JP6153770B2 - 保護継電装置及び電力系統保護システム - Google Patents
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Description
電力系統を保護する保護継電装置において、
当該保護継電装置に関する第1の表示情報を表示する表示部と、
当該保護継電装置以外の第2の保護継電装置との間で通信を行う通信部と、
前記表示部の表示機能が不良である場合に、前記表示部に表示する予定の前記第1の表示情報を、前記通信部を介して前記第2の保護継電装置へ送信するよう制御し、前記第2の保護継電装置から前記通信部を介して、前記第2の保護継電装置に関する第2の表示情報を受信すると、該受信した第2の表示情報を前記表示部に表示するよう制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
まず、本実施形態のディジタル保護リレーの動作概要について、図1を参照して簡単に説明する。図1は、本発明の実施形態における保護継電装置の保護対象である送電線の電力系統を示す図である。
以下、ディジタル保護リレー10a〜10cをディジタル保護リレー10と総称する。回線21a〜21cを回線21と総称する。遮断器22a〜22cを遮断器22と総称する。計器用変成器23a〜23cを計器用変成器23と総称する。電流電圧情報24a〜24cを電流電圧情報24と総称する。遮断器状態情報25a〜25cを遮断器状態情報25と総称する。保護指令26a〜26cを保護指令26と総称する。通信路27a〜27cを通信路27と総称する。
図3において、41aは、遮断器22に対して保護指令26を出力したことを表示するLED表示器、41bは、遮断器22の開閉状態を表示するLED表示器、42は、各種情報を表示するLCD表示器、43は、操作者(保守員)からの指示を受け付ける操作スイッチである。LED表示器41a〜41bをLED表示器41と総称する。
また、遮断器22が投入されたときにLED表示器41bを点灯させることにより、遮断器22の開閉状態、つまり投入又は遮断状態を、操作者が容易に判別できる。
さらに、LCD表示器42には、系統事故により動作したリレー要素(51、64、67等)の状態や、運用中の系統の電圧や電流情報や、事故発生前後の系統の電圧や電流情報を保持して表示する。因みに、ディジタル保護リレー10のリレー要素51は過電流リレー、リレー要素64は過電圧リレー、リレー要素67は電流方向リレーである。
ディジタル入力部15は、遮断器22の開閉状態を示す遮断器状態情報25を、ディジタル入力信号として入力し、制御部11等へ出力するものである。
ディジタル出力部16は、遮断器22を開閉動作させるための保護指令26等を、制御部11から受け取り、ディジタル信号として出力するものである。
操作表示部13は、前述したように、LED表示器41、LCD表示器42、操作スイッチ43を備え、各種表示を行う表示部と、操作者からの指示を受け付ける操作部とを含むように構成される。
図4に示すように、制御部11は、表示情報作成部11aと表示不良検出部11bと問合せ応答部11cと表示制御部11dとを含んで構成される。
所定時間内に表示可能応答を受信できなかった場合(他の保護継電装置10の表示機能が正常でなく、表示不可能である旨の表示不可能応答を受信した場合や、他の保護継電装置10が、問合せ情報に対し応答しなかった場合を含む)、問合せ応答部11cは、問合せ先の保護継電装置10を他の保護継電装置10に切り換えて、切り換え後の保護継電装置10が表示可能であるか否かを問合せる問合せ情報を、その保護継電装置10に対して、通信部17を介して送信する。
所定時間内に表示実施済通知を受信できなかった場合、問合せ応答部11cは、表示情報送信先の保護継電装置10を他の保護継電装置10に切り換えて、切り換え後の保護継電装置10が表示可能であるか否かを問合せる問合せ情報を、その保護継電装置10に対して、通信部17を介して送信する。
