JP2003074950A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents
空気調和機の制御方法Info
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- JP2003074950A JP2003074950A JP2001262712A JP2001262712A JP2003074950A JP 2003074950 A JP2003074950 A JP 2003074950A JP 2001262712 A JP2001262712 A JP 2001262712A JP 2001262712 A JP2001262712 A JP 2001262712A JP 2003074950 A JP2003074950 A JP 2003074950A
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- blowers
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2313/00—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
- F25B2313/029—Control issues
- F25B2313/0294—Control issues related to the outdoor fan, e.g. controlling speed
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気調和機の制御方法において、室外機の電
気部品の温度保護を図り、騒音の低減を図ることを目的
とする。 【解決手段】 室外機の制御部5は、外気温度センサ1
からの検出信号により外気温度を外気温度検出部5aで
検出するとともに、入力電流センサ2からの検出信号に
より入力電流を電流算出部5bで検出し、あるいは、室
内機8,9からの制御信号により室内機要求能力を室内
機要求能力判別部5bbで判別し、これら外気温度およ
び入力電流(あるいは室内機8,9の要求能力)に応じ
て2台の送風機3,4の運転および速度を運転状態/速
度決定部5cで決定する。外気温度および入力電流(要
求能力)をそれぞれ複数ゾーンに分け、外気温度が高い
ゾーンにあり入力電流(要求能力)が低いゾーンになる
ほど、一方の送風機を強風とするとともに、他方の送風
機を弱風あるいは停止とし、外気温度が低いゾーンにあ
り入力電流(要求能力)が低いゾーンになるほど、一方
の送風機を弱風とするとともに、他方の送風機を弱風あ
るいは停止としてなる。
気部品の温度保護を図り、騒音の低減を図ることを目的
とする。 【解決手段】 室外機の制御部5は、外気温度センサ1
からの検出信号により外気温度を外気温度検出部5aで
検出するとともに、入力電流センサ2からの検出信号に
より入力電流を電流算出部5bで検出し、あるいは、室
内機8,9からの制御信号により室内機要求能力を室内
機要求能力判別部5bbで判別し、これら外気温度およ
び入力電流(あるいは室内機8,9の要求能力)に応じ
て2台の送風機3,4の運転および速度を運転状態/速
度決定部5cで決定する。外気温度および入力電流(要
求能力)をそれぞれ複数ゾーンに分け、外気温度が高い
ゾーンにあり入力電流(要求能力)が低いゾーンになる
ほど、一方の送風機を強風とするとともに、他方の送風
機を弱風あるいは停止とし、外気温度が低いゾーンにあ
り入力電流(要求能力)が低いゾーンになるほど、一方
の送風機を弱風とするとともに、他方の送風機を弱風あ
るいは停止としてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導電動機を用いた
複数台の送風機を室外機に備えた空気調和機の制御方法
に係り、特に詳しくは、室外機の電気部品の温度保護を
図るとともに、騒音の低減を図る空気調和機の制御方法
に関するものである。
複数台の送風機を室外機に備えた空気調和機の制御方法
に係り、特に詳しくは、室外機の電気部品の温度保護を
図るとともに、騒音の低減を図る空気調和機の制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室外機送風機の駆動手段と
しては、一般的に誘導電動機が採用されている。送風機
