JP2003078030A - 半導体装置および容量素子およびそれらの製造方法 - Google Patents

半導体装置および容量素子およびそれらの製造方法

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JP2003078030A
JP2003078030A JP2001264056A JP2001264056A JP2003078030A JP 2003078030 A JP2003078030 A JP 2003078030A JP 2001264056 A JP2001264056 A JP 2001264056A JP 2001264056 A JP2001264056 A JP 2001264056A JP 2003078030 A JP2003078030 A JP 2003078030A
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insulating film
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film
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昭彦 皷谷
Toshihiko Nagai
俊彦 永井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、コーンケーブ型キャパシタ構造に代表
される凹部電極を形成する場合に、下部白金電極の端面
に微視的に見て尖った部分が発生していたため、仕事関
数の大きい白金を電極材料に採用してもリーク電流の低
減効果が十分得られなかった。 【解決手段】 下部白金電極(Pt膜7)の端面に発生
する微視的に見て尖った部分をアニール処理でまるくな
だらかにすることにより、リーク電流を低減することの
できる高性能なキャパシタを形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
容量素子およびそれらの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリでは、デザインの微細化に
よりメモリセル部の縮小が進んでいる。半導体メモリの
中の一つであるDRAM(Dynamic Rando
m Access Memory)のメモリセルは、パ
スゲートトランジスタと容量を蓄積しておくためのキャ
パシタから構成されている。DRAMではメモリセルが
縮小してキャパシタの投影面積が小さくなっても、消費
電力の低減やソフトエラーの防止のため、キャパシタの
蓄積容量を減少させることはできない。
【0003】キャパシタの蓄積容量は一般に、キャパシ
タに用いられる誘電体膜の比誘電率とキャパシタの面積
に比例し、誘電体膜の膜厚に反比例する。そこで、キャ
パシタの投影面積が小さくなってもキャパシタの蓄積容
量を維持するために、誘電体膜の膜厚を薄くすると、キ
ャパシタのリーク電流が増加し、メモリセルのリフレッ
シュサイクルを早める必要が生じて消費電力の増大につ
ながる。このため、キャパシタに用いる誘電体膜の膜厚
を薄くするにも限界がある。
【0004】そこで近年、キャパシタの蓄積容量を増大
する方法としてキャパシタの絶縁膜に比誘電率の大きな
誘電体材料を用いる研究が行われている。比誘電率の大
きな材料としては、酸化アルミニウムや五酸化タンタル
などの金属酸化物やペロブスカイト結晶構造を有するバ
リウムストロンチウムチタンオキサイド(BST)、鉛
ジルコニウムチタンオキサイド(PZT)、ストロンチ
ウムビスマスタンタルオキサイド(SBT)などの材料
が詳細に研究されている。
【0005】これらの材料を形成するときには、一般的
に化学反応を利用することが多く、かつ、酸化性雰囲気
で形成されるために、従来から用いられているシリコン
を電極として用いた場合にはシリコンが容易に酸化して
しまう。すなわち比誘電率の小さいシリコン酸化膜が形
成されてしまうために、キャパシタの蓄積容量を大きく
することが困難となる。
【0006】このような弊害を回避するため、高誘電体
膜を容量絶縁膜として用いたキャパシタの電極には、貴
金属や高融点金属などが用いられる。その中でも取り分
け白金は大きな仕事関数を持つ材料であるために、キャ
パシタのリーク電流を低減できる利点を有する。リーク
電流が低下できればリフレッシュサイクルを長くとるこ
とができるため、電極材料に白金を使用して消費電力の
少ないメモリデバイスを作成することが多くなってきて
いる。
【0007】BSTを容量絶縁膜に用いたキャパシタを
例に取ると、BSTの比誘電率が高いといえども、設計
ルールが0.15[μm]ルール程度以下になると、高
誘電体材料を容量絶縁膜として用いてもキャパシタ面積
を増大させる必要がでてくる。そのため、キャパシタ構
造が三次元化することになる。この3次元構造として、
例えばコーンケーブ型のキャパシタ構造が用いられる。
このキャパシタの製造工程を図6に示す。
【0008】図6(a)は半導体基板41に、ゲート絶
縁膜、ゲート電極、ソース・ドレイン領域などを設けて
