JP2003067043A - リスクモニターを有する工程管理システム及びリスク表示機能を有する工程管理方法 - Google Patents

リスクモニターを有する工程管理システム及びリスク表示機能を有する工程管理方法

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JP2003067043A
JP2003067043A JP2001255844A JP2001255844A JP2003067043A JP 2003067043 A JP2003067043 A JP 2003067043A JP 2001255844 A JP2001255844 A JP 2001255844A JP 2001255844 A JP2001255844 A JP 2001255844A JP 2003067043 A JP2003067043 A JP 2003067043A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 信頼性評価と工程管理を一元的に行うことが
できる工程管理システムと工程管理方法を提供する。 【解決手段】 工程の属性を入力および編集可能な工程
属性編集部と、工程を時間軸に沿って図形的に表示する
工程表示部と、を有す定期点検工程管理手段と基本事象
の発生確率を発生させる基本事象確率分布発生部と、頂
上事象の発生確率密度関数を計算する頂上事象発生確率
計算部と、を有す信頼性評価支援手段と、基本事象確率
編集部と工程属性編集部のデータを比較する性照合部
と、比較したデータにおいて互いに符合する事象が互い
に整合する確率となるように確率データまたは基本事象
名を変換する属性・確率変換部と、計算された確率と閾
値を比較しその結果を工程表示部7に反映させる閾値−
確率比較部と、重要度分析実施部の結果を影響の大きな
ものから順に工程表示部に反映させる重要度分析比較部
と、を有す付帯手段と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラントの保守作
業のスケジュール管理を支援する複数の情報処理装置か
らなる定期点検工程管理手段およびその工程管理方法に
係わり、特に、実際に行われる保守作業と、フォルトツ
リー構造によってリスク分析された事象とを対応づけ、
時間軸にそって図形的に表示された工程上にリスクを警
告するための表示(リスク表示)を行うことにより、プ
ラントの定期点検等で実行される補修、点検等を含む保
守作業とをより安全に実施することを支援する「リスク
モニターを有する工程管理システムおよびリスク表示機
能を有する工程管理方法」に関する。
【0002】なお、本発明は、原子力発電プラントの定
期点検作業のための支援システムに限られるものではな
いが、理解容易のために以下の説明では原子力発電プラ
ントの定期点検作業を念頭に説明する。
【0003】
【従来の技術】原子力発電プラントでは、安全な発電を
するために定期的に保守作業を行っている。この保守作
業は、機器の検査、補修、劣化部品の取換え等、多方面
かつ膨大な保守作業項目(一保守作業項目は、一つの保
守目的のため行われる互いに密接に関連する一連の保守
作業をいう)の保守作業を行う。また、通常はこれらの
保守作業は、プラントを停止させている一定期間内にす
べて完了させる必要があるために、複数の保守作業が錯
綜して行われる。さらに、各保守作業は、一定の順序で
行われる必要があり、すなわち、一つの保守作業の前に
他の保守作業が完了している必要があり、かつ、作業を
開始する前は、安全確保等のために一定の準備が完了し
ていなければならない。
【0004】上記事情の下で、原子力発電プラント等の
プラントの保守作業を行うには、予め保守作業計画を立
て、定期検査期間中は実際に行われている保守作業の進
捗状態を記録管理し、一つ一つの保守作業が安全かつ滞
りなく行われるように工程管理をしなければならない。
このため、従来から計算機を使用した工程管理を目的と
する「定期点検工程管理手段」が存在していた。
【0005】図7に従来の定期点検工程管理手段の構成
を示す。図7に示すように、定期点検工程管理手段30
は、工程編集部31と、工程属性編集部32と工程表示
部33とグラフ表示部34を有している。
【0006】工程編集部31は、定期点検工程管理手段
で保守作業の実施期間を入力する中心的な編集手段であ
り、マウス等のポインティングデバイスを用いて図的に
工程を作成する形式のものと、数値(記号)情報を用い
て工程を作成するものとがある。
【0007】工程属性編集部32は、保守作業の作業名
称、作業担当企業名称、電力の監督部署名称、または実
績・計画投入人工数等の備考情報や資源情報等の工程の
属性情報を編集する手段である。
【0008】工程表示部33は、工程編集部31や工程
属性編集部32で編集・入力された情報をそのまま、も
しくは加工して表示する手段である。
【0009】グラフ表示部34は、工程属性編集部32
で編集・入力された資源情報を工程全体もしくはその部
