JP2003070785A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2003070785A
JP2003070785A JP2001265273A JP2001265273A JP2003070785A JP 2003070785 A JP2003070785 A JP 2003070785A JP 2001265273 A JP2001265273 A JP 2001265273A JP 2001265273 A JP2001265273 A JP 2001265273A JP 2003070785 A JP2003070785 A JP 2003070785A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波診断装置において、レセプタクル部か
らコネクタボックスを取り外す際に装置の保護を図れる
ようにする。 【解決手段】 レバー16にはロック解除ボタン18が
設けられ、そのロック解除ボタン18を操作すると、セ
ンサユニット55の機能によって保護信号が生成され、
かつ、レバー16のアンロック操作が可能となる。保護
信号が生成されると、送信信号が強制的に停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波診断装置に関
し、特に超音波探触子のコネクタボックスが装置本体の
レセプタクル部に装着される超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は、大別して、装置本体
と超音波探触子とによって構成される。装置本体内には
送信部、受信部、画像形成部などの回路が含まれる。超
音波探触子は、超音波の送受波を行う超音波振動子を含
むプローブ本体、装置本体のコネクタ装着部に装着され
るコネクタボックス、及び、プローブ本体とコネクタボ
ックスとの間に配設されたプローブケーブルによって構
成される。
【0003】上記のコネクタボックスは、多数の電極ピ
ンを備え、コネクタボックスをレセプタクル部に装着す
る際には、コネクタボックスの各電極ピンがレセプタク
ル部に形成された各ピン孔(受入電極)に差し込まれ
る。これにより、プローブ本体内の複数の振動素子と装
置本体の送受信回路との間で信号(送信信号、受信信
号)の授受がなされる。
【0004】コネクタボックスをレセプタクル部に装着
するために、コネクタボックスには第1装着機構が設け
られ、レセプタクル部には第2装着機構が設けられる。
第1装着機構は、一般に、コネクタボックスを貫通し
て、先端部がレセプタクル部側へ突出し、且つ、その先
端部にロックピンが形成された軸と、その軸を回転させ
るレバーと、を有する。一方、第2装着機構は、軸の先
端部を受け入れる装着穴を有する。装着穴へ軸の先端部
が挿入された後にその軸を回転させると、軸の先端部に
形成されたロックピンが捕獲され(あるいは軸自体の回
転角度が保持され)、つまり両者の装着状態がロックさ
れる。軸にはバネなどによって復帰力が与えられてお
り、ユーザーのレバー操作によって、ロックピンの保持
力を超える力を発揮させて、ロック状態から軸を強制的
に復帰回転させると、アンロック状態まで自然に軸が回
転する。その状態では、コネクタ装着部からコネクタボ
ックスを取り外すことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記レ
バーあるいはコネクタボックスに、誤って身体や物体が
接触、衝突すると、それによりレバーがアンロック角度
に回転復帰し、ひいては、レセプタクル部からコネクタ
ボックスが不用意に外れてしまう可能性がある。その
際、送信中であると、送信回路あるいは他の回路に悪影
響が及ぶ可能性がある。また、この問題は、送信中に、
ユーザーが誤ってプローブボックスを取り外してしまう
場合にも生じうる。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、プローブボックスの取り外し
の際に装置を保護できる超音波診断装置を提供すること
にある。
【0007】本発明の他の目的は、プローブボックスが
不用意に外れないようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、装置本体に設けられたレセプタク
