JP2003066546A - フィルムチャート原版およびフィルムチャート - Google Patents

フィルムチャート原版およびフィルムチャート

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JP2003066546A
JP2003066546A JP2001258971A JP2001258971A JP2003066546A JP 2003066546 A JP2003066546 A JP 2003066546A JP 2001258971 A JP2001258971 A JP 2001258971A JP 2001258971 A JP2001258971 A JP 2001258971A JP 2003066546 A JP2003066546 A JP 2003066546A
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JP2001258971A
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Akihito Okubo
彰人 大久保
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネガスキャナの高精度なカラープロファイル
を容易に作成する。 【解決手段】 本発明のフィルムチャート原版300に
は、黒パッチ311と一連のグレーパッチ312が設け
られており、一連のグレーパッチ312は、黒パッチ3
11の光学濃度よりも3.5以上小さい光学濃度を含む
一連の光学濃度を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のパッチが配
設されたフィルムチャートを作成するフィルムチャート
原版、およびそのフィルムチャートに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、記録された画像を読み取って画
像データを得るカラースキャナや、固体撮像素子上に被
写体の画像を結像して読み取ることにより画像データを
得るDSC(ディジタルスチールカメラ)等、画像を入
力して画像データを得る、様々なタイプの入力デバイス
が知られている。これらの入力デバイスでは、画像デー
タは、例えばR(レッド)、G(グリーン)、B(ブル
ー)の3色についてそれぞれ例えば0〜255等の決ま
った範囲のデータで表わされるが、R、G、B3色につ
いてそれぞれ決まった範囲内の数値で表現することので
きる色には自ずと限界があり、元々の画像の色が極めて
豊かな表現を持っていたとしても、一旦入力デバイスを
用いて画像データに変換すると、その画像データによっ
て表わされる画像は、そのR、G、B色空間内の立方体
や直方体で表される色表現領域内の色に制限されること
になる。
【0003】また、画像データに基づいて画像を出力す
る出力デバイスについても、例えば、印画紙上をレーザ
光で露光してその印画紙を現像することにより印画紙上
に画像を記録する写真プリンタ、電子写真方式やインク
ジェット方式などの方式で用紙上に画像を記録するプリ
ンタ、輪転機を回して多量の印刷物を作成する印刷機、
画像データに基づいて表示画面上に画像を表示するCR
Tディスプレイやプラズマディスプレイ等の画像表示装
置等、様々なタイプの出力デバイスが知られているが、
これらの出力デバイスについても上述の入力デバイスと
同様、各出力デバイスに応じた色表現領域が存在する。
すなわち、出力デバイスは、例えばR、G、B3色を表
現する画像データやC(シアン)、M(マゼンタ)、Y
(イエロー)、K(墨)の4色を表現する画像データに
基づいて様々な色を表現することができるが、その表現
できる色は、出力デバイス色空間(例えばRGB空間、
CMYK空間等)の立方体や直方体で表される色表現領
域内(例えばR、G、Bそれぞれについて0〜255の
範囲の数値で表わされる色表現領域内等)に制限され
る。
【0004】また、例えばある1つの画像データ(例え
ば(R、G、B)=(50,100,200)を表わす
画像データ)であってもその画像データに基づいて得ら
れる画像の色は出力デバイスの種類により異なる。この
点は入力デバイスと出力デバイスとの間でも同様であ
り、ある入力デバイスで得られた(R、G、B)=(5
0,100,200)の画像データをそのまま用いて、
ある出力デバイスで画像を出力しても、入力デバイスで
入力される元になった画像の色と出力デバイスで出力さ
れた画像の色は一般には一致しない。したがって、ある
入力デバイスで画像を読み取って画像データを得、その
画像データを基にして、ある出力デバイスで元の画像を
再現しようとしたとき、入力デバイスで得られた画像デ
ータをそのまま出力デバイスに送るのではなく、その間
で画像データを変換する必要がある。ここでは画像の色
に着目した変換を行っており、この画像データの変換を
色変換と称する。また、この色変換前後の画像データの
相互関係を定義するLUT(ルックアップテーブル)な
どのことを色変換定義(カラープロファイル)と称し、
その色変換定義(カラープロファイル)を作成すること
をプロファイリングと称する。この色変換定義は、換言
すると、2つの色空間の間の座標変換を定義するもので
ある。
【0005】また、デバイス間で色変換を行なうにあた
って、デバイスには依存しない共通色空間(Devic
