JP2000265903A - 多気筒エンジン - Google Patents

多気筒エンジン

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JP2000265903A
JP2000265903A JP11070788A JP7078899A JP2000265903A JP 2000265903 A JP2000265903 A JP 2000265903A JP 11070788 A JP11070788 A JP 11070788A JP 7078899 A JP7078899 A JP 7078899A JP 2000265903 A JP2000265903 A JP 2000265903A
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exhaust
cylinder head
cylinder
collective
exhaust port
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JP11070788A
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English (en)
Inventor
Yasutoshi Ito
康利 伊藤
Teruo Kobayashi
輝夫 小林
Masakatsu Honda
雅克 本田
Shinji Yamada
真嗣 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多気筒エンジンにおいて、複数の集合排気ポ
ートを備えたシリンダヘッドの小型化を図る。 【解決手段】 直列6気筒エンジンのシリンダヘッド1
2の側壁121 に形成した2個のアーチ状の張出部49
a,49bの内部に、シリンダ列線L2 に沿って配置し
た複数の燃焼室16から延びる排気ポート46を排気集
合部47a,47bで一体に集合させてなる集合排気ポ
ート18a,18bをそれぞれ形成する。隣り合う張出
部49a,49bどうしを上下一対の連結壁72,73
で相互に連結し、この連結壁72,73をシリンダヘッ
ド締結用ボルト5115でシリンダブロックに締結する。
両張出部49a,49bに形成したウオータジャケット
を、連結壁72,73の内部に形成した連通路77,7
8で相互に連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の燃焼室から
延びる排気ポートをシリンダヘッドの内部に形成した排
気集合部で一体に集合させてなる集合排気ポートを備え
た多気筒エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に多気筒エンジンのシリンダヘッド
に形成される排気ポートは、シリンダヘッドの内部で同
一シリンダの複数の排気バルブ孔から排出される排気ガ
スの集合のみを行い、各シリンダから排出される排気ガ
スの集合はシリンダヘッドに結合される別体の排気マニ
ホールドにおいて行われる。
【0003】これに対して、各シリンダから排出される
排気ガスの集合を、別体の排気マニホールドを用いずに
シリンダヘッドの内部で行うものが、特許第27098
15号公報により公知である。上記公報に開示された直
列6気筒エンジンは、シリンダ列線の一端側の3気筒の
排気ポートを一体に集合させた集合排気ポートと、シリ
ンダ列線の他端側の3気筒の排気ポートを一体に集合さ
せた集合排気ポートとを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特許第27
09815号公報に記載されたエンジンは、内部に2個
の集合排気ポートが形成されたシリンダヘッドの排気側
の側面全体がシリンダブロックの側面から外側に大きく
張り出しており、しかもその張出部の内部空間が有効に
利用されていないため、シリンダヘッドが徒に大型化し
て重量の増加や振動の増加を招くという問題があった。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、複数の集合排気ポートを備えたシリンダヘッドの小
型化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、シリンダヘッ
ドの側壁に形成した少なくとも2個の張出部の内部に、
シリンダ列線に沿って配置した複数の燃焼室から延びる
排気ポートを排気集合部で一体に集合させてなる集合排
気ポートをそれぞれ形成した多気筒エンジンであって、
隣り合う張出部どうしを連結壁で相互に連結し、この連
結壁をシリンダブロックに締結したことを特徴とする多
気筒エンジンが提案される。
【0007】上記構成によれば、シリンダヘッドの側壁
に形成した少なくとも2個の張出部の内部にそれぞれ集
合排気ポートを形成したので、シリンダヘッドの側面全
