JP2003066893A - プラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動方法

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JP2003066893A
JP2003066893A JP2001252323A JP2001252323A JP2003066893A JP 2003066893 A JP2003066893 A JP 2003066893A JP 2001252323 A JP2001252323 A JP 2001252323A JP 2001252323 A JP2001252323 A JP 2001252323A JP 2003066893 A JP2003066893 A JP 2003066893A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマディスプレイパネルの駆動方法にお
いて、アドレス不良が発生しても画質の劣化を抑え、か
つ駆動電力の増加を抑制可能な駆動方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 1フィールド内に配列されたN個(Nは
整数)のサブフィールドのうち連続するm個(2≦m≦
N)のサブフィールドをサブフィールド群とし、前記サ
ブフィールド群内のいずれか1のサブフィールドにおい
て書き込み放電を生じさせることにより、それ以降のサ
ブフィールドでは書き込みデータの有無にかかわらず維
持期間に発光するプラズマディスプレイパネルの駆動方
法であって、前記書き込み放電を発生させたサブフィー
ルドに後続するサブフィールドにおいては、前記列電極
にパルスを印加するか否かを表示画像に応じて決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イパネルの駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、3電極面放電型プラズマディスプ
レイパネルを駆動する方法としては、1フィールドを複
数のサブフィールド(以降SFという)に分割し、さら
にそれぞれのSFを、全放電セルを初期化する「初期化
期間」と、発光させるべきセルに情報を書き込む「書き
込み期間」と情報を書き込んだセルを発光させる「発光
期間」と、発光期間に蓄積された電荷を中和する「消去
期間」とを分離して駆動する、いわゆる「アドレス/維
持放電分離型方式」が特開平7−271325号公報等
において知られている。
【0003】上記の駆動方法では各々のSFにおいて発
光させるセルを選択するためのデータパルスを列電極に
印加しなければならないため、列電極の駆動に要する電
力が大きくなってしまうという課題があった。
【0004】この課題を解決するための駆動方法が、特
開2000−227778号公報に示されている。この
駆動方法について簡単に説明する。
【0005】まず1フィールド期間の先頭において全放
電セルを発光可能な状態に設定しておく。1フィールド
の最後尾にしか消去期間がないため、発光可能な状態は
複数のSFにわたって維持される。この状態は書き込み
放電を発生させることによって解除される(このような
書き込みを、以降では負論理書き込みと呼ぶ)。したが
って、1フィールド期間の先頭から書き込み放電が行な
われるまでの全ての維持期間において発光する。
【0006】図14は1フィールドを8つのSFに分割
した場合のシーケンスを示している。例えば6SFで書
き込みを行なった場合は、1〜5SFの維持期間に発光
する。したがって実際に書き込みを行なうのは1フィー
ルドに1回であるので列電極の駆動に要する電力を削減
することが出来る。この逆の駆動方法も考えられる。
【0007】まず1フィールド期間の先頭において全放
電セルを発光不可能な状態に設定しておく。1フィール
ドの最後尾にしか消去期間がないため、発光不可能な状
態は複数のSFにわたって維持される。この状態は書き
込み放電を発生させることによって発光可能な状態に変
更される(このような書き込みを、以降では正論理書き
込みと呼ぶ)。したがって、1フィールド期間の先頭か
ら書き込み放電が行なわれるまでの維持期間においては
発光せず、書き込み放電が行なわれて以降の全ての維持
期間で発光する。
【0008】図15は図14と同様に1フィールド期間
を8つのSFに分割した場合のシーケンスを示す。例え
ば3SFで書き込みを行なった場合は、3〜8SFの維
持期間で発光する。やはり書き込みを行なうのは1フィ
ールドに1回であるので列電極の駆動に要する電力を削
減することが出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年ディスプレイの高
精細化が進み、これに伴う列電極間容量の増大によって
列電極の充放電による電力消費が増大する傾向にある。
この充放電電力を低減することがディスプレイの低消費
電力化に必要であり、また充放電電力を低減することに
より列電極駆動素子には小型でかつ安価なものを使用す
ることができる。
【0010】すなわち、1フィールド内に1回しか書き
込みを行なわず、列電極駆動電力を削減できる駆動方法
を上記に説明したが、上述のように高精細化に伴い今後
さらなるデータ電力の削減が必要となってきている。
【0011】一方、上記従来の駆動方法では、1フィー
ルドに1回しか書き込みを行なわないので、アドレス不
良(データパルスを印加しても、印加時間内に書き込み
放電が発生しない現象)が発生した場合に画質の劣化が
非常に大きい。そこで、アドレス不良が発生した場合に
も画質の劣化を小さく抑えるために1度書き込みを行な
った放電セルに、次サブフィールドで再度書き込みを行
なう駆動方法も提案されているが、この場合は列電極の
駆動電力が大きくなってしまうという課題がある。
【0012】本発明はこのような現状に鑑みなされたも
ので、アドレス不良が発生しても画質の劣化を抑え、か
つ駆動電力の増加を抑制可能な駆動方法を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のプラズマディスプレイパネルの駆動方法
は、走査ラインごとに配列された複数の行電極とこの行
電極に交叉して配列された複数の列電極との各交点にて
1画素に対応した放電セルを形成したプラズマディスプ
レイパネルに対し、前記列電極にパルスを印加しても発
光輝度が変化しない場合に、前記列電極にパルスを印加
するか否かを表示画像に応じて決定することを特徴とす
るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の請求項1に記
載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法は、走査ラ
インごとに配列された複数の行電極とこの行電極に交叉
して配列された複数の列電極との各交点にて1画素に対
応した放電セルを形成したプラズマディスプレイパネル
に対し、前記列電極にパルスを印加しても発光輝度が変
化しない場合に、前記列電極にパルスを印加するか否か
を表示画像に応じて決定することを特徴とするプラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法であるので、本来書き込
みが不要であるが、アドレス不良が発生しやすい部分に
複数回の書き込みを行なうことによりアドレス不良を目
立たなくしたり、表示画像により列電極駆動電力を減少
せしめることが可能な場合には列電極にデータパルスを
印加することが可能である。
【0015】また、本発明の請求項2または請求項3に
記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法は、走査
ラインごとに配列された複数の行電極とこの行電極に交
叉して配列された複数の列電極との各交点にて1画素に
対応した放電セルを形成したプラズマディスプレイパネ
ルに対し、1フィールド内に配列されたN個(Nは整
数)のサブフィールドのうち連続するm個(2≦m≦
N)のサブフィールドをサブフィールド群とし、前記サ
ブフィールド群内のいずれか1のサブフィールドにおい
て書き込み放電を生じさせることにより、それ以降のサ
ブフィールドでは書き込みデータの有無にかかわらず維
持期間に発光する、または発光しないプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法であって、前記書き込み放電を発
生させたサブフィールドに後続するサブフィールドにお
いては、前記列電極にパルスを印加するか否かを表示画
像に応じて決定することを特徴とするプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法である。
【0016】従来SF群のうちのいずれか1のSFでの
み書き込みを行なうという駆動方法では、アドレス不良
が発生した場合に著しく画質を劣化させていた。データ
パルスを複数のSFで印加することによりアドレス不良
による画質の劣化を抑えることが出来るが、これを単純
に行なうと列電極駆動電力が増加してしまう。
