JP2003078531A - 無線通信システム及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信装置の制御方法、並びに記憶媒体 - Google Patents
無線通信システム及び無線通信制御方法、無線通信装置及び無線通信装置の制御方法、並びに記憶媒体Info
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Abstract
して機能させることにより無線ネットワークを構築す
る。 【解決手段】 無線ネットワークを構成する各無線伝送
装置に対して、優先的に制御局になる動作モードと、制
御局として動作してもよい動作モードと、制御局になら
ない動作モードとを設け、これら3種類の動作モードの
どれかをユーザが選択して設定する機能を設けることに
よって、ユーザの意のままに無線ネットワークを構築さ
せる。制御局にならない機能を設けることで、制御局と
して動作できない機器に接続された無線伝送装置が制御
局に指定されることがなくなる。
Description
相互に通信を行う無線通信システム、無線通信制御装置
及び無線通信制御方法、並びに記憶媒体に係り、特に、
無線通信システム、各端末同士が直接通信する無線ネッ
トワークが構築される無線通信制御装置及び無線通信制
御方法、並びに記憶媒体に関する。
ク内の特定の装置を制御局(コーディネータ)として機
能させることにより無線ネットワークを構築する無線通
信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方法、
並びに記憶媒体に係り、特に、特定の装置を優先的に制
御局として動作させて無線ネットワークを構築する無線
通信システム、無線通信制御装置及び無線通信制御方
法、並びに記憶媒体に関する。
コンピュータを接続してLAN(Local Area Network)
を構成し、ファイルやデータなどの情報の共有化や、あ
るいはプリンタなどの周辺機器の共有化を図ったり、電
子メールやデータの転送などの情報の交換を行うことが
盛んに行われている。
ーブル、あるいはツイストペア・ケーブルを用いて、有
線で各コンピュータが接続されている。ところが、この
ような有線によるLANでは、接続のための工事が必要
であり、手軽にLANを構築することが難しいととも
に、ケーブルが煩雑になる。また、LAN構築後も、機
器の移動範囲がケーブル長によって制限されるため、不
便であった。
線からユーザを解放するシステムとして、無線LANが
注目されている。この種の無線LANによれば、オフィ
スなどの作業空間において、有線ケーブルの大半を省略
することができるので、パーソナル・コンピュータ(P
C)などの端末を比較的容易に移動させることができ
る。
その無線ネットワークを形成する無線伝送装置のうちい
ずれか1台をネットワークの制御局(コーディネータ)
とする方法が考えられる。
開2000−138685号公報には、すべてのステー
ションに制御局として動作する機能を持たせることで、
無線ネットワークを自動的に構築する無線伝送制御方法
について開示されている。
ば、中央制御局として選定された通信局は、無線ネット
ワーク内の各端末局が直接的に無線通信ができる局を判
断し、中央制御局と直接的に無線通信ができる局数より
も、端末局の方が多い局数の通信局と無線通信できるこ
とを検出したとき、その検出した端末局を中央制御局に
変更する処理を行うようになっている。すなわち、無線
ネットワーク内の各通信局を制御するのに適した局が自
動的に中央制御局として選定されるようになり、無線ネ
ットワークが自動的に適切に構成されるようになる。し
たがって、事前に制御局を配置しなかても、ネットワー
ク内の特定の装置を制御局として動作させることが可能
となり、無線伝送装置を自由に配置して無線ネットワー
クを構築することができる。
を選択して、優先的に制御局として機能させる方法もさ
らに考案されている。
願2001−174766号明細書には、ユーザが定め
た無線伝送装置を優先的に制御局として動作させること
ができる無線通信システムについて開示されている。
ば、制御局として配置したい通信装置に、あらかじめ優
先的に制御局として機能する設定を行う。また、複数の
通信装置にこの機能が設定されている場合には、装置と
通信可能な装置数に応じて制御局を選定するようになっ
ている。したがって、自動的に制御局を決定して無線ネ
ットワークを構築する場合に、ユーザが設定した無線伝
送装置を優先的に制御局として可能させることが可能で
ある。
構築方法では、一般に、制御局となる装置を指定するだ
けであるため、制御局として相応しくない伝送装置を意
識的に排除することはできない。
算機能が非力で制御局として適当でない装置や、バッテ
リ駆動であるため制御局では電力消費が激しく適当でな
い装置であっても、上述した無線ネットワーク構築方法
では、制御局として選定されてしまう可能性がある。
た場合であっても、優先的に制御局になれる機能が備わ
っていない無線伝送装置だけが存在するような通信環境
においては、その中から制御局を選択しなければ無線ネ
ットワークを構築することができない、という問題があ
る。
伝送装置が選択されて無線ネットワークを構築してしま
う、という問題を招来する。
ネットワーク内の特定の装置を制御局(コーディネー
タ)として機能させることにより無線ネットワークを好
適に構築することができる、優れた無線通信制御装置及
び無線通信制御方法、並びに記憶媒体を提供することに
ある。
的に制御局として動作させて無線ネットワークを好適に
構築することができる、優れた無線通信制御装置及び無
線通信制御方法、並びに記憶媒体を提供することにあ
る。
しくない無線伝送装置を排除して制御局を決定すること
により無線ネットワークを好適に構築することができ
る、優れた無線通信制御装置及び無線通信制御方法、並
びに記憶媒体を提供することにある。
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、複数の無線通信装置からなり、1つの無線通信装置
が制御局として動作することによって無線ネットワーク
を構築するタイプの無線通信システム又は無線通信制御
方法であって、各無線通信装置の動作モードを、優先的
に制御局として動作する第1の動作モードと、制御局と
して動作してもよい第2の動作モードと、制御局として
動作できない第3の動作モードとのうちいずれかに設定
するモード設定部又はステップを備える、ことを特徴と
する無線通信システム又は無線通信制御方法である。
の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が
論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュ
ールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
通信装置からなり、1つの無線通信装置が制御局として
動作することによって無線ネットワークを構築するタイ
プの無線通信システム又は無線通信制御方法であって、
各無線通信装置の動作モードを、優先的に制御局として
