JP2003066708A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像装置および画像形成装置

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JP2003066708A
JP2003066708A JP2001259124A JP2001259124A JP2003066708A JP 2003066708 A JP2003066708 A JP 2003066708A JP 2001259124 A JP2001259124 A JP 2001259124A JP 2001259124 A JP2001259124 A JP 2001259124A JP 2003066708 A JP2003066708 A JP 2003066708A
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toner
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forming apparatus
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JP2001259124A
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English (en)
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Toru Miyasaka
徹 宮坂
Masahiko Saito
雅彦 斉藤
Masaharu Takeya
正治 竹谷
Kazutomi Onishi
一臣 大西
Tomoshi Yoshida
知史 吉田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像器寿命およびトナー切れを正確に判定する
とともに、寿命判定後の誤使用や誤動作を確実に防止す
る。 【解決手段】トナー量を検出するトナー量検出手段と不
可逆記録手段であるトナー不足発生記録手段を設け、ト
ナー量検出手段がトナーの残量が寿命規定値以下になっ
たことを検出した時に、トナー不足発生記録手段に記録
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いたプリンタ,複写機およびファクシミリなどの画像形
成装置に関し、特に現像装置の確実な寿命判定と寿命現
像装置の使用に伴う不具合の発生防止手段に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による画像形成装置では、
帯電した感光体に画像パターンに従った露光を行って静
電潜像を形成し、その静電潜像をトナーと呼ばれる微小
着色粉体で可視化現像し、画像を形成する。この方法
は、普通紙に高速かつ高画質な画像記録が可能なため
に、プリンタ,複写機やファクシミリなどの各種画像出
力機器に広く適用されている。電子写真方式では、トナ
ーが画像記録時に消費されるために、一定量の画像記録
を行うとトナー補給が必要になる。
【0003】そこで、トナー残量を検知して、寿命報知
やトナー補給報知を行う必要がある。トナー残量の検出
方法としては、光学方式,音及び振動方式,静電容量方
式,フロート方式,駆動負荷検出方式,回転数カウント
方式がある。
【0004】光学方式は、特開平11−102110号
公報,特開平9−120209公報,特開2000−2
21840公報に開示されており、トナー格納室の一部
に透明な一組の窓を設け、一方の窓からLEDなどの光
を導入して、もう一方の窓に光が到達したか否かをフォ
トディテクタで検出する。
【0005】音や振動を用いる方法は、特開平11−0
02948号公報,特開平11−167268号公報,
特開平6−083179号公報に開示されており、音や
振動を発生するスピーカと発生した音や振動を検出する
マイクをトナー格納容器の壁面などに配置し、スピーカ
が検出する音の強度や波長などの変化でトナー残量を検
出する。
【0006】静電容量方式は、特開平9−106179
号公報,特開平9−190067号公報,特開平11−
184235号公報に開示されており、壁面に一対のア
ンテナを設け、トナー格納容器内のトナー量変化に伴う
静電容量の変化を検出する。
【0007】フロート方式は、特開平11−28223
9号公報,特開平11−174814号公報,特開平11−1
33719号公報に開示されており、トナー格納容器内
のトナー上面に浮かぶフロート部材を設け、リンク機構
などによりその高さの変化を検出して、トナー量を検出
する。
【0008】駆動負荷検出方式は、特開平11−848
50号公報,特開平7−13427号公報に開示されて
