JP2003070912A - 針先カバー部材 - Google Patents
針先カバー部材Info
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M5/32—Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
- A61M5/3205—Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
- A61M5/321—Means for protection against accidental injuries by used needles
- A61M5/3243—Means for protection against accidental injuries by used needles being axially-extensible, e.g. protective sleeves coaxially slidable on the syringe barrel
- A61M5/3245—Constructional features thereof, e.g. to improve manipulation or functioning
- A61M2005/3247—Means to impede repositioning of protection sleeve from needle covering to needle uncovering position
- A61M2005/325—Means obstructing the needle passage at distal end of a needle protection sleeve
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- A61M5/326—Fully automatic sleeve extension, i.e. in which triggering of the sleeve does not require a deliberate action by the user
- A61M2005/3267—Biased sleeves where the needle is uncovered by insertion of the needle into a patient's body
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- A61M5/3202—Devices for protection of the needle before use, e.g. caps
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 注射針として使用する前には医療の手技の流
れを妨げず、注射針の使用後は注射針の先端を適切に保
護し、外力が加わってもプロテクター（保護部材）が容
易には外れない、新たな針先カバー部材を提供する。 【構成】 針ハブ(2)側へ最外周部(3a)を固定され、最
内周部(3b)を含めた全体を針(1)に貫通され、無負荷状
態においては円錐状をなす渦巻き状のバネ体(3)と、そ
のバネ体(3)が無負荷時に針先(1a)をカバーする針先カ
バー部材(6)と、負荷を与えたバネ体(3)の縮装させるこ
とによって針先(1a)を露出させるとともに、負荷を解放
する機構を備えたトリガー部材(5)とを備える。前記バ
ネ体(3)は、無負荷時には針先カバー部材(6)が針先(1a)
の位置に達するように形成し、針先カバー部材(6)は、
無負荷時に円錐状をなすバネ体(3)に対して針先(1a)を
露出させないように固定されたことを特徴とする針先カ
バー部材とする。
れを妨げず、注射針の使用後は注射針の先端を適切に保
護し、外力が加わってもプロテクター（保護部材）が容
易には外れない、新たな針先カバー部材を提供する。 【構成】 針ハブ(2)側へ最外周部(3a)を固定され、最
内周部(3b)を含めた全体を針(1)に貫通され、無負荷状
態においては円錐状をなす渦巻き状のバネ体(3)と、そ
のバネ体(3)が無負荷時に針先(1a)をカバーする針先カ
バー部材(6)と、負荷を与えたバネ体(3)の縮装させるこ
とによって針先(1a)を露出させるとともに、負荷を解放
する機構を備えたトリガー部材(5)とを備える。前記バ
ネ体(3)は、無負荷時には針先カバー部材(6)が針先(1a)
の位置に達するように形成し、針先カバー部材(6)は、
無負荷時に円錐状をなすバネ体(3)に対して針先(1a)を
露出させないように固定されたことを特徴とする針先カ
