JP5157031B2 - プラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプラズマディスプレイパネルの駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、3電極面放電型プラズマディスプレイパネルを駆動する方法としては、1フィールドを複数のサブフィールド(以降SFという)に分割し、さらにそれぞれのSFを、全放電セルを初期化する「初期化期間」と、発光させるべきセルに情報を書き込む「書き込み期間」と情報を書き込んだセルを発光させる「発光期間」と、発光期間に蓄積された電荷を中和する「消去期間」とを分離して駆動する、いわゆる「アドレス/維持放電分離型方式」が特開平7−271325号公報等において知られている。
【0003】
上記の駆動方法では各々のSFにおいて発光させるセルを選択するためのデータパルスを列電極に印加しなければならないため、列電極の駆動に要する電力が大きくなってしまうという課題があった。
【0004】
この課題を解決するための駆動方法が、特開2000−227778号公報に示されている。この駆動方法について簡単に説明する。
【0005】
まず1フィールド期間の先頭において全放電セルを発光可能な状態に設定しておく。1フィールドの最後尾にしか消去期間がないため、発光可能な状態は複数のSFにわたって維持される。この状態は書き込み放電を発生させることによって解除される(このような書き込みを、以降では負論理書き込みと呼ぶ)。したがって、1フィールド期間の先頭から書き込み放電が行なわれるまでの全ての維持期間において発光する。
【0006】
図14は1フィールドを8つのSFに分割した場合のシーケンスを示している。例えば6SFで書き込みを行なった場合は、1〜5SFの維持期間に発光する。したがって実際に書き込みを行なうのは1フィールドに1回であるので列電極の駆動に要する電力を削減することが出来る。この逆の駆動方法も考えられる。
【0007】
まず1フィールド期間の先頭において全放電セルを発光不可能な状態に設定しておく。1フィールドの最後尾にしか消去期間がないため、発光不可能な状態は複数のSFにわたって維持される。この状態は書き込み放電を発生させることによって発光可能な状態に変更される(このような書き込みを、以降では正論理書き込みと呼ぶ)。したがって、1フィールド期間の先頭から書き込み放電が行なわれるまでの維持期間においては発光せず、書き込み放電が行なわれて以降の全ての維持期間で発光する。
【0008】
図15は図14と同様に1フィールド期間を8つのSFに分割した場合のシーケンスを示す。例えば3SFで書き込みを行なった場合は、3〜8SFの維持期間で発光する。やはり書き込みを行なうのは1フィールドに1回であるので列電極の駆動に要する電力を削減することが出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
近年ディスプレイの高精細化が進み、これに伴う列電極間容量の増大によって列電極の充放電による電力消費が増大する傾向にある。この充放電電力を低減することがディスプレイの低消費電力化に必要であり、また充放電電力を低減することにより列電極駆動素子には小型でかつ安価なものを使用することができる。
【0010】
すなわち、1フィールド内に1回しか書き込みを行なわず、列電極駆動電力を削減できる駆動方法を上記に説明したが、上述のように高精細化に伴い今後さらなるデータ電力の削減が必要となってきている。
【0011】
一方、上記従来の駆動方法では、1フィールドに1回しか書き込みを行なわないので、アドレス不良(データパルスを印加しても、印加時間内に書き込み放電が発生しない現象)が発生した場合に画質の劣化が非常に大きい。そこで、アドレス不良が発生した場合にも画質の劣化を小さく抑えるために1度書き込みを行なった放電セルに、次サブフィールドで再度書き込みを行なう駆動方法も提案されているが、この場合は列電極の駆動電力が大きくなってしまうという課題がある。
【0012】
本発明はこのような現状に鑑みなされたもので、アドレス不良が発生しても画質の劣化を抑え、かつ駆動電力の増加を抑制可能な駆動方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のプラズマディスプレイパネルの駆動方法は、走査ラインごとに配列された複数の行電極とこの行電極に交叉して配列された複数の列電極との各交点にて1画素に対応した放電セルを形成したプラズマディスプレイパネルに対し、1フィールド内に配列されたN個(Nは整数)のサブフィールドのうち連続するm個(2≦m≦N)のサブフィールドをサブフィールド群とし、前記サブフィールド群内のいずれか1のサブフィールドにおいて書き込み放電を生じさせることにより、それ以降のサブフィールドでは書き込みデータの有無にかかわらず維持期間に発光する、または発光しない、のいずれかとなるプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、或るサブフィールドにおいて或る放電セルで書き込み放電を発生させた場合、前記或るサブフィールドに後続するサブフィールドにおいて、前記或る放電セルの1ライン前の放電セルで書き込み放電が発生する場合には前記或る放電セルで書き込み放電を発生させ、前記或る放電セルの1ライン前の放電セルで書き込み放電が発生しない場合には前記或る放電セルで書き込み放電を発生させず、前記或る放電セルの1ライン前の放電セルと前記或る放電セルとは同一の前記列電極上にあり、前記サブフィールド群以外では、前記維持期間で発光する放電セルに対して書き込み放電を発生させるとともに前記維持期間で発光しない放電セルに対して書き込み放電を発生させない、あるいは、前記維持期間で発光しない放電セルに対して書き込み放電を発生させるとともに前記維持期間で発光する放電セルに対して書き込み放電を発生させないものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明の請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法は、走査ラインごとに配列された複数の行電極とこの行電極に交叉して配列された複数の列電極との各交点にて1画素に対応した放電セルを形成したプラズマディスプレイパネルに対し、1フィールド内に配列されたN個(Nは整数)のサブフィールドのうち連続するm個(2≦m≦N)のサブフィールドをサブフィールド群とし、前記サブフィールド群内のいずれか1のサブフィールドにおいて書き込み放電を生じさせることにより、それ以降のサブフィールドでは書き込みデータの有無にかかわらず維持期間に発光する、または発光しない、のいずれかとなるプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、或るサブフィールドにおいて或る放電セルで書き込み放電を発生させた場合、前記或るサブフィールドに後続するサブフィールドにおいて、前記或る放電セルの1ライン前の放電セルで書き込み放電が発生する場合には前記或る放電セルで書き込み放電を発生させ、前記或る放電セルの1ライン前の放電セルで書き込み放電が発生しない場合には前記或る放電セルで書き込み放電を発生させず、前記或る放電セルの1ライン前の放電セルと前記或る放電セルとは同一の前記列電極上にあり、前記サブフィールド群以外では、前記維持期間で発光する放電セルに対して書き込み放電を発生させるとともに前記維持期間で発光しない放電セルに対して書き込み放電を発生させない、あるいは、前記維持期間で発光しない放電セルに対して書き込み放電を発生させるとともに前記維持期間で発光する放電セルに対して書き込み放電を発生させない駆動方法であるので、本来書き込みが不要であるが、アドレス不良が発生しやすい部分に複数回の書き込みを行なうことによりアドレス不良を目立たなくしたり、表示画像により列電極駆動電力を減少せしめることが可能な場合には列電極にデータパルスを印加することが可能である。
【0016】
従来SF群のうちのいずれか1のSFでのみ書き込みを行なうという駆動方法では、アドレス不良が発生した場合に著しく画質を劣化させていた。データパルスを複数のSFで印加することによりアドレス不良による画質の劣化を抑えることが出来るが、これを単純に行なうと列電極駆動電力が増加してしまう。
【0017】
これに対し、表示される画像からアドレス不良が発生する確率の高い部分を検出し、この部分だけを選択してデータパルスを複数のSFで印加することが出来るので、列電極駆動電力増加とアドレス不良による画質劣化とを同時に抑制することが可能である。
【0018】
また、書き込みを行なう必要がないサブフィールドにおいて列電極にパルスを印加することにより、列電極を充放電する回数が減少して列電極駆動電力が減少する場合があるが、本発明では、このような個所のみを検出して列電極にパルスを印加し、列電極駆動電力を減少させることが可能である。
【0019】
また、列電極駆動電力を増加させずにデータパルスを複数回印加できるのでアドレス不良による画質の劣化を低減できる。
【0025】
また、本発明の請求項に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法は、走査ラインごとに配列された複数の行電極とこの行電極に交叉して配列された複数の列電極との各交点にて1画素に対応した放電セルを形成したプラズマディスプレイパネルに対し、1フィールド内に配列されたN個(Nは整数)のサブフィールドのうち連続するm個(2≦m≦N)のサブフィールドをサブフィールド群とし、前記サブフィールド群内のいずれか1のサブフィールドにおいて書き込み放電を生じさせることにより、それ以降のサブフィールドでは書き込みデータの有無にかかわらず維持期間に発光する、または発光しない、のいずれかとなるプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、或るサブフィールドにおいて、或る放電セルで書き込み放電を発生させ前記或る放電セルの1ライン前の放電セルで書き込み放電を発生させなかった場合、前記或るサブフィールドに後続するサブフィールドにおいて、前記或る放電セルで書き込み放電を発生させ、前記或る放電セルの1ライン前の放電セルと前記或る放電セルとは同一の前記列電極上にあり、前記サブフィールド群以外では、前記維持期間で発光する放電セルに対して書き込み放電を発生させるとともに前記維持期間で発光しない放電セルに対して書き込み放電を発生させない、あるいは、前記維持期間で発光しない放電セルに対して書き込み放電を発生させるとともに前記維持期間で発光する放電セルに対して書き込み放電を発生させない駆動方法であるので、一般的にアドレス不良が発生しやすいといわれる部分のみに複数回の書き込みを行なうので、列電極駆動電力の増加を最小限に抑えつつアドレス不良による画質の劣化を抑えることが出来る。
【0032】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1による駆動方法について説明する。
【0033】
ここでは1フィールドを8つのSFに分割し、1フィールド期間の先頭において全放電セルを発光しない状態に設定し、その後いずれか1のSFにおいてデータパルスを印加して書き込みを行なえば、それ以降全てのSFにおいて発光するという駆動方法を行なう場合について説明する。
【0034】
なお、重み付けは以下のように設定する。
1SF=80
2SF=62
3SF=45
4SF=31
5SF=20
6SF=11
7SF=5
8SF=1
この場合、表示可能な輝度は以下の9通りとなる。
【0035】
1SFで書き込みを行なった場合、1SF〜8SFで発光するので、255となる。2SFで書き込みを行なった場合、2SF〜8SFで発光するので、175となる。3SFで書き込みを行なった場合、3SF〜8SFで発光するので、113となる。4SFで書き込みを行なった場合、4SF〜8SFで発光するので、68となる。5SFで書き込みを行なった場合、5SF〜8SFで発光するので、37となる。6SFで書き込みを行なった場合、6SF〜8SFで発光するので、17となる。7SFで書き込みを行なった場合、7SF〜8SFで発光するので、6となる。8SFで書き込みを行なった場合、8SFのみ発光するので、1となる。書き込みを行なわなかった場合、発光しないので、0となる。
【0036】
まず、本発明によって列電極駆動電力が削減される原理について説明する。
【0037】
プラズマディスプレイパネル上の各セルに図1(a)のようなパターンを表示する場合を考える。このとき、従来は7SFで図1(b)の様に書き込みを行ない、8SFで図1(c)の様に書き込みを行なっていた。図中白い四角で示したセルが書き込みを行なうセル、黒い四角で示したセルが書き込みを行なわないセルである。また、黒い四角の中に白抜きでxと記したセルは7SFで書き込みを行なったので8SFでは書き込みを行なわなくとも発光するセルを示している。書き込みは上から下へ1ラインずつ順次行なうものとする。
【0038】
図1の3列のセルを駆動する3本の列電極の8SFにおける挙動を考察すると、左の列電極に印加される電圧がLHLHL(Lは低電圧、Hは高電圧)と変化しているので、2回の充放電を行なっていることがわかる。同様に中央は3回、右は2回である。
