JP2000020386A - 情報システム - Google Patents

情報システム

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JP2000020386A
JP2000020386A JP10183683A JP18368398A JP2000020386A JP 2000020386 A JP2000020386 A JP 2000020386A JP 10183683 A JP10183683 A JP 10183683A JP 18368398 A JP18368398 A JP 18368398A JP 2000020386 A JP2000020386 A JP 2000020386A
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Shigekazu Inohara
茂和 猪原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プッシュ型情報システムにおいてデータ提供計
算機のデータ配送処理の負荷を分散させる。 【解決手段】データ提供計算機3のデータ配送部31に
よって計算したデータ提供計算機3のデータ配送コスト
が一定の閾値を超えると、配送代行割当部32は、デー
タの配送の代行を行うデータ配送代行計算機4を動的に
割り当てる。配送代行割当部32は、複数のデータ収集
計算機2に配送するデータのうち、データ提供計算機3
がデータを配送した場合に生じるデータ提供計算機3コ
ストとデータ配送代行計算機4に配送代行を依頼した場
合に生じるデータ提供計算機3のコストの差が大きいも
のを優先的に配送の代行を依頼するデータとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データウェアハウ
スシステムやwebサーバに蓄積された情報、あるい
は、既存のデータベースサーバやデータファイルサーバ
等の複数のデータ提供計算機を、クライアントから一つ
の仮想的なサーバとして利用可能としたネットワーク分
散型情報システムに関する。特に、クライアントのデー
タアクセス要求に先立ち、クライアントから指定された
データを、データ提供計算機からクライアントが利用す
るデータ収集計算機に予め、継続的に配送するプッシュ
型の情報システムにおいて、データ配送の負荷を分散す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】情報化社会の発展に伴い、企業の基幹系
システムで発生するトランザクション情報を時系列に蓄
積するデータウェアハウスシステムが普及しつつある。
この動きは、電子商取引や電子マネーなどの普及に伴い
さらに加速されると予想される。
【0003】また、近年のインターネットの普及にとも
ない、これらのデータウェアハウスシステムやwebサ
ーバに蓄積された情報、あるいは、既存のデータベース
やデータファイル等の複数のデータ提供計算機を統合し
て、クライアントから一つの仮想的なサーバとして利用
可能とするネットワーク分散型情報システムが開発され
てきている。
【0004】一般的に言って、複数の異種データ提供計
算機をネットワーク分散型情報システムとして統合する
ための技術課題としては、異種データの統合の課題と、
分散環境での問い合わせ処理の高速化の課題がある。
【0005】異種データの統合に関しては、H. Garcia-
Molina, J. Hammer, K. Ireland, Y. Papakonstantino
u, J. Ullman, and Jennifer Widom. "Integrating and
Accessing Heterogeneous Information Sources in TS
IMMIS". In Proceedings of the AAAI Symposium on In
formation Gathering, pp. 61-64, Stanford, Californ
ia, March 1995.などに述べれているように、データ提
供計算機側にラッパーと呼ぶデータ変換モジュールをお
き、このラッパーを介してデータをアクセスする方法な
どが研究されている。また、Alon Y. Levy, Anand Raja
raman and JoannJ. Ordille. "Querying Heterogeneous
Information Sources Using Source Descriptions", I
n Proceedings of the 22nd International Conference
on VeryLarge Databases, VLDB-96, Bombay, India, S
eptember, 1996.では、複数のデータ提供計算機を統合
したシステム上での問い合わせを処理するために、デー
タ源記述言語を厳密に定義して、問い合わせの複数計算
機への展開を自動的に行う方法などについて述べられて
いる。
【0006】一方、高速化の課題に対しては、M. Kelle
r and Julie Basu, "A predicate-based caching schem
e for client-server database architectures", The V
LDBJournal (1996) 5: pp35-47. に述べられているa*ca
cheのように、クライアントとサーバとのキャッシュの
一貫性を保持する処理を高速化する技術の研究が進んで
いる。また、Calton Pu and Ling Liu. "Update Monito
ring: The CQ Project", In Proceedings of the World
wide Computing and Its Applications 2nd Internatio
nal Conference, WWCA98, Tsukuba, Japan, pp. 396-41
1, March 1998.では、Continual Queryを用いてデータ
提供計算機のデータ更新の検出を行い、クライアントの
要求に応じて更新データを転送することにより、データ
更新処理の削減を図る方法が提案されている。
【0007】ここで、大規模なデータをもつ複数のデー
タ提供計算機をネットワーク分散型情報システムで効率
よく統合する方法としては、データ事前配送型のネット
ワーク分散型情報システム(以下、「プッシュ型情報シ
ステム」と記す)とデータ要求時取出型のネットワーク
分散型情報システム(以下、「プル型情報システム」と
記す)が知られている。
【0008】図11にプッシュ型情報システムの構成
を、図12にプル型情報システムの構成を示す。
【0009】図11に示すプッシュ型情報システムで
は、クライアント1が事前に頻繁にアクセスするデータ
の情報(以下、「アクセス情報」と記す)11をデータ
収集計算機2に発行する。データ収集計算機2は受け取
ったアクセス情報からデータ配送要求12を作成し、デ
ータ提供計算機3に通知する。データ提供計算機3は、
データ配送要求12に基づき、指定されたデータ3を予
めデータ収集計算機2に配送する。
【0010】さらに、データ提供計算機3は、クライア
ント1またはデータ収集計算機2が指定したタイミング
でデータ13を継続的に配送する。データ収集計算機2
は、配送されたデータ13を複製データ20として保持
する。
【0011】そして、クライアント1が予めアクセス情
報として通知していたデータに対するアクセス要求14
を発行した場合には、データ収集計算機2は、保持した
複製データ20を用いてアクセス要求14に対する結果
15を作成しクライアントに返す。
【0012】このようなプッシュ型情報システムでは、
クライアント1またはデータ収集計算機2が多くなるに
従い、配送すべきデータの量や、配送すべきタイミング
が多くなり、データ提供計算機3側の配送処理の負荷が
大きくなる。このため、ある一定の規模以上のシステム
を構築する際の障害となる。
【0013】一方、図12に示すプル型情報システムで
は、データ収集計算機2の代わりに、データ提供計算機
133が保持するデータ135へのリンク情報132を
保持する計算機もしくは機構130が設けられる。クラ
イアント1からのデータアクセス要求136は、前記リ
