JP2003078592A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP2003078592A
JP2003078592A JP2002245534A JP2002245534A JP2003078592A JP 2003078592 A JP2003078592 A JP 2003078592A JP 2002245534 A JP2002245534 A JP 2002245534A JP 2002245534 A JP2002245534 A JP 2002245534A JP 2003078592 A JP2003078592 A JP 2003078592A
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Hiroshi Tsubokuda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発呼時或いは通話時にメールデータを送受信
可能な電話装置において、メールデータの送受信機能を
最大限利用し、電話装置の使い勝手を向上する。 【解決手段】 携帯電話装置は、外部からメロディデー
タと文字列データとを外部操作によって入力し(110
〜140)、他の電話装置を呼び出す発信指令を入力す
ると(150)、メロディデータと文字列データとをメ
ロディ送信データにエンコードして(180)、呼出先
の電話番号と一緒に、電話回線網に発信する(19
0)。この結果、着呼側の電話装置には、電話回線網か
ら、メロディデータと文字列データとを付与した呼出信
号が送信されることになり、着呼側では、呼出信号に付
与されたメロディデータをデコードして着信音として再
生することにより、発呼者を直感的に知ることができる
ようになる。また、表示装置に発呼者からのメッセージ
を表示させて用件等を確認することもできる。尚、メッ
セージとメロディとからなるメールデータの送信を通話
中に行うようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、他の電話装置を呼
び出す発呼時又は他の電話装置との通話時に、他の電話
装置に対して任意のメールデータを送信する送信機能、
及び該メールデータを受信する受信機能、を有する電話
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯電話装置用の電話回線網
が行うサービスの一つとして、発呼者側の電話装置か
ら、呼出先の電話番号に任意のメールデータを付与した
発呼信号が発信されると、その電話番号に対応した着呼
者側の電話装置に対して、そのメールデータを付与した
呼出信号を送信することで、着呼者側で、発呼者側から
のメールデータを利用できるようにしたメール転送サー
ビスが知られている。
【0003】そして、こうした電話回線網においてメー
ル転送サービスを享受し得る電話装置として、発呼時に
は、数十〜百数字程度の短い文字列からなるメッセージ
データを電話番号に付与した発呼信号を電話回線網に発
信でき、電話回線網から呼出信号を受けて着信音を発生
する着呼時には、呼出信号にメッセージデータが付与さ
れていれば、そのメッセージデータに従い、LCD等の
表示装置にメッセージを表示するように構成された電話
装置が知られている。
【0004】また、電話装置によっては、電話回線網を
介して接続された通話先の電話装置との間で、通話中に
メールデータを送受信できるようにしたものも知られて
いる。そして、この種の電話装置は、使用者が、通話中
にメールデータの送信又は受信を指令することで、送信
側の電話装置が予めメールデータとして登録されたメッ
セージデータを送信し、受信側の電話装置がそのメール
データを受信してメモリ等に記憶するようにされてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
話装置において、発呼時又は通話時に送受信可能なメー
ルデータは、文字列からなるメッセージデータに限られ
ていた。このため、例えば、発呼時にメールデータを送
信した際、着呼者側では、着信音が鳴る度に、表示画面
を見て、電話をかけてきた相手やメッセージの有無等を
確認しなければならず、使い勝手が悪いとか、或いは、
例えば、誕生日のお祝いのメッセージを送信する際に、
所望のメロディを付与したい、というような要求に応え
ることができず、任意のメールデータを送受信可能であ
るにもかかわらず、その機能を充分利用することができ
ない、といった問題があった。
【0006】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、発呼時或いは通話時にメールデータを送受信可能
な電話装置において、メールデータの送受信機能を最大
限利用できるようにすることで、電話装置の使い勝手を
向上することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の電話装置は、任意のメロ
ディを各音毎に符号化したメロディデータを入力するた
めのメロディデータ入力手段を備え、このメロディデー
タ入力手段からメロディデータが入力された状態で、発
信指令入力手段から発呼信号の発信指令が入力される
と、発呼手段が、メロディデータ入力手段から入力され
たメロディデータを呼出先の電話番号に付与して発呼信
号を生成し、その発呼信号を電話回線網に発信する。
【0008】このため、請求項1に記載の電話装置によ
れば、電話回線網のメール転送サービスを利用して、所
望の電話装置に対して、呼出信号と共にメロディデータ
を送信することができる。一方、請求項2に記載の電話
装置においては、電話回線網から呼出信号を受けると、
データ付与判定手段が、その呼出信号に、メールデータ
として、メロディを各音毎に符号化したメロディデータ
が付与されているか否かを判断し、着信音発生手段が、
データ付与判定手段にて呼出信号にメールデータとして
メロディデータが付与されていると判断されると、その
メロディデータに従いメロディを生成してスピーカを鳴
動させ、データ付与判定手段にて呼出信号にメロディデ
ータが付与されていないと判断されると、予め設定され
た着信音生成用データに従い着信音を生成してスピーカ
を鳴動させる。
【0009】このため、請求項2に記載の電話装置によ
れば、呼出信号にメロディデータが付与されている場合
には、呼出信号を受けた際に発する着信音が、着信音生
成用データにより生成される電話装置固有の着信音か
ら、呼出信号に付与されたメロディデータに対応した着
信音に自動で変更される。
【0010】従って、前述のメール転送サービスを行う
電話回線網において、発呼者が請求項1に記載の電話装
置を使用し、着呼者が請求項2に記載の電話装置を使用
すれば、電話回線網のメール転送サービスを利用して、
発呼者側から着呼者側の着信音を変更することが可能に
なり、着呼者側では、従来のように表示画面を確認する
ことなく、電話をかけてきた相手を、着信音から直感的
に知ることができるようになり、極めて使い勝手のよい
電話システムを構築できる。
【0011】そして、特に、請求項1及び請求項2に記
載の構成要素を備えた電話装置を構成すれば、その電話
装置は、メロディデータの送信機能とメロディデータ受
信時の着信音変更機能とを持つことになり、電話回線網
のメール転送サービスをより有効に利用できることにな
る。
【0012】尚、メロディデータ入力手段としては、例
えば、コンピュータや電子楽器等を用いて作曲したメロ
ディデータを信号線等を介して外部から入力できるよう
に構成してもよいが、より好ましくは、電話装置単体で
使用者が所望のメロディデータを作成できるようにする
とよい。つまり、例えば、電話装置の操作部を操作し
て、メロディを構成する各音の音階や長さを順に指定す
ることによりメロディデータを入力できるように構成す
れば、電話装置単体でメロディデータを作成できるよう
になり、好ましい。
【0013】次に、請求項3に記載の電話装置は、請求
項1に記載の電話装置に、メロディデータに付与する任
意の文字データからなるメッセージデータを入力するた
めのメッセージデータ入力手段を設け、発呼信号を電話
回線網に発信する際、メロディデータ入力手段及びメッ
セージデータ入力手段からメロディデータ及びメッセー
ジデータが入力されている場合には、発呼手段が、その
入力されたメロディデータ及びメッセージデータを電話
番号に付与して発呼信号を生成し、その発呼信号を電話
回線網に発信するように構成したものである。
【0014】このため、請求項3に記載の電話装置によ
