要な計器類(図示せず)、開閉器(図示せず)、保護リレー試験用端子CTT F11〜PTT G1、CTT F12〜PTT G2が設けられている。各保護リレー試験用端子CTT F11〜PTT G1、CTT F12〜PTT G2には、各保護リレー14,…の動作確認を行うための試験器(図示せず)が接続される。なお、各保護リレー14においても保護要素となる。
配電盤12に実装されているPLC13には伝送ライン15を介してPC端末16が接続される。
PLC13は、PC端末16と連携しつつ、フレキシブルな保護連動点検を行うことにある。すなわち、PLC13は、常時は定周期(例えば10秒ごと)に各変電所1a,1b,…の例えば受変電用主回路11の遮断器11a,断路器11bなどの開閉状態データ、主回路11の構成機器に関する電圧・電流、電力量データを中央装置2に送信し、また、各変電所1a,1b,…の受変電系統に状態変化があったときに状態変化データを中央装置2に送信し、さらにPC端末16との間でデータのやり取りを行う送受信機能(伝送機能)と、PC端末16または中央装置2から送られてくる点検対象となる保護要素名を含む点検指令を保存する保持機能(記憶機能)などを備えている。
このPLC13は、図2に示すようにPC端末16または中央装置2から点検指令を受信すると、主回路11の各保護要素に直接点検指令を送出することなく、従来周知の保護連動点検回路17内の保護要素ごとに模擬化した模擬回路18(例えば補助リレーコイル・接点等)に点検指令を送出し、ダミー接点信号や要素故障状態信号を受け取り、PC端末16または中央装置2に送信する機能を有する。この模擬回路18は、主回路11の遮断器11a,断路器11b,保護リレー14の保護要素を模擬した例えば補助リレーコイル及び当該コイルの励磁によりオンする接点を備えたものであり、保護要素の数分だけ実装されている。PLC13は、例えば点検指令により、該当する保護要素である遮断器,断路器を開放する場合、実機器の状態に拘らず、接点をオンし、ダミー接点信号や故障状態信号を取り込む構成となっている。なお、図2は保護要素である例えば保護リレー14(50R)を模擬した模擬回路18である。
PC端末16にはデータベース16aが設けられている。このデータベース16aには、保護要素選択画像データや保護連動点検画像データが格納されている。PC端末16は、キーボード,マウス等の入力部から入力される指示内容に従い、データベース16aから保護要素選択画像データまたは保護連動点検画像データを読み出し、表示部に保護要素選択画像16b(図3参照)または保護連動点検画像16c(図4参照)を表示する。
保護要素選択画像(画面)16bには、例えば遮断器、断路器,保護リレー等の保護要素単位の保護要素用ボタン50R〜51−2(図示左列参照)及び保護要素用ボタン50D−1〜54P−2(図示右列参照)が設けられ、任意に何れかの保護要素用ボタンをドラッグして点検項目欄16baに移動させることにより、各保護要素の点検順位が設定される。また、回線単位に回線点検用ボタン、系統単位のき電点検用ボタンが設けられ、何れかのボタンをクリックし、個別回線または個別き電に関する点検を設定できる。
一方、保護連動点検画像16cは、その図示左上段領域に点検開始ボタン、中止ボタン、一時中断ボタンが設けられ、図示左下段領域には点検項目欄16ca及び確認項目欄16cbが設けられている。点検項目欄16caには、点検順序に従って保護連動点検を実施していくと、画面16bの点検項目欄16baに設定された点検項目(保護要素名)に点検時間(開始時刻、終了時刻)、点検結果、点検経過等のデータを対応付けるように書込むとともに、データベース16aの適宜な領域に時系列的に記憶していく。また、確認項目欄16cbには、画面16bの点検項目欄16baに設定された確認検項目に対応付けて必要な事項、例えば確認時間(開始時刻、終了時刻)、確認結果、確認経過等のデータが順次書込むとともに、同様にデータベース16aの適宜な領域に時系列的に記憶する。
また、保護連動点検画像16cにはツリー状の系統構成画像16ccが形成され、保護要素ごとに該当するシンボルが点灯する構成となっている。
また、PC端末16には、予め点検周期,点検日時に保護連動点検を実施可能とする点検スケジュール機能が設けられ、点検順序の変更がない限り、点検周期または点検日時に達したとき、設定された保護要素の点検順序に従い、自動的に保護連動点検を実施し、データベース16aに点検、確認結果を記憶する。
