JP2003071577A - 摩擦攪拌接合方法 - Google Patents

摩擦攪拌接合方法

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    • B23K2101/04Tubular or hollow articles
    • B23K2101/045Hollow panels

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの大径部を有する回転工具を用いて摩擦
攪拌接合する場合において、良好な摩擦攪拌接合が得ら
れるようにする。 【解決手段】 中空形材10の面板11b、12bと中
空形材20の面板21b、22bとが突き合わせられて
いる。突き合わせ部の面板の両面には凸部15、16、
25、26がある。回転工具50は大径部53と大径部
54との間に小径部51がある。2つの大径部53、5
4の間に接合すべき部分11b、21b(12b、22
b)の凸部15、16、25、26を挟んで摩擦攪拌接
合を行う。これによれば、回転工具の2つの大径部5
3、54に対する突き合わせ部の高さ位置が異なって
も、凸部に対する大径部の深さが異なるのみで、面板1
1b、21b(12b、22b)面板は削られない。こ
のため、面板が薄くなったり、意匠上や機能上の問題を
生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は摩擦攪拌接合方法に
係わり、特に、鉄道車両を構成する中空形材の接合に好
適である。
【0002】
【従来の技術】摩擦攪拌接合方法は、接合すべき部材に
挿入した丸棒(回転工具という)を回転させながら接合
線に沿って移動させ、部材を発熱、軟化させ、塑性流動
させ、固相接合する方法である。回転工具は大径部と小
径部からなる。小径部を部材に挿入し、大径部の端面を
部材に接触させている。これらは特許第2712838
号公報(USP5460317)、特開平10−216
964号公報、特開2000−334580号公報(E
P1057574A2)、特開2001−047262
号公報(EP1057575A2)、特開2001−1
50156号公報(EP1103334A2)に示され
ている。
【0003】摩擦攪拌接合においては、回転工具を接合
すべき部材に挿入するために、大きな力が必要である。
この力は、回転工具、接合すべき部材、この部材を支え
る架台にそれぞれ作用する。このため、これらは前記力
を支持する強度が必要である。
【0004】中空形材を摩擦攪拌接合する場合は、中空
形材の2つの面板を接続する接続板の部分を他方の中空
形材との摩擦攪拌接合位置としている。これは前記接続
板で前記力を支え、中空形材の変形を防止しながら摩擦
攪拌接合するものである。もちろん、架台もこの力を支
持する強度を有する。これは前記特開2000−334
580号公報(EP1057574A2)に示されてい
る。
【0005】また、回転工具の2つの大径部の間に接合
すべき部材を位置させて摩擦攪拌接合を行うものがあ
る。これによれば、架台を安価にできるものである。こ
れは前記特許第2712838号公報(USP5460
317)に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、回転工
具の2つの大径部の間に接合すべき部材を位置させて摩
擦攪拌接合を行えば、架台を安価にできるものである。
中空形材の接合に適用すれば、中空形材を安価にでき
る。
【0007】しかし、この方法では、接合すべき部材を
架台に載せていても、接合すべき部分は架台で支持する
ことはできない。このため、種々の問題を発生する。
【0008】接合すべき部分の部材が所定位置(回転工
具の大径部の位置)よりも上方または下方になることが
ある。接合すべき部材が所定位置よりも上方になれば、
部材の上面が上方の大径部で削られる。接合すべき部材
が所定位置よりも下方になれば、部材の下面が下方の大
径部で削られる。このため、部材の板厚が薄くなり、強
度不足を生じる。したがって、この切削代を考慮して接
合部分の板厚を厚くしなければならなくなり、結果的に
重量増加につながる。
【0009】切削された面が、車体の外面の場合は意匠
上問題を生じる。塗装で平滑にする場合はパテの量を多
くしなければならない。また、容器等において、平滑な
面を必要とする場合も同様な問題を生じる。
【0010】接合すべき部材の厚さが部分的に厚くなっ
た場合は、切削された凹みが残り、ほぼ同様な問題を生
じる。
【0011】本発明の目的は、2つの大径部を有する回
転工具を用いて摩擦攪拌接合する場合において、良好な
摩擦攪拌接合が得られるようにすることにある。
【0012】本発明の第2の目的は、長い板を摩擦攪拌
接合する場合において、容易に摩擦攪拌接合できるよう
にすることにある。
【0013】本発明の第3の目的は、摩擦攪拌接合する
場合において、回転工具を正確に誘導して良好な摩擦攪
拌接合が得られるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、第1の板の
端部と第2の板の端部とを突き合わせ、前記突き合わせ
た際に、前記第1の板の端部または第2の板の端部また
は両者によって、前記突き合わせた部分の両面に凸部が
あり、小径部の両側にそれぞれ大径部を有する回転工具
を用い、該回転工具の前記2つの大径部の間に前記両面
の前記凸部を挟んだ状態で、該回転工具を回転させなが
ら前記突き合わせた部分に沿って移動させること、によ
って達成できる。
【0015】上記目的は、第1の中空形材の2つの面板
と第2の中空形材の2つの面板とをそれぞれ突き合わ
せ、前記突き合わせた際に、前記第1の中空形材のそれ
ぞれの前記面板の端部または前記第2の中空形材のそれ
ぞれの前記面板の端部または両者によって、前記突き合
わせた部分の両面に凸部があり、前記中空形材の一方の
面の前記突き合わせた部分に対して、または両面の前記
突き合わせた部分に対して、小径部の両側にそれぞれ大
径部を有する回転工具を用い、該回転工具の前記2つの
大径部の間に前記両面の前記凸部を挟んだ状態で、該回
転工具を回転させながら前記突き合わせた部分に沿って
移動させること、によって達成できる。
【0016】上記目的は、第1の中空形材の一方の面板
と第2の中空形材の一方の面板とを突き合わせ、前記突
き合わせた際に、前記第1の中空形材の前記面板の端部
または前記第2の中空形材の前記面板の端部または両者
によって、前記突き合わせた部分の両面に凸部があり、
小径部の両側にそれぞれ大径部を有する回転工具を用
い、該回転工具の前記2つの大径部の間に前記両面の前
記凸部を挟んだ状態で、該回転工具を回転させながら前
記突き合わせた部分に沿って移動させ、次に、前記第1
の中空形材の他方の面板と前記第2の中空形材の他方の
面板とに、接続材をそれぞれ重ねると共に突き合わせ、
前記突き合わせた際に、前記第1の中空形材の前記他方
の面板の端部または前記接続材の端部または両者によっ
て、前記突き合わせた部分の両面に凸部があり、また、
前記突き合わせた際に、前記第2の中空形材の前記他方
