JP2003067238A - コンテンツ提供/利用ツールおよびシステム - Google Patents

コンテンツ提供/利用ツールおよびシステム

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JP2003067238A
JP2003067238A JP2001258053A JP2001258053A JP2003067238A JP 2003067238 A JP2003067238 A JP 2003067238A JP 2001258053 A JP2001258053 A JP 2001258053A JP 2001258053 A JP2001258053 A JP 2001258053A JP 2003067238 A JP2003067238 A JP 2003067238A
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JP2001258053A
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Megumi Nagasu
めぐみ 長洲
Hideki Sotooka
秀樹 外岡
Kunihiro Suzuki
邦弘 鈴木
Yoshiaki Adachi
芳昭 足達
Kinji Mori
欣司 森
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Hitachi Ltd
Mori Kinji
Original Assignee
Hitachi Ltd
Mori Kinji
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツ提供者Aが、リソースを節約し、
特定ディレクトリサーバやコンテンツ資源への利用者の
アクセス集中,トラフィック集中を避ける一方、コンテ
ンツ利用者Uが、通信コストを節約し、希望のコンテン
ツを短時間で効率的に検索/収集できるようにするコン
テンツ提供/利用ツールを提供する。 【解決手段】 複数のサーバB〜Gにコンテンツを複製
配置する際、上流サーバが格納しているコンテンツを受
け取り、自サーバに余裕が無い場合にリソースにつりあ
うデータ量だけのコンテンツを格納し、下流サーバに自
ノードで格納したコンテンツのみを受け渡し、コンテン
ツ提供者Aからのサーバの数が増すごとにコンテンツ量
を減少させ、複製配置する。格納できなかったコンテン
ツがある場合、格納できたコンテンツとできなかったコ
ンテンツの両方を格納している上流サーバのアドレスを
データ管理テーブルとして自サーバに登録するコンテン
ツ提供ツールを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツの提供
者と利用者とが広域ネットワーク(WAN)に接続され
て、コンテンツ利用者がコンテンツ提供者のデータ格納
手段に存在する資源を利用するコンテンツ提供/利用シ
ステムに係り、特に、コンテンツ提供者が優先度やコス
トを意識しながらコンテンツ資源を効率良く配置できる
とともに、コンテンツ利用者が希望するコンテンツを容
易かつ迅速に探し出して利用できるようにする技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】インターネットなどの広域ネットワーク
に接続されているコンテンツ提供サービスにおいては、
ニュース,天気予報などの情報やゲームソフトなどを提
供したいコンテンツ提供者と、それらコンテンツを利用
したいコンテンツ利用者とが、存在する。
【0003】また、コンテンツ提供者の便宜および利用
者の便宜をそれぞれ図るインターネット活用サービス事
業者がいる。例えば、コンテンツ提供者の利便を図る事
業者には、レンタルサーバ業者などがある。コンテンツ
利用者の便宜を図る事業者には、コンテンツ検索/ディ
レクトリサービスを提供するYAHOOや、情報配信サ
ービスを提供するPointcastなどがある。
【0004】インターネット活用サービス事業者は、コ
ンテンツ提供者の便宜や利用者の便宜を図るサービスを
提供した対価、または、サービス提供用に整備したイン
フラストラクチャにコンテンツの一つとして流した広告
の広告料によって、利益を得る。
【0005】したがって、インターネット活用サービス
事業者が提供するサービスは、より多くの利用者を獲得
できるように利便性の優れたサービスである必要があ
る。
【0006】コンテンツ提供者や利用者を助ける技術に
は、以下のようなものがある。
【0007】(1)コンテンツ利用者の利便を助ける技術
として、今日インターネット上で広く利用されているW
WW(World Wide Web)においては、一般に、次の手順で
コンテンツが利用されている。コンテンツ利用者は、ま
ず、コンテンツを得るため、所望するコンテンツが存在
する場所(検索情報)を探し出す検索を実行する。
【0008】すなわち、キーワードを使って、収集した
いコンテンツをディレクトリサーバに問い合わせる。コ
ンテンツ利用者は、こうして得た検索情報の位置にアク
セスし、コンテンツを取得する。
【0009】(2)コンテンツ利用時の検索に際して、特
開平11−195048号公報は、コンテンツの検索情報を広く
分散させ、検索情報へのアクセス時間を短くし、速く検
索するという技術を示している。
【0010】(3)コンテンツを安定して提供する技術と
しては、ミラーサーバ方式が知られている。ミラーサー
バ方式は、あるサーバの機能や情報の複製を別なサーバ
にも保持させ、これらのサーバを各所に散在させ、多数
の利用者によるアクセスを分散させ、サーバ負荷やネッ
トワークトラフィックの増大を低減する方式である。ま
た、サーバの複製を持つと、サーバを多重化させること
になり、1台のサーバがダウンしても、別なサーバでの
サービスを継続でき、サービスを安定して提供できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】(1)コンテンツ利用者
の利便を助ける従来の技術には、ディレクトリサーバを
必要とする。また、ディレクトリサーバを使えたとして
も、コンテンツ提供者からの申請により、ディレクトリ
サーバに検索情報を登録しているので、申請が無いコン
テンツを利用できない。
【0012】ディレクトリサーバへの登録のもう一つの
方法としては、予め決められたキーワードにより、イン
デキシング・ロボットが、WWWでのリンクをたどって
定期的に巡回し、得られた検索情報を登録する方法があ
る。しかし、リンクされていないコンテンツについて
は、検索も利用もできない。
【0013】さらに、ディレクトリサービスを提供する
ディレクトリサーバは一つであるため、このサーバがダ
ウンすると、検索もコンテンツの収集もできなくなる。
【0014】同様に、ディレクトリサーバへの検索アク
セスが集中して込み合うと、コンテンツの収集にかかる
トータル時間が長くなる。ディレクトリサービスでうま
く検索できたとしても、ディレクトリサーバは、特定の
コンテンツ資源をポインティングするため、コンテンツ
資源へのアクセスが込み合ってしまう。
【0015】一方、コンテンツ資源も一つであるため、
この資源がダウンすると、コンテンツを提供できなくな
る。
【0016】(2)コンテンツ利用時の検索については、
検索情報を分散させ、検索情報に対するアクセス集中を
回避し、耐障害性を上げることはできるが、複数のコン
テンツ利用者の検索結果が、特定のコンテンツ資源にポ
インティングされ、その後のコンテンツ収集の際には、
(1)と同じ問題に直面することになる。
【0017】(3)コンテンツを安定して提供する技術に
ついては、元のサーバが保持する全ての機能や情報をそ
っくり別のサーバに保持させるため、元のサーバと同程
度以上の容量や性能を持ったサーバを複数用意する必要
がある。この種の高機能仕様のサーバは、高価であり、
大規模ネットワークにおける膨大な利用者のアクセスを
充分に分散させるには、多大な設備投資が必要になる。
【0018】本発明の目的は、広域ネットワークにおけ
るコンテンツ提供/利用環境において、コンテンツ提供
者が、コンテンツ提供のために使用する記憶領域や通信
コストなどのリソースを節約できるとともに、コンテン
ツ利用者が、コンテンツ利用時に特定のディレクトリサ
ーバやコンテンツ資源へのアクセスやトラフィックの集
中を避け、希望するコンテンツを短い応答時間で効率的
に検索/収集し、全体として高信頼かつ高効率にコンテ
ンツを提供/利用できるコンテンツ提供/利用ツールお
よびコンテンツ提供/利用システムを提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、コンテンツ提供者のノードと少なくとも
一つのサーバとコンテンツ利用者のノードとがネットワ
ークに接続され、コンテンツ利用者がコンテンツ提供者
のデータ格納手段に存在する資源を利用するコンテンツ
提供/利用システムにおいて、自サーバのデータ格納手
段の空き容量などの状況を把握するリソース確認手段
と、前記コンテンツ提供者により近い上流サーバから当
該上流サーバが格納しているコンテンツを受け取り前記
自サーバのリソース状況に応じたデータ量だけを自サー
バの前記データ格納手段のコンテンツデータベースに格
納し残りのコンテンツを削除するコンテンツデータベー
ス作成手段と、格納できたコンテンツデータについては
自サーバの前記データ格納手段のデータ管理テーブルに
自サーバのアドレスを登録し格納できなかったコンテン
ツデータがある場合は格納できたコンテンツデータと格
納できなかったコンテンツデータの両方を格納している
上流サーバのアドレスを前記データ管理テーブルに登録
するデータ管理テーブル作成手段と、前記格納できたコ
ンテンツデータを下流サーバに受け渡すとともに前記デ
ータ管理テーブルを前記コンテンツ利用者となる不特定
多数のノードに配布する手段とを備えたコンテンツ提供
ツールを提案する。
【0020】本発明は、また、コンテンツ提供者のノー
ドと少なくとも一つのサーバとコンテンツ利用者のノー
ドとがネットワークに接続され、コンテンツ利用者がコ
ンテンツ提供者のデータ格納手段に存在する資源を利用
するコンテンツ提供/利用システムにおいて、自サーバ
のデータ格納手段の空き容量などの状況を把握するリソ
ース確認手段と、前記コンテンツ提供者により近い上流
サーバから当該上流サーバが格納しているコンテンツを
受け取り前記自サーバのリソース状況に応じたデータ量
だけを自サーバの前記データ格納手段のコンテンツデー
タベースに格納し残りのコンテンツを削除するコンテン
ツデータベース作成手段と、格納できたコンテンツデー
タについては自サーバの前記データ格納手段のデータ管
理テーブルに自サーバのアドレスを登録し格納できなか
ったコンテンツデータがある場合は格納できたコンテン
ツデータと格納できなかったコンテンツデータの両方を
格納している上流サーバのアドレスを前記データ管理テ
ーブルに登録するデータ管理テーブル作成手段と、前記
格納できたコンテンツデータを下流サーバに受け渡すと
ともに前記データ管理テーブルを前記コンテンツ利用者
となる不特定多数のノードに配布する配布手段とを備
え、前記コンテンツが、各コンテンツ構成項目について
少なくともそのコンテンツが格納されているサーバのア
ドレス,配布優先度,内部格納データ総量からなる特性
情報とコンテンツデータとを含むコンテンツ提供ツール
を提案する。
【0021】本発明は、さらに、コンテンツ提供者のノ
ードと少なくとも一つのサーバとコンテンツ利用者のノ
ードとがネットワークに接続され、コンテンツ利用者が
コンテンツ提供者のデータ格納手段に存在する資源を利
用するコンテンツ提供/利用システムにおいて、自サー
