JP2003070365A - Ib(アイビー)ネットシステム枠 - Google Patents

Ib(アイビー)ネットシステム枠

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JP2003070365A
JP2003070365A JP2001271077A JP2001271077A JP2003070365A JP 2003070365 A JP2003070365 A JP 2003070365A JP 2001271077 A JP2001271077 A JP 2001271077A JP 2001271077 A JP2001271077 A JP 2001271077A JP 2003070365 A JP2003070365 A JP 2003070365A
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roof
joint
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Fumitane Ichikawa
文胤 市川
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B80/00Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
    • Y02B80/32Roof garden systems

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Supports For Plants (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】屋根、屋上、窓、ビルの外壁面などに安価で、
早く、簡単に設置して、緑化しうる地球温暖化やヒート
・アイランド現象を解消するIB(アイビー)ネットシ
ステム枠を提供する。 【解決手段】屋根、屋上、窓、ビルの外壁面などに枠を
取付け、その枠にアイビーネットを張り付け、そのアイ
ビーネットにIB(アイビー)をそれが絡むように生長
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、IB(アイビー)
ネットシステム枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年は地球温暖化が叫ばれて来ている
が、新設や既設の屋根や屋上だけでは、地球温暖化を防
ぐことはできない。従来は地球温暖化を防ぐために大き
な樹木を植えて、日陰を作ろうとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のように樹木
を植えて、日陰を作ろうとしても、都会では、住宅など
が密集しているために、大きな樹木を植えられる地面が
少ないし、高層のマンション、ビルなどになると、屋上
を樹木で覆うことはできない。また、屋根や屋上の全体
を覆える程大きな樹木は少ない。例えば、屋根や屋上の
一部を覆える樹木を植えて、その樹木が屋根や屋上の全
体を覆えるまでに生長するには、長期間かかるので、す
ぐに地球温暖化やヒート・アイランド現象を解消するこ
とはできないなどの問題点があった。本発明は、そのよ
うな問題点を解消しうるIB(アイビー)ネットシステ
ム枠を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、(1) 屋根、屋上、窓、ビルの外壁
面などに枠を取付け、その枠にアイビーネットを張り付
け、そのアイビーネットにIB(アイビー)を絡むよう
に生長させることにより構成することを特徴とし、
(2) (1)項記載のIB(アイビー)ネットシステ
ム枠において、アイビーネットを張り付ける枠のところ
どころに配置させ、又は、同枠に沿って接着するように
配置させてIB(アイビー)の根を根付かせる腐葉土、
不織布などを詰めた容器(袋を含む)を取付けることに
より構成することを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】既設、又は、新設の屋根、屋上、
窓、ビルの外壁面などに枠を取付ける。その枠にアイビ
ーネットを張り付ける。そのアイビーネットを張り付け
る枠のところどころに配置させ、又は、同枠に沿って接
着するように配置させてIB(アイビー)の根を根付か
せる腐葉土、不織布などを詰めた排水ネット付き防水性
