JP2003248611A - 記憶管理統合システム、および、その記憶管理制御方法 - Google Patents

記憶管理統合システム、および、その記憶管理制御方法

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JP2003248611A JP2002049308A JP2002049308A JP2003248611A JP 2003248611 A JP2003248611 A JP 2003248611A JP 2002049308 A JP2002049308 A JP 2002049308A JP 2002049308 A JP2002049308 A JP 2002049308A JP 2003248611 A JP2003248611 A JP 2003248611A
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Munetoshi Tsuge
宗俊 柘植
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワークに接続された複数の計算機に分散
した共用ディスクのファイル情報を使用するときに、共
用ディスクにアクセスするときの使用条件を定義できる
ようにして、ユーザがファイル共用をおこなうときに、
設定や相手の計算機の運用などに煩わせることなく簡単
にファイル共用をおこなえるようにする。 【解決手段】ネットワークに記憶管理統合サーバ100
を設け、各計算機は提供する共用領域に付随する条件・
稼動状況・利用形態を上記サーバへ登録する。そして、
ある計算機が共用領域へファイルアクセスをおこなう際
には、記憶管理統合サーバへ適切なアクセス先を問い合
わせ、その返答を元にアクセス先に適する計算機を決定
し、それらの計算機へ直接アクセスをおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶管理統合シス
テム、および、その記憶管理制御方法に係り、ネットワ
ークに接続された複数の計算機の共用ディスクのファイ
ル情報を一元管理し、計算機、ディスクの状況に応じた
ファイル共用を可能として、ユーザのファイル共用の利
便性を向上させるのに好適な記憶管理統合システム、お
よび、その記憶管理制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ではハードディスクの大容量化が進
み、各個人が占有して使用できる計算機であるパーソナ
ル・コンピュータにおいても、極めて大容量のハードデ
ィスクが搭載されるようになってきている。しかしその
一方で、このようなパーソナル・コンピュータに搭載さ
れた大容量ハードディスクを有効に利用できるようなア
プリケーションはまだ少なく、かといってハードディス
クの容量を小さくしても、一定以上の水準では、ハード
ディスクの価格の差が生じないようになっているため、
パーソナル・コンピュータの価格は、さして下がるわけ
ではない。そのため、近年のパーソナル・コンピュータ
の多くはかなりの余剰容量をハードディスクに抱えてい
る状況である。
【0003】このような余剰容量の有効な利用法として
は、ネットワーク経由でファイルアクセスをおこなうた
めのプロトコルを用いることによって、余剰容量部分を
同一ネットワークに接続された他の計算機からアクセス
できる共用ディスク領域とし、複数人によるファイルの
共有や、ファイルのバックアップに利用することが考え
られる。
【0004】しかしながら、このような余剰容量は各計
算機ごとに少しずつ存在するため、どの計算機の共用デ
ィスク領域にどのファイルが存在するか、どのようなフ
ァイルを書き込むべきかといったファイル所在の管理を
おこなわないと、どの共用ディスク領域にどのファイル
を記録したかが分からなくなってしまう。従来はこのフ
ァイル管理を、共用ディスク領域にアクセスするユーザ
自身がおこなわなければならなかった。
【0005】また、従来のディスク共用技術では、共用
ディスク領域を提供する側の計算機の主たるユーザは、
そのディスク領域をどのように使うべきか、どのように
使って欲しいかといった使用条件に関する情報を、共用
ディスク領域を使う側のユーザへ提供することができな
かった。
【0006】加えて、パーソナル・コンピュータに搭載
されているハードディスクは信頼性が乏しい上に、パー
ソナル・コンピュータは常に電源が入っているとも限ら
ず、ノート型計算機や携帯情報端末に至ってはネットワ
ークに接続されているとも限らない。このような計算機
が提供する共用ディスク領域を用いる場合、従来は、そ
のディスク領域にアクセスするユーザ自身が自らの意思
によって、運用上生ずる要因に配慮するしかなかった。
【0007】一方、ネットワークに直接接続できる共用
ディスク専用機器として、NAS(Network Attached S
torage)が近年注目を浴びている。NAS装置を導入す
る利点としては、共用ディスクを一つのNAS装置でま
かなえばデータの一元管理が可能であること、NAS装
置の多くはパーソナル・コンピュータが用いているハー
ドディスクよりも信頼性が高くアクセスも高速であるこ
と、バックアップ等のシステム管理機能が充実しており
容易におこなえること等が挙げられる。しかし、NAS
装置は一般に高価であることに加え、大人数で共有する
とNAS装置そのものやその周辺のネットワークの負荷
が大きくなってしまうという欠点も存在する。また、全
ての共有ファイルを1台のNAS装置のみに集約する
と、そのNAS装置またはNAS装置とアクセス元計算
機との間のネットワークに障害があると、どの共有ファ
イルにも全くアクセスできなくなってしまうことも欠点
と言える。かといって冗長性を確保するために、複数の
NAS装置を導入すれば、導入コストも管理コストも上
がり、一元管理の利便性も損なわれてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ネットワークで接続さ
れた複数の計算機が提供する共用ディスク領域を利用す
る場合の問題点としては、上記のように、ファイルの所
在の管理と、共用ディスク領域提供側の計算機の使用条
件・稼動状況・利用形態をファイルアクセスに反映する
ことが挙げられる。
【0009】複数の共用ディスク領域に存在するファイ
ルの所在管理に関する問題を解決する従来技術として
は、NapsterやGnutellaといったピア・
ツー・ピアによるファイル交換システムが挙げられる。
しかしこれらは、各計算機に設けられた共用ディスク領
域に既に書き込まれたファイルを他の計算機へ公開する
ためのシステムであるため、他の計算機からのファイル
書き込みには対応できず、まして共用ディスクを提供す
る側のユーザが書き込み条件等の情報を提供することも
できない。
【0010】また、共用ディスクを一定の使用条件に基
づいて管理するシステムも従来技術として存在するが、
これは専ら共用ディスクとして用いられるディスク群を
特定の管理者が一元管理するためのものであり、それぞ
れ異なるユーザが存在しそれぞれ用途や稼動状況が異な
る計算機に設けられた共有ディスク領域について、その
計算機の用途・稼動状況・ユーザの使用条件を反映する
ものではない。
【0011】一方、NAS装置には、データの一元管理
・高信頼性・アクセス集中・高価格といった、複数の計
算機が提供する共用ディスク領域を利用する場合とは相
異なる利点・欠点が存在するものの、両システムを組み
合わせて互いの欠点を補完するための従来技術は存在し
なかった。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、ネットワークに接続された
複数の計算機に分散した共用ディスクのファイル情報を
一元管理できる記憶管理統合システムにおいて、共用デ
ィスクにアクセスするときの使用条件を定義できるよう
にして、ユーザがファイル共用をおこなうときに、設定
や相手の計算機の運用などに煩わせることなく簡単にフ
ァイル共用をおこなえる記憶管理統合システム、およ
び、その記憶管理制御方法を提供することにある。
【0013】また、その目的は、ネットワークのボトル
ネックとなる計算機にアクセスしても、スループットが
低下しないような記憶管理統合システム、および、その
記憶管理制御方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、ネットワー
ク上に一台以上の記憶管理統合サーバを設け、各計算機
は提供する共用ディスク領域のポリシ情報や、その計算
機の用途等の情報を、記憶管理統合サーバへ登録してお
く。また、記憶管理統合サーバは、各計算機の稼動状況
を定期的に監視している。
【0015】この記憶管理統合サーバには、各計算機の
ポリシ、用途、稼動状況といった情報に加え、各計算機
が提供している共用ディスク領域に記録されているファ
イルの所在情報も集積されている。ある計算機が共用デ
ィスク領域へのファイルアクセスをおこなう際には、先
ず、記憶管理統合サーバに適切なアクセス先を問い合わ
せる。
【0016】記憶管理統合サーバは、内部に集積されて
いる先述の情報をもとにしてアクセス先として適した計
算機のリストを作成し、そのリストを問い合わせ元の計
算機へ返答する。問い合わせ元の計算機は、そのリスト
の中からアクセス先計算機として望ましいものを選び、
それらの計算機へ直接ファイルのアクセスをおこなう。
アクセス先計算機は、ファイルアクセスが正常に終了し
たら、そのアクセスの結果生じたファイル所在の変更情
報を記憶管理統合サーバへ報告する。記憶管理統合サー
バは、そのファイル所在変更情報を、内部のファイル所
在情報へ反映する。
【0017】記憶管理統合サーバの機能は、ファイルの
所在と各計算機のポリシ等の情報を把握し、ファイルの
アクセス先として適切な計算機を照会するだけであり、
ファイルの内容を記憶管理統合サーバ内へ蓄積すること
はないし、ファイルの内容のアクセス時にそれらのデー
タを中継することもない。このため、実際のファイル内
