JP2003072814A - 金属製ピルファープルーフキャップ - Google Patents

金属製ピルファープルーフキャップ

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】キャップから切り離されたピルファープルーフ
バンドをそのままの状態で容器口部に固定させないこと
により、ピルファープルーフの効果を充分に得られるよ
うにすると共に、キャップから切り離されたピルファー
プルーフバンドの側にブリッジの残骸を形成させないこ
とで、使用時の安全性を確保できるようにすること。 【解決手段】金属製キャップ1において、ブリッジ17
を残すように外方から横方向に剪断されて形成される水
平スリット16を、剪断面の上方が下方よりもキャップ
径方向で内方にオフセットするように形成することで、
水平スリット16の剪断面よりも上方にブリッジ17を
形成し、且つ、剪断面の下方となるピルファープルーフ
バンド15上端部の内径を、ピルファープルーフバンド
15を係止するために容器口部2に形成される環状膨出
部22の最大外径よりも大径にする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、キャップが開封さ
れたことを示すピルファープルーフ(タンパーエビデン
ス)機能を備えた金属製キャップに関し、特に、ピルフ
ァープルーフバンドを容器口部の側にリング状で残すよ
うにした金属製のピルファープルーフキャップにおい
て、スカート部の裾部に形成されるピルファープルーフ
バンドの弱化部の構造に関する。 【0002】 【従来の技術】最初にキャップを取り外して容器を開封
する際に、キャップのスカート部の裾部に形成されてい
るピルファープルーフバンドの弱化部が破断されること
で、容器の開封を明示して不正に使用されるのを防止す
る所謂ピルファープルーフ(タンパーエビデンス)機能
を備えた金属製キャップについては、従来から各種の飲
料容器等において広く一般的に使用されており、そのよ
うな金属製のピルファープルーフキャップ(PPキャッ
プ)については、キャップと共にピルファープルーフバ
ンドを容器口部から取り外すようにしたタイプの外に、
キャップから切り離されたピルファープルーフバンドを
リング状のままで容器口部の側に残すようにしたタイプ
のものが従来から知られている(例えば、実開昭61−
175144号公報等参照)。 【0003】なお、何れのタイプにしても、スカート部
の裾部をピルファープルーフバンドとした金属製のピル
ファープルーフキャップは、周知の金属製キャップ用の
巻締装置を使用することで、雄ネジの下方に環状の膨出
部が形成されている容器口部にキャップを被せた状態か
ら、キャップの天板部にトップロードを加えながら、該
装置のそれぞれの成形ロールにより、容器口部の雄ネジ
に合わせるようにスカート部の円筒部分を変形させて雌
ネジを形成すると共に、スカート部の裾部に形成された
ピルファープルーフバンドの下端部を、容器口部の環状
膨出部の下端部に係合させるように巻締めるようなロー
ルオン成形により、容器口部に螺着された状態で装着さ
れる。 【0004】一方、上記のようにキャップが装着される
容器口部については、通常、雄ネジが形成されている領
域の下方に、ピルファープルーフバンドを係止するため
の環状膨出部が形成されていると共に、この環状膨出部
の下方が、雄ネジの谷部と略同径の小径筒部に形成され
ていて、そのような最も一般的な形状の容器口部に対し
て、上記のようにキャップを装着した後、容器口部から
キャップを最初に取り外して開封するときには、キャッ
プが上方に移動するのに対して、ピルファープルーフバ
ンドの上方への移動が容器口部の環状膨出部により阻止
されることから、ピルファープルーフバンドの弱化部が
破断されて、キャップからピルファープルーフバンドが
切り離されることとなる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の金属製ピルファープルーフキャップでは、スカ
ート部の裾部をピルファープルーフバンドとするため
に、ブリッジを残すようにキャップの円周方向に沿って
水平スリットを形成する場合、外縁の円周方向にブリッ
ジ部分を除いて間隔を置いて剪断刃部が形成されたスリ
ットパンチツールを用いて、図8に示すように、上面側
がキャップ壁と直交する剪断面となり下面側が傾斜面と
なるように剪断刃部が形成されたスリットパンチツール
34による外方からの横方向の剪断により、図7(B)
