JP2003067317A - メッセージ交換方法、コンピュータ、管理装置、記録媒体 - Google Patents

メッセージ交換方法、コンピュータ、管理装置、記録媒体

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JP2003067317A
JP2003067317A JP2001261193A JP2001261193A JP2003067317A JP 2003067317 A JP2003067317 A JP 2003067317A JP 2001261193 A JP2001261193 A JP 2001261193A JP 2001261193 A JP2001261193 A JP 2001261193A JP 2003067317 A JP2003067317 A JP 2003067317A
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JP2001261193A
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Shoji Sakamoto
彰司 坂本
Toshiya Yamada
敏哉 山田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 会話に参加する/しないの中間の状態を実現
することができるメッセージ交換システムを提供する。 【解決手段】 ユーザ間で共有される仮想空間において
個々のユーザが対応するアバタと介して参加してメッセ
ージ交換を行うシステム10で、各ユーザはユーザイン
タフェース操作により、自分のアバタ43aの仮想空間
での位置と向きを制御することで、会話を行う相手を特
定する。このとき、自分のアバタ43aの周辺に定義さ
れた固有領域45が、会話対象の他のユーザのアバタ
(43b、43c、43dの何れか)の固有領域と重な
り合えば、これらのアバタ間でメッセージ交換のセッシ
ョンが確立する。また、既に他のユーザのアバタ43間
でセッションが確立されて会話が開始されている場所の
近傍に自分のアバタ44を配置すれば、自分のアバタ4
3aと他のユーザのアバタとの距離に応じてメッセージ
が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッセージ交換方
法、コンピュータ、管理装置、記録媒体に係わり、特
に、各々ネットワークを介して接続された複数のコンピ
ュータのユーザ間で共有される仮想空間において、各ユ
ーザを示すアバタを介して複数のユーザがメッセージ交
換を行うメッセージ交換方法、このメッセージ交換方法
が適用可能なコンピュータ、このメッセージ交換方法が
適用可能な管理装置、及びこのメッセージ交換方法を適
用するためのプログラムが記録された記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、計算機と介したコミュニケー
ションはCMC(Computer MediatedCommunication)と
呼ばれる研究領域を形成するほど多様な試みが行われて
きた。チャットはリアルタイムでメッセージをテキスト
データで交換する方法であるが、近年ではこのユーザイ
ンターフェースを改良する様々な方法が提案されてい
る。例えば、Microsoft社が提供するComicChatでは、チ
ャットに参加するユーザに対応したキャラクタがマンガ
の吹き出しを用いて発言し、この過程をコマ割りの形式
で表示することで可読性の高いインターフェースを実現
している。
【0003】また、特開平5−113941号公報にお
いては、会話が行われる場所となる仮想空間に3次元的
な構造を導入すると同時に、ユーザが発するメッセージ
に重みを与えることで送信範囲を限定し、その限定され
た範囲で通受信を可能にする装置が提案されている。
【0004】また、[Chat Circles:Viegas and Donat
h,CHI99]においては、ユーザを円形のアバタ(avata
r)で表現し発話量に応じてその円の大きさを変化させ
ると同時に、個々のアバタに可聴領域を設定し、この領
域が重なる程度に近くにいるユーザ間でのみメッセージ
交換が成立するシステムが提案されている。
【0005】このように、チャットシステムにおいても
個々のメッセージの提示方法に加えて、ユーザ間の関係
に基づく様々な要素を用いて会話を制御する方法が提案
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
メッセージ交換システムでは、ユーザは会話に参加する
か参加しないかの二者択一の選択しかなく、その中間の
状態が実現できなかった。例えば、喫茶店の後の席で交
わされる会話を偶然耳にするといった場合、この会話に
は明示的に参加しているわけではないが、その情報の一
部を得ることは可能である。日常のオフィス環境におい
ても、会話に直接参加していなくても偶発的に得られる
情報から他者の背景情報が自然に形成され、これがその
人との直接の対話を円滑に進めるための重要な要素にな
ると考えられる。
【0007】従来のメッセージ交換システムは、会話に
参加する/しないという二律背反的形態しか認めず、曖
昧な態度で会話に臨むことができないため、偶発的な情
報取得の状況を構成することができず、他者の背景情報
を得るための手段として利用することに適さなかった。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するために、
