JP2003072364A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2003072364A JP2001266117A JP2001266117A JP2003072364A JP 2003072364 A JP2003072364 A JP 2003072364A JP 2001266117 A JP2001266117 A JP 2001266117A JP 2001266117 A JP2001266117 A JP 2001266117A JP 2003072364 A JP2003072364 A JP 2003072364A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調ケースの組付工数低減および空調ケース
の原価低減を図る。 【解決手段】 第1空気通路31aを形成する空調ケー
ス31を備え、車両の計器盤1の一部で第1空気通路3
1aと連通する第2空気通路1bを形成し、内外気切替
ドア12および蒸発器23を第2空気通路1bに配置す
る。これにより、従来必要であった内外気ユニットのケ
ース11およびクーラユニットのケース21を廃止でき
るので、空調ケースのダッシュパネルPへの組付工数を
低減できるとともに、空調ケースの原価低減を図ること
ができ、ひいては空調装置全体のコストダウンを図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両計器盤内側に
配置された空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、車両計器盤の内側に搭載された
従来の空調装置の正面図であり、この空調装置は、内外
気ユニット10、クーラユニット20およびブロワ一体
式ヒータユニット30から構成されている。
【0003】そして、内外気ユニット10は、内外気切
換ドア(図示せず)その他の空調用機能部品を第1空調
ケース11に内蔵して構成され、クーラユニット20
は、エバポレータ22その他の機能部品を第2空調ケー
ス21に内蔵して構成されている。そして、ブロワ一体
式ヒータユニット30は、ブロワ32、ヒータコア33
その他の機能部品を第3空調ケース31に内蔵して構成
されている。
【0004】そして、エンジンルームと車室内とを仕切
るダッシュパネルPに、各空調ケース11〜31の固定
部N1、N2、N3を図示しないタッピングスクリュ等
の固定手段により固定して、各ユニット10〜30を車
両に搭載している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
造では、空調ケース11〜31に多くの機能部品22、
32、33を内蔵させるため、空調ケース11〜31の
小型化が困難であり、多くの箇所(図6では7箇所)に
固定部N1〜N3が必要となり、空調ケース11〜31
のダッシュパネルPへの組付工数が多いことが問題とな
っていた。
【0006】また、空調装置全体のコストのうち空調ケ
ース11〜31の原価が占める割合は大きく、それ故
に、空調ケース11〜31の小型化が困難である従来構
造では、空調装置のコストダウンを大きく図ることは困
難であった。
【0007】因みに、車両左右方向に延びてステアリン
グを支持する梁部材(レインフォースバー)、計器盤、
および空調装置10〜30等を予め一体的に組み付けて
コクピットモジュール組付体として構成し、この組付体
を、車両組付ラインにて車両に搭載する場合があるが、
この場合においても、各空調ケース11〜31をダッシ
ュパネルPや梁部材に固定する作業が必要であり、空調
ケース11〜31の組付工数が多いことが問題となって
いた。
【0008】本発明は、上記点に鑑み、空調ケースの組
付工数低減および空調ケースの原価低減を図ることを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、第1空気通路(31
a)を形成する空調ケース(31)を備え、車両の計器
盤(1)の一部で第1空気通路(31a)と連通する第
2空気通路(1b)を形成し、空調用の機能部品(1
2、23)を第2空気通路(1b)に配置したことを特
徴としている。
【0010】これにより、計器盤(1)で形成された第
2空気通路(1b)に配置された機能部品(12、2
3)の搭載スペースの分だけ、空調ケース(31)の大
きさを縮小して小型化を図ることができるので、空調ケ
ース(31)のダッシュパネルPや梁部材等への固定部
位を少なくでき、空調ケースの組付工数を低減できる。
また、このように空調ケース(31)を小型化できるの