に示すように、剪断面Xの下方を上方よりもキャップ径
方向で内方にオフセットさせる(ずらせる)ことで水平
スリット16を形成しており、また、スリットパンチツ
ールの剪断刃部が形成されていない部分により、図7
(A)に示すように、ブリッジ17で繋がった部分を残
すようにしている。(なお、明細書中に記載した上下の
概念はキャップの上下方向に従ったものである。) 【0006】そのように水平スリットとブリッジが形成
されている従来の金属製ピルファープルーフキャップで
は、開封時にピルファープルーフバンドを容器口部の側
に残すようにしたタイプの場合、図6に示すような未使
用の状態から、ロールオン成形により、図9(A),
(B)に示すように容器口部2にキャップ1を装着した
後、容器口部2からキャップ1を最初に取り外して開封
したときに、図10(A)に示すように、容器口部2に
残されたピルファープルーフバンド15は、その上端付
近が水平スリットの成形時に内方にオフセットされて容
器口部2の側に押し付けられ、上端で容器口部2に引っ
掛かって下方に自然にずり落ちることなく、装着時の位
置で固定された状態となっていることから、図10
(B)に示すように、取り外したキャップ1で容器口部
2を再封鎖したときに、容器口部2に残されたピルファ
ープルーフバンド15とキャップ1とが合致して、一見
した所では既に開封されたことが判り難く、ピルファー
プルーフの効果が充分に得られないような虞があった。 【0007】また、水平スリット16の間に形成された
ブリッジ17は、水平スリット16の剪断面よりも下方
に位置していることから、ブリッジ17が破断されてキ
ャップ1からピルファープルーフバンド15が切り離さ
れた状態では、図10(A)に示すように、容器口部2
にリング状で残るピルファープルーフバンド15の側に
ブリッジ17の残骸(比較的大きな破断片)が残ること
となり、その結果、消費者が容器口部2から直接に飲料
を飲むような時に、ピルファープルーフバンドの側に残
ったブリッジ17の残骸によって消費者の唇等を傷付け
るような虞があった。 【0008】本発明は、上記のような問題の解消を課題
とするものであり、具体的には、ピルファープルーフバ
ンドを容器口部の側にリング状で残すような金属製ピル
ファープルーフキャップについて、キャップから切り離
されたピルファープルーフバンドをそのままの状態で容
器口部に固定させないことにより、ピルファープルーフ
の効果を充分に得られるようにすると共に、キャップか
ら切り離されたピルファープルーフバンドの側にブリッ
ジの残骸を形成させないことで、使用時の安全性を確保
できるようにすることを課題とするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、キャップのスカート部の裾部
が、ピルファープルーフバンドとして、容器口部の側に
リング状で残るように、キャップの円周方向に沿って水
平スリットとブリッジが交互に形成された弱化部によ
り、切り離し可能に形成されている金属製キャップにお
いて、ブリッジを残すように外方から横方向に剪断され
て形成される水平スリットを、剪断面の上方が下方より
もキャップ径方向で内方にオフセットするように形成す
ることで、水平スリットの剪断面よりも上方にブリッジ
を形成し、且つ、剪断面の下方となるピルファープルー
フバンド上端部の内径を、ピルファープルーフバンドを
係止するために容器口部に形成される環状膨出部の最大
外径よりも大径にしていることを特徴とするものであ
る。 【0010】上記のような構成によれば、ブリッジが破
断されてキャップからピルファープルーフバンドが切り
離されたときに、容器口部に残ったピルファープルーフ
バンドは、その上端部を容器口部の環状膨出部に引っ掛
けることなく自重により下方に自然にずり落ちて、装着
時の位置でそのまま容器口部に固定されるようなことは
なく、また、ブリッジの残骸はキャップの側に残って、
ピルファープルーフバンドの側にブリッジを殆ど残すこ
とはない。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の金属製ピルファー
プルーフキャップの実施形態について、図面に基づいて
詳細に説明する。なお、本発明の一実施形態について、
図1は、容器口部に装着される前の未使用のキャップを
示し、図2は、未使用のキャップの(A)ブリッジ部分
と(B)水平スリット部分とをそれぞれ縦断面で示し、
図3は、水平スリットとブリッジの成形状態を示し、図