バのデータ格納手段の空き容量などの状況を把握するリ
ソース確認手段と、前記コンテンツ提供者により近い上
流サーバから当該上流サーバが格納しているコンテンツ
を受け取り前記自サーバのリソース状況に応じたデータ
量だけを自サーバの前記データ格納手段のコンテンツデ
ータベースに格納し残りのコンテンツを削除するコンテ
ンツデータベース作成手段と、格納できたコンテンツデ
ータについては自サーバの前記データ格納手段のデータ
管理テーブルに自サーバのアドレスを登録し格納できな
かったコンテンツデータがある場合は格納できたコンテ
ンツデータと格納できなかったコンテンツデータの両方
を格納している上流サーバのアドレスを前記データ管理
テーブルに登録するデータ管理テーブル作成手段と、前
記格納できたコンテンツデータを下流サーバに受け渡す
手段と、前記データ管理テーブルを前記コンテンツ利用
者となる不特定多数のノードに配布する手段とを備え、
前記コンテンツが、各コンテンツ構成項目について少な
くともそのコンテンツが格納されているサーバのアドレ
ス,配布優先度,内部格納データ総量からなる特性情報
とコンテンツデータとを含み、前記配布手段が、予め前
記データ格納手段に作成された配布先管理テーブルを参
照して自サーバが有するコンテンツの配布要求を他のサ
ーバに送信し他のサーバから送られたコンテンツ配布要
求を受信し自サーバのリソース状況を判断しコンテンツ
の全てまたは一部を自サーバのデータ格納手段に格納し
他のサーバに情報配布要求を転送し自サーバが有する特
性情報の配布要求を他のサーバに送信するコンテンツ/
特性情報配布手段であるコンテンツ提供ツールを提案す
る。
【0022】コンテンツ利用者から送られた検索要求を
受信し自サーバ内に格納されている該当特性情報を探し
出し検索要求に応答しコンテンツ利用者から送られた収
集要求を受信し自サーバ内に格納されている該当コンテ
ンツを探し出し収集要求に応答するコンテンツ検索/収
集応答手段を備えることができる。
【0023】前記配布優先度は、前記コンテンツのデー
タ量,更新頻度,重要度のいずれかであり、前記コンテ
ンツの削除は、前記配布優先度の低い順になされること
が望ましい。
【0024】コンテンツ利用者が遡れるサーバおよびノ
ードの段数を予め指定する有効ホップ数として前記コン
テンツとともに送信する有効ホップ数指定手段を備える
ことも可能である。
【0025】本発明は、上記目的を達成するために、コ
ンテンツ提供者のノードと少なくとも一つのサーバと入
出力手段を有するコンテンツ利用者のノードとがネット
ワークに接続され、コンテンツ利用者がコンテンツ提供
者のデータ格納手段に存在する資源を利用するコンテン
ツ提供/利用システムにおいて、自ノードのデータ格納
手段の空き容量などの状況を把握するリソース確認手段
と、取り込んだコンテンツを管理するデータ管理テーブ
ルを前記自ノードのデータ格納手段に作成するデータ管
理テーブル作成手段と、コンテンツ配布要求を送信する
他のサーバのアドレスと特性情報配布要求を送信するノ
ードのアドレスとが設定されている配布先管理テーブル
と、サーバや他のノードから送られた特性情報配布要求
を受信し自ノードに特性情報を格納し前記配布先管理テ
ーブルを参照して他のノードに特性情報の配布要求を転
送する特性情報配布手段と、収集すべきコンテンツ構成
項目を格納するサーバが前記配布先管理テーブルに複数
登録されている時にまず一つのサーバにアクセスしてコ
ンテンツ収集を試み収集が失敗した場合は登録されてい
る別のサーバにアクセスして収集するコンテンツ検索/
収集要求手段とを備えたコンテンツ利用ツールを提案す
る。
【0026】収集すべきコンテンツ構成項目を格納する
サーバが前記配布先管理テーブルに複数登録されている
時には、最初のアクセス先のサーバをランダムに決定し
てもよいし、最初のアクセス先を配布優先度が最も低い
サーバとしてもよい。
【0027】いずれのコンテンツ利用ツールにおいて
も、前記入出力手段は、コンテンツ利用者が遡れるサー
バおよびノードの段数を有効ホップ数として指定する有
効ホップ数指定手段を含むことができる。
【0028】本発明は、上記目的を達成するために、上
記いずれかのコンテンツ提供ツールをインストールした
ノードと、上記いずれかのコンテンツ利用ツールをイン
ストールしたノードとを含むコンテンツ提供/利用シス
テムを提案する。
【0029】本発明は、また、上記いずれかのコンテン
ツ提供ツールをインストールしたノードと、上記いずれ
かのコンテンツ利用ツールをインストールしたノード
と、前記コンテンツ提供ツールおよび前記コンテンツ利
用ツールをリムーバブル記憶媒体の送付またはネットワ
ークを介したファイル転送などにより提供するネットワ
ーク活用サービス事業者のノードとを含むコンテンツ提
供/利用システムを提案する。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、図1ないし図22を参照し
て、本発明によるコンテンツ提供/利用ツールおよびコ
ンテンツ提供/利用システムの実施形態を説明する。
【0031】
【コンテンツ提供/利用システムの実施形態】図1は、
本発明によるコンテンツ提供/利用システムにおけるノ
ード接続の一例を示す系統図である。図1において、ア
ルファベットA〜Uは、サーバやノードの系統における
位置を示す。以下の説明では、特に区別する必要がない
限り、ノードと表記する。
【0032】ノードAは、コンテンツを配布しようとし
ているコンテンツ提供者191のノードである。ノード
B〜Gは、コンテンツ提供ツールをインストールしたサ
ーバのノード190である。ノードL〜Rは、コンテン
ツ利用ツールをインストールしたサーバまたはパーソナ
ルコンピュータなどのノード290である。ノードU
は、コンテンツ利用ツールをインストールしてコンテン
ツを今まさに利用しようとしているパーソナルコンピュ
ータなどのコンテンツ利用者のノード291である。な
お、ノードB〜Uは、コンテンツ利用ツールをインスト
ールすれば、いずれもコンテンツ利用者のノード291
になる資格がある。
【0033】図2は、本発明によるコンテンツ提供/利
用システムの実施形態においてコンテンツ提供ツールを
インストールしたサーバ190の内部構成の一例を詳細
に示すブロック図である。
【0034】なお、図1においては、ツリー形のネット
ワークを示し、図2および図3においては、スター形ま
たはリング形のネットワークを示してあるが、本発明
は、ネットワークの形には限定されない。
【0035】サーバ190には、ネットワーク320を
介して、コンテンツ提供ツールをインストールした他の
サーバ190と、コンテンツ提供者のサーバ191と、
コンテンツ利用ツールをインストールしたサーバ290
と、コンテンツ利用者のコンピュータ291とが接続さ
れている。
【0036】コンテンツ提供ツール100およびコンテ
ンツ利用ツール200は、コンテンツ提供者191が開
発しそのサーバから独自に提供してもよい。しかし、で
きる限り標準化して汎用性を高めるために、個々のコン
テンツ提供者からは独立したインターネット活用サービ
ス事業者が、コンテンツ提供/利用ツールを開発し、そ
のサーバ300にコンテンツ提供/利用ツール提供手段
310を内蔵することが望ましい。
【0037】コンテンツ提供ツール100およびコンテ
ンツ利用ツール200は、インターネット活用サービス
事業者300から、フロッピディスクやCD−ROMな
どのリムーバブル記憶媒体の送付またはネットワーク3
20を介したファイル転送などにより提供され、各ノー
ドやサーバの管理者がインストールする。すなわち、イ
ンターネット活用サービス事業者300は、ノードA〜
Gのサーバには、コンテンツ提供ツール100を提供
し、ノードL〜Uのコンピュータには、コンテンツ利用
ツール200を提供する。
【0038】コンテンツ提供/利用ツールを活用したい
コンテンツ提供者は、インターネット活用サービス事業
者300からコンテンツ提供ツール100の提供を受け
て、サーバ191にインストールする。コンテンツ提供
者ではない者が所有するレンタルサーバなどのサーバ1
90も、インターネット活用サービス事業者300から
コンテンツ提供ツール100の提供を受けて、このツー
ルをインストールする。
【0039】コンテンツ提供/利用サービスを利用した
いコンテンツ利用者は、インターネット活用サービス事
業者300からコンテンツ利用ツール200の提供を受
けて、そのノードのコンピュータ290にインストール
する。
【0040】コンテンツ提供ツール100をインストー
ルしたサーバ190は、ハードディスクなどのデータ格
納手段192と、コンテンツ提供ツール100とコンテ
ンツ利用ツール200との間でやり取りするメッセージ
などをネットワークに送信したりネットワークから受信
する通信手段193と、オペレーティングシステムなど
のサーバの基本機能194とを含んでいる。
【0041】コンテンツ提供ツール100は、コンテン
ツ/特性情報配布手段110と、コンテンツ検索/収集
応答手段120と、リソース確認手段130とを備えて
おり、データ格納手段192内に、配布先管理テーブル
131と、データ管理テーブル132と、コンテンツデ
ータのデータベース(DB)133とを構築する。
【0042】ここでは図示していないが、コンテンツ提
供ツール100のデータ管理テーブル作成手段は、デー
タ管理テーブル132を作成し、登録し、読み出す。コ
ンテンツ提供ツール100のコンテンツデータベース作
成手段は、コンテンツデータDB133を作成し、登録
し、読み出す。
【0043】コンテンツ/特性情報配布手段110は、
自サーバ190が有するコンテンツの配布要求を他のサ
ーバ190に送信したり、他のサーバ190から送られ
たコンテンツ配布要求を受信し、後述の図12の処理手
順に従い、自サーバ190のリソース状況を判断し、コ
ンテンツの全てまたは一部を自サーバ190のデータ格
納手段192に格納し、他のサーバ190に情報配布要
求を転送したりする。さらに、自サーバ190が有する
特性情報の配布要求を他のサーバ190に送信する。
【0044】コンテンツ検索/収集応答手段120は、
コンテンツ利用者から送られた検索要求を受信し、後述
の図17の処理手順に従い、自サーバ190内に格納さ
れている該当特性情報を探し出し、検索要求に応答す
る。また、コンテンツ利用者から送られた収集要求を受
信し、後述の図22の処理手順に従い、自サーバ190
内に格納されている該当コンテンツを探し出し、収集要
求に応答したりする。
【0045】リソース確認手段130は、サーバ190
のデータ格納手段192の空き容量と、メモリの使用状
況と、ネットワークの状態とを把握する。
【0046】データ格納手段192は、コンテンツ提供
ツール100がコンテンツ配布要求を送信する他のサー
バのアドレスと特性情報配布要求を送信するノードのア
ドレスとが設定されている配布先管理テーブル131
と、自サーバに登録してあるコンテンツのコンテンツデ
ータ440に対応する内容コード410,バージョン4
20,特性情報430を登録するデータ管理テーブル1
32と、コンテンツデータを登録するコンテンツデータ
DB133とを含んでいる。
【0047】図3は、本発明によるコンテンツ提供/利
用システムの実施形態においてコンテンツ利用ツールを
インストールしたノードのコンピュータ290の内部構
成の一例を詳細に示すブロック図である。
【0048】コンテンツ利用ツール200をインストー
ルしたコンピュータ290は、ハードディスクなどのデ
ータ格納手段292と、コンテンツ提供ツールとコンテ
ンツ利用ツールとの間でやり取りするメッセージをネッ
トワークに送信したりネットワークから受信する通信手