分において時間単位ごとに加算等の演算をおこなってグ
ラフ形式で表示する手段である。
【0010】一方、原子力発電プラントでは、プラント
の安全性を確保することを目的に、トラブルの事象を想
定し、それに至る確率を計算して、該当のトラブルの発
生確率がほとんど起こり得ないことを定量的に解析す
る。その時に利用される主な解析手法が、FTA(Faul
t Tree Analysis)と呼ばれるもので、信頼性工学およ
び関連分野において活用されている。
【0011】手法自体は、以下の通りである。まず想定
する頂上事象を選定する。その後、その頂上事象に至る
一次要因を探り、その一次要因同士の論理的関係(an
d、or)を導く。図的にはツリー構造に表現し、頂上事
象を記載した下に論理記号を記入する。その下に一次要
因を記載する。同様のステップを個々の一次要因を基準
に二次、三次要因へと繰り返し、実験等から確率分布を
参照できるレベルまで細分化を行う。
【0012】頂上事象は、ブール代数を用いることによ
り、ツリー構造の最下層の事象(基本事象)の組み合わ
せで発生することが示される。そこまで整理されれば、
後は、モンテカルロ手法というシミュレーション手法を
用いてトップ事象の発生確率を導き出すことが可能とな
る。
【0013】本手法は、計算機上で処理するのに適して
おり、販売の有無は別として、よく利用されている。以
下に代表的な構造を示す。
【0014】図8に従来の信頼性評価支援手段の構成を
示す。図8に示すように、信頼性評価支援システム40
は、フォールトツリー編集部41と、フォールトツリー
−ロジック変換部42と、頂上事象発生確率計算部43
と、基本事象確率編集部44と、基本事象確率分布発生
部45と、重要度分析実施部46とを有している。
【0015】フォールトツリー編集部41では、単なる
信頼性構造の図的表現にとどまらず、ツリーの論理構造
自体が意味を持つため、解析が容易なようにほとんどの
場合、階層的なデータとなっている。
【0016】フォールトツリー−ロジック変換部42で
は、フォールトツリーのツリーの論理構造をブール代数
の考えで変換する。
【0017】基本事象確率編集部44では、ツリーの最
下層の基本事象に確率密度関数を入力・編集するための
手段で、通常確率密度関数は対数正規分布が利用される
ため、通常、その中央値とエラーファクターで分布を指
定する。
【0018】基本事象確率分布発生部45では、基本事
象確率編集部44で指定された分布にしたがって確率を
発生させる。
【0019】頂上事象発生確率計算部43では、フォー
ルトツリー−ロジック変換部42で生成された論理式
に、基本事象確率分布発生部45で発生させた確率を当
てはめて頂上事象の値を算出し、頂上事象の発生の確率
密度関数を推定する。
【0020】重要度分析実施部46は、基本事象の発生
確率密度関数の中央値と頂上事象の発生確率密度関数の
中央値を基準にして、基本事象の値を変動させ、それに
よって頂上事象の値がどれだけ変動するかにより、基本
事象の影響を判断するという手法を用いて、影響の強い
基本事象を特定するというものである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では定期点検工程管理手段と信頼性評価支援手段と
が別個に存在し、信頼性を評価しつつ複雑な工程を管理
することには不便であった。
【0022】つまり、定期点検の工程管理は時間と密接
に関係し、工期や作業順序など時間および作業内容に関
する深い知識が要求されるのに対し、信頼性評価は時間
の概念をもたないが事象と要因の確率的関係に関する深
い知識が要求される。
【0023】定期点検工程管理手段も信頼性評価支援手
段もそれなりの経験を有する専門家がデータを作成する
が、工程管理の専門家であっても信頼性工学の専門家と
は限らず、逆に信頼性工学の専門家であっても工程管理
の専門家とは限らない、という問題があった。
【0024】従来は工程管理手段と信頼性評価支援手段
のデータベースがリンクされず、ユーザーは工程管理と
信頼性評価を別個に行うことになり、現実の作業の信頼
性を評価しながら工程管理することが困難であった。
【0025】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、工程管理手段と信頼性評価支援手段のデータベース
をリンクさせ、信頼性評価と工程管理を一元的に行うこ
とができる「リスクモニターを有する工程管理システム
とリスク表示機能を有する工程管理方法」を提供するこ
とにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の「リスクモニタ
ーを有する工程管理システム」は、作業の実施計画を入
力および編集可能な工程編集部と、前記工程編集部によ
って入力あるいは編集した作業に対してその資源情報あ
るいは備考情報を属性として入力および編集可能な工程
属性編集部と、前記工程編集部と前記工程属性編集部で
入力あるいは編集したデータに基づき時間軸に沿って工
程を図形的に表示する工程表示部と、前記工程属性編集
