JP2003073798A - 浸炭雰囲気の制御方法 - Google Patents

浸炭雰囲気の制御方法

Info

Publication number
JP2003073798A
JP2003073798A JP2001272210A JP2001272210A JP2003073798A JP 2003073798 A JP2003073798 A JP 2003073798A JP 2001272210 A JP2001272210 A JP 2001272210A JP 2001272210 A JP2001272210 A JP 2001272210A JP 2003073798 A JP2003073798 A JP 2003073798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
furnace
cpr
carburizing
enriched gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001272210A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Kurahashi
和宏 倉橋
Hiroyuki Shinmachi
裕幸 新町
Shinpei Miura
新平 三浦
Jiro Takebe
二朗 建部
Kazuhiko Kobayashi
和彦 小林
Akio Maeda
章雄 前田
Hideaki Asano
秀昭 浅野
Masahiro Okumiya
正洋 奥宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Tokyo Gas Co Ltd, Toho Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2001272210A priority Critical patent/JP2003073798A/ja
Publication of JP2003073798A publication Critical patent/JP2003073798A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンリッチガスの導入量が不足してしまうこ
とを抑制することができ,浸炭時間を短縮することがで
きる浸炭雰囲気の制御方法を提供すること。 【解決手段】 エンリッチガス7の導入量を調節し,カ
ーボンポテンシャルを制御して,浸炭ゾーン12内の被
処理材8に浸炭を施す。炉内雰囲気ガス中の酸素濃度を
ジルコニア式酸素センサ3により測定し,制御部5はカ
ーボンポテンシャルCPを算出する。実際に得ようとす
るカーボンポテンシャルの目標値をCPrとして,エン
リッチガス7の導入開始後の所定期間t1においては,
CPがCPr+αの値に近づくように導入弁60の開度
を調節し,所定期間t1の後はCPがCPrの値に近づ
くように導入弁60の開度を調節する。これにより,エ
ンリッチガス7の導入量を調節し,炉内の浸炭雰囲気を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,高能率の浸炭を施すことができ
る浸炭雰囲気の制御方法に関する。
【0002】
【従来技術】例えば,鋼部品の耐ピッチング性,耐摩耗
性等の機械的性質を向上させる手段として,浸炭が広く
行われている。この浸炭法としては,浸炭剤として炭化
水素系ガスよりなるエンリッチガスを用いて浸炭雰囲気
を制御する方法がある。従来の浸炭雰囲気の制御方法
を,図4を用いて簡単に説明する。同図は,横軸に時
間,縦軸に温度をとり,炉内温度Tおよびエンリッチガ
スの導入タイミングC等を示したものである。
【0003】同図より知られるごとく,従来の浸炭雰囲
気の制御方法においては,まず予め処理温度T0まで昇
温しておいた浸炭炉の炉内に被処理材を送入する
(A)。この被処理材の送入時に炉扉が開かれるので,
炉内温度が低下する。次いで,炉内温度が処理温度T0
に回復した時点(B)に,エンリッチガスの導入を開始
(C)する。
【0004】そして,上記エンリッチガスの導入によ
り,炉内のカーボンポテンシャルは上昇し,その後,上
記カーボンポテンシャルの値を最適に制御することによ
り,最適な浸炭雰囲気の制御を行っている。なお,通
常,炉内には,酸化防止のための吸熱型雰囲気ガスが常
時導入される。また,浸炭終了時(D)には,通常は焼
入れ処理がなされる。
【0005】ところで,上記浸炭を左右する炉内雰囲気
ガスの状態,即ち炉内の浸炭雰囲気は,カーボンポテン
シャルを算出して制御を行う。このカーボンポテンシャ
ルを求める方法としては,例えば,酸素センサを用いて
炉内の酸素濃度を測定することにより求める方法があ
る。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記酸素セン
サは,炉内の酸素濃度を直接検出することができるが,
