JP2003065891A - 回流式超音速風洞における風路内圧力変動低減方法及びその装置 - Google Patents

回流式超音速風洞における風路内圧力変動低減方法及びその装置

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JP2003065891A JP2001255249A JP2001255249A JP2003065891A JP 2003065891 A JP2003065891 A JP 2003065891A JP 2001255249 A JP2001255249 A JP 2001255249A JP 2001255249 A JP2001255249 A JP 2001255249A JP 2003065891 A JP2003065891 A JP 2003065891A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大流量を必要とする低いマッハ数域において、
圧縮機の運転効率に着目して、超音速気流内に含まれる
圧力変動を減少させる一方で、必要なマッハ数を得る回
流式超音速風洞での風路内圧力変動の低減を図る。 【解決手段】軸流圧縮機9を、測定部19に要求される
マッハ数から理論的に求められる運転状態で定まる運転
効率よりも高い運転効率で運転することにより、非効率
な運転に起因した気流中の圧力変動を低減する。軸流圧
縮機9からの気流を風路内に設けたメッシュ板20のよ
うな風路抵抗体に通過させることで、風路内の気流のマ
ッハ数を要求マッハ数に一致させることができる。メッ
シュ板20自体にも、気流中の圧力変動を軽減し、騒音
を軽減する効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風路内に存在する
圧力変動に起因した測定部での圧力変動を軽減して、精
度の高い模型試験結果を得ることを可能にする回流式超
音速風洞における風路内圧力変動低減方法及びその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続回流式超音速風洞は製造段階
において圧縮機の作動範囲が決定されており、一般的に
は、圧縮機は、比較的高いマッハ数で高い効率で運転さ
れるように設計されているが、低いマッハ数では運転効
率が必ずしも良い訳ではない。例えば、図3は横軸を修
正流量q、縦軸を圧縮比πとし、修正回転数nと運転効
率(断熱効率)ηadとをパラメータとして示した圧縮
機の運転特性を示す線図であるが、従来の超音速風洞で
は記号△で示すように、マッハ数が2.5では運転効率
が70%以上と高くなっているのに対して、マッハ数
1.5の場合では運転効率が40%前後と極めて低くな
っている。なお、図3中、κは気体の比熱比k(空気で
1.4)、Zは圧縮係数(同、1.0)、Rはガス定数
(29.27m/K)、Tsは基準温度(330K)、
Qは吸込み容積流量(m/s)である。
【0003】運転マッハ数が2.2以下、特に1.5〜
1.8の範囲のような低マッハ数領域では、風路内の気
流中に渦や音響エネルギー(騒音)が存在していること
が認められ、気流中の圧力変動は、ピトー圧変動率とし
て0.1%以上存在していることが観測されている。気
流中の渦及び音響エネルギーは、模型が設置されている
測定部において気流の圧力変動として観測される。測定
部に及んだ圧力変動は、風洞試験の対象として設置され
た模型の層流境界層を撹乱し、乱流遷移を引き起こすの
で、測定精度の向上を妨げ風洞試験結果に影響を及ぼす
可能性がある。
【0004】超音速風洞において、運転マッハ数が上記
のような低マッハ数の範囲では、風路内に置かれたセン
サの測定結果から、圧縮機から測定部までの風路内に圧
力変動が存在していることが検出される。特に、集合胴
入口、ノズル入口、及び測定部中心での圧力変動の測定
結果からすれば、測定部中心での圧力変動の主要部分
は、低い効率で運転される圧縮機からの圧力変動に直接
起因していると推定される。上記の運転マッハ数の範囲
では、圧縮機から流体に伝えられるエネルギーの多くが
熱エネルギーと渦や音響エネルギー(騒音)に変換さ
れ、超音速風洞における本来の気流駆動エネルギーに変
換されて利用されていない。圧縮機からの気流を冷却器
で冷却しても、熱エネルギーが吸収されるのみであり渦
及び音響エネルギーは吸収されることなく気流中に残さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように設計され
た超音速風洞においては、低マッハ数で得られた試験は
実機試験と必ずしも一致しなくなるので、超音速風洞で