バー部材とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済み注射針の針先
を覆う針先カバー部材および針先カバー部材付き注射装
置に関するものである。また、本発明は、針の外側にカ
テーテルを配置することができる、カテーテル安全組立
体をしての機能も奏する技術的創作に関する。
を覆う針先カバー部材および針先カバー部材付き注射装
置に関するものである。また、本発明は、針の外側にカ
テーテルを配置することができる、カテーテル安全組立
体をしての機能も奏する技術的創作に関する。
【０００２】
【先行技術】使用済み注射針は、エイズや肝炎などを感
染させる危険性を有している。この危険を回避するた
め、使用済み注射針の尖端に偶然に接触するのを防止す
るプロテクター付き注射器が、さまざま提供されてい
る。以下、分類して説明する。
染させる危険性を有している。この危険を回避するた
め、使用済み注射針の尖端に偶然に接触するのを防止す
るプロテクター付き注射器が、さまざま提供されてい
る。以下、分類して説明する。
【０００３】まず、注射器の外筒のさらに外周に設けた
保護筒を、使用後に針先方向に押し出して針全体を保護
筒で収納するタイプである。この押し出す場合におい
て、保護筒の摺動が重いものも多く、医療従事者は片手
で外筒を固定し、もう一方の手で保護筒を押し出してや
る必要がある。注射における手技過程は、多くの場合針
が引き抜かれた後に穿刺部位を押さえることを必要とす
る。このため針をプロテクトする作業は後回しとされや
すく、事故の危険を残している。
保護筒を、使用後に針先方向に押し出して針全体を保護
筒で収納するタイプである。この押し出す場合におい
て、保護筒の摺動が重いものも多く、医療従事者は片手
で外筒を固定し、もう一方の手で保護筒を押し出してや
る必要がある。注射における手技過程は、多くの場合針
が引き抜かれた後に穿刺部位を押さえることを必要とす
る。このため針をプロテクトする作業は後回しとされや
すく、事故の危険を残している。
【０００４】これらの危険性を低める技術として、針ハ
ブにヒンジなどを介して連結されたプロテクターを備え
るタイプがある。このタイプを機構別に更に分類する。
ブにヒンジなどを介して連結されたプロテクターを備え
るタイプがある。このタイプを機構別に更に分類する。
【０００５】まず、使用前のプロテクターの位置を使用
後に移動させるための機構を備えた技術として、コイル
バネ機構を備えた特開平３−１３９３６３号、実開平６
−８６７４４号や、板バネ機構を備えた特開平８−１１
２３４８号（図２４参照）などがある。
後に移動させるための機構を備えた技術として、コイル
バネ機構を備えた特開平３−１３９３６３号、実開平６
−８６７４４号や、板バネ機構を備えた特開平８−１１
２３４８号（図２４参照）などがある。
【０００６】また、使用前のプロテクターの位置を使用
後に移動させ、その移動位置を適正な位置とするための
機構を備えた技術として、適正位置までの長さを有する
紐を備えた特開平１０−２７２１８２号や特開平３−１
３９３６３号、リンク機構を採用した特開平７−２５０
８９８号、特開平８−２０６２０４号などがある。
後に移動させ、その移動位置を適正な位置とするための
機構を備えた技術として、適正位置までの長さを有する
紐を備えた特開平１０−２７２１８２号や特開平３−１
３９３６３号、リンク機構を採用した特開平７−２５０
８９８号、特開平８−２０６２０４号などがある。
【０００７】また、プロテクターの使用後に針先が露出
しないよう逆戻りを防止する機構を備えた技術として、
特表平３−５０４２０５号、特開平７−２５０８９８号
（図２５参照）、特開平８−２０６２０４号（図２６参
照）などがある。
しないよう逆戻りを防止する機構を備えた技術として、
特表平３−５０４２０５号、特開平７−２５０８９８号
（図２５参照）、特開平８−２０６２０４号（図２６参
照）などがある。
【０００８】先行技術を整理してみると、注射針として
使用する前には医療の手技の流れを妨げない状態を確保
すること、注射針の使用後はプロテクターが適正位置に
移動すること、プロテクターが注射針の尖端をカバーし
た後に外力が加わってもプロテクターが容易には外れな
いこと、などの機能が要求されていることが分かる。
使用する前には医療の手技の流れを妨げない状態を確保
すること、注射針の使用後はプロテクターが適正位置に
移動すること、プロテクターが注射針の尖端をカバーし
た後に外力が加わってもプロテクターが容易には外れな
いこと、などの機能が要求されていることが分かる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本願発明が解決すべき
課題は、注射針として使用する前には医療の手技の流れ
