JP2003073478A - ケイ素ポリマー - Google Patents

ケイ素ポリマー

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JP2003073478A
JP2003073478A JP2001270525A JP2001270525A JP2003073478A JP 2003073478 A JP2003073478 A JP 2003073478A JP 2001270525 A JP2001270525 A JP 2001270525A JP 2001270525 A JP2001270525 A JP 2001270525A JP 2003073478 A JP2003073478 A JP 2003073478A
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Japan
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chemical formula
group
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carbon atoms
optical
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Application number
JP2001270525A
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English (en)
Inventor
Kenji Iwata
健二 岩田
Takashi Kuroki
貴志 黒木
Takashi Ono
隆 小野
Masaji Tamai
正司 玉井
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 化学式(1)で表される繰り返し単位を
有するケイ素ポリマー(化学式(1)において、R
1は、水素原子、炭素数1から30のアルキル基、アル
コキシ基であり、R2は、化学式(2)で表される2価
の結合基を表し、これらから選ばれる1種又は2種以上
の結合基より構成される。化学式(2)において、X
1、X2、X3は、それぞれ、化学式(3)で表される
2価の結合基を表し、これらは独立して異なっていて
も、一部又は全てが同じでもよい。)。 【効果】 光学特性(例えば、透明性、低複屈折性
等)、低分散性、耐衝撃性、低吸水性に優れ、かつ溶融
成形が可能であり、光学レンズ、プリズム、光ディスク
基板、光ファイバー、光学フィルム等に好適なシロキサ
ン結合含有透明高分子を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分子内に脂環基を
有することを特徴とする光学用樹脂材料として有用なケ
イ素ポリマーとその製造方法に関する。その用途として
光学レンズ、プリズム、光ディスク基板、光ファイバ
ー、光学フィルム等が挙げられる。
【0002】
【従来の技術】近年、高度情報化社会の実現に向けたオ
プトエレクトロニクスの研究が精力的行われている。そ
れと共に、光通信、光記録、光加工、光計測、光演算
等、オプトエレクトロニクスの様々な展開を支える基礎
材料として、有機光学材料、特に樹脂材料に対する期待
が高まっている。光学用樹脂材料は、軽量で可とう性に
優れる、電気的誘導を受けない、成形加工が容易である
などの多くの特徴を有し、光ファイバー、光導波路、光
ディスク基盤、光フィルター、レンズ、光学用接着剤等
の用途に向けた展開が図られている。
【0003】光学用樹脂材料には次のような特性が求め
られている。すなわち、高透明性、低分散性(すなわち
高いアッベ数)、低複屈折性、低吸水性、耐熱性、クリ
ーン性、易成形性、耐薬品性・耐溶剤性、軽量等であ
る。
【0004】代表的な溶融成形可能な熱可塑性樹脂材料
として、PC(ポリカーボネート樹脂、例えば、商品名
『パンライト』等のビスフェノールA型芳香族ポリカー
ボネート樹脂等)、PMMA(ポリメチルメタアクリレ
ート樹脂、アクリル樹脂)があり、透明性に優れている
うえにガラスに比べて軽く、溶融成形が可能であるため
大量生産が容易である等の特徴から、多くの分野におい