の試験結果を有効で信頼性のあるものとするには、風洞
試験結果に影響が及ぶような気流中に存在する渦や音響
による圧力変動を、測定部の上流側において極力取り除
いておくことが求められる。そこで、解決すべき課題と
して、大流量を必要とする低いマッハ数域では、圧縮機
の運転効率に着目して、超音速気流内に含まれる圧力変
動を減少させる一方で、測定部では必要なマッハ数を得
る工夫を図ることである。
【0006】この発明の目的は、風洞風路を流れる気流
に存在する圧力変動を極力少なくし、測定部での測定結
果に影響を及ぼす圧力変動を軽減することで、風洞試験
結果の信頼性を高めることができる回流式超音速風洞に
おける風路内圧力変動低減方法及びその装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するため、圧縮機によって送出された気流が測定部
を含む風路内で循環される回流式超音速風洞における圧
力変動低減方法は、前記圧縮機から送出される前記気流
を前記測定部の上流に配設された風路抵抗体に通し、前
記風路抵抗体を配設しないとしたときに前記測定部にお
ける要求マッハ数に対応した運転状態で定まる運転効率
よりも高い運転効率で前記圧縮機を運転し、前記風路抵
抗体を配設することで生じる前記気流の追加的な圧力損
失により前記風路内の気流のマッハ数を前記要求マッハ
数に一致させることを特徴としている。
【0008】また、圧縮機によって送出された気流が測
定部を含む風路内で循環される回流式超音速風洞におけ
る風路内圧力変動低減装置は、運転効率をパラメータと
する運転特性に基づいて前記圧縮機を運転制御可能にす
る運転制御手段と、前記圧縮機の後流で且つ前記測定部
の上流に配置された風路抵抗体とを備えることを特徴と
している。また、前記運転制御手段は、前記風路抵抗体
を配設しないとしたときに前記測定部における要求マッ
ハ数に対応した運転状態で定まる運転効率よりも高い運
転効率で前記圧縮機を運転し、前記風路抵抗体を配設す
ることで生じる前記気流の追加的な圧力損失により前記
風路内の気流のマッハ数を前記要求マッハ数に一致させ
る制御を行う。
【0009】超音速風洞においては、運転マッハ数が低
いときに圧縮機がする仕事の非効率な部分は、圧縮機を
通過する気流に渦や音の形でエネルギーが消費されてい
る。圧縮機から送出される気流を風路抵抗体に通過さ
せ、その抵抗係数を適切な値に設計することにより、圧
縮機は、風路内の気流のマッハ数を変えることなくその
運転効率が大幅に上昇した動作点で運転される。圧縮機
の運転効率が高いので、気流が有する総エネルギーに対
して非効率な仕事の結果生じる圧力変動(音響と渦のエ
ネルギー)の割合が小さくなり、測定部への影響も小さ
くなる。既存の超音速風洞においては、具体的には、測
定部において要求されるマッハ数(要求マッハ数)に理
論的に対応した運転効率よりも高い運転効率の動作点が
選択され、その動作点と目標圧縮比及び流量(要求マッ
ハ数で規定される)とから風路内における必要な追加的
圧力損失が計算され、その圧力損失を実現する風路抵抗
体の抵抗係数が求められる。そうした風路抵抗体を、圧
縮機の下流で且つ測定部の上流に配設することで、圧縮
機を高い運転効率で運転して気流中の圧力変動を少なく
しつつ、測定部における気流のマッハ数を要求マッハ数
に一致させることが可能になる。
【0010】回流式超音速風洞における風路内圧力変動
低減方法及びその装置は、前記要求マッハ数が、1.5
〜2.2の低マッハ数範囲であるときに、最も効果的に
運転される。この回流式超音速風洞における風路内圧力
変動低減方法及びその装置において、圧力変動に対して
何も対策を講じないとすれば、圧力変動の影響が最も大
きくなるのは、測定部でのマッハ数が2.2以下、特に
1.5〜1.8の範囲のような低マッハ数となるように
圧縮機を運転するときである。風路抵抗体を配設するこ
とにより、要求マッハ数が低くても、圧縮機は高い運転
効率の動作点で運転可能となる。
【0011】また、回流式超音速風洞における風路内圧
力変動低減方法及びその装置において、前記風路抵抗体
は、メッシュ板とすることが好ましい。メッシュ板は、
金網を多層に積層圧着して板状に成形し、目の粗さや積
層数によってその抵抗係数を調節可能にしたものとする
ことができ、通過する流量が減少すると圧力降下も減少
するという一般的特性を備えている。一方、超音速風洞
は、高マッハ数領域では流量が減少するという特性を有
している。従って、メッシュ板の上記一般的特性と超音
速風洞の特性とが相まって、高い圧縮比が要求される高
マッハ数域では、メッシュ板を通過するときの実際の圧
力降下量が減少し、メッシュ板を配設したことで超音速
風洞の運転可能なマッハ数域が大幅に減少するのを避