会話に参加する/しないの中間の状態を実現することが
できるメッセージ交換方法、コンピュータ、管理装置、
記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、各々ネットワークを介し
て接続された複数のコンピュータのユーザ間で共有され
る仮想空間において、前記アバタが、各々対応するユー
ザの前記仮想空間での位置と向きを表現し、且つ各々の
周辺に固有領域を有し、複数の前記アバタの固有領域が
重なった場合にのみ、該固有領域が重なったアバタに対
応するユーザ間でメッセージ交換を行う、ことを特徴と
している。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、ユーザ間
で共有される仮想空間では、各ユーザがそれぞれアバタ
で表現され、各アバタはそれぞれのユーザの制御により
仮想空間での位置と向きを変化させることが可能であ
り、その変化は仮想空間の表示に反映される。また、個
々のアバタにはその周囲に会話可能な範囲を表す固有領
域があり、この固有領域は、例えば請求項2に記載され
ているようにアバタの位置と向きに応じて変化するよう
にするとよい。
【0011】各ユーザはアバタの位置と向きを制御する
ことで、会話を行う相手を特定する。このとき、あるユ
ーザのアバタの周辺に定義された固有領域が会話対象と
なる他のユーザのアバタの固有領域と重なり合えば、こ
れらのアバタ間でメッセージ交換のセッションが確立す
る。また、既に前記セッションが確立して会話が開始さ
れている場所の近傍にアバタを配置することで、そのア
バタのユーザはその会話に明示的に参加することなく会
話の内容を聞くことが可能になり、従来のメッセージ交
換システムにおける参加/不参加の中間の態度で会話に
参加することができる。
【0012】例えば、請求項3に記載されているよう
に、複数の前記アバタの固有領域が重ならない場合に
は、アバタ間の距離に応じてメッセージの伝達量を制限
するようにすれば、仮想空間における会話をより現実的
なものに近付けることができる。
【0013】なお、前記メッセージのデータ形式として
は、請求項4に記載されているように、テキスト、音
声、及び画像のうちの少なくとも1つを用いることがで
きる。
【0014】前記メッセージ交換方法は、以下の装置に
より実現可能である。具体的には、請求項5に記載の発
明は、各々ネットワークを介して接続された複数のコン
ピュータのユーザ間で共有される仮想空間において、各
ユーザを示すアバタを介して複数のユーザがメッセージ
交換を行うメッセージ交換システムに用いられるコンピ
ュータであって、前記メッセージを示すメッセージデー
タを入力するための入力手段と、前記メッセージデータ
を出力するための出力手段と 該コンピュータのユーザ
に対応する前記アバタの前記仮想空間における位置及び
向きを操作するための操作手段と、前記操作手段による
操作結果に基づいて、該コンピュータのユーザに対応す
る前記アバタの仮想空間における位置及び向きを更新す
ると共に、ネットワークを介して該更新結果を示す更新
データ送信し、且つネットワークを介して他のコンピュ
ータから送信された前記更新データを受信し、該受信し
た更新データに基づいて他のユーザのアバタの位置及び
向きを更新する更新手段と、ネットワークを介して入力
手段から入力されたメッセージデータを送信すると共
に、他のコンピュータから送信されたメッセージデータ
を受信し、該コンピュータのユーザに対応するアバタの
周辺に設けられた固有領域と、該メッセージデータの送
信元のコンピュータのユーザに対応するアバタの固有領
域とが重なる場合のみ、受信したメッセージデータを出
力手段から出力し、前記固有領域が重ならない場合は、
アバタ間の距離に応じて受信したメッセージの出力手段
からの出力量を制限するように制御する制御手段と、を
有する。
【0015】なお、請求項6に記載されているように、
更新手段が、前記メッセージデータ及び更新結果を他の
全てのコンピュータ各々へ向けて送信し、前記制御手段
が、前記更新手段による更新結果に基づいて、該コンピ
ュータのユーザのアバタの周辺に設けられた固有領域
が、他のコンピュータのユーザに対応するアバタの周辺
に設けられた固有領域と重なったか否かを判断する、よ
うにするとよい。
【0016】また、請求項7に記載されているように、
前記制御手段は、前記ネットワークを介して、固有領域
が重なったアバタ間を示すデータを更に受信し、該固有
領域が重なったアバタ間を示すデータに基づいて、該コ
ンピュータのユーザに対応するアバタの固有領域が他の
コンピュータのユーザに対応するアバタの固有領域と重
なったか否かを判断する、ようにしてもよい。
【0017】この場合、以下のような管理装置をネット
ワーク上に備えるとよい。具体的には、請求項8に記載
されているように、各々ネットワークを介して接続され
た複数のコンピュータのユーザ間で共有される仮想空間
において、各ユーザを示すアバタを介して複数のユーザ
がメッセージ交換を行うメッセージ交換システムに用い
られる管理装置であって、前記ネットワークを介して、
前記コンピュータから入力されたメッセージを示すメッ
セージデータ及び前記コンピュータのユーザに対応する
アバタの前記仮想空間における位置及び向きの更新結果
を示す更新データを受信すると共に、更新データに基づ
いて、各アバタの周辺に設けられた固有領域が互いに重
なったか否かを判断し、受信したメッセージデータ及び