動作する第1の動作モードと、制御局として動作できな
い第3の動作モードとのうちいずれかに設定するモード
設定部又はステップを備える、ことを特徴とする無線通
信システム又は無線通信制御方法である。
通信装置からなり、1つの無線通信装置が制御局として
動作することによって無線ネットワークを構築するタイ
プの無線通信システム又は無線通信制御方法であって、
各無線通信装置の動作モードを、制御局として動作して
もよい第2の動作モードと、制御局として動作できない
第3の動作モードとのうちいずれかに設定するモード設
定部又はステップを備える、ことを特徴とする無線通信
システム又は無線通信制御方法である。
通信システム又は無線通信制御方法によれば、無線ネッ
トワーク上で稼働する各無線通信装置は、優先的に制御
局として動作する第1の動作モードと、制御局として動
作してもよい第2の動作モードに加えて、制御局として
動作できない第3の動作モードを備えており、ユーザ操
作などに応じてモード設定することができるようになっ
ている。
て機能可能なネットワーク構成において、制御局となる
無線通信装置を自動的に設定して無線ネットワークを構
築することを可能にする一方で、ヘッドフォンのように
演算機能が非力で制御局として適当でない装置や、バッ
テリ駆動であるため電力消費が激し意制御局として動作
するには適当でない装置などが制御局として選定されな
いように設定することができる。
通信装置が優先的に制御局として動作する第1の動作モ
ードに切り換えられたことに応答して、当該無線通信装
置を制御局として動作させるようにしてもよい。このと
き、無線ネットワーク内に制御局として動作する他の無
線通信装置が存在する場合には、制御局の移行動作を行
うことによって、ユーザが第1の動作モードに新たに切
り換えた無線通信装置を優先的(すなわちユーザの意向
に従って)に制御局として動作するようにすることがで
きる。
信装置が制御局として動作しない第3の動作モードに切
り換えられたことに応答して、当該無線通信装置を端末
局として当該無線ネットワークに参入させるようにして
もよい。
信装置が制御局として動作してもよい第2の動作モード
に切り換えられたとき、当該無線ネットワークに既に制
御局が存在する場合には、当該無線通信装置を端末局と
して当該無線ネットワーク参入させるようにしてもよ
い。
信装置が制御局として動作してもよい第2の動作モード
に切り換えられたとき、当該無線ネットワークに制御局
が存在しない場合には、所定の制御局選定プロセスによ
り制御局を決定するようにしてもよい。この制御局選定
プロセスでは、第2の動作モードに設定された各無線通
信装置が通信可能な他の無線通信装置の数に基づいて制
御局を決定するようにしてもよい。
通信装置を制御局に選定して構築される無線ネットワー
ク上で稼働する無線通信装置又は無線通信装置の制御方
法であって、優先的に制御局として動作する第1の動作
モードと、制御局として動作してもよい第2の動作モー
ドと、制御局として動作できない第3の動作モードとの
うちいずれかに装置の動作モードを設定するモード設定
部又はモード設定ステップと、前記モード設定部により
設定された動作モードに応じて前記無線ネットワーク上
の動作を制御する制御部又は制御ステップと、を具備す
ることを特徴とする無線通信装置又は無線通信装置の制
御方法である。
通信装置を制御局に選定して構築される無線ネットワー
ク上で稼働する無線通信装置又は無線通信装置の制御方
法であって、優先的に制御局として動作する第1の動作
モードと、制御局として動作できない第3の動作モード
とのうちいずれかに装置の動作モードを設定するモード
設定部又はモード設定ステップと、前記モード設定部に
より設定された動作モードに応じて前記無線ネットワー
ク上の動作を制御する制御部又は制御ステップと、を具
備することを特徴とする無線通信装置又は無線通信装置
の制御方法である。
通信装置を制御局に選定して構築される無線ネットワー
ク上で稼働する無線通信装置又は無線通信装置の制御方
法であって、制御局として動作してもよい第2の動作モ
ードと、制御局として動作できない第3の動作モードと
のうちいずれかに装置の動作モードを設定するモード設
定部又はモード設定ステップと、前記モード設定部によ
り設定された動作モードに応じて前記無線ネットワーク
上の動作を制御する制御部又は制御ステップと、を具備
することを特徴とする無線通信装置又は無線通信装置の
制御方法である。
通信装置又は無線通信装置の制御方法によれば、無線ネ
ットワーク上で稼働する各無線通信装置は、優先的に制
御局として動作する第1の動作モードと、制御局として
動作してもよい第2の動作モードに加えて、制御局とし
て動作できない第3の動作モードを備えており、ユーザ
操作などに応じてモード設定することができるようにな
っている。
て機能可能なネットワーク構成において、制御局となる
無線通信装置を自動的に設定して無線ネットワークを構
築することを可能にする一方で、ヘッドフォンのように
演算機能が非力で制御局として適当でない装置や、バッ
テリ駆動であるため電力消費が激し意制御局として動作
するには適当でない装置などが制御局として選定されな
いように設定することができる。
前記モード設定部により優先的に制御局として動作する
第1の動作モードに切り換えられたことに応答して、当
該無線通信装置を制御局として動作させるようにしても
よい。このとき、無線ネットワーク内に制御局として動
作する他の無線通信装置が存在する場合には、制御局の
移行動作を行うことによって、ユーザが第1の動作モー
ドに新たに切り換えた無線通信装置を優先的(すなわち
ユーザの意向に従って)に制御局として動作するように
することができる。
記モード設定部により制御局として動作しない第3の動
作モードに切り換えられたことに応答して、当該無線通
信装置を端末局として当該無線ネットワークに参入させ
るようにしてもよい。
記モード設定部又はモード設定ステップにより制御局と
して動作してもよい第2の動作モードに切り換えられた
とき、当該無線ネットワークに既に制御局が存在する場
合には、当該無線通信装置を端末局として当該無線ネッ
トワーク参入させるようにしてもよい。
記モード設定部又はモード設定ステップにより制御局と
して動作してもよい第2の動作モードに切り換えられた
とき、当該無線ネットワークに制御局が存在しない場合
には、所定の制御局選定プロセスにより制御局を決定す
るようにしてもよい。このとき、前記制御部又は制御ス
テップは、前記制御局選定プロセスでは、第2の動作モ
ードに設定された各無線通信装置間で通信して、通信可
能な他の無線通信装置の数に基づいて制御局を決定する
ようにしてもよい。
通信装置を制御局に選定して構築される無線ネットワー
ク上で稼働する無線通信装置の制御をコンピュータ・シ
ステム上で実行するように記述されたコンピュータ・ソ
フトウェアをコンピュータ可読形式で物理的に格納した
記憶媒体であって、前記コンピュータ・ソフトウェア
は、優先的に制御局として動作する第1の動作モード
と、制御局として動作してもよい第2の動作モードと、
制御局として動作できない第3の動作モードとのうちい
ずれかに装置の動作モードを設定するモード設定ステッ
プと、前記モード設定部により設定された動作モードに