段293と、オペレーティングシステムなどのコンピュ
ータの基本機能294と、コンテンツの利用に必要なマ
ウス,オペレータからのコンテンツ収集や検索の指示を
入力するキーボードやコンテンツ検索や収集の結果を出
力表示する表示手段などの入出力手段295とを含んで
いる。
【0049】コンテンツ利用ツール200は、特性情報
配布手段210と、コンテンツ検索/収集要求手段22
0と、リソース確認手段230と、ユーザインターフェ
イス240とを備えており、データ格納手段292内
に、配布先管理テーブル231と、データ管理テーブル
232とを構築する。
【0050】ここでは図示していないが、コンテンツ利
用ツール200のデータ管理テーブル作成手段は、デー
タ管理テーブル232を作成し、登録し、読み出す。
【0051】特性情報配布手段210は、サーバや他の
ノードから送られた特性情報配布要求を受信し、後述の
図14の処理手順に従い、自ノードに特性情報を格納し
たり、他のノードに特性情報の配布要求を転送したりす
る。
【0052】コンテンツ検索/収集要求手段220は、
ユーザI/F240からの指示を受け、後述の図16の
処理手順に従い、コンテンツ検索要求を送信し、コンテ
ンツ利用者のノードから送られた検索要求を受信し、後
述の図17の処理手順に従い、自ノード内の該当特性情
報を探し出し検索応答を返したり、自ノードに該当する
特性情報がない場合は、他のノードに検索要求を転送し
たりする。また、後述の図21の処理手順に従い、コン
テンツ収集要求を送信し、収集要求の結果をユーザI/
F240に返したりする。
【0053】リソース確認手段230は、自ノードのデ
ータ格納手段292とメモリの空き容量とネットワーク
の使用状況とを把握する。
【0054】ユーザI/F240は、オペレータが入出
力手段295を介して指示したコンテンツ検索や収集を
受け付け、コンテンツ検索/収集要求手段220に指示
したり、コンテンツ検索/収集要求手段220の要求処
理結果を入出力手段295の表示画面に出力するデータ
格納手段292は、特性情報配布要求を送信する場合に
自ノードが接続されるネットワーク接続I/Fを設定し
てある配布先管理テーブル231と、コンテンツを管理
するデータ管理テーブル232とを含んでいる。
【0055】図4は、図2および図3の実施形態で取り
扱うコンテンツの構造,特性情報の構造,メッセージの
構造を示す図である。
【0056】コンテンツは、図4(1)に示すように、内
容コード410と、バージョン420と、特性情報43
0と、コンテンツデータ440とからなる。
【0057】内容コード410は、コンテンツの内容を
識別するためにシステムで一意に決められている番号で
ある。
【0058】バージョン420は、コンテンツ内の特性
情報430やコンテンツデータ440に変更があった場
合に、その値が増加する連続番号や時刻などの数値であ
る。
【0059】特性情報430は、図4(2)に示すよう
に、コンテンツ構成項目431と、データ型432と、
配布優先度433と、外部格納データ総量434と、格
納ポインタ435と、内部格納データ総量436と、外
部格納ブロック数437と、内部格納ブロック数438
とからなる。
【0060】コンテンツ構成項目431は、ある内容コ
ード410で提供できるコンテンツを構成する詳細内容
項目を示す。データ型432は、そのコンテンツに格納
されているコンテンツ構成項目ごとのコンテンツデータ
の型である。配布優先度433は、コンテンツ構成項目
ごとに付与される。外部格納データ総量434は、この
特性情報430が格納されているサーバ内またはメッセ
ージ内ではなく、別のサーバ内に格納されている該当コ
ンテンツのコンテンツ構成項目ごとのコンテンツデータ
の全体容量である。格納ポインタ435は、該当コンテ
ンツのコンテンツ構成項目ごとのコンテンツデータが格
納されているサーバ190のアドレスを示す。内部格納
データ総量436は、特性情報430が存在するサーバ
190内またはメッセージ内に格納されている該当コン
テンツのコンテンツ構成項目ごとのコンテンツデータの
全体容量である。
【0061】外部格納ブロック数437は、コンテンツ
構成項目431で構成されるコンテンツデータにおい
て、特性情報430が存在するサーバ190内またはメ
ッセージ内ではなく、別のサーバ内に格納されているブ
ロックが幾つあるかを示す。内部格納ブロック数438
は、コンテンツ構成項目431で構成されるコンテンツ
データにおいて、特性情報430が存在するサーバ19
0内またはメッセージ内に格納されているブロックが幾
つあるかを示す。
【0062】配布優先度433は、コンテンツ提供者1
91が付与し、情報配布要求を受けたサーバがさまざま
な状況から、配布を要求されたコンテンツそのまま全て
を自ノードに格納できないと判断した場合、自サーバに
格納するコンテンツ構成項目の選択に使用する情報であ
る。配布を要求されたコンテンツをそのまま全て自ノー
ドに格納できないと判断した場合、配布優先度の低いコ
ンテンツ構成項目から削除する。本実施形態では、配布
優先度が低い場合をその数値が大きい場合とする。
【0063】コンテンツデータ440には、特性情報4
30で宣言した構造およびデータ型で、特性情報430
で宣言した要素数分のブロックのコンテンツデータを格
納する。
【0064】コンテンツの提供/利用に際してコンテン
ツ提供ツール/コンテンツ利用ツール間でやり取りする
メッセージは、図4(3)に示すように、ヘッダ部450
とデータ部460とからなる。
【0065】ヘッダ部450は、メッセージの宛先アド
レスを格納する宛先アドレス451と、メッセージの送
信元アドレスを格納する送信元アドレス452と、メッ
セージ内容の発生元にある有効ホップ数指定手段が決定
しメッセージ転送の際に転送するサーバや他のノードの
数を指定する有効ホップ数453と、メッセージの種類
を示すメッセージ種別454とからなる。
【0066】メッセージ種別454には、コンテンツや
特性情報の自ノードへの配布をサーバに要求する配布要
求と、コンテンツの検索をサーバに要求する検索要求
と、検索要求の応答を返す検索応答と、コンテンツ収集
をサーバに要求する収集要求と、収集要求の応答を返す
収集応答とがある。
【0067】《コンテンツ提供ツール100によるコン
テンツ配布と特性情報配布》図5は、各サーバの配布先
管理テーブル131の内容の一例を示す図である。図
6,図7,図8は、各サーバのデータ管理テーブル13
2の内容の一例を示す図である。図9,図10,図11
は、各サーバのコンテンツデータDB133の内容の一
例を示す図である。
【0068】コンテンツ提供ツール100によるコンテ
ンツ配布および特性情報配布の処理手順を説明する。サ
ーバ管理者は、図5に示すように、コンテンツ配布要求
を送信する他のサーバのアドレスと特性情報配布要求を
送信する他のノードのアドレスとをサーバA〜Fの配布
先管理テーブル131に予め設定しておく。
【0069】図5の例において、サーバAは、サーバB
に対して上流サーバであり、サーバBは、サーバCおよ
びサーバLに対して上流サーバであり、サーバBは、サ
ーバCおよびサーバLに対して上流サーバであり、サー
バCは、サーバDおよびサーバMに対して上流サーバで
あり、サーバDは、サーバEおよびサーバHに対して上
流サーバであり、サーバEは、サーバFおよびサーバN
に対して上流サーバであり、サーバFは、サーバGおよ
びサーバOおよびサーバPに対して上流サーバであり、
サーバGは、…に対して上流サーバである。
【0070】ここでは、サーバB〜Fには、コンテンツ
はまだ何も登録されていないとする。また、サーバBの
データ格納手段192には、充分な空きがあり、サーバ
C,D,Fのデータ格納手段192には、あまり空きが
なく、サーバEのデータ格納手段192には、空きが無
いとする。したがって、サーバEのデータ格納手段19
2に空きが生ずるまでは、図6,図7,図8の格納ポイ
ンタの欄にEが記載されることはない。
【0071】メッセージの有効ホップ数453は、メッ
セージ内容の発生元にある有効ホップ数指定手段が決定
する。すなわち、コンテンツ配布要求は、コンテンツ提
供者のサーバAが決定し、特性情報配布要求は、サーバ
B〜Fが、それぞれ決定する。コンテンツ提供者のサー
バAの有効ホップ数指定手段が、コンテンツ配布要求の
有効ホップ数を5と決定し、サーバB〜Fの有効ホップ
数指定手段が、それぞれ特性情報配布要求の有効ホップ
数を3と決定しているとする。
【0072】コンテンツ提供者のサーバAのデータ管理
テーブル132には、図6(1)に示すように、内容コー
ド410に40000(株情報),バージョン420に
1,特性情報430が格納されている。
【0073】コンテンツ提供者のサーバAのコンテンツ
データDB133には、図9(1)に示す内容のコンテン
ツデータが格納される。
【0074】図12は、コンテンツ提供ツール100の
コンテンツ配布要求受信処理の処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【0075】《サーバAのコンテンツ提供者191》サ
ーバAのコンテンツ提供者191は、コンテンツ提供ツ
ール100のコンテンツ/特性情報配布手段110によ
り、配布先管理テーブル131に配布先のサーバとして
図5(1)のように設定されているノードBのサーバに、
通信手段193を介して、図4(3)の構造の配布要求の
メッセージを発行する。
【0076】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451としてノードB,送信元アドレス452と
して自サーバのアドレスノードA,有効ホップ数453
として既に決定されている5,メッセージ種別454と
して配布要求を格納する。データ部460には、図4
(1)の構造で、図6(1)の特性情報と図9(1)のコンテ
ンツデータとを格納する。
【0077】《ノードBのコンテンツ/特性情報配布手
段110》ノードBのサーバ190は、コンテンツ提供
ツール100のコンテンツ/特性情報配布手段110に
より、通信手段193を介して、ノードAのサーバから
の配布要求メッセージを受信する。
【0078】ステップ1301で、データ管理テーブル
132を調べ、メッセージで受け取ったデータ部460
のコンテンツが自サーバに登録されていれば、ステップ
1310に進む。ここでは、まだ登録されていないの
で、ステップ1302に進む。
【0079】ステップ1302で、リソース確認手段1
30が、自サーバのデータ格納手段192の空きが受け
取ったコンテンツの登録に充分かどうか調べ、充分にあ
るので、ステップ1305に進む。
【0080】ステップ1305で、受信したコンテンツ
のコンテンツデータ440そのまま全てをコンテンツデ
ータDB133に登録し、ステップ1306に進む。
【0081】ステップ1306で、受信した全データを
登録できたので、受信した特性情報の全てのコンテンツ
構成項目431について、格納ポインタ435(図4
(2))を自サーバを示すノードBに書き換えたものをノ
ードBのサーバの特性情報430(図4(1))とし、受信
したコンテンツの内容コード410,バージョン420
とともに、データ管理テーブル132に登録し、ステッ
プ1307に進む。
【0082】ステップ1307で、配布先管理テーブル
131に図5(2)のように設定されているノードLに受
信し登録し転送すべきコンテンツの特性情報を配布する
メッセージを作成し、通信手段193を介して発行し、
ステップ1308に進む。
【0083】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451としてノードL,送信元アドレス452と
