JP2003071898A - 射出成形用金型における冷却構造 - Google Patents

射出成形用金型における冷却構造

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JP2003071898A
JP2003071898A JP2001267511A JP2001267511A JP2003071898A JP 2003071898 A JP2003071898 A JP 2003071898A JP 2001267511 A JP2001267511 A JP 2001267511A JP 2001267511 A JP2001267511 A JP 2001267511A JP 2003071898 A JP2003071898 A JP 2003071898A
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cooling
mold
die
injection molding
pipe
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JP2001267511A
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Noboru Kato
昇 加藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金型構造を複雑化することなく簡単に設けるこ
とができ、しかも狭いスペースへの配置も可能な射出成
形用金型における冷却構造を提供する。 【解決手段】固定型1と、該固定型1に対して型締め・
型開き自在に設けられた可動型2とを備えた射出成形用
金型において、前記固定型1と可動型2との少なくとも
一方に、内部に冷却媒体の導入路43a及び排出路43
bを有する円筒状の冷却管4が挿入配置されている。前
記冷却管4は、バッフル管もしくは噴流管である。冷却
管4のキャビティ3側となる先端部にはキャビティ3の
一部を形成する高さ調整用の入れ子5が配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形用金型に
おける冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、固定型と、該固定型に対して型締
め・型開き自在に設けられた可動型とを備えた射出成形
用金型において、固定型や可動型を冷却する手法として
は、これら固定型や可動型に冷却流路を形成し、この冷
却流路に温度調整された水やエアーなどの冷却媒体を通
すことで、固定型や可動型を所望の温度に冷却している
(例えば特開平11−277585号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように冷却流路を形成して固定型や可動型の冷却を
行うものでは、冷却流路を形成するための入れ子などを
用いることから、加工に手間がかかるとともに、金型構
造が複雑化するという問題があった。
【0004】また、キャビティ形状などに対応して狭い
スペースを冷却する場合には、冷却流路の径を細くせざ
るを得ず、このため冷却に十分な冷却媒体の流量を得る
ことができず、冷却効果が期待できないという問題があ
った。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、金型構造を複雑化するこ
となく簡単に設けることができ、しかも狭いスペースへ
の配置も可能な射出成形用金型における冷却構造を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の射
出成形用金型における冷却構造は、固定型と、該固定型
に対して型締め・型開き自在に設けられた可動型とを備
えた射出成形用金型において、前記固定型と可動型との
少なくとも一方に、内部に冷却媒体の導入路及び排出路
を有する円筒状の冷却管が挿入配置されたものである。
【0007】請求項2に係る発明の射出成形用金型にお
ける冷却構造は、前記冷却管として、バッフル管もしく
は噴流管を用いている。
【0008】請求項3に係る発明の射出成形用金型にお
ける冷却構造は、冷却管のキャビティ側となる先端部に
はキャビティの一部を形成する高さ調整用の入れ子が配
置されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1は、射出成形用金型の概略の全体構成
を示している。
【0011】射出成形用金型は、固定型1と、該固定型
1に対して型締め・型開き自在に設けられた可動型2と
を備えている。
【0012】固定型1と可動型2との型合わせ面(パー
ティングライン)PLには、成形品形状に応じたキャビ
ティ3が形成されている。このキャビティ3には、図示
しない射出ノズルから射出された溶融樹脂が固定型1側
に形成された図示しないスプル、ゲートなどを通じて充
填されるようになされている。
【0013】前記可動型2には、冷却管としてのバッフ
ル管4が配置されている。バッフル管4は、図2に示す
ように可動型2のキャビティ面を有する可動側型板21
に当該キャビティ面の反対側となる基端側から挿入配置
されている。
【0014】バッフル管4は、本体部41が円筒状に形
成されるとともに、基端部にフランジ部42が形成され
ており、円柱状の内部空間43にはその中心部に邪魔板
44が設けられている。
【0015】邪魔板44は、上記内部空間43を基端部
から先端部近傍まで2つの空間43a、43bに仕切っ
ており、当該先端部でこれら空間43a、43bが連通
するようになされている。
【0016】上記内部空間43は、水や油などの冷却媒
体を流すための空間であり、一方の空間43aは、フラ
ンジ部42に設けられた導入用のカプラ45aを介して
導入管45に連通されるとともに、他方の空間43b
は、フランジ部42に設けられた排出用のカプラ46a
を介して排出管46に連通されている。導入管45及び
排出管46は、図示しない温度調整装置に接続されてお
り、この温度調整装置により温度調整した冷却媒体を導
入管45を通じて一方の空間43aに導入し、先端の連
通部43cを通じて他方の空間43b、排出管46を経