【0017】これに対し、表示される画像からアドレス
不良が発生する確率の高い部分を検出し、この部分だけ
を選択してデータパルスを複数のSFで印加することが
出来るので、列電極駆動電力増加とアドレス不良による
画質劣化とを同時に抑制することが可能である。
【0018】また、書き込みを行なう必要がないサブフ
ィールドにおいて列電極にパルスを印加することによ
り、列電極を充放電する回数が減少して列電極駆動電力
が減少する場合があるが、本発明では、このような個所
のみを検出して列電極にパルスを印加し、列電極駆動電
力を減少させることが可能である。
【0019】また、本発明の請求項4に記載のプラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法は、前記列電極にパルス
を印加するか否かを表示画像に応じて決定する際の規則
は、列電極にパルスを印加しても表示される輝度が維持
され、かつ前記列電極を駆動するのに要する電力が変わ
らないかまたは小さくなる場合は前記列電極にパルスを
印加するものであることを特徴とするプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法であるので、列電極駆動電力を増
加させずにデータパルスを複数回印加できるのでアドレ
ス不良による画質の劣化を低減できる。
【0020】また、本発明の請求項5に記載のプラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法は、前記書き込み放電を
発生させたサブフィールドに後続するサブフィールドに
おいて、前記列電極にパルスを印加しても前記列電極に
印加する電圧値の変化の回数が変わらないかまたは少な
くなる場合は前記列電極にパルスを印加することを特徴
とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法であるの
で、列電極駆動電力を増加させずにデータパルスを複数
回印加できるのでアドレス不良による画質の劣化を低減
できる。
【0021】また、本発明の請求項6に記載のプラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法は、前記書き込み放電を
発生させたサブフィールドに後続するサブフィールドに
おいて、1ライン期間前に前記列電極にパルスが印加さ
れていた場合は現ラインでもパルスを印加し、1ライン
期間前に前記列電極にパルスが印加されていなかった場
合は現ラインでもパルスを印加しないことを特徴とする
プラズマディスプレイパネルの駆動方法であるので、少
なくとも列電極を充放電する回数は増加しない。また、
充放電回数が減少する場合もある。例えば本発明の処理
がなされる前に列電極の充電、放電を1ライン毎に繰り
返すパターンであった場合には、本発明の処理によりこ
れを表示画像に影響を与えることなく1回の充放電に置
きかえるので、列電極駆動電力を削減することが可能で
ある。
【0022】また、1ライン前のパルスの印加状態から
のみパルスを印加するかを判断するため、小さい回路規
模で本発明の効果を奏することが可能である。
【0023】さらに、本発明において、行電極を複数の
行電極群に分割し、前記行電極群の中で走査パルスを上
から下へ1ラインずつ順次印加する場合、書き込み放電
を発生させたサブフィールドに後続するサブフィールド
においては、直上の前記放電セルの列電極にパルスが印
加されていた場合は、注目する前記放電セルにも列電極
にパルスを印加するように構成する。また、前記行電極
群の中で走査パルスを下から上へ1ラインずつ順次印加
する場合に、書き込み放電を発生させたサブフィールド
に後続するサブフィールドにおいて、直下の前記放電セ
ルの列電極にパルスが印加されていた場合には、注目す
る前記放電セルにも列電極にパルスを印加するように構
成する。
【0024】また、前記行電極群の中で走査パルスを上
から下へ1ライン置きに印加する場合、書き込み放電を
発生させたサブフィールドに後続するサブフィールドに
おいては、2つ上の前記放電セルの列電極にパルスが印
加されていた場合は、注目する前記放電セルにも列電極
にパルスを印加するように構成する。さらに、前記行電
極群の中で走査パルスを下から上へ1ライン置きに印加
する場合、書き込み放電を発生させたサブフィールドに
後続するサブフィールドにおいては、2つ下の前記放電
セルの列電極にパルスが印加されていた場合は、注目す
る前記放電セルにも列電極にパルスを印加するように構
成する。
【0025】また、本発明の請求項11に記載のプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法は、前記列電極にパル
スを印加するか否かを表示画像に応じて決定する際の規
則は、列電極にパルスを印加しても表示される輝度が維
持され、かつ表示する画像の垂直方向への輝度の変化が
あらかじめ定められた値よりも大きい場合に前記列電極
にパルスを印加するものであることを特徴とするプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法であるので、一般的に
アドレス不良が発生しやすいといわれる部分のみに複数
回の書き込みを行なうので、列電極駆動電力の増加を最
小限に抑えつつアドレス不良による画質の劣化を抑える
ことが出来る。
【0026】また、本発明の請求項12に記載のプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法は、書き込み放電を発
生させたサブフィールドに後続するサブフィールドにお
いては、前記書き込み工程を実行したサブフィールドに
おける1ライン期間前の列電極に印加されたパルスの有
無により列電極にパルスを印加するか否かを制御するこ
とを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法
であるので、画像全体を使って制御する場合はフィール
ドメモリなどが必要となるが、1ラインだけであるの
で、ラインメモリだけとなり回路規模を小さくすること
が出来る。
【0027】また、本発明の請求項13に記載のプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法は、書き込み放電を発
生させたサブフィールドにおいて、同一列電極上にある
前記放電セルで1ライン期間前に書き込み放電が発生し
なかった場合は、後続するサブフィールドにおいても列
電極にパルスを印加することを特徴とするプラズマディ
スプレイパネルの駆動方法である。同一列電極上にある
近傍の放電セルにおいて1ライン期間前に書き込み放電
が発生した場合はそのとき発生した荷電粒子により書き
込みを行ないやすいが、同一列電極上にある近傍の放電
セルにおいて1ライン期間前に書き込み放電が発生して
いない場合は書き込みを行ないにくく、アドレス不良と
なりやすい。このような箇所に後続のサブフィールドに
おいて書き込みを行なうことにより、アドレス不良によ
る画質の劣化を抑えることが可能である。
【0028】また、本発明において、行電極を複数の行
電極群に分割し、前記行電極群の中で走査パルスを上か
ら下へ1ラインずつ順次印加する場合、書き込み放電を
発生させたサブフィールドにおいて、直上の前記放電セ
ルの列電極にパルスが印加されていない場合は、後続の
サブフィールドにおいても列電極にパルスを印加するよ
うに構成する。さらに、前記行電極群の中で走査パルス
を下から上へ1ラインずつ順次印加する場合に、書き込
み放電を発生させたサブフィールドにおいて、直下の前
記放電セルの列電極にパルスが印加されていない場合
は、後続のサブフィールドにおいても列電極にパルスを
印加するように構成する。
【0029】また、前記行電極群の中で走査パルスを上
から下へ1ライン置きに印加する場合、書き込み放電を
発生させたサブフィールドにおいて、2ライン上の前記
放電セルの列電極にパルスが印加されていない場合は、
後続のサブフィールドにおいても列電極にパルスを印加
するように構成する。さらに、前記行電極群の中で走査
パルスを下から上へ1ライン置きに印加する場合、書き
込み放電を発生させたサブフィールドにおいて、2ライ
ン下の前記放電セルの列電極にパルスが印加されていな
い場合は、後続のサブフィールドにおいても列電極にパ
ルスを印加するように構成する。
【0030】さらに、本発明の請求項18に記載の発明
は、走査ラインごとに配列された複数の行電極とこの行
電極に交叉して配列された複数の列電極との各交点にて
1画素に対応した放電セルを形成したプラズマディスプ
レイパネルに対し、1フィールド内に配列されたN個
(Nは整数)のサブフィールドのうち、いずれかのサブ
フィールドにおいて前記書き込み放電を生じさせること
により、それ以降のサブフィールドでは列電極に印加さ
れるパルスの有無にかかわらず維持期間に発光するプラ
ズマディスプレイパネルの駆動方法であって、前記書き
込み放電を発生させたサブフィールドに後続するサブフ
ィールドにおいては、列電極にパルスを印加するか否か
を表示画像に応じて決定する駆動方法である。
【0031】また、本発明の請求項19に記載の発明