応じて前記無線ネットワーク上の動作を制御する制御ス
テップと、を具備することを特徴とする記憶媒体であ
る。
えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コン
ピュータ・システムに対して、コンピュータ・ソフトウ
ェアをコンピュータ可読な形式で提供する媒体である。
このような媒体は、例えば、CD(Compact Disc)やF
D(Floppy Disc)、MO(Magneto-Optical disc)な
どの着脱自在で可搬性の記憶媒体である。ここで言う記
憶媒体は、パッケージ・メディアのみならず、プログラ
ムが一時的若しくは永続的に格納される半導体メモリや
磁気ディスクなどで実現してもよい。あるいは、ネット
ワーク(ネットワークは無線、有線の区別を問わない)
などの伝送媒体などを経由してコンピュータ・ソフトウ
ェアを特定のコンピュータ・システムに提供することも
技術的に可能である。
ュータ・システム上で所定のコンピュータ・ソフトウェ
アの機能を実現するための、コンピュータ・ソフトウェ
アと記憶媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定義
したものである。換言すれば、本発明の第6の側面に係
るプログラム記憶媒体を介して所定のコンピュータ・ソ
フトウェアをコンピュータ・システムにインストールす
ることによって、コンピュータ・システム上では協働的
作用が発揮され、本発明の第4の側面に係る無線通信装
置又は無線通信装置の制御方法と同様の作用効果を得る
ことができる。
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
の実施形態について詳解する。
ネットワーク1の構成を模式的に示している。この無線
ネットワーク1は、複数の無線通信装置10−1,10
−2,…で構成される。各無線通信装置10−1,10
−2,…は、例えば、パーソナル・コンピュータ(P
C)のような一般的な計算機システムに対して、無線送
受信機能を備えた無線通信ユニットをローカル接続する
ことで構成される。
1つの無線通信装置10−8は、コーディネータ、すな
わち当該ネットワーク1の制御局として機能し、それ以
外の各無線通信装置10−1,…,10−7は、制御局
10−8による通信秩序の下で無線ネットワーク1経由
で接続されている。
べての無線通信装置10−1〜10−7と容易に通信が
できる状態にあることを表わしていて、制御局として相
応しい位置に存在していることとする。
装置10−2、10−7、10−8と相対的に近い位置
に存在するため、これらとは容易に情報伝送が行なえる
ことを示し、逆に、無線通信装置10−3、10−6と
は相対的に遠い位置に存在するため、情報伝送がやや困
難な場合もあると推測される。また、無線通信装置10
−4、10−5とは距離が離れているために、無線通信
ができない状態を表わしている。
から無線通信装置10−7のそれぞれに関しても、周辺
に存在する他の無線通信装置との図示の位置関係を基に
通信状態が判ることを理解されたい。
ーク1において、データ伝送のために使用されるフレー
ムの構成例を示している。
フレームの先頭にて制御局(無線通信装置10−8)よ
り当該無線ネットワーク1上に同報送信されるビーコン
(Beacon)同報領域(B)21と、例えば当該無線ネッ
トワーク1への参入時の処理や、短い非同期情報やコマ
ンドの交換を行なう競合伝送領域(CAP:コンテンシ
ョン・アクセス周期)22と、各無線通信装置10−1
…がそれぞれ帯域予約を行なって情報伝送を行なう非競
合伝送領域(CFP:コンテンション・フリー周期)2
3とで構成され、次のビーコン同報領域までの間が1つ
の伝送フレーム周期として提供される。
成は、フレームの先頭で当該無線ネットワーク1上に同
報送信されるビーコン情報に記載されている。
ーク1上で動作可能な無線通信装置10の構成を模式的
に示している。同図に示すように、無線通信装置10
は、インターフェース31と、インターフェース・バッ
ファ32と、無線バッファ33と、無線通信部34と、
アンテナ35と、モード設定部36と、制御部37と、
情報記憶部38とで構成される。
ンピュータ(PC)などの外部装置(図示しない)と接
続する。また、インターフェース・バッファ32は、外
部装置から届いたメディア情報301を蓄えるためのバ
ッファである。また、無線バッファ33は、インターフ
ェース・バッファ32から送られてきた無線伝送用の情
報302を無線伝送パケットとして格納する。
ける一連のデータ伝送処理を統括的にコントロールす
る。すなわち、制御部37は、無線伝送の通知303に
応答して、帯域予約伝送が必要であれば、予約要求30
4を無線伝送用の無線バッファ33に蓄え、伝送フレー
ム内の競合伝送領域(CAP)を用いて、無線通信部3
4がアンテナ35を介して制御局10−8宛てに送信処
理する。
た信号は、アンテナ65を介して無線通信部64に供給
され、復号化された信号611として無線バッファ63
に送出される。
的に送られてくるビーコン同報情報312である場合に
は、制御部37に供給される。制御部37では、該当す
る予約の帯域割り当て情報を確認して、その制御に従っ
て無線通信部34の設定306を行い、無線バッファ3
3に貯えられた無線伝送パケット305が無線通信部3
4を介してアンテナ35から無線送信される。
て受信の指定が行われていれば、その制御にしたがっ
て、無線通信部34の設定を行い、所定のタイミングで
信号受信を行うようになっている。
に蓄えられた後、さらに、制御部37は、所定の受信処
理周期毎の指示304に従って受信情報を再構築して、
インターフェース・バッファ32へ情報を受け渡す。
インターフェース・フォーマットの情報315として、
インターフェース31を介して外部機器(図示しない)
へ情報を受け渡すようになっている。
て動作するか否かを司るモード設定部36が設けられて
おり、制御局としての動作モードを識別する信号307
が制御部37に通知される。
設定部36において設定される状態に基づいて一連のネ
ットワーク構成処理を行う機能が備わっている。すなわ
ち、制御部37は、モード設定部36からの指示によ
り、当該無線通信装置10がネットワークの制御局にな
り得るか否かを判断する。
ンターフェース(図示しない)を介したユーザからの指
示に応答して、無線通信装置10を、優先的に制御局と
して動作する第1のモード、制御局として動作してもよ
い第2のモード、又は、制御局として動作できない第3
のモードのうちいずれかの動作モードに設定するように
なっている。
制御局となるモードに設定されている場合には、既存の
無線ネットワークに対して制御局の機能の交代を要求す
ることができる。
として動作をしてもよいモードに設定されている場合に
は、所定の制御局選択プロセスを用いて、他の無線通信
装置との間で最も制御局として相応しい無線通信装置を
制御局として決定することができる。
らないモードに設定されている場合には、他の無線通信
装置が制御局になった後に、そのネットワークの端末局
として動作する。
に、制御局として動作しない第3のモードを設けること
により、端末局がヘッドフォンのように演算機能が非力