は、室外熱交換の効率向上を図る一方、室外機の制御部
品(電気部品)を冷却する役目(温度保護)も果たして
いる。したがって、送風機の風量により電気部品の冷却
効果が変わり、電気部品の冷却温度は、少なくとも室外
機の入力交流電流(入力電流)、負荷状態によって大き
く変わる。
しては、一般的に誘導電動機が採用されている。送風機
は、室外熱交換の効率向上を図る一方、室外機の制御部
品(電気部品)を冷却する役目(温度保護)も果たして
いる。したがって、送風機の風量により電気部品の冷却
効果が変わり、電気部品の冷却温度は、少なくとも室外
機の入力交流電流(入力電流)、負荷状態によって大き
く変わる。
【0003】例えば、外気温度が低くくとも、その入力
電流が大きければ、電気部品の温度は高くなり、入力電
流がそれほど大きくなくとも、外気温度が高ければ、電
気部品の温度は高くなる。特に、能力の大きい空気調和
機では、室外機の送風機が複数台備えられていることか
ら負荷変動が大きく、また、要求される能力によっては
負荷が大きく変わってくる。したがって、負荷状態等に
よって必要とする風量は変わる。
電流が大きければ、電気部品の温度は高くなり、入力電
流がそれほど大きくなくとも、外気温度が高ければ、電
気部品の温度は高くなる。特に、能力の大きい空気調和
機では、室外機の送風機が複数台備えられていることか
ら負荷変動が大きく、また、要求される能力によっては
負荷が大きく変わってくる。したがって、負荷状態等に
よって必要とする風量は変わる。
【0004】このため、入力電流が低くとも、電気部品
を保護することができるような風量を得るように設計す
る必要があり、例えば、送風機の速度を上げるような設
計を施す。また、外気温度が高いと、室外機の電気部品
をより冷却する必要があるため、外気温度に応じて送風
機の強風、弱風の何れかに切り替える制御を行うものも
ある。
を保護することができるような風量を得るように設計す
る必要があり、例えば、送風機の速度を上げるような設
計を施す。また、外気温度が高いと、室外機の電気部品
をより冷却する必要があるため、外気温度に応じて送風
機の強風、弱風の何れかに切り替える制御を行うものも
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記空気調和機の制御
方法においては、電気部品を冷却するため、送風機の速
度を上げると騒音が大きくなり、過剰の温度保護が騒音
を異常に大きくするという問題点がある。
方法においては、電気部品を冷却するため、送風機の速
度を上げると騒音が大きくなり、過剰の温度保護が騒音
を異常に大きくするという問題点がある。
【0006】また、外気温度に応じて送風機を強風、弱
風に切り替える制御では、電源電圧によって風量が大き
く変わるため、常に同じ外気温度で切り替えるようにし
なければならない。例えば、低入力電流状態に合わせて
外気温度で強風、弱風を切り替えを決めると、入力電流
が高い場合には騒音が大きく、かつ、過剰な部品の温度
保護となり、逆に高入力電流に合わせて外気温度で強
風、弱風を切り替えを決めると、入力電流が低い場合に
部品の温度保護が適切でなくなり、送風機の適切な制御
が行われない。
風に切り替える制御では、電源電圧によって風量が大き
く変わるため、常に同じ外気温度で切り替えるようにし
なければならない。例えば、低入力電流状態に合わせて
外気温度で強風、弱風を切り替えを決めると、入力電流
が高い場合には騒音が大きく、かつ、過剰な部品の温度
保護となり、逆に高入力電流に合わせて外気温度で強
風、弱風を切り替えを決めると、入力電流が低い場合に
部品の温度保護が適切でなくなり、送風機の適切な制御
が行われない。
【0007】この場合、能力の大きな大型の機種等で複
数の送風機を室外機に備えている空気調和機では、風量
が大きく変わることから、部品の温度保護に大きく左右
し、風量を過剰に増やせば、騒音が大きくなり、送風機
の適切な制御が行われない。
数の送風機を室外機に備えている空気調和機では、風量
が大きく変わることから、部品の温度保護に大きく左右
し、風量を過剰に増やせば、騒音が大きくなり、送風機
の適切な制御が行われない。
【0008】なお、AC駆動方式ではなくDC駆動方式
を採用するものでは、電源電圧が異なっても常に送風機
の回転数を一定とすることができ、また、騒音も少ない
という利点があるものの、駆動用の回路等がAC駆動方
