JP2003065148A - 多気筒エンジン - Google Patents

多気筒エンジン

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JP2003065148A JP2002227821A JP2002227821A JP2003065148A JP 2003065148 A JP2003065148 A JP 2003065148A JP 2002227821 A JP2002227821 A JP 2002227821A JP 2002227821 A JP2002227821 A JP 2002227821A JP 2003065148 A JP2003065148 A JP 2003065148A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダヘッドの側壁からヘッドカバー側に
湾曲しながら一体に張り出す吸気ポートの上流部の振動
を抑制する。 【解決手段】 シリンダ列線に沿って配置された複数の
燃焼室16に連なる吸気ポート41をシリンダヘッド1
2と一体に形成した多気筒エンジンEは、吸気ポート4
1の上流部をシリンダヘッド12の側壁からヘッドカバ
ー13側に湾曲させながら張り出させ、吸気ポート41
の上流端面とシリンダヘッド12のヘッドカバー取付面
2 とを同一面上に配置し、シリンダヘッド12と吸気
ポート41の上流部とを連結する連結壁77を形成し、
その連結壁77を前記同一面上に配置したことにより、
吸気ポート41の上流端面とヘッドカバー取付面P2
を同時に加工することを可能にして生産性の向上に寄与
することができるだけでなく、連結壁77で吸気ポート
41の上流部の剛性を高めて振動の発生を抑制すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダ列線に沿
って配置された複数の燃焼室に連なる吸気ポートをシリ
ンダヘッドと一体に形成した多気筒エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に多気筒エンジンのシリンダヘッド
に形成される吸気ポートは、シリンダヘッドの内部で同
一シリンダの複数の吸気バルブ孔への吸気の分配のみを
行い、各シリンダへの吸気の分配はシリンダヘッドに結
合される別体の吸気マニホールドにおいて行われる。
【0003】これに対して、各シリンダへの吸気の分配
を、別体の吸気マニホールドを用いずにシリンダヘッド
の内部で行うものが、特開昭64−36966号公報に
より公知である。上記公報に記載されたものは、V型6
気筒エンジンの一方のバンクの3個のシリンダに連なる
主吸気通路を該一方のバンク側に一体に形成するととも
に、他方のバンクの3個のシリンダに連なる主吸気通路
を該他方のバンク側に一体に形成したもので、これら一
対の主空気通路は、それらを相互に連通可能な開閉バル
ブおよびスロットルバルブを備えた上流側の吸気通路に
接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願が特
願平9−349005号で提案したように、シリンダヘ
ッドと一体の吸気ポートを、シリンダヘッドの側壁から
ヘッドカバー側に湾曲させながら張り出させた場合、そ
の吸気ポートの上流部に振動が伝わってしまう。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、シリンダヘッドの側壁からヘッドカバー側に湾曲し
ながら一体に張り出す吸気ポートの上流部の振動を一層
抑制することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、シリンダ列線
に沿って配置された複数の燃焼室に連なる吸気ポートを
シリンダヘッドと一体に形成した多気筒エンジンにおい
て、吸気ポートの上流部をシリンダヘッドの側壁からヘ
ッドカバー側に湾曲させながら張り出させ、吸気ポート
の上流端面とシリンダヘッドのヘッドカバー取付面とを
同一面上に配置し、シリンダヘッドと吸気ポートの上流
部とを連結する連結壁を形成し、その連結壁を前記同一
面上に配置したことを特徴とする多気筒エンジンが提案
される。
【0007】上記構成によれば、シリンダヘッドと一体
に形成した吸気ポートの上流部をシリンダヘッドの側壁
からヘッドカバー側に湾曲させながら張り出させ、吸気
ポートの上流端面とシリンダヘッドのヘッドカバー取付
面とを同一面上に配置したので、吸気ポートの上流端面
とヘッドカバー取付面とを同時に加工することを可能に
して生産性の向上に寄与することができる。しかもシリ
ンダヘッドと吸気ポートの上流部とを連結する連結壁を
前記同一面上に配置したので、連結壁で吸気ポートの上
流部の剛性を高めて振動の発生を抑制することができ
る。
【0008】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記吸気ポートの側面に温水
ジャケットを設けたことを特徴とする多気筒エンジンが
提案される。
【0009】上記構成によれば、吸気ポートの側面に温
