JP2003070256A - オルタネータ用mos整流装置の駆動方法及び装置 - Google Patents

オルタネータ用mos整流装置の駆動方法及び装置

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JP2003070256A JP2001259122A JP2001259122A JP2003070256A JP 2003070256 A JP2003070256 A JP 2003070256A JP 2001259122 A JP2001259122 A JP 2001259122A JP 2001259122 A JP2001259122 A JP 2001259122A JP 2003070256 A JP2003070256 A JP 2003070256A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】MOSFET特有の双方向導通特性や寄生ダイ
オードのリカバリ電流に起因する問題点を解消したMO
S型整流器の駆動方法を提供する。 【解決手段】MOS整流型オルタネータのMOSFET
の駆動回路を整流器入出力電圧取り込み部,オンオフ判
定回路部,オンオフ決定論理回路部,出力バッファ部,
診断部、その他で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMOS型全波整流器
を備えた車両用のオルタネータに関し、特にMOS型全波
整流器の駆動方法に係る。
【0002】
【従来の技術】MOS型全波整流器を備えたオルタネー
タが、特開平4−138030号公報や特開平7−33
7020号公報に開示されている。上記公報には3相全
波整流器を構成する6個のMOSFETをオン非導通に
する駆動信号をCPUを含むコントローラから供給する
形の原理構成が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の整流ダイオード
に換えてMOSFETを整流素子とする場合、オンオフ
制御を不適切に行うとバッテリから交流発電機への逆流
電流の問題や遮断ノイズの問題を引き起す。またMOS
FETの寄生ダイオードにはMOSFETの不適切な導
通制御によりリカバリー電流が流れラジオノイズの原因
になる。また、MOSFETの駆動回路は通常動作時に
は同一相のハイサイドMOSとロウサイドMOSを仮に
誤指令やノイズによる誤動作が例え有ったとしても同時
に導通にすることによるバッテリ短絡の事態は回避しな
ければならない。さらに整流用MOSFETの駆動回路
は車両用に要求されるダンプサージの抑制やジャンプス
タート時の制御に対応できる構成が不可欠である。
【0004】本発明の目的は、MOSFET特有の双方
向導通特性や寄生ダイオードのリカバリ電流に起因する
問題点を解消したMOS型整流器の駆動方法の提供であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のMOS整流型オ
ルタネータは、MOSFETの駆動回路主要部を整流器
入出力電圧取り込み部,オンオフ判定部,オンオフ決定
論理回路部,出力バッファ部を備え、オンオフ判定部で
は整流器の入出力電圧取り込み部からの同一時刻の信号
を見てオンオフタイミングを判定する。オンの判定は整
流器入力電圧が出力電圧を越え、寄生ダイオードに流れ
る電流がサブスレシュホールド領域を越えない所定の電
圧を越えたタイミングで行い、オフの判定は整流器入力
電圧がピークに到達した後に出力電圧と同じ電圧まで降
下したタイミングで行う。
【0006】オンオフ決定論理回路部はオンオフ判定部
の出力信号の他に一つ又は複数の論理信号を入力し、不
正駆動や突発ノイズによる誤判定駆動を論理的に抑止す
る。さらにオンオフ決定論理回路部は前述のオンオフ判
定部の出力に無関係にMOSFETをオン又は非導通にする論
理信号入力を備える。これにより、ダンプサージの抑制
やジャンプスタートなどに必要な各種の制御に対応でき
る。
【0007】さらに本発明のMOS整流型オルタネータ
は、整流器入出力電圧取り込み部からオンオフ判定部,
オンオフ決定論理回路部,出力バッファ部までの経路で
起きた故障を診断する診断論理回路を有する。これによ
り、同一相のハイサイドMOSとロウサイドMOSを同時
に導通にする故障があった場合、フォルト信号を出力し
て異常状態を報知できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明のMOS型オルタネ
ータの第1の実施例である。図1において符号100は
交流発電機であり、1a,1b,1cはステータコイ
ル、1fは界磁コイルである。符号101〜103はハ
イサイドMOSFET、111〜113はロウサイドM
OSFETであり、ハイサイドMOSFETの各ドレイ
ンは共通接続されてバッテリVBの正極に接続され、ロ
ウサイドMOSFETの各ソースは共通接続されてバッ
テリVBの負極に接続されていて、これらのハイサイド
MOSFETとロウサイドMOSFETとで全波整流器
を構成する。
【0009】U相V相W相それぞれの相のハイサイドM
OSFETのソースと、対応するロウサイドMOSFE
Tのドレインとは共通接続され、交流発電機の出力U,
V,Wに接続する。なお、バッテリVBの正極と負極の
間には負荷RLを接続する。符号160は3相全波整流
器駆動装置であり、好ましくは1チップの集積回路で実
現される。3相全波整流器駆動装置160中、符号12
1〜123はロウサイド駆動回路、131〜133はハ
イサイド駆動回路、141〜143は診断論理回路であ
る。また、符号150は過電圧,過電流,過熱などを判
定する保護診断回路である。
【0010】ロウサイド駆動回路121は交流発電機1
00の出力UとバッテリVBの負極電位とからロウサイ
ドMOSFET111のオンタイミングとオフタイミン
グを判定し、さらにロウサイド駆動回路122,123
の出力122a,123a及び後述するハイサイド駆動
回路131の出力131aとから前述の判定結果の妥当
性をチェックして最終的なオンオフのタイミングを決定
し、決定結果121aをハイサイド駆動回路131,他
のロウサイド駆動回路122と123に出力すると共に
最終ゲート駆動信号ULDをロウサイドMOSFET1
11のゲートに出力する。
【0011】ロウサイド駆動回路121はこの他に強制
オン信号151と強制オフ信号152を入力できて、前述
の決定結果を無効にしてロウサイドMOSFET111
を必要に応じて強制的にオン又はオフにできる。ロウサ
イド駆動回路122,123についても同様であるので
説明は省略する。
【0012】ハイサイド駆動回路131は交流発電機の
出力UとバッテリVBの正極電位とからハイサイドMO
SFET101のオンタイミングとオフタイミングを判
定し、さらにハイサイド駆動回路132,133の出力
132a,133aと、ロウレベルサイド駆動回路12
1の出力121aとから前述の判定結果の妥当性をチェ
ックして最終的なオンオフのタイミングを決定し、決定
結果131aを他のハイサイド駆動回路132と133
に出力すると共にゲート駆動信号UHDをハイサイドM
OSFET101のゲートに出力する。
【0013】ハイサイド駆動回路121はこの他に強制
オン信号151と強制オフ信号152を入力できて、前述
の決定結果を無効にしてハイサイドMOSFET101
を必要に応じて強制的にオン又はオフにできる。ハイサ
イド駆動回路132,133についても同様であるので
説明は省略する。
【0014】ロウサイド駆動回路121のオン判定は交
流発電機の出力Uがバッテリの負極電位より低くなり、
且つロウサイドMOSFETの寄生ダイオードの順バイ
アスがサブスレッシュホールド電流領域を越えない所定
の電位になったタイミングで行う。図12に示すように
ダイオードに所定の順バイアス電圧をかけた時の電流、
例えば100Aを1.0とした時、順バイアス電圧が0.