体を張り出した単一の張出部の内部に複数の集合排気ポ
ートを形成する場合に比べてシリンダヘッドを小型化す
ることができる。しかも隣り合う張出部どうしを相互に
連結する連結壁をシリンダブロックに締結したので、連
結壁でシリンダヘッド自体の剛性を高めるとともに排気
ガスの熱による熱歪みの発生を防止し、更にシリンダヘ
ッドおよびシリンダブロックを強固に締結して振動の低
減とシリンダヘッドおよびシリンダブロック間のシール
性の向上とを図ることができる。
【0008】また請求項2に記載された発明によれば、
シリンダヘッドの側壁に形成した少なくとも2個の張出
部の内部に、シリンダ列線に沿って配置した複数の燃焼
室から延びる排気ポートを排気集合部で一体に集合させ
てなる集合排気ポートをそれぞれ形成した多気筒エンジ
ンであって、隣り合う張出部どうしを連結壁で相互に連
結するとともに、前記排気集合部の上面および下面の少
なくとも一方にウオータジャケットを形成し、隣り合う
ウオータジャケットどうしを前記連結壁に形成した連通
路で連通させたことを特徴とする多気筒エンジンが提案
される。
【0009】上記構成によれば、シリンダヘッドの側壁
に形成した少なくとも2個の張出部の内部にそれぞれ集
合排気ポートを形成したので、シリンダヘッドの側面全
体を張り出した単一の張出部の内部に複数の集合排気ポ
ートを形成する場合に比べてシリンダヘッドを小型化す
ることができる。しかも隣り合う張出部どうしを連結壁
で相互に連結したので、連結壁でシリンダヘッド自体の
剛性を高めて振動を低減するとともに排気ガスの熱によ
る熱歪みの発生を防止することができる。また隣り合う
排気集合部に形成したウオータジャケットを連結壁に形
成した連通路で連通させたので、ウオータジャケット相
互間の冷却水の流れをスムーズにしてウオータジャケッ
ト内に澱み部が発生するのを防止し、冷却効果を高める
ことができる。
【0010】また請求項3に記載された発明によれば、
シリンダヘッドの側壁に形成した少なくとも2個の張出
部の内部に、シリンダ列線に沿って配置した複数の燃焼
室から延びる排気ポートを排気集合部で一体に集合させ
てなる集合排気ポートをそれぞれ形成した多気筒エンジ
ンであって、排気集合部の形状に沿った凹部を隣り合う
張出部間に形成したことを特徴とする多気筒エンジンが
提案される。
【0011】上記構成によれば、シリンダヘッドの側壁
に形成した少なくとも2個の張出部の内部にそれぞれ集
合排気ポートを形成したので、シリンダヘッドの側面全
体を張り出した単一の張出部の内部に複数の集合排気ポ
ートを形成する場合に比べてシリンダヘッドを小型化す
ることができる。特に排気集合部の形状に沿った凹部を
隣り合う張出部間に形成したので、集合排気ポートの形
状に影響を与えることなくシリンダヘッドの軽量化に寄
与することができ、かつシリンダヘッドの振動を低減す
ることができる。
【0012】また請求項4に記載された発明によれば、
シリンダヘッドの側壁に形成した少なくとも2個の張出
部の内部に、シリンダ列線に沿って配置した複数の燃焼
室から延びる排気ポートを排気集合部で一体に集合させ
てなる集合排気ポートをそれぞれ形成した多気筒エンジ
ンであって、シリンダヘッドの隣り合う張出部に挟まれ
た位置にオイル通路を形成したことを特徴とする多気筒
エンジンが提案される。
【0013】上記構成によれば、シリンダヘッドの側壁
に形成した少なくとも2個の張出部の内部にそれぞれ集
合排気ポートを形成したので、シリンダヘッドの側面全
体を張り出した単一の張出部の内部に複数の集合排気ポ
ートを形成する場合に比べてシリンダヘッドを小型化す
ることができる。しかも隣り合う張出部に挟まれた位置
にオイル通路を形成したので、両張出部に挟まれたデッ
ドスペースを有効利用してオイル通路をコンパクトに形
成することができるだけでなく、オイル通路の形成部が
両張出部の連結壁として機能するのでシリンダヘッドの
剛性が向上して振動の低減に寄与することができる。更
に両張出部に形成した集合排気ポートを通過する排気ガ
スの熱でオイル通路を通過するオイルが効果的に昇温す
るので、特別のオイルヒータを設けることなくオイルの
粘度を低下させて摺動部の摩擦抵抗を低減することがで
きる。
【0014】また請求項5に記載された発明によれば、
シリンダ列線に沿って配置した6個の燃焼室のうちの一
端側の3個の燃焼室から延びる排気ポートを第1排気集
合部で一体に集合させてなる第1集合排気ポートと、前
記6個の燃焼室のうちの他端側の3個の燃焼室から延び
る排気ポートを第2排気集合部で一体に集合させてなる
第2集合排気ポートとをそれぞれシリンダヘッドに形成
した多気筒エンジンであって、第1、第2集合排気ポー
トをシリンダヘッドの側壁からアーチ状に突出する2個
の張出部の内部にそれぞれ形成したことを特徴とする多
気筒エンジンが提案される。
【0015】上記構成によれば、シリンダヘッドの側壁
からアーチ状に突出する2個の張出部の内部に第1、第
