JP2003066254A - アレイ導波路回折格子型光合分波器およびその製造方法 - Google Patents
アレイ導波路回折格子型光合分波器およびその製造方法Info
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- G02B6/1203—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind forming wavelength selective elements, e.g. multiplexer, demultiplexer comprising arrayed waveguide grating [AWG] devices, i.e. with a phased array of waveguides characterised by means for reducing the temperature dependence using mounting means, e.g. by using a combination of materials having different thermal expansion coefficients
Abstract
できるアレイ導波路回折格子型光合分波器を提供する。 【解決手段】 光入力導波路2と、第1のスラブ導波路
3と、複数のチャンネル導波路4aを並設してなるアレ
イ導波路4と、第2のスラブ導波路5と、複数の光出力
導波路6とを順に接続してなる導波路形成領域10を基
板1上に形成する。第1のスラブ導波路3を通る光の経
路と交わる交差分離面8で第1のスラブ導波路3を分離
する。分離スラブ導波路3a側の導波路形成領域10a
を分離スラブ導波路3b側の導波路形成領域10bに対
して矢印C,C’方向にスライド移動させるスライド移
動部材17を、設定温度における光透過中心波長の設定
波長からのずれ量をほぼ補償する分だけ前記設定温度か
らずらした温度で、導波路形成領域10aと導波路形成
領域10bを跨る態様で固定する。
Description
通信において光合分波器として用いられるアレイ導波路
回折格子型光合分波器およびその製造方法に関するもの
である。
飛躍的に増加させる方法として、光波長多重通信の研究
開発が盛んに行なわれ、実用化が進みつつある。光波長
多重通信は、例えば互いに異なる波長を有する複数の光
を多重して伝送させるものであり、このような光波長多
重通信のシステムにおいては、伝送される多重光から、
光受信側で波長ごとの光を取り出すために、予め定めら
れた波長の光のみを透過する光透過デバイス等を、シス
テム内に設けることが不可欠である。
すようなアレイ導波路回折格子(AWG;Arraye
d Waveguide Grating)がある。こ
のアレイ導波路回折格子は、通常、同図に示すような平
板光導波路回路(PLC;Planar Lightw
ave Circuit)チップとして形成されるもの
であり、以下、このようなチップ構成をアレイ導波路回
折格子チップと呼ぶ。
リコンなどの基板1上に石英系ガラスの導波路形成領域
10を形成することにより得られる。アレイ導波路回折
格子の導波路構成は、1本以上の光入力導波路2と、該
光入力導波路2の出射側に接続された第1のスラブ導波
路3と、該第1のスラブ導波路3の出射側に接続された
アレイ導波路4と、該アレイ導波路4の出射側に接続さ
れた第2のスラブ導波路5と、該第2のスラブ導波路5
の出射側に複数並設接続された光出力導波路6とを有し
ている。
路3から導出された光を伝搬するものであり、複数のチ
ャンネル導波路4aを並設して形成されており、隣り合
うチャンネル導波路4aの長さは互いに設定量(ΔL)
異なっている。
波路回折格子によって分波あるいは合波される互いに異
なる波長の信号光の数に対応させて設けられるものであ
り、アレイ導波路4を構成するチャンネル導波路4a
は、通常、例えば100本といったように多数設けられ
るが、同図においては、図の簡略化のために、これらの
チャンネル導波路4a、光出力導波路6および光入力導
波路2の各々の本数を簡略的に示してある。
ァイバ(図示せず)が接続されて、波長多重光が導入さ
れるようになっており、光入力導波路2を通って第1の
スラブ導波路3に導入された光は、その回折効果によっ
て広がってアレイ導波路4に入射し、アレイ導波路4を
伝搬する。
のスラブ導波路5に達し、さらに、光出力導波路6に集
光されて出力されるが、アレイ導波路4の全てのチャン
ネル導波路4aの長さが互いに異なることから、アレイ
導波路4を伝搬した後に個々の光の位相にずれが生じ、
このずれ量に応じて集束光の波面が傾き、この傾き角度
により集光する位置が決まる。
互いに異なることになり、その位置に光出力導波路6を
形成することによって、波長の異なった光を各波長ごと
に異なる光出力導波路6から出力できる。
力導波路2から入力される互いに異なる複数の波長をも
った多重光から1つ以上の波長の光を分波して各光出力
導波路6から出力する光分波機能を有しており、分波さ