e Independent Dataの空間)、例え
ばL ***色空間等を中間に置き、入力デバイスで得
られた入力デバイスに依存した色空間上の画像データを
共通色空間上の画像データに変換する色変換と、その共
通色空間上の画像データを、出力デバイスに依存した色
空間上の画像データに変換する色変換とを経る手法も提
案されている。そして、この手法による色変換では、入
力デバイスに依存した色空間と共通色空間との間での色
変換を定義するカラープロファイルと、出力デバイスに
依存した色空間と共通色空間との間での色変換を定義す
るカラープロファイルが用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、撮影されて
現像された写真フィルム上の画像を印画紙に焼付けてそ
の印画紙を現像する、一般に写真プリンタと呼ばれる装
置に関し、電子化された、いわゆるディジタルプリンタ
が近年では登場してきている。
【0007】このディジタルプリンタは、現像後の写真
フィルム(カラーネガフィルム)上に記録されている画
像を、CCD光センサ等を備えたネガスキャナを用いて
光電的に読み取り、この読取りによって得られた画像
(表現の煩雑さを避けるためデータ上の画像も単に画像
と称する場合がある)に対し各種画像処理を施し、処理
後の画像に基づいてレーザ光を変調し、その変調レーザ
光で印画紙に画像を焼き付け、その画像焼付後の印画紙
を現像することにより印画紙上にプリント写真を形成す
る。
【0008】また、このディジタルプリンタでは、濃度
や色味の正しい良好なプリント写真を得るために、現像
済写真フィルムから光電的に読み取って得た画像をディ
スプレイ上に表示して濃度や色味等の検定を行なってい
る。濃度や色味等の検定結果は、例えば、画像処理にお
ける画像処理条件に反映され、その検定結果が反映され
た画像処理条件を用いて画像処理を行ない、その画像処
理後の画像に基づいて印画紙への焼付け用のレーザ光を
変調することにより、濃度や色味等の正しい、きれいな
プリント写真を形成することができる。
【0009】このように、ディジタルプリンタではディ
スプレイ上で検定が行われるので、撮影像をディスプレ
イ上で再現するためのプロファイリングが行われる。ま
た、このプロファイリングでは、ネガスキャナに対応し
たカラープロファイルが必要である。このカラープロフ
ァイルは、写真フィルム(カラーネガフィルム)を露光
した光の色を表す共通色空間の座標値と、ネガフィルム
上の、その光で露光された点がCCD光センサ等で読み
取られたときのデータ値との対応を定義するものであ
る。
【0010】このネガスキャナのカラープロファイルを
作成する手法としては、いわゆるマクベスチャートなど
をカメラで撮影し、そのマクベスチャートを構成するカ
ラーパッチの測色と、マクベスチャートが写されてでき
たフィルムチャートを構成するカラーパッチの読取とを
行って、測色値と読取データとの対応関係に基づいてカ
ラープロファイルを作成するという手法が考えられる。
【0011】しかし、カラーネガフィルムは、撮影時に
おける絞りの選択に余裕を持たせるために、いわゆる露
光域が非常に広い感光材料が用いられて作成されてい
る。このため、ディジタルプリンタ用のカラープロファ
イルは、このような広い露光域に対応したカラープロフ
ァイルであることが必要である。
【0012】マクベスチャートの撮影に基づいて得られ
るカラープロファイルは、露光域の一部分だけしかカバ
ーすることができないので、例えば、複数段階にカメラ
の絞りを変えながら複数回の撮影を行って多数のフィル
ムチャートを作成し、それら多数のフィルムチャートに
基づいてカラープロファイルを作成することが考えられ
る。しかし、そのような多数のフィルムチャートを作成
するのは手間であるし、フィルムチャート相互間のつな
がりが悪くて、精度が低いカラープロファイルとなるこ
とが予想される。
【0013】本発明は、上記事情に鑑み、ネガスキャナ
の高精度なカラープロファイルを容易に得ることができ
るフィルムチャートを作成するフィルムチャート原版、
およびそのようなフィルムチャートを提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のフィルムチャート原版は、複数のパッチが配設され
たフィルムチャートを、カラーネガフィルムへの密着焼
付によって作成するフィルムチャート原版であって、所
定の黒色パッチが設けられた黒色パッチ部と、黒色パッ
チの光学濃度よりも3.5以上小さい光学濃度を含む一
連の光学濃度それぞれに対応する一連の無彩色パッチが
配設された無彩色パッチ部とを有することを特徴とす
る。
【0015】この本発明のフィルムチャート原版は、上
記無彩色パッチ部が、上記黒色パッチの光学濃度よりも
4.0以上小さい光学濃度を含む一連の光学濃度それぞ
れに対応する一連の無彩色パッチが配設されたものであ
ることが好適である。
【0016】3.5以上の光学濃度差に渡る無彩色(グ
レー)のパッチが設けられているフィルムチャート原版
が用いられ、露光用の光源光量が適切に設定されてカラ
ーネガフィルムへの密着焼付が行われることによって、
カラーネガフィルムの特性曲線の直線部から肩に移行す
る部分と、直線部から足に移行する部分とを含む広範囲
の露光量領域が一度に露光される。また、4.0以上の
光学濃度差に渡る無彩色(グレー)のパッチが設けられ
