JP2003066697A - 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置

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JP2003066697A
JP2003066697A JP2001255171A JP2001255171A JP2003066697A JP 2003066697 A JP2003066697 A JP 2003066697A JP 2001255171 A JP2001255171 A JP 2001255171A JP 2001255171 A JP2001255171 A JP 2001255171A JP 2003066697 A JP2003066697 A JP 2003066697A
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transformer
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JP2001255171A
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Satoru Motohashi
悟 本橋
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品の検査工程の簡略化、歩留まりの向上を
図りつつ、現像バイアス電圧のオーバーシュートやアン
ダーシュートを防止して現像バイアス電圧の安定化を図
り、カブリ画像等の画像弊害を防止し、1dot再現性
に優れた高精度画像を安定して供給することができる現
像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 現像バイアス電圧の交流成分の上限値を
降伏電圧とするツェナーダイオード9eが現像バイアス
電圧のもとで逆方向となるようにツェナーダイオード9
eの一端が現像トランス9dの二次側の上記一方若しく
は他方に接続され、他端が接地され、或いは、現像バイ
アス電圧の交流成分の下限値をバリスタ電圧とするバリ
スタ9fの一端が現像トランス9dの二次側の上記一方
若しくは他方に接続され、他端が接地されるよう構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式、静
電記録方式等を採用する画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を採用する画像形成装置に
備えられた現像装置について、図4に基づき説明する。
【0003】かかる現像装置に用いられる現像方法とし
ては、例えば特開昭58−32375にて開示されてい
るようなジャンピング現像法が広く知られている。この
方法は、図4に示すように、現像剤担持体たる現像スリ
ーブ102と潜像担持体たる感光ドラム103との間に
一定の空隙を設け、バイアス印加手段たる現像バイアス
電源104によって現像スリーブ102に印加された電
圧を主な駆動力にして、現像スリーブ102上に担持さ
れた薄層の現像剤105を感光ドラム103上の静電潜
像に現像し、可視化するものである。
【0004】このジャンピング現像法では、現像スリー
ブ102と感光ドラム103上の画像部及び非画像部と
の間において、現像剤105の転移と逆転移を発生させ
ることによってトナーを往復運動させるので、画像部の
エッジの鮮明さと、非画像部に近い中間調画像の再現性
が著しく向上する。
【0005】図5に、ジャンピング現像法で用いられる
現像バイアス電圧の波形の一例を示す。
【0006】図5に示されるように、現像バイアス電圧
には、現像剤を現像スリーブから感光ドラムに向かう方
向に付勢する電界を形成する第一のピーク値Vmaxが印
加される時間t1と、感光ドラムから現像スリーブへ向
かう方向に付勢する電界を形成する第二のピーク値V
minが印加される時間t2とからなる交流電圧Vppに直流
電圧Vdcをかけあわせた矩形波(図5(a)に示すよう
にt1=t2)、若しくは、交流電圧の上下限値が一定
で、上限電圧と下限電圧の印加時間を任意に変更できる
方形波(デューティーバイアスともいう;図5(b)に
示すようにt1≠t2)が用いられることが多い。
【0007】尚、現像バイアス電圧の波形は、仮に、正
弦波、ノコギリ波、三角波等であっても現像するのだ
