JP2003078334A - 電波受信機 - Google Patents

電波受信機

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JP2003078334A
JP2003078334A JP2001261263A JP2001261263A JP2003078334A JP 2003078334 A JP2003078334 A JP 2003078334A JP 2001261263 A JP2001261263 A JP 2001261263A JP 2001261263 A JP2001261263 A JP 2001261263A JP 2003078334 A JP2003078334 A JP 2003078334A
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Japan
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antenna
receiver
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radio wave
wiring board
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JP2001261263A
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English (en)
Inventor
Yuji Sugimoto
勇次 杉本
Tomoyuki Miyagawa
知之 宮川
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Denso Corp
Soken Inc
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Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電波受信機において、受信性能を確保しなが
ら小型化することである。 【解決手段】 受信回路が形成された配線基板2に、信
号側およびグランド側のエレメント5,6により構成さ
れたダイポール型アンテナ4が接続された電波受信機1
4において、アンテナ4を、エレメント5,6が途中で
折れ曲がる形状とすることでコンパクト化を図り、折れ
曲がり方向を略直角とすることで、互いに逆方向に伸び
るエレメントの基端側部分52,62が主に受ける偏波
に対するアンテナパターンに、折り曲げ部よりも先端側
の部分51,61の影響が出ないようにして、通常のダ
イポール型のアンテナと同等の良好なアンテナパターン
が得られるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキーレスエントリー
受信機等の電波受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】今日の自動車は、カーオーディオのラジ
オ等の他にも電波受信機が搭載されるようになってきて
おり、代表的なものとして、キーレスエントリーシステ
ムに用いられるものがある。キーレスエントリーシステ
ムは車両のドア開閉等の制御用のシステムで、車両側に
搭載されたキーレスエントリー受信機と、運転者が所持
するキー等に内蔵されたキーレスエントリー送信機とか
らなる。運転者の操作によって、キーレスエントリー送
信機から、送信機個々に割り振られたIDコードや操作
指令コードを変調信号とする送信信号を送信し、キーレ
スエントリー受信機は送信信号を受信すると、これを復
調してIDコードが自身と対になる送信機からのものか
否かを判定し、肯定判断すると、操作指令コードに対応
した制御信号を車両各部の制御ECUに出力して、ドア
の開閉やエンジン始動等を行う。かかるキーレスエント
リーシステムとして、300MHz 帯の微弱な電波を使
用するものが主流である。
【0003】かかるキーレスエントリー受信機に用いら
れる車載の電波受信機は、受信回路が形成された配線基
板に、電波を受けて受信信号を受信回路に出力するアン
テナを接続して一体化したものが一般的である。アンテ
ナと受信回路とを接続する給電線を配線する必要がない
から、組付け等の点で望ましい。
【0004】キーレスエントリーシステムが車外の運転
者によるキーレスエントリー送信機の操作で確実に作動
するようにするには、IDコードや操作指令コードを正
確に復調し得るように電波受信機に十分な感度があるこ
とが必要である。そして、車両の全周にわたり車両から
一定距離の範囲内で、送信機からの電波の受信が困難に
なる不感領域(ディップ点)ができないようにしなけれ
ばならない。かかる受信性能は特にアンテナを中心とす
る技術課題である。
【0005】車載の電装機器は通常、ボデーをグランド
としてあるから、受信回路のグランドを低インピーダン
スでボデーグランドとするには、電波受信機はボデーに