6ボルトだけ小さい場合の電流は100Aの1.0×1
-12以下になる。このような小電流領域では小数キャ
リヤの蓄積が微小であるため寄生ダイオードのリカバリ
電流も無視できる大きさになり、バッテリから交流発電
機への逆流によるラジオノイズの問題が解消される。
【0015】ロウサイド駆動回路121のオフ判定は交
流発電機の出力Uが上昇しバッテリの負極電位に等しく
なるタイミングすなわちMOSFET111のソース・
ドレイン間電圧がゼロになるタイミングで行う。MOS
FETの特性からソース・ドレイン間電圧がゼロになる
とゲート・ソース間電圧にオンバイアスを加えていても
ドレイン電流は自動的にゼロになる。従ってこのタイミ
ングでMOSFET111をオフにすると遮断時のdi
/dtノイズを無くすことができる。
【0016】ハイサイド駆動回路131のオン判定は交
流発電機の出力Uがバッテリ電位VBより高くなり、且
つハイサイドMOSFETの寄生ダイオードの順バイア
スがサブスレッシュホールド電流領域を越えない所定の
電位になったタイミングで行う。この場合、ロウサイド
駆動回路121のオン判定と同様の理由でバッテリから
交流発電機への逆流によるラジオノイズの問題が解消さ
れる。
【0017】ハイサイド駆動回路131のオフ判定は交
流発電機の出力Uが下降してバッテリ電位に等しくなる
タイミングすなわちMOSFET101のソース・ドレ
イン間電圧がゼロになるタイミングで行う。MOSFE
Tの特性からソース・ドレイン間電圧がゼロになるとゲ
ート・ソース間電圧にオンバイアスを加えていてもドレ
イン電流は自動的にゼロになる。従ってこのタイミング
でMOSFET101をオフにすると遮断時のdi/d
tノイズを無くすことができる。
【0018】図10に以上で説明した交流発電機のU相
V相W相の電圧とハイサイドMOSFET,ロウサイドMOS
FETのそれぞれに印加されるゲート電圧のタイムチャ
ートを示す。
【0019】図1の符号141〜143はハイサイド駆
動回路とロウサイド駆動回路の一方又は両方の故障を診
断する論理回路である。論理回路141の一つの入力は
ロウサイドMOSFET111のゲート信号ULDであ
り、他の一つの入力はハイサイドMOSFET101の
ゲート信号UHDである。論理回路141〜143の出
力はオープンドレイン又はオープンコレクタ形式の出力
回路になっており、それぞれの出力がワイヤードORさ
れて端子Lに接続する。
【0020】正常な動作ではULD・UHD=1の論理
状態はあり得ないが、故障によりULD・UHD=1と
なった場合は端子Lに異常状態を出力する。ただし、強
制オン信号151が印加する場合はULD・UHD=1
となるので異常状態を出力しないようにマスクする。論
理回路142,143についても同様である。
【0021】図2は本発明のハイサイド駆動回路の第1
実施例である。図2において、符号200はソースが交
流発電機のU相に接続し、ドレインがバッテリVBの正
極に接続したMOSFETであり、寄生ダイオードD1
も示してある。符号201はハイサイドステータ電圧取
り込み回路であり、U相の電圧を取り込み出力する。符
号202はハイサイドバッテリ電圧取り込み回路であ
り、バッテリVBの正極電圧を取り込み出力する。
【0022】符号203は比較器であり、その反転入力
に前記ハイサイドステータ電圧取り込み回路201の出
力を入力し、非反転入力にハイサイドバッテリ電圧取り
込み回路202の出力を入力して、反転入力の電圧が非
反転入力の電圧より高い場合にロウレベルを出力し、低
い場合にハイレベルを出力する。この比較器の出力信号
がMOSFET200のオンオフタイミングを判定する
信号であり、次段の論理ゲート204に出力されるが、
この段階ではまだオンオフを決定する信号ではない。
【0023】論理ゲート204は負論理のNANDゲー
トであり、比較器203の出力の他に強制オフ信号20
4aと、後述するロウサイド論理回路からの出力204
bと、論理ゲート207の出力204cとを入力し、全
ての入力がロウレベルの時にハイレベルを出力し、それ
以外はロウレベルを出力する決定論理回路である。
【0024】すなわち、比較器203からのオンオフ判
定信号がロウレベルであっても前記信号204a,20
4b,204cの少なくとも一つがハイレベルの時は論
理ゲート204の出力はロウレベルになる。論理ゲート
207は負論理のORゲートであり、信号207aと2
07bは他の相の決定論理回路の出力であり、少なくと
もどちらか一方がロウレベルで無い時はオンオフを判定
する比較回路203からのオン指令信号は不正信号とし
て無視される。
【0025】論理ゲート204の出力はハイサイドMO
SFETのオンオフ決定信号であり、論理ゲート205
に出力される他に後述するロウサイド駆動回路の論理ゲ
ートに出力される。論理ゲート205は正論理のORゲ
ートであり、論理ゲート204の出力の他に強制オン信号
205aを入力し、少なくとも一方の入力がハイレベル
の時にハイレベルを出力し、それ以外はロウレベルを出
力する論理回路である。すなわち、論理ゲート204か
らの信号204cがハイレベルの時は論理ゲート205
の出力はハイレベルになり、強制オン信号205aがハ
イレベルの時もハイレベルになる。論理ゲート205の
出力はハイサイドMOSFETの最終オンオフ決定信号
であり、バッファ回路206を介してハイサイドMOS
FET200のゲートに供給され、オンオフを制御す
る。
【0026】符号208はオープンドレイン又はオープ
ンコレクタ出力形式の論理ゲートであり、回路の故障な
どによる同一相のハイサイドMOSFETとロウサイド
MOSFETの同時オンを検出する。論理ゲートの入力
であるバッファ回路206の出力206aと後述するロウ
サイド駆動回路からの出力208aが共にハイレベルの
時、出力208bから電流をシンクし、少なくともどち
らか一方がロウレベルの時及び強制オン信号205aが
ハイレベルの時、出力はハイインピーダンス状態にな
る。
【0027】図3は本発明のロウサイド駆動回路の第1
実施例である。図3において、符号300はソースがバ
ッテリVBの負極にドレインが交流発電機のU相に接続
したMOSFETであり、寄生ダイオードD2も付記す
る。符号301はロウサイドステータ電圧取り込み回路
であり、U相の電圧を取り込み出力する。符号302は
ロウサイドバッテリ電圧取り込み回路であり、バッテリ
VBの負極電圧を取り込み出力する。
【0028】符号303は比較器であり、その非反転入
力に前記ロウサイドステータ電圧取り込み回路301の
出力を入力し、反転入力にロウサイドバッテリ電圧取り
込み回路302の出力を入力する。比較器の非反転入力
の電圧が反転入力の電圧より低い場合にロウレベルを出
力し、高い場合はハイレベルを出力する。この出力信号
はMOSFET300のオンオフタイミングを判定する
信号であり、次段の論理ゲート304に出力されるが、
この段階ではまだオンオフを決定する信号ではない。
【0029】論理ゲート304は負論理のNANDゲー
トであり、比較器303の出力の他に強制オフ信号30
4aと、前述したハイサイド論理回路からの出力304
bと、論理ゲート307の出力307cとを入力し、全
ての入力がロウレベルの時にハイレベルを出力し、それ
以外はロウレベルを出力するオンオフ決定論理回路であ
る。
【0030】すなわち、比較器303からのオンオフ判
定信号がロウレベルであっても前記信号304a,30
4b,307cの少なくとも一つがハイレベルの時は論
理ゲート304の出力はロウレベルになる。
【0031】論理ゲート307は負論理のORゲートで
あり、信号307aと307bは他の相の決定論理回路
の出力であり、少なくともどちらか一方がロウレベルで
無い時はオンオフ判定回路303からのオン指令信号は
不正信号として無視される。論理ゲート304の出力は
ロウサイドMOSFETのオンオフ決定信号であり、論
理ゲート305に出力される他に前述したハイサイド駆
動回路の論理ゲートに出力される。
【0032】論理ゲート305は正論理のORゲートで
あり、論理ゲート304の出力の他に強制オン信号30
5aを入力し、少なくとも一方の入力がハイレベルの時
にハイレベルを出力し、それ以外はロウレベルを出力す
る。すなわち、論理ゲート304からの信号304cが
ハイレベルの時は論理ゲート305の出力はハイレベル
になり、強制オン信号305aがハイレベルの時もハイ
レベルになる。
【0033】論理ゲート305の出力はロウサイドMO
