JP2003065035A - 排気ガス浄化方法及びパティキュレートフィルタの製造方法 - Google Patents

排気ガス浄化方法及びパティキュレートフィルタの製造方法

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JP2003065035A
JP2003065035A JP2001258119A JP2001258119A JP2003065035A JP 2003065035 A JP2003065035 A JP 2003065035A JP 2001258119 A JP2001258119 A JP 2001258119A JP 2001258119 A JP2001258119 A JP 2001258119A JP 2003065035 A JP2003065035 A JP 2003065035A
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particulate filter
temperature
pores
fine particles
exhaust gas
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Koichi Kimura
光壱 木村
Shinya Hirota
信也 広田
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パティキュレートフィルタを通過する微粒子
の量を低減する。 【解決手段】 細孔の内壁面上に触媒が担持されている
パティキュレートフィルタ22を機関排気通路内に配置
する。排気ガス中の微粒子を細孔内に捕集し、捕集され
た微粒子を細孔内で酸化除去するために酸化雰囲気のも
とでパティキュレートフィルタ22の温度を上昇させ
る。捕集された微粒子を酸化除去するためにパティキュ
レートフィルタ22の温度を上昇させるときに、触媒が
ほとんど存在しない状態で微粒子を酸化除去するのに必
要な温度である微粒子の自発燃焼開始温度よりも低く維
持されるようにパティキュレートフィルタ22の温度を
上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排気ガス浄化方法及
びパティキュレートフィルタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、隔壁の側表面上に触媒が担持
されているパティキュレートフィルタを機関排気通路内
に配置してパティキュレートフィルタにより排気ガス中
の微粒子を捕集し、捕集された微粒子を酸化雰囲気のも
とで酸化除去することによりパティキュレートフィルタ
を再生するようにしたディーゼル機関が知られている。
【0003】この場合、微粒子がパティキュレートフィ
ルタの細孔の内部に進入できないようにパティキュレー
トフィルタが形成されており、これは微粒子を隔壁の側
表面上に捕集するという考え方に基づいていることを表
している。従って、隔壁の側表面上に触媒を担持させる
ことによって、捕集された微粒子を確実に酸化除去する
ことが可能になる。
【0004】ところが、隔壁の側表面の面積を大きくす
るには限界がある。従って、このような考え方に基づい
ている限り、触媒の担持量、つまり微粒子と触媒との接
触頻度を大きくすることができず、従って捕集された微
粒子を速やかに酸化除去することができない。
【0005】そこで、微粒子がパティキュレートフィル
タの細孔の内部にまで進入できるようにパティキュレー
トフィルタを形成すると共に細孔の内壁面上に触媒を担
持し、排気ガス中の微粒子を細孔内に捕集し、捕集され
た微粒子を酸化雰囲気のもとで細孔内で酸化除去するよ
うにした排気ガス浄化方法が公知である(特開平9−9
4434号公報参照)。このようにすると触媒の担持量
ないし接触頻度を大きくすることができ、従って捕集さ
れた微粒子を速やかに酸化除去することが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コージェラ
イトのような多孔質材料の細孔の径を均一にするのは極
めて困難であり、即ちパティキュレートフィルタに実際
に形成される細孔には、微粒子の平均粒径と比べて、径
の大きい細孔もあれば径の小さい細孔もある。このた
め、微粒子を細孔内に捕集するという考え方に基づく