を妨げず、注射針の使用後は注射針の先端を適切に保護
し、外力が加わってもプロテクター（保護部材）が容易
には外れない、新たな針先カバー部材を提供することに
ある。
課題は、注射針として使用する前には医療の手技の流れ
を妨げず、注射針の使用後は注射針の先端を適切に保護
し、外力が加わってもプロテクター（保護部材）が容易
には外れない、新たな針先カバー部材を提供することに
ある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本出願では、請求項１から請求項３に記載の発明
を提供する。
ため、本出願では、請求項１から請求項３に記載の発明
を提供する。
【００１１】（請求項１）請求項１記載の発明は、 鋭
利な針先(1a)をなす針(1)およびその針(1)における針先
(1a)の反対端においてシリンダと接合するための針ハブ
(2)を備えた注射針に対して、針先(1a)をカバーする針
先カバー部材に係る。すなわち、前記針ハブ(2)側へ最
外周部(3a)を固定され、最内周部(3b)を含めた全体を針
(1)に貫通され、無負荷状態においては円錐状をなす渦
巻き状のバネ体(3)と、 そのバネ体(3)が無負荷時に針
先(1a)をカバーする針先カバー部材(6)と、 負荷を与
えたバネ体(3)の縮装させることによって針先(1a)を露
出させるとともに、負荷を解放する機構を備えたトリガ
ー部材(5)とを備え、前記バネ体(3)は、無負荷時には針
先カバー部材(6)が針先(1a)の位置に達するように形成
し、 針先カバー部材(6)は、無負荷時に円錐状をなす
バネ体(3)に対して針先(1a)を露出させないように固定
されたことを特徴とする針先カバー部材に係る。
利な針先(1a)をなす針(1)およびその針(1)における針先
(1a)の反対端においてシリンダと接合するための針ハブ
(2)を備えた注射針に対して、針先(1a)をカバーする針
先カバー部材に係る。すなわち、前記針ハブ(2)側へ最
外周部(3a)を固定され、最内周部(3b)を含めた全体を針
(1)に貫通され、無負荷状態においては円錐状をなす渦
巻き状のバネ体(3)と、 そのバネ体(3)が無負荷時に針
先(1a)をカバーする針先カバー部材(6)と、 負荷を与
えたバネ体(3)の縮装させることによって針先(1a)を露
出させるとともに、負荷を解放する機構を備えたトリガ
ー部材(5)とを備え、前記バネ体(3)は、無負荷時には針
先カバー部材(6)が針先(1a)の位置に達するように形成
し、 針先カバー部材(6)は、無負荷時に円錐状をなす
バネ体(3)に対して針先(1a)を露出させないように固定
されたことを特徴とする針先カバー部材に係る。
【００１２】（用語説明）
「鋭利な針先(1a)」とは、患者に対して穿刺するため、
パイプ状の針(1)の先端を軸方向に対して斜めに切断す
ることによって形成されている。以降、針先側とは患者
の方向であり、基端側とは医療従事者に近い側、すなわ
ち針先側と反対方向を表すものとする。
パイプ状の針(1)の先端を軸方向に対して斜めに切断す
ることによって形成されている。以降、針先側とは患者
の方向であり、基端側とは医療従事者に近い側、すなわ
ち針先側と反対方向を表すものとする。
【００１３】「針ハブ」とは、使い捨て注射針における
針ハブを限定するものでなく、カテーテル組立体におけ
る内針ハブ、また注射器の外筒(30)や翼状針の針元部分
であっても良い。
針ハブを限定するものでなく、カテーテル組立体におけ
る内針ハブ、また注射器の外筒(30)や翼状針の針元部分
であっても良い。
【００１４】（作用） バネ体(3)における針ハブ(2)側
へ最外周部(3a)を固定し、最内周部(3b)を含めた全体を
針(1)に貫通させ、負荷を与えて針(1)を露出させる。そ
してトリガー部材(5)によって、負荷を受けたバネ体(3)
を縮装させる。
へ最外周部(3a)を固定し、最内周部(3b)を含めた全体を
針(1)に貫通させ、負荷を与えて針(1)を露出させる。そ
してトリガー部材(5)によって、負荷を受けたバネ体(3)
を縮装させる。
【００１５】次に、トリガー部材(5)を機能させて負荷
を解放する。すると、バネ体(3)が伸長して針先カバー
部材(6)が針先(1a)の位置に達し、針先(1a)をカバーす
る。これによって、針先が露出することはなくなり、使
用後の注射針の安全性を高めることができる。
を解放する。すると、バネ体(3)が伸長して針先カバー
部材(6)が針先(1a)の位置に達し、針先(1a)をカバーす
る。これによって、針先が露出することはなくなり、使
用後の注射針の安全性を高めることができる。
【００１６】（請求項２）請求項２記載の発明は、鋭利
な針先(1a)をなす針(1)およびその針(1)における針先(1