ているフィルムチャート原版が用いられる場合には、カ
ラーネガフィルムの特性曲線の肩から足までを含む広範
囲の露光量領域が一度に露光される。このように広範囲
の露光量領域が一度に露光されて作成されたフィルムチ
ャートが用いられると、高精度なカラープロファイルが
容易に得られる。
【0017】本発明のフィルムチャート原版は、上記無
彩色パッチ部が、上記一連の無彩色パッチのうちの最低
濃度のパッチとして穴が穿たれたものであることが好適
であり、また、上記黒色パッチ部が、上記黒色パッチと
して、遮光材料からなるパッチが設けられたものである
ことも好適である。
【0018】無彩色パッチ部に穿たれた穴や、黒色パッ
チ部に設けられた遮光材料のパッチは、原版として実現
可能な光学濃度の両極に相当するパッチとして利用さ
れ、1回の焼き付けで実現される露光量の幅を広げるこ
とに貢献する。
【0019】また、本発明のフィルムチャート原版は、
上記無彩色パッチ部が、モノクロフィルムが露光され現
像されてなるものであることが好ましく、さらには、上
記無彩色パッチ部が、グラビア用のモノクロフィルムが
露光され現像されてなるものであることが好ましい。
【0020】モノクロフィルムは、グレーバランスがよ
く、実現可能な濃度の幅が広いのでフィルムチャート原
版の材料として適している。さらに、グラビア用のモノ
クロフィルムであれば、中間調のグレーが作りやすいの
でフィルムチャート原版の材料として特に適している。
【0021】また、本発明のフィルムチャート原版は、
各所定の色を有する複数のカラーパッチと所定の参照パ
ッチとが配設されているカラーパッチ部を備え、上記無
彩色パッチ部が、上記カラーパッチ部の参照パッチと同
じ分光透過率を有する参照パッチが配設されたものであ
ることが望ましい。
【0022】本発明のフィルムチャート原版を使ってフ
ィルムチャートが作成される際には、材料となるネガフ
ィルムの特性に合わせて無彩色パッチ部とカラーパッチ
部とで露光量を変えることが望ましく、そのように露光
量を変えた場合には、共通の参照パッチで露光された部
分を比較することによって、無彩色パッチ部とカラーパ
ッチ部との露光量の差などを正確に求めることができ
る。
【0023】上記目的を達成する本発明のフィルムチャ
ートは、カラーネガフィルムが露光され現像されてなる
フィルムチャートであって、光量が0であることも許容
された無彩色光で露光された基準露光パッチと、基準露
光パッチにおける露光量よりも対数レンジで3.5以上
大きい露光量を含む一連の露光量それぞれの無彩色光で
露光されてなる一連の無彩色露光パッチとを有すること
を特徴とする。
【0024】この本発明のフィルムチャートは、上記一
連の無彩色露光パッチが、前記基準露光パッチにおける
露光量よりも対数レンジで4.0以上大きい露光量を含
む一連の露光量それぞれの無彩色光で露光されてなるも
のであることが好適である。
【0025】このような広範囲の露光量領域に亘って露
光されて作成されたフィルムチャートが用いられると、
高精度なカラープロファイルが容易に得られる。
【0026】本発明のフィルムチャートは、上記一連の
無彩色露光パッチおよび基準露光パッチだけが備えられ
たものであってもよく、一連の無彩色露光パッチ等とと
もにカラーパッチが備えられているものであってもよ
く、一連の無彩色露光パッチ等が設けられたシートとカ
ラーパッチが設けられたシートとの組であってもよい。
【0027】また、本発明のフィルムチャートは、本発
明のフィルムチャート原版が用いられて作成されてもの
であってもよく、あるいは、他の手段で作成されてもの
であってもよい。
【0028】また、本発明のフィルムチャートは、上記
カラーネガフィルムにおける3原色それぞれについて、
そのカラーネガフィルムの特性として実現可能な濃度領
域における最高の写真濃度からその濃度領域の幅の20
%以内に存在する写真濃度を有するカラーパッチと、そ
の濃度領域における最低の写真濃度からその濃度領域の
幅の6%以内に存在する写真濃度を有するカラーパッチ
とを含んだカラーパッチ群を有することが好適である。
【0029】このようなカラーパッチ群は、後で詳述す
るように、カラーフィルムの特性曲線のいわゆる直線部
をカバーしていることとなる。このようなカラーパッチ
群を有するフィルムチャートを用いると、高精度なカラ
ープロファイルを容易に得ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0031】図1は、本発明のフィルムチャートの一実
施形態が用いられてカラープロファイルが作成されるデ
ィジタルプリンタの外観を示す斜視図である。
【0032】このディジタルプリンタ10は、画像入力
機100と画像出力機200から構成されている。
【0033】画像入力機100は、現像済写真フィルム
(ネガフィルム)からその写真フィルムに記録された複
数のコマ画像を光電的に順次に読み取るスキャナ部11
0と、読み取って得た画像に対し検定操作を行ないさら
に画像処理を行なう画像検定処理部120を備えてい
る。画像検定処理部120は、CRT表示部130、専
用キーボード140、マウス150および回路部160
から構成されている。回路部160は、大きくは、CR
T表示部130、専用キーボード140やマウス150
とともにコンピュータシステムを構成するコンピュータ
回路部と、画像処理専用のハードウェアである画像処理