れる光の中心波長は、アレイ導波路4の隣り合うチャン
ネル導波路4aの長さの差(ΔL)及びチャンネル導波
路4aの実効屈折率(等価屈折率)ncに比例する。
性を有するために、アレイ導波路回折格子を波長多重伝
送に適用する光分波用の光透過デバイスとして用いるこ
とができる。例えば図12に示すように、1本の光入力
導波路2から波長λ1,λ2,λ3,・・・λn(nは
2以上の整数)の波長多重光を入力させると、これらの
各波長の光は、第1のスラブ導波路3で広げられ、アレ
イ導波路4に到達し、第2のスラブ導波路5を通って、
前記の如く、波長によって異なる位置に集光され、互い
に異なる光出力導波路6に入射し、それぞれの光出力導
波路6を通って、光出力導波路6の出射端から出力され
る。
力用の光ファイバ(図示せず)を接続することにより、
この光ファイバを介して、前記各波長の光が取り出され
る。なお、各光出力導波路6や前述の光入力導波路2に
光ファイバを接続するときには、例えば光ファイバの接
続端面を1次元アレイ状に配列固定した光ファイバアレ
イを用意し、この光ファイバアレイを光出力導波路6や
光入力導波路2の接続端面側に固定して光ファイバと光
出力導波路6及び光入力導波路2を接続する。
出力導波路6から出力される光の光透過特性(アレイ導
波路回折格子の透過光強度の波長特性)は、各光透過中
心波長(例えばλ1,λ2,λ3,・・・λn)を中心
とし、それぞれの対応する光透過中心波長から波長がず
れるにしたがって光透過率が小さくなる光透過特性を示
す。
路4の等価屈折率ncと、隣り合うチャンネル導波路4
aの長さの差ΔLと、回折次数mとにより決定され、次
式(1)により示されるものである。したがって、1つ
の光出力導波路6について、前記光透過特性を示す波長
は1つとは限らず、設定される回折次数によって複数の
中心波長が存在しうる。この光透過中心波長λ0を中心
に、ある波長間隔Δλ(nm)の複数の光信号を分波す
ることができるため、以下の議論ではλ0のみを考慮す
ればよい。
相反性(可逆性)の原理を利用しているため、光分波器
としての機能と共に、光合波器としての機能も有してい
る。すなわち、図12とは逆に、各光出力導波路6から
互いに波長が異なる複数の光を入射させると、これらの
光は、上記と逆の伝搬経路を通り、アレイ導波路4と第
1のスラブ導波路3とによって合波され、1本の光入力
導波路2から出射される。
は、前記の如く、回折格子の波長分解能が回折格子を構
成するアレイ導波路4の各チャンネル導波路4aの長さ
の差(ΔL)に比例するために、ΔLを大きく設計する
ことにより、従来の回折格子では実現できなかった波長
間隔の狭い波長多重光の光合分波が可能となり、高密度
の光波長多重通信の実現に必要とされている、複数の信
号光の光合分波機能、すなわち、波長間隔が1nm以下
の複数の光信号を分波または合波する機能を果たすこと
ができる。
ップを作製するときには、例えば、まず、火炎加水分解
堆積法を用いて、シリコン基板上に下部クラッド膜、コ
ア膜を順に形成し、フォトリソグラフィーと反応性イオ
ンエッチング法を用い、コア膜にアレイ導波路回折格子
パターンを転写する。その後、再度、火炎加水分解堆積
法を用いて上部クラッド膜を形成する。
導波路回折格子チップは、予め定めた設定温度での光透
過中心波長が設定波長となるように設計され、製造され
るが、アレイ導波路回折格子チップの作製プロセスにお
いて、コアの屈折率、幅等がばらつくため、光透過中心
波長がばらついて歩留まりが悪化するといった問題があ
った。
GHzの波長間隔(波長換算で約0.8nm)で光合分
波するアレイ導波路回折格子チップについて考えると、
波長多重伝送システム側からは、例えば設定波長におけ
る波長精度が、設計波長±0.05nm以内となるよう
に要求されているが、この要求を満足できるアレイ導波
路回折格子チップの作製歩留まりを向上させることは難
しかった。
ために、この石英系ガラス材料の温度依存性に起因して
アレイ導波路回折格子の前記光透過中心波長が温度に依
存してシフトする。この温度依存性は、例えば従来の一
般的な設計値を用いて構成したアレイ導波路回折格子に
おいて、アレイ導波路回折格子の温度変化が50℃以上
になったときに前記光透過中心波長のシフト量が0.5
nm以上になってしまうほど大きいものであり、この値
は、1nm以下の非常に狭い間隔で波長を分波または合
波するアレイ導波路回折格子にとって致命的な値であ
る。
を抑制することができるアレイ導波路回折格子型光合分
波器が提案されたが、本発明者は、上記アレイ導波路回
折格子チップの作製プロセスに伴う、コアの屈折率、幅
等の誤差による光透過中心波長ずれの問題を解消しない
限り、せっかく光透過中心波長の温度依存性を抑制して
も、波長多重用として好適なアレイ導波路回折格子の実
現が難しいと考えた。
たものであり、その目的は、たとえアレイ導波路回折格
子型光合分波器の作製プロセスによってコアの屈折率、
幅等の誤差が生じたとしても、光透過中心波長を温度に
依らずほぼ設定波長にすることができるアレイ導波路回
折格子型光合分波器およびその製造方法を提供すること