容のアクセスに用いるプロトコルについては、書き込み
の開始・終了や削除実行の際に記憶管理統合サーバへ通
知をおこなうといったいくつかの要件さえ満たせば、ど
のようなプロトコルを用いてもよい。また、記憶管理統
合サーバが停止してしまった場合でも、ファイルの所在
さえ把握できれば、計算機同士で直接ファイルのアクセ
スが可能である。
【0018】計算機からアクセス先の問い合わせを受け
付けた記憶管理統合サーバは、その返答としてアクセス
先に適した計算機のリストを返すが、リストを受け取っ
た計算機はそのリストに含まれる複数の計算機に対して
同じファイルに関するアクセスをおこなってもよい。複
数の計算機に対して同じファイルの書き込みをおこなう
ことにより、一方の計算機が停止していたりネットワー
クから切り離されている場合でも、他方の計算機に記録
されているファイルを読み出すことが可能になる。ま
た、複数の計算機から同じファイルの読み出しをおこな
うことにより、アクセス元計算機の要求条件に最も適合
する(例えば、ネットワーク回線速度がもっとも速い)
アクセス先計算機からファイルを読み出すことができ
る。これりにより、ファイル読み出しのスループットを
向上させることができる。
【0019】本発明による複数の計算機が持つ補助記憶
装置の統合システム内にNAS装置を設置し、全ての共
有ファイルをNAS装置において一元管理する場合に
は、そのNAS装置についても他の計算機と同様に、記
憶管理統合サーバへポリシ情報等の登録をおこなうよう
にする。このとき、あらゆるファイルの書き込み先の問
い合わせにおいて、書込み先計算機にそのNAS装置が
選ばれるようにポリシ情報を設定することにより、書き
込み元計算機が敢えてNAS装置への書き込みを拒んだ
場合を除いて、全ての共有ファイルがNAS装置に書き
込まれることになる。また、先述の複数計算機へのファ
イル書き込みを併用すれば、そのファイルの読み出し時
にはNAS装置以外の計算機からファイルを読み出すこ
ともできるので、そのようにすれば、NAS装置やその
周辺ネットワークの負荷軽減をおこなうことができる。
【0020】ファイルの書き込みだけでもNAS装置や
その周辺ネットワークの負荷が高くなってしまう場合
は、NAS装置とアクセス元計算機との間に代理アクセ
ス計算機を設け、NAS装置へファイルを書き込む場合
にはその代理アクセス計算機へファイルを書き込むよう
にする。代理アクセス計算機は、他の計算機から自らへ
書き込まれたファイルを、おおもとのアクセス元計算機
に代わってNAS装置へ書き込む。これにより、書込み
元計算機はファイル書込み処理から早く解放されること
となり、ネットワークの負荷についても改善を期待でき
る。
【0021】また、記憶管理統合サーバに連携機能を設
け、記憶管理統合サーバ間でアクセス計算機の問合せの
配送をするようにすれば、大規模ネットワークのファイ
ル管理にも対応することができる。
【0022】このように本発明の記憶管理統合システム
によって、ネットワーク上に存在するNAS装置を含む
各計算機が提供する共用ディスク領域を記憶管理統合サ
ーバを用いて統合管理することにより、ユーザはどの共
用ディスク領域にアクセスしているかを意識せずにファ
イルアクセスをおこなうことが可能となる。また、ファ
イルのアクセス先計算機を選択する際に適切なポリシ情
報を適用することにより、NAS装置による共有ファイ
ル一元管理を実現しつつそのNAS装置の負荷を軽減し
たり、モバイル用計算機か否か等の各計算機の特性に応
じてアクセス先を選択したりといったことが実現可能と
なる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各実施形態
を、図1ないし図16を用いて説明する。
【0024】〔実施形態1〕以下、本発明に係る第一の
実施形態を、図1ないし図9を用いて説明する。 (I)記憶管理統合システム構成 先ず、図1を用いて本発明の第一の実施形態に係る記憶
管理統合システムの構成について説明する。図1は、本
発明の第一の実施形態に係る記憶管理統合システムのシ
ステム構成図である。
【0025】本発明の第一の実施形態に係る記憶管理統
合システムは、記憶管理統合サーバ100(以下、単に
「統合サーバ」という)と、各々が補助記憶装置120
を有する複数の計算機110が、ネットワーク130に
よって接続されることによって構成される。
【0026】統合サーバ100と計算機110は、ネッ
トワーク130を通して通信をおこなうことにより、計
算機110が有する補助記憶装置120を他の計算機1
10が使用する際に適用されるポリシの登録、計算機1
10があるファイルのアクセスを行う際に他の計算機1
10が有する補助記憶装置120のうちのどれにアクセ
スするのが適切かを知るための問い合わせおよびその返
答、計算機110が有する補助記憶装置120へのファ
イルアクセス完了通知といったメッセージを交換する。
計算機110同士は、ネットワーク130を通して通信
をおこなうことにより、計算機110から他の計算機1
10が有する補助記憶装置120へファイルアクセスを
おこなう。そのため、本明細書中では、それを明らかに
するために計算機のことを「アクセス計算機」ともいう
ことにする。
【0027】なお、本実施形態では、統合サーバ100
と計算機110の全てが同一のネットワーク・セグメン
トに接続された図となっているが、本発明はIPプロト
コルによるネットワーク層で相互に通信できるようなネ
ットワークで使用すれば、同一のネットワーク・セグメ
ントになくても適用できる。また、本実施形態では、統
合サーバ100、計算機110は全てIPプロトコルを
用いて通信することとするが、統合サーバ100と任意
の一台の計算機110の間、および、任意の二台の計算
機110の間において、他のプロトコルであっても相互
通信が可能ならば、本発明を実施することができる。 (II)統合サーバの構成 次に、図2および図3を用いて本発明の第一の実施形態
に係る統合サーバ100の構成について説明する。図2
は、本発明の第一の実施形態に係る統合サーバ100の
ハードウェア構成図である。図3は、本発明の第一の実
施形態に係るメモリ210に置かれる機能別のプログラ
ムと、統合管理データ記憶装置225に置かれるデータ
の構成図である。
【0028】図2に示されるCPU(Central Processi
ng Unit)200はメモリ210に格納されているプロ
グラムを実行するためのプロセッサである。メモリ21
0の中には装置全体を制御するためのOS213と、複
数の計算機110が有する補助記憶装置120を統合管
理する記憶管理統合ソフトウェア215とが格納されて
いる。
【0029】ネットワークコントローラ230は、ネッ
トワーク上の計算機110との通信を制御する。統合管
理データ記憶装置225には、記憶管理統合ソフトウェ
ア215が動作中に使用するテーブル等のデータが記録
される。統合管理データ記憶装置コントローラ220
は、統合管理データ記憶装置225への入出力を制御す
る。
【0030】図3に示されるように、統合管理データ記
憶装置225には、計算機ポリシテーブル321とディ
レクトリ構造データ322の2つのデータが記録され
る。これらのデータへは、記憶管理統合ソフトウェア2
15がOS213経由でアクセスする。
【0031】メモリ210内には、OS213、記憶管
理統合ソフトウェア215、その他必要なソフトウェア
が格納される。このうち、OS213のプログラムに
は、タイマ制御部334、ネットワークコントローラ制
御部333、統合管理データ記憶装置コントローラ制御
部332といったモジュールが含まれている。
【0032】タイマ制御部334は、記憶管理統合ソフ
トウェア215内の定期的処理を呼び出すモジュールで
ある。ネットワークコントローラ制御部333は、ネッ
トワークコントローラ230を直接操作して計算機11
0との送受信をおこなうモジュールである。統合管理デ
ータ記憶装置コントローラ制御部332は、統合管理デ
ータ記憶装置コントローラ220を直接操作して統合管
理データ記憶装置225との間でデータの読み書きをお
こなうモジュールである。
【0033】記憶管理統合ソフトウェア215は、計算
機ポリシテーブル管理部351、ファイル所在テーブル
管理部352、送受信メッセージ振分部353、計算機
稼動状態確認処理部354、計算機ポリシ受信部35
5、ファイルアクセス要求メッセージ処理部356、フ
ァイルアクセス完了メッセージ処理部357、ファイル
アクセス先決定部358といったモジュールによって構
成される。
【0034】計算機ポリシテーブル管理部351は、計
算機ポリシテーブル321の管理をするためのモジュー
ルであり、計算機ポリシ受信部355や計算機稼動状態
確認処理部354から各計算機110のポリシや稼動状
態に関する更新情報を受け取り、その情報をOS213
内の統合管理データ記憶装置コントローラ制御部332
を経由して、統合管理データ記憶装置225内の計算機
ポリシテーブル321へ書き込む。また、各計算機11
0のポリシや稼動状態に関する情報の読み出し要求をフ
ァイルアクセス先決定部358から受け取り、要求され
た情報をOS213内の統合管理データ記憶装置コント
ローラ制御部332を経由して、統合管理データ記憶装
置225内の計算機ポリシテーブル321から読み出
し、ファイルアクセス先決定部358に送る。
【0035】ファイル所在テーブル管理部352は、シ
ステム内でアクセスされるファイルの所在地を管理する
ためのモジュールであり、ファイルアクセス完了メッセ
ージ処理部357からファイルの書き込みまたは削除の
完了通知を受け取り、その通知をOS213内の統合管
理データ記憶装置コントローラ制御部332を経由し
て、統合管理データ記憶装置225内のディレクトリ構
造データ322に反映させる。また、あるファイルの所
在に関する問い合わせをファイルアクセス先決定部35
8から受け取り、そのファイルの所在情報をOS213
内の統合管理データ記憶装置コントローラ制御部332