2集合排気ポートを形成したので、シリンダヘッドの側
面全体を張り出した単一の張出部の内部に複数の集合排
気ポートを形成する場合に比べてシリンダヘッドを小型
化することができる。特に張出部がアーチ状に形成され
ているため、シリンダヘッドの長手方向両端部の幅が減
少して一層の小型化が可能になるだけでなく、シリンダ
ヘッドの剛性向上にも寄与することができ、更に排気ガ
スの流れをスムーズにすることができるだけでなく、シ
リンダヘッドを軽量化して振動を低減することができ
る。しかも一端側の3個の燃焼室から延びる排気ポート
を第1排気集合部で一体に集合させ、他端側の3個の燃
焼室から延びる排気ポートを第2排気集合部で一体に集
合させたので、第1、第2集合排気ポートにおける排気
干渉の発生を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0017】図1〜図7は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は多気筒エンジンの縦断面図、図2は図1の
2−2線断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は
図2の4−4線断面図、図5は図2の5−5線断面図、
図6は図2の6方向矢視図、図7は図6の7−7線断面
図である。
【0018】図1および図3に示すように、直列6気筒
エンジンEはシリンダブロック11の上面に結合された
シリンダヘッド12を備えており、シリンダヘッド12
の上面にヘッドカバー13が結合される。シリンダブロ
ック11に形成された6個のシリンダ14…の内部にピ
ストン15…が摺動自在に嵌合しており、ピストン15
…の上面に対向するシリンダヘッド12の下面に燃焼室
16…が形成される。燃焼室16…に連なる吸気ポート
17…がシリンダヘッド12の吸気側の側面に開口する
とともに、燃焼室16…に連なる第1集合排気ポート1
8aおよび第2集合排気ポート18bがシリンダヘッド
12の排気側の側面に開口しており、この2個の開口に
排気ガス浄化触媒41,41を備えた排気管19,19
がそれぞれ結合される。シリンダヘッド12には点火プ
ラグ20…を着脱するための点火プラグ挿入筒21…が
一体に形成される。点火プラグ挿入筒21…はシリンダ
軸線L1 に対して上端が第1、第2集合排気ポート18
a,18b側に傾斜しており、その下端に燃焼室16に
臨む点火プラグ20が装着されるととももに、その上端
にイグニッションコイル22が装着される。
【0019】シリンダヘッド12の上部に形成されてヘ
ッドカバー13により覆われる動弁室23には、吸気カ
ム24…および排気カム25…を備えたカムシャフト2
6と、吸気ロッカーアーム27…および排気ロッカーア
ーム28…を揺動自在に支持するロッカーアームシャフ
ト 29とが設けられる。
【0020】各々の燃焼室16に臨む2個の吸気バルブ
孔30,30を開閉する吸気バルブ31,31のバルブ
ステム32,32は動弁室23内に突出しており、その
突出部に装着されたバルブスプリング33,33で吸気
バルブ31,31は閉弁方向に付勢される。各々の吸気
ロッカーアーム27の一端には吸気カム24に当接する
ローラ34が設けられ、他端が吸気バルブ31,31の
バルブステム32,32の上端に当接する。また各々の
燃焼室16に臨む2個の排気バルブ孔35,35を開閉
する排気バルブ36,36のバルブステム37,37は
動弁室23内に突出しており、その突出部に装着された
バルブスプリング38,38で排気バルブ36,36は
閉弁方向に付勢される。各々の排気ロッカーアーム28
の一端には排気カム25に当接するローラ39が設けら
れ、他端が排気バルブ36,36のバルブステム37,
37の上端に当接する。
【0021】また各吸気ポート17には、吸気バルブ孔
30,30を指向して燃料を噴射するインジェクタ40
が設けられる。
【0022】図2を併せて参照すると明らかなように、
6個の燃焼室16…から延びる6個の吸気ポート17…
はそれぞれY字状に形成されており、それら6個の吸気
ポート17…は相互に集合することなく独立してシリン
ダヘッド12の吸気側の側面に開口する。一方、前記第
1、第2集合排気ポート18a,18bは、それぞれ3
個の燃焼室16…から延びる合計6個の排気ポート46
…と、それら6個の排気ポート46…が一体に集合する
アーチ状の第1、第2排気集合部47a,47bとから
構成されており、第1、第2排気集合部47a,47b
の中央部に排気管19,19が結合される排気出口4
8,48が形成される。
【0023】6個のシリンダ14…をカム駆動チェーン
室59側から順に#1,#2,#3,#4,#5,#6
としたとき、第1集合排気ポート18aはシリンダ列線
2の一端側の3個の#1,#2,#3シリンダの燃焼
室16…からの排気ガスを第1排気集合部47aで集合
させ、また第2集合排気ポート18bはシリンダ列線L