と、径の大きな細孔から微粒子がパティキュレートフィ
ルタ下流に逃げる恐れがあるという問題点がある。
【0007】従って本発明の目的は、パティキュレート
フィルタを通過する微粒子の量を低減することができる
排気ガス浄化方法及びパティキュレートフィルタの製造
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に1番目の発明によれば、機関排気通路内にパティキュ
レートフィルタを配置し、該パティキュレートフィルタ
の細孔の内壁面上に触媒が担持されており、排気ガス中
の微粒子を該細孔内に捕集し、該捕集された微粒子を該
細孔内で酸化除去するために酸化雰囲気のもとでパティ
キュレートフィルタの温度を上昇させる排気ガス浄化方
法において、捕集された微粒子を酸化除去するためにパ
ティキュレートフィルタの温度を上昇させるときに、微
粒子の自発燃焼開始温度よりも低く維持されるようにパ
ティキュレートフィルタの温度を上昇させている。
【0009】詳しくは後述するが、径の大きな細孔の内
壁面上には触媒が担持されにくいことが本願発明者によ
り確認されている。従って、径の大きな細孔内に捕集さ
れた微粒子は触媒がほとんど存在しない状態で酸化除去
されない限り、径の大きな細孔内に残留し続けることに
なる。ところがこの残留した微粒子は径の大きな細孔の
シール材として作用しうる。そこで1番目の発明では、
パティキュレートフィルタの温度が、触媒がほとんど存
在しない状態で微粒子を酸化除去するのに必要な温度で
ある微粒子の自発燃焼開始温度以上にならないように
し、それにより、触媒が担持されている径の小さな細孔
内の微粒子を除去し、触媒がほとんど担持されていない
径の大きな細孔内の微粒子が残留するようにしている。
【0010】また、2番目の発明によれば1番目の発明
で使用されるパティキュレートフィルタの製造方法にお
いて、細孔の内壁面上に触媒が担持されているパティキ
ュレートフィルタ半完成品を用意し、該パティキュレー
トフィルタ半完成品の細孔内に、自発燃焼開始温度が微
粒子の自発燃焼開始温度とほぼ同じかそれよりも高いシ
ール材を保持せしめ、次いで該シール材の自発燃焼開始
温度よりも低く維持されるように酸化雰囲気のもとでパ
ティキュレートフィルタ半完成品の温度を上昇させ、そ
れにより、細孔内に保持されたシール材を部分的に酸化
除去している。即ち2番目の発明では、触媒が担持され
ている径の小さな細孔内のシール材が除去され、触媒が
ほとんど担持されていない径の大きな細孔内のシール材
が残留せしめられるので、パティキュレートフィルタの
新品時に微粒子が径の大きな細孔から逃げるのが阻止さ
れる。また、捕集された微粒子を酸化除去するためにパ
ティキュレートフィルタの温度を上昇させるときに、パ
ティキュレートフィルタの温度がシール材の自発燃焼開
始温度よりも低く維持されるので、シール材が径の大き
な細孔内に残留せしめられる。
【0011】また、3番目の発明によれば、機関排気通
路内にパティキュレートフィルタを配置し、該パティキ
ュレートフィルタの細孔の内壁面上に触媒が担持されて
おり、排気ガス中の微粒子を該細孔内に捕集し、該捕集
された微粒子を該細孔内で酸化除去するために酸化雰囲
気のもとでパティキュレートフィルタの温度を上昇させ
る排気ガス浄化方法において、捕集された微粒子を酸化
除去するためにパティキュレートフィルタの温度を上昇
させるときに、パティキュレートフィルタの細孔のうち
径の小さな細孔内に捕集された微粒子が酸化除去されか
つ径の大きな細孔内に捕集された微粒子が残留するよう
にパティキュレートフィルタの温度を上昇させている。
即ち3番目の発明でも、触媒が担持されている径の小さ
な細孔内の微粒子が除去され、触媒がほとんど担持され
ていない径の大きな細孔内の微粒子が残留せしめられ
る。
【0012】また、4番目の発明によれば、機関排気通
路内にパティキュレートフィルタを配置し、該パティキ
ュレートフィルタの細孔の内壁面上に触媒が担持されて
おり、排気ガス中の微粒子を該細孔内に捕集し、該捕集
された微粒子を該細孔内で酸化除去するために酸化雰囲
気のもとでパティキュレートフィルタの温度を上昇させ
る排気ガス浄化方法において、細孔の内壁面上に触媒が
担持されているパティキュレートフィルタ半完成品の細
孔内に、自発燃焼開始温度が触媒の存在下で微粒子を酸
化除去するのに必要な温度よりも高いシール材を保持せ
