JP2003072163A - 印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体

Info

Publication number
JP2003072163A
JP2003072163A JP2001262566A JP2001262566A JP2003072163A JP 2003072163 A JP2003072163 A JP 2003072163A JP 2001262566 A JP2001262566 A JP 2001262566A JP 2001262566 A JP2001262566 A JP 2001262566A JP 2003072163 A JP2003072163 A JP 2003072163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
memory
intermediate code
expansion
print control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001262566A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Oyama
直樹 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001262566A priority Critical patent/JP2003072163A/ja
Publication of JP2003072163A publication Critical patent/JP2003072163A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ページの描画処理時間を短縮でき、ページ
単位の中間コードに対する描画処理効率を格段に向上さ
せることである。 【解決手段】 レンダラ4−4−1により展開される各
バンド毎のイメージ展開に要する展開予測時間とプリン
タエンジンのプロセスにより決定される一定の展開限度
時間とを比較してバンド展開エラーが発生するか否かを
判断した際に、バンド展開エラーが発生すると判断され
たバンド展開エラーを先頭バンドの描画開始前にワーク
メモリ4−5上に描画した場合には、GA4−4がレン
ダラ4−4−1がすべきバンド描画タイミングを変更す
る構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置で生
成された印刷データを中間コードに変換し、該中間コー
ドに基づきメモリ上に確保される複数のバンドメモリ上
に交互にイメージ展開する描画手段と、前記描画手段に
よりいずれか一方のバンドメモリ上にイメージ展開され
た画像データをプリンタエンジンの印刷プロセスに同期
して該プリンタエンジンに転送する転送手段を備える印
刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷処理装置において、例えばA
4−600dpiの用紙に印刷情報を印字する場合、印
刷情報をビットマップに1ページ分すべて展開するため
には、少なくとも4MB以上のメモリ容量が必要であっ
た。
【0003】しかし、1ページ分をメモリ上に展開して
印字するのではなく、1ページのメモリ容量をいくつか
のセグメント(バンド)に分割し、メモリ上に2つ以上
の描画用バンドメモリを構成させ、各セグメントに対し
て描画データ展開済みの片方のバンドメモリのビットマ
ップイメージをエンジンに転送(シッピング)して印字
し、その間にもう一方のバンドメモリに描画データを展
開する方法を取り、各セグメントに対して交互にバンド
メモリの展開及びシッピングを行い前述の容量のメモリ
が存在しなくても印字できるように構成されていた。
【0004】そのため、上記バンド処理に備えて、ソフ
トウエアではオブジェクトと呼ばれるハードウェアに読
みこませる中間コードを作成し、ハードウェアは中間コ
ードを解析しながらバンド上に描画データを展開しなが
ら、シッピングを開始していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1バン
ド分のシッピングが終了しても中間コードを展開しきれ
ない場合は、オーバーランと呼ばれる現象(印刷処理エ
ラー)が発生してしまう。そのようなことを発生させな
いために、予め1バンド展開する時間を予測して(描画
予測時間)その時間がバンドデータをシッピングする時
間を超える場合は、プレレンダリングという印字開始前
にあらかじめ描画データを展開していた。
【0006】しかしながら、例えはシッピングが開始さ
れてからその既にプレレンダリングが発生したバンドは
レンダラに空き時間が発生してしまい、効率的なバンド
描画処理が行われず、印刷開始までにプレレンダリング
に伴う待ち時間が発生して、印刷処理効率が低下してし
まう等の問題点があった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、描画手段により展開
される各バンド毎のイメージ展開に要する展開予測時間
とプリンタエンジンのプロセスにより決定される一定の
展開限度時間とを比較してバンド展開エラーが発生する
か否かを判断した際に、バンド展開エラーが発生すると
判断された場合に、該バンド展開エラーを先頭バンドの
描画開始前に前記メモリ上に描画した場合には、描画手
段がすべきバンド描画タイミングを変更することによ
り、描画手段による各バンド描画時に空き時間が発生し
ないバンド描画スケジュールに従って中間コードをバン
ドメモリに描画可能となり、各ページの描画処理時間を
短縮でき、ページ単位の中間コードに対する描画処理効
率を格段に向上させることができる印刷制御装置および
印刷制御方法および記憶媒体を提供することである。
【0008】さらに、他の目的は、中間コードに基づ
き、バンドメモリに対してバンド描画する際に、各バン
ド間に所定時間の空き時間が発生する場合には、バンド
メモリに対するリフレッシュ状態を連続リフレッシュと
することにより、レンダリング時におけるリフレッシュ
要求を制限でき、ページ単位の中間コードに対する描画
処理効率を格段に向上させることができる印刷制御装置
および印刷制御方法および記憶媒体を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、情報処理装置で生成された印刷データを中間コード
に変換し、該中間コードに基づきメモリ上に確保される
複数のバンドメモリ上に交互にイメージ展開する描画手
段(図3に示すレンダラ4−4−1に相当)と、前記描
画手段によりいずれか一方のバンドメモリ上にイメージ
展開された画像データをプリンタエンジンの印刷プロセ
スに同期して該プリンタエンジンに転送する転送手段
(図3に示すシッパ4−4−2に相当)を備える印刷制
御装置であって、前記描画手段により展開される各バン
ド毎のイメージ展開に要する展開予測時間とプリンタエ
ンジンのプロセスにより決定される一定の展開限度時間
とを比較してバンド展開エラーが発生するか否かを判断
する第1の判断手段(図3に示すGA4−4に相当)
と、前記第1の判断手段により前記バンド展開エラーが
発生すると判断された場合に、該バンド展開エラーを先
頭バンドの描画開始前に前記メモリ上に描画するプレバ
ンド描画手段と、前記描画手段による描画開始後、前記
プレバンド描画手段による先行描画バンドが発生してい
るかどうかを判断する第2の判断手段(図3に示すGA
4−4に相当)と、前記第2の判断手段により前記プレ
バンド描画手段による先行描画バンドが発生している場