更新データと共に、固有領域が重なったユーザ間を示す
データを該メッセージデータ及び更新データの送信元以
外の全てのコンピュータ各々へ向けて送信する。
【0018】前記コンピュータは、以下の記録媒体に記
録されているプログラムを用いることで実現することが
できる。具体的には、請求項9に記載されているよう
に、各々ネットワークを介して接続された複数のコンピ
ュータのユーザ間で共有される仮想空間において、各ユ
ーザを示すアバタを介して複数のユーザがメッセージ交
換を行うためのプログラムが記録されたコンピュータで
読み取り可能な記録媒体であって、該コンピュータのユ
ーザに対応する前記アバタの前記仮想空間における位置
及び向きの操作を受付け、該操作に応じて該アバタの位
置及び向きを更新すると共に、更新結果を示す更新デー
タをネットワークを介して送信し、且つネットワークを
介して他のコンピュータから送信された前記更新データ
を受信し、該受信した更新データに基づいて他のユーザ
のアバタの位置及び向きを更新し、前記メッセージを示
すメッセージデータの入力を受付けると共に、ネットワ
ークを介して入力されたメッセージデータを送信し、且
つ他のコンピュータから送信されたメッセージデータを
受信し、該コンピュータのユーザに対応するアバタの周
辺に設けられた固有領域と、該メッセージデータの送信
元のコンピュータのユーザに対応するアバタの固有領域
とが重なる場合は、受信したメッセージデータを出力手
段から出力し、前記固有領域が重ならない場合は、アバ
タ間の距離に応じて受信したメッセージの出力手段から
の出力量を制限するように制御するように制御するプロ
グラムを記録している。
【0019】なお、請求項10に記載されているよう
に、前記プログラムは、前記メッセージデータ及び更新
データを他の全てのコンピュータ各々へ向けて送信し、
各アバタの位置及び向きの更新結果に基づいて、該コン
ピュータのユーザのアバタの周辺に設けられた固有領域
が、他のコンピュータのユーザに対応するアバタの周辺
に設けられた固有領域と重なったか否かを判断する、よ
うにするとよい。
【0020】或いは、請求項11に記載されているよう
に、前記プログラムが、前記ネットワークを介して、固
有領域が重なったアバタ間を示すデータを更に受信し、
該固有領域が重なったアバタ間を示すデータに基づい
て、該コンピュータのユーザに対応するアバタの固有領
域が他のコンピュータのユーザに対応するアバタの固有
領域と重なったか否かを判断する、ようにするとよい。
【0021】また、前記管理装置は、以下の記録媒体に
記録されているプログラムを用いることで実現すること
ができる。具体的には、請求項12に記載されているよ
うに、各々ネットワークを介して接続された複数のコン
ピュータのユーザ間で共有される仮想空間において、各
ユーザを示すアバタを介して複数のユーザがメッセージ
交換を行うためのプログラムが記録されたコンピュータ
で読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体であ
って、前記ネットワークを介して、前記コンピュータか
ら入力されたメッセージを示すメッセージデータ及び前
記コンピュータのユーザに対応するアバタの前記仮想空
間における位置及び向きの更新結果を示す更新データを
受信し、受信した更新データに基づいて、各アバタの周
辺に設けられた固有領域が互いに重なったか否かを判断
し、受信したメッセージデータ及び更新データと共に、
固有領域が重なったユーザ間を示すデータを該メッセー
ジデータ及び更新データの送信元以外の全てのコンピュ
ータ各々へ向けて送信する、ように制御するプログラム
を記録している。
【0022】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をネ
ットワークに接続された計算機を用いて実現する場合に
ついて説明する。
【0023】<第1の実施の形態>図1は、本発明をネ
ットワークで接続された複数の計算機を用いて実施する
形態を説明するための図である。図1に示すメッセージ
交換システム10は、本発明のコンピュータとしてのク
ライアント計算機11a,11b、11c、11dが、
ネットワーク13を介して、管理装置としてのサーバ計
算機12と相互に接続されて構成されている。
【0024】なお、以下では、クライアント計算機1l
a,1lb、11c、11dの各々に対して設けられて
いる部材に対しては、その符号末尾に対応するクライア
ント計算機と同一のアルファベットを付与するが、特に
それぞれを区別しない場合は、符号末尾のアルファベッ
トを省略して説明する。また、本実施の形態では、4台
のクライアント計算機11を用いる場合を示すが、本発
明は、クライアント計算機11は複数であれば特にその
台数を限定するものではない。
【0025】各クライアント計算機11には、記録媒体
14A、例えば磁気的記録媒体、光学的記録媒体、或い
は半導体メモリにより構成された記録媒体などからクラ
イアントプログラムが読み出されてインストールされて
おり、サーバ計算機12には、記録媒体14Bからサー
バプログラムが読み出されてインストールされている。
なお、クライアントプログラム及びサーバプログラム
は、各々の計算機において、ネットワーク13を介して
接続された他の装置から受信してインストールされるよ
うにしてもよい。
【0026】メッセージ交換システム10では、各々の
計算機においてインストールされているプログラムを各
々のCPUで実行することによって、サーバ計算機12
