JP2003072341A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2003072341A
JP2003072341A JP2001262216A JP2001262216A JP2003072341A JP 2003072341 A JP2003072341 A JP 2003072341A JP 2001262216 A JP2001262216 A JP 2001262216A JP 2001262216 A JP2001262216 A JP 2001262216A JP 2003072341 A JP2003072341 A JP 2003072341A
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compressor
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JP2001262216A
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Mikio Miyao
幹夫 宮尾
Kenji Furuse
健二 古瀬
Takashi Seki
崇史 関
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エバポレータへの着霜を防止しつつ、車両室
内の温度を速やかに低下させることのできる車両用空調
装置を提供する。 【解決手段】 目標温度設定データDを、送風量の増加
とともに目標温度が低下するよう設定し、エバポレータ
7への着霜を防止しつつ、コンプレッサ3を最大限に稼
働させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両室内の空気調
節を行うとともに、車両の窓ガラスの曇りを除去する機
能を有する車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用空調装置として、コンプ
レッサ、エバポレータ等からなる冷凍サイクルを有し、
エバポレータにて熱交換された空気を、複数の通風口か
ら選択的に車両室内へ吐出するものが一般に知られてい
る。この車両用空調装置は、エバポレータにて熱交換さ
れた空気の温度を検出する温度センサを備え、この温度
センサにて検出された温度が予め設定された目標温度と
なるようコンプレッサの運転・停止が制御される。
【0003】この車両用空調装置は、車両室内の空調を
行うとともに、窓ガラスの曇りを除去する機能を有して
いる。即ち、運転者等により空調操作部のデフスイッチ
が押圧されると、熱交換され除湿された空気が窓ガラス
へ向けて吐出されるよう通風口が切り換えられ、この通
風口より吐出される除湿された空気により、窓ガラスの
曇りが除去されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記車両用
空調装置で車両室内を急速に冷房する際、或いは、窓ガ
ラスの曇りを除去する際には、通風口より吐出される空
気の温度が低く、或いはより除湿されるほど、車両室内
の温度が低下する時間、或いは、窓ガラスの曇り除去に
要する時間が短縮される。しかしながら、前記車両用空
調装置では、例えば、水の凝固点温度より低い温度とな
るよう検出温度を制御すると、エバポレータに霜が付着
してエバポレータの熱交換効率が著しく低下する。この
ため、エバポレータに着霜しない温度以上で検出温度を
制御せざるを得ず、車両室内の温度を速やかに低下させ
ることができないという問題点があった。また、外気温
度が低い冬場等では、コンプレッサが早目に停止し除湿
ができず、窓ガラスの曇り除去に多大な時間を要すると
いう問題点もある。
【0005】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、エバポレータへの着
霜を防止しつつ、車両室内の温度を速やかに低下させる
ことのできる車両用空調装置を提供することにある。ま
た、車両の窓ガラスの曇りを速やかに除去することので
きる車両用空調装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、冷媒を圧縮するコンプレ
ッサと、前記冷媒及び空気で熱交換を行うエバポレータ
と、前記エバポレータに前記空気を送風し、送風量を調
節可能な送風手段と、前記エバポレータにて熱交換され
た前記空気の温度を検出する温度検出手段と、前記温度