を経由して、統合管理データ記憶装置225内のディレ
クトリ構造データ322から読み出し、ファイルアクセ
ス先決定部358に送る。
【0036】送受信メッセージ振分部353は、計算機
110からメッセージを受信して、その振り分けをおこ
なうモジュールであり、OS213内のネットワークコ
ントローラ制御部333を経由して計算機110からメ
ッセージを受信し、メッセージタイプに応じて計算機ポ
リシ受信部355、ファイルアクセス要求メッセージ処
理部356、ファイルアクセス完了メッセージ処理部3
57のいずれかへそのメッセージを渡すようにする。ま
た、計算機ポリシ受信部355、ファイルアクセス要求
メッセージ処理部356から計算機110へ送信すべき
メッセージを受け取り、それらのメッセージをOS21
3内のネットワークコントローラ制御部333を経由し
て計算機110へ送信する。さらに、計算機110から
何らかのメッセージを受信するごとに、その旨を計算機
稼動状態確認処理部354へ通知する。
【0037】計算機稼動状態確認処理部354は、ある
計算機110から何らかのメッセージを受信した旨を送
受信メッセージ振分部353から通知されると、その計
算機が稼動中であることを計算機ポリシテーブル321
へ反映させるよう、計算機ポリシテーブル管理部351
に要求する。また、計算機稼動状態確認処理部354
は、OS213内のタイマ制御部334から定期的に呼
び出され、前回にタイマ制御部334から呼び出されて
以来何もメッセージを送ってきていない計算機110に
ついては停止中であるとみなし、そのことを計算機ポリ
シテーブル321へ反映させるように計算機ポリシテー
ブル管理部351へ要求する。なお、稼動中であるが何
もファイルアクセスをおこなっていない計算機110
は、停止中であると統合サーバ100に誤解されないよ
うにするために、一定期間毎に自らが稼動中であること
のみを通知するメッセージ(キープ・アライブ・メッセ
ージ)を統合サーバ100へ送信する。このようにする
ことにより、現在の計算機110の状況を計算機ポリシ
テーブル321に適切に反映できるので、現在の計算機
110の状況に応じた補助記憶装置のアクセスがおこな
えるようになる。
【0038】計算機ポリシ受信部355は、計算機ポリ
シ情報を受信するためのモジュールであり、計算機11
0が発したポリシ登録メッセージを送受信メッセージ振
分部353から受け取り、そのメッセージを解析してポ
リシ情報を抽出し、その情報を計算機ポリシテーブル管
理部351へ渡すことによって計算機ポリシテーブル3
21へ登録する。また、ファイルの移動や削除を伴う可
能性があるポリシ変更がおこなわれた場合は、どの計算
機110に記録されたファイルを削除すべきか、どの計
算機110へ新たにファイルを書き込むべきかをファイ
ルアクセス先決定部358に問い合わせる。その問い合
わせの結果、移動または削除を行うべきとファイルアク
セス先決定部358が返答してきた場合は、返答された
削除先・書込み先計算機110を通知するメッセージを
組み立て、送受信メッセージ振分部353経由でポリシ
登録元計算機110へ送信する。
【0039】ファイルアクセス要求メッセージ処理部3
56は、ファイルアクセス要求のためのメッセージを処
理するモジュールであり、処理計算機110が発したフ
ァイルアクセス要求メッセージ(書き込み先・読み出し
先・削除先の問い合わせ)を送受信メッセージ振分部3
53から受け取り、そのメッセージを解析し、適切なア
クセス先計算機110の決定要求をファイルアクセス決
定部358に送る。そして、ファイルアクセス決定部3
58が決定したアクセス先計算機110のリストを受け
取り、そのリストを問い合わせ元計算機110への返答
メッセージの形式に加工し、送受信メッセージ振分部3
53に渡すことによって問い合わせ元の計算機110へ
返答する。
【0040】ファイルアクセス完了メッセージ処理部3
57は、ファイルのアクセスが完了した旨のメッセージ
を処理するモジュールであり、メッセージ計算機110
が発したファイルアクセス完了メッセージ(書き込みま
たは削除の完了通知)を送受信メッセージ振分部353
から受け取り、そのメッセージを解析してファイル所在
テーブル管理部352へ渡すことにより、ディレクトリ
構造データ322を書き換える。
【0041】ファイルアクセス先決定部358は、計算
機ポリシ受信部355やファイルアクセス要求メッセー
ジ処理部356からファイルアクセス先の問い合わせを
受け取ると、計算機ポリシテーブル管理部351から各
計算機のポリシ情報を、ファイル所在テーブル管理部3
52から該当ファイルの現在の所在を読み出し、それら
の情報を元に最適なファイルアクセス先計算機110の
リストを作成し、問い合わせ元の部分ソフトウェアへ返
答する。 (III)記憶管理統合システムに用いられるデータ構造 次に、図4ないし図6を用いて本発明に係る記憶管理統
合システムに用いられるデータ構造について説明する。
【0042】先ず、図4を用いて計算機ポリシテーブル
321について説明する。図4は、計算機ポリシテーブ
ル321の形式を示す構成図である。
【0043】計算機ポリシーテーブル321には、図4
に示されるように計算機ID410、計算機IPアドレ
ス420、計算機のポリシ情報430、空き容量44
0、計算機の現在の稼動状態450が含まれる。
【0044】計算機ID410は、統合システムに参加
する各計算機110を一意に識別するための識別子であ
り、統合システムに参加する各計算機110それぞれに
相異なる計算機ID410が割り振られる。計算機IP
アドレス420は、当該計算機ID410を持つ計算機
110へIPパケットを送信する際の宛先として用いら
れるIPアドレスである。本実施形態では、1台の計算
機110が複数のIPアドレスを持つ場合や、計算機1
10のIPアドレスがDHCP(Dynamic HostConfigur
ation Protocol)等で動的に配布される場合にも、各計
算機110を一意に識別できるようにするために、計算
機ID410をIPアドレス420とは別に設けてい
る。
【0045】計算機のポリシ情報430は、当該計算機
ID410を持つ計算機110が他のアクセス計算機に
使用させるためにその計算機110が統合システムに提
供する補助記憶装置120の使用に関するポリシ情報で
ある。このポリシ情報430に記述された条件にしたが
って、統合サーバアクセスさせる計算機110を選択す
るため、システム運用上で重要な意義を有する。
【0046】計算機のポリシ情報430は、適切なアク
セス先計算機110を決定するためにファイルアクセス
先決定部358によって用いられる。図4にはポリシ情
報の一例が、図示されているが、もちろん他の条件によ
る項目も様々に考え得る。
【0047】図4に示したポリシ情報430に含まれる
項目の例としては、当該計算機110の種別431、総
容量432、稼動時間帯433、選択優先度434等が
挙げられる。
【0048】種別431は、その計算機が、常時接続さ
れている機器か、度々ネットワークから切り離されるモ
バイル機器か、特定の計算機の代理アクセス計算機か等
の種別を表す項目である。総容量432は、当該計算機
110が統合システムに提供する補助記憶装置領域の容
量、すなわち、共有可能な容量の総計である。稼動時間
帯433は、その計算機が稼動している時間帯であり、
この時間帯から外れた時間には、他の計算機110から
は、アクセスしないことになる。
【0049】選択優先度434は、他の計算機からアク
セスする際に、当該計算機110がファイルの書き込み
や読み出しの対象としてどの程度優先的に選ばれるかを
指定する指標である。
【0050】空き容量440は、当該計算機110が持
つ補助記憶装置120内に設けた統合システムに提供す
る記憶領域のうち、現状で未使用となっている領域の容
量である。ファイルの書き込みや削除がおこなわれたと
きや、ポリシ情報430が変更されたときに、この空き
容量440の値が変更される。
【0051】計算機の現在の稼動状態450は、当該計
算機110が現在稼動し統合システムに参加しているか
否かを表す値である。計算機の停止やネットワークから
の切断等の理由により、統合サーバへ一定期間何のメッ
セージも送信してこない計算機110については、稼動
状態450の欄には「非稼動」を示す値が入れられる。
【0052】次に、図5および図6を用いて本発明の記
憶管理統合システムのファイル管理のためのデータ構造
を説明する。図5は、本発明の第一の実施形態に係るフ
ァイル管理のためのディレクトリ構造データ322の形
式を示す構造図である。図6は、ファイル所在テーブル
630の形式を示す構成図である。
【0053】ディレクトリ構造データ322は、図5に
示されるように、ルートディレクトリ600を根、それ
以外のディレクトリ610を中間ノード、ファイル情報
620を葉とする木構造で構成される。ルートディレク
トリ600、ディレクトリ610、ファイル情報620
には、それぞれのディレクトリやファイルの属性(最初
の作成日時、最近の更新日時、アクセス権限、アクセス
可能なユーザグループ等)が記録されている。ディレク
トリ610、ファイル情報620には、それぞれのディ
レクトリやファイルに付けられた名称も記録される。な
お、ファイル情報620には、ファイルの内容(データ
実体)は含まれず、ファイル所在テーブル630をポイ
ントしているのみである。すなわち、全てのファイル情
報620には、それぞれファイル所在テーブル630が
対応付けられており、これを用いてファイルの内容がど
の計算機110に記録されているかを調べることができ
る。
【0054】ファイル所在テーブル630は、システム
内でファイルの所在を管理するためのテーブルであり、
ファイル格納先計算機ID710、格納ファイルの属性
情報720が含まれる。
【0055】ファイル格納先計算機ID710は、当該
ファイル所在テーブルに対応付けられたファイルの内容
を保持している計算機の計算機IDである。格納ファイ