【0039】
ここで、白抜きでxと示したセルは書き込みの有無にかかわらず発光するので、書き込みを行なっても表示される画像に影響は無い。これらのセルにも書き込みを行なう場合は、7SFで図2(b)の様に書き込みを行ない、8SFで図2(c)の様に書き込みを行なう。この場合に図2の3列のセルを駆動する3本の列電極の8SFにおける挙動を考察すると、全ての列電極は1回の充放電しか行なっていないことがわかる。列電極駆動電力は充放電回数のみによって決定されるので、列電極駆動電力が削減されていることになる。なお、図2(a)にはプラズマディスプレイパネル上の各セルで表示する輝度レベルのパターンを示している。
【0040】
前述のように、列電極駆動電力は、列電極を充放電する回数のみによって決定される。例えば、1つのセルだけに書き込みを行なっても、10個のセルに連続して書き込みを行なっても、充放電回数が同数であれば列電極駆動電力はほぼ等しい。従って、あるSFにおいて、書き込みを行なわなければならないセルがあり、その次のセルが書き込みの有無にかかわらず発光するセルである場合にはこのセルにも書き込みを行なう方がよい。なぜなら列電極駆動電力が減少することはあっても増加することは無く、複数回書き込むことによってアドレス不良による画質の劣化をも抑えることが出来るからである。
【0041】
図3は本発明のプラズマディスプレイパネルの駆動方法を実施するための回路ブロックを示す図である。
【0042】
図3において、301はアナログ入力信号である。1ラインずつ順次データが入力されるとする。302はアナログ信号をデジタル信号に変換するためのAD変換回路である。ここでは8ビットで説明する。入力信号がデジタルの場合はこれを省略することが出来る。
【0043】
303は階調性を補正やインターレース信号が入力された場合にプログレッシブに変換する画像処理回路である。プラズマディスプレイパネルが前述のように9通り(255、175、113、68、37、17、6、1、0)の輝度しか表示できないので、この回路からの出力値も9通り(255、175、113、68、37、17、6、1、0)にする必要がある。この際発生する階調性の劣化をディザ処理や、誤差拡散処理により補正する。
【0044】
304は画像処理回路303で処理されたデジタル画像信号を、点灯させるSFを示すデータに変換するSFテーブル変換回路であり、詳しくは後に述べる。305は本発明の特徴であるアドレス拡張回路であり、詳しくは後に述べる。
【0045】
306はSF毎にデータを出力するためにデータを時間方向に並べ替える時間軸変換回路である。307はフィールドメモリであり、一方に書き込む間に他方から読み出す。これを1フィールド期間毎に反転する。時間軸変換回路とフィールドメモリを組み合わせることによってSF毎のデータを列電極駆動回路に送信する。
【0046】
308はSF毎の画像データに対応したデータパルスをプラズマディスプレイパネル309に印加する列電極駆動回路、310は行電極を駆動する行電極駆動回路、311は各駆動回路の動作タイミングを生成するタイミング発生回路である。
【0047】
まず、SFテーブル変換回路304について説明する。この回路では図4に示すように入力画像データを発光SFを示す数値に変換する。図中では変換後の値を2進数で示している。この2進数はMSBが1SF、LSBが8SFを表し、ビットが0のときはデータパルスを印加せず、1のときに印加するということを表している。
【0048】
また発光パターンの欄では、黒丸で示したSFにおいて書き込みを行なった場合に発光するSFを網掛けで示した。表示される輝度は、発光するSFの重みを全て合計したものである。
【0049】
例えば入力値が68であった場合には、4SFのみで書き込みを行なうので、00010000という値に変換され、このとき4〜8SFまでが発光するので表示される輝度は68となっている。
【0050】
次に本発明の特徴であるアドレス拡張回路305について説明する。プラズマディスプレイパネル上に、図5(a)に示すようなパターンが表示される場合を考える。
【0051】
この場合の書き込みの有無(黒丸は書き込みあり、×は書き込み無し)および発光するセル(網掛けのセル)をSF毎に示したものが図5(b)である。3SF、5SF、8SFには、直上の画素に書き込みが行なわれていて、かつ、書き込みを行なわなくても発光するというセルが存在する。このようなセルには図5(c)に示したように書き込みを行なう。図5(c)で白丸で示したセルが、本発明の処理により新たに書き込みを行なうことになったセルである。これにより処理前には3SFでは2回の充放電があったものが1回となっているので列電極駆動電力が削減されている。
【0052】
以上の信号処理を行なうのがアドレス拡張回路であり、例えば図6のような構成で実現できる。
【0053】
入力はテーブル変換回路304から出力された8ビットである。8ビット中1ビットだけが1である。この信号を2系統に分離し、1系統はビット拡張回路を通る。ここで、1となっているビット以下を全て1に変更する。これと、1ライン前の出力の値とでANDをとり、さらにこの値と入力値のORを取ったものが出力となる。これにより、1ライン前のセルで書き込みが行なわれ、かつ書き込みを行なわなくても発光するセルだけを選択して書き込みを行なうことが出来る。
【0054】
以上の処理により、列電極駆動電力を減少させることが可能である。実験では自然画において約40%ほど電力を削減することが出来た。また、セルによっては書き込みを複数回行なっているので、アドレス不良の発生を大幅に抑制することが可能である。
【0055】
なお、本実施の形態では入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みも上から下へ1ラインずつ順次書き込みを行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0056】
すなわち、入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1ラインずつ順次書き込みを行なう場合でも、本発明の実施の形態により列電極の充放電回数を削減できるため消費電力を低減できる。
【0057】
また、入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは上から下へ1ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすることにより、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力を低減できる。