式と比較して高価なものになってしまうという問題点が
ある。
を採用するものでは、電源電圧が異なっても常に送風機
の回転数を一定とすることができ、また、騒音も少ない
という利点があるものの、駆動用の回路等がAC駆動方
式と比較して高価なものになってしまうという問題点が
ある。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、誘導電動機の送風機において、入力
電流状態(あるいは室内機要求能力)と外気温度状態と
により送風機の運転状態および速度を切り替え、電気部
品の温度保護を適切に行うとともに、騒音を最小限に抑
えることができるようにした空気調和機の制御方法を提
供することにある。
あり、その目的は、誘導電動機の送風機において、入力
電流状態(あるいは室内機要求能力)と外気温度状態と
により送風機の運転状態および速度を切り替え、電気部
品の温度保護を適切に行うとともに、騒音を最小限に抑
えることができるようにした空気調和機の制御方法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数台の室内機および室外機からなり、
室外機の送風機の駆動に誘導電動機を用いるとともに、
送風機を複数個設け、かつ、送風機の速度を複数段に切
り替え可能とする空気調和機の制御方法において、外気
温度を検出するとともに、上記室外機の入力交流電流
(入力電流)を検出し、あるいは、上記室内機からの要
求能力を判別して外気温度および入力電流あるいは室内
機要求能力に応じて上記複数の送風機を制御し、外気温
度が低く、入力電流あるいは室内機要求能力が低くなる
ほど、それら送風機の運転および速度をそれぞれ異なる
ようにする一方、少なくとも外気温度が低く、入力電流
あるいは室内機要求能力が低くなるほど、送風機の速度
を遅くするようにしたことを特徴としている。
に、本発明は、複数台の室内機および室外機からなり、
室外機の送風機の駆動に誘導電動機を用いるとともに、
送風機を複数個設け、かつ、送風機の速度を複数段に切
り替え可能とする空気調和機の制御方法において、外気
温度を検出するとともに、上記室外機の入力交流電流
(入力電流)を検出し、あるいは、上記室内機からの要
求能力を判別して外気温度および入力電流あるいは室内
機要求能力に応じて上記複数の送風機を制御し、外気温
度が低く、入力電流あるいは室内機要求能力が低くなる
ほど、それら送風機の運転および速度をそれぞれ異なる
ようにする一方、少なくとも外気温度が低く、入力電流
あるいは室内機要求能力が低くなるほど、送風機の速度
を遅くするようにしたことを特徴としている。
【0011】上記外気温度および入力電流の範囲をそれ
ぞれ複数ゾーンに分けて各ゾーン毎に複数の送風機の運
転および速度を設定し、それら送風機を強風、弱風およ
び停止の何れかの運転状態にするとよい。上記外気温度
および要求能力の範囲をそれぞれ複数ゾーンに分けて各
ゾーン毎に複数の送風機の運転および速度を設定し、そ
れら送風機を強風、弱風および停止の何れかの運転状態
にするとよい。この場合、少なくとも1台の送風機を強
風あるいは弱風とし、他の送風機を強風、あるいは弱風
もしくは停止とすることにより、室外機の熱交換へ影響
を与えることなく、電気部品の温度保護が図れ、しかも
騒音の発生が抑えられる。
ぞれ複数ゾーンに分けて各ゾーン毎に複数の送風機の運
転および速度を設定し、それら送風機を強風、弱風およ
び停止の何れかの運転状態にするとよい。上記外気温度
および要求能力の範囲をそれぞれ複数ゾーンに分けて各
ゾーン毎に複数の送風機の運転および速度を設定し、そ
れら送風機を強風、弱風および停止の何れかの運転状態
にするとよい。この場合、少なくとも1台の送風機を強
風あるいは弱風とし、他の送風機を強風、あるいは弱風
もしくは停止とすることにより、室外機の熱交換へ影響
を与えることなく、電気部品の温度保護が図れ、しかも
騒音の発生が抑えられる。
【0012】上記送風機が2台である場合には、上記外
気温度が高いゾーンにあり上記入力電流が低いゾーンに
なるほど、一方の送風機を強風とするとともに、他方の
送風機を弱風あるいは停止とし、上記外気温度が低いゾ
ーンにあり入力電流が低いゾーンになるほど、一方の送
風機を弱風とするとともに、他方の送風機を弱風あるい
は停止にするとよい。上記送風機が2台である場合に
は、上記外気温度が高いゾーンにあり上記要求能力が低