ルの属性情報720には、当該ファイルの属性情報のう
ちで、ファイルの内容の格納先となる計算機ごとに異な
る可能性があるものが格納される。格納ファイルの属性
情報720に含まれる項目の例としては、様々な項目が
考え得るが、本実施形態では、図6に一例として、ファ
イル内容の最終更新元計算機ID721、ファイル内容
の最終更新元計算機における更新日時722、ファイル
内容の書き込み完了通知を当該統合サーバ100が最後
に受信した日時723等を挙げている。
【0056】ここで、図5に示されるファイル所在テー
ブル630が一つのファイルに対して、複数のレコード
を持つときは、同じファイルが複数の計算機110の補
助記憶装置に格納されることを意味する。一つのファイ
ルを複数の計算機110に置くことは、データの安全性
を高めるという意義と、読み出すときに、読出しが速い
計算機110から読み出せるという利点がある。 (IV)記憶管理統合システムの動作 次に、図7ないし図9を用いて本発明の第一の実施形態
に係る記憶管理統合システムの動作について説明する。 (1)ファイル書込み 先ず、図7を用いて計算機110が他の計算機の補助記
憶装置へファイルを書き込む際のシステムの動作につい
て説明する。図7は、計算機110が他の計算機の補助
記憶装置へファイルを書き込む際のシステムの動作を示
すシーケンス図である。
【0057】この図7では、ある計算機110−Aが統
合サーバ100を利用して、他の複数の計算機110−
B、110−Dが持つ補助記憶装置へファイルを書き込
む際の動作を順に説明している。
【0058】最初に計算機の使用者の操作等によって、
アクセス元計算機110−Aにおいて統合システムへの
ファイル書き込み要求が発生すると(シーケンス50
0)、アクセス元計算機110−Aは適切なファイル書
込み先計算機を知るために、統合サーバ100へ書込み
先問い合わせメッセージを送信する(シーケンス51
0)。
【0059】統合サーバ100は、そのメッセージを受
信すると、統合サーバ内の計算機ポリシテーブル321
に登録されている各計算機のポリシ情報、稼動状態等や
ディレクトリ構造データ322に格納されているファイ
ルの所在を示すデータを元に書込み先として適した計算
機のリストを作成し、そのリストを返答メッセージとし
て計算機110−Aへ返送する(シーケンス520)。
【0060】計算機110−Aは、統合サーバ100か
ら受信した計算機のリストの中から、自らが書き込み先
として適切と判断するもののみを抽出し、そのリストを
書き込み先決定通知メッセージとして統合サーバ100
へ送信する(シーケンス530)。
【0061】なお、この決定通知メッセージ(シーケン
ス530)を受信した統合サーバ100は、他の計算機
から同一ファイルに対する書き込みまたは削除の問い合
わせメッセージを受信しても、計算機110−Aが書き
込み先計算機の全てへ書き込みを開始するか、あるいは
一定時間が過ぎるまでは、その問い合わせに対する返答
を保留する。これは、アクセス先の計算機にある同一の
ファイルに、同時に複数の計算機が書込みをおこなうと
データの整合性が保持されない恐れがあるためである。
【0062】次に、決定通知メッセージ(シーケンス5
30)を送信した計算機110−Aは、選択した書込み
先計算機の全て(ここでは計算機110−B、110−
D)へファイルの書き込みを開始する(シーケンス54
0)。書込み先の計算機は、同じ内容のファイルが書き
込まれることになる。
【0063】書込み先計算機110−B、110−D
は、シーケンス540によって書き込みが開始される
と、書き込み開始通知メッセージを統合サーバ100へ
送信する(シーケンス550)。統合サーバ100は、
全ての書込み先計算機からこの書き込み開始通知メッセ
ージを受信すると、計算機110−A以外からの同一フ
ァイルに対する書き込みまたは削除の問い合わせメッセ
ージへの返答を再開する。
【0064】計算機110−Aは、両計算機110−
B、110−Dへ並行して同一ファイルを書き込み、書
き込みが完了すると(シーケンス560)、書込み先計
算機110−B、110−Dは書き込み完了通知メッセ
ージを統合サーバ100へ送信する(シーケンス57
0)。統合サーバ100は書き込み完了通知メッセージ
を受信するごとに、そのファイルが書き込み先計算機に
存在することを統合サーバ100内のディレクトリ構造
データ322に反映する。 (2)ファイル読出し 次に、図8を用いて計算機110が他の計算機の補助記
憶装置からファイルを読み出す際のシステムの動作につ
いて説明する。図8は、計算機110が他の計算機の補
助記憶装置からファイルを読み出す際のシステムの動作
を示すシーケンス図である。
【0065】この図8では、ある計算機110−Aが統
合サーバ100を利用して、他の複数の計算機110−
B、110−Dが持つ補助記憶装置からファイルを読み
出す際の動作を順に説明している。
【0066】最初に計算機の使用者の操作等によって、
アクセス元計算機110−Aにおいて記憶管理統合シス
テムからのファイル読み出し要求が発生すると(シーケ
ンス800)、アクセス元計算機110−Aは適切なフ
ァイル読み出し元計算機を知るために、統合サーバ10
0へ読み出し元問い合わせメッセージを送信する(シー
ケンス810)。統合サーバ100は、そのメッセージ
を受信すると、統合サーバ内の計算機ポリシテーブル3
21に登録されている各計算機のポリシ情報、稼動状態
等やディレクトリ構造データ322に格納されているフ
ァイルの所在を示すデータを元に読出し元として適した
計算機のリストを作成し、そのリストを返答メッセージ
として計算機110−Aへ返送する(シーケンス82
0)。ここで、統合サーバ100は、読み出そうとする
ファイルのある全ての計算機をリストとして挙げなくて
もよいことに注意を要する。すなわち、統合サーバ10
0は、現時点で計算機のポリシ情報により、最も適切な
計算機のリストを作成すればよい。
【0067】計算機110−Aは、統合サーバ100か
ら受信した計算機のリストの中から、自らが読み出し元
として適切と判断するもののみを抽出し、それらの計算
機の全て(ここでは計算機110−B、110−D)へ
ファイルの読み出し要求を送信する(シーケンス83
0)。
【0068】アクセス先(読み出し元)の計算機110
−B、110−Dは、そのファイル読み出し要求を受信
すると、アクセス元計算機110−Aへファイルの属性
を送り、引き続きファイルの内容の送信を開始する(シ
ーケンス840)。計算機110−Aは、アクセス先計
算機110−B、110−Dからファイルの属性を受信
すると、そのファイルの属性を受信するまで経過した時
間やその属性の内容からもっとも適したアクセス先計算
機を選択して、その選択したアクセス先計算機のみに引
き続きファイルの内容を送らせ、他の計算機へはファイ
ル送信中断要求メッセージを送る(シーケンス85
0)。
【0069】すなわち、データの内容としては同じもの
なので、最もレスポンスが良く、処理を早くおこなえる
計算機のみをアクセスするようにする。
【0070】ファイル送信中断要求メッセージを受信し
たアクセス先計算機110−Dはファイルの送信を中断
するが、受信しなかったアクセス先計算機110−B
は、ファイルの内容を最後までアクセス元計算機110
−Aへ送信する(シーケンス860)。 (3)ファイル削除 次に、図9を用いて計算機110が他の計算機の補助記
憶装置に格納されたファイルを削除する際のシステムの
動作について説明する。図9は、計算機110が他の計
算機の補助記憶装置に格納されたファイルを削除する際
のシステムの動作を示すシーケンス図である。
【0071】この図9では、ある計算機110−Aが統
合サーバ100を利用して、他の複数の計算機110−
B、110−Dが持つ補助記憶装置に格納されたファイ
ルを削除する際の動作を順に説明している。
【0072】最初に計算機の使用者の操作等によって、
アクセス元計算機110−Aにおいて統合システムへの
ファイル削除要求が発生すると(シーケンス900)、
アクセス元計算機110−Aは、適切なファイル削除先
計算機を知るために、統合サーバ100へ削除先問い合
わせメッセージを送信する(シーケンス910)。
【0073】統合サーバ100は、そのメッセージを受
信すると、統合サーバ内の計算機ポリシテーブル321
に登録されている各計算機のポリシ情報、稼動状態等や
ディレクトリ構造データ322に格納されているファイ
ルの所在を示すデータを元に削除先として適した計算機
のリストを作成し、そのリストを返答メッセージとして
計算機110−Aへ返送する(シーケンス920)。
【0074】ファイルの処理としては、データの一貫性
を保つために削除できる計算機のファイルについては全
て削除することが望ましいが、例えば、稼動していない
計算機110の補助記憶装置に格納されているファイル
については、削除することはできない。そのために、統
合サーバ100が計算機のポリシ情報を見て削除できる
リストを作成するわけである。また、1回目の削除要求
で削除できなかったファイルがあるときには、一定時間
後に、再度削除要求を出すことが望ましい。
【0075】計算機110−Aは、統合サーバ100か
ら受信した計算機のリストの中から、自らが削除可能と
判断するもののみを抽出し、そのリストを削除先決定通
知メッセージとして統合サーバ100へ送信する(シー
ケンス930)。
【0076】なお、この決定通知メッセージ(シーケン
ス930)を受信した統合サーバ100は、他の計算機
から同一ファイルに対する書き込みまたは削除の問い合
わせメッセージを受信しても、計算機110−Aが削除
先計算機の全てへ削除要求を送るか、あるいは一定時間
が過ぎるまでは、その問い合わせに対する返答を保留す
る。これは、同一ファイルの書き込みを要求する計算機
と削除を要求する計算機が、同時に複数の計算機へそれ
らの要求をおこなった場合に、新たにファイルが書き込
まれた計算機とファイルが削除された計算機が存在する
という状況が生じないようにするためである。