容器(袋を含む)を取付ける。風が強く吹く屋根などで
は、上記枠に風防ネットシステムを設置することができ
る。
【0006】上記の構成よりなるIB(アイビー)ネッ
トシステム枠では、枠のところどころに取付けた容器の
うち、いずれかの容器内の腐葉土、不織布などにIB
(アイビー)の根を根付け、アイビーネットにIB(ア
イビー)を絡むように生長させると、その過程でIB
(アイビー)が、ところどころに設置されている容器内
の腐葉土、不織布などまで生長する毎に、IB(アイビ
ー)の根が各腐葉土、不織布などに根付き、枠内に張り
付けられたアイビーネットの全面に渡って絡むように生
長する。また、枠に沿って接着するように配置させて各
容器内の腐葉土、不織布などにIB(アイビー)の根を
根付け、アイビーネットにIB(アイビー)を絡むよう
に生長させると、IB(アイビー)を地面に植えて上記
アイビーネットの全面に絡むように生長させる場合に比
べて、地面から上方の屋根や屋上などに設置されている
枠から直接アイビーネット全面に短期間で絡むように生
長する。
【0007】
【実施例】以下図1ないし図33にもとづいて本発明の
実施例を説明すると、図1及び図2において1、2は支
柱56、57で支えられた天井58、59の上に設けた
屋根、図2及び図3において8は屋根1、2に取付ける
枠で、これは直線梁3を、十文字型ジョイント4と、L
字型ジョイント5と、T字型ジョイント6とで接続し、
各ジョイントの間にターンバックル7を架設することに
より組み立てる。このようにして組み立てられた枠8
は、図7に示すようにビルの屋上60などに固定した固
定金具61Aに角パイプからなる支柱62の下端を差し
込んで、支柱62を垂直に支持し、支柱62の上端に枠
8の下辺に固定した固定金具61Bを差し込んで、枠8
を各支柱62の上端間に掛け止めることもある。この場
合、図12及び図13に示すように直線梁3の上下枠材
9、10の各一端を支柱11に接続ピース64、65で
接続し、直線梁3の交差する部分のうち、下枠材10に
は、図14に示すようにステンレス製の取付板66の中
央部分にステンレス製の角パイプ67を下向きに固定し
てなる支柱固定金具68をビスとナットなどの接続部品
で接続し、角パイプ67に支柱62の上端を差し込ん
で、支柱62を垂直に支持する。図13において、6
9、70はターンバックルを示す。
【0008】直線梁3には、例えば、図5及び図6に示
すように上下に間隔をおいて平行な亜鉛メッキ仕上のス
チール製(以下単にスチール製という)、又は、ステン
レス製の枠材(曲物)9、10に適当間隔をおいて垂直
なステンレス製の各支柱11の両端をそれぞれ溶接によ
り固定してなる直線梁を使用する。支柱11には、ステ
ンレス棒、又は、ステンレスパイプを使用する。
【0009】十文字型ジョイント4には、例えば、図9
に示すようにスチール製、又は、ステンレス製の上部十
文字型ピース12と、下部十文字型ピース13のうち、
90度間隔をおいて突出した4つのジョイント部(曲
物)14、15に上下に間隔をおいて平行なスチール
製、又は、ステンレス製の各ジョイント枠(曲物)1
6、17の一端をビスとナットなどの接続部品でそれぞ
れ接続し、上部十文字型ピース12と下部十文字型ピー
ス13の間と、各ジョイント枠16、17の間に垂直な
ステンレス製支柱18の両端を溶接によりそれぞれ固定
してなるものを使用する。各ジョイント枠16、17の
他端には、直線梁3の一端に予めビスとナットなどの接
続部品で接続された各ジョイント枠(曲物)19をビス
とナットなどの接続部品で接続する。なお、直線梁3の
支柱11には、ステンレス棒、又は、ステンレスパイプ
を使用する。図9において20、21はターンバックル
懸架用の穴を示す。
【0010】L字型ジョイント5には、例えば、図10
及び図11に示すようにスチール製、又は、ステンレス
製の上部L字型ピース22と下部L字型ピース23のう
ち、90度間隔をおいて突出した2つのジョイント部
(曲物)24、25に上下に間隔をおいて平行なスチー
ル製、又は、ステンレス製の各ジョイント枠(曲物)2
6、27の一端をビスとナットなどの接続部品でそれぞ
れ接続し、上部L字型ピース22と下部L字型ピース2
3の間と、各ジョイント枠26、27の間に垂直なステ
ンレス製支柱28の両端を溶接によりそれぞれ固定して
なるものを使用する。なお、支柱28には、ステンレス
棒、又は、ステンレスパイプを使用する。各ジョイント
枠26、27の他端には、直線梁3の一端にビスとナッ