は、走査ラインごとに配列された複数の行電極とこの行
電極に交叉して配列された複数の列電極との各交点にて
1画素に対応した放電セルを形成したプラズマディスプ
レイパネルに対し、1フィールド内に配列されたN個
(Nは整数)のサブフィールドのうち、いずれかのサブ
フィールドにおいて前記書き込み放電を生じさせること
により、それ以降のサブフィールドでは列電極に印加さ
れるパルスの有無にかかわらず維持期間に発光しないプ
ラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、前記書
き込み放電を発生させたサブフィールドに後続するサブ
フィールドにおいては、列電極にパルスを印加するか否
かを表示画像に応じて決定する駆動方法である。
【0032】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1による駆動方法について説明する。
【0033】ここでは1フィールドを8つのSFに分割
し、1フィールド期間の先頭において全放電セルを発光
しない状態に設定し、その後いずれか1のSFにおいて
データパルスを印加して書き込みを行なえば、それ以降
全てのSFにおいて発光するという駆動方法を行なう場
合について説明する。
【0034】なお、重み付けは以下のように設定する。 1SF=80 2SF=62 3SF=45 4SF=31 5SF=20 6SF=11 7SF=5 8SF=1 この場合、表示可能な輝度は以下の9通りとなる。
【0035】1SFで書き込みを行なった場合、1SF
〜8SFで発光するので、255となる。2SFで書き
込みを行なった場合、2SF〜8SFで発光するので、
175となる。3SFで書き込みを行なった場合、3S
F〜8SFで発光するので、113となる。4SFで書
き込みを行なった場合、4SF〜8SFで発光するの
で、68となる。5SFで書き込みを行なった場合、5
SF〜8SFで発光するので、37となる。6SFで書
き込みを行なった場合、6SF〜8SFで発光するの
で、17となる。7SFで書き込みを行なった場合、7
SF〜8SFで発光するので、6となる。8SFで書き
込みを行なった場合、8SFのみ発光するので、1とな
る。書き込みを行なわなかった場合、発光しないので、
0となる。
【0036】まず、本発明によって列電極駆動電力が削
減される原理について説明する。
【0037】プラズマディスプレイパネル上の各セルに
図1(a)のようなパターンを表示する場合を考える。
このとき、従来は7SFで図1(b)の様に書き込みを
行ない、8SFで図1(c)の様に書き込みを行なって
いた。図中白い四角で示したセルが書き込みを行なうセ
ル、黒い四角で示したセルが書き込みを行なわないセル
である。また、黒い四角の中に白抜きでxと記したセル
は7SFで書き込みを行なったので8SFでは書き込み
を行なわなくとも発光するセルを示している。書き込み
は上から下へ1ラインずつ順次行なうものとする。
【0038】図1の3列のセルを駆動する3本の列電極
の8SFにおける挙動を考察すると、左の列電極に印加
される電圧がLHLHL(Lは低電圧、Hは高電圧)と
変化しているので、2回の充放電を行なっていることが
わかる。同様に中央は3回、右は2回である。
【0039】ここで、白抜きでxと示したセルは書き込
みの有無にかかわらず発光するので、書き込みを行なっ
ても表示される画像に影響は無い。これらのセルにも書
き込みを行なう場合は、7SFで図2(b)の様に書き
込みを行ない、8SFで図2(c)の様に書き込みを行
なう。この場合に図2の3列のセルを駆動する3本の列
電極の8SFにおける挙動を考察すると、全ての列電極
は1回の充放電しか行なっていないことがわかる。列電
極駆動電力は充放電回数のみによって決定されるので、
列電極駆動電力が削減されていることになる。なお、図
2(a)にはプラズマディスプレイパネル上の各セルで
表示する輝度レベルのパターンを示している。
【0040】前述のように、列電極駆動電力は、列電極
を充放電する回数のみによって決定される。例えば、1
つのセルだけに書き込みを行なっても、10個のセルに
連続して書き込みを行なっても、充放電回数が同数であ
れば列電極駆動電力はほぼ等しい。従って、あるSFに
おいて、書き込みを行なわなければならないセルがあ
り、その次のセルが書き込みの有無にかかわらず発光す
るセルである場合にはこのセルにも書き込みを行なう方
がよい。なぜなら列電極駆動電力が減少することはあっ
ても増加することは無く、複数回書き込むことによって
アドレス不良による画質の劣化をも抑えることが出来る
からである。
【0041】図3は本発明のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動方法を実施するための回路ブロックを示す図で
ある。
【0042】図3において、301はアナログ入力信号
である。1ラインずつ順次データが入力されるとする。
302はアナログ信号をデジタル信号に変換するための
AD変換回路である。ここでは8ビットで説明する。入
力信号がデジタルの場合はこれを省略することが出来
る。
【0043】303は階調性を補正やインターレース信
号が入力された場合にプログレッシブに変換する画像処
理回路である。プラズマディスプレイパネルが前述のよ
うに9通り(255、175、113、68、37、1
7、6、1、0)の輝度しか表示できないので、この回
路からの出力値も9通り(255、175、113、6
8、37、17、6、1、0)にする必要がある。この
際発生する階調性の劣化をディザ処理や、誤差拡散処理
により補正する。
【0044】304は画像処理回路303で処理された
デジタル画像信号を、点灯させるSFを示すデータに変
換するSFテーブル変換回路であり、詳しくは後に述べ
る。305は本発明の特徴であるアドレス拡張回路であ
り、詳しくは後に述べる。
【0045】306はSF毎にデータを出力するために
データを時間方向に並べ替える時間軸変換回路である。
307はフィールドメモリであり、一方に書き込む間に
他方から読み出す。これを1フィールド期間毎に反転す
る。時間軸変換回路とフィールドメモリを組み合わせる
ことによってSF毎のデータを列電極駆動回路に送信す
る。
【0046】308はSF毎の画像データに対応したデ
ータパルスをプラズマディスプレイパネル309に印加
する列電極駆動回路、310は行電極を駆動する行電極
駆動回路、311は各駆動回路の動作タイミングを生成
するタイミング発生回路である。
【0047】まず、SFテーブル変換回路304につい
て説明する。この回路では図4に示すように入力画像デ
ータを発光SFを示す数値に変換する。図中では変換後
の値を2進数で示している。この2進数はMSBが1S
F、LSBが8SFを表し、ビットが0のときはデータ
パルスを印加せず、1のときに印加するということを表
している。
【0048】また発光パターンの欄では、黒丸で示した
SFにおいて書き込みを行なった場合に発光するSFを
網掛けで示した。表示される輝度は、発光するSFの重
みを全て合計したものである。
【0049】例えば入力値が68であった場合には、4
SFのみで書き込みを行なうので、00010000と
いう値に変換され、このとき4〜8SFまでが発光する
ので表示される輝度は68となっている。
【0050】次に本発明の特徴であるアドレス拡張回路
305について説明する。プラズマディスプレイパネル
上に、図5(a)に示すようなパターンが表示される場
合を考える。
【0051】この場合の書き込みの有無(黒丸は書き込
みあり、×は書き込み無し)および発光するセル(網掛
けのセル)をSF毎に示したものが図5(b)である。
3SF、5SF、8SFには、直上の画素に書き込みが
行なわれていて、かつ、書き込みを行なわなくても発光
するというセルが存在する。このようなセルには図5
(c)に示したように書き込みを行なう。図5(c)で
白丸で示したセルが、本発明の処理により新たに書き込
みを行なうことになったセルである。これにより処理前
には3SFでは2回の充放電があったものが1回となっ
ているので列電極駆動電力が削減されている。
【0052】以上の信号処理を行なうのがアドレス拡張
回路であり、例えば図6のような構成で実現できる。
【0053】入力はテーブル変換回路304から出力さ
れた8ビットである。8ビット中1ビットだけが1であ
る。この信号を2系統に分離し、1系統はビット拡張回
路を通る。ここで、1となっているビット以下を全て1
に変更する。これと、1ライン前の出力の値とでAND
をとり、さらにこの値と入力値のORを取ったものが出
力となる。これにより、1ライン前のセルで書き込みが
行なわれ、かつ書き込みを行なわなくても発光するセル
だけを選択して書き込みを行なうことが出来る。
【0054】以上の処理により、列電極駆動電力を減少
させることが可能である。実験では自然画において約4
0%ほど電力を削減することが出来た。また、セルによ
っては書き込みを複数回行なっているので、アドレス不
良の発生を大幅に抑制することが可能である。
【0055】なお、本実施の形態では入力信号が1ライ
ンずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの
書き込みも上から下へ1ラインずつ順次書き込みを行な
う場合について説明したが、本発明はこれに限定される
ものではない。
【0056】すなわち、入力信号が1ラインずつ順次入
力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは下
から上へ1ラインずつ順次書き込みを行なう場合でも、
本発明の実施の形態により列電極の充放電回数を削減で
きるため消費電力を低減できる。
【0057】また、入力信号が1ラインずつ順次入力さ
れ、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは上から
下へ1ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレ
ス拡張回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにす
ることにより、列電極の充放電回数を削減できるため消
費電力を低減できる。
【0058】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1
ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張
回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすること
により、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力
を低減できる。
【0059】入力信号が1ライン置きに入力される場合
は、画像処理回路303により1ラインずつ順次入力さ
れる形式に変換することにより上述の構成を用いて電力
を削減することが可能である。
【0060】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について説明する。ここでは1フィールドを8つの
SFに分割し、1フィールド期間の先頭において全放電
セルを発光する状態に設定し、その後いずれか1のSF
においてデータパルスを印加して書き込みを行なうまで
発光し、それ以降全てのSFにおいて発光しないという
駆動方法を行なう場合について説明する。
【0061】なお、重み付けは以下のように設定する。 1SF=1 2SF=5 3SF=11 4SF=20 5SF=31 6SF=45 7SF=62 8SF=80 この場合、表示可能な輝度は以下の9通りとなる。
【0062】1SFで書き込みを行なった場合、発光し
ないので、0となる。2SFで書き込みを行なった場
合、1SFのみ発光するので、1となる。3SFで書き
込みを行なった場合、1SF〜2SFで発光するので、
6となる。4SFで書き込みを行なった場合、1SF〜
3SFで発光するので、17となる。5SFで書き込み
を行なった場合、1SF〜4SFで発光するので、37
となる。6SFで書き込みを行なった場合、1SF〜5
SFで発光するので、68となる。7SFで書き込みを
行なった場合、1SF〜6SFで発光するので、113
となる。8SFで書き込みを行なった場合、1SF〜7
SFで発光するので、175となる。書き込みを行なわ
なかった場合、1SF〜8SFで発光するので、255
となる。
【0063】列電極駆動電力が削減される原理について
は実施の形態1で説明したので省略する。また、本実施
の形態のプラズマディスプレイパネルの駆動方法を実施
するための回路ブロックも実施の形態1と同一である。
【0064】SFテーブル変換回路について説明する。
この回路では図7に示すように入力画像データを発光S
Fを示す数値に変換する。図中では変換後の値を2進数
で示している。この2進数はMSBが1SF、LSBが
8SFを表し、ビットが0のときはデータパルスを印加
せず、1のときに印加するということを表している。
【0065】また発光パターンの欄では、黒丸で示した
SFにおいて書き込みを行なった場合に発光するSFを
網掛けで示した。表示される輝度は、発光するSFの重
みを全て合計したものである。例えば入力値が17であ
った場合には、4SFのみで書き込みを行なうので、0
0010000という値に変換され、このとき1〜3S
Fまでが発光するので表示される輝度は17となってい
る。
【0066】アドレス拡張回路については実施の形態1
と同一の構成で実現可能である。
【0067】以上の処理により、実施の形態1と同様に
列電極駆動電力を減少させることが可能である。また、
セルによっては書き込みを複数回行なっているので、ア
ドレス不良の発生を大幅に抑制することが可能である。
【0068】なお、本実施の形態では入力信号が1ライ
ンずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの
書き込みも上から下へ1ラインずつ順次書き込みを行な
う場合について説明したが、本発明はこれに限定される
ものではない。
【0069】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1
ラインずつ順次書き込みを行なう場合でも、本発明の実
施の形態により列電極の充放電回数を削減できるため消
費電力を低減できる。
【0070】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは上から下へ1
ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張
回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすること
により、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力
を低減できる。
【0071】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1
ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張
回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすること
により、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力
を低減できる。
【0072】入力信号が1ライン置きに入力される場合
は、画像処理回路により1ラインずつ順次入力される形
式に変換することにより上述の構成を用いて電力を削減
することが可能である。
【0073】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3について説明する。ここでは1フィールドを12の
SFに分割し、このうち1フィールド期間の先頭から連
続した7つのSFをSF群とし、SF群の先頭において
全放電セルを発光しない状態に設定し、その後SF群内
のいずれか1のSFにおいてデータパルスを印加して書
き込みを行なえば、SF群内のそれ以降全てのSFにお
いて発光し、SF群に属さないSFでは書き込みを行な
ったSFのみが発光し、書き込みを行なわなかったSF
は発光しないという駆動方法を行なう場合について説明
する。
【0074】なお、重み付けは以下のように設定する。 1SF=32 2SF=32 3SF=32 4SF=32 5SF=32 6SF=32 7SF=32 8SF=16 9SF=8 10SF=4 11SF=2 12SF=1 この場合、表示可能な輝度は256通りとなる。
【0075】1SFでアドレスした場合は、1SFから
7SFまで発光するので224となる。2SFでアドレ
スした場合は、2SFから7SFまで発光するので19
2となる。3SFでアドレスした場合は、3SFから7
SFまで発光するので160となる。4SFでアドレス
した場合は、4SFから7SFまで発光するので128
となる。5SFでアドレスした場合は、5SFから7S
Fまで発光するので96となる。6SFでアドレスした
場合は、6SFから7SFまで発光するので64とな
る。7SFでアドレスした場合は、7SFが発光するの
で32となる。アドレスしない場合は、発光しないので
0となる。
【0076】8SFから12SFまでを適宜組み合わせ
ると、1から31までの輝度を表示できるので、上記に
これを組み合わせて、1から255を表示でき、さらに
発光しないときの0を加えて256通りとなる。
【0077】本発明によって列電極駆動電力が削減され
る原理については実施の形態1で述べたので省略する。
また、本発明のプラズマディスプレイパネル駆動方法を
実施するための回路ブロックも実施の形態1と同様であ
るので省略する。
【0078】SFテーブル変換回路について説明する。
この回路では図8に示すように入力画像データを発光S
Fを示す数値に変換する。図中では変換後の値を2進数
で示している。この2進数はMSBが1SF、LSBが
12SFを表し、ビットが0のときはデータパルスを印
加せず、1のときに印加するということを表している。
【0079】次にアドレス拡張回路について説明する。
【0080】本実施の形態では、1SFから7SFまで