検出手段にて検出される前記温度が、予め設定された目
標温度となるよう前記コンプレッサの運転・停止を制御
するコンプレッサ制御手段とを備えた車両用空調装置に
おいて、前記送風手段の前記送風量に応じて、予め設定
された目標温度設定データに従い、前記目標温度を変更
する目標温度変更手段を具備し、前記目標温度設定デー
タを、前記送風量の増加とともに前記目標温度が低下す
るよう設定したことを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、送風量の増
加とともに目標温度が低下するよう目標温度設定データ
を設定したので、送風手段の送風量に応じて、エバポレ
ータに霜が付着しない範囲で、コンプレッサを最大限に
稼働させ、車両室内へ吐出される冷風温度を低くするこ
とができる。
【0008】従って、エバポレータへの着霜を防止しつ
つコンプレッサの稼働率を向上させ、車両室内の温度を
速やかに低下させることができる。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
車両用空調装置において、前記目標温度変更手段は、車
両の窓ガラスの曇り除去制御を行う際に、前記目標温度
を変更することを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
作用に加え、車両の窓ガラスの曇り除去制御を行う際
に、目標温度を変更するようにしたので、低外気温域で
のコンプレッサ稼働率が高まり、通風口等から窓ガラス
へ向けて吐出される空気が除湿される。
【0011】従って、除湿された空気により窓ガラスの
曇り除去を速やかに行うことができる。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の車両用空調装置において、前記目標温度設定デ
ータを、前記送風量が増加すると、前記目標温度が水の
凝固点温度より低くなるよう設定したことを特徴とす
る。
【0013】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2の作用に加え、送風量が増加した際にはエバポレ
ータへの着霜が生じる温度が水の凝固点温度より低くな
るので、エバポレータへの着霜を確実に防止しつつ、車
両室内へ吐出される冷風温度を格段に低くすることがで
きる。
【0014】従って、目標温度を水の凝固点温度より高
く、且つ、一定の温度としてコンプレッサを制御する従
来のものに比べ、車両室内へ吐出される冷風温度を格段
に低下させることができる。また、コンプレッサの稼働
率を格段に向上させ、車両室内の温度を格段速やかに低
下させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明の一実施形
態を示すもので、図1は車両のエンジンルーム内におけ
る車両用空調装置の配置を示す概略説明図、図2は車両
用空調装置の概略構成ブロック図である。
【0016】図1及び図2に示すように、車両1のエン
ジンルームには、エンジン2により駆動し冷媒を圧縮す
るコンプレッサ3と、外気と冷媒とで熱交換を行うコン
デンサ4と、冷媒の気液分離を行うレシーバ5と、冷媒
を断熱膨張させるエキスパンションバルブ6と、車両室
内へと送風される空気と冷媒とで熱交換を行うエバポレ
ータ7とが設けられている。ここで、コンプレッサ3、
コンデンサ4、レシーバ5、エキスパンションバルブ
6、エバポレータ7は、この順に冷媒配管8により配管
接続されており、車両用空調装置9の冷凍サイクルを構
成している。
【0017】エンジン2には冷却用の冷却水が循環して
おり、ラジエータ10により外気と冷却水とで熱交換が
行われるようになっている。図1に示すように、ラジエ
ータ10は、エンジンルームのフロントグリルの後方
に、コンデンサ4と並設されている。ラジエータ10の
近傍には、ラジエータ10を通風冷却するラジエータ用
ファン11と、コンデンサ4及びラジエータ10を通風
冷却する冷却ファン12とが備えられている。
【0018】コンプレッサ3は、ベルトを介してエンジ
ン2の駆動力が伝達される回動自在のプーリ3aと、プ
ーリ3aの回動力を冷媒圧縮部へ伝達可能なクラッチ3
bとを有している。即ち、エンジン2の駆動時はプーリ
3aは定常的に回動しており、クラッチ3bが動力接続
状態であるときはコンプレッサ3により冷媒が圧縮さ
れ、クラッチ3bが動力切断状態であるときはコンプレ
ッサ3による冷媒の圧縮が停止する。