なるMISFET構造を有するメモリセルトランジスタ
(図示せず)と、半導体基板41上に設けられた酸化ケ
イ素(SiO2)や窒化ケイ素(SiN)からなる層間
絶縁膜42を貫通して半導体基板41に到達する接続孔
を埋めるポリシリコンプラグ43を形成した断面模式図
である。
【0009】この後にシリコン酸化膜44とシリコン窒
化膜45とを堆積して合計の膜厚を約0.3[μm]と
し、シリコン酸化膜44,シリコン窒化膜45に電極を
形成するためにリソグラフィ工程とエッチング工程とに
より短辺方向0.15[μm],長辺方向0.45[μ
m]の楕円形のホール46を形成する(図6(b))。
【0010】密着層としてTi膜を成膜した後(図示せ
ず)、白金膜47をスパッタ法により50[nm]堆積
する。その後、化学気相成長法等によりCVD酸化膜4
8を500[nm]成膜する(図6(c))。
【0011】その後、ホール46内面に形成された白金
膜47が現れるまでCVD酸化膜48をエッチバックし
た後、シリコン酸化膜44表面が露出するまで白金膜4
7のエッチングを行う(図6(d))。
【0012】その後、ホール46内部に残存しているC
VD酸化膜48をHF溶液等により除去し、ホール46
内部に白金電極を形成する(図6(e))。
【0013】そして、この後に一般的な方法で容量絶縁
膜および上部電極を成膜することにより容量素子が完成
する。さらに上部電極上に層間絶縁膜(シリコン酸化
膜)を形成し、配線層や配線層と上部電極とを電気的に
接続する上部電極コンタクトプラグを形成することによ
り半導体装置が完成する(図1参照)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図6で示した製造工程
で下部白金電極を形成すると、図6(d)の工程でホー
ル46内部に残存しその表面が露出した白金面がエッチ
ングにさらされるため、微視的に観察すると図7に示す
ように尖った形状となっている。エッチングが白金の粒
界に沿って進むためである。すると微視的に尖った白金
電極と上部電極との距離が縮まってリーク電流が流れや
すくなる。このような状態では、リーク電流を低減でき
る利点を有する白金を電極に採用してもその効果が十分
得られない。これは、下部電極に白金を含む合金を用い
た場合も同様である。
【0015】また、図3に示すようにPt膜37などの
下部電極材料を全面に形成後、エッチバックもしくはC
MP処理によりホール36内にのみ残存させて下部電極
を形成する際にも、エッチバックやCMPにより電極表
面がダメージを受け、同様の問題がある。
【0016】本発明は、コーンケーブ型キャパシタ構造
の凹型電極等の電極を形成する際に、電極表面が微視的
に見て尖らないようにすることにより、電極間に発生す
るリーク電流を低減することのできる半導体装置および
容量素子およびそれらの製造方法を提供することを目的
としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者らは白金の応力
について研究した。その結果を図5に示す。図5に示す
ように、酸素アニール中で白金膜の応力を観察すると、
250℃〜400℃の範囲で応力が大きく変化すること
が分かった。この応力の変化は膜内部応力が緩和される
ように働く。内部応力がなくなると白金原子は移動をお
こしやすくなり、表面エネルギーが最小になる方向に移
動する。表面エネルギーの小さくなる方向は、球になる
方向であるので、結果として、尖った部分が丸まる効果
をもつ(図2)。
【0018】上記結果は酸素ガスでアニールした場合で
あったが、酸化雰囲気でアニールすると、上記と同様の
応力変化が起こることが確認されている。また、不活性
ガスでアニールを行うと、300℃〜500℃で応力の
変化が観察された。さらに、水素中でアニールを行う
と、350℃〜600℃の温度範囲で応力の変化がおき
ることがわかった。したがって、前記カップ型の白金電
極の尖った部分からのリーク電流を低減する手段として
250℃以上800℃以下の酸化ガス雰囲気中で、もし
くは、300℃以上900℃以下の不活性ガス雰囲気中
で、または350℃以上1000℃以下の水素を含むガ
ス雰囲気中でアニールすることにより、白金電極の尖っ
た部分が丸みを帯び、結果としてキャパシタリーク電流
を低減することができる。
【0019】以上の知見に基づいて、先述の課題を解決
するため、請求項1記載の半導体装置は、基板上に形成
された絶縁膜と、絶縁膜に端部が露出した状態で埋め込
まれた電極とを備えた半導体装置であって、電極の端部
は、微視的に見て急峻に尖っていないことを特徴とす
る。
【0020】請求項1記載の発明によれば、電極の端部
が微視的に見て急峻に尖っていないことを特徴とするた
め、電極端部において発生するリーク電流を低減するこ
とのできる半導体装置を実現することができる。例え
ば、絶縁膜を介して電極の端部と対向する他の電極があ
る場合に、両電極間のリーク電流を低減できる半導体装
置を実現することができる。
【0021】請求項2記載の半導体装置は、請求項1記
載の半導体装置において、電極は、白金または白金を含