ンク情報132を保持する計算機または機構130によ
り、データ提供計算機133へのアクセス要求137に
変換され、変換されたアクセス要求137によって、デ
ータ提供計算機133が保持するデータ135が直接ア
クセス1され、そのアクセス結果138がクライアント
1に返される。
【0014】このように、プル型情報システムでは、デ
ータ要求時にデータ提供計算機133をアクセスするた
め、プッシュ型システムのように、事前に行うデータ配
送の負荷が、データ提供計算機133にかからないとい
う長所がある。しかし、その反面、クライアント1の数
が多くなると、データアクセス要求がデータ提供計算機
133に集中する。このため、ある一定の規模以上のシ
ステムを構築する際の障害となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、この
プッシュ型情報システムでは、クライアントまたはデー
タ収集計算機が多くなるに従い、配送すべきデータの量
や、配送すべきタイミングが多くなり、データ提供計算
機側の配送処理の負荷が大きくなる。という問題があ
る。
【0016】そこで、本発明は、データ提供計算機のデ
ータ配送処理の負荷を自動的に分散するプッシュ型情報
システムを実現することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、たとえば、データ収集部が発行する、データ
の継続的な配送を要求するデータ配送要求に応えて、前
記データ収集部にデータを提供するデータ提供部と、デ
ータ配送代行部とを相互に通信可能に配置した情報シス
テムであって、前記データ提供部は、当該データ提供部
に対して発行されたデータ配送要求が要求する配送を当
該データ提供部が行った場合における当該データ提供部
の負荷が、所定のしきい値を超える場合に、それまで当
該データ提供部に対して発行されたデータ配送要求が要
求する配送の一部もしくは全部についての代行を、前記
データ配送代行部に依頼する代行割当手段と、当該デー
タ提供部に対して発行されたデータ配送要求が要求する
配送のうち、配送の代行を依頼していない部分について
の前記データ収集部への配送を行う配送手段と、を備
え、データ配送代行部は、前期データ提供部から配送の
代行を依頼された場合に、代行を依頼された配送をデー
タ収集部に対して行う手段を備えることを特徴とする情
報システムを提供する。
【0018】このような情報システムによれば、前記デ
ータ提供部において、当該データ提供部に対して発行さ
れたデータ配送要求が要求する配送を当該データ提供部
が行った場合における当該データ提供部の負荷が、所定
のしきい値を超えた場合に、自動的に当該データ提供部
に対して発行されたデータ配送要求が要求する配送の一
部もしくは全部についての代行を前記データ配送代行部
に依頼するので、しきい値を適当に設定することによ
り、前記データ提供部の負荷が許容量を超える時点で、
自動的に、当該データ提供部の負荷を前記データ配送代
行部に負担させることができる。
【0019】また、前記課題達成のために本発明は、た
とえば、複数のデータ収集部が発行する、データの継続
的な配送を要求するデータ配送要求に応えて、前記デー
タ収集部にデータを提供するデータ提供部と、データ配
送代行部とを相互に通信可能に配置した情報システムで
あって、前記データ提供部は、当該データ提供部に対し
て発行された各データ配送要求が要求する配送のうち、
複数のデータ収集部に対して同じタイミングで同じデー
タを配送することが可能な配送の代行を前記データ配送
代行部に依頼する代行割当手段と、当該データ提供部に
対して発行されたデータ配送要求が要求する配送のう
ち、配送の代行を依頼していない配送についての前記デ
ータ収集部への配送を行う配送手段と、配送の代行を依
頼した配送により複数の前記データ収集部に対して配送
されるデータを、当該配送の代行を依頼した配送により
複数の前記データ収集部に対して同じタイミングで配送
されるタイミングで、前記データ配送代行部に転送する
転送手段と、を備え、前記データ配送代行部は、配送の
代行を依頼された場合に、前記データ提供部から転送さ
れたデータの、複数の前記データ収集部への依頼された
配送を行う配送代行手段を備えることを特徴とする情報
システムを提供する。
【0020】このような情報システムによれば、前記デ
ータ提供部は、当該データ提供部に対して発行された各
データ配送要求が要求する配送のうち、複数のデータ収
集部に対して同じタイミングで同じデータを配送するこ
とが可能な配送の代行を前記データ配送代行部に依頼
し、配送の代行を依頼した配送により複数のデータ収集
部に対して配送されるデータを、当該配送の代行を依頼
した配送により複数のデータ収集部に対して同じタイミ
ングで配送されるタイミングで、前記データ配送代行部
に転送する。
【0021】したがって、前記データ提供部は、配送の
代行を依頼しない場合には、同じタイミングで複数のデ
ータ収集部にそれぞれ配送を行わなければならないとこ
ろを、このタイミングで前記データ配送代行部に対する
転送のみを行えばよいことになり、前記データ提供部の
負荷を軽減することができることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て説明する。
【0023】図1は、本実施形態に係る本発明を実施す
るプッシュ型情報システムの構成を示す図である。
【0024】図示するように、本実施形態に係るプッシ
ュ型情報システムは、複数のクライアント1、複数のデ
ータ収集計算機2、複数のデータ提供計算機3、複数の
データ配送代行計算機4、ネットワーク7で構成され
る。
【0025】ここで、データ収集計算機2、データ提供
計算機3、および、データ配送代行計算機4は、ネット
ワーク7を介して、計算機名やサービス名で互いの計算
機資源にアクセスすることを可能にする名前管理機構6
を備えた分散ネットワーク基盤5上に構築される。名前
管理機構6は、各計算機名や各計算機が提供するサービ
ス8を管理する他、計算機資源管理情報61において各
計算機の資源の使用/未使用状況を管理する。
【0026】さて、本実施形態では、データ提供計算機
3が、データ配送代行計算機4に、データのデータ収集
計算機2への配送の代行を依頼し、依頼に応じて、デー
タ配送代行計算機4は、データ収集計算機2へデータを
配送する。
【0027】ここで、この配送の代行を可能とする本プ
ッシュ型情報システムの構成、動作の詳細について説明
する前に、その説明の理解を容易にするために、仮に本
プッシュ型情報システムにおいて配送の代行を行わない
とした場合の動作を説明しておく。
【0028】この場合、図2に示すように、クライアン
ト1、は頻繁にアクセスするデータの領域を記述したア
クセス情報11をデータ収集計算機2に予め通知する。
データ収集計算機2は、受け取ったアクセス情報11に
基づき予め該データ収集計算機2内に複製データ20と
して保持しておくべきデータを決定し、該データを保持
するデータ提供計算機3にデータ配送要求12を通知す
る。データ提供計算機3は、受け取ったデータ配送要求
に従い、該データ提供計算機3が保持するデータ30か
ら配送データ13を生成し、データ収集計算機2に受け
取ったデータ配送要求で指定されたタイミングで継続的
に配送する。データ収集計算機2は、受け取ったデータ
を複製データ20として格納する。ここで、クライアン
ト1がデータへのアクセス要求14を発行すると、デー
タ収集計算機2は、アクセス要求14で要求されたデー
タを複製データ20として持っている場合には、複製デ
ータ20からアクセス結果15を生成し、クライアント
1に返す。
【0029】ここで、クライアント1がデータ収集計算
機2に予め通知するアクセス情報11は、例えば、図3
のように複数の条件の集合体の形で記述される。
【0030】それぞれの条件は、配送すべきデータの領
域の記述(以下、「データ領域条件」と呼ぶ」とデータ
の配送(更新)のタイミング(以下、「更新条件」と呼
ぶ)の両方もしくは一方が記述される。データ領域条件
には、データ名、データの属性、データの制約条件等が
記述され、更新条件には、更新データを配送する時間的
ななタイミング情報や、更新データを配送するトリガを
指定する情報等が記述される。