部によって入力あるいは編集した数値データを工程の時
間軸と同一時間軸上にグラフ表示するグラフ表示部と、
を有す.定期点検工程管理手段と、対象とするシステム
または機器の運用または動作上の好ましくない事象を頂
上事象とし、要因をそれ以上求めることができない事象
を基本事象として、頂上事象から基本事象へ階層的に事
象と要因の関係として展開して論理記号で結合したフォ
ールトツリー構造を入力または編集可能なフォールトツ
リー編集部と、前記フォールトツリー編集部で作成した
フォールトツリーデータをブール代数による論理式に変
換するフォールトツリー−ロジック変換部と、基本事象
に確率密度関数を入力または編集するための基本事象確
率編集部と、前記基本事象確率編集部において入力され
た確率密度関数に基づきモンテカルロ手法によって値を
発生させる基本事象確率分布発生部と、前記フォールト
ツリー−ロジック変換部で導き出されたブール代数に前
記基本事象確率分布発生部で発生させた値を入力して頂
上事象の発生確率を計算する頂上事象発生確率計算部
と、この頂上事象発生確率計算部で求められた頂上事象
の発生確率に個々の基本事象がどの程度影響を与えるか
を解析する手段を有す重要度分析実施部と、を有す信頼
性評価支援手段と、前記基本事象確率編集部と前記工程
属性編集部のデータを比較する属性照合部と、前記属性
照合部で比較したデータにおいて互いに符合する事象が
互いに整合する発生確率となるように確率データまたは
基本事象名を変換する属性・確率変換部と、前記頂上事
象発生確率計算部で求められた頂上事象の発生確率と閾
値を比較しその結果を前記工程表示部に反映させる閾値
−確率比較部と、前記重要度分析実施部の結果を影響の
大きなものから順に前記工程表示部に反映させる重要度
分析比較部と、を有す付帯手段と、を有することを特徴
とするものである。
【0027】本発明の「リスク表示機能を有する工程管
理方法」は、作業の実施計画を入力あるいは編集させる
処理と、前記入力あるいは編集された作業に対してその
資源情報あるいは備考情報を属性として入力あるいは編
集させる処理と、前記入力あるいは編集された作業と属
性に基づき時間軸に沿って工程を図形的に表示する処理
と、対象とするシステムまたは機器の運用または動作上
の好ましくない事象を頂上事象とし、要因をそれ以上求
めることができない事象を基本事象として、頂上事象か
ら基本事象へ階層的に事象と要因の関係として展開して
論理記号で結合したフォールトツリー構造を入力または
編集させる処理と、前記フォールトツリー構造のデータ
をブール代数による論理式に変換する処理と、前記基本
事象に確率密度関数を入力または編集させる処理と、前
記属性を入力あるいは編集された作業と前記確率密度関
数を入力された基本事象とを比較し、互いに符合する事
象が互いに整合する発生確率となるように確率データま
たは基本事象名を変換する処理と、前記基本事象名また
は確率データを変換した後の基本事象の確率密度関数に
基づきモンテカルロ手法によって値を発生させる処理
と、前記フォールトツリー構造から導出されたブール代
数に前記モンテカルロ手法によって発生させた値を入力
して頂上事象の発生確率を計算する処理と、前記計算さ
れた発生確率と閾値とを比較し、その結果を反映して前
記表示した工程上にリスク表示を加えて表示する処理
と、を有することを特徴とするものである。
【0028】本発明によれば、工程属性編集部または工
程属性編集の処理において作業名−機器名というデータ
を入力し、基本事象確率編集部または基本事象確率編集
の処理において確率データ−基本事象名−機器名という
データを入力する。
【0029】属性照合部または属性照合の処理では、機
器名をキーデータとして工程管理手段のデータベースと
信頼性評価支援手段のデータベース間で照合する。
【0030】その照合の結果、基本事象名と作業名が同
一事象の場合、もしくは背反概念の場合、両データベー
スの該当部分をリンクする。
【0031】上記データベース間のリンクにより、入力
・編集された工程が基本事象の発生確率に反映され、基
本事象の発生確率が頂上事象の発生確率に反映され、頂
上事象の発生確率が所定の閾値を超過する場合には当該
工程に対してリスク表示される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて願書に添付した図面を用いて説明する。
【0033】図1に本発明の一実施形態による「リスク
モニターを有する工程管理システム」の構成を示す。
【0034】図1に示すように、本実施形態のリスクモ
ニターを有する工程管理システム1は、定期点検工程管
理手段2と、信頼性評価支援手段3と、付帯手段4とを
有している。
【0035】定期点検工程管理手段2は、発電所で行わ
れる工程計画や作業の実績を入力、編集、表示、保存す
るシステムである。信頼性評価支援手段3は、FTA(Fau
lt Tree Analysis)を利用して、フォールトツリーを図
的に記入し、シミュレーションを行って頂上事象の発生
確率を算出するシステムである。付帯手段4は、両シス