前記中央装置2は、常時は各変電所1a,1b,…の各PLC13から定周期(例えば10秒ごと)に伝送されてくる主回路11の遮断器11a,断路器11bなどの開閉状態データ、主回路11の構成機器に関する電圧・電流、電力量データを受け取り、また、各PLC13から状態変化があったことを示す状態変化データを受け取り、各変電所1a,1b,…を集中的に管理するとともに、前述したPC端末16と同様の機能を備えている。
次に、以上のように構成された保護連動点検システムの動作について、図5及び図6を参照して説明する。ここでは、説明の便宜上、PC端末16からの点検指令について説明し、中央装置2からの点検指令については省略する。
(1) 先ず、PC端末16を立ち上げた後、データベース16aから保護要素選択画像データを読み出し、表示部に保護要素選択画像16bを表示する(図3参照)。作業員は、保護要素選択画像16bを見ながら、点検または確認したい順序に従って保護要素単位にドラッグして点検項目欄16baに移動させ、保護連動点検する保護要素を順次登録していく。なお、選択方法としては、保護要素単位だけでなく、回線単位、系統単位ごとの保護要素をドラッグし、点検項目欄16baに登録してもよい。
(2) 複数の保護要素を順次登録した後、登録終了を入力すると、点検実施メニューまたはキーボードなどの入力部からの点検実施時期の入力を促す。点検実施メニューとしては、点検を実施する周期、点検日時或いは即点検などの何れかを選択し、入力部から点検を実施する周期、点検日時或いは即点検を入力し設定する。点検実施メニューを表示することなく、入力部から直接に点検実施周期、点検日時或いは即点検を入力してもよい。
(3) 登録された点検実施周期、点検日時に達したとき、或いは即点検実施の指示が入力されると、データベース16aから保護連動点検画像データを読み出し、表示部に図4に示すような保護連動点検画像16cを表示する。ここで、開始ボタンをクリックすると、点検順序に従って保護連動点検を開始する。すなわち、PC端末16は、点検項目欄に登録された順序に従い、図5に示す処理手順に沿って保護要素別の点検指令を出力し(図6のS1)、PLC13に送信する。
すなわち、PC端末16は、開始ボタンのクリックにより点検開始指示を受けると、点検項目欄16baに点検対象となる保護要素が有るか否かを判断し(ST1)、保護要素有りの場合には点検順序に従い保護要素IDまたは保護要素名を伴う点検指令をPLC13に送信する(ST2)。点検指令を送信すると同時に点検項目欄16caに保護要素IDまたは保護要素名、点検開始時刻、点検中のデータを書込み(ST3)、さらに、系統構成画像16ccの該当保護要素に対応するシンボルを点灯する(ST4)。図4には保護要素51Rが点検中であり、系統構成画像16ccの中の該当保護要素のシンボル51Rが点灯している。
(4) 点検指令を受信したPLC13は、図2に示す保護連動点検回路17の保護要素を模擬した模擬回路18へ点検指令を出力する(図6のS2)。このとき、主回路11の対象実機器(保護要素)が閉状態の時、模擬回路18のコイル接点も閉となっているので、トリップ信号が対象実機器に送出され、該当実機器がトリップする。また、主回路11の対象実機器が開状態の時、模擬回路18のコイル接点が開となっているので、対象実機器の動作状態を模擬した模擬回路18のコイル接点をオンする。そして、主回路11を含む模擬回路18から機器状態情報、ダミー接点情報、故障状態情報等の点検情報を発生させ、PLC13を介してPC端末16に送出する(図6のS3,S4)。
(5) PC端末16は、点検指令を送信した後、点検情報有りか否かを判断している(ST5)。ここでPC端末16は、PLC13から点検情報を受け取ると、判断基準データのもとに点検結果を生成する(ST6、図6のS5)。なお、PC端末16には予め点検間隔の他、判断基準データが設定されている。判断基準データとしては、保護要素ごとにどの遮断器11aが開放し、模擬したどの補助リレーコイルの接点がオン・オフするかが設定されている。従って、この判断基準データを参照し、該当保護要素に対する点検情報の点検結果を決定する。なお、前述した点検間隔、判断基準は予め設定するが、変更可能であることは言うまでもない。
