JPS6345358A - 連続ガス浸炭方法 - Google Patents

連続ガス浸炭方法

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JPS6345358A
JPS6345358A JP18901486A JP18901486A JPS6345358A JP S6345358 A JPS6345358 A JP S6345358A JP 18901486 A JP18901486 A JP 18901486A JP 18901486 A JP18901486 A JP 18901486A JP S6345358 A JPS6345358 A JP S6345358A
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atmospheric gas
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Nobuo Nishioka
西岡 伸夫
Tadayoshi Kishita
樹下 忠義
Yoshiaki Shimizu
清水 吉昭
Keishichi Nanba
難波 恵七
Hiroshi Shimura
洋 志村
Fumitaka Abukawa
文隆 虻川
Hitoshi Goi
五井 均
Kazuyoshi Fujita
藤田 一良
Yuichi Takasu
高須 優一
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Mitsubishi Motors Corp
Tokyo Heat Treating Co
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Mitsubishi Motors Corp
Tokyo Heat Treating Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) この発明は浸炭性の雰囲気ガスを充填させた本炉内で被
処理品を加熱浸炭するガス浸炭方法の改良に関する。
〈従来の技術) 一般に、鉄鋼部品の表面層に固溶した炭素を拡散させる
ことにより、鉄鋼部品の表面層のみを硬化する浸炭方法
としてガス浸炭方法が開発されている。この場合、従来
のガス浸炭方法では被処理品を加熱浸炭するガス浸炭炉
の木戸の他に変成炉が設けられており、この変成炉内で
生成される吸熱型変成ガス(以下RXガスと称する)等
のキャリアガスが浸炭性ガスである炭化水素ガス(例え
ば、プロパンガスや一般都市ガス)中に添加調節されて
本炉内における被処理品の加熱浸炭作用が促進されるよ
うになっている。また、本炉内に充填されている雰囲気
ガス中のカーボンポテンシャルの調整は炭化水素ガスの
供給jを増減することにより行なわれていた。
しかしながら、上記従来方法にあってはガス浸炭炉の木
戸の他に変成炉が必要になっていたので、変成炉を加熱
する加熱エネルギーが必要になるとともに、変成炉のヒ
ータやレトルト等の耐熱消耗品の維持費が必要になるう
え、変成炉によって短い時間で条目のRXガスを生成す
るために高価な触媒が必要になる等の問題があり、コス
ト高になる問題があった。
さらに、RXガスは徐々に冷却されると組成が変化する
ので、変成炉の出口で一旦急冷する必要がある。そのた
め、ガス浸炭炉の木戸には冷却されたRXガスが導入さ
れるので、ガス浸炭炉の本炉内におけるエネルギー損失
が大きい問題があった。
また、本炉内に充填されている雰囲気ガス中のカーボン
ポテンシャルは炭化水素ガス量の変化に応じて比較的大
幅に変化するので、例えば連続ガス浸炭炉のように比較
的短時間のうちに雰囲気ガスの状態が変化する場合には
炭化水素ガスの供給量の増減により雰囲気ガス中のカー
ボンポテンシャルの調整を正確に行なうことが困難にな
り易い問題があった。そのため、加熱浸炭作業中に被処
理品の表面に媒化作用、いわゆるスーティングが発生し
易いので、浸炭が不能になるおそれもあった。
(発明が解決しようとする問題点) 従来方法にあってはガス浸炭炉の木戸の他に変成炉が必