基板とから構成されているが詳細は本発明とは直接関係
しないので説明を省略する。
【0034】また画像出力機200は、画像入力機10
0で得られた画像に基いて変調されたレーザ光を走査す
ることにより印画紙上に画像を露光するレーザプリンタ
部210と、レーザプリンタ部210により露光された
印画紙を現像してプリント写真を得るプロセッサ部22
0とから構成されている。画像出力機200の内部構成
についても説明は省略する。
【0035】本発明のフィルムチャートの一実施形態
は、スキャナ部110に対応するカラープロファイルを
作成するために用いられる。
【0036】図2は、画像入力機100のスキャナ部1
10の構成を示す模式図である。
【0037】ここでは、現像済の写真フィルム20が、
給送用ローラ31や給送駆動部32等を備えたフィルム
キャリア(フィルムキャリアの外形は図示せず)にセッ
トされ、給送用ローラ31が給送駆動部32により駆動
され、写真フィルム20が矢印A方向に給送されて画像
読取が行なわれる。
【0038】このスキャナ部110には、例えばハロゲ
ンランプ、あるいはメタルハライドランプ等からなる光
源111が備えられており、その光源111から発せら
れた光は、それぞれC(シアン)、M(マゼンタ)、お
よびY(イエロー)の光を透過する3枚のフィルタ11
2C,112M,112Yを経由し、さらに拡散ボック
ス113を経由して、写真フィルム20を図の下側から
照射する。
【0039】3枚のフィルタ112C,112M,11
2Yは、それぞれの中央に、光がそのフィルタの作用を
受けずに通過する開口部を有し、その開口部の周囲はそ
のフィルタにより作用を受けた光が透過する。フィルタ
制御部117は各フィルタの開口部の大きさを調整し、
それにより各フィルタの作用の程度を調整する。3枚の
フィルタ112C,112M,112Yを通った光は拡
散ボックス113内で拡散され、均一な光となって写真
フィルム20を照射する。
【0040】写真フィルム20を透過した光は、ズーム
レンズ114を経由してCCD光センサ115に達す
る。このCCD光センサ115のセンサ面を含む平面上
には、ズームレンズ114の作用により、写真フィルム
20に記録された画像が結像される。CCD光センサ1
15で得られた画像信号は、A/D変換器116でディ
ジタルの画像データ(ここでは簡単のためデータ上での
画像も単に画像と称する場合がある)に変換され、前述
した回路部160(図1参照)に伝達される。
【0041】ズームレンズ114は、ズームレンズ駆動
部118によって駆動されて焦点距離が調整され、その
ズームレンズ114の焦点距離に応じた倍率の画像がC
CD光センサ115のセンサ面に結像される。CCD光
センサ115は、写真フィルム20の幅方向に多数の受
光素子が配列されたラインセンサであって、そのライン
センサが写真フィルム20の給送方向に3列並び、それ
らのラインセンサの表面にはそれぞれR(レッド)、G
(グリーン)、B(ブルー)の色分解フィルタが配置さ
れ、各ラインセンサでは、写真フィルム20に記録され
たコマ画像のR,G,Bの各成分が読み取られる。この
3本のラインセンサによる画像読取りは、写真フィルム
20が給送される間繰り返し行なわれ、その結果、写真
フィルム20上に2次元的に広がるコマ画像が読み取ら
れ、R,G,Bの各成分の画像信号が得られる。このよ
うにCCD光センサ115で得られた画像信号は、前述
したとおり、A/D変換器116によってディジタルの
画像データに変換されて回路部に伝達される。
【0042】図1に示す回路部160では、画像データ
に対して、スキャナ部110のカラープロファイルとC
RT表示部130のカラープロファイルとに基づいた色
変換(プロファイリング)が施され、色変換後の画像デ
ータはCRT表示部130に送られて画像が表示され
る。このCRT表示部130で表示された画像が検定に
供される。
【0043】検定が行なわれると、その検定結果に応じ
た画像処理条件をあらわす情報が画像処理基板に伝達さ
れて各種の画像処理が行なわれる。その画像処理後の画
像は、画像出力部200に伝達され、レーザ光による露
光の際にレーザ光変調用の信号として用いられる。
【0044】スキャナ部110のカラープロファイルの
作成に当たっては、本発明のフィルムチャートの一実施
形態が、図2に示す写真フィルム20に替えてフィルム
キャリアにセットされ、チャートを構成するパッチが読
み取られて画像データが得られる。一方で、フィルムチ
ャートの作成に用いられた原版の透過光に基づいた測色
値が予め求められており、これらの画像データと測色値
が対応づけられてカラープロファイルが作成される。
【0045】図3は、本発明のフィルムチャートの一実
施形態を作成する、本発明のフィルムチャート原版の一
実施形態を示す図である。
【0046】この図3に示すフィルムチャート原版30
0は、無彩色のパッチが配設された1つのグレーパッチ
部310と、カラーパッチが配設された6つのカラーパ
ッチ部320,…,370と、例えば人物像などといっ
た一般の画像を有する一般画像部380とを備えてい
る。
【0047】グレーパッチ部310には無彩色パッチと
して、最高の光学濃度を有する黒パッチ311と、一連
の光学濃度を有する22個のグレーパッチ312が配設
されている。これら22個のグレーパッチ312それぞ
れの光学濃度は、0.10,0.33,0.57,0.