れば、請求項1に記載の電話装置のように、所望の電話
装置に対して、呼出信号と共にメロディデータを送信で
きるだけでなく、メッセージデータ入力手段からメッセ
ージデータを入力しておけば、メロディデータにメッセ
ージデータを付与したメールデータを送信できる。
【0015】一方、請求項4に記載の電話装置は、請求
項2に記載の電話装置に、メッセージ表示手段を設け、
データ付与判定手段にて呼出信号にメロディデータが付
与されていると判断されると、そのメールデータに文字
データからなるメッセージデータが含まれているか否か
を判断して、メッセージデータが含まれる場合には、そ
のメッセージデータを構成する文字データに従い表示装
置にメッセージを表示するようにしたものである。
【0016】このため、請求項4に記載の電話装置によ
れば、請求項2に記載の電話装置のように、呼出信号に
メロディデータが付与されている場合に、着信音をその
メロディデータに対応した着信音に変更できるだけでな
く、メロディデータにメッセージデータが付与されてい
る際には、そのメッセージデータに対応したメッセージ
を表示装置に表示できる。
【0017】従って、前述のメール転送サービスを行う
電話回線網において、発呼者が請求項3に記載の電話装
置を使用し、着呼者が請求項4に記載の電話装置を使用
すれば、電話回線網のメール転送サービスを利用して、
発呼者側から着呼者側の着信音を変更できるだけでな
く、必要に応じて、発呼者側から着呼者側の表示装置に
所望のメッセージを表示させることができる。そして、
この場合、着呼者は、着信音から電話をかけてきた相手
を把握できるので、例えば、その相手が重要なメッセー
ジを送信してくる場合にだけ表示画面を見る、というよ
うに、表示画面を見るか見ないかを着信音から判定でき
るようになり、電話装置の使い勝手が向上する。
【0018】そして、特に請求項3及び請求項4に記載
の電話装置の構成要素を一つの電話装置に持たせれば、
その電話装置において、メロディデータだけのメールデ
ータ或いはメロディデータとメッセージデータとからな
るメールデータの送信と受信を行うことが可能になり、
請求項1及び請求項2に記載の電話装置の機能を一つの
電話装置に持たせた場合に比べて、電話回線網のメール
転送サービスをより有効に利用できることになる。
【0019】尚、メッセージデータ入力手段としては、
メロディデータ入力手段と同様、例えば、コンピュータ
やワードプロセッサ等を用いて作成した文書データをメ
ッセージデータとして、信号線等を介して外部から入力
できるように構成してもよいが、例えば、電話装置の操
作部を操作して、文字データを順に入力することにより
メッセージデータを入力できるように構成すれば、電話
装置単体でメッセージデータを作成できるようになり、
好ましい。
【0020】次に、請求項5に記載の電話装置は、請求
項3に記載の電話装置に、着信音データ登録手段,着信
音データ選択手段,着信音設定手段,及び指令入力手段
を設けたものであり、指令入力手段を介して外部から着
信音データ登録指令が入力されると、着信音データ登録
手段が、その指令に従い、メロディデータ入力手段及び
メッセージデータ入力手段からの入力データを着信音デ
ータとして着信音データ記憶手段に登録し、指令入力手
段を介して外部から着信音データ選択指令が入力される
と、着信音データ選択手段が、その指令に従い、着信音
データ記憶手段に登録された複数の着信音データの中か
ら一つの着信音データを選択する。
【0021】そして、指令入力手段を介して外部から着
信音変更指令が入力されると、着信音設定手段が、着信
音データ選択手段にて選択された着信音データを構成す
るメロディデータを、電話回線網から呼出信号を受けた
ときにスピーカから着信音を発生させるための着信音生
成用データとして設定し、着信音データ選択手段にて着
信音データが選択されているときに、発信指令入力手段
から発呼信号の発信指令が入力されると、発呼手段が、
その選択された着信音データをメールデータとして電話
番号に付与して発呼信号を生成し、その発呼信号を電話
回線網に発信する。
【0022】つまり、請求項5に記載の電話装置は、呼
出先の電話装置にメールデータとして送信するメロディ
データ(又はメロディデータ及びメッセージデータ)
を、着信音データとして、着信音データ記憶手段に登録
しておくことにより、その登録した着信音データに含ま
れるメロディデータを自己の着信音を生成するための着
信音生成用データとして設定したり、次に発呼信号を発
信する際に電話番号に付与するメールデータとして再利
用することができるようにされている。
【0023】このため、請求項5に記載の電話装置によ
れば、呼出先の電話装置に対して、複数のメロディデー
タ(又はメロディデータ及びメッセージ)の中から所望
のデータを選択して送信することができると共に、その
複数のメロディデータにて発生可能な着信音の中から、
気に入った着信音を選択して、自己の着信音として設定
できる。
【0024】また、着信音データには、メロディデータ
だけでなくメッセージデータも含めることができるの
で、メッセージデータとして曲名等,メロディの内容等
を表す文字データを入力しておき、着信音データ選択指
令の入力時には、そのメッセージデータを表示装置に表
示するようにすれば、所望のメロディを簡単に選択でき
ることになる。
【0025】一方、請求項6に記載の電話装置は、請求
項4に記載の電話装置に、受信データ記憶手段,受信デ
ータ検索手段,受信データ登録手段,着信音データ選択
手段,着信音設定手段,及び指令入力手段を設けたもの
であり、電話回線網から呼出信号を受けると、受信デー
タ記憶手段が、その呼出信号に付与されたメロディデー
タ又はメロディデータとメッセージデータとからなるメ
ールデータを受信データとして記憶する。
【0026】そして、指令入力手段を介して外部から受
信データ検索指令が入力されると、受信データ検索手段
が、その指令に従い、受信データ記憶手段に記憶された
受信データを検索して、検索した受信データ中のメロデ
ィデータに従いメロディを生成してスピーカを鳴動させ
ると共に、検索した受信データにメッセージデータが含
まれる際にはそのメッセージデータを構成する文字デー
タに従いメッセージを表示装置に表示し、更に、指令入
力手段を介して外部から受信データ登録指令が入力され
ると、受信データ登録手段が、受信データ検索手段にて
検索・選択された受信データを、着信音データとして着
信音データ記憶手段に登録する。
【0027】また、指令入力手段を介して外部から着信
音データ選択指令が入力されると、着信音データ選択手
段が、その指令に従い、着信音データ記憶手段に登録さ
れた複数の着信音データの中から一つの着信音データを
選択し、更に、指令入力手段を介して外部から着信音変
更指令が入力されると、着信音設定手段が、着信音デー
タ選択手段にて選択された着信音データを構成するメロ
ディデータを、着信音生成用データとして設定する。
【0028】つまり、請求項6に記載の電話装置は、電
話回線網から、メロディデータのみからなるメッセージ
データ,或いはメロディデータとメッセージデータとか
らなるメールデータを付与した呼出信号を受けた際に、
そのメールデータを受信データとして記憶しておくこと
により、後から受信データ検索指令を入力してその内容
を確認できるようにし、更に、その検索により確認した
受信データに含まれるメロディデータがよければ、その
受信データを着信音データ記憶手段に登録しておき、必
要に応じて、その登録した着信音データ中のメロディデ
ータを自己の着信音を生成するための着信音生成用デー
タとして設定できるようにされている。
【0029】このため、請求項6に記載の電話装置によ
れば、発呼者側の電話装置から送信されてきたメロディ
データ(又はメロディデータ及びメッセージ)を、後か
ら確認できると共に、そのメロディデータにより得られ
る着信音が気に入れば、その着信音を自己の着信音とし
て設定することができ、発呼者側より送信されてきたデ
ータを有効に利用することが可能になる。
【0030】また特に、請求項5及び請求項6に記載の
電話装置の構成要素を備えた電話装置を構成すれば、そ
の電話装置において、発呼者側からメールデータとして
送信されてきたメロディデータを一旦着信音データとし
て登録しておくことにより、そのメロディデータを、そ
の後の発呼時に呼出先の電話装置に送信するメールデー
タとして使用することが可能になり、他の電話装置との
間で送受信するメロディデータを、より有効に利用する
ことが可能になる。