【0031】例えば、図3の場合には、アクセス情報の
条件1のデータ領域条件には、データ名が「注文」のデ
ータ(たとえば、「注文」という名称のデータベース)
のうち、注文日が30日以前のデータ(たとえば、デー
タベースを構成するレコードのうち、レコードを構成す
るフィールドの一つである注文日フィールドのフィール
ドデータが30日以前のレコード)の、注文番号、顧客
番号、注文日、価格の属性を持つデータ要素(たとえ
ば、注文番号/顧客番号/注文日/価格フィールドのフ
ィールドデータ)を対象とすることが記述されている。
また、条件1の更新条件には毎週金曜日の20時に配送
するということが記述されている。
【0032】同様に、条件2のデータ領域条件には、デ
ータ名が「伝票」のデータのうち、品番の属性を持つデ
ータ要素が3000〜5999までのデータの、注文番
号、行番号、品番、数量の属性を持つデータ要素であっ
て、注文番号の属性が条件1のデータ領域条件を満足す
るデータ(レコード)に含まれる注文番号の属性と同じ
ものを持つデータ要素を対象とすることが記述されてお
り、条件2の更新条件には、条件1の更新条件で示され
る注文データの配送時に合わせて配送することが記述さ
れている。
【0033】図3の例では更新条件のタイミングは厳密
に定義されているが、例えば、金曜日の17時〜23時
というように幅を持たせて定義することも可能である。
この場合には指定された更新のタイミングの任意の時間
にデータを配送しても良い。
【0034】従って、例えば、同じデータに対して、更
新条件が、金曜日の20時と、金曜日の17時〜23時
の2つの配送要求があった場合には、それらを金曜日の
20時という同じタイミングで配送することが可能とな
る。本発明で同じタイミングで配送することが可能なと
いうのはこのような状況のことを意味する。
【0035】以下、配送の代行を可能とする本実施形態
に係る本プッシュ型情報システムの構成、動作の詳細に
ついて説明する。
【0036】本実施形態に係る本プッシュ型情報システ
ムにおけるクライアント1の動作は、図3に示したアク
セス情報をデータ収集計算機2に予め通知することを含
め、アクセス情報配送の代行を行わない場合と同様であ
る。
【0037】では、まず、データ収集計算機2について
説明する。
【0038】図4に示すように、データ収集計算機2
は、データ収集部21、複製データ20、クライアント
アクセス情報22、複製データ管理表23で構成され
る。
【0039】また、データ収集部21はクライアントか
らのアクセス情報を管理するアクセス情報管理部121
1と、クライアントからのデータアクセス要求を処理す
るデータアクセス部1212と、複製データを生成・管
理する複製データ管理部1213とで構成される。
【0040】図5に、クライアントアクセス情報22お
よび複製データ管理情報23の内容を示す。
【0041】図示するように、クライアントアクセス情
報22は、当該データ収集計算機2にアクセス情報を通
知したもしくはアクセス情報を発行したクライアント
名、通知されたアクセス情報等から構成されるエントリ
の集合であり、各エントリには、アクセス情報に含まれ
る各条件のデータ領域条件を満たすデータを管理してい
る複製データ管理情報23のエントリへのポインタが格
納される。
【0042】図5の例では、クライアントアクセス情報
22には、クライアントcl1から条件1及び条件2-
1よりなるアクセス情報が通知されており、クライアン
トcl2から条件2-2よりなるアクセス情報が通知さ
れており、クライアントcl3から条件3および条件4
よりなるアクセス情報が通知されている。
【0043】一方、複製データ管理情報23は、データ
名毎のエントリに、複製データ20として複製するデー
タが満たす複製データ領域条件、複製するデータの更新
タイミングを示す複製データ更新条件、複製するデータ
のデータ名、複製するデータ(データ提供計算機3また
はデータ配送代行計算機4から配送されるデータ)を提
供するデータ提供計算機3の名称、複製データ領域条件
が示すデータまたは複製データ更新条件が示すタイミン
グの全部もしくは一部について配送を代行するデータ配
送代行計算機4の名称、複製するデータの格納位置を示
す格納情報等から構成されるエントリの集合である。た
だし、複製データ領域条件が示すデータまたは複製デー
タ更新条件が示すタイミングの全てについてデータ提供
計算機3が配送を行う場合にはデータ配送代行計算機4
の名称は記述されない。なお、以下の各図では、n番目
の複製データ領域条件についてはRn、n番目の複製デ
ータ領域条件と対のn番目の複製データ更新条件につい
てはKnとして示すことにする。
【0044】ここで、複製データ管理情報23の各エン
トリは、データ名毎に設けているため、複製データ領域
条件や複製データ更新条件は、クライアント1から通知
されたアクセス情報の条件に含まれるデータ領域条件、
更新条件と1対1に対応しない。図5の例では、クライ
アントcl1からのアクセス情報に含まれる条件2-1の
データ領域条件2-1とクライアントcl2からのアク
セス情報の条件2-2含まれるデータ領域条件2-2が、同
データ2に対するものであるため、一つの複製データ領
域条件2として統合されている。具体的には、例えば、
データ領域条件2−1が注文データの顧客番号が100
0〜2000のデータの複製を要求しており、データ領
域条件2−2が注文データの顧客番号が1200〜22
00のデータの複製を要求している場合には、両者の集
合和である注文データの顧客番号が1000〜2200
のデータ領域を示す複製データ領域条件2として設定さ
れる。また、同様に、例えば、条件2-1に含まれる更新
条件2−1が月水金の更新を要求しており、条件2-2に
含まれる更新条件2−2が月火水の更新を要求している
場合には、両者の集合和である月火水金を示す複製デー
タ更新条件2が設定される。
【0045】ただし、複製データ管理情報23の各エン
トリは、かならずしも、データ名毎に設ける必要はな
く、データ領域条件/更新条件の共通部分毎に、共通す
るデータ領域条件/更新条件を複製データ領域条件/複
製データ更新条件とし、共通しない更新条件/データ領
域条件の集合和を、複製データ更新条件/複製データ領
域条件とするエントリを設けたり、データ領域条件及び
更新条件の共通部分毎に、共通するデータ領域条件及び
更新条件を複製データ領域条件及び複製データ更新条件
とするエントリを設けたりするなど、複数の条件の兼ね
合いを考慮したより高度な方法で各エントリ及び複製デ
ータ領域条件、複製データ更新条件を設けるようにして
もよい。
【0046】いずれにしても、少なくとも、複製データ
管理情報23の各エントリに複数データ領域条件と複製
データ更新条件に従ってデータが配送された場合に、受
け取った全てのアクセス情報に含まれる各条件の全てが
満足されるように、エントリおよび各エントリの複数デ
ータ領域条件と複製データ更新条件とを設定する。
【0047】以下では、説明の理解を容易にするため
に、データ名毎に、当該データ名を対象とするデータ領
域条件の集合和を複製データ領域条件、当該データ名を
対象とする更新条件の集合和を複製データ更新条件とす
るエントリを作成するものとして説明する。
【0048】以下、データ収集計算機2の動作について
説明する。
【0049】いま、データ収集計算機2が新たなクライ
アント1からアクセス情報を受け取ったものとすると、
アクセス情報管理部1211はクライアント1から新た
に発行されたアクセス情報11を受け取り、複製データ
管理部1213にアクセス情報を通知する(24)。通
知を受けた複製データ管理部1213は、新たな複製デ
ータ領域条件、複製データ更新条件を決定し、複製デー
タ管理情報23にエントリを追加する(26)。そし
て、複製データ管理部1213は、追加したエントリの
データ名のデータを提供するデータ提供計算機3に、そ
のエントリのデータ名、複製データ領域条件、複製デー
タ更新条件を含めたデータ配送要求12を発行する。
【0050】データ提供計算機3は、データ配送要求1
2を受け取ると、直接もしくはデータ配送代行計算機4
を介して、複製データ領域条件で指定されたデータを、
複製データ更新条件で指定されたタイミングで継続的に
データ配送要求を発行したデータ収集計算機2に配送す