を介して、各クライアント計算機11間で各々のユーザ
のメッセージを交換することができるようになってい
る。このとき、クライアント計算機11は、CPUでク
ライアントプログラムを実行することで本発明の更新手
段及び制御手段として機能するようになっている。
【0027】なお、本実施の形態においては、メッセー
ジはテキストデータの形式とし、その入力は計算機のキ
ーボード20を用いて行われ、出力は計算機のモニタ2
2に表示することで行われるものとする。また、ユーザ
インターフェース操作はマウス24およびキーボード2
0を用いて行われるものとする。すなわち、本発明の入
力手段にはキーボード20が対応し、変更手段にはマウ
ス24及びキーボード20が対応し、出力手段にはモニ
タ22が対応している。なお、図1では、キーボード2
0、モニタ22、マウス24の符号末尾に対応するクラ
イアント計算機11を示すアルファベットを付与して示
している。
【0028】クライアントプログラムは、図2に示すよ
うに、ユーザからのメッセージ入力(ステップ100)
及び仮想空間におけるアバタ43(図4参照)の位置、
向きの変更などを行うユーザインターフェース(UI)
操作を監視し(ステップ102)、メッセージが入力さ
れたらステップ100からステップ102に進み、ユー
ザインタフェースが操作されたらステップ104からス
テップ106に進み、入力又は操作された内容をサーバ
計算機12へ送信するデータ(送信データ)に追加す
る。そしてステップ108で、送信データが空であるか
否かを確認し、メッセージ入力又はユーザインタフェー
ス操作により追加された送信データがある場合は、ステ
ップ110に進み、サーバ計算機12へ該送信データを
送信する。
【0029】続いて、ステップ112でサーバ計算機1
2からサーバプログラムによって該クライアント計算機
11へ向けて送られてくるデータを受信し、受信データ
があればステップ114からステップ116に進み、受
信データの内容に基づいて内部状態および表示を更新す
る。
【0030】詳しくは、クライアント計算機11は、そ
の内部メモリに仮想空間における各クライアント計算機
11のユーザを表す各アバタ43(図4参照)の位置及
び向きを示す情報と、会話(メッセージ交換)可能な状
態である所謂セッション成立中のクライアント計算機1
1を示す情報を保持しており、内部状態更新ではこれら
の情報が更新される。また、クライアント計算機11
は、仮想空間を表す画面を表示しており、表示更新で
は、この仮想空間における各ユーザのアバタ43(図4
参照)の表示(位置及び向き)を変更し、且つ該クライ
アント計算機11とセッション成立中のクライアント計
算機11からのメッセージがあった場合には該メッセー
ジを表示する。
【0031】そして、クライアントプログラムを引き続
き実行する場合は、次のステップ118からステップ1
00に戻って、上記処理を繰返し、ユーザからクライア
ントプログラムの終了が指示されたら処理を終了する。
【0032】サーバプログラムは、図3に示すように、
ステップ150で各クライアント計算機11から各々の
クライアントプログラムによって送信されてくるデータ
を監視し、クライアント計算機11の何れかからのデー
タ入力が発生、すなわちデータを受信したら、ステップ
152からステップ154に進み、その内容に基づき内
部状態を更新すると共に、ステップ156でその情報を
他の全てのクライアント計算機11へ配送する。
【0033】詳しくは、サーバ計算機12は、その内部
メモリに仮想空間における各クライアント計算機11の
ユーザを表す各アバタの位置及び向きを示す情報と、会
話(メッセージ交換)可能な状態である所謂セッション
成立中のクライアント計算機11を示すセッションテー
ブルの情報を保持しており、内部状態更新では、内部状
態更新ではこれらの情報が更新される。
【0034】次に、メッセージ交換システムにおける、
ユーザ間でのメッセージ交換を行う手順及びシステムの
動作を具体的に説明する。
【0035】図4(A)はクライアント計算機11aに
おいてクライアントプログラムによってモニタ表示され
る画面42を表している。このクライアント計算機11
aのモニタに表示される画面42には、クライアント計
算機11a、11b、11c、11dの各々のユーザに
対応するアバタ43a,43b、43c、43d(以
下、特に区別しない場合は符号末尾のアルファベットを
省略)が表示されている。また、このクライアント計算
機11aのユーザに対応するアバタ(自分のアバタ)4
3aの周囲には、このアバタに固有の固有領域45が表
示されている。
【0036】このとき、他のクライアント計算機、例え
ばクライアント計算機11bでは、図4(B)のような
画面42が表示されている。すなわち、クライアント計
算機11b側の画面42では、図4(A)のクライアン
ト計算機11a側の画面42と同様に、各クライアント
計算機11のユーザに対応するアバタ43が配置される
と共に、該クライアント計算機11bのユーザに対応す
るアバタ(自分のアバタ)43bの周囲にこのアバタに
固有の固有領域45が表示されている。
【0037】ユーザがマウス等のユーザインタフェース
を用いて、各々のクライアント計算機11でモニタ表示
されている画面42上で自分のアバタ43の位置や向き
を操作した場合、固有領域45もそれに運動して移動す
る。この固有領域45は、実世界において我々が会話を
する際の声の届く範囲を表していると考えればよい。実