要になっていたので、コスト高になり、またガス浸炭炉
の木戸に冷却されたRXガスが導入されることにより、
ガス浸炭炉の本炉内におけるエネルギー損失が大きくな
り、加えて炭化水素ガスの供給量の増減により雰囲気ガ
ス中のカーボンポテンシャルの調整を正確に行なうこと
が困難になり易く、加熱浸炭作業中に被処理品の表面に
媒化作用、いわゆるスーティングが発生し易いので、浸
炭が不能になるおそれがある等の種々の問題があった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、コスト
低下を図ることができ、ガス浸炭炉の本炉内におけるエ
ネルギー損失を低減することができ、加えて雰囲気ガス
中のカーボンポテンシャルの調整を容易化することがで
き、加熱浸炭作業中のスーティングの発生を防止するこ
とができるガス浸炭方法を提供することを目的とするも
のである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明は被処理品を加熱浸炭するガス浸炭炉の本炉内
に炭化水素ガスおよび空気をそれぞれ供給し、前記本炉
内でこれらの炭化水素ガスと空気との混合によって浸炭
性の雰囲気ガスを生成させるとともに、前記本炉内への
炭化水素ガスの供給国を一定状態で保持させ、前記本炉
内への空気供給量のみを可変調整することにより前記本
炉内の生成雰囲気ガス中のカーボンポテンシャルを調整
するようにしたことを特徴とするものである。
(作用) 本炉内に炭化水素ガスおよび空気をそれぞれ供給し、前
記本炉内でこれらの炭化水素ガスと空気との混合によっ
て前記雰囲気ガスを生成させることにより、変成炉から
本炉内へのキャリヤガスの供給を不要にするとともに、
前記本炉内への炭化水素ガスの供給量を一定状態で保持
させ、前記本炉内への空気供給lのみを可変調整するこ
とにより前記本炉内の生成雰囲気ガス中のカーボンポテ
ンシャルを調整して雰囲気ガス中のカーボンポテンシャ
ルに与える影響が大きい炭化水素ガスの供給量の調整を
不要にするようにしたものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明のガス浸炭方法を実施する連続式ガス
浸炭炉全体の概略構成を示すもので、1は連続式ガス浸
炭炉の木戸である。この木戸1の一側部には被処理品の
搬入室2、他側部には焼入れ室3がそれぞれ配設されて
いる。この場合、焼入れ室3の下部には油槽4が配設さ
れているとともに、搬入室2および焼入れ至3の上部に
は通気用のペント部5がそれぞれ連結されている。
また、木戸1の内部には搬入室2側から順に予熱部6、
第1の浸炭部7、第2の浸炭部8、Krlt部9、焼入
室内導入部10が順次配設されている。
この場合、木戸1の予熱部6と搬入室2との間には中間
昨2aが配設されているとともに、木戸1の焼入室内導
入部1oと焼入れ至3との間にも同様に中間扉3aが配
設されている。これらの中間職2a、3aは木戸1の内
圧と搬入下2の内圧または焼入れ至3の内圧との間に圧
力差が生じる場合、例えば搬入字2の入口扉の開放時、
或いは焼入れ至3の出口扉の開放時には閉塞状態で保持
されるようになっており、搬入v2の内圧または焼入れ
至3の内圧が木戸1の内圧と略等しくなった時点で開放
されるようになっている。さらに、木戸1の予熱部6、
第1の浸炭部7、第2の浸炭部8および焼入至内導入部
10には炉内雰囲気攪拌用のファン11がそれぞれII
されている。
また、木戸1には炭化水素ガス供給管12および空気供
給菅13がそれぞれ連結されており、炭化水素ガス供給
管12を介して木戸1内に供給される炭化水素ガス(例
えばプロパンガス、一般都市ガス等)と空気供給管13
を介して木戸1内に供給される空気との混合によって木
戸1で浸炭性の雰囲気ガスを生成させるようになって゛
いる。この場合、炭化水素ガス供給管12には一対の分
岐管12a、12bがそれぞれ設けられている。そして
、第1の分岐管12aの先端のガス出口は木戸1の第1
の浸炭部7内に導入された状態で設置されているととも
に、第2の分岐管121)の先端のガス出口は木戸1の