おり、トナー格納室に設けた羽根部材を駆動するときの
駆動トルク変化で格納しているトナー量を検出する。
【0009】回転数カウント方式は、特開2000−1
81306号公報,特開2000−42628号公報に
開示されていて、トナーの残量を直接測定するのではな
く、現像ロールの回転数をカウントしたり、印写した画
像の印字密度を積分するなどして、トナーの残量を推定
する。
【0010】一方、現像器は、印写するに従って、トナ
ーおよび現像器自体が劣化する。特に、一成分現像で
は、現像ロールに押厚された規制ブレード部材でトナー
をこすることから、印写に従って、劣化したトナーがト
ナー格納室内に残留する。劣化したトナーは、現像器か
らのトナー漏れや画像劣化を生じることから、不具合が
生じないレベルで、トナー格納容器内に若干のトナー
(劣化したトナー)を残して、トナー自体の寿命とす
る。トナー以外にも、印写を重ねるに従って現像ロール
や現像器の各部部品も劣化するので、画像品質を保証す
るために、現像器自身にも寿命がある。
【0011】画像品質を保持するためには、現像器やト
ナーの寿命を正確に判定し、交換することが必要であ
る。しかし、交換部品である現像器やトナーは、寿命が
尽きたものを誤って再投入する場合がある。また、誤っ
て、寿命が尽きた現像器に新たなトナーを充填する恐れ
も有る。寿命となった現像器内に残留しているトナーは
劣化しており、これを取り除かずにトナーを補充する
と、画質などに不具合を生じる。また、現像器の各部部
品についても規定の使用限度を超えた使用は、その性能
を保証できない。
【0012】このようなことから、特開平7−2832
0号公報では、現像ロールの回転数をカウントし、規定
の回転数を超えた場合、現像ロールを電磁ブレーキで固
定し、現像器駆動ギヤを破壊する方法を開示している。
また、実開昭61−114453号公報では、トナー格納容器
内にフロートを設け、トナーの減少によってフロートが
降下すると、現像ロールに供給される現像剤をカットす
る構成を開示している。
【0013】特開平4−475号公報では、一度トナー
を投入した投入口を封印する方法を開示している。ま
た、特開平4−157488号公報では、トナーの投入
口をギヤで隠し、組立後にトナーの投入口を見えなくす
る方法を開示している。
【0014】特開平3−129370号公報では、現像
器の回転数をカウントし、規定以上のカウント数になる
とトナー補給口の蓋をロックしたり、現像器の再投入を
防止する爪を出す手段を開示している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のトナー
残量の測定方法のうち、回転数カウント以外の方法は、
安定した寿命の判定が難しい。これはトナーが粉体であ
ることによるためであり、センサ付近へのトナーの偏り
が生じた場合、一度トナー残量の規定値以下の低下を検
知しても、その後トナー量が規定値以上であると測定さ
れたりする。特に、画像形成装置内で定常的に使用され
てトナー残量の規定値以下への減少を検知しても、トナ
ー格納室を装置から取り出した際などに、トナー格納室
内でトナーが動くために、再度、画像形成装置に投入し
た場合に、トナー残量不足が検知されないという問題点
がある。
【0016】現像ロール回転数などをカウントする方法
では、上記のようなトナー不足後の誤検知は生じない。
実開昭61−114453号公報を除く上記従来技術で
は、現像ロールの回転数などをカウントする方法で寿命
を算定している。
【0017】しかし、現像ロール回転数などをカウント
する方法は、トナー不足後の誤検知は生じないが、現像
ロールのカウント数が、直接トナーの消費量とリンクす
るわけではないので、トナーが現像機内に多めに残るよ
うに、カウント数を設定する必要がある。
【0018】他の消費トナー量の算定法として、印字密
度からトナーの減少量を推定する方法もあるが、この方
法においても、トナーの白地部へのかぶり量や画像部に
付着するトナー量の誤差などから、十分な精度でトナー
残量を算出することが難しい。このため、寿命時に現像
機内やトナー格納容器内に多くのトナーを残す可能性が
高い。
【0019】実開昭61−114453号公報のフロー
トでトナー残量を検知する方法は、前記したように、ト
ナーが規定値以下になった後も、装置に振動などを与え
た場合フロート下部にトナーが流込むとトナー量規定値
以上と誤検知し、現像器を誤動作させる。
【0020】その他に、従来技術では、以下の課題も有
る。特開平7−28320号公報では、電磁ブレーキで
ギヤを破壊することから、画像記録装置本体側のギヤを
これに耐えるだけの十分な強度にする必要がある。ま
た、破壊したギヤの破片が装置内などに飛散する恐れも
有る。さらに、現像装置のリサイクルを考慮しても好ま
しい方法とは言いがたい。