【0058】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすることにより、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力を低減できる。
【0059】
入力信号が1ライン置きに入力される場合は、画像処理回路303により1ラインずつ順次入力される形式に変換することにより上述の構成を用いて電力を削減することが可能である。
【0060】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。ここでは1フィールドを8つのSFに分割し、1フィールド期間の先頭において全放電セルを発光する状態に設定し、その後いずれか1のSFにおいてデータパルスを印加して書き込みを行なうまで発光し、それ以降全てのSFにおいて発光しないという駆動方法を行なう場合について説明する。
【0061】
なお、重み付けは以下のように設定する。
1SF=1
2SF=5
3SF=11
4SF=20
5SF=31
6SF=45
7SF=62
8SF=80
この場合、表示可能な輝度は以下の9通りとなる。
【0062】
1SFで書き込みを行なった場合、発光しないので、0となる。2SFで書き込みを行なった場合、1SFのみ発光するので、1となる。3SFで書き込みを行なった場合、1SF〜2SFで発光するので、6となる。4SFで書き込みを行なった場合、1SF〜3SFで発光するので、17となる。5SFで書き込みを行なった場合、1SF〜4SFで発光するので、37となる。6SFで書き込みを行なった場合、1SF〜5SFで発光するので、68となる。7SFで書き込みを行なった場合、1SF〜6SFで発光するので、113となる。8SFで書き込みを行なった場合、1SF〜7SFで発光するので、175となる。書き込みを行なわなかった場合、1SF〜8SFで発光するので、255となる。
【0063】
列電極駆動電力が削減される原理については実施の形態1で説明したので省略する。また、本実施の形態のプラズマディスプレイパネルの駆動方法を実施するための回路ブロックも実施の形態1と同一である。
【0064】
SFテーブル変換回路について説明する。この回路では図7に示すように入力画像データを発光SFを示す数値に変換する。図中では変換後の値を2進数で示している。この2進数はMSBが1SF、LSBが8SFを表し、ビットが0のときはデータパルスを印加せず、1のときに印加するということを表している。
【0065】
また発光パターンの欄では、黒丸で示したSFにおいて書き込みを行なった場合に発光するSFを網掛けで示した。表示される輝度は、発光するSFの重みを全て合計したものである。例えば入力値が17であった場合には、4SFのみで書き込みを行なうので、00010000という値に変換され、このとき1〜3SFまでが発光するので表示される輝度は17となっている。
【0066】
アドレス拡張回路については実施の形態1と同一の構成で実現可能である。
【0067】
以上の処理により、実施の形態1と同様に列電極駆動電力を減少させることが可能である。また、セルによっては書き込みを複数回行なっているので、アドレス不良の発生を大幅に抑制することが可能である。
【0068】
なお、本実施の形態では入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みも上から下へ1ラインずつ順次書き込みを行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0069】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1ラインずつ順次書き込みを行なう場合でも、本発明の実施の形態により列電極の充放電回数を削減できるため消費電力を低減できる。
【0070】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは上から下へ1ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすることにより、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力を低減できる。
【0071】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすることにより、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力を低減できる。
【0072】
入力信号が1ライン置きに入力される場合は、画像処理回路により1ラインずつ順次入力される形式に変換することにより上述の構成を用いて電力を削減することが可能である。
【0073】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。ここでは1フィールドを12のSFに分割し、このうち1フィールド期間の先頭から連続した7つのSFをSF群とし、SF群の先頭において全放電セルを発光しない状態に設定し、その後SF群内のいずれか1のSFにおいてデータパルスを印加して書き込みを行なえば、SF群内のそれ以降全てのSFにおいて発光し、SF群に属さないSFでは書き込みを行なったSFのみが発光し、書き込みを行なわなかったSFは発光しないという駆動方法を行なう場合について説明する。
【0074】
なお、重み付けは以下のように設定する。
1SF=32
2SF=32
3SF=32
4SF=32
5SF=32
6SF=32
7SF=32
8SF=16
9SF=8
10SF=4
11SF=2
12SF=1
この場合、表示可能な輝度は256通りとなる。
【0075】
1SFでアドレスした場合は、1SFから7SFまで発光するので224となる。2SFでアドレスした場合は、2SFから7SFまで発光するので192となる。3SFでアドレスした場合は、3SFから7SFまで発光するので160となる。4SFでアドレスした場合は、4SFから7SFまで発光するので128となる。5SFでアドレスした場合は、5SFから7SFまで発光するので96となる。6SFでアドレスした場合は、6SFから7SFまで発光するので64となる。7SFでアドレスした場合は、7SFが発光するので32となる。アドレスしない場合は、発光しないので0となる。
【0076】
8SFから12SFまでを適宜組み合わせると、1から31までの輝度を表示できるので、上記にこれを組み合わせて、1から255を表示でき、さらに発光しないときの0を加えて256通りとなる。
【0077】