て再び温度調整装置に戻すようになされている。つま
り、一方の空間43aが冷却媒体の導入路になされると
ともに、他方の空間43bが冷却媒体の排出路になされ
ている。
【0017】次に、このように構成されたバッフル管4
を可動側型板21に取付ける手順について説明する。
【0018】まず、可動側型板21にバッフル管4を挿
入するための取付孔を形成する。詳しくは、可動側型板
21の基端側からキャビティ3側にかけてバッフル管4
の本体部41に対応する挿通孔22aを形成するととも
に、基端側にバッフル管4のフランジ部42に対応する
座ぐり部22bを形成する。
【0019】そして、この取付孔にバッフル管4を可動
側型板21の基端側から挿入し、そのフランジ部42を
座ぐり部22bに嵌め込むことによって所定の位置にバ
ッフル管4を配置する。
【0020】次に、バッフル管4のフランジ部42を可
動型2の受け板23で後方から保持するとともに、先端
部側に高さ調整用の入れ子5を挿入する。この入れ子5
はキャビティ3の一部を形成しており、挿通孔22aの
長さが異なる可動側型板21にバッフル管4を配置する
際などに、その高さを変えて調整するようにしている。
【0021】従って、射出成形時において温度調整装置
から冷却媒体を導入管45を通じて導入路に導入し、排
出路、排出管46を経て再び温度調整装置に戻して循環
させることで、可動型2の冷却を行うことができる。
【0022】このようにバッフル管4を可動側型板21
に挿入配置するだけであるため、金型構造を複雑にする
ことなく、簡単に取付けることができる。また、一本の
取付孔を形成するだけであるため、スペースの狭い部位
でも容易に取付けることが可能となり、冷却効果を高め
ることができる。
【0023】図3は、冷却管として噴流管6を用いたも
のを示している。
【0024】噴流管6は、本体部61が円筒状に形成さ
れるとともに、基端部にフランジ部62が形成されてお
り、円柱状の内部空間63にはその中心部に円筒状の導
入管路64が設けられている。
【0025】導入管路64は、上記内部空間63を基端
部から先端部近傍までその内部と外部との2つの空間6
3a、63bに仕切っており、当該先端部でこれら空間
63a、63bが連通するようになされている。
【0026】上記内部空間63は、水や油などの冷却媒
体を流すための空間であり、導入管路64内の空間63
aは、フランジ部62に設けられた導入用のカプラ65
aを介して導入管65に連通されるとともに、導入管路
64外部の空間63bは、フランジ部62に設けられた
排出用のカプラ66aを介して排出管66に連通されて
いる。導入管65及び排出管66は、図示しない温度調
整装置に接続されており、この温度調整装置により温度
調整した冷却媒体を導入管65を通じて一方の空間63
aに導入し、先端の連通部63cを通じて他方の空間6
3b、排出管66を経て再び温度調整装置に戻すように
なされている。つまり、空間63aが冷却媒体の導入路
になされるとともに、空間63bが冷却媒体の排出路に
なされている。
【0027】その他の構成については、前述した実施の
形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明は省
略する。また、噴流管6の可動側型板21への取付けに
ついては、前述したバッフル管4の取付けと同様であ
り、また、その効果も同様であることから、ここでは説
明を省略する。
【0028】なお、本実施の形態では、バッフル管4、
噴流管6を可動型2側に配置したものについて説明した
が、バッフル管4、噴流管6を固定型1側もしくは固定
型1側と可動型2側の両方に配置することによっても同
様の効果を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の射出成形用
金型における冷却構造によれば、固定型と可動型との少
なくとも一方に、内部に導入路と排出路とを有する円筒
状の冷却管を挿入配置することにより、金型構造を複雑
にすることなく、簡単に取付けることができる。また、
スペースの狭い部位でも容易に取付けることが可能とな
り、冷却効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形用金型の概略の全体構成を示す断面図
である。
【図2】冷却管としてのバッフル管を配置したものを示
す断面図である。
【図3】冷却管としての噴流管を配置したものを示す断
面図である。
【符号の説明】
1 固定型 2 可動型 3 キャビティ 4 バッフル管 5 入れ子 6 噴流管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定型と、該固定型に対して型締め・型
    開き自在に設けられた可動型とを備えた射出成形用金型
    において、 前記固定型と可動型との少なくとも一方に、内部に冷却
    媒体の導入路及び排出路を有する円筒状の冷却管が挿入
    配置されたことを特徴とする射出成形用金型における冷
    却構造。
  2. 【請求項2】 前記冷却管は、バッフル管もしくは噴流
    管であることを特徴とする請求項1記載の射出成形用金
    型における冷却構造。
  3. 【請求項3】 冷却管のキャビティ側となる先端部には
    キャビティの一部を形成する高さ調整用の入れ子が配置
    されたことを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形
    用金型における冷却構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1884336A1 (en) * 2006-08-04 2008-02-06 Etervind AB Injection-moulding system
KR100920032B1 (ko) 2009-03-16 2009-10-07 (주) 부광테크 사출 성형의 냉각 코어
CN111633934A (zh) * 2020-06-10 2020-09-08 姚政 一种具有高效率冷却速率的注塑设备

Cited By (4)

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