炉内雰囲気ガス中の炭化水素濃度の影響を大きく受けて
しまう。そして,酸素センサにより測定した酸素濃度を
基に算出した見かけ上のカーボンポテンシャルは,炭化
水素濃度が高い場合には実際のカーボンポテンシャル値
よりも高い値に算出されてしまう。そのため,浸炭処理
の初期においては,特に炉内の炭化水素濃度が高くなる
ので,算出される見かけ上のカーボンポテンシャルCP
が実際よりも高くなって,必要な量よりもエンリッチガ
スの導入量を抑えるような制御が行われてしまう。その
ため,エンリッチガスが不足して,浸炭の処理時間を長
期化させてしまう。
【0007】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,エンリッチガスの導入量が不足してしま
うことを抑制することができ,浸炭時間を短縮すること
ができる浸炭雰囲気の制御方法を提供しようとするもの
である。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,浸炭炉の炉内に被処理材
を送入し,次いで,炉内温度を昇温すると共にエンリッ
チガスを炉内に導入してカーボンポテンシャルを調整し
ながら上記被処理材を浸炭する際の浸炭雰囲気を制御す
る方法において,炉内雰囲気ガス中の酸素濃度をジルコ
ニア式酸素センサにより測定し,該酸素濃度を基にして
見かけ上のカーボンポテンシャルCPを算出するCP算
出手段を用い,上記エンリッチガスの導入を開始した
後,該エンリッチガスの導入量を調節するに当たって
は,実際に得ようとするカーボンポテンシャルの値をC
Prとした場合,上記エンリッチガスの導入開始後所定
期間においては,上記CP算出手段により算出されたC
PがCPr+αの値に近づくように上記エンリッチガス
の導入量を調節し,その後,上記CP算出手段により算
出されたCPがCPrの値に近づくように上記エンリッ
チガスの導入量を調節することを特徴とする浸炭雰囲気
の制御方法にある(請求項1)。
【0009】本発明における浸炭雰囲気の制御方法にお
いては,炉内雰囲気ガス中の酸素濃度をジルコニア式酸
素センサによって測定する。このジルコニア式酸素セン
サは,炉内雰囲気ガス中における炭化水素濃度に影響を
受けやすい特性を有している。また,酸素センサは,炉
内の酸素濃度を直接検出することができるため,カーボ
ンポテンシャルの算出に時間遅れをあまり生じない。
【0010】上記浸炭炉にエンリッチガスを導入した後
には,このエンリッチガスは炉内に供給するキャリアガ
ス等と混合され,炉内雰囲気ガスとなる。この炉内雰囲
気ガスは,浸炭を行うときの条件(例えば,エンリッチ
ガスの組成,エンリッチガスの導入量,炉内温度等)に
よって逐次変化する。そして,上記炉内雰囲気ガス中の
炭化水素濃度は,浸炭の初期,即ち上記エンリッチガス
の導入開始後の所定期間において増大する。これは,例
えば,メタンの濃度が増大することによって起こってい
ると考えられる。
【0011】この場合,上記ジルコニア式酸素センサ
は,この増大した炭化水素濃度の影響を受けるため,実
際の酸素濃度よりもあたかも高い濃度の酸素が存在する
ように検出してしまう。この結果,このジルコニア式酸
素センサに基づいてCPを算出するCP算出手段は,カ
ーボンポテンシャルCPの値を実際よりも高い値として
算出してしまう。
【0012】そこで,本発明においては,上記エンリッ
チガスの導入開始後の所定期間においては,実際に得よ
うとする,即ち目標とするカーボンポテンシャルの真の
値をCPrとし,CPに基づく制御の目標値をCP制御
目標値とする。そして,浸炭雰囲気の制御においては,
CPrを直接採用するのではなく,この値に所定値を加
えたCPr+αをCP制御目標値として,上記CPがC
Pr+αの値に近づくようにエンリッチガスの導入量を
調節する。そのため,上記浸炭の初期において,エンリ
ッチガスが不足して浸炭が遅くなることを抑制すること
ができる。
【0013】また,上記所定期間を経過した後は,炭化
水素濃度が低下してきて上記CP算出手段による算出値
が実際のカーボンポテンシャルに近づいてくる。そのた
め,その後は過剰なエンリッチガスの導入を防止するた
め,エンリッチガスの導入量は,上記CPが上記CPr
の値に近づくように調節する。このように,本発明の浸
炭雰囲気の制御方法によれば,浸炭開始初期におけるエ
ンリッチガスの導入量が不足してしまうことを抑制する
ことができ,浸炭時間を短縮することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】上述した本発明における好ましい
実施の形態につき説明する。上記エンリッチガスとして
は,例えば,都市ガス,天然ガス,ブタンガス,プロパ
ンガス,メタンガス等を用いることができる。上記浸炭
炉の炉内には,常時,いわゆるキャリアガスを供給して
おくことができる。このキャリアガスとしては,吸熱反
応を行うガスを導入して,被処理材の表面が酸化するこ