トなどの接続部品で予め接続されたジョイント枠(曲
物)29を接続し、各枠26、27の他端にもジョイン
ト枠29と同様のジョイント枠をビスとナットなどの接
続部品で接続する。図10及び図11において30、3
1はターンバックル懸架用の穴を示す。
【0011】T字型ジョイント6には、例えば、図8に
示すようにスチール製、又は、ステンレス製の上部T字
型ピース32と下部T字型ピース33のうち、横向きの
ジョイント部(曲物)34、35に上下に間隔をおいて
平行なスチール製、又は、ステンレス製の各ジョイント
枠(曲物)36、37の一端をビスとナットなどの接続
部品でそれぞれ接続し、各ジョイント枠36、37のう
ち、各T字型ピース32、33の横辺の中央部に対応す
る部分と、その両側でジョイント枠36、37の間の部
分に垂直なステンレス製支柱38の両端を溶接によりそ
れぞれ固定し、各T字型ピース32、33の縦向きのジ
ョイント部(曲物に)39に上下に間隔をおいて平行な
スチール製、又は、ステンレス製の各ジョイント枠(曲
物)40、41の一端をビスとナットなどの接続部品で
それぞれ接続し、各ジョイント枠40、41の各T字型
ピース32、33に近寄った部分に垂直なステンレス製
支柱42の両端を溶接によりそれぞれ固定してなるもの
を使用する。なお、支柱38、42には、ステンレス
棒、又は、ステンレスパイプを使用する。各ジョイント
枠36、37とジョイント枠40、41には、直線梁3
(図中省略)の一端に予め接続されたジョイント枠(図
中省略)を接続する。図8において43、44はターン
バックル懸架用の穴をしめす。
【0012】図1、図3、図4、図6及び図7において
45、46は屋根1、2の上面に設置された枠の全体に
張り付けたプラスチック製のアイビーネットで、例え
ば、グリーンに着色されたものを使用する。アイビーネ
ット45、46は、枠8のところどころで針金などの止
具47により枠8から剥離しないように止められる。
【0013】屋根1と屋根2の間には、例えば、図4に
示すように底部に設けた水抜き穴(図中省略)の上に水
抜きネット52Aを敷き、その上に腐葉土54を詰めた
防水シート製の袋55を設置する。これらの袋55内の
腐葉土54にIB(アイビー)を植えて、それがアイビ
ーネット45、46に絡むように生長させる。腐葉土5
4の代わりにIB(アイビー)の生長に適した土、例え
ば、肥料を施した土などを使用することもある。
【0014】図15ないし図18において49はスチー
ル製、又は、ステンレス製の枠、50は枠49内で縦、
横に掛け渡し、図5及び図6に示した直線梁3と同様に
構成した直線梁、51はペットボトルを約半分に切った
容器52を乗せる枠材で、図16に示すように枠49の
下側枠材の内側にスチール製、又は、ステンレス製の連
結バー53で連結することもあり、図17に示すように
直線梁3の下側枠材の両側に連結バー53、53で連結
することもある。各容器52には、底部に不織布52A
を敷き、その上に水分を含んだ腐葉土54をそれぞれ詰
めてあり、各容器52を連結バー53で受け止め、各容
器52の上辺を針金48などの止具で図16に示すよう
に枠49の支柱11の上部に掛け止めることもあり、各
容器52の上辺を針金などの止具48で図17に示すよ
うに直線梁3の支柱11の上端部に掛け止めることもあ
る。なお、各容器52は図15及び図18に示すように
枠49の内側と、直線梁3の両側に沿って接着剤で接着
することにより配置することもある。なお、各容器52
は枠49の内側のところどころと、直線梁3の両側のと
ころどころに間隔を置いて配置することもある。
【0015】図19において71はビルの屋上に設置す
るIB(アイビー)ネットシステム枠で、角パイプから
なる各支柱72の上端間に直線梁3を、例えば、田字型
に設置し、直線梁3内の全体には、プラスチック製のア
イビーネット73を張り付け、アイビーネット73のと
ころどころには、少量の腐葉土、及び/又は、不織布
(図中省略)を詰め、水をたくわえるネット製のポケッ
ト(容器)74を取付ける。これらのポケット74内の
腐葉土、及び/又は、不織布にIB(アイビー)63を
植えて、それがアイビーネット73に絡むように生長さ
せる。
【0016】ビルの屋上には、図20及び図21に示す
ように角パイプで組み立ててなる置き基礎75の中央部
分に、スチール、又は、ステンレス製の角パイプで組み
立ててなる支柱76や、スチール製、又は、ステンレス