しめ、次いで該シール材の自発燃焼開始温度よりも低く
維持されるように酸化雰囲気のもとでパティキュレート
フィルタ半完成品の温度を上昇させ、それにより、細孔
内に保持されたシール材を部分的に酸化除去することに
より、パティキュレートフィルタが製造されており、捕
集された微粒子を酸化除去するためにパティキュレート
フィルタの温度を上昇させるときに、シール材の自発燃
焼開始温度よりも低く維持されるようにパティキュレー
トフィルタの温度を上昇させている。即ち4番目の発明
でも、触媒が担持されている径の小さな細孔内のシール
材が除去され、触媒がほとんど担持されていない径の大
きな細孔内のシール材が残留せしめられるので、パティ
キュレートフィルタの新品時に微粒子が径の大きな細孔
から逃げるのが阻止される。また、捕集された微粒子を
酸化除去するためにパティキュレートフィルタの温度を
上昇させるときに、パティキュレートフィルタの温度が
シール材の自発燃焼開始温度よりも低く維持されるの
で、シール材が径の大きな細孔内に残留せしめられる。
【0013】また、5番目の発明によれば、機関排気通
路内にパティキュレートフィルタを配置し、該パティキ
ュレートフィルタの細孔の内壁面上に触媒が担持されて
おり、排気ガス中の微粒子を該細孔内に捕集し、該捕集
された微粒子を該細孔内で酸化除去する排気ガス浄化方
法において、微粒子の自発燃焼開始温度よりも低く維持
されるようにパティキュレートフィルタの温度を制御し
ている。パティキュレートフィルタの温度は内燃機関の
運転状態にも依存し、即ち捕集された微粒子を酸化除去
すべきときでなくても、パティキュレートフィルタの温
度が上昇する場合がある。また、捕集された微粒子を酸
化除去するためでなく、別の目的でパティキュレートフ
ィルタの温度を上昇させなければならない場合もある。
ところがこのような場合にパティキュレートフィルタの
温度が微粒子の自発燃焼開始温度以上になると、径の大
きな細孔内に残留している微粒子が除去されることにな
る。そこで4番目の発明では、パティキュレートフィル
タの温度が微粒子の自発燃焼開始温度よりも低く維持さ
れるように、内燃機関の運転状態を制御し、又はパティ
キュレートフィルタを冷却するようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明を圧縮着火式内燃機
関に適用した場合を示している。なお、本発明は火花点
火式内燃機関に適用することもできる。
【0015】図1を参照すると、1は機関本体、2はシ
リンダブロック、3はシリンダヘッド、4はピストン、
5は燃焼室、6は電気制御式燃料噴射弁、7は吸気弁、
8は吸気ポート、9は排気弁、10は排気ポートを夫々
示す。吸気ポート8は対応する吸気枝管11を介してサ
ージタンク12に連結され、サージタンク12は吸気ダ
クト13を介して排気ターボチャージャ14のコンプレ
ッサ15に連結される。吸気ダクト13内にはステップ
モータ16により駆動されるスロットル弁17が配置さ
れ、更に吸気ダクト13周りには吸気ダクト13内を流
れる吸入空気を冷却するための冷却装置18が配置され
る。図1に示される第1の実施例では機関冷却水が冷却
装置18内に導かれ、機関冷却水によって吸入空気が冷
却される。一方、排気ポート10は排気マニホルド19
および排気管20を介して排気ターボチャージャ14の
排気タービン21に連結され、排気タービン21の出口
はパティキュレートフィルタ22を内蔵したケーシング
23に連結される。
【0016】排気マニホルド19とサージタンク12と
は排気ガス再循環(以下、EGRと称す)通路24を介
して互いに連結され、EGR通路24内には電気制御式
EGR制御弁25が配置される。また、EGR通路24
周りにはEGR通路24内を流れるEGRガスを冷却す
るための冷却装置26が配置される。図1に示される第
1の実施例では機関冷却水が冷却装置26内に導かれ、
機関冷却水によってEGRガスが冷却される。一方、各
燃料噴射弁6は燃料供給管6aを介して燃料リザーバ、
いわゆるコモンレール27に連結される。このコモンレ
ール27内へは電気制御式の吐出量可変な燃料ポンプ2
8から燃料が供給され、コモンレール27内に供給され
た燃料は各燃料供給管6aを介して燃料噴射弁6に供給
される。コモンレール27にはコモンレール27内の燃
料圧を検出するための燃料圧センサ29が取付けられ、