て、光学部品として応用が図られている。なかでもPC
はその透明性、耐衝撃性などからレンズやディスク基板
に多量に用いられている。しかしながら、PCは構造中
にベンゼン環を有するため複屈折が高く、より情報密度
の高いディスクの基板や光ファイバーへの展開は困難で
ある。
【0005】また、PCは、アッベ数が低いためメガネ
レンズ等幅広い波長の光を透過するレンズには不向きで
あった。一方、PMMAは光学特性に優れるが、吸水率
が高いため形状安定性が悪いことが知られている。例え
ば、PMMAを用いたディスク基板は吸水によりソリが
生ずるという問題を有する。また、PMMAは耐衝撃性
が低いためディスク基板、レンズ等への展開が困難であ
った。従って、透明性、低分散性(高いアッベ数)、耐
衝撃性に優れた、低複屈折性、低吸水性の高分子が望ま
れてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らはシラン化
合物と脂環基を有するジヒドロキシ化合物を反応させた
分子内に脂環基を有する新規なケイ素ポリマーが高い透
明性、低分散性、低複屈折性、低吸水性、耐衝撃性等を
有することを見い出し、本発明に到達した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は化学式(1)で
表される繰り返し単位を有するケイ素ポリマーに関する
ものである(化学式(1)において、R1は、水素原
子、炭素数1から30のアルキル基、アルコキシ基であ
り、R2は、化学式(2)で表される2価の結合基を表
し、これらから選ばれる1種又は2種以上の結合基より
構成される。
【0008】化学式(2)において、X、X、X
は、それぞれ、化学式(3)で表される2価の結合基を
表し、これらは独立して異なっていても、一部又は全て
が同じでもよい。)。
【0009】
【化4】 また、本発明は、化学式(6)で表されるシラン化合物
とR2(OH)2(化学式(4)において、R2は、化学
式(1)のR2と同義である。)で表される脂環ジヒド
ロキシ化合物を反応させることによって得られる、化学
式(1)で表されるケイ素ポリマーの製造方法に関する
ものである(化学式(4)及び化学式(6)において、
1は、水素原子、炭素数1から30のアルキル基、ア
ルコキシ基であり、Xはハロゲン原子、炭素数1から3
0のアルコキシ基である。
【0010】化学式(6)において、R1は、水素原
子、炭素数1から30のアルキル基、アルコキシ基であ
り、R2は、化学式(2)で表される2価の結合基を表
し、これらから選ばれる1種又は2種以上の結合基より
構成される。化学式(2)において、X、X、X
は、それぞれ、化学式(3)で表される2価の結合基を
表し、これらは独立して異なっていても、一部又は全て
が同じでもよい。)。
【0011】
【化5】 本発明は、以下の[1]〜[3]に記載した事項により
特定される。
【0012】[1] 化学式(1)で表される繰り返し単
位を有するケイ素ポリマー(化学式(1)において、R
1は、水素原子、炭素数1から30のアルキル基、アル
コキシ基であり、R2は、化学式(2)で表される2価
の結合基を表し、これらから選ばれる1種又は2種以上
の結合基より構成される。化学式(2)において、
、X、Xは、それぞれ、化学式(3)で表され
る2価の結合基を表し、これらは独立して異なっていて
も、一部又は全てが同じでもよい。)。
【化6】
【0013】[2] 化学式(4)で表されるシラン化合
物と、化学式(5)で表される脂環ジヒドロキシ化合物
とを、縮合化反応させることを特徴とする、化学式
(1)で表される繰り返し単位を有するケイ素ポリマー
の製造方法(化学式(1)において、R1は、水素原
子、炭素数1から30のアルキル基、アルコキシ基であ
り、R2は、化学式(2)で表される2価の結合基を表
し、これらから選ばれる1種又は2種以上の結合基より
構成される。化学式(4)において、R1は、水素原
子、炭素数1から30のアルキル基、アルコキシ基であ
り、Xはハロゲン原子、炭素数1から30のアルコキシ
基である。化学式(2)において、X、X、X
は、それぞれ、化学式(3)で表される2価の結合基
を表し、これらは独立して異なっていても、一部又は全
てが同じでもよい。)。
【化7】
【0014】[3] 化学式(4)で表されるシラン化合