【0031】尚、本発明(請求項1〜請求項6)は、上
述のメール転送サービスを行う電話回線網に接続できる
電話装置であれば、電話回線網に無線により接続される
移動体用の電話装置(例えば携帯電話装置)であって
も、また、電話回線網に伝送線を介して接続される固定
用の電話装置であっても適用できる。
【0032】一方、請求項7に記載の電話装置は、電話
回線網を介して接続される他の電話装置に送信すべき文
字列からなるメッセージデータを記憶するメッセージデ
ータ記憶手段を備え、他の電話装置との通話中又は他の
電話装置を呼び出す発呼時に、送信指令入力手段からメ
ールデータの送信指令が入力されると、メールデータ送
信手段が、メッセージデータ記憶手段からメッセージデ
ータを読み出し、これをメールデータとして他の電話装
置に送信する。また本発明(請求項7)の電話装置に
も、上記請求項1,3,5に記載の電話装置と同様、メ
ロディデータを入力するためのメロディデータ入力手段
が備えられ、このメロディデータ入力手段からメロディ
データが入力された状態で、送信指令入力手段からメー
ルデータの送信指令が入力されると、このメロディデー
タとメッセージデータとをメールデータとして、他の電
話装置に送信する。
【0033】このため、請求項7に記載の電話装置によ
れば、他の電話装置に対して、メールデータとして、メ
ッセージデータ若しくはメッセージデータにメロディデ
ータを付与したデータを送信することができる。そし
て、特に、請求項7に記載の電話装置によれば、上記請
求項1,3,5に記載の電話装置とは異なり、発呼時に
限らず、通話中にも送信指令が入力されて、メールデー
タを送信するように構成されることから、上述のメール
転送サービスを行う電話回線網以外の電話回線網であっ
ても適用できる。
【0034】尚、上述のメール転送サービスを行う電話
回線網以外の電話回線網としては、発呼時に限らず、通
話中にも、メールデータの送受信が可能な電話回線網で
あればよいが、メールデータをデジタル信号のまま送信
するようにしていると、使用可能な電話回線網が限られ
ることから、好ましくは、請求項9に記載のように、メ
ールデータ送信手段を、メールデータをDTMF信号か
らなる送信信号に変換して他の電話装置に送信するよう
に構成するとよい。
【0035】つまり、DTMF(dual tonemulti freque
ncy) は、押しボタンダイヤル式電話機において使用さ
れる信号であり、音声周波数帯域の2つの周波数の組み
合わせにて構成されることから、電話回線網の種類によ
らず、どのような電話回線網でもメロディデータを送受
信できる。従って、メールデータ送信手段を請求項9に
記載のように構成すれば、発呼時でも通話中でも電話回
線網が行うサービスに影響されることなく他の電話装置
に対してメールデータを送信できることになる。
【0036】また次に、請求項8に記載の電話装置にお
いては、メールデータ受信手段が、電話回線網を介して
接続された他の電話装置から送信されてきたメールデー
タを受信し、メールデータ記憶手段が、その受信された
メールデータを記憶する。そして、読出指令入力手段か
ら、メールデータ記憶手段に記憶されたメールデータの
読出指令が入力されると、メールデータ読出手段が、受
信データ記憶手段からメールデータを読み出し、このメ
ールデータを構成する文字列を他の電話装置からのメッ
セージとして表示装置に表示する。また、メールデータ
読出手段が、受信データ記憶手段からメールデータを読
み出すと、受信データ判定手段が、その読み出したメー
ルデータに、任意のメロディを各音毎に符号化したメロ
ディデータが含まれるか否かを判断し、受信データ判定
手段にてメールデータにメロディデータが含まれると判
断されると、メロディ再生手段が、そのメロディデータ
に従いメロディを生成してスピーカを鳴動させる。
【0037】従って、請求項8に記載の電話装置によれ
ば、他の電話装置からメールデータとしてメッセージデ
ータが送信されてきた場合に、メールデータの読出指令
を入力する使用者の指示に従いメッセージを表示装置に
表示でき、しかも、その表示の際に、メッセージデータ
にメロディデータが付与されていれば、そのメロディデ
ータに対応したメロディを再生して、使用者に聞かせる
ことができる。
【0038】従って、請求項7に記載の電話装置と請求
項8に記載の電話装置とを利用すれば、請求項7に記載
の電話装置の使用者が、請求項8に記載の電話装置の使
用者に対して、発呼時又は通話時に所望のメロディを付
与したメッセージを送り、請求項8に記載の電話装置の
使用者が、必要に応じて、そのメロディ付メッセージを
読み出す、といったことが可能になり、各電話装置にお
けるメールデータの送受信機能を極めて有効に利用する
ことができるようになる。
【0039】尚、請求項8に記載の電話装置において、
メールデータ受信手段としては、上記請求項9に記載の
電話装置に対応して、請求項10に記載のように、他の
電話装置から送信されてきたDTMF信号を受信し、こ
のDTMF信号をメールデータに変換するよう構成する
ことが好ましい。つまり、このように構成すれば、請求
項9に記載の電話装置との間で、電話回線網の種類に影
響されることなく、どのような電話回線網を使用して
も、メールデータをいつでも送受信ことが可能になり、
使い勝手を向上できる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施例を図面と
共に説明する。図1は本発明(詳しくは請求項1〜請求
項6)が適用された実施例の携帯電話装置1の回路構成
を表すブロック図であり、図2はその携帯電話装置1を
操作部側から見た外観図である。
【0041】本実施例の携帯電話装置1は、前述のメー
ル転送サービスを行う電話回線網において使用するため
のものであり、図2に示す如く、一般的な携帯電話装置
と同様、片手で持って操作でき、且つ携帯に便利なよう
に長尺状に形成されている。そして、その中央部には、
操作部2として、呼出先の電話番号を入力するための
「0〜9,*,#」のテンキーと、携帯電話装置1の動
作モードを切り換えたり各種指令を入力するための各種
機能キーとからなる多数のキースイッチが配置されてい
る。また、この操作部2の下方には、通話時に使用者が
音声を入力するためのマイクロフォン5が設けられ、操
作部2の上方には、他の電話装置から送信されてきたメ
ッセージや、携帯電話装置1の操作案内,動作状況等を
表示するための液晶表示装置(LCD)からなる表示部
3が設けられ、更に、その上方には、通話時に耳を当て
て電話回線網や通話相手から送られてくる音声信号を再
生するためのスピーカ4が設けられている。また、この
スピーカ4より上方の先端部には、伸縮可能に形成され
たロッドアンテナ6が設けられ、このロッドアンテナ6
を介して、電話回線網側の基地局との間で無線通信がで
きるようにされている。
【0042】尚、操作部2を構成する各種キーは、本発
明の発信指令入力手段,メロディデータ入力手段,メッ
セージデータ入力手段,指令入力手段として機能する。
そして、図2において、テンキーには「0〜9,*,
#」の記号が付与されているが、テンキーは、後述のメ
ロディ入力時に「ド,レ,ミ,…」といった音階を入力
したり、メッセージ入力時に文字を入力するのにも使用
される。
【0043】一方、携帯電話装置1には、図1に示すよ
うに、通話用のスピーカ4とは別に、電話回線網から呼
出信号が送信されてきたときに着信音を発生したり、他
の案内音を発生して、使用者を呼び出すためのスピーカ
8が内蔵されている。また、携帯電話装置1内には、ア
ンテナ6を介して基地局との間で無線通信を行うための
送受信部12、後述の着信音データを記憶する着信音デ
ータ記憶手段としての着信音記憶部14、電話回線網か
らの呼出信号に付与された他の電話装置からのメールデ
ータを受信データとして記憶する、受信データ記憶手段
としての受信データ記憶部16、コンピュータ等の他の
装置との間でデータを入出力するためのインタフェース
部(以下、I/F部という)18、及び、上記各部に接
続されて、各種制御処理を行うための制御部10も設け
られている。
【0044】制御部10は、CPU,ROM,RAM等
からなるマイクロコンピュータを中心に構成されてお
り、一般的な携帯電話装置としての機能を実現するため
の各種制御処理、即ち、送受信部12から電話回線網に
対して、他の電話装置を呼び出すための発呼信号を送信
させる発呼処理、基地局から呼出信号が送信されてきた
ときにスピーカ8から着信音を発生させる受信処理、着
信音の発生により使用者が携帯電話装置1を電話回線網