a)の反対端においてシリンダと接合するための針ハブ
(2)を備えた注射針に対して、針先(1a)をカバーする針
先カバー部材に係る。すなわち、前記針ハブ(2)側へ一
端(30a)を固定され、他端(30b)を含めた全体を針(1)に
貫通され、無負荷状態においては断面波形をなす波形バ
ネ体(30)と、 その波形バネ体(30)が無負荷時に針先(1
a)をカバーする針先カバー部材(6)と、 負荷を与えた
波形バネ体(30)の縮装させることによって針先(1a)を露
出させるとともに、負荷を解放する機構を備えたトリガ
ー部材(5)とを備え、前記波形バネ体(30)は、無負荷時
には針先カバー部材(6)が針先(1a)の位置に達するよう
に形成し、 針先カバー部材(6)は、無負荷時に広がっ
た波形をなす波形バネ体(30) に対して針先(1a)を露出
させないように固定されたことを特徴とする針先カバー
部材に係る。
な針先(1a)をなす針(1)およびその針(1)における針先(1
a)の反対端においてシリンダと接合するための針ハブ
(2)を備えた注射針に対して、針先(1a)をカバーする針
先カバー部材に係る。すなわち、前記針ハブ(2)側へ一
端(30a)を固定され、他端(30b)を含めた全体を針(1)に
貫通され、無負荷状態においては断面波形をなす波形バ
ネ体(30)と、 その波形バネ体(30)が無負荷時に針先(1
a)をカバーする針先カバー部材(6)と、 負荷を与えた
波形バネ体(30)の縮装させることによって針先(1a)を露
出させるとともに、負荷を解放する機構を備えたトリガ
ー部材(5)とを備え、前記波形バネ体(30)は、無負荷時
には針先カバー部材(6)が針先(1a)の位置に達するよう
に形成し、 針先カバー部材(6)は、無負荷時に広がっ
た波形をなす波形バネ体(30) に対して針先(1a)を露出
させないように固定されたことを特徴とする針先カバー
部材に係る。
【００１７】（作用） 波形バネ体(30)における針ハブ
(2)側へ一端(30a)を固定し、他端(30b)を含めた全体を
針(1)に貫通させ、負荷を与えて針(1)を露出させる。そ
してトリガー部材(5)によって、負荷を受けた波形バネ
体(30)を縮装させる。
(2)側へ一端(30a)を固定し、他端(30b)を含めた全体を
針(1)に貫通させ、負荷を与えて針(1)を露出させる。そ
してトリガー部材(5)によって、負荷を受けた波形バネ
体(30)を縮装させる。
【００１８】次に、トリガー部材(5)を機能させて負荷
を解放する。すると、バネ体(3)が伸長して針先カバー
部材(6)が針先(1a)の位置に達し、針先(1a)をカバーす
る。これによって、針先が露出することはなくなり、使
用後の注射針の安全性を高めることができる。
を解放する。すると、バネ体(3)が伸長して針先カバー
部材(6)が針先(1a)の位置に達し、針先(1a)をカバーす
る。これによって、針先が露出することはなくなり、使
用後の注射針の安全性を高めることができる。
【００１９】（請求項３）請求項３記載の発明は、請求
項１または請求項２記載の針先カバー部材を限定したも
のであって、カバー部材(6)は、針(1)を貫通させる貫通
孔(6a)と、貫通孔(6a)とは非連続に形成され、針先(1a)
に当接して針先(1a)を保護する保護部(6b)とを備えると
ともに、 負荷状態においては、前記貫通孔(6a)は針
(1)に貫通された状態にあり、 負荷が解放された場合
に、前記貫通孔(6a)に位置した針先(1a)を保護部(6b)へ
移動させるための移動機構(7)を備えたことを特徴とす
る針先カバー部材に係る。
項１または請求項２記載の針先カバー部材を限定したも
のであって、カバー部材(6)は、針(1)を貫通させる貫通
孔(6a)と、貫通孔(6a)とは非連続に形成され、針先(1a)
に当接して針先(1a)を保護する保護部(6b)とを備えると
ともに、 負荷状態においては、前記貫通孔(6a)は針
(1)に貫通された状態にあり、 負荷が解放された場合
に、前記貫通孔(6a)に位置した針先(1a)を保護部(6b)へ
移動させるための移動機構(7)を備えたことを特徴とす
る針先カバー部材に係る。
【００２０】(作用）負荷状態においては、カバー部材
(6)の貫通孔(6a)は、針(1)に貫通された状態にある。負
荷が解放された場合には、貫通孔(6a)に位置した針先(1
a)が保護部(6b)へ当接するように、移動機構(7)がカバ
ー部材(6)を移動させる。このため、針先(1a)が露出す
ることはなく、安全性の確保に寄与する。
(6)の貫通孔(6a)は、針(1)に貫通された状態にある。負
荷が解放された場合には、貫通孔(6a)に位置した針先(1
a)が保護部(6b)へ当接するように、移動機構(7)がカバ
ー部材(6)を移動させる。このため、針先(1a)が露出す