ボルト等で固定するのが理想的である。この場合は、グ
ランドが広くなることからアンテナはモノポール型のア
ンテナが採用される。
【0006】一方、車載の場合には金属製車体による電
磁遮蔽の影響を受けやすく、また、許容される送信出力
も微弱である。このため、受信環境に配慮して、インス
トゥルパネルに組み込まれたメータ装置に内蔵するな
ど、設置場所に工夫をしたものもある。メータ装置に内
蔵する等で受信環境を優先すれば、電波受信機をボデー
から離れた場所に設置するよりなく、アンテナ特性が電
波受信機とボデーとを結ぶワイヤハーネスのグランドワ
イヤの影響を受け、アンテナの指向性が不安定になる。
かかる設置環境ではモノポール型ではなくダイポール型
のアンテナが採用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、300
MHz帯では一般的な半波長ダイポール型アンテナのエ
レメント長は約50cmとなり、アンテナの設置場所を
車室内とするのは困難である。メータに内蔵とするには
さらに困難が増す。このためアンテナの小型化が必要に
なる。アンテナの長さを短くすると、アンテナに整合を
とるためのインダクタを直列に挿入することが必要にな
り、この場合には整合損失の増加やアンテナの体格の縮
小によりアンテナの利得が大きく減少する。
【0008】本発明は前記実情に鑑みなされたもので、
アンテナの受信性能が十分で小型の電波受信機を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、受信回路が形成された配線基板に、信号側およびグ
ランド側のエレメントにより構成された電波を受けるダ
イポール型のアンテナが接続され、該アンテナの受信信
号が受信回路に入力する電波受信機において、前記アン
テナを、エレメントが途中で折れ曲がる形状とする。
【0010】アンテナのエレメントを途中で折り曲げる
ことで、アンテナが嵩張らないようにすることができ
る。エレメント長を犠牲にしないので、アンテナの整合
をとるのが容易である。
【0011】また、一般的にダイポール型アンテナはエ
レメントの基端で電流密度が最も高くなり、先端ほど低
くなるから、両エレメントが逆方向に伸びる折り曲げ位
置までの基端側の部分が主に電波を受信する部分とな
る。そして、この基端側の部分に対して、エレメントの
折れ曲がり部よりも先端側の部分が直角方向に向いてい
るから、エレメントを折り曲げていても、垂直偏波若し
くは水平偏波のうち、エレメント基端側部分がより強く
感受する方の偏波に対するアンテナパターンとして、エ
レメント先端側部分の影響の少ない、通常のダイポール
型アンテナと略同等のアンテナパターンが得られ、デイ
ップ点ができるのを防止することができる。
【0012】これにより、十分な受信性能の確保と小型
化とを両立することができる。
【0013】請求項2記載の発明では、受信回路が形成
された配線基板に、信号側およびグランド側のエレメン
トにて構成された電波を受けるダイポール型のアンテナ
が接続され、該アンテナの受信信号が受信回路に入力す
る電波受信機において、信号側のエレメントを、前記配
線基板の辺縁部からその外方に伸出せしめ、受信回路の
接地用として配線基板に形成されたグランドパターンを
グランド側のエレメントとして前記アンテナを構成す
る。
【0014】配線基板の表面部分がそのままアンテナの
エレメントとなるから、グランド側のエレメントの占有
領域が配線基板の占有領域内に含まれることになる。こ
れにより、十分な受信性能の確保と小型化とを両立する
ことができる。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項2の発明
の構成において、前記アンテナを、信号側のエレメント
が途中で折れ曲がる形状とする。
【0016】アンテナのエレメントを途中で折り曲げる
ことで、アンテナが嵩張らないようにすることができ
る。エレメント長を犠牲にしないので、アンテナの整合
をとるのが容易である。
【0017】また、一般的にダイポール型アンテナはエ
レメントの基端で電流密度が最も高くなり、先端ほど低
くなるから、信号側のエレメントでは、折り曲げ位置ま
での基端側の部分が主に電波を受信する部分となる。そ
して、この基端側の部分に対して、エレメントの折れ曲
がり部よりも先端側の部分が直角方向に向いているか
ら、エレメントを折り曲げていても、垂直偏波若しくは
水平偏波のうち、エレメント基端側部分およびグランド
パターンがより強く感受する方の偏波に対するアンテナ
パターンとして、エレメント先端側部分の影響の少な
い、通常のダイポール型アンテナと略同等のアンテナパ
ターンが得られ、デイップ点ができるのを防止すること
ができる。
【0018】請求項4記載の発明では、請求項1または
3の発明の構成において、前記エレメントの折れ曲がり
部より先端側の部分を、途中で折り返して線路を二重と
する。
【0019】エレメント先端側部分が途中で折り返され