して自サーバのノードB,有効ホップ数453として既
に決定されている3,メッセージ種別454として配布
要求を格納し、データ部460には、図4(2)の内容の
内容コード410,バージョン420,特性情報430
を格納する。
【0084】ステップ1308で、受信したメッセージ
のヘッダ部450の有効ホップ数453を調べ、有効ホ
ップ数が1ならば、処理が終了する。ここでは、有効ホ
ップ数が5なので、ステップ1309に進む。
【0085】ステップ1309で、配布先管理テーブル
131に図5(2)のように設定されているノードCのサ
ーバに受信し登録したコンテンツを転送するメッセージ
を作成し、通信手段193を介して、転送し、終了す
る。
【0086】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451としてノードC,送信元アドレス452と
して自サーバのノードB,有効ホップ数453として受
信した有効ホップ数5から1を減算した4,メッセージ
種別454として配布要求を格納して、データ部460
には、図4(1)の構造で、図6(2)の特性情報と図9
(1)のコンテンツデータとを格納する。
【0087】《ノードCのコンテンツ/特性情報配布手
段110》ノードCのサーバ190のコンテンツ/特性
情報配布手段110は、通信手段193を介して、ノー
ドBのサーバからの配布要求メッセージを受信する。
【0088】ステップ1301で、データ管理テーブル
132を調べ、メッセージで受け取ったデータ部460
のコンテンツが、自サーバにまだ登録されていないの
で、ステップ1302に進む。
【0089】ステップ1302で、リソース確認手段1
30が、自サーバのデータ格納手段192の空きが受け
取ったコンテンツの登録に充分かどうかを調べ、あまり
空きがないので、ステップ1304に進む。
【0090】ステップ1304で、データ格納手段19
2の空き容量以下になるように、受信したコンテンツデ
ータ440のうち配布優先度433が低いものから削除
し、残ったコンテンツデータ440をコンテンツデータ
DB133に登録する。ここでは、配布優先度433の
1〜3までのコンテンツデータ440を登録できたとす
る。
【0091】ステップ1306で、受信したデータのう
ち配布優先度433の1〜3までを登録できたので、受
信した特性情報(図6(2))の配布優先度433が1〜3
のコンテンツ構成項目431の格納ポインタ435を自
サーバを示すノードCに書き換え、配布優先度433が
4のコンテンツ構成項目431の内部格納データ総量4
36を0に書き換えたものをノードCのサーバの特性情
報430とし、受信したコンテンツの内容コード41
0,バージョン420とともに、図7(3)のように、デ
ータ管理テーブル132に登録し、ステップ1307に
進む。
【0092】ステップ1307で、配布先管理テーブル
131に図5(3)のように設定されているノードMに受
信し登録し転送すべきコンテンツの特性情報を配布する
メッセージを作成し、通信手段193を介して発行し、
ステップ1308に進む。
【0093】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451にノードM,送信元アドレス452に自サ
ーバのノードC,有効ホップ数453に前述で決定され
ている3,メッセージ種別454に配布要求を格納し、
データ部460には、図7(3)に示すような内容コード
410,バージョン420,特性情報430を格納す
る。
【0094】ステップ1308で、受信したメッセージ
のヘッダ部の有効ホップ数453を調べ、ここでは、有
効ホップ数が4なので、ステップ1309に進む。
【0095】ステップ1309で、配布先管理テーブル
131に図5(3)のように設定されているノードDのサ
ーバに受信し登録したコンテンツを転送するメッセージ
を作成し、通信手段193を介して転送し、終了する。
【0096】メッセージの、ヘッダ部450には、宛先
アドレス451にノードD,送信元アドレス452に自
サーバのノードC,有効ホップ数453に受信した有効
ホップ数4から1減算した3,メッセージ種別454に
配布要求を格納し、データ部460には、図7(3)と図
10(2)の内容のコンテンツ(図4(1))を格納する。
【0097】《ノードDのコンテンツ/特性情報配布手
段110》ノードDのサーバ190のコンテンツ/特性
情報配布手段110は、ノードCのサーバからの配布要
求メッセージを通信手段193を介して受信する。
【0098】ステップ1301で、データ管理テーブル
132を調べ、メッセージで受け取ったデータ部460
のコンテンツが自サーバにまだ登録されていないので、
ステップ1302に進む。
【0099】ステップ1302で、自サーバのデータ格
納手段192の空きが受け取ったコンテンツの登録に充
分かどうかリソース確認手段130を介して調べ、あま
り空きがないので、ステップ1304に進む。
【0100】ステップ1304で、データ格納手段19
2の空き容量以下になるように受信したコンテンツのコ
ンテンツデータ440のうち配布優先度433が低いも
のから削除したコンテンツデータ440をコンテンツデ
ータDB133に登録する。ここでは、配布優先度43
3が1〜2までのコンテンツデータ440を登録できた
とする。
【0101】ステップ1306で、受信したデータのう
ち配布優先度433が1〜2までを登録できたので、受
信した特性情報(図7(3))の配布優先度433が1〜2
のコンテンツ構成項目431の格納ポインタ435を自
サーバを示すノードDに書き換え、配布優先度433が
3〜4のコンテンツ構成項目431の内部格納データ総
量436を0に書き換えたものをノードDのサーバの特
性情報430とし、受信したコンテンツの内容コード4
10,バージョン420とともに、図7(4)のようにデ
ータ管理テーブル132に登録し、ステップ1307に
進む。
【0102】ステップ1307で、配布先管理テーブル
131に図5(4)のように設定されているノードHに受
信/登録/転送したコンテンツの特性情報を配布するメ
ッセージを作成し、通信手段193を介して発行し、ス
テップ1308に進む。
【0103】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451としてノードH,送信元アドレス452と
して自サーバのノードD,有効ホップ数453として既
に決定されている3,メッセージ種別454として配布
要求を格納し、データ部460には、図7(3)の内容コ
ード410,バージョン420,特性情報430を格納
する。
【0104】ステップ1308で、受信したメッセージ
のヘッダ部の有効ホップ数453を調べ、ここでは、有
効ホップ数が3なので、ステップ1309に進む。
【0105】ステップ1309で、配布先管理テーブル
131に図5(4)のように設定されているノードDのサ
ーバに受信し登録したコンテンツを転送するメッセージ
を作成し、通信手段193を介して転送し、終了する。
【0106】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451としてノードE,送信元アドレス452と
して自サーバのノードD,有効ホップ数453として受
信した有効ホップ数3から1を減算した2,メッセージ
種別454として配布要求を格納し、データ部460に
は、図4(1)の構造で、図7(4)の特性情報と図11
(3)のコンテンツとを格納する。
【0107】《ノードEのコンテンツ/特性情報配布手
段110》ノードEのサーバ190のコンテンツ/特性
情報配布手段110は、通信手段193を介して、ノー
ドDのサーバからの配布要求メッセージを受信する。
【0108】ステップ1301で、データ管理テーブル
132を調べ、メッセージで受け取ったデータ部460
のコンテンツが自サーバにまだ登録されていないので、
ステップ1302に進む。
【0109】ステップ1302で、リソース確認手段1
30は、自サーバのデータ格納手段192の空きが受け
取ったコンテンツの登録に充分かどうかを調べ、空きが
全くないので、ステップ1303に進む。
【0110】ステップ1303で、コンテンツデータ4
40を登録し、特性情報430を登録し、特性情報を配
布し、ステップ1310に進む。
【0111】特性情報の登録では、受信した特性情報
(図7(4))そのままをノードEのサーバの特性情報43
0とし、受信したコンテンツの内容コード410,バー
ジョン420とともに、図7(4)のようにデータ管理テ
ーブル132に登録する。
【0112】特性情報の配布では、配布先管理テーブル
131に図5(5)のように設定されているノードNに受
信し登録した特性情報を配布するメッセージを作成し、
通信手段193を介して発行する。
【0113】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451としてノードN,送信元アドレス452と
して自サーバのノードE,有効ホップ数453として既
に決定されている3,メッセージ種別454として配布
要求を格納し、データ部460には、図7(4)の内容コ
ード410,バージョン420,特性情報430を格納
する。
【0114】ステップ1310で、受信したメッセージ
のヘッダ部の有効ホップ数453を調べ、有効ホップ数
が1なら処理が終了するが、ここでは、有効ホップ数が
2なので、ステップ1311に進む。
【0115】ステップ1311で、受信したメッセージ
の有効ホップ数を受信したメッセージの有効ホップ数2
から1減算した1に書き換え、他の内容は、そのまま
で、通信手段193を介して、配布先管理テーブル13
1に図5(5)のように設定されているノードFのサーバ
に転送し、終了する。
【0116】《ノードFのコンテンツ/特性情報配布手
段110》ノードFのサーバ190のコンテンツ/特性
情報配布手段110は、通信手段193を介して、ノー
ドEのサーバからの配布要求メッセージを受信する。
【0117】ステップ1301で、データ管理テーブル
132を調べ、メッセージで受け取ったデータ部460
のコンテンツが自サーバにまだ登録されていないので、
ステップ1302に進む。
【0118】ステップ1302で、リソース確認手段1
30が、自サーバのデータ格納手段192の空きが受け
取ったコンテンツの登録に充分かどうか調べ、あまり空
きがないので、ステップ1304に進む。
【0119】ステップ1304で、データ格納手段19
2の空き容量以下になるように受信したコンテンツデー
タ440のうち配布優先度433が低いものから削除
し、残ったコンテンツデータ440をコンテンツデータ
DB133に登録する。ここでは、配布優先度431の
みのコンテンツデータ440を登録できたとする。
【0120】ステップ1306で、受信したデータのう
ち配布優先度433が1のみを登録できたので、受信し
た特性情報(図7(4))の配布優先度433が1のコンテ
ンツ構成項目431の格納ポインタ435を自サーバを
示すノードFに書き換え、配布優先度433が2〜4の
コンテンツ構成項目431の内部格納データ総量436
を0に書き換えたものをノードFのサーバの特性情報4
30とし、受信したコンテンツの内容コード410,バ
ージョン420とともに、図8(5)のようにデータ管理
テーブル132に登録し、ステップ1307に進む。
【0121】ステップ1307で、配布先管理テーブル
131に図5(6)のように設定されているノードOとノ
ードPに受信し登録し転送すべきコンテンツの特性情報
を配布するメッセージを作成し、通信手段193を介し
て転送し、ステップ1308に進む。