焼入空白導入部10内に導入された状態で設置されてい
る。さらに、これらの第1.第2の分岐管12a、12
bにはPLffi計14がそれぞれ介設されているとと
もに、第2の分岐管12b側には流5計14と並列なバ
イパス管15が連結されている。そして、これらの第1
゜第2の分岐管12a、12bを介して木戸1の内部に
供給される炭化水素ガスの供給ωは常に一定状態に保持
されている。また、空気供給管13の先端の空気出口は
木戸1の第1の浸炭部7内に導入された状態で設置され
ている。さらに、どの空気供給管13には流m調整弁1
6が介設されている。この流118整弁16は例えばマ
イクロコンピュータおよびその周辺回路によって形成さ
れた制御部17に接続されている。
また、木戸1の内部にはM素センサ18,19がそれぞ
れ装着されている。この場合、酸素センサ18は第1の
浸炭部7内に、また酸素センサ19は焼入至内導入部1
0内にそれぞれ設置されている。さらに、酸素センサ1
8は制御部17およびレコーダー20にそれぞれ接続さ
れている。
そして、木戸1の内部の酸素量が酸素センサ18によっ
て検出され、この検出信号にもとづいて制御部17によ
って空気供給管13の流量調整弁16の弁開度が適宜調
整されるようになっており、この流量調整弁16の弁開
度の変化に応じて木戸1内への空気の供給量が適宜調整
されるようになっている。また、酸素センサ19は酸素
センサ18とともにレコーダー20に接続されている。
そして、このレコーダー20によって酸素センサ18か
らの検出信号および酸素センサ19からの゛検出信号が
それぞれ記録されるようになっている。
また、搬入下2および焼入れ掌3の上部に装着されたベ
ント部5には第2図に示すように通気管21が設けられ
ている。□この通気管21の下端部は搬入下2または焼
入れ至3に連結されている。
さらに、この通気管21の上端部には管径を他のる。こ
の拡開部21aの内部には略半球状のベント蓋22が配
設されている。このベント蓋22はベント蓋開閉閤構2
3によって開閉操作されるようになっている。また、ベ
ント蓋開閉機構23にはベント蓋支持ロッド24、操作
シリンダ25、操作ロッド26および連結アーム27が
それぞれ設けられている。この場合、ベント蓋支持ロッ
ド24は通気管21の拡開部21aの上部中央に配設さ
れたガイド管28によって昇降自在に支持されており、
このベント蓋支持ロッド24の下端部にベントM22が
取着されている。なお、ガイド管28は複数の支持アー
ム29・・・を介して通気管21の!開部21a内面に
取着されている。さらに、ペン1〜M支持ロッド24の
上端部は連結アーム27の一端部に枢支されている。こ
の連結アーム27の池端部は操作ロッド26の上端部に
枢支されている。この操作ロッド26は操作シリンダ2
5によって昇降駆動されるようになっている。
また、通気管21の拡開部21aの上部には支持アーム
30の下端部が固定されている。この支持アーム30の
上端部には連結アーム27の中間部が枢支されており、
連結アーム27はこの支持アーム30との枢支点を中心
に揺動自在に支持されている。さらに、操作シリンダ2
5は制御部17に接続されたシリンダ制御機M431に
よって動作が制御されるようになっている。そして、操
作シリンダ25によって操作ロンド26が昇降駆動され
る動作に連動して連結アーム27が支持アーム30との
枢支点を中心に揺動し、この連結アーム27を介してベ
ント蓋支持ロッド24が昇降駆動されてベント蓋22が
開閉操作されるようになっている。
ざらに、通気管21における拡開部21aの上部にはリ
ング状のバーナ32が装着されている。
このバーナ32には第3図に示すように燃料供給管33
が連結されており、この燃料供給管33を介してバーナ
32に炭化水素ガス等の燃料が供給されるようになって
いる。また、このバーナ32は第4図に示すバーナ着火
機構34によって着火されるようになっている。このバ
ーナ着火機構34は制御部17に接続されている。さら
に、この制御部17には搬入室2および焼入れ至3の内
部にそれぞれ装着された圧力センサ35,35が接続さ
れている。そして、搬入室2の入口扉の開放時、或いは