が、高画質な可視画像を形成するためには、小さなピー
ク間電圧で大きな電気的エネルギーを得ることができる
矩形波やデューティーバイアスが優れている。
【0008】これらの波形は、図6に示すように、先ず
AC成分をCPUから出力された所定の現像周波数に設
定された矩形波、若しくは、所望の上限電圧の印加時
間、下限電圧の印加時間が決められた方形波として、昇
圧トランス等の変圧器で昇圧し、且つ、DC成分はDC
出力部からDC作製抵抗部で電圧降下を利用して作製さ
れて昇圧トランス部で重畳され、所定の現像バイアス電
圧に増幅されて現像バイアス接点(現像スリーブ又は感
光ドラム)に出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法で現像バ
イアス電圧の波形を作成すると、昇圧トランスでの波形
増幅において、上限値から下限値、或いは、下限値から
上限値にシフトする際、急激な電圧変化を伴うので、ど
うしても図7(A)に示されるようなオーバーシュー
ト、図7(B)に示されるようなアンドーシュートが発
生する。これらの量は、昇圧トランスの種類等によって
変わってくる。
【0010】本発明者等の検討によれば、上述のオーバ
ーシュート量が多すぎると1dot再現性や反転カブリ
が悪化し、少なすぎると地カブリが悪化すること、又、
上述のアンダーシュート量が多すぎると地カブリが悪化
し、少なすぎると1dot再現性や反転カブリが悪化す
ることが分っている。
【0011】これらを回避するためには、オーバーシュ
ートやアンダーシュートの量が、決まった範囲内にある
電源のみを採用するように管理すれば良いが、検査工程
の簡略化、又、製品の歩留まり向上の観点から、このよ
うな管理はされないことが望ましい。
【0012】そこで、本発明は、製品の検査工程の簡略
化、歩留まりの向上を図りつつ、現像バイアス電圧のオ
ーバーシュートやアンダーシュートを防止して現像バイ
アス電圧の安定化を図り、カブリ画像等の画像弊害を防
止し、1dot再現性に優れた高精度画像を安定して供
給することができる現像装置及びこの現像装置を備える
画像形成装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、潜像を担持する潜像担持体に近接して配設され現
像剤を担持する現像剤担持体と、矩形波を発生させる矩
形波発生手段から受けた矩形波をバイアスして得られた
電圧を現像バイアス電圧として上記潜像担持体と上記現
像剤担持体との間に印加するバイアス印加手段とを備
え、上記現像剤担持体上の現像剤が上記潜像担持体に付
与されることにより上記潜像を現像剤像として可視化す
る現像装置であって、バイアス印加手段は、現像バイア
ス電圧を変圧する変圧器を有し、該変圧器の一次側に上
記矩形波発生手段が直列に接続され、該変圧器の二次側
の一方が上記潜像担持体に他方が上記現像剤担持体に接
続されている現像装置において、バイアス印加手段は、
現像バイアス電圧の交流成分の上限値を降伏電圧とする
ツェナーダイオードが現像バイアス電圧のもとで逆方向
となるように該ツェナーダイオードの一端が変圧器の二
次側の上記一方若しくは他方に接続され、他端が接地さ
れているという第一の発明によって達成される。
【0014】又、本出願によれば、上記目的は、潜像を
担持する潜像担持体に近接して配設され現像剤を担持す
る現像剤担持体と、矩形波を発生させる矩形波発生手段
から受けた矩形波をバイアスして得られた電圧を現像バ
イアス電圧として上記潜像担持体と上記現像剤担持体と
の間に印加するバイアス印加手段とを備え、上記現像剤
担持体上の現像剤が上記潜像担持体に付与されることに
より上記潜像を現像剤像として可視化する現像装置であ
って、バイアス印加手段は、現像バイアス電圧を変圧す
る変圧器を有し、該変圧器の一次側に上記矩形波発生手
段が直列に接続され、該変圧器の二次側の一方が上記潜
像担持体に他方が上記現像剤担持体に接続されている現
像装置において、バイアス印加手段は、現像バイアス電
圧の交流成分の下限値をバリスタ電圧とするバリスタの
一端が変圧器の二次側の上記一方若しくは他方に接続さ
れ、他端が接地されているという第二の発明によっても
達成される。
【0015】更に、本出願によれば、上記目的は、潜像
を担持する潜像担持体に近接して配設され現像剤を担持
する現像剤担持体と、矩形波を発生させる矩形波発生手
段から受けた矩形波をバイアスして得られた電圧を現像
