JP2003066175A - ワーク載置台 - Google Patents

ワーク載置台

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク支持ピンが傾斜しても、ワークの表面
の形状に応じて、ワークを的確に支持できるようにする
こと。 【解決手段】 ワーク載置台1の枠体4には多数のワー
ク支持ピン9が支持されている。ワーク支持部9aの上
端がワーク載置面Mを構成している。ワーク支持ピン9
における各大径部9bの間には、微少な間隙が確保され
ており、各ワーク支持ピン9の軸線方向への昇降が許容
される。クランプ金具17をピン収容空間6内に突出さ
せることにより、ワーク支持ピン9群が押されて密集度
合いが大きくなり、各大径部9b間の微少な間隙が無く
なる。その結果、各大径部9b間の摺接抵抗が大きくな
り、各ワーク支持ピン9は昇降不能に固定される。振動
付与体21は、ワーク支持ピン9に対して振動を付与
し、ワーク支持ピン9は、直立状態に矯正されて、昇降
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウェハ等よりな
るワークを加工したり、平坦度計測等を行ったりするた
めに、ワークを載置支持するようにしたワーク載置台に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、表面の平坦度が低いワークを、
平面状をなすワーク載置台上に載置すると、そのワーク
の表面が部分的にワーク載置台から浮き上がってしまう
ことになる。従って、例えばワークに加工を施そうとす
ると、ワークに対する加工精度が低下したり、ワークが
変形したり、あるいはワークが破損されたりする等のお
それがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対処するため
に、昇降可能な多数のピンを密集配置して、それらのピ
ン先端がワークの表面に沿うように出入りすることによ
り、ワークの表面全体で支持するようにしたワーク載置
台が具体化されている。
【0004】しかしながら、このように構成されたワー
ク載置台において、各ピン間の隙間は、ピンの昇降を許
容するために、ごくわずかしか形成されていない。この
ため、1本のピンがわずかに傾斜するだけで、各ピン間
の全体の隙間が狭められて、傾斜したピンだけではな
く、他のピンも昇降できなくなり、ワークの表面全体を
支持できないおそれがあった。
【0005】この発明は、上記従来技術に存在する問題
点に着目してなされたものであって、その目的は、ワー
ク支持ピンが傾斜しても、ワークの表面の形状に応じ
て、ワークを的確に支持できるワーク載置台を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明においては、ピン支持台
と、そのピン支持台に支持され、先端をもってワーク載
置面を構成するとともに、軸線方向に移動されて、ピン
支持台から突出する方向の位置及びピン支持台内に没入
する方向の位置に配置される複数のワーク支持ピンと、
そのワーク支持ピンを突出方向に付勢する付勢手段と、
各ワーク支持ピンを軸線方向に移動可能な状態から固定
状態に移行させる固定手段とを備えたワーク載置台にお
いて、前記固定手段の不作用状態で前記ワーク支持ピン
に対して振動を付与するための振動付与手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0007】ワークは、複数のワーク支持ピンの先端に
よって構成されたワーク載置面上に載置される。ここ
で、各ワーク支持ピンの移動量は、ワークの表面の凹凸
度合いに応じたものとなる。この状態で、固定手段によ
ってワーク支持ピンを固定することにより、ワーク支持
ピンはそのワーク載置面がワークの表面形状に沿った状
態にて固定されることになる。従って、ワーク載置面に
よるワークの支持は均一的になされる。しかも、ワーク
支持ピンの固定前に、振動付与手段によりワーク支持ピ
ンに対して振動を付与すれば、傾斜しているワーク支持
ピンが直立するように矯正される。このため、ワーク支
持ピンの先端はワークの表面に沿って確実に配列され
る。
【0008】前記振動付与手段を電力駆動のバイブレー