製の一対の枠材77A、77Aをステンレス製の一対の
棒78A、78Aで連結してなる支柱79を、図20の
下向き矢印で示すように垂直に差し込んで固定し、支柱
76、又は、支柱79にアイビーネット(図中省略)を
巻き付ける。このアイビーネットにIB(アイビー)が
絡むように生長させる。上記各実施例では、枠、枠材、
直線梁、ジョイント、連結バー、角パイプなどにスチー
ル、ステンレスを使用する例について説明したが、本発
明は、これに限定されるものではなく、アルミ材、アル
ミ合金材その他適当な材質を使用することができる。
【0017】ビルなどの外壁面には、壁面の幅に応じて
適当本数の梁、例えば、図5及び図6に示す梁3と同様
の梁からなる枠を縦方向にそれぞれ設置し、これらの枠
の間に適当な段数の直線梁3と同様の梁を横方向に掛け
渡し、上記各枠と各梁の間にターンバックルを懸架し、
各横方向の梁の上にペットボトルを約半分に切った各容
器を接着剤で接着して設置し、又は、上記梁の上のとこ
ろどころにペットボトルを約半分に切った各容器を設置
し、上記各容器の底部に不織布を敷き、それらの上に水
分を含んだ腐葉土をそれぞれ詰め、上記各容器にそれら
が外部から見えなくなるような帯状ネットを張り付け、
上記各枠の全体にアイビーネットを張り付け、上記各容
器内の腐葉土に植えたIB(アイビー)を上記アイビー
ネットに絡むように生長させる。
【0018】この実施例では、一番下の段の梁に設置し
た各容器内の腐葉土にIB(アイビー)を植えれば、ア
イビーネットの上方に向けてIB(アイビー)が生長す
る。その過程で、IB(アイビー)がすぐ上の段の梁に
設置した各容器まで生長すると、それらの容器内の腐葉
土にIB(アイビー)の根が根付き、さらに上の段の梁
に設置した各容器内へと生長するというようにして、各
段の梁に設置した各容器内の腐葉土に順次根付き、アイ
ビーネットの全体にIB(アイビー)が絡み付く。ま
た、一番上の梁に設置した各容器内の腐葉土にIB(ア
イビー)を植えれば、アイビーネットの下方に向けてI
B(アイビー)が生長する。 その過程で、IB(アイ
ビー)がすぐ下の梁に設置した各容器まで生長すると、
それらの容器内の腐葉土にIB(アイビー)の根が根付
き、さらに下の段の梁に設置した各容器内へと生長する
というようにして、各段の梁に設置した各容器内の腐葉
土に順次根付き、アイビーネットの全体にIB(アイビ
ー)が絡み付く。上記IB(アイビー)のどちらの植え
方を採用しても、IB(アイビー)の根がビルなどの外
壁面に根付くことはなく、そのため、ビルの外壁面を傷
めることはない。
【0019】図22ないし図24において77は各支柱
78で支えられたガレージの屋根で、その上面に設置さ
れた枠(図中省略)の全体には、プラスチック製のアイ
ビーネット80を張り付ける。アイビーネット80のと
ころどころには、図24に示すように底部に設けた排水
穴81Aの上に排水ネット81Bを敷き、その上に図2
3に示すように水分を含んだ腐葉土82を詰めた防水シ
ート製の各袋83をそれぞれ吊り下げる。これらの袋8
3に詰められた腐葉土82の一部、又は、全部にIB
(アイビー)84を植えて、それがアイビーネット80
に絡むように生長させる。
【0020】図25において85はトタン屋根で、その
上面に設置された枠(図中省略)の全体には、プラスチ
ック製のアイビーネット86を張り付ける。各袋83内
の水分を含んだ腐葉土、又は、不織布(図中省略)にI
B(アイビー)87を植えて、それがアイビーネット8
6に絡むように生長させる。
【0021】図26において88はマンションなどの手
摺りで、その側面に設置された枠(図中省略)の全体に
は、プラスチック製のアイビーネット89を張り付け、
マンションなどの外壁面に設置された枠(図中省略)に
は、窓抜きアイビーネット90を張り付ける。水分を含
んだ腐葉土、又は、不織布(図中省略)にIB(アイビ
ー)91を植えて、それがアイビーネット89、90に
絡むように生長させる。
【0022】図27において92はブロック塀で、その
上辺から上方に向けて設けたフレーム93にプラスチッ
ク製のネットであって、適当な形状の窓穴94、95切
り抜いてなるアイビーネット96を張り付ける。水分を
含んだ腐葉土97にIB(アイビー)98を植えて、そ
れがアイビーネット96に絡むように生長させることに
より、隣の家との間仕切りとして使用する。窓穴94、
95は省略することもある。
【0023】図28及び図29において99はプレハブ