水ジャケットを設けたので、特別の加熱手段を設けるこ
となく吸気ポートの内面の氷結を防止することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は多気筒エンジンの縦断面図、図2は図1の2
−2線断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図
2の4−4線断面図である。
【0012】図1および図3に示すように、直列3気筒
エンジンEはシリンダブロック11の上面に結合された
シリンダヘッド12を備えており、シリンダヘッド12
の上面にヘッドカバー13が結合される。シリンダブロ
ック11に形成された3個のシリンダ14…の内部にピ
ストン15…が摺動自在に嵌合しており、ピストン15
…の上面に対向するシリンダヘッド12の下面に燃焼室
16…が形成される。燃焼室16…に連なる集合吸気ポ
ート17がシリンダヘッド12の吸気側の側面に開口す
るとともに、燃焼室16…に連なる集合排気ポート18
がシリンダヘッド12の排気側の側面に開口しており、
この開口に排気管19が結合される。シリンダヘッド1
2には点火プラグ20…を着脱するための点火プラグ挿
入筒21…が一体に形成される。点火プラグ挿入筒21
…はシリンダ軸線L1 に対して上端が集合排気ポート1
8側に傾斜しており、その下端に燃焼室16に臨む点火
プラグ20が装着されるととももに、その上端にイグニ
ッションコイル22が装着される。
【0013】シリンダヘッド12の上部に形成されてヘ
ッドカバー13により覆われる動弁室23には、吸気カ
ム24…および排気カム25…を備えたカムシャフト2
6と、吸気ロッカーアーム27…および排気ロッカーア
ーム28…を揺動自在に支持するロッカーアームシャフ
ト29とが各々1本ずつ設けられる。
【0014】各々の燃焼室16に臨む2個の吸気バルブ
孔30,30を開閉する吸気バルブ31,31のバルブ
ステム32,32は動弁室23内に突出しており、その
突出部に装着されたバルブスプリング33,33で吸気
バルブ31,31は閉弁方向に付勢される。各々の吸気
ロッカーアーム27の一端には吸気カム24に当接する
ローラ34が設けられ、他端が吸気バルブ31,31の
バルブステム32,32の上端に当接する。また各々の
燃焼室16に臨む2個の排気バルブ孔35,35を開閉
する排気バルブ36,36のバルブステム37,37は
動弁室23内に突出しており、その突出部に装着された
バルブスプリング38,38で排気バルブ36,36は
閉弁方向に付勢される。各々の排気ロッカーアーム28
の一端には排気カム25に当接するローラ39が設けら
れ、他端が排気バルブ36,36のバルブステム37,
37の上端に当接する。
【0015】図1および図2に示すように、集合吸気ポ
ート17は、3個の燃焼室16…からY字状に延びる3
個の吸気ポート41…と、それら3個の吸気ポート41
…が一体に集合する吸気集合部42とから構成されるも
ので、その集合吸気ポート17はシリンダヘッド12の
吸気側の側壁から張り出す張出部43の内部に形成され
る。集合吸気ポート17の上流部分は上方に立ち上がっ
ており、その上流端に形成されたスロットルボディ取付
座P1 にスロットルボディTが取り付けられる。スロッ
トルボディ取付座P1 は、シリンダヘッド12の上端に
形成されたヘッドカバー取付面P2 と同一面上に配置さ
れており、従ってシリンダヘッド12のスロットルボデ
ィ取付座P1 およびヘッドカバー取付面P2 を同時に機
械加工して加工工数の削減に寄与することができる。
【0016】一方、シリンダヘッド12の排気側の側壁
から張り出す張出部49の内部に形成される前記集合排
気ポート18は、3個の燃焼室16…から延びる合計6
個の排気ポート46…と、それら6個の排気ポート46
…が一体に集合するアーチ状の排気集合部47とから構
成されており、排気集合部47の中央部に排気管19が
結合される排気出口48が形成される。
【0017】このように、吸気マニホールドや排気マニ
ホールドを用いることなく集合吸気ポート17および集
合排気ポート18をシリンダヘッド12と一体に形成し
たので、部品点数や組付工数が削減されるのは勿論のこ
と、吸気マニホールドあるいは排気マニホールドとシリ
ンダヘッド12との結合部の段差を消滅させて吸気や排
気の流通抵抗を減少させることができる。しかも吸気マ
ニホールドや排気マニホールドをボルト止めするための
ボス部をシリンダヘッド12に設ける必要がなくなるた
め、シリンダヘッド12のシリンダ列線L2 に直交する
方向の幅を縮小することができる。更に、カムシャフト
26とロッカーアームシャフト29とがシリンダ軸線L
1 上に配置されているので、シリンダヘッド12の幅を
一層コンパクト化することができる。
【0018】図2および図4から明らかなように、シリ
ンダヘッド12には吸気側および排気側にそれぞれ4個
のボルト孔50…が形成されており、これら合計8個の
ボルト孔50…に上方から挿入された8本のシリンダヘ
ッド締結用ボルト511 〜518 をシリンダブロック1
1に形成したボルト孔52…に螺入することにより、シ