で制御局として適当でない装置や、バッテリ駆動である
ため電力消費が激し意制御局として動作するには適当で
ない装置などが制御局として選定されないように設定す
ることができる。
制御は、制御部37の指示により行われ、制御部37に
は、各種の伝送プログラムや制御情報が格納されている
情報記憶部38が装備される構成となっている。
御局を選択するための処理手順をフローチャートの形式
で示している。この制御局選択処理は、実際には、制御
局37が情報記憶部38から取り出した所定のプログラ
ムを実行するという形式で実現される。以下、このフロ
ーチャートを参照しながら、制御局選択処理について説
明する。
ユーザが無線通信装置10のモード設定を切り替えた場
合などには、無線通信装置10のモード設定に変化があ
ったか否かを判断する(ステップS1)。
了する。他方、変化があった場合には、さらに、優先的
に制御局になるモードに設定されたか否かを判断する
(ステップS2)。
定された場合には、ユーザが当該無線通信装置10を優
先的に制御局にしたいという設定に従うべく、既に制御
局が存在するか否かをさらに判断する(ステップS
3)。
クS3の分岐NoよりステップS10に進んで、無線通
信装置10は制御局として動作する。また、制御局が既
に存在していれば、ステップS4に進んで、ユーザ操作
に従って制御局の切り替えを行うべく、その制御局に対
して制御局移行動作を起動する。制御局移行動作の詳細
については、後述に譲る。
行動作が完了したか否かを判断する。完了した場合に
は、判断ブロックS5の分岐YesよりステップS10
に進んで、無線通信装置10は制御局として動作する。
また、制御局移行動作が完了しなかった場合には、判断
ブロックS5の分岐NoよりステップS12に進んで、
当該無線ネットワークにおける端末局として動作する。
優先的に制御局になるモードでないと判断された場合に
は、ステップS6に進んで、制御局にならないモードで
あるか否かを判断する。
クS6の分岐Noより次ステップS7に進んで、既に制
御局が存在して否るか否かを判断する。制御局が存在し
ていれば、判断ブロックS7の分岐Yesよりステップ
S12に進んで、その制御局によって構築される無線ネ
ットワークに端末局として動作する。また、制御局が存
在していなければ、次ステップS8に進んで、制御局選
定プロセスを起動する。制御局選定プロセスの詳細につ
いては後述に譲る。
て動作することが決定した場合には、判断ブロックS9
の分岐Yesから次ステップS10に進み、無線通信装
置10は制御局として動作する。また、制御局として動
作しない場合には、判断ブロックS9の分岐Noからス
テップS12に進み、選定プロセスで選ばれた制御局に
よって構築される無線ネットワークに参入して、該制御
局の下で端末局として動作する(ステップS13)。
にならないモードであると判断された場合には、その分
岐YesからステップS11に進み、制御局が存在する
か否かを判断する。制御局が存在していれば、次ステッ
プS12に進み、その制御局によって構築される無線ネ
ットワークに参入して、該制御局の下で端末局として動
作する(ステップS13)。
が存在しないと判断された場合には、分岐Noから抜け
て、本処理ルーチン全体を終了し、新たな制御局が登場
するまで待機することになる。
部36における制御局の動作モードの切り替え機能を備
えたスイッチの構成例を示している。
機能を備えている。これらの図において、第1の動作モ
ードとして優先的に制御局になる機能を有効にするため
の設定、第2の動作モードとして自動的に制御局を決定
して動作をする設定、第3の動作モードとして制御局と
して動作しないための設定がそれぞれ用意されている。
そして、制御部37にこのスイッチがどのモードに接続
されたかが出力されることで、モードの通知が行われ
る。
的に制御局になる設定が行われる状態を表している。
る自動的に制御局を選択する設定が行われている状態を
表している。
る制御局として動作しない設定が行われている状態を表
している。
は、例えば、無線通信装置10の工場出荷時に設定され
ているが、出荷後、ユーザがモード設定部36を介して
モードを設定変更することも可能である。
ひとまとめにして出荷する場合には、事前に制御局とな
る唯一の無線通信装置だけを優先的に制御局になるよう
に図5に示したように第1の動作モードに設定してお
き、他の端末局となる無線通信装置を制御局として動作
させないように図7に示すような第3の動作モードに設
定しておくことができる。
置を買い増しして既存の無線ネットワークに導入するよ
うな場合には、自動的に制御局を決定させるように、図
6に示したように第2の動作モードに設定しておくこと
で、ユーザの選択に依存して動作させることができる。
ステップS4において行われる制御局移行動作について
説明する。
いた無線通信装置(従来制御局)と、第1の動作モード
に切り換えられたことに応じて制御局として動作する無
線通信装置(新規制御局)間で行われる制御局移行動作
のための情報交換シーケンスを示している。但し、ここ
では、従来制御局が所定の周期でビーコン信号を送信し
て無線ネットワークが形成されていることとする。
(新規制御局)が無線ネットワークないに存在する場合
に、従来制御局に対しパラメータ変更通知を送信する。
御局は、受信したパラメータを自らのパラメータと比較
して、パラメータ変更通知を送ってきた無線伝送装置す
なわち新規制御局がネットワークの制御局としてふさわ
しいと判断した場合には、制御局の切り替え動作を行な
う。
コマンドによって新規制御局が指定されて、その制御局
に権限を委譲する時間が記載さてている。その記載され
た時間の経過後に、新たな制御局を中心に無線ネットワ
ークが形成される。
の制御局としてふさわしくないと判断した場合には、制
御局の切り替えを行なわずに、従来のネットワークを継
続して運用する。
伝送装置すなわち新規制御局は、制御局ハンドオーバー
を受け取った場合には、ステップS5においての分岐Y
esよりステップS10に進んで、新たに制御局として
動作する。
局として動作するためには、制御局ハンドオーバーに記
載された時間に、従来制御局に代わってビーコン信号の
送信を行なうことで制御局の機能が委譲されたことにな
る。
かった場合には、ステップS12に進み、該当する無線
ネットワークへ参入する動作を経て、ステップS13に
おいて制御局ではなく端末局として動作することとな
る。
ステップS8において行われる制御局選定プロセスの一
例について説明する。
ークにおける制御局選定プロセスのための情報交換シー
ケンスを示している。なお、同図に示す無線ネットワー
クは、無線通信装置Aから無線通信装置Eまでの5台の
無線通信装置で構成され、ユーザは、通信装置B及びC
の2台の無線通信装置を制御局としてすでに選定してい
るものとする。
スは、第1回目の制御局選択情報の交換処理と、第2回
目の制御局選択情報の交換処理と、制御局の決定及び通
知のの処理で構成される。
は、無線ネットワークを構成する無線通信装置の間で所
定の情報の送受信が行われる。続いて、第2回目の制御
局選択情報の交換処理においても、第1回目の制御局選
択の処理と同様に無線ネットワークを構成する無線通信