の屋根で、その上面に各支柱(図中省略)で支えられた
直線梁3により組み立てられた枠材100、101を設
置する。これらの枠材100、101の全体には、プラ
スチック製のアイビーネット102を張り付ける。枠材
100と枠材101の間には、底部に設けた排水穴(図
中省略)の上に排水ネット103を敷き、その上に水分
を含んだ腐葉土104を詰めた防水シート製の袋105
を設置する。この腐葉土104にIB(アイビー)10
6を植えて、それがアイビーネット102に絡むように
生長させる。
【0024】図30において107は病院の窓、ベラン
ダ、テラスなどで、それらに設置された枠(図中省略)
の全体には、プラスチック製のネットであって、適当な
窓穴108を切り抜いてなるアイビーネット109を張
り付ける。水分を含んだ腐葉土(図中省略)にIB(ア
イビー)110を植えて、それがアイビーネット109
に絡むように生長させる。
【0025】図31において111は幼稚園の窓、又
は、目隠しで、それらに設置された枠(図中省略)の全
体には、にプラスチック製のネットであって、適当な窓
穴112を切り抜いてなるアイビーネット113を張り
付ける。水分を含んだ腐葉土(図中省略)にIB(アイ
ビー)114を植えて、それがアイビーネット113に
絡むように生長させる。
【0026】図32において115は公園その他の広場
に設置したピラミッド型のシンボルタワーで、その側面
全体にプラスチック製のアイビーネット116を張り付
ける。シンボルタワー115の頂上に図20に示した袋
83と同様の袋117を設置する。その袋内の水を含ん
だ腐葉土(図中省略)にIB(アイビー)118を植え
て、それがアイビーネット116に絡むように生長させ
る。このシンボルタワーには、電飾を施すこともある。
【0027】図33において119は縦、横適当な寸法
で製作した枠で、枠119の内側全体にプラスチック製
のアイビーネット120を張り付ける。この枠119を
地面に設置し、IB(アイビー)121を枠119の近
くの地面に植えれば、それがアイビーネット120の下
側から上側に向けて絡むように生長し、枠119を地面
以外の場所に設置し、枠119の上辺に図20に示した
袋83と同様の袋122を設置し、IB(アイビー)1
21を袋122内の水分を含んだ腐葉土(図中省略)に
植えれば、それがアイビーネット120の上側から下側
に向けて絡むように生長する。
【0028】IB(アイビー)の原産地は、ヨーロッ
パ、北アフリカ、アジアで、原種として8品種、園芸種
として約1、000種類がある。主な品種としてカナリ
ア島原産のカナリエンシス(オカメヅタ)と、イングリ
ッシュアイビー「葉緑白(グレイシャー)、中央黄(ゴ
ールドハート)、葉先が丸い(シャムロック)」があ
る。日本のつたには、冬に落葉する夏づた(ブドウ科)
と、林の中などで生育する冬づた(アイビーの種類)が
ある。本発明では、草のつたではなく、木のつたであれ
ば、どのようなつたでも使用することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、叙上のように構成したから、
次のような効果を奏する。 (1) つたは、樹木に比べて短期間で生長するので、
すぐに地球温暖化やヒート・アイランド現象を解消する
ことができる。 (2) 建物が高層であると否とに拘わらず、屋根、屋
上、窓、ビルの外壁面、手摺り、ベランダ、テラス、目
隠しなどを、生長するつたによって覆えるので、住宅が
密集している都会でも、地球温暖化やヒート・アイラン
ド現象を解消することができる。 (3) 本発明では、容器として、邪魔になっていた
り、リサイクルの対象となっているペットボトルを約半
分に切断して使用するので、材料費の節約となり、その
容器を植木鉢や、プランターの代わりに大量に使用する
ので、ゴミ問題に協力することができ、腐葉土を詰めて
も容器が腐らないし、風化することがないために、一石
二鳥にも、一石三鳥にも使える。 (4) 本発明に係るIB(アイビー)ネットシステム
枠では、例えば、地方でつたをアイビーネットに絡ませ
ながら生長させ、それを都会へ運搬し、地球温暖化やヒ
ートアイランド現象を解消するのに利用すれば、新事業
を興すことができ、地方の過疎化問題や高齢者問題の解
決に役立てることができる。 (5) 本発明に係るIB(アイビー)ネットシステム
枠を、新設や既設の建物の屋根や屋上だけでなく、一般
の工場の屋根や、駅の屋根や、駅前のロータリーの上
や、横断歩道橋の屋根や、バスの停留場の屋根や、商店