本発明によって列電極駆動電力が削減される原理については実施の形態1で述べたので省略する。また、本発明のプラズマディスプレイパネル駆動方法を実施するための回路ブロックも実施の形態1と同様であるので省略する。
【0078】
SFテーブル変換回路について説明する。この回路では図8に示すように入力画像データを発光SFを示す数値に変換する。図中では変換後の値を2進数で示している。この2進数はMSBが1SF、LSBが12SFを表し、ビットが0のときはデータパルスを印加せず、1のときに印加するということを表している。
【0079】
次にアドレス拡張回路について説明する。
【0080】
本実施の形態では、1SFから7SFまでに対してのみデータの変更を行ない、8SFから12SFまでに対しては変更を行なわない。これは、1SFから7SFまでの中には書き込みの有無にかかわらず発光するセルが存在する場合があり、この場合はデータを変更しても表示される輝度に変化は無いが、8SFから12SFまでは書き込みの有無は発光の有無と常に一致するので、データの変更を行なうと表示される輝度が変化してしまうからである。
【0081】
本実施の形態において、アドレス拡張回路は図9のような構成で実現できる。
【0082】
入力はテーブル変換回路から出力された12ビットである。MSBが1SF、LSBが12SFに対応する。入力信号のうち1SFから7SFまでに対応したビット(アンダースコアより上のビット)のうち1ビットだけが1である。入力信号のうち1SFから7SFまでに対応したビットのみを取り出して2系統に分離し、1系統はビット拡張回路を通る。ビット拡張回路で、1となっているビット以下を全て1に変更する。変更された値と、1ライン前の出力のうち1SFから7SFまでに対応するビットとでANDをとる。最後にこの値と入力値の1SFから7SFまでに対応したビットとのORを取り、入力値の8SFから12SFに対応するビットと合わせて出力となる。これにより、1ライン前のセルで書き込みが行なわれ、かつ書き込みを行なわなくても発光するセルだけを選択して書き込みを行なうことが出来る。
【0083】
以上の処理により、列電極駆動電力を減少させることが可能である。また、セルによっては書き込みを複数回行なっているので、アドレス不良の発生を大幅に抑制することが可能である。なお、本実施の形態では入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みも上から下へ1ラインずつ順次書き込みを行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0084】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1ラインずつ順次書き込みを行なう場合でも、本発明の実施の形態により列電極の充放電回数を削減できるため消費電力を低減できる。
【0085】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは上から下へ1ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすることにより、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力を低減できる。
【0086】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすることにより、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力を低減できる。
【0087】
入力信号が1ライン置きに入力される場合は、画像処理回路により1ラインずつ順次入力される形式に変換することにより上述の構成を用いて電力を削減することが可能である。
【0088】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態について説明する。ここでは以下の駆動法を例に説明する。1フィールドを12のSFに分割し、このうち6SFから12SFをSF群とし、SF群の先頭において全放電セルを発光する状態に設定し、その後SF群内のいずれか1のSFにおいてデータパルスを印加して書き込みを行なうまでは発光し、書き込みを行なったSF以降は発光しない。また、SF群に属さないSFでは書き込みを行なわなかったSFのみが発光し、書き込みを行なったSFは発光しない。
【0089】
なお、重み付けは以下のように設定する。
1SF=1
2SF=2
3SF=4
4SF=8
5SF=16
6SF=32
7SF=32
8SF=32
9SF=32
10SF=32
11SF=32
12SF=32
この場合、表示可能な輝度は256通りとなる。
【0090】
6SFでアドレスした場合は、発光しないので0となる。7SFでアドレスした場合は、6SFで発光するので32となる。8SFでアドレスした場合は、6SFから7SFまで発光するので64となる。9SFでアドレスした場合は、6SFから8SFまで発光するので96となる。10SFでアドレスした場合は、6SFから9SFまで発光するので128となる。11SFでアドレスした場合は、6SFから10SFまで発光するので160となる。12SFでアドレスした場合は、6SFから11SFが発光するので192となる。アドレスしない場合は6SFから12SFが発光するので224となる。1SFから5SFまでを適宜組み合わせると、1から31までの輝度を表示できるので、上記にこれを加えて、1から255を表示でき、さらに発光しないときの0を加えて256通りとなる。
【0091】
本発明によって列電極駆動電力が削減される原理については実施の形態1で述べたので省略する。また、本発明のプラズマディスプレイパネルの駆動方法を実施するための回路ブロックも実施の形態1と同様であるので省略する。
【0092】
SFテーブル変換回路について説明する。この回路では図10に示すように入力画像データを発光SFを示す数値に変換する。図中では変換後の値を2進数で示している。この2進数はMSBが1SF、LSBが12SFを表し、ビットが0のときはデータパルスを印加せず、1のときに印加するということを表している。
【0093】
次にアドレス拡張回路について説明する。本実施の形態では、6SFから12SFまでに対してのみデータの変更を行ない、1SFから5SFまでに対しては変更を行なわない。これは、6SFから12SFまでの中には書き込みの有無にかかわらず発光するセルが存在する場合があり、この場合はデータを変更しても表示される輝度に変化は無いが、1SFから5SFまでは書き込みの有無は発光の有無と常に一致するので、データの変更を行なうと表示される輝度が変化してしまうからである。
【0094】