バイアス電圧として上記潜像担持体と上記現像剤担持体
との間に印加するバイアス印加手段とを備え、上記現像
剤担持体上の現像剤が上記潜像担持体に付与されること
により上記潜像を現像剤像として可視化する現像装置で
あって、バイアス印加手段は、現像バイアス電圧を変圧
する変圧器を有し、該変圧器の一次側に上記矩形波発生
手段が直列に接続され、該変圧器の二次側の一方が上記
潜像担持体に他方が上記現像剤担持体に接続されている
現像装置において、バイアス印加手段は、現像バイアス
電圧の交流成分の上限値を降伏電圧とするツェナーダイ
オードが現像バイアス電圧のもとで逆方向となるように
該ツェナーダイオードの一端が変圧器の二次側の上記一
方若しくは他方に接続され、他端が接地され、且つ、現
像バイアス電圧の交流成分の下限値をバリスタ電圧とす
るバリスタの一端が変圧器の二次側の上記一方若しくは
他方に接続され、他端が接地されているという第三の発
明によっても達成される。
【0016】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、現像バイアス
電圧は、交流成分の上限電圧値と下限電圧値が一定で、
且つ、上限電圧値の印加時間と下限電圧値の印加時間と
が変更可能な方形波であるという第四の発明によっても
達成される。
【0017】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスによって形成された画像を記録剤に
記録する画像形成装置であって、第一の発明乃至第四の
発明のいずれかの現像装置を備えるという第五の発明に
よっても達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
【0019】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について説明する。
【0020】本実施形態の画像形成装置の一例を図1に
基づき説明する。
【0021】本実施形態の画像形成装置は、潜像担持体
たる電子写真感光体である感光ドラム1、帯電装置2、
露光装置3、現像装置4、転写装置5、定着装置6、ク
リーニング装置7等を備えて構成されている。
【0022】感光ドラム1は、その母線を中心に一方向
に回転するようになっている。該感光ドラム1は、帯電
装置2によってその表面を一様に帯電された後、露光装
置3により静電潜像を形成される。
【0023】感光ドラム1上に形成された静電潜像は、
現像装置4により現像剤4aを供給して現像剤像として
可視化する。
【0024】感光ドラム1上の現像剤像は、転写装置5
により記録材8に転写される。
【0025】記録材8に転写された現像像は、記録材8
とともに定着装置6に搬送され熱若しくは圧力により定
着され記録画像となる。
【0026】一方、転写後に転写されず感光ドラム1上
に残った現像剤は、クリーニングブレード等のクリーニ
ング装置7により感光ドラム1上から除かれる。
【0027】その後、感光ドラム1は、再び帯電装置に
よって帯電され、上述の工程を繰り返す。
【0028】次に、上述した現像装置4について説明す
る。
【0029】現像剤担持体たる現像スリーブ4b上に担
持された薄層の現像剤4aは、バイアス印加手段たる現
像バイアス電源9によって現像スリーブ4bに印加され
た電圧を主な駆動力にして現像スリーブ4bと感光ドラ
ム1との間に設けられた一定の空隙の間を移動し、感光
ドラム1上の静電潜像の現像に供される。
【0030】図2に本実施形態における現像バイアス電
源9の概略図を示して現像バイアス電圧の作成過程を説
明する。本実施形態では、現像バイアス電圧の波形に矩
形波を用いた。
【0031】図2(a)において、先ず、AC成分は、
矩形波発生手段たるCPU9aであらかじめ決定された
出力電圧、周波数をもつ矩形波が出力され、これが変圧
器たる昇圧トランスである現像トランス9dに入力さ
れ、所定の値に増幅されて作製される。DC成分は、直
流成分出力9bに接続された抵抗であるDC作製抵抗9
cに流れる電流の電圧降下により、所定の値で得られ
る。
【0032】上述のような方法で作製されたAC成分、
DC成分が重畳され、現像バイアス接点(現像スリーブ
4b)へ出力される。尚、現像バイアス電圧の値は、現
像方式や現像剤、感光体の種類等によってことなるが、
本実施形態のようなジャンピング現像方式を用いる場合