む合金である。
【0022】請求項2記載の発明によれば、電極に仕事
関数の大きい白金またはこの白金を含む合金を採用して
いるため、請求項1記載の発明よりもさらにリーク電流
を低減することのできる半導体装置を実現することがで
きる。
【0023】請求項3記載の容量素子は、基板上に形成
された凹部を有する絶縁膜と、凹部表面に形成された第
1の電極と、第1の電極に対向するように形成された第
2の電極と、第1の電極と第2の電極との間に介在する
容量絶縁膜とを備えた容量素子であって、凹部を有する
絶縁膜表面とほぼ同じレベルにある第1の電極の端部
は、微視的に見て急峻に尖っていないことを特徴とす
る。
【0024】請求項3記載の発明によれば、第1の電極
の端部が微視的に見て急峻に尖っていないため、第1の
電極と第2の電極との間で発生するリーク電流を低減す
ることのできる容量素子を実現することができる。
【0025】請求項4記載の容量素子は、基板上に形成
された第1の電極と、第1の電極に対向するように形成
された第2の電極と、第1の電極と第2の電極との間に
介在する容量絶縁膜とを備えた容量素子であって、第1
の電極の表面は、微視的に見て急峻に尖っていないこと
を特徴とする。
【0026】請求項4記載の発明によれば、第1の電極
の表面が微視的に見て急峻に尖っていないため、第1の
電極と第2の電極との間で発生するリーク電流を低減す
ることのできる容量素子を実現することができる。
【0027】請求項5記載の容量素子は、請求項3また
は4記載の容量素子において、第1の電極は、白金また
は白金を含む合金である。
【0028】請求項5記載の発明によれば、第1の電極
に仕事関数の大きい白金またはこの白金を含む合金を採
用しているため、請求項3または4記載の発明よりもさ
らにリーク電流を低減することのできる容量素子を実現
することができる。
【0029】請求項6記載の半導体装置の製造方法は、
基板上に形成された絶縁膜に、端部が露出した状態で埋
め込まれた電極を備え、電極の端部の露出面がエッチン
グされた面である半導体装置の製造方法であって、電極
の端部がエッチングされた後にエッチングされた面をア
ニールすることによりエッチングされた面の微視的に見
て急峻に尖った部分をまるめることを特徴とする。
【0030】請求項6記載の発明によれば、電極の端部
がエッチングされた後にこのエッチングされた面をアニ
ールすることによりエッチングされたときに発生する、
急峻な尖った面をまるめてなだらかにすることができ
る。したがって、電極に発生するリーク電流を低減する
ことのできる半導体装置を製造することができる。例え
ば、絶縁膜を介して電極の端部と対向する他の電極があ
る場合に、両電極間のリーク電流を低減できる半導体装
置を製造することができる。
【0031】請求項7記載の半導体装置の製造方法は、
請求項6記載の半導体装置の製造方法において、電極に
白金または白金を含む合金を用いる。
【0032】請求項7記載の発明によれば、電極に仕事
関数の大きい白金またはこの白金を含む合金を用いてい
るため、請求項6記載の発明よりもさらにリーク電流を
低減することのできる半導体装置を製造することができ
る。
【0033】請求項8記載の半導体装置の製造方法は、
請求項7記載の半導体装置の製造方法において、アニー
ルは、酸化性ガス雰囲気で250℃以上800℃以下で
行う。
【0034】請求項8記載の発明によれば、アニールを
酸化性ガス雰囲気で250℃以上800℃以下で行うた
め、白金膜または白金を含む合金膜の応力が大きく変化
し、その結果、急峻な尖った部分をまるめることができ
る。したがって、リーク電流を低減することのできる半
導体装置を製造することができる。
【0035】請求項9記載の半導体装置の製造方法は、
請求項7記載の半導体装置の製造方法において、アニー
ルは、不活性ガス雰囲気で300℃以上900℃以下で
行う。
【0036】請求項9記載の発明によれば、アニールを
不活性ガス雰囲気で300℃以上900℃以下で行うた
め、白金膜または白金を含む合金膜の応力が大きく変化
し、その結果、急峻な尖った部分をまるめることができ
る。したがって、リーク電流を低減することのできる半
導体装置を製造することができる。
【0037】請求項10記載の半導体装置の製造方法
は、請求項7記載の半導体装置の製造方法において、ア
ニールは、水素を含有するガス雰囲気で350℃以上1
000℃以下で行う。
【0038】請求項10記載の発明によれば、アニール
を水素を含有するガス雰囲気で350℃以上1000℃
以下で行うため、白金膜または白金を含む合金膜の応力
が大きく変化し、その結果、急峻な尖った部分をまるめ
ることができる。したがって、リーク電流を低減するこ
とのできる半導体装置を製造することができる。
【0039】請求項11記載の容量素子の製造方法は、
基板上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜に凹部を形成
する工程と、凹部表面から絶縁膜表面にわたり電極材料
を堆積する工程と、凹部以外の絶縁膜上の電極材料をエ