に接続する指令を入力した際に、送受信部12を介して
当該携帯電話装置1を電話回線網に接続させる接続処
理、発呼処理により呼出先の電話装置が電話回線網に接
続されて、その着呼者側の電話装置との通話が可能にな
ったときや、接続処理により当該携帯電話装置1が電話
回線網に接続されて、発呼者側の電話装置との通話が可
能になったときに、使用者がマイクロフォン5から入力
した音声信号を送受信部12から基地局側に送信した
り、電話回線網(換言すれば着呼者側の電話装置)から
送信されてきた音声信号にて、スピーカ4から音声を発
生させる音声入出力処理等を実行する。
【0045】また、制御部10は、電話回線網のメール
転送サービスを有効に利用するために、発呼時に、電話
回線網を介して、呼出先の電話装置にメッセージデータ
を送信したり、電話回線網から呼出信号を受けた着呼時
に、その呼出信号に付与されたメッセージデータに従
い、発呼者側からのメッセージを表示部3に表示する、
一般的なメッセージ送受信用の処理に加えて、使用者が
作曲したメロディデータを、電話回線網を介して、呼出
先の電話装置に送信したり、着呼時に、電話回線網から
の呼出信号に付与されたメロディデータに対応した着信
音を発生させるメロディデータ送受信用の処理を実行す
る。
【0046】以下、こうしたメロディデータの送受信の
ために制御部10において実行される制御処理につい
て、図3〜図7のフローチャートに沿って説明する。
尚、制御部10には、こうしたデータ通信を行うため
に、メッセージデータやメロディデータを送信用の信号
に変換するエンコーダ10a、及び受信信号からメッセ
ージデータやメロディデータを復元するデコーダ10b
が内蔵されている。
【0047】まず図3は、本実施例の携帯電話装置1に
おいて着信音を生成するのに使用したり、他の電話装置
を呼び出す際にメールデータとして送信するための着信
音データを作成する着信音データ作成処理を表す。この
処理は、使用者が操作部2に設けられた機能選択用のキ
ーを操作して、当該装置の動作モードを着信音作成モー
ドに設定した際に実行される処理であり、処理が開始さ
れると、まずS110(Sはステップを表す)にて、使
用者が操作部2のテンキー(このときテンキーはメロデ
ィデータ入力手段として機能する)を操作して、所望の
メロディを構成する各音毎に「ド,レ,ミ…」といった
音階又は休止を表す音階データとその長さ(時間)を表
す長さデータとを順に入力してくるのを受け付ける、メ
ロディ入力処理を実行する。そして、続くS120で
は、使用者が操作部2の確定キーを操作してメロディ入
力の終了指令を入力したか否かを判定し、終了指令が入
力されていなければ、再度S110に移行することによ
り、使用者がメロディ入力を終了するのを待つ。
【0048】次に、S120にてメロディ入力の終了指
令が入力されたと判断されると、今度は、S130に移
行して、使用者が操作部2のテンキー(このときテンキ
ーはメッセージデータ入力手段として機能する)を操作
することにより、先に入力したメロディの曲名或いはこ
のメロディと一緒に呼出先の電話装置に送信するメッセ
ージ等の文字列を入力するのを受け付ける、文字列入力
処理を実行する。そして、続くS140では、使用者が
操作部2の確定キーを操作して文字列入力の終了指令を
入力したか否かを判定し、終了指令が入力されていなけ
れば、再度S130に移行することにより、使用者が文
字列入力を終了するのを待つ。
【0049】尚、S110のメロディ入力処理及びS1
30の文字列入力処理の実行中には、その入力用の案内
や、使用者が入力した音階,その長さ,文字列等を表す
画像を表示部3に表示する。次に、S140にて文字列
入力の終了指令が入力されたと判断されると、今度は、
S150に移行して、使用者が操作部2の発信キー(発
信指令入力手段に相当)を操作することにより、他の電
話装置を呼び出す発信指令を入力したか否かを判断し、
発信指令が入力されていなければ、続くS160に移行
して、使用者が操作部2の所定の機能キーを操作するこ
とにより、着信音データの登録指令を入力したか否かを
判断する。そして、使用者がこの登録指令を入力してい
なければ、再度S150に移行し、S150及びS16
0の処理を繰り返し実行することにより、使用者が発信
指令又は登録指令を入力するのを待つ。尚、この待機状
態で、使用者が終了キーを操作すれば、そのまま当該処
理を終了する。
【0050】次に、S160にて、使用者が着信音デー
タの登録指令を入力したと判断されると、続くS170
に移行して、S110のメロディ入力処理で受け付けた
音階データと長さデータとの組み合わせからなるメロデ
ィデータと、S130で受け付けた曲名又はメッセージ
を表す文字列データとを、一つの着信音データとして、
着信音記憶部14に登録する、着信音データ登録手段と
しての処理を実行し、当該処理を終了する。
【0051】尚、着信音記憶部14はメモリからなり、
登録可能な着信音データ数は限られるため、この登録時
に空き容量がなければ、既に登録された着信音データの
記憶領域に新たな着信音データを上書きすることになる
が、着信音データの上書きや新規登録等は登録番号を指
定することにより行われる。
【0052】一方、S150にて、使用者が発信指令を
入力したと判断されると、S180に移行して、S11
0のメロディ入力処理で受け付けた上記メロディデータ
とS130で受け付けた文字列データ(この場合、文字
列が曲名であっても呼出先の電話装置に対するメッセー
ジデータとなる)とから、電話回線網を介して呼出先の
電話装置に送信可能なメロディ送信データを、エンコー
ダ10aにて作成する。そして、続くS190では、使
用者が操作部2を操作することにより入力又は指定して
くる電話番号に上記メロディ送信データを付与した発呼
信号を生成し、この発呼信号を送受信部12から電話回
線網に発信させる、発呼手段としての発呼処理を実行
し、当該処理を終了する。
【0053】尚、この発呼処理により電話回線網に送信
されるメロディ送信データは、電話回線網がメールデー
タとして認識可能なデータ構造になっており、図8
(a)に示す如く、データ内容を表すヘッダと、上記入
力された文字列に対応するメッセージデータと、上記入
力されたメロディデータとから構成される。また、メッ
セージデータは、図8(b)に示すように、文字列を構
成する各文字を表す文字コードと、その先頭にヘッダと
して付与した文字数を表すデータ長とから構成され、メ
ロディデータは、図8(c)に示すように、メロディを
構成する各音の音階又は休止を表す音階データとその長
さ(時間)を表す長さデータとからなる音符情報と、そ
の先頭にヘッダとして付与した音符数を表すデータ長と
から構成される。
【0054】次に、図4は、着信音記憶部14に登録さ
れた着信音データを用いて着信音を発生させることによ
り、その着信音を当該携帯電話装置1において通常使用
する標準着信音として設定する着信音再生・変更処理を
表す。この処理は、本発明の着信音データ選択手段及び
着信音設定手段としての機能を有する処理であり、使用
者が操作部2に設けられた機能選択用のキーを操作し
て、着信音変更指令を入力した際に実行される。そし
て、処理が開始されると、まずS210にて、着信音記
憶部14に登録されている着信音データの登録番号等を
表示部3に表示することにより、着信音データの登録状
況を使用者に案内する。
【0055】次に、S220では、表示部3に表示した
案内画像を見て、使用者が操作部2のテンキーを操作す
ることにより、再生したい着信音の登録番号を着信音デ
ータ選択指令として入力するのを受け付ける、登録番号
入力処理を実行し、続くS230にて、使用者が入力し
た登録番号に対応した着信音データを着信音記憶部14
から読み出し、その着信音データに含まれる文字列デー
タを表示部3に表示する。尚、S230では、着信音デ
ータに文字列データが設定されていなければ、文字列デ
ータが存在しない旨を表示する。
【0056】また続くS240では、上記読み出した着
信音データに含まれるメロディデータに従いメロディを
生成して、スピーカ8を鳴動させる、メロディ再生処理
を実行し、続くS250にて、その再生したメロディ
を、その後、当該装置で使用する標準の着信音として設
定し(換言すれば、今回メロディの再生に用いたメロデ
ィデータを着信音生成用のデータとして設定し)、当該
処理を終了する。
【0057】また次に、図5は、着信音記憶部14に登
録された着信音データをメールデータとして呼出先の電
話装置に送信するメロディ送信処理を表す。この処理