にある。
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、第1の発明のアレイ導
波路回折格子型光合分波器の製造方法は、1本以上の光
入力導波路と、該光入力導波路の出射側に接続された第
1のスラブ導波路と、該第1のスラブ導波路の出射側に
接続され、互いに設定量異なる長さの複数並設されたチ
ャネル導波路から成るアレイ導波路と、該アレイ導波路
の出射側に接続された第2のスラブ導波路と、該第2の
スラブ導波路の出射側に複数並設接続された光出力導波
路とを備えた導波路形成領域を有するアレイ導波路回折
格子を用意し、前記第1のスラブ導波路と第2のスラブ
導波路の少なくとも一方をスラブ導波路を通る光の経路
と交わる交差面で分離してその分離面によって前記導波
路形成領域を一方側の分離スラブ導波路を含む第1の導
波路形成領域と他方側の分離スラブ導波路を含む第2の
導波路形成領域に分離する工程と、前記第1と第2の導
波路形成領域の少なくとも一方側を前記分離面に沿って
移動させるスライド移動部材を用意して、設定温度にお
ける光透過中心波長の設定波長からのずれ量をほぼ補償
する分だけ前記設定温度からずらした温度で、前記スラ
イド移動部材を前記第1と第2の導波路形成領域に跨る
態様で固定する工程とを有する構成をもって課題を解決
する手段としている。
型光合分波器の製造方法は、1本以上の光入力導波路
と、該光入力導波路の出射側に接続された第1のスラブ
導波路と、該第1のスラブ導波路の出射側に接続され、
互いに設定量異なる長さの複数並設されたチャネル導波
路から成るアレイ導波路と、該アレイ導波路の出射側に
接続された第2のスラブ導波路と、該第2のスラブ導波
路の出射側に複数並設接続された光出力導波路とを備え
た導波路形成領域を有するアレイ導波路回折格子をベー
ス上に設け、前記アレイ導波路回折格子の前記第1のス
ラブ導波路と第2のスラブ導波路の少なくとも一方をス
ラブ導波路を通る光の経路と交わる交差面で分離してそ
の分離面によって前記導波路形成領域を一方側の分離ス
ラブ導波路を含む第1の導波路形成領域と他方側の分離
スラブ導波路を含む第2の導波路形成領域に分離する工
程と、前記第1と第2の導波路形成領域の少なくとも一
方側を前記分離面に沿って移動させる機能を備えたスラ
イド移動部材を用意して、前記アレイ導波路回折格子の
設定温度における光透過中心波長の設定波長からのずれ
量をほぼ補償する分だけ前記設定温度からずらした温度
で、前記スライド移動部材を前記第1と第2の導波路形
成領域の少なくとも一方と前記ベースとにそれぞれ跨る
態様で固定する工程を有する構成をもって課題を解決す
る手段としている。
子型光合分波器は、上記第1または第2の発明の製造方
法により製造されている構成をもって課題を解決する手
段としている。
器の製造方法は、第1と第2の少なくとも一方のスラブ
導波路を、スラブ導波路を通る光の経路と交わる交差面
によって分離し、一方側の分離スラブ導波路を含む第1
の導波路形成領域と、他方側の分離スラブ導波路を含む
第2の導波路形成領域に分離する工程と、前記第1と第
2の導波路形成領域の少なくとも一方側をその分離面に
沿って移動させる機能を備えたスライド移動部材を固定
する工程を有するものである。
発明においては、第1と第2の導波路形成領域に跨る態
様で行なわれ、第2の発明においては、第1と第2の導
波路形成領域の少なくとも一方と前記ベースとにそれぞ
れ跨る態様で行なわれる。
固定は、アレイ導波路回折格子の設定温度における光透
過中心波長の設定波長からのずれ量を補償する分だけ前
記設定温度からずらした温度で行なわれるので、設定温
度において光透過中心波長を設定波長にすることができ
る。
材の長さ等を自在に設定し、このスライド移動部材によ
って、例えば温度に依存して第1の導波路形成領域と第
2の導波路形成領域の相対位置を変化させることによ
り、光透過中心波長の温度依存性を抑制することが可能
である。
子型光合分波器は、温度によらず、光透過中心波長が設
定波長と一致するアレイ導波路回折格子型光合分波器と
なる。また、本発明のアレイ導波路回折格子型光合分波
器は、構成が簡単なので、製造が容易で、製造歩留まり
の向上およびコスト低減が可能な小型のアレイ導波路回
折格子型光合分波器の実現が可能となる。
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。図1には、本発明に係るアレイ導波
路回折格子型光合分波器の第1実施形態例の概略図が示
されている。なお、同図の(a)には本実施形態例の光
合分波器の平面図が、同図の(b)には、同図の(a)
の紙面に向かって右側から見た側面図がそれぞれ示され
ている。
は、図12に示した構成のアレイ導波路回折格子の第1
のスラブ導波路3を、第1のスラブ導波路3を通る光の
経路と交わる交差分離面8によって分離している。交差
分離面8は導波路形成領域10の一端側(図の上端側)
から導波路形成領域の途中部にかけて設けられており、
この交差分離面8に連通させて、第1のスラブ導波路3