ることはなく、安全性の確保に寄与する。
【００２１】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態および図
面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図
面は、図１ないし図３である。
面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図
面は、図１ないし図３である。
【００２２】（図１および図２）図１および図２におい
て、第一の実施形態を示す。この実施形態は、鋭利な針
先(1a)をなす針(1)およびその針(1)における針先(1a)の
反対端においてシリンダと接合するための針ハブ(2)、
および外筒(20)を備えた注射針付き注射器に対して、針
先(1a)をカバーする針先カバー部材である。
て、第一の実施形態を示す。この実施形態は、鋭利な針
先(1a)をなす針(1)およびその針(1)における針先(1a)の
反対端においてシリンダと接合するための針ハブ(2)、
および外筒(20)を備えた注射針付き注射器に対して、針
先(1a)をカバーする針先カバー部材である。
【００２３】まず、前記針ハブ(2)側へ最外周部(3a)を
固定され、最内周部(3b)を含めた全体を針(1)に貫通さ
れ、無負荷状態においては円錐状をなす渦巻き状のバネ
体(3)を備えている。そして、そのバネ体(3)が無負荷時
に針先(1a)をカバーする球体の針先カバー部材(6)と、
負荷を与えたバネ体(3)の縮装させることによって針先
(1a)を露出させるとともに、負荷を解放する機構を備え
たトリガー部材(5)と、縮装させたバネ体(3)の外周を覆
う肉抜き筒状の収納体(4)とを備えている。
固定され、最内周部(3b)を含めた全体を針(1)に貫通さ
れ、無負荷状態においては円錐状をなす渦巻き状のバネ
体(3)を備えている。そして、そのバネ体(3)が無負荷時
に針先(1a)をカバーする球体の針先カバー部材(6)と、
負荷を与えたバネ体(3)の縮装させることによって針先
(1a)を露出させるとともに、負荷を解放する機構を備え
たトリガー部材(5)と、縮装させたバネ体(3)の外周を覆
う肉抜き筒状の収納体(4)とを備えている。
【００２４】トリガー部材(5)は、収納体(4)の針先(1a)
側の端部をカギ状に形成したトリガー(5a)と、そのトリ
ガー(5a)に対して外周部分が引っ掛かるように形成した
被係合部(5b)とからなり、その被係合部(5b)は、針先カ
バー部材(6)を内装する円盤状の部材に備えられてい
る。
側の端部をカギ状に形成したトリガー(5a)と、そのトリ
ガー(5a)に対して外周部分が引っ掛かるように形成した
被係合部(5b)とからなり、その被係合部(5b)は、針先カ
バー部材(6)を内装する円盤状の部材に備えられてい
る。
【００２５】針先カバー部材(6)は、針(1)を貫通させる
貫通孔(6a)と、貫通孔(6a)とは非連続に形成され、針先
(1a)に当接して針先(1a)を保護する保護部(6b)とを備え
る。負荷状態においては、前記貫通孔(6a)は針(1)に貫
通された状態にある。また、負荷が解放された場合に、
前記貫通孔(6a)に位置した針先(1a)を保護部(6b)へ移動
させるための移動機構(7)を備えている。
貫通孔(6a)と、貫通孔(6a)とは非連続に形成され、針先
(1a)に当接して針先(1a)を保護する保護部(6b)とを備え
る。負荷状態においては、前記貫通孔(6a)は針(1)に貫
通された状態にある。また、負荷が解放された場合に、
前記貫通孔(6a)に位置した針先(1a)を保護部(6b)へ移動
させるための移動機構(7)を備えている。
【００２６】この移動機構(7)は、負荷状態において縮
装される移動バネ(7a)と、その移動バネ(7a)に付勢され
るバネ当接片(7b)とからなる。バネ当接片(7b)は、針先
カバー部材(6)と連続して形成されている。
装される移動バネ(7a)と、その移動バネ(7a)に付勢され
るバネ当接片(7b)とからなる。バネ当接片(7b)は、針先
カバー部材(6)と連続して形成されている。
【００２７】（作用） バネ体(3)における針ハブ(2)側
へ最外周部(3a)を固定し、最内周部(3b)を含めた全体を
針(1)に貫通させ、負荷を与えて針(1)を露出させる。そ
してトリガー部材(5)によって、負荷を受けたバネ体(3)
を縮装させる。負荷状態においては、カバー部材(6)の
貫通孔(6a)は、針(1)に貫通された状態にある。
へ最外周部(3a)を固定し、最内周部(3b)を含めた全体を
針(1)に貫通させ、負荷を与えて針(1)を露出させる。そ
してトリガー部材(5)によって、負荷を受けたバネ体(3)