ッチングして凹部表面に第1の電極を形成する工程と、
第1の電極上に容量絶縁膜を形成する工程と、容量絶縁
膜上に第2の電極を形成する工程とを含む容量素子の製
造方法であって、第1の電極を形成した後にアニールす
ることにより凹部の形成された絶縁膜表面と同じレベル
にある第1の電極の端部の微視的に見て急峻な尖った部
分をまるめることを特徴とする。
【0040】請求項11記載の発明によれば、第1の電
極を形成した後にアニールすることにより凹部を形成し
た絶縁膜表面と同レベルにある第1の電極の端面に発生
する、急峻な尖った部分をまるめてなだらかにすること
ができる。したがって、第1の電極端面と第2の電極と
の間で発生するリーク電流を低減することのできる容量
素子を製造することができる。
【0041】請求項12記載の容量素子の製造方法は、
基板上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜に凹部を形成
する工程と、凹部表面から絶縁膜表面にわたり電極材料
を堆積する工程と、凹部以外の絶縁膜上の電極材料をエ
ッチングまたは化学的機械的研磨することにより凹部を
埋め込む第1の電極を形成する工程と、第1の電極上に
容量絶縁膜を形成する工程と、容量絶縁膜上に第2の電
極を形成する工程とを含む容量素子の製造方法であっ
て、第1の電極を形成した後にアニールすることにより
第1の電極の表面の微視的に見て急峻な尖った部分をま
るめることを特徴とする。
【0042】請求項12記載の発明によれば、第1の電
極を形成した後にアニールすることにより、エッチング
または化学的機械的研磨によって第1の電極の表面に発
生する、急峻に尖った部分をまるめてなだらかにするこ
とができる。したがって、第1の電極表面と第2の電極
との間で発生するリーク電流を低減することのできる容
量素子を製造することができる。
【0043】請求項13記載の容量素子の製造方法は、
請求項11または12記載の容量素子の製造方法におい
て、第1の電極に白金または白金を含む合金を用いる。
【0044】請求項13記載の発明によれば、第1の電
極に仕事関数の大きい白金またはこの白金を含む合金を
用いているため、請求項11または12記載の発明より
もさらにリーク電流を低減することのできる容量素子を
製造することができる。
【0045】請求項14記載の容量素子の製造方法は、
請求項13記載の容量素子の製造方法において、アニー
ルは、酸化性ガス雰囲気で250℃以上800℃以下で
行う。
【0046】請求項14記載の発明によれば、アニール
を酸化性ガス雰囲気で250℃以上800℃以下で行う
ため、白金膜または白金を含む合金膜の応力が大きく変
化し、その結果、急峻な尖った部分をまるめることがで
きる。したがって、リーク電流を低減することのできる
半導体装置を製造することができる。
【0047】請求項15記載の容量素子の製造方法は、
請求項13記載の容量素子の製造方法において、アニー
ルは、不活性ガス雰囲気で300℃以上900℃以下で
行う。
【0048】請求項15記載の発明によれば、アニール
を不活性ガス雰囲気で300℃以上900℃以下で行う
ため、白金膜または白金を含む合金膜の応力が大きく変
化し、その結果、急峻な尖った部分をまるめることがで
きる。したがって、リーク電流を低減することのできる
半導体装置を製造することができる。
【0049】請求項16記載の容量素子の製造方法は、
請求項13記載の容量素子の製造方法において、アニー
ルは、水素を含有するガス雰囲気で350℃以上100
0℃以下で行う。
【0050】請求項16記載の発明によれば、アニール
を水素を含有するガス雰囲気で350℃以上1000℃
以下で行うため、白金膜または白金を含む合金膜の応力
が大きく変化し、その結果、急峻な尖った部分をまるめ
ることができる。したがって、リーク電流を低減するこ
とのできる半導体装置を製造することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態について、図1を用いて説明す
る。図1は本発明の第1の実施の形態における半導体装
置の製造工程を示す断面図である。図1において、直径
が8インチのウェハである半導体基板1の上にゲート電
極、ソース・ドレイン領域などからなるメモリセルトラ
ンジスタが形成されている(図示せず)。
【0052】まず、CVD法により半導体基板1の上に
シリコン酸化膜からなる下部層間絶縁膜2を形成し、リ
ソグラフィやドライエッチングによりこの下部層間絶縁
膜2を貫通して半導体基板1の一部(DRAMではメモ
リセルトランジスタのソース領域)に到達する接続孔を
形成する。そして,接続孔を埋めるポリシリコン膜から
なるポリシリコンプラグ3を形成する(図1(a))。
【0053】次に、基板上にCVD法によりシリコン酸
化膜4およびシリコン窒化膜5からなる上部層間絶縁膜
を形成し、フォトリソグラフィやドライエッチングによ
りこの上部層間絶縁膜を貫通してポリシリコンプラグ3
の直上部に到達するホール6を形成する(図1
(b))。このホール6の径は例えば0.4[μm]
で、下部層間絶縁膜に形成した接続孔の径は例えば0.