【0122】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451としてノードOまたはノードP,送信元ア
ドレス452として自サーバのノードD,有効ホップ数
453として既に決定されている3,メッセージ種別4
54として配布要求を格納して、データ部460には、
図8(5)の内容コード410,バージョン420,特性
情報430を格納する。
【0123】ステップ1308で、受信したメッセージ
のヘッダ部の有効ホップ数453を調べ、ここでは、有
効ホップ数が1なので、終了する。
【0124】このようにして、複数のサーバに、コンテ
ンツ提供者から経由するサーバの数が増すに従い、コン
テンツデータの量を減少させて複製配置し、かつ自サー
バに格納できなかったコンテンツデータがある場合は、
自サーバに格納できたコンテンツデータと格納できなか
ったコンテンツデータの両方を格納しているサーバのア
ドレスを自サーバの特性情報として登録する。
【0125】また、こうして登録した自サーバの特性情
報をコンテンツ利用者となるノードに配布する。
【0126】図13は、特性情報の内容の一例を示す図
である。図14は、コンテンツ提供ツール100の特性
情報配布要求受信処理の処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【0127】《コンテンツ利用ツール200の特性情報
配布》各コンテンツ提供ツール100から配布された特
性情報配布要求メッセージを受信した各コンテンツ利用
ツール200における処理を説明する。
【0128】ノードH〜ノードUの配布先管理テーブル
231には、各ノード290の通信の設定によって接続
する通信I/Fの情報が予め設定されている。
【0129】ノードH〜ノードUには、特性情報は、ま
だ何も登録されていないとする。
【0130】各ノードのデータ格納手段292のうち、
ノードIは、空きがないが、他のノードは、充分空きが
あるとする。
【0131】ここでは、ノードDのサーバから特性情報
を配布する場合に、コンテンツ利用ツール200内の特
性情報配布手段210の処理手順を説明する。
【0132】《ノードDの特性情報配布手段110》ノ
ードDのサーバは、ステップ1307で、特性情報を配
布するメッセージを作成し、通信手段193を介して、
ノードHに発行している。
【0133】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451としてノードH,送信元アドレス452と
して自サーバのノードD,有効ホップ数453として既
に決定されている3,メッセージ種別454として配布
要求が格納され、データ部460には、図7(3)の内容
コード410,バージョン420,特性情報430が格
納されている。
【0134】《ノードHの特性情報配布手段210》ノ
ードHのサーバ290の特性情報配布手段210は、通
信手段293を介して、ノードDのサーバからの配布要
求メッセージを受信する。
【0135】ステップ1601で、データ管理テーブル
232を調べ、メッセージで受け取ったデータ部460
の内容コード410,バージョン420,特性情報43
0が自ノードに登録されていれば、ステップ1604に
進む。まだ登録されていないので、ステップ1602に
進む。
【0136】ステップ1602で、リソース確認手段2
30が、自サーバのデータ格納手段292の空きが受け
取った特性情報の登録に充分かどうかを調べ、充分ある
ので、ステップ1603に進む。
【0137】ステップ1603で、受信した内容コード
410,バージョン420,特性情報430そのまま全
てをデータ管理テーブル232に登録し、ステップ16
04に進む。
【0138】ステップ1604で、受信したメッセージ
のヘッダ部の有効ホップ数453を調べ、有効ホップ数
が1なら処理が終了するが、ここでは、有効ホップ数が
3なので、ステップ1605に進む。
【0139】ステップ1605で、受信したメッセージ
の有効ホップ数を受信したメッセージの有効ホップ数3
から1減算した2に書き換え、宛先アドレス451を不
特定に書き換え、他の内容は、そのままで、通信手段2
93を介して、配布先管理テーブル231に設定されて
いる全ての接続I/F(ノードIが接続されているI/
FとノードKが接続されているI/Fと)に転送し、終
了する。
【0140】《ノードIの特性情報配布手段210》ノ
ードIのサーバ290の特性情報配布手段210は、ノ
ードHからの配布要求メッセージを通信手段293を介
して受信し、ステップ1601で、データ管理テーブル
232を調べ、メッセージで受け取ったデータ部460
の内容コード410,バージョン420,特性情報43
0が自ノードにまだ登録されていないので、ステップ1
602に進む。
【0141】ステップ1602で、リソース確認手段2
30は、自サーバのデータ格納手段292の空きが受け
取った特性情報の登録に充分かどうかを調べ、空きが無
いので、ステップ1604に進む。
【0142】ステップ1604で、受信したメッセージ
のヘッダ部の有効ホップ数453を調べ、ここでは、有
効ホップ数が2なので、ステップ1605に進む。
【0143】ステップ1605で、受信したメッセージ
の有効ホップ数を受信したメッセージの有効ホップ数2
から1減算した1に書き換え、宛先アドレス451を不
特定に書き換え、他の内容は、そのままで、通信手段2
93を介して、配布先管理テーブル231に設定されて
いる全ての接続I/F(ノードJが接続されているI/
F)に転送し、終了する。
【0144】《ノードJの特性情報配布手段210》ノ
ードJのサーバ290の特性情報配布手段210は、通
信手段293を介して、ノードIからの配布要求メッセ
ージを受信する。
【0145】ステップ1601で、データ管理テーブル
232を調べ、メッセージで受け取ったデータ部460
の内容コード410,バージョン420,特性情報43
0が自ノードに登録されていれば、ステップ1604に
進む。まだ登録されていないので、ステップ1602に
進む。
【0146】ステップ1602で、リソース確認手段2
30が、自サーバのデータ格納手段292の空きが受け
取った特性情報の登録に充分かどうかを調べ、充分ある
ので、ステップ1603に進む。
【0147】ステップ1603で、受信した内容コード
410,バージョン420,特性情報430そのまま全
てをデータ管理テーブル232に登録し、ステップ16
04に進む。
【0148】ステップ1604で、受信したメッセージ
のヘッダ部における有効ホップ数453を調べ、有効ホ
ップ数が1なので、終了する。
【0149】このようにして、コンテンツの内容とその
コンテンツデータの格納情報を含む特性情報が、コンテ
ンツ利用者となる不特定多数のノードに配布される。
【0150】図15は、ノード290または291にお
ける検索指示画面および結果表示画面の一例を示す図で
ある。図16は、コンテンツ利用ツール200の検索要
求送信処理の処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【0151】《コンテンツの検索》ノードUのコンテン
ツ利用者が、有効ホップ数20,タイムアウト時間10
秒の条件で、内容コードとして40000(株情報)を検
索要求する場合を例とし、図3,15,16を参照し
て、コンテンツ検索の処理手順を説明する。
【0152】ノードH〜ノードUの配布先管理テーブル
231には、各ノード290の通信設定によって接続す
る通信I/Fの情報が予め設定されている。
【0153】ノードH〜ノードJには、図7(4)に示す
特性情報が登録されており、他のノードには、特性情報
は何も登録されていないとする。
【0154】ノードUからノードJまでの転送ホップ数
は、10であるとする。
【0155】《ノードUのコンテンツ検索要求手段22
0》ノードUのコンテンツ利用ツール200のコンテン
ツ検索/収集要求手段220でのコンテンツ検索要求送
信処理を図16の処理手順で説明する。
【0156】ノードUのコンテンツ利用者が、図15
(1)のような画面やキーボード,マウスなど入出力手段
295を用いて、すなわち、有効ホップ数指定手段など
を活用し、検索したい情報と検索メッセージの有効ホッ
プ数と検索時の許容応答時間であるタイムアウト時間と
を指示する。
【0157】ノードUのサーバ290のコンテンツ検索
/収集要求手段220は、以下の処理を実行する。
【0158】ステップ1701で、オペレータからの検
索指示受け、ユーザI/F240を介し、検索コンテン
ツが株情報(内容コード40000),有効ホップ数が2
0,タイムアウト時間が10秒であることを入力する。
【0159】ステップ1702で、自ノードのデータ管
理テーブル232を調べ、検索指示があった内容コード
40000(株情報)の特性情報がないかを調べ、あれ
ば、ステップ1705に進む。このノードには、該当す
る特性情報が無いので、ステップ1703に進む。
【0160】ステップ1703で、検索要求メッセージ
を作成し、通信手段293を介して、配布先管理テーブ
ル231に設定されている全ての接続I/F(ノードR
が接続されているI/F)に発行し、前述タイムアウト
時間10秒でタイムアウト・タイマを起動する。
【0161】メッセージのヘッダ部450において、宛
先アドレス451に不特定,送信元アドレス452に自
ノードのノードU,有効ホップ数453に20,メッセ
ージ種別454に検索要求を格納し、データ部460に
は、内容コード40000を格納する。
【0162】ステップ1704で、検索応答が返ってき
たかどうか調べ、返ってきたらステップ1705に進
み、返ってこなければ、ステップ1706に進む。
【0163】ステップ1706で、タイムアウト・タイ
マがタイムアウト時間10秒を経過したか調べ、経過し
ていなければ、ステップ1704に、タイムアウト時間
を経過していたらステップ1707に進む。
【0164】ステップ1707で、ユーザI/F240
を介して、タイムアウト時間を経過しても検索応答が返
ってこないために検索処理を打ちきった旨を入出力手段
295に出力表示する。
【0165】ステップ1705で、返ってきた検索応答
の内容コード410,バージョン420,特性コード4
30をデータ管理テーブル232に登録し、ユーザI/
F240を介して、図15(2)のように、入出力手段2
95に出力表示する。
【0166】図17は、コンテンツ提供ツール100の
検索要求受信処理の処理手順の一例を示すフローチャー
トである。
【0167】《ノードRのコンテンツ検索/収集要求手
段220》ノードRのサーバ290のコンテンツ検索/
収集要求手段220は、ノードUからの検索要求メッセ
ージを通信手段293を介して受信する。
【0168】ステップ1401で、自ノードのデータ管
理テーブル232を調べ、メッセージに格納されている
内容コード40000の特性情報がないかを調べて、あ
れば、ステップ1402に進む。このノードには、該当
する特性情報が無いので、ステップ1403に進む。
【0169】ステップ1403で、受信したメッセージ
のヘッダ部の有効ホップ数453を調べ、有効ホップ数
が1ならステップ1405に進み該当コンテンツがなか
った旨を検索応答に格納しノードUに返信する。ここで
は、有効ホップ数が20なので、ステップ1404に進
む。
【0170】ステップ1404で、受信したメッセージ
の有効ホップ数を受信したメッセージの有効ホップ数2
0から1減算した19に書き換え、他の内容は、そのま
まで、通信手段293を介して、配布先管理テーブル2
31に設定されている全ての接続I/F(ノードQが接
続されているI/F)に転送し、終了する。
【0171】《ノードJのコンテンツ検索/収集要求手
段220》同様にして、10個のノードで転送を繰り返