の面板の端部または前記接続材の端部または両者によっ
て、前記突き合わせた部分の両面に凸部があり、前記第
1の中空形材と前記接続材との前記突き合わせた部分に
対して、または前記第1の中空形材と前記接続材との前
記突き合わせた部分と、前記第2の中空形材と前記接続
材との前記突き合わせた部分に対して、小径部の両側に
それぞれ大径部を有する回転工具を用い、該回転工具の
前記2つの大径部の間に前記両面の前記凸部を挟んだ状
態で、該回転工具を回転させながら前記突き合わせた部
分に沿って移動させること、によって達成できる。
【0017】上記第2の目的は、第1の中空形材の一方
の面板と第2の中空形材の一方の面板とを突き合わせ、
前記突き合わせた部分を他方の面板側から摩擦攪拌接合
し、次に、前記台の中空形材および前記第2の中空形材
よりも短い複数の接続材を、前記第1の中空形材および
前記第2の中空形材に沿って、前記第1の中空形材の他
方の面板と前記第2の中空形材の他方の面板とに、重
ね、次に、前記第1の中空形材と前記接続材を接合する
と共に、前記第2の中空形材と前記接続材を摩擦攪拌接
合すること、によって達成できる。
【0018】上記第3の目的は、第1の板の端部と第2
の板の端部とを突き合わせ、前記突き合わせた際に、前
記第1の板の端部または第2の板の端部または両者によ
って、前記突き合わせた部分の一方の面に凸部があり、
該凸部に第2の凸部があり、前記第2の凸部を検出しな
がら、前記突き合わせた部分に挿入した回転工具を誘導
すること、を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1〜図6に
よって説明する。図3は回転工具の軸心に沿った断面図
である。図4は中空型材の厚さ方向に沿った断面図であ
る。図4において、接合部の形状やハッチングで示す摩
擦攪拌領域は模式的に示すものである。
【0020】鉄道車両の車体500は、側面を構成する
側構体501、屋根を構成する屋根構体502、床を構
成する台枠503、長手方向の端部を構成する妻構体5
04からなる。側構体501、屋根構体502、台枠5
03は、それぞれ複数の押し出し形材10、20を接合
して構成している。押し出し形材10、20の長手方向
(押し出し方向)を車体500の長手方向に向けてい
る。押し出し形材10、20はアルミニウム合金製の中
空形材である。
【0021】側構体501を構成する中空形材10、2
0の構造について説明する。他の箇所の中空形材も同様
である。
【0022】中空形材10(20)は、実質的に平行な
2枚の面板11(21)、12(22)と、この2枚の
面板を接続する複数の接続板13(23)と、からな
る。接続板13(23)は面板11(21)、12(2
2)に対して傾斜している。つまり、面板11(2
1)、12(22)、接続板13(23)によってトラ
スを構成している。なお、面板11(21)は面板12
(22)に対して傾斜している場合を含めて「実質的に
平行」という。
【0023】中空形材10(20)の幅方向の端部は接
続板13(23)と面板11、12(21、22)との
接続部よりも突出した面板11b、12b(21b、2
2b)となっている。面板11b、12b(21b、2
2b)の外面は面板11、12(21、22)の外面と
同一面にある。面板11b、21bの板厚は面板11、
21の板厚よりも厚い。
【0024】面板11b、12b(21b、22b)の
端部の両面(厚さ方向の両面)には突出する凸部15、
16(25、26)がある。そして、面板11b、12
bの端面には凹部18がある。他方の中空形材20の面
板21b、22bの端面には前記凹部18に入ることの
できる凸部28がある。凹部18への凸部28の挿入を
容易にするため、凹部18、凸部28は台形状である。
凹部18と凸部28とは実質的に相似形である。挿入し
たとき、凹部18の底面と凸部28の先端との間には若
干の隙間がある。2つの凹部18、18の深さ等の大き
さは同一である。凸部28、28の突出代等の大きさは
同一である。
【0025】凹部18および凸部28の上部および下部
の一部は凸部15、16、25、26の厚さの範囲内に
設けることができる。このため、面板11b、12b、
21b、22bの板厚が薄くても、十分な大きさの凹部
18、凸部28を設けることができる。
【0026】凹部18の底面とは、凹部の深さ方向の底
面であり、凸部28の頂(先端)に対向する面である。
凹部18、凸部28は台形状の他に円弧状にできる。
【0027】凹部18と凸部28とを嵌合させた状態
で、該部を摩擦攪拌接合する。中空形材10の面板11
b、12b(21b、22b)のそれぞれの端面17
(27)は、面板11b、12bの面に直交する線上
(中空形材の厚さ方向に沿った線上)にある。2つの端
面17(27)は実質的に1つの線上にある。凹部18
の底面および凸部28の先端は面板11b、12bに実
質的に直交している。
【0028】中空形材10の端部の接続板13から他方
の中空形材の接続板23までの面板11b、21bの長
さは、他の部分のトラスを構成する面板11、21の長
さよりも長い。このため、面板11b、21bの板厚は
若干厚くしている。
【0029】面板12b、22bの長さは短いので、型
材10、20の製作性を考慮して、面板12b、22b
の上面側の全範囲を、凸部16、26の高さ位置にして
もよい。
【0030】面板12b、22bの凸部16、25の頂
と面板12b、22bの内面とを接続する線、面板11
b、21bの凸部15、25、16、26の頂と面板1
1b、21bを接続する線は、円弧状である。円弧はで
きるだけ大きい方がよい。しかし、面板12b、22b
の凸部15、25の頂と面板12b、22bの外面とを
接続する線は、面板12b、22bに直交している。円
弧は、円弧面が外方に突出しているのではない。
【0031】他の個所の凸部は摩擦攪拌接合後、切削し
ない。この中空形材を車体のように強度部材として用い
ると、凸部の頂と面板とを接続する線が直交する線であ
ると、凸部の根元に局部的に荷重がかかり、強度が低下
する。そこで、円弧状の線で接続しているものである。
円弧に代えて斜面にすることができる。
【0032】また、後述するように、面板の外面側の凸
部15、25は光学センサで検出する対象であるので、
この検出ができるように、凸部の頂と円弧との接続部は
直線状にするとよい。
【0033】回転工具50は小径部51の軸方向の両側
に大径部53、54を有する。2つの大径部53、54
の間に接合すべき部分を挟んだ状態で、回転工具50を
回転させ、中空形材の長手方向(接合線)に沿って移動
させて、摩擦攪拌接合する。小径部51の外面にはねじ
を有する。回転工具50の上端に、回転および移動させ
る駆動装置がある。
【0034】回転工具50の部材は、大径部53および
小径部51等を有する部材と、先端の大径部54用の部
材とからなる。大径部53を有する部材は、上端側か
ら、外径が円形の大径部53、円形の小径部51、大径
部54の部材54bを設置するための小径の軸部51c
がある。軸部51cには部材54bを固定するためのピ
ン孔57がある。
【0035】大径部54に相当する部材は、外径が円形