ているので、エレメント先端側部分が電波を受けても、
これによりエレメント先端側部分で一方の線路を流れる
高周波電流と他方の線路を流れる高周波電流とは相殺す
る。したがって、エレメント先端側部分が、主に電波を
受信する部分であるエレメント基端側部分で受けた電波
に基因して流れる高周波電流に影響を与えない。これに
より、例えば車室内のように送信電波の反射波が生じや
すい環境において、エレメント先端側部分がエレメント
基端側部分と異なる偏波を受けても、エレメント基端側
部分で受けた電波に基因して流れる高周波電流に影響を
与えない。これにより、さらに受信性能を向上すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面にし
たがい、本発明の電波受信機について説明する。図1に
本発明を適用した電波受信機であるキーレスエントリー
受信機を内蔵した受信機内蔵型メータ装置の分解した状
態を示す。図2にキーレスエントリー受信機を示す。受
信機内蔵型メータ装置1は、車室のインストゥルパネル
内に嵌め込まれるアッパーハウジング11、ロアハウジ
ング12を有し、乗員と対向するアッパーハウジング1
1には、車両の走行情報等を表示するスピードメータや
タコメータ等のメータ111が設けられる。アッパーハ
ウジング11の背後には、メータ回路基板13および電
波受信機であるキーレスエントリー受信機14が配設さ
れる。
【0021】メータ回路基板13は、メータ111を駆
動するためのメータ指示用交差コイル131等の電子部
品が実装されるとともに、図示しないワイヤハーネスに
より、メータ回路基板13と例えばバッテリや他の制御
装置等とが接続される。
【0022】キーレスエントリー受信機14は配線基板
2にアンテナ4が接続されて、後述するキーレスエント
リー送信機からの電波を受信するようになっており、キ
ーレスエントリー受信機14とキーレスエントリー送信
機とで電波方式のキーレスエントリシステムを構成す
る。
【0023】キーレスエントリー送信機を図3に示す。
キーレスエントリー送信機7は公知のキータイプのもの
である。キープレート72を保持する把手部71に本体
回路が内蔵されており、把手部71の側縁に設けられた
押しボタン73を運転者が押下することで、送信機個々
に割り振られたIDコードや操作指令コードを変調信号
とする電波Rが垂直偏波もしくは水平偏波にて送信され
る。
【0024】キーレスエントリー受信機14は、配線基
板2上に受信回路31、整合回路32が形成され、アン
テナ4の受信信号が整合回路32を介して受信回路31
に入力するようになっている。受信回路31は、同調回
路、復調回路等で構成され、運転者の操作によってキー
レスエントリー送信機7が操作されると、キーレスエン
トリー送信機7からの前記電波を受信し、これを復調し
てIDコードが自身と対になるキーレスエントリー送信
機7からのものか否かを判定する。肯定判断すると、操
作指令コードに対応した制御信号を車両各部の制御EC
Uに出力して、ドアの開閉やエンジン始動等を行う。
【0025】アンテナ4はダイポール型のもので、1対
のエレメント5,6が配線基板2の図中縦辺側の辺縁に
平行に上下逆方向に伸びている。各エレメント5,6は
途中で、互いに逆方向に伸びる基端側の部分52,53
に対して直角に折り曲げてあり、信号側エレメント5の
折り曲げ部よりも先端側の部分51がロアハウジング1
2の上縁に沿って水平に伸びており、グランド側エレメ
ント6の折り曲げ部よりも先端側の部分61がロアハウ
ジング12の下縁に沿って水平に伸びている。このよう
に、ロアハウジング12の縦方向の大きさを目一杯つか
ってアンテナ4がレイアウトされている。各エレメント
の長さは先端側の部分51,61も含めて1/4波長に
とってある。
【0026】また、各エレメント5,6の先端側部分5
1,61は、それぞれ途中で折り返して線路511,5
12、線路611,612が二重になっている。エレメ
ント5,6に例えば電気絶縁性の被覆を施すことで、こ
の、線路511,512、線路611,612が二重と
なった先端側部分51,61でも短絡しないようになっ
ている。
【0027】整合回路32は、例えば信号側エレメント
5に直列に接続されたインダクタおよび両エレメント
5,6から伸びる線路間に介設されたコンデンサからな
るLC回路であり、エレメント5,6の基端の近傍位置
に配置されている。
【0028】なお、整合回路32に到る信号側エレメン
ト5の付け根部分53とグランド側エレメント6の付け
根部分63とは近接して並んでおり、ここで受ける電波
により生成する高周波電流は相殺する。したがって、付
け根部分53,63は短い方がよい。
【0029】本キーレスエントリー受信機14の作動に
ついて説明する。前記キーレスエントリー送信機7から
電波が送信されると、アンテナ4の両エレメント5,6
に送信電波に応じた高周波電流が流れ、整合回路32を
介して受信回路31の入力部に受信信号が入力する。前
記のごとく、この受信信号からIDコードや操作指令コ