いゾーンになるほど、一方の送風機を強風とするととも
に、他方の送風機を弱風あるいは停止とし、上記外気温
度が低いゾーンにあり要求能力が低いゾーンになるほ
ど、一方の送風機を弱風とするとともに、他方の送風機
を弱風あるいは停止とし、上記要求能力が複数台の室内
機で異なる場合には、大きい方の要求能力を用い、ある
いは両方の要求能力の平均値を用いるとよい。これによ
り、一方の送風機が強風あるいは弱風となることから、
室外機の熱交換へ悪影響を及ぼすこともなく、また、他
方の送風機が強風あるいは弱風もしくは停止となること
から、騒音が抑えられる。
気温度が高いゾーンにあり上記入力電流が低いゾーンに
なるほど、一方の送風機を強風とするとともに、他方の
送風機を弱風あるいは停止とし、上記外気温度が低いゾ
ーンにあり入力電流が低いゾーンになるほど、一方の送
風機を弱風とするとともに、他方の送風機を弱風あるい
は停止にするとよい。上記送風機が2台である場合に
は、上記外気温度が高いゾーンにあり上記要求能力が低
いゾーンになるほど、一方の送風機を強風とするととも
に、他方の送風機を弱風あるいは停止とし、上記外気温
度が低いゾーンにあり要求能力が低いゾーンになるほ
ど、一方の送風機を弱風とするとともに、他方の送風機
を弱風あるいは停止とし、上記要求能力が複数台の室内
機で異なる場合には、大きい方の要求能力を用い、ある
いは両方の要求能力の平均値を用いるとよい。これによ
り、一方の送風機が強風あるいは弱風となることから、
室外機の熱交換へ悪影響を及ぼすこともなく、また、他
方の送風機が強風あるいは弱風もしくは停止となること
から、騒音が抑えられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
および図2を参照して詳細に説明する。図1において、
この空気調和機の制御方法が適用される室外機は、外気
温度Tcを検出するための外気温度センサ1と、入力交
流電流(入力電流;室内機要求能力に対応して変化す
る)Iを検出するための入力電流センサ(CT)2と、
少なくとも2台の送風機3,4と、それら外気温度Tc
および入力電流I(あるいは室内機要求能力(例えば送
風機回転数))を検出し、これら温度、電流(あるいは
回転数)に応じて2台の送風機3,4を所定に制御する
ための制御部5と、2台の送風機3,4をそれぞれ駆動
するための駆動部6,7とを備えている。
および図2を参照して詳細に説明する。図1において、
この空気調和機の制御方法が適用される室外機は、外気
温度Tcを検出するための外気温度センサ1と、入力交
流電流(入力電流;室内機要求能力に対応して変化す
る)Iを検出するための入力電流センサ(CT)2と、
少なくとも2台の送風機3,4と、それら外気温度Tc
および入力電流I(あるいは室内機要求能力(例えば送
風機回転数))を検出し、これら温度、電流(あるいは
回転数)に応じて2台の送風機3,4を所定に制御する
ための制御部5と、2台の送風機3,4をそれぞれ駆動
するための駆動部6,7とを備えている。
【0014】上記制御部5は、外気温度センサ1からの
検出信号により外気温度Tcを検出する外気温度検出部
5aと、入力電流センサ2からの検出信号により入力電
流Iを算出する電流算出部5bと、予め下記表1を記憶
する。そして検出した外気温度Tcおよび入力電流Iに
応じて表1を参照し、2台の送風機3,4の運転状態お
よび速度を決定して制御する運転状態/速度決定部5c
とを備えている。
検出信号により外気温度Tcを検出する外気温度検出部
5aと、入力電流センサ2からの検出信号により入力電
流Iを算出する電流算出部5bと、予め下記表1を記憶
する。そして検出した外気温度Tcおよび入力電流Iに
応じて表1を参照し、2台の送風機3,4の運転状態お
よび速度を決定して制御する運転状態/速度決定部5c
とを備えている。
【0015】
【表1】
【0016】上記表1について説明すると、外気温度T
cの範囲をA,B,Cゾーンに分け(Aゾーン>Bゾー
ン>Cゾーン)、入力電流Iの動作範囲(あるいは室内
機要求能力範囲(回転数領域))をa,b,cゾーンに
分けている(aゾーン>bゾーン>cゾーン)。このと
き、外気温度Tcが高いほど、風量を強くし、入力電流
Iが大きいほど(回転数が高いほど)、風量を強くする
ようにしている。
cの範囲をA,B,Cゾーンに分け(Aゾーン>Bゾー
ン>Cゾーン)、入力電流Iの動作範囲(あるいは室内