燃料圧センサ29の出力信号に基づいてコモンレール2
7内の燃料圧が目標燃料圧となるように燃料ポンプ28
の吐出量が制御される。
【0017】電子制御ユニット30はデジタルコンピュ
ータからなり、双方向性バス31によって互いに接続さ
れたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ラン
ダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッ
サ)34、入力ポート35および出力ポート36を具備
する。燃料圧センサ29の出力信号は対応するAD変換
器37を介して入力ポート35に入力される。また、パ
ティキュレートフィルタ22にはパティキュレートフィ
ルタ22の温度を検出するための温度センサ39が取付
けられ、この温度センサ39の出力信号は対応するAD
変換器37を介して入力ポート35に入力される。ま
た、パティキュレートフィルタ22にはパティキュレー
トフィルタ22の上流側排気ガス圧と下流側排気ガス圧
との圧力差、即ちパティキュレートフィルタ22におけ
る圧損を検出するための圧力センサ43が取付けられ、
この圧力センサ43の出力信号は対応するAD変換器3
7を介して入力ポート35に入力される。
【0018】一方、アクセルペダル40にはアクセルペ
ダル40の踏込み量Lに比例した出力電圧を発生する負
荷センサ41が接続され、負荷センサ41の出力電圧は
対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力
される。更に入力ポート35にはクランクシャフトが例
えば30°回転する毎に出力パルスを発生するクランク
角センサ42が接続される。一方、出力ポート36は対
応する駆動回路38を介して燃料噴射弁6、スロットル
弁駆動用ステップモータ16、EGR制御弁25、およ
び燃料ポンプ28に接続される。
【0019】図2にパティキュレートフィルタ22の構
造を示す。なお、図2において(A)はパティキュレー
トフィルタ22の正面図を示しており、(B)はパティ
キュレートフィルタ22の側面断面図を示している。図
2(A)および(B)に示されるようにパティキュレー
トフィルタ22はハニカム構造をなしており、互いに平
行をなして延びる複数個の排気流通路50,51を具備
する。これら排気流通路は下流端が栓52により閉塞さ
れた排気ガス流入通路50と、上流端が栓53により閉
塞された排気ガス流出通路51とにより構成される。な
お、図2(A)においてハッチングを付した部分は栓5
3を示している。従って排気ガス流入通路50および排
気ガス流出通路51は薄肉の隔壁54を介して交互に配
置される。云い換えると排気ガス流入通路50および排
気ガス流出通路51は各排気ガス流入通路50が4つの
排気ガス流出通路51によって包囲され、各排気ガス流
出通路51が4つの排気ガス流入通路50によって包囲
されるように配置される。
【0020】パティキュレートフィルタ22は例えばコ
ージェライトのような多孔質材料から形成されており、
従って排気ガス流入通路50内に流入した排気ガスは図
2(B)において矢印で示されるように周囲の隔壁54
内を通って隣接する排気ガス流出通路51内に流出す
る。
【0021】各排気ガス流入通路50および各排気ガス
流出通路51の周壁面、即ち各隔壁54の両側表面上お
よび隔壁54内の細孔内壁面上には例えばアルミナから
なる担体の層が形成されており、この担体上に白金Pt
のような貴金属触媒、又はセリウムCeのような希土類
触媒が担持されている。
【0022】排気ガス中に含まれる主に炭素の固体から
なる微粒子はパティキュレートフィルタ22上に捕集さ
れ、堆積する。図1に示される内燃機関では平均空燃比
が常時リーンに維持されており、このためパティキュレ
ートフィルタ22は常時酸化雰囲気に維持されている。
従って、パティキュレートフィルタ22の温度が微粒子
を酸化しうる温度、例えば250℃以上に維持されてお
り、かつパティキュレートフィルタ22に単位時間当り
送り込まれる微粒子量がそれほど多くないときには、微
粒子はいつかは酸化せしめられ、従ってこの場合全微粒
子が連続酸化せしめられる。
【0023】これに対し、パティキュレートフィルタ2
2に単位時間当り送り込まれる微粒子量が多くなるか、
或いはパティキュレートフィルタ22の温度が低くなる