テムのデータベースの連携およびデータの変換をするシ
ステムである。
【0036】なお、ここで「手段」、「システム」はコ
ンピューター処理装置、その入出力手段、記憶手段を総
称し、物理的に一つのコンピューターである場合の他
に、分散したコンピューターがデータ通信によって接続
されている場合を含む。
【0037】上記定期点検工程管理手段2と、信頼性評
価支援手段3と、付帯手段4の内部の構成について以下
にさらに説明する。
【0038】定期点検工程管理手段2は、工程編集部5
と、工程属性編集部6と、工程表示部7と、グラフ表示
部8とを有している。「部」は「手段」下位の構成要素
であり、個別の装置あるいはソフトウェアのモジュール
によって制御されたコンピューターを意味する。
【0039】工程編集部5は、作業の実施計画を時系列
にしたがって入力あるいは編集および双方を実行するこ
とができるように構成されている。
【0040】工程属性編集部6は、工程編集部5によっ
て入力あるいは編集された個々の工程・作業に資源情報
や備考情報を属性として入力・編集することができるよ
うに構成されている。
【0041】なお、工程属性編集部6は人的過誤確率を
算出可能な属性を入力あるいは編集および双方を実行す
ることができる。人的過誤の属性は、機器の故障とは別
に人的過誤によって障害が発生する可能性がある場合
に、その工程にその情報を入力するようにする。人的過
誤の属性を有する工程は障害の発生確率に反映される。
【0042】工程表示部7は、工程編集部5と工程属性
編集部6で入力あるいは編集したデータに基づいて工程
を図形的に時系列にしたがって表示することができるよ
うに構成されている。
【0043】グラフ表示部8は、工程属性編集部6によ
って入力あるいは編集した数値データに基づいて時系列
にしたがって表示された工程と同期(同一時間軸上にで
時間的に一致)させて、個々の工程に入力された属性と
して資源情報(数値データ)を計算し、同時間軸上にグ
ラフに表示することができるように構成されている。
【0044】なお、工程編集部5と工程表示部7は、工
程の入力・編集と工程の表示とが同時に行われるインタ
ーフェースを備えることが好ましい。このインターフェ
ースを有するシステムによれば、工程の入力・編集と表
示とが同時に行われるので、工程の入力・編集の作業が
より簡単になる。
【0045】信頼性評価支援手段3は、フォールトツリ
ー編集部9と、フォールトツリー−ロジック変換部10
と、基本事象確率編集部11と、基本事象確率分布発生
部12と、頂上事象発生確率計算部13と重要度分析実
施部14とを有している。
【0046】フォールトツリー編集部9は、対象とする
システムまたは機器の運用または動作上の好ましくない
事象を頂上事象とし、要因をそれ以上求めることができ
ない事象を基本事象として、頂上事象から基本事象へ階
層的に事象と要因の関係として展開して論理記号で結合
したフォールトツリー構造を図的に入力または編集およ
び双方を実行することができるように構成されている。
【0047】フォールトツリー−ロジック変換部10
は、フォールトツリー編集部9で入力または編集して作
成したフォールトツリーデータをブール代数による論理
式に変換することができるように構成されている。
【0048】基本事象確率編集部11は、基本事象に確
率密度関数を入力または編集および双方を実行するため
の手段であって、個々の基本事象に対し対数正規分布の
中央値とエラーファクターを与えることができるように
構成されている。
【0049】基本事象確率分布発生部12は、基本事象
確率編集部11によって入力、編集された個々の基本事
象に対して設定された対数正規分布の中央値とエラーフ
ァクターに基づきランダムに確率を発生させることがで
きるように構成されている。
【0050】頂上事象発生確率計算部13は、フォール
トツリー−ロジック変換部10で導き出されたブール代
数に基本事象確率分布発生部12で発生させた基本事象
の発生確率を代入し、頂上事象の発生確率密度関数の計
算を行い頂上事象の発生確率を求めることができるよう
に構成されている。
【0051】なお、基本事象確率分布発生部12は、好
ましくはモンテカルロ手法によってランダムに基本事象
の発生確率を発生させるが、モンテカルロ法に代えて基
本事象の発生確率分布の対数正規分布の中央値で発生確
率を発生させ、頂上事象発生確率計算部13により前記
基本事象の中央値から近似的に頂上事象の発生確率の中
央値を算出するモードを備えることができる。このモー
ドは、計算が簡便になる利点を有する。
【0052】重要度分析実施部14は、頂上事象発生確
率計算部13で求められた頂上事象の発生確率に個々の
基本事象がどの程度影響を与えるかを解析する手段を有
し、基本事象の故障率を変動させることで頂上事象の発
生率の寄与度を計算することができるように構成されて
いる。
【0053】付帯手段4は、属性照合部15と、属性・
確率変換部16と、閾値−確率比較部17と、重要度解
析比較部18とを有している。
【0054】属性照合部15は、工程編集部5または工