で、空調ケース(31)の原価低減を図ることができ、
ひいては空調装置全体のコストダウンを図ることができ
る。
【0011】また、空調用の機能部品の一例として、請
求項2に記載の発明の如く第2空気通路(1b)に導入
される内気と外気とを切り替える内外気切換手段(1
2)や、請求項3に記載の発明の如く第2空気通路(1
b)を流通する空気を冷却する冷房用熱交換器(23)
や、第2空気通路(1b)を流通する空気を加熱する暖
房用熱交換器や、第2空気通路(1b)から車室内に向
かって空気を送風する送風ファン等が挙げられる。
【0012】また、請求項4に記載の発明のように、計
器盤(1)のうち助手席の前方に位置する部分で第2空
気通路(1b)を形成し、計器盤(1)の内側のうち車
両左右方向略中央に空調ケース(31)を配置して好適
である。
【0013】また、請求項5に記載の発明では、計器盤
(1)には、車室内に向けて開口する開口部(1a)を
有する袋形状の袋構造部(2)が形成されており、袋構
造部(2)には、開口部(1a)を覆うカバー(4)が
脱着可能に取り付けられており、第2空気通路(1b)
は、袋構造部(2)およびカバー(4)により形成され
ていることを特徴としている。
【0014】よって、カバー(4)を脱着することによ
り、機能部品(12、23)の第2空気通路(1b)へ
の脱着を車室内側から容易に行うことができるので、機
能部品(12、23)のメンテナンス性を向上できる。
また、市場における機能部品(12、23)の後付作業
性をも向上できる。
【0015】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用空調装置の
一実施形態を、図1ないし図4に基づいて説明する。な
お、図中の前後上下左右を示す矢印は、空調装置の、車
両搭載状態における車両に対する向きを示すものであ
る。
【0017】図1は車両前方に配置される樹脂製の計器
盤1を車室内側から見た分解斜視図であり、計器盤1の
うち助手席の前方に位置する部分には、車室内に向けて
開口する開口部1aを有する袋形状の袋構造部2が一体
に形成されている。この開口部1aはグローブボックス
3の上方に位置しており、樹脂製の意匠カバー4により
開口部1aは覆われて、袋構造部2および意匠カバー4
により空気通路(第2空気通路)1bが形成されるよう
になっている。
【0018】図2(a)は図1のA−A断面図であり、
意匠カバー2に一体成形された係合クリップ4aが計器
盤1の開口部1a周囲の図示しない係合部に係合するこ
とにより、意匠カバー4は図中の矢印Bに示す向きに脱
着可能に取り付けられている。因みに、計器盤1の樹脂
成形時における金型の脱型方向は、この矢印Bの向きと
なる。
【0019】図2(b)は図2(a)のC矢視図であ
り、図3は図2(b)のD−D断面図である。そして、
図1、図2(b)および図3に示すように袋構造部2に
は、空気通路1b内に内気を導入する内気導入口2aお
よび外気を導入する外気導入口2bが形成されている。
そして、図2(b)に示すように外気導入口2bには外
気導入ダクト5が備えられており、このダクト5の端部
はダッシュパネルPのうち外気と連通する開口部分にパ
ッキン6を介して接続されている。
【0020】なお、ダッシュパネルPは、車両左右方向
に延びてエンジンルームと車室内とを仕切る金属製の板
部材であり、車体の一部を構成するものである。
【0021】また、空気通路1bには、本発明の機能部
品として、導入口2a、2bから導入される内気と外気
とを切り替える内外気切替ドア(内外気切換手段)12
が回動可能に配置されている。そして、内外気切替ドア
12に一体成形された回転軸12aは、袋構造部2のう
ちダッシュパネルPと対向する面に沿って延びるように
配置されている(図2(b)および図3参照)。そし
て、回転軸12aの車両前方側の一端は、袋構造部2の
開口部2cから空気通路1b外方に突出しており、この
突出した部分にはリンク部材13が結合されている(図
1および図3参照)。
【0022】そして、リンク部材13は図示しないケー
ブル等により操作レバーと連結されており、乗員が操作
レバーを手動操作すると内外気切替ドア12が回動して
所定の吸込口モードに設定される。なお、内外気切替ド
ア12を図2(b)の実線の位置に回動させて内気導入
口2aを閉塞させると、外気が導入される外気モードと
なり、図2(b)の2点鎖線の位置に回動させて外気導
入口2bを閉塞させると、内気が導入される内気モード
となる。
【0023】また、空気通路1bのうち内外気切替ドア
12の空気流れ下流側には、本発明の機能部品として、
導入口2a、2bから導入されて空気通路1bを流通す