る。
【0051】データの発行を受けたデータ収集計算機2
の複製データ管理部1213は、受け取ったデータを複
製データ20として保持すると共に、複製データ管理情
報23の格納情報を更新する。また、複製データ管理部
1213は、データ提供計算機3からデータの配送の代
行をデータ配送代行計算機4に依頼したことを通知され
ると、そのデータ配送代行計算機4の名称を複製データ
管理情報23に記述する。
【0052】一方、クライアント1からのデータアクセ
ス要求14が発行された場合には、データアクセス部2
12がこれを受け取る。データアクセス部212は、受
け取った要求を複製データ管理部1214に通知し(2
7)、複製データ管理部1214は、複製データ管理情
報23を参照して、要求されたデータが複製データ20
中に保持されているかどうかを判定し、保持されている
場合には複製データ20からデータアクセス要求の結果
を生成する(28)。もし、要求されたデータの一部も
しくは全部が保持されていない場合には、複製データ2
0に存在しない部分に関して、当該データを提供するデ
ータ提供計算機3からデータを取得し、結果を生成す
る。
【0053】以上、データ収集計算機2について説明し
た。
【0054】以下、データ提供計算機3について説明す
る。
【0055】図6に、データ提供計算機3の構成を示
す。
【0056】図示するように、データ提供計算機3は、
データ配送部31、配送代行割当部32、データアクセ
ス部35、データ30、データ配送管理情報33、配送
代行割当情報34を有している。また、データ配送部3
1は、データ配送管理部1311、データ配送実行部1
312、配送コスト計算部1313を有しており、配送
代行割当部32は、配送代行割当決定部1321と配送
代行割当管理部1322を有している。
【0057】次に、図7に、データ配送管理情報33、
配送代行割当情報34の内容を示す。
【0058】図示するように、データ配送管理情報33
は、各データ収集計算機2から受け取ったデータ配送要
求毎のエントリの集合である。各エントリには、対応す
るデータ配送要求に含まれたデータ名、複製データ領域
条件、複製データ更新条件、対応するデータ配送要求を
発行したデータ収集計算機2の名称、複製データ領域条
件が示すデータ領域のうち配送代行計算機4が配送を代
行するデータ領域を示す代行データ領域条件が記述され
る。
【0059】次に、配送代行割当情報34の各エントリ
には、データの配送の代行を依頼しているデータ配送代
行計算機4の名称、データ配送代行計算機4に配送の代
行を依頼するデータのデータ領域を示す代行データ領域
条件、データ配送代行計算機4に配送の代行を依頼する
データを送るタイミングを示すデータ転送条件、データ
配送代行計算機4に配送の代行を依頼するデータのサイ
ズを示すデータ容量、データ配送代行計算機4が配送の
代行を行う場合のデータ配送代行計算機4のコストを示
す配送コストなどが記述される。
【0060】図7の例では、配送代行割当情報34の第
1番目のエントリと、データ配送管理情報33の第2、
第3エントリは、データ2の複製データ領域条件2が示
すデータ領域と複製データ領域条件5が示すデータ領域
の重複部分(データサイズ125MB)のデータ収集計
算機cs1とcs2への配送を配送代行計算機px1が代行
することを表している。
【0061】以下、データ提供計算機3の動作について
説明する。
【0062】いま、データ収集計算機2においてクライ
アント1から受け取ったアクセス情報によって複製デー
タ管理情報23に新たなエントリが追加され、このエン
トリのデータ名と複製データ領域条件と複製データ更新
条件を含むデータ配送要求がデータ提供計算機3に発行
されたものとすると、データ提供計算機3において、こ
のデータ配送要求は、データ配送部31のデータ配送管
理部1311において受け取られる。
【0063】データ配送管理部1311は、データ配送
要求を受け取ると、受け取ったデータ配送要求の内容と
データ配送要求の発行元のデータ収集計算機2をデータ
配送管理情報33に登録する(310)。一方、データ
配送実行部1312は、データ配送管理情報34に基づ
いて未配送、すなわち、いま転送されたデータ配送要求
に対応するエントリに記述された複製データ領域条件が
示すデータ領域のデータを、同エントリに名称が記述さ
れたデータ収集計算機2に配送する(308)。
【0064】次に、データ配送管理部1311は、デー
タ配送管理情報33に、登録したデータ配送要求に含ま
れる複製データ領域条件が示すデータの領域を、データ
配送管理情報33、配送代行割当情報34を参照し、
(a)配送代行計算機に他のデータ収集計算機への配送
の代行を依頼したデータ領域、(b)データ提供計算機
3から他のデータ収集計算機へ配送を行っているデータ
領域、(c)それ以外のデータ領域、の3つに区分す
る。
【0065】そして、(a)の配送代行計算機に既に配
送の代行を依頼しているデータ領域に関しては、直ち
に、配送代行割当部32に、そのデータ領域とデータ配
送管理情報33に登録したデータ配送要求に含まれる複
製データ領域条件と複製データ更新条件と配送先データ
収集計算機名を通知する。通知を受けた配送代行割当部
32の配送代行割当決定部1321は、配送代行割当情
報34の通知を受けたデータ領域を含むデータ領域を示
す代行データ領域条件が登録されているエントリの転送
タイミング条件を、既に登録されている転送タイミング
条件と通知された複製データ更新条件の集合和に更新
し、そのエントリに名称が登録されているデータ配送代
行計算機4に、そのエントリに登録されているデータ名
および代行データ領域条件と、通知された複製データ更
新条件、複製データ領域条件、およびデータ収集計算機
名との組を含むデータ配送代行要求17を発行する(3
04)。複製データ更新条件の集合和については後に説
明する。
【0066】一方、(b)および(c)の場合には、各
データ領域を、そのデータ領域を含むデータ領域のデー
タ配送要求を発行している各データ収集計算機2に配送
するのに要するコストを配送コスト計算部1313で計
算して、その結果、データ提供計算機2の全体の配送コ
ストを更新し、全体の配送コストが予め設定された閾値
を超えた場合には、配送代行割当部32にその旨を通知
する(302)。
【0067】閾値を超えた旨の通知を受けた配送代行割
当部32の配送代行割当決定部1321は、データ配送
管理情報33を参照して(311)、まず、データ配送
管理情報33に登録された複製データ領域条件に対応す
るデータ領域のうちの、複数の任意のデータ領域に共通
して含まれている部分を重複部分を抽出すると共に、抽
出した重複部分を含む各データ領域を示す各複製データ
領域条件と対の複製データ更新条件を抽出する。ただ
し、既に配送代行割当情報34に登録された代行データ
領域条件で示されるデータ領域に相当する共通部分は抽
出する対象から除外する。
【0068】なお、データ配送管理情報33に登録され
た複製データ領域条件C1、C2、…、Ck(1<=k
<=n、1<=Ci<=n、1<=i<=k、Ciは昇
順)の重複部分をD{C1,C2,…、Ck}と記述す
るとすると、例えば、複製データ領域条件が3つの場合
には重複部分は図8のようになる。
【0069】次に、抽出した各重複部分を、データ配送
代行計算機に配送処理を代行したときのデータ提供計算
機の負荷の削減が大きい順に、たとえばデータ提供計算
機の負荷の削減量の和が所定量になる分、または、一定
数、データ配送代行の対象となるデータ領域の候補とし
て挙げる。ただし、データ提供計算機の負荷の削減量が
0になるものは配送代行の対象となるデータ領域の候補
としない。
【0070】各重複部分のデータ提供計算機の負荷の削
減量は、(重複部分のデータサイズ)×((抽出した複
製データ更新条件各々が示す配送頻度の算術和)−(抽
出した複製データ更新条件の集合和が示す配送頻度))
によって求める。例えば、6時の配送タイミングのみを
要素とする複製データ更新条件が5つある場合には、各
複製データ更新条件が示す配送頻度は1回/一日であ
り、その算術和は5回/一日となる。また、抽出した複
製データ更新条件の集合和は、6時の要素のみを含む集
合であるので、その集合が示す更新頻度は1回/一日で
あり、要素が一つであるからその算術和も1回/一日で