15[μm]である。
【0054】そして、スパッタ法によりホール6の内壁
から上部層間絶縁膜表面にわたる領域上に密着層となる
極薄のTi膜を形成した後(図示せず)、スパッタ法に
よりTi膜上に厚み20[nm]のPt薄膜7を形成す
る。次に,このPt膜7の上にCVD法を用いて酸化膜
8を400[nm]成膜する(図1(c))。
【0055】ドライエッチを用いて酸化膜8を400
[nm]だけエッチングを行い、ホール6内にのみ酸化
膜8を残す。さらに、ホール6以外に残存しているPt
膜7をAr,O2,Cl2ガスを用いてエッチングする
(図1(d))。
【0056】その後、ホール6に残っている酸化膜8を
HF溶液により除去し、ホール6にPt膜7を残す(図
1(e))。このホール6内に残ったPt膜7が下部白
金電極となる。
【0057】このとき、下部白金電極(Pt膜7)はホ
ール6内の側面部と底部に形成されているが、側面部の
上面(シリコン酸化膜4と同レベルにある面)の形状が
問題となる。この部分がエッチングにさらされ、白金の
粒界にそってエッチングが進行し、尖った形状が形成さ
れるからである。この尖った形状を放置すると上部電極
との間にリーク電流が流れるため、このエッチングにさ
らされる部分の尖った形状を和らげる必要がある。そこ
で、アニール処理により白金原子を移動させることによ
り、図2に示すように尖った形状をまるめるのである。
特に白金は以下の温度条件・雰囲気条件によりグレイン
(結晶粒)が成長して尖った部分が丸くなるので、アニ
ールにより表面エネルギーを安定させると、形状として
角がとれたものになると考えられる。尖った部分がなく
なることにより、下部電極の尖った部分への電界の集中
がなくなり、リークの発生をなくすことができる。特に
白金は尖ったのを回復するのに有効な材料でもある。
【0058】例えば、酸素5SLM,温度300℃の条
件で3分間アニールを行う。不活性ガス雰囲気であれば
300℃,1〜10分で同様の効果が得られる。また、
水素含むガス雰囲気であれば350℃,1〜20分で同
様の効果が得られる。また下部電極も白金以外にモリブ
デン等の高融点金属を用いることもできる。なお、各ガ
ス雰囲気の温度は膜(Pt膜7)の内部応力を0にする
温度を通過するように設定することで、電極が丸まる効
果が顕著になる。
【0059】その後は、一般的な方法でBST膜(容量
絶縁膜9)および上部Pt膜(上部電極10)を成膜す
ることによりコーンケーブ型キャパシタが形成できる
(図1(f))。
【0060】たとえば下部白金電極(Pt膜7)上にC
VD法により容量絶縁膜9を形成するが、容量絶縁膜9
として、比誘電率の大きな材料である酸化アルミニウム
や五酸化タンタルなどの金属酸化物,ペロブスカイト結
晶構造を有するバリウムストロンチウムチタンオキサイ
ド(BST),鉛ジルコニウムチタンオキサイド(PZ
T),ストロンチウムビスマスタンタルオキサイド(S
BT)などの材料を用いることができる。
【0061】さらに上部電極10上に層間絶縁膜(シリ
コン酸化膜)を形成し、配線層11や配線層11と上部
電極10とを電気的に接続する上部電極コンタクトプラ
グ12を形成することにより半導体装置が形成できる。
【0062】以上の第1の実施の形態によれば、下部白
金電極(Pt膜7)の尖った部分を最適な条件でアニー
ル処理して丸めることにより、リーク電流の発生の少な
い高性能なキャパシタならびにこのキャパシタを備えた
半導体装置を形成できる。
【0063】なお、本実施の形態において、下部電極に
Ptを用いたが、Ptを含む合金でも差し支えない。
【0064】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態について、図3を用いて説明する。図3は
本発明の第2の実施の形態における半導体装置の製造工
程を示す断面図である。
【0065】まず、CVD法により半導体基板31の上
にシリコン酸化膜32,シリコン窒化膜33からなる絶
縁膜を形成し、リソグラフィやドライエッチングにより
この絶縁膜を貫通して半導体基板1の一部に到達する接
続孔を形成する。そして、接続孔を埋めるポリシリコン
膜からなるポリシリコンプラグ34を形成する(図3
(a))。
【0066】次に、CVD法により300[nm]を厚
さをもつ酸化膜35をシリコン窒化膜33上に形成し、
フォトリソグラフィやドライエッチングによりこの30
0[nm]厚の酸化膜35を貫通してポリシリコンプラ
グ34の直上部に到達するホール36を形成する(図3
(b))。
【0067】そして、スパッタ法によりホール36内を
埋め込むように300[nm]厚のPt膜37を全面に
形成する(図3(c))。このPt膜37はガバレッジ
の良好なCVD法で形成することが望ましい。
【0068】その後、エッチバックもしくはCMP法を
用いてホール36内にのみPt膜37を残す(図3
(d))。
【0069】このPt膜37が下部電極となるが、この
とき、電極上面(300[mm]厚の酸化膜35と同じ
レベルにある面)の形状が問題になる。エッチバックも
しくはCMP処理により白金の粒界に沿って尖った形状