街のアーケードの上、飛び降り自殺防止のため高層マン
ションの下などに設置すれば、外観から見ても、空中に
緑豊かな植え込みができる。また多くの屋根や屋上を安
価で、早く、簡単に緑化することができるので、地球温
暖化や都会のヒート・アイランド現象を防ぐことができ
る。 (6) 本発明に係るIB(アイビー)ネットシステム
枠では、直接建物につたが絡んで、外壁面を浸食した
り、屋上の防水を傷めたりすることはない。また、安価
で、早く、簡単に、どこの屋根や屋上の上にでも設置す
ることができるので、経済的であり、平方メートル当た
りの枠本体の荷重を30〜35Kg以内(従来の屋上庭
園の平方メートル当たりの荷重は60〜70Kg)に軽
量化して、新設の屋根や屋上などはもちろん、強度が低
下した既設の屋根や屋上などにも設置することができ
る。 (7) 風が強く吹く屋根などには、風防ネットシステ
ムを設置することができるので、つたのほかに小さな草
花を植えても風で飛ばされることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】屋根の上面全体にアイビーネットを張り付けた
状態の側面図である。
【図2】アイビーネットの張り付けに使用する枠の平面
図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】屋根と屋根の間に水分を含む腐葉土を詰めた防
水シート製の袋を設置した状態の拡大断面図である。
【図5】直線梁の一部を省略し、直線梁の一端を接続ピ
ースで支柱に接続した状態の正面図である。
【図6】図5の直線梁の上辺にアイビーネットを張り付
けた状態の概略断面図である。
【図7】ビルの屋上に垂直に固定した支柱の上端に直線
梁を設置し、直線梁の上辺にアイビーネットを張り付け
た状態の概略断面図である。
【図8】T字型ジョイントの斜視図である。
【図9】十文字型ジョイントと、同ジョイントから直線
梁を分離した状態の斜視図である。
【図10】L字型ジョイントとその一端に直線梁を接続
した状態の斜視図である。
【図11】L字型ジョイントの平面図である。
【図12】直線梁の一部を省略し、直線梁の一端を接続
ピースで支柱に接続した状態の正面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】直線梁の下枠に固定する支柱固定金具の斜視
図である。
【図15】枠と直線梁にペットボトルを約半分に切断し
た各容器を接着剤で接着して配置した状態の一部を省略
した平面図である。
【図16】図15の容器内に不織布を敷き、その上に水
を含んだ腐葉土を詰めて枠の内側に配置した状態の断面
図である。
【図17】図15の容器内に不織布を敷き、その上に水
を含んだ腐葉土を詰めて直線梁の両側に配置した状態の
断面図である。
【図18】図15の変更例を一部省略して示す平面図で
ある。
【図19】ビルの屋上に設置するIB(アイビー)ネッ
トシステム枠にアイビーネットを張り付け、そのアイビ
ーネットにIB(アイビー)が絡みながら生長する状態
の斜視図である。
【図20】ビルの屋上に設置する置き基礎と、置き基礎
の中央部分に差し込む支柱とを分離した状態の斜視図で
ある。
【図21】図20の支柱の変更例を示す平面図である。
【図22】ガレージの屋根に本発明に係るIB(アイビ
ー)ネットシステム枠を設置した状態の斜視図である。
【図23】水分を含んだ腐葉土を詰めた防水シート製の
袋の側面図である。
【図24】図23の腐葉土を除いた防水シート製の袋の
平面図である。
【図25】トタン屋根に本発明に係るIB(アイビー)
ネットシステム枠を設置した状態の斜視図である。
【図26】マンションなどの手摺り及び外壁面に本発明
に係るIB(アイビー)ネットシステム枠を設置した状
態の斜視図である。
【図27】塀の上に本発明に係るIB(アイビ)ネット
システム枠を設置した状態の斜視図である。
【図28】プレハブの屋根に本発明に係るIB(アイビ
ー)ネットシステム枠を設置した状態の斜視図である。
【図29】水を含んだ腐葉土を詰めた防水シート製の袋
の側面図である。
【図30】病院の窓などに本発明に係るIB(アイビ
ー)ネットシステム枠を設置した状態の斜視図である。
【図31】幼稚園の窓又は目隠しに本発明に係るIB
(アイビー)ネットシステム枠を設置した状態の斜視図
である。
【図32】ピラミッド型シンボルタワーに本発明に係る
IB(アイビー)ネットシステム枠を設置した状態の斜
視図である。