ある。
【0071】同様に、複製データ更新条件2つで、一方
が1日3回、0時、8時、16時、他方が1日4回、0
時、6時、12時、18時である場合には、一方が示す
配送頻度は3回/一日、他方が示す更新頻度は4回/一
日となり、その算術和は7回/一日となる。一方、二つ
の複製データ更新条件の集合和は0時、6時、8時、1
2時、16時、18時の要素を含む集合であり、この集
合が示す更新頻度は6回/一日となる。
【0072】ここで、(重複部分のデータサイズ)×
(抽出した複製データ更新条件各々が示す配送頻度の算
術和)は、この重複部分をデータ提供計算機3が各デー
タ収集計算機2に配送した場合にかかるコストを示し、
(重複部分のデータサイズ)×(抽出した複製データ更
新条件の集合和が示す配送頻度)は、この重複部分をデ
ータ提供計算機3からデータ配送代行計算機4に配送す
る場合に係るコストを示すことになる。
【0073】なお、各重複部分のデータ提供計算機の負
荷の削減量は、別の表現によれば、(重複部分のデータ
サイズ)×((2以上の複製データ更新条件が共通に示
す配送タイミングそれぞれについて求めた当該配送タイ
ミングを示す複製データ更新条件の数の総和)-(2以
上の複製データ更新条件が共通に示す配送タイミングの
数))で表すことができる。
【0074】このように、各重複部分のデータ提供計算
機の負荷の削減量は、重複部分のデータサイズと抽出し
た複製データ更新条件間における配送タイミングの重複
度に比例することになる。
【0075】次に、データ配送代行の候補となるデータ
領域が決定したら、データ配送代行の候補となる各デー
タ領域について、当該データ配送の代行を行う場合にか
かることになるデータ配送代行計算機4のコスト、すな
わち、(データ領域サイズ)×((抽出した複製データ
更新条件各々が示す配送頻度の算術和)+(抽出した複
製データ更新条件の集合和が示す配送頻度))を求め
る。ここで、(データ領域サイズ)×(抽出した複製デ
ータ更新条件各々が示す配送頻度の算術和)は、この重
複部分をデータ配送代行計算機4が各データ収集計算機
2に配送するのにかかるコストを示し、(データ領域サ
イズ)×(抽出した複製データ更新条件の集合和が示す
配送頻度)は、この重複部分をデータ配送代行計算機4
がデータ提供計算機3から受け取るのにかかるコストを
示す。
【0076】なお、データ配送代行の候補となるデータ
領域の、当該データ配送の代行を行う場合にかかること
になるデータ配送代行計算機4のコストは、別の表現に
よれば、(データ領域サイズ)×((複製データ更新条
件に記述されている配送タイミングの数の和)+(複製
データ更新条件に記述されている配送タイミングの数の
和)-(2以上の複製データ更新条件が共通に示す配送
タイミングのそれぞれについて求めた当該配送タイミン
グを示す複製データ更新条件の数の総和)+(2以上の
複製データ更新条件が共通に示す配送タイミングの
数))で表すことができる。
【0077】そして、データ配送代行の候補となる各デ
ータ領域についてデータ配送代行計算機4のコストが求
まったならば、データ提供計算機の負荷の削減量が大き
なデータ配送代行の候補のデータ領域から、順次、デー
タ配送代行の候補のデータ領域について求めたデータ配
送代行計算機4のコストより大きな量の未使用資源を持
つデータ配送代行計算機4を、分散ネットワーク基盤の
名前管理機構6に問い合わせて求め、求めたデータ配送
代行計算機4を、そのデータ配送代行の候補となるデー
タ領域の配送代行を行うデータ配送代行計算機4として
割り当てる。求めたデータ配送代行計算機4のコストよ
り大きな量の未使用資源を持つデータ配送代行計算機4
が存在しない場合には、そのデータ配送代行の候補とな
るデータ領域についてはデータ配送代行の候補から除外
する。
【0078】そして、データ配送代行計算機4を割り当
てることができたデータ配送代行の候補のデータ領域の
各々について、そのデータ配送代行の候補のデータ領域
を示す条件を代行データ領域条件として求め、求めた代
行データ領域条件、そのデータ配送代行の候補のデータ
領域に割り当てたデータ配送代行計算機4の名称、その
データ配送代行の候補のデータ領域のデータサイズ、そ
のデータ配送代行の候補のデータ領域について求めたデ
ータ配送代行計算機4が配送の代行を行う場合のデータ
配送代行計算機4のコスト、そのデータ配送代行の候補
のデータ領域が属するデータのデータ名、データ転送条
件を含むエントリを作成し、配送代行割当情報34に登
録する(312)。ここでデータ転送条件は、そのデー
タ配送代行の候補のデータ領域を含むデータ領域を示す
複製データ領域条件と対の複製データ更新条件(先に抽
出した複製データ更新条件)の集合和とする。
【0079】そして、データ配送の代行割当が決定した
旨を配送代行管理部322に伝える(305)。
【0080】配送代行管理部1322は、配送代行割当
情報34を参照し、各エントリについて、当該エントリ
に名称が記述されたデータ配送代行計算機4に、データ
配送代行要求を転送するとともに、データ配送部31内
のデータ配送管理部1311に転送した配送代行要求の
内容を通知する(306)。ここで、データ配送代行計
算機4に転送するデータ配送代行要求には、対応する配
送代行割当情報34のエントリに記述されたデータ名お
よび代行データ領域条件と、そのエントリの代行データ
領域条件が示すデータ配送代行の候補のデータ領域を含
むデータ領域を示す複製データ領域条件が登録されたデ
ータ配送管理情報33の各エントリに登録された複製デ
ータ更新条件およびデータ収集計算機2の名称との組を
含める。また、配送代行管理部1322は、転送したデ
ータ配送代行要求に含めた複製データ更新条件を含むデ
ータ配送要求を発行したデータ収集計算機3に、このデ
ータ配送要求に関し配送代行を依頼した旨、データ配送
代行要求を転送したデータ配送代行計算機の名称と共に
通知する。
【0081】一方、配送代行要求の内容を通知されたデ
ータ配送管理部1311は、データ配送代行要求に含ま
れる複製データ領域条件が登録されたエントリに、デー
タ配送代行要求に含まれる代行データ領域条件を登録
し、データ配送実行部1312に対して初期データ配送
の起動をかけ(307)、データ配送実行部312は配
送代行割当情報34に基づいて未配送、すなわち、いま
転送したデータ配送代行要求に対応するエントリに記述
された代行データ領域条件が示すデータ領域のデータ
を、同エントリに名称が記述されたデータ配送代行計算
機4に配送する(308)。
【0082】さて、データ提供計算機3に格納されてい
るデータ30は、データアクセス部35によって参照な
らびに更新される。データアクセス部35としては、例
えば、格納されているデータがデータベースの場合に
は、データベース管理システムであり、単なるファイル
の場合には、オペレーティングシステムが提供するファ
イルシステムである。つまり、該データ提供計算機に応
じてさまざまである。データの更新はデータアクセス部
35によりデータ配送実行部1312に通知される(3
08)。
【0083】データ配送実行部1312は、データ配送
管理情報33の任意のエントリに登録された複製データ
更新条件が満たされると、そのエントリに名称が登録さ
れたデータ収集計算機2に、そのエントリに登録された
複製データ領域条件が示すデータ領域のデータを配送す
る。ただし、複製データ条件が示すデータ領域のうち、
そのエントリに名称が登録された代行データ領域条件が
示すデータ領域は配送しない。また、そのデータ領域が
前回更新時以降更新されていない場合には配送しないよ
うにしてもよい。
【0084】また、データ配送実行部1312は、配送
代行割当情報34の任意のエントリに登録されたデータ
転送条件が満たされると、そのエントリに名称が登録さ
れたデータ収集計算機2に、そのエントリに登録された
代行データ領域条件が示すデータ領域のデータを配送す
る。ただし、そのデータ領域が前回更新時以降更新され
ていない場合には配送しないようにしてもよい。
【0085】以上、データ提供計算機3について説明し
た。
【0086】以下、データ配送代行計算機4について説
明する。
【0087】図9に、データ配送代行計算機4の構成を
示す。
【0088】図示するように、データ配送代行計算機4