ル部に対して超音波探触子のコネクタボックスが着脱自
在に装着される超音波診断装置において、前記コネクタ
ボックスは、当該コネクタボックスを前記レセプタクル
部に装着するための探触子側装着機構と、当該コネクタ
ボックスの装着状態の解除に先立って保護信号を生成す
るためにユーザー操作される操作部と、を有し、前記装
置本体は、前記レセプタクル部に設けられ、前記探触子
側装着機構に係合する本体側装着機構と、前記保護信号
が生成された場合に当該装置本体を保護する制御を実行
する制御部と、を有することを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、探触子側装着機構と本
体側装着機構とが係合し、これによってレセプタクル部
にコネクタボックスが装着される。その装着状態で操作
部が操作されると、その装着状態の解除に先立って保護
信号が生成され、その保護信号の生成によって装置本体
を保護する制御が実行される。ここで、その制御は、望
ましくは送信パワーの制限であり、特に望ましくは送信
の停止である。かかる制御によれば、送信回路等に対し
て急激な負荷が生じることによるダメージを軽減、解消
することができる。もちろん、送信回路に対する制御に
加えて、受信回路に対する制御、及び、他の回路に対す
る制御を行うようにしてもよい。
【0010】望ましくは、前記操作部の操作を検出して
前記保護信号を生成する保護信号生成手段と、前記操作
部の操作に連動して前記コネクタボックスの装着状態の
解除を許可する解除許可手段と、を含む。保護信号生成
手段は、超音波探触子、装置本体、あるいは、それら両
者に跨って設けるようにしてもよい。これは解除許可手
段についても同様であるが、機械的に装着状態の解除を
許可する構成とするのが望ましい。
【0011】なお、操作部としては、ボタン、可動片
(後述する脱着用のレバーとは別のレバー)、など各種
のものを利用することが可能である。また、超音波探触
子に設けられる超音波振動子はアレイ振動子あるいは単
振動子である。
【0012】望ましくは、前記制御部は、前記保護信号
が生成された場合に前記超音波探触子に対する送信信号
の出力を制限する制御を実行する。この出力の制限に
は、上述のような送信パワーダウン及び送信停止などが
含まれる。
【0013】(2)また、上記目的を達成するために、
本発明は、装置本体に設けられたレセプタクル部に対し
て超音波探触子のコネクタボックスが着脱自在に装着さ
れる超音波診断装置において、前記コネクタボックス
は、ユーザー操作されるレバーと、前記レバーに一方端
が連結され、前記レバーの操作によって回動する装着軸
と、前記レバーに設けられ、当該コネクタボックスの装
着状態の解除に先立って保護信号を生成するためにユー
ザー操作される操作部と、を有し、前記装置本体は、前
記レセプタクル部に設けられ、前記装着軸がアンロック
角度位置にある場合に前記装着軸の他方端の受け入れを
許容し、前記装着軸がロック角度位置にある場合に前記
装着軸の他方端を保持する装着穴と、前記保護信号が生
成された場合に当該装置本体を保護する制御を実行する
制御部と、を有することを特徴とする。
【0014】上記構成によれば、探触子側装着機構とし
て、レバー、装着軸が設けられ、本体側装着機構とし
て、装着穴が設けられる。装着軸の他端部には望ましく
はその軸に直交する方向に突出形成されたロックピンが
設けられ、いずれにしても、その他端部が装着穴に挿入
され、レバー(すなわち装着軸)をロック角度位置方向
へ回動することによって、レセプタクル部に対してコネ
クタボックスが装着される。一方、そのような装着状態
から、レバー(すなわち装着軸)をアンロック角度位置
方向へ回動すると、装着軸の他端部が装着穴から取り出
すことが可能な状態となる。但し、上記構成によれば、
そのような装着状態の解除に先立って、保護信号が必ず
生成され、その保護信号の生成に応じて保護制御を実行
することができ、その上で、装着状態を解除することが
できる。操作部がレバー上に設けられているので、操作
性がよいという利点がある。
【0015】望ましくは、前記装着軸には、前記操作部
に対するユーザーのロック解除操作を伝達する伝達機構
と、前記操作軸の他方端に進退可能に設けられ、前記伝
達機構によって前記ロック解除操作が伝達された場合に