【0019】車両用空調装置9は、前述の冷凍サイクル
と、エバポレータ7が配設されるクーリングボックス1
3と、コンプレッサ3の運転・停止を制御する制御部1
4とを備えている。
【0020】クーリングボックス13は車両1の室内側
に設けられ、その内部にエバポレータ7が配設されてい
る。即ち、クーリングユニット13内で熱交換された空
気が、車両室内へと送風されて、車両室内の空気調節が
行われるようになっている。ここで、クーリングユニッ
ト13は、車両室内への送風量を調節するブロア部13
aと、車両室内へ送風する空気を内気循環と外気とに切
り換える内外気シャッタ部13bと、エバポレータ7に
通風する空気量を調節する温調シャッタ部13cと、車
両室内へ送風される際の通気口を切り換えるモータシャ
ッタ部13dと、エバポレータ7にて熱交換された空気
の検出温度Twを検出する温度検出手段としての温度セ
ンサ13eとを有している。ブロア部13a、各シャッ
タ部13b,13c,13d及び温度センサ13eは、
それぞれ制御部14に接続されている。
【0021】送風手段としてのブロア部13aは、印加
された電圧と送風量とが略比例するようになっており、
制御部14により印加電圧が制御されるようになってい
る。ここで、ブロア部13aは送風量Wを多段階で制御
可能であり、本実施形態においては、印加される電圧に
応じて7段階の強さで送風するようになっている。
【0022】図2に示すように、制御部14はインター
フェース部14aを備え、このインターフェース部14
aはコンプレッサ3のクラッチ3bと、クーリングボッ
クス13のブロア部13aとに接続するとともに、クー
リングボックス13の温度センサ13eと、メインスイ
ッチ15、オートスイッチ16、エアコンスイッチ1
7、デフスイッチ18等を有する空調操作部19と、車
両1における外気温度Taを検出する外気センサ20と
に接続されている。ここで、各スイッチ15〜18は運
転者等により押圧自在に構成され、メインスイッチ15
がON状態のときには車両室内の空調が行われ、オート
スイッチ16がON状態のときには設定温度等に基づい
て空調が自動的に行われ、エアコンスイッチ17がON
状態のときには車両用空調装置9を作動させた空調が行
われ、デフスイッチ18がON状態のときは窓ガラスへ
向けて吐出される通風口が選択されるようになってい
る。また、制御部14は、コンプレッサ制御手段、目標
温度変更手段としての演算部14b及び記憶部14cを
有し、記憶部14cには、目標温度設定データDと、コ
ンプレッサ作動判定プログラム14dと、コンプレッサ
制御プログラム14eと、目標温度変更プログラム14
fとが記憶されている。
【0023】コンプレッサ作動判定プログラム14d
は、外気センサ19にて検出される外気温度Taに基づ
いて、コンプレッサ3が作動状態にあるか否かを判定す
るプログラムである。具体的には、図3に示すように、
外気温度Taと所定の判定温度とを比較し、外気温度T
aが判定温度より高い場合はコンプレッサ3が作動状態
にあると判定し、低い場合はコンプレッサ3が停止状態
にあると判定する。即ち、コンプレッサ作動判定プログ
ラム14dを実行すると、コンプレッサ3を停止させる
ことが望ましい外気温度領域で、コンプレッサ3が停止
状態であると判定される。
【0024】コンプレッサ制御プログラム14eは、温
度センサ13eにて検出される検出温度Twが、目標温
度Ttとなるようコンプレッサ3の運転・停止を制御す
るプログラムである。具体的には、目標温度Ttより検
出温度Twが高いときには、クラッチ3bを動力接続状
態としてコンプレッサ3を作動させ、冷却サイクルを駆
動して検出温度Twが低下するよう制御する。また、目
標温度Ttより検出温度Twが低いときには、クラッチ
3bを動力切断状態としてコンプレッサ3を停止させ、
冷却サイクルを停止して検出温度Twが上昇するよう制
御する。
【0025】目標温度設定データDは、ブロア部13a
の送風量Wに応じて目標温度Ttを決定するための予め
設定されたデータであり、送風量Wの増加とともに目標
温度Ttが低下するよう設定されている。本実施形態に
おいては、目標温度設定データDは、図4に示すよう
に、送風量Wと目標温度Ttの関係は、 Tt=A×W+B の式で表され、送風量Wが決定されると一義的に目標温
度Ttが定まるようになっている。ここで、A及びB
は、エバポレータ7の熱交換性能、車種等に応じて定め