装置の間で所定の情報の送受信が行われる。
知の処理において、各無線通信装置は、前記第2回目の
制御局選択情報の交換処理により得た情報に基づいて自
己が制御局として最適か否かを判断し、自己が制御局と
して最適であると判断した無線通信装置は、他の無線通
信装置に対して自己が制御局として選択される旨の通知
を行う。その後、ネットワーク同報送信を送信して、所
定のフレーム周期を設定して無線ネットワークが構築さ
れる。
1回目の制御局選択情報の交換処理について、以下詳細
に説明する。
態で、新たに無線通信装置Aが起動した状態を例とし
て、図9を参照しながら説明する。同図に示す例では、
無線通信装置Aは、無線通信装置B及びCとのみ通信可
能な位置に配置される。同様に、無線通信装置Bは、無
線通信装置A,C、Dとのみ通信可能な位置に配置さ
れ、無線通信装置Cは、他の全ての無線通信装置A,
B,D,Eと通信可能な位置に配置されており、無線通
信装置Dは、無線通信装置C、D、Eとのみ通信可能な
位置に配置され、無線通信装置Eは、無線通信装置C,
Dとのみ通信可能な位置に配置されているものとする。
また、無線通信装置B,Cはユーザによる制御局の指定
を受けているものとする。
通信装置Aはまず第1回目の制御局選択情報信号CS_
A1を送信する。
の信号が制御局選択情報信号であることを示す識別子
と、送信元の通信装置を特定するための識別子(例え
ば、無線通信装置のMACアドレス)と、制御局選択の
判定に用いられる選択判定値SC_Rcvとを有してい
る。この選択判定値SC_Rcvは、当該無線通信装置
が他の通信装置から受け取った制御局選択情報信号の数
と、当該無線通信装置がユーザによって制御局に選定さ
れているか否かを示す情報とを含んでいる。なお、本実
施形態において、選択判定値SC_Rcvは、例えば
「0」、「1F」などと表される。該値「0」は当該無
線通信装置が周辺の他の通信装置からの制御局選択情報
信号を1つも受信しておらず、且つユーザによって制御
局に選定されていないことを示す。また、該値「1F」
は、当該無線通信装置が周辺の他の無線通信装置からの
制御局選択情報信号を1つ受信しており、且つユーザに
よって制御局に選定されていることを示す。
選択判定値SC_Rcvは、無線通信装置Aが周辺の他
の無線通信装置から制御局選択情報信号を受信しておら
ず、且つ無線通信装置Aはユーザによって制御局に選定
されていないので、SC_Rcv=0として送信され
る。
により、無線通信装置Aが発信した上記制御局選択情報
信号CS_A1は、無線通信装置B及びCに到達する
が、無線通信装置D,Eには到達しない。
報信号CS_A1を受信した無線通信装置Bは、同様
に、第1回目の制御局選択情報信号CS_B1を送信す
る。このとき無線通信装置Bは、無線通信装置Aからの
制御局選択情報信号CS_A1を受信しており、且つ優
先的に制御局とする設定がなされているので、無線通信
装置Bは、選択判定値SC_Rcv=1Fとして、制御
局選択情報信号CS_B1を送信する。この制御局選択
情報信号CS_B1は、無線通信装置A,C,Dに到達
するが、無線通信装置Eには到達しない。
報信号CS_A1と無線通信装置Bからの制御局選択情
報信号CS_B1とを受信した無線通信装置Cが、同様
に、第1回目の制御局選択情報信号CS_C1を送信す
る。このとき無線通信装置Cは制御局選択情報信号CS
_A1及び制御局選択情報信号CS_B1とを受信して
おり、且つ優先的に制御局とする設定がなされているの
で、無線通信装置Cは、選択判定値SC_Rcv=2F
として、制御局選択情報信号CS_C1を送信する。こ
の制御局選択情報信号CS_C1は、他のすべての無線
通信装置A,B,D,Eに到達する。
の制御局選択情報信号CS_D1を送信する。このと
き、無線通信装置Dは、無線通信装置Bからの制御局選
択情報信号CS_B1と、無線通信装置Cからの制御局
選択情報信号CS_C1とを受信しており、且つ優先的
に制御局とする設定がなされていないので、無線通信装
置Dは、選択判定値SC_Rcv=2として、制御局選
択情報信号CS_D1を送信する。この制御局選択情報
信号CS_D1は、無線通信装置B,C,Eに到達する
が、無線通信装置Aには到達しない。
目の制御局選択情報信号CS_E1を送信する。このと
き、無線通信装置Eは、無線通信装置Cからの制御局選
択情報信号CS_C1と、無線通信装置Dからの制御局
選択情報信号CS_D1とを受信しており、且つ優先的
に制御局とする設定がなされていないので、無線通信装
置Eは、選択判定値SC_Rcv=2として、制御局選
択情報信号CS_E1を送信する。この制御局選択情報
信号CS_E1は、無線通信装置C,Dに到達するが、
それ以外の無線通信装置A,Bには到達しない。
処理が終了する。なお、各無線通信装置は、各通信装置
の選択判定値を記憶するように動作する。図10には、
第1回目の制御局選択の処理が終了した時点における各
無線通信装置の選択判定値の記憶内容例を示す。同図に
おいて、図3(A)〜(E)は、無線通信装置A〜Eの
選択判定値の記憶内容をそれぞれ例示している。各無線
通信装置は、自己の選択判定値を記憶するとともに、他
の無線通信装置から送られる制御局選択情報信号に含ま
れる選択判定値を取得して、各無線通信装置に対応づけ
て記憶する。
る図3(A)では、無線通信装置Aの選択判定値は
「2」、無線通信装置Bの選択判定値は「1F」、無線
通信装置Cの選択判定値は「2F」、無線通信装置D及
びEの選択判定値は不明(制御局選択情報信号が未受信
である)ことが記憶されている。その他の無線通信装置
B〜Eについても同様である。
信号を送信した後に他の無線通信装置から受け取った制
御局選択情報信号もカウントして、自局の選択判定値を
管理している。例えば、無線通信装置Aは、制御局選択
情報信号CS_A1送信時には、選択判定値SC_Rc
vは「0」であったが、その後、無線通信装置B及びC
より制御局選択情報信号CS_B1,CS_C1を受信
してこれらをカウントするので、選択判定値SC_Rc
v=「2」として記憶する。
前記第1回目の制御局選択情報の交換に続く第2回目の
制御局選択情報の交換について、以下説明する。
時間経過後に、第2回目の制御局選択の処理が行われ
る。所定の時間は、すべての無線通信装置が制御局選択
情報信号を送信し、他の無線通信装置がこれを受信する
のに十分な時間をいう。
選択情報信号CS_A2を送信する。このとき、無線通
信装置Aは、図3(A)に示したように、無線通信装置B
及びCからの第1回目の制御局選択情報信号SC_B
1、SC_C1とを加算して、選択判定値SC_Rcv
=2を含む。なお、第1回目の制御局選択情報信号の交
換処理の場合と同様に、無線通信装置Aが発信した制御
局選択情報信号CS_A2は、無線通信装置B及びCに
到達するが、無線通信装置D及びEには到達しない。
報信号CS_A2を受信した無線通信装置Bは、同様
に、第2回目の制御局選択情報信号CS_B2を送信す
る。このとき、選択判定値SC_Rcvは、図3(B)
に示したように、無線通信装置Dからの第1回目の制御
局選択情報信号の受信がカウントされて「3F」とな
る。この選択判定値を含む該制御局選択情報信号CS_