引き込み後退する係合ピンと、前記係合ピンをその前進
側へ付勢するバネと、が設けられ、前記本体側装着機構
は、前記装着軸がロック角度位置にある場合に、前記係
合ピンの突出前進を受け入れて当該係合ピンの先端部を
掛止する掛止構造と、前記係合ピンの掛止状態の有無を
検出して前記保護信号を生成するピン検出部と、を含
み、前記操作部の操作によって前記係合ピンが引き込み
後退した場合に、前記装着軸のアンロック角度位置方向
への回動が許可され、且つ、前記保護信号が生成され
る。
【0016】上記構成によれば、掛止構造によって係合
ピンが掛止され、そのままの状態ではレバー操作を行っ
てもそれをアンロック角度位置へ回動させることが物理
的に規制される。つまり、レバーへの接触や不用意なレ
バー操作によって、装着状態が解除されてしまうことを
未然に防止できる。一方、操作部を操作した後あるいは
操作部の操作と共にレバーを回転させれば、装着状態の
解除を許容でき(レバーのアンロック角度位置への回動
を許容でき)、しかも保護信号が自動的に生成されるた
め、装置本体の保護を図れる。
【0017】望ましくは、前記ピン検出部は前記掛止状
態において前記係合ピンに接触するコンタクト部材を含
み、前記コンタクト部材に対する前記係合ピンの接触の
有無を利用して前記保護信号が生成される。
【0018】望ましくは、前記ピン検出部は前記掛止状
態において前記係合ピンに接触する一対のコンタクトを
含み、前記装置本体は、前記一対のコンタクト間に電圧
を印加する手段と、前記電圧の変化を前記保護信号とし
て検出する手段と、を含む。
【0019】望ましくは、前記コネクタボックスは、前
記一対のコンタクトに対応した一対の電極ピンを含む電
極ピンアレイを含み、前記レセプタクル部は、前記一対
の電極ピンを受け入れる一対の受入電極を含み前記電極
ピンアレイに接続される受入電極アレイを含み、前記一
対の受入電極間に前記電圧が印加される。
【0020】望ましくは、前記伝達機構は前記装着軸内
に挿通されたワイヤであり、前記ワイヤの一端が固定端
をなし、前記ワイヤの他端が前記係合ピンの基端部に連
結され、前記操作部に対するロック解除操作によって前
記ワイヤの他端が前記係合ピンをその後退方向へ引き戻
す。
【0021】望ましくは、前記掛止構造は、前記操作軸
が前記ロック角度位置にある場合に前記係合ピンの突出
前進を受け入れる開口部と、前記開口部の縁に連なった
面であって、前記操作軸のロック角度位置方向への回動
時に前記係合ピンの先端面が摺動当接し、当該係合ピン
を前記開口部まで導く案内面と、を含む。ここで、案内
面は操作軸中心から等距離(等半径)をもった面として
構成してもよいし、開口部の縁まで傾斜した斜面として
構成するようにしてもよい。いずれにしても、ロック角
度位置まで装着軸を回転させると、自然に係合ピンが開
口部へ進入するような面として構成するのが望ましい。
【0022】(3)また、上記目的を達成するために、
本発明は、装置本体に設けられたレセプタクル部に対し
て超音波探触子のコネクタボックスが着脱自在に装着さ
れる超音波診断装置において、前記コネクタボックスの
装着状態の解除に先立ってユーザー操作される操作部
と、前記操作部に対するユーザー操作を検出する検出部
と、前記検出部によってユーザー操作がなされた場合に
前記超音波探触子に対する送信信号の出力を停止させる
制御を実行する制御部と、を含むことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0024】図1には、本発明に係る超音波診断装置の
好適な実施形態が示されており、図1はその要部構成を
示す概略的な斜視図である。
【0025】超音波診断装置は、大別して、送信回路や
受信回路などを含む装置本体と、その装置本体に接続さ
れる超音波探触子と、からなる。超音波探触子は、図示
されていない探触子本体、プローブケーブル14及びコ
ネクタボックス10からなるものである。
【0026】コネクタボックス10は、装置本体に設け
られたレセプタクル部12に対して着脱自在に装着され
るものであり、超音波探触子が超音波診断で利用される
際にそのコネクタボックス10がレセプタクル部12に
装着される。図1には図示されていないが、コネクタボ
ックス10には複数の端子ピンが起立形成されており、
それらが端子ピンアレイを構成している。これと同様