【0021】また、特開平3−129370号公報のよ
うに、爪によりトナー補給口をロックしたり、爪を出し
て現像器の再挿入を防止するものでは、爪が壊れた場
合、再度トナー補給口が空いたり、誤って現像器を再挿
入する問題が有る。
【0022】特開平4−475公報や特開平4−157
488号公報などのトナーの投入口を封印したり、隠し
たりする方法は、トナーの再投入を防止するものであ
り、残量センサの誤検知による前記不具合を解決できな
い。
【0023】本発明の目的は、トナーの残量検知を正確
に行い、トナー残量が規定値以下になった後のトナー残
量検出手段の検出結果の変動による誤検知や誤動作を防
止し、現像器寿命およびトナー切れを正確に判定し、寿
命判定後の誤使用や誤動作を確実に防止することであ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像形成装置は、画像形成装置から着脱可
能なトナー格納容器または現像器内のトナー量を検出す
るトナー量検出手段を設けるとともに、現像機またはト
ナー格納容器内のトナーの残量が寿命規定値以下になっ
たことを、前記トナー量検出手段が、検出したことを記
憶するトナー不足発生記録手段を着脱するトナー格納容
器または現像器に設けた。また、このトナー不足発生記
録手段は、不可逆記録手段とした。
【0025】さらに、本発明の画像形成装置は、トナー
量検出手段の検出信号が残量不足を検出した場合、トナ
ー格納容器または現像器に設けた前記トナー不足発生記
録手段に、トナー不足が生じたことを記録する現像器寿
命検出記録手段を画像形成装置に設けた。さらに、本発
明の画像形成装置には、現像器に設けたトナー不足発生
記録手段の情報を検知して、投入された現像器が使用可
否を判別する現像器動作可否検出手段を設けた。
【0026】上記構成では、トナー量検出手段でトナー
量を直接検出することで、必要以上に多くのトナーを現
像器またはトナー格納容器内に残留させる必要がない。
また、現像器寿命検出記録手段によって、トナー残量が
規定値より少なくなったことを不可逆記録手段であるト
ナー不足発生記録手段に記録することから、一度記録さ
れたトナー不足発生情報は、現像器またはトナー格納容
器の画像形成装置からの取出しや再挿入時のトナーの偏
りなどによるトナー量検出手段の検出結果の変化によら
ず安定である。さらに、現像器動作可否検出手段で、現
像器のトナー不足発生記録手段を読取り、現像器の使用
可不可を判別することから、瞬時にかつ確実に寿命現像
器の判別ができる。
【0027】このように本発明の画像形成装置は、現像
器内のトナーの残量検知を正確に行いかつ、トナー量検
出手段の検出結果の変動による誤検知や誤動作を防止で
きるので、現像器寿命およびトナー切れを正確かつ瞬時
に判定でき、寿命判定後の誤使用や誤動作を確実に防止
できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1から
図5を用いて説明する。図1は、本発明の画像記録装置
1の一実施例の説明図である。この画像形成装置は、4
色の非磁性一成分現像器2−Y,2−M,2−C,2−
Kを用いたフルカラーレーザプリンタである。非磁性一
成分現像は、構成が簡単で小型・低価格化に有効な現像
方式である。
【0029】図2は、本実施例の非磁性一成分現像器2
の構成図である。現像器内のトナー格納室13に直径数
μm〜十数μm程度の粉体であるトナーが格納されてい
る。現像機内のトナーは、搬送パドル14の回転で現像
ロール側に搬送され、表面が発泡性部材で構成された供
給ロール15の回転によって、トナーは現像ロール16
表面に供給される。現像ロール16には、規定の押圧力
で現像ロールに接触する規制ブレード18が配置されて
いる。供給ロール15で供給された現像ロール16上の
トナーは、規制ブレード18で層厚が規制され、均一な
トナー薄層が形成されるとともに、規制ブレード18と
の摩擦で適正な帯電が行われる。この帯電したトナー薄
層を形成した現像ロール16に、電子写真プロセスで静
電潜像を形成した感光体に接触させて、静電潜像を可視
化現像する。
【0030】本実施例の現像器では、規制ブレード18
で規制されて残留したトナーは、ブレード横下部に配置
された掻出攪拌パドル17でトナー格納室13に戻され
る。
【0031】図1の本実施例の画像形成装置は、ベルト
感光体8にイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4
色の4つの現像器2を配置し、順次現像することでフル
カラー画像を形成する。感光体上の静電潜像を現像器で
可視化する電子写真プロセスを用いる各種フルカラー画
像形成装置およびモノクロ画像形成装置に、以下に説明
する本発明は適用可能である。
【0032】本実施例の画像形成装置における現像器