焼入れ至3の出口扉の開放時のように搬入室2または焼
入れ至3内の高湿(約500℃程度)ガスが外部に流出
して木戸1の内圧と搬入室2の内圧または焼入れ室3の
内圧との間に圧力差が生じた場合(搬入室2の内圧また
は焼入れv3の内圧が負圧になった場合)には圧力セン
サ35.35からの検出信号にもとづいて制如部17に
よってまずバーナ着火機構34が駆動され、このバーナ
着火機構34によってバーナ32が着火されたのら、シ
リンダ制gi構31が駆動され、さらにこのシリンダ制
tll1機構31によって操作シリンダ25が駆動され
てベント蓋22が開操作されるようになっており、この
ベント蓋22の開放にともないバーナ32の燃焼ガスを
通気管21を介して負圧状態の搬入室2または焼入れ7
3内に吸入させて搬入室2の内圧または焼入れv3の内
圧を木戸1の内圧と略等しくなる圧力状態まで復帰させ
るようになっている。
次に、上記構成の連続式ガス浸炭炉の作用とともに、こ
の発明のガス浸炭方法について説明する。
まず、浸炭処理を施す被処理品は搬入室2の入口扉から
搬入室2内に送られ、この搬入室2から木戸1内に送ら
れる。この木戸1内には炭化水素ガス供給管12を介し
て炭化水素ガス(例えばプロパンガス、一般都市ガス等
)が供給されるとともに、空気供給管13を介して空気
が供給されており、この木戸1内で炭化水素ガスと空気
とが混合されて浸炭性の雰囲気ガスが生成される。この
場合、木戸1の内部は900〜930℃程度の浸炭温度
状態で保持されており、木戸1内で炭化水素ガスと空気
との混合によって生成された浸炭性の雰囲気ガスのガス
組成は例えば、−酸化炭素(00120〜26%、水素
(H2):30〜40%、メタン(CH4): 7%以
下、窒素(N2’):38〜45%程度の範囲に設定さ
れている。そして、木戸1内に送られた被処理品は予熱
部6、第1の浸炭部7、第2の浸炭部8、拡散部9、焼
入室内導入部10の頓に搬送され、搬送中に木戸1内の
浸炭性の雰囲気ガスによって所定時間(例えば4〜6時
間程度)浸炭処理される。
さらに、木戸1内で浸炭処理された被処理品は焼入れ室
3に送られたのち、この焼入れ室3の下部の油槽4に浸
漬されて焼入れが行われる。そして、焼入れされた被処
理品は焼入れ至3の出口暉から外部に取出される。
一方、被処理品の浸炭処理中、木戸1内への炭化水素ガ
スの供給量は一定状態で保持されている。
この場合、木戸1の内部の酸素量は酸素センサ18によ
って検出されており、この酸素センサ18からの検出信
号にもとづいて制御部17によって空気供給管13の流
量調整弁16の弁開度が適宜調整されるようになってお
り、この流量調整弁16の弁開度の変化に応じて木戸1
内への空気の供給量が適宜調整されるようになっている
。したがって、被処理品の浸炭処理中にみける本炉1内
の生成雰囲気ガス中のカーボンポテンシャルの調整は木
戸1内への空気供給量のみを可変調整することにより行
なっている。
また、連続式ガス浸炭炉の動作中、被処理品の搬入によ
る搬入室2の入口扉の開放時、或いは処理済みの被処理
品の取出による焼入れ室3の出口扉の開放時には搬入室
2または焼入れ室3内の高温(約500℃程度)ガスが
外部に流出する。この場合、搬入室2の入口扉(または
焼入れ室3の出口扉)が開放される前に予め木戸1の予
熱部6と搬入室2との間の中間12a(または木戸1の
焼入下向導入部10と焼入れ室3との間の中間扉3a)
は閉塞状態で保持されている。そして、被処理品の搬入
作業、或いは処理済みの被処理品の取出作業の終了後、
再び搬入室2の入口扉または焼入れ至3の出口扉を閉塞
すると爵の開放にともない搬入〒2または焼入れ至3内
の高温ガスが外部に流出したことにより搬入室2の内圧
または焼入れ至3の内圧が負圧になる。このように搬入
室2の内圧または焼入れ至3の内圧が負圧(所定圧力状
態より低い圧力状態)になると圧力センサ35.35か
らの検出信号にもとづいて制御部17によってまずバー
ナ着火機構34が駆動される。そして、このバーナ着火
機構34によってバーナ32が着火されたのち、シリン
ダ制tII機構31が駆動され、さらにこのシリンダ制