程属性編集部6にて入力、編集された工程が意味する事
象(作業)と基本事象確率編集部11において入力され
たFTAの基本事象とを照合し、同一事象もしくは背反
事象であるかどうかを比較判定することができるように
構成されている。
【0055】属性・確率変換部16は、属性照合部15
で工程が意味する事象(作業)とFTAの基本事象が同
一事象もしくは背反事象(この両者は、全く関係のない
事象と区別してまとめて「符号する事象」ということに
する)と比較判定された場合に、互いに符合する事象が
互いに整合する発生確率となるようにデータ(確率デー
タまたは基本事象名)を変換することができるように構
成されている。
【0056】具体的には、同一機器において定期点検工
程管理手段の作業名が「全開」であるならばその時点で
の「全開」の確率は1.0である。そして、信頼性評価
支援手段の基本事象名が全開であるならば、それらはリ
ンクでき、基本事象の発生確率も1.0と考えることが
できる。反対に、信頼性評価支援システムの基本事象名
が「全開ではない」であるならば、両者の関係は背反で
あると考えることができ、基本事象名を反転(排反事象
名に変換)させて確率をそのままとするか、基本事象名
をそのままとして基本事象の発生確率を1.0−1.0
=0.0とするかのどちらかを選択することができる。
【0057】なお、人的過誤発生の属性を有する事象に
ついては、属性照合部15によって抽出され、属性・確
率変換部16によって発生確率データの変換に反映され
る。
【0058】閾値−確率比較部17は、頂上事象発生確
率計算部13で求められた頂上事象の発生確率が指定し
た閾値以上である場合に、その情報を工程表示部に伝達
し、工程表示部の表示に反映させることができるように
構成されている。すなわち、発生確率が閾値以上となる
工程(事象)には注意を促す表示(「リスク表示」とい
うことにする)をさせる。
【0059】なお、リスク表示をする工程表示部を有す
ることにより、本発明を「リスクモニターを有する工程
管理システム」という。
【0060】重要度解析比較部18は、重要度分析実施
部14で求められた結果を基本事象の重要度順に並べ、
ある条件で閾値を決めて、その閾値以上である場合にそ
の情報を工程表示部に伝達することができるように構成
されている。
【0061】なお、上述した工程編集部5は好ましく
は、フォールトツリー編集部9で入力された事象名を参
照し、工程バーの名称とすることができるようにする。
「フォールトツリー編集部9で入力された事象名を参照
し、工程バーの名称とする」とは、一例として機器名等
をキーとして工程編集部5で入力・編集している工程に
対応する事象を検索し、工程バーの名称の候補として工
程編集部5の画面上に表示し、入力者に選択させること
が考えられる。さらに、工程の名称と基本事象の名称が
統一されることにより、属性・確率変換部16での計算
機負荷を減らすことができる。
【0062】次に、通常時の動作を説明する。
【0063】例えば、図2に示す工程を工程編集部5で
図的に入力したとする。「図的に入力」とはたとえばコ
ンピューター画面上で線A(「バー」または「工程バ
ー」)を引くようにすることである。入力されたデータ
は、図3のように作業名称と開始日時と終了日時のデー
タの形にすることができる。そして、個々のデータ
(「バー」または「工程バー」)に対して、工程属性編
集部6により備考情報や資源情報などの属性を追加入力
すると、入力されたデータは図4のように格納される。
なお、資源情報には投入人工や使用クレーン等の情報を
入力でき、資源情報に「レベル-1.0」と記載した場合
は、個々のバーと同じ期間において該当の資源を一様に
1.0使用することを意味する。
【0064】次に、入力されたデータに基づき工程表示
部7において工程を表示する。表示は図2と全く同じ表
示である場合もあるが、機器番号や会社名といった備考
情報を工程のバーに付帯させて表示させることも可能で
ある。入力画面と同じ期間を表示したいとは限らないの
で、一般的なOSの機能と同様に拡大・縮小を可能とす
る。表示期間移動はスクロールバーを用いて可能とす
る。
【0065】グラフ表示部8は、工程表示部7の画面の
上もしくは下に配置させ、時間軸の表示期間、スケール
は工程のものと全く同一とする。グラフの表示形式は、
資源ごと(投入人工、使用クレーン別)に表示すること
も、合計して表示することも可能とする。
【0066】フォールトツリー編集部9では、図5のよ
うにフォールトツリーを編集可能なように、四角や論理
記号の部品をモジュールとして準備しておき、ドラッグ
して引用可能なようにGUIを作成する。図5のように
入力されたフォールトツリーのデータは、図6のような
構造で保存される。
【0067】フォールトツリー−ロジック変換部10で
は、図6のデータの場合、以下のようなブール代数とな
る。
【0068】A=D×E+F×G 基本事象確率編集部11では、基本事象に対しそれぞれ
中央値とエラーファクターを与えることにより対数正規
分布を一意に定義する。基本事象のなかで同一の事象