B2は、無線通信装置A,C,Dに到達するが、無線通
信装置Eには到達しない。
報信号CS_A2と無線通信装置Bからの制御局選択情
報信号CS_B2とを受信した無線通信装置Cが、同様
に、第2回目の制御局選択情報信号CS_C2を送信す
る。このとき、選択判定値SC_Rcvは、図3(C)
に示したように、無線通信装置D及びEからの第1回目
の制御局選択情報信号SC_D1,SC_E1の受信が
カウントされて「4F」となっている。この選択判定値
を含む制御局選択情報信号CS_C2は、他のすべての
無線通信装置A,B,D、Eに到達する。
報信号CS_B2と無線通信装置Cからの制御局選択情
報信号CS_C2を受信した無線通信装置Dは、同様
に、第2回目の制御局選択情報信号CS_D2を送信す
る。このとき、選択判定値SC_Rcvは、図3(D)
に示したように、無線通信装置Eからの第1回目の制御
局選択情報信号SC_E1の受信がカウントされて
「3」となる。この選択判定値を含む制御局選択情報信
号CS_D2は、無線通信装置B,C,Eに到達する
が、無線通信装置Aには到達しない。
情報信号CS_C2と通信装置Dからの制御局選択情報
信号CS_D2を受信した無線通信装置Eは、同様に、
第2回目の制御局選択情報信号CS_E2を送信する。
このとき、選択判定値SC_Rcvは、図3(E)に示
したように「2」のままである。この選択判定値を含む
制御局選択情報信号CS_E2は、無線通信装置C及び
Dに到達するが、それ以外の無線通信装置A及びBには
到達しない。
処理が終了する。なお、各無線通信装置は、他の無線通
信装置の選択判定値を記憶するように動作するが、他の
無線通信装置からの制御局選択情報信号をカウントし
て、自己の選択判定値を更新することはしない。
が終了した時点における各通信装置の選択判定値の記憶
内容例を示す。同図において、図4(A)〜(E)は、
無線通信装置A〜Eの選択判定値の記憶内容を例示して
いる。各無線通信装置は、自己の選択判定値を記憶する
とともに、他の無線通信装置から送られる制御局選択情
報信号に含まれる選択判定値を取得して、各無線通信装
置に対応づけて記憶する。同図に示すように、各無線通
信装置の記憶内容は、選択判定値が不明である場合を除
いて一致しており、これは第1回目の制御局選択情報の
交換処理終了時における各無線通信装置の選択判定値を
示すものである。
に、前述の第2回目の制御局選択情報の交換処理に続
く、制御局の決定及び通知のための処理について説明す
る。
定値をそれぞれ比較して、自局の選択判定値が他の無線
通信装置の選択判定値に比べて最大であるか否かを判定
する。最大でなければ処理を終了し、最大であれば制御
局として以降動作し、また、その旨を他の無線通信装置
に通知する処理を行う。
置Cの選択判定値「4F」が、最大であるので、無線通
信装置Cは、自局が制御局であると判断し、他の無線通
信装置A,B,D,Eは一般局として制御局からの通知
を受けるように待機する。無線通信装置Cは所定の時間
経過後に、制御局選択の通知信号CS_3を送信する。
そして、ネットワーク同報送信を送信して、所定のフレ
ーム周期を設定する。
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記
載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨
を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の
欄を参酌すべきである。
無線通信システム、各端末同士が直接通信する無線ネッ
トワークを好適に構築することができる、優れた無線通
信制御装置及び無線通信制御方法、並びに記憶媒体を提
供することができる。
内の特定の装置を制御局(コーディネータ)として機能
させることにより無線ネットワークを好適に構築するこ
とができる、優れた無線通信制御装置及び無線通信制御
方法、並びに記憶媒体を提供することができる。
的に制御局として動作させて無線ネットワークを好適に
構築することができる、優れた無線通信制御装置及び無
線通信制御方法、並びに記憶媒体を提供することができ
る。
しくない無線伝送装置を排除して制御局を決定すること
により無線ネットワークを好適に構築することができ
る、優れた無線通信制御装置及び無線通信制御方法、並
びに記憶媒体を提供することができる。
する各無線伝送装置に対して、優先的に制御局になる動
作モードと、制御局として動作してもよい動作モード
と、制御局にならない動作モードとを設け、これら3種
類の動作モードのどれかをユーザが選択して設定する機
能を設けることによって、ユーザの意のままに無線ネッ
トワークを構築させることができる。
装置に対し、優先的に制御局となる機能を設けることに
よって、ユーザが指定した無線伝送装置を優先的に制御
局として動作させることができる。
して動作してもよい機能を設けることによって、ユーザ
が制御局を特定しなくても、制御局を選択して無線ネッ
トワークを構築することができる。
ならない機能を設けることによって、制御局として動作
できない機器に接続された無線伝送装置が制御局に指定
されることがなくなる。
に、制御局として動作しない第3のモードを設けること
により、端末局がヘッドフォンのように演算機能が非力
で制御局として適当でない装置や、バッテリ駆動である
ため電力消費が激し意制御局として動作するには適当で
ない装置などが制御局として選定されないように設定す
ることができる。
運用する機能を持った無線伝送装置を用いて無線ネット
ワーク・システムを構築することによって、さまざまな
機器に接続される伝送装置を用いて、パーソナル・エリ
ア・ネットワークとして好適な無線ネットワークを容易
に構築することができる。
の構成を模式的に示した図である。
て、データ伝送のために使用されるフレームの構成例を
示した図である。
可能な無線通信装置10の構成を模式的に示した図であ
る。
ための処理手順を示したフローチャートである。
の動作モードの切り替え機能を備えたスイッチの構成例
を示した図であり、より具体的には、第1の動作モード
における優先的に制御局になる設定が行われる状態を表
した図である。
の動作モードの切り替え機能を備えたスイッチの構成例
を示した図であり、より具体的には、第2の動作モード
における自動的に制御局を選択する設定が行われている
状態を表した図である。
の動作モードの切り替え機能を備えたスイッチの構成例
を示した図であり、より具体的には、第3の動作モード
における制御局として動作しない設定が行われている状
態を表した図である。
置(従来制御局)と第1の動作モードに切り換えられた
ことに応じて制御局として動作する無線通信装置(新規
制御局)間で行われる制御局移行動作のための情報交換
シーケンスを示したチャートである。
御局選定プロセスのための情報交換シーケンスを示した
図である。
局選択の処理が終了した時点における各無線通信装置の
選択判定値の記憶内容を例示した図である。
局選択の処理が終了した時点における各無線通信装置の
選択判定値の記憶内容を例示した図である。
Claims (37)
- 【請求項1】複数の無線通信装置からなり、1つの無線
通信装置が制御局として動作することによって無線ネッ