で、軸51cに嵌合する孔54cとピン孔58を有す
る。大径部53、54の小径部51側の端面は図5のよ
うに傾斜した凹みがある。この凹みは攪拌された金属を
内側に押え、外部への流出を防止するためにある。
【0036】このように部品を製作した後、大径部54
に相当する部材を軸51cに嵌合し、ピン孔57、58
にノックピン59を嵌合し、大径部54を固定する。
【0037】小径部51の長さ(大径部53の端面から
大径部54の端面までの距離)Lは面板11b、21b
(12b、22b)の板厚(凸部15、16、25、2
6を除く。)tよりも大きい。しかし、Lは凸部15、
16、25、26を含む面板11b、21b(12b、
22b)の板厚よりも小さい。上面の面板11b、21
bの板厚と下面の面板12b、22bの板厚とは異なる
ので、上面用の回転工具50と下面用の回転工具50で
は小径部51の長さLは異なる。大径部53、54のそ
れぞれの径Dは2つの凸部15、25、凸部16、26
を合わせた幅Wよりも小さい。
【0038】次に、2つの中空形材の接合手順を説明す
る。2つの中空形材10、20を架台100に載せ、中
空形材10の面板11b、12bに他方の中空形材20
の面板21b、22bを突き合わせる。これによって面
板11b、12bの凹部18に面板21b、22bの凸
部28が入る。この状態で中空形材10、20を架台1
00に固定する。下面の面板12b、22bの凸部1
5、25は架台100の凹部101に入っている。ま
た、上面の面板11b、21bの凸部15、25を間欠
的にアーク溶接する。これは仮止めのための溶接であ
る。
【0039】この状態で、先ず、中空形材10、20の
上面の面板11b、21bを摩擦攪拌接合する。長手方
向の端面から、回転工具50を回転させながら中空形材
10、20側に移動させ、2つの大径部53、54の間
(小径部51)に接合すべき部分(面板11b、21b
の突き合わせ部)を入れる。回転工具50の移動によっ
て接合すべき部分は接合される。
【0040】摩擦攪拌接合する際、凹部18の深さの中
心に回転工具50の軸心が位置するようにする。これに
よれば、凹部18の深さが大きい場合や、突き合わせ部
の隙間が大きい場合でも、凹部18、凸部28や突き合
わせ部を十分に摩擦攪拌接合できるものである。
【0041】回転工具50の移動方向の前方に設置した
光学センサで凸部15、25を検出し、回転工具50を
誘導する。すなわち、光学センサは凸部15、25から
なる幅Wを検出し、凹部18の深さの中心に回転工具5
0の中心を一致させる。幅を検出するとは、凸部15、
25からなる1つの凸部の幅方向の両端の位置を検出す
ることである。また、光学センサは凸部の上面または凸
部の近傍の面板の上面を検出し、接合部の高さ位置を求
め、回転工具50の垂直方向の位置を定める。これによ
って、回転工具50の大径部53、54が面板の両面の
凸部を挟むようになる。
【0042】周知のように、摩擦攪拌接合時に、回転工
具50の移動方向において、回転工具50の軸心は後方
に傾斜している。回転工具50の軸心は、下部の大径部
54側が上部の大径部54側よりも移動方向の前方に位
置している。
【0043】摩擦攪拌接合時において、上部の大径部5
3の後端は凸部15、25内に位置している。大径部5
3の後端が凸部15、25内に位置するとは、凸部1
5、25を除く面板11b、21bの外面(上面)と凸
部15、25の頂との間に大径部53の後端が位置して
いることを言う。
【0044】一方、下部の大径部54の前端は凸部1
6、26内に位置している。大径部54の前端が凸部1
6、26内に位置するとは、凸部16、26を除く面板
11b、21bの外面(上面)と凸部15、25の頂と
の間に大径部54の前端が位置していることを言う。
【0045】このため、図4のように接合部の上下の面
に、凸部15、25、16、26の頂よりも凹んだ接合
部の面が生じる。上部の接合部の面は大径部53の後端
の位置が基準になる。下部の接合部の面は大径部の前端
の位置が基準になる。但し、大径部54の後端で金属が
若干盛り上がる。図4は接合後の断面を模式的に示すも
のである。
【0046】以上によって、接合部の面は面板11b、
21bの上下の面よりも外側にあり、面板11b、21
bの厚さが薄くなることはない。すなわち、回転工具5
0の移動方向において、面板11b、21b、12b、
22bが上下に若干曲がっても、凸部15、16、2
5、26に対する大径部53、54の深さが異なるのみ
であり、面板11b、21b、12b、22bそのもの
が切削されることがないものである。したがって、板厚
が薄くなることがないものである。また、面板に対する
回転工具50の位置を厳しく管理する必要がなくなり、
容易に摩擦攪拌接合を行うことができるものである。ま
た、意匠上や機能上の問題を生じないものである。
【0047】面板11b、21b側の接合が終了する
と、中空形材10、20の上下を反転させ、面板11、
21を下方にして、架台100に固定し、面板12b、
22bの突き合わせ部の仮止め溶接を行う。次に、前記
と同様に面板12b、22bの突き合わせ部の摩擦攪拌
接合を行う。
【0048】次に、車体の外面側になる面板(例えば、
12b、22b)の凸部15、25を切削して、接合部
を面板12b、22bと同一面にする。接合部の外面は
面板12b、22bと凸部15、25の頂の間にあるの
で、切削によって面板12b、22bと同一面にでき
る。この切削は、例えば、グラインダーを手で動かして
行う。凸部15、25の頂と面板12b、22bとは直
交する線で接続しているので、凸部15、25と面板1
2b、22bとを円弧状に接続した場合に比べて切削量
を少なくできる。
【0049】車体の内面側は化粧板で覆うので、内面側
の面板11b、21bの凸部15、25は見栄えのため
の切削は必要ない。
【0050】摩擦攪拌接合において、接合すべき部分の
隙間(例えば、凹部18と凸部28との間の隙間、端面
17と端面27との間の隙間)は凸部15、25、1
6、26の金属が原資となり、隙間は埋められる。余っ
た金属は大径部53、54の周囲から飛ばされる。前記
隙間は車体500の長さが約20mあるので、生じ易
い。
【0051】車体500は長さが約20mで、面板11
b、12b、21b、22bは中空形材10、20の厚
さ方向に若干歪んでいることが多い。しかし、2つの面
板11b、21b(12b、22b)は凹部18と凸部
28で嵌め合わせているので、接合すべき部分の面板1
1b(12b)の端部の高さ位置と面板21b(22
b)の端部の高さ位置とが異なる段違いが生じない。段
違いを生じると、接合部内に空隙ができやすい。このた
め、この嵌め合わせによって欠陥の少ない摩擦攪拌接合
ができるものである。
【0052】摩擦攪拌接合時に、2つの面板は2つの大
径部53、54に挟まれているので、面板11b、21
b側を接合する際に、回転工具50を面板12、22側
に挿入する力は発生しない。このため、接合部に支え板
が無くても、中空形材を変形させないで、接合できるも
のである。
【0053】大径部53の下端の外周に切削用の刃を設