に、レセプタクル部12には、複数のピン受入孔として
の受入電極が設けられており、すなわち受入電極アレイ
が形成されている。コネクタボックス10には、そのコ
ネクタボックス10をレセプタクル部12に装着する場
合及びレセプタクル部からコネクタボックス10を取り
外す場合にユーザー操作されるレバー16が設けられて
いる。このレバー16は後述する軸を回転駆動するため
の部材であり、本実施形態において、レバー16の表面
上にはロック解除ボタン18が設けられている。このロ
ック解除ボタン18はレバー16をアンロック方向に回
動する前に操作されるものであり、その操作によってア
ンロック操作が許可され、かつ、装置本体を保護するた
めの保護信号が生成される。ロック解除ボタン18に代
えて、操作部としては、もちろん他の構造を採用するこ
ともでき、いずれにしても、レバー16のアンロック操
作に先だって操作される部材を設けるのが望ましい。そ
のような部材をレバー16上に設ければ操作性を良好に
できるという利点がある。
【0027】図2には、図1に示したコネクタボックス
10の具体的な構造が斜視図として示されている。コネ
クタボックス10は、その本体を構成する下部10B
と、下部10Bの上部を覆うカバーとしての上部10A
とから成るものである。コネクタボックス10の中央部
には軸20が貫通しており、その上端部20Aには上述
したレバー16が固定されている。軸20の下端部20
Bにはその軸方向に直交する向きで突出形成されたロッ
クピン24が設けられている。
【0028】一方、レセプタクル部12には、上記の軸
20の下端部20Bを受け入れる二段穴としての装着穴
26が設けられており、その装着穴は上側の開口部28
と奥側の内部穴30とを有している。
【0029】下端部20Bを装着穴26に差し込む場合
には、ロックピン24が図2に示されるようにアンロッ
ク角度位置200の方向に向いた状態で、その下端部2
0Bが装着穴26に差し込まれる。その状態で、レバー
16を回動させて軸20を回動し、すなわちロックピン
24をロック角度位置202まで回動させるとロックピ
ン24と装着穴26との係合関係により下端部20Bの
引き抜きが阻止される。
【0030】本実施形態においては、図示されていない
が、軸20をアンロック角度位置200方向に回転付勢
するためのバネ機構が設けられており、また、ロックピ
ン24がロック角度位置202まで回動されるとその角
度位置を保持する機構も備えられている。したがって、
その保持力よりも強い力を働かせ、レバー16をアンロ
ック角度位置200の方向へ回動させれば、ロックピン
24を当該アンロック角度位置200に自然に復帰させ
ることができ、その状態では下端部20Bを装着穴26
から引き出すことができる。ただし、レバー16のアン
ロック操作は、後に詳述するように、ロック解除ボタン
18が押圧された場合にのみ許容される。
【0031】レバー16内及び軸20内には図示される
ようにワイヤ48が挿通されている。ワイヤ48の固定
端は部材49によって保持されており、ワイヤ48の作
用端(下端)は後述するセンサユニット55を機能させ
るために利用される。ワイヤ48は、図2に示されるよ
うに、レバー16内における水平部分と、軸20内にお
ける垂直部分と、さらに後述するようにセンサユニット
55において設定される水平部分と、を有している。具
体的には、軸20の上端部20A内には、ワイヤガイド
52が設けられ、そこにワイヤ48が挿通されている。
レバー16内におけるワイヤ48の水平部分のほぼ中央
部においては、そのワイヤ48がロック解除ボタン18
に形成された貫通孔46を貫通している。ロック解除ボ
タン18はボタン収容部40によって上下方向に運動可
能とされており、ロック解除ボタン18はバネ42によ
って上方に付勢されている。ロック解除ボタン18を上
方から押圧操作すると、ワイヤ48の中央部分が下方に
引き下げられて、符号48’で示すように水平部分が屈
曲し、その結果、ワイヤ18の作用端がそのワイヤの固
定端側へ引き込まれる。これによってセンサユニット5
5へロック解除ボタン18の動きを伝達することができ
る。ちなみに、上端部20Aには開口50が形成されそ
の開口内をワイヤ48が挿通している。
【0032】下部10Bの上面には端子面31が形成さ