凶償構31によって操作シリンダ25が駆動されてベン
ト蓋22が開操作される。そのため、このベントM22
の開放にともないバーナ32の燃焼ガスが通気管21を
介して負圧状態の搬入室2または焼入れ室3内に吸入さ
れるようになっており、搬入室2の内圧または焼入れ至
3の内圧が木戸1の内圧と略等しくなる圧力状態まで復
帰される。
そこで、上記方法にあっては連続式ガス浸炭炉の木戸1
内に炭化水素ガス供給管12を介して炭化水素ガス(例
えばプロパンガス、一般都市ガス等)を供給するととも
に、空気供給管13を介して空気を供給し、この木戸1
内で炭化水素ガスと空気とを混合させて浸炭性の雰囲気
ガスを生成させるようにしたので、従来方法のようにガ
ス浸炭炉の木戸1の他に格別に変成炉を設ける必要がな
い。そのため、変成炉を加熱する加熱エネルギー、変成
炉のヒータやレトルト等の耐熱消耗品の維持費、或いは
変成炉によって短い時間で多量のRXガスを生成するた
めの高価な触媒等を不要にすることができ、コスト低下
を図ることができる。
さらに、変成炉を使用する場合のように変成炉の出口で
RXガスを一旦恩冷し、ガス浸炭炉の木戸1に冷却され
たRXガスを導入させる必要がないので、ガス浸炭炉の
木戸1内におけるエネルギー損失を低減することができ
る。
また、木戸1内に充填されている雰囲気ガス中のカーボ
ンポテンシャルの調整を木戸1内への空気供給量のみを
可変調整することにより行なうようにしたので、雰囲気
ガス中のカーボンポテンシャルの変化率が大きい炭化水
素ガスの供給量の増減によって雰囲気ガス中のカーボン
ポテンシャルの調整を行なう場合に比べて雰囲気ガス中
のカーボンポテンシャルの調整を容易化することができ
、加熱浸炭作業中のスーティングの発生を防止すること
ができる。
なお、この発明は上記実浦例に限定されるものではなく
、この発明の要旨を逸脱しない笥囲で種々変形実施でき
ることは勿論である。
[発明の効果] この発明によれば被処理品を加熱浸炭するガス浸炭炉の
本炉内に炭化水素ガスおよび空気をそれぞれ供給し、前
記本炉内でこれらの炭化水素ガスと空気との混合によっ
て浸炭性の雰囲気ガスを生成させるとともに、前記本炉
内への炭化水素ガスの供給量を一定状態で保持させ、前
記本炉内への空気供#8mのみを可変調整することによ
り前記本炉内の生成雰囲気ガス中のカーボンポテンシャ
ルを調整するようにしたので、コスト低下を図ることが
でき、ガス浸炭炉の本炉内におけるエネルギー損失を低
減することができ、加えて雰囲気ガス中のカーボンポテ
ンシャルの調整を容易化することができ、加熱浸炭作業
中のスーティングの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は連続
式ガス浸炭炉全体のatgti成図、第2図はベント部
75の縦断面図、第3図は同平面図、第4図は制御部の
接続状態を示す要部の概略構成図である。 1・・・木戸、2・・・搬入室、3・・・焼入れ室、1
2・・・炭化水素ガス供給管、13・・・空気供給管、
16・・・流量調整弁。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  搬入室から浸炭性の雰囲気ガスを充填させた本炉内に
    被処理品を搬送し、この本炉内で前記被処理品を加熱浸
    炭するガス浸炭方法において、前記本炉内に炭化水素ガ
    スおよび空気をそれぞれ供給し、前記本炉内でこれらの
    炭化水素ガスと空気との混合によつて前記雰囲気ガスを
    生成させるとともに、前記本炉内への炭化水素ガスの供
    給量を一定状態で保持させ、前記本炉内への空気供給量
    のみを可変調整することにより前記本炉内の生成雰囲気
    ガス中のカーボンポテンシャルを調整するようにしたこ
    とを特徴とするガス浸炭方法。
JP61189014A 1986-08-12 1986-08-12 連続ガス浸炭方法 Expired - Lifetime JPH0699795B2 (ja)

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