合に、前記描画手段がすべきバンド描画タイミングを変
更する制御手段(図3に示すGA4−4に相当)と有す
るものである。
【0010】本発明に係る第2の発明は、前記描画手段
は、前記制御手段により変更されたバンド描画開始タイ
ミングに従い、前記先行描画バンドと同順位のバンド目
に対して、当該先行描画バンドに後続する1つ先のバン
ドの中間コードをいずれかのバンドメモリに描画するも
のである。
【0011】本発明に係る第3の発明は、前記描画手段
は、前記制御手段により変更されたバンド描画開始タイ
ミングに従い、当該先行描画バンドに後続するページの
先行描画バンドの中間コードをいずれかのバンドメモリ
に描画するものである。
【0012】本発明に係る第4の発明は、前記中間コー
ドの解析状態に基づき、前記バンドメモリに対するリフ
レッシュ実行状態を制御するメモリアクセス手段を有す
るものである。
【0013】本発明に係る第5の発明は、前記中間コー
ドの解析時に、各バンド間の描画時に、所定の空き時間
が発生するかどうかを算定する算定手段(図8に示すC
PU81に相当)を有し、前記メモリアクセス手段(図
8に示すメモリコントローラ部89に相当)は、前記算
定手段により所定の空き時間が発生すると判定した場合
に、前記バンドメモリに対するリフレッシュを連続的に
行うものである。
【0014】本発明に係る第6の発明は、前記メモリア
クセス手段は、前記バンドメモリに対する連続リフレッ
シュを実行した後、通常のリフレッシュサイクルを1回
停止するものである。
【0015】本発明に係る第7の発明は、情報処理装置
で生成された印刷データを中間コードに変換し、該中間
コードに基づきメモリ上に確保される複数のバンドメモ
リ上に交互にイメージ展開する描画ステップと、前記描
画ステップによりいずれか一方のバンドメモリ上にイメ
ージ展開された画像データをプリンタエンジンの印刷プ
ロセスに同期して該プリンタエンジンに転送する転送ス
テップを実行可能な印刷制御装置における印刷制御方法
であって、前記描画ステップにより展開される各バンド
毎のイメージ展開に要する展開予測時間とプリンタエン
ジンのプロセスにより決定される一定の展開限度時間と
を比較してバンド展開エラーが発生するか否かを判断す
る第1の判断ステップ(図7に示すステップ(2))
と、前記第1の判断ステップにより前記バンド展開エラ
ーが発生すると判断された場合に、該バンド展開エラー
を先頭バンドの描画開始前に前記メモリ上に描画するプ
レバンド描画ステップ(図7に示すステップ(3))
と、前記描画ステップによる描画開始後、前記プレバン
ド描画ステップによる先行描画バンドが発生しているか
どうかを判断する第2の判断ステップ(図7に示すステ
ップ(6))と、前記第2の判断ステップにより前記プ
レバンド描画手段による先行描画バンドが発生している
場合に、前記描画ステップがすべきバンド描画タイミン
グを変更する制御ステップ(図7に示すステップ
(7),(8))と有するものである。
【0016】本発明に係る第8の発明は、前記描画ステ
ップは、前記制御ステップにより変更されたバンド描画
開始タイミングに従い、前記先行描画バンドと同順位の
バンド目に対して、当該先行描画バンドに後続する1つ
先のバンドの中間コードをいずれかのバンドメモリに描
画するものである。
【0017】本発明に係る第9の発明は、前記描画ステ
ップは、前記制御ステップにより変更されたバンド描画
開始タイミングに従い、当該先行描画バンドに後続する
ページの先行描画バンドの中間コードをいずれかのバン
ドメモリに描画するものである。
【0018】本発明に係る第10の発明は、前記中間コ
ードの解析状態に基づき、前記バンドメモリに対するリ
フレッシュ実行状態を制御するメモリアクセスステップ
(図11に示すステップ(16))を有するものであ
る。
【0019】本発明に係る第11の発明は、前記中間コ
ードの解析時に、各バンド間の描画時に、所定の空き時
間が発生するかどうかを算定する算定ステップ(図11
に示すステップ(11)〜(14))を有し、前記メモ
リアクセスステップは、前記算定ステップにより所定の
空き時間が発生すると判定した場合に、前記バンドメモ
リに対するリフレッシュを連続的に行うものである。
【0020】本発明に係る第12の発明は、前記メモリ
アクセスステップは、前記バンドメモリに対する連続リ
フレッシュを実行した後、通常のリフレッシュサイクル
を1回停止するものである。
【0021】本発明に係る第13の発明は、情報処理装
置で生成された印刷データを中間コードに変換し、該中
間コードに基づきメモリ上に確保される複数のバンドメ
モリ上に交互にイメージ展開する描画ステップ(図7に
示すステップ(7))と、前記描画ステップによりいず
れか一方のバンドメモリ上にイメージ展開された画像デ
ータをプリンタエンジンの印刷プロセスに同期して該プ
リンタエンジンに転送する転送ステップ(図7に示すス
テップ(5))を実行可能な印刷制御装置に、前記描画
ステップにより展開される各バンド毎のイメージ展開に
要する展開予測時間とプリンタエンジンのプロセスによ
り決定される一定の展開限度時間とを比較してバンド展
開エラーが発生するか否かを判断する第1の判断ステッ
プ(図7に示すステップ(2))と、前記第1の判断ス
テップにより前記バンド展開エラーが発生すると判断さ
れた場合に、該バンド展開エラーを先頭バンドの描画開
始前に前記メモリ上に描画するプレバンド描画ステップ
(図7に示すステップ(3))と、前記描画ステップに
よる描画開始後、前記プレバンド描画ステップによる先
行描画バンドが発生しているかどうかを判断する第2の
判断ステップ(図7に示すステップ(6))と、前記第
2の判断ステップにより前記プレバンド描画ステップに
よる先行描画バンドが発生している場合に、前記描画ス
テップがすべきバンド描画タイミングを変更する制御ス
テップ(図7に示すステップ(7),(8))とを実行
させるためのプログラムをコンピュータが読み取り可能
な記憶媒体に記録したものである。
【0022】本発明に係る第14の発明は、前記描画ス
テップは、前記制御ステップにより変更されたバンド描
画開始タイミングに従い、前記先行描画バンドと同順位
のバンド目に対して、当該先行描画バンドに後続する1
つ先のバンドの中間コードをいずれかのバンドメモリに
描画するものである。
【0023】本発明に係る第15の発明は、前記描画ス
テップは、前記制御ステップにより変更されたバンド描
画開始タイミングに従い、当該先行描画バンドに後続す
るページの先行描画バンドの中間コードをいずれかのバ
ンドメモリに描画するものである。
【0024】本発明に係る第16の発明は、前記中間コ
ードの解析状態に基づき、前記バンドメモリに対するリ
フレッシュ実行状態を制御するメモリアクセスステップ
(図11に示すステップ(16))を有するものであ
る。
【0025】本発明に係る第17の発明は、前記中間コ
ードの解析時に、各バンド間の描画時に、所定の空き時
間が発生するかどうかを算定する算定ステップ(図11
に示すステップ(11)〜(14))を有し、前記メモ
リアクセスステップは、前記算定ステップにより所定の
空き時間が発生すると判定した場合に、前記バンドメモ
リに対するリフレッシュを連続的に行うものである。
【0026】本発明に係る第18の発明は、前記メモリ
アクセスステップは、前記バンドメモリに対する連続リ
フレッシュを実行した後、通常のリフレッシュサイクル
を1回停止するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本実施形態の構
成を説明する前に、本実施形態を適用するに好適なレー