を縮装させる。負荷状態においては、カバー部材(6)の
貫通孔(6a)は、針(1)に貫通された状態にある。
【００２８】次に、トリガー部材(5)を機能させて負荷
を解放する。この操作は極めて簡単であり、トリガー(5
a)を被係合部(5b)から僅かに外側へずらすだけである。
すると、バネ体(3)が伸長し、貫通孔(6a)に位置した針
先(1a)が保護部(6b)へ当接するように、移動機構(7)が
カバー部材(6)を移動させる。これによって、針先が露
出することはなくなり、使用後の注射針の安全性を高め
ることができる。
を解放する。この操作は極めて簡単であり、トリガー(5
a)を被係合部(5b)から僅かに外側へずらすだけである。
すると、バネ体(3)が伸長し、貫通孔(6a)に位置した針
先(1a)が保護部(6b)へ当接するように、移動機構(7)が
カバー部材(6)を移動させる。これによって、針先が露
出することはなくなり、使用後の注射針の安全性を高め
ることができる。
【００２９】（図３）図３には、第二の実施形態を示し
ている。第一の実施形態との相違点は、渦巻き状のバネ
体(3)の代わりに、長手方向に垂直な断面形状が波形を
なす波形バネ体(30)を採用した点である。渦巻き状のバ
ネ体(3)と針(1)との関係は、針(1)をバネ体(3)が内包し
た状態であったが、波形バネ体(30)と針(1)との関係
は、針(1)が波形バネ体(30)を貫通している。
ている。第一の実施形態との相違点は、渦巻き状のバネ
体(3)の代わりに、長手方向に垂直な断面形状が波形を
なす波形バネ体(30)を採用した点である。渦巻き状のバ
ネ体(3)と針(1)との関係は、針(1)をバネ体(3)が内包し
た状態であったが、波形バネ体(30)と針(1)との関係
は、針(1)が波形バネ体(30)を貫通している。
【００３０】それ以外に異なる点はないので、他の説明
を省略する。
を省略する。
【００３１】
【発明の効果】請求項１から請求項３に記載の発明によ
れば、注射針として使用する前には医療の手技の流れを
妨げず、注射針の使用後は注射針の先端を適切に保護
し、外力が加わってもプロテクター（保護部材）が容易
には外れない、新たな針先カバー部材を提供することが
できた。
れば、注射針として使用する前には医療の手技の流れを
妨げず、注射針の使用後は注射針の先端を適切に保護
し、外力が加わってもプロテクター（保護部材）が容易
には外れない、新たな針先カバー部材を提供することが
できた。
【図１】第一の実施形態を示す断面図である。
【図２】第一の実施形態を示す斜視図である。
【図３】第二の実施形態を示す斜視図である。
１ 針 １ａ 針先
２ 針ハブ
３ バネ体 ３ａ バネ最外
周部 ３ｂ バネ最内周部 ４ 収納体 ５ トリガー部材 ５ａ トリガー ５ｂ 被係合部 ６ 針先カバー部材 ６ａ 貫通孔 ６ｂ 保護部 ７ 移動機構 ７ａ 移動バネ ７ｂ バネ当接片 ２０ 外筒 ３０ 波形バネ
周部 ３ｂ バネ最内周部 ４ 収納体 ５ トリガー部材 ５ａ トリガー ５ｂ 被係合部 ６ 針先カバー部材 ６ａ 貫通孔 ６ｂ 保護部 ７ 移動機構 ７ａ 移動バネ ７ｂ バネ当接片 ２０ 外筒 ３０ 波形バネ
Claims (3)
- 【請求項１】鋭利な針先(1a)をなす針(1)およびその針
(1)における針先(1a)の反対端においてシリンダと接合
するための針ハブ(2)を備えた注射針に対して、針先(1
a)をカバーする針先カバー部材であって、 前記針ハブ(2)側へ最外周部(3a)を固定され、最内周部
(3b)を含めた全体を針(1)に貫通され、無負荷状態にお
いては円錐状をなす渦巻き状のバネ体(3)と、 そのバネ体(3)が無負荷時に針先(1a)をカバーする針先
カバー部材(6)と、 負荷を与えたバネ体(3)の縮装させることによって針先
(1a)を露出させるとともに、負荷を解放する機構を備え
たトリガー部材(5)とを備え、 前記バネ体(3)は、無負荷時には針先カバー部材(6)が針
先(1a)の位置に達するように形成し、 針先カバー部材(6)は、無負荷時に円錐状をなすバネ体
(3)に対して針先(1a)を露出させないように固定された
ことを特徴とする針先カバー部材。 - 【請求項２】鋭利な針先(1a)をなす針(1)およびその針
(1)における針先(1a)の反対端においてシリンダと接合
するための針ハブ(2)を備えた注射針に対して、針先(1
a)をカバーする針先カバー部材であって、 前記針ハブ(2)側へ一端(30a)を固定され、他端(30b)を
含めた全体を針(1)に貫通され、無負荷状態においては
断面波形をなす波形バネ体(30)と、 その波形バネ体(30)が無負荷時に針先(1a)をカバーする
針先カバー部材(6)と、 負荷を与えた波形バネ体(30)の縮装させることによって