物と、化学式(5)で表される脂環ジヒドロキシ化合物
とを、化学式(6)で表される反応によって反応させる
ことを特徴とする、化学式(1)で表される繰り返し単
位を有するケイ素ポリマーの製造方法(化学式(1)に
おいて、R1は、水素原子、炭素数1から30のアルキ
ル基、アルコキシ基であり、R2は、化学式(2)で表
される2価の結合基を表し、これらから選ばれる1種又
は2種以上の結合基より構成される。化学式(4)及び
化学式(6)において、R1は、水素原子、炭素数1か
ら30のアルキル基、アルコキシ基であり、Xはハロゲ
ン原子、炭素数1から30のアルコキシ基である。化学
式(6)において、R1は、水素原子、炭素数1から3
0のアルキル基、アルコキシ基であり、R2は、化学式
(2)で表される2価の結合基を表し、これらから選ば
れる1種又は2種以上の結合基より構成される。化学式
(2)において、X、X、Xは、それぞれ、化学
式(3)で表される2価の結合基を表し、これらは独立
して異なっていても、一部又は全てが同じでもよ
い。)。
【化8】
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の脂環基を有する新規なケ
イ素ポリマー類は、化学式(1)で表される繰り返し単
位を有するケイ素ポリマー類である。この樹脂は、芳香
環を含まないため、低分散、低複屈折であり、シロキサ
ン結合を有するため耐衝撃性に優れ、脂環基を有するた
め常温(例えば、25℃)で固体である。本発明の脂環
基を有する新規なケイ素ポリマーは、化学式(6)で表
される反応のように、化学式(4)で表されるシラン化
合物とR2(OH)2で表されるジヒドロキシ化合物を縮
合化反応用触媒の存在下で縮合化させることにより製造
できる。
【0016】化学式(1)において、R1は、水素原
子、炭素数1から30のアルキル基、アルコキシ基であ
る。アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル
基、ヘキシル基、シクロヘキシル基等が挙げられ、アル
コキシ基の具体例としては、メトキシ基、エトキシ基等
が挙げられる。
【0017】化学式(1)において、R2は、化学式
(2)で表される2価の結合基を表し、これらから選ば
れる1種又は2種以上の結合基より構成される。化学式
(2)において、X、X、Xは、それぞれ、化学
式(3)で表される2価の結合基を表し、これらは独立
して異なっていても、一部又は全てが同じでもよい。
【0018】本発明においては、R2が、脂環構造を有
することを特徴とする。ここで、R2が、アルキレン鎖
である場合、ポリマーが常温(例えば、25℃)で液体
であるため、好ましくない。また、R2が、芳香環であ
る場合、透明性、分散性が低く、好ましくない。
【0019】化学式(1)で表されるケイ素ポリマーを
シラン化合物とジヒドロキシ化合物より製造する方法を
説明する。反応装置は原料を供給する部分、反応容器内
部の撹拌装置、反応容器の温度を制御する部分などから
なる。本反応は、無溶媒もしくは溶媒中で反応させるこ
とができる。容器内に原料の化学式(4)で表されるシ
ラン化合物とR2(OH)2で表される脂環ジヒドロキシ
化合物および縮合化反応用触媒をさらに必要に応じて溶
媒を仕込む。縮合化反応用触媒は溶液状態、懸濁状態、
あるいは溶媒に溶解することなくそのままの状態で仕込
むことができる。反応溶液を所定の温度に制御しつつ、
撹拌しながら所定の時間反応させる。所定の反応時間
後、減圧蒸留になどにより溶媒を除去もしくはポリマー
を析出させることによりケイ素ポリマーが得られる。
【0020】ここで、原料として用いられる化学式
(4)で表されるシラン化合物の具体例としては、ジク
ロロシラン、メチルジクロロシラン、エチルジクロロシ
ラン、ジメチルジクロロシラン、エチルメチルジクロロ
シラン、ジエチルジクロロシラン、ジブチルジクロロシ
ラン、シクロヘキシルメチルジクロロシラン、ジシクロ
ヘキシルジクロロシラン、2−メチルジクロロシリルノ
ルボルナン、ジメトキシジクロロシラン、ジエトキシジ
クロロシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジ
エトキシシラン、ジメチルジプロピルシラン、ジエチル
ジエトキシシラン等が挙げられる