SFETの最終オンオフ決定信号であり、バッファ回路
306を介してロウサイドMOSFET300のゲート
に供給され、オンオフを制御する。符号308はオープ
ンドレイン又はオープンコレクタ出力形式の論理ゲート
であり、回路の故障などによる同一相のハイサイドMO
SFETとロウサイドMOSFETの同時オンを検出す
る。論理ゲートの入力であるバッファ回路306の出力
306aと前述したハイサイド駆動回路からの出力30
8aとが共にハイレベルの時、出力308bから電流を
シンクし、少なくともどちらか一方がロウレベルの時及
び強制オン信号305aがハイレベルの時、出力はハイ
インピーダンス状態になる。
【0034】図4は本発明のハイサイド駆動回路の第2
実施例である。図4において、符号400はソースが交
流発電機のU相に接続し、ドレインがバッテリVBの正
極に接続したMOSFETであり、寄生ダイオードD1
も示す。電圧シフト手段401,逆流阻止ダイオード41
0,定電流源411がハイサイドステータ電圧取り込み
回路であり、U相の電圧を所定電圧VXだけシフトダウ
ンして比較器に出力する。
【0035】電圧シフト手段402,408,定電流源
412はハイサイドバッテリ電圧取り込み回路であり、
バッテリVBの正極電圧を電圧シフト手段402で所定
電圧VY1だけシフトダウンし、さらに電圧シフト手段
408で所定電圧VY2だけシフトダウンしてアナログ
マルチプレクサ409に出力する。なお、VX=VY1
+VY2の関係である。符号409はアナログマルチプ
レクサであり、制御信号により入力信号a,bのどちら
かを選択して信号cとして出力する。
【0036】符号403は比較器であり、その反転入力
に電圧シフト手段401の出力を、非反転入力にアナロ
グマルチプレクサ409の出力を入力し、反転入力の電
圧が非反転入力の電圧より高い場合にロウレベルを出力
し、低い場合にハイレベルを出力する。この出力信号は
次段の論理ゲート404に出力され、MOSFET40
0のオンオフタイミングを判定する信号となるが、この
段階ではまだオンオフを決定する信号ではない。
【0037】論理ゲート404は負論理のNANDゲー
トであり、比較器403の出力の他に強制オフ信号40
4a、後述するロウサイド論理回路からの出力404b
及び論理ゲート407の出力407cを入力し、全ての
入力がロウレベルの時にハイレベルを出力し、それ以外
はロウレベルを出力するオンオフタイミング決定論理回
路である。すなわち、比較器403からのオンオフ判定
信号がロウレベルであっても信号404a,404b,
404cの少なくとも一つがハイレベルの時は論理ゲー
ト404の出力はロウレベルになる。
【0038】論理ゲート407は負論理のORゲートで
あり、信号407aと407bは他の相の決定論理回路
の出力であり、少なくともどちらか一方がロウレベルで
無い時は比較器403からのオン指令信号は不正信号と
して無視される。論理ゲート404の出力404cはハ
イサイドMOSFETのオンオフ決定信号であり、論理
ゲート405に出力される他に後述するロウサイド駆動
回路のオンオフタイミング決定論理回路に出力され、さ
らにアナログマルチプレクサ409の制御信号として出
力される。
【0039】論理ゲート404の出力404cがロウレ
ベルの時、比較器403の非反転入力にはアナログマル
チプレクサ409のa入力が供給される。従って、比較
器403の出力はステータ電圧Uがバッテリの正極電圧
より所定電圧VY2だけ高くなったタイミングでロウレ
ベルに反転する。論理ゲート404の出力404cがハ
イレベルに反転すると比較器403の非反転入力にはア
ナログマルチプレクサ409のb入力が供給される。従
って、比較器403の出力はステータ電圧Uがバッテリ
の正極電圧と同じ電位まで低下しタイミングでハイレベ
ルに反転する。
【0040】なお、ここで所定電圧VY2はゼロボルト
より大きく、且つ寄生ダイオードD1の電流がサブスレ
ッシュホールド電流領域を越えない範囲の順方向電圧領
域に設定する。論理ゲート405は正論理のORゲート
であり、論理ゲート404の出力の他に強制オン信号4
05aを入力し、少なくとも一方の入力がハイレベルの
時にハイレベルを出力し、それ以外はロウレベルを出力
する。すなわち、論理ゲート404からの信号404c
がハイレベルの時は論理ゲート405の出力はハイレベ
ルになり、強制オン信号405aがハイレベルの時にも
ハイレベルになる。論理ゲート405の出力はハイサイ
ドMOSFETの最終オンオフ決定信号であり、バッフ
ァ回路406を介してハイサイドMOSFET400の
ゲートに供給され、オンオフを制御する。
【0041】図5は本発明のロウサイド駆動回路の第2
実施例である。図5において、符号500はドレインが
交流発電機のU相に接続し、ソースがバッテリVBの負
極に接続したMOSFETであり、寄生ダイオードD2
も付記してある。電圧シフト手段501と、逆流阻止ダ
イオード510と、定電流源511とがロウサイドステ
ータ電圧取り込み回路であり、U相の電圧を所定電圧V
Xだけシフトアップして比較器503に出力する。
【0042】電圧シフト手段502,定電流源512は
ロウサイドバッテリ電圧取り込み回路であり、バッテリ
VBの負極電圧を電圧シフト手段502で所定電圧VY
だけシフトアップしてアナログマルチプレクサ509に
出力する。なお、ここではVX=VYの関係である。
【0043】符号509のアナログマルチプレクサは、
制御信号により入力信号a,bのどちらかを選択して信
号cとして出力する。符号503は比較器であり、その
非反転入力に電圧シフト手段501の出力を、反転入力
にアナログマルチプレクサ509の出力を入力し、非反
転入力の電圧が反転入力の電圧より低い場合にロウレベ
ルを出力し、高い場合はハイレベルを出力する。この出
力信号は次段の論理ゲート504に出力され、MOSF
ET500のオンオフタイミングを判定する信号となる
が、この段階ではまだオンオフを決定する信号ではな
い。
【0044】論理ゲート504は負論理のNANDゲー
トであり、比較器503の出力の他に強制オフ信号50
4aと、ハイサイド論理回路からの出力504bと、論
理ゲート507の出力507cとを入力し、全ての入力
がロウレベルの時にハイレベルを出力し、それ以外はロ
ウレベルを出力するオンオフタイミング決定論理回路で
ある。
【0045】すなわち、比較器503からのオンオフ判
定信号がロウレベルであっても信号504a,504
b,504cの少なくとも一つがハイレベルの時は論理
ゲート504の出力はロウレベルになる。論理ゲート5
07は負論理のORゲートであり、信号507aと50
7bは他の相の決定論理回路の出力であり、少なくとも
どちらか一方がロウレベルで無い時は比較器503から
のオン指令信号は不正信号として無視される。
【0046】論理ゲート504の出力504cはロウサ
イドMOSFETのオンオフ決定信号であり、論理ゲー
ト505に出力される他にハイサイド駆動回路のオンオ
フタイミング決定論理回路に出力され、さらにアナログ
マルチプレクサ509の制御信号として出力される。論
理ゲート504の出力504cがロウレベルの時、比較
器503の反転入力にはアナログマルチプレクサ509
のb入力が供給される。
【0047】従って、比較器503の出力はステータ電
圧Uがバッテリの負極電圧より所定電圧VYだけ低くな
ったタイミングでロウレベルに反転する。論理ゲート5
04の出力504cがハイレベルに反転すると比較器4
03の非反転入力にはアナログマルチプレクサ509の
a入力が供給される。従って、比較器503の出力はス
テータ電圧Uがバッテリの負極電圧と同じ電位まで上昇
したタイミングでハイレベルに反転する。
【0048】なお、ここで所定電圧VYはゼロボルトよ
り大きく、且つ寄生ダイオードD2の電流がサブスレッ
シュホールド電流領域を越えない範囲の順方向電圧領域
に設定する。論理ゲート505は正論理のORゲートで
あり、論理ゲート504の出力の他に強制オン信号50
5aを入力し、少なくとも一方の入力がハイレベルの時
にハイレベルを出力し、それ以外はロウレベルを出力す
る論理回路である。すなわち、論理ゲート504からの
信号504cがハイレベルの時は論理ゲート505の出
力はハイレベルになり、強制オン信号505aがハイレ
ベルの時もハイレベルになる。論理ゲート505の出力
はロウサイドMOSFETの最終オンオフ決定信号であ
り、バッファ回路506を介してハイサイドMOSFE