トワークを構築するタイプの無線通信システムであっ
て、各無線通信装置は、装置の動作モードを、優先的に
制御局として動作する第1の動作モードと、制御局とし
て動作してもよい第2の動作モードと、制御局として動
作できない第3の動作モードとのうちいずれかに設定す
るモード設定部を備える、ことを特徴とする無線通信シ
ステム。 - 【請求項2】複数の無線通信装置からなり、1つの無線
通信装置が制御局として動作することによって無線ネッ
トワークを構築するタイプの無線通信システムであっ
て、各無線通信装置は、装置の動作モードを、優先的に
制御局として動作する第1の動作モードと、制御局とし
て動作しない第3の動作モードとのうちいずれかに設定
するモード設定部を備える、ことを特徴とする無線通信
システム。 - 【請求項3】複数の無線通信装置からなり、1つの無線
通信装置が制御局として動作することによって無線ネッ
トワークを構築するタイプの無線通信システムであっ
て、各無線通信装置は、装置の動作モードを、制御局と
して動作してもよい第2の動作モードと、制御局として
動作できない第3の動作モードとのうちいずれかに設定
するモード設定部を備える、ことを特徴とする無線通信
システム。 - 【請求項4】無線ネットワーク内の1つの無線通信装置
が優先的に制御局として動作する第1の動作モードに切
り換えられたことに応答して、当該無線通信装置を制御
局として動作させる、ことを特徴とする請求項1又は請
求項2のいずれかに記載の無線通信システム。 - 【請求項5】無線ネットワーク内に制御局として動作す
る他の無線通信装置が存在する場合には、制御局の移行
動作を行い、優先的に制御局として動作する第1の動作
モードに新たに切り換えられた無線通信装置を制御局に
設定する、ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信
システム。 - 【請求項6】無線ネットワーク内の1つの無線通信装置
が制御局として動作しない第3の動作モードに切り換え
られたことに応答して、当該無線通信装置を端末局とし
て当該無線ネットワークに参入させる、ことを特徴とす
る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の無線通信シ
ステム。 - 【請求項7】無線ネットワーク内の1つの無線通信装置
が制御局として動作してもよい第2の動作モードに切り
換えられたとき、当該無線ネットワークに既に制御局が
存在する場合には、当該無線通信装置を端末局として当
該無線ネットワーク参入させる、ことを特徴とする請求
項1又は請求項3のいずれかに記載の無線通信システ
ム。 - 【請求項8】無線ネットワーク内の1つの無線通信装置
が制御局として動作してもよい第2の動作モードに切り
換えられたとき、当該無線ネットワークに制御局が存在
しない場合には、所定の制御局選定プロセスにより制御
局を決定する、ことを特徴とする請求項1又は請求項3
のいずれかに記載の無線通信システム。 - 【請求項9】前記制御局選定プロセスでは、第2の動作
モードに設定された各無線通信装置が通信可能な他の無
線通信装置の数に基づいて制御局を決定する、ことを特
徴とする請求項8に記載の無線通信システム。 - 【請求項10】複数の無線通信装置からなり、1つの無
線通信装置が制御局として動作することによって無線ネ
ットワークを構築するタイプの無線通信制御方法であっ
て、各無線通信装置の動作モードを、優先的に制御局と
して動作する第1の動作モードと、制御局として動作し
てもよい第2の動作モードと、制御局として動作できな
い第3の動作モードとのうちいずれかに設定するモード
設定ステップを備える、ことを特徴とする無線通信制御
方法。 - 【請求項11】複数の無線通信装置からなり、1つの無
線通信装置が制御局として動作することによって無線ネ
ットワークを構築するタイプの無線通信制御方法であっ
て、各無線通信装置の動作モードを、優先的に制御局と
して動作する第1の動作モードと、制御局として動作で
きない第3の動作モードとのうちいずれかに設定するモ
ード設定ステップを備える、ことを特徴とする無線通信
制御方法。 - 【請求項12】複数の無線通信装置からなり、1つの無
線通信装置が制御局として動作することによって無線ネ
ットワークを構築するタイプの無線通信制御方法であっ
て、各無線通信装置の動作モードを、制御局として動作
してもよい第2の動作モードと、制御局として動作でき
ない第3の動作モードとのうちいずれかに設定するモー
ド設定ステップを備える、ことを特徴とする無線通信制
御方法。 - 【請求項13】無線ネットワーク内の1つの無線通信装
置が優先的に制御局として動作する第1の動作モードに
切り換えられたことに応答して、当該無線通信装置を制
御局として動作させる、ことを特徴とする請求項10又
は請求項11のいずれかに記載の無線通信制御方法。 - 【請求項14】無線ネットワーク内に制御局として動作
する他の無線通信装置が存在する場合には、制御局の移
行動作を行い、優先的に制御局として動作する第1の動
作モードに新たに切り換えられた無線通信装置を制御局
に設定する、ことを特徴とする請求項13に記載の無線
通信制御方法。 - 【請求項15】無線ネットワーク内の1つの無線通信装
置が制御局として動作しない第3の動作モードに切り換
えられたことに応答して、当該無線通信装置を端末局と
して当該無線ネットワークに参入させる、ことを特徴と
する請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の無線
通信制御方法。 - 【請求項16】無線ネットワーク内の1つの無線通信装
置が制御局として動作してもよい第2の動作モードに切
り換えられたとき、当該無線ネットワークに既に制御局
が存在する場合には、当該無線通信装置を端末局として
当該無線ネットワーク参入させる、ことを特徴とする請
求項10又は請求項12のいずれかに記載の無線通信制
御方法。 - 【請求項17】無線ネットワーク内の1つの無線通信装
置が制御局として動作してもよい第2の動作モードに切
り換えられたとき、当該無線ネットワークに制御局が存
在しない場合には、所定の制御局選定プロセスにより制
御局を決定する、ことを特徴とする請求項10又は請求
項12のいずれかに記載の無線通信制御方法。 - 【請求項18】前記制御局選定プロセスでは、第2の動
作モードに設定された各無線通信装置が通信可能な他の
無線通信装置の数に基づいて制御局を決定する、ことを
特徴とする請求項17に記載の無線通信制御方法。 - 【請求項19】1つの無線通信装置を制御局に選定して
構築される無線ネットワーク上で稼働する無線通信装置
であって、 優先的に制御局として動作する第1の動作モードと、制
御局として動作してもよい第2の動作モードと、制御局
として動作できない第3の動作モードとのうちいずれか
に装置の動作モードを設定するモード設定部と、 前記モード設定部により設定された動作モードに応じて
前記無線ネットワーク上の動作を制御する制御部と、を
具備することを特徴とする無線通信装置。 - 【請求項20】1つの無線通信装置を制御局に選定して
構築される無線ネットワーク上で稼働する無線通信装置