と交差しない非交差分離面18が形成されている。非交
差分離面18は交差分離面8と直交して設けられてい
る。なお、非交差分離面18は交差分離面8と直交しな
くてもよく、同図は直交している態様を記載している。
と非交差分離面18とによって、導波路形成領域10
を、一方側の分離スラブ導波路3aを含む第1の導波路
形成領域10aと、他方側の分離スラブ導波路3bを含
む第2の導波路形成領域10bとに分離している。
導波路形成領域10bとに跨る態様で、導波路形成領域
10よりも熱膨張係数が大きいスライド移動部材17が
設けられている。本実施形態例は、このスライド移動部
材17により、温度に依存して、第1の導波路形成領域
10aを第2の導波路形成領域10bに対して、交差分
離面8に沿ってスライド移動させる構成と成している。
材17を導波路形成領域10a,10bの表面上に、導
波路形成領域10aと導波路形成領域10bに跨る態様
で設けることにより、前記導波路形成領域10aのスラ
イド移動時に、導波路形成領域10aが前記ベース9に
対して上方側(XY平面に垂直なZ軸方向)に変位する
ことを抑制している。
数が1.65×10−5(1/K)の銅板により形成さ
れている。スライド移動部材17の下側には、破線の斜
線で示す固定用部位29に、スライド移動部材17を嵌
合する嵌合溝30が設けられている。スライド移動部材
17には嵌合溝30に嵌合する脚部が形成され、この脚
部が嵌合溝30に嵌合され、接着剤により固定されてい
る。
第2の導波路形成領域10bは分離されたため間隔を介
して配置されており、例えば、同図に示すA部の間隔
(非交差分離面18同士の間隔)は100μm程度であ
り、同図に示すB部の間隔(交差分離面8同士の間隔)
は25μm程度である。
が基板1の下側に設けられており、このベース9の周囲
からそれぞれ外側に張り出した取り付け部に穴部15が
形成されている。この穴部15に嵌合される止め具(ね
じなど)により、導波路形成領域10および基板1を有
するチップが、図示されていない収容パッケージ(アレ
イ導波路回折格子チップの保護パッケージ)に固定され
る構成と成している。また、第2の導波路形成領域10
bは、把持部材としてのクリップ19aにより、2ヶ所
の位置でベース9に把持固定されている。
形成領域10aと第2の導波路形成領域10bの境界領
域の一部(図1の上部側)に、第1と第2の導波路形成
領域10a,10bが基板1の面に垂直な方向に位置ず
れすることを抑制する位置ずれ抑制部材としてのシリコ
ン板35が設けられている。このシリコン板35は平坦
な面を有する板状部材により形成されており、シリコン
板35は前記平坦な面を基板1の裏面側に当接させて設
けられ、クリップ19bにより把持されている。なお、
クリップ19bやシリコン板35は省略してもよい。
による把持は、前記第1の導波路形成領域10aの交差
分離面8に沿ったスライド移動を妨げるものではなく、
第1の導波路形成領域10aは、スライド移動部材17
によって、第2の導波路形成領域10bに対して交差分
離面8に沿ってスライド移動可能なようにクリップ19
bにより把持されている。
Jの長さは20mm、Eの長さは60mm、Qの長さは
5mm、Fの厚みは1mmである。
格子型光合分波器は、100GHzの波長間隔で16波
の光合波および光分波ができるアレイ導波路回折格子型
光合分波器である。
域10の上部クラッドにドープするB2O3とP2O5
の量を従来のアレイ導波路回折格子におけるドープ量に
比べて大きくしている。光導波回路チップ25は前記規
格化組成を33とし、それにより、導波路形成領域10
(上部クラッドとコアと下部クラッド)に発生する複屈
折の値Bを、|B|≦5.34×10−5としている。
板を設けなくても偏波依存性損失を抑制できる、いわゆ
る偏波無依存型のアレイ導波路回折格子型光合分波器と
成している。
離面8同士の間隔には、導波路形成領域10と屈折率整
合性を有するマッチングオイルを設けており、さらに、
本実施形態例では、アレイ導波路回折格子を収容する収
容パッケージには、マッチングオイルを充填している。
なお、収容パッケージ内にマッチングオイルを充填しな
い場合は、前記交差分離面8同士の間隔に粘度の高いマ
ッチンググリスを設けるとよい。
り、以下、本実施形態例の作製方法について、その具体
例を述べる。まず、図2の(a)に示すような、従来の
アレイ導波路回折格子と同様の構成のアレイ導波路回折
格子チップを1つ以上用意する。そして、それぞれのア
レイ導波路回折格子チップについて、設定温度(例えば
35℃)における光透過中心波長を測定し、設定波長か
らのずれ量を記録しておく。
レイ導波路回折格子チップについて行なう。まず、同図
の(b)に示すように、フォトリソグラフィとドライエ
ッチングで嵌合溝30を加工する。嵌合溝30の深さは
例えば約40μmとする。また、嵌合溝30の形成位置
は、アレイ導波路回折格子チップの温度依存性を補償で
きる位置とした。
格子において、分離スラブ導波路3aが図1の矢印C方
向に移動するとき、その移動量を+dxとすると、+d