T500のゲートに供給され、オンオフを制御する。
【0049】図6は本発明のハイサイド駆動回路の第3
実施例である。図6において、符号600は、ソースが
交流発電機のU相に接続し、ドレインがバッテリVBの
正極に接続したMOSFETであり、寄生ダイオードD
1も付記する。電圧シフト手段である抵抗601と、逆
流阻止ダイオード610と、定電流源としてのMOSFET6
14とがハイサイドステータ電圧取り込み回路であり、
U相の電圧を所定電圧VXだけシフトダウンして比較器
603に出力する。
【0050】電圧シフト手段である抵抗602,608
と、定電流源としてのMOSFET613とがハイサイ
ドバッテリ電圧取り込み回路であり、バッテリVBの正
極電圧を602で所定電圧VY1だけ、608で所定電
圧VY2だけシフトダウンしてアナログマルチプレクサ
609に出力する。なお、VX=VY1+VY2の関係
である。
【0051】符号609のアナログマルチプレクサは、
制御信号により入力信号a,bのどちらかを選択して信
号cとして出力する。なお、本実施例の電圧シフト手段
601,602,608は抵抗である。定電流源611、M
OSFET612は基準電流発生回路である。
【0052】符号603は比較器であり、その反転入力
に電圧シフト手段である抵抗601の出力を、非反転入
力にアナログマルチプレクサ609の出力を入力し、反
転入力の電圧が非反転入力の電圧より高い場合にロウレ
ベルを出力し、低い場合にハイレベルを出力する。この
出力信号は次段の論理ゲート604に出力され、MOS
FET600のオンオフタイミングを判定する信号とな
るが、この段階ではまだオンオフを決定する信号ではな
い。
【0053】論理ゲート604は負論理のNANDゲー
トであり、比較器603の出力の他に強制オフ信号60
4a,ロウサイド論理回路からの出力604b及び論理
ゲート607の出力607cを入力し、全ての入力がロ
ウレベルの時にハイレベルを出力し、それ以外はロウレ
ベルを出力するオンオフタイミング決定論理回路であ
る。すなわち、比較器603からのオンオフ判定信号が
ロウレベルであっても信号604a,604b,604
cの少なくとも一つがハイレベルの時は論理ゲート60
4の出力はロウレベルになる。
【0054】論理ゲート607は負論理のORゲートで
あり、信号607aと607bは他の相の決定論理回路
の出力であり、少なくともどちらか一方がロウレベルで
無い時は比較器603からのオン指令信号は不正信号と
して無視される。論理ゲート604の出力604cはハ
イサイドMOSFETのオンオフ決定信号であり、論理
ゲート605に出力される他に後述するロウサイド駆動
回路のオンオフタイミング決定論理回路に出力され、さ
らにアナログマルチプレクサ609の制御信号として出
力される。
【0055】論理ゲート604の出力604cがロウレ
ベルの時、比較器603の非反転入力にはアナログマル
チプレクサ609のa入力が供給される。従って、比較
器603の出力はステータ電圧Uがバッテリの正極電圧
より所定電圧VY2だけ高くなったタイミングでロウレ
ベルに反転する。
【0056】論理ゲート604の出力604cがハイレ
ベルに反転すると比較器603の非反転入力にはアナロ
グマルチプレクサ609のb入力が供給される。従っ
て、比較器603の出力はステータ電圧Uがバッテリの
正極電圧と同じ電位まで低下したタイミングでハイレベ
ルに反転する。なお、ここで所定電圧VY2はゼロボル
トより大きく、且つ寄生ダイオードD1の電流がサブス
レッシュホールド電流領域を越えない範囲の順方向電圧
領域に設定する。
【0057】論理ゲート605は正論理のORゲートで
あり、論理ゲート604の出力の他に強制オン信号60
5aを入力し、少なくとも一方の入力がハイレベルの時
にハイレベルを出力し、それ以外はロウレベルを出力す
る論理回路である。すなわち、論理ゲート604からの
信号604cがハイレベルの時は論理ゲート605の出
力はハイレベルになり、強制オン信号605aがハイレ
ベルの時もハイレベルになる。論理ゲート605の出力
はハイサイドMOSFETの最終オンオフ決定信号であ
り、バッファ回路606を介してハイサイドMOSFE
T600のゲートに供給され、オンオフを制御する。
【0058】図7は本発明のロウサイド駆動回路の第3
実施例である。図7において、符号700はドレインが
交流発電機のU相にソースがバッテリVBの負極に接続
したMOSFETであり、寄生ダイオードD2も付記し
た。電圧シフト手段である抵抗701と、逆流阻止ダイ
オード710と、定電流源としてのMOSFET714と
がロウサイドステータ電圧取り込み回路であり、U相の
電圧を所定電圧VXだけシフトアップして比較器に出力
する。電圧シフト手段である抵抗702と、定電流源と
してのMOSFET713とがロウサイドバッテリ電圧
取り込み回路であり、バッテリVBの負極電圧を702
で所定電圧VYだけシフトアップしてアナログマルチプ
レクサに出力する。なお、ここではVX=VYの関係が
ある。
【0059】符号709はアナログマルチプレクサであ
り、制御信号により入力信号a,bのどちらかを選択し
て信号cとして出力する。符号703は比較器であり、
その非反転入力に電圧シフト手段である抵抗701の出
力を、反転入力にアナログマルチプレクサ709の出力
を入力し、非反転入力の電圧が反転入力の電圧より低い
場合にロウレベルを出力し、高い場合はハイレベルを出
力する。この出力信号は次段の論理ゲート704に出力
され、MOSFET700のオンオフタイミングを判定
する信号となるが、この段階ではまだオンオフを決定す
る信号ではない。
【0060】論理ゲート704は負論理のNANDゲー
トであり、比較器703の出力の他に強制オフ信号70
4aと、ハイサイド論理回路からの出力704bと、論
理ゲート707の出力707cとを入力し、全ての入力
がロウレベルの時にハイレベルを出力し、それ以外はロ
ウレベルを出力するオンオフタイミング決定論理回路で
ある。
【0061】すなわち、比較器703からのオンオフ判
定信号がロウレベルであっても信号704a,704
b,704cの少なくとも一つがハイレベルの時は論理
ゲート704の出力はロウレベルになる。論理ゲート7
07は負論理のORゲートであり、信号707aと70
7bは他の相の決定論理回路の出力であり、少なくとも
どちらか一方がロウレベルで無い時は比較器703から
のオン指令信号は不正信号として無視される。
【0062】論理ゲート704の出力704cはロウサ
イドMOSFETのオンオフ決定信号であり、論理ゲー
ト705に出力される他に前述したハイサイド駆動回路
のオンオフタイミング決定論理回路に出力され、さらに
アナログマルチプレクサ709の制御信号として出力され
る。論理ゲート704の出力704cがロウレベルの
時、比較器703の反転入力にはアナログマルチプレク
サ709のb入力が供給される。
【0063】従って、比較器703の出力はステータ電
圧Uがバッテリの負極電圧より所定電圧VYだけ低くな
ったタイミングでロウレベルに反転する。論理ゲート7
04の出力704cがハイレベルに反転すると比較器7
03の非反転入力にはアナログマルチプレクサ709の
a入力が供給される。従って、比較器703の出力はス
テータ電圧Uがバッテリの負極電圧と同じ電位まで上昇
したタイミングでハイレベルに反転する。
【0064】なお、ここで所定電圧VYはゼロボルトよ
り大きく、且つ寄生ダイオードD2の電流がサブスレッ
シュホールド電流領域を越えない範囲の順方向電圧領域
に設定する。論理ゲート705は正論理のORゲートで
あり、論理ゲート704の出力の他に強制オン信号70
5aを入力し、少なくとも一方の入力がハイレベルの時
にハイレベルを出力し、それ以外はロウレベルを出力す
る論理回路である。すなわち、論理ゲート704からの
信号704cがハイレベルの時は論理ゲート705の出
力はハイレベルになり、強制オン信号705aがハイレ
ベルの時もハイレベルになる。論理ゲート705の出力
はロウサイドMOSFETの最終オンオフ決定信号であ
り、バッファ回路706を介してロウサイドMOSFE
T700のゲートに供給され、オンオフを制御する。
【0065】図8は本発明のMOS型オルタネータの第
2の実施例である。図8で図1と同じ符号は同じ構成要
素である。符号161は3相全波整流器駆動装置であ
り、好ましくは1チップの集積回路で実現される。
【0066】ロウサイド駆動回路121は交流発電機の