とを防止することができる。
【0015】上記αの値は,上記エンリッチガスの導入
量が多くなると,上記浸炭炉の炉内に煤が発生すること
に鑑み,この煤の発生を抑制できる範囲で大きな値とす
ることができる。このαの値は,実験的に求めることが
できる。また,上記エンリッチガスの導入量の調節は,
上記浸炭炉に設けた導入弁の開度を調節することにより
行うことができる。この場合,この導入弁の開度を調節
して,容易に上記浸炭雰囲気の制御を行うことができ
る。
【0016】また,上記CPがCPr+α又はCPrに
近づくように上記エンリッチガスの導入量を調節するに
当たっては,CPr+α又はCPrを含む領域に比例帯
を有する比例制御により調節することが好ましい(請求
項2)。この場合,上記CPがCPr+α又はCPrに
近づいたとき,CPとCPr+α又はCPrとの間の差
分の大きさに比例して上記エンリッチガスの導入量を調
節することができる。そのため,エンリッチガスの導入
量の調節をきめ細かく行うことができ,より精度よくカ
ーボンポテンシャル値を調整することができる。なお,
上記比例制御を用いて導入量を調節するに当たっては,
エンリッチガスの導入を導入弁により行い,導入弁の開
度を変化させて調節を行う方法,導入弁の開時間を変化
させて調節を行う方法等がある。
【0017】また,上記CPrの値は,2段階あるいは
3段階以上変化させ,最初の段階ほど大きい値とするこ
とが好ましい(請求項3)。上記浸炭は,上記実際に得
ようとするカーボンポテンシャルの真の目標値CPrを
最初の段階ほど大きい値とする多段階に設定して行うこ
とができる。
【0018】そして,例えば,2段階のCPrを設定す
る場合には,最初の段階では高い値のCPr(CPr1
とする)を定め,表面層への浸炭量を多くし,後の段階
ではCPr1よりも低い値のCPr(CPr2とする)
を定め,表面層の炭素を内部へ拡散させると共に浸炭深
さを深くする。そして,この場合においても,上記のご
とく,浸炭の初期には,CPr+αをCP制御目標値と
するので,実際にはCPr+α(CPr1+α)→CP
r(CPr1)→CPr(CPr2)と3段階にCP制
御目標値が変化することとなる。これにより,浸炭を効
率的に行って,一層浸炭時間を短縮することができる。
【0019】また,上記エンリッチガスの導入は炉内雰
囲気ガス中の炭化水素濃度を測定しながら行い,その濃
度が所定値以上又は所定値よりも大きい間は,上記CP
算出手段により算出されたCPがCPr+αの値に近づ
くように上記エンリッチガスの導入量を調節し,上記炭
化水素濃度が所定値より小さい又は所定値以下になった
後には上記CP算出手段により算出されたCPがCPr
の値に近づくように上記エンリッチガスの導入量を調節
することが好ましい(請求項4)。
【0020】上記炭化水素濃度を測定することにより,
上記浸炭炉の炉内の炭化水素濃度が実際に上記所定値以
上又は所定値よりも大きくなっている間(時間帯)を認
知することができる。そのため,この時間帯を,上記エ
ンリッチガスの導入開始後の所定期間として,上記CP
がCPr+αの値に近づくようにエンリッチガスの導入
量を調節することができる。
【0021】また,炭化水素濃度を測定することによ
り,炭化水素濃度が高くなることによってジルコニア式
酸素センサが高い酸素濃度を検出してしまった誤差量を
認知することもできる。そのため,この誤差量を加味し
て,上記αの値を正確に設定することができる。それ
故,エンリッチガスの導入開始後の所定期間を最適に決
定することができると共に,炉内の実際の炭化水素濃度
の変化を加味して,上記エンリッチガスの導入量を最適
にすることができる。
【0022】
【実施例】以下に,図面を用いて本発明の実施例につき
説明する。 (実施例1)本例の制御方法は,浸炭炉1の炉内に被処
理材8を送入し,次いで,炉内温度を昇温すると共に導
入弁60を開いてエンリッチガス7を炉内に導入してカ
ーボンポテンシャルを制御しながら上記被処理材8を浸
炭する際の浸炭雰囲気を制御する方法である。本例にお
いては,炉内雰囲気ガス中の酸素濃度をジルコニア式酸
素センサ3により測定し,該酸素濃度を基にして見かけ
上のカーボンポテンシャルCPを算出するCP算出手段
51を用いる。
【0023】そして,上記導入弁60を開いて上記エン
リッチガス7の導入を開始し,その後,上記導入弁60
の開度を調節することによりエンリッチガス7の導入量
を調節し,上記炉内の浸炭雰囲気を制御する。即ち,実
際に得ようとするカーボンポテンシャルの値をCPrと
して,上記エンリッチガス7の導入開始後の所定期間t
1においては,上記CP算出手段51により算出された
CPがCPr+αの値に近づくように上記導入弁60の
開度を調節することによりエンリッチガス7の導入量を
調節する。そして,その後(所定期間t1の経過後),
上記CP算出手段51により算出されたCPがCPrの
値に近づくように上記導入弁60の開度を調節すること