【0077】決定通知メッセージ(シーケンス930)
を送信した計算機110−Aは、削除先計算機の全て
(ここでは計算機110−B、110−D)へファイル
の削除要求を送信する(シーケンス940)。削除先計
算機110−B、110−Dは、シーケンス940の削
除要求を受信すると、補助記憶装置に記録されている当
該ファイルを削除し、削除完了通知メッセージを統合サ
ーバ100へ送信する(シーケンス950)。統合サー
バ100は、削除完了通知メッセージを受信すると、そ
のファイルが削除先計算機にもはや存在しないことを統
合サーバ100内のディレクトリ構造データ322に反
映する。また、統合サーバ100は、全ての削除先計算
機からこの削除完了通知メッセージを受信すると、計算
機110−A以外からの同一ファイルに対する書き込み
または削除の問い合わせメッセージへの返答を再開す
る。このとき、ファイルに対する削除の場合には、該当
するファイルは、既に削除されているので、それらの要
求は、エラーとする。ファイルに対する書き込みの場合
には、エラーとしてもよいし、新たにファイルを作成し
てそれに書き込みの処理をおこなうようにしてもよい。
【0078】〔実施形態2〕以下、本発明に係る第二の
実施形態を、図10および図11を用いて説明する。
【0079】本実施形態は、システムの記憶管理という
観点については、第一の実施形態と基本的なアイデア
は、同じであるが、アクセス先の計算機とアクセス元の
計算機の仲立ちをおこなう代理アクセス計算機を有して
いることが異なっている。 (I)記憶管理統合システム構成 先ず、図10を用いて本発明の第二の実施形態に係る記
憶管理統合システムの構成について説明する。図10
は、本発明の第二の実施形態に係る記憶管理統合システ
ムのシステム構成図である。
【0080】本発明の第二の実施形態に係る記憶管理統
合システムは、統合サーバ100と、各々が補助記憶装
置120を有する複数の計算機110と、代理アクセス
計算機1010が、ネットワーク130によって接続さ
れることによって構成される。
【0081】すなわち、本実施形態の構成では、統合シ
ステム内に代理アクセス計算機1010を設け、計算機
110−Dへ他の計算機110−A、110−B、11
0−Cからファイルを書き込む際には、この代理アクセ
ス計算機1010を経由して書き込むようにする。これ
により、計算機110−Dと、他の計算機110−A、
110−B、110−C、統合サーバ100、代理アク
セス計算機1010が存在するネットワーク130との
間の通信速度が遅い場合でも、計算機110−A、11
0−B、110−Cはファイル書き込み処理から早く解
放され、スループットを向上させることができる。ただ
し、計算機110−Dへ他の計算機110−A、110
−B、110−Cからファイルを書きこむ際に必ず代理
アクセス計算機1010経由で書き込まなければならな
いわけではなく、直接計算機110−Dへ書き込んでも
よい。また、ファイルの読み出しや削除に関しては、代
理アクセス計算機1010は他の計算機110と同等に
扱われる。例えば、計算機110−Aが、あるファイル
を読み出すときには、計算機110−Dにあるものと、
代理アクセス計算機1010にあるものとは、区別しな
くてもよい。ただし、統合サーバ100が、ポリシに基
づく適切なアクセス先計算機の選択をおこなう際におい
ては、代理アクセス計算機1010であることが配慮さ
れる可能性はある。
【0082】代理アクセス計算機1010が有する補助
記憶装置1020には、当該代理アクセス計算機101
0経由で他の計算機110へ書き込まれたファイルの内
容が記録される。ただし、当該代理アクセス計算機10
10経由で書き込まれたファイルのすべてを記録してお
かなければならないわけではなく、通常の計算機110
に書き込まれたファイルの削除と同等の手続きを経れ
ば、最終書きこみ先の計算機110に当該ファイルを残
したまま当該代理アクセス計算機1010内のファイル
を削除できる。すなわち、他の計算機110にファイル
を書き込んだ後は、代理アクセス計算機1010のファ
イルは、削除してもよい。 (II)記憶管理統合システムの動作 次に、図11を用いて本発明の第二の実施形態に係る記
憶管理統合システムの動作について説明する。
【0083】本実施形態では、図11を用いて計算機1
10が代理アクセス計算機1010を経由して、他の計
算機の補助記憶装置へファイルを書き込む際のシステム
の動作について説明する。図11は、計算機110が代
理アクセス計算機1010を経由して、他の計算機の補
助記憶装置へファイルを書き込む際のシステムの動作を
示すシーケンス図である。
【0084】この図11では、ある計算機110−Aが
統合サーバ100を利用し、代理アクセス計算機101
0を経由して他の計算機110−Dが持つ補助記憶装置
へファイルを書き込む際の動作を順に説明している。
【0085】最初に計算機の使用者の操作等によって、
アクセス元計算機110−Aにおいて統合システムへの
ファイル書き込み要求が発生すると(シーケンス110
0)、アクセス元計算機110−Aは、適切なファイル
書込み先計算機を知るために、統合サーバ100へ書込
み先問い合わせメッセージを送信する(シーケンス11
10)。
【0086】統合サーバ100は、そのメッセージを受
信すると、図4に示した統合サーバ内の計算機ポリシテ
ーブル321に登録されている各計算機のポリシ情報、
稼動状態等やディレクトリ構造データ322に格納され
ているファイルの所在を示すデータを元に書込み先とし
て適した計算機のリストを作成し、そのリストを返答メ
ッセージとして計算機110−Aへ返送する(シーケン
ス1120)。
【0087】計算機110−Aは、統合サーバ100か
ら受信した計算機のリストの中から、自らが書き込み先
として適切と判断するもののみを抽出し、そのリストを
書き込み先決定通知メッセージとして統合サーバ100
へ送信する(シーケンス1130)。
【0088】なお、決定通知メッセージ(シーケンス1
130)を受信した統合サーバ100は、他の計算機か
ら同一ファイルに対する書き込みまたは削除の問い合わ
せメッセージを受信しても、計算機110−Aが書き込
み先計算機の全てへ書き込みを開始するか、あるいは一
定時間が過ぎるまでは、その問い合わせに対する返答を
保留する。これは、実施形態1と同様の趣旨によるもの
である。
【0089】ここまでの手続きは、計算機110−Aと
統合サーバ100との間で交換される計算機リストの中
に代理アクセス計算機1010が含まれることを除いて
は、実施形態1説明した代理アクセス計算機1010を
経由しない場合の書き込みシーケンス500〜530と
全く同じである。
【0090】本実施形態では、シーケンス1120で統
合サーバ100から計算機110−Aへ送信される計算
機リストには、代理アクセス計算機1010へファイル
を書き込むと、最終的に計算機110−Dへそのファイ
ルが書き込まれる旨が記されているものとする。
【0091】決定通知メッセージ(シーケンス113
0)を送信した計算機110−Aは、書込み先計算機の
うち、選択した書込み先計算機の全てにファイルの書き
込みを開始するが、計算機110−Dへの書込みを代理
アクセス計算機1010経由でおこなうようにしたとき
には、代理アクセス計算機1010の方にファイルの書
き込みを開始する(シーケンス1140)。
【0092】代理アクセス計算機1010は、シーケン
ス1140によって書き込みが開始されると、書き込み
開始通知メッセージを統合サーバ100へ送信する(シ
ーケンス1150)とともに、最終書込み先の計算機1
10−Dへファイル書込みの中継を開始する(シーケン
ス1180)。最終書込み先の計算機110−Dは、シ
ーケンス1180によって書き込みが開始されると、書
き込み開始通知メッセージを統合サーバ100へ送信す
る(シーケンス1185)。統合サーバ100は、代理
アクセス計算機1010、最終書込み先の計算機110
−Dの両方を含む全ての書込み先計算機からこの書き込
み開始通知メッセージ(シーケンス1150、118
5)を受信すると、計算機110−A以外からの同一フ
ァイルに対する書き込みまたは削除の問い合わせメッセ
ージへの返答を再開する。
【0093】計算機110−Aは、代理アクセス計算機
1010へ引き続きファイルを書き込み、書き込みが完
了すると(シーケンス1160)、代理アクセス計算機
1010は書き込み完了通知メッセージを統合サーバ1
00へ送信する(シーケンス1170)。それと並行し
て、代理アクセス計算機1010は、計算機110−D
へ引き続きファイルを書き込み、書き込みが完了すると
(シーケンス1190)、計算機110−Dは書き込み
完了通知メッセージを統合サーバ100へ送信する(シ
ーケンス1195)。統合サーバ100は書き込み完了
通知メッセージ(シーケンス1170、1195)を受
信するごとに、そのファイルが書き込み先計算機(代理
アクセス計算機を含む)に存在することを統合サーバ1
00内のディレクトリ構造データ322に反映する。
【0094】〔実施形態3〕以下、本発明に係る第三の
実施形態を、図12ないし図17を用いて説明する。
【0095】第一の実施形態では、統合サーバは、ネッ
トワーク上に一台だけであったが、本実施形態では、複
数の統合サーバを持ち、統合サーバの連携機能により、
より大規模で広域なネットワーク上で、計算機の記憶管
理をおこなおうとするものである。 (I)記憶管理統合システム構成 先ず、図12を用いて本発明の第三の実施形態に係る記
憶管理統合システムの構成について説明する。図12
は、本発明の第三の実施形態に係る記憶管理統合システ
ムのシステム構成図である。
【0096】本発明の第三の実施形態に係る記憶管理統
合システムは、第一のネットワーク1230−Aと、第
二のネットワーク1230−Bがあり、これがまた、他
のネットワークと相互に接続している構成である。
【0097】そして、第一のネットワーク1230−A