け、メッシュ板を配設したままであっても広範囲なマッ
ハ数で超音速風洞を運転することが可能である。また、
メッシュ板は、若干の音響エネルギーを吸収する作用を
奏することも判明している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付し
た図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明によ
る風路内圧力変動低減装置が適用される回流式超音速風
洞の一例を示す平面概略図、図2はメッシュ板の取り付
け状態の概要を示す斜視図、図3はメッュ板の装着に対
応した運転効率の変化を含む圧縮機の運転特性線図、図
4は集合胴出口における総圧変動率を示すグラフ、図5
は測定部中心におけるピトー圧変動率を示すグラフ、図
6はピトー圧力変動のパワースペクトル線図である。
【0013】図1に示すように、回流式超音速風洞1で
は、模型支持部2を通った流れは、第2スロート3、テ
レスコープ異形拡散胴4及び第1拡散胴5を通過後、第
1屈曲胴6を曲がって第2拡散胴7、第3屈曲胴8を経
て、主送風機器である軸流圧縮機9(この発明における
圧縮機に相当、以下、単に「圧縮機」という)に至る。
圧縮機9からの流れは、乾燥空気又は液体窒素が供給さ
れた後、第3拡散胴10内を拡散されつつ流れて、空気
冷却器11に送られる。空気冷却器11は流れの上流側
の冷却器前部接続胴12と下流側の冷却器後部接続胴1
3とを備えており、冷却器前部接続胴12にはスクリー
ンが備わり、冷却器後部接続胴13は第3屈曲胴15に
接続されている。第3屈曲胴15は、その後流にバイパ
ス排気部を介して第4屈曲胴16に接続されている。第
4屈曲胴16の後流側にはスクリーンを備えた集合胴1
7が接続されており、集合胴17の後流側には、模型支
持部2で支持された模型が置かれる測定部19を備え且
つマッハ数変更用の可変ノズル18が配置されている。
圧縮機9は、駆動軸を介してモータMによって駆動され
る。圧縮機9の運転制御装置Cは、圧縮機9の運転状態
と図3に示すような運転効率ηをパラメータとする特性
曲線に基づいて、モータMを駆動制御する。風洞1は、
模型支持部2から可変ノズル18に至る、閉じた風路内
を流体が循環する回流式の超音速風洞である。
【0014】図1及び図2に示すように、風路内の圧力
変動を低減するため、小型超音速風洞1の空気冷却器
(熱交換器)11の冷却器後部接続胴13と、その下流
の第3屈曲胴15の手前側に配置される円筒接続筒14
との間において、積層金網から構成される風路抵抗体と
してのメッシュ板20が設けられている。メッシュ板2
0は、抵抗係数を調節するため積層された金網21を備
え、外周に固定ボルト24が挿通するボルト孔23(一
部のみ符号を付す)が等間隔に形成されたフランジ22
を有しており、フランジ22が冷却器後部接続胴13と
円筒接続胴14との間でそれぞれのフランジで挟まれた
状態で固定ボルト24(一部のみ図示)によって締め付
けられる。締め付けに際しては、Oリングのような密封
部材を介在させることが好ましい。
【0015】メッシュ板20は、風路の断面全面に渡っ
て介装されているので、風路を通る気流に対して抵抗と
なる。そのため、圧縮機9から送出される空気の圧縮比
が高くなり、圧縮機9はその運転のための駆動動力は以
前よりも大きくなるが、運転効率としては高いところで
運転することが可能となる。メッシュ板20による追加
的な圧力損失は、性能評価試験運転時のデータから、例
えば、圧縮機9の運転動作点がマッハ数2.0でありな
がら測定部19のマッハ数が1.5となるのに必要な風
路抵抗を評価することで求められる。必要な圧力損失が
求まれば、風路の断面積と動圧とを考慮して、メッシュ
板20に必要な抵抗係数が求められる。
【0016】一例として、必要な圧力損失(降下量)が
28kPa、風路を直径1mの円管、動圧を約22Pa
とすると、抵抗係数は約1300として求められる。こ
の抵抗係数を持つメッシュ板20を風洞の圧縮機9の後
流で且つ測定部19の上流に配置することにより、圧縮
機9の前後の流体条件ではメッシュ板20がないときの
マッハ数が2.0で運転したときと同じ状況が発生し、
同時に、集合胴17の入口から圧縮機9の入口までの流
れは可変ノズル18をマッハ数1.5の形状にしておく
ことで、所定の風路圧力回復率を得ることができる。当
然のことながら、メッシュ板20を配設することにより
空気抵抗が増大し、メッシュ板20がないときよりも必
要な動力が約20%増大するので、この動力増大に見合
う分、圧縮機駆動能力に余裕を持たせる必要がある。
【0017】図3に示すように、測定部19において要