によりエンリッチガス7の導入量を調節する。
【0024】以下に,これを詳説する。図1に示すごと
く,本例においては,上記浸炭炉1は,昇温ゾーン1
1,浸炭ゾーン12,拡散ゾーン13及び降温ゾーン1
4の各ゾーンを有する。また,この浸炭炉1の後工程に
は,各種の処理が行われる装置15及び浸炭後の被処理
材8に焼き入れを行う焼入れ槽16が設置してある。上
記昇温ゾーン11は,上記被処理材8を送入して昇温さ
せるゾーンである。この昇温ゾーン11において,被処
理材8は浸炭を行うのに適した温度に昇温される。
【0025】上記浸炭ゾーン12及び拡散ゾーン13
は,上記昇温ゾーン11で昇温された被処理材8に浸炭
を行うゾーンである。浸炭ゾーン12及び拡散ゾーン1
3には上記ジルコニア式酸素センサ3が設けてあり,こ
のジルコニア式酸素センサ3で検出した酸素濃度のデー
タが制御部5に送信されるようになっている。この制御
部5の内部には上記CP算出手段51を有しており,該
CP算出手段51は上記酸素濃度のデータよりカーボン
ポテンシャルCPを算出する。
【0026】また,上記浸炭ゾーン12及び拡散ゾーン
13には,エンリッチガス7の供給源70が,配管61
及び導入弁60を介して接続されている。また,導入弁
60は,上記制御部5の内部に有する流量コントローラ
52の指示に従って開度を調節し,浸炭ゾーン12又は
拡散ゾーン13に導入するエンリッチガス7の導入量を
変化させる。また,制御部5は,CP算出手段51によ
ってCPを算出すると共に,流量コントローラ52によ
って導入弁60の開度を調節してCPを制御する。
【0027】また,上記浸炭ゾーン12及び拡散ゾーン
13には,浸炭の際のいわゆるキャリアガス2が雰囲気
ガス発生装置21より供給されるようになっている。ま
た,上記浸炭炉1の各ゾーン11〜14には,図示しな
い温度センサが配設されている。この温度センサにより
炉内雰囲気ガスの温度(炉内温度)を定期的に測定し,
この炉内温度を所望の温度に保つようになっている。
【0028】本例においては,実際に得ようとするカー
ボンポテンシャルの目標値CPrを2段階に変化させて
浸炭を行う。そして,第1段階をCPr1,第2段階を
CPr2として,浸炭ゾーン12においてはカーボンポ
テンシャルの目標値をCPr1,拡散ゾーン13におい
てはカーボンポテンシャルの目標値をCPr2とする。
また,目標値CPr1は目標値CPr2よりも大きな値
としている。これにより,第1段階(浸炭の初期の段
階)では被処理材8の表面側に近い部分ほど浸炭量が多
い状態を形成し,第2段階(浸炭の終わりの段階に行く
につれて)では所望の浸炭量及び浸炭深さを有する浸炭
被膜を形成するように拡散させることができる。
【0029】図2は,浸炭処理の時間tに対するカーボ
ンポテンシャルの真の目標値CPr及びCP制御目標値
の設定を示すグラフである。同図に示すごとく,上記浸
炭ゾーン12においては,カーボンポテンシャルの真の
目標値CPrはCPr1とするが,エンリッチガス7の
導入開始後,炉内雰囲気ガスにおける炭化水素濃度が高
くなっているときを所定期間t1として,エンリッチガ
スの導入量のCP制御目標値はCPr1+αとする。そ
して,上記CPがCPr1+αに近づくようにエンリッ
チガスの導入量を調節する。その後,上記所定期間t1
を経過した後の期間t2においては,カーボンポテンシ
ャルの真の目標値であるCPr(CPr1)そのものを
CP制御目標値とする。そして,上記CPがCPr1に
近づくようにエンリッチガスの導入量を調節する。
【0030】上記期間t2の経過後は,上記拡散ゾーン
13に被処理材8を移動させ,拡散ゾーン13におい
て,カーボンポテンシャルの真の目標値CPrをCPr
2に低下させ,この値をCP制御目標値として浸炭を行
う。そして,上記CPがCPr2に近づくようにエンリ
ッチガスの導入量を調節する。
【0031】本例においては,上記エンリッチガス7に
は都市ガスを使用する。この都市ガスには,メタン,エ
タン,プロパン,ブタン等の各種の炭化水素が含まれて
いる。
【0032】また,上記ジルコニア式酸素センサ3は,
浸炭炉1の炉内における浸炭ゾーン12及び拡散ゾーン
13にそれぞれ設けてあり,炉内において酸素濃度の検
出を行う。この酸素センサ3は,固体電解質としてのジ
ルコニアを利用して,炉内雰囲気ガス中の酸素分圧と大
気中の酸素分圧との差により起電力を発生させ,この起
電力から上記炉内雰囲気ガス中の酸素分圧を算出するよ
う構成されている。このように,ジルコニア式酸素セン
サ3は,炉内に設けることができるため,炉内の酸素濃
度を直接検出することができ,カーボンポテンシャルの
算出に時間遅れをあまり生じない。また,ジルコニア式
酸素センサ3は,炉内雰囲気ガス中における炭化水素濃
度に影響を受けやすい特性を有している。
【0033】図3は,見かけ上のカーボンポテンシャル
CPに対する導入弁60の開度を示す説明図である。同
図に示すごとく,上記見かけ上のカーボンポテンシャル