と十分に酸化されない微粒子の量が増大するためにパテ
ィキュレートフィルタ22上の堆積微粒子量が増大す
る。実際の運転状態ではパティキュレートフィルタ22
に単位時間当り送り込まれる微粒子量が多くなることも
あるし、パティキュレートフィルタ22の温度が低くな
ることもあるのでパティキュレートフィルタ22上の堆
積微粒子量は次第に増大する。
【0024】そこで第1の実施例では、パティキュレー
トフィルタ22上の堆積微粒子量が予め定められた許容
値よりも多くなったときに、パティキュレートフィルタ
22上に堆積した微粒子を酸化除去するためにパティキ
ュレートフィルタ22の温度を上昇させるようにしてい
る。
【0025】ここで、パティキュレートフィルタ22上
の堆積微粒子量が許容値よりも多くなったか否かを判断
する方法には種々の方法がある。例えば圧力センサ43
により検出されるパティキュレートフィルタ22の圧損
が予め定められた許容値を越えたときや、燃料噴射量の
積算値がしきい値を越えたときに、堆積微粒子量が許容
値よりも多くなったと判断することができる。或いは、
パティキュレートフィルタ22に単位時間当たり送り込
まれる微粒子量を例えば機関運転状態の関数として予め
求めておき、パティキュレートフィルタ22上で単位時
間当たりに酸化除去される微粒子量を例えばパティキュ
レートフィルタ22の温度の関数として予め求めてお
き、これらからパティキュレートフィルタ22上の堆積
微粒子量を推定するようにすることもできる。
【0026】一方、パティキュレートフィルタ22の温
度を上昇させる方法にも種々の方法がある。例えばパテ
ィキュレートフィルタ22の上流端に電気ヒータを配置
して電気ヒータによりパティキュレートフィルタ22又
はパティキュレートフィルタ22に流入する排気ガスを
加熱する方法や、パティキュレートフィルタ22上流の
排気通路内に炭化水素を供給してこの燃料を燃焼させる
ことによりパティキュレートフィルタ22を加熱する方
法や、排気ガス温を上昇させてパティキュレートフィル
タ22の温度を上昇させる方法がある。
【0027】ここで最後の方法、即ち排気ガス温を上昇
させる方法について図3を参照しつつ簡単に説明してお
く。
【0028】排気ガス温を上昇させるのに有効な方法の
一つは燃料噴射時期を圧縮上死点以後まで遅角させる方
法である。即ち、通常主燃料Qmは図3において(I)
に示されるように圧縮上死点付近で噴射される。この場
合、図3の(II)に示されるように主燃料Qmの噴射
時期が遅角されると後燃え期間が長くなり、斯くして排
気ガス温が上昇する。排気ガス温が高くなるとそれに伴
ってパティキュレートフィルタ22の温度が上昇する。
【0029】また、排気ガス温を上昇させるために図3
の(III)に示されるように主燃料Qmに加え、吸気
上死点付近において補助燃料Qvを噴射することもでき
る。このように補助燃料Qvを追加的に噴射すると補助
燃料Qv分だけ燃焼せしめられる燃料が増えるために排
気ガス温が上昇し、斯くしてパティキュレートフィルタ
22の温度が上昇する。
【0030】一方、このように吸気上死点付近において
補助燃料Qvを噴射すると圧縮行程中に圧縮熱によって
この補助燃料Qvからアルデヒド、ケトン、パーオキサ
イド、一酸化炭素等の中間生成物が生成され、これら中
間生成物によって主燃料Qmの反応が加速される。従っ
てこの場合には図3の(III)に示されるように主燃
料Qmの噴射時期を大巾に遅らせても失火を生ずること
なく良好な燃焼が得られる。即ち、このように主燃料Q
mの噴射時期を大巾に遅らせることができるので排気ガ
ス温はかなり高くなり、斯くしてパティキュレートフィ
ルタ22の温度をすみやかに上昇させることができる。
【0031】また、図3の(IV)に示されるように主
燃料Qmに加え、膨張行程中又は排気行程中に補助燃料
Qpを噴射することもできる。即ち、この場合、大部分
の補助燃料Qpは燃焼することなく未燃HCの形で排気
通路内に排出される。この未燃HCはパティキュレート
フィルタ22上において過剰酸素により酸化され、この
とき発生する酸化反応熱によってパティキュレートフィ
ルタ22の温度が上昇せしめられる。
【0032】ここで、図3の(II)に示す例では主燃
料の噴射時期を変更することにより、図3の(III)
に示す例では主燃料の噴射時期又は補助燃料Qvの量を
変更することにより、図3の(IV)に示す例では補助