る空気を冷却する蒸発器(冷房用熱交換器)22が配置
されている。この蒸発器22は車両エンジンにより駆動
される圧縮機を持つ冷凍サイクル中に設けられ、冷媒の
蒸発潜熱により空気を冷却するようになっている。
【0024】ここで、図3に示すように、袋構造部2の
内側には蒸発器22を挟み込むように突出するリブ部2
hが形成されており、このリブ部2hに挟まれて蒸発器
22は袋構造部2内にて位置決めされるようになってい
る。
【0025】また、蒸発器22は、冷媒を流通させる複
数本のチューブ22aを、ダッシュパネルPの垂直方向
に積層して構成されており、チューブ22aの両端には
チューブ22aの積層方向に延びるタンク22bが備え
られている(図1および図2(a)参照)。そして、蒸
発器22の外周にはパッキン23が貼り付けられてお
り、また、蒸発器22の下側のタンク22bにはインシ
ュレータ24が配置されている。
【0026】これらのパッキン23およびインシュレー
タ24は袋構造部2と蒸発器22とを断熱するととも
に、空気が漏れ出ないようにシールするためのものであ
る。この断熱機能により、袋構造部2への結露を防止す
ることができ、また、シール機能により、空気通路1b
内に導入された空気は漏れなく蒸発器22を通過するこ
ととなる。
【0027】そして、袋構造部2のうちダッシュパネル
Pと対向する面に開口する開口部2dからは蒸発器22
に接続された冷媒配管25が配置されており、この冷媒
配管25は袋構造部2の外方に位置するボックス型膨張
弁26に接続されている。また、この膨張弁26はダッ
シュパネルPの開口部P1に配置されており、前述の冷
凍サイクルに接続されている(図2および図3参照)。
【0028】また、袋構造部2のうち蒸発器22の空気
流れ下流側には、ドレン水排出口2eが形成されており
(図3参照)、袋構造部2には、排出口2eからダッシ
ュパネルPを貫通するように延びるドレンポート2fが
一体に形成されている。
【0029】また、袋構造部2のうち、蒸発器22の空
気流れ下流側に位置し、蒸発器22の通風面と対向する
面には空気導出口2gが形成されている。この空気導出
口2gには後述のブロワ一体式ヒータユニット30が接
続されており、蒸発器22を通過した空気はこの空気導
出口2gを通って、ヒータユニット30に流入するよう
になっている。
【0030】図4は、本実施形態のブロワ一体式ヒータ
ユニット30を示す断面図であり、図6に示す従来の空
調装置のうちのヒータユニット30と同様のものである
ため、以下、ヒータユニット30の構成を簡単に説明す
る。
【0031】空調ケース31は、計器盤1の一部で形成
された空気通路1bと連通する空気通路(第1空気通
路)31aを構成するものであって、この空調ケース3
1は、計器盤1の内側のうち車両左右方向略中央に配置
される。そして、ダッシュパネルPに、各空調ケース3
1の固定部N1(図6参照)を図示しないタッピングス
クリュ等の固定手段により固定して、ヒータユニット3
0を車両に搭載している。
【0032】この空調ケース31内には、モータにより
駆動される周知の遠心多翼ファンにて構成された送風機
(送風手段)32が配設されており、図4の紙面垂直方
向に空気導出口2gからの空気を吸入して、矢印E方向
に送風するようになっている。また、空調ケース31内
のうち送風機32の空気流れ下流側には、車両エンジン
の冷却水を熱源として送風空気を加熱するヒータコア
(暖房用熱交換器)33が略水平方向に配設されてい
る。
【0033】そして、ヒータコア33の空気上流側部位
には、回転軸34aを中心として矢印X方向に回動する
ことにより車室内へ吹き出す空気温度を制御するエアミ
ックスドア(温度制御手段)34が設けられている。こ
のエアミックスドア34の開度に応じて、送風機32に
より矢印E方向に送風された空気のうち、ヒータコア3
3を通って矢印F方向に流れる温風と、ヒータコア33
をバイパスして矢印G方向に流れる冷風の風量割合を調
節するようになっている。
【0034】また、空調ケース31内のうち、ヒータコ
ア33およびエアミックスドア34の空気流れ下流側部
分には、ロータリドア(吹出口切替手段)34が回動可
能に設けられており、空調ケース31には、ロータリド
ア34の回動方向に沿って隣接して並ぶように吹出空気
通路開口部31b、31c、31dが形成されている。
【0035】そして、開口部31bは、乗員の上半身に
向かって空気を吹き出すための図示しないフェイス吹出
口にフェイス吹出ダクト35によって連通されている。
また、開口部31cは、乗員の下半身に向けて空気を吹
き出すための図示しないフット吹出口にフット吹出ダク