出力Uとバッテリの負極電位とからロウサイドMOSF
ET111のオンタイミングとオフタイミングを判定
し、さらにロウサイド駆動回路122,123の出力1
22a,123aとハイサイド駆動回路131の出力1
31aとから前述の判定結果の妥当性をチェックして最
終的なオンオフのタイミングを決定し、決定結果121
aをハイサイド駆動回路131、他のロウサイド駆動回
路122と123に出力すると共に最終ゲート駆動信号
ULDをロウサイドMOSFET111のゲートに出力
する。
【0067】ロウサイド駆動回路121はこの他に強制
オン信号151とPWM(Pulsewidth Modulation)信号
153を入力できるように構成されており、強制オン信
号151が印加されると前述の決定結果を無効にしてロ
ウサイドMOSFET111を強制的にオンにできる。
また、PWM信号153を印加すると前述の決定結果に
対してパルス幅変調をかけロウサイドMOSFET11
1のオン期間を変え、出力電流を調整できる。なお、本
実施例ではロウサイド駆動回路121〜123には強制
オフ信号152が供給されていないが、PWM信号15
3のパルスデューティをゼロにすることにより強制オフ
動作ができる。また、PWM信号をハイサイド駆動回路
側に入れても同様に整流器の出力電流を調整できる。ロ
ウサイド駆動回路122,123についても同様である
ので説明は省略する。ハイサイド駆動回路131〜13
3,診断論理回路141〜143は、構成及び動作が図
1の実施例と同一なので説明を省略する。
【0068】図9は本発明のMOS型オルタネータの第
3の実施例である。図9で図1と同じ符号は同じ構成要
素である。符号162は3相全波整流器駆動装置であ
り、好ましくは1チップの集積回路で実現される。本実
施例において、ロウサイド駆動回路121〜123は外
部のコントローラ901からの駆動信号ULG,VL
G,WLGによって駆動され、ロウサイドMOSFET
111〜113のオンオフを制御する。同様に、ハイサ
イド駆動回路131〜133は外部のコントローラ90
0の駆動信号UHG,VHG,WHGで駆動され、ハイ
サイドMOSFET101〜103のオンオフを制御す
る。
【0069】ロウサイド駆動回路121は上記外部信号
ULGによってロウサイドMOSFET111のオンタイミン
グとオフタイミングを判定し、さらにロウサイド駆動回
路122,123の出力122a,123aとハイサイ
ド駆動回路131の出力131aとから前述の判定結果
の妥当性をチェックして最終的なオンオフのタイミング
を決定し、決定結果121aをハイサイド駆動回路13
1,他のロウサイド駆動回路122と123に出力する
と共に最終ゲート駆動信号ULDをロウサイドMOSF
ET111のゲートに出力する。
【0070】ロウサイド駆動回路121はこの他に強制
オン信号151と強制オフ信号152を入力できるように
構成されており、強制オン信号151が印加されると前
述の決定結果を無効にしてロウサイドMOSFET11
1を強制的にオンにできる。また、強制オフ信号152
を印加すると前述の決定結果を無視してロウサイドMO
SFET111を強制的にオフにできる。なお、図8の
実施例で説明したように強制オフ信号152に換えてP
WM信号を印加しても良い。ロウサイド駆動回路12
2,123についても同様であるので説明は省略する。
【0071】ハイサイド駆動回路131は上記外部信号
UHGによってハイサイドMOSFET101のオンタイミン
グとオフタイミングを判定し、さらにハイサイド駆動回
路132,133の出力132a,133a及びロウサ
イド駆動回路121の出力121aとから前述の判定結
果の妥当性をチェックして最終的なオンオフのタイミン
グを決定し、決定結果131aをロウサイド駆動回路1
21,他のハイサイド駆動回路132と133に出力す
ると共に最終ゲート駆動信号UHDをハイサイドMOS
FET101のゲートに出力する。
【0072】ハイサイド駆動回路131はこの他に強制
オン信号151と強制オフ信号152を入力できるように
構成されており、強制オン信号151が印加されると前
述の決定結果を無効にしてハイサイドMOSFET10
1を強制的にオンにできる。また、強制オフ信号152
を印加すると前述の決定結果を無視してハイサイドMO
SFET101を強制的にオフにできる。ハイサイド駆
動回路132,133についても同様であるので説明は省
略する。
【0073】なお、診断論理回路141〜143につい
ては、構成及び動作の説明が図1の実施例と同一なので
省略する。本実施例によれば、整流用MOSFETを外
部コントローラからの駆動信号でオンオフ制御する場
合、仮にコントローラ900からの誤指令があった場合
でもMOS整流器の誤動作を抑止できる。また、コント
ローラ900と全波整流器駆動装置を接続する配線の故
障や、配線に結合したノイズによる不正動作を抑止でき
る。
【0074】図11はMOS整流型オルタネータにおけ
る交流発電機の出力電圧モニタ回路の実施例である。図
11において、符号1101〜1103はダイオードで
あり、ダイオード1101のアノードが交流発電機のU
相に接続し、カソードが共通接続点に接続する。同様に
ダイオード1102のアノードは交流発電機のV相に、
カソードは共通接続点に接続され、ダイオード1103
のアノードは交流発電機のW相に、カソードは共通接続
点に接続する。
【0075】カソード共通接続点とGNDの間に、抵抗
1104と1105とからなる分圧器が設けられてい
る。分圧器の出力は比較器1106の非反転入力と比較
器1107の反転入力に接続する。また、比較器1106の
反転入力には第1の参照電圧Vref1が接続し、比較
器1107の非反転入力には第2の参照電圧Vref2が接
続する。
【0076】この回路では3相交流電圧U,V,Wがダ
イオード1101,1102,1103によって半波整流さ
れ、分圧器1104,1105から直流電圧が取り出さ
れる。この電圧は比較器1106で参照電圧Vref1
と比較され、より高い場合は出力1106aにハイレベ
ルを出力し、低い場合はロウレベルを出力する。この出
力は例えば発電機出力の過電圧モニタとして利用され、
この状態が起きた時、例えば発電機の出力を抑制制御し
たり、整流MOSの駆動回路のオンオフを制御したりす
る。また、比較器1107の出力1107aは発電機出
力の低電圧モニタとして利用され、この状態が起きた
時、発電機の出力を増大制御したり、整流MOSの駆動
回路のオンオフを制御したりする。なお、分圧器の出力
はリップル成分を含むため、必要に応じて抵抗1105
と並列にキャパシタを設ける。
【0077】
【発明の効果】本発明によればMOSFETを3相整流
器として用いる場合の不正駆動の防止,ノイズによる誤
動作防止,駆動回路の故障検出と報知ができ、ダンプサ
ージやジャンプスタート時の各種制御に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMOS整流型オルタネータの第1実施
例の説明図である。
【図2】本発明のハイサイド駆動回路の第1実施例の説
明図である。
【図3】本発明のロウサイド駆動回路の第1実施例の説
明図である。
【図4】本発明のハイサイド駆動回路の第2実施例の説
明図である。
【図5】本発明のロウサイド駆動回路の第2実施例の説
明図である。
【図6】本発明のハイサイド駆動回路の第3実施例の説
明図である。
【図7】本発明のロウサイド駆動回路の第3実施例の説
明図である。
【図8】本発明のMOS整流型オルタネータの第2実施
例の説明図である。
【図9】本発明のMOS整流型オルタネータの第3実施
例の説明図である。
【図10】MOS整流器の入力波形とMOSゲート駆動
波形の説明図である。
【図11】交流発電機の出力電圧モニタ回路の実施例の
説明図である。
【図12】接合ダイオードの電圧−電流特性の説明図で
ある。
【符号の説明】
100…交流発電機、101,102,103,11
1,112,113…MOSFET、121,122,
123…ロウサイド駆動回路、131,132,133
…ハイサイド駆動回路、141,142,143…論理
ゲート回路、150…保護回路、160,161,16
2…3相全波整流器駆動装置、201…ハイサイドステ
ータ電圧取り込み部、202…ハイサイドバッテリ電圧
取り込み部、203…比較回路、204,205,20
7,208…論理ゲート回路、206…バッファ回路、
301…ロウレベルサイドステータ電圧取り込み部、3