に対してのみデータの変更を行ない、8SFから12S
Fまでに対しては変更を行なわない。これは、1SFか
ら7SFまでの中には書き込みの有無にかかわらず発光
するセルが存在する場合があり、この場合はデータを変
更しても表示される輝度に変化は無いが、8SFから1
2SFまでは書き込みの有無は発光の有無と常に一致す
るので、データの変更を行なうと表示される輝度が変化
してしまうからである。
【0081】本実施の形態において、アドレス拡張回路
は図9のような構成で実現できる。
【0082】入力はテーブル変換回路から出力された1
2ビットである。MSBが1SF、LSBが12SFに
対応する。入力信号のうち1SFから7SFまでに対応
したビット(アンダースコアより上のビット)のうち1
ビットだけが1である。入力信号のうち1SFから7S
Fまでに対応したビットのみを取り出して2系統に分離
し、1系統はビット拡張回路を通る。ビット拡張回路
で、1となっているビット以下を全て1に変更する。変
更された値と、1ライン前の出力のうち1SFから7S
Fまでに対応するビットとでANDをとる。最後にこの
値と入力値の1SFから7SFまでに対応したビットと
のORを取り、入力値の8SFから12SFに対応する
ビットと合わせて出力となる。これにより、1ライン前
のセルで書き込みが行なわれ、かつ書き込みを行なわな
くても発光するセルだけを選択して書き込みを行なうこ
とが出来る。
【0083】以上の処理により、列電極駆動電力を減少
させることが可能である。また、セルによっては書き込
みを複数回行なっているので、アドレス不良の発生を大
幅に抑制することが可能である。なお、本実施の形態で
は入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディ
スプレイパネルへの書き込みも上から下へ1ラインずつ
順次書き込みを行なう場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではない。
【0084】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1
ラインずつ順次書き込みを行なう場合でも、本発明の実
施の形態により列電極の充放電回数を削減できるため消
費電力を低減できる。
【0085】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは上から下へ1
ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張
回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすること
により、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力
を低減できる。
【0086】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1
ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張
回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすること
により、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力
を低減できる。
【0087】入力信号が1ライン置きに入力される場合
は、画像処理回路により1ラインずつ順次入力される形
式に変換することにより上述の構成を用いて電力を削減
することが可能である。
【0088】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態について説明する。ここでは以下の駆動法を例に説明
する。1フィールドを12のSFに分割し、このうち6
SFから12SFをSF群とし、SF群の先頭において
全放電セルを発光する状態に設定し、その後SF群内の
いずれか1のSFにおいてデータパルスを印加して書き
込みを行なうまでは発光し、書き込みを行なったSF以
降は発光しない。また、SF群に属さないSFでは書き
込みを行なわなかったSFのみが発光し、書き込みを行
なったSFは発光しない。
【0089】なお、重み付けは以下のように設定する。 1SF=1 2SF=2 3SF=4 4SF=8 5SF=16 6SF=32 7SF=32 8SF=32 9SF=32 10SF=32 11SF=32 12SF=32 この場合、表示可能な輝度は256通りとなる。
【0090】6SFでアドレスした場合は、発光しない
ので0となる。7SFでアドレスした場合は、6SFで
発光するので32となる。8SFでアドレスした場合
は、6SFから7SFまで発光するので64となる。9
SFでアドレスした場合は、6SFから8SFまで発光
するので96となる。10SFでアドレスした場合は、
6SFから9SFまで発光するので128となる。11
SFでアドレスした場合は、6SFから10SFまで発
光するので160となる。12SFでアドレスした場合
は、6SFから11SFが発光するので192となる。
アドレスしない場合は6SFから12SFが発光するの
で224となる。1SFから5SFまでを適宜組み合わ
せると、1から31までの輝度を表示できるので、上記
にこれを加えて、1から255を表示でき、さらに発光
しないときの0を加えて256通りとなる。
【0091】本発明によって列電極駆動電力が削減され
る原理については実施の形態1で述べたので省略する。
また、本発明のプラズマディスプレイパネルの駆動方法
を実施するための回路ブロックも実施の形態1と同様で
あるので省略する。
【0092】SFテーブル変換回路について説明する。
この回路では図10に示すように入力画像データを発光
SFを示す数値に変換する。図中では変換後の値を2進
数で示している。この2進数はMSBが1SF、LSB
が12SFを表し、ビットが0のときはデータパルスを
印加せず、1のときに印加するということを表してい
る。
【0093】次にアドレス拡張回路について説明する。
本実施の形態では、6SFから12SFまでに対しての
みデータの変更を行ない、1SFから5SFまでに対し
ては変更を行なわない。これは、6SFから12SFま
での中には書き込みの有無にかかわらず発光するセルが
存在する場合があり、この場合はデータを変更しても表
示される輝度に変化は無いが、1SFから5SFまでは
書き込みの有無は発光の有無と常に一致するので、デー
タの変更を行なうと表示される輝度が変化してしまうか
らである。
【0094】本実施の形態において、アドレス拡張回路
は図11のような構成で実現できる。
【0095】入力はテーブル変換回路から出力された1
2ビットである。MSBが1SF、LSBが12SFに
対応する。入力信号のうち6SFから12SFまでに対
応したビット(アンダースコアより下のビット)のうち
1ビットだけが1である。入力信号のうち6SFから1
2SFまでに対応したビットのみを取り出して2系統に
分離し、1系統はビット拡張回路を通る。ビット拡張回
路で、1となっているビット以下を全て1に変更する。
変更された値と、1ライン前の出力の値のうち6SFか
ら12SFまでに対応するビットとでANDをとる。最
後にこの値と入力値の6SFから12SFまでに対応し
たビットとのORを取り、入力値の1SFから5SFに
対応するビットと合わせて出力となる。これにより、1
ライン前のセルで書き込みが行なわれ、かつ書き込みを
行なわなくても発光するセルだけを選択して書き込みを
行なうことが出来る。
【0096】以上の処理により、列電極駆動電力を減少
させることが可能である。また、セルによっては書き込
みを複数回行なっているので、アドレス不良の発生を大
幅に抑制することが可能である。なお、本実施の形態で
は入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディ
スプレイパネルへの書き込みも上から下へ1ラインずつ
順次書き込みを行なう場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではない。
【0097】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1
ラインずつ順次書き込みを行なう場合でも、本発明の実
施の形態により列電極の充放電回数を削減できるため消
費電力を低減できる。
【0098】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは上から下へ1
ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張
回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすること
により、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力
を低減できる。
【0099】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1
ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張
回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすること
により、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力
を低減できる。
【0100】入力信号が1ライン置きに入力される場合
は、画像処理回路により1ラインずつ順次入力される形
式に変換することにより上述の構成を用いて電力を削減
することが可能である。
【0101】(実施の形態5)次に、本発明の実施の形
態5について説明する。ここでは1フィールドを8つの
SFに分割し、1フィールド期間の先頭において全放電
セルを発光しない状態に設定し、その後いずれか1のS
Fにおいてデータパルスを印加して書き込みを行なえ
ば、それ以降全てのSFにおいて発光するという駆動方
法を行なう場合について説明する。
【0102】なお、重み付けは以下のように設定する。 1SF=80 2SF=62 3SF=45 4SF=31 5SF=20 6SF=11 7SF=5 8SF=1 この場合、表示可能な輝度は以下の9通りとなる。
【0103】1SFで書き込みを行なった場合、1SF
〜8SFで発光するので、255となる。2SFで書き
込みを行なった場合、2SF〜8SFで発光するので、
175となる。3SFで書き込みを行なった場合、3S
F〜8SFで発光するので、113となる。4SFで書
き込みを行なった場合、4SF〜8SFで発光するの
で、68となる。5SFで書き込みを行なった場合、5
SF〜8SFで発光するので、37となる。6SFで書
き込みを行なった場合、6SF〜8SFで発光するの
で、17となる。7SFで書き込みを行なった場合、7
SF〜8SFで発光するので、6となる。8SFで書き
込みを行なった場合、8SFのみ発光するので、1とな
る。書き込みを行なわなかった場合、発光しないので、
0となる。
【0104】本実施の形態のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動方法を実施するための回路ブロックは図3に示
したものと全く同一である。
【0105】なお、アドレス拡張回路がこれまでの実施
の形態とは異なるので説明する。
【0106】一般に、あるSFにおいて前ラインに書き
込みが行なわれていないセルに書き込みを行なう場合に
アドレス不良が発生しやすいといわれている。本回路の
目的は、このような箇所だけに書き込みを2回行なうも
のである。
【0107】アドレス拡張回路は例えば図12のような
構成で実現できる。入力データはSFテーブル変換回路
の出力の8ビットであり、1ビットだけが1となってい
る。入力データを2系統に分離し、このうち1系統は、
1ライン前のデータが同一のSFを書き込みしていなけ
れば、図のAND回路通過後も値は変わらない。1ライ
ン前のデータが同一のSFを書き込みしていればAND
回路通過後に0となる。ANDゲート通過後、シフトレ
ジスタにより右へ1ビットシフトされる。MSBには0
をつめる。この値と入力信号の他方の1系統でORをと
ったものが出力となる。
【0108】図12では、例として1ライン上のデータ
は6SFに書き込みを行なうものであり、入力データは
2SFに書き込みを行なう様子が描かれている。この場
合、アドレス拡張回路の出力が2、3SFをアドレスす
るように変更されている。
【0109】以上の処理によりアドレス不良が発生しや
すい部分だけに書き込みを2回行なっているので、アド
レス不良の発生を大幅に抑制することが可能である。ま
た、2回書き込みを行なうセルを限定しているため列電
極駆動電力があまり大きくならない。なお、本実施の形
態では入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマ
ディスプレイパネルへの書き込みも上から下へ1ライン
ずつ順次書き込みを行なう場合について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではない。
【0110】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1
ラインずつ順次書き込みを行なう場合でも、本発明の実
施の形態により列電極駆動電力の増加を抑えながらアド
レス不良を抑制することが可能である。
【0111】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは上から下へ1
ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張
回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすること
により、列電極駆動電力の増加を抑えながらアドレス不
良を抑制することが可能である。
【0112】入力信号が1ラインずつ順次入力され、プ
ラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1
ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張
回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすること
により、列電極駆動電力の増加を抑えながらアドレス不
良を抑制することが可能である。
【0113】入力信号が1ライン置きに入力される場合
は、画像処理回路により1ラインずつ順次入力される形
式に変換することにより上述の構成を用いて列電極駆動
電力の増加を抑えながらアドレス不良を抑制することが
可能である。
【0114】また、本実施の形態ではアドレス不良が発
生しやすい箇所に2回の書き込みを行なう場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えばアドレス拡張回路を図13の構成にすることによ
り3回の書き込みを行なうことも出来る。同様に複数回
の書き込みが可能である。
【0115】また、本実施の形態では1フィールドを8
つのSFに分割し、1フィールド期間の先頭において全
放電セルを発光しない状態に設定し、その後いずれか1
のSFにおいてデータパルスを印加して書き込みを行な
えば、それ以降全てのSFにおいて発光するという駆動
方法を行なう場合を例にして説明したが、本発明はそれ
に限定されるものではない。
【0116】1フィールド期間の先頭において全放電セ
ルを発光する状態に設定し、その後いずれか1のSFに
おいてデータパルスを印加して書き込みを行なえば、そ
れ以降全てのSFにおいて発光しないという駆動方法を
行なう場合にも、全く同一の回路構成により本実施の形
態の効果を得ることが出来る。
【0117】また、1フィールドをN個のSFに分割
し、このうち1フィールド期間の先頭から連続したm個
のSF(2≦m≦N)をSF群とし、SF群の先頭にお
いて全放電セルを発光しない状態に設定し、その後SF
群内のいずれか1のSFにおいてデータパルスを印加し
て書き込みを行なえば、SF群内のそれ以降全てのSF
において発光し、SF群に属さないSFでは書き込みを
行なったSFのみが発光し、書き込みを行なわなかった
SFは発光しないという駆動方法を行なう場合にも、S
F群に属さないSFに対応するデータには変更を加えな
いようにすることにより、本実施の形態の効果を得るこ
とが出来る。
【0118】また、1フィールドをN個のSFに分割
し、このうち連続したm個のSF(2≦m≦N)をSF
群とし、SF群の先頭において全放電セルを発光する状
態に設定し、その後SF群内のいずれか1のSFにおい
てデータパルスを印加して書き込みを行なうまでは発光
し、書き込みを行なったSF以降は発光せず、また、S
F群に属さないSFでは書き込みを行なわなかったSF
のみが発光し、書き込みを行なったSFは発光しないと
いう駆動方法を行なう場合にも、SF群に属さないSF
に対応するデータには変更を加えないようにすることに
より、本実施の形態の効果を得ることが出来る。
【0119】
【発明の効果】以上のように本発明のプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法は、走査ラインごとに配列された
複数の行電極と前記行電極に交叉して配列された複数の
列電極との各交点にて1画素に対応した放電セルを形成
しているプラズマディスプレイパネルに対し、前記列電
極にパルスを印加しても発光輝度が変化しない場合に、
前記列電極にパルスを印加するか否かを表示画像に応じ
て決定することを特徴とするプラズマディスプレイパネ
ルの駆動方法であるので、本来書き込みが不要である
が、アドレス不良が発生しやすい部分に複数回の書き込
みを行なうことによりアドレス不良を目立たなくした
り、表示画像により列電極駆動電力を減少せしめること
が可能な場合には列電極にデータパルスを印加すること
が可能である。
【0120】また、走査ラインごとに配列された複数の
行電極と前記行電極に交叉して配列された複数の列電極
との各交点にて1画素に対応した放電セルを形成してい
るプラズマディスプレイパネルに対し、1フィールド内