4(A),(B)は、容器口部にキャップが装着された
開封前の状態を示し、図5(A),(B)は、開封後に
容器口部をキャップで再封鎖した状態を示すものであ
る。一方、従来の金属製ピルファープルーフキャップに
ついて、図6〜図9は、前記の図1〜図4に相当するも
のであり、また、図10は、(A)キャップから切り離
されて容器口部に残ったピルファープルーフバンドと
(B)開封後に容器口部をキャップで再封鎖した状態と
を示すものである。 【0012】本実施形態の金属製ピルファープルーフキ
ャップでは、容器本体の口部に装着される前の未使用の
状態において、図1に示すように、天板部11の下面側
に樹脂製のパッキング2が貼着されたキャップ1の、天
板部11の周縁から膨出部を介して下方に垂下する略円
筒状のスカート部12には、その上端近傍の膨出部に、
炭酸飲料容器に使用するときのガス抜きのためのベント
スリット13が形成されており、その下方が雌ネジが成
形される予定の円筒部分14となっている。 【0013】そして、スカート部12の円筒部分14よ
りも下方の裾部には、円周方向に沿って水平スリット1
6とブリッジ17が交互に形成された弱化部によって切
り離し可能なように、ピルファープルーフバンド15が
形成されており、水平スリット16とブリッジ17によ
る弱化部の上側は、外方に突出する環状の上方ビード部
18となり、弱化部の下側は、外方に突出する環状の下
方ビード部19となっていて、キャップ1のスカート部
12からピルファープルーフバンド15が切り離された
ときには、上方ビード部18がキャップ1の下端部分と
なり、下方ビード部19がピルファープルーフバンド1
5の上端部分となる。 【0014】上記のようなスカート部12の円筒部分1
4に雌ネジが形成されていない未使用のキャップ1は、
図示していないが、雄ネジの下方に環状の膨出部が形成
されている容器口部に対して、キャップを容器口部に被
せた状態から、周知の金属製キャップ用の巻締装置を使
用することで、キャップ1の天板部11にトップロード
を加えながら、該装置のそれぞれの成形ロールによるロ
ールオン成形によって、容器口部の雄ネジに合わせるよ
うにスカート部12の円筒部分14が変形されて雌ネジ
が形成されると共に、スカート部12の裾部に形成され
たピルファープルーフバンド15の下端部が、容器口部
の環状膨出部の下端部に係合するように巻締められる。 【0015】その結果、図4(A),(B)に示すよう
に、雄ネジ21が形成されている領域の下方に、ピルフ
ァープルーフバンド15を係止するための環状膨出部2
2が形成され、環状膨出部22の下方に、雄ネジ21の
谷部と略同径の小径筒部23に形成されているような容
器口部2に対して、キャップ1のスカート部12(元の
円筒部分14)に雌ネジが形成され、ピルファープルー
フバンド15の下端部が環状膨出部22の下端部に係合
された状態で、容器口部2にキャップ1が装着されるこ
ととなる。 【0016】そして、容器口部2に装着されたキャップ
1は、容器の開封時に、キャップ1を捻って容器口部2
との螺合を解除させる方向に回転させることにより、弱
化部のブリッジ17が破断されて、ピルファープルーフ
バンド15がキャップ1(スカート部12)から切り離
されることで、容器口部2の環状膨出部22の下端部に
係合されたピルファープルーフバンド15を容器口部2
の側に残した状態で、容器口部2からキャップ1が取り
外されることとなり、その後、図5(A),(B)に示
すように、キャップ1で容器口部2を再封鎖した場合に
は、ピルファープルーフバンド15が元の位置から下方
にずり落ちており、キャップ1の下端とピルファープル
ーフバンド15の上端とが、小径筒部23の高さ方向の
寸法と略同じ寸法分だけ隔離していることで、容器が既
に開封されていることが明確に示されることとなる。 【0017】ところで、容器口部に装着される前のキャ
ップ1のスカート部12に形成されているベントスリッ
ト13や水平スリット16(ブリッジ17)や各ビード
部18,19等の成形加工については、図示していない
が、キャップとの当接面が円周方向に延びるようなパン
チツールに沿って、キャップを冠着させたロールヘッド
を自転させながら公転させて成形加工するようにした、
基本的には従来周知の構造のキャップ成形装置を使用す
ることにより行われるものである。 【0018】そのようなキャップ成形装置では、ピルフ
ァープルーフバンド15をスカート部12から切り離す
ための弱化部付近を成形するために、従来から、図8に