は、本発明(特に請求項5)の着信音データ選択手段及
び発呼手段としての機能を有する処理であり、使用者が
操作部2に設けられた機能選択用のキーを操作して、当
該装置の動作モードを着信音データの送信モードに設定
した際に実行される。そして、この処理が開始される
と、まずS310にて、上記S210と同様に、着信音
記憶部14への着信音データの登録状況を使用者に案内
し、続くS320にて、上記S220と同様に、使用者
が操作部2を操作してメールデータとして送信したい着
信音の登録番号を着信音データ選択指令として入力する
のを受け付ける、登録番号入力処理を実行する。
【0058】また、続くS330では、上記S230と
同様に、使用者が入力した登録番号に対応した着信音デ
ータに含まれる文字列データを表示部3に表示する。そ
して、続くS340では、上記読み出した着信音データ
に含まれるメロディデータの内、発呼信号として送信可
能な量のデータに従いメロディを生成して、スピーカ8
を鳴動させる、送信可能メロディ再生処理を実行する。
【0059】つまり、着信音記憶部14に登録される着
信音データは、基本的には、自己の着信音を発生するた
めのデータであり、着信音記憶部14に記憶できるデー
タ量であればよいが、発呼信号として送信可能なメール
データは、電話回線網側の規定によって制限され、その
上限は、着信音記憶部14に記憶可能なデータ量よりも
少ないことから、S340では、着信音記憶部14に記
憶された着信音データの内、メールデータとして送信可
能なメロディデータのみを用いてメロディを生成してス
ピーカ8を鳴動させることにより、電話回線網を介して
呼出先の電話装置に実際に送信されるメロディを再生す
るのである。
【0060】そして、続くS350では、使用者が操作
部2の発信キーを操作して発信指令を入力したか否かを
判断することにより、発信指令が入力されるのを待ち、
発信指令が入力されると、S360に移行して、上記S
180と同様に、上記選択・表示・再生した着信音デー
タからメロディ送信データを作成する。また、続くS3
70では、上記S190と同様に、電話番号にメロディ
送信データを付与した発呼信号を生成し、この発呼信号
を送受信部12から電話回線網に発信させる発呼処理を
実行し、当該処理を終了する。尚、S350における発
信指令の待機中に、使用者が終了キーを操作すれば、そ
のまま当該処理を終了する。
【0061】次に、図6は、携帯電話装置1の動作モー
ドが通常モードであるときに、電話回線網の基地局から
当該装置に対して送信された呼出信号を送受信部12が
受信した際に実行される受信処理を表す。図6に示す如
く、この処理が開始されると、まずS410にて、デコ
ーダ10bを用いて、送受信部12より入力される受信
信号から、呼出信号に付与された受信データをデコード
(復元)し、続くS420にて、その受信データを受信
データ記憶部16に保存する。尚、受信データ記憶部1
6は、着信音記憶部14と同様にメモりから構成されて
おり、デコードした受信データは、データ番号,受信し
た日時等と共に、受信データ記憶部16に格納される。
また、受信データの保存時に受信データ記憶部16の空
き領域が少ないときには、古い受信データや使用者が指
定した受信データ等のデータ領域に、今回受信した受信
データが書き込まれる。
【0062】こうして受信データが受信データ記憶部1
6に保存されると、続くS430にて、この受信データ
には、メッセージデータ,メロディデータ,或いはメロ
ディデータとメッセージデータとからなるデータ等の、
メールデータが含まれているか否かを判断する。また、
受信データにメールデータが含まれている場合には、続
くS440にて、そのメールデータには、メロディデー
タが含まれているか否か(つまり、メールデータは、メ
ロディデータ或いはメロディデータとメッセージデータ
とからなるデータであるか否か)を判断する、データ付
与判定手段としての処理を実行する。そして、メールデ
ータにメロディデータが含まれている場合には、続くS
450に移行し、表示部3に、着信案内と、メールデー
タに含まれるメッセージデータが表す受信メッセージと
を、所定時間毎に交互に表示する着信表示を行う。
【0063】尚、S450が行う着信表示は、本発明の
メッセージ表示手段としての機能を実現する処理であ
り、具体的には、例えば、受信データ記憶部16に保存
した受信データの内のメールデータ以外のデータ、つま
り、受信データを受信した日時と発呼者側の電話装置か
ら送信されてきた発呼者側の電話番号とを着信案内とし
て1秒間表示し、次に、メールデータに含まれるメッセ
ージデータが表す受信メッセージを1秒間表示する、と
いった手順で実行される。またメールデータにメッセー
ジデータが含まれていない場合(つまりメールデータが
メロディデータのみの場合)は、メッセージなしを表示
する。
【0064】そして、S450で表示部3に着信表示を
行うと、続くS460にて、当該装置は、使用者からの
指令によって、着信音の変更許可が設定されているか否
かを判断する。つまり、本実施例の携帯電話装置1は、
発呼者側の電話装置から送信されてきたメロディデータ
に従い着信音を変更する機能を有するが、使用者が着信
音を変更したくないこともあるので、着信音の変更につ
いては、使用者が適宜設定できるようにされており、S
460では、着信音変更の可否を、既に設定されている
動作データに基づき判定するのである。
【0065】そして、着信音の変更許可が設定されてい
る場合には、続くS470に移行して、今回受信したメ
ールデータに含まれるメロディデータに従いメロディを
生成して、スピーカ8を鳴動させる、受信メロディ再生
処理(着信音発生手段に相当)を実行し、続くS480
にて、通話処理を実行する。尚、S480では、発呼側
の電話装置が電話回線網との接続を遮断して、呼出信号
の受信が停止されるか、使用者が当該装置を電話回線網
に接続して通話を行い、電話回線網との接続を遮断する
までの、一連の通話用の処理を行う。
【0066】次に、S440にて受信したメールデータ
にはメロディデータが含まれていないと判断された場
合、つまり、メールデータがメッセージデータのみであ
る場合には、続くS490に移行して、上記S450と
同様に、表示部3に着信案内と受信メッセージとを交互
に表示し、続くS500にて、予め設定されている標準
着信音にて着信音を発生した後、S480に移行し、上
記通話処理を実行する。
【0067】また、S430にて受信データにはメール
データが含まれていないと判断された場合には、S51
0にて、受信日時と発呼者側の電話番号とからなる着信
案内のみを表示部に表示し、続くS500にて、予め設
定されている標準着信音にて着信音を発生した後、S4
80に移行し、上記通話処理を実行する。
【0068】そして、S480の通話処理が終了する
と、今度は、S520にて、再び、今回受信した受信デ
ータには、メールデータが含まれていたか否かを判定
し、メールデータが含まれていなければ、当該処理を終
了する。また、受信データにメールデータが含まれてい
た場合には、続くS530に移行して、表示部3に、今
回メールデータを受信した旨を表す案内(メール受信)
を表示し、続くS540にて、所定の通知音をスピーカ
8から発生させた後、当該処理を終了する。
【0069】次に、図7は、受信データ記憶部16に保
存された受信データを検索して、所望のメロディデータ
を着信音データとして、着信音記憶部14に登録する受
信メロディ検索・登録処理を表す。この処理は、本発明
の受信データ検索手段及び受信データ登録手段としての
機能を有する処理であり、上記受信処理のS530にて
メール受信を表示した状態が継続している状態(換言す
れば、図6の受信処理を実行した後、装置の動作モード
が変更されていない状態)で、使用者により受信データ
選択用のキーが操作されたとき、或いは、使用者が操作
部2に設けられた機能選択用のキーを操作して、当該装
置の動作モードを受信データの検索モードに設定したと
きに実行される。
【0070】そして、この処理が開始されると、まずS
610にて、メロディデータが含まれる受信データの選
択画面を表示部3に表示し、使用者がその画面を見なが
ら、操作部2を操作して、所望の受信データのデータ番
号を受信データ検索指令として入力するのを受け付ける
データ番号入力処理を実行する。そして、続くS620
では、その入力されたデータ番号の受信データ(受信日
時・受信メッセージ等)を表示部3に表示し、続くS6
30にて、受信データ中のメロディデータに従い受信メ
ロディを再生する。