【0021】もう一つの原料であるR2(OH)2で表さ
れるジヒドロキシ化合物としては、1,2−シクロヘキ
サンジオール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,
4−シクロヘキサンジオール、3,3’−ジシクロヘキ
サンジオール、3,4’−ジシクロヘキサンジオール、
4,4’−ジシクロヘキサンジオール、2,2−ビス
(3−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、ビス
(3−ヒドロキシシクロヘキシル)エーテル、ビス(4
−ヒドロキシシクロヘキシル)エーテル、ビス(3−ヒ
ドロキシシクロヘキシル)スルフィド、ビス(4−ヒド
ロキシシクロヘキシル)スルフィド、ビス(3−ヒドロ
キシシクロヘキシル)メタン、ビス(4−ヒドロキシシ
クロヘキシル)メタン、2,5−ノルボルナンジオー
ル、2,6−ノルボルナンジオール、1,4−ノルボル
ナンジオール、2,3−ノルボルナンジオール、4,8
−ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロ[5,2,1,
2,6]デカン等を挙げることができる。
【0022】化学式(6)で表される反応で使用し得る
脱縮合化反応用触媒は酸触媒と塩基性触媒に大別でき
る、原料の化学式(4)で表されるシラン化合物の置換
基Xがハロゲン原子の場合、塩基性触媒を使用し得る。
原料の化学式(4)で表されるシラン化合物の置換基X
がアルコキシ基の場合、酸触媒および塩基性触媒を使用
し得る。
【0023】酸触媒は、無機酸として、HF,HCl、
HBr、HI、H2SO4、HNO3、H2CO3、HCl
2、H2S,H2SO3、H223などが挙げられ、有
機酸としてはHCOOH、CH3COOH、C65CO
OH、蓚酸、トリフルオロ酢酸などが挙げられ、金属酸
化物としてAl23、SiO2−Al23、A型ゼオラ
イト、X型ゼオライト、Y型ゼオライト、L型ゼオライ
ト、モレキュラシーブス、モンモリロナイト、酸性白
土、活性白土、ケイソウ土などが挙げられ、イオン交換
樹脂として、スルホン型陽イオン交換樹脂、アクリル酸
型陽イオン交換樹脂などを挙げられる。
【0024】化学式(6)で表される反応で使用し得る
塩基性触媒は、アミン化合物としてアンモニア、メチル
アミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ピ
リジンなどが挙げられ、金属アミド化合物としてリチウ
ムアミド、ナトリウムメチルアミド、カリウムエチルア
ミドなどが挙げられ、金属イミド化合物としてリチウム
イミド、ナトリウムメチルイミド、カリウムエチルイミ
ドなどが挙げられ、アルコキシ化合物として、リチウム
メトキシド、ナトリウムメトキシド、カリウムエトキシ
ドなどが挙げられ、有機金属化合物としてメチルリチウ
ム、エチルナトリウム、フェニルカリウムなどが挙げら
れ、金属酸化物としてはMgO、SiO 2−MgO等が
挙げられ、イオン交換樹脂として4級アンモニウム型陰
イオン交換樹脂などが挙げられる。
【0025】原料の化学式(4)で表されるシラン化合
物とジヒドロキシ化合物の比率は特に限定するものでは
ないが、好ましくはシラン化合物に含まれるX基100
mmolに対しlmmolから500mmolである。
触媒である酸触媒又は塩基性触媒は単独であるいは二種
以上を混合して使用することができる。触媒使用量はジ
ヒドロキシ化合物100mmolに対し0.0001m
molから400mmolである。
【0026】容器内は高純度窒素あるいは高純度アルゴ
ンなどの不活性ガスで置換することが望ましい。溶媒と
しては、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン、メシチレンのような芳香族炭化水素系溶媒や、ジエ
チルエーテル、n−ブチルエーテル、アニソール、ジフ
ェニルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ビ
ス(2−メトキシエチル)エーテル、1,2−ビス(2
−メトキシエトキシ)エタンのようなエーテル系溶媒
や、ジクロロメタン、クロロホルムのような含ハロゲン