リンダヘッド12がシリンダブロック11に締結され
る。
【0019】集合吸気ポート17の内部には、中央のシ
リンダ14と両側のシリンダ14,14との間を仕切る
ように2個の壁部44,45が延びており、これら2個
の壁部44,45を2本のシリンダヘッド締結用ボルト
516 ,517 がそれぞれ貫通する。集合排気ポート1
8の内部には、中央のシリンダ14と両側のシリンダ1
4,14との間を仕切るように2個の壁部53,54が
延びており、これら2個の壁部53,54を2本のシリ
ンダヘッド締結用ボルト512 ,513 がそれぞれ貫通
する。排気側の2個の壁部53,54の先端側、即ち、
2本のシリンダヘッド締結用ボルト512 ,513 より
も排気集合部47側を、それぞれオイル戻し通路5
1 ,552 が貫通する。
【0020】またシリンダヘッド12の長手方向一端部
にはカム駆動チェーン(図示せず)を収納するカム駆動
チェーン室59が形成されており、このカム駆動チェー
ン室59の反対側に位置するシリンダヘッド締結用ボル
ト514 の近傍に第3のオイル戻し通路553 が形成さ
れる。これら3個のオイル戻し通路551 ,552 ,5
3 は、シリンダヘッド12に設けた動弁室23を、シ
リンダブロック11に設けたオイル戻し通路60…を介
してオイルパン(図示せず)に連通させる。張出部49
の一端に連なるシリンダヘッド12の排気側の側面に
は、カム駆動チェーン室59に臨むテンショナー取付座
63が形成されており、このテンショナー取付座63に
3本のボルト64…で固定されたチェーンテンショナー
65によって図示せぬカム駆動チェーンに所定の張力が
与えられる。
【0021】図1および図3から明らかなように、集合
吸気ポート17が形成される吸気側の張出部43の上方
に、動弁室23に隣接するようにブリーザ室71が設け
られる。ブリーザ室71は動弁室23との間を仕切るシ
リンダヘッド12の動弁室形成壁72と、この動弁室形
成壁72の外側に形成されたシリンダヘッド12のヘッ
ドカバー取付面形成壁73とによって区画されるもの
で、ヘッドカバー13の天井面から垂下する2枚の邪魔
板131 ,132 および前記動弁室形成壁72によって
構成されるラビリンス74を介して動弁室23に連通す
る。ブリーザ室71は、その底面にグロメット75を介
して支持したPCV(Positive CrankcaseVentilatio
n)バルブ76によって中央の吸気ポート41に連通す
るとともに、動弁室形成壁72を貫通する通孔721
介して動弁室23に連通する。シリンダヘッド12のヘ
ッドカバー取付面形成壁73がシリンダヘッド12のヘ
ッドカバー取付面P2 に連なる部分が、連結壁77(図
1参照)を介してスロットルボディ取付座P1 に直接連
結される。連結壁77のヘッドカバー13側の端部は図
2に鎖線で示されており、またスロットルボディT側の
端部はスロットルボディ取付座P1 に境目なく連続して
いる。
【0022】而して、クランクケースから動弁室23に
供給されたブローバイガスは、シリンダヘッド12と一
体の動弁室形成72およびヘッドカバー13と一体の邪
魔板131 ,132 よりなるラビリンス74を通過して
ブリーザ室71に供給される。その際にブローバイガス
に含まれるオイル分はラビリンス74に阻止されて動弁
室23側に残留するが、ブリーザ室71に達した若干の
オイル分は該ブリーザ室71の底部に設けた通孔721
を介して動弁室23側に戻される。そしてブリーザ室7
1に供給されたブローバイガスは、吸気負圧に応じて開
弁するPCVバルブ76を通過して集合吸気ポート17
に還流する。
【0023】このように、シリンダヘッド12の動弁室
形成壁72と集合吸気ポート17との間にブリーザ室7
1を形成したので、シリンダヘッド12の動弁室形成壁
72と集合吸気ポート17との間のデッドスペースをブ
リーザ室71の形成に有効利用することが可能になり、
エンジンEの大型化を回避しながらブリーザ室71の容
積を確保することができる。
【0024】更に、動弁室23とスロットルボディTと
の間のデッドスペースも有効利用してブリーザ室71を
形成したので、エンジンEの大型化を防止しながらシリ
ンダヘッド12の略全長に亘って延びる大容積のブリー
ザ室71を形成することができる。またスロットルボデ
ィ取付座P1 が連結壁77を介してシリンダヘッド12
のヘッドカバー取付面P2 に接続されているので、スロ
ットルボディ取付座P 1 や吸気集合部42の剛性を高め
て振動の発生を効果的に抑制することができ、特にスロ
ットルボディTに設けたスロットル開度センサの振動を
要件内に収めることができる。しかも連結壁77がスロ
ットルボディ取付座P1 およびヘッドカバー取付面形成
壁73の最上部を連結しているので、振動低減効果を最
大限に発揮させることができる。
【0025】更に吸気バルブ孔30…から延びる集合吸
気ポート17は、継ぎ目のない状態で略90°に亘って
上方に湾曲してスロットルボディ取付座P1 に達してい
るので連結壁77の長さが短くなり、重量の増加を回避
しながら連結壁77自体の剛性を高めて振動防止効果を