02…ロウサイドバッテリ電圧取り込み部、401,4
02,408,501,502…電圧シフト手段、40
9,509,609,709…アナログマルチプレク
サ、410,510,1101,1102,1103…ダ
イオード、411,412,511,512,611,
711…定電流源、601,602,701,702…抵
抗、603,1106,1107…比較器、612,6
13,614…NMOSFET、712,713,71
4…PMOSFET、900…コントローラ。
フロントページの続き (72)発明者 森 睦宏 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 金澤 宏至 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 桝本 正寿 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 引田 栄 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 Fターム(参考) 5G060 AA20 DA01 DB01 DB02 5H006 AA01 CA02 CB01 CB08 CC02 DA02

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相交流発電機の出力をハイサイト半導体
    素子とローサイト半導体素子とを有するMOS型整流ブ
    リッジを介して2次電池に供給するオルタネータの駆動
    方法において、 発電機の各相のステータ電圧と2次電池の正極電圧との
    大小関係と、前記各相のステータ電圧と2次電池の負極
    電圧との大小関係とを同一のタイミングで取り込み、前
    記MOS型整流ブリッジのハイサイド半導体素子のゲー
    トに、各相のステータ電圧が2次電池の正極電圧より高
    くなり、且つハイサイド半導体素子の寄生ダイオードの
    順バイアスがサブスレッシュホールド電流領域を越えな
    い所定の電位になったタイミングで導通となるゲート信
    号を印加し、各相のステータ電圧が2次電池の正極電圧
    と等しい電圧まで低くなったタイミングで非導通となる
    ゲート信号を印加し、前記MOS型整流ブリッジのロウ
    サイド半導体素子には各相のステータ電圧が2次電池の
    負極電圧より低くなり、且つロウサイド半導体素子の寄
    生ダイオードの順バイアスがサブスレッシュホールド電
    流領域を越えない所定の電位になったタイミングで導通
    となるゲート信号を印加し、各相のステータ電圧が2次
    電池の負極電圧と等しい電圧まで高くなったタイミング
    で非導通となるゲート信号を印加することを特徴とする
    オルタネータ用の駆動方法。
  2. 【請求項2】3相交流発電機の出力をMOS型整流ブリ
    ッジを介して2次電池に供給するオルタネータにおい
    て、 該オルタネータがハイサイドMOSFETと、ロウサイ
    ドMOSFETと、整流器駆動装置とを備えていて、前
    記整流器駆動装置が、前記MOS型整流ブリッジのハイ
    サイドMOSFETを、各相のステータ電圧と2次電池
    の正極電圧とを同一タイミングの大小関係から導通非導
    通を判定する判定手段と、該判定手段の出力を含む複数
    の入力信号によって導通非導通を決定する論理回路手段
    と、該論理回路手段の出力を受けてハイサイドMOSの
    ゲートを駆動するドライバ手段とを備えることを特徴と
    するオルタネータ。
  3. 【請求項3】3相交流発電機の出力をMOS型整流ブリ
    ッジを介して2次電池に供給するオルタネータにおい
    て、 該オルタネータがハイサイドMOSFETと、ロウサイ
    ドMOSFETと、整流器駆動装置とを備えていて、前
    記整流器駆動装置が、前記MOS型整流ブリッジのロウ
    サイドMOSFETを各相のステータ電圧と2次電池の
    負極電圧との同一タイミングでの大小関係から導通非導
    通を判定する判定手段と、該判定手段の出力を含む複数
    の入力信号によって導通非導通を決定する論理回路手段
    と、該論理回路手段の出力を受けてロウサイドMOSの
    ゲートを駆動するドライバ手段とを備えることを特徴と
    するオルタネータ。
  4. 【請求項4】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッジ
    を介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、M
    OS型整流ブリッジのハイサイドMOSは各相のステー
    タ電圧と2次電池の正極電圧との同一タイミングでの大
    小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と該
    手段の出力及びロウサイド駆動回路の論理回路手段の出
    力とによってMOSの導通非導通を決定する決定論理回
    路手段と該論理回路手段の出力を受けてハイサイドMO
    Sのゲートを駆動するドライバ手段とからなる駆動回路
    で導通非導通制御されることを特徴とするオルタネー
    タ。
  5. 【請求項5】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッジ
    を介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、M
    OS型整流ブリッジのロウサイドMOSは各相のステー
    タ電圧と2次電池の負極電圧との同一タイミングでの大
    小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と該
    手段の出力及びハイサイド回路の論理回路手段の出力と
    によってMOSの導通非導通を決定する決定論理回路手
    段と該論理回路手段の出力を受けてロウサイドMOSの
    ゲートを駆動するドライバ手段とからなる駆動回路で導
    通非導通制御されることを特徴とするオルタネータ。
  6. 【請求項6】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッジ
    を介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、M
    OS型整流ブリッジのハイサイドMOSは各相のステー
    タ電圧と2次電池の正極電圧との同一タイミングでの大
    小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と該
    手段の出力及び他の相のハイサイド駆動回路の論理回路
    手段の出力とによってMOSの導通非導通を決定する決
    定論理回路手段と該論理回路手段の出力を受けてハイサ
    イドMOSのゲートを駆動するドライバ手段とからなる
    駆動回路で導通非導通制御されることを特徴とするオル
    タネータ。
  7. 【請求項7】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッジ
    を介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、M
    OS型整流ブリッジのロウサイドMOSは各相のステー
    タ電圧と2次電池の負極電圧との同一タイミングでの大
    小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と該
    手段の出力及び他の相のロウサイド駆動回路の論理回路
    手段の出力とによってMOSの導通非導通を決定する決
    定論理回路手段と該論理回路手段の出力を受けてロウサ
    イドMOSのゲートを駆動するドライバ手段とからなる
    駆動回路で導通非導通制御されることを特徴とするオル
    タネータ。
  8. 【請求項8】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッジ
    を介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、M
    OS型整流ブリッジのハイサイドMOSは各相のステー