は、0.5〜2kVpp、0.5〜5kHz、−200〜−
600Vdc程度のバイアス電圧が用いられることが多
い。
【0033】このように、本実施形態では、現像バイア
ス電源9は、現像バイアス電圧の交流成分の上限値を降
伏電圧とするツェナーダイオード9eが現像バイアス電
圧のもとで逆方向となるようにツェナーダイオード9e
の一端が昇圧トランスである現像トランス9dの二次側
の一方に接続され、他端が接地され、且つ、現像バイア
ス電圧の交流成分の下限値をバリスタ電圧とするバリス
タ9fの一端が現像トランス9dの二次側の上記一方に
接続され、他端が接地されている。
【0034】よって、本実施形態においては、上記構成
をとることによって、図2(b)に示されるように、現
像バイアス電圧の上限側のオーバーシュート部はツェナ
ーダイオード9eの特性によりカットされ、下限側のア
ンダーシュート部はバリスタ9fの特性によりカットで
き、現像バイアス電圧の波形は常に安定する。
【0035】現像バイアス電圧は、現像剤の種類や感光
体の表面電位等によって適正な値に設定されるが、一般
的な現像バイアス電圧の上限値は0〜+300V程度、
下限値は−600〜−2000V程度であるため、ツェ
ナーダイオードの降伏電圧は0〜+300V程度、バリ
スタ電圧は−600〜−2000V程度のものを用いる
のが現実的である。
【0036】これによって、昇圧トランスの個体差等に
よって発生していたオーバーシュート量、アンダーシュ
ート量を考慮することなく、製造されたすべての画像形
成装置が安定した現像バイアス電圧を出力することが可
能となるため、1dot再現性に優れ、且つ、カブリ等
の弊害のない高画質な画像を常にユーザに提供できる。
又、オーバーシュート量、アンダーシュート量の検査や
管理の必要がなくなり、検査工程簡略化、製品の歩留ま
り向上も大いに期待できる。
【0037】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0038】本実施形態は、第一の実施形態の構成にお
いて、現像バイアス電圧の波形は、交流成分に直流成分
を重畳した方形波であり、その上限電圧値と下限電圧値
とが常時一定電圧値であり、且つ、上限電圧値の印加時
間と下限電圧値の印加時間とは自在に変化可能となって
いる。
【0039】このような現像バイアス電圧の波形の作成
方法は、図2(a)のCPU9aで、上限電圧と下限電
圧の印加時間の比率や、その周波数、出力電圧が決めら
れた波形を出力し、その後の工程は、第一の実施形態に
て説明した矩形波作成の工程と同じである。
【0040】本実施形態における現像バイアス電圧の波
形の大きな特徴は、図3(a),(b)に示すように、
上限電圧値の印加時間と下限電圧値の印加時間との比を
変えれば、現像バイアス電圧の上限値、下限値を変えな
くても現像バイアス電圧の直流成分が変更できる、即
ち、現像濃度の調整が可能となる点にある。
【0041】第一の実施形態で説明したように、ツェナ
ーダイオード9eとバリスタ9fの特性により、オーバ
ーシュート、アンダーシュートをカットすることができ
るので、第一の実施形態と同様に現像バイアス電圧の波
形は安定化する。又、本実施形態においても、現像バイ
アス電圧の上下限値を考慮して、ツェナーダイオードの
降伏電圧は0〜+300V、バリスタ電圧は−600〜
−2000V程度のものを使用するのが一般的である。
【0042】よって、上述したように、本実施形態によ
れば、安定した現像バイアス電圧の波形の作製、検査工
程簡略化、製品歩留まり向上の効果が期待できる上に、
ライン幅や中間調画像濃度等の濃度補正が可能となるの
で、ユーザ各人が望む高精細画像を提供することが可能
となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、バイアス印加手段は、現像バイアス
電圧の交流成分の上限値を降伏電圧とするツェナーダイ
オードが現像バイアス電圧のもとで逆方向となるように
該ツェナーダイオードの一端が変圧器の二次側の上記一
方若しくは他方に接続され、他端が接地されているの
で、製品の検査工程の簡略化、歩留まりの向上を図りつ
つ、現像バイアス電圧のオーバーシュートやアンダーシ
ュートを防止して現像バイアス電圧の安定化を図り、カ
ブリ画像等の画像弊害を防止し、1dot再現性に優れ
た高精度画像を安定して供給することができる。