置しておけば、摩擦攪拌接合すると共に、前記刃よりも
上方の凸部15、25および接合部を切削することがで
きる。少なくとも摩擦攪拌接合によって発生したバリは
切削される。回転工具50の回転による前記刃の回転径
を2つの凸部15、25の幅Wよりも大きくしておく。
切削後も凸部15、26は残る。これによれば、上部の
接合部の面は凸部15、25と実質的に同一面になる。
ただし、回転工具に刃を設置しているので、図4におい
て接合面が円弧状であるように、切削面は円弧状であ
る。これによれば、接合後の中空形材を軽量にできる。
これは前記特開2001−047262号公報(EP1
057575A2)に示されている。また、面板12
b、22bの凸部15、25に対して切削したのであれ
ば、その後、面板12b、22bと同一面になるまで切
削する作業を容易にできる。
【0054】大径部54にも切削用の刃を設けることが
できる。刃の位置は大径部54の上端よりも下方にす
る。凸部16、26に対する大径部54の傾斜方向は凸
部15、25に対する大径部53の傾斜方向とは逆であ
るので、垂直方向における刃の位置は接合前に凸部1
6、26を切削しない位置にする。摩擦攪拌接合によっ
て発生したバリを切削するように、凸部16、26の頂
よりも下方を切削するようにする。回転工具50は傾斜
しているので、大径部54は、回転工具の移動方向にお
いて、前方側の大径部といえる。この切削による切粉お
よび摩擦攪拌接合による切粉は中空部の一端側から噴出
させた空気で排出する。
【0055】上記実施例では中空形材10の面板11
b、12bにそれぞれ凹部18を設け、他方の中空形材
20の面板21b、22bに凸部28を設けている。し
かし、面板11b、22bに凹部18を設け、面板12
b、21bに凸部28を設けてもよい。
【0056】図7の実施例を説明する。前記光学センサ
35で検出する凸部15、25の上面(頂の面)に第2
の凸部31、32を設けている。第2の凸部31、32
の高さは約1mmである。2つの凸部31、32を合わ
せた幅W2は約15mmである。光学センサ35は第2
の凸部31、32を検出して回転工具50を誘導する。
第2の凸部31、32は摩擦攪拌接合によってなくな
る。
【0057】凸部の幅および高さ位置を高精度に検出す
るためには、光学センサ35から凸部31、32までの
距離H2をそのセンサの所定値以下(実質的に焦点距離
以下)にすることが必要である。第2の凸部31、32
を設けているので、この幅W2を小さくでき、距離H2
を所定範囲内にでき、高精度に検出できるものである。
このため、凸部15、25の幅Wを大きくできるもので
ある。その理由は、凹部18の深さが大きい場合、接合
部の幅を大きくしたい場合、2つの大径部53、54を
有する回転工具50の場合等では、凸部15、25の幅
Wを大きくしたい。幅Wを大きくすると、センサから凸
部までの距離H2を大きくしなければならないので、こ
の距離H2を所定値以下にできなくなり、高精度の位置
検出ができない。しかし、第2の凸部31、32があれ
ば可能になる。なお、第2の凸部は一方の凸部のみ(1
5または25)に設けてもよい。
【0058】図8の実施例を説明する。面板11b、1
2bの端部には凸部がなく、実質的に板状である。中空
形材20の面板21b、22bの端部の両面に凸部25
b、26bがある。凸部25b、26bは面板21b、
22bの厚さ方向に突出し、面板21b、22bに沿っ
てさらに面板の端面よりも突出している。この突出した
部分を突出片25c、26cという。2つの突出片25
c、26cの間には面板11b(12b)が挿入される
凹部になっている。凹部の幅および面板11b、12b
の先端の形状は、凹部に面板1b、12bを挿入しやす
い幅および台形状になっている。この凹部の深さは図2
の場合よりも深い。
【0059】突出片25c、26cを含む凸部25b、
26bの幅は前記幅Wと同様である。凹部の底面に回転
工具50の中心を位置させる。突出片25c、26cを
含む凸部25b、26bの幅の中心に実質的に凹部の底
面を設けている。凹部の底面および面板11b、12b
の端面は面板に実質的に直交している。凸部25b、2
6bの高さは、凸部15、16、25、26と同様であ
る。
【0060】突出片25c、26cはなくてもよいが、
有ることによって良好な接合ができる。
【0061】面板11b、22bに凹部を設け、面板2
1b、12bに凸部を設けることができる。
【0062】図9と図10の実施例を説明する。これは
中空形材を一方の面側から中空形材の両面を接合するも
のである。面板12bの端部と面板22bの端部とは突
き合わせ、嵌め合わせている。面板12b、22bの端
部の構成は図2と同様である。面板12b(22b)は
上面の面板11b(21b)よりも端部側に突出してい
る。面板11bと面板21bとは接続材40を介して接
合している。接続材40は板41の両端に凸部を設けて
いる。
【0063】面板11bの端部の上面には凸部がない。
下面には凸部16bがある。接続材40の一端の上面に
は凸部42がある。凸部42は上方に突出し、板41に
沿って板41の端面よりも面板11b側に突出してい
る。凸部42の突出片42cは面板11bに載っている
(重なっている)。接続材40の一端の下面には凸部4
3がある。面板11bと凸部16bとの端面が、板41
と凸部43との端面に突き合わせられている。
【0064】突出片42cを含む凸部42の幅の中心に
回転工具50の中心を位置させる。このため、面板11
b、凸部16b、板41、凸部43の端面(突き合わせ
部の面)に回転工具50に中心が位置するといえる。突
出片42cを含む凸部42の幅は大径部53の径よりも
大きい。面板11b、凸部16b、板41、凸部43の
端面は面板11b、板41に実質的に直交している。凸
部16b、42、43の高さは、凸部15、16、2
5、26の高さと同様である。
【0065】接続材40の他端の上下の面には凸部4
5、46がある。凸部45、46の端部には板41に沿
って突出した突出片45c、46cがある。突出片45
cの長さは凸部45の幅と同一である。突出片46cの
長さは短い。突出片45cと46cの間は凹部になって
いる。突出片45cを含む凸部45の幅の中央に板41
の端面がある。面板21bの下面には突出片46cの端
部に突き合わせる凸部26dがある。凸部26dと突出
片46cとを合わせた幅と凸部46の幅とが等しい。
【0066】かかる構成において、面板12b、22b
を下方にして、中空形材10、20を架台100に固定
し、突き合わせた面板12bと面板22bとを仮止め溶
接する。次に、上方の面板11b、21b側(上方)か
ら回転工具50で摩擦攪拌接合する。架台100の凹部
102の大きさは大径部54の大きさから定める。
【0067】次に、接続材40を面板11b、21bに
組付ける。すなわち、接続材40をその幅方向に移動さ
せ、突出片45cと46cとの間に面板21bの端部を
挿入する。次に、接続材40の他端を下降させ、突出片
16cを面板11bに載せる。接続材40の両端は面板
11b、21bに支持され、落下することはない。下方
の突出片46cの長さが短いので、面板21bを挿入し