すと、特性情報を格納しているノードJに検索要求メッ
セージが転送される。
【0172】ノードJのサーバ290のコンテンツ検索
/収集要求手段220は、ノードUからの検索要求メッ
セージを通信手段293を介して受信し、ステップ14
01で、自ノードのデータ管理テーブル232を調べ、
メッセージに格納されている内容コード40000の特
性情報がないか調べ、あるので、ステップ1402に進
む。
【0173】ステップ1402で、検索応答メッセージ
を作成し、通信手段293を介して、受信した検索要求
メッセージの送信元アドレスに格納されているノードU
に返信し、終了する。
【0174】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451にノードU,送信元アドレス452に自ノ
ードのノードJ,メッセージ種別454に検索応答を格
納し、データ部460には、7(4)に示す内容コード4
0000,バージョン420,特性情報430を格納す
る。
【0175】このようにして、コンテンツ利用者は、特
定のディレクトリサーバにアクセスしなくても、よりコ
ンテンツ利用者に近いノードから、利用したいコンテン
ツの構成項目やコンテンツデータの格納場所を知ること
ができる。
【0176】図18は、ノード290または291にお
ける収集指示画面および結果表示画面の一例を示す図で
ある。図19は、収集要求メッセージのデータ部の一例
を示す図である。図20は、収集応答メッセージのデー
タ部の一例を示す図である。図21は、コンテンツ利用
ツール200の収集要求送信処理の処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【0177】《コンテンツの収集》ノードUのコンテン
ツ利用者ノードで、株情報(内容コード40000)をタ
イムアウト時間10秒、トライ回数3で収集要求する場
合についてコンテンツ収集の処理を説明する。
【0178】コンテンツを収集するには、それに先だっ
てコンテンツ検索に成功している必要がある。ここで
は、ノードUコンテンツ利用者ノードが、図15,図1
6,図17のコンテンツ検索の結果を使って、コンテン
ツを収集する場合を説明する。
【0179】《全てのサーバが正常にアクセスできる場
合》ネットワークが込み合うことなく、全てのサーバに
正常にアクセスできる場合のコンテンツ収集動作を説明
する。
【0180】《ノードUのコンテンツ収集要求手段22
0》ノードUにおいて、コンテンツ検索/収集要求手段
220は、検索要求で取得してデータ管理テーブル23
2に格納した株情報(内容コード40000)の特性情報
(図7(4)の内容)に基づき、ユーザI/F240を介し
て、図18(1)のような画面を入出力手段295に表示
する。
【0181】オペレータは、この画面上で、収集したい
コンテンツの詳細な収集条件と収集時の許容応答時間で
あるタイムアウト時間と収集の試行回数とを指示する。
ここでは、タイムアウト時間10秒,試行回数3回の条
件で、株情報(内容コード40000)のコンテンツ構成
項目の銘柄がワイウ製粉の証券コード,時刻,株価,前
日比の情報を収集指示したとする。
【0182】ステップ1801で、ノードUのサーバ2
90のコンテンツ検索/収集要求手段220は、ユーザ
I/F240を介して、オペレータからの収集指示受
け、収集要求するコンテンツの詳細条件が、株情報(内
容コード40000)で、コンテンツ構成項目の銘柄が
ワイウ製粉の証券コード,時刻,株価,前日比の情報で
あり、タイムアウト時間が10秒,試行回数が3回であ
ることを取り込む。
【0183】ステップ1802で、先の検索で取得して
データ管理テーブル232に格納しておいた株情報(内
容コード40000)の特性情報(図7(4)の内容)か
ら、収集要求されたコンテンツ構成項目431のうち最
も低い配布優先度433を調べ、この優先度のコンテン
ツデータ440を格納しているサーバを求める。
【0184】ここでは、収集要求されたコンテンツ構成
項目431のうち最も低い配布優先度433は、2であ
り、この優先度のコンテンツデータを持つサーバは、ノ
ードDのサーバであることが判る。
【0185】そこで、このノードDのサーバ宛の収集要
求メッセージを作成し、通信信手段293を介して、メ
ッセージを発行するとともに、オペレータが入力したタ
イムアウト時間10秒でタイムアウト・タイマを起動す
る。
【0186】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451としてノードD,送信元アドレス452と
して自ノードのノードU,メッセージ種別454として
収集要求を格納する。データ部460には、図7(4)に
示すように、検索で取得済み内容コード40000,そ
のバージョン1,取得済み特性情報430とを格納し、
オペレータが指示した収集条件から作成した特性情報
(図19(1))とコンテンツデータ(図19(2))とを格納
する。
【0187】ステップ1803で、検索応答が返ってき
たかどうか調べ、返ってきたらステップ1804に進
み、返ってこなければ、ステップ1806に進む。
【0188】今回は、全てのサーバが正常にアクセスで
きるので、タイムアウト時間内に応答が返ってきてお
り、ステップ1804に進む。
【0189】ステップ1804で、収集応答メッセージ
を調べ、収集失敗が返ってきていれば、ステップ180
7に進み、収集失敗では、なく成功であれば、ステップ
1805に進む。
【0190】今回は、全てのサーバが正常にアクセスで
きるので、収集成功しているから、ステップ1805に
進む。
【0191】ステップ1805で、ユーザI/F240
を介して、返ってきた収集応答の内容を図20(2)のよ
うに入出力手段295に出力表示する。
【0192】図22は、コンテンツ提供ツール100の
収集要求受信処理の処理手順の一例を示すフローチャー
トである。
【0193】《ノードDのコンテンツ検索/収集要求手
段120》ノードDのサーバ190のコンテンツ検索/
収集要求手段120は、ノードUからの収集要求メッセ
ージを通信手段193を介して受信する。
【0194】ステップ1501で、図7(4)のデータ管
理テーブル132を参照し、自ノードに収集要求された
内容コード40000の登録があるかどうか調べ、登録
があれば、ステップ1502に進む。無ければ、ステッ
プ1509に進み、該当コンテンツがない旨を収集応答
に格納し、ノードUに返信する。今回は、内容コード4
0000の特性情報があるので、ステップ1502に進
む。
【0195】ステップ1502で、収集要求条件が内容
コードのみであるか調べ、他の収集要求の条件無けれ
ば、ステップ1506に進む。他に収集条件あるなら
ば、ステップ1503に進む。今回は、他の収集条件あ
るので、ステップ1503に進む。
【0196】ステップ1503で、図7(4)のデータ管
理テーブル132を参照し、図19(1)のコンテンツ構
成項目で要求のマークがついているものが存在するかを
調べ、存在すれば、ステップ1504に進む。存在しな
ければ、ステップ1508に進み、該当コンテンツ構成
項目431がこのコンテンツ提供システムに存在しない
旨を収集応答に格納し、ノードUに返信する。今回は、
存在するので、ステップ1504に進む。
【0197】ステップ1504で、図7(4)のデータ管
理テーブル132を参照し、図19(1)で要求のマーク
がついているもののコンテンツデータ440が自ノード
のコンテンツデータDB133に登録されているかを調
べ、要求のある全てのコンテンツ構成項目431のコン
テンツデータ440が自ノードにあれば、ステップ15
05に進む。
【0198】一部でもコンテンツデータ440が存在し
ないコンテンツ構成項目431があれば、ステップ15
07に進み、該当コンテンツ構成項目431がこのサー
バに存在しない旨とこのサーバが有する該当内容コード
の特性情報とを収集応答に格納し、ノードUに返信す
る。
【0199】ステップ1505で、収集要求の条件で要
求している内容コード40000のコンテンツ構成項目
(図19(1)で要求のマークがついているもの)のうち、
指定されたコンテンツデータ(図19(2)に示すよう
に、銘柄が一致するもの)と一致しているブロックがあ
るかについて、図11(3)に示すコンテンツデータDB
133を検索する。
【0200】検索した結果一致するブロックがあれば、
ステップ1506に進む。無ければ、ステップ1508
に進む。
【0201】ステップ1506で、図20(2)に示した
一致するブロックをコンテンツデータDB133から取
り出し、これに該当する図20(1)に示した特性情報
と、データ管理テーブル132の該当する内容コード4
0000と、バージョン1とを付加して、収集応答メッ
セージを構成し、収集要求元のノードUのコンテンツ利
用者に返信する。
【0202】《ノードDのサーバのみアクセス障害発生
し、他の全サーバが正常にアクセスできる場合》ネット
ワークが込み合うことはないが、ノードDのサーバのみ
が停止し、他の全てのサーバが正常に動作している場合
のコンテンツ収集動作を説明する。
【0203】《ノードUのコンテンツ検索/収集要求手
段220》ノードUのコンテンツ利用者ノードでのコン
テンツ利用ツール200のコンテンツ検索/収集要求手
段220でのコンテンツ収集要求送信処理を図22の処
理手順で説明する。
【0204】ノードUのコンテンツ利用者ノードで、検
索要求で取得しデータ管理テーブル232に格納した株
情報(内容コード40000)の特性情報(図7(4)の内
容)を元にコンテンツ検索/収集要求手段220は、図
16(1)のような画面をユーザI/F240を介し入出
力手段295に表示し、オペレータは、この画面から収
集したいコンテンツの詳細な収集条件と収集時の許容応
答時間であるタイムアウト時間と収集の試行回数とを指
示する。
【0205】ここでは、株情報(内容コード40000)
のコンテンツ構成項目の銘柄がワイウ製粉の証券コー
ド,時刻,株価,前日比の情報を、タイムアウト時間1
0秒、試行回数3回で収集指示された場合で説明する。
ノードUのサーバ290のコンテンツ検索/収集要求手
段220は、ステップ1801で、オペレータからの収
集指示受け、ユーザI/F240を介し、収集要求する
コンテンツの詳細条件は、株情報(内容コード4000
0)でコンテンツ構成項目の銘柄がワイウ製粉の証券コ
ード、時刻、株価、前日比の情報、およびタイムアウト
時間が10秒、試行回数が3回であることを入力する。
【0206】ステップ1802で、先の検索で取得しデ
ータ管理テーブル232に格納した株情報(内容コード
40000)の特性情報(図7(4)の内容)より、収集要
求されたコンテンツ構成項目431のうち最も低い配布
優先度433を調べ、この優先度のコンテンツデータ4
40を格納しているサーバを求める。ここでは、収集要
求されたコンテンツ構成項目431のうち最も低い配布
優先度433は、2で、この優先度のコンテンツデータ
を持つサーバは、ノードDのサーバであることが判る。
【0207】このノードDのサーバ宛の収集要求メッセ
ージを作成し、通信信手段293を介してメッセージを
発行し、前述のオペレータが入力したタイムアウト時間
10秒でタイムアウト・タイマを起動する。
【0208】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451にノードD、送信元アドレス452に自ノ
ードのノードU、メッセージ種別454に収集要求を格
納し、データ部460には、検索で取得済み内容コード
410として40000とそのバージョン420として
1、取得済み特性情報430、図7(4))とオペレータ