機要求能力範囲(回転数領域))をa,b,cゾーンに
分けている(aゾーン>bゾーン>cゾーン)。このと
き、外気温度Tcが高いほど、風量を強くし、入力電流
Iが大きいほど(回転数が高いほど)、風量を強くする
ようにしている。
【0017】なお、上記室外機は複数の室内機8,9と
の間で空調制御に必要な信号等の授受を行う。また、当
該空気調和機に必要な部位(例えばコンプレッサ等)を
備えており、上記制御部5はそのコンプレッサ等の制御
も行う。
の間で空調制御に必要な信号等の授受を行う。また、当
該空気調和機に必要な部位(例えばコンプレッサ等)を
備えており、上記制御部5はそのコンプレッサ等の制御
も行う。
【0018】本発明では、上記入力電流Iの代わりに、
室内機要求能力を用いてもよい。すなわち、室内機要求
能力が大きいと、圧縮機回転数が高くなり、入力電流I
が増大することになり、つまり要求能力が入力電流Iに
反映されるからである。
室内機要求能力を用いてもよい。すなわち、室内機要求
能力が大きいと、圧縮機回転数が高くなり、入力電流I
が増大することになり、つまり要求能力が入力電流Iに
反映されるからである。
【0019】この場合、制御部5は2台の室内機8,9
のからの要求能力を判別する室内機能力判別部5bbを
備え、運転状態/速度決定部5cは外気温度Tcおよび
入力電流Iに応じて表1を参照し、2台の送風機3,4
の運転状態および速度を決定して制御する。
のからの要求能力を判別する室内機能力判別部5bbを
備え、運転状態/速度決定部5cは外気温度Tcおよび
入力電流Iに応じて表1を参照し、2台の送風機3,4
の運転状態および速度を決定して制御する。
【0020】次に、上記構成とした空気調和機の制御方
法を図2のフローチャート図を参照して説明する。まず
制御部5は、当該室温コントロールに必要な制御を室内
機8,9の制御部とともに行う一方、外気温度Tcを検
出し、また、入力電流Iを検出するか、室内機8,9の
要求能力を判別する(ステップST1)。
法を図2のフローチャート図を参照して説明する。まず
制御部5は、当該室温コントロールに必要な制御を室内
機8,9の制御部とともに行う一方、外気温度Tcを検
出し、また、入力電流Iを検出するか、室内機8,9の
要求能力を判別する(ステップST1)。
【0021】外気温度Tcが上記表1のA,B,Cゾー
ンの何れに入っているか否かを決定し(ステップST
2)、入力電流Iあるいは回転数が上記表1のa,b,
cゾーンの何れに入っているか否かを決定する(ステッ
プST3)。それら判断したゾーンをもとにし、表1か
ら2台の送風機3,4の運転状態/速度を決定し(ステ
ップST4)、この決定にしたがって2台の送風機を制
御する。
ンの何れに入っているか否かを決定し(ステップST
2)、入力電流Iあるいは回転数が上記表1のa,b,
cゾーンの何れに入っているか否かを決定する(ステッ
プST3)。それら判断したゾーンをもとにし、表1か
ら2台の送風機3,4の運転状態/速度を決定し(ステ
ップST4)、この決定にしたがって2台の送風機を制
御する。
【0022】例えば、外気温度TcがAゾーンに入って
おり、入力電流I(あるいは要求能力)がaゾーンに入
っている場合には、2台の送風機3,4を、ともに強風
に決定して制御する。なお、その回転数を用いる場合に
室内機8,9からの要求能力が異なるようであれば、大
きい要求能力の方を用いるか、それら要求能力のトータ
ルの平均値を用いるとよい。
おり、入力電流I(あるいは要求能力)がaゾーンに入
っている場合には、2台の送風機3,4を、ともに強風
に決定して制御する。なお、その回転数を用いる場合に
室内機8,9からの要求能力が異なるようであれば、大
きい要求能力の方を用いるか、それら要求能力のトータ
ルの平均値を用いるとよい。
【0023】また、外気温度TcがBゾーンに入ってお
り、入力電流I(あるいは要求能力)がaゾーンに入っ
ている場合には、2台の送風機3,4のうち一方の送風
機3を強風に決定して制御するとともに、他方の送風機
4を弱風に決定して制御する。すなわち、外気温度Tc
がそれほど高くないことから、電気部品の温度保護的に
は強風でなくともよく、室外熱交換へ悪影響を及ぼすこ
ともないからである。このように、送風機4の風量を落
とすことにより、その騒音発生を抑えることができる。
り、入力電流I(あるいは要求能力)がaゾーンに入っ