世界における声の届く範囲は、身体の位置を中心として
正面方向に広がる卵型の形状だと考えられるが、本発明
はアバタの周辺固有領域の形状とこれに限定するもので
はなく、例えば長方形などで近似しても構わない。ま
た、図4では画面42内の表示に鳥職図的表現を用いた
が、本発明はこれを限定するものではなく、例えば3次
元CGを用いた1人称視点からの表示であっても構わな
い。
【0038】なお、各クライアント計算機11の動作は
同じであるため、以下では、クライアント計算機11a
を例に説明する。図5は、クライアント計算機11aの
ユーザが、他のユーザとメッセージ交換を開始する場面
を表している。クライアント計算機11aのユーザは、
マウス等のユーザインタフェースを用いて画面42上の
自分のアバタ43aの位置を移動し、図5の如く自分の
アバタ43aの固有領域が他のユーザのアバタ43(4
3b、43c、43d)の近傍に来るようにする。クラ
イアントプログラムは、このときのユーザインタフェー
ス操作に応じて、ユーザのアバタ43aに対する移動指
示を検出し、この内容をサーバ計算機12へ送信する。
【0039】サーバ計算機12では、サーバプログラム
によって、このアバタ43aが移動された情報を受け取
ると、内部状態に登録されたアバタ43aの位置情報を
更新すると共に、そのアバタ43aの固有領域と重なる
固有領域を持つ他のアバタ43を検索し、そのようなア
バタ43があればこれを元のアバタ43aとの組にし
て、例えば次の表1に示すようなセッションテーブルに
登録し、このセッション情報を各クライアント計算機1
1へ向けて送信する。
【0040】
【表1】
【0041】なお、表1において、左側の列はセッショ
ン番号、右側の列はセッションが成立している対話可能
なクライアント(名称、IPアドレス等を用いることがで
きる)を示している。
【0042】図5の例では、クライアント計算機11a
のユーザが自分のアバタ43aを移動すると、その固有
領域がクライアント計算機11bのユーザのアバタ43
bの固有領域と重なるため、サーバ計算機12からアバ
タ43aとアバタ43bとのセッション成立の情報が送
信される。
【0043】この状態でクライアント計算機11aのユ
ーザがキーボードを操作するなどしてメッセージを入力
すると、その内容はクライアント計算機11aから一旦
サーバ計算機12に送られ、サーバ計算機12から他の
クライアント計算機11(11b、11c、11d)へ
転送される。このときサーバ計算機12は、メッセージ
情報にその発信元の情報を付加して転送する。サーバ計
算機12からメッセージを受け取ったクライアント計算
機11は、そのメッセージの発信元が自分と同じセッシ
ョンに属するアバタ、すなわちセッション成立したアバ
タであればそのメッセージをモニタ表示する。これによ
り、クライアント計算機11bにおいて、クライアント
計算機11aで入力されたメッセージがモニタ表示され
る。
【0044】図6は、多人数でのメッセージ交換のセッ
ションが成立している場面を表している。この場面にお
いて、ユーザがある特定の他者に向かって発言する場合
には、その他者のアバタ43をマウスでクリックする等
の方法で相手に指定した後に、キーボードを操作してメ
ッセージを入力すると、クライアントプログラムは自動
的に自分のアバタ43aの向きを変更し、メッセージの
宛て先となる相手のアバタ43の方を向くようにする。
【0045】図6の例では、クライアント計算機11a
のユーザが、アバタ43bをクリックして発言相手に指
定すると、自分のアバタ43aがアバタ43bの方へ向
くように変更される。
【0046】また、同時に、クライアント計算機11a
は、自分のアバタ43aの向きの更新の情報と入力され
たメッセージをサーバ計算機12へ送出する。サーバ計
算機12はこの情報を他のクライアント計算機11(1
1b、11c、11d)に転送し、他のクライアント計
算機11上では対応するアバタの表示の更新とメッセー
ジの表示が行われる。これによって、実世界での会話と
同様に、話す相手の方を向いて発語するということが可
能になる。
【0047】図7は自分が直接参加しない会話のセッシ
ョンが成立している場面を表している。このとき、クラ
イアント計算機11aのユーザが自分のアバタ43aを
移動して固有領域が重ならない程度に近付けると、アバ
タ43aの位置情報が更新される。この状態で、クライ
アント計算機11aが、サーバ計算機12を介して他の
クライアント計算機11(11b、11c、11dの何
れか)で入力されたメッセージを受け取ると、クライア
ントプログラムによって自分のアバタ43aとそのメッ
セージの発信元のアバタ(43b、43c、43dの何
れか)との距離を計算し、その距離が予め定められてい
る所定のしきい値以下であればそのメッセージを表示す
る。アバタ間の距離がしきい値を越えた場合は、そのメ
ッセージを表示しないものとしてもよいし、その距離に
応じて内容を選択的に表示しても構わない。これによ
り、実世界での所謂「小耳にはさむ」という状態を作り
出すことができる。
【0048】図8は、アバタ間の距離に応じて伝達され
るメッセージが制限されることを示す概念図である。ア
バタ43aが発信したメッセージは、アバタ43aの固
有領域に基づいて計算された係数や伝達関数などによっ
て、その距離に応じて伝達量が計算される。図8の例で
は、アバタ43cは、伝達係数100%の領域内に位置
していることにより、アバタ43aからの発信メッセー
ジを100%受け取るのに対し、アバタ43bにおいて