(A=B)、背反の事象(1=A+B)を名称もしくは
備考情報から判断し、中央値とエラーファクターは個々
の故障モード、人的過誤のモードごとに与えるものとす
る。
【0069】基本事象確率分布発生部12では、基本事
象確率編集部11で定義された対数正規分布に従いモン
テカルロ手法によりランダムに確率を発生させる。その
値を、 (基本事象Dの確率1、基本事象Eの確率1、基本事象Fの確率1、基本事象G の確率1) (基本事象Dの確率2、基本事象Eの確率2、基本事象Fの確率2、基本事象G の確率2) : : : : (基本事象Dの確率n、基本事象Eの確率n、基本事象Fの確率n、基本事象G の確率n) というセットで保持する。
【0070】頂上事象発生確率計算部13では、基本事
象確率分布発生部12で保持されたセットごとに、フォ
ールトツリー−ロジック変換部10で作成されたブール
代数へ代入し計算を行う。その計算結果の集合を再度対
数正規分布に当てはめ、中央値とエラーファクターを求
める。
【0071】重要度分析実施部14では、基本事象の中
央値のセット (基本事象Dの中央値、基本事象Eの中央値、基本事象
Fの中央値、基本事象Gの中央値) と (基本事象Dの中央値−1エラーファクター、基本事象
Eの中央値、基本事象Fの中央値、基本事象Gの中央
値) (基本事象Dの中央値、基本事象Eの中央値−1エラー
ファクター、基本事象Fの中央値、基本事象Gの中央
値) (基本事象Dの中央値、基本事象Eの中央値、基本事象
Fの中央値−1エラーファクター、基本事象Gの中央
値) (基本事象Dの中央値、基本事象Eの中央値、基本事象
Fの中央値、基本事象Gの中央値−1エラーファクタ
ー) を比較し、 (基本事象Dの中央値、基本事象Eの中央値、基本事象
Fの中央値、基本事象Gの中央値)との差が大きいもの
から記録する。
【0072】属性照合部15では、基本事象確率編集部
11で入力された機器名称(もしくは機器番号)と機器
状態(もしくは故障モード)のセット (機器名称、機器状態) と、工程編集部5および工程属性編集部6で入力された
機器名称と機器状態のセット (機器名称、機器状態) を照合し、同一機器において機器状態が同一もしくは背
反事象のものを抽出する。
【0073】属性・確率変換部16では、上記の定期点
検工程管理手段2側のセット(機器名称、機器状態)と
信頼性評価支援手段3側のセット(機器名称、機器状
態)の整合性をとるために変換を行う。例えば、定期点
検工程管理手段2側のセットが(機器A、停止)で、信
頼性評価支援システム3側のセットが(機器A、停止)
であれば変換の必要はない。定期点検工程管理システム
2側の事象は確率1.0でその事象が発生するという意
味なので、信頼性評価支援手段3側の基本事象確率編集
部11へ対数正規分布ではなく、定数1.0を当てはめ
る。
【0074】しかし、信頼性評価支援手段3側のセット
が(機器A、運転)の場合には、そのままでは排反事象
であり都合が悪いため変換を行う。信頼性評価支援手段
3側と定期点検工程管理手段2側のどちらかの事象を排
反事象に変換すればよいが、ここでは信頼性評価支援手
段3側を変換する。具体的な操作としては、定期点検工
程管理手段2側の事象は確率1.0でその事象が発生す
るという意味なので、信頼性評価支援手段3側の基本事
象確率編集部11へ対数正規分布ではなく、定数0.0
を当てはめるのみである。
【0075】閾値−確率比較部17では、頂上事象発生
確率計算部13で計算された中央値と閾値を比較し中央
値が閾値よりも大きければ警告として工程表示部7の該
当するバーを警報色に変換する。
【0076】また、重要度解析比較部18では、閾値−
確率比較部17で中央値が閾値よりも大きい場合には、
重要度分析実施部14で記録されている(基本事象Dの
中央値、基本事象Eの中央値、基本事象Fの中央値、基
本事象Gの中央値)との差が大きいものを定期点検工程
管理手段2と照合し、該当するバーが見つかれば工程表
示部7の該当するバーを警報色に変換する。
【0077】上記したリスクモニターを有する工程管理
システムによれば,定期点検工程管理手段2と信頼性評
価支援手段3とを連携するために熟練した技術者や解析
者を必要とせず、技術者の負担を軽減し、定期点検工程
管理手段2と信頼性評価支援手段3のデータを定期点検
中に変更したとしても素早く再計算を行えるため、結果
として工程を変更して安全を維持すると共に、現場へ注
意を喚起することができる。
【0078】
【発明の効果】このように本発明の「リスクモニターを
有する工程管理システムとリスク表示機能を有する工程
管理方法」によれば、入力者が定期点検工程管理手段に
よって工程(作業)やその関連情報を入力すると、信頼
性評価支援手段によってリスクが相対的に高い工程が自
動的に表示され、入力者に工程の組替えを促したり、作
業者に注意を促したりすることができる。
【0079】さらに、本発明の「リスクモニターを有す
る工程管理システムとリスク表示機能を有する工程管理
方法」によれば、人的過誤の管理を支援することがで