本実施の形態において、アドレス拡張回路は図11のような構成で実現できる。
【0095】
入力はテーブル変換回路から出力された12ビットである。MSBが1SF、LSBが12SFに対応する。入力信号のうち6SFから12SFまでに対応したビット(アンダースコアより下のビット)のうち1ビットだけが1である。入力信号のうち6SFから12SFまでに対応したビットのみを取り出して2系統に分離し、1系統はビット拡張回路を通る。ビット拡張回路で、1となっているビット以下を全て1に変更する。変更された値と、1ライン前の出力の値のうち6SFから12SFまでに対応するビットとでANDをとる。最後にこの値と入力値の6SFから12SFまでに対応したビットとのORを取り、入力値の1SFから5SFに対応するビットと合わせて出力となる。これにより、1ライン前のセルで書き込みが行なわれ、かつ書き込みを行なわなくても発光するセルだけを選択して書き込みを行なうことが出来る。
【0096】
以上の処理により、列電極駆動電力を減少させることが可能である。また、セルによっては書き込みを複数回行なっているので、アドレス不良の発生を大幅に抑制することが可能である。なお、本実施の形態では入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みも上から下へ1ラインずつ順次書き込みを行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0097】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1ラインずつ順次書き込みを行なう場合でも、本発明の実施の形態により列電極の充放電回数を削減できるため消費電力を低減できる。
【0098】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは上から下へ1ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすることにより、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力を低減できる。
【0099】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすることにより、列電極の充放電回数を削減できるため消費電力を低減できる。
【0100】
入力信号が1ライン置きに入力される場合は、画像処理回路により1ラインずつ順次入力される形式に変換することにより上述の構成を用いて電力を削減することが可能である。
【0101】
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5について説明する。ここでは1フィールドを8つのSFに分割し、1フィールド期間の先頭において全放電セルを発光しない状態に設定し、その後いずれか1のSFにおいてデータパルスを印加して書き込みを行なえば、それ以降全てのSFにおいて発光するという駆動方法を行なう場合について説明する。
【0102】
なお、重み付けは以下のように設定する。
1SF=80
2SF=62
3SF=45
4SF=31
5SF=20
6SF=11
7SF=5
8SF=1
この場合、表示可能な輝度は以下の9通りとなる。
【0103】
1SFで書き込みを行なった場合、1SF〜8SFで発光するので、255となる。2SFで書き込みを行なった場合、2SF〜8SFで発光するので、175となる。3SFで書き込みを行なった場合、3SF〜8SFで発光するので、113となる。4SFで書き込みを行なった場合、4SF〜8SFで発光するので、68となる。5SFで書き込みを行なった場合、5SF〜8SFで発光するので、37となる。6SFで書き込みを行なった場合、6SF〜8SFで発光するので、17となる。7SFで書き込みを行なった場合、7SF〜8SFで発光するので、6となる。8SFで書き込みを行なった場合、8SFのみ発光するので、1となる。書き込みを行なわなかった場合、発光しないので、0となる。
【0104】
本実施の形態のプラズマディスプレイパネルの駆動方法を実施するための回路ブロックは図3に示したものと全く同一である。
【0105】
なお、アドレス拡張回路がこれまでの実施の形態とは異なるので説明する。
【0106】
一般に、あるSFにおいて前ラインに書き込みが行なわれていないセルに書き込みを行なう場合にアドレス不良が発生しやすいといわれている。本回路の目的は、このような箇所だけに書き込みを2回行なうものである。
【0107】
アドレス拡張回路は例えば図12のような構成で実現できる。入力データはSFテーブル変換回路の出力の8ビットであり、1ビットだけが1となっている。入力データを2系統に分離し、このうち1系統は、1ライン前のデータが同一のSFを書き込みしていなければ、図のAND回路通過後も値は変わらない。1ライン前のデータが同一のSFを書き込みしていればAND回路通過後に0となる。ANDゲート通過後、シフトレジスタにより右へ1ビットシフトされる。MSBには0をつめる。この値と入力信号の他方の1系統でORをとったものが出力となる。
【0108】
図12では、例として1ライン上のデータは6SFに書き込みを行なうものであり、入力データは2SFに書き込みを行なう様子が描かれている。この場合、アドレス拡張回路の出力が2、3SFをアドレスするように変更されている。
【0109】
以上の処理によりアドレス不良が発生しやすい部分だけに書き込みを2回行なっているので、アドレス不良の発生を大幅に抑制することが可能である。また、2回書き込みを行なうセルを限定しているため列電極駆動電力があまり大きくならない。なお、本実施の形態では入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みも上から下へ1ラインずつ順次書き込みを行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0110】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1ラインずつ順次書き込みを行なう場合でも、本発明の実施の形態により列電極駆動電力の増加を抑えながらアドレス不良を抑制することが可能である。
【0111】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは上から下へ1ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすることにより、列電極駆動電力の増加を抑えながらアドレス不良を抑制することが可能である。
【0112】