は、伝達係数50%の領域に位置していることにより、
50%のメッセージを受け取ることとし、それぞれの伝
達係数にしたがってメッセージを選択的に表示すること
が考えられる。
【0049】選択的表示の方法は、フォントの色を暗く
したり、フォントのサイズを小さくしたり、メッセージ
を構成する文字を適当な割合で間引くなどの方法が考え
られる。また、メッセージの内容を解析して重要語だけ
を表示するなどの方法も可能である。本発明はこの表示
方法を限定するものではない。
【0050】以上に示した方法により、実世界で身体を
介して会話を行うのと同様の方法で明示的に会話を行う
のと同時に、明示的に会話に参加することなく対話の様
子を聴取することが可能になる。
【0051】なお、第1の実施の形態では、メッセージ
をキーボードで入力、すなわちメッセージ形式をテキス
トとした場合を例に説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えば、音声や、画像としてもよい
し、テキスト、音声、及び画像のうちの2つ以上を組み
合わせてもよく、例えば音声と画像を組み合わせれば、
所謂テレビ電話のようにメッセージ交換を行うこともで
きる。
【0052】以下、第2の実施の形態として、メッセー
ジ形式を音声とする場合の例を具体的に説明する。
【0053】<第2の実施の形態>本発明におけるメッ
セージ交換システムをネットワークに接続された計算機
を用いて実現する場合の第2の実施の形態を図9に示
す。なお、図9では、図1と同じ部材については図1と
同一の符号を付与しており、詳細な説明を省略する。
【0054】第2の実施の形態では、メッセージの形式
は音声とし、その入出力は、各クライアント計算機11
aと接続されたマイク15およびスピーカ16によって
行うものとする。すなわち、本発明の入力手段にはマイ
ク15が対応し、出力手段にはスピーカ16が対応す
る。なお、図9では、マイク15、スピーカ16の符号
末尾に、各々対応するクライアント計算機11を示すア
ルファベットを付加して示している。
【0055】この第2の実施の形態における会話セッシ
ョン開始のシステム動作は第1の実施の形態と同様であ
り、また、会話中に発話相手を特定する場合の方法とシ
ステムの挙動も第1の実施の形態と同様である。
【0056】図10は、自分が直接参加しない会話のセ
ッションが成立している場面を表している。このとき、
クライアント計算機11aのユーザは、自分のアバタ4
3aを移動して固有領域が重ならない程度に近付ける
と、アバタ43aの位置情報が更新される。この状態
で、クライアント計算機11aが、サーバ計算機12を
介して他のクライアント計算機11(11b、11c、
11dの何れか)でマイク15から入力されたメッセー
ジを受け取ると、クライアントプログラムによって自分
のアバタ43aとそのメッセージの発信元のアバタ43
(43b、43c、43dの何れか)と距離が計算さ
れ、その距離がシステムが定めたしきい値以下であれば
そのメッセージを再生して、スピーカ16aから音声出
力する。アバタ間の距離がしきい値を越えた場合は、そ
のメッセージを再生しないものとしてもよいし、その距
離に応じて再生音量を加減して再生してもよい。また、
機械的に作成した雑音を重畳するなどの方法も可能であ
るが、本発明はこの再生方法を限定するものではない。
【0057】なお、第2の実施の形態においては、メッ
セージ形式を音声とし、メッセージの表示方法としてメ
ッセージ形式である音声をそのまま利用した例を示した
が、メッセージ形式とその表示方法とは異なる組み合わ
せも考えられる。例えば発話を行なっているユーザの発
話状況の表示方法として、発話の頻度などに応じて振動
子を振動させることにより発話の状況を触覚的に伝える
といったように、視覚、聴覚のみならず人間の五感を利
用した表示方式を利用することも可能であり、本発明は
その表示方式を限定するものではない。
【0058】なお、上記では、サーバ計算機12を介し
て、クライアント計算機11間のメッセージ交換が行わ
れる場合を説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、サーバ計算機12を省略することもできる。
詳しくは、クライアントプログラムを動作によって、各
クライアント計算機11において入力されたメッセージ
やユーザインタフェースの操作の内容を示す情報を、他
の全てのクライアント計算機11へ送信させるように
し、且つ受信データに基づいてセッション成立の可否を
各クライアント計算機11で判断するようにすれば、サ
ーバ計算機12が無くても、クライアント計算機11間
で上記で説明したようなメッセージ交換が実行できる。
【0059】
【発明の効果】上記に示したように、本発明は、複数の
ユーザによって共有される仮想空間内でメッセージ交換
を行うシステムにおいて、仮想空間内で個々のユーザに
対応するアバタの振舞いに距離と向きの概念を導入し、
個々のアバタの周辺に定義されるメッセージの到達範囲
の重畳状態によって会話への多様な参加の形態を実現す
ることで、日常の偶発的な情報流通の場面に近い状況を
構成することが可能になり、これによってより自然なコ
ミュニケーションを行う環境を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係わるメッセージ交換シ
ステムの構成を示すネットワーク接続図である。
【図2】 クライアント計算機において、クライアント