溶媒や、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミドのような有機極性溶媒及びこ
れらの混合溶媒が使用できる。溶媒の量は原料のヒドロ
キシシラン化合物1mmolに対して0.1〜40ml
が好ましい。また、溶媒に含まれる水分が触媒の活性を
低下させる場合があるので、溶媒は予め脱水乾燥したも
のを用いるのが好ましい。
【0027】反応温度は−50〜300℃、より好まし
くは0〜150℃である。反応圧力は減圧、常圧、加圧
のいずれでもかまわないが、反応温度が溶媒の沸点より
も高い場合には耐圧の反応容器を用いて加圧反応を行う
ことが望ましい。反応時間は反応温度などにより異なる
が0.1〜200時間が適切である。
【0028】溶媒除去によるケイ素ポリマーの単離は、
反応液に何も処理を施さない状態で行ってもかまわない
が、飽和脂肪族炭化水素やアルコール化合物中への分
散、濾過、水溶液による処理(特開平11−23638
8号)又は酸触媒の場合は陰イオン交換樹脂による処理
などで塩基性触媒の場合は陽イオン交換樹脂による処理
などの方法により触媒を分離した後で行うことが好まし
い。
【0029】触媒の分離に使用できる飽和脂肪族炭化水
素としてはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等
が、アルコール化合物としてはメタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等が挙げられる。飽和脂肪
族炭化水素及びアルコール化合物の使用量はシロキサン
含有高分子1gに対して0.01〜200ml、より好
ましくは0.1〜50mlである。
【0030】陰イオン交換樹脂あるいは陽イオン交換樹
脂による触媒の除去は反応液を接触濾過法又は固定層法
により陰イオン交換樹脂あるいは陽イオン交換樹脂で処
理することにより行う。接触濾過法とは、具体的には反
応液と陰イオン交換樹脂あるいは陽イオン交換樹脂を混
合し一定時間撹拌した後濾過により樹脂を除去する方法
である。また固定層法とはOH型の陰イオン交換樹脂あ
るいはH型の陽イオン交換樹脂を充填したカラムや充填
塔などの固定層に反応液を通液することにより反応液よ
り触媒を除去する方法である。処理の回数はいずれも通
常1回であるが2〜100回の複数回行ってもかまわな
い。反応液は通常そのままで処理を行うが、溶媒により
1.1〜100倍に希釈してもかまわない。
【0031】使用できる陰イオン交換樹脂としては、交
換基として−N(CH33OH基、−N(C24OH)
(CH32OH基を有する強酸性OH型陰イオン交換樹
脂、交換基として−NH2−基、−NH−基を有する弱
酸性OH型陰イオン交換樹脂が挙げられる。使用できる
陽イオン交換樹脂としては、交換基としてスルホン基を
有する強酸性H型陽イオン交換樹脂、交換基としてカル
ボキシル基、フェノール基、ホスホン基を有する弱酸性
H型陽イオン交換樹脂、およびこれらの樹脂をシリカ、
アルミナなどの担体に担持したものが挙げられる。
【0032】これらの陰イオン交換樹脂あるいは陽イオ
ン交換樹脂は一種で、又は複数種を混合して使用するこ
とができる。陰イオン交換樹脂あるいは陽イオン交換樹
脂の形態は粒状、粉末のいずれでもかまわない。含水量
が10wt%を越える陰イオン交換樹脂あるいは陽イオ
ン交換樹脂は、そのままで使用してもでもかまわない
が、風乾、加熱乾燥、真空乾燥などにより含水量を10
wt%以下にしておくことが望ましい。
【0033】陰イオン交換樹脂あるいは陽イオン交換樹
脂の使用量は樹脂の種類、交換容量、触媒の種類、反応
液の触媒含有量により異なるが、反応液1mlに対し
0.0001〜10gである。処理時間又は滞留時間は
陰イオン交換樹脂あるいは陽イオン交換樹脂の種類、使
用量、反応液中の触媒濃度により異なるが、0.001
〜400時間である。処理温度は−50〜300℃、よ
り好ましくは0〜150℃である。
【0034】以上の触媒除去操作後、溶媒除去、カラム
分離、析出などの方法により反応液よりケイ素ポリマー
の分離を行う。
【0035】本発明のケイ素ポリマーの分子量に特に制
限はなく、用途や加工方法に応じ、任意の分子量とする
ことができる。本発明のケイ素ポリマーの分子量は、用
いるシラン化合物とジヒドロキシ化合物との量比、反応