からの指示のあった収集条件から作成した特性情報(図
19(1))とコンテンツデータ(図19(2))とを格納す
る。
【0209】ステップ1803で、検索応答が返ってき
たかどうか調べる。今回は、ノードDのサーバは、アク
セス障害発生しているため、タイムアウト時間内に応答
が返ってこないため、ステップ1807に進む。
【0210】ステップ1807で、試行回数を調べ、試
行回数が1でなければ、ステップ1809に進む。試行
回数が1であれば、ステップ1811に進み、収集処理
を打ちきった旨をユーザI/F240を介して、入出力
手段295に出力表示する。今回は、3であるためステ
ップ1808に進む。
【0211】ステップ1808で、取得済み特性情報4
30を参照し、前回収集要求したサーバより低い配布優
先度431のコンテンツデータ440を格納しているサ
ーバがあるかどうか調べ、無ければ、ステップ1811
に進む。
【0212】今回は、特性情報430、図7(4))を参
照し、ノードDのサーバの配布優先度4332より低い
コンテンツデータ440を持つサーバがあるので、ステ
ップ1809に進む。
【0213】ステップ1809で、現在の試行回数3か
ら1減算して2にする。
【0214】ステップ1810で、特性情報430、図
7(4))を参照し、ノードDのサーバの次に低い配布優
先度433のコンテンツデータ440が格納されている
ノードCのサーバが求まる。
【0215】このノードCのサーバ宛の収集要求メッセ
ージを作成し、通信信手段293を介してメッセージを
発行し、前述のオペレータが入力したタイムアウト時間
10秒でタイムアウト・タイマを起動する。
【0216】メッセージのヘッダ部450には、宛先ア
ドレス451にノードC,送信元アドレス452にノー
ドU,メッセージ種別454に収集要求を格納し、デー
タ部460には、検索で取得済み内容コード410とし
て40000,そのバージョン420として1,図7
(4)に示した取得済み特性情報430,オペレータから
の指示のあった収集条件に基づき作成した特性情報(図
19(1))とコンテンツデータ(図19(2))とを格納す
る。
【0217】これ以降は、障害が無い場合と同様の処理
手順で、コンテンツを収集できる。
【0218】《ノードCのコンテンツ検索/収集応答手
段120》障害がある場合に、ノードUのコンテンツ利
用者ノードのコンテンツ利用ツール200が発行した収
集要求メッセージを受信するノードCのサーバのコンテ
ンツ提供ツール100のコンテンツ検索/収集応答手段
120でのコンテンツ検索要求受信処理は、障害が無い
場合のノードDのサーバの動作と同じである。
【0219】あるサーバが障害でアクセス不能になった
場合でも、利用したいコンテンツデータを格納している
別のサーバが存在し、その別のサーバの情報を簡単に知
ることができる。
【0220】そのため、コンテンツ利用における信頼性
が高く、利用しやすいコンテンツ提供/利用システムを
実現できる。
【0221】《配布優先度の決め方に関する実施形態》
本実施形態では、配布優先度431が低い場合を、その
数値が大きい場合とする。構成や配布、検索、収集の動
作は、前記実施形態と同様とする。
【0222】《1.データ量で配布優先度を決める》コ
ンテンツの一例として図13(1)に示すコンテンツ構成
項目431と外部格納データ総量434のニュースがあ
ったとする。配布優先度433は、外部格納データ総量
434の大きいものの配布優先度433を低く(配布優
先度の値を大きく)決める。
【0223】こうして決めた特性情報430でコンテン
ツを構成したものを、前記(1)コンテンツ提供ツールの
コンテンツ配布と特性情報配布の手順で配布すると、 (a)配布優先度433が低く外部格納データ総量434
が多いコンテンツ構成項目431は、コンテンツ提供者
191のからの転送ホップ数が少ないところに配置でき
るので、複製配置時通信コストを削減できる。また、配
布優先度433が低く外部格納データ総量434が多い
コンテンツ構成項目431は、複製数が少なくなるの
で、複製配置のために占有するトータルのディスク容量
を少なくできる。 (b)配布優先度433が高く外部格納データ総量434
が少ないコンテンツ構成項目431は、より多く複製配
置されるので、コンテンツ利用者291がアクセスしや
すくなる。
【0224】《2.更新頻度で配布優先度を決める》コ
ンテンツの一例として、特性情報が、図13(2)に示す
コンテンツ構成項目431を含むゲームソフトがあった
とする。このゲームソフトでは、ゲームに登場するキャ
ラクタを変更できるようになっていて、そのキャラクタ
データが頻繁に更新される場合を考える。配布優先度4
33は、更新頻度が高いものの配布優先度433を低く
(配布優先度の値を大きく)決める。
【0225】このように決めた特性情報430でコンテ
ンツを構成したデータを、コンテンツ提供ツール100
のコンテンツ配布と特性情報配布の処理手順で配布する
と、 (c)配布優先度433が低く更新頻度が高いコンテンツ
構成項目431は、コンテンツ提供者191のからの転
送ホップ数が少ないところに配置でき、複製数が少なく
なるので、更新時の通信コストを削減できる。 (d)配布優先度433が高く更新頻度が低いコンテンツ
構成項目431は、より多く複製配置されるので、コン
テンツ利用者291がアクセスしやすくなる。
【0226】《3.重要度で配布優先度を決める》コン
テンツとしてコンテンツ構成項目431ごとにコンテン
ツ提供者191がコンテンツ利用者291に提供したい
重要度が異なるものがあったとする。配布優先度433
は、重要なものの配布優先度433を高く(配布優先度
の値を小さく)決める。
【0227】こうして決めた特性情報430でコンテン
ツを構成したものを、コンテンツ提供ツール100のコ
ンテンツ配布と特性情報配布の手順で配布すると、 (e)配布優先度433が低く重要度が低いコンテンツ構
成項目431は、コンテンツ提供者191のからの転送
ホップ数が少ないところに配置できるので、複製配置時
の通信コストを削減できる。
【0228】また、配布優先度433が低く重要度が低
いコンテンツ構成項目431は、複製数が少なくなるの
で、分散配置のために占有するトータルのディスク容量
を少なくできる。 (f)配布優先度433が高く重要度が高いコンテンツ構
成項目431は、より多く複製配置されるので、コンテ
ンツ利用者291がアクセスしやすくなる。
【0229】このようにして、コンテンツ提供に要する
リソースを節約しながら、コンテンツ利用者が楽にアク
セスでき、効率良くサービスを提供できる。
【0230】
【発明の効果】本発明によれば、あるサーバが障害でア
クセス不能になった場合でも、利用したいコンテンツデ
ータを格納している別のサーバが存在し、その別のサー
バの情報を容易に知ることができる。その結果、コンテ
ンツ利用において簡単で信頼性が高いコンテンツ提供/
利用システムを提供できる。
【0231】コンテンツが複製配置されているので、コ
ンテンツ利用者が、元々の情報発生源であるコンテンツ
提供者へのアクセスやネットワークの集中を避け、通信
コスト節約し、短い応答時間でコンテンツを収集可能な
コンテンツ提供/利用システムを提供できる。
【0232】コンテンツ利用者は、特定のディレクトリ
サーバにアクセスしなくても、よりコンテンツ利用者に
近いノードから、利用したいコンテンツの構成項目やコ
ンテンツデータの格納場所を容易に知ることができる。
【0233】コンテンツ提供者は、コンテンツの内容項
目のデータ量,構成項目の更新の頻度,重要度などによ
り配布優先度を決めるとともに、コンテンツ構成項目別
にコンテンツ提供者からの転送ホップ数や複製数の多い
少ないを決定でき、用途によってその決定法を変える
と、システムトータルとしてコンテンツ提供に要するリ
ソースを節約しながら、コンテンツ利用者が容易にアク
セス可能なコンテンツ提供/利用システムを効率良く提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンテンツ提供/利用システムに
おけるノード接続の一例を示す系統図である。
【図2】本発明によるコンテンツ提供/利用システムの
実施形態においてコンテンツ提供ツールをインストール
したサーバ190の内部構成の一例を詳細に示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明によるコンテンツ提供/利用システムの
実施形態においてコンテンツ利用ツールをインストール
したノードのコンピュータ290の内部構成の一例を詳
細に示すブロック図である。
【図4】図2および図3の実施形態で取り扱うコンテン
ツの構造,特性情報の構造,メッセージの構造を示す図
である。
【図5】各サーバの配布先管理テーブル131の内容の
一例を示す図である。
【図6】各サーバのデータ管理テーブル132の内容の
一例を示す図である。
【図7】各サーバのデータ管理テーブル132の内容の
一例を示す図である。
【図8】各サーバのデータ管理テーブル132の内容の
一例を示す図である。
【図9】各サーバのコンテンツデータDB133の内容
の一例を示す図である。
【図10】各サーバのコンテンツデータDB133の内
容の一例を示す図である。
【図11】各サーバのコンテンツデータDB133の内
容の一例を示す図である。
【図12】コンテンツ提供ツール100のコンテンツ配
布要求受信処理の処理手順の一例を示すフローチャート
である。
【図13】特性情報の内容の一例を示す図である。
【図14】コンテンツ提供ツール100の特性情報配布
要求受信処理の処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【図15】ノード290または291における検索指示
画面および結果表示画面の一例を示す図である。
【図16】コンテンツ利用ツール200の検索要求送信
処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図17】コンテンツ提供ツール100の検索要求受信
処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図18】ノード290または291における収集指示
画面および結果表示画面の一例を示す図である。
【図19】収集要求メッセージのデータ部の一例を示す
図である。
【図20】収集応答メッセージのデータ部の一例を示す
図である。
【図21】コンテンツ利用ツール200の収集要求送信
処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図22】コンテンツ提供ツール100の収集要求受信