が形成されるからである。この尖った形状を放置すると
上部電極との間にリーク電流が流れるため、この尖った
部分を和らげる必要がある。そこでアニール処理により
白金原子を移動させることにより図4に示すように尖っ
た形状をまるめるのである。特に白金は第1の実施の形
態と同様の温度条件・雰囲気条件によりグレイン(結晶
粒)が成長して尖った部分が丸くなるので、アニールに
より表面エネルギーを安定させると、形状として角がと
れたものになると考えられる。尖った部分がなくなるこ
とにより、下部電極の尖った部分への電界の集中がなく
なり、リークの発生をなくすことができる。特に白金は
尖ったのを回復するのに有効な材料でもある。
【0070】その後、酸化膜35をHF溶液等で除去す
る(図3(e))。
【0071】その後は、一般的な方法でBST膜(容量
絶縁膜38)および上部Pt膜(上部電極39)を成膜
することによりキャパシタが形成できる(図3
(f))。
【0072】たとえば下部白金電極(Pt膜37)上に
CVD法により容量絶縁膜38を形成するが、容量絶縁
膜38として、比誘電率の大きな材料である酸化アルミ
ニウムや五酸化タンタルなどの金属酸化物,ペロブスカ
イト結晶構造を有するバリウムストロンチウムチタンオ
キサイド(BST),鉛ジルコニウムチタンオキサイド
(PZT),ストロンチウムビスマスタンタルオキサイ
ド(SBT)などの材料を用いることができる。
【0073】さらに上部電極39上に層間絶縁膜(シリ
コン酸化膜)を形成し、配線層40や配線層40と上部
電極39とを電気的に接続する上部電極コンタクトプラ
グ40’を形成することにより半導体装置が形成でき
る。
【0074】以上の第2の実施の形態によれば、下部白
金電極(Pt膜37)の尖った部分を最適な条件でアニ
ール処理して丸めることにより、リーク電流の発生の少
ない高性能なキャパシタならびにこのキャパシタを備え
た半導体装置を形成できる。
【0075】なお、本実施の形態において、下部電極に
Ptを用いたが、Ptを含む合金でも差し支えない。
【0076】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電極の端
部が微視的に見て急峻に尖っていないことを特徴とする
ため、電極端部において発生するリーク電流を低減する
ことのできる半導体装置を実現することができる。例え
ば、絶縁膜を介して電極の端部と対向する他の電極があ
る場合に、両電極間のリーク電流を低減できる半導体装
置を実現することができる。
【0077】請求項2記載の発明によれば、電極に仕事
関数の大きい白金またはこの白金を含む合金を採用して
いるため、請求項1記載の発明よりもさらにリーク電流
を低減することのできる半導体装置を実現することがで
きる。
【0078】請求項3記載の発明によれば、第1の電極
の端部が微視的に見て急峻に尖っていないため、第1の
電極と第2の電極との間で発生するリーク電流を低減す
ることのできる容量素子を実現することができる。
【0079】請求項4記載の発明によれば、第1の電極
の表面が微視的に見て急峻に尖っていないため、第1の
電極と第2の電極との間で発生するリーク電流を低減す
ることのできる容量素子を実現することができる。
【0080】請求項5記載の発明によれば、第1の電極
に仕事関数の大きい白金またはこの白金を含む合金を採
用しているため、請求項3または4記載の発明よりもさ
らにリーク電流を低減することのできる容量素子を実現
することができる。
【0081】請求項6記載の発明によれば、電極の端部
がエッチングされた後にこのエッチングされた面をアニ
ールすることによりエッチングされたときに発生する、
急峻な尖った面をまるめてなだらかにすることができ
る。したがって、電極に発生するリーク電流を低減する
ことのできる半導体装置を製造することができる。例え
ば、絶縁膜を介して電極の端部と対向する他の電極があ
る場合に、両電極間のリーク電流を低減できる半導体装
置を製造することができる。
【0082】請求項7記載の発明によれば、電極に仕事
関数の大きい白金またはこの白金を含む合金を用いてい
るため、請求項6記載の発明よりもさらにリーク電流を
低減することのできる半導体装置を製造することができ
る。
【0083】請求項8記載の発明によれば、アニールを
酸化性ガス雰囲気で250℃以上800℃以下で行うた
め、白金膜または白金を含む合金膜の応力が大きく変化
し、その結果、急峻な尖った部分をまるめることができ
る。したがって、リーク電流を低減することのできる半
導体装置を製造することができる。
【0084】請求項9記載の発明によれば、アニールを
不活性ガス雰囲気で300℃以上900℃以下で行うた
め、白金膜または白金を含む合金膜の応力が大きく変化
し、その結果、急峻な尖った部分をまるめることができ
る。したがって、リーク電流を低減することのできる半
導体装置を製造することができる。
【0085】請求項10記載の発明によれば、アニール
を水素を含有するガス雰囲気で350℃以上1000℃
以下で行うため、白金膜または白金を含む合金膜の応力
が大きく変化し、その結果、急峻な尖った部分をまるめ