示すように、ロールヘッドの側にビードロール31とピ
ルファープルーフバンドロール32がそれぞれ設けら
れ、パンチツールの側にビードパンチツール33とスリ
ットパンチツール34とビードサポートツール35とピ
ルファープルーフバンドツール36がそれぞれ設けられ
ていて、スリットパンチツール34の先端部分に形成さ
れた剪断刃部による外方からの横方向の剪断によって水
平スリット16を形成している。 【0019】そして、スリットパンチツール34の外縁
の円周方向に沿って間隔を置いて剪断刃部のない部分
(先端部分が切り欠かれた部分)を形成しておくこと
で、スリットパンチツール34の先端部分の剪断刃部に
よって形成される水平スリット16の間に、剪断刃部の
ない部分によってブリッジ17を残すようにしている。
また、そのような水平スリット16とブリッジ17によ
る弱化部の成形の際に、ビードロール31によって剪断
面の上側に上方ビード部18を成形すると共に、ピルフ
ァープルーフバンドロール32によって剪断面の下側に
下方ビード部19を成形している。 【0020】そのような弱化部付近の成形において、従
来は、図8に示すように、上面側がキャップ壁と直交す
る剪断面となり下面側が傾斜面となるように剪断刃部が
形成されたスリットパンチツール34を使用して、斜線
で示す部分をブリッジ17として残すようにすること
で、図7(B)に示すように、剪断面Xの下方を上方よ
りもキャップ径方向で内方にオフセットさせるように水
平スリット16が形成されており、図7(A)に示すよ
うに、剪断面Xよりも下方にブリッジ17が形成されて
いて、ピルファープルーフバンドロール15の切り離し
時には、剪断面Xに沿ってブリッジ17が破断されるこ
ととなる。 【0021】これに対して、本実施形態では、図3に示
すように、下面側がキャップ壁と直交する剪断面となり
上面側が傾斜面となるように剪断刃部が形成されたスリ
ットパンチツール34を使用して、斜線で示す部分をブ
リッジ17として残すようにすることで、図2(B)に
示すように、剪断面Xの上方を下方よりもキャップ径方
向で内方にオフセットさせるように水平スリット16が
形成されており、図2(A)に示すように、剪断面Xよ
りも上方にブリッジ17が形成されていて、ピルファー
プルーフバンド15の切り離し時には、剪断面Xに沿っ
てブリッジ17が破断されることとなる。 【0022】上記のように製造される本実施形態の金属
製ピルファープルーフキャップ1によれば、水平スリッ
ト16の形成時に剪断面の上方をキャップ径方向で内方
にオフセットさせている(上方ビード部18の下端より
も下方ビード部19の上端を外方に位置させている)こ
とで、剪断面の下方となるピルファープルーフバンド1
5の上端部の内径を、容器口部2の環状膨出部22の最
大外径よりも僅かに大径としていることから、キャップ
1から切り離されたピルファープルーフバンド15は、
その上端部が容器口部2の環状膨出部22に引っ掛かる
ようなことはない。 【0023】そのため、図5(A),(B)に示すよう
に、キャップ1から切り離されて容器口部に残ったピル
ファープルーフバンド15は、容器口部2で元の装着位
置にそのまま固定されることなく、環状膨出部22の下
方に形成されている小径筒部23の下端まで自重により
ずり落ちることとなって、その結果、開封した後で再び
キャップ1を容器口部2に螺着して再封鎖したときに
は、容器口部2に残されたピルファープルーフバンド1
5と再封鎖したキャップ1との間に大きな隙間ができ
て、誰が見ても開封されたことが一目で判ることとな
る。 【0024】また、水平スリット16の剪断面Xよりも
上方にブリッジ17が形成されていることで、容器を開
封してキャップ1からピルファープルーフバンド15を
切り離した時に、図5(A),(B)に示すように、キ
ャップ1の側にブリッジ17の残骸が残されて、ピルフ
ァープルーフバンド15の側にはブリッジは殆ど残って
いないことから、消費者が容器口部2から直接に飲料を
飲もうとする時に、容器口部2の側に残ったピルファー
プルーフバンド15によって唇等を傷付けるような虞は
殆どない。 【0025】なお、ピルファープルーフバンド15を切
り離すことでキャップ1の側に形成されるブリッジ17
の残骸については、その上方に形成されている環状の上
方ビード部18の外方への突出によって、キャップ1を
指で掴んだときにブリッジ17の残骸に指が触れるのを
できるだけ回避できるようにしている。 【0026】以上、本発明の金属製ピルファープルーフ