    タ電圧と2次電池の正極電圧との同一タイミングでの大
    小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と該
    手段の出力,自分の相のロウサイド駆動回路の論理回路
    手段の出力及び他の相のハイサイド駆動回路の論理回路
    手段の出力とによってMOSの導通非導通を決定する決
    定論理回路手段と該論理回路手段の出力を受けてハイサ
    イドMOSのゲートを駆動するドライバ手段とからなる
    駆動回路で導通非導通制御されることを特徴とするオル
    タネータ。
  9. 【請求項9】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッジ
    を介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、M
    OS型整流ブリッジのロウサイドMOSは各相のステー
    タ電圧と2次電池の負極電圧との同一タイミングでの大
    小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と該
    手段の出力,自分の相のハイサイド駆動回路の論理回路
    手段の出力及び他の相のロウサイド駆動回路の論理回路
    手段の出力とによってMOSの導通非導通を決定する決
    定論理回路手段と該論理回路手段の出力を受けてハイサ
    イドMOSのゲートを駆動するドライバ手段とからなる
    駆動回路で導通非導通制御されることを特徴とするオル
    タネータ。
  10. 【請求項10】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッ
    ジを介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、
    MOS型整流ブリッジのハイサイドMOSは各相のステ
    ータ電圧と2次電池の正極電圧との同一タイミングでの
    大小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と
    該手段の出力を含む複数の入力信号によってMOSの導
    通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回路手段
    の出力を受けてハイサイドMOSのゲートを駆動するド
    ライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御され、
    MOS型整流ブリッジのロウサイドMOSは各相のステ
    ータ電圧と2次電池の負極電圧との同一タイミングでの
    大小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と
    該手段の出力を含む複数の入力信号によってMOSの導
    通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回路手段
    の出力を受けてロウサイドMOSのゲートを駆動するド
    ライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御され、
    上記ハイサイド論理回路手段とロウサイド論理回路手段
    の両方又はどちらか一方の論理回路手段に整流MOSを
    強制的に導通にする入力機能を持つことを特徴とするオ
    ルタネータ。
  11. 【請求項11】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッ
    ジを介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、
    MOS型整流ブリッジのハイサイドMOSは各相のステ
    ータ電圧と2次電池の正極電圧との同一タイミングでの
    大小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と
    該手段の出力を含む複数の入力信号によってMOSの導
    通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回路手段
    の出力を受けてハイサイドMOSのゲートを駆動するド
    ライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御され、
    MOS型整流ブリッジのロウサイドMOSは各相のステ
    ータ電圧と2次電池の負極電圧との同一タイミングでの
    大小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と
    該手段の出力を含む複数の入力信号によってMOSの導
    通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回路手段
    の出力を受けてロウサイドMOSのゲートを駆動するド
    ライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御され、
    上記ハイサイド論理回路手段とロウサイド論理回路手段
    の両方又はどちらか一方の論理回路手段に整流MOSを
    強制的に非導通にする入力機能を持つことを特徴とする
    オルタネータ。
  12. 【請求項12】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッ
    ジを介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、
    MOS型整流ブリッジのハイサイドMOSは各相のステ
    ータ電圧と2次電池の正極電圧との同一タイミングでの
    大小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と
    該手段の出力を含む複数の入力信号によってMOSの導
    通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回路手段
    の出力を受けてハイサイドMOSのゲートを駆動するド
    ライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御され、
    MOS型整流ブリッジのロウサイドMOSは各相のステ
    ータ電圧と2次電池の負極電圧との同一タイミングでの
    大小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と
    該手段の出力を含む複数の入力信号によってMOSの導
    通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回路手段
    の出力を受けてロウサイドMOSのゲートを駆動するド
    ライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御され、
    上記ハイサイド論理回路手段とロウサイド論理回路手段
    の両方又はどちらか一方の論理回路手段に整流MOSを
    強制的に導通にする入力機能と強制的に非導通にする入
    力機能を合わせ持つことを特徴とするオルタネータ。
  13. 【請求項13】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッ
    ジを介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、
    MOS型整流ブリッジのハイサイドMOSは各相のステ
    ータ電圧と2次電池の正極電圧との同一タイミングでの
    大小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と
    該手段の出力を含む複数の入力信号によってMOSの導
    通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回路手段
    の出力を受けてハイサイドMOSのゲートを駆動するド
    ライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御され、
    MOS型整流ブリッジのロウサイドMOSは各相のステ