(6) PC端末16は、該当保護要素の点検結果を決定すると、点検項目欄16caの該当保護要素IDまたは保護要素名に対応付けて、点検終了時間、点検結果、点検終了を書込む(ST7)。図4は、保護要素51Rが点検中であり、系統構成画像16ccの中の該当保護要素のシンボル51Rの点灯により、点検中であることを表示している。
(7) 点検中に動作するはずの保護要素が動作しなかったり、開放するはずの実機器が開放されなかった場合、点検異常とする。なお、点検中に点検異常と判定された場合、点検異常となった個所,例えば点検項目欄16caの保護対象「例えば51R」または「点検中」または系統構成の中の該当保護要素のシンボル51Rをフリッカや色替え表示により強調表示する。
(8) 作業員は、点検時、保護連動点検画像16cを参照しながら、一時中断する必要が生じた場合、一時中断ボタンをクリックし、点検途中で中止することが可能である。
すなわち、PC端末16は、一時中断有りか否かを判断し(ST8)、一時中断有りの場合には中断処理とし(ST9)、中止ボタンがクリックされるまで中断を継続する(ST10)。そして、中止ボタンがクリックされると、一時中断が中止(解除)され、点検を中止したところから再度点検を開始する。例えば次の点検すべき保護対象有りかを判断し(ST11)、次点検保護対象有りと判断されたとき、ステップST2に戻り、前述した同様の処理を繰り返し実行する。次点検保護対象無しと判断されたとき、点検を終了する。
従って、点検中は系統構成画像16ccをモニタリングすることにより、実機器が開放する様子を確認することが可能である。表示部に表示される保護連動点検画像16cは、実機器の状態表示の他に補助リレーコイルの接点状態も表示可能である為、実機器が動作していなくても、補助リレーコイルの接点動作から系統構成にて実機器が開放されたように表示できる。
また、各保護要素の点検が終了した際、点検に要した時間,つまり点検終了時刻が表示される。点検結果は、点検中もしくは点検終了後に保護連動点検画像16cから確認することが可能であり、点検時に動作した機器や点検経過時間等を損傷できる。また、点検内容はデータベース16aに系列的に保存されるので、後日点検内容を参照可能である。
従って、以上のような実施の形態によれば、次のような種々の効果を奏することができる。
このシステムによれば、作業員が保護連動点検の周期を把握しておく必要が無くなり、本システムのスケジュール機能により、漏れのない保護連動点検を実施できる。熟練を要する作業員を必要とせず、簡単な操作で保護連動点検を実施することができる。
また、点検項目の削除、追加の他、点検順序を容易に変更可能であり、点検の柔軟性及び点検時間の短縮化を図ることができる。また、点検を一時的に中止することができ、かつ、点検中止した項目から点検を再開することができ、効率的に保護連動点検を実施することができる。
さらに、保護連動点検の結果を蓄積させることが可能である。よって、適宜な時期に過去の点検内容を読み出し、参照することができる。
(その他の実施の形態)
(1) 上記実施の形態では、PC端末16から各保護要素を点検する例について述べたが、中央装置2にPC端末16と同様の構成を備えることにより、中央装置2から点検順序に従って保護要素別の点検指令をPLC13に送信し、点検連動点検を実施することができる。
因みに、ここでは、中央装置2が各変電所1a,1b,…に対して個別に保護要素別の点検指令をPLC13に送信する例を省略し、例えば各変電所1aと1bとの連携による点検について簡単に説明する。
すなわち、中央装置2は、図7に示すように変電所1aのPLC13に点検指令を送信する。変電所1aのPLC13は、点検指令を従来周知の保護連動点検回路17内の模擬回路18に送信し、保護連動点検を実施すると、例えば連絡差遮断装置54F−4が動作し、変電所1bへ連絡遮断指令が送信される。
連絡遮断指令を受信した変電所1bは該当する遮断器54F−2を開放する。この遮断器54F−2が開放すると、変電所1bのPLC13は、中央装置2に点検結果となる情報を送信する。中央装置2は、点検結果の情報に基づき、保護連動点検の判定を行い、その判定内容である点検結果を保護連動点検画像16cの点検項目欄16caに書込む。このとき、点検終了時刻や点検終了データも書込む。
(2) なお、上記実施の形態では、点検経過時間として、開始時刻と終了時刻とを書込んだが、開始時刻と終了時刻とを保持し、終了時刻−開始時刻の演算を実行し、点検経過時間だけを書込んでもよい。