xに対して光透過中心波長はdλだけ短波長側にリニア
に変化するので、実験的に求めたアレイ導波路回折格子
チップそのものの光透過中心波長の温度依存性0.01
1nm/℃をキャンセルできる熱膨張量になるように、
図1に示す長さJ(嵌合溝30の間隔)を設計した。
め、その、計算値Jcに基づき、実際のJ(図1に示す
J)の長さを上記計算値Jc(この場合は、17mm)
としてアレイ導波路回折格子型光合分波器を製造した場
合と、計算値Jc+5mm(22mm)としてアレイ導
波路回折格子型光合分波器を製造した場合と、計算値J
c−5mm(12mm)としてアレイ導波路回折格子型
光合分波器を製造した場合とで、光透過中心波長の温度
依存性が5℃〜75℃の温度範囲内でどのような特性に
なるかをそれぞれ実験により求めた。
と光透過中心波長の温度依存性との関係データから、光
透過中心波長の温度依存係数をほぼ0とするためには、
Jの長さを20mmとすればよいことが分かったので、
Jの長さが20mmとなるように、スライド移動部材1
7の長さおよび、嵌合溝30の形成部の配設位置を決定
し、アレイ導波路回折格子を製造した。
形成領域10を第1の導波路形成領域10aと第2の導
波路形成領域10bに分離するための、前記交差分離面
8を含む分離面(本実施形態例では交差分離面8と非交
差分離面18)形成用の分離線80を予め定める。
イ導波路回折格子チップを切断する工程と、同図の
(b)に示すように、アレイ導波路回折格子チップの裏
面側に、前記分離線80に沿って溝38を形成する工程
とを行なう。
回折格子チップをダイシングソー(ダイサー)等により
切断して形成し、その幅は例えば約100μmとする。
また、アレイ導波路回折格子チップの交差分離面8の裏
面側への分離線80に沿った溝38は、幅が約300μ
m、深さが約0.7mmの溝とする。
イ導波路回折格子チップの裏面側を仮固定部32で平坦
な平板状ガラスの仮固定板49に仮固定する。なお、仮
固定部32には、例えば接着剤としてセメダインハイス
ーパー5(商品名)を適用し、後で剥離できるように、
○状に数箇所に接着剤を設けて、アレイ導波路回折格子
チップと仮固定板49を仮固定する。
板49への仮固定の後、図4の(b)、(c)に示すよ
うに、前記交差分離面8の分離線80に沿ってアレイ導
波路回折格子の表面側に幅約20μmの溝37を形成
し、同図の(c)に示すように、アレイ導波路回折格子
の裏面側から形成したした溝38と合わせて交差分離面
8とする。
に、銅板のスライド移動部材17の脚部を嵌合溝30に
嵌合し、エポキシ系熱硬化性接着剤等の接着剤を用いて
スライド移動部材17を導波路形成領域10の嵌合溝3
0に溝固定する。
回折格子の設定温度における光透過中心波長の設定波長
からのずれ量をほぼ補償する分だけ前記設定温度からず
らした温度で、前記スライド移動部材17を前記第1と
第2の導波路形成領域10a,10bに跨る態様で固定
する。
し、設定温度(ここでは35℃)における設計光透過中
心波長をλdとし、導波路形成領域10を第1と第2の
導波路形成領域10a,10bに分離する前に設定温度
において測定した光透過中心波長(測定光透過中心波
長)をλmとすると、(λd−λm)=0.011×Δ
tとなる温度が、アレイ導波路回折格子の設定温度にお
ける光透過中心波長の設定波長からのずれ量を補償する
分の温度となる。この温度だけ、設定温度からずらした
温度でスライド移動部材17をアレイ導波路回折格子に
固定すれば、光透過中心波長を設定波長にすることがで
きる。
格子チップの光透過中心波長を測定し、光透過中心波長
の温度依存性0.011nm/℃を使って35℃に換算
したものを、測定光透過中心波長λmとした。
が設定波長から0.05nm以上短波長側にずれたアレ
イ導波路回折格子チップは、設定温度よりも高い温度
(ここでは45℃)で接着剤の硬化を行ない、スライド
移動部材17を嵌合溝30に固定し、前記設定温度にお
ける光透過中心波長が設定波長から0.05nm以上長
波長側にずれたアレイ導波路回折格子チップは、設定温
度よりも低い温度(ここでは25℃)で接着剤の硬化を
行ない、スライド移動部材17を嵌合溝30に固定し
た。
定したアレイ導波路回折格子チップをアセトン中に入れ
て、図5の(c)に示すように、仮固定板49から剥離
し、前記交差分離面8及び非交差分離面18によって第
1の導波路形成領域10aと第2の導波路形成領域10
bに分離する。
光ファイバアレイ21,22などに設けた光ファイバ2
3,24とアレイ導波路回折格子の光入力導波路2およ
び光出力導波路6をそれぞれ調心し、ボンディングす
る。
域10bおよびその下の基板1をクリップ19aによっ
てベース9に固定し、第1の導波路形成領域10aと第
2の導波路形成領域10bの境界領域の裏面側(基板1
の裏面)にシリコン板35を当接配置してクリップ19
bによりスライド移動可能なように設置する。なお、シ
リコン板35は導波路形成領域10の裏面側に設けても
導波路形成領域10の表面側に設けてもよい。
容パッケージ(図示せず)に収容し、ベース9の穴部1