【0071】次に、S640では、使用者が操作部2の
所定の機能キーを操作することにより、受信データの再
検索を指令したか否かを判断し、再検索の指令がなされ
た場合には、再度S610〜S630の処理を実行す
る。また、S640にて、使用者から再検索の指令がな
されていないと判断されると、S650に移行して、今
度は、使用者が操作部2の終了キーを操作して当該処理
の終了指令を入力したか否かを判定し、終了指令が入力
された場合には、そのまま当該処理を終了する。
【0072】また、S650にて、使用者が終了指令を
入力していないと判断されると、続くS660に移行し
て、使用者が操作部2の所定の機能キーを操作すること
により、受信データの登録指令を入力したか否かを判断
する。そして、受信データの登録指令が入力されていな
ければ、再度S640に移行し、受信データの登録指令
が入力された場合には、S670に移行して、S630
の受信メロディ再生処理で再生したメロディデータを含
む受信データを、着信音データとして、着信音記憶部1
4に登録し、当該処理を終了する。尚、着信音記憶部1
4への着信音データの登録は、上記S170と同様に実
行される。
【0073】以上説明したように、本実施例の携帯電話
装置1においては、呼出先の電話装置を呼び出す発呼信
号を発信する際、使用者が作曲して着信音記憶部14に
登録した着信音データを、メッセージデータとして、電
話回線網に発信できる。このため、発呼時に、電話回線
網を介して、メロディデータ、又はメロディデータとメ
ッセージデータとを、着呼者側の電話装置に送信でき
る。また、電話回線網から送信されてくる呼出信号にメ
ロディデータが含まれている場合には、そのメロディデ
ータに応じた着信音を発生できる。
【0074】従って、上述のメール転送サービスを行う
電話回線網において、本実施例の携帯電話装置1を用い
るようにすれば、発呼者が受呼者側の着信音を任意に設
定できることになり、着呼者側では、電話をかけてきた
相手を、着信音から直感的に知ることができ、極めて使
い勝手のよい電話システムを構築できる。
【0075】また、本実施例の携帯電話装置1において
は、発呼者側より受けたメールデータを受信データ記憶
部16に記憶しておき、必要に応じて、その記憶した受
信データの中から所望のメロディデータを含む受信デー
タを選択し、着信音記憶部14に着信音データとして登
録できるので、自己の着信音を他の電話装置から受け取
ったメロディに変更することができ、発呼者側より送信
されてきたデータを有効利用することができる。
【0076】また、着信音データとして登録したデータ
は、発呼時に、呼出先の電話装置に送信できるので、例
えば、グループ間でメッセージのみを送受信する際に、
各電話装置の着信音を共通にするといったこともでき、
携帯電話装置1の利便性を向上できる。
【0077】以上、請求項1〜請求項6に記載の発明を
適用した実施例の携帯電話装置1について説明したが、
請求項7〜請求項10に記載の発明についても、上記実
施例の携帯電話装置1と略同様のハード構成を利用する
ことにより、容易に実現できる。
【0078】そこで、次に、請求項7〜請求項10に記
載の発明を適用した実施例の携帯電話装置を、本発明の
第2実施例として説明する。まず請求項7〜請求項10
に記載の携帯電話装置を実現する際には、上記実施例の
携帯電話装置1において、図1に示したメールデータ送
信用のエンコーダ10aを、メールデータをDTMF信
号に変換して送受信部12に出力するように構成し、メ
ールデータ受信用のデコーダ10bを、送受信部12か
ら入力される受信信号に含まれるDTMF信号からメー
ルデータを復元するように構成する。そして、制御部1
0において実行するメールデータ送受信のための処理を
図9に示す如く実行し、更に、受信したメールデータの
読出を図10に示す如く実行する。
【0079】図9は、着信音記憶部14に、図3に示し
た着信音データ作成処理と同様の手順で、送信すべきメ
ールデータ(メッセージデータ及びメロディデータ)が
記憶されている場合に、使用者が操作部2を操作してメ
ールデータの自動送信指令を入力することにより実行さ
れるメール自動送信処理、及び、このメール自動送信処
理に対応してメールを自動受信する際に実行されるメー
ル自動受信処理を表すフローチャートである。
【0080】尚、この場合、着信音記憶部14が、請求
項7に記載のメッセージデータ記憶手段として機能し、
操作部2が、請求項7に記載の送信指令入力手段として
機能し、図3に示した着信音データ生成処理が、請求項
7に記載のメロディデータ入力手段として機能すること
になる。また、メール自動受信処理は、携帯電話装置
が、メールデータを自動受信するように、動作モードが
使用者により設定されている場合に実行される処理であ
る。
【0081】図9に示す如く、メール自動送信処理で
は、まずS705にて、電話回線網に対して、メールデ
ータを送信すべき他の携帯電話装置を呼び出す発呼信号
を送信し、続くS710にて、この発呼信号の送信によ
り、電話回線網を介して、メールデータを送信すべき携
帯電話装置に接続されたか否かを判断することにより、
回線が接続されるのを待つ。そして、回線が接続される
と、S715にて、着信音記憶部14から、使用者が自
動送信指令の入力と同時に指定してきた送信用のメール
データを構成するメッセージデータを読み出し、DTM
F信号に変換して送信する。
【0082】一方、発呼側の携帯電話装置が送信した発
呼信号に対応した着呼側の携帯電話装置では、メール自
動受信処理を実行することにより、まず、S805に
て、電話回線網からの呼出信号を受信したか否かを判断
する。そして、呼出信号を受信できていなければ、再度
S805を実行することにより、呼出信号を受信するの
を待ち、呼出信号を受信すると、当該携帯電話装置を電
話回線網に接続する。すると、発呼側の携帯電話装置
は、上記S715の処理により、メッセージデータを送
信してくるので、続くS815にて、その後所定時間経
過する間に、メッセージデータを受信できたか否かを判
断し、メッセージデータを受信できなければ、何らかの
異常があると判断して、S865にて電話回線を遮断
し、当該処理を終了する。
【0083】また、S815にて、メッセージデータを
受信できたと判断すると、S820にて、この受信した
メッセージデータは正常であるかどうかを確認して、正
常であれば、このメッセージデータを、メールデータ記
憶手段(請求項8)としての受信データ記憶部16に記
憶する、メッセージデータの保存処理を実行する。そし
て、続くS825では、メッセージデータの受信状態
(正常/異常)を表すメッセージ受信コードを、DTM
F信号にて発呼側の携帯電話装置に送信する。
【0084】すると、発呼側の携帯電話装置は、S72
0にて、このメッセージ受信コードを受信して、バッフ
ァ等に一時記憶し、続くS725にて、今度は、メール
データとして送信すべきメロディデータがあるか否かを
判断する。そして、着呼側に送信すべきメロディデータ
がないと判断されると、S750に移行し、逆に着呼側
に送信すべきメロディデータがあると判断されると、S
730に移行して、これからメロディデータを送信する
旨を表すメロディ有コードを、DTMF信号にて着呼側
に送信する。
【0085】一方、着呼側の携帯電話装置は、S825
でメッセージ受信コードを送信した後は、S830に
て、その後所定時間経過する間に、メロディ有コードを
受信したか否かを判断し、メロディ有コードを受信でき
なければ、S865に移行し、逆にメロディ有コードを
受信できた場合には、S835にて、メモリ容量の確認
等により、現在、メロディデータの受信が可能か否かを
判断する。そして、メロディデータの受信ができない場
合には、S865に移行し、逆にメロディデータを受信
できる場合には、S840にて、その旨を表す受信可能
コードを、DTMF信号にて発呼側の携帯電話装置に送
信する。
【0086】このため、発呼側の携帯電話装置では、S
730にてメロディ有コードを送信した後、S735
で、その後所定時間経過する間に、受信可能コードを受
信したか否かを判断し、受信可能コードを受信できなけ
れば、S750に移行し、逆に、受信可能コードを受信
できた場合には、S740に移行して、着呼側の携帯電
話装置にメロディデータをDTMF信号にて送信する。
【0087】また、着呼側の携帯電話装置は、S840
にて、受信可能コードを送信すると、続くS845に
て、メロディデータを受信したか否かを判断することに
より、メロディデータの受信が完了するのを待ち、メロ