られる定数である。また、定数A,Bは、送風量Wが増
加するとエバポレータ7に霜が付着する目標温度Ttが
低下することを利用し、所定の送風量Wでエバポレータ
7に霜が付着しないように定められている。本実施形態
においては、7段階の送風量Wのうち、最も弱い第1段
階の送風量Wのとき目標温度Ttが約1.5℃、最も強
い第7段階の送風量Wのとき目標温度Ttが約−2℃と
なるようA及びBが定められている。即ち、目標温度設
定データDは、送風量Wが増加すると、目標温度Ttが
水の凝固点温度より低くなるよう設定されている。
【0026】以上のように構成された車両用空調装置9
において、コンプレッサ制御プログラム14eと、目標
温度変更プログラム14fとを実行し、コンプレッサ3
の運転・停止により検出温度Twを制御する際の動作
を、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0027】まず、空調操作部18のメインスイッチ1
5がON状態か否かを判別し(ステップS1)、メイン
スイッチ15がON状態でない場合はコンプレッサ3を
停止させる(ステップS2)。
【0028】ステップS1でメインスイッチ15がON
状態である場合は、オートスイッチ16がON状態であ
るか否かを判別し(ステップS3)、オートスイッチ1
6がON状態でない場合は、続けてエアコンスイッチ1
7がON状態か否かを判別する(ステップS4)。ステ
ップS4にてエアコンスイッチ17がON状態でない場
合は、ステップS2へ進んでコンプレッサ3を停止させ
る。
【0029】ステップS3にてオートスイッチ16がO
N状態である場合と、ステップS4にてエアコンスイッ
チ17がON状態である場合は、前述のコンプレッサ作
動判定プログラム14dを実行し、コンプレッサ3の作
動判定を行う(ステップS5)。次に、コンプレッサ3
が作動状態と判定されたか否かを判別し(ステップS
6)、作動状態でない場合はステップS2へ進んでコン
プレッサ3を停止させる。
【0030】ステップS6にてコンプレッサ3が作動状
態である場合は、目標温度変更プログラム14fを実行
し、目標温度Ttを決定する(ステップS7)。次い
で、コンプレッサ制御プログラム14eを実行し、ステ
ップS7にて決定された目標温度Ttとなるようコンプ
レッサ3を作動させる(ステップS8)。
【0031】このように、本実施形態の車両用空調装置
9によれば、目標温度設定データDを送風量Wの増加と
ともに目標温度Ttが低下するよう設定したので、送風
量Wに応じて、エバポレータ7に霜が付着しない範囲
で、コンプレッサ3を最大限に稼働させ、車両室内へ吐
出される冷風温度を低くすることができる。従って、エ
バポレータ7への着霜を防止しつつコンプレッサ3の稼
働率を向上させ、車両室内の空調を効率よく行うことが
できる。
【0032】また、本実施形態の車両用空調装置9によ
れば、目標温度設定データDをエバポレータ7に霜が付
着しない送風量Wのときに目標温度Ttが水の凝固点温
度より低くなるよう設定したので、ブロア13aによる
エバポレータ7への送風がなされていない、或いは、送
風量Wが小さいときに、エバポレータ7への着霜が生じ
る温度にまで目標温度Ttを低下させることができる。
従って、目標温度を水の凝固点温度より高く、且つ、一
定の温度としてコンプレッサを制御する従来のものに比
べ、車両室内へ吐出される冷風温度を格段に低下させる
ことができる。また、コンプレッサ3の稼働率を格段に
向上させ、車両室内の温度を格段速やかに低下させるこ
とができる。
【0033】尚、前記実施形態においては、デフスイッ
チ18がON状態であるか否かに関わらずに目標温度T
tを変更するものを示したが、例えば、図6のフローチ
ャートに示すように、ステップS7の直前にデフスイッ
チ18がON状態であるか否かを判別し(ステップS
9)、ON状態の場合にステップS7に進んで目標温度
Ttを変更するようにしてもよい。ステップS9におい
て、デフスイッチ18がON状態でない場合はステップ
S8に進み、目標温度Twを変更することなく、コンプ
レッサ3を制御するようになっている。この場合、運転
者等によりデフスイッチ18が押圧された際、即ち、車
両1の窓ガラスの曇り除去制御を行う際に、目標温度T
tを変更するようにしたので、通風口より窓ガラスへ向
けて吐出される空気の温度が低下する。従って、除湿効
果により窓ガラスの曇り除去を速やかに行うことができ
る。
【0034】また、前記実施形態においては、目標温度