入力信号が1ラインずつ順次入力され、プラズマディスプレイパネルへの書き込みは下から上へ1ライン置きに書き込みを行なう場合には、アドレス拡張回路の遅延素子を1ラインではなく2ラインにすることにより、列電極駆動電力の増加を抑えながらアドレス不良を抑制することが可能である。
【0113】
入力信号が1ライン置きに入力される場合は、画像処理回路により1ラインずつ順次入力される形式に変換することにより上述の構成を用いて列電極駆動電力の増加を抑えながらアドレス不良を抑制することが可能である。
【0114】
また、本実施の形態ではアドレス不良が発生しやすい箇所に2回の書き込みを行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えばアドレス拡張回路を図13の構成にすることにより3回の書き込みを行なうことも出来る。同様に複数回の書き込みが可能である。
【0115】
また、本実施の形態では1フィールドを8つのSFに分割し、1フィールド期間の先頭において全放電セルを発光しない状態に設定し、その後いずれか1のSFにおいてデータパルスを印加して書き込みを行なえば、それ以降全てのSFにおいて発光するという駆動方法を行なう場合を例にして説明したが、本発明はそれに限定されるものではない。
【0116】
1フィールド期間の先頭において全放電セルを発光する状態に設定し、その後いずれか1のSFにおいてデータパルスを印加して書き込みを行なえば、それ以降全てのSFにおいて発光しないという駆動方法を行なう場合にも、全く同一の回路構成により本実施の形態の効果を得ることが出来る。
【0117】
また、1フィールドをN個のSFに分割し、このうち1フィールド期間の先頭から連続したm個のSF(2≦m≦N)をSF群とし、SF群の先頭において全放電セルを発光しない状態に設定し、その後SF群内のいずれか1のSFにおいてデータパルスを印加して書き込みを行なえば、SF群内のそれ以降全てのSFにおいて発光し、SF群に属さないSFでは書き込みを行なったSFのみが発光し、書き込みを行なわなかったSFは発光しないという駆動方法を行なう場合にも、SF群に属さないSFに対応するデータには変更を加えないようにすることにより、本実施の形態の効果を得ることが出来る。
【0118】
また、1フィールドをN個のSFに分割し、このうち連続したm個のSF(2≦m≦N)をSF群とし、SF群の先頭において全放電セルを発光する状態に設定し、その後SF群内のいずれか1のSFにおいてデータパルスを印加して書き込みを行なうまでは発光し、書き込みを行なったSF以降は発光せず、また、SF群に属さないSFでは書き込みを行なわなかったSFのみが発光し、書き込みを行なったSFは発光しないという駆動方法を行なう場合にも、SF群に属さないSFに対応するデータには変更を加えないようにすることにより、本実施の形態の効果を得ることが出来る。
【0119】
【発明の効果】
以上のように本発明のプラズマディスプレイパネルの駆動方法は、走査ラインごとに配列された複数の行電極と前記行電極に交叉して配列された複数の列電極との各交点にて1画素に対応した放電セルを形成しているプラズマディスプレイパネルに対し、前記列電極にパルスを印加しても発光輝度が変化しない場合に、前記列電極にパルスを印加するか否かを表示画像に応じて決定することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法であるので、本来書き込みが不要であるが、アドレス不良が発生しやすい部分に複数回の書き込みを行なうことによりアドレス不良を目立たなくしたり、表示画像により列電極駆動電力を減少せしめることが可能な場合には列電極にデータパルスを印加することが可能である。
【0120】
また、走査ラインごとに配列された複数の行電極と前記行電極に交叉して配列された複数の列電極との各交点にて1画素に対応した放電セルを形成しているプラズマディスプレイパネルに対し、1フィールド内に配列されたN個(Nは整数)のサブフィールドのうち連続するm個(2≦m≦N)のサブフィールドをサブフィールド群とし、前記サブフィールド群内のいずれか1のサブフィールドにおいて書き込み放電を生じさせることにより、それ以降のサブフィールドでは書き込みデータの有無にかかわらず維持期間に発光する、または発光しないプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、前記書き込み放電を発生させたサブフィールドに後続するサブフィールドにおいては、前記列電極にパルスを印加するか否かを表示画像に応じて決定することにより、表示される画像からアドレス不良が発生する確率の高い部分を検出し、この部分だけを選択してデータパルスを複数のSFで印加することが出来るので、列電極駆動電力増加とアドレス不良による画質劣化とを同時に抑制することが可能である。また、書き込みを行なう必要がないサブフィールドにおいて列電極にパルスを印加することにより、列電極を充放電する回数が減少して列電極駆動電力が減少する場合があるが、本発明では、このようの箇所のみを検出して列電極にパルスを印加し、列電極駆動電力を減少させることが可能である。
【0121】
また、列電極にパルスを印加しても表示される輝度が維持され、かつ前記列電極を駆動するのに要する電力が変わらないかまたは小さくなる場合は前記列電極にパルスを印加することにより、列電極駆動電力を増加させずにデータパルスを複数回印加できるのでアドレス不良による画質の劣化を低減できる。
【0122】
また、書き込み放電を発生させたサブフィールドに後続するサブフィールドにおいて、前記列電極にパルスを印加しても前記列電極に印加する電圧値の変化の回数が変わらないかまたは少なくなる場合は前記列電極にパルスを印加することにより、列電極駆動電力を増加させずにデータパルスを複数回印加できるのでアドレス不良による画質の劣化を低減できる。
【0123】
また、書き込み放電を発生させたサブフィールドに後続するサブフィールドにおいて、1ライン期間前に前記列電極にパルスが印加されていた場合は現ラインでもパルスを印加し、1ライン期間前に前記列電極にパルスが印加されていなかった場合は現ラインでもパルスを印加しないことにより、少なくとも列電極を充放電する回数は増加しない。また、充放電回数が減少する場合もある。例えば本発明の処理がなされる前に列電極の充電、放電を1ライン毎に繰り返すパターンであった場合には、本発明の処理によりこれを表示画像に影響を与えることなく1回の充放電に置きかえるので、列電極駆動電力を削減することが可能である。また、1ライン前のパルスの印加状態からのみパルスを印加するかを判断するため、小さい回路規模で本発明の効果を奏することが可能である。