は、データ配送代行部41、配送代行管理情報42、複
製データ40を有する。また、データ配送代行部41
は、配送代行要求管理部1411、配送データ検出部1
412、配送データ受信部14123、データ配送実行
部1414を有している。
【0089】図10に配送代行管理情報42の内容を示
す。
【0090】配送代行管理情報42は、同じデータ収集
計算機3から受け取った同データ名に対する1または複
数のデータ配送代行要求毎のエントリを有する。各エン
トリには、対応するデータ配送代行要求を発行したデー
タ提供計算機3の名称と、対応する各データ配送代行要
求に含まれる各代行データ領域条件の集合和を示す対象
データ領域条件が記述される。また、各エントリには、
対応する各データ配送代行要求毎に、そのデータ配送代
行要求に含まれる代行データ領域条件、複製データ領域
条件、および複製データ更新条件からなる各組が登録さ
れる。
【0091】ただし、配送代行管理情報42のエントリ
は、複数のデータ配送代行要求に含まれる代行データ領
域条件が一致する場合にのみ、これら複数のデータ配送
代行要求についての一つのエントリを作成し、他の場合
には、データ配送代行要求毎にエントリを作成するよう
にしてもよい。または、複数のデータ配送代行要求に含
まれる代行データ領域条件が一致する場合や、複数のデ
ータ配送代行要求に含まれる代行データ領域条件に重複
部分がある場合や、代行データ領域条件が隣接している
場合にのみ、これら複数のデータ配送代行要求について
の一つのエントリを作成し、他の場合には、データ配送
代行要求毎にエントリを作成するようにしてもよい。な
お、複数のデータ配送代行要求に含まれる代行データ領
域条件が一致する場合にのみ、これら複数のデータ配送
代行要求についての一つのエントリを作成する場合に
は、各エントリの対象データ領域条件と全ての代行デー
タ領域条件とは一致することになるので、これらは一つ
にまとめてよい。
【0092】以下、データ配送代行計算機4の動作につ
いて説明する。
【0093】データ収集計算機からのデータ配送代行要
求17は、データ配送代行部41の配送代行要求管理部
1411で受け取る(401)。配送代行要求管理部1
411は、受け取ったデータ配送代行要求17にしたが
って、手配送代行管理情報42を更新する。
【0094】また、データ提供計算機から配送されてく
るデータは、配送データ受信部1413を介して複製デ
ータ40として格納する(403)。このとき、配送デ
ータ受信部1413は、配送データ検出部1412にデ
ータの更新が行われた旨を通知する(404)。
【0095】また、配送データ検出部1412は、配送
代行管理情報42の任意のエントリに登録された複製デ
ータ更新条件が満たされると、その複製データ更新条件
と組のデータ収集計算機名称のデータ収集計算機3に、
データ配送実行部1414を介してデータを配送する。
配送するデータは、満たされた複製データ更新条件と組
の代行データ領域条件が示すデータ領域のデータであ
る。ただし、配送すべきデータが前回の配送時以降更新
されていない場合には、配送を行わないようにしてもよ
い。
【0096】以上、本発明の一実施形態について説明し
た。
【0097】なお、以上の説明したデータ提供計算機3
における処理では、複製データ領域条件に対応するデー
タ領域のうちの、2以上の任意数の任意のデータ領域に
共通して含まれている部分を、データ配送代行の対象と
なるデータ領域の候補の対象とした。しかし、このよう
にすると複製データ領域条件が多数にわたる場合には、
データ領域の候補の対象の数が非常に多くなり処理の負
担が大きくなる。そこで、この処理は、一定数以下の複
数の複製データ領域条件に対応するデータ領域の重複部
分のみを、データ配送代行の対象となるデータ領域の候
補の対象とするようにしてもよい。
【0098】また、隣接する複数のデータ領域の候補が
存在する場合には、これを一つのデータ領域の候補とす
るようにしてもよい。たとえば、図8のでD{1、2}
とD{1,2,3}が配送代行のデータ領域の候補とし
て挙がっている場合には、これらを融合したD{1、
2}∪D{1、2、3}を一つのデータ領域の候補と
し、このデータ領域を示す複製データ領域条件1∩複製
データ領域条件2を、代行データ領域条件とし、転送タ
イミング条件を複製データ更新条件1と複製データ更新
条件2と複製データ更新条件3の集合和(D{1、2}
の転送タイミング条件とD{1、2、3}の転送タイミ
ング条件の集合和)とするようにしてもよい。ただし、
この場合には、代行データ領域条件が示すデータ領域の
どの部分が、どの複製データ更新条件で配送されるべき
ものかを管理し、この融合したデータ領域についてのデ
ータ配送代行要求を発行する場合には、この代行データ
領域条件が示すデータ領域のどの部分を、どの複製デー
タ更新条件で配送すべきかを、データ配送代行要求に含
めてデータ配送代行計算機4に通知するようにし、デー
タ配送代行計算機4において通知された内容に従ってデ
ータのデータ収集計算機2への配送を行うようにする。
また、データ配送管理情報33の各エントリには、代行
データ領域条件に代えて、そのエントリに記述された複
製データ領域条件が示すデータ領域と代行データ領域条
件の重複部分を示す条件を記述し、この条件が示すデー
タ領域についてのみデータ提供計算機3からデータ収集
計算機2に配送しないようにする。
【0099】このように、単純な条件を代行データ領域
条件とすることにより、データ提供計算機3におけるデ
ータ検索の容易化や、配送代行割当情報34のエントリ
の削減を図ることができる。
【0100】また、データ領域の候補に、データ領域の
候補として挙がっていないデータ領域を一部加えた一つ
の連続したデータ領域を、データ領域の候補とするよう
にしてもよい。例えば、図8のD{1、2、3}とD
{1、2}とD{1、3}がデータ領域の候補である場
合に、データ領域の候補でない領域を加えたデータ領域
D{1}を一つのデータ領域の候補とし、このデータ領
域を示す複製データ領域条件1を、代行データ領域条件
とし、転送タイミング条件を複製データ更新条件1と複
製データ更新条件2と複製データ更新条件3の集合和
(D{1、2、3}の転送タイミング条件とD{1、
2}の転送タイミング条件とD{1、3}の転送タイミ
ング条件の集合和)とするようにしてもよい。ただし、
この場合にも、代行データ領域条件が示すデータ領域の
どの部分が、どの複製データ更新条件で配送されるべき
ものかを管理し、このデータ領域についてのデータ配送
代行要求を発行する場合には、この代行データ領域条件
が示すデータ領域のどの部分を、どの複製データ更新条
件で配送すべきかを、データ配送代行要求に含めてデー
タ配送代行計算機4に通知するようにし、データ配送代
行計算機4において通知された内容に従ってデータのデ
ータ収集計算機2への配送を行うようにする。また、デ
ータ配送管理情報33の各エントリには、代行データ領
域条件に代えて、そのエントリに記述された複製データ
領域条件が示すデータ領域と代行データ領域条件の重複
部分を示す条件を記述し、この条件が示すデータ領域に
ついてのみデータ提供計算機3からデータ収集計算機2
に配送しないようにする。
【0101】このように、単純な条件を代行データ領域
条件とすることにより、データ提供計算機3におけるデ
ータ検索の容易化や、配送代行割当情報34のエントリ
の削減を図ることができる。
【0102】ところで、図1におけるクライアント1
は、分散ネットワーク基盤を介してデータ収集計算機に
接続するようにしてもよい。また、クライアント1とデ
ータ収集計算機2は、物理的に別個電子計算機である必
要はなく、これらが同じ電子計算機によって実現されて
もよい。さらには、クライアント1、データ収集計算機
2、データ提供計算機3、データ配送代行計算機4は、
論理的に分離された機能部(たとえば電子計算機上のプ
ロセス)であればよく、これらの全てもしくは一部が同
じ電子計算機上に実現されていたもよい。
【0103】また、以上の実施形態では、データの重複
部分に着目し、複数の複製データ領域条件のデータ領域
の重複部分を配送代行の対象となるデータ領域とし、こ
のデータ領域についての配送の全てをデータ配送代行計
算機に代行させたが、これは、複数の複製データ領域条