ザビームプリンタの構成について図1〜図3を参照しな
がら説明する。なお、本実施形態を適用するプリンタ
は、レーザヒームプリンタに限られるものではない。
【0028】図1は、本発明を適用可能な出力装置の構
成を示す断面図であり、レーザビームプリンタ(LB
P)の場合を示す。
【0029】図において、1500はLBP本体(LB
P)であり、外部に接続されているホストコンピュータ
から供給される印刷情報(文字コード等)やフォーム情
報あるいはマクロ命令等を入力して記憶するとともに、
それらの情報に従って対応する文字パターンやフォーム
パターン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形
成する。
【0030】1501は操作パネルで、操作のためのス
イッチおよびLED表示器等が配されている。1000
は前記LBP1500全体の制御およびホストコンピュ
ータから供給される文字情報等を解析するプリンタ制御
ユニットで、該プリンタ制御ユニット1000は、主に
文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換し
てレーザドライバ1502に出力する。
【0031】レーザドライバ1502は、半導体レーザ
1503を駆動するための回路であり、入力されたビデ
オ信号に応じて半導体レーザ1503から発射されるレ
ーザ光1504をオン・オフ切り換えする。レーザ光1
504は回転多面鏡1505で左右方向に振らされて静
電ドラム1506上を走査露光する。
【0032】これにより、静電ドラム1506上には文
字パターンの静電潜像が形成されることになる。この潜
像は、静電ドラム1506周囲に配設された現像ユニッ
ト1507により現像された後、記録紙に転写される。
この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録
紙はLBP1500に装着した用紙カセット1508に
収納され、給紙ローラ1509および搬送ローラ151
0と搬送ローラ1511とにより、装置内に取り込まれ
て、静電ドラム1506に供給される。
【0033】また、LBP1500には、図示しないカ
ードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォント
に加えてオプションフォントカード,言語系の異なる制
御カード(エミュレーションカード)を接続できるよう
に構成されている。
【0034】図2は、本発明の実施形態を示す印刷制御
装置を適用可能なプリンタ制御システムの構成を説明す
るブロック図であり、ここでは、レーザピームプリンタ
(図1)を例にして説明する。なお、本発明の機能が実
行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機
器からなるシステムであっても、LAN等のネットワー
クを介して処理が行われるシステムであっても本発明を
適用できることは言うまでもない。
【0035】図において、3000はホストコンピュー
タで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書
処理プログラム等に基づいて図形,イメージ,文字,表
(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するC
PU1を備え、システムバス4に接続される各デバイス
をCPU1が総括的に制御する。
【0036】また、このROM3のプログラム用ROM
には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3
のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフ
ォントデータ等を記憶する。2はRAMで、CPU1の
主メモリ,ワークエリア等として機能する。
【0037】5はキーボードコントローラ(KBC)
で、キーボード(KB)9や不図示のポインティングデ
バイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントロ
ーラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)1
0の表示を制御する。7はディスクコントローラ(DK
C)で、ブートプログラム,種々のアプリケーション,
フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル等を記
憶するハードディスク(HD)、フレキシブルディスク
(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。
【0038】8はプリンタコントローラ(PRTC)
で、所定の双方向性インタフェース(インタフェース)
21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ
1500との通信制御処理を実行する。
【0039】なお、CPU1は、例えばRAM2上に設
定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展
開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのW
YSIWYGを可能としている。また、CPU1は、C
RT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコ
マンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、
種々のデータ処理を実行する。
【0040】プリンタ1500において、12はプリン
タCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶さ
れた制御プログラム等或いは外部メモリ14に記憶され
た制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続
される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、
印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部
(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号
を出力する。
【0041】また、このROM13のプログラムROM
には、図5,図6に示すフローチャートで示されるよう
なCPU12の制御プログラム等を記憶する。ROM1
3のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に
使用するフォントデータ等を記憶し、ROM13のデー
タ用ROMにはハードディスク等の外部メモリ14が無
いプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用さ
れる情報等を記憶している。CPU12は入力部18を
介してホストコンピュータ3000との通信処理が可能
となっており、プリンタ1500内の情報等をホストコ
ンピュータ3000に通知可能に構成されている。19
は前記CPU12の主メモリ、ワークエリア等として機
能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオ
プションRAMによりメモリ容量を拡張することができ
るように構成されている。
【0042】なお、RAM19は、出力情報展開領域、