ト36によって連通されている。また、開口部31d
は、車両の窓ガラスに向かって空調風を吹き出すための
図示しないデフロスタ吹出口とデフロスタダクト37に
よって連通されている。
【0036】そして、ロータリドア34を任意の位置に
回動させることにより、所定の吹出口から空調風が吹き
出されるようになっており、所定の吹出口モードに設定
可能になっている。
【0037】次に、上記構成による空調装置の作動を説
明する。送風機32が駆動されると、内気あるいは外気
が導入口2a、2bから吸込まれて、計器盤1の一部に
より形成された空気通路1bを流通する。そして、蒸発
器22を通過した後、導出口2gを経てヒータユニット
30の空調ケース31内の空気通路31aに流入する。
【0038】そして、空調ケース31内を矢印E、G、
Fのように空気が流れて、エアミックスドア34の開度
により風量割合が調節された冷風と温風とが、ロータリ
ドア34の内周側にて混合されて所望の吹出空気温度が
得られる。そして、吹出空気はいずれかの吹出空気通路
開口部31b、31c、31dを介して車内の各吹出口
から吹き出されるようになっている。
【0039】次に、上記構成による空調装置の車両への
組み付け手順を説明すると、図5は、各種部品を車両に
組み付けて搭載する車両組付けラインLの模式図であ
り、図4の状態に予め組み立てられたヒータユニット3
0や、後述の計器盤モジュール部品40等が、組付けラ
インLに沿って複数個並べられている。
【0040】ここで、計器盤モジュール部品40の組み
立て手順を説明すると、計器盤1に、その開口部1aか
ら内外気切替ドア12、蒸発器22およびインシュレー
タ24等を袋構造部2内に挿入し、意匠カバー4を開口
部1aに取り付ける。そして、袋構造部2のうちダッシ
ュパネルPと対向する面の外方から、内外気切替ドア1
2の回転軸12aの一端にリンク部材13を結合する。
また、袋構造部2のうちダッシュパネルPと対向する面
の外方から、ボックス型膨張弁26を蒸発器22の冷媒
配管25に接続する。以上により、計器盤モジュール部
品40が組み立てられる。
【0041】そして、図5に示す第1工程にて、ダッシ
ュパネルPに、空調31の固定部N1(図6参照)を図
示しないタッピングスクリュにより固定して、ヒータユ
ニット30を車両に組み付ける。その後、他の車両搭載
部品を車両に組付ける組付工程を経た後に、計器盤1を
車両に組み付ける(第4工程)。
【0042】ここで、上述したように本実施形態の空調
装置の構造によれば、計器盤1の一部で空気通路1bを
形成し、この空気通路1bに内外気切替ドア12および
蒸発器22等を配置することにより、図6に示す従来の
空調装置のうち、内外気ユニット10およびクーラユニ
ット20と同様の機能を有することとなる。
【0043】従って、本実施形態によれば、従来必要で
あった内外気ユニット10の第1空調ケース11および
クーラユニット20の第2空調ケース21を廃止するこ
とができる。よって、第1および第2空調ケース11、
21の固定部N1、N2の数だけタッピングスクリュに
よる組付け作業を低減できるとともに、空調ケースの原
価低減を図ることができ、ひいては空調装置全体のコス
トダウンを図ることができる。
【0044】ところで、図6に示す従来の空調装置で
は、第1工程の後に、クーラユニット20の第2空調ケ
ース21の固定部N2を図示しないタッピングスクリュ
により固定して、クーラユニット20を車両に組み付け
(第2工程)、さらにその後、内外気ユニット10の第
1空調ケース11の固定部N1を図示しないタッピング
スクリュにより固定して、内外気ユニット10を車両に
組み付ける(第3工程)作業が必要である。
【0045】これに対し、本実施形態によれば、従来の
第1および第2空調ケース11、21を廃止できるの
で、上記第2および第3工程を廃止することができ、空
調装置の組付工数を低減できる。また、前述のように第
1および第2空調ケース11、21を廃止できるので、
空調ケースの原価低減を図ることができ、ひいては空調
装置全体のコストダウンを図ることができる。
【0046】また、本実施形態では、計器盤1に、車室
内に向けて開口する開口部1aを有する袋形状の袋構造
部2を形成し、袋構造部2に、開口部1aを覆う意匠カ
バー4を脱着可能に取り付けているので、意匠カバー4
を脱着することにより、内外気切替ドア12および蒸発
器22の空気通路1bへの脱着を車室内側から容易に行
うことができるので、内外気切替ドア12および蒸発器
22のメンテナンス性を向上できる。また、蒸発器22
をオプション仕様とした空調装置においては、本実施形
態により、市場における蒸発器22の後付作業性をも向