その他、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
本発明に係る保護連動点検システムの一実施の形態を変電所に適用した構成図。 特定の保護要素に対する点検処理の状態を説明する模式図。 本発明に係る保護連動点検システムの要部となるPC端末に表示される保護要素選択画像(画面)を示す図。 本発明に係る保護連動点検システムの要部となるPC端末に表示される保護連動点検画像(画面)を示す図。 PC端末における点検処理時の処理手順を示す図。 点検指令に対するPC端末とPLCと保護連動点検回路とのシーケンスフローを示す図。 中央装置から複数の変電所を連携点検する一例を説明する図。 従来の保護連動点検を説明する図。
符号の説明
1a,1b,…変電所、2…中央装置、11…受変電用主回路、11a…遮断器、11b…断路器、12…配電盤、13…PLC、14…保護リレー、16…PC端末、16a…データベース、16b…保護要素選択画像、16c…保護連動点検画像、17…保護連

Claims (4)

  1. 電力受配電系統に設置される複数の保護要素を連続的に点検するPLCを備えた保護連動点検システムにおいて、
    前記PLCに伝送ラインを介して接続され、前記点検指令を前記PLCに送信するPC端末と、このPC端末から送信されてくる前記保護要素別の点検指令を受信し、当該点検指令を該当する保護要素を模擬した保護連動点検回路に送出し、当該保護連動点検回路から点検情報を受け取って前記PC端末に中継する送受信機能を有する前記PLCとを有し、
    前記PC端末は、少なくとも前記保護要素ごとの保護要素用ボタンを有し、選択的に保護要素用ボタンをドラッグし、点検項目欄に移動させることにより、前記保護要素の点検順序を設定するドラッグ機能を有する保護要素選択画像を表示する第1の画像表示手段と、点検開始指示に基づき、第1の画像表示手段で設定された前記保護要素の点検順序に従って保護要素別に点検指令を前記PLCに送信する手段とを備えたことを特徴とする保護連動点検システム。
  2. 請求項1に記載の保護連動点検システムにおいて、
    前記PC端末は、少なくとも点検内容を書込む点検項目欄と前記電力受配電系統に設置される前記各保護要素のシンボルをツリー状に配列した系統構成画像とを有する保護連動点検画像を表示する第2の画像表示手段と、前記点検指令を送信した後に前記系統構成画像の該当保護要素のシンボルを点灯し、かつ、前記PLCから中継されてくる保護要素に関する点検情報を受信したときに前記点検内容を前記点検項目欄に書込む手段とを、さらに設けたことを特徴とする保護連動点検システム。
  3. 請求項2に記載の保護連動点検システムにおいて、
    前記点検項目欄に書込む点検内容としては、前記保護要素、点検時間、前記点検情報から得られる点検結果、点検経過の情報であることを特徴とする保護連動点検システム。
  4. 電力受配電系統に設置される複数の保護要素を連続的に点検するPLCを備えた保護連動点検システムにおいて、
    前記PLCに内部ネットワークを介して接続され、前記点検指令を前記PLCに送信する中央装置と、この中央装置から送信されてくる前記保護要素別の点検指令を受信し、当該点検指令を該当する保護要素を模擬した保護連動点検回路に送出し、当該保護連動点検回路から点検情報を受け取って前記中央装置に中継する送受信機能を有する前記PLCとを有し、
    前記中央装置は、前記請求項1に記載の構成または前記請求項2に記載の構成を備えていることを特徴とする保護連動点検システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011193558A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Hitachi Ltd スイッチギヤ及びスイッチギヤの連動試験方法
JP2014096862A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Chugoku Electric Power Co Inc:The 遠隔監視制御装置及び方法
JP2021013266A (ja) * 2019-07-08 2021-02-04 日新電機株式会社 情報処理装置及び保護継電器の試験方法

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