【0044】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
バイアス印加手段は、現像バイアス電圧の交流成分の下
限値をバリスタ電圧とするの一端が変圧器の二次側の上
記一方若しくは他方に接続され、他端が接地されている
ので、製品の検査工程の簡略化、歩留まりの向上を図り
つつ、現像バイアス電圧のオーバーシュートやアンダー
シュートを防止して現像バイアス電圧の安定化を図り、
カブリ画像等の画像弊害を防止し、1dot再現性に優
れた高精度画像を安定して供給することができる。
【0045】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、バイアス印加手段は、現像バイアス電圧の交流成分
の上限値を降伏電圧とするツェナーダイオードが現像バ
イアス電圧のもとで逆方向となるように該ツェナーダイ
オードの一端が変圧器の二次側の上記一方若しくは他方
に接続され、他端が接地され、且つ、現像バイアス電圧
の交流成分の下限値をバリスタ電圧とするの一端が変圧
器の二次側の上記一方若しくは他方に接続され、他端が
接地されているので、製品の検査工程の簡略化、歩留ま
りの向上を図りつつ、現像バイアス電圧のオーバーシュ
ートやアンダーシュートを防止して現像バイアス電圧の
安定化を図り、カブリ画像等の画像弊害を防止し、1d
ot再現性に優れた高精度画像を安定して供給すること
ができる。
【0046】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
第一の発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、現像バ
イアス電圧は、交流成分の上限電圧値と下限電圧値が一
定で、且つ、上限電圧値の印加時間と下限電圧値の印加
時間とが変更可能な方形波であるので、第一の発明乃至
第三の発明の効果に加え、現像バイアス電圧の直流成分
の電圧を変更することにより画像濃度の調整が可能とな
り、ユーザーの好みに応じた画像を高品質な状態で提供
できる。
【0047】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、画像形成装置が第一の発明乃至第四の発明のいずれ
かの現像装置を備えているので、製品の検査工程の簡略
化、歩留まりの向上を図りつつ、現像バイアス電圧のオ
ーバーシュートやアンダーシュートを防止して現像バイ
アス電圧の安定化を図り、カブリ画像等の画像弊害を防
止し、1dot再現性に優れた高精度画像を安定して供
給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかる画像形成装置の
構成の一例を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第一の実施形態におけるバイアス印加
手段と現像バイアス電圧の波形とを説明するための図で
ある。
【図3】本発明の第二の実施形態における現像バイアス
電圧の波形の一例を示す図である。
【図4】従来の現像装置の構成の一例を示す概略構成図
である。
【図5】従来における現像バイアス電圧の波形の一例を
示す図である。
【図6】従来における現像バイアス電圧の作成過程の一
例を示す図である。
【図7】従来における現像バイアス電圧でオーバーシュ
ート、アンダーシュートが発生している様子の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(潜像担持体) 4 現像装置 4a 現像剤 4b 現像スリーブ(現像剤担持体) 8 記録材 9 現像バイアス電源(バイアス印加手段) 9a CPU(矩形波発生手段) 9d 現像トランス(変圧器) 9e ツェナーダイオード 9f バリスタ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA04 DE05 DE07 EA05 EA16 EC06 EC12 ED09 EE02 EF09 ZA01 2H073 AA03 BA04 BA06 BA09 BA13 BA41 CA14 2H077 AD36 BA07 DA24 DA43 DA57 DB08 EA16 GA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像を担持する潜像担持体に近接して配
    設され現像剤を担持する現像剤担持体と、矩形波を発生