タにより構成すれば、ワーク支持ピンを小刻みに効果的
に振動させることができる。前記振動付与手段をシリン
ダ駆動により構成すれば、ワーク支持ピンを大きな振幅
で効果的に振動させることができる。
【0009】前記振動付与手段を複数にして、それらが
ワーク支持ピン群を挟んだ位置に配置され、各振動付与
手段が相互に逆位相で振動されるように構成すれば、ワ
ーク支持ピン全体が一体的に大きく揺れるようにして振
動され、直立矯正を効果的に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した第1
〜第3の実施形態について説明する。なお、第2及び第
3の実施形態においては、第1の実施形態と異なる部分
を中心に説明する。
【0011】(第1の実施形態)さて、第1の実施形態
においては、図1〜図4に示すように、ワーク載置台1
のピン支持台2は、ベース板3、枠体4及びカバー板5
が下層から順に重合固定されてなる。前記枠体4の中央
部には、横断面正十二角形等の多角形または円形をなす
ピン収容空間6が形成されている。多数のピン支持孔7
は、前記ベース板3にピン収容空間6に対応する位置に
貫通形成されている。また、各ピン支持孔7とそれぞれ
対向するように、多数のピン突出孔7は、前記カバー板
5に貫通形成されている。
【0012】多数のワーク支持ピン9は、その上部側か
ら順に、先端が半球面状をなすワーク支持部9a、大径
部9b及び挿入部9cとを一体に有している。そして、
ワーク支持ピン9は、その挿入部9cがピン支持孔7
に、また、ワーク支持部9aがピン突出孔7にそれぞれ
軸線方向に移動可能に挿入されいる。このため、ワーク
支持ピン9は、ピン支持台2から突出する方向の位置及
びピン支持台2内に没入する方向の位置に配置されるよ
うになっている。付勢手段としてのコイルバネ10は、
前記大径部9bとベース板3の上面との間に介在され、
前記ワーク支持ピン9を上方の突出方向に向かって付勢
している。ワーク支持部9aの上端がワーク載置面Mを
構成している。
【0013】そして、各ワーク支持ピン9は、常には、
そのワーク支持部9aを、カバー板5のピン突出孔7を
介して上部外方へ突出させている。なお、ワーク支持ピ
ン9の上昇限は、大径部9bがカバー板5の下面に当接
することで規制される。また、ワーク支持ピン9のワー
ク支持部9a及び挿入部9cは、それぞれピン突出孔7
及びピン支持孔7内においてわずかに移動できるように
なっている。
【0014】前記各ワーク支持ピン9における各大径部
9b間には、図示しない微少な間隙が確保されており、
各ワーク支持ピン9の軸線方向への昇降移動が許容され
るようになっている。
【0015】前記ワーク支持ピン9における外周側の3
本は、ピン突出孔7からの突出部分にキャップ19を挿
嵌することにより昇降不能とされて、高さ基準ピン9を
なしている。この三本の高さ基準ピン9は、ほぼ正三角
形の各頂点に対応する位置に配置されている。
【0016】図3に示すように、2つの当て板13及び
2つの押し板11は、前記枠体4上面においてピン収容
空間6の外周縁部に沿って等間隔で配置されている。そ
して、2つの押し板11はネジを回動調整することによ
り、それぞれが対向される当て板13の方向及びその反
対方向に移動可能となっている。従って、押し板11の
位置を移動調節することにより、同押し板11はその先
端縁をもって対応部分の大径部9bを当て板13側に押
圧したり、反対に離間したりする。このため、ピン収容
空間6内におけるワーク支持ピン9の密集度合い、すな
わち、各大径部9b間の間隙を調整可能となっている。
【0017】ワーク固定手段としての2つのワーク当て
板14及び1つのワーク押し板15は、前記カバー板5
の上面に配置されている。そして、2つのワーク当て板
14は、ワーク載置面M上におけるワークWの載置位置
を規定する。また、ワーク押し板15はノブ26を回動
調節することにより移動されて、ワークWをワーク当て
板14に対して押しつけるようになっている。
【0018】収容凹部16は前記枠体4の収容空間6側
に形成され、同収容凹部16内にはクランプ金具17が
収容されている。このクランプ金具17は、エアシリン
ダ18により、ピン収容空間6内に対してその側方から
出没可能となっている。このクランプ金具17及びエア