き、計算された頂上事象の確率の精度を上げることがで
きる。
【0080】また、基本事象の発生確率分布の中央値か
ら頂上事象の中央値を近似的に求めるモードを有する本
発明の「リスクモニターを有する工程管理システムとリ
スク表示機能を有する工程管理方法」によれば、短時間
で計算を行うことができ、繰り返し工程を調整する工程
の計画段階では検討時間の短縮を図ることができる。
【0081】また、工程編集部と工程表示部の同時編集
・表示のインターフェースを有する本発明の「リスクモ
ニターを有する工程管理システムとリスク表示機能を有
する工程管理方法」によれば、工程編集部と工程表示部
の画面を切り替えることなく検討を行えるため、工程管
理の検討時間の短縮を図ることができる。
【0082】また、工程編集時にフォールトツリー編集
部の事象名を参照できる本発明の「リスクモニターを有
する工程管理システムとリスク表示機能を有する工程管
理方法」によれば、属性・確率変換部での計算機負荷を
減らすことができ、処理時間の短縮を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による「リスクモニターを
有する工程管理システム」のシステム構成図。
【図2】工程編集部の画面の一具体例を示した図。
【図3】工程編集部のデータの一具体例を示した図。
【図4】工程属性編集部6のデータの一具体例を示した
図。
【図5】フォールトツリー編集部の画面の一具体例を示
した図。
【図6】図5のフォールトツリー構造のデータを示した
図。
【図7】従来の定期点検工程管理手段の構成を示した
図。
【図8】従来の信頼性評価支援手段の構成を示した図。
【符号の説明】
1 リスクモニターを有する工程管理システム 2 定期点検工程管理手段 3 信頼性評価支援手段 4 付帯手段 5 工程編集部 6 工程属性編集部 7 工程表示部 8 グラフ表示部 9 フォールトツリー編集部 10 フォールトツリー−ロジック変換部 11 基本事象確率編集部 12 基本事象確率分布発生部 13 頂上事象発生確率計算部 14 重要度分析実施部 15 属性照合部 16 属性・確率変換部 17 閾値−確率比較部 18 重要度解析比較部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業の実施計画を入力および編集可能な工
    程編集部と、前記工程編集部によって入力あるいは編集
    した作業に対してその資源情報あるいは備考情報を属性
    として入力および編集可能な工程属性編集部と、前記工
    程編集部と前記工程属性編集部で入力あるいは編集した
    データに基づき時間軸に沿って工程を図形的に表示する
    工程表示部と、前記工程属性編集部によって入力あるい
    は編集した数値データを工程の時間軸と同一時間軸上に
    グラフ表示するグラフ表示部と、を有する定期点検工程
    管理手段と、 対象とするシステムまたは機器の運用または動作上の好
    ましくない事象を頂上事象とし、要因をそれ以上求める
    ことができない事象を基本事象として、頂上事象から基
    本事象へ階層的に事象と要因の関係として展開して論理
    記号で結合したフォールトツリー構造を入力または編集
    可能なフォールトツリー編集部と、前記フォールトツリ
    ー編集部で作成したフォールトツリーデータをブール代
    数による論理式に変換するフォールトツリー−ロジック
    変換部と、基本事象に確率密度関数を入力または編集す
    るための基本事象確率編集部と、前記基本事象確率編集
    部において入力された確率密度関数に基づきモンテカル
    ロ手法によって値を発生させる基本事象確率分布発生部
    と、前記フォールトツリー−ロジック変換部で導き出さ
    れたブール代数に前記基本事象確率分布発生部で発生さ
    せた値を入力して頂上事象の発生確率を計算する頂上事
    象発生確率計算部と、この頂上事象発生確率計算部で求
    められた頂上事象の発生確率に個々の基本事象がどの程
    度影響を与えるかを解析する手段を有す重要度分析実施
    部と、を有す信頼性評価支援手段と、 前記基本事象確率編集部と前記工程属性編集部のデータ
    を比較する属性照合部と、前記属性照合部で比較したデ
    ータにおいて互いに符合する事象が互いに整合する発生
    確率となるように確率データまたは基本事象名を変換す
    る属性・確率変換部と、前記頂上事象発生確率計算部で
    求められた頂上事象の発生確率と閾値を比較しその結果
    を前記工程表示部に反映させる閾値−確率比較部と、前
    記重要度分析実施部の結果を影響の大きなものから順に
    前記工程表示部に反映させる重要度分析比較部と、を有
    す付帯手段と、を有することを特徴とするリスクモニタ
    ーを有する工程管理システム。
  2. 【請求項2】前記工程属性編集部において人的過誤確率
    を算出可能な属性を与え、人的過誤確率を抽出しその値