件のデータ領域の重複部分を配送代行の対象とし、この
複数の複製データ領域条件と対の複数の複製データ更新
条件の重複タイミングを配送代行の対象のタイミングと
するようにしてもよい。この場合は、データ提供装置
は、配送代行の対象のデータ領域の、配送代行の対象の
タイミングにおける配送だけをデータ配送代行計算機に
依頼し、他のタイミングの配送は自身が行う。また、こ
の場合は、配送代行の対象のタイミングでのみ配送代行
の対象のデータ領域のデータをデータ配送代行計算機に
転送する。
【0104】以上のように、本実施形態によれば、デー
タ提供計算機は自動的にデータ配送代行計算機に配送の
代行を依頼するので、データ提供計算機のデータ配送の
負荷は自律的に分散される。
【0105】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、データ
提供計算機のデータ配送処理の負荷を自動的に分散する
プッシュ型情報システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプッシュ型情報シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るプッシュ型情報シス
テムの配送代行を行わない場合の動作概要を示す図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態に係るクライアントが発行
するアクセス情報を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るデータ収集計算機の
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るクライアントアクセ
ス情報及び複製データ管理情報を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るデータ提供計算機の
構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るデータ配送管理情報
および配送代行割当情報を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る配送代行のデータ領
域の候補を説明する図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るデータ配送代行計算
機の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る配送代行管理情報
を示す図である。
【図11】従来のプッシュ型情報システムの構成を示す
ブロック図である。
【図12】従来のプル型情報システムの構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】 1…クライアント、2…データ収集計算機、3…データ
提供計算機、4…データ配送代行計算機、5…分散ネッ
トワーク基盤、6…名前管理機構、7…ネットワーク、
11…アクセス情報、20…複製データ、21…データ
収集部、22…クライアントアクセス情報、23…複製
データ管理情報、30…データ、31…データ配送部、
32…配送代行割当部、33…データ配送管理情報、3
4…配送代行割当情報、40…複製データ、41…デー
タ配送代行部、42…配送代行管理情報、61…計算機
資源管理情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛嶋 一智 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 猪原 茂和 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5B082 EA07 HA05 HA08 JA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ収集部が発行する、データの継続的
    な配送を要求するデータ配送要求に応えて、データ収集
    部にデータを提供するデータ提供部と、データ配送代行
    部とを相互に通信可能に配置した情報システムであっ
    て、 前記データ提供部は、 当該データ提供部に対してデータ配送要求が発行された
    場合に、当該発行されたデータ配送要求が要求する配送
    を当該データ提供部が行った場合における当該データ提
    供部の負荷と、所定のしきい値とを比較する負荷判定手
    段と、前記負荷判定手段の比較結果が、データ提供部の
    負荷が前記所定のしきい値を超えるものであった場合
    に、それまで当該データ提供部に対して発行されたデー
    タ配送要求が要求する配送の一部もしくは全部について
    の代行を前記データ配送代行部に依頼する代行割当手段
    と、当該データ提供部に対して発行されたデータ配送要
    求が要求する配送のうち、配送の代行を依頼していない
    部分についてのデータ収集部への配送を行う配送手段
    と、を備え前記データ配送代行部は、 前記データ提供部から配送の代行を依頼された場合に、
    代行を依頼された配送をデータ収集部に対して行う手段
    を備えることを特徴とする情報システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報システムであって、 前記代行割当手段は、それまで当該データ提供部に対し
    て発行されたデータ配送要求が要求する配送のうち、デ
    ータ配送代行部に配送を依頼した場合における、前記デ
    ータ提供部の負荷の軽減量が大きい配送の代行を、優先
    的に前記データ配送代行部に依頼することを特徴とする
    情報システム。
  3. 【請求項3】複数のデータ収集部が発行する、データの
    継続的な配送を要求するデータ配送要求に応えて、前記
    データ収集部にデータを提供するデータ提供部と、デー
    タ配送代行部とを相互に通信可能に配置した情報システ
    ムであって、 前記データ提供部は、 当該データ提供部に対して発行された各データ配送要求
    が要求する配送のうち、複数のデータ収集部に対して同
    じタイミングで同じデータを配送することが可能な配送
    の代行を、前記データ配送代行部に依頼する代行割当手
    段と、当該データ提供部に対して発行されたデータ配送
    要求が要求する配送のうち、配送の代行を依頼していな
    い配送についてのデータ収集部への配送を行う配送手段
    と、配送の代行を依頼した配送において複数のデータ収
    集部に対して配送されるデータを、当該配送の代行を依
    頼した配送において複数のデータ収集部に対して同じタ
    イミングで配送されるタイミングで、データ配送代行部
    に転送する転送手段と、を備え、 前記データ配送代行部は、 配送の代行を依頼された場合に、前記データ提供部から
    転送されたデータの、複数のデータ収集部への依頼され
    た配送を行う配送代行手段を備えることを特徴とする情
    報システム。
  4. 【請求項4】複数のデータ収集部が発行する、データの
    継続的な配送を要求するデータ配送要求に応えて、前記
    データ収集部にデータを提供するデータ提供部と、デー
    タ配送代行部とを相互に通信可能に配置した情報システ
    ムであって、 前記データ提供部は、 当該データ提供部に対して発行された各データ配送要求
    が要求する配送のうち、各データ配送要求が要求する配
    送を行った場合に、同じタイミングで複数のデータ収集
    部に配送されることがあるデータについての配送の代行
    を前記データ配送代行部に依頼する代行割当手段と、当
    該データ提供部に対して発行された各データ配送要求が
    要求する配送のうち、配送の代行を依頼していないデー
    タについてのデータ収集部への配送を行う配送手段と、
    各データ配送要求が要求する配送を行った場合に、配送
    の代行を依頼したデータがいずれかのデータ収集部に対
    して配送されるタイミングで、配送の代行を依頼したデ
    ータをデータ配送代行部に転送する転送手段と、を備