環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述
したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモ
リ14は、ディスクコントローラ(DKC)20により
アクセスを制御される。外部メモリ14は、オプション
として接続され、フォントデータ、エミュレーションプ
ログラム、フォームデータ等を記憶する。また、150
1は前述した操作パネルで操作のためのスイッチおよび
LED表示器等が配されている。
【0043】また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード,言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていても良い。さらに、図示
しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプ
リンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。
【0044】図3は、本発明に係る印刷制御装置におけ
るバンド制御例を説明する図である。
【0045】図3において、本実施形態では、例えばA
4サイズ600dpiの場合は、そのまま1ページ分を
展開する場合メモリ容量は最低でも4MBが必要であ
り、さらにワーク用メモリが必要となるので4+aMB
が必要である。しかし、A4サイズを600dpiで印
字する事を4MB未満のメモリで実現する場合、図3の
ように1ページの画像に対してn個のセグメントに分割
し、そのセグメントに対してバンドメモリという、分割
された1つのセグメントと同じメモリ容量のバンドメモ
リに各オブジェクトデータを展開し、バンドメモリから
シッピング処理を行い、プリントする必要がある。
【0046】図3において、4−1はA4の1ページ分
の画像とする。4−2はバンドメモリ(BM1)、4−
3はバンドメモリ(BM2)、4−4はバンドメモリに
画像用のビットマップデータを描画する専用のハードウ
エアで構成されるゲートアレイ(GA)である。4−5
はワークメモリである。
【0047】このように構成された印刷制御装置におい
て、GA4−4はバンドメモリ4−2に画像データを展
開した後に、LBPエンジンに対してプリント要求を行
い、LBPエンジンがスタート開始して、バンドメモリ
4−2の画像データをセグメントB1にシッピングをし
ている最中に、GA4−4はバンドメモリ4−3に画像
データを展開する。
【0048】なお、GA4−4は、レンダラ4−4−1
とシッパ4−4−2から構成されて、かつ、バンドメモ
リ4−2,4−3に対するメモリアクセスは後述するよ
うなメモリコントローラ部によりアクセスが制御される
構成となっている。
【0049】同様に、バンドメモリ4−3からセグメン
トB2にシッピングしている間に、GA4−4はバンド
メモリ4−2に画像データを展開する。
【0050】上記のように交互にバンドメモリに画像デ
ータをシッピングしながら、もう1方のバンドメモリに
画像データを展開してセグメントnまで実行していく。
【0051】図4,図5は、本発明に係る印刷制御装置
におけるバンド描画例を説明する図であり、BCDEと
いう文字とZQYPを複数のバンドに、かつ、隣接する
バンド上に跨って描画展開する例に対応する。なお、図
4は、1ページ目に対応し、図5は、2ページ目に対応
する。
【0052】図4において、BCDEという文字がA4
用紙に書かれて、次のページにQYPZの5文字が書か
れている。1ページの4バンド目と2ページ目の4バン
ド目がプレバンドを発生するバンドとする。
【0053】今までは、最初に1ページ目の4バンド目
を印字開始前にプレレンダリングしてそれが終了したら
交互にレンダリング、シッピングを繰り返していた。そ
して、1ページ目が終了したら、また同様に2ページ目
の4バンド目をプレレンダリングして、プレレンダリン
グ終了後に印字をスタートして、1ページ目と同じよう
に交互にレンダリング、シッピングを図6に示すような
タイムスケジュールに従い繰り返していた。
【0054】図6は、本発明に係る印刷制御装置におけ
るバンド処理スケジュールの一例を示す図であり、
(A)が従来系のバンド処理スケジュールに対応し、
(B)が本実施形態のバンド処理スケジュールに対応す
る。
【0055】最初に、図2に示すようなプリンタ150
0を制御するCPU12が1ページ目の中間コードを生
成する。そして、図4に示す4バンド目がプレバンドが
発生するバンドなので、まずこのバンドのデータをレン
ダリングして、その後1バンド目をレンダリングする。
【0056】1バンド目のレンダリングが終了したとこ
ろで1バンド目をシッピングし、現在シッピングしてい
るバンドの1つ先をレンダリングする。ただし、3バン
ド目のシッピングのときにはレンダリングは既に実施さ
れているのでその区間はレンダラに空き時間(図6の
(A)のRenderの状態参照)が発生する。
【0057】また、最後のバンドのシッピングが終了し
てから、次のページのプレバンドが発生する4バンド目
をプレレンダリングして、また1バンド目をレンダリン
グしてそれが終了してから印刷開始となる。
【0058】図6の(B)は先のプレレンダリングした
バンドのときにいるとする。ここで、図6の(A)の場
合にレンダラの空き時間だったときに図示されるタイミ
ングのところで、1ページ5バンド目のレンダリング
を行い、そのためレンダリングは現在シッピングされて
いるバンドのプラス2バンド目をレンダリングすること
になり、1ページのレンダリングをすべて終了させ、タ
イミングにおいて、後続するページである2ページ目
の4バンド目がプレバンドなので、既にその時間にレン
ダリング(先行するページのレンダリングタイミングに
割り込んでレンダリング)を行う。
【0059】このようにして、レンダラの空き時間を利
用して後続するバンドあるいは後続するバンドのプレレ
ンダリング対象バンドを早めにレンダリングすることに
より、タイミングで図示された時間だけ早くシッピン
グされることになり、結果として印刷処理効率が向上し
て、スループットも向上する。
【0060】図7は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(8)は各ステップを示す。
【0061】まず、ステップ(1)で、CPU12は、
ホストコンピュータ3000から受信した印刷情報(例
えばPDLデータを含む)を解析して、印字開始前に図
4に示したGA4−4が描画し易い中間コードを生成す
る。次に、ステップ(2)で、その中間コードをCPU
12が解析して描画予測を行い、1バンド中にレンダリ
ングが終了できないと思われるバンドが存在する(プレ
レンダリングバンド発生)かどうかを判断して、1バン
ド中にレンダリングが終了できないと思われるバンドが
存在しない場合は、ステップ(4)へ進む。
【0062】一方、ステップ(2)で、1バンド中にレ
ンダリングが終了できないと思われるバンドが存在する
と判断した場合は、ステップ(3)で、印字開始前にプ
レレンダリング処理(図2に示したRAM19上にプレ
レンダリング用の領域が確保される)を行う。
【0063】そして、プレレンダリング処理が終了した
ら、ステップ(4)で、1バンド目のレンダリングを行
い、終了後シッピングを開始する。そして、ステップ
(5)で、nバンドをシッピングしているときに、ステ
ップ(6)で、CPU12は、プレバンドタイミングが
発生したかどうかを判断して、プレバンドのタイミング
が発生していると判断した場合は、レンダリング対象バ