に配列されたN個(Nは整数)のサブフィールドのうち
連続するm個(2≦m≦N)のサブフィールドをサブフ
ィールド群とし、前記サブフィールド群内のいずれか1
のサブフィールドにおいて書き込み放電を生じさせるこ
とにより、それ以降のサブフィールドでは書き込みデー
タの有無にかかわらず維持期間に発光する、または発光
しないプラズマディスプレイパネルの駆動方法であっ
て、前記書き込み放電を発生させたサブフィールドに後
続するサブフィールドにおいては、前記列電極にパルス
を印加するか否かを表示画像に応じて決定することによ
り、表示される画像からアドレス不良が発生する確率の
高い部分を検出し、この部分だけを選択してデータパル
スを複数のSFで印加することが出来るので、列電極駆
動電力増加とアドレス不良による画質劣化とを同時に抑
制することが可能である。また、書き込みを行なう必要
がないサブフィールドにおいて列電極にパルスを印加す
ることにより、列電極を充放電する回数が減少して列電
極駆動電力が減少する場合があるが、本発明では、この
ようの箇所のみを検出して列電極にパルスを印加し、列
電極駆動電力を減少させることが可能である。
【0121】また、列電極にパルスを印加しても表示さ
れる輝度が維持され、かつ前記列電極を駆動するのに要
する電力が変わらないかまたは小さくなる場合は前記列
電極にパルスを印加することにより、列電極駆動電力を
増加させずにデータパルスを複数回印加できるのでアド
レス不良による画質の劣化を低減できる。
【0122】また、書き込み放電を発生させたサブフィ
ールドに後続するサブフィールドにおいて、前記列電極
にパルスを印加しても前記列電極に印加する電圧値の変
化の回数が変わらないかまたは少なくなる場合は前記列
電極にパルスを印加することにより、列電極駆動電力を
増加させずにデータパルスを複数回印加できるのでアド
レス不良による画質の劣化を低減できる。
【0123】また、書き込み放電を発生させたサブフィ
ールドに後続するサブフィールドにおいて、1ライン期
間前に前記列電極にパルスが印加されていた場合は現ラ
インでもパルスを印加し、1ライン期間前に前記列電極
にパルスが印加されていなかった場合は現ラインでもパ
ルスを印加しないことにより、少なくとも列電極を充放
電する回数は増加しない。また、充放電回数が減少する
場合もある。例えば本発明の処理がなされる前に列電極
の充電、放電を1ライン毎に繰り返すパターンであった
場合には、本発明の処理によりこれを表示画像に影響を
与えることなく1回の充放電に置きかえるので、列電極
駆動電力を削減することが可能である。また、1ライン
前のパルスの印加状態からのみパルスを印加するかを判
断するため、小さい回路規模で本発明の効果を奏するこ
とが可能である。
【0124】また、列電極にパルスを印加しても表示さ
れる輝度が維持され、かつ表示する画像の垂直方向への
輝度の変化があらかじめ定められた値よりも大きい場合
に前記列電極にパルスを印加することにより、一般的に
アドレス不良が発生しやすいといわれる部分のみに複数
回の書き込みを行なうので、列電極駆動電力の増加を最
小限に抑えつつアドレス不良による画質の劣化を抑える
ことが出来る。
【0125】さらに、書き込み放電を発生させたサブフ
ィールドに後続するサブフィールドにおいては、前記書
き込み工程を実行したサブフィールドにおける1ライン
期間前の列電極に印加されたパルスの有無により列電極
にパルスを印加するか否かを制御することにより、画像
全体を使って制御する場合はフィールドメモリなどが必
要となるが、1ラインだけであるので、ラインメモリだ
けとなり回路規模を小さくすることが出来る。
【0126】また、書き込み放電を発生させたサブフィ
ールドにおいて、同一列電極上にある前記放電セルで1
ライン期間前に書き込み放電を発生しなかった場合は、
後続するサブフィールドにおいても列電極にパルスを印
加することにより、同一列電極上にある近傍の放電セル
において1ライン期間前に書き込み放電が発生した場合
はそのとき発生した荷電粒子により書き込みを行ないや
すく、同一列電極上にある近傍の放電セルにおいて1ラ
イン期間前に書き込み放電が発生していない場合は書き
込みを行ないにくく、アドレス不良となりやすいが、こ
のような箇所に後続のサブフィールドにおいて書き込み
を行なうことにより、アドレス不良による画質の劣化を
抑えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の駆動方法でアドレスを行なう回数の説明
【図2】本発明によるプラズマディスプレイパネルの駆
動方法でアドレスを行なう回数の説明図
【図3】本発明の一実施の形態による駆動方法を実施す
るための回路ブロック図
【図4】本発明の実施の形態1におけるテーブル変換表
を示す図
【図5】本実施の形態1におけるアドレス回数削減の説
明図
【図6】本発明の実施の形態1におけるアドレス拡張回
路の構成図
【図7】本発明の実施の形態2におけるテーブル変換表
を示す図
【図8】本発明の実施の形態3におけるテーブル変換表
を示す図
【図9】本発明の実施の形態3におけるアドレス拡張回
路の構成図
【図10】本発明の実施の形態4におけるテーブル変換
表を示す図
【図11】本発明の実施の形態4におけるアドレス拡張
回路の構成図
【図12】本発明の実施の形態5におけるアドレス拡張
回路の構成図
【図13】本発明の実施の形態5におけるアドレス拡張
回路の構成図
【図14】従来の1フィールドに1回のみ負論理書き込
みを行なう駆動方法のフィールドシーケンス図
【図15】従来の1フィールドに1回のみ正論理書き込
みを行なう駆動方法のフィールドシーケンス図
【符号の説明】
301 アナログ入力信号 302 AD変換回路 303 画像処理回路 304 サブフィールドテーブル変換回路 305 アドレス拡張回路 306 時間軸変換回路 307 フィールドメモリ 308 列電極駆動回路 309 プラズマディスプレイパネル 310 行電極駆動回路 311 タイミング発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/28 H

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査ラインごとに配列された複数の行電
    極とこの行電極に交叉して配列された複数の列電極との
    各交点にて1画素に対応した放電セルを形成したプラズ
    マディスプレイパネルに対し、前記列電極にパルスを印
    加しても発光輝度が変化しない場合に、前記列電極にパ
    ルスを印加するか否かを表示画像に応じて決定すること
    を特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  2. 【請求項2】 走査ラインごとに配列された複数の行電
    極とこの行電極に交叉して配列された複数の列電極との
    各交点にて1画素に対応した放電セルを形成したプラズ
    マディスプレイパネルに対し、1フィールド内に配列さ
    れたN個(Nは整数)のサブフィールドのうち連続する
    m個(2≦m≦N)のサブフィールドをサブフィールド
    群とし、前記サブフィールド群内のいずれか1のサブフ
    ィールドにおいて書き込み放電を生じさせることによ
    り、それ以降のサブフィールドでは書き込みデータの有
    無にかかわらず維持期間に発光するプラズマディスプレ
    イパネルの駆動方法であって、前記書き込み放電を発生
    させたサブフィールドに後続するサブフィールドにおい
    ては、前記列電極にパルスを印加するか否かを表示画像
    に応じて決定することを特徴とするプラズマディスプレ
    イパネルの駆動方法。
  3. 【請求項3】 走査ラインごとに配列された複数の行電
    極とこの行電極に交叉して配列された複数の列電極との
    各交点にて1画素に対応した放電セルを形成したプラズ
    マディスプレイパネルに対し、1フィールド内に配列さ
    れたN個(Nは整数)のサブフィールドのうち連続する
    m個(2≦m≦N)のサブフィールドをサブフィールド
    群とし、前記サブフィールド群内のいずれか1のサブフ
    ィールドにおいて書き込み放電を生じさせることによ
    り、それ以降のサブフィールドでは書き込みデータの有
    無にかかわらず維持期間に発光しないプラズマディスプ
    レイパネルの駆動方法であって、前記書き込み放電を発
    生させたサブフィールドに後続するサブフィールドにお
    いては、前記列電極にパルスを印加するか否かを表示画
    像に応じて決定することを特徴とするプラズマディスプ
    レイパネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】 列電極にパルスを印加するか否かを表示
    画像に応じて決定する際の規則は、列電極にパルスを印
    加しても表示される輝度が維持され、かつ前記列電極を
    駆動するのに要する電力が変わらないかまたは小さくな