ディデータの受信が完了すると、S850に移行して、
受信したメロディデータは正常であるかどうかを確認し
て、正常であれば、メロディデータを受信データ記憶部
16に記憶する、メロディデータの保存処理を実行す
る。そして、続くS855では、メロディデータの受信
状態(正常/異常)を表すメロディ受信コードを、DT
MF信号にて発呼側の携帯電話装置に送信し、続くS8
60にて、上記S815〜S855の一連のメールデー
タ受信処理によるメールデータの受信結果、つまり、メ
ッセージデータの受信正常/異常、及び、メロディデー
タの受信正常/異常、を表示部3に表示し、S865に
移行する。
【0088】また次に、発呼側の携帯電話装置では、S
740にて、メロディデータを送信すると、続くS74
5で、着呼側の携帯電話装置から送信されてくるメロデ
ィ受信コードを受信・記憶する。そして、続くS750
では、着呼側の携帯電話装置から送信されてきた各種コ
ードに基づき、メールデータの送信結果を判定し、その
判定結果、つまり、メッセージデータの送信正常/異
常、及び、メロディデータの送信正常/異常を、表示部
3に表示し、続くS755にて、電話回線を切断した
後、当該処理を終了する。
【0089】尚、図9に示したメール自動送信処理及び
メール自動受信処理では、メールデータを送信する携帯
電話装置側にて、使用者が操作部2を介してメールデー
タの自動送信指令を入力することにより、メールデータ
の送受信を開始するが、本実施例の携帯電話装置は、電
話回線網を介して他の携帯電話装置と接続されている通
話中にも、各装置の使用者が、メールデータの送信指令
及び受信指令を入力することにより、メールデータの送
受信を開始する。そして、この場合のメールデータの送
信処理では、図9に示したメール自動送信処理のS71
5〜S750の処理を実行し、メールデータの受信処理
では、図9に示したメール自動受信処理のS815〜S
860の処理を実行するようにされている。そして、各
処理が終了すると、使用者が通話可能な通話状態に戻
る。
【0090】次に、図10は、上記メール自動受信処理
或いはメールデータの受信処理にてメールデータを受信
し、その受信したメールデータが受信データ記憶部16
に格納されているときに、使用者が操作部2を操作し
て、メールデータの読出指令を入力することにより実行
されるメッセージ読出処理である。尚、この場合、操作
部2は、請求項8に記載の読出指令入力手段として機能
する。
【0091】図10に示す如く、このメッセージ読出処
理が開始されると、まずS910にて、受信データ記憶
部16からメールデータ(受信メール)を読み出し、続
くS920にてその読み出したメールデータに含まれる
メッセージデータに基づき、文字列からなるメッセージ
を表示部3に表示する、メールデータ読出手段(請求項
8)としての処理を実行する。
【0092】そして、続くS930では、S910で読
み出したメールデータに、メロディデータが含まれるか
否かを判断する、受信データ判定手段(請求項8)とし
ての処理を実行し、メールデータにメロディデータが含
まれない場合には、そのまま当該処理を終了する。
【0093】一方、S930にて、上記読み出したメー
ルデータにメロディデータが含まれると判断された場合
には、S940にて、そのメロディデータに基づきメロ
ディを再生するための音声信号を生成し、これをスピー
カ8に出力することにより、スピーカ8からメロディを
発生させる、メロディ再生手段(請求項8)としての処
理を実行し、当該処理を終了する。
【0094】以上説明したように、第2実施例の携帯電
話装置によれば、メールデータの送信を発呼時だけでな
く、通話中にも行うことができる。また、メールデータ
を受信した際には、着信音を発生することなく、メール
データを受信データ記憶部16に記憶しておき、その後
使用者がメールデータの読出指令を入力したときに、メ
ールデータを構成するメッセージデータを表示し、ま
た、メールデータにメロディデータが含まれている場合
には、そのメロディデータに従いスピーカ8を鳴動させ
て、メロディを再生するようにされている。
【0095】このため、本実施例の携帯電話装置によれ
ば、メールデータの送信側使用者と受信側使用者とが、
通話によってメールデータの送受信を打ち合わせた上
で、メールデータを送受信させることもできるし、メー
ルデータの送信側使用者が勝手にメールデータを送信し
た場合であっても、受信側で不用意に着信音が鳴るのを
防止することもできる。よって、本実施例の携帯電話装
置においても、メールデータの送受信機能を有効に利用
することができる。
【0096】また特に、本実施例の携帯電話装置によれ
ば、メールデータの送受信及びこれに伴う各種コードを
送受信を、全て、DTMF信号を用いて行うようにして
いるので、メールデータの送受信に使用する電話回線網
に制限はなく、どのような電話回線網であってもメール
データを送受信することが可能になる。
【0097】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、上記2つの実施
例の携帯電話装置では、メールデータの送受信のタイミ
ングや、受信したメロディデータによるメロディの再生
タイミング等が異なるが、これら各装置の機能は、夫
々、有効であるため、上記各実施例の電話装置の機能を
一つの電話装置に持たせ、その機能を使用者が必要に応
じて選択できるように構成してもよい。
【0098】また、例えば上記実施例では、着信音デー
タは、操作部2を操作することにより入力するものとし
て説明したが、上記携帯電話装置1には、外部のコンピ
ュータ等からデータを直接入力可能なI/F部18が備
えられているので、このI/F部18を介して、着信音
データを入力するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯電話装置の回路構成を表すブロック図であ
る。
【図2】携帯電話装置を操作部側から見た外観図であ
る。
【図3】着信音データ作成処理を表すフローチャートで
ある。
【図4】着信音再生・変更処理を表すフローチャートで
ある。
【図5】メロディ送信処理を表すフローチャートであ
る。
【図6】受信処理を表すフローチャートである。
【図7】受信メロディ検索・登録処理を表すフローチャ
ートである。
【図8】メロディ送信データのデータ構造を表す説明図
である。
【図9】第2実施例の携帯電話装置にて実行されるメー
ル自動送信処理及び受信処理を表すフローチャートであ
る。
【図10】同じくメッセージ読出処理を表すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2…操作部,3…表示部.4…スピーカ(通話用),5
…マイクロフォン,6…アンテナ,8…スピーカ(呼出
用),10…制御部,10a…エンコーダ,10b…デ
コーダ,12…送受信部,14…着信音記憶部,16…
受信データ記憶部,18…I/F部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 太蔵 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5K024 AA71 CC11 DD01 DD04 GG01 GG05 5K027 AA11 EE15 FF03 FF21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発呼者側の電話装置から、呼出先の電話
    番号に任意のメールデータを付与した発呼信号が発信さ
    れると、該発呼信号中の電話番号に対応した着呼者側の
    電話装置に対して、前記メールデータを付与した呼出信
    号を送信するように構成された電話回線網において使用
    される電話装置であって、前記発呼信号の発信指令を入
    力するための発信指令入力手段と、任意のメロディを各
    音毎に符号化したメロディデータを入力するためのメロ
    ディデータ入力手段と、該メロディデータ入力手段から
    メロディデータが入力された状態で、前記発信指令入力
    手段から前記発呼信号の発信指令が入力されると、前記
    メールデータとして前記メロディデータを呼出先の電話
    番号に付与して発呼信号を生成し、該発呼信号を前記電
    話回線網に発信する発呼手段と、を備えたことを特徴と
    する電話装置。
  2. 【請求項2】 発呼者側の電話装置から、呼出先の電話
    番号に任意のメールデータを付与した発呼信号が発信さ