ンドパラメータmを「m+1」として、ステップ(7)
で、該mバンドに対するバンドをレンダリングする。な
お、ステップ(6)で、プレバンドのタイミングが発生
していないと判断した場合は、ステップ(7)でレンダ
リング対象バンドパラメータmが指示しているバンドを
レンダリングする。
【0064】次に、ステップ(8)で、CPU12はバ
ンドパラメータnが最終バンド目であるかどうかを判断
して、CPU12はバンドパラメータnが最終バンド目
でないと判断した場合は、パラメータn,mをそれぞれ
「1」インクリメントして、ステップ(5)へ戻り、C
PU12はバンドパラメータnが最終バンド目であると
判断した場合は、処理を終了する。
【0065】ここで、パラメータnとパラメータmの関
係は、図4,図5に記載されている通りで、通常m=n
+1となるが、プレレンダリングのバンドが存在し、そ
のバンド以降はm=n+2となり、さらにプレバンドが
存在する場合はm=n+3…となっていく。
【0066】上記実施形態によれば、レンダラに空き時
間が存在する場合にさらにその先のバンドをレンダリン
グすることにより、パフォーマンスの向上に寄与する。
【0067】〔第2実施形態〕図8は、本発明の第2実
施形態を示す印刷制御装置のバンド描画処理制御部の構
成を説明するブロック図である。
【0068】図8において、81はCPUで、図2に示
したCPU12に相当する。82はすべての動作を司と
るMain GAで、シッパ(Shipper)87,
レンダラ(Render)83を備えている。なお、レ
ンダラ(Render)83は、バンドメモリ84にビ
ットマップイメージを展開する。なお、描画用のバンド
メモリ84は、シンクロナスRAMで構成されている。
【0069】85はメインメモリで、バンド制御を行う
ために少ないメモリに圧縮された中間コードが格納され
ている。86は外部インタフェース(外部I/F)で、
図示されないPCやWSからのデータを受け取る各種I
/Fでセントロニクス、RS232C、イーサネット
(登録商標)(登録商標)、USB等で構成される。ま
た、シッパ87はLBPに印字データを送る。
【0070】88はROMで、LBPコントローラを動
作させるためのF/WROMあるいは文字情報が格納さ
れているFontROM等で構成される。
【0071】図示されないホストコンピュータからデー
タを外部I/F86にPDL、イメージテータ等が送ら
れてきて、ROM88に内蔵されたプログラムコードに
従いながらCPU81はレンダラICに解釈可能な中間
言語を作成し、メインメモリ85にMain GA82
を介して作成する。各色のレンダラは起動がかけられた
あとにメインメモリ85から中間コードを取得し、その
中間コードのデータをビットマップにバンド単位でバン
ドメモリ84に書き込む。ここでバンドメモリ84はシ
ンクロナスRAM等で構成される。
【0072】89はメモリコントローラ部で、バンドメ
モリ84に対するメモリアクセスとメインメモリ(M
M)85に対するメモリアクセスを後述するように制御
する。
【0073】図9は、図8に示したメモリコントローラ
部89の構成を説明するブロック図であり、図8と同一
のものには同一の符号を付してある。
【0074】図9において、通常、タイマ92は一定時
間おきに(通常156usecに1回)リフレッシュリ
クエストをメモリコントローラ95に対して出す。その
場合、DMAコントローラ93、CPUコントローラ9
4からリクエストがきてもそのリクエストを待たせて、
リフレッシュを優先させるのが通常である。
【0075】今回、先の説明のように、レンダラ83の
空き時間、またこのバンドメモリ84の場合、CPU8
1のアクセスは殆んどこないので、連続リフレッシュ回
路91にCPU81が起動をかけると、メモリコントロ
ーラ95にリフレッシュを連続してかけ、その間タイマ
92からの要求はマスクして、一定回数(この場合、例
えば4096回)行ったら、今回の場合、64msec
の間、タイマ92からのリフレッシュ要求は停止され、
その間、DMAリクエスト(特にレンダラ83)はリフ
レッシュに邪魔されず発生することが可能となる。
【0076】図10は、本発明に係る印刷制御装置にお
けるバンド描画状態を説明する図であり、例えばBCD
Eという文字がA4用紙に書かれている印刷データを処
理する例である。
【0077】なお、本実施形態において、上記印刷デー
タを印刷するエンジンは、A4縦の600dpiで10
0ppmとする。特に、A4縦の場合、縦方向に約70
00ライン必要であり、1バンドの高さが「1024」
とすると、7バンド境界に分割される。
【0078】また、1ラインを出力する間隔を50us
ecとすると1バンドで描画するタイムリミットは5
1.2msecとなる。その中で4バンド目が現状のま
までは1バンドシッピングする以上に描画するのに時間
がかかる、つまりオーバランする可能性のあるデータと
なる。通常、当該ページを印刷する場合、印刷開始前に
まず各バンドの中間コードを生成する。
【0079】そして、4バンド目が描画予測よりオーバ
ランする可能性があると判断された場合に、印刷開始前
に描画を開始して空きメモリに格納しておく。この場
合、空きメモリは約0.6MB必要である。そして、4
バンド目の描画(プレレンタリング)が終了した時点
で、初めて印刷処理が開始され、図3で説明したように
先のバンドを描画して、もう片側のバンドを印刷する。
この処理を交互に繰り返す。
【0080】ここで、例えば4バンドの描画予測時間が
わずかにオーバしている場合には、メモリコントローラ
95が、例えばその4バンド目の描画中にDRAMで構
成されるバンドメモリ84のリフレッシュを停止して、
その分早く描画処理を連続処理することにより、オーバ
ランが発生する可能性を低下させるようにメモリアクセ
スを制御している。
【0081】図11は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図9に示すメモリコントローラ95によるバン
ドメモリ84に対するメモリアクセス制御手順に対応す
る。なお、(11)〜(16)は各ステップを示す。
【0082】先ず、ステップ(11)で、プレレンダリ
ングバンド発生有りかどうかを判定して、YESなら
ば、さらに、ステップ(12)で、描画予測時間Tがx
(41.8)msec以内かどうかを判定して、YES
ならばステップ(13)で、バンド前の描画予測時間T
がy(51.1)msec以内かどうかを判定して、Y
ESならばステップ(14)で、2バンド前のバンド高
さの条件(z(1003)ライン以内)かどうかを判定
して、YESならば、ステップ(16)で、連続リフレ
ッシュ回路91を起動して、リフレッシュ連続処理を実
行する。
【0083】一方、ステップ(11)〜(14)で、い
ずれもNOと判定された場合には、ステップ(15)
で、通常印刷処理を実行する。
【0084】ここで、上記バンドメモリ84が、例えば
4096回/64msecのリフレッシュのDRAMで
構成されている場合で、かつ、リフレッシュモードに2
50ns/回かかっているとした場合に、まとめてリフ
レッシュを行うとすると、0.25usec×4096
回=1.024msecかかる。
【0085】従って、このときのレンダラ83とシッパ
87のバス使用率を計算して、例えば使用率を8:2と
した場合で、描画予測時間Tが1バンド中に発生するリ
フレッシュの時間が約1msecの2%であることか
ら、40.96msec(51.2msec×80)<
T<x(41.8)msec(51.2msec×80
%×102%)の描画予測時間Tで、その前のレンタリ
ングが51.2msecよりリフレッシュを連続で発生