求される圧縮比の大きいマッハ数が2.5であるときに
は、風路にメッシュ板20を配設しても、圧縮機9の運
転効率ηadは約82%のままで格別の変化はないが、
圧縮比が小さいマッハ数が1.5では、運転効率ηad
はメッシュ板20が設けられない風路で約33%であっ
たが、メッシュ板20を挿入することにより、運転効率
ηadを約53%にまで高めた状態で圧縮機9を運転す
ることができる。また、マッハ数が2.0では、運転効
率ηadはメッシュ板20が設けられない風路で約63
%であったが、メッシュ板20を挿入することにより、
運転効率ηadを約72%にまで高めた状態で圧縮機9
を運転することができる。なお、超音速風洞には、図1
に示すように、幾つかの所定の位置にスクリーン25が
設けられている。スクリーン25は、上流から流れてく
る渦を細かく砕いて渦スケールを小さくし、渦を早く減
衰させて粘性によるエネルギー散逸を加速させる働きを
するものである。スクリーン25自体が渦発生源に成り
得るので、素線は細く(素線径が0.112mm,又は
0.27mm)且つ素線の密度(メッシュ(1インチ当
たりの本数))は粗く設定され(50メッシュ、又は2
0メッシュ)、空隙率は0.6以上とされている。メッ
シュ板20は、スクリーン20よりも抵抗係数が100
倍以上大きく、空隙率も極めて小さく、圧縮機9の運転
動作点を変更するために積極的に圧力損失を加えるもの
である。
【0018】マッハ数Mに対する集合胴出口での総圧変
動率の変化が図4に示されている。メッシュ板20が設
けられていない場合、マッハ数Mが1.5〜2.2の範
囲ではマッハ数Mが低下するに従って圧力変動が増大
し、マッハ数Mが2.3〜2.5の範囲では圧力変動は
略一定である。即ち、圧縮機9が運転効率の低い範囲で
運転されているマッハ数域では集合胴17での圧力変動
が大きく、且つ運転効率が低いほどそれに応じて圧力変
動も大きくなることが分かる。一方、メッシュ板20が
設けられている場合には、マッハ数Mに依存することな
く圧力変動は略一定であり、圧縮機9の運転効率の上げ
下げに関わらず圧力変動は殆ど変化しないことが読み取
れる。このことから、圧縮機9からの渦、圧力及び音響
変動はメッシュ板20の存在によって低減しているもの
と考えられ、マッハ数Mが1.5〜2.2の範囲では、
メッシュ板20の存在下で圧縮機9の運転効率を上げて
運転したことにより、集合胴17の出口での圧力変動が
低下したことが理解される。
【0019】メッシュ板20を取り付けた場合と取り付
けない場合との測定部19の圧力変動の割合を比較検討
した結果、超音速風洞として重要な測定部19において
も圧力変動率が大幅に減少していることを確認すること
ができた。測定部19中心においてピトー管の先端に圧
力変換器を取り付けてピトー圧変動を検出することで得
られた、風洞総圧が55kPaのときのマッハ数に対す
るピトー圧変動率の変化が図5に示されている。メッシ
ュ板20が設けられていない場合の試験と比較すると、
圧縮機9を運転効率の高い作動点で運転し、メッシュ板
20を配設していることにより、特に低マッハ数域でピ
トー圧変動率が明らかに減少していることがわかる。こ
の変動水準では、静粛風洞であるための必要条件とされ
る圧力変動率0.1%未満という条件を満たすことがで
きる。
【0020】図6には、上記の測定部19中心に配置さ
れた圧力変換器によって検出されたピトー圧力変動のパ
ワースペクトル線図が示されている。マッハ数が2.5
では殆ど有意の差を見出せないが、図6の線図に示すよ
うに、マッハ数1.5程度の低いマッハ数では、6kH
zから30kHzの周波数範囲と4kHz以下の低周波
数とで、大幅なピトー圧変動の低下が観測され、メッシ
ュ板20の圧力変動軽減効果を裏付けている。
【0021】マイクロフォンによってメッシュ板20の
直下流での騒音レベルを検出すると、メッシュ板20を
配設しない場合と比較して大幅に低下していることが分
かるので、メッシュ板20はそれ自体で騒音低減作用も
奏することが理解される。即ち、メッシュ板20の下流
でマイクロフォンを用いた音圧レベルを計測した結果、
そのスペクトルから、圧縮機9の運転域がマッハ数で約
0.3〜0.4ほど高いところの運転域に移行している
ことが確認できた。同時に、音圧レベルも、以前のもの
と比較して、大幅に減少していることが確認できた。
【0022】
【発明の効果】この発明による回流式超音速風洞におけ
る風路内圧力変動低減方法及びその装置によれば、風路
抵抗体を配設しない場合と比較して圧縮機を高い運転効
率を示す運転動作点で運転することにより、圧縮機の非
効率な運転部分による渦や音響エネルギーへの変換が少
なくなり、連続運転ができる点を維持しながら、風洞風