は、トナー格納室13の現像ロール側の両側壁に、トナ
ー残量を検知するための小窓を設けてある。図2の現像
器断面図では、3−Aで検知窓の位置を示している。図
3は、現像器のトナー残量検知をする方法を説明する図
であり、図2の現像器を上方から見た断面である。図3
に示すように、トナー残量検知の子窓は、現像器の両側
壁に設けており、画像形成装置の対応位置に、発光手段
3−Bと受光手段3−Cを設けている。図2に示した検
知窓3−Aの位置までトナーが減少すると、発光手段3
−Bの光が受光手段3−Cで検知され、トナー格納室内
のトナーが、規定量以下まで減少したことを検知でき
る。
【0033】このトナー量検知方法は、画像記録装置内
で現像器が印写動作をしているときは、比較的安定して
残量の検知ができる。現像器を画像形成装置から取出し
たりした際に、現像機内のトナーが容易に現像機内で移
動するために、再度同じ現像器を挿入したときに、トナ
ーが検知窓3−A域にかかっていれば、発光手段3−B
の光が受光手段3−Cに到達できず、トナー量が不足し
ていることを検知できない場合が生じる。
【0034】そこで、図1の本実施例の画像形成装置で
は、通常の画像記録状態でトナー残量検知センサがトナ
ー無しを検知した場合、画像記録装置の印写プロセス制
御部5に設けた現像器寿命検出記録手段6で、現像器に
設けたトナー不足発生記録手段4に、トナー不足が発生
したことを記録する。本実施例では、トナー不足発生記
録手段として、いわゆるマイクロチップ4(集積電気回
路ICによる情報記憶手段)を利用している。
【0035】画像形成装置には、現像器動作可否検出手
段7として、現像器が挿入されたときにマイクロチップ
4を参照し、トナー量検知手段3であるトナー残量検知
センサの出力に関わらず、また、トナー残量センサの出
力を確認することなく、現像器が画像記録に使用できる
か否かを判別する。現像器駆動不可の場合は、現像器駆
動不可信号を発生し、画像形成装置や画像形成装置に接
続されたコンピュータにその旨を報知する。当然のこと
ながら、現像器駆動可の場合は、通常の画像記録シーケ
ンスに移行する。
【0036】トナー不足発生記録手段4として、マイク
ロチップを用いることで、本実施例のようなカラー画像
形成装置では、様様な情報を現像器に記録することが可
能となり、より有効に活用できる。
【0037】例えば、現像器の色情報などを記憶させて
おき、現像器色の挿入場所が適正位置かどうかを判定で
きる。また、現像器の挿入場所がいずれの位置であって
も、その情報に基づいた画像制御を行うことで、画像記
録を行うことができる。さらには、本実施例の装置で
は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックという色の
3原色と黒とを用いることを前提としているが、マイク
ロチップに、現像器の詳細な色情報を記録しておけば、
形成する画像に近い4つの色を任意に画像形成装置に挿
入しても、挿入した色が画像形成装置本体から認識でき
ることから、適正な印写制御ができる。
【0038】また、マイクロチップに記憶させる他の情
報として、現像器の形式番号などを記憶させておけば、
投入した現像器が、挿入された画像形成装置で利用可能
かどうかも認識でき、不適合な現像器の利用も防止でき
る。
【0039】トナー残量不足が生じたことをマイクロチ
ップに記録する場合、マイクロチップ自身を破壊するこ
とが、最も有効な方法である。これは、マイクロチップ
に過電圧や過電流を流して容易に実現できる。また強力
な磁気を利用して破壊することも考えられる。
【0040】しかし、トナー残量不足が生じた時に、マ
イクロチップを破壊せずに記録する場合は、以下のよう
な利用方法もある。現像器の使用された履歴(現像器の
総印写枚数,リサイクル回数など)を、記憶させること
で、トナー残量が少なくなり寿命となった現像器を、現
像器およびその部品をリサイクルする際に、部品の消耗
度合いなどを容易に知ることができ、リサイクルしやす
くなる。
【0041】また、現像器が、挿入された画像形成装置
の情報(画像形成装置本体の印刷枚数やトナー消費率,
駆動トルク異常など)を記憶させれば、リサイクル時に
使用された画像形成装置の情報によって、画像形成装置
顧客の交換部品などの情報を正確かついち早く知ること
ができ、保守点検などが効率よくできる。これは、現像
器がもっとも頻繁に交換される保守部品であることから
も有効である。このように、マイクロチップを利用する
と現像器の寿命の確実な判定をはじめとする多くの効果
が期待できる。
【0042】マイクロチップの利用は、上記したように
多岐にわたるが、マイクロチップに記憶する情報は、予
め記憶させて書き換え不要な情報と画像形成装置から一
度だけの書込みを必要とする情報と繰返し書き換えが必