CPが,CPr1+α,CPr1又はCPr2に近づく
ように導入弁60の開度を調節するに当たっては,以下
の比例帯Aを有する比例制御により上記導入弁60の開
度を制御する。例えば,上記浸炭ゾーン12において,
CPr+αを目標にして制御を行う場合は,CPがCP
r+αの近傍の領域(幅)を比例帯Aとし,CPがこの
比例帯Aの範囲にあるときには,導入弁60の開度を比
例的に変化させる比例制御を行う。なお,比例帯Aの値
は,任意の値とすることができ,経験的に求めておくこ
とができる。
【0034】そして,上記比例帯Aを有する比例制御に
基づくと,上記導入弁60の開度は,CPの値が比例帯
Aの範囲にあるときは,(CPr+α+0.5A−C
P)/A×100[%]とし,CPの値がCPr+α−
0.5Aよりも小さい範囲にあるときは,最大(例えば
100%)とし,また,CPの値が,CPr+α+0.
5Aよりも大きい範囲にあるときは,最小(例えば0
%)とする。つまり,比例制御は,上記CPが比例帯A
の範囲にあるときには,CPとCPr+αとの間の差分
の大きさに比例して上記導入弁60の開度の調節を行
う。なお,この比例制御は,上記浸炭ゾーン12におい
てCPr1を目標にして制御を行う場合,上記拡散ゾー
ン13においてCPr2を目標にして制御を行う場合に
ついても同様に用いることができる。
【0035】次に,上記浸炭炉1において被処理材8に
浸炭を行う方法につき説明する。まず,昇温ゾーン11
の炉内を浸炭に適した温度まで昇温しておき,被処理材
8をこの昇温ゾーン11に送入して,昇温させる。次い
で,この昇温を行った被処理材8を上記浸炭ゾーン12
に搬送する。なお,浸炭ゾーン12と拡散ゾーン13に
は,雰囲気ガス発生装置2よりキャリアガスを常時供給
しておく。また,上記浸炭炉1の各ゾーン11〜14の
炉内温度は所望の温度に保たれている。
【0036】そして,浸炭ゾーン12においては,上記
導入弁60を開けてエンリッチガス7の供給源70より
エンリッチガス7を炉内に導入して,浸炭を開始する。
この浸炭ゾーン12においては,カーボンポテンシャル
の真の目標値CPrはCPr1とする。そして,上記所
定期間t1の間は,導入弁60の開度のCP制御目標値
はCPr1+αとして,上記CPがCPr1+αに近づ
くように導入弁60の開度を調節して浸炭雰囲気を制御
する。次いで,上記所定期間t1を経過した後,期間t
2の間は,導入弁60の開度のCP制御目標値はCPr
1として,上記CPがCPr1に近づくように導入弁6
0の開度を調節して浸炭雰囲気を制御する。
【0037】次いで,上記被処理材8を拡散ゾーン13
に搬送する。拡散ゾーン13においては,カーボンポテ
ンシャルの真の目標値CPrはCPr2とする。そし
て,期間t3の間,導入弁60の開度のCP制御目標値
はCPr2として,上記CPがCPr2に近づくように
導入弁60の開度を調節して浸炭雰囲気を制御する。
【0038】次いで,上記浸炭を行った被処理材8は上
記降温ゾーン14に搬送される。そして,この降温ゾー
ン14で被処理材8を降温させ,浸炭処理を完了させ
る。その後,被処理材8は,各種の処理が行われる装置
15に搬送されて各処理が行われると共に,焼入れ槽1
5に搬送されて焼入れ処理が行われる。
【0039】上記浸炭ゾーン12にエンリッチガス7を
導入した後には,このエンリッチガス7は炉内に供給さ
れたキャリアガス等と混合され,炉内雰囲気ガスとな
る。この炉内雰囲気ガスは,浸炭を行うときの条件(例
えば,エンリッチガス7の組成,エンリッチガス7の導
入量,炉内温度等)によって逐次変化する。そして,浸
炭ゾーン12における炉内雰囲気ガス中の炭化水素濃度
は,浸炭の初期,即ち上記エンリッチガス7の導入開始
後の所定期間t1において増大する。
【0040】この場合,上記ジルコニア式酸素センサ3
は,この増大した炭化水素濃度の影響を受けるため,実
際の酸素濃度よりもあたかも高い濃度の酸素が存在する
ように検出してしまう。この結果,このジルコニア式酸
素センサ3に基づいてCPを算出するCP算出手段51
は,カーボンポテンシャルCPの値を実際よりも高い値
として算出してしまう。
【0041】そこで,本例においては,上記エンリッチ
ガス7の導入開始後の所定期間t1においては,実際に
得ようとする,即ち目標とするカーボンポテンシャルの
真の値をCPr1とした場合,CPr1を直接CP制御
目標値とするのではなく,このCPr1に所定値の値α
を加えたCPr1+αをCP制御目標値として,上記C
PがCPr1+αの値に近づくように導入弁60の開度
を調節する。そのため,上記浸炭の初期において,エン
リッチガス7が不足して浸炭が遅くなることを抑制する
ことができる。
【0042】また,上記所定期間t1を経過した後は,
炭化水素濃度が低下してきて上記CP算出手段51によ
る算出値が実際のカーボンポテンシャルに近づいてく
る。そのため,その後は過剰なエンリッチガス7の導入
を防止するため,CPr1をCP制御目標値として,上