80,1.03,1.27,1.50,1.73,1.
97,2.20,2.43,2.67,2.90,3.
13,3.37,3.60,3.83,4.07,4.
30,4.53,4.77,5.00となっており、非
常に広い濃度範囲に渡っている。また、黒パッチ311
は遮光紙(黒紙)が貼り付けられてなるものであって
5.00よりも大きな光学濃度を有するものである。さ
らに、このグレーパッチ部310には、素抜け穴313
が穿たれており、この穴は、0.10よりも小さい光学
濃度を有するパッチとして用いられる。このように、パ
ッチとして用いられる素抜け穴のことを以下では「素抜
けパッチ」と称する。
【0048】グレーパッチ部310のうち、黒パッチ3
11が設けられている部分は本発明にいう黒色パッチ部
に相当し、22個のグレーパッチ312が設けられると
ともに素抜けパッチ313が穿たれている部分は本発明
にいう無彩色パッチ部に相当する。
【0049】6つのカラーパッチ部320,…,370
のうち、第4のカラーパッチ部350にはCMYK4原
色それぞれの階調パッチが配設されており、第5のカラ
ーパッチ部360には、RGB3原色それぞれの階調パ
ッチが配設されている。また、第1〜第3のカラーパッ
チ部320,330,340には、それぞれ、高濃度、
中濃度、低濃度の混色パッチが配設されている。更に、
第7のカラーパッチ部370には、各種の肌色パッチが
配設されている。
【0050】グレーパッチ部310と、6つのカラーパ
ッチ部320,…,370には、共通のグレーパッチ3
14,…,374が設けられ、共通の素抜けパッチ31
5,…,375が穿たれている。これらのグレーパッチ
314,…,374や素抜けパッチ315,…,375
は、本発明にいう参照パッチの一例である。
【0051】フィルムチャート原版300の作成方法に
ついては後述する。
【0052】図4は、本発明のフィルムチャートの一実
施形態を示す図である。
【0053】このフィルムチャート400は、図3に示
すフィルムチャート原版300によって作成されたもの
であり、後述する密着焼付によってカラーネガフィルム
に焼き付けられてなるものである。このフィルムチャー
ト400には、上述したフィルムチャート原版300の
グレーパッチ部310と、6つのカラーパッチ部32
0,…,370と、一般画像部380とのそれぞれに対
応する、グレーパッチ部410と、6つのカラーパッチ
部420,…,470と、一般画像部480が備えられ
ている。フィルムチャート400のグレーパッチ部41
0に備えられたパッチの内、フィルムチャート原版30
0の黒パッチ311に対応するパッチ411が本発明に
いう基準露光パッチに相当するものであり、ここでは、
遮光紙に遮られて光量がほぼ0となった無彩色光で露光
されたものである。また、フィルムチャート400のグ
レーパッチ部410に備えられたパッチの内、22個の
グレーパッチ312と素抜けパッチ313に対応する一
連のパッチ412は、本発明にいう一連の無彩色露光パ
ッチに相当する。さらに、フィルムチャート400の6
つのカラーパッチ部420,…,470に備えられた多
数のパッチは、本発明にいうカラーパッチ群を構成して
いる。
【0054】このフィルムチャート400は、グレーパ
ッチ部410やカラーパッチ部420などを1つずつ含
む8つのシートに分割され、上述したフィルムキャリア
に1シートずつセットされる。8つに分割されたシート
の組も、本発明にいうフィルムチャートの一実施形態で
あり、8つに分割されたシートのうちグレーパッチ部4
10を含むシート単独でも、本発明にいうフィルムチャ
ートの一実施形態である。
【0055】図5は、フィルムチャートを作成する焼き
付け機を示す図である。
【0056】この焼き付け機500は密着焼付によって
フィルムチャートを作成するものである。
【0057】この焼き付け機500の焼き付け台510
上に未露光のカラーネガフィルムが配置され、開閉自在
なガラス蓋520の内側に、図3に示すフィルムチャー
ト原版が取り付けられる。ガラス蓋520が閉じられて
フィルムチャート原版とカラーネガフィルムが密着さ
れ、その状態で光源530の光が上方から照射されてカ
ラーネガフィルムが露光される。露光されたカラーネガ
フィルムが現像されると、図4に示すフィルムチャート
400が得られる。
【0058】フィルムチャート原版には、上述したよう
な非常に広い濃度範囲に渡る無彩色のパッチが備えられ
ているので、光源530の光がこれらのパッチそれぞれ