れており、この端子面31上には複数の端子32がマト
リクス状に配列されている。各端子32には信号線34
が接続されている。この信号線34は探触子本体内に設
けられた各振動素子に対して送信信号を供給し、あるい
は各振動素子からの受信信号を装置本体側へ送るための
部材である。また、各端子32には、端子ピンが接続さ
れ、それらの端子ピンはレセプタクル部12に形成され
たピン受入部材としての端子部材に係合するものであ
る。本実施形態においては、複数の端子12の内で特定
の2つの端子32A,32Bが保護信号を生成するため
の端子として機能している。具体的には、後述するセン
サユニット55には、2つのコンタクト58,60が設
けられ、それらのコンタクト58,60と端子32A,
32Bとがケーブル62,64を介して電気的に接続さ
れている。さらに、端子32A,32Bにはそれぞれ端
子ピン36,38が接続されている。後述する係合ピン
の進退によってコンタクト58,60間における導通/
非導通の状態が形成され、そのような状態は端子ピン3
6,38間に一定の電圧を印加することにより、その電
圧変化から検出することができる。これについては後に
詳述する。
【0033】図3及び図4には、図2に示したセンサユ
ニット55の具体的な構成例が示されている。ここで、
図3は軸20がアンロック角度位置にある場合の様子を
示しており、図4は軸20がロック角度位置にある様子
を示している。
【0034】図3において、軸20の下端部近傍には係
合ピン210がその軸と直交する方向に進退可能に設け
られており、具体的には、筒状のピンガイド212によ
ってその進退運動が案内されている。係合ピン210は
バネ214によって常に突出方向に付勢されており、図
3に示す状態では、係合ピン210の先端面210Aが
枠体の摺動面(スリップ面)220上に当接している。
この状態ではバネ214は圧縮された状態である。
【0035】図3に示す状態から、レバー16の操作に
よって軸20をロック角度位置202の方向へ回動させ
ると、係合ピン210の先端面210Aが摺動面220
上を摺動しながら運動し、軸20がロック角度位置20
2に到達すると、係合ピン210の先端部が係合孔22
2に前進突出する。すなわち係合孔222によって係合
ピン210の先端部が補獲あるいは掛止される。
【0036】その状態が図4に示されており、ここで係
合ピン210は導電性部材で構成され、係合孔222の
内面に露出した2つのコンタクト58,60に係合ピン
210の表面が接触し、両コンタクト58,60間が電
気的に導通状態となる。図4に示す状態では、図2に示
したレバー16をアンロックしたとしても、係合ピン2
10が掛止されているため、軸20を回動させることは
できない。
【0037】図5には、図4に示した係合ピン210の
係合状態における軸20の垂直断面が示されている。係
合ピン210の後端部には上述したワイヤ48の下端で
ある作用端が固定連結されており、具体的には軸20に
挿通された垂直部分からワイヤガイド230及びバネ2
14のひっかけ関係によってワイヤ48の作用端部に水
平部分が形成されている。
【0038】よって、図2に示したロック解除ボタン1
8を押圧操作すると、ワイヤ48の作用端が係合ピン2
10の後端側へ引き込まれ、すなわち係合ピン210そ
れ自体が引き戻されることになるため、係合ピン210
が係合孔222から離脱する。すると、コンタクト5
8,60間における電気的導通が無くなるとともに、レ
バー16すなわち軸20のアンロック位置方向への回動
が許容されることになる。その状態では、図3に示した
ように、係合ピン210の先端面210Aが摺動面22
0上を摺動運動する。そして、軸20の回転角度がアン
ロック角度位置200に復帰すると、図2に示したよう
に、軸20の下端部20Bを装着穴26から上方に引き
抜いて、コネクタボックス10をレセプタクル部12か
ら取り外すことが可能となる。
【0039】図6には、本実施形態に係る超音波診断装
置の全体構成がブロック図として概略的に示されてい
る。この超音波診断装置は上述したように装置本体10
0と超音波探触子102とからなる。図6においては、
センサユニット55の内で特にコンタクト58,60が
概念的に示されている。そのコンタクト58,60に対
応付けられた端子ピン36,38はそれぞれピン受入部