ることができる。したがって、リーク電流を低減するこ
とのできる半導体装置を製造することができる。
【0086】請求項11記載の発明によれば、第1の電
極を形成した後にアニールすることにより、エッチング
または化学的機械的研磨によって第1の電極の端面に発
生する、急峻に尖った部分をまるめてなだらかにするこ
とができる。したがって、第1の電極端面と第2の電極
との間で発生するリーク電流を低減することのできる容
量素子を製造することができる。
【0087】請求項12記載の発明によれば、第1の電
極を形成した後にアニールすることにより凹部を形成し
た絶縁膜表面と同レベルにある第1の電極の表面に発生
する、急峻な尖った部分をまるめてなだらかにすること
ができる。したがって、第1の電極表面と第2の電極と
の間で発生するリーク電流を低減することのできる容量
素子を製造することができる。
【0088】請求項13記載の発明によれば、第1の電
極に仕事関数の大きい白金またはこの白金を含む合金を
用いているため、請求項11または12記載の発明より
もさらにリーク電流を低減することのできる容量素子を
製造することができる。
【0089】請求項14記載の発明によれば、アニール
を酸化性ガス雰囲気で250℃以上800℃以下で行う
ため、白金膜または白金を含む合金膜の応力が大きく変
化し、その結果、急峻な尖った部分をまるめることがで
きる。したがって、リーク電流を低減することのできる
半導体装置を製造することができる。
【0090】請求項15記載の発明によれば、アニール
を不活性ガス雰囲気で300℃以上900℃以下で行う
ため、白金膜または白金を含む合金膜の応力が大きく変
化し、その結果、急峻な尖った部分をまるめることがで
きる。したがって、リーク電流を低減することのできる
半導体装置を製造することができる。
【0091】請求項16記載の発明によれば、アニール
を水素を含有するガス雰囲気で350℃以上1000℃
以下で行うため、白金膜または白金を含む合金膜の応力
が大きく変化し、その結果、急峻な尖った部分をまるめ
ることができる。したがって、リーク電流を低減するこ
とのできる半導体装置を製造することができる。
【0092】本発明によれば,貴金属や高融点金属を電
極材料に用いて凹部型等の下部電極を有する容量素子を
形成する場合に、エッチングによって凹部型等の下部電
極の端面等に発生する、微視的に見て急峻に尖った形状
をまるめてなだらかにするため、リーク電流を低減する
ことのできる容量素子およびこの容量素子を含む半導体
装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における容量素子の
製造工程を示す断面工程図
【図2】本発明の第1の実施の形態における容量素子の
白金電極端部の概略拡大図
【図3】本発明の第2の実施の形態における容量素子の
製造工程を示す断面工程図
【図4】本発明の第2の実施の形態における容量素子の
白金電極表面の概略拡大図
【図5】白金薄膜応力と温度との関係を示す特性図
【図6】従来例の容量素子の製造工程を示す断面工程図
【図7】従来例の容量素子の白金電極端部の概略拡大図
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 シリコン酸化膜 3 ポリシリコンプラグ 4 シリコン酸化膜 5 シリコン窒化膜 6 ホール 7 Pt膜 8 CVD酸化膜 9 容量絶縁膜 10 上部電極 11 配線層 12 上部電極コンタクトプラグ 31 シリコン基板 32 シリコン酸化膜 33 シリコン窒化膜 34 ポリシリコンプラグ 35 シリコン酸化膜 36 ホール 37 Pt膜 38 容量絶縁膜 39 上部電極 40 配線層 40’上部電極コンタクトプラグ 41 シリコン基板 42 シリコン酸化膜 43 ポリシリコンプラグ 44 シリコン酸化膜 45 シリコン窒化膜 46 ホール 47 白金膜 48 CVD酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 AC05 AC10 AC15 AV06 DF05 EZ17 EZ20 5F083 AD31 AD42 AD49 GA06 JA06 JA14 JA15 JA17 JA38 JA39 MA06 MA20 PR03 PR07 PR12 PR39 PR40

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された絶縁膜と、前記絶縁
    膜に端部が露出した状態で埋め込まれた電極とを備えた
    半導体装置であって、前記電極の前記端部は、微視的に
    見て急峻に尖っていないことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 電極は、白金または白金を含む合金であ
    る請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 基板上に形成された凹部を有する絶縁膜
    と、前記凹部表面に形成された第1の電極と、前記第1
    の電極に対向するように形成された第2の電極と、前記