2 の他端側の3個の#4,#5,#6シリンダの燃焼室
16…からの排気ガスを第2排気集合部47bで集合さ
せるもので、第1集合排気ポート18aおよび第2集合
排気ポート18bは実質的に同一の構造を有している。
集合排気ポートを第1集合排気ポート18aおよび第2
集合排気ポート18bに2分割し、かつ両者を同一の構
造にすることにより、シリンダヘッド12を鋳造する際
に集合排気ポートを形成する中子を小型化することが可
能となるだけでなく、前記中子の種類を1種類にしてコ
ストの削減に寄与することができる。
【0024】#1,#2,#3,#4,#5,#6シリ
ンダの点火順序は#1→#5→#3→#6→#2→#4
であり、第1集合排気ポート18aに対応する3個の#
1,#2,#3シリンダは点火順序が連続せず、また第
2集合排気ポート18bに対応する3個の#4,#5,
#6シリンダは点火順序が連続しない。従って、第1集
合排気ポート18aに対応する3個の#1,#2,#3
シリンダ間での排気干渉は発生せず、また第2集合排気
ポート18bに対応する3個の#4,#5,#6シリン
ダ間での排気干渉は発生しない。
【0025】第1、第2排気集合部47a,47bが臨
むシリンダヘッド12の排気側の側壁121 の2か所が
アーチ状に湾曲して外側に向けて張り出しており、それ
ぞれシリンダブロック11の側壁111 から突出する第
1、第2張出部49a,49bを構成している。従っ
て、第1、第2張出部49a,49bの内部に形成され
た第1、第2集合排気ポート18a,18bの第1、第
2排気集合部47a,47bは、アーチ状に湾曲する第
1、第2張出部49a,49bの側壁121 にウオータ
ジャケットを介さずに直接臨んでいる。
【0026】このように、第1、第2張出部49a,4
9bの内部に形成され第1、第2集合排気ポート18
a,18bの第1、第2排気集合部47a,47bが該
第1、第2張出部49a,49bの側壁121 にウオー
タジャケットを介さずに直接臨んでいるので、第1、第
2排気集合部47a,47bと側壁121 との間にウオ
ータジャケットが介在するものに比べてシリンダヘッド
12をコンパクト化することができ、しかも成形が容易
である。しかも前記側壁121 はアーチ状に形成されて
いるため、シリンダヘッド12の長手方向両端部の幅が
減少して一層のコンパクト化が可能になるだけでなく、
シリンダヘッド12の剛性向上にも寄与することがで
き、更に排気ガスの流れをスムーズにすることができ
る。しかも第1、第2張出部49a,49b間に凹部7
1(図2参照)が形成されているため、この凹部71の
空間を有効利用してエンジンEの小型化を図ることがで
きる。
【0027】図2および図4から明らかなように、シリ
ンダヘッド12には吸気側および排気側にそれぞれ7個
のボルト孔50…が形成されており、これら合計14個
のボルト孔50…に上方から挿入された14本のシリン
ダヘッド締結用ボルト511〜5114をシリンダブロッ
ク11に形成したボルト孔52…に螺入することによ
り、シリンダヘッド12がシリンダブロック11に締結
される。
【0028】第1集合排気ポート18aの内部には、該
第1集合排気ポート18aに対応する3個のシリンダ1
4…の間を仕切るように2個の壁部53,54が延びて
おり、これら2個の壁部53,54を2本のシリンダヘ
ッド締結用ボルト512 ,513 がそれぞれ貫通する。
2個の壁部53,54の先端側、即ち、2本のシリンダ
ヘッド締結用ボルト512 ,513 よりも第1排気集合
部47a側を、それぞれオイル通路としてのオイル戻し
通路551 ,552 が貫通する。同様に、第2集合排気
ポート18bの内部には、該第2集合排気ポート18b
に対応する3個のシリンダ14…の間を仕切るように2
個の壁部53,54が延びており、これら2個の壁部5
3,54を2本のシリンダヘッド締結用ボルト515
516 がそれぞれ貫通する。2個の壁部53,54の先
端側、即ち、2本のシリンダヘッド締結用ボルト5
5 ,516 よりも第2排気集合部47b側を、それぞ
れオイル通路としてのオイル戻し通路553 ,554
貫通する。
【0029】第1集合排気ポート18aにおいて、2個
の壁部53,54は第1集合排気ポート18a内を流れ
る排気ガスの方向に沿うように、即ち、中央に位置する
排気出口48を指向するように湾曲しており、従って、
2個のオイル戻し通路551,552 は、それに隣接す
る2本のシリンダヘッド締結用ボルト512 ,513
対して排気出口48側に偏倚している。オイル戻し通路
551 ,552 およびシリンダヘッド締結用ボルト51
2 ,513 の上記配置により、シリンダヘッド12の大
型化を回避しながら、第1集合排気ポート18a内を排
気ガスがスムーズに流れるようにして排気抵抗を低減す
ることができる。尚、第2集合排気ポート18bも、こ
れと同じ構造を有している。
【0030】図6を併せて参照すると明らかなように、