    させる矩形波発生手段から受けた矩形波をバイアスして
    得られた電圧を現像バイアス電圧として上記潜像担持体
    と上記現像剤担持体との間に印加するバイアス印加手段
    とを備え、上記現像剤担持体上の現像剤が上記潜像担持
    体に付与されることにより上記潜像を現像剤像として可
    視化する現像装置であって、バイアス印加手段は、現像
    バイアス電圧を変圧する変圧器を有し、該変圧器の一次
    側に上記矩形波発生手段が直列に接続され、該変圧器の
    二次側の一方が上記潜像担持体に他方が上記現像剤担持
    体に接続されている現像装置において、バイアス印加手
    段は、現像バイアス電圧の交流成分の上限値を降伏電圧
    とするツェナーダイオードが現像バイアス電圧のもとで
    逆方向となるように該ツェナーダイオードの一端が変圧
    器の二次側の上記一方若しくは他方に接続され、他端が
    接地されていることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 潜像を担持する潜像担持体に近接して配
    設され現像剤を担持する現像剤担持体と、矩形波を発生
    させる矩形波発生手段から受けた矩形波をバイアスして
    得られた電圧を現像バイアス電圧として上記潜像担持体
    と上記現像剤担持体との間に印加するバイアス印加手段
    とを備え、上記現像剤担持体上の現像剤が上記潜像担持
    体に付与されることにより上記潜像を現像剤像として可
    視化する現像装置であって、バイアス印加手段は、現像
    バイアス電圧を変圧する変圧器を有し、該変圧器の一次
    側に上記矩形波発生手段が直列に接続され、該変圧器の
    二次側の一方が上記潜像担持体に他方が上記現像剤担持
    体に接続されている現像装置において、バイアス印加手
    段は、現像バイアス電圧の交流成分の下限値をバリスタ
    電圧とするバリスタの一端が変圧器の二次側の上記一方
    若しくは他方に接続され、他端が接地されていることを
    特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 潜像を担持する潜像担持体に近接して配
    設され現像剤を担持する現像剤担持体と、矩形波を発生
    させる矩形波発生手段から受けた矩形波をバイアスして
    得られた電圧を現像バイアス電圧として上記潜像担持体
    と上記現像剤担持体との間に印加するバイアス印加手段
    とを備え、上記現像剤担持体上の現像剤が上記潜像担持
    体に付与されることにより上記潜像を現像剤像として可
    視化する現像装置であって、バイアス印加手段は、現像
    バイアス電圧を変圧する変圧器を有し、該変圧器の一次
    側に上記矩形波発生手段が直列に接続され、該変圧器の
    二次側の一方が上記潜像担持体に他方が上記現像剤担持
    体に接続されている現像装置において、バイアス印加手
    段は、現像バイアス電圧の交流成分の上限値を降伏電圧
    とするツェナーダイオードが現像バイアス電圧のもとで
    逆方向となるように該ツェナーダイオードの一端が変圧
    器の二次側の上記一方若しくは他方に接続され、他端が
    接地され、且つ、現像バイアス電圧の交流成分の下限値
    をバリスタ電圧とするバリスタの一端が変圧器の二次側
    の上記一方若しくは他方に接続され、他端が接地されて
    いることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 現像バイアス電圧は、交流成分の上限電
    圧値と下限電圧値が一定で、且つ、上限電圧値の印加時
    間と下限電圧値の印加時間とが変更可能な方形波である
    こととする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載
    の現像装置。
  5. 【請求項5】 一連の画像形成プロセスによって形成さ
    れた画像を記録剤に記録する画像形成装置であって、請
    求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の現像装置を
    備えることを特徴とする画像形成装置。
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