処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 コンテンツ提供ツール 110 コンテンツ/特性情報配布手段 120 コンテンツ検索/収集応答手段 130 リソース確認手段 131 配布先管理テーブル 132 データ管理テーブル 133 コンテンツデータDB 190 サーバ 191 コンテンツ提供者 192 データ格納手段 193 通信手段 194 サーバの基本機能 200 コンテンツ利用ツール 210 特性情報配布手段 220 コンテンツ検索/収集要求手段 230 リソース確認手段 231 配布先管理テーブル 232 データ管理テーブル 240 ユーザI/F 290 ノード 291 コンテンツ利用者 292 データ格納手段 293 通信手段 294 計算機の基本機能 295 入出力手段 300 インターネット活用サービス事業者 310 コンテンツ提供/利用ツールの提供手段 320 ネットワーク 410 内容コード 420 バージョン 430 特性情報 431 コンテンツ構成項目 432 データ型 433 配布優先度 434 外部格納データ総量 435 格納ポインタ 436 内部格納データ総量 437 外部格納ブロック数 438 内部格納ブロック数 440 コンテンツデータ 450 ヘッダ部 451 宛先アドレス 452 送信元アドレス 453 有効ホップ数 454 メッセージ種別 460 データ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外岡 秀樹 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 (72)発明者 鈴木 邦弘 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 (72)発明者 足達 芳昭 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 (72)発明者 森 欣司 東京都町田市つくし野二丁目11番1号 Fターム(参考) 5B082 CA16 CA17 FA12 GC04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツ提供者のノードと少なくとも
    一つのサーバとコンテンツ利用者のノードとがネットワ
    ークに接続され、コンテンツ利用者がコンテンツ提供者
    のデータ格納手段に存在する資源を利用するコンテンツ
    提供/利用システムにおいて、 自サーバのデータ格納手段の空き容量などの状況を把握
    するリソース確認手段と、前記コンテンツ提供者により
    近い上流サーバから当該上流サーバが格納しているコン
    テンツを受け取り前記自サーバのリソース状況に応じた
    データ量だけを自サーバの前記データ格納手段のコンテ
    ンツデータベースに格納し残りのコンテンツを削除する
    コンテンツデータベース作成手段と、格納できたコンテ
    ンツデータについては自サーバの前記データ格納手段の
    データ管理テーブルに自サーバのアドレスを登録し格納
    できなかったコンテンツデータがある場合は格納できた
    コンテンツデータと格納できなかったコンテンツデータ
    の両方を格納している上流サーバのアドレスを前記デー
    タ管理テーブルに登録するデータ管理テーブル作成手段
    と、前記格納できたコンテンツデータを下流サーバに受
    け渡すとともに前記データ管理テーブルを前記コンテン
    ツ利用者となる不特定多数のノードに配布する配布手段
    とを備えたことを特徴とするコンテンツ提供ツール。
  2. 【請求項2】 コンテンツ提供者のノードと少なくとも
    一つのサーバとコンテンツ利用者のノードとがネットワ
    ークに接続され、コンテンツ利用者がコンテンツ提供者
    のデータ格納手段に存在する資源を利用するコンテンツ
    提供/利用システムにおいて、 自サーバのデータ格納手段の空き容量などの状況を把握
    するリソース確認手段と、前記コンテンツ提供者により
    近い上流サーバから当該上流サーバが格納しているコン
    テンツを受け取り前記自サーバのリソース状況に応じた
    データ量だけを自サーバの前記データ格納手段のコンテ
    ンツデータベースに格納し残りのコンテンツを削除する
    コンテンツデータベース作成手段と、格納できたコンテ
    ンツデータについては自サーバの前記データ格納手段の
    データ管理テーブルに自サーバのアドレスを登録し格納
    できなかったコンテンツデータがある場合は格納できた
    コンテンツデータと格納できなかったコンテンツデータ
    の両方を格納している上流サーバのアドレスを前記デー
    タ管理テーブルに登録するデータ管理テーブル手段と、
    前記格納できたコンテンツデータを下流サーバに受け渡
    すとともに前記データ管理テーブルを前記コンテンツ利
    用者となる不特定多数のノードに配布する配布手段とを
    備え、 前記コンテンツが、各コンテンツ構成項目について少な
    くともそのコンテンツが格納されているサーバのアドレ
    ス,配布優先度,内部格納データ総量からなる特性情報
    とコンテンツデータとを含むことを特徴とするコンテン
    ツ提供ツール。
  3. 【請求項3】 コンテンツ提供者のノードと少なくとも
    一つのサーバとコンテンツ利用者のノードとがネットワ
    ークに接続され、コンテンツ利用者がコンテンツ提供者
    のデータ格納手段に存在する資源を利用するコンテンツ
    提供/利用システムにおいて、 自サーバのデータ格納手段の空き容量などの状況を把握
    するリソース確認手段と、前記コンテンツ提供者により
    近い上流サーバから当該上流サーバが格納しているコン
    テンツを受け取り前記自サーバのリソース状況に応じた
    データ量だけを自サーバの前記データ格納手段のコンテ
    ンツデータベースに格納し残りのコンテンツを削除する
    コンテンツデータベース作成手段と、格納できたコンテ
    ンツデータについては自サーバの前記データ格納手段の
    データ管理テーブルに自サーバのアドレスを登録し格納
    できなかったコンテンツデータがある場合は格納できた
    コンテンツデータと格納できなかったコンテンツデータ
    の両方を格納している上流サーバのアドレスを前記デー
    タ管理テーブルに登録するデータ管理テーブル手段と、
    前記格納できたコンテンツデータを下流サーバに受け渡
    すとともに前記データ管理テーブルを前記コンテンツ利
    用者となる不特定多数のノードに配布する配布手段とを
    備え、 前記コンテンツが、各コンテンツ構成項目について少な
    くともそのコンテンツが格納されているサーバのアドレ
    ス,配布優先度,内部格納データ総量からなる特性情報
    とコンテンツデータとを含み、 前記配布手段が、予め前記データ格納手段に作成された
    配布先管理テーブルを参照して自サーバが有するコンテ
    ンツの配布要求を他のサーバに送信し他のサーバから送
    られたコンテンツ配布要求を受信し自サーバのリソース
    状況を判断しコンテンツの全てまたは一部を自サーバの
    データ格納手段に格納し他のサーバに情報配布要求を転
    送し自サーバが有する特性情報の配布要求を他のサーバ
    に送信するコンテンツ/特性情報配布手段であることを
    特徴とするコンテンツ提供ツール。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のコンテンツ提
    供ツールにおいて、 コンテンツ利用者から送られた検索要求を受信し自サー
    バ内に格納されている該当特性情報を探し出し検索要求
    に応答しコンテンツ利用者から送られた収集要求を受信
    し自サーバ内に格納されている該当コンテンツを探し出
    し収集要求に応答するコンテンツ検索/収集応答手段を
    備えたことを特徴とするコンテンツ提供ツール。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれか一項に記載
    のコンテンツ提供ツールにおいて、 前記配布優先度が、前記コンテンツのデータ量,更新頻
    度,重要度のいずれかであり、 前記コンテンツの削除が、前記配布優先度の低い順にな
    されることを特徴とするコンテンツ提供ツール。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか一項に記載
    のコンテンツ提供ツールにおいて、 コンテンツ利用者が遡れるサーバおよびノードの段数を
    予め指定する有効ホップ数として前記コンテンツととも
    に送信する有効ホップ数指定手段を備えたことを特徴と
    するコンテンツ提供ツール。
  7. 【請求項7】 コンテンツ提供者のノードと少なくとも
    一つのサーバと入出力手段を有するコンテンツ利用者の
    ノードとがネットワークに接続され、コンテンツ利用者
    がコンテンツ提供者のデータ格納手段に存在する資源を
    利用するコンテンツ提供/利用システムにおいて、 自ノードのデータ格納手段の空き容量などの状況を把握
    するリソース確認手段と、取り込んだコンテンツを管理
    するデータ管理テーブルを前記自ノードのデータ格納手
    段に作成するデータ管理テーブル作成手段と、コンテン
    ツ配布要求を送信する他のサーバのアドレスと特性情報
    配布要求を送信するノードのアドレスとが設定されてい
    る配布先管理テーブルと、サーバや他のノードから送ら
    れた特性情報配布要求を受信し自ノードに特性情報を格
    納し前記配布先管理テーブルを参照して他のノードに特
    性情報の配布要求を転送する特性情報配布手段と、収集
    すべきコンテンツ構成項目を格納するサーバが前記配布
    先管理テーブルに複数登録されている時にまず一つのサ
    ーバにアクセスしてコンテンツ収集を試み収集が失敗し
    た場合は登録されている別のサーバにアクセスして収集
    するコンテンツ検索/収集要求手段とを備えたことを特
    徴とするコンテンツ利用ツール。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のコンテンツ利用ツール
    において、 収集すべきコンテンツ構成項目を格納するサーバが前記
    配布先管理テーブルに複数登録されている時に最初のア
    クセス先のサーバをランダムに決定することを特徴とす
    るコンテンツ利用ツール。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のコンテンツ利用ツール
    において、 収集すべきコンテンツ構成項目を格納するサーバが前記
    配布先管理テーブルに複数登録されている時に最初のア
    クセス先を配布優先度が最も低いサーバとすることを特
    徴とするコンテンツ利用ツール。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれか一項に記
    載のコンテンツ利用ツールにおいて、 前記入出力手段が、コンテンツ利用者が遡れるサーバお
    よびノードの段数を有効ホップ数として指定する有効ホ
    ップ数指定手段を含むことを特徴とするコンテンツ利用
    ツール。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項6のいずれか一
    項に記載されたコンテンツ提供ツールをインストールし
    たノードと、 請求項7ないし10のいずれか一項に記載されたコンテ
    ンツ利用ツールをインストールしたノードとを含むコン
    テンツ提供/利用システム。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項6のいずれか一
    項に記載されたコンテンツ提供ツールをインストールし
    たノードと、 請求項7ないし10のいずれか一項に記載されたコンテ
    ンツ利用ツールをインストールしたノードと、 前記コンテンツ提供ツールおよび前記コンテンツ利用ツ
    ールをリムーバブル記憶媒体の送付またはネットワーク
    を介したファイル転送などにより提供するネットワーク
    活用サービス事業者のノードとを含むコンテンツ提供/
    利用システム。
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