燃料Qpの量を変更することにより、排気ガスの温度を
変更することができ、従ってパティキュレートフィルタ
22の温度を変更することができる。
【0033】どのような方法を採るにしても、パティキ
ュレートフィルタ22上の堆積微粒子量が多くなるとパ
ティキュレートフィルタ22上に堆積した微粒子が酸化
除去され、従ってパティキュレートフィルタ22の圧損
が過度に高くなるのが阻止される。
【0034】この場合、微粒子はパティキュレートフィ
ルタ22の隔壁54の側表面上だけでなく細孔内にも捕
集され、この細孔の内壁面にも触媒が担持されているの
で微粒子が細孔内で酸化除去される。このようにする
と、触媒の担持量を多くすることができ、微粒子と触媒
との接触頻度を高めることができるので、パティキュレ
ートフィルタ22上に堆積した微粒子を速やかに酸化除
去することができる。
【0035】ところで、冒頭で説明したように、パティ
キュレートフィルタ22の細孔の径を均一にするのは極
めて困難である。その結果、隔壁54の側表面の拡大部
分図である図4に示されるように、隔壁54には径の小
さな細孔MPSと、径の大きな細孔MPLとが形成され
ることになる。このため、このような径の大きな細孔M
PLから微粒子が逃げる恐れがある。
【0036】一方、図4からもわかるように、径の大き
な細孔MPLの内壁面上には触媒、例えば白金Pt粒子
が担持されにくいことが本願発明者により確認されてい
る。これは径の大きな細孔の内壁面上に担体の層が形成
されにくいからであると考えられている。
【0037】理由はともあれ、このような径の大きな細
孔内に捕集された微粒子を酸化除去するためには、触媒
がほとんど存在しない状態で微粒子を酸化除去するのに
必要な温度である自発燃焼開始温度以上にパティキュレ
ートフィルタ22を昇温する必要がある。ところが、パ
ティキュレートフィルタ22を微粒子の自発燃焼開始温
度以上に昇温するには多くのエネルギが必要であり、或
いはこのような高温になるとパティキュレートフィルタ
22が溶損する恐れがある。
【0038】むしろ、径の大きな細孔内に捕集された微
粒子が酸化除去されないで径の大きな細孔内に残留する
と、径の大きな細孔がこの残留した微粒子によってシー
ルされ、従って径の大きな細孔から微粒子が逃げるのを
抑制できることになる。
【0039】そこで第1の実施例では、パティキュレー
トフィルタ22上に堆積した微粒子を酸化除去するため
にパティキュレートフィルタ22の温度を上昇させると
きには、微粒子の自発燃焼開始温度よりも低く維持され
るようにパティキュレートフィルタ22の温度を上昇さ
せている。このようにすると、触媒が担持されている径
の小さな細孔内の微粒子が確実に酸化除去され、触媒が
ほとんど担持されていない径の大きな細孔内の微粒子が
細孔内に確実に残留されることになる。
【0040】そうすると、第1の実施例では、パティキ
ュレートフィルタ22上に堆積した微粒子を酸化除去す
るためにパティキュレートフィルタ22の温度を上昇さ
せるときには、径の小さな細孔MPS内に捕集された微
粒子が酸化除去されかつ径の大きな細孔MPL内に捕集
された微粒子が残留するようにパティキュレートフィル
タ22の温度を上昇させているという見方もできる。
【0041】微粒子の自発燃焼開始温度は微粒子の状態
などに応じて変動し、従って正確に何度であるというこ
とはできないが、650℃程度であると考えられてい
る。一方、径の小さな細孔MPS内に捕集された微粒子
を酸化除去するために、即ち触媒の存在下で微粒子を酸
化除去するためにパティキュレートフィルタ22の温度
を650℃まで上昇させなくてもよい。そこで第1の実
施例では、パティキュレートフィルタ22上に堆積した
微粒子を酸化除去するためにパティキュレートフィルタ
22の温度を上昇させるときには、パティキュレートフ
ィルタ22の温度を概ね650℃以下に維持するように
している。
【0042】図5は第1の実施例を実行するためのフロ
ーチャートを示している。
【0043】図5を参照すると、まずステップ100で
はパティキュレートフィルタ22上の堆積微粒子量DP
Mが許容値D1よりも多くなったか否かが判断される。
DPM≦D1のときには次いでステップ101に進み、
通常運転が行われる。パティキュレートフィルタ22の
昇温制御は行われない。
【0044】これに対し、DPM>D1のときにはステ