    を前記属性・確率変換部で変換することを特徴とする請
    求項1記載のリスクモニターを有する工程管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記基本事象確率分布発生部はモンテカル
    ロ手法に代えて対数正規分布の中央値で値を発生し、前
    記頂上事象発生確率計算部は前記対数正規分布の中央値
    から近似的に頂上事象の中央値を算出するモードを有す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のリスクモ
    ニターを有する工程管理システム。
  4. 【請求項4】前記工程編集部と前記工程表示部は、工程
    の入力または編集と工程の表示とを同時に行うことので
    きるインターフェースを有することを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載のリスクモニターを有する工程
    管理システム。
  5. 【請求項5】前記工程編集部は、前記フォールトツリー
    編集部で入力された事象名を参照して工程バーの名称と
    することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    リスクモニターを有する工程管理システム。
  6. 【請求項6】作業の実施計画を入力あるいは編集させる
    処理と、 前記入力あるいは編集された作業に対してその資源情報
    あるいは備考情報を属性として入力あるいは編集させる
    処理と、 前記入力あるいは編集された作業と属性に基づき時間軸
    に沿って工程を図形的に表示する処理と、 対象とするシステムまたは機器の運用または動作上の好
    ましくない事象を頂上事象とし、要因をそれ以上求める
    ことができない事象を基本事象として、頂上事象から基
    本事象へ階層的に事象と要因の関係として展開して論理
    記号で結合したフォールトツリー構造を入力または編集
    させる処理と、 前記フォールトツリー構造のデータをブール代数による
    論理式に変換する処理と、 前記基本事象に確率密度関数を入力または編集させる処
    理と、 前記属性を入力あるいは編集された作業と前記確率密度
    関数を入力された基本事象とを比較し、互いに符合する
    事象が互いに整合する発生確率となるように確率データ
    または基本事象名を変換する処理と、 前記基本事象名または確率データを変換した後の基本事
    象の確率密度関数に基づきモンテカルロ手法によって値
    を発生させる処理と、 前記フォールトツリー構造から導出されたブール代数に
    前記モンテカルロ手法によって発生させた値を入力して
    頂上事象の発生確率を計算する処理と、 前記計算された発生確率と閾値とを比較し、その結果を
    反映して前記表示した工程上にリスク表示を加えて表示
    する処理と、を有することを特徴とするリスク表示機能
    を有する工程管理方法。
  7. 【請求項7】前記入力あるいは編集された属性の数値デ
    ータを工程の時間軸と同一時間軸上にグラフ表示する処
    理を有することを特徴とする請求項6記載のリスク表示
    機能を有する工程管理方法。
  8. 【請求項8】頂上事象の発生確率に個々の基本事象がど
    の程度影響を与えるかの重要度分析を行う処理と、 前記重要度分析の結果に基づいて基本事象を重要度順に
    並べて所定の条件で定めた基本事象について前記表示し
    た工程上にリスク表示を加えて表示する処理と、を有す
    ることを特徴とする請求項6記載のリスク表示機能を有
    する工程管理方法。
  9. 【請求項9】前記作業の資源情報あるいは備考情報を属
    性として入力あるいは編集させる処理において、人的過
    誤確率を算出可能な属性として入力させ、 前記属性を入力あるいは編集された作業と前記確率密度
    関数を入力された基本事象とを比較し、互いに符合する
    事象が互いに整合する確率となるように確率データまた
    は基本事象名を変換する処理において、人的過誤確率を
    抽出しその値に基づいて確率データを変換することを特
    徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のリスク表示機
    能を有する工程管理方法。
  10. 【請求項10】前記フォールトツリー構造から導出され
    たブール代数に前記モンテカルロ手法によって発生させ
    た値を入力して頂上事象の発生確率密度関数を計算する
    処理において、 モンテカルロ手法に代えて基本事象の対数正規分布の中
    央値で値を発生し、その値から近似的に頂上事象の中央
    値を算出することを特徴とする請求項6〜9のいずれか
    に記載のリスク表示機能を有する工程管理方法。
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