やすい。次に、接続材40の両端を面板11b、21b
に仮止め溶接する。
【0068】接続材40にはリブ等がなく、接続材40
の長手方向において厚さ方向に曲がりやすい。このた
め、この組付け作業が困難になる。そこで、接続材40
の長さを中空形材10、20の長さ(一般にその長さは
車体の長さであるので、約20mある。)より十分に短
くする。例えば、接続剤40は長さを数mにする。この
ため、多数の接続材40が一組の中空形材の接合線に沿
ってあることになる。接合線に沿った接続材40と接続
材40との間をアーク溶接で仮止め溶接する。溶接位置
は、一方の接続材40の凸部42、42c、45、45
cと他方の接続材40の凸部42、42c、45、45
cとの突き合わせ部である。板41と板41との突き合
わせ部は溶接する必要はない。つまり回転工具50の大
径部53が通過する範囲が溶接されていればよい。突き
合わせ部の隙間がないように溶接する。つまり突き合わ
せ部に凸部42、42c(45、45c)が連続してあ
るようにする。こうすると突き合わせ部の接合欠陥が少
なくなる。
【0069】次に、接続材40と面板11b、21bと
の突き合わせ部を摩擦攪拌接合する。接続材40の両端
を同時に接合してもよいし、一端を接合した後、他端を
接合してもよい。
【0070】一端を接合した後、他端を接合する場合
は、最初に面板11bと接続材40との突き合わせ部を
接合し、次に面板21bと接続材40との突き合わせ部
を接合する。これによれば、最初に摩擦攪拌接合する際
の熱で、接続材40が変形して、未接合部側(凸部25
b、26b側)が浮き上がろうとしても、この部分は嵌
め合わせてあるので、浮き上がらない。このため、この
部分を良好に接合できるものである。
【0071】次に、面板12b、22bの外面側を平滑
に切削し、この面を車体の外面側に用いる。
【0072】図11の実施例を説明する。これは面板1
1bと接続材40との継ぎ手を示すものである。この実
施例は図8の実施例に対して上下を逆にしたものであ
る。
【0073】図12の実施例を説明する。これは面板1
1bと接続材40との継ぎ手を示すものである。面板1
1bの端部の上面には凸部がない。下面には凸部16b
がある。凸部16bは下方に突出し、面板11bに沿っ
て面板11bの端面よりも接続材40側に突出してい
る。接続材40の一端の下面は凸部16bの突出片16
cに重なっている。接続材40の一端の上面には前記実
施例と同様の凸部42がある。凸部42の突出片42c
は面板11bに重なっている。但し、上下の突出片42
c、16cが他方の部材に重なるといっても、他方の部
材に接触しているのは実質的に一方の突出片のみであろ
う。
【0074】つまり、この実施例は継ぎ手のそれぞれの
部材に他方の部材に重なる凸部を設けたものである。
【0075】図10、図11、図12の各実施例におい
て、面板21bと接続材40との継ぎ手として、図2、
図7の継ぎ手を適宜用いることができる。また、面板1
2bと面板22bとの継ぎ手は図8の継ぎ手を用いるこ
とができる。また、図1の継ぎ手として、図10、図1
1、図12の面板11bと接続材40との継ぎ手、また
図10の面板21bと接続材40との継ぎ手を適宜用い
ることができる。また、中空形材10、20の端部の接
続材13、23は面板11b、12b、21b、22b
に直交するものであってもよい。
【0076】上記各実施例の継ぎ手は、板等の各種部材
の接合部の継ぎ手として用いることができる。
【0077】本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の
各請求項に記載の文言あるいは課題を解決するための手
段の項に記載の文言に限定されず、当業者がそれから容
易に置き換えられる範囲にも及ぶものである。
【0078】
【発明の効果】本発明のよれば、2つの大径部を有する
回転工具を用いて摩擦攪拌接合する場合において、良好
な摩擦攪拌接合が得られるものである。
【0079】また、本発明によれば、長い板を摩擦攪拌
接合する場合において、容易に摩擦攪拌接合できるもの
である。
【0080】また、本発明によれば、摩擦攪拌接合する
場合において、回転工具を正確に誘導して良好な摩擦攪
拌接合が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一対の中空形材の縦断面
図。
【図2】図1の一対の中空形材の継ぎ手の部分の拡大縦
断面図。
【図3】図1の接合時の要部の縦断面図。
【図4】図1の接合後の要部の縦断面図。
【図5】図1の回転工具の分解縦断面図。
【図6】鉄道車両の車体の斜視図。
【図7】本発明の他の実施例の要部の縦断面図。
【図8】本発明の他の実施例の要部の縦断面図。
【図9】本発明の他の実施例の一対の中空形材の縦断面
図。
【図10】図9の要部の縦断面図。
【図11】本発明の他の実施例の要部の縦断面図。
【図12】本発明の他の実施例の要部の縦断面図。
【符号の説明】
10、20 中空形材 11、11b、12、12b、21、22 面板 15、16、16b、25、25b、26、26b 凸
部 15c、16c、25c、26c 突出片 18 凹部 28 凸部 40 接続材 41 板 42、43 凸部 42c 突出片 50 回転工具 51 小径部 53、54 大径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福寄 一成 山口県下松市大字東豊井794番地 日立笠 戸機械工業株式会社内 (72)発明者 岡村 久宣 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 4E067 AA05 BG00 DA13 DD02 EA08 EB00

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の板の端部と第2の板の端部とを突
    き合わせ、 前記突き合わせた際に、前記第1の板の端部または第2
    の板の端部または両者によって、前記突き合わせた部分
    の両面に凸部があり、 小径部の両側にそれぞれ大径部を有する回転工具を用
    い、該回転工具の前記2つの大径部の間に前記両面の前
    記凸部を挟んだ状態で、該回転工具を回転させながら前
    記突き合わせた部分に沿って移動させること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の摩擦攪拌接合方法において、 前記第1の板および前記第2の板のそれぞれの前記端部
    は、両面に突出する凸部を有しており、 かかる第1の板と第2の板とを前記突き合わせること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  3. 【請求項3】 請求項2の摩擦攪拌接合方法において、 前記第1の板の前記突き合わせた部分の端面には第2の
    凸部を有しており、前記第2の板の端面には前記第2の
    凸部を受け入れる凹部を有しており、 前記凹部に前記第2の凸部を挿入した状態で、前記挿入