要な情報とがある。予め記憶させて書き換え不要な情報
には、現像器の色情報や対応機種情報などがあり、画像
形成装置から一度だけの書込みを必要とする情報には、
トナー無しを検出したなどの情報がある。これらの情報
が、むやみに書き換えられた場合、画像形成装置と現像
装置間の不適合が生じ、装置に重大なトラブルを生じる
可能性がある。
【0043】そこで、搭載するマイクロチップには、読
出しのみ可能なROM(Read OnlyMemory)領域と1度だ
け記録可能なOne Time−ROM領域および読書
き可能なRAM(Random Access Memory)領域があるもの
を用いることが、安全上有効である。特に、読出しのみ
可能なROM(Read Only Memory)領域と1度だけ記録可
能なOne Time−ROM領域は、誤検知や誤動作
を防止するために重要である。これらの情報記憶手段
(マイクロチップなど)は、1チップでも各領域が別体
のチップで構成されていても有効性に差は生じない。
【0044】現像器に設けたマイクロチップ4と画像記
録装置間1の情報通信は、電極を用いる方法も可能であ
るが、取り外しする現像器と画像形成装置間では、電
波,磁気,光などを用いる一般的な非接触情報通信方式
が適用できる。この方法は電極接点を必要としないこと
から安定性などを考慮すると有効である。
【0045】電気や磁気を利用した情報記録手段による
方法のほかに、機械的機構による方法がある。以下に、
機械的情報記録手段の場合のトナー不足発生記録手段4
および現像器寿命検出記録手段6,現像器動作可否検出
手段7の実施例を説明する。
【0046】図2の実施例における非磁性一成分現像器
2の搬送パドル14や供給ロール15,現像ロール16
などはギヤで連結回転駆動する。この現像機内の駆動系
が回転しないようにロックする機構を設けることで、ト
ナー不足発生記録手段4とできる。この場合、現像器を
駆動できなくなるので、再使用できないことはもとよ
り、トナーが漏れる心配もない。
【0047】図4および図5は、現像器駆動系のロック
機構の実施例の説明図である。現像器は、通常一定方向
に回転駆動させて使用する。この実施例の機構は、現像
ロールを一度、通常と逆方向に回転させると、現像器が
正常方向に回転できないように、ロックする。
【0048】図4(a)は正常駆動時の状況を示してい
る。図4(b)は、逆転させたときの状況を示してい
る。現像ロールを逆転させると現像器駆動系軸25に設
けたロックリング19の表面と引出バー20の摩擦で、
ロックピンA21をロックリング19側に引出し、ロッ
クリング19とロックピンA21が溝部で完全に引っか
かった状態で、ロックピンA21をロックピンB22が
固定するものである。一度固定されると、現像器駆動系
軸25は、正方向にも逆方向にも回転できなくなる。
【0049】図5は、引出バー20の代わりに摩擦リン
グ23を利用した。この場合もロックピンA21でロッ
クリング19を固定し、ロックピンB22がロックピン
A21を固定する。
【0050】この現像器は、通常一定方向に回転駆動さ
せて使用するが、トナー無しをトナー量検知手段3が検
知したときに、現像器寿命検出記録手段6で、現像ロー
ルを逆回転させるように制御すれば、現像器が正常方向
に回転できないようにロックされる。
【0051】ロックされた現像器が、画像形成装置に投
入されても、当然画像記録はできないが、現像器動作可
否検出手段7で、現像器駆動トルクを検出して規定値以
上の場合、現像器動作不可信号を発生することもでき
る。
【0052】現像器の軸受け不良やパドル不良などの機
構異常が生じている場合も、現像器のトルクは増加する
傾向がある。この意味からも、現像器動作可否検出手段
7で現像器駆動トルクを検出して規定値以上の場合に現
像器動作不可信号を発生する構成は有益である。
【0053】現像ロールのロック機構は、別途スイッチ
を現像器に設けるなどのいくつかの方式が考えられる
が、現像ロールを逆転させて現像器をロックする方法
が、画像形成装置から現像器への特殊な駆動伝達機構な
く実現できる容易な方法である。
【0054】
【発明の効果】本発明は、トナーの残量検知を正確に行
いかつ、トナー残量検出手段の検出結果の変動による誤
検知や誤動作を防止できるので、現像器寿命やトナー切
れを正確に判定し、寿命判定後の誤使用や誤動作を防止
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例の説明図であ
る。
【図2】本発明の現像器構成の一実施例として、図1の
画像形成装置に適用する現像装置の説明図である。
【図3】図2に示した本発明の現像器を上方から見た断
面図であり、トナー量検知手段の構成の説明図である。
【図4】本発明の現像ロールロック機構の一実施例を示
す図である。
【図5】本発明の現像ロールロック機構の他の実施例を