5を利用してアレイ導波路回折格子を上記収容パッケー
ジに固定する。その後、収容パッケージ16にマッチン
グオイルを充填し、収容パッケージ内を密封する。
波路形成領域10を第1と第2の導波路形成領域10
a,10bに分離し、第1の導波路形成領域10a側を
その分離面に沿って移動させる機能を備えたスライド移
動部材17を、アレイ導波路回折格子の設定温度におけ
る光透過中心波長の設定波長からのずれ量を補償する分
だけ前記設定温度からずらした温度で固定するので、設
定温度において光透過中心波長を設定波長にすることが
できる。
導波路回折格子型光合分波器を10個作製し、それぞれ
のアレイ導波路回折格子型光合分波器における光透過中
心波長の設定波長からのずれを求めた結果が示されてい
る。
においては、スライド移動部材17の固定温度を設定温
度における光透過中心波長の設定波長からのずれ量をほ
ぼ補償する分だけ前記設定温度からずらした温度とする
ことにより、アレイ導波路回折格子の作製誤差等に伴う
光透過中心波長ずれを設定温度において補償することが
でき、光透過中心波長の設定波長からのずれが小さいア
レイ導波路回折格子型光合分波器となった。
ら図4に示した工程の後、前記スライド移動部材17
を、前記第1と第2の導波路形成領域10a,10bに
跨る態様にて、設定温度で固定したアレイ導波路回折格
子型光合分波器を10個作製した。つまり、これらの比
較例のアレイ導波路回折格子型光合分波器は、スライド
移動部材17の固定温度を、アレイ導波路回折格子毎に
ずらすことなく全て同じ設定温度で固定して形成したア
レイ導波路回折格子型光合分波器である。
アレイ導波路回折格子型光合分波器において、光透過中
心波長の設定波長からのずれを求めた結果が示されてい
る。この図から明らかなように、比較例においては、設
定温度おける測定光透過中心波長が設定波長とほぼ一致
していないアレイ導波路回折格子型光合分波器が多かっ
た。それに対し、図6の(a)に示したように、本実施
形態例は、設定温度において光透過中心波長が設定波長
とほぼ一致し、歩留まりの向上を図ることができた。
動部材17によって、第1の導波路形成領域10aを交
差分離面8に沿って移動することにより、アレイ導波路
回折格子の各光透過中心波長の温度依存性を補償するこ
とができる。しかも、本実施形態例は、装置構成が簡単
であり、装置の低コスト化および製造歩留まりの向上を
図ることができる。
法を適用し、導波路形成領域10を第1の導波路形成領
域10aと第2の導波路形成領域10bに分離する分離
線80を予め定め、スライド移動部材17を第1と第2
の導波路形成領域10a,10bに跨る態様で固定した
後、前記分離線80に沿って分離することにより導波路
形成領域10を第1の導波路形成領域10aと第2の導
波路形成領域10bとに、仮固定板49から剥離するこ
とにより分離するので、第1と第2の導波路形成領域1
0a,10bのY方向の相対位置が分離前後で変わるこ
とがない。
イ導波路回折格子チップの分離前と同様の光透過特性を
維持することでき、挿入損失を小さくすることができ
る。
形成領域10bおよびその下の基板1をクリップ19
a,19bで把持しているために、第2の導波路形成領
域10b側がベース9の熱膨張の影響を受け難く、導波
路形成領域10a側を導波路形成領域10b側に対して
より一層正確にスライド移動させて、上記アレイ導波路
回折格子の各光透過中心波長の温度依存性を解消するこ
とができる。
同士の間隔にマッチングオイルを設け、アレイ導波路回
折格子を、マッチングオイルが充填された収容パッケー
ジ16内に収容しているために、前記の如く、高温多湿
の条件下でも損失の増加を抑制できる優れた光合分波器
とすることができるし、例えば耐湿特性が弱いアレイ導
波路回折格子に対しても吸湿によるアレイ導波路回折格
子のクラック発生も確実に防止できる。
格子型光合分波器の第2実施形態例の要部構成が示され
ている。本第2実施形態例は上記第1実施形態例とほぼ
同様に構成されており、本第2実施形態例が上記第1実
施形態例と異なる特徴的なことは、非交差分離面18を
形成せずに交差分離面8によって導波路形成領域を第1
の導波路形成領域10aと第2の導波路形成領域10b
とに分離していることと、スライド移動部材17を第1
と第2の導波路形成領域10a,10bの境界領域の表
面側に設けたことである。
形態例においても、ベース9が設けられ、第2の導波路
形成領域10b側はクリップ19aによってベースに固
定されている。
型光合分波器を製造するときには、図8の(a)に示す
ように、前記分離線80の設定と嵌合溝30の形成を行
なう。その後、同図の(b)に示すように導波路形成領
域10に幅約20μm、深さ約0.2mmの溝37を形
成し、同図の(c)に示すように嵌合溝30にスライド
移動部材17の脚部を嵌合し、固定する。
定温度における光透過中心波長の設定波長からのずれ量
をほぼ補償する分だけ前記設定温度からずらした温度
で、スライド移動部材17を第1と第2の導波路形成領
域10a,10bに跨る態様で固定する。その後、アレ