路内の主気流に存在する圧力変動を極力少なくすること
ができる。また、風路抵抗体であるメッシュ板自体も、
圧力変動低減効果及び騒音低減効果を奏する。その結
果、測定部において測定結果に影響を及ぼす圧力変動が
少なくなり、風洞試験結果の信頼性を高めることができ
る。また、メッシュ板のような風路抵抗体を風路に配設
させていても、超音速風洞の特性と風路抵抗体の特性に
よって運転可能な高マッハ数域を大幅に減少させること
がないので、既存の超音速風洞に対して風路抵抗体を装
着させる等の僅かな変更のみで、高マッハ数での風洞試
験に影響を与えることなく、低マッハ数での風洞試験の
改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による風路内圧力変動低減装置が適用
される回流式超音速風洞の一例を示す平面概略図であ
る。
【図2】メッシュ板の取り付け状態の概要を示す斜視図
である。
【図3】この発明による風路内圧力変動低減装置が適用
される回流式超音速風洞における圧縮機の運転効率の変
化を含む運転特性の一例を示す図である。
【図4】この発明による風路内圧力変動低減装置が適用
される回流式超音速風洞における集合胴出口での総圧変
動率を示すグラフである。
【図5】この発明による風路内圧力変動低減装置が適用
される回流式超音速風洞における測定部中心でのピトー
圧力変動率を示すグラフである。
【図6】この発明による風路内圧力変動低減装置が適用
される回流式超音速風洞におけるピトー圧力変動のパワ
ースペクトル線図である。
【符号の説明】
1 回流式超音速風洞 9 圧縮機 19 測定部 20 メッシュ板(風路抵抗体) ηad 運転効率 M モータ C 運転制御手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機によって送出された気流が測定部
    を含む風路内で循環される回流式超音速風洞において、
    前記圧縮機から送出される前記気流を前記測定部の上流
    に配設された風路抵抗体に通し、前記風路抵抗体を配設
    しないとしたときに前記測定部における要求マッハ数に
    対応した運転状態で定まる運転効率よりも高い運転効率
    で前記圧縮機を運転し、前記風路抵抗体を配設すること
    で生じる前記気流の追加的な圧力損失により前記風路内
    の気流のマッハ数を前記要求マッハ数に一致させること
    を特徴とする回流式超音速風洞における風路内圧力変動
    低減方法。
  2. 【請求項2】 前記要求マッハ数は、1.5〜2.2の
    範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の回流式超
    音速風洞における風路内圧力変動低減方法。
  3. 【請求項3】 前記風路抵抗体は、メッシュ板であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の回流式超音速風
    洞における風路内圧力変動低減方法。
  4. 【請求項4】 圧縮機によって送出された気流が測定部
    を含む風路内で循環される回流式超音速風洞において、
    運転効率をパラメータとする運転特性に基づいて前記圧
    縮機を運転制御可能にする運転制御手段と、前記圧縮機
    の後流で且つ前記測定部の上流に配置された風路抵抗体
    とを備えることを特徴とする回流式超音速風洞における
    風路内圧力変動低減装置。
  5. 【請求項5】 前記運転制御手段は、前記風路抵抗体を
    配設しないとしたときに前記測定部における要求マッハ
    数に対応した運転状態で定まる運転効率よりも高い運転
    効率で前記圧縮機を運転し、前記風路抵抗体を配設する
    ことで生じる前記気流の追加的な圧力損失により前記風
    路内の気流のマッハ数を前記要求マッハ数に一致させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の回流式超音速風洞に
    おける風路内圧力変動低減装置。
  6. 【請求項6】 前記要求マッハ数は、1.5〜2.2の
    範囲にあることを特徴とする請求項4又は5に記載の回
    流式超音速風洞における風路内圧力変動低減装置。
  7. 【請求項7】 前記風路抵抗体は、メッシュ板であるこ
    とを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の回
    流式超音速風洞における圧力変動低減装置。
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