には、計算機110−A、計算機110−B、計算機1
10−Cと、統合サーバ1200Aがあり、第二のネッ
トワーク1230−Bには、計算機110−D、計算機
110−E、計算機110−Fと、統合サーバ1200
−Bが含まれている。また、外部のネットワークには、
計算機110−Gが含まれている。
【0098】そして、お互いネットワークにより、統合
サーバ1200同士が記憶管理のために連携するため通
信をおこなったり、計算機110同士がファイルのアク
セスのために通信をおこなうことができる。
【0099】本実施形態のシステム構成では、記憶管理
統合システム内に相互連携機能を持つ複数の統合サーバ
1200が設置されており、それぞれの統合サーバ12
00は、特定のディレクトリ構造の部分木の木構造やフ
ァイル所在情報を管理している。そして、統合システム
全体で一つのディレクトリ木構造を構成しており、どの
統合サーバ1200がどの部分木の管理をおこなってい
るかといった情報を統合サーバ1200間で交換するこ
とにより、システム全体で一つのディレクトリ木構造を
参照することができる。
【0100】また、各々の統合サーバ1200には、そ
れぞれ管理する計算機が決められている。図12では、
統合サーバ1200−Aは、ネットワーク1230−A
の中の計算機110−A、計算機110−B、計算機1
10−Cを、統合サーバ1200−Bは、ネットワーク
1230−Bの中の計算機110−D、計算機110−
E、計算機110−Fを管理しているものとする。本実
施形態では、統合サーバの管理する計算機の範囲をネッ
トワークのトポロジーと一致するものとして説明してい
るが、これにこだわることなく、統合サーバの管理する
範囲を、一つの計算機集合として任意に割当てることも
できる。例えば、外部のネットワークにある計算機11
0−Gやリモートアクセスをおこなうモバイル計算機
を、統合サーバ1200−Aが管理するものとしてもよ
い。また、計算機110−Gの相異なる領域を、異なっ
た統合サーバ1200−A、統合サーバ1200−B、
それぞれに割当てるようにしてもよい。
【0101】そして、各統合サーバ1200は、ポリシ
情報に関して自らの管理範囲とする計算機110のポリ
シ情報のみを管理している。
【0102】また、各統合サーバ1200は、自らの管
理範囲としている計算機110が所有しているファイル
の所在を把握している。それらのファイルの所在は当該
統合サーバ1200が担当するディレクトリ部分木に必
ず含まれており、それを参照することにより、そのファ
イルにアクセスすることを可能とする。 (II)統合サーバの構成 次に、図13を用いて本発明の第三の実施形態に係る統
合サーバ1200の構成について説明する。図13は、
本発明の第三の実施形態に係るメモリ210に置かれる
機能別のプログラムと、統合管理データ記憶装置225
に置かれるデータの構成図である。
【0103】本実施形態の統合サーバは、ハードウェア
構成は、第一の実施形態と同様であり、第一の実施形態
と異なるメモリ210に置かれる機能別のプログラムの
み説明することにする。
【0104】本実施形態の機能別のプログラムの構成
は、第一の実施形態のものとほぼ同様であるが、統合サ
ーバファイル所在情報交換部359を有していることが
異なっている。
【0105】また、ネットワークコントローラ230、
ネットワークコントローラ制御部333、送受信メッセ
ージ振分部353などの通信に関わる部分が、アクセス
計算機の外に、他の統合サーバ1200と通信できるよ
うに機能が拡充されていることも異なっている。
【0106】統合サーバ間ファイル所在情報交換部35
9は、統合サーバ間でファイルの所在の情報を交換し
て、システムとして大域的な記憶管理をおこなえるよう
にするためのモジュールである。
【0107】本実施形態で、統合サーバ間の連携機能を
利用するために、自統合サーバ1200がファイル所在
情報を持つディレクトリパスをファイル所在テーブル管
理部352経由でディレクトリ構造データ322に登録
しておく必要がある。
【0108】また、他の統合サーバ1200がファイル
所在情報を持つディレクトリパスについては、そのディ
レクトリパスを通知するメッセージを他の統合サーバ1
200から送受信メッセージ振分部353経由で受信
し、そのディレクトリパスをファイル所在テーブル管理
部352経由でディレクトリ構造データ322に登録す
る。
【0109】統合サーバ間ファイル所在情報交換部35
9は、以上によって登録されたディレクトリパスと自他
統合サーバ1200との対応付けを、ファイル所在テー
ブル管理部352経由でディレクトリ構造データ322
から読み出し、その対応付けを通知するメッセージを組
み立て、送受信メッセージ振分部353経由で他の統合
サーバ1200へ送信する。
【0110】次に、ファイル所在テーブル管理部352
について説明すると、他の統合サーバ1200との連携
をおこなう場合には、ファイル所在テーブル管理部35
2は、さらに、自他の統合サーバ1200がファイル所
在情報を持つディレクトリパスの情報を統合サーバ間フ
ァイル所在情報交換部359から受け取り、その情報を
OS213内の統合管理データ記憶装置コントローラ制
御部332を経由して、統合管理データ記憶装置225
内のディレクトリ構造データ322に反映させる。ま
た、ファイル所在テーブル管理部352は、どの統合サ
ーバ1200がどのディレクトリパス以下のファイル所
在情報を持つかを、OS213内の統合管理データ記憶
装置コントローラ制御部332を経由して、統合管理デ
ータ記憶装置225内のディレクトリ構造データ322
を読み出すことによって調べ、その情報を統合サーバ間
ファイル所在情報交換部359へ渡すようにする。 (III)記憶管理統合システムに用いられるデータ構造 次に、図14を用いて本発明に係る記憶管理統合システ
ムに用いられるデータ構造について説明する。図14
は、本発明の第三の実施形態に係るファイル管理のため
のディレクトリ構造データ322'の形式を示す構造図
である。
【0111】本実施形態を相互機能を実現するためのフ
ァイル管理のためのディレクトリ構造データ322'の
形式に重点を置いて説明することにする。
【0112】相互連携機能を用いない第一の統合サーバ
110が使用するディレクトリとは異なり、相互連携機
能を持つ統合サーバ1200のディレクトリ構造データ
内のディレクトリには、通知ディレクトリ1320と非
通知ディレクトリ1330の二種類が存在する。
【0113】通知ディレクトリ1320は、相互連携機
能を実現するために、参照先情報を有するディレクトリ
であり、その通知ディレクトリの下のディレクトリやフ
ァイルを参照しようとするときには、その参照先に書か
れた統合サーバ1200をアクセスすることになる。
【0114】非通知ディレクトリ1330は、その統合
サーバでローカルに用いられ、他の統合サーバには、公
開しないディレクトリである。
【0115】ここで、ルートディレクトリ1310は、
必ず通知ディレクトリとなる。また、非通知ディレクト
リ1330やファイル情報620の親ノードは通知ディ
レクトリ1320、非通知ディレクトリ1330のいず
れでもよいが、通知ディレクトリ1320の親ノード
は、必ず通知ディレクトリ1320にするという規則を
設ける。
【0116】そして、全ての統合サーバ1200は、同
じ通知ディレクトリ1320およびルートディレクトリ
1310を共通して持つようにして、非通知ディレクト
リ1330およびファイル情報620に関してはそれら
の情報が含まれる部分木を担当する特定の統合サーバ1
200のみに持たせるようにする。
【0117】通知ディレクトリ1320には、そのディ
レクトリを根とする部分木を担当する統合サーバを表す
参照先統合サーバ情報(統合サーバに割り当てられたI
DやIPアドレス等)が含まれる。
【0118】この図14に示したディレクトリの例で
は、ルートの通知ディレクトリ:1310の参照先は、
「ローカル」であり、その下には、非通知ディレクトリ
1:1330−A、非通知ディレクトリ2:1330−
B、通知ディレクトリ10:1320がある。この統合
サーバ1200が管理している計算機110の有するフ
ァイルにアクセスするときには、二つの非通知ディレク
トリをサーチすることになり、「統合サーバ2」が管理
している計算機110の有するファイルにアクセスする
ときには、通知デレクトリ10のある「統合サーバ2」
をアクセスすることになる。
【0119】全ての通知ディレクトリ1320の内容
は、その情報が追加・削除・変更されるごとに、その参
照先となっている統合サーバ1200を起点として他の
全ての統合サーバ1200へ通知される。各統合サーバ
1200は通知された通知ディレクトリ1320を各自
のディレクトリ構造データ322へ反映する。一方、非
通知ディレクトリ1330やファイル情報620につい
ては、その情報が追加・削除・変更された場合でも、そ
のノードを担当する統合サーバのみが自らのディレクト
リ構造データ322へ反映すればよい。(IV)記憶管理
統合システムの動作次に、図15ないし図17を用いて
本発明の第三の実施形態に係る記憶管理統合システムの
動作について説明する。 (1)ファイル書込み 先ず、図15を用いて計算機110が相互連携機能を持
つ統合サーバを利用して、他の計算機の補助記憶装置へ
ファイルを書き込む際のシステムの動作について説明す
る。図15は、計算機110が相互連携機能を持つ統合
サーバを利用して、他の計算機の補助記憶装置へファイ
ルを書き込む際のシステムの動作を示すシーケンス図で
ある。
【0120】この図15では、ある計算機110−Aが
相互連携機能を持つ統合サーバ1200−A、1200
−Bを利用して、他の計算機110−Dが持つ補助記憶
装置へファイルを書き込む際の動作を順に説明してい
る。
【0121】最初に計算機の使用者の操作等によって、
アクセス元計算機110−Aにおいて統合システムへの
ファイル書き込み要求が発生すると(シーケンス140
0)、アクセス元計算機110−Aは適切なファイル書