イ導波路回折格子チップの裏面側から約300μmの幅
の溝38を形成して交差分離面8を形成した。
同様の効果を奏することができる。
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、
上記各実施形態例では、スライド移動部材17として銅
板を用いたが、スライド移動部材17は必ずしも銅によ
り形成するとは限らず、銅以外の金属部材により形成し
てもよいし、導波路形成領域10よりも熱膨張係数が大
きい、金属以外の部材により形成してもよい。
領域10の表面側にスライド移動部材17を設けたが、
基板1の裏面側にスライド移動部材17を設けてもよ
い。
領域10の上部クラッドにドープするB2O3とP2O
5の量を従来のアレイ導波路回折格子におけるドープ量
に比べて大きくし、半波長板を設けなくても偏波依存性
損失を抑制できる構成としたが、B2O3やP2O5の
量を従来のアレイ導波路回折格子におけるドープ量と同
等とし、図9に示すように、アレイ導波路4を横切る半
波長板39を設けてもよい。この場合、一般的には、半
波長板39を挿入する溝を、アレイ導波路4を横切る態
様で形成し、その溝に半波長板39を挿入する。
ラブ導波路3を分離したが、アレイ導波路回折格子は光
回路の相反性を利用して形成されているものであり、第
2のスラブ導波路5側を分離して、分離された分離スラ
ブ導波路の少なくとも一方側を、スライド移動部材17
によって前記交差分離面8に沿って前記各光透過中心波
長の温度依存変動を低減する方向にスライド移動させて
も、上記各実施形態例と同様の効果が得られ、前記各光
透過中心波長の温度依存変動を解消することができる。
ラブ導波路5の交差分離面8は上記実施形態例のように
X軸とほぼ平行な面とするとは限らず、X軸に対して斜
めの面としてもよく、分離するスラブ導波路を通る光の
経路と交わる分離面で分離すればよい。
波路回折格子の導波路構成において、光入力導波路2は
複数本設けられていたが、光入力導波路2は1本設けて
もよい。
成領域10b側をクリップ19aによってベース9に把
持固定したが、クリップ19a以外の把持部材で導波路
形成領域10bをベース9に固定してもよいし、導波路
形成領域10aの周囲部をベース9に把持固定し、導波
路形成領域10b側を交差分離面8に沿って移動する構
成としてもよい。
移動部材17を第1の導波路形成領域10aと第2の導
波路形成領域10bに跨る態様で設けたが、例えば図1
0の(a)、(b)に示すように、スライド移動部材1
7を第1と第2の導波路形成領域10a,10bの少な
くとも一方(同図では第1の導波路形成領域10a)と
ベース9とに跨る態様で設けてもよい。
9上に設け、スライド移動部材17アレイ導波路回折格
子の設定温度における光透過中心波長の設定波長からの
ずれ量をほぼ補償する分だけ前記設定温度からずらした
温度で、前記スライド移動部材17を前記第1の導波路
形成領域10aの少なくとも一方と前記ベース9とにそ
れぞれ跨る態様で固定することにより、上記各実施形態
例と同様に、光透過中心波長を設定波長にすることがで
きる。
導波路回折格子の製造方法例が示されており、図11に
示すような方法を適用すると、上記実施形態例と同様
に、アレイ導波路回折格子の挿入損失を抑制できる。
アレイ導波路回折格子のチップを例えばU字形状の石英
板等のベース9上に設け、前記分離線80を予め定めて
おき、第2の導波路形成領域10b側のみベース9に熱
硬化性接着剤等により固定する。その後、同図の
(b)、(c)に示すように、スライド移動部材17を
第1の導波路形成領域10aとベース9とに跨る態様で
固定した後、前記分離線80に沿って分離して導波路形
成領域10を第1の導波路形成領域10aと第2の導波
路形成領域10bとに分離するようにするとよい。
面8、非交差分離面18等の分離面を切断により形成し
たが、これらの分離面は例えば劈開等の他の方法によっ
て形成した分離面としてもよい。
も一方のスラブ導波路の分離に伴って第1と第2の導波
路形成領域を形成し、その少なくとも一方側を前記分離
面に沿って移動させるスライド移動部材を、設定温度に
おける光透過中心波長の設定波長からのずれ量をほぼ補
償する分だけ前記設定温度からずらした温度で固定する
ことにより、設定温度における光透過中心波長を設定波
長にすることができる。
自在に設定し、例えば温度に依存して第1の導波路形成
領域と第2の導波路形成領域の相対位置を変化させるこ
とにより、光透過中心波長の温度依存性を抑制すること
ができるので、本発明のアレイ導波路回折格子型光合分
波器は、温度によらず、光透過中心波長が設定波長と一
致するアレイ導波路回折格子型光合分波器を実現でき
る。
器の第1実施形態例の要部構成を平面図(a)と側面図
(b)により示す構成図である。
分波器の製造工程の一部を平面図により示す説明図であ
る。
分波器の図2に続く製造工程を示す説明図である。
分波器の図3に続く製造工程を示す説明図である。
分波器の図4に続く製造工程を示す説明図である。
分波器の光透過中心波長ずれ量測定結果を示すグラフ