【0124】
また、列電極にパルスを印加しても表示される輝度が維持され、かつ表示する画像の垂直方向への輝度の変化があらかじめ定められた値よりも大きい場合に前記列電極にパルスを印加することにより、一般的にアドレス不良が発生しやすいといわれる部分のみに複数回の書き込みを行なうので、列電極駆動電力の増加を最小限に抑えつつアドレス不良による画質の劣化を抑えることが出来る。
【0125】
さらに、書き込み放電を発生させたサブフィールドに後続するサブフィールドにおいては、前記書き込み工程を実行したサブフィールドにおける1ライン期間前の列電極に印加されたパルスの有無により列電極にパルスを印加するか否かを制御することにより、画像全体を使って制御する場合はフィールドメモリなどが必要となるが、1ラインだけであるので、ラインメモリだけとなり回路規模を小さくすることが出来る。
【0126】
また、書き込み放電を発生させたサブフィールドにおいて、同一列電極上にある前記放電セルで1ライン期間前に書き込み放電を発生しなかった場合は、後続するサブフィールドにおいても列電極にパルスを印加することにより、同一列電極上にある近傍の放電セルにおいて1ライン期間前に書き込み放電が発生した場合はそのとき発生した荷電粒子により書き込みを行ないやすく、同一列電極上にある近傍の放電セルにおいて1ライン期間前に書き込み放電が発生していない場合は書き込みを行ないにくく、アドレス不良となりやすいが、このような箇所に後続のサブフィールドにおいて書き込みを行なうことにより、アドレス不良による画質の劣化を抑えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の駆動方法でアドレスを行なう回数の説明図
【図2】本発明によるプラズマディスプレイパネルの駆動方法でアドレスを行なう回数の説明図
【図3】本発明の一実施の形態による駆動方法を実施するための回路ブロック図
【図4】本発明の実施の形態1におけるテーブル変換表を示す図
【図5】本実施の形態1におけるアドレス回数削減の説明図
【図6】本発明の実施の形態1におけるアドレス拡張回路の構成図
【図7】本発明の実施の形態2におけるテーブル変換表を示す図
【図8】本発明の実施の形態3におけるテーブル変換表を示す図
【図9】本発明の実施の形態3におけるアドレス拡張回路の構成図
【図10】本発明の実施の形態4におけるテーブル変換表を示す図
【図11】本発明の実施の形態4におけるアドレス拡張回路の構成図
【図12】本発明の実施の形態5におけるアドレス拡張回路の構成図
【図13】本発明の実施の形態5におけるアドレス拡張回路の構成図
【図14】従来の1フィールドに1回のみ負論理書き込みを行なう駆動方法のフィールドシーケンス図
【図15】従来の1フィールドに1回のみ正論理書き込みを行なう駆動方法のフィールドシーケンス図
【符号の説明】
301 アナログ入力信号
302 AD変換回路
303 画像処理回路
304 サブフィールドテーブル変換回路
305 アドレス拡張回路
306 時間軸変換回路
307 フィールドメモリ
308 列電極駆動回路
309 プラズマディスプレイパネル
310 行電極駆動回路
311 タイミング発生回路

Claims (2)

  1. 走査ラインごとに配列された複数の行電極とこの行電極に交叉して配列された複数の列電極との各交点にて1画素に対応した放電セルを形成したプラズマディスプレイパネルに対し、1フィールド内に配列されたN個(Nは整数)のサブフィールドのうち連続するm個(2≦m≦N)のサブフィールドをサブフィールド群とし、前記サブフィールド群内のいずれか1のサブフィールドにおいて書き込み放電を生じさせることにより、それ以降のサブフィールドでは書き込みデータの有無にかかわらず維持期間に発光する、または発光しない、のいずれかとなるプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、
    或るサブフィールドにおいて或る放電セルで書き込み放電を発生させた場合、前記或るサブフィールドに後続するサブフィールドにおいて、前記或る放電セルの1ライン前の放電セルで書き込み放電が発生する場合には前記或る放電セルで書き込み放電を発生させ、前記或る放電セルの1ライン前の放電セルで書き込み放電が発生しない場合には前記或る放電セルで書き込み放電を発生させず、前記或る放電セルの1ライン前の放電セルと前記或る放電セルとは同一の前記列電極上にあり、
    前記サブフィールド群以外では、前記維持期間で発光する放電セルに対して書き込み放電を発生させるとともに前記維持期間で発光しない放電セルに対して書き込み放電を発生させない、あるいは、前記維持期間で発光しない放電セルに対して書き込み放電を発生させるとともに前記維持期間で発光する放電セルに対して書き込み放電を発生させないことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  2. 走査ラインごとに配列された複数の行電極とこの行電極に交叉して配列された複数の列電極との各交点にて1画素に対応した放電セルを形成したプラズマディスプレイパネルに対し、1フィールド内に配列されたN個(Nは整数)のサブフィールドのうち連続するm個(2≦m≦N)のサブフィールドをサブフィールド群とし、前記サブフィールド群内のいずれか1のサブフィールドにおいて書き込み放電を生じさせることにより、それ以降のサブフィールドでは書き込みデータの有無にかかわらず維持期間に発光する、または発光しない、のいずれかとなるプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、
    或るサブフィールドにおいて、或る放電セルで書き込み放電を発生させ前記或る放電セルの1ライン前の放電セルで書き込み放電を発生させなかった場合、前記或るサブフィールドに後続するサブフィールドにおいて、前記或る放電セルで書き込み放電を発生させ、前記或る放電セルの1ライン前の放電セルと前記或る放電セルとは同一の前記列電極上にあり、
    前記サブフィールド群以外では、前記維持期間で発光する放電セルに対して書き込み放電を発生させるとともに前記維持期間で発光しない放電セルに対して書き込み放電を発生させない、あるいは、前記維持期間で発光しない放電セルに対して書き込み放電を発生させるとともに前記維持期間で発光する放電セルに対して書き込み放電を発生させないことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
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