    した部分を摩擦攪拌接合すること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の摩擦攪拌接合方法において、 前記第1の板の前記端部は、両面に突出し、かつ、該第
    1の板に沿って前記第2の板に向けてそれぞれ突出する
    凸部を有し、前記両面の凸部の間は凹部になっており、 前記第2の板の前記端部は前記凹部の中に入っており、 この状態で摩擦攪拌接合すること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  5. 【請求項5】 請求項1の摩擦攪拌接合方法において、 前記突き合わせた際に、突き合わせ部において、少なく
    とも第1の面板の端部の両面に凸部があり、該2つの凸
    部の間は凹部になっており、 前記第2の面板の端部は前記凹部に挿入されており、 該挿入した部分を摩擦攪拌接合すること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  6. 【請求項6】 請求項1の摩擦攪拌接合方法において、 前記突き合わせることによって中空状になり、 前記摩擦攪拌接合の後、前記中空部の一端から他端に向
    けて空気を噴出させること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  7. 【請求項7】 請求項1の摩擦攪拌接合方法において、 前記それぞれの大径部の外周に刃を設けた回転工具を用
    いて摩擦攪拌接合を行うとともに、摩擦攪拌接合によっ
    て発生したバリを切削すること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  8. 【請求項8】 第1の中空形材の2つの面板と第2の中
    空形材の2つの面板とをそれぞれ突き合わせ、 前記突き合わせた際に、前記第1の中空形材のそれぞれ
    の前記面板の端部または前記第2の中空形材のそれぞれ
    の前記面板の端部または両者によって、前記突き合わせ
    た部分の両面に凸部があり、 前記中空形材の一方の面の前記突き合わせた部分に対し
    て、または両面の前記突き合わせた部分に対して、 小径部の両側にそれぞれ大径部を有する回転工具を用
    い、該回転工具の前記2つの大径部の間に前記両面の前
    記凸部を挟んだ状態で、該回転工具を回転させながら前
    記突き合わせた部分に沿って移動させること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  9. 【請求項9】 請求項8の摩擦攪拌接合方法において、 前記突き合わせた際に、それぞれの突き合わせ部におい
    て、少なくとも一方の面板の端部の両面に凸部があり、
    該2つの凸部の間は凹部になっており、 他方の前記面板の端部は前記凹部に挿入されており、 該挿入した部分を摩擦攪拌接合すること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  10. 【請求項10】 第1の中空形材の一方の面板と第2の
    中空形材の一方の面板とを突き合わせ、 前記突き合わせた際に、前記第1の中空形材の前記面板
    の端部または前記第2の中空形材の前記面板の端部また
    は両者によって、前記突き合わせた部分の両面に凸部が
    あり、 小径部の両側にそれぞれ大径部を有する回転工具を用
    い、該回転工具の前記2つの大径部の間に前記両面の前
    記凸部を挟んだ状態で、該回転工具を回転させながら前
    記突き合わせた部分に沿って移動させ、 次に、前記第1の中空形材の他方の面板と前記第2の中
    空形材の他方の面板とに、接続材をそれぞれ重ねると共
    に突き合わせ、 前記突き合わせた際に、前記第1の中空形材の前記他方
    の面板の端部または前記接続材の端部または両者によっ
    て、前記突き合わせた部分の両面に凸部があり、 また、前記突き合わせた際に、前記第2の中空形材の前
    記他方の面板の端部または前記接続材の端部または両者
    によって、前記突き合わせた部分の両面に凸部があり、 前記第1の中空形材と前記接続材との前記突き合わせた
    部分に対して、または前記第1の中空形材と前記接続材
    との前記突き合わせた部分と、前記第2の中空形材と前
    記接続材との前記突き合わせた部分に対して、 小径部の両側にそれぞれ大径部を有する回転工具を用
    い、該回転工具の前記2つの大径部の間に前記両面の前
    記凸部を挟んだ状態で、該回転工具を回転させながら前
    記突き合わせた部分に沿って移動させること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  11. 【請求項11】 請求項10の摩擦攪拌接合方法におい
    て、 前記一方の面板同士を突き合わせた際に、突き合わせ部
    において、少なくとも一方の面板の端部の両面に凸部が
    あり、該2つの凸部の間は凹部になっており、 他方の前記面板の端部は前記凹部に挿入されており、 該挿入した部分を摩擦攪拌接合すること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  12. 【請求項12】 請求項10の摩擦攪拌接合方法におい
    て、 前記接続材と前記第1の中空形材、前記第2の中空形材
    とをそれぞれ突き合わせた際に、少なくとも一方の突き
    合わせ部において、前記接続材の端部と前記他方の面板
    の端部の少なくとも一方の両面に凸部があり、該2つの
    凸部の間は凹部になっており、 前記接続材の端部と前記他方の面板の端部の他方の部材
    は前記凹部に挿入されており、 該挿入した部分を摩擦攪拌接合すること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  13. 【請求項13】 請求項10の摩擦攪拌接合方法におい
    て、 前記接続材と前記第1の中空形材、前記第2の中空形材
    とをそれぞれ突き合わせた際に、一方の突き合わせ部に
    おいて、前記接続材の端部と前記他方の面板の端部の少
    なくとも一方の両面に凸部があり、該2つの凸部の間は
    凹部になっており、 前記接続材の端部と前記他方の面板の端部の他方の部材
    は前記凹部に挿入されており、 他方の突き合わせ部はは挿入されておらず、 該他方の突き合わせ部を前記摩擦攪拌接合し、 次に、前記挿入した部分を摩擦攪拌接合すること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  14. 【請求項14】 第1の中空形材の一方の面板と第2の
    中空形材の一方の面板とを突き合わせ、 前記突き合わせた部分を他方の面板側から摩擦攪拌接合
    し、 次に、前記台の中空形材および前記第2の中空形材より
    も短い複数の接続材を、前記第1の中空形材および前記
    第2の中空形材に沿って、前記第1の中空形材の他方の
    面板と前記第2の中空形材の他方の面板とに、重ね、 次に、前記第1の中空形材と前記接続材を接合すると共