ップ102に進み、温度センサ39の出力に基づき、リ
ーン空燃比のもとでパティキュレートフィルタ22の温
度を概ね650℃以下に維持する昇温制御が行われ、そ
れによってパティキュレートフィルタ22上に堆積した
微粒子が燃焼せしめられる。このようなパティキュレー
トフィルタ22の再生が完了すると昇温制御が停止さ
れ、再び通常運転が行われる。
【0045】次に、本発明による第2の実施例を説明す
る。
【0046】第1の実施例では、新品のパティキュレー
トフィルタ22の細孔内には微粒子が一切堆積しておら
ず、内燃機関が運転されるうちに径の大きな細孔が内燃
機関から排出された微粒子によりシールされる。従っ
て、径の大きな細孔がシールされるまでは、径の大きな
細孔から微粒子が逃げる恐れがあるということになる。
【0047】そこで第2の実施例では、パティキュレー
トフィルタ22の製造工程の末期又は最終段階で径の大
きな細孔をシール材により予めシールするようにしてい
る。
【0048】具体的に説明すると、まず、粒子状のシー
ル材を用意する。このシール材は酸化雰囲気のもとで加
熱されると酸化除去されうる材料であって、自発燃焼開
始温度が微粒子の自発燃焼開始温度とほぼ同じ材料、例
えば固体炭素から形成されている。一方、シール材の平
均粒径はパティキュレートフィルタ半完成品の細孔の径
よりも小さいのが好ましく、内燃機関から排出される微
粒子の平均粒径と同程度であるのが好ましい。
【0049】次いで、触媒が担持されているパティキュ
レートフィルタ半完成品に、シール材を適用する。即
ち、シール材を含む空気流が排気ガス流入通路50内に
流入せしめられ、次いで隔壁54を通って排気ガス流出
通路51内に流出せしめられる。このとき、微粒子がパ
ティキュレートフィルタ22に捕集されるのと同様に、
シール材がパティキュレートフィルタ半完成品上に捕集
され、斯くしてシール材がパティキュレートフィルタ半
完成品の細孔内に保持される。
【0050】次いで、シール材の自発燃焼開始温度より
も低く維持されるように酸化雰囲気のもとでパティキュ
レートフィルタ半完成品の温度を上昇させる。その結
果、触媒が担持されている径の小さな細孔内に保持され
たシール材が酸化除去され、触媒がほとんど担持されて
いない径の大きな細孔内に保持されたシール材が酸化除
去されることなく細孔内に残留せしめられる。
【0051】このようにしてパティキュレートフィルタ
22が完成され、内燃機関のケーシング23内に装着さ
れる。このとき、径の大きな細孔はシール材によってシ
ールされており、従ってパティキュレートフィルタ22
が新品であっても微粒子がパティキュレートフィルタ2
2を通過しにくくなっている。
【0052】また、シール材の自発燃焼開始温度は微粒
子の自発燃焼開始温度とほぼ同じかそれよりも高いの
で、微粒子の自発燃焼開始温度よりも低く維持されるよ
うにパティキュレートフィルタ22の昇温作用が行われ
る限り、シール材が酸化除去されることはなく、即ちシ
ール作用が維持される。
【0053】なお、シール材の自発燃焼開始温度は微粒
子の自発燃焼開始温度よりも高くてもよく、或いは触媒
の存在下で微粒子を酸化除去するのに必要な温度よりも
高い限り、微粒子の自発燃焼開始温度よりも低くてもよ
い。この場合、捕集された微粒子を酸化除去するときに
シール材の自発燃焼開始温度よりも低く維持されるよう
にパティキュレートフィルタ22の温度を上昇させるこ
とが必要となる。
【0054】ここで、シール材の自発燃焼開始温度が高
くなるということは微粒子を酸化除去するときのパティ
キュレートフィルタ22の許容最高温度が高くなること
を表しており、従って微粒子を速やかに酸化除去すると
いう点からすれば、シール材の自発燃焼開始温度はでき
るだけ高い方がよいということになる。
【0055】一方、径の大きな細孔からシール材が逃げ
たとしても、径の大きな細孔内に捕集された微粒子を径
の大きな細孔内に維持できれば、微粒子がパティキュレ
ートフィルタ22を通過するのを阻止できる。このため
には、捕集された微粒子を酸化除去するときに微粒子の
自発燃焼開始温度よりも低く維持されるようにパティキ
ュレートフィルタ22の温度を上昇させることが必要で
ある。
【0056】これまで述べてきた実施例では、パティキ
ュレートフィルタ22上に貴金属触媒又は希土類触媒が
担持されている。しかしながら、吸気通路、燃焼室5お