材としての端子部材104,106に物理的に結合し、
すなわち電気的な導通状態となっている。その状態で
は、端子部材106がグランドに短絡されており、その
一方において端子部材104には負荷抵抗を介して所定
電圧が印加されている。したがって、上述した電気的接
続関係から明らかなように、軸20がロック状態にある
場合には、コンタクト58,60間に係合ピンが接触し
て両者が電気的な導通状態におかれ、その結果判定器1
18によって検出される電圧はLoとなる。一方、図3
乃至図5に示したように、係合ピン210が係合孔22
2から引き出されると、コンタクト58,60間におけ
る電気的導通状態が解消されるため、判定器118によ
って検出される電圧はHiとなる。
【0040】本実施形態においては、このように判定器
118によって電圧がLoからHiへ変化したことをも
って保護信号の生成とし、そのように保護信号が生成さ
れた時点で、制御部120は送信回路110及び受信回
路112の動作を停止させる。具体的には、送信回路1
10から超音波探触子102への送信信号の出力を強制
的に停止すると共に、受信回路112における増幅等の
処理を停止させる。もちろん、この場合においては送信
信号の停止のみを行うようにしてもよい。さらに、必要
に応じて他の回路についても保護制御を行うようにして
もよい。よって、図2に示したレバー16をアンロック
操作する前に必ずロック解除ボタン18が押圧操作さ
れ、それに起因して保護信号が生成されるので、実際に
レセプタクル部12からコネクタボックス10が取り外
される前に送信信号を必ず停止することができ、その結
果、装置本体100に対して過剰な負荷が生じることを
防止できる。
【0041】また、本実施形態においては、ロック解除
ボタン18を操作しない限り、軸20のロック角度位置
202における保持が維持されるため、例えばレバー1
6に何らかの部材が衝突してもレバー16がアンロック
角度位置200方向へ自然に回動してしまうという問題
を未然に防止できるという利点もある。
【0042】ちなみに、図6において、受信回路112
の後段には断層画像などを形成する画像形成部114が
設けられ、それにより形成された超音波画像は表示部1
16に表示される。
【0043】もちろん、上述したセンサユニット55の
構成は一例であって、他の構成を採用することもでき
る。例えば、図7に示すような構成を採用してもよい。
ちなみに、図7において、図1乃至図5に示した構成と
同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0044】この図7に示す構成例では、軸20の下端
部周囲に一定深さをもった溝240が形成され、その溝
240内には三角形状あるいは三日月形状をもった斜面
台242が配置されている。斜面台242には、回動す
る係合ピン210の先端面が摺動接触する斜面242A
が形成されており、また斜面台242のロック角度位置
に対応する部分には係合面242Bが形成されている。
すなわち、軸20をロック角度位置まで回動させると、
バネ214の作用によって係合ピン210が前方の開口
部分に突出し、同時に係合面242Bの作用によって係
合ピン210が掛止され、軸20のアンロック方向への
回動が完全に規制される。すなわち、図3乃至図5に示
した構成例では、係合孔220が形成されていたが、こ
の図7に示す構成例において、係合面242Bによって
係合孔220と同様の機能を達成する。この係合面24
2Bには係合ピン210に接触可能なように露出面をも
ったコンタクト58,60が設けられている。ちなみ
に、係合ピン210の基端側にはストッパ210Aが形
成されており、その前進方向の運動は一定範囲内に規制
される。係合ピン210が図7に示す状態から後方へ引
き戻されて、さらに軸20がアンロック角度方向に回動
すると、係合ピン210の先端面が斜面242Aをすべ
り、その斜面242Aが回動中心から徐々に半径距離が
長くされているため、係合ピン210は斜面242Aの
作用によって連続的に前方に前進する。
【0045】すなわち、図3乃至図5に示した構成例で
は、ロック角度位置においてワイヤ48にテンションが
かかり、一方、それ以外の角度位置においてはワイヤ4
8が弛んだ状態になるが、図7に示した構成例では、特
に軸20がアンロック角度位置まで回動するとその時点