上でき、好適である。
【0047】また、本実施形態のように、ブロワ一体式
のヒータユニット30を備える空調装置に本発明を適用
すれば、図6に示す従来の空調装置のうちヒータユニッ
ト30を設計変更することなくそのまま適用することが
できるので、好適である。
【0048】(他の実施形態)上記実施形態では、車両
組付けラインLにて、第1工程および第4工程を設け、
ヒータユニット30と計器盤モジュール部品40とをそ
れぞれ別々に車両に組み付けるようにしているが、予
め、車両左右方向に延びてステアリングを支持する梁部
材(レインフォースバー)、計器盤モジュール部品4
0、およびヒータユニット30等を予め一体的に組み付
けてコクピットモジュール組付体として構成し、この組
付体を、車両組付ラインにて車両に搭載するようにして
もよい。
【0049】また、上記実施形態では、本発明の機能部
品として、内外気切替ドア12および蒸発器22を、計
器盤1の一部で形成された空気通路1b配置するように
しているが、本発明の機能部品はこれらの部品12、2
2に限られることなく、例えば、送風機32やヒータコ
ア33を空気通路1bに配置するようにしてもよい。
【0050】また、周知のセミセンタ置き空調装置に本
発明を適用し、送風機32および内外気切替手段12を
空気通路1bに配置して、送風機ユニットのケースを廃
止するようにしてもよい。ここで、セミセンタ置き空調
装置とは、計器盤1内側のうち助手席側に配置され、内
外気切替手段12および送風手段32を有する送風機ユ
ニットと、車両左右方向略中央部に配置され、蒸発器2
2、ヒータコア33等を有する空調ユニットとを接続ダ
クトにより接続して構成したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す車両用空調装置の要
部を示す分解斜視図である。
【図2】(a)は図1のA−A断面図であり、(b)は
C矢視図である。
【図3】図2(b)のD−D断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す車両用空調装置の、
ブロワ一体式ヒータユニット部を示す概略断面図であ
る。
【図5】図1に示す計器盤モジュール部品および図4に
示すヒータユニットを車両に組み付けて搭載するため
の、車両組付けラインの模式図である。
【図6】従来の車両用空調装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1…計器盤、1a…開口部、1b…第2空気通路、2…
袋構造部、4…カバー、12…内外気切換手段、23…
冷房用熱交換器、31…空調ケース、31a…第1空気
通路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1空気通路(31a)を形成する空調
    ケース(31)を備え、 車両の計器盤(1)の一部で、前記第1空気通路(31
    a)と連通する第2空気通路(1b)を形成し、 前記第2空気通路(1b)に、空調用の機能部品(1
    2、23)を配置したことを特徴とする車両用空調装
    置。
  2. 【請求項2】 前記機能部品は、前記第2空気通路(1
    b)に導入される内気と外気とを切り替える内外気切換
    手段(12)であることを特徴とする請求項1に記載の
    空調装置の車両搭載構造。
  3. 【請求項3】 前記機能部品は、前記第2空気通路(1
    b)を流通する空気を冷却する冷房用熱交換器(23)
    であることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2空気通路(1b)を、前記計器
    盤(1)のうち助手席の前方に位置する部分で形成し、 前記空調ケース(31)を、前記計器盤(1)の内側の
    うち車両左右方向略中央に配置したことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装
    置。
  5. 【請求項5】 前記計器盤(1)には、車室内に向けて
    開口する開口部(1a)を有する袋形状の袋構造部
    (2)が形成されており、 前記袋構造部(2)には、前記開口部(1a)を覆うカ
    バー(4)が脱着可能に取り付けられており、 前記第2空気通路(1b)は、前記袋構造部(2)およ
    び前記カバー(4)により形成されていることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空
    調装置。
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