また、問合せ応答部11cは、他の保護継電装置10の表示情報を受信すると、該表示情報を当該保護継電装置10に表示した後、表示情報を受信し表示した旨の表示実施済通知を、表示情報送信元の他の保護継電装置10へ送信する。
また、表示制御部11dは、他の保護継電装置10から受信した表示情報を、当該保護継電装置10の操作表示部13に表示させる際、それまで当該保護継電装置10の操作表示部13に表示していた表示情報を、当該保護継電装置10の表示情報記憶部12bに退避させ、所定時間後に退避させていた表示情報を表示させるか、又は、操作表示部13を介する操作者からの指示に基づき、退避させていた表示情報を表示させるよう制御する。
図5は、本発明の実施形態において他の保護継電装置に情報表示を行うときの手順を示す図である。図5の例では、ディジタル保護リレー10aが、自身の監視機能により、自身のLED表示器41又はLCD表示器42が不良となったことを検出した場合の処理手順を説明する。
また、ディジタル保護リレー10aに接続されている他のディジタル保護リレー10は、前述したように、接続先記憶部12aに登録されている。図5の例では、ディジタル保護リレー10bとディジタル保護リレー10cの識別子(アドレス)が接続先記憶部12aに登録されている。
第2実施例は、ディジタル保護リレー10aが、自身の表示不良検出部11bの常時監視機能により、自身の操作表示部13の表示機能不良を検出できない場合の処理手順である。つまり、第1実施例では、ディジタル保護リレー10aの表示不良検出部11bが、ディジタル保護リレー10aの操作表示部13の表示機能不良を検出した(図5のステップS11)が、第2実施例では、表示不良検出部11bが操作表示部13の表示機能不良を検出できないので、操作表示部13の表示機能不良を認識した操作者が、操作表示部13を介して、ディジタル保護リレー10aの操作表示部13に表示すべき表示情報13aの伝送処理を起動する。したがって、第2実施例は、第1実施例の図5のステップS11以外は、第1実施例の処理と同様である。
また、ディジタル保護リレー10aに接続されている他のディジタル保護リレー10は、前述したように、接続先記憶部12aに登録されている。第2実施例では、ディジタル保護リレー10bとディジタル保護リレー10cの識別子(アドレス)が接続先記憶部12aに登録されている。
以下、第1実施例の図5のステップS13以下と同様の処理が行われる。
第3実施例は、操作表示部13が表示機能不良となったディジタル保護リレー10が複数ある場合の処理手順であり、具体的には、ディジタル保護リレー10aとディジタル保護リレー10bの操作表示部13の表示機能が不良であり、ディジタル保護リレー10cの操作表示部13の表示機能が正常である場合の処理手順である。
(1)自身の表示機能不良を検出したディジタル保護リレー10aが、ディジタル保護リレー10bの表示機能が正常か否か、つまり表示可能か否かを問合せる問合せ情報を、ディジタル保護リレー10bへ送信する。ディジタル保護リレー10bは表示機能が正常でないため、ディジタル保護リレー10aは、ディジタル保護リレー10bから所定時間内に表示可能応答を受信できないので、問合せ情報の送信先を切り換えて、問合せ情報をディジタル保護リレー10cへ送信する。ディジタル保護リレー10cは、表示機能が正常なので、表示可能応答をディジタル保護リレー10aへ送信する。
まず、ディジタル保護リレー10aは、自身の操作表示部13の表示機能が不良となったことを検出すると(図5のステップS11に相当)、ディジタル保護リレー10bが表示可能か否かを問合せる問合せ情報を、ディジタル保護リレー10bへ送信する。
(A1)第1の保護継電装置の第1の表示部の表示機能が不良である場合に、第1の表示部に表示する予定の第1の表示情報を第2の保護継電装置へ送信し、第2の保護継電装置の第2の表示部で表示するよう構成したので、第1の表示部の修理や部品交換をするまでの間においても、第1の表示情報を確認することができる。
前述の実施形態では、他の保護継電装置から表示情報を受信して表示すると、表示実施済通知を送信するように構成したが、表示実施済通知を送信しないように構成することも可能である。