プログラムによって実行される処理ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図3】 サーバ計算機において、サーバプログラムに
よって実行される処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図4】 (A)、(B)は、互いに異なるクライアン
ト計算機で同時期に表示される画面の一例である。
【図5】 メッセージ交換が開始される場合の画面の一
例である。
【図6】 多人数でセッションが成立している場合の画
面の一例である。
【図7】 直接参加しない会話のセッションが成立して
いる場合の画面の一例である。
【図8】 アバタ間の距離に応じて、伝達されるメッセ
ージが制限されることを示す概念図である。
【図9】 第2の実施の形態に係わるメッセージ交換シ
ステムの構成を示すネットワーク接続図である。
【図10】 直接参加しない会話のセッションが成立し
ている場合の画面の一例である。
【符号の説明】 10 メッセージ交換システム 11a、11b、11c、11d クライアント計算機 12 サーバ計算機 13 ネットワーク 14A、14B 記録媒体 15 マイク 16 スピーカ 20a、20b、20c、20d キーボード 22a、22b、22c、22d モニタ 24a、24b、24c、24d マウス 42 画面 43a、43b、43c、43d アバタ 45 固有領域 50 伝達係数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 AA08 BA08 BA09 BA12 BA20 CA07 CA08 EA07 EA13 EA26 FA02 FA10 5E501 AA02 AB18 BA05 CA04 CA08 CB02 CB09 CB15 EA02 FA13 FA14 FA32

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々ネットワークを介して接続された複
    数のコンピュータのユーザ間で共有される仮想空間にお
    いて、各ユーザを示すアバタを介して複数のユーザがメ
    ッセージ交換を行うメッセージ交換方法であって、 前記アバタが、各々対応するユーザの前記仮想空間での
    位置と向きを表現し、且つ各々の周辺に固有領域を有
    し、複数の前記アバタの固有領域が重なった場合にの
    み、該固有領域が重なったアバタに対応するユーザ間で
    メッセージ交換を行う、 ことを特徴とするメッセージ交換方法。
  2. 【請求項2】 前記アバタの固有領域は、該アバタの位
    置および向きの変更に応じて変化する、 ことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ交換方
    法。
  3. 【請求項3】 複数の前記アバタの固有領域が重ならな
    い場合には、アバタ間の距離に応じてメッセージの伝達
    量を制限する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のメッセ
    ージ交換方法。
  4. 【請求項4】 前記メッセージのデータ形式として、テ
    キスト、音声、及び画像のうちの少なくとも1つを用い
    る、 ことを特徴とする請求項1及至請求項3の何れか1項に
    記載のメッセージ交換方法。
  5. 【請求項5】 各々ネットワークを介して接続された複
    数のコンピュータのユーザ間で共有される仮想空間にお
    いて、各ユーザを示すアバタを介して複数のユーザがメ
    ッセージ交換を行うメッセージ交換システムに用いられ
    るコンピュータであって、 前記メッセージを示すメッセージデータを入力するため
    の入力手段と、 前記メッセージデータを出力するための出力手段と、 該コンピュータのユーザに対応する前記アバタの前記仮
    想空間における位置及び向きを操作するための操作手段
    と、 前記操作手段による操作結果に基づいて、該コンピュー
    タのユーザに対応する前記アバタの仮想空間における位
    置及び向きを更新すると共に、ネットワークを介して該
    更新結果を示す更新データ送信し、且つネットワークを
    介して他のコンピュータから送信された前記更新データ
    を受信し、該受信した更新データに基づいて他のユーザ
    のアバタの位置及び向きを更新する更新手段と、 ネットワークを介して入力手段から入力されたメッセー
    ジデータを送信すると共に、他のコンピュータから送信
    されたメッセージデータを受信し、該コンピュータのユ
    ーザに対応するアバタの周辺に設けられた固有領域と、
    該メッセージデータの送信元のコンピュータのユーザに
    対応するアバタの固有領域とが重なる場合は、受信した
    メッセージデータを出力手段から出力し、前記固有領域
    が重ならない場合は、アバタ間の距離に応じて受信した
    メッセージの出力手段からの出力量を制限するように制
    御する制御手段と、 を有することを特徴とするコンピュータ。
  6. 【請求項6】 更新手段が、前記メッセージデータ及び
    更新結果を他の全てのコンピュータ各々へ向けて送信
    し、 前記制御手段が、前記更新手段による更新結果に基づい
    て、該コンピュータのユーザのアバタの周辺に設けられ
    た固有領域が、他のコンピュータのユーザに対応するア