第1集合排気ポート18aにおいて、シリンダヘッド1
2の排気出口48には、排気管19の取付フランジ56
を結合する3本のボルト57…を螺入する3個のボス部
581 ,582 ,583 が形成される。3本のボルト5
7…で締結される排気管19の本数は1本であるので、
上方から見て下側の2個のボス部581 ,582 は排気
管19の下方に隠れることがなく、前記2個のボス部5
1 ,582 に対するボルト57,57の締結作業を容
易に行うことができる。また排気管19の上側にも1個
のボス部583を設けることにより、ボルト57…の締
結作業性を確保しながら排気管19を3個所で固定して
取付剛性を高めることができる。尚、第2集合排気ポー
ト18bも、これと同じ構造を有している。
【0031】またシリンダヘッド12の長手方向一端部
にはカム駆動チェーン(図示せず)を収納するカム駆動
チェーン室59が形成されており、このカム駆動チェー
ン室59の反対側に位置するシリンダヘッド締結用ボル
ト515 の近傍に第5のオイル戻し通路555 が形成さ
れる。これら5個のオイル戻し通路551 〜555 は、
シリンダヘッド12に設けた動弁室23を、シリンダブ
ロック11に設けたオイル戻し通路60…を介してオイ
ルパン(図示せず)に連通させる。第1張出部49aの
一端に連なるシリンダヘッド12の排気側の側面には、
カム駆動チェーン室59に臨むテンショナー取付座63
(図2参照)が形成されており、このテンショナー取付
座63に3本のボルト64…で固定されたチェーンテン
ショナー65(図2参照)によって図示せぬカム駆動チ
ェーンに所定の張力が与えられる。
【0032】このように、第1、第2張出部49a,4
9bにおいて、それぞれ2個のオイル戻し通路551
552 ;553 ,554 を隣接するシリンダ14…の排
気ポート46…および第1、第2排気集合部47a,4
7bによって囲まれた領域に配置したので、第1、第2
集合排気ポート18a,18bと干渉することなくシリ
ンダヘッド12の排気側にオイル戻し通路551 ,55
2 ;553 ,554 を形成することが可能となり、シリ
ンダヘッド12の動弁室23内のオイルをオイルパンに
確実に戻すことができる。しかも低温時にオイル戻し通
路551 ,55 2 ;553 ,554 を通過するオイルを
第1、第2集合排気ポート18a,18bを通過する排
気ガスで加熱することができるので、特別のオイルヒー
タを設けることなくオイルを昇温させて各潤滑部の摩擦
抵抗を低減することができる。
【0033】図6および図7から明らかなように、シリ
ンダヘッド12の排気側に傾斜して配置された6個の点
火プラグ挿入筒21…と第1、第2張出部49a,49
bの上面とが、断面三角形の補強壁61…でそれぞれ連
結される。これら補強壁61…で第1、第2張出部49
a,49bの剛性を高め、エンジンEの運転時における
第1、第2張出部49a,49bの振動を効果的に抑制
することができる。
【0034】図1〜図4に示すように、シリンダヘッド
12の内部にはシリンダ列線L2 に沿うようにウオータ
ジャケットJ1 が形成される。また第1、第2集合排気
ポート18a,18bを通過する排気ガスにより高温に
なるシリンダヘッド12の第1,第2張出部49a,4
9bには、第1、第2集合排気ポート18a,18bの
上面および下面をそれぞれ覆うウオータジャケット
2 ,J3 が設けられる。排気ポート46…と干渉しな
い部分、即ち、6個の点火プラグ挿入筒21…の近傍で
前記上下のウオータジャケットJ2 ,J3 は6個のウオ
ータジャケットJ4…で相互に連通する。
【0035】このように、第1、第2集合排気ポート1
8a,18bの周辺をウオータジャケットJ1 ,J2
3 ,J4 …で覆うことにより、高温になり易いシリン
ダヘッド12の排気側を効率的に冷却することができ
る。特に、熱に弱いイグニッションコイル22…と第
1、第2集合排気ポート18a,18bとの間にウオー
タジャケットJ2 が介在するため、イグニッションコイ
ル22…への熱伝達を効果的に抑制することができる
(図7参照)。
【0036】図2、図5および図6から明らかなよう
に、アーチ状に形成された第1、第2張出部49a,4
9b間には、第1、第2集合排気ポート18a,18b
に沿う形状の凹部が71が形成されており、この凹部7
1の上側および下側に配置された上下一対の連結壁7
2,73によって第1、第2張出部49a,49bが連
結される。上下一対の連結壁72,73をボス部74が
接続しており、上側の連結壁72、ボス部74および下
側の連結壁73を貫通するボルト孔75に上方から挿入
された15番目のシリンダヘッド締結用ボルト5115
シリンダブロック11に形成したボルト孔76に螺入す
ることにより、前記14本のシリンダヘッド締結用ボル
ト511 〜5114と協働してシリンダヘッド12がシリ
ンダブロック11に強固に結合される。