させても全エリア終了させることができる時間である。
【0086】なお、上記ステップ中において、yは5
1.2−1.024=50.1msec、として、か
つ、さらにその1つ前のその1バンドのバンド高さが1
024−1024/50=1003ライン以内(zライ
ン)で、最後の方にシッピングしなくて良いときに上記
ステップ(11)〜(14)が全てYESとなった場
合)、バンドメモリ84に対する空き時間が生じるた
め、そこで、次のバンドが開始する前に十分な時間があ
ると判断できたときに、全エリアのリフレッシュを連続
で発生させることとしている。
【0087】図12は、本発明に係る印刷制御装置にお
けるバンド描画処理スケジュールの一例を示す図であ
り、図6と同一のものには同一の符号を付してある。
【0088】図12において、nTOPはTOP信号状
態を示し、Renderはレンダラ83の状態に対応
し、Shipperはシッパ87の状態に対応し、Re
freshはバンドメモリ84に対するメモリコントロ
ーラ部89によるリフレッシュ状態を示す。
【0089】最初に、CPU81はROM88内部のプ
ログラムコードに基づきレンダラ用の中間コードを生成
してそれを終了後1バンド目の描画を行うためにレンダ
ラ83を起動する。1バンド目の描画が終了した段階で
図示されない、nPRNT信号でエンジン側に準備が終
了したことを伝え、エンジンは、TOP信号をアサート
して印刷を開始する。なお、Nバンド目を印刷している
ときは、+1バンド目をレンダリングしている必要があ
る。
【0090】ここで、先ほどの説明の4バンド目の描画
時間がいっぱいで、その前の3バンド目のレンダリン
グ、2バンド目のシッピングが早めに終了して、余裕が
あるときに、図12のタイミングREFTMにいて、連
続リフレッシュ処理をメモリコントローラ95に組み込
まれている連続リフレッシュ回路91にCPU81が起
動をかける。
【0091】なお、この処理は中間コードを生成して1
バンド目をレンダリングする前にも有効な手段である。
この場合lバンド目のレンダリング処理が多少早く終了
するためエンジンに早めに印刷要求を出すことができ
る。
【0092】上記実施形態によれば、アクセス回数を減
らすことにより描画時間内に印字できるデータ量を増や
すことが可能となる。
【0093】以下、図13に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システム
で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について
説明する。
【0094】図13は、本発明に係る印刷制御装置を適
用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理
プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明す
る図である。
【0095】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0096】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0097】本実施形態における図7,図11に示す機
能が外部からインストールされるプログラムによって、
ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0098】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0099】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0100】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリ
カード,ROM,EEPROM等を用いることができ
る。
【0101】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0102】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第18の発明によれば、描画手段により展開される各
バンド毎のイメージ展開に要する展開予測時間とプリン
タエンジンのプロセスにより決定される一定の展開限度
時間とを比較してバンド展開エラーが発生するか否かを
判断した際に、バンド展開エラーが発生すると判断され
た場合に、該バンド展開エラーを先頭バンドの描画開始
前に前記メモリ上に描画した場合には、描画手段がすべ
きバンド描画タイミングを変更するので、描画手段によ
る各バンド描画時に空き時間が発生しないバンド描画ス
ケジュールに従って中間コードをバンドメモリに描画可
能となり、各ページの描画処理時間を短縮でき、ページ
単位の中間コードに対する描画処理効率を格段に向上さ
せることができる。
【0104】さらに、中間コードに基づき、バンドメモ
リに対してバンド描画する際に、各バンド間に所定時間
の空き時間が発生する場合には、バンドメモリに対する
リフレッシュ状態を連続リフレッシュとすることによ
り、レンダリング時におけるリフレッシュ要求を制限で
き、ページ単位の中間コードに対する描画処理効率を格
段に向上させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な出力装置の構成を示す断面
図である。
【図2】本発明の実施形態を示す印刷制御装置を適用可
能なプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図
である。
【図3】本発明に係る印刷制御装置におけるバンド制御
例を説明する図である。
【図4】本発明に係る印刷制御装置におけるバンド描画
例を説明する図である。
【図5】本発明に係る印刷制御装置におけるバンド描画
例を説明する図である。
【図6】本発明に係る印刷制御装置におけるバンド処理
スケジュールの一例を示す図である。
【図7】本発明に係る印刷制御装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態を示す印刷制御装置のバ
ンド描画処理制御部の構成を説明するブロック図であ
る。
【図9】図8に示したメモリコントローラ部の構成を説
明するブロック図である。
【図10】本発明に係る印刷制御装置におけるバンド描
画状態を説明する図である。
【図11】本発明に係る印刷制御装置における第2のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る印刷制御装置におけるバンド描
画処理スケジュールの一例を示す図である。
【図13】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷
システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを
格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
4−2,4−3 バンドメモリ 4−4 GA 4−5 ワークメモリ 4−4−1 レンダラ 4−4−2 シッパ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置で生成された印刷データを
    中間コードに変換し、該中間コードに基づきメモリ上に
    確保される複数のバンドメモリ上に交互にイメージ展開
    する描画手段と、前記描画手段によりいずれか一方のバ
    ンドメモリ上にイメージ展開された画像データをプリン