示す図である。
【符号の説明】
1…画像記録装置、2…非磁性一成分現像器(2−Y:
イエロー,2−M:マゼンタ,2−C:シアン,2−K
ブラック)、3…トナー量検知手段、3−A…検知窓、
3−B…発光手段、3−C…受光手段、4…トナー不足
発生記録手段(マイクロチップなど)、5…印写プロセ
ス制御部、6…現像器寿命検出記録手段、7…現像器動
作可否検出手段、8…ベルト感光体、9…現像器挿入口
蓋、10…トナー残量検知信号、11…トナー無検出記
録信号、12…現像器動作可否検出信号、13…トナー
格納室、14…搬送パドル、15…供給ロール、16…
現像ロール、17…掻出攪拌パドル、18…規制ブレー
ド、19…ロックリング、20…引出バー、21…ロッ
クピンA、22…ロックピンB、23…摩擦リング、2
4…連結棒、25…現像器駆動系軸。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 512 G03G 15/08 507H (72)発明者 竹谷 正治 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 大西 一臣 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 吉田 知史 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 Fターム(参考) 2H027 DD02 DE02 DE07 DE10 EB06 ED08 EE06 EE08 EF09 EK03 GA30 HB02 HB04 HB05 HB07 HB13 HB17 ZA05 2H077 AA12 AA20 AB03 AB13 AB14 AB15 AB18 AC03 AC04 AD02 AD06 AD13 BA03 BA08 BA09 DA15 DA16 DA34 DA64 DB10 DB14 DB21 EA14 GA04 GA13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真方式による画像形成装置の感光体
    上に形成された静電潜像を着色粉体であるトナーにより
    可視化する現像装置において、該現像装置が画像形成装
    置から着脱交換可能に構成されているとともに、現像装
    置内のトナー量が規定値以下に減少したことを検知する
    トナー量検出手段と、該トナー量検出手段が前記現像装
    置が正常に動作するために必要なトナー量よりも少なく
    なったトナー不足を検出した際に、トナー不足状態を記
    録または記憶するトナー不足発生記録手段とを有するこ
    とを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記現像装置が、非磁
    性一成分トナーを用いることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記トナー不足発生記
    録手段は、トナー不足を検出後は以後前記トナー量検出
    手段の検出結果にかかわらず、トナー量不足発生を記録
    または記憶結果を保持する不可逆性の記録記憶手段であ
    ることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記トナー量不足発生
    記録手段は、トナー不足検出後は現像装置を動作不可に
    する現像動作ロック機構であることを特徴とする現像装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記現像動作ロック機
    構は、現像装置の駆動方向を現像時と逆方向に駆動する
    ことでロック動作することを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記トナー不足発生記
    録手段がマイクロチップによる情報記録手段であること
    を特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、トナー不足発生時に
    は、前記マイクロチップを破壊して、トナー不足発生情
    報を記録することを特徴とする現像装置。
  8. 【請求項8】電子写真方式による画像形成装置の感光体
    上に形成された静電潜像を着色粉体であるトナーにより
    可視化する現像装置において、該現像装置が画像形成装
    置から着脱交換可能に構成されているとともに、前記現
    像装置に情報記憶手段が搭載されていて、該情報記憶手
    段は書込まれた情報の読出しのみ可能なROM部と、前
    記画像形成装置から一度だけ記録が可能なOne Ti
    me−ROM部と、読書き可能なRAM部とのうち少な