シリンダ18により固定手段が構成されている。そし
て、エアシリンダ18によりクランプ金具17をピン収
容空間6内に突出させることにより、このクランプ金具
17はワーク支持ピン9群の大径部9bを押圧する。従
って、大径部9bは、ピン収容空間6内における密集度
合いが大きくなって、各大径部9b間の微少な間隙が無
くなる。その結果、各大径部9b間の摺接抵抗が大きく
なり、各ワーク支持ピン9は昇降不能に固定される。
【0019】ワーク支持ピン9群を挟んでクランプ金具
17と対向する位置において、枠体4の収容孔20には
振動付与体21が配置されている。この振動付与体21
は、ワーク支持ピン9の大径部9bに対向している。こ
の振動付与体21は、電動バイブレータにより構成され
ていて、小刻みに振動される。この振動は、前記大径部
9bに伝えられる。従って、振動付与体21は、電力駆
動である。振動付与体21により振動付与手段が構成さ
れている。
【0020】次に、前記ワーク載置台1の使用方法につ
いて説明する。まず、ワークWは、その円周がワーク当
て板14に沿うようワーク載置面M上に載置される。ワ
ークWがワーク載置面M上に載置されることにより、そ
の重量で各ワーク支持ピン9が下降される。
【0021】この時、ワークWの被載置面(表面)が歪
みや凹凸等により平面をなしていない場合がある。この
ような場合には、同被載置面の凹凸度合いに応じて各ワ
ーク支持ピン9の下降量が変化され、ワーク非載置状態
にて平面をなしていたワーク載置面Mが、同ワークWの
被載置面形状に応じた面形状に変更される。なお、ワー
ク支持ピン9は昇降可能であるため、ワークWのワーク
載置面Mに対する載せ置き方如何で、ワーク載置面Mの
形状が異なるものとなる。しかし、昇降不能な3つの高
さ基準ピン9が、その三点によりワークWを支持するた
め、ワーク支持ピン9の昇降の偏りを解消して、ワーク
Wを高さ基準ピン9により3点で規定された所定の載置
高さに配置させることができる。
【0022】なお、ワーク載置面M上のワークWは、図
示しない押さえ具により下方へ向かって軽く押さえられ
る。ところで、1本または複数のワーク支持ピン9が傾
斜していると、ワーク支持ピン9間のわずかな隙間が消
滅して、全体のワーク支持ピン9が下降できないおそれ
がある。そこで、ワークWをワーク支持ピン9に載置す
る前、あるいは載置した後に、振動付与体21を動作さ
せる。このようにすれば、各ワーク支持ピン9に振動が
付与されて、ワーク支持ピン9の傾斜状態が矯正され
て、直立状態になる。従って、各ワーク支持ピン9がそ
れらの軸線方向に移動し得る状態になって、ワークWを
確実に載置支持することが可能な状態になる。
【0023】そして、クランプ金具17によりワーク支
持ピン9を固定し、ワーク載置面MをワークWの被載置
面形状に応じた状態にて保持固定する。そして、ワーク
載置台1上からワーク押さえ具を取り除いた後に、同ワ
ークWに対して計測や加工等を施す。
【0024】従って、この第1の実施形態においては、
以下の効果を発揮する。 ・ クランプ金具17の不作用状態でワーク支持ピン9
に対して振動を付与するための振動付与体21を設けた
ことにより、傾斜しているワーク支持ピン9が直立する
ように矯正される。このため、各ワーク支持ピン9昇降
移動可能な状態になって、ワーク支持ピン9の先端はワ
ークWの表面に沿って確実に配列できるようになる。
【0025】・ 前記振動付与体21を電力駆動のバイ
ブレータにより構成すれば、ワーク支持ピン9を小刻み
に効果的に振動させることができる。従って、ワーク支
持ピン9の傾斜を短時間で確実に矯正することができ
る。
【0026】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を図5及び図6に基づいて説明する。この第
2に実施形態においては、振動付与体21として一対の
エアシリンダが用いられている。そして、エアシリンダ
のピストンロッド21aの先端に連結されたブロック3
0がピストンロッド21aの伸縮によりワーク支持ピン
9を押したり、ワーク支持ピン9から離隔したりする。
【0027】加えて、この第2の実施形態においては、
各振動付与体21の伸縮位相が反対になるように制御さ
れる。つまり、一方のブロック30がワーク支持ピン9