一層向上させることができる。また集合吸気ポート17
は継ぎ目を持たずに一体に形成されているため、段差の
ない状態で滑らかに連続する集合吸気ポート17の長さ
を充分に長く確保し、吸気抵抗の低減と吸気慣性効果の
向上による中低速域でのエンジンEの充填効率の向上と
を可能にすることができる。しかも点火プラグ20およ
びイグニッションコイル22がブリーザ室71と反対側
の側面であるシリンダヘッド12の排気側側面に設けら
れているので、エンジンEのコンパクト化に寄与するこ
とができる。
【0026】図1〜図3に示すように、シリンダヘッド
12の集合排気ポート18および集合吸気ポート17を
接続するようにEGRガス通路78,79,80が形成
されており、2つのEGRガス通路79,80間に設け
られたEGRバルブ取付座81に図示せぬEGRガスバ
ルブが設けられる。下流側のEGRガス通路80の出口
開口801 は集合吸気ポート17の吸気集合部42に開
口する。また3個の吸気ポート41…の下面と、それら
吸気ポート41…を仕切る壁部44,55とに、高温の
冷却水が滞留する温水ジャケットJが形成される。
【0027】而して、排気ガス中の有害成分を除去すべ
く、排気ガスの一部がEGRガスとして集合排気ポート
18からEGRガス通路78,79,80を経て集合吸
気ポート17に供給される。極低温時には集合吸気ポー
ト17の内面が氷結してEGRガス通路80の出口開口
801 が閉塞される可能性があるが、集合吸気ポート1
7の下面および側面を温水ジャケットJで囲むことによ
り、特別の加熱手段を設けることなく前記氷結を防止す
ることができる。またEGRガス通路78,79,80
およびEGRバルブ取付座81をシリンダヘッド12に
一体に形成したことにより、エンジンEのコンパクト化
と部品点数の削減とが達成される。
【0028】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0029】例えば、実施例では直列3気筒エンジンE
を例示したが、本発明は気筒数の異なる他の直列エンジ
ンやV型エンジンの各々のバンクに対しても適用するこ
とができる。また実施例のエンジンEは集合排気ポート
18を備えているが、本発明は集合排気ポート18の代
わりに排気マニホールドを備えたエンジンに対しても適
用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、シリンダヘッドと一体に形成した吸気ポート
の上流部をシリンダヘッドの側壁からヘッドカバー側に
湾曲させながら張り出させ、吸気ポートの上流端面とシ
リンダヘッドのヘッドカバー取付面とを同一面上に配置
したので、吸気ポートの上流端面とヘッドカバー取付面
とを同時に加工することを可能にして生産性の向上に寄
与することができる。しかもシリンダヘッドと吸気ポー
トの上流部とを連結する連結壁を前記同一面上に配置し
たので、連結壁で吸気ポートの上流部の剛性を高めて振
動の発生を抑制することができる。
【0031】また請求項2に記載された発明によれば、
吸気ポートの側面に温水ジャケットを設けたので、特別
の加熱手段を設けることなく吸気ポートの内面の氷結を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多気筒エンジンの縦断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【符号の説明】
12 シリンダヘッド 13 ヘッドカバー 16 燃焼室 41 吸気ポート 42 吸気集合部 77 連結壁 J 温水ジャケット L2 シリンダ列線 P2 ヘッドカバー取付面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 輝夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G024 AA05 AA09 AA72 DA03 DA09 FA00 FA02 FA13 FA14 GA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ列線(L2 )に沿って配置され
    た複数の燃焼室(16)に連なる吸気ポート(41)を
    シリンダヘッド(12)と一体に形成した多気筒エンジ
    ンにおいて、 吸気ポート(41)の上流部をシリンダヘッド(12)
    の側壁からヘッドカバー(13)側に湾曲させながら張
    り出させ、吸気ポート(41)の上流端面とシリンダヘ
    ッド(12)のヘッドカバー取付面(P2 )とを同一面
    上に配置し、シリンダヘッド(12)と吸気ポート(4
    1)の上流部とを連結する連結壁(77)を形成し、そ
    の連結壁(77)を前記同一面上に配置したことを特徴
    とする多気筒エンジン。
  2. 【請求項2】 前記吸気ポート(41)の側面に温水ジ
    ャケット(J)を設けたことを特徴とする、請求項1に
    記載の多気筒エンジン。
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