においてもワイヤ48にテンションが加えられることに
なる。しかしながら、これらの相違は本質的な相違では
なく、いずれにおいても、係合ピン210の進退運動を
利用し、軸20のアンロック角度位置方向への自然的回
動の規制とロック解除ボタン18の操作検出とを行える
ように構成するのが望ましい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プローブボックスの取り外しの際に、装置本体を保護す
ることが可能となる。また、本発明によればプローブボ
ックスが不用意に外れてしまう問題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る超音波診断装置の要部構成
を示す概略的な斜視図である。
【図2】 図1に示したコネクタボックスの具体的な構
成例を示す斜視図である。
【図3】 軸がアンロック角度位置にある場合における
動作を示すための図である。
【図4】 軸がロック角度位置にある場合における動作
を示すための図である。
【図5】 ワイヤと係合ピンとの連結関係を示す図であ
る。
【図6】 超音波診断装置の機能を説明するためのブロ
ック図である。
【図7】 センサユニットの他の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 コネクタボックス、12 レセプタクル部、16
レバー、18 ロック解除ボタン、20 軸、24
ロックピン、26 装着穴、55 センサユニット、2
10 係合ピン、222 係合孔。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に設けられたレセプタクル部に
    対して超音波探触子のコネクタボックスが着脱自在に装
    着される超音波診断装置において、 前記コネクタボックスは、 当該コネクタボックスを前記レセプタクル部に装着する
    ための探触子側装着機構と、 当該コネクタボックスの装着状態の解除に先立って保護
    信号を生成するためにユーザー操作される操作部と、 を有し、 前記装置本体は、 前記レセプタクル部に設けられ、前記探触子側装着機構
    に係合する本体側装着機構と、 前記保護信号が生成された場合に当該装置本体を保護す
    る制御を実行する制御部と、 を有することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記操作部の操作を検出して前記保護信号を生成する保
    護信号生成手段と、 前記操作部の操作に連動して前記コネクタボックスの装
    着状態の解除を許可する解除許可手段と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記制御部は、前記保護信号が生成された場合に前記超
    音波探触子に対する送信信号の出力を制限する制御を実
    行することを特徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 装置本体に設けられたレセプタクル部に
    対して超音波探触子のコネクタボックスが着脱自在に装
    着される超音波診断装置において、 前記コネクタボックスは、 ユーザー操作されるレバーと、 前記レバーに一方端が連結され、前記レバーの操作によ
    って回動する装着軸と、 前記レバーに設けられ、当該コネクタボックスの装着状
    態の解除に先立って保護信号を生成するためにユーザー
    操作される操作部と、 を有し、 前記装置本体は、 前記レセプタクル部に設けられ、前記装着軸がアンロッ
    ク角度位置にある場合に前記装着軸の他方端の受け入れ
    を許容し、前記装着軸がロック角度位置にある場合に前
    記装着軸の他方端を保持する装着穴と、 前記保護信号が生成された場合に当該装置本体を保護す
    る制御を実行する制御部と、 を有することを特徴とする超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、 前記装着軸には、 前記操作部に対するユーザーのロック解除操作を伝達す
    る伝達機構と、 前記操作軸の他方端に進退可能に設けられ、前記伝達機
    構によって前記ロック解除操作が伝達された場合に引き