    に、前記第2の中空形材と前記接続材を摩擦攪拌接合す
    ること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  15. 【請求項15】 請求項14の摩擦攪拌接合方法におい
    て、 前記接続材を前記第1の中空形材および前記第2の中空
    形材に重ねた次に、前記接続材同士の間であって、前記
    重ねた部分の近傍を溶接し、 次に、前記重ねた部分を摩擦攪拌接合すること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  16. 【請求項16】 第1の板の端部と第2の板の端部とを
    突き合わせ、 前記突き合わせた際に、前記第1の板の端部または第2
    の板の端部または両者によって、前記突き合わせた部分
    の一方の面に凸部があり、該凸部に第2の凸部があり、 前記第2の凸部を検出しながら、前記突き合わせた部分
    に挿入した回転工具を誘導すること、 を特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  17. 【請求項17】 2つの板の突き合わせ部が摩擦攪拌接
    合されており、 前記摩擦攪拌接合した部分において、前記板の両面に凸
    部があり、 前記板の一方の面と該一方の前記凸部の頂とを接続する
    線は前記板の厚さ方向に対して実質的に直交しており、 前記板の他方の面と該他方の前記凸部の頂とを接続する
    線は円弧状または斜面であること、 を特徴とする構造体。
  18. 【請求項18】 第1の中空形材の2つの面板と第2の
    中空形材の2つの面板とのそれぞれの突き合わせ部が摩
    擦攪拌接合されており、 それぞれの前記摩擦攪拌接合した部分において、前記面
    板の両面に凸部があること、 を特徴とする構造体。
  19. 【請求項19】 第1の中空形材の2つの面板と第2の
    中空形材の2つの面板とのそれぞれの突き合わせ部が摩
    擦攪拌接合されており、 一方の前記面板を前記摩擦攪拌接合した部分において、
    前記中空形材の外面側の前記接合した面は前記面板と実
    質的に同一面であり、 前記一方の面板の前記摩擦攪拌接合した部分において、
    前記中空形材の内面側の面には凸部があり、 他方の前記面板の前記摩擦攪拌接合した部分において、
    該面板の両面に凸部があること、 を特徴とする構造体。
  20. 【請求項20】 請求項19の構造体において、 それぞれの前記凸部の頂とそれぞれの前記面板とを接続
    する線は円弧状または斜面であること、 を特徴とする構造体。
  21. 【請求項21】 第1の中空形材の第1の面板と第2の
    中空形材の第1の面板との突き合わせ部が摩擦攪拌接合
    されており、 前記第1の中空形材の第2の面板と前記第2の中空形材
    の第2の面板とが接続材を介して摩擦攪拌接合されてお
    り、 この摩擦攪拌接合は前記第2の面板と前記接続材との突
    き合わせ部に対して行われており、 それぞれの前記摩擦攪拌接合した部分において、前記面
    板の両面に凸部があること、 を特徴とする構造体。
  22. 【請求項22】 第1の中空形材の第1の面板と第2の
    中空形材の第1の面板との突き合わせ部が摩擦攪拌接合
    されており、 前記第1の中空形材の第2の面板と前記第2の中空形材
    の第2の面板とが接続材を介して摩擦攪拌接合されてお
    り、 この摩擦攪拌接合は前記第2の面板と前記接続材との突
    き合わせ部に対して行われており、 前記第1の面板を前記摩擦攪拌接合した部分において、
    前記中空形材の外面側の前記接合した面は前記第1の面
    板と実質的に同一面であり、 前記第1の面板の前記摩擦攪拌接合した部分において、
    前記中空形材の内面側の面には凸部があり、 前記第2の面板の前記摩擦攪拌接合した部分において、
    前記第1の面板の両面に凸部があること、 を特徴とする構造体。
  23. 【請求項23】 請求項22の構造体において、 それぞれの前記凸部の頂とそれぞれの前記面板とを接続
    する線は円弧状または斜面であること、 を特徴とする構造体。
  24. 【請求項24】 板の端部の両面に、該板の厚さ方向に
    それぞれ突出するとともに、該板の面に沿って前記端部
    よりも突出する凸部を有しており、 前記両面の凸部の間で、前記板の端面に、凹部を有して
    おり、 少なくとも一方の凸部の幅の中心の近傍に実質的に前記
    凹部の底面があり、 前記端部は摩擦攪拌接合する部分であること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  25. 【請求項25】 請求項24の摩擦攪拌接合用部材にお
    いて、 両面の凸部の幅の中心の近傍に実質的に前記凹部の底面
    があること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  26. 【請求項26】 請求項24の摩擦攪拌接合用部材にお
    いて、 前記前記板の面に沿って突出する長さは一方の凸部のほ
    うが他方よりも長いこと、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  27. 【請求項27】 板の一端の一方の面に、該板の厚さ方
    向に突出する第1の凸部を有しており、 前記板の前記一端の他方の面に、該板の厚さ方向に突出
    し、かつ該他方の面に沿って前記端部よりも突出する第
    2の凸部を有しており、 前記一端は摩擦攪拌接合する部分であること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  28. 【請求項28】 請求項27の摩擦攪拌接合用部材にお
    いて、 前記板の前記一端の端面は該板の厚さ方向に沿って実質
    的に直交していること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  29. 【請求項29】 請求項27の摩擦攪拌接合用部材にお
    いて、 前記一端の端面から他端側の前記第1の凸部の端部まで
    の距離と、前記一端の端面から他端側の前記第2の凸部
    の端部までの距離とは、実質的に同一であり、 前記第2の凸部の幅の中心に実質的に前記板の前記一端
    の端面があること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  30. 【請求項30】 板の一端の両面に、該板の厚さ方向に
    それぞれ突出する第1の凸部を有しており、 前記板の他端の一方の面に、該板の厚さ方向に突出し、
    かつ該一方の面に沿ってさらに該板の他端よりも突出す
    る第2の凸部を有しており、 前記板の前記一端および他端は摩擦攪拌接合する部分で
    あること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  31. 【請求項31】 請求項30の摩擦攪拌接合用部材にお