時間、反応温度などによって調節することができ、例え
ば、ケイ素ポリマーを0.5g/100ミリリットルの
濃度でクロロホルムに溶解した後35℃で測定した対数
粘度の値を0.1〜3.0デシリットル/gの任意の値
とすることができる。
【0036】本発明のケイ素ポリマーは熱可塑性であ
り、通常の溶融成形により成形することができる。溶融
成形が可能となるためには、樹脂の分解温度に比べて樹
脂が流動する温度が十分に低いことが重要である。本発
明において溶融成形が可能であるとは、具体的には、空
気中において加熱により樹脂の5重量%が減少する温
度、すなわち5%重量減少温度に比べ、1〜1000パ
スカル・秒程度の溶融粘度を示す温度が30℃以上、好
ましくは50℃以上低いことをいう。本発明のケイ素ポ
リマーはいずれも溶融成形が可能であり、押し出し成
形、射出成形、真空成形、ブロー成形、圧縮成型、ブロ
ー成形、カレンダー成形、積層成形等により、ディス
ク、ファイバー等の様々な成形体を得ることができる。
【0037】本発明のケイ素ポリマーは、主鎖構造がケ
イ素及び脂環を含んでなるため、常温(例えば、25
℃)で固体であり、かつ、高い透明性、低複屈折性、低
分散性、耐衝撃性等を併せ有する。
【0038】本発明のケイ素ポリマーは、光ディスク基
盤と同等の厚さ1.2mmの板状とした場合30nm以
下の複屈折(Δnd、シングルパス)と、0.5%以下
の吸水率と60J/m以上の耐衝撃性を持ち、1.45
以上の高屈折性、アッベ数40以上の低分散性、光線透
過率80%以上の透明性を併せ持つ。この特性は、これ
までに開示されている芳香族環を有する光学用熱可塑性
樹脂や脂環構造からなる光学用熱可塑性樹脂では達する
ことのできなかった特性であり、本発明の特定構造がこ
の特性に寄与していることが考えられる。
【0039】
【実施例】
【0040】
【実施例1】200mlのガラス製容器の内部に磁気撹
拌子を設置し、容器内を高純度窒素ガスで置換した。続
いて容器内に原料の4,4’−ジシクロヘキサンジオー
ル9.9g(50 mmol)、トリエチルアミン1
0.9g(108 mmol)及び溶媒としてTHF7
0mlを仕込み、ジメチルジクロロシラン6.7g(5
0mmol)を窒素シール下で30分かけて滴下した。
滴下終了後40℃で20時間撹拌した。反応液をメタノ
ール700mlに投入し析出物を濾別し粉体を得た。こ
の粉体をTHF70mlに溶解し、この溶液をメタノー
ル700mlに投入し析出物を濾別し粉体を得た。この
操作をもう一度繰り返し得た粉体を60℃にて真空乾燥
させ11.3gの目的生成物であるポリ(ジメチルシリ
レン−4,4‘−ビシクロヘキシレンジオキシ)が得ら
れた。収率は89%であった。GPC(ゲル透過クロマ
トグラフィー)によるポリスチレン換算の重量平均分子
量はポリマー115000であった。元素分析の測定値
は、炭素65.8%(理論値66.1%)、水素10.5%(理論値10.
3%)であり、測定値は、測定誤差の範囲で理論値とよく
一致している。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 H-NMR 0.1(-CH3 )、1.0〜1.9(-CH2 -)、3.6、4.0(≡CH) (ppm,CDCl3) ──────────────────────────────────── IR 790(s)、860(m)、895(s)、1050(m)、1075(s)、1255(s)、1380(m) (cm-1) 1450(m)、2860(s)、2930(s) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 次に、この新規なケイ素ポリマーの物性及び光学特性を
測定した。ポリマーをクロロホルム溶媒に0.5g/1
00ミリリットルの濃度で溶解した後35℃で測定した
対数粘度[η]は0.42dl/gであった。フローテ
スターで測定した200℃での溶融粘度[Mv]は32
0Pa・secであり、得られたストランドは強靭で可
とう性に富んでいた。DSCにより測定したガラス転移
温度[Tg]は50℃であった。TGAにより測定した
空気雰囲気における5%重量減少温度[Td5]は30
3℃であった。屈折率[nd]及びアッベ数[νd]は
通常の熱プレス機を用い120℃で5分間で厚さ約1.