を押しているときには、他方のブロック30がワーク支
持ピン9から離間するように両振動付与体21の動作が
制御される。
【0028】このため、ワーク支持ピン9群に対してそ
のワーク支持ピン9群が全体として左右に揺られるよう
に力が付与される。従って、この第2の実施形態におい
ては、以下の効果を発揮する。
【0029】・ 前記振動付与体21をシリンダ駆動に
より構成しているため、ワーク支持ピン9をを大きな振
幅で効果的に振動させることができ、ワーク支持ピン9
を確実に昇降動作できる状態にすることができる。
【0030】・ 前記振動付与体21を複数にして、そ
れらがワーク支持ピン9群を挟んだ位置に配置され、相
互に逆位相で振動されるように構成しているため、ワー
ク支持ピン9全体が一体的に大きく揺れるようにして振
動され、ワーク支持ピン9の直立矯正を効果的に行うこ
とができる。
【0031】(第3の実施形態)次に、この発明の第3
の実施形態を図7及び図8に基づいて説明する。ワーク
載置台1のピン支持台2は、円盤状をなすベース板40
と、ピン保持部材41とからなる。ピン保持部材41は
短円筒状をなしている。ピン保持部材41はベース板4
0の上面に固定されている。ピン収容凹部42は、ピン
保持部材41に穿設され、環状をなしている。
【0032】複数のワーク支持ピン9は円柱状をなし、
ピン収容凹部42内に昇降可能に収容されている。ピン
収容凹部42の幅はワーク支持ピン9の幅より若干大き
く、ワーク支持ピン9のスムーズな昇降を妨げないよう
になっている。ピン収容凹部42に収容された複数のワ
ーク支持ピン9は、ピン収容凹部42の延在方向に一列
に整列した状態となっている。コイルバネ10は、各ワ
ーク支持ピン9をピン収容凹部42から突出する方向へ
上昇付勢している。
【0033】ガイド孔44は、ピン保持部材41の外周
面側からピン収容凹部42にかけて穿設されている。軸
支部材45はベース板40の上面外周部に立設され、ノ
ブ46を水平軸47により回動可能に支持している。バ
ネ収容ケース51は、ピン保持部材41の外周面におい
てガイド孔44に連続するように固定されている。割り
込みピン52は、先端部がガイド孔44にスライド移動
可能に挿通されている。割り込みピン52の先端部は先
細り形状をなし、この先細り部分がピン収容凹部42内
に突出配置されている。
【0034】割り込みピン52の基端部は棒状をなし、
先端部側からバネ収容ケース51を挿通されている。コ
イルバネ49はバネ収容ケース51に収容され、割り込
みピン52をピン収容凹部42方向に付勢する。従っ
て、割り込みピン52は、常には、先端部をもってワー
ク支持ピン9の列に割り込まれている。その結果、各ワ
ーク支持ピン9は、それらの配列方向の遊び(ワーク支
持ピン9間の隙間等)が奪われている。このため、各ワ
ーク支持ピン9は、割り込みピン52の先端部や、隣接
するワーク支持ピン9あるいはピン収容凹部42の内壁
面等との摺接抵抗が増大されて昇降不能な状態となって
いる。
【0035】ノブ46の操作端をピン支持台2側へ回動
操作すると、割り込みピン52がコイルバネ49の付勢
力に抗してスライド移動され、先端部がワーク支持ピン
9の列に対する前述した割り込み状態から後退される。
従って、ワーク支持ピン9はその配列方向の遊びが戻
り、割り込みピン52の先端部や、隣接するワーク支持
ピン9あるいはピン収容凹部42の内壁面等との摺接抵
抗が減少されて昇降可能な状態となる。
【0036】複数(図7では1つのみ図示)のワークク
ランプ機構50は、ワーク支持ピン9群の周囲を取り囲
むようにして所定間隔の等間隔で配置されている。ワー
ク支持ピン9群に載せ置かれたワークWは、ワーククラ
ンプ機構50によりクランプされる。
【0037】ノブ46を回動操作し、その状態を維持す
ることでワーク支持ピン9を昇降可能な状態に保持する
ことができる。ワークWをワーク支持ピン9群上にワー
ク載置面Mに載せ置く。各ワーク支持ピン9がワークW
の重量でコイルバネ10の付勢力に抗して下降される。
ここで、歪みの発生等によりワークWが湾曲されている
場合がある。しかし、このような場合には、ワークWの
湾曲に応じて各ワーク支持ピン9の下降量が変化され
る。
【0038】ノブ46の回動操作状態を解除して、ワー