    え、 前記データ配送代行部は、 データの配送の代行を依頼された場合に、前記データ提
    供部から転送されたデータを用いて、配送の代行を依頼
    されたデータの複数のデータ収集部への依頼された配送
    を行う配送代行手段を備えることを特徴とする情報シス
    テム。
  5. 【請求項5】請求項4記載の情報システムであって、 前記代行割当手段は、 当該データ提供部に対して発行された各データ配送要求
    が要求する配送のうち、各データ配送要求が要求する配
    送を行った場合に、同じタイミングで複数のデータ収集
    部に配送されることがあるデータについての配送のう
    ち、当該データの配送を当該データ提供部が行った場合
    に当該データ提供部にかかる負荷と、当該データの配送
    の代行をデータ配送代行部に行わせた場合に当該データ
    提供部にかかる負荷の差が大きなものの代行を、優先的
    に前記データ配送代行部に依頼することを特徴とする情
    報システム。
  6. 【請求項6】請求項5記載の情報システムであって、 前記代行割当手段は、 前記データの配送を当該データ提供部が行った場合に当
    該データ提供部にかかる負荷を、 (当該データのデータサイズ)×(各データ配送要求が
    要求する配送を行った場合における当該データの配送頻
    度)より求め、 前記データの配送の代行をデータ配送代行部に行わせた
    場合に当該データ提供部にかかる負荷を、 (当該データのデータサイズ)×(当該データの配送の
    代行を依頼した場合における当該データのデータ配送代
    行部への転送頻度)より求めることを特徴とする情報シ
    ステム。
  7. 【請求項7】請求項4、5または6記載の情報システム
    であって、 前記データ配送代行部を複数備え、 前記情報システムは、各データ配送代行部の利用可能資
    源量を管理する管理部を有し、 前記代行割当手段は、 配送の代行を依頼するデータについて、 (当該データのデータサイズ)×((各データ配送要求
    が要求する配送を行った場合における当該データの配送
    頻度)+(当該データの配送の代行を依頼した場合にお
    ける当該データのデータ配送代行部への転送頻度))
    を、当該データの配送を代行するためにかかるデータ配
    送代行部の負荷として算出し、前記管理部に管理されて
    いる利用可能資源によって、算出したデータ配送代行部
    の負荷を処理しえるデータ配送代行部に、当該データに
    ついての配送を依頼することを特徴とする情報システ
    ム。
  8. 【請求項8】請求項4記載の情報システムであって、 前記データ提供部は、 当該データ提供部に対してデータ配送要求が発行された
    場合に、当該発行されたデータ配送要求が要求する配送
    を当該データ提供部が行った場合における当該データ提
    供部の負荷と所定のしきい値とを比較する負荷判定手段
    を有し、 前記代行割当手段は、前記負荷判定手段の比較結果が、
    前記データ提供部の負荷が前記所定のしきい値を超える
    ものであった場合にのみ、配送の代行を前記データ配送
    代行部に依頼することを特徴とする情報システム。
  9. 【請求項9】請求項1、2または8記載の情報システム
    であって、 前記代行割当手段は、 当該データ提供部に対してデータ配送要求が発行された
    場合において、当該発行されたデータ配送要求が既に配
    送の代行を依頼しているデータを含むデータの配送を要
    求するデータ配送要求である場合、既に配送の代行を依
    頼しているデータの、当該発行されたデータ配送要求が
    要求する配送の代行を、当該既に配送の代行を依頼して
    いるデータについての配送の代行を依頼している前記デ
    ータ配送代行部に依頼し、 前記負荷判定手段は、 当該データ提供部に対してデータ配送要求が発行された
    場合に、当該発行されたデータ配送要求が配送を要求し
    ているデータのうち、既に配送の代行を依頼しているデ
    ータを除くデータを、当該発行されたデータ配送要求に
    従って配送した場合における当該データ提供部に係る負
    荷を算出し、算出した負荷と当該データ提供部が既に行
    っている配送の負荷を加算した負荷を、前記発行された
    データ配送要求が要求する配送を当該データ提供部が行
    った場合における当該データ提供部の負荷として、前記
    所定のしきい値と比較することを特徴とする情報システ
    ム。
  10. 【請求項10】電子計算機によって読み取られ実行され
    るプログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記プログラムは、当該プログラムの実行によって、電
    子計算機上に、電子計算機と通信可能なデータ収集部が
    発行する、データの継続的な配送を要求するデータ配送
    要求に応えて、前記データ収集部にデータを提供するデ
    ータ提供部を形成するプログラムであって、 前記データ提供部は、 当該データ提供部に対して発行された各データ配送要求
    が要求する配送のうち、複数のデータ収集部に対して同
    じタイミングで同じデータを配送することが可能な配送
    の代行を、配送の代行を担う配送代行部機能を提供する
    データ配送代行部に依頼する代行割当手段と、当該デー
    タ提供部に対して発行されたデータ配送要求が要求する
    配送のうち、配送の代行を依頼していない配送について
    のデータ収集部への配送を行う配送手段と、配送の代行
    を依頼した配送により複数のデータ収集部に配送される
    データを、当該配送の代行を依頼した配送により複数の
    データ収集部に同じタイミングで配送されるタイミング
    で、前記データ配送代行部に転送する転送手段と、を有
    することを特徴とする記憶媒体。
  11. 【請求項11】複数のデータ収集装置が発行する、デー
    タの継続的な配送を要求するデータ配送要求に応えて、
    前記データ収集装置にデータを提供するデータ提供装置
    であって、 当該データ提供装置に対して発行された各データ配送要
    求が要求する配送のうち、複数のデータ収集装置に対し
    て同じタイミングで同じデータを配送することが可能な
    配送の代行を、データの配送代行機能を提供するデータ
    配送代行装置に依頼する代行割当手段と、当該データ提
    供装置に対して発行されたデータ配送要求が要求する配
    送のうち、配送の代行を依頼していない配送についての
    前記データ収集装置への配送を行う配送手段と、配送の
    代行を依頼した配送により複数の前記データ収集装置に
    対して配送されるデータを、当該配送の代行を依頼した
    配送により複数の前記データ収集装置に同じタイミング
    で配送されるタイミングで、前記データ配送代行装置に
    転送する転送手段と、を備えることを特徴とするデータ
    提供装置。
  12. 【請求項12】複数のデータ収集部が発行する、データ
    の継続的な配送を要求するデータ配送要求に応えて、前
    記データ収集部にデータを提供するデータ提供部の負荷
    を分散する方法であって、 前記データ提供部において、当該データ提供部に対して
    発行された各データ配送要求が要求する配送のうち、複
    数のデータ収集部に対して同じタイミングで同じデータ
    を配送することが可能な配送の代行を、データの配送代
    行機能を提供するデータ配送代行部に依頼し、当該デー
    タ提供部に対して発行されたデータ配送要求が要求する
    配送のうち、配送の代行を依頼していない配送について
    の前記データ収集部への配送を行い、配送の代行を依頼
    した配送により複数の前期データ収集部に対して配送さ
    れるデータを、当該配送の代行を依頼した配送により複
    数の前期データ収集部に同じタイミングで配送されるタ
    イミングで、前記データ配送代行部に転送することを特
    徴とする負荷分散方法。
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