Claims (9)
- 同一母線から分岐する複数の回線ごとに設置され、電力系統を保護する保護継電装置であって、
回線ごとに設置された複数の保護継電装置は、
当該保護継電装置に関する第1の表示情報を表示する表示部と、
当該保護継電装置以外の、回線ごとに設置された第2の前記保護継電装置との間で通信を行う通信部と、
前記表示部の表示機能が不良である場合に、前記表示部に表示する予定の前記第1の表示情報を、前記通信部を介して前記第2の保護継電装置へ送信するよう制御し、前記第2の保護継電装置から前記通信部を介して、前記第2の保護継電装置に関する第2の表示情報を受信すると、該受信した第2の表示情報を前記表示部に表示するよう制御する制御部と、
を備えることを特徴とする保護継電装置。 - 請求項1に記載された保護継電装置であって、
前記制御部は、
前記表示部の表示機能が不良である場合に、前記第2の保護継電装置が表示可能であるか否かを問合せる問合せ情報を、前記第2の保護継電装置へ送信し、
前記第2の保護継電装置が表示可能である旨の表示可能応答を、前記第2の保護継電装置から受信すると、前記第1の表示情報を前記第2の保護継電装置へ送信するよう制御することを特徴とする保護継電装置。 - 請求項1に記載された保護継電装置であって、
前記制御部は、前記表示部の表示機能不良を検出し、該表示機能不良を検出した場合に、前記第1の表示情報を前記第2の保護継電装置へ送信するよう制御することを特徴とする保護継電装置。 - 請求項1に記載された保護継電装置であって、
前記第1及び第2の表示情報には、それぞれ、前記第1及び第2の保護継電装置内部のリレー要素の状態情報が含まれることを特徴とする保護継電装置。 - 請求項1に記載された保護継電装置であって、
前記第1及び第2の表示情報には、それぞれ、前記第1及び第2の保護継電装置が接続されている第1及び第2の回線にそれぞれ設けられた第1及び第2の遮断器の開閉状態を示す遮断器状態情報が含まれることを特徴とする保護継電装置。 - 請求項1に記載された保護継電装置であって、
前記第1及び第2の表示情報には、それぞれ、前記第1及び第2の保護継電装置が接続されている第1及び第2の回線における電流電圧情報が含まれることを特徴とする保護継電装置。 - 請求項2に記載された保護継電装置であって、
前記通信部は、前記第2の保護継電装置とは別の第3の保護継電装置との間でも通信可能であり、
前記制御部は、
前記問合せ情報を前記第2の保護継電装置へ送信した後、前記表示可能応答を所定時間内に前記第2の保護継電装置から受信できなかった場合、前記第3の保護継電装置が表示可能であるか否かを問合せる問合せ情報を、前記第3の保護継電装置へ送信し、
前記第3の保護継電装置が表示可能である旨の表示可能応答を、前記第3の保護継電装置から受信すると、前記第1の表示情報を前記第3の保護継電装置へ送信するよう制御することを特徴とする保護継電装置。 - 請求項1に記載された保護継電装置であって、
前記制御部は、
前記第2の表示情報を前記表示部に表示する際、それまで前記表示部に表示していた前記第1の表示情報を退避させて前記第2の表示情報を前記表示部に表示し、その後、所定時間が経過するか、又は操作者からの表示切替指示がなされると、前記第1の表示情報を前記表示部に表示するよう制御することを特徴とする保護継電装置。 - 同一母線から分岐する複数の回線ごとに設置され、互いに通信路で接続され、それぞれ第1及び第2の表示部を有する第1及び第2の保護継電装置を備える電力系統保護システムであって、
前記第1の保護継電装置は、前記第1の表示部の表示機能が不良である場合に、前記第1の表示部に表示する第1の表示情報を前記第2の保護継電装置へ送信し、
前記第2の保護継電装置は、前記第1の保護継電装置から、前記第1の表示情報を受信すると、該受信した前記第1の表示情報を、前記第2の表示部に表示することを特徴とする電力系統保護システム。
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