【0037】このように、第1、第2張出部49a,4
9bを連結壁72,73で連結したので、第1、第2張
出部49a,49bを相互に補強し合って剛性を高め、
振動の発生を抑えることができるだけでなく、高温の排
気ガスが流れる第1、第2集合排気ポート18a,18
bが形成された第1、第2張出部49a,49bの熱歪
みを最小限に抑えることができる。しかも第1、第2張
出部49a,49bの間でシリンダヘッド締結用ボルト
5115によってシリンダヘッド12をシリンダブロック
11に締結したので、第1、第2張出部49a,49b
の剛性を高めて振動の発生を一層効果的に防止すること
ができるだけでなく、シリンダヘッド12およびシリン
ダブロック11間のシール性を高めることができる。
【0038】また#3シリンダおよび#4シリンダのプ
ラグ挿入筒21,21を補強する補強壁61,61の下
端と、上側の連結壁72の上面とが補強リブ80,80
で接続されており、これにより15番目のシリンダヘッ
ド締結用ボルト5115による締結部の剛性が高められて
いる。
【0039】上下の連結壁72,73の内部には冷却水
が流通する連通路77,78がそれぞれ形成されてお
り、上側の連結壁72の連通路77で第1、第2張出部
49a,49bの上側のウオータジャケットJ2 ,J2
が相互に連通し、下側の連結壁73の連通路78で第
1、第2張出部49a,49bの下側のウオータジャケ
ットJ3 ,J3 が相互に連通する。このように、第1、
第2張出部49a,49bの隣接する上側のウオータジ
ャケットJ2 ,J2 どうしを上側の連結壁72の連通路
77で連通させ、隣接する下側のウオータジャケットJ
3 ,J3 どうしを下側の連結壁73の連通路78で連通
させたので、第1、第2張出部49a,49bのウオー
タジャケットJ2 ,J2 ;J3 ,J3 内の冷却水の流れ
をスムーズにして澱み部の発生を防止し、冷却効果を高
めることができる。
【0040】次に、図8〜図10に基づいて本発明の第
2実施例を説明する。
【0041】第1実施例では第1、第2張出部49a,
49bを連結する上下一対の連結壁72,73のうち、
上側の連結壁72の上面に15番目のシリンダヘッド締
結用ボルト5115に頭部が支持されていたが、第2実施
例では上下の連結壁72,73を接続するボス部74が
廃止され、シリンダヘッド12をシリンダブロック11
に締結する15番目のシリンダヘッド締結用ボルト51
15の頭部は下側の連結壁73の上面に支持されている。
上記構成により、15番目のシリンダヘッド締結用ボル
ト5115によるシリンダヘッド12およびシリンダブロ
ック11の締結部をコンパクト化することができ、しか
も上側の連結壁72の連通路77の流路断面積を増加さ
せることができる。
【0042】また2本のシリンダヘッド締結用ボルト5
4 ,5115の間にオイル通路としての第6のオイル戻
し通路556 が形成されており、このオイル戻し通路5
6はシリンダブロック11に形成したオイル戻し通路
79を介してオイルパンに連通する。このように、第
1、第2張出部49a,49bに挟まれた位置にオイル
戻し通路556 を形成したのでシリンダヘッド12の大
型化が回避されるだけでなく、オイル戻し通路556
形成部を第1、第2張出部49a,49bの連結壁とし
て機能させ、シリンダヘッド12の剛性を高めて第1、
第2張出部49a,49bの振動を低減することができ
る。更に、特別のオイルヒータを設けることなく、第
1、第2張出部49a,49bの第1、第2集合排気ポ
ート18a,18bからの熱でオイル戻し通路556
近傍を加熱し、オイルの粘性を低下させて各摺動部の摩
擦抵抗を低減することができる。
【0043】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0044】例えば、実施例では直列6気筒エンジンE
を例示したが、請求項1〜4に記載された発明は、気筒
数の異なる他の直列エンジンやV型エンジンの各々のバ
ンクに対しても適用することができる。
【0045】また請求項1〜4に記載された発明では、
張出部、排気集合部および集合排気ポートの数は各々2
個に限定されず、3個以上であっても良い。
【0046】また連結壁72,73は必ずしも2個に限
定されず、1個あるいは3個以上であっても良い。
【0047】また実施例では第1、第2排気集合部47
a,47bの上面および下面にウオータジャケット
2 ,J3 を形成しているが、その何れか一方だけを形
成しても良い。
【0048】また請求項4に記載された発明のオイル通
路は実施例のオイル戻し通路556に限定されず、オイ
ル供給通路やブローバイガス通路を含むものとする。
【0049】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、シリンダヘッドの側壁に形成した少なくとも
2個の張出部の内部にそれぞれ集合排気ポートを形成し