【図33】本発明に係るIB(アイビー)ネットシステ
ム枠の製作過程の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、2 屋根 3 直線梁 3A 梁 4 十文字型ジョイント 5 L字型ジョイント 6 T字型ジョイント 7 ターンバックル 8 枠 9、10 上下枠材 11 支柱 12 上部十文字型ピース 13 下部十文字型ピース 14、15 ジョイント部 16、17 ジョイント枠 18 支柱 19 ジョイント枠 22 上部L字型ピース 23 下部L字型ピース 24、25 ジョイント部 26、27 ジョイント枠 28 支柱 29 ジョイント枠 32 上部T字型ピース 33 下部T字型ピース 34、35 ジョイント部 36、37 ジョイント枠 38 支柱 39 ジョイント部 40、41 ジョイント枠 42 支柱 45、46 アイビーネット 47 止具 48 止具 49 枠 50 直線梁 51 枠材 52 容器 52A 水抜きネット 52A 不織布 53 連結バー 54 腐葉土 55 防水シート製の袋 56、57 支柱 58、59 天井 60 地面 61A、61B 固定金具 62 支柱 63 IB(アイビー) 64、65 接続ピース 66 取付板 67 角パイプ 68 支柱固定金具 71 IB(アイビー)ネットシステム枠 72 支柱 73 アイビーネット 74 ネット製ポッケト 75 置き基礎 76 支柱 77 ガレージの屋根 77A、77A 一対の枠材 78 支柱 78A、78A 一対の棒 79 支柱 80 アイビーネット 81A 排水穴 81B 排水ネット 82 腐葉土 83 防水シート製の袋 84 IB(アイビー) 85 トタン屋根 86 アイビーネット 87 IB(アイビー) 88 マンションなどの手摺り 89 アイビーネット 90 窓抜きアイビーネット 91 IB(アイビー) 92 ブロック塀 93 フレーム 94、95 窓穴 96 アイビーネット 97 腐葉土 98 IB(アイビー) 99 プレハブの屋根 100、101 枠材 102 アイビーネット 103 排水ネット 104 腐葉土 105 防水シート製の袋 106 IB(アイビー) 107 病院の窓 108 窓穴 109 アイビーネット 110 IB(アイビー) 111 幼稚園の窓 112 窓穴 113 アイビーネット 114 IB(アイビー) 115 ピラミッド型のシンボルタワー 116 アイビーネット 117 防水シート製の袋 118 IB(アイビー) 119 枠 120 アイビーネット 121 IB(アイビー) 122 防水シート製の袋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根、屋上、窓、ビルの外壁面などに枠を
    取付け、その枠にアイビーネットを張り付け、そのアイ
    ビーネットにIB(アイビー「学名ヘデラ、ウコギ科」
    つたの一種)その他の木のつた(以下単に(IBアイビ
    ー)という)をそれぞれ絡むように生長させることによ
    り構成することを特徴とするIB(アイビー)ネットシ
    ステム枠。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のIB(アイビー)ネット
    システム枠において、アイビーネットを張り付ける枠の
    ところどころに配置させ、又は、同枠に沿って接着する
    ように配置させてIB(アイビー)の根を根付かせる腐
    葉土、不織布などを詰めた容器(袋を含む)を取付ける
    ことにより構成することを特徴とするIB(アイビー)
    ネットシステム枠。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006112040A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Mitsui Kagaku Sanshi Kk 屋上緑化工法
JP2008259479A (ja) * 2007-04-16 2008-10-30 Shinichi Okamoto 植物用支持具
JP2011019466A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Toyohiro Fujita 苗床および苗床を用いた緑化システム

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