記CPがCPr1の値に近づくように導入弁60の開度
を調節する。このように,本例の浸炭雰囲気の制御方法
によれば,浸炭開始初期におけるエンリッチガス7の導
入量が不足してしまうことを抑制することができ,浸炭
時間を短縮することができる。
【0043】(実施例2)本例は,上記浸炭炉1におけ
る浸炭ゾーン12に,炉内雰囲気ガス中の炭化水素濃度
の測定を行う炭化水素センサを設け,この炭化水素セン
サにより炉内の炭化水素濃度を検出しながら,上記浸炭
雰囲気の制御を行う方法である。また,本例において
は,上記炭化水素センサにより検出した値に対する所定
値,即ち浸炭ゾーン12の炉内において煤の発生を抑制
することができる値を求めておく。
【0044】そして,上記炭化水素濃度が所定値以上又
は所定値よりも大きい間を上記所定期間t1として,上
記CP算出手段51により算出されたCPが上記CPr
1+αの値に近づくように上記導入弁60の開度を調節
する。また,炭化水素濃度が所定値より小さい又は所定
値以下になった後,即ち所定期間t1を経過した後は,
上記CPがCPr1の値に近づくように上記導入弁60
の開度を調節する。なお,その他は上記実施例1と同様
である。
【0045】本例においては,上記炭化水素濃度を測定
することにより,上記浸炭炉1の炉内の炭化水素濃度が
実際に上記所定値以上又は所定値よりも大きくなってい
る間(時間帯)を認知することができる。そして,この
時間帯を,上記エンリッチガス7の導入開始後の所定期
間t1として,上記CPがCPr1+αの値に近づくよ
うに導入弁60の開度を調節することができる。
【0046】また,炭化水素濃度を測定することによ
り,炭化水素濃度が高くなることによってジルコニア式
酸素センサ3が高い酸素濃度を検出してしまった誤差量
を認知することもできる。そのため,この誤差量を加味
して,上記αの値を正確に設定することができる。それ
故,本例によれば,エンリッチガス7の導入開始後の所
定期間t1を最適に決定することができると共に,炉内
の実際の炭化水素濃度の変化を加味して,上記導入弁の
開度を最適に調節することができる。その他,上記実施
例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0047】(実施例3)本例は,上記実施例1におけ
る浸炭雰囲気の制御方法を行ったとき,どれだけ浸炭処
理に所要する時間を短縮することができるかを示す例で
ある。表1及び表2は,浸炭処理における各工程,即ち
昇温,浸炭(浸炭1,2),拡散,均熱の工程に要する
所要時間を示すものである。表1は,実施例1における
浸炭雰囲気の制御方法(浸炭を2回に分けている)を示
し,表2は,従来の浸炭雰囲気の制御方法を示す。
【0048】また,表1及び表2においては,浸炭炉1
の各ゾーン11〜14における浸炭温度(炉内温度),
カーボンポテンシャルの真の目標値CPr,CP制御目
標値の各条件に対する所要時間を示す。本例において
は,上記浸炭ゾーン12におけるカーボンポテンシャル
の真の目標値CPr1は1.2,上記拡散ゾーン13に
おけるカーボンポテンシャルの真の目標値CPr2は
0.75としている。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】上記表1において,浸炭ゾーン12におけ
る合計の所要時間は,第1段階では30分,第2段階で
は30分となり,60分となる。一方,表2において,
浸炭ゾーン12における所要時間は90分となる。これ
らより,上記浸炭ゾーン12における浸炭を行うために
必要となる所要時間は,上記実施例1における浸炭雰囲
気の制御方法を行うことにより短縮できることがわか
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,浸炭炉の構成を示す説明
図。
【図2】実施例1における,浸炭雰囲気の制御方法を示
すグラフで,時間tに対するカーボンポテンシャルの目
標値CPrの設定を示すグラフ。
【図3】実施例1における,CPに対する導入弁の開度
を示す説明図。
【図4】従来例における,エンリッチガスの導入開始タ
イミングを示す説明図。
【符号の説明】
1...浸炭炉, 12...浸炭ゾーン, 13...拡散ゾーン, 2...キャリアガス, 3...ジルコニア式酸素センサ, 5...制御部, 51...CP算出手段, 52...流量コントローラ, 60...導入弁, 7...エンリッチガス, 8...