込み先計算機を知るために、自らを含む計算機集合12
30を担当する統合サーバ1200−Aへ書込み先問い
合わせメッセージを送信する(シーケンス1410)。
【0122】統合サーバ1200−Aは、そのメッセー
ジを受信すると、まずそのファイルがディレクトリ構造
上でどの統合サーバが担当する部分木に含まれるかを調
べ、1200−A以外の統合サーバ1200−Bが担当
する部分木に含まれるならば統合サーバ1200−Bへ
問い合わせメッセージを転送する(シーケンス141
5)。
【0123】転送メッセージを受け取った統合サーバ1
200−Bは、統合サーバ内の計算機ポリシテーブル3
21に登録されている各計算機のポリシ情報、稼動状態
等やディレクトリ構造データ322に格納されているフ
ァイルの所在を示すデータを元に書込み先として適した
計算機のリストを作成し、そのリストを返答メッセージ
として計算機110−Aへ返送する(シーケンス142
0)。
【0124】計算機110−Aは、統合サーバ1200
−Bから受信した計算機のリストの中から、自らが書き
込み先として適切と判断するもののみを抽出し、そのリ
ストを書き込み先決定通知メッセージとして統合サーバ
1200−Bへ送信する(シーケンス1430)。
【0125】以降は、実施形態1の統合サーバ100が
1200−Bに、図7のシーケンス540〜570をシ
ーケンス1440〜1470に置き換えれば、実施形態
1で説明したものと全く同一の処理の説明でよい。 (2)ファイル読出し 次に、図16を用いて計算機110が相互連携機能を持
つ統合サーバを利用して、他の計算機の補助記憶装置か
らファイルを読み出す際のシステムの動作について説明
する。図16は、計算機110が相互連携機能を持つ統
合サーバを利用して、他の計算機の補助記憶装置からフ
ァイルを読み出す際のシステムの動作を示すシーケンス
図である。
【0126】この図16では、ある計算機110−Aが
相互連携機能を持つ統合サーバ1200−A、1200
−Bを利用して、他の計算機110−Dが持つ補助記憶
装置からファイルを読み出す際の動作を順に説明してい
る。最初に計算機の使用者の操作等によって、アクセス
元計算機110−Aにおいて記憶管理統合システムから
のファイル読み出し要求が発生すると(シーケンス15
00)、アクセス元計算機110−Aは、適切なファイ
ル読み出し元計算機を知るために、自らを含む計算機集
合1230を担当する統合サーバ1200−Aへ読み出
し元問い合わせメッセージを送信する(シーケンス15
10)。
【0127】統合サーバ1200−Aは、そのメッセー
ジを受信すると、まずそのファイルがディレクトリ構造
上でどの統合サーバが担当する部分木に含まれるかを調
べ、1200−A以外の統合サーバ1200−Bが担当
する部分木に含まれるならば統合サーバ1200−Bへ
問い合わせメッセージを転送する(シーケンス151
5)。
【0128】転送メッセージを受け取った統合サーバ1
200−Bは、統合サーバ内の計算機ポリシテーブル3
21に登録されている各計算機のポリシ情報、稼動状態
等やディレクトリ構造データ322に格納されているフ
ァイルの所在を示すデータを元に読出し元として適した
計算機のリストを作成し、そのリストを返答メッセージ
として計算機110−Aへ返送する(シーケンス152
0)。
【0129】計算機110−Aは、統合サーバ1200
−Bから受信した計算機のリストの中から、自らが読み
出し元として適切と判断するもののみを抽出し、そのリ
ストを読み出し元決定通知メッセージとして統合サーバ
1200−Bへ送信する(シーケンス1530)。
【0130】以降は、実施形態1の統合サーバ100が
1200−Bに、図8のシーケンス840〜860をシ
ーケンス1540〜1560に置き換えれば、実施形態
1で説明したものと全く同一の処理の説明でよい。 (3)ファイル削除 次に、図17を用いて計算機110が相互連携機能を持
つ統合サーバを利用して、他の計算機の補助記憶装置に
格納されたファイルを削除する際のシステムの動作につ
いて説明する。図17は、計算機110が相互連携機能
を持つ統合サーバを利用して、他の計算機の補助記憶装
置に格納されたファイルを削除する際のシステムの動作
を示すシーケンス図である。
【0131】この図17では、ある計算機110−Aが
相互連携機能を持つ統合サーバ1200−A、1200
−Bを利用して、他の計算機110−Dが持つ補助記憶
装置に記録されたファイルを削除する際の動作を順に説
明している。
【0132】最初に計算機の使用者の操作等によって、
アクセス元計算機110−Aにおいて統合システムへの
ファイル削除要求が発生すると(シーケンス160
0)、アクセス元計算機110−Aは、適切なファイル
削除先計算機を知るために、自らを含む計算機集合12
30を担当する統合サーバ1200−Aへ削除先問い合
わせメッセージを送信する(シーケンス1610)。
【0133】統合サーバ1200−Aは、そのメッセー
ジを受信すると、まずそのファイルがディレクトリ構造
上でどの統合サーバが担当する部分木に含まれるかを調
べ、1200−A以外の統合サーバ1200−Bが担当
する部分木に含まれるならば統合サーバ1200−Bへ
問い合わせメッセージを転送する(シーケンス161
5)。
【0134】転送メッセージを受け取った統合サーバ1
200−Bは、統合サーバ内の計算機ポリシテーブル3
21に登録されている各計算機のポリシ情報、稼動状態
等やディレクトリ構造データ322に格納されているフ
ァイルの所在を示すデータを元に削除先として適した計
算機のリストを作成し、そのリストを返答メッセージと
して計算機110−Aへ返送する(シーケンス162
0)。
【0135】計算機110−Aは、統合サーバ1200
−Bから受信した計算機のリストの中から、自らが削除
先として適切と判断するもののみを抽出し、そのリスト
を削除先決定通知メッセージとして統合サーバ1200
−Bへ送信する(シーケンス1630)。
【0136】以降は、実施形態1の統合サーバ100が
1200−Bに、図9のシーケンス940〜950をシ
ーケンス1640〜1650に置き換えれば、実施形態
1で説明したものと全く同一の処理の説明でよい。
【0137】
【発明の効果】本発明によれば、ネットワークに接続さ
れた複数の計算機に分散した共用ディスクのファイル情
報を一元管理できる記憶管理統合システムにおいて、共
用ディスクにアクセスするときの使用条件を定義できる
ようにして、ユーザがファイル共用をおこなうときに、
設定や相手の計算機の運用などに煩わせることなく簡単
にファイル共用をおこなえる記憶管理統合システム、お
よび、その記憶管理制御方法を提供することができる。
【0138】また、本発明によれば、ネットワークのボ
トルネックとなる計算機にアクセスしても、スループッ
トが低下しないような記憶管理統合システム、および、
その記憶管理制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る記憶管理統合シ
ステムのシステム構成図である。
【図2】本発明の第一の実施形態に係る統合サーバ10
0のハードウェア構成図である。
【図3】本発明の第一の実施形態に係るメモリ210に
置かれる機能別のプログラムと、統合管理データ記憶装
置225に置かれるデータの構成図である。
【図4】計算機ポリシテーブル321の形式を示す構成
図である。
【図5】本発明の第一の実施形態に係るファイル管理の
ためのディレクトリ構造データ322の形式を示す構造
図である。
【図6】ファイル所在テーブル630の形式を示す構成
図である。
【図7】計算機110が他の計算機の補助記憶装置へフ
ァイルを書き込む際のシステムの動作を示すシーケンス
図である。
【図8】計算機110が他の計算機の補助記憶装置から
ファイルを読み出す際のシステムの動作を示すシーケン
ス図である。
【図9】計算機110が他の計算機の補助記憶装置に格
納されたファイルを削除する際のシステムの動作を示す
シーケンス図である。
【図10】本発明の第二の実施形態に係る記憶管理統合
システムのシステム構成図である。
【図11】計算機110が代理アクセス計算機1010
を経由して、他の計算機の補助記憶装置へファイルを書
き込む際のシステムの動作を示すシーケンス図である。
【図12】本発明の第三の実施形態に係る記憶管理統合
システムのシステム構成図である。
【図13】本発明の第三の実施形態に係るメモリ210
に置かれる機能別のプログラムと、統合管理データ記憶
装置225に置かれるデータの構成図である。
【図14】本発明の第三の実施形態に係るファイル管理
のためのディレクトリ構造データ322′の形式を示す
構造図である。
【図15】計算機110が相互連携機能を持つ統合サー
バを利用して、他の計算機の補助記憶装置へファイルを
書き込む際のシステムの動作を示すシーケンス図であ
る。
【図16】計算機110が相互連携機能を持つ統合サー
バを利用して、他の計算機の補助記憶装置からファイル
を読み出す際のシステムの動作を示すシーケンス図であ
る。
【図17】計算機110が相互連携機能を持つ統合サー
バを利用して、他の計算機の補助記憶装置に格納された
ファイルを削除する際のシステムの動作を示すシーケン
ス図である。
【符号の説明】
100…記憶管理統合サーバ、110・・・統合システム
内の計算機、120・・・補助記憶装置、130・・・ネット
ワーク、200・・・CPU、210・・・メモリ、213・・
・OS、215・・・記憶管理統合ソフトウェア、220・・
・統合管理データ記憶装置コントローラ、225・・・統合
管理データ記憶装置、230・・・ネットワークコントロ
ーラ、321・・・計算機ポリシテーブル、322,32
2'・・・ディレクトリ構造データ、332・・・統合管理デ
ータ記憶装置コントローラ制御部、333・・・ネットワ
ークコントローラ制御部、334・・・タイマ制御部、3
51・・・計算機ポリシテーブル管理部、352・・・ファイ
ル所在テーブル管理部、353・・・送受信メッセージ振