たので、シリンダヘッドの側面全体を張り出した単一の
張出部の内部に複数の集合排気ポートを形成する場合に
比べてシリンダヘッドを小型化することができる。しか
も隣り合う張出部どうしを相互に連結する連結壁をシリ
ンダブロックに締結したので、連結壁でシリンダヘッド
自体の剛性を高めるとともに排気ガスの熱による熱歪み
の発生を防止し、更にシリンダヘッドおよびシリンダブ
ロックを強固に締結して振動の低減とシリンダヘッドお
よびシリンダブロック間のシール性の向上とを図ること
ができる。
【0050】また請求項2に記載された発明によれば、
シリンダヘッドの側壁に形成した少なくとも2個の張出
部の内部にそれぞれ集合排気ポートを形成したので、シ
リンダヘッドの側面全体を張り出した単一の張出部の内
部に複数の集合排気ポートを形成する場合に比べてシリ
ンダヘッドを小型化することができる。しかも隣り合う
張出部どうしを連結壁で相互に連結したので、連結壁で
シリンダヘッド自体の剛性を高めて振動を低減するとと
もに排気ガスの熱による熱歪みの発生を防止することが
できる。また隣り合う排気集合部に形成したウオータジ
ャケットを連結壁に形成した連通路で連通させたので、
ウオータジャケット相互間の冷却水の流れをスムーズに
してウオータジャケット内に澱み部が発生するのを防止
し、冷却効果を高めることができる。
【0051】また請求項3に記載された発明によれば、
シリンダヘッドの側壁に形成した少なくとも2個の張出
部の内部にそれぞれ集合排気ポートを形成したので、シ
リンダヘッドの側面全体を張り出した単一の張出部の内
部に複数の集合排気ポートを形成する場合に比べてシリ
ンダヘッドを小型化することができる。特に排気集合部
の形状に沿った凹部を隣り合う張出部間に形成したの
で、集合排気ポートの形状に影響を与えることなくシリ
ンダヘッドの軽量化に寄与することができ、かつシリン
ダヘッドの振動を低減することができる。
【0052】また請求項4に記載された発明によれば、
シリンダヘッドの側壁に形成した少なくとも2個の張出
部の内部にそれぞれ集合排気ポートを形成したので、シ
リンダヘッドの側面全体を張り出した単一の張出部の内
部に複数の集合排気ポートを形成する場合に比べてシリ
ンダヘッドを小型化することができる。しかも隣り合う
張出部に挟まれた位置にオイル通路を形成したので、両
張出部に挟まれたデッドスペースを有効利用してオイル
通路をコンパクトに形成することができるだけでなく、
オイル通路の形成部が両張出部の連結壁として機能する
のでシリンダヘッドの剛性が向上して振動の低減に寄与
することができる。更に両張出部に形成した集合排気ポ
ートを通過する排気ガスの熱でオイル通路を通過するオ
イルが効果的に昇温するので、特別のオイルヒータを設
けることなくオイルの粘度を低下させて摺動部の摩擦抵
抗を低減することができる。
【0053】また請求項5に記載された発明によれば、
シリンダヘッドの側壁からアーチ状に突出する2個の張
出部の内部に第1、第2集合排気ポートを形成したの
で、シリンダヘッドの側面全体を張り出した単一の張出
部の内部に複数の集合排気ポートを形成する場合に比べ
てシリンダヘッドを小型化することができる。特に張出
部がアーチ状に形成されているため、シリンダヘッドの
長手方向両端部の幅が減少して一層の小型化が可能にな
るだけでなく、シリンダヘッドの剛性向上にも寄与する
ことができ、更に排気ガスの流れをスムーズにすること
ができるだけでなく、シリンダヘッドを軽量化して振動
を低減することができる。しかも一端側の3個の燃焼室
から延びる排気ポートを第1排気集合部で一体に集合さ
せ、他端側の3個の燃焼室から延びる排気ポートを第2
排気集合部で一体に集合させたので、第1、第2集合排
気ポートにおける排気干渉の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】多気筒エンジンの縦断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】図2の6方向矢視図
【図7】図6の7−7線断面図
【図8】本発明の第2実施例に係る、前記図2に対応す
る図
【図9】図8の9方向矢視図
【図10】図9の10−10線断面図
【符号の説明】
11 シリンダブロック 12 シリンダヘッド 121 側壁 16 燃焼室 18a 第1集合排気ポート(集合排気ポート) 18b 第2集合排気ポート(集合排気ポート) 46 排気ポート 47a 第1排気集合部(排気集合部) 47b 第2排気集合部(排気集合部) 49a 第1張出部(張出部) 49b 第1張出部(張出部) 556 オイル戻し通路(オイル通路) 71 凹部 72 連結壁 73 連結壁 77 連通路 78 連通路 J2 ウオータジャケット J3 ウオータジャケット L2 シリンダ列線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 雅克 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 山田 真嗣 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G004 AA01 AA08 BA01 DA02 3G024 AA06 AA07 AA11 BA23 CA05 DA09 DA18 FA01 FA07 FA13 FA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッド(12)の側壁(1