キャップの一実施形態について説明したが、本発明は、
上記のような実施形態に限られるものではなく、例え
ば、上記の実施形態に示したようなスカート部の上端近
傍にベントスリットを設けた炭酸飲料容器用のキャップ
に限らず、スカート部の上端近傍に単なるローレットが
形成されているキャップであっても良い等、適宜設計変
更可能なものであることは言うまでもない。 【0027】 【発明の効果】以上説明したような本発明の金属製ピル
ファープルーフキャップによれば、開封によりキャップ
から切り離されたピルファープルーフバンドを、容器口
部で装着位置に固定されることなく自重で下方に落ちる
ものにすることで、開封した後でキャップにより再封鎖
する際に、ピルファープルーフバンドとキャップの間に
隙間ができてピルファープルーフ性を充分に得ることが
できると共に、ピルファープルーフバンドの側にブリッ
ジの残骸が残らないようにすることで、消費者が容器口
部から飲料を飲もうとする時に、容器口部に残ったピル
ファープルーフバンドで唇等が傷付くのを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の金属製ピルファープルーフキャップの
一実施形態について、容器口部に装着される前の未使用
のキャップの全体を示す部分切欠き側面図。 【図2】図1に示した本発明のキャップについて、
(A)ブリッジ部分と(B)水平スリット部分のそれぞ
れを示す縦断面図。 【図3】図1に示した本発明のキャップについて、キャ
ップ成形装置による弱化部付近の成形状態を示す縦断面
説明図。 【図4】図1に示した本発明のキャップについて、容器
口部にキャップが装着された開封前の状態を部分的に示
す(A)側面図と(B)縦断面図。 【図5】図1に示した本発明のキャップについて、開封
後に容器口部をキャップで再封鎖した状態を部分的に示
す(A)側面図と(B)縦断面図。 【図6】従来の金属製ピルファープルーフキャップにつ
いて、容器口部に装着される前の未使用のキャップの全
体を示す部分切欠き側面図。 【図7】図6に示した従来のキャップについて、(A)
ブリッジ部分と(B)水平スリット部分のそれぞれを示
す縦断面図。 【図8】図6に示した従来のキャップについて、キャッ
プ成形装置による弱化部付近の成形状態を示す縦断面説
明図。 【図9】図6に示した従来のキャップについて、容器口
部にキャップが装着された開封前の状態を部分的に示す
(A)側面図と(B)縦断面図。 【図10】図6に示した従来のキャップについて、
(A)キャップから切り離されて容器口部に残ったピル
ファープルーフバンドを部分的に示す縦断面図、およ
び、(B)開封後に容器口部をキャップで再封鎖した状
態を部分的に示す縦断面図。 【符号の説明】 1 キャップ(金属製ピルファープルーフキャッ
プ) 2 容器口部 12 (キャップの)スカート部 15 ピルファープルーフバンド 16 水平スリット 17 ブリッジ 22 (容器口部の)環状膨出部 X 剪断面
フロントページの続き (72)発明者 後藤 国敏 神奈川県相模原市西橋本5−5−1 大和 製罐株式会社技術開発センター内 Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AA22 BA01 CA01 CC01 DA01 DB04 DC01 GA01 GB01 KA17 LA01 LB02 LD01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 キャップのスカート部の裾部が、ピルフ
    ァープルーフバンドとして、容器口部の側にリング状で
    残るように、キャップの円周方向に沿って水平スリット
    とブリッジが交互に形成された弱化部により、切り離し
    可能に形成されている金属製キャップにおいて、ブリッ
    ジを残すように外方から横方向に剪断されて形成される
    水平スリットが、剪断面の上方が下方よりもキャップ径
    方向で内方にオフセットされるように形成されているこ
    とで、水平スリットの剪断面よりも上方にブリッジが形
    成され、且つ、剪断面の下方となるピルファープルーフ
    バンド上端部の内径が、ピルファープルーフバンドを係
    止するために容器口部に形成される環状膨出部の最大外
    径よりも大径になっていることを特徴とする金属製ピル
    ファープルーフキャップ。
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