針先(1a)を露出させるとともに、負荷を解放する機構を
備えたトリガー部材(5)とを備え、 前記波形バネ体(30)は、無負荷時には針先カバー部材
(6)が針先(1a)の位置に達するように形成し、 針先カバー部材(6)は、無負荷時に広がった波形をなす
波形バネ体(30) に対して針先(1a)を露出させないよう
に固定されたことを特徴とする針先カバー部材。 - 【請求項３】 カバー部材(6)は、針(1)を貫通させる貫
通孔(6a)と、貫通孔(6a)とは非連続に形成され、針先(1
a)に当接して針先(1a)を保護する保護部(6b)とを備える
とともに、 負荷状態においては、前記貫通孔(6a)は針
(1)に貫通された状態にあり、負荷が解放された場合
に、前記貫通孔(6a)に位置した針先(1a)を保護部(6b)へ
移動させるための移動機構(7)を備えたことを特徴とす
る請求項１または請求項２記載の針先カバー部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001266666A JP2003070912A (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 針先カバー部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001266666A JP2003070912A (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 針先カバー部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003070912A true JP2003070912A (ja) | 2003-03-11 |
Family
ID=19092917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001266666A Withdrawn JP2003070912A (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 針先カバー部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003070912A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004275741A (ja) * | 2003-03-13 | 2004-10-07 | Becton Dickinson & Co | 針組み立て品 |
| WO2005049119A1 (ja) * | 2003-11-21 | 2005-06-02 | Tsk Laboratory Japan | 注射針 |
| JP2010503458A (ja) * | 2006-09-12 | 2010-02-04 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー | 安全針アセンブリ |
| JP2013111397A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注射器 |
-
2001
- 2001-09-04 JP JP2001266666A patent/JP2003070912A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004275741A (ja) * | 2003-03-13 | 2004-10-07 | Becton Dickinson & Co | 針組み立て品 |
| JP4611627B2 (ja) * | 2003-03-13 | 2011-01-12 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー | 針組み立て品 |
| WO2005049119A1 (ja) * | 2003-11-21 | 2005-06-02 | Tsk Laboratory Japan | 注射針 |
| JP2010503458A (ja) * | 2006-09-12 | 2010-02-04 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー | 安全針アセンブリ |
| JP2013111397A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注射器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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