    1 )に形成した少なくとも2個の張出部(49a,4
    9b)の内部に、シリンダ列線(L2 )に沿って配置し
    た複数の燃焼室(16)から延びる排気ポート(46)
    を排気集合部(47a,47b)で一体に集合させてな
    る集合排気ポート(18a,18b)をそれぞれ形成し
    た多気筒エンジンであって、 隣り合う張出部(49a,49b)どうしを連結壁(7
    2,73)で相互に連結し、この連結壁(72,73)
    をシリンダブロック(11)に締結したことを特徴とす
    る多気筒エンジン。
  2. 【請求項2】 シリンダヘッド(12)の側壁(1
    1 )に形成した少なくとも2個の張出部(49a,4
    9b)の内部に、シリンダ列線(L2 )に沿って配置し
    た複数の燃焼室(16)から延びる排気ポート(46)
    を排気集合部(47a,47b)で一体に集合させてな
    る集合排気ポート(18a,18b)をそれぞれ形成し
    た多気筒エンジンであって、 隣り合う張出部(49a,49b)どうしを連結壁(7
    2,73)で相互に連結するとともに、前記排気集合部
    (47a,47b)の上面および下面の少なくとも一方
    にウオータジャケット(J2 ,J3 )を形成し、隣り合
    うウオータジャケット(J2 ,J3 )どうしを前記連結
    壁(72,73)に形成した連通路(77,78)で連
    通させたことを特徴とする多気筒エンジン。
  3. 【請求項3】 シリンダヘッド(12)の側壁(1
    1 )に形成した少なくとも2個の張出部(49a,4
    9b)の内部に、シリンダ列線(L2 )に沿って配置し
    た複数の燃焼室(16)から延びる排気ポート(46)
    を排気集合部(47a,47b)で一体に集合させてな
    る集合排気ポート(18a,18b)をそれぞれ形成し
    た多気筒エンジンであって、 排気集合部(47a,47b)の形状に沿った凹部(7
    1)を隣り合う張出部(49a,49b)間に形成した
    ことを特徴とする多気筒エンジン。
  4. 【請求項4】 シリンダヘッド(12)の側壁(1
    1 )に形成した少なくとも2個の張出部(49a,4
    9b)の内部に、シリンダ列線(L2 )に沿って配置し
    た複数の燃焼室(16)から延びる排気ポート(46)
    を排気集合部(47a,47b)で一体に集合させてな
    る集合排気ポート(18a,18b)をそれぞれ形成し
    た多気筒エンジンであって、 シリンダヘッド(12)の隣り合う張出部(49a,4
    9b)に挟まれた位置にオイル通路(556 )を形成し
    たことを特徴とする多気筒エンジン。
  5. 【請求項5】 シリンダ列線(L2 )に沿って配置した
    6個の燃焼室(16)のうちの一端側の3個の燃焼室
    (16)から延びる排気ポート(46)を第1排気集合
    部(47a)で一体に集合させてなる第1集合排気ポー
    ト(18a)と、前記6個の燃焼室(16)のうちの他
    端側の3個の燃焼室(16)から延びる排気ポート(4
    6)を第2排気集合部(47b)で一体に集合させてな
    る第2集合排気ポート(18b)とをそれぞれシリンダ
    ヘッド(12)に形成した多気筒エンジンであって、 第1、第2集合排気ポート(18a,18b)をシリン
    ダヘッド(12)の側壁(121 )からアーチ状に突出
    する2個の張出部(49a,49b)の内部にそれぞれ
    形成したことを特徴とする多気筒エンジン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009115031A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の冷却構造
WO2014087527A1 (ja) * 2012-12-06 2014-06-12 トヨタ自動車 株式会社 多気筒内燃機関のシリンダヘッド
CN105317518A (zh) * 2014-08-05 2016-02-10 光阳工业股份有限公司 水冷式引擎的汽缸头水道散热结构

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