    タエンジンの印刷プロセスに同期して該プリンタエンジ
    ンに転送する転送手段を備える印刷制御装置であって、 前記描画手段により展開される各バンド毎のイメージ展
    開に要する展開予測時間とプリンタエンジンのプロセス
    により決定される一定の展開限度時間とを比較してバン
    ド展開エラーが発生するか否かを判断する第1の判断手
    段と、 前記第1の判断手段により前記バンド展開エラーが発生
    すると判断された場合に、該バンド展開エラーを先頭バ
    ンドの描画開始前に前記メモリ上に描画するプレバンド
    描画手段と、 前記描画手段による描画開始後、前記プレバンド描画手
    段による先行描画バンドが発生しているかどうかを判断
    する第2の判断手段と、 前記第2の判断手段により前記プレバンド描画手段によ
    る先行描画バンドが発生している場合に、前記描画手段
    がすべきバンド描画タイミングを変更する制御手段と、
    有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記描画手段は、前記制御手段により変
    更されたバンド描画開始タイミングに従い、前記先行描
    画バンドと同順位のバンド目に対して、当該先行描画バ
    ンドに後続する1つ先のバンドの中間コードをいずれか
    のバンドメモリに描画することを特徴とする請求項1記
    載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記描画手段は、前記制御手段により変
    更されたバンド描画開始タイミングに従い、当該先行描
    画バンドに後続するページの先行描画バンドの中間コー
    ドをいずれかのバンドメモリに描画することを特徴とす
    る請求項1記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記中間コードの解析状態に基づき、前
    記バンドメモリに対するリフレッシュ実行状態を制御す
    るメモリアクセス手段を有することを特徴とする請求項
    1記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記中間コードの解析時に、各バンド間
    の描画時に、所定の空き時間が発生するかどうかを算定
    する算定手段を有し、 前記メモリアクセス手段は、前記算定手段により所定の
    空き時間が発生すると判定した場合に、前記バンドメモ
    リに対するリフレッシュを連続的に行うことを特徴とす
    る請求項4記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリアクセス手段は、前記バンド
    メモリに対する連続リフレッシュを実行した後、通常の
    リフレッシュサイクルを1回停止することを特徴とする
    請求項4記載の印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 情報処理装置で生成された印刷データを
    中間コードに変換し、該中間コードに基づきメモリ上に
    確保される複数のバンドメモリ上に交互にイメージ展開
    する描画ステップと、前記描画ステップによりいずれか
    一方のバンドメモリ上にイメージ展開された画像データ
    をプリンタエンジンの印刷プロセスに同期して該プリン
    タエンジンに転送する転送ステップを実行可能な印刷制
    御装置における印刷制御方法であって、 前記描画ステップにより展開される各バンド毎のイメー
    ジ展開に要する展開予測時間とプリンタエンジンのプロ
    セスにより決定される一定の展開限度時間とを比較して
    バンド展開エラーが発生するか否かを判断する第1の判
    断ステップと、 前記第1の判断ステップにより前記バンド展開エラーが
    発生すると判断された場合に、該バンド展開エラーを先
    頭バンドの描画開始前に前記メモリ上に描画するプレバ
    ンド描画ステップと、 前記描画ステップによる描画開始後、前記プレバンド描
    画ステップによる先行描画バンドが発生しているかどう
    かを判断する第2の判断ステップと、 前記第2の判断ステップにより前記プレバンド描画ステ
    ップによる先行描画バンドが発生している場合に、前記
    描画ステップがすべきバンド描画タイミングを変更する
    制御ステップと、を有することを特徴とする印刷制御方
    法。
  8. 【請求項8】 前記描画ステップは、前記制御ステップ
    により変更されたバンド描画開始タイミングに従い、前
    記先行描画バンドと同順位のバンド目に対して、当該先
    行描画バンドに後続する1つ先のバンドの中間コードを
    いずれかのバンドメモリに描画することを特徴とする請
    求項7記載の印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 前記描画ステップは、前記制御ステップ
    により変更されたバンド描画開始タイミングに従い、当
    該先行描画バンドに後続するページの先行描画バンドの
    中間コードをいずれかのバンドメモリに描画することを
    特徴とする請求項7記載の印刷制御方法。
  10. 【請求項10】 前記中間コードの解析状態に基づき、
    前記バンドメモリに対するリフレッシュ実行状態を制御
    するメモリアクセスステップを有することを特徴とする
    請求項7記載の印刷制御方法。
  11. 【請求項11】 前記中間コードの解析時に、各バンド
    間の描画時に、所定の空き時間が発生するかどうかを算
    定する算定ステップを有し、 前記メモリアクセスステップは、前記算定ステップによ
    り所定の空き時間が発生すると判定した場合に、前記バ
    ンドメモリに対するリフレッシュを連続的に行うことを
    特徴とする請求項10記載の印刷制御方法。
  12. 【請求項12】 前記メモリアクセスステップは、前記
    バンドメモリに対する連続リフレッシュを実行した後、
    通常のリフレッシュサイクルを1回停止することを特徴
    とする請求項10記載の印刷制御方法。
  13. 【請求項13】 情報処理装置で生成された印刷データ
    を中間コードに変換し、該中間コードに基づきメモリ上
    に確保される複数のバンドメモリ上に交互にイメージ展
    開する描画ステップと、前記描画ステップによりいずれ
    か一方のバンドメモリ上にイメージ展開された画像デー
    タをプリンタエンジンの印刷プロセスに同期して該プリ
    ンタエンジンに転送する転送ステップを実行可能な印刷
    制御装置に、 前記描画ステップにより展開される各バンド毎のイメー
    ジ展開に要する展開予測時間とプリンタエンジンのプロ
    セスにより決定される一定の展開限度時間とを比較して
    バンド展開エラーが発生するか否かを判断する第1の判
    断ステップと、 前記第1の判断ステップにより前記バンド展開エラーが
    発生すると判断された場合に、該バンド展開エラーを先
    頭バンドの描画開始前に前記メモリ上に描画するプレバ
    ンド描画ステップと、 前記描画ステップによる描画開始後、前記プレバンド描
    画ステップによる先行描画バンドが発生しているかどう
    かを判断する第2の判断ステップと、 前記第2の判断ステップにより前記プレバンド描画ステ
    ップによる先行描画バンドが発生している場合に、前記