    る場合は前記列電極にパルスを印加するものであること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  5. 【請求項5】 書き込み放電を発生させたサブフィール
    ドに後続するサブフィールドにおいて、前記列電極にパ
    ルスを印加しても前記列電極に印加する電圧値の変化の
    回数が変わらないかまたは少なくなる場合は前記列電極
    にパルスを印加することを特徴とする請求項2または請
    求項3に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
  6. 【請求項6】 書き込み放電を発生させたサブフィール
    ドに後続するサブフィールドにおいて、1ライン期間前
    に前記列電極にパルスが印加されていた場合は現ライン
    でもパルスを印加し、1ライン期間前に前記列電極にパ
    ルスが印加されていなかった場合は現ラインでもパルス
    を印加しないことを特徴とする請求項5に記載のプラズ
    マディスプレイパネルの駆動方法。
  7. 【請求項7】 行電極を複数の行電極群に分割し、前記
    行電極群の中で走査パルスを上から下へ1ラインずつ順
    次印加する場合、書き込み放電を発生させたサブフィー
    ルドに後続するサブフィールドにおいては、直上の前記
    放電セルの列電極にパルスが印加されていた場合は、注
    目する前記放電セルにも列電極にパルスを印加すること
    を特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイパ
    ネルの駆動方法。
  8. 【請求項8】 行電極を複数の行電極群に分割し、前記
    行電極群の中で走査パルスを下から上へ1ラインずつ順
    次印加する場合、書き込み放電を発生させたサブフィー
    ルドに後続するサブフィールドにおいては、直下の前記
    放電セルの列電極にパルスが印加されていた場合は、注
    目する前記放電セルにも列電極にパルスを印加すること
    を特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイパ
    ネルの駆動方法。
  9. 【請求項9】 行電極を複数の行電極群に分割し、前記
    行電極群の中で走査パルスを上から下へ1ライン置きに
    印加する場合、書き込み放電を発生させたサブフィール
    ドに後続するサブフィールドにおいては、2つ上の前記
    放電セルの列電極にパルスが印加されていた場合は、注
    目する前記放電セルにも列電極にパルスを印加すること
    を特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイパ
    ネルの駆動方法。
  10. 【請求項10】 行電極を複数の行電極群に分割し、前
    記行電極群の中で走査パルスを下から上へ1ライン置き
    に印加する場合、書き込み放電を発生させたサブフィー
    ルドに後続するサブフィールドにおいては、2つ下の前
    記放電セルの列電極にパルスが印加されていた場合は、
    注目する前記放電セルにも列電極にパルスを印加するこ
    とを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイ
    パネルの駆動方法。
  11. 【請求項11】 列電極にパルスを印加するか否かを表
    示画像に応じて決定する際の規則は、列電極にパルスを
    印加しても表示される輝度が維持され、かつ表示する画
    像の垂直方向への輝度の変化があらかじめ定められた値
    よりも大きい場合に前記列電極にパルスを印加するもの
    であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    かに記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  12. 【請求項12】 書き込み放電を発生させたサブフィー
    ルドに後続するサブフィールドにおいては、前記書き込
    み工程を実行したサブフィールドにおける1ライン期間
    前の列電極に印加されたパルスの有無により列電極にパ
    ルスを印加するか否かを制御することを特徴とする請求
    項11に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
  13. 【請求項13】 書き込み放電を発生させたサブフィー
    ルドにおいて、同一列電極上にある前記放電セルで1ラ
    イン期間前に書き込み放電を発生しなかった場合は、後
    続するサブフィールドにおいても列電極にパルスを印加
    することを特徴とする請求項12に記載のプラズマディ
    スプレイパネルの駆動方法。
  14. 【請求項14】 行電極を複数の行電極群に分割し、前
    記行電極群の中で走査パルスを上から下へ1ラインずつ
    順次印加する場合、書き込み放電を発生させたサブフィ
    ールドにおいて、直上の前記放電セルの列電極にパルス
    が印加されていない場合は、後続のサブフィールドにお
    いても列電極にパルスを印加することを特徴とする請求
    項13に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
  15. 【請求項15】 行電極を複数の行電極群に分割し、前
    記行電極群の中で走査パルスを下から上へ1ラインずつ
    順次印加する場合、書き込み放電を発生させたサブフィ
    ールドにおいて、直下の前記放電セルの列電極にパルス
    が印加されていない場合は、後続のサブフィールドにお
    いても列電極にパルスを印加することを特徴とする請求
    項13に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
  16. 【請求項16】 行電極を複数の行電極群に分割し、前
    記行電極群の中で走査パルスを上から下へ1ライン置き
    に印加する場合、書き込み放電を発生させたサブフィー
    ルドにおいて、2ライン上の前記放電セルの列電極にパ
    ルスが印加されていない場合は、後続のサブフィールド
    においても列電極にパルスを印加することを特徴とする
    請求項13に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動
    方法。
  17. 【請求項17】 行電極を複数の行電極群に分割し、前
    記行電極群の中で走査パルスを下から上へ1ライン置き
    に印加する場合、書き込み放電を発生させたサブフィー
    ルドにおいて、2ライン下の前記放電セルの列電極にパ
    ルスが印加されていない場合は、後続のサブフィールド
    においても列電極にパルスを印加することを特徴とする
    請求項13に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動
    方法。
  18. 【請求項18】 走査ラインごとに配列された複数の行
    電極とこの行電極に交叉して配列された複数の列電極と
    の各交点にて1画素に対応した放電セルを形成したプラ
    ズマディスプレイパネルに対し、1フィールド内に配列
    されたN個(Nは整数)のサブフィールドのうち、いず
    れかのサブフィールドにおいて前記書き込み放電を生じ
    させることにより、それ以降のサブフィールドでは列電
    極に印加されるパルスの有無にかかわらず維持期間に発
    光するプラズマディスプレイパネルの駆動方法であっ
    て、前記書き込み放電を発生させたサブフィールドに後
    続するサブフィールドにおいては、列電極にパルスを印
    加するか否かを表示画像に応じて決定することを特徴と
    するプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  19. 【請求項19】 走査ラインごとに配列された複数の行
    電極とこの行電極に交叉して配列された複数の列電極と
    の各交点にて1画素に対応した放電セルを形成したプラ
    ズマディスプレイパネルに対し、1フィールド内に配列
    されたN個(Nは整数)のサブフィールドのうち、いず
    れかのサブフィールドにおいて前記書き込み放電を生じ
    させることにより、それ以降のサブフィールドでは列電
    極に印加されるパルスの有無にかかわらず維持期間に発
    光しないプラズマディスプレイパネルの駆動方法であっ
    て、前記書き込み放電を発生させたサブフィールドに後
    続するサブフィールドにおいては、列電極にパルスを印
    加するか否かを表示画像に応じて決定することを特徴と
    するプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
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