Ttより検出温度Twが高いときにはコンプレッサ3を
作動させ、目標温度Ttより検出温度Twが低いときに
はコンプレッサ3を停止させるものを示したが、検出温
度Twが目標温度Ttとなるよう制御するものであれ
ば、コンプレッサ3を作動・停止させる条件をどのよう
に設定してもよいことは勿論である。
【0035】また、前記実施形態においては、目標温度
設定データDが送風量Wと目標温度Ttの関係式である
ものを示したが、例えば、目標温度設定データDを各段
階ごとの送風量Wに対応する目標温度Ttを予め定めた
テーブルとし、このテーブルに従って目標温度Ttを決
定するものであってもよく、目標温度設定データDは前
記実施形態の構成に限られるものではない。また、目標
温度設定データDにおける目標温度Ttの設定温度等も
任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適
宜に変更可能であることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の車両用空
調装置によれば、送風手段の送風量に応じて、エバポレ
ータに霜が付着しない範囲で、コンプレッサを最大限に
稼働させ、車両室内へ吐出される冷風温度を低くするこ
とができるので、エバポレータへの着霜を防止しつつコ
ンプレッサの稼働率を向上させ、車両室内の空調を効率
よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、車両のエン
ジンルーム内における車両用空調装置の配置を示す概略
説明図である。
【図2】車両用空調装置の概略構成ブロック図である。
【図3】コンプレッサ作動判定プログラムにより、外気
温度に応じてコンプレッサが作動状態であるか否かを判
定する様子を示した図である。
【図4】目標温度設定データにおける、送風量と目標温
度との関係を示したグラフである。
【図5】車両用空調装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】車両用空調装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 車両 3 コンプレッサ 4 コンデンサ 7 エバポレータ 9 車両用空調装置 13a ブロア部 13e 温度検出センサ 14 制御部 14b 演算部 14c 記憶部 14d コンプレッサ作動判定プログラム 14e コンプレッサ制御プログラム 14f 目標温度変更プログラム D 目標温度設定データ Tw 目標温度 W 送風量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 崇史 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を圧縮するコンプレッサと、前記冷
    媒及び空気で熱交換を行うエバポレータと、前記エバポ
    レータに前記空気を送風し、送風量を調節可能な送風手
    段と、前記エバポレータにて熱交換された前記空気の温
    度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段にて検
    出される前記温度が、予め設定された目標温度となるよ
    う前記コンプレッサの運転・停止を制御するコンプレッ
    サ制御手段とを備えた車両用空調装置において、 前記送風手段の前記送風量に応じて、予め設定された目
    標温度設定データに従い、前記目標温度を変更する目標
    温度変更手段を具備し、 前記目標温度設定データを、前記送風量の増加とともに
    前記目標温度が低下するよう設定したことを特徴とする
    車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記目標温度変更手段は、車両の窓ガラ
    スの曇り除去制御を行う際に、前記目標温度を変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記目標温度設定データを、前記送風量
    が増加すると、前記目標温度が水の凝固点温度より低く
    なるよう設定したことを特徴とする請求項1または2記
    載の車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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