被処理材,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉橋 和宏 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (72)発明者 新町 裕幸 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (72)発明者 三浦 新平 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (72)発明者 建部 二朗 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 小林 和彦 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 前田 章雄 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 浅野 秀昭 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 奥宮 正洋 愛知県名古屋市天白区高島1−501シティ ーコーポしまだA302 Fターム(参考) 2G004 BL14 BL19 BM02 BM05 4K028 AA01 AC04 AC07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浸炭炉の炉内に被処理材を送入し,次い
    で,炉内温度を昇温すると共にエンリッチガスを炉内に
    導入してカーボンポテンシャルを調整しながら上記被処
    理材を浸炭する際の浸炭雰囲気を制御する方法におい
    て,炉内雰囲気ガス中の酸素濃度をジルコニア式酸素セ
    ンサにより測定し,該酸素濃度を基にして見かけ上のカ
    ーボンポテンシャルCPを算出するCP算出手段を用
    い,上記エンリッチガスの導入を開始した後,該エンリ
    ッチガスの導入量を調節するに当たっては,実際に得よ
    うとするカーボンポテンシャルの値をCPrとした場
    合,上記エンリッチガスの導入開始後所定期間において
    は,上記CP算出手段により算出されたCPがCPr+
    αの値に近づくように上記エンリッチガスの導入量を調
    節し,その後,上記CP算出手段により算出されたCP
    がCPrの値に近づくように上記エンリッチガスの導入
    量を調節することを特徴とする浸炭雰囲気の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記CPがCPr+
    α又はCPrに近づくように上記エンリッチガスの導入
    量を調節するに当たっては,CPr+α又はCPrを含
    む領域に比例帯を有する比例制御により調節することを
    特徴とする浸炭雰囲気の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記CPrの
    値は,2段階あるいは3段階以上変化させ,最初の段階
    ほど大きい値とすることを特徴とする浸炭雰囲気の制御
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
    上記エンリッチガスの導入は炉内雰囲気ガス中の炭化水
    素濃度を測定しながら行い,その濃度が所定値以上又は
    所定値よりも大きい間は,上記CP算出手段により算出
    されたCPがCPr+αの値に近づくように上記エンリ
    ッチガスの導入量を調節し,上記炭化水素濃度が所定値
    より小さい又は所定値以下になった後には上記CP算出
    手段により算出されたCPがCPrの値に近づくように
    上記エンリッチガスの導入量を調節することを特徴とす
    る浸炭雰囲気の制御方法。
JP2001272210A 2001-09-07 2001-09-07 浸炭雰囲気の制御方法 Pending JP2003073798A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001272210A JP2003073798A (ja) 2001-09-07 2001-09-07 浸炭雰囲気の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001272210A JP2003073798A (ja) 2001-09-07 2001-09-07 浸炭雰囲気の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003073798A true JP2003073798A (ja) 2003-03-12

Family

ID=19097615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001272210A Pending JP2003073798A (ja) 2001-09-07 2001-09-07 浸炭雰囲気の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003073798A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005350729A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 真空浸炭方法