ードを復調し得るか否かはアンテナの受信性能に影響さ
れることになる。
【0030】図4は通常の半波長ダイポール型アンテナ
における電流分布を示すもので、電波の受信により流れ
る高周波電流は図示のごとく給電部に近いエレメントの
基端で最も高くなることが知られている。本キーレスエ
ントリー受信機14では、基端から折り曲げ位置までの
基端側部分52,62が主に電波を受信する部分とな
る。なお、主に電波を受信するエレメント基端側部分5
2,62が上下方向に伸びるようにアンテナ4を配置し
ているのは、キーレスエントリー送信機7からの電波と
して垂直偏波が強い場合を想定しているためである。
【0031】そして、エレメント基端側部分52,62
に対してエレメント先端側部分51,61が直角方向を
向いているので、エレメント基端側部分52,62がよ
り強く感受する垂直偏波に対してエレメント先端側部分
51,61が寄与する利得は僅かである。したがって、
前記垂直偏波に対するアンテナパターンとして、通常の
ダイポール型アンテナと同等の良好なアンテナパターン
が得られる。すなわち、エレメント先端側部分51,6
1の影響でデイップ点ができるのを防止することができ
る。
【0032】また、エレメント長を短くしていないの
で、インダクタをエレメントに直列に挿入することなく
整合回路32においてインピーダンスマッチングをとる
のが容易である。
【0033】しかも、エレメント先端側部分51,61
を二重に折り返しているので、エレメント先端側部分5
1,61に、エレメント基端側部分52,62が受ける
偏波(ここでは垂直偏波)とは異なる偏波(ここでは水
平偏波)を受けても、この偏波に基因してエレメント先
端側部分51の線路511を流れる高周波電流と線路5
12を流れる高周波電流とが相殺し、エレメント先端側
部分61の線路611を流れる高周波電流と線路612
を流れる高周波電流とが相殺する。したがって、主に電
波を受信する部分であるエレメント基端側部分52,6
2が受けた偏波に基因して流れる高周波電流にこれを減
殺する等の影響を与えない。これにより、次の効果を奏
する。キーレスエントリー送信機7からの電波は、車室
内の各所で反射して反射波となるから、エレメント先端
側部分51,61にエレメント基端側部分52,62が
強く感受する偏波と異なる偏波を受け得るが、前記のご
とくエレメント基端側部分52,62に流れる前記高周
波電流に影響を与えないので、これにより、さらに受信
性能を向上することができる。
【0034】このように、本キーレスエンリー受信機1
4は、アンテナ4も含めてロアハウジング12内に無理
なくコンパクトに納まるようにアンテナ4を折り曲げ
て、キーレスエンリー受信機の小型化を実現しながら、
十分な受信性能を確保することができる。
【0035】なお、送信電波が水平偏波が強い場合に
は、エレメント基端側部分が水平方向に伸びる向きにア
ンテナの配線基板への取り付け、または、配線基板のハ
ウジングへの取り付けを行う。
【0036】また、キーレスエントリー送信機の構成等
によりエレメント先端側部分51,61は途中で折り返
しているが、要求される受信性能および小型化の要請に
よっては、エレメント先端側部分51,61を折り返し
のない1本の線路とすることもできる。この場合、信号
側エレメント5とグランド側エレメント6のいずれかの
みが途中で折り返す形状とすることもできる。
【0037】また、アンテナ4の形状をエレメント5,
6が途中で折れ曲がる形状としているが、信号側エレメ
ント5またはグランド側エレメント6のいずれかのみが
途中で折れ曲がる形状とするのもよい。
【0038】(第2実施形態)図5に本発明の電波受信
機を適用した第2のキーレスエントリー受信機を示す。
第1実施形態と実質的に同じ作動をする部分には第1実
施形態と同じ番号を付して説明するものとする。キーレ
スエントリー受信機14Aの配線基板はやや細長の長方
形のもので、その略全面にはグランドパターン6Aが形
成してある。整合回路32は配線基板2Aの短辺側の辺
縁に偏した位置に設けてある。アンテナ4Aは、整合回
路32からは1本のエレメント5Aが上方に伸びてい
る。
【0039】キーレスエントリー送信機7からの電波に
より信号側のエレメント5Aに矢印I1 の向きに高周波
電流が流れると、グランドパターン6Aには、矢印I2
で示すように信号側エレメント5Aと同方向の高周波電
流が流れる。グランドパターン6Aは整合回路32の形
成位置において接地側線路と導通しているから、信号側
エレメント5Aとグランドパターン6Aとは整合回路3
2位置から互いに逆方向に伸びるダイポール型アンテナ
のエレメントとして機能する。すなわち、アンテナ4A
は、エレメント5Aを信号側のエレメントとし、グラン
ドパターン6Aをグランド側のエレメントとするアンテ
ナである。
【0040】本キーレスエントリー受信機14Aは、配
線基板2Aの表面のグランドパターン6Aがそのままダ
イポール型アンテナのグランド側エレメントとなるか