を透過すると、非常に大きな光量差を生じることとな
る。そして、このような無彩色のパッチによって生じる
大きな光量差は、カラーネガフィルムに対する露光量の
変化が濃度の変化として現れ得る露光域の全体を一度の
焼き付けでカバーすることができる。
【0059】一般に、濃度範囲が3.5以上に渡る一連
のパッチを有するフィルムチャート原版は、カラーネガ
フィルムの特性曲線のうち勾配が一定な直線部と、直線
部から、肩や足へと移行する移行部分とをカバーするこ
とができる。特性曲線のこれらの部分は、通常の写真撮
影時などに利用される露光範囲に対応する部分であり、
これらの部分がカバーされて作成されたカラーネガフィ
ルムに基づいてカラープロファイルが作成されると、実
用上必要な露光範囲内で高精度なカラープロファイルが
得られることとなる。
【0060】また、濃度範囲が4.0以上に渡る一連の
パッチを有するフィルムチャート原版は、カラーネガフ
ィルムの特性曲線の足から方に至るほぼ全域をカバーす
ることができる。このような全域がカバーされて作成さ
れたカラーネガフィルムに基づいてカラープロファイル
が作成されると、撮影ミスなどで生じた極端な露光状態
にも対応することができる高精度なカラープロファイル
が得られることとなる。
【0061】図3に示す本実施形態のフィルムチャート
原版300には、濃度範囲が5.0以上という極めて広
範囲に渡る一連の無彩色のパッチ311,312,31
3が設けられているので、カラーネガフィルムの特性曲
線の全域を極めて容易にカバーすることができる。
【0062】カラープロファイルの作成に先だって、図
3に示すフィルムチャート原版300に設けられている
各パッチを透過した透過光の測色値が測色計で求められ
て記録される。また、カラープロファイルの作成時に
は、上述したように、図4に示すフィルムチャート40
0が分割されたシートがフィルムキャリアにセットさ
れ、各パッチが読み取られて、各パッチの色をRGB3
原色で表したRGBデータが得られる。このRGBデー
タのデータ値と、測色計で求められた測色値とに基づい
て高精度なカラープロファイルが容易に作成される。
【0063】なお、図3に示すフィルムチャート原版3
00に設けられたカラーパッチの濃度範囲は、一連の無
彩色のパッチ311,312,313の濃度範囲よりも
ずっと狭いが、色空間におけるグレー軸方向で広範囲に
渡る測色値やデータが得られるので、この測色値やデー
タと、カラーパッチに基づいた測色値やデータとが用い
られると、測色値やデータが得られていない色領域につ
いても十分な精度で推測が行われて、高精度なカラープ
ロファイルが得られることとなる。
【0064】密着焼き付けが行われる際には、図3に示
す6つのカラーパッチ部320,…,370と一般画像
部380に対応する部分はNDフィルタ(Normal
Density Filter)で覆われて、後述す
るような露光条件を満たすように露光量が調整されてい
る。原版のカラーパッチ部における透過光が測色計で測
色されて得られた測色値は、この露光量の調整分に従っ
て修正される。
【0065】露光量の調整分は、NDフィルタの減衰率
に基づいて算出することもできるが、より正確な値を得
るために、ここでは、上述した共通のグレーパッチ31
4,…,374や、共通の素抜けパッチ315,…,3
75に対応するパッチの濃度が測定される。その濃度と
カラーネガフィルムの露光特性とに基づいて露光量の調
整分が正確に算出される。
【0066】以下、露光量を調整するための露光条件に
ついて説明する。
【0067】図6、図7、図8は、カラーネガフィルム
を露光する光のシアン、マゼンタ、イエローの3原色成
分それぞれに対するカラーネガフィルムの特性曲線を表
すグラフである。
【0068】これらの図の横軸は、カラーネガフィルム
を露光する光の露光濃度を表しており、これらの図の縦
軸は、露光されたカラーネガフィルムに生じる写真濃度
(ネガ濃度)を表している。ここで、露光濃度とは、露
光する光の光量Tに基づいてlog10(1/T)という
式で求められるものであり、物理的には、露光量を調整
するフィルタの濃度に相当する。ここでは、露光濃度
は、上述したフィルムチャート原版のパッチの濃度に対
応するが、露光濃度はパッチの濃度そのものとは異な
り、露光量から逆算された理想的な原版の濃度というこ
とになる。
【0069】カラーネガフィルムの特性として実現可能
な写真濃度(ネガ濃度)の濃度領域は原色毎に異なって
おり、シアンの光に対する濃度領域は0.25から2.