よびパティキュレートフィルタ22上流の排気通路内に
供給された空気と燃料との比を排気ガスの空燃比と称す
ると、排気の空燃比がリーンのときにNOを吸収し排
気の空燃比がリッチのときにNOを放出するNO
収剤をパティキュレートフィルタ22上に担持すること
もできる。
【0057】この場合、NO吸収剤にはNOだけで
なくSOのようなイオウ分も吸収され、このイオウ分
をNO吸収剤から放出させるために排気の空燃比をリ
ッチ又は理論空燃比にしながらパティキュレートフィル
タ22の温度を上昇させる必要がある。このときパティ
キュレートフィルタ22は必ずしも酸化雰囲気ではない
けれども、NO吸収剤からイオウ分を放出させるため
にパティキュレートフィルタ22の温度を上昇させると
きにも、微粒子又はシール材の自発燃焼開始温度よりも
低く維持されるようにパティキュレートフィルタ22の
温度を制御すれば、径の大きな細孔内に微粒子又はシー
ル材を維持することができる。
【0058】
【発明の効果】パティキュレートフィルタを通過する微
粒子の量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】パティキュレートフィルタを示す図である。
【図3】噴射制御を説明するための図である。
【図4】パティキュレートフィルタの隔壁の拡大部分図
である。
【図5】機関の運転を制御するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
5…燃焼室 6…燃料噴射弁 22…パティキュレートフィルタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 39/14 B01D 39/14 B 4G069 53/94 B01J 23/10 A B01J 23/10 23/42 A 23/42 37/14 37/14 F01N 3/24 E F01N 3/24 3/28 301P 3/28 301 B01D 46/48 // B01D 46/48 53/36 103C Fターム(参考) 3G090 AA03 BA01 CA01 CB02 CB12 DA03 3G091 AA10 AA11 AA18 AA28 AB02 AB14 BA04 BA07 BA17 CA02 CA03 CA07 CA18 EA02 EA07 EA19 EA32 EA38 EA39 FB01 FB14 GA09 GB04W GB05W GB06W HA36 HA37 HA45 HB05 HB06 4D019 AA01 BA05 BB06 BC07 BC12 BD10 CA01 CB04 CB06 CB09 4D048 AA14 AB01 AC03 BA03X BA10X BA19X BA30X BA41X BB02 BB14 BB17 CC53 CD05 DA01 DA03 DA13 4D058 JA32 JB22 MA44 MA51 SA08 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA08C BA13A BA13B BB02A BB02B BB04A BB04B BC43A BC43B BC75A BC75B CA02 CA03 CA07 CA18 EA19 EA27 EC18X EC18Y EE03 FA01 FB15 FB20 FB35 FC03 FC07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関排気通路内にパティキュレートフィ
    ルタを配置し、該パティキュレートフィルタの細孔の内
    壁面上に触媒が担持されており、排気ガス中の微粒子を
    該細孔内に捕集し、該捕集された微粒子を該細孔内で酸
    化除去するために酸化雰囲気のもとでパティキュレート
    フィルタの温度を上昇させる排気ガス浄化方法におい
    て、捕集された微粒子を酸化除去するためにパティキュ
    レートフィルタの温度を上昇させるときに、微粒子の自
    発燃焼開始温度よりも低く維持されるようにパティキュ
    レートフィルタの温度を上昇させる排気ガス浄化方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の排気ガス浄化方法で使
    用されるパティキュレートフィルタの製造方法におい
    て、細孔の内壁面上に触媒が担持