ている場合には、2台の送風機3,4のうち一方の送風
機3を強風に決定して制御するとともに、他方の送風機
4を弱風に決定して制御する。すなわち、外気温度Tc
がそれほど高くないことから、電気部品の温度保護的に
は強風でなくともよく、室外熱交換へ悪影響を及ぼすこ
ともないからである。このように、送風機4の風量を落
とすことにより、その騒音発生を抑えることができる。
【0024】さらに、外気温度TcがCゾーンに入って
おり、入力電流I(あるいは要求能力)がaゾーンに入
っている場合には、2台の送風機3,4のうち一方の送
風機3を強風に決定して制御するとともに、他方の送風
機4を停止する。すなわち、外気温度Tcが低いことか
ら、一方の送風機3のみの風量によって電気部品の温度
保護を図ることができ、室外熱交換へ悪影響を及ぼすこ
ともないからである。このように、送風機4を停止する
ことにより、その騒音発生を完全に抑えることができ
る。
おり、入力電流I(あるいは要求能力)がaゾーンに入
っている場合には、2台の送風機3,4のうち一方の送
風機3を強風に決定して制御するとともに、他方の送風
機4を停止する。すなわち、外気温度Tcが低いことか
ら、一方の送風機3のみの風量によって電気部品の温度
保護を図ることができ、室外熱交換へ悪影響を及ぼすこ
ともないからである。このように、送風機4を停止する
ことにより、その騒音発生を完全に抑えることができ
る。
【0025】さらにまた、上述した外気温度Tcの各ゾ
ーンにおいて、入力電流I(あるいは要求能力)が低く
なってbゾーンやcゾーンに入った場合には、上記表1
にしたがって2台の送風機3,4を制御することから、
上述同様の効果を発揮することはいうまでもない。
ーンにおいて、入力電流I(あるいは要求能力)が低く
なってbゾーンやcゾーンに入った場合には、上記表1
にしたがって2台の送風機3,4を制御することから、
上述同様の効果を発揮することはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、以下に述
べる効果を奏する。本発明の空気調和機の制御方法は、
室外機の複数の送風機に誘導電動機を用いている場合に
外気温度を検出するとともに、室外機の入力交流電流
(入力電流)を検出し、あるいは複数台の室内機からの
要求能力を判別して外気温度および入力電流あるいは室
内機要求能力に応じて上記複数の送風機を制御するとと
もに、外気温度が低く、入力電流あるいは室内機要求能
力が低くなるほど、それら送風機の運転および速度をそ
れぞれ異なるようにし、少なくとも外気温度が低く、入
力電流あるいは室内機要求能力が低くなるほど、風速機
の速度を遅くしていることから、外気温度の負荷状態お
よび入力電流(あるいは室内機要求能力)に応じて送風
機の運転状態および速度を切り替えることになり、負荷
状態および入力電流(あるいは室内機要求能力)にかか
わらず、電気部品の温度保護を適切に行うことができ
る。しかも、騒音の最小限を抑えることができるだけで
なく、安価に実現でき、また、、消費電力を低減すると
いう効果がある。
べる効果を奏する。本発明の空気調和機の制御方法は、
室外機の複数の送風機に誘導電動機を用いている場合に
外気温度を検出するとともに、室外機の入力交流電流
(入力電流)を検出し、あるいは複数台の室内機からの
要求能力を判別して外気温度および入力電流あるいは室
内機要求能力に応じて上記複数の送風機を制御するとと
もに、外気温度が低く、入力電流あるいは室内機要求能
力が低くなるほど、それら送風機の運転および速度をそ
れぞれ異なるようにし、少なくとも外気温度が低く、入
力電流あるいは室内機要求能力が低くなるほど、風速機
の速度を遅くしていることから、外気温度の負荷状態お
よび入力電流(あるいは室内機要求能力)に応じて送風
機の運転状態および速度を切り替えることになり、負荷
状態および入力電流(あるいは室内機要求能力)にかか
わらず、電気部品の温度保護を適切に行うことができ
る。しかも、騒音の最小限を抑えることができるだけで
なく、安価に実現でき、また、、消費電力を低減すると
いう効果がある。
【図1】本発明の一実施の形態を示す空気調和機の制御
方法が適用される制御装置を説明するための概略的ブロ
ック線図。
方法が適用される制御装置を説明するための概略的ブロ
ック線図。
【図2】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的フローチャート図。