    込み後退する係合ピンと、 前記係合ピンをその前進側へ付勢するバネと、 が設けられ、 前記本体側装着機構は、 前記装着軸がロック角度位置にある場合に、前記係合ピ
    ンの突出前進を受け入れて当該係合ピンの先端部を掛止
    する掛止構造と、 前記係合ピンの掛止状態の有無を検出して前記保護信号
    を生成するピン検出部と、 を含み、 前記操作部の操作によって前記係合ピンが引き込み後退
    した場合に、前記装着軸のアンロック角度位置方向への
    回動が許可され、且つ、前記保護信号が生成されること
    を特徴とする超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の装置において、 前記ピン検出部は前記掛止状態において前記係合ピンに
    接触するコンタクト部材を含み、 前記コンタクト部材に対する前記係合ピンの接触の有無
    を利用して前記保護信号が生成されることを特徴とする
    超音波診断装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の装置において、 前記ピン検出部は前記掛止状態において前記係合ピンに
    接触する一対のコンタクトを含み、 前記装置本体は、 前記一対のコンタクト間に電圧を印加する手段と、 前記電圧の変化を前記保護信号として検出する手段と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の装置において、 前記コネクタボックスは、前記一対のコンタクトに対応
    した一対の電極ピンを含む電極ピンアレイを含み、 前記レセプタクル部は、前記一対の電極ピンを受け入れ
    る一対の受入電極を含み前記電極ピンアレイに接続され
    る受入電極アレイを含み、 前記一対の受入電極間に前記電圧が印加されることを特
    徴とする超音波診断装置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の装置において、 前記伝達機構は前記装着軸内に挿通されたワイヤであ
    り、 前記ワイヤの一端が固定端をなし、前記ワイヤの他端が
    前記係合ピンの基端部に連結され、 前記操作部に対するロック解除操作によって前記ワイヤ
    の他端が前記係合ピンをその後退方向へ引き戻すことを
    特徴とする超音波診断装置。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の装置において、 前記掛止構造は、 前記操作軸が前記ロック角度位置にある場合に前記係合
    ピンの突出前進を受け入れる開口部と、 前記開口部の縁に連なった面であって、前記操作軸のロ
    ック角度位置方向への回動時に前記係合ピンの先端面が
    摺動当接し、当該係合ピンを前記開口部まで導く案内面
    と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  11. 【請求項11】 装置本体に設けられたレセプタクル部
    に対して超音波探触子のコネクタボックスが着脱自在に
    装着される超音波診断装置において、 前記コネクタボックスの装着状態の解除に先立ってユー
    ザー操作される操作部と、 前記操作部に対するユーザー操作を検出する検出部と、 前記検出部によってユーザー操作がなされた場合に前記
    超音波探触子に対する送信信号の出力を停止させる制御
    を実行する制御部と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100463361B1 (ko) * 2001-03-05 2004-12-29 지이 메디컬 시스템즈 글로발 테크놀러지 캄파니 엘엘씨 초음파 진단 장치용 제어 패널 및 정보가 잘못하여 제거되지 않도록 보호하는 방법
JP2007089624A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Pentax Corp 超音波内視鏡の超音波信号コネクタ
JP2014054481A (ja) * 2012-09-14 2014-03-27 Toshiba Corp 超音波診断装置

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