JP2006152417A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Dowa Mining Co Ltd 熱処理方法及び熱処理装置
CN104390453A (zh) * 2014-11-21 2015-03-04 沈阳创联炉窑技术有限公司 炭素回转床式煅烧炉过程空气控制系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02195255A (ja) * 1989-01-25 1990-08-01 Ngk Insulators Ltd 還元性雰囲気炉における炉気中のカーボンポテンシャル測定装置
JPH0428819A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Ngk Insulators Ltd 還元性雰囲気炉の操炉方法
JP2000328224A (ja) * 1999-05-24 2000-11-28 Toho Gas Co Ltd ガス浸炭方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02195255A (ja) * 1989-01-25 1990-08-01 Ngk Insulators Ltd 還元性雰囲気炉における炉気中のカーボンポテンシャル測定装置
JPH0428819A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Ngk Insulators Ltd 還元性雰囲気炉の操炉方法
JP2000328224A (ja) * 1999-05-24 2000-11-28 Toho Gas Co Ltd ガス浸炭方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005350729A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 真空浸炭方法
JP4569181B2 (ja) * 2004-06-10 2010-10-27 株式会社Ihi 真空浸炭方法
JP2006152417A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Dowa Mining Co Ltd 熱処理方法及び熱処理装置
JP4521257B2 (ja) * 2004-12-01 2010-08-11 Dowaホールディングス株式会社 熱処理方法及び熱処理装置
CN104390453A (zh) * 2014-11-21 2015-03-04 沈阳创联炉窑技术有限公司 炭素回转床式煅烧炉过程空气控制系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5046245B2 (ja) 低圧浸炭窒化方法及び装置
JP4876280B2 (ja) 熱処理方法及び熱処理装置
JP6552209B2 (ja) 金属製ばねの製造方法及び製造装置
JP2003073798A (ja) 浸炭雰囲気の制御方法
JP4292280B2 (ja) 浸炭処理方法
JP3973795B2 (ja) ガス浸炭方法
JP3854851B2 (ja) 鋼材部品の浸炭方法
US4415379A (en) Heat treatment processes
JP4569181B2 (ja) 真空浸炭方法
US20040140024A1 (en) Method for enhancing the metallurgical quality of products treated in a furnace
JP2009138207A (ja) 炭素濃度制御された鋼表面を有する鋼材の製造方法及び製造装置
JPS6050159A (ja) ガス浸炭焼入方法
JP6812494B2 (ja) 金属製ばねの製造方法及び製造装置
JP2003073730A (ja) 熱処理雰囲気の制御方法
JP5683416B2 (ja) 真空加熱炉の絶縁抵抗改善方法
JP3849742B2 (ja) ガス浸炭窒化方法
JP2003013136A (ja) 熱処理雰囲気の制御方法
JPS6372821A (ja) 金属処理方法
JP6031313B2 (ja) 浸炭処理方法
JP2019119892A (ja) ガス浸炭方法
JPS6345358A (ja) 連続ガス浸炭方法
JP2011042878A (ja) 熱処理方法及び熱処理装置
JP2018028113A (ja) 鋼材の製造方法
WO2008083033A3 (en) Method for oxygen free carburization in atmospheric pressure furnaces
JPS61231157A (ja) 連続ガス浸炭炉の操業中断における浸炭熱処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111018