    描画ステップがすべきバンド描画タイミングを変更する
    制御ステップと、を実行させるためのプログラムを記録
    したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  14. 【請求項14】 前記描画ステップは、前記制御ステッ
    プにより変更されたバンド描画開始タイミングに従い、
    前記先行描画バンドと同順位のバンド目に対して、当該
    先行描画バンドに後続する1つ先のバンドの中間コード
    をいずれかのバンドメモリに描画することを特徴とする
    請求項13記載の記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記描画ステップは、前記制御ステッ
    プにより変更されたバンド描画開始タイミングに従い、
    当該先行描画バンドに後続するページの先行描画バンド
    の中間コードをいずれかのバンドメモリに描画すること
    を特徴とする請求項13記載の記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記中間コードの解析状態に基づき、
    前記バンドメモリに対するリフレッシュ実行状態を制御
    するメモリアクセスステップを有することを特徴とする
    請求項13記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記中間コードの解析時に、各バンド
    間の描画時に、所定の空き時間が発生するかどうかを算
    定する算定ステップを有し、 前記メモリアクセスステップは、前記算定ステップによ
    り所定の空き時間が発生すると判定した場合に、前記バ
    ンドメモリに対するリフレッシュを連続的に行うことを
    特徴とする請求項16記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記メモリアクセスステップは、前記
    バンドメモリに対する連続リフレッシュを実行した後、
    通常のリフレッシュサイクルを1回停止することを特徴
    とする請求項16記載の記憶媒体。
JP2001262566A 2001-08-31 2001-08-31 印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体 Withdrawn JP2003072163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001262566A JP2003072163A (ja) 2001-08-31 2001-08-31 印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001262566A JP2003072163A (ja) 2001-08-31 2001-08-31 印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003072163A true JP2003072163A (ja) 2003-03-12

Family

ID=19089449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001262566A Withdrawn JP2003072163A (ja) 2001-08-31 2001-08-31 印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003072163A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100382002C (zh) * 2003-07-02 2008-04-16 三星电子株式会社 用于补救错误的打印方法和装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100382002C (zh) * 2003-07-02 2008-04-16 三星电子株式会社 用于补救错误的打印方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070070403A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP2000099291A (ja) 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2003072163A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体
JP2005153426A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム
JP2004192395A (ja) データ処理装置
JP3209911B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法
JP2004038527A (ja) プリンタドライバおよび印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム
JP2003131833A (ja) 情報処理装置および印刷制御方法および記憶媒体およびプログラム
JP3715796B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2003080771A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JPH09254485A (ja) 画像形成装置
JP2000020452A (ja) メモリアクセス制御装置および印刷制御装置およびメモリアクセス制御装置のメモリアクセス方法および印刷制御装置のメモリアクセス方法
JP2003039747A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JPH09295432A (ja) プリンタ装置及びプリント制御方法
JPH07195760A (ja) プリンタ制御装置
JP2001010123A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ
JP2004164473A (ja) 出力制御装置
JP2001109602A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体
JP2003231303A (ja) 画像形成装置及びその方法
JPH11129555A (ja) 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2001347708A (ja) 画像出力装置、画像出力方法、及び記憶媒体
JP2005149316A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記録媒体及び印刷装置
JP2005178028A (ja) 印刷装置
JP2003072162A (ja) 印刷制御装置およびデータ処理方法および記憶媒体およびプログラム
JPH11296319A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080107

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080219

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081104