であって、 優先的に制御局として動作する第1の動作モードと、制
御局として動作できない第3の動作モードとのうちいず
れかに装置の動作モードを設定するモード設定部と、 前記モード設定部により設定された動作モードに応じて
前記無線ネットワーク上の動作を制御する制御部と、を
具備することを特徴とする無線通信装置。 - 【請求項21】1つの無線通信装置を制御局に選定して
構築される無線ネットワーク上で稼働する無線通信装置
であって、 制御局として動作してもよい第2の動作モードと、制御
局として動作できない第3の動作モードとのうちいずれ
かに装置の動作モードを設定するモード設定部と、 前記モード設定部により設定された動作モードに応じて
前記無線ネットワーク上の動作を制御する制御部と、を
具備することを特徴とする無線通信装置。 - 【請求項22】前記制御部は、前記モード設定部により
優先的に制御局として動作する第1の動作モードに切り
換えられたことに応答して、当該無線通信装置を制御局
として動作させる、ことを特徴とする請求項19又は請
求項20のいずれかに記載の無線通信装置。 - 【請求項23】前記制御部は、無線ネットワーク内に制
御局として動作する他の無線通信装置が存在する場合に
は、該他の無線通信装置と通信して制御局の移行動作を
行うことで、当該無線通信装置を制御局として動作させ
る、ことを特徴とする請求項22に記載の無線通信装
置。 - 【請求項24】前記制御部は、前記モード設定部により
制御局として動作しない第3の動作モードに切り換えら
れたことに応答して、当該無線通信装置を端末局として
当該無線ネットワークに参入させる、ことを特徴とする
請求項19乃至請求項21のいずれかに記載の無線通信
装置。 - 【請求項25】前記制御部は、前記モード設定部により
制御局として動作してもよい第2の動作モードに切り換
えられたとき、当該無線ネットワークに既に制御局が存
在する場合には、当該無線通信装置を端末局として当該
無線ネットワーク参入させる、ことを特徴とする請求項
19又は請求項21のいずれかに記載の無線通信装置。 - 【請求項26】前記制御部は、前記モード設定部により
制御局として動作してもよい第2の動作モードに切り換
えられたとき、当該無線ネットワークに制御局が存在し
ない場合には、所定の制御局選定プロセスにより制御局
を決定する、ことを特徴とする請求項19又は請求項2
1のいずれかに記載の無線通信装置。 - 【請求項27】前記制御部は、前記制御局選定プロセス
では、第2の動作モードに設定された各無線通信装置間
で通信して、通信可能な他の無線通信装置の数に基づい
て制御局を決定する、ことを特徴とする請求項26に記
載の無線通信装置。 - 【請求項28】1つの無線通信装置を制御局に選定して
構築される無線ネットワーク上で稼働する無線通信装置
の制御方法であって、 優先的に制御局として動作する第1の動作モードと、制
御局として動作してもよい第2の動作モードと、制御局
として動作できない第3の動作モードとのうちいずれか
に装置の動作モードを設定するモード設定ステップと、 前記モード設定ステップにより設定された動作モードに
応じて前記無線ネットワーク上の動作を制御する制御ス
テップと、を具備することを特徴とする無線通信装置の
制御方法。 - 【請求項29】1つの無線通信装置を制御局に選定して
構築される無線ネットワーク上で稼働する無線通信装置
の制御方法であって、 優先的に制御局として動作する第1の動作モードと、制
御局として動作できない第3の動作モードとのうちいず
れかに装置の動作モードを設定するモード設定ステップ
と、 前記モード設定ステップにより設定された動作モードに
応じて前記無線ネットワーク上の動作を制御する制御ス
テップと、を具備することを特徴とする無線通信装置の
制御方法。 - 【請求項30】1つの無線通信装置を制御局に選定して
構築される無線ネットワーク上で稼働する無線通信装置
の制御方法であって、 制御局として動作してもよい第2の動作モードと、制御
局として動作できない第3の動作モードとのうちいずれ
かに装置の動作モードを設定するモード設定ステップ
と、 前記モード設定ステップにより設定された動作モードに
応じて前記無線ネットワーク上の動作を制御する制御ス
テップと、を具備することを特徴とする無線通信装置の
制御方法。 - 【請求項31】前記制御ステップでは、前記モード設定
ステップにより優先的に制御局として動作する第1の動
作モードに切り換えられたことに応答して、当該無線通
信装置を制御局として動作させる、ことを特徴とする請
求項28又は請求項29のいずれかに記載の無線通信装
置の制御方法。 - 【請求項32】前記制御ステップでは、無線ネットワー
ク内に制御局として動作する他の無線通信装置が存在す
る場合には、該他の無線通信装置と通信して制御局の移
行動作を行うことで、当該無線通信装置を制御局として
動作させる、ことを特徴とする請求項31に記載の無線
通信装置の制御方法。 - 【請求項33】前記制御ステップでは、前記モード設定
ステップにより制御局として動作しない第3の動作モー
ドに切り換えられたことに応答して、当該無線通信装置
を端末局として当該無線ネットワークに参入させる、こ
とを特徴とする請求項28乃至請求項30のいずれかに
記載の無線通信装置の制御方法。 - 【請求項34】前記制御ステップでは、前記モード設定
ステップにより制御局として動作してもよい第2の動作
モードに切り換えられたとき、当該無線ネットワークに
既に制御局が存在する場合には、当該無線通信装置を端
末局として当該無線ネットワーク参入させる、ことを特
徴とする請求項28又は請求項30のいずれかに記載の
無線通信装置の制御方法。 - 【請求項35】前記制御ステップでは、前記モード設定
ステップにより制御局として動作してもよい第2の動作
モードに切り換えられたとき、当該無線ネットワークに
制御局が存在しない場合には、所定の制御局選定プロセ
スにより制御局を決定する、ことを特徴とする請求項2
8又は請求項30のいずれかに記載の無線通信装置の制
御方法。 - 【請求項36】前記制御ステップでは、前記制御局選定
プロセスにおいて、第2の動作モードに設定された各無
線通信装置間で通信して、通信可能な他の無線通信装置
の数に基づいて制御局を決定する、ことを特徴とする請
求項35に記載の無線通信装置の制御方法。 - 【請求項37】1つの無線通信装置を制御局に選定して
構築される無線ネットワーク上で稼働する無線通信装置
の制御をコンピュータ・システム上で実行するように記
述されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可
読形式で物理的に格納した記憶媒体であって、前記コン
ピュータ・ソフトウェアは、 優先的に制御局として動作する第1の動作モードと、制
御局として動作してもよい第2の動作モードと、制御局
として動作できない第3の動作モードとのうちいずれか
に装置の動作モードを設定するモード設定ステップと、 前記モード設定部により設定された動作モードに応じて
前記無線ネットワーク上の動作を制御する制御ステップ
と、を具備することを特徴とする記憶媒体。
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