ら、ロアハウジング12内におけるグランド側エレメン
トの占有領域が配線基板2Aの占有領域内に含まれるこ
とになる。その分、アンテナの受信性能をそのままに全
体形状を小型化することができ、小型化と十分な受信性
能の確保とを両立することができる。
【0041】(第3実施形態)図6に本発明の電波受信
機を適用した第3のキーレスエントリー受信機を示す。
本キーレスエントリー受信機は、第2実施形態のキーレ
スエントリー受信機において信号側エレメントを別の構
成に代えたもので、第2実施形態との相違点を中心に説
明する。キーレスエントリー受信機14Bのアンテナ4
Bは、信号側エレメント5Bが、第1実施形態のエレメ
ントと同様に、途中で直角に折り曲げてある。さらに、
折れ曲がり部よりも先端側部分51Bは途中で折り返し
て、線路511B,512Bを二重としてある。
【0042】これにより、半波長ダイポール型アンテナ
に近い十分なエレメント長を確保することができる。そ
して、第1実施形態のごとく、エレメント基端側部分5
2Bに対して、エレメント先端側部分51Bが直角方向
に向いているから、エレメント基端側部分52Bおよび
グランドパターン6Aがより強く感受する垂直偏波に対
するアンテナパターンとして、エレメント先端側部分5
1Bの影響の少ない、通常のダイポール型アンテナと略
同等のアンテナパターンが得られ、デイップ点ができる
のを防止することができる。これにより、小型化ととも
に十分なアンテナ性能すなわち受信性能を実現すること
ができる。
【0043】また、本発明は、キーレスエントリー受信
機だけではなく他の電波受信機にも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1のキーレスエントリー受
信機を内蔵したキーレスエントリー受信機内蔵型メータ
装置の分解斜視図である。
【図2】前記キーレスエントー受信機の平面図である。
【図3】前記キーレスエントー受信機とキーレスエント
リーシステムを構成するキーレスエントリー送信機の図
である。
【図4】一般的なダイポール型アンテナの特性を説明す
る図である。
【図5】本発明を適用した第2のキーレスエントー受信
機の平面図である。
【図6】本発明を適用した第3のキーレスエントー受信
機の平面図である。
【符号の説明】
1 電波受信機内蔵型メータ装置 14,14A,14B キーレスエントリー受信機(電
波受信機) 2,2A 配線基板 31 受信回路 32 整合回路 4,4A,4B アンテナ 5,5A 信号側エレメント 51,51B 先端側部分 511,512,511B,512B 線路 52,52B 基端側部分 53 付け根部分 6 グランド側エレメント 61 先端側部分 611,612 線路 62 基端側部分 63 付け根部分 6A グランドパターン 7 キーレスエントリー送信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 1/32 H01Q 1/32 Z (72)発明者 宮川 知之 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3D020 BA13 BB01 BC03 BD05 5J046 AA07 AB07 MA11 5J047 AA07 AB07 EA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信回路が形成された配線基板に、信号
    側およびグランド側のエレメントにより構成された電波
    を受けるダイポール型のアンテナが接続され、該アンテ
    ナの受信信号が受信回路に入力する電波受信機におい
    て、 前記アンテナを、エレメントが途中で折れ曲がる形状と
    したことを特徴とする電波受信機。
  2. 【請求項2】 受信回路が形成された配線基板に、信号
    側およびグランド側のエレメントにて構成された電波を
    受けるダイポール型のアンテナが接続され、該アンテナ
    の受信信号が受信回路に入力する電波受信機において、 信号側のエレメントを、前記配線基板の辺縁部からその
    外方に伸出せしめ、 受信回路の接地用として配線基板に形成されたグランド
    パターンをグランド側のエレメントとして前記アンテナ
    を構成したことを特徴とする電波受信機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電波受信機において、前
    記アンテナを、信号側のエレメントが途中で折れ曲がる
    形状とした電波受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1または3いずれか記載の電波受
    信機において、前記エレメントの折れ曲がり部より先端
    側の部分を、途中で折り返して線路を二重とした電波受
    信機。
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