(a)と、その比較例における測定結果を示すグラフ
(b)である。
器の第2実施形態例の要部構成を平面図により示す構成
図である。
光合分波器の製造工程の一部を示す説明図である。
器の他の実施形態例の要部構成を平面図により示す構成
図である。
波器の他の実施形態例の要部構成を側面図(a)と平面
図(b)により示す構成図である。
折格子型光合分波器における製造工程の一部を平面図
(a)、(c)と側面図(b)により示す説明図であ
る。
示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 1本以上の光入力導波路と、該光入力導
波路の出射側に接続された第1のスラブ導波路と、該第
1のスラブ導波路の出射側に接続され、互いに設定量異
なる長さの複数並設されたチャネル導波路から成るアレ
イ導波路と、該アレイ導波路の出射側に接続された第2
のスラブ導波路と、該第2のスラブ導波路の出射側に複
数並設接続された光出力導波路とを備えた導波路形成領
域を有するアレイ導波路回折格子を用意し、前記第1の
スラブ導波路と第2のスラブ導波路の少なくとも一方を
スラブ導波路を通る光の経路と交わる交差面で分離して
その分離面によって前記導波路形成領域を一方側の分離
スラブ導波路を含む第1の導波路形成領域と他方側の分
離スラブ導波路を含む第2の導波路形成領域に分離する
工程と、前記第1と第2の導波路形成領域の少なくとも
一方側を前記分離面に沿って移動させるスライド移動部
材を用意して、設定温度における光透過中心波長の設定
波長からのずれ量をほぼ補償する分だけ前記設定温度か
らずらした温度で、前記スライド移動部材を前記第1と
第2の導波路形成領域に跨る態様で固定する工程とを有
することを特徴とするアレイ導波路回折格子型光合分波
器の製造方法。 - 【請求項2】 1本以上の光入力導波路と、該光入力導
波路の出射側に接続された第1のスラブ導波路と、該第
1のスラブ導波路の出射側に接続され、互いに設定量異
なる長さの複数並設されたチャネル導波路から成るアレ
イ導波路と、該アレイ導波路の出射側に接続された第2
のスラブ導波路と、該第2のスラブ導波路の出射側に複
数並設接続された光出力導波路とを備えた導波路形成領
域を有するアレイ導波路回折格子をベース上に設け、前
記アレイ導波路回折格子の前記第1のスラブ導波路と第
2のスラブ導波路の少なくとも一方をスラブ導波路を通
る光の経路と交わる交差面で分離してその分離面によっ
て前記導波路形成領域を一方側の分離スラブ導波路を含
む第1の導波路形成領域と他方側の分離スラブ導波路を
含む第2の導波路形成領域に分離する工程と、前記第1
と第2の導波路形成領域の少なくとも一方側を前記分離
面に沿って移動させる機能を備えたスライド移動部材を
用意して、前記アレイ導波路回折格子の設定温度におけ
る光透過中心波長の設定波長からのずれ量をほぼ補償す
る分だけ前記設定温度からずらした温度で、前記スライ
ド移動部材を前記第1と第2の導波路形成領域の少なく
とも一方と前記ベースとにそれぞれ跨る態様で固定する
工程を有することを特徴とするアレイ導波路回折格子型
光合分波器の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の製造方法
により製造されていることを特徴とするアレイ導波路回
折格子型光合分波器。
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JP2001256343A JP4477263B2 (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | アレイ導波路回折格子型光合分波器の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009535656A (ja) * | 2006-02-28 | 2009-10-01 | ポインテク インク. | 光特性補償のための温度無依存のアレイ導波路回折格子合分波器及びその製作方法 |
WO2012002368A1 (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-05 | 古河電気工業株式会社 | アレイ導波路回折格子型光合分波器 |
CN103630971A (zh) * | 2013-10-29 | 2014-03-12 | 刘丹 | 一种高通道无热型阵列波导光栅的awg制作方法 |
-
2001
- 2001-08-27 JP JP2001256343A patent/JP4477263B2/ja not_active Expired - Fee Related
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2002
- 2002-08-27 DE DE2002139231 patent/DE10239231A1/de not_active Ceased
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