25に至る濃度領域である。また、マゼンタの光に対す
る濃度領域は0.65から2.80に至る濃度領域であ
り、イエローの光に対する濃度領域は0.85から3.
18に至る濃度領域である。
【0070】また、各特性曲線は、曲線が上に凸の肩
と、曲線が下に凸の足と、勾配がほぼ一定の直線部とを
有している。一般に、各原色における濃度領域内の最高
濃度から、濃度領域の幅W1,W2,W3の20%以内
の領域S1,S2,S3は肩に相当する。また、各原色
における濃度領域内の最低濃度から、濃度領域の幅W
1,W2,W3の6%以内の領域T1,T2,T3は足
に相当する。
【0071】図4に示すフィルムチャート400のグレ
ーパッチ部410に設けられている一連の無彩色のパッ
チ411,412は、上述したように極めて広い露光領
域にわたる光で露光されてなるものであり、これら一連
の無彩色のパッチ411,412は、各原色における濃
度領域の全域をカバーしている。
【0072】また、各原色の濃度領域の全域に対応する
ことができる高精度なカラープロファイルを作成するた
めには、フィルムチャートに設けられている多数のカラ
ーパッチの濃度が、各特性曲線における直線部の全域を
カバーするように分布していることが望ましい。このた
め、本実施形態では、上述したようにNDフィルタが用
いられて、カラーパッチの濃度が直線部の全域をカバー
するように露光量が調整されている。その結果、図6、
図7、図8に2つずつ示された菱形のマークM1,…,
M6が表す範囲にカラーパッチの濃度が分布している。
【0073】カラーパッチの濃度分布の上限を表すマー
クM1,M3,M5は、いずれの原色についても、特性
曲線の肩に相当する領域S1,S2,S3内に存在し、
カラーパッチの濃度分布の下限を表すマークM2,M
4,M6は、いずれの原色についても、特性曲線の足に
相当する領域T1,T2,T3内に存在する。従って、
図4に示すフィルムチャート400に設けられている多
数のカラーパッチからなるカラーパッチ群は、各原色の
特性曲線における直線部の全域をカバーしており、この
ようなフィルムチャート400が用いられることにより
高精度なカラープロファイルが作成される。
【0074】以下、図3に示すフィルムチャート原版3
00を作成する手順について説明する。
【0075】図9は、グレーパッチ部の作成手順を表す
図である。
【0076】この図9には、図3に示すグレーパッチ部
310が拡大されて示されている。
【0077】このグレーパッチ部310は、グラビア用
の特殊モノクロフィルム316が露光されて作成され
る。
【0078】まず、22個のグレーパッチ312や共通
のグレーパッチ314等が、5段階に分けたアナログ露
光によって作成される。
【0079】次に、黒パッチの部分に遮光紙317が貼
り付けられ、素抜けパッチが313,315が穿たれ
る。
【0080】図10は、フィルムチャート原版の全体を
作成する手順を表す図である。
【0081】この図10には、図3に示すフィルムチャ
ート原版300が簡略化されて示されている。6つのカ
ラーパッチ部320,…,370は、リバーサルフィル
ム上に周知技術によって焼き付けられたものである。そ
のリバーサルフィルムの所定位置に、上述したグレーパ
ッチ部310が貼り込まれる。
【0082】また、一般画像部380は、ポジフィルム
に一般画像が撮影されたものであり、この一般画像部3
80も、リバーサルフィルムの所定位置に貼り込まれ
る。
【0083】このようにしてフィルムチャート原版30
0が作成され、そのフィルムチャート原版300によっ
て図4に示すフィルムチャート400が作成され、その
フィルムチャート400が用いられてネガスキャナの高
精度なカラープロファイルが容易に作成される。
【0084】なお、上記実施形態では、本発明にいう遮
光材料の一例として遮光紙(黒紙))が用いられている
が、本発明にいう遮光材料は紙に限定されるものではな
く、金属などの他の遮光材料であってもよい。
【0085】また、上記実施形態では、フィルムチャー
ト原版のグレーパッチ部が、モノクロフィルムの露光と
現像によって作成されるが、本発明にいう無彩色パッチ
部は、例えば金属の蒸着によって作成されたものであっ
てもよい。また、本発明にいう無彩色パッチ部は、フィ
ルムが複数段重ねられたものであってもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフィルム
チャートによれば、ネガスキャナの高精度なカラープロ
ファイルを容易に得ることができる。
【0087】また、本発明のフィルムチャート原版によ
れば、そのようなフィルムチャートを作成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルムチャートの一実施形態が用い
られてカラープロファイルが作成されるディジタルプリ
ンタの外観を示す斜視図である。
【図2】画像入力機のスキャナ部の構成を示す模式図で
ある。
【図3】本発明のフィルムチャートの一実施形態を作成