分部、354・・・計算機稼動状態確認処理部、355・・・
計算機ポリシ受信部、356・・・ファイルアクセス要求
メッセージ処理部、357・・・ファイルアクセス完了メ
ッセージ処理部、358・・・ファイルアクセス先決定
部、359・・・統合サーバ間ファイル所在情報交換部、
410・・・計算機ID、420・・・IPアドレス、430
・・・ポリシ情報、431・・・計算機の種別、432・・・記
憶管理統合システムに提供する補助記憶装置の総容量、
433・・・計算機の稼動時間帯、434・・・ファイルアク
セス先として選ばれる優先度、440・・・統合システム
に提供する補助記憶装置の空き容量、450・・・計算機
の現在の稼動状態、600・・・ルートディレクトリ、6
10・・・サブディレクトリ、620・・・ファイル情報、6
30・・・ファイル所在テーブル、710・・・ファイル格納
先計算機ID、720・・・格納ファイル属性情報、72
1・・・ファイル更新元計算機ID、722・・・更新時のフ
ァイル更新元タイムスタンプ、723・・・統合サーバが
書込み完了を受信した日時、1010・・・代理アクセス
計算機、1020・・・代理アクセス計算機用の補助記憶
装置、1200・・・相互連携機能を持つ記憶管理統合サ
ーバ、1310・・・通知ルートディレクトリ、1320・
・・通知ディレクトリ、1330・・・非通知ディレクトリ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補助記憶装置を有する計算機がネットワ
    ークで接続された記憶管理統合システムにおいて、 複数のアクセス計算機と、 記憶管理統合サーバとを備え、 この記憶管理統合サーバは、前記アクセス計算機が他の
    アクセス計算機の有する前記補助記憶装置にアクセスす
    る方針を示すポリシ情報を有し、 アクセス元の前記アクセス計算機は、前記記憶管理統合
    サーバに、前記補助記憶装置に格納されているファイル
    情報を指定して、アクセス先のアクセス計算機を問合
    せ、 前記記憶管理統合サーバは、前記ポリシ情報に基づき、
    前記アクセス先のアクセス計算機の候補を前記アクセス
    元のアクセス計算機に返答し、 前記アクセス元のアクセス計算機は、返答された候補の
    アクセス先のアクセス計算機からファイルにアクセスす
    るときのアクセス計算機を選択して、選択したアクセス
    計算機を、アクセス先としてアクセスすることを特徴と
    する記憶管理統合システム。
  2. 【請求項2】 前記アクセス元のアクセス計算機は、前
    記記憶管理統合サーバから受取ったアクセス計算機の候
    補を選択して、選択したアクセス先のアクセス計算機の
    情報を前記記憶管理統合サーバに報告し、 前記アクセス元のアクセス計算機からアクセスを受けた
    アクセス先のアクセス計算機が、前記記憶管理統合サー
    バにアクセスが開始されたことを報告することを特徴と
    する請求項1記載の記憶管理統合システム。
  3. 【請求項3】 前記記憶管理統合サーバが、前記補助記
    憶装置に格納されているファイルの所在情報を保持する
    ことを特徴とする請求項1記載の記憶管理統合システ
    ム。
  4. 【請求項4】 アクセス元の前記アクセス計算機が、前
    記補助記憶装置に格納されているファイルの所在情報を
    保持することを特徴とする請求項1記載の記憶管理統合
    システム。
  5. 【請求項5】 前記記憶管理統合サーバが有する前記ポ
    リシ情報は、各々のアクセス計算機に対して、計算機の
    種別、使うことのできる補助記憶装置の総容量、稼動時
    間に関する情報、選択のための優先度が定義されている
    ことを特徴とする請求項1記載の記憶管理統合システ
    ム。
  6. 【請求項6】 この記憶管理統合システムは、前記複数
    のアクセス計算機として、 代理アクセス計算機を有し、 前記記憶管理統合サーバは、前記アクセス元のアクセス
    計算機から問合わせを受けたときに、前記アクセス先の
    アクセス計算機に加えて、前記代理アクセス計算機をア
    クセス先の候補として、前記アクセス元のアクセス計算
    機へ返答して、 前記アクセス元のアクセス計算機は、前記アクセス先の
    アクセス計算機に直接アクセスすることに加えて、前記
    代理アクセス計算機を介して前記アクセス先のアクセス
    計算機にアクセス可能なことを特徴とする請求項1記載
    の記憶管理統合システム。
  7. 【請求項7】 前記記憶管理統合サーバが複数存在し
    て、 前記アクセス元のアクセス計算機が第一の記憶管理統合
    サーバにアクセス先のアクセス計算機を問合せたとき
    に、自らの管理するアクセス計算機に該当するアクセス
    計算機が存在しない場合には、 第二の記憶管理統合サーバにその問合せを転送して、第
    二の記憶管理統合サーバの管理するアクセス計算機に該
    当するアクセス計算機が存在する場合に、この第二の記
    憶管理統合サーバが、前記アクセス先のアクセス計算機
    の候補を前記アクセス計算機に返答することを特徴とす
    る請求項1記載の記憶管理統合システム。
  8. 【請求項8】 前記補助記憶装置に格納されているファ
    イルの所在情報の中に、問合せの転送先の記憶管理統合
    サーバの情報を含むことを特徴とする請求項3記載の記
    憶管理統合システム。
  9. 【請求項9】 補助記憶装置を有する計算機がネットワ
    ークで接続された記憶管理統合システムの記憶管理制御
    方法において、 この記憶管理統合システムは、 複数のアクセス計算機と、 記憶管理統合サーバとを備え、 この記憶管理統合サーバは、前記アクセス計算機が他の
    アクセス計算機の有する前記補助記憶装置にアクセスす
    る方針を示すポリシ情報を有し、 アクセス元の前記アクセス計算機が、前記記憶管理統合
    サーバに、前記補助記憶装置に格納されているファイル
    情報を指定して、アクセス先のアクセス計算機を問合せ
    る手順と、 前記記憶管理統合サーバが、前記ポリシ情報に基づき、
    前記アクセス先のアクセス計算機の候補を前記アクセス
    元のアクセス計算機に返答する手順と、 前記アクセス元のアクセス計算機が、返答された候補の
    アクセス先のアクセス計算機からファイルにアクセスす
    るときのアクセス計算機を選択して、選択したアクセス
    計算機を、アクセス先としてアクセスする手順を有する
    ことを特徴とする記憶管理統合システムの記憶管理制御
    方法。
  10. 【請求項10】 前記アクセス元のアクセス計算機が、
    前記記憶管理統合サーバから受取ったアクセス計算機の
    候補を選択して、選択したアクセス先のアクセス計算機
    の情報を前記記憶管理統合サーバに報告する手順と、 前記アクセス元のアクセス計算機からアクセスを受けた
    アクセス先のアクセス計算機が、前記記憶管理統合サー
    バにアクセスが開始されたことを報告する手順を含むこ
    とを特徴とする請求項9記載の記憶管理統合システムの
    記憶管理制御方法。
  11. 【請求項11】 前記記憶管理統合サーバが、前記補助
    記憶装置に格納されているファイルの所在情報を保持す
    ることを特徴とする請求項9記載の記憶管理統合システ
    ムの記憶管理制御方法。
  12. 【請求項12】 アクセス元の前記アクセス計算機が、
    前記補助記憶装置に格納されているファイルの所在情報
    を保持することを特徴とする請求項9記載の記憶管理統
    合システムの記憶管理制御方法。
  13. 【請求項13】 前記記憶管理統合サーバが有する前記
    ポリシ情報は、各々のアクセス計算機に対して、計算機
    の種別、使うことのできる補助記憶装置の総容量、稼動
    時間に関する情報、選択のための優先度が定義されてい
    ることを特徴とする請求項9記載の記憶管理統合システ
    ムの記憶管理制御方法。
  14. 【請求項14】 この記憶管理統合システムは、前記複
    数のアクセス計算機として、 代理アクセス計算機を有し、 前記記憶管理統合サーバが、前記アクセス元のアクセス
    計算機から問合わせを受けたときに、前記アクセス先の
    アクセス計算機に加えて、前記代理アクセス計算機をア
    クセス先の候補として、前記アクセス元のアクセス計算
    機へ返答して、 前記アクセス元のアクセス計算機が、前記アクセス先の
    アクセス計算機に直接アクセスすることに加えて、前記
    代理アクセス計算機を介して前記アクセス先のアクセス
    計算機にアクセス可能なことを特徴とする請求項9記載
    の記憶管理統合システムの記憶管理制御方法。
  15. 【請求項15】 前記記憶管理統合サーバが複数存在し
    て、 前記アクセス元のアクセス計算機が第一の記憶管理統合
    サーバにアクセス先のアクセス計算機を問合せたとき
    に、自らの管理するアクセス計算機に該当するアクセス
    計算機が存在しない場合には、 第二の記憶管理統合サーバにその問合せを転送して、第
    二の記憶管理統合サーバの管理するアクセス計算機に該
    当するアクセス計算機が存在する場合に、この第二の記
    憶管理統合サーバが、前記アクセス先のアクセス計算機
    の候補を前記アクセス計算機に返答することを特徴とす
    る請求項9記載の記憶管理統合システムの記憶管理制御
    方法。
  16. 【請求項16】 前記補助記憶装置に格納されているフ
    ァイルの所在情報の中に、問合せの転送先の記憶管理統
    合サーバの情報を含むことを特徴とする請求項11記載
    の記憶管理統合システムの記憶管理制御方法。
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