    くとも2つ以上の機能を有する情報記憶手段であること
    を特徴とする現像装置。
  9. 【請求項9】感光体と、該感光体上に形成された静電潜
    像を微小着色粉体であるトナーにより可視化する現像装
    置とを有する電子写真方式による画像形成装置におい
    て、前記現像装置が、画像形成装置から着脱交換可能に
    構成されているとともに、前記現像装置内のトナー量が
    規定値以下に減少したことを検知するトナー量検出手段
    と、該トナー量検出手段がトナー不足検出した際に、ト
    ナー不足を記憶するトナー不足発生記録手段とを有して
    いて、前記現像装置のトナー量検出手段の一部もしくは
    全部が、前記画像形成装置本体に具備されていて、トナ
    ー量不足の発生が画像形成装置本体に報知されることを
    特徴とした画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記トナー量検出手
    段の検出結果によって、トナー不足を検出すると、前記
    現像器のトナー不足発生記録手段にトナー不足発生情報
    を記録する現像器寿命検出記録手段を備えることを特徴
    とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項9において、前記トナー不足発生
    記録手段に記録された現像器動作可否情報を検出する現
    像器動作可否検出手段を具備するとともに、該現像器動
    作可否検出手段が、トナー不足発生を記録していること
    を検出した場合に現像器動作不可信号を発生することを
    特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記現像器動作可
    否検出手段は、現像器の駆動トルクが規定値以上か否か
    を検出する現像器駆動トルク検出手段であることを特徴
    とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項9において、前記現像器寿命検出
    記録手段は、前記トナー不足発生検出手段がトナー不足
    発生を検出した場合、前記現像装置に搭載された現像動
    作ロック機構によって現像動作をロックさせる現像装置
    ロック手段であることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項13において、前記現像装置ロッ
    ク手段は現像器の駆動方向を逆回転させて、現像装置の
    ロック機構を動作させることを特徴とする画像生成装
    置。
  15. 【請求項15】請求項9において、前記トナー不足発生
    記録手段が、マイクロチップによる情報記録手段であ
    り、前記現像器寿命検出記録手段は、トナー不足発生情
    報に加えて、現像器の色情報,形式情報,動作履歴情
    報,リサイクル履歴情報,画像形成装置に関する保守情
    報の少なくともひとつ以上を記録することを特徴とする
    画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項9において、前記トナー不足発生
    記録手段がマイクロチップによる情報記録手段であり、
    トナー不足発生時には、前記現像器寿命検出記録手段が
    前記マイクロチップを破壊することによって、トナー不
    足発生情報を記録することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007241044A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Ricoh Printing Systems Ltd 多色画像形成装置
US7738799B2 (en) 2003-08-22 2010-06-15 Ricoh Company, Ltd Device unit, an image forming apparatus, a management system, and a recycling system capable of using non-genuine device unit as replacement product
US20150003846A1 (en) * 2013-06-27 2015-01-01 Xerox Corporation Predicting remaining useful life for a consumable using a weighted least square regression prediction technique

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