2mmの板状試験片を作成し、アッベ屈折計(アタゴ社
DR−M2)により測定した。屈折率は1.50であっ
た(波長588nmのd線)。アッベ数は53であった
(波長588nmのd線を基準)。前記厚さ1.2mm
の板状試験片を用い、ASTM D1003に従って測
定した光線透過率は90%、エリプソメーターにより測
定した複屈折(Δnd、シングルパス)は18nm、A
STM D570に従って測定した吸水率は0.5
%、。ASTM D256に従って測定したアイゾット
衝撃強度は80J/mであった。
【0041】
【実施例2】4,4’−ジシクロヘキサンジオールの代
わりに2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)
プロパン14.8g(50 mmol)を用い、他の条
件は実施例1と同じにして反応を行った。12.0gの
目的生成物であるポリ(ジメチルシリレン−オキシ−
1,4−シクロヘキシレン−2,2−プロピリデン−
1’,4’−シクロヘキシレン−オキシ)が得られた。
収率は81%であった。GPC(ゲル透過クロマトグラ
フィー)によるポリスチレン換算の重量平均分子量はポ
リマー106000であった。元素分析の測定値は、炭
素68.4 %(理論値68.9%)、水素11.1%(理
論値10.9%)であり、測定値は、測定誤差の範囲で
理論値とよく一致している。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 H-NMR 0.1(-SiCH3 )、0.7(-CCH3 )、1.0〜2.0(-CH2 -)、3.6、4.1(≡CH) (ppm,CDCl3) ──────────────────────────────────── IR 790(s)、860(m)、895(s)、1050(m)、1080(s)、1255(s)、1380(m) (cm-1) 1450(m)、2860(s)、2940(s) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例1と同様に物性及び光学特性を測定した。対数粘
度[η]は0.40dl/g、溶融粘度[Mv]は46
0Pa・sec、ガラス転移温度[Tg]は60℃、空
気雰囲気における5%重量減少温度[Td5]は295
℃、屈折率[nd]は1.49、アッベ数[νd]は5
2、光線透過率は90%、複屈折(Δnd、シングルパ
ス)は20nm、吸水率0.5%、アイゾット衝撃強度
は80J/mであった。
【0042】
【比較例1】4,4’−ジシクロヘキサンジオールの代
わりに2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン14.2g(50 mmol)を用い、他の条件は実
施例1と同じにして反応を行った。12.1gの目的生
成物であるポリ(ジメチルシリレン−オキシ−1,4−
フェニレン−2,2−プロピリデン−1’,4’−フェ
ニレン−オキシ)が得られた。収率は85%であった。
GPC(ゲル透過クロマトグラフィー)によるポリスチ
レン換算の重量平均分子量はポリマー113000であ
った。実施例1と同様に物性及び光学特性を測定した。
対数粘度[η]は0.40dl/g、溶融粘度[Mv]
は1100Pa・sec、ガラス転移温度[Tg]は1
14℃、空気雰囲気における5%重量減少温度[T
5]は360℃、屈折率[nd]は1.56、アッベ
数[νd]は33、光線透過率は90%、複屈折(Δn
d、シングルパス)は60nm、吸水率0.5%、アイ
ゾット衝撃強度は90J/mであった。
【0043】
【比較例2】4,4’−ジシクロヘキサンジオールの代
わりにエチレングリコール3.2g(50 mmol)
を、THFの代わりにトルエン用い、メタノール析出の
代わりに反応液を水洗し、トルエン相を濃縮し60℃に
て真空乾燥させた。他の条件は実施例1と同じにして反
応を行った。4.8gの目的生成物であるポリ(ジメチ
ルシリレン−エチレンジオキシ)が得られた。収率は8
0%であった。GPC(ゲル透過クロマトグラフィー)
によるポリスチレン換算の重量平均分子量はポリマー1
2000であった。得られたポリマーは粘性のある液体
であった。
【0044】
【参考例】代表的な光学用樹脂であるPMMA(ポリメ
チリメタクリレート)、PC(ポリカーボネート)、ア
ートンの物性及び光学特性を測定した。PMMAのガラ
ス転移温度[Tg]は93℃、屈折率[nd]は1.4
9、アッベ数[νd]は58、光線透過率は93%、複
屈折(Δnd、シングルパス)は12nm、吸水率2.