する、本発明のフィルムチャート原版の一実施形態を示
す図である。
【図4】本発明のフィルムチャートの一実施形態を示す
図である。
【図5】フィルムチャートを作成する焼き付け機を示す
図である。
【図6】カラーネガフィルムを露光する光のシアン色成
分に対するカラーネガフィルムの特性曲線を表すグラフ
である。
【図7】カラーネガフィルムを露光する光のマゼンタ色
成分に対するカラーネガフィルムの特性曲線を表すグラ
フである。
【図8】カラーネガフィルムを露光する光のイエロー色
成分に対するカラーネガフィルムの特性曲線を表すグラ
フである。
【図9】グレーパッチ部の作成手順を表す図である。
【図10】フィルムチャート原版の全体を作成する手順
を表す図である。
【符号の説明】
10 ディジタルプリンタ 100 画像入力機 110 スキャナ部 120 画像検定処理部 130 CRT表示部 140 専用キーボード 150 マウス 200 画像出力機 210 レーザプリンタ部 220 プロセッサ部 300 フィルムチャート原版 310 グレーパッチ部 311 黒パッチ 312 グレーパッチ 313 素抜け穴(素抜けパッチ) 314,…,374 共通のグレーパッチ 315,…,375 共通の素抜けパッチ 320,…,370 カラーパッチ部 380 一般画像部 400 フィルムチャート 410 グレーパッチ部 420,…,470 カラーパッチ部 480 一般画像部 500 焼き付け機

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパッチが配設されたフィルムチャ
    ートを、カラーネガフィルムへの密着焼付によって作成
    するフィルムチャート原版であって、 所定の黒色パッチが設けられた黒色パッチ部と、 前記黒色パッチの光学濃度よりも3.5以上小さい光学
    濃度を含む一連の光学濃度それぞれに対応する一連の無
    彩色パッチが配設された無彩色パッチ部とを有すること
    を特徴とするフィルムチャート原版。
  2. 【請求項2】 前記無彩色パッチ部が、前記黒色パッチ
    の光学濃度よりも4.0以上小さい光学濃度を含む一連
    の光学濃度それぞれに対応する一連の無彩色パッチが配
    設されたものであることを特徴とする請求項1記載のフ
    ィルムチャート原版。
  3. 【請求項3】 前記無彩色パッチ部が、前記一連の無彩
    色パッチのうちの最低濃度のパッチとして穴が穿たれた
    ものであることを特徴とする請求項1記載のフィルムチ
    ャート原版。
  4. 【請求項4】 前記黒色パッチ部が、前記黒色パッチと
    して、遮光材料からなるパッチが設けられたものである
    ことを特徴とする請求項1記載のフィルムチャート原
    版。
  5. 【請求項5】 前記無彩色パッチ部が、モノクロフィル
    ムが露光され現像されてなるものであることを特徴とす
    る請求項1記載のフィルムチャート原版。
  6. 【請求項6】 前記無彩色パッチ部が、グラビア用のモ
    ノクロフィルムが露光され現像されてなるものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のフィルムチャート原版。
  7. 【請求項7】 各所定の色を有する複数のカラーパッチ
    と所定の参照パッチとが配設されているカラーパッチ部
    を備え、 前記無彩色パッチ部が、前記カラーパッチ部の参照パッ
    チと同じ分光透過率を有する参照パッチが配設されたも
    のであることを特徴とする請求項1記載のフィルムチャ
    ート原版。
  8. 【請求項8】 カラーネガフィルムが露光され現像され
    てなるフィルムチャートであって、 光量が0であることも許容された無彩色光で露光された
    基準露光パッチと、 前記基準露光パッチにおける露光量よりも対数レンジで
    3.5以上大きい露光量を含む一連の露光量それぞれの
    無彩色光で露光されてなる一連の無彩色露光パッチとを
    有することを特徴とするフィルムチャート。
  9. 【請求項9】 前記一連の無彩色露光パッチが、前記基
    準露光パッチにおける露光量よりも対数レンジで4.0
    以上大きい露光量を含む一連の露光量それぞれの無彩色
    光で露光されてなるものであることを特徴とする請求項
    8記載のフィルムチャート。
  10. 【請求項10】 前記カラーネガフィルムにおける3原
    色それぞれについて、そのカラーネガフィルムの特性と
    して実現可能な濃度領域における最高の写真濃度から該
    濃度領域の幅の20%以内に存在する写真濃度を有する
    カラーパッチと、該濃度領域における最低の写真濃度か
    ら該濃度領域の幅の6%以内に存在する写真濃度を有す
    るカラーパッチとを含んだカラーパッチ群を有すること
    を特徴とする請求項8記載のフィルムチャート。
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