    ータ電圧と2次電池の負極電圧との同一タイミングでの
    大小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と
    該手段の出力を含む複数の入力信号によってMOSの導
    通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回路手段
    の出力を受けてロウサイドMOSのゲートを駆動するド
    ライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御され、
    上記ハイサイドドライバ手段とロウサイドドライバ手段
    の両方の出力を入力しハイサイド駆動回路とロウサイド
    駆動回路の故障を判定する論理回路手段を新たに設けた
    ことを特徴とするオルタネータ。
  14. 【請求項14】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッ
    ジを介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、
    MOS型整流ブリッジのハイサイドMOSは各相のステ
    ータ電圧と2次電池の正極電圧との同一タイミングでの
    大小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と
    該手段の出力を含む複数の入力信号によってMOSの導
    通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回路手段
    の出力を受けてハイサイドMOSのゲートを駆動するド
    ライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御される
    であって上記のステータ電圧はハイサイドステータ電圧
    取り込み手段を介して上記のMOS導通非導通判定手段
    に入力され、上記の2次電池正極電圧はハイサイド2次
    電池電圧取り込み手段を介して上記のMOS導通非導通
    判定手段に入力されることを特徴とするオルタネータ。
  15. 【請求項15】請求項14において、ハイサイドステー
    タ電圧取り込み手段は所定電位のシフトダウン回路で構
    成され、2次電池正極電圧取り込み手段は所定電位のシ
    フトダウン回路と可変電位のシフトダウン回路との直列
    接続体で構成することを特徴とするオルタネータ。
  16. 【請求項16】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッ
    ジを介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、
    MOS型整流ブリッジのロウサイドMOSは各相のステ
    ータ電圧と2次電池の負極電圧との同一タイミングでの
    大小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と
    該手段の出力を含む複数の入力信号によってMOSの導
    通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回路手段
    の出力を受けてロウサイドMOSのゲートを駆動するド
    ライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御される
    であって上記のステータ電圧はロウサイドステータ電圧
    取り込み手段を介して上記のMOS導通非導通判定手段
    に入力され、上記の2次電池負極電圧はロウサイド2次
    電池電圧取り込み手段を介して上記のMOS導通非導通
    判定手段に入力されることを特徴とするオルタネータ。
  17. 【請求項17】請求項16において、ロウサイドステー
    タ電圧取り込み手段は所定電位のシフトアップ回路で構
    成され、2次電池負極電圧取り込み手段は可変電位のシ
    フトアップ回路で構成することを特徴とするオルタネー
    タ。
  18. 【請求項18】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッ
    ジを介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、
    MOS型整流ブリッジのハイサイドMOSは各相のステ
    ータ電圧と2次電池の正極電圧との同一タイミングでの
    大小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と
    該手段の出力を含む複数の入力信号によってMOSの導
    通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回路手段
    の出力を受けてハイサイドMOSのゲートを駆動するド
    ライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御され、
    MOS型整流ブリッジのロウサイドMOSは各相のステ
    ータ電圧と2次電池の負極電圧との同一タイミングでの
    大小関係からMOSの導通非導通を判定する判定手段と
    該手段の出力を含む複数の入力信号によってMOSの導
    通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回路手段
    の出力を受けてロウサイドMOSのゲートを駆動するド
    ライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御され、
    上記ハイサイド論理回路手段とロウサイド論理回路手段
    の両方又はどちらか一方の論理回路手段に整流MOSを
    強制的に非導通にする入力機能を合わせ持たせその入力
    としてPWM信号を供給することを特徴とするオルタネ
    ータ。
  19. 【請求項19】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッ
    ジを介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、
    MOS型整流ブリッジのハイサイドMOSは外部信号の
    論理レベルによってMOSの導通非導通を判定する判定
    手段と該手段の出力を含む複数の入力信号によってMO
    Sの導通非導通を決定する決定論理回路手段と該論理回
    路手段の出力を受けてハイサイドMOSのゲートを駆動
    するドライバ手段とからなる駆動回路で導通非導通制御
    され、MOS型整流ブリッジのロウサイドMOSは外部
    信号の論理レベルによってMOSの導通非導通を判定す
    る判定手段と該手段の出力を含む複数の入力信号によっ
    てMOSの導通非導通を決定する決定論理回路手段と該
    論理回路手段の出力を受けてロウサイドMOSのゲート
    を駆動するドライバ手段とからなる駆動回路で導通非導
    通制御されることを特徴とするオルタネータ。
  20. 【請求項20】交流発電機の出力をMOS型整流ブリッ
    ジを介して2次電池に供給するオルタネータにおいて、
    交流発電機のステータ電圧をMOS型整流ブリッジと別
    設された整流回路で直流電圧に変換し、その電圧の大小
    を判定して過電圧及び又は不足電圧を判定して前記MO
    S型整流ブリッジの駆動回路を制御することを特徴とす
    るオルタネータ。
  21. 【請求項21】交流発電機と2次電池の正極と負極間に
    設けられたMOSFET型整流ブリッジとMOSFET
    型整流ブリッジの導通非導通を制御するブリッジ制御装
    置からなるオルタネータであって、該ブリッジ制御装置
    は発電機の各相に対応してハイサイドMOSFETとロ
    ウサイドMOSFETのそれぞれのオン,オフを判定す
    る判定回路と判定回路の出力の妥当性を判断してオン,
    オフを決定する決定論理回路手段とMOSFET駆動バ
    ッファとを少なくとも含む1チップ集積回路で構成する
    ことを特徴とするMOS整流型オルタネータ。
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