0%、アイゾット衝撃強度は10J/mであった。PC
のガラス転移温度[Tg]は150℃、屈折率[nd]
は1.58、アッベ数[νd]は30、光線透過率は9
0%、複屈折(Δnd、シングルパス)は57nm、吸
水率0.4%、アイゾット衝撃強度は120J/mであ
った。アートンのガラス転移温度[Tg]は171℃、
屈折率[nd]は1.51、アッベ数[νd]は57、
光線透過率は92%、複屈折(Δnd、シングルパス)
は20nm、吸水率0.4%、アイゾット衝撃強度は2
0J/mであった。
【0045】
【発明の効果】シラン化合物とジヒドロキシ化合物を縮
合化反応用触媒により反応させることにより優れた光学
特性を有するケイ素ポリマーを提供する。本発明の高分
子は透明性、低分散性、耐衝撃性、低複屈折性、低吸水
性に優れ、かつ溶融成形が可能であり、光学レンズ、プ
リズム、光ディスク基板、光ファイバー、光学フィルム
等に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉井 正司 千葉県袖ヶ浦市長浦580−32 三井化学株 式会社内 Fターム(参考) 4J035 HA01 HA06 HB03 5D029 KA13 KC04 KC07 KC09 KC10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学式(1)で表される繰り返し単位を
    有するケイ素ポリマー(化学式(1)において、R
    1は、水素原子、炭素数1から30のアルキル基、アル
    コキシ基であり、R2は、化学式(2)で表される2価
    の結合基を表し、これらから選ばれる1種又は2種以上
    の結合基より構成される。化学式(2)において、
    、X、Xは、それぞれ、化学式(3)で表され
    る2価の結合基を表し、これらは独立して異なっていて
    も、一部又は全てが同じでもよい。)。 【化1】
  2. 【請求項2】 化学式(4)で表されるシラン化合物
    と、化学式(5)で表される脂環ジヒドロキシ化合物と
    を、縮合化反応させることを特徴とする、化学式(1)
    で表される繰り返し単位を有するケイ素ポリマーの製造
    方法(化学式(1)において、R1は、水素原子、炭素
    数1から30のアルキル基、アルコキシ基であり、R2
    は、化学式(2)で表される2価の結合基を表し、これ
    らから選ばれる1種又は2種以上の結合基より構成され
    る。化学式(4)において、R1は、水素原子、炭素数
    1から30のアルキル基、アルコキシ基であり、Xはハ
    ロゲン原子、炭素数1から30のアルコキシ基である。
    化学式(2)において、X、X、Xは、それぞ
    れ、化学式(3)で表される2価の結合基を表し、これ
    らは独立して異なっていても、一部又は全てが同じでも
    よい。)。 【化2】
  3. 【請求項3】 化学式(4)で表されるシラン化合物
    と、化学式(5)で表される脂環ジヒドロキシ化合物と
    を、化学式(6)で表される反応によって反応させるこ
    とを特徴とする、化学式(1)で表される繰り返し単位
    を有するケイ素ポリマーの製造方法(化学式(1)にお
    いて、R1は、水素原子、炭素数1から30のアルキル
    基、アルコキシ基であり、R2は、化学式(2)で表さ
    れる2価の結合基を表し、これらから選ばれる1種又は
    2種以上の結合基より構成される。化学式(4)及び化
    学式(6)において、R1は、水素原子、炭素数1から
    30のアルキル基、アルコキシ基であり、Xはハロゲン
    原子、炭素数1から30のアルコキシ基である。化学式
    (6)において、R1は、水素原子、炭素数1から30
    のアルキル基、アルコキシ基であり、R2は、化学式
    (2)で表される2価の結合基を表し、これらから選ば
    れる1種又は2種以上の結合基より構成される。化学式
    (2)において、X、X、Xは、それぞれ、化学
    式(3)で表される2価の結合基を表し、これらは独立
    して異なっていても、一部又は全てが同じでもよ
    い。)。 【化3】
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009258385A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Shin Etsu Chem Co Ltd 光学レンズ用硬化性シリコーン組成物
JP2015189819A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 日産化学工業株式会社 ケイ素含有ポリマー及びその製造方法

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