    第1の電極と前記第2の電極との間に介在する容量絶縁
    膜とを備えた容量素子であって、前記凹部を有する絶縁
    膜表面とほぼ同じレベルにある前記第1の電極の端部
    は、微視的に見て急峻に尖っていないことを特徴とする
    容量素子。
  4. 【請求項4】 基板上に形成された第1の電極と、前記
    第1の電極に対向するように形成された第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に介在する容量
    絶縁膜とを備えた容量素子であって、前記第1の電極の
    表面は、微視的に見て急峻に尖っていないことを特徴と
    する容量素子。
  5. 【請求項5】 第1の電極は、白金または白金を含む合
    金である請求項3または4記載の容量素子。
  6. 【請求項6】 基板上に形成された絶縁膜に、端部が露
    出した状態で埋め込まれた電極を備え、前記電極の端部
    の露出面がエッチングされた面である半導体装置の製造
    方法であって、前記電極の端部が前記エッチングされた
    後に前記エッチングされた面をアニールすることにより
    前記エッチングされた面の微視的に見て急峻に尖った部
    分をまるめることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 電極に白金または白金を含む合金を用い
    る請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 アニールは、酸化性ガス雰囲気で250
    ℃以上800℃以下で行う請求項7記載の半導体装置の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 アニールは、不活性ガス雰囲気で300
    ℃以上900℃以下で行う請求項7記載の半導体装置の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 アニールは、水素を含有するガス雰囲
    気で350℃以上1000℃以下で行う請求項7記載の
    半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 基板上に絶縁膜を形成する工程と、前
    記絶縁膜に凹部を形成する工程と、前記凹部表面から前
    記絶縁膜表面にわたり電極材料を堆積する工程と、前記
    凹部以外の前記絶縁膜上の前記電極材料をエッチングし
    て前記凹部表面に第1の電極を形成する工程と、前記第
    1の電極上に容量絶縁膜を形成する工程と、前記容量絶
    縁膜上に第2の電極を形成する工程とを含む容量素子の
    製造方法であって、前記第1の電極を形成した後にアニ
    ールすることにより前記凹部の形成された絶縁膜表面と
    同じレベルにある前記第1の電極の端部の微視的に見て
    急峻な尖った部分をまるめることを特徴とする容量素子
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 基板上に絶縁膜を形成する工程と、前
    記絶縁膜に凹部を形成する工程と、前記凹部表面から前
    記絶縁膜表面にわたり電極材料を堆積する工程と、前記
    凹部以外の前記絶縁膜上の前記電極材料をエッチングま
    たは化学的機械的研磨することにより前記凹部を埋め込
    む第1の電極を形成する工程と、前記第1の電極上に容
    量絶縁膜を形成する工程と、前記容量絶縁膜上に第2の
    電極を形成する工程とを含む容量素子の製造方法であっ
    て、前記第1の電極を形成した後にアニールすることに
    より前記第1の電極の表面の微視的に見て急峻な尖った
    部分をまるめることを特徴とする容量素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 第1の電極に白金または白金を含む合
    金を用いる請求項11または12記載の容量素子の製造
    方法。
  14. 【請求項14】 アニールは、酸化性ガス雰囲気で25
    0℃以上800℃以下で行う請求項13記載の容量素子
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 アニールは、不活性ガス雰囲気で30
    0℃以上900℃以下で行う請求項13記載の容量素子
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 アニールは、水素を含有するガス雰囲
    気で350℃以上1000℃以下で行う請求項13記載
    の容量素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112053935A (zh) * 2020-09-15 2020-12-08 重庆邮电大学 一种高k值氧化锆钛复合绝缘层薄膜及其晶体管制备方法

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