ク支持ピン9を昇降不能とする。従って、ワーク支持ピ
ン9により構成されたワーク載置面がワークWの湾曲に
応じた変形状態で固定され、各ワーク支持ピン9により
ワークWを均一的に支持することが可能となる。
【0039】前記ピン収容凹部42には、電動バイブレ
ータよりなる振動付与体21が配置されている。従っ
て、この振動付与体21により、ワーク支持ピン9に対
して振動を付与することで、傾斜状態のワーク支持ピン
9を直立状態をなすように矯正することが可能になる。
このため、この第3の実施形態においては、前記第1,
第2の実施形態と同様な効果を発揮する。
【0040】(変更例)なお、この発明は、前記実施形
態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体
化することも可能である。
【0041】・ 前記各実施形態では、ワーク支持ピン
9が昇降するタイプ、いわば横型タイプのワーク載置台
においてこの発明を具体化した。これに対し、ワーク支
持ピン9がその軸線を水平にした横向きに配置されて、
水平移動するタイプ、いわば、縦型タイプのワーク載置
台において具体化すること。
【0042】・ 前記第2の実施形態において、振動付
与体21を単一構成にすること。
【0043】
【発明の効果】以上、実施形態で例示したように、この
発明においては、ワーク支持ピンが傾斜しても、ワーク
の表面の形状に応じて、ワーク支持ピンによりワークを
的確に支持できるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態におけるワーク載置台の平面
図。
【図2】 同じく側面図。
【図3】 図2のA−A線断面図。
【図4】 図3のB−B線断面図。
【図5】 第2の実施形態におけるワーク載置台の平面
図。
【図6】 第2の実施形態を示す図4対応の断面図。
【図7】 第3の実施形態におけるワーク載置台の断面
図。
【図8】 同じく一部破断平面図。
【符号の説明】
1…ワーク載置台、2…ピン支持台、9…ワーク支持ピ
ン、9b…大径部、10…付勢手段としてのコイルバ
ネ、17…固定手段としてのクランプ金具、187…固
定手段としてのエアシリンダ、21…振動付与手段とし
ての振動付与体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピン支持台と、 そのピン支持台に支持され、先端をもってワーク載置面
    を構成するとともに、軸線方向に移動されて、ピン支持
    台から突出する方向の位置及びピン支持台内に没入する
    方向の位置に配置される複数のワーク支持ピンと、 そのワーク支持ピンを突出方向に付勢する付勢手段と、 各ワーク支持ピンを軸線方向に移動可能な状態から固定
    状態に移行させる固定手段とを備えたワーク載置台にお
    いて、 前記固定手段の不作用状態で前記ワーク支持ピンに対し
    て振動を付与するための振動付与手段を設けたことを特
    徴とするワーク載置台。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記各ワーク支持ピンは、その長さ方向中間部に大径部
    を有し、各大径部間のわずかな隙間の作用により軸線方
    向への移動が許容されるように構成し、隙間が閉じられ
    ることによりワーク支持ピンが固定状態に移行されるよ
    うに構成したことを特徴とするワーク載置台。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記振動付与手段は、電力駆動のバイブレータであるこ
    とを特徴とするワーク載置台。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 前記振動付与手段は、シリンダ駆動であることを特徴と
    するワーク載置台。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 振動付与手段は複数であって、それらがワーク支持ピン
    群を挟んだ位置に配置され、相互に逆位相で振動される
    ことを特徴とするワーク載置台。
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