略的フローチャート図。
1 外気温度センサ
2 入力電流センサ
3,4 送風機
5 制御部(マイクロコンピュータ)
5a 外気温度検出部
5b 電流算出部
5bb 室内機要求能力判別部
5c 運転状態/速度決定部
6,7 駆動部
8,9 室内機
Claims (5)
- 【請求項1】 複数台の室内機と室外機とからなり、室
外機の送風機の駆動に誘導電動機を用いるとともに、送
風機を複数個設け、かつ、送風機の速度を複数段に切り
替え可能とする空気調和機の制御方法において、外気温
度を検出するとともに、前記室外機の入力交流電流(入
力電流)を検出し、あるいは、前記室内機からの要求能
力を判別して外気温度および入力電流あるいは室内機要
求能力に応じて前記複数の送風機を制御し、外気温度が
低く、入力電流あるいは室内機要求能力が低くなるほ
ど、それら送風機の運転および速度をそれぞれ異なるよ
うにする一方、少なくとも外気温度が低く、入力電流あ
るいは室内機要求能力が低くなるほど、送風機の速度を
遅くするようにしたことを特徴とする空気調和機の制御
方法。 - 【請求項2】 前記外気温度および入力電流の範囲をそ
れぞれ複数ゾーンに分けて各ゾーン毎に複数の送風機の
運転および速度を設定し、それら送風機を強風、弱風お
よび停止の何れかの運転状態とする請求項1に記載の空
気調和機の制御方法。 - 【請求項3】 前記外気温度および要求能力の範囲をそ
れぞれ複数ゾーンに分けて各ゾーン毎に複数の送風機の
運転および速度を設定し、それら送風機を強風、弱風お
よび停止の何れかの運転状態とする請求項1に記載の空
気調和機の制御方法。 - 【請求項4】 前記送風機が2台である場合には、前記
外気温度が高いゾーンにあり前記入力電流が低いゾーン
になるほど、一方の送風機を強風とするとともに、他方
の送風機を弱風あるいは停止とし、前記外気温度が低い
ゾーンにあり、入力電流が低いゾーンになるほど、一方
の送風機を弱風とするとともに、他方の送風機を弱風あ
るいは停止とする請求項2に記載の空気調和機の制御方
法。 - 【請求項5】 前記送風機が2台である場合には、前記
外気温度が高いゾーンにあり前記要求能力が低いゾーン
になるほど、一方の送風機を強風とするとともに、他方
の送風機を弱風あるいは停止とし、前記外気温度が低い
ゾーンにあり要求能力が低いゾーンになるほど、一方の
送風機を弱風とするとともに、他方の送風機を弱風ある
いは停止とし、前記要求能力が複数台の室内機で異なる
場合には、大きい方の要求能力を用い、あるいは両方の
要求能力の平均値を用いようにした請求項3に記載の空
気調和機の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001262712A JP2003074950A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 空気調和機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001262712A JP2003074950A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 空気調和機の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003074950A true JP2003074950A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19089563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001262712A Withdrawn JP2003074950A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 空気調和機の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003074950A (ja) |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001262712A patent/JP2003074950A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081104 |