    れると、該発呼信号中の電話番号に対応した着呼者側の
    電話装置に対して、前記メールデータを付与した呼出信
    号を送信するように構成された電話回線網において使用
    される電話装置であって、前記電話回線網から前記呼出
    信号を受けると、該呼出信号に、前記メールデータとし
    て、メロディを各音毎に符号化したメロディデータが付
    与されているか否かを判断するデータ付与判定手段と、
    該データ付与判定手段にて、前記呼出信号に前記メール
    データとして前記メロディデータが付与されていると判
    断されると、該メロディデータに従いメロディを生成し
    てスピーカを鳴動させ、前記データ付与判定手段にて前
    記呼出信号に前記メロディデータが付与されていないと
    判断されると、予め設定された着信音生成用データに従
    い着信音を生成してスピーカを鳴動させる着信音発生手
    段と、を備えたことを特徴とする電話装置。
  3. 【請求項3】 前記メロディデータに付与する任意の文
    字データからなるメッセージデータを入力するためのメ
    ッセージデータ入力手段を備え、前記発呼手段は、前記
    発呼信号を前記電話回線網に発信する際、前記メロディ
    データ入力手段及び前記メッセージデータ入力手段から
    前記メロディデータ及び前記メッセージデータが入力さ
    れている場合には、前記メールデータとして該メロディ
    データ及びメッセージデータを呼出先の電話番号に付与
    して発呼信号を生成し、該発呼信号を前記電話回線網に
    発信することを特徴とする請求項1に記載の電話装置。
  4. 【請求項4】 前記データ付与判定手段にて、前記呼出
    信号に前記メールデータとして前記メロディデータが付
    与されていると判断されると、該メールデータに文字デ
    ータからなるメッセージデータが含まれているか否かを
    判断し、該メッセージデータが含まれる場合には、該メ
    ッセージデータを構成する文字データに従い表示装置に
    メッセージを表示するメッセージ表示手段、を備えたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の電話装置。
  5. 【請求項5】 外部から入力される着信音データ登録指
    令に従い、前記各入力手段から入力されたメロディデー
    タ及びメッセージデータを、着信音データとして、複数
    の着信音データを記憶可能な着信音データ記憶手段に登
    録する着信音データ登録手段と、外部から入力される着
    信音データ選択指令に従い、前記着信音データ記憶手段
    に登録された複数の着信音データの中から一つの着信音
    データを選択する着信音データ選択手段と、外部から着
    信音変更指令が入力されると、前記着信音データ選択手
    段にて選択された着信音データを構成するメロディデー
    タを、前記電話回線網から前記呼出信号を受けたときに
    スピーカから着信音を発生させるための着信音生成用デ
    ータとして設定する着信音設定手段と、前記着信音デー
    タ登録指令,前記着信音データ選択指令,及び前記着信
    音変更指令を、夫々、外部操作によって入力するための
    指令入力手段と、を備え、前記発呼手段は、前記着信音
    データ選択手段にて着信音データが選択されているとき
    に、前記発信指令入力手段から前記発呼信号の発信指令
    が入力されると、前記メールデータとして該選択された
    着信音データを呼出先の電話番号に付与して前記発呼信
    号を生成し、該発呼信号を前記電話回線網に発信するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の電話装置。
  6. 【請求項6】 前記呼出信号に付与されたメールデータ
    を受信データとして記憶する受信データ記憶手段と、外
    部から入力される受信データ検索指令に従い、前記受信
    データ記憶手段に記憶された受信データを検索し、該検
    索した受信データ中のメロディデータに従いメロディを
    生成してスピーカを鳴動させると共に、該検索した受信
    データに前記メッセージデータが含まれる際には、該メ
    ッセージデータを構成する文字データに従い、前記表示
    装置にメッセージを表示する受信データ検索手段と、外
    部から入力される受信データ登録指令に従い、前記受信
    データ検索手段にて検索された受信データを、着信音デ
    ータとして、複数の着信音データを記憶可能な着信音デ
    ータ記憶手段に登録する受信データ登録手段と、外部か
    ら入力される着信音データ選択指令に従い、前記着信音
    データ記憶手段に登録された複数の着信音データの中か
    ら一つの着信音データを選択する着信音データ選択手段
    と、外部から着信音変更指令が入力されると、前記着信
    音データ選択手段にて選択された着信音データを構成す
    るメロディデータを、前記着信音生成用データとして設
    定する着信音設定手段と、前記受信データ検索指令,前
    記受信データ登録指令,及び前記着信音変更指令を、夫
    々、外部操作によって入力するための指令入力手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の電話装置。
  7. 【請求項7】 電話回線網を介して接続される他の電話
    装置に送信すべき文字列からなるメッセージデータを記
    憶するメッセージデータ記憶手段と、前記他の電話装置
    との通話中又は前記他の電話装置を呼び出す発呼時に、
    前記他の電話装置にメールデータを送信させる送信指令
    を入力するための送信指令入力手段と、該送信指令入力
    手段からメールデータの送信指令が入力されると、前記
    メッセージデータ記憶手段からメッセージデータを読み
    出し、該メッセージデータをメールデータとして前記他
    の電話装置に送信するメールデータ送信手段と、を備え
    た電話装置において、任意のメロディを各音毎に符号化
    したメロディデータを前記メールデータの一つとして入
    力するためのメロディデータ入力手段を設け、更に、前
    記メールデータ送信手段を、前記メロディデータ入力手
    段からメロディデータが入力された状態で、前記送信指
    令入力手段からメールデータの送信指令が入力される
    と、該メロディデータと前記メッセージデータとを前記
    メールデータとして前記他の電話装置に送信するよう構
    成してなることを特徴とする電話装置。
  8. 【請求項8】 電話回線網を介して接続された他の電話
    装置から送信されてきたメールデータを受信するメール
    データ受信手段と、該メールデータ受信手段にて受信さ
    れた前記メールデータを記憶するメールデータ記憶手段
    と、該メールデータ記憶手段に記憶されたメールデータ
    の読出指令を入力するための読出指令入力手段と、該読
    出指令入力手段から前記受信メールの読出指令が入力さ
    れると、前記受信データ記憶手段から前記メールデータ
    を読み出し、該メールデータを構成する文字列を他の電
    話装置からのメッセージとして表示装置に表示するメー
    ルデータ読出手段と、を備えた電話装置において、前記
    メールデータ読出手段が読み出したメールデータに、任
    意のメロディを各音毎に符号化したメロディデータが含
    まれるか否かを判断する受信データ判定手段と、該受信
    データ判定手段にて前記メールデータにメロディデータ
    が含まれると判断されると、該メロディデータに従いメ
    ロディを生成してスピーカを鳴動させるメロディ再生手
    段と、を備えたことを特徴とする電話装置。
  9. 【請求項9】 前記メールデータ送信手段は、前記メー
    ルデータをDTMF信号からなる送信信号に変換して前
    記他の電話装置に送信することを特徴とする請求項7に
    記載の電話装置。
  10. 【請求項10】 前記メールデータ受信手段は、他の電
    話装置から送信されてきたDTMF信号を受信し、該D
    TMF信号を前記メールデータに変換することを特徴と
    する請求項8に記載の電話装置。
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