    バタの周辺に設けられた固有領域と重なったか否かを判
    断する、 ことを特徴とする請求項5に記載のコンピュータ。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記ネットワークを介
    して、固有領域が重なったアバタ間を示すデータを更に
    受信し、該固有領域が重なったアバタ間を示すデータに
    基づいて、該コンピュータのユーザに対応するアバタの
    固有領域が他のコンピュータのユーザに対応するアバタ
    の固有領域と重なったか否かを判断する、 ことを特徴とする請求項5に記載のコンピュータ。
  8. 【請求項8】 各々ネットワークを介して接続された複
    数のコンピュータのユーザ間で共有される仮想空間にお
    いて、各ユーザを示すアバタを介して複数のユーザがメ
    ッセージ交換を行うメッセージ交換システムに用いられ
    る管理装置であって、 前記ネットワークを介して、前記コンピュータから入力
    されたメッセージを示すメッセージデータ及び前記コン
    ピュータのユーザに対応するアバタの前記仮想空間にお
    ける位置及び向きの更新結果を示す更新データを受信す
    ると共に、更新データに基づいて、各アバタの周辺に設
    けられた固有領域が互いに重なったか否かを判断し、受
    信したメッセージデータ及び更新データと共に、固有領
    域が重なったユーザ間を示すデータを該メッセージデー
    タ及び更新データの送信元以外の全てのコンピュータ各
    々へ向けて送信する、 ことを特徴とする管理装置。
  9. 【請求項9】 各々ネットワークを介して接続された複
    数のコンピュータのユーザ間で共有される仮想空間にお
    いて、各ユーザを示すアバタを介して複数のユーザがメ
    ッセージ交換を行うためのプログラムが記録されたコン
    ピュータで読み取り可能な記録媒体であって、 該コンピュータのユーザに対応する前記アバタの前記仮
    想空間における位置及び向きの操作を受付け、 該操作に応じて該アバタの位置及び向きを更新すると共
    に、更新結果を示す更新データをネットワークを介して
    送信し、且つネットワークを介して他のコンピュータか
    ら送信された前記更新データを受信し、該受信した更新
    データに基づいて他のユーザのアバタの位置及び向きを
    更新し、 前記メッセージを示すメッセージデータの入力を受付け
    ると共に、ネットワークを介して入力されたメッセージ
    データを送信し、且つ他のコンピュータから送信された
    メッセージデータを受信し、 該コンピュータのユーザに対応するアバタの周辺に設け
    られた固有領域と、該メッセージデータの送信元のコン
    ピュータのユーザに対応するアバタの固有領域とが重な
    る場合は、受信したメッセージデータを出力手段から出
    力し、 前記固有領域が重ならない場合は、アバタ間の
    距離に応じて受信したメッセージの出力手段からの出力
    量を制限するように制御する、 ように制御するプログラムが記録された記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記プログラムが、 前記メッセージデータ及び更新データを他の全てのコン
    ピュータ各々へ向けて送信し、 各アバタの位置及び向きの更新結果に基づいて、該コン
    ピュータのユーザのアバタの周辺に設けられた固有領域
    が、他のコンピュータのユーザに対応するアバタの周辺
    に設けられた固有領域と重なったか否かを判断する、 ことを特徴とする請求項9に記載の記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記プログラムが、 前記ネットワークを介して、固有領域が重なったアバタ
    間を示すデータを更に受信し、該固有領域が重なったア
    バタ間を示すデータに基づいて、該コンピュータのユー
    ザに対応するアバタの固有領域が他のコンピュータのユ
    ーザに対応するアバタの固有領域と重なったか否かを判
    断する、 ことを特徴とする請求項9に記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】 各々ネットワークを介して接続された
    複数のコンピュータのユーザ間で共有される仮想空間に
    おいて、各ユーザを示すアバタを介して複数のユーザが
    メッセージ交換を行うためのプログラムが記録されたコ
    ンピュータで読み取り可能なプログラムが記録された記
    録媒体であって、 前記ネットワークを介して、前記コンピュータから入力
    されたメッセージを示すメッセージデータ及び前記コン
    ピュータのユーザに対応するアバタの前記仮想空間にお
    ける位置及び向きの更新結果を示す更新データを受信
    し、 受信した更新データに基づいて、各アバタの周辺に設け
    られた固有領域が互いに重なったか否かを判断し、 受信したメッセージデータ及び更新データと共に、固有
    領域が重なったユーザ間を示すデータを該メッセージデ
    ータ及び更新データの送信元以外の全てのコンピュータ
    各々へ向けて送信する、 ように制御するプログラムが記録された記録媒体。
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