    いて、 前記板の一端の端面には、前記両面の第1の凸部の頂の
    間において、凹部を有し、 前記第1の凸部の幅の中心に実質的に前記凹部の底面が
    あること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  32. 【請求項32】 請求項30の摩擦攪拌接合用部材にお
    いて、 前記第2の凸部の幅の中心に実質的に前記板の前記他端
    の端面があること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  33. 【請求項33】 板の一端の両面に、該板の厚さ方向に
    それぞれ突出する第1の凸部を有しており、 前記板の他端の一方の面に、該板の厚さ方向に突出する
    第2の凸部を有しており、 前記板の前記一端および他端は摩擦攪拌接合する部分で
    あること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  34. 【請求項34】 板の端部の両面に、該板の厚さ方向に
    それぞれ突出する凸部を有しており、 前記板の一方の面の側の凸部の頂と該一方の面とを接続
    する線は前記板に実質的に直交しており、 前記板の他方の面の側の凸部の頂と該他方の面とを接続
    する線は円弧状または傾斜する線であり、 前記端部は摩擦攪拌接合する部分であること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  35. 【請求項35】 実質的に平行な2つの面板と、 両者を接続する接続板と、 少なくとも一方の前記面板は、該面板の端部の両面に、
    該面板の厚さ方向にそれぞれ突出するとともに、該面板
    の面に沿って前記端部よりも突出する凸部を有してお
    り、 前記両面の凸部の間で、前記板の端面に、凹部を有して
    おり、 少なくとも一方の凸部の幅の中心の近傍に実質的に前記
    凹部の底面があり、前記端部は摩擦攪拌接合する部分で
    あること、 を特徴とする中空形材。
  36. 【請求項36】 請求項35の摩擦攪拌接合用部材にお
    いて、 両面の凸部の幅の中心の近傍に実質的に前記凹部の底面
    があること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  37. 【請求項37】 請求項35の摩擦攪拌接合用部材にお
    いて、 前記前記板の面に沿って突出する長さは一方の凸部のほ
    うが他方よりも長いこと、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  38. 【請求項38】 実質的に平行な2つの面板と、 両者を接続する接続板と、 少なくとも一方の前記面板は、該面板の一端の一方の面
    に、該板の厚さ方向に突出する第1の凸部を有してお
    り、 前記面板の前記一端の他方の面に、該板の厚さ方向に突
    出し、かつ該他方の面に沿って前記一端よりも突出する
    第2の凸部を有しており、 前記一端は摩擦攪拌接合する部分であること、 を特徴とする中空形材。
  39. 【請求項39】 請求項38の中空形材において、 前記第1の凸部は中空形材の外面側にあること、 を特徴とする中空形材。
  40. 【請求項40】 請求項38の中空形材において、 前記面板の前記一端の端面から他端側の前記第1の凸部
    の端部までの距離と、前記板の前記一端の端面から他端
    側の前記第2の凸部の端部までの距離とは、実質的に同
    一であり、 前記第2の凸部の幅の中心に実質的に前記面板の前記一
    端の端面があること、 を特徴とする中空形材。
  41. 【請求項41】 実質的に平行な2つの面板と、 両者を接続する接続板と、 少なくとも一方の前記面板の端部であって、一方の面
    に、該板の厚さ方向に突出し、かつ該一方の面に沿って
    さらに該面板の端部よりも突出する凸部を有しており、 前記端部は摩擦攪拌接合する部分であること、 を特徴とする中空形材。
  42. 【請求項42】 請求項41の中空形材において、 前記凸部は中空形材の内側にあること、 を特徴とする中空形材。
  43. 【請求項43】 請求項41の中空形材において、 前記凸部の幅の中心に実質的に前記一方の面板の端部が
    あること、 を特徴とする中空形材。
  44. 【請求項44】 実質的に平行な2つの面板と、 両者を接続する接続板と、 前記2つの面板のそれぞれの端部の両面に、該面板の厚
    さ方向にそれぞれ突出する凸部を有しており、 一方の前記面板の外面側の凸部の頂と前記一方の面板の
    外面とを接続する線は前記板に実質的に直交しており、 他の凸部の頂と他の面とを接続するそれぞれの線は円弧
    状または傾斜する線であり、 前記端部は摩擦攪拌接合する部分であること、 を特徴とする中空形材。
  45. 【請求項45】 板の端部に厚さ方向に突出する第1の
    凸部があり、 前記第1の凸部内において前記厚さ方向に突出する第2
    の凸部があること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  46. 【請求項46】 第1の部材と第2の部材とからなり、 前記第1の部材の端部と、前記第2の部材の端部とが突
    き合わせられるようになっており、 前記突き合わせた際に、前記第1の板の端部または第2
    の板の端部または両者によって、前記突き合わせた部分
    の両面に凸部があること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
  47. 【請求項47】 第1の中空形材と、第2の中空形材
    と、からなり、 前記第1の中空形材のそれぞれの面板の端部と、前記第
    2の中空形材のそれぞれの面板の端部とが突き合わせら
    れるようになっており、 前記突き合わせた際に、前記第1の中空形材の面板の端
    部または第2の中空形材の面板の端部または両者によっ
    て、前記突き合わせた部分の両面に凸部があること、 を特徴とする中空形材。
  48. 【請求項48】 第1の中空形材と、第2の中空形材
    と、接続材とからなり、 前記第1の中空形材の一方の面板の端部と、前記第2の
    中空形材の一方の面板の端部とが突き合わせられるよう
    になっており、 前記第1の中空形材の他方の面板と前記接続材の板一端
    とを、前記第2の中空形材の他方の面板と前記接続材の
    他端とを、それぞれ突き合わせるようになっており、 それぞれの前記突き合わせを行うと、突き合わせ部の一
    方の部材または他方の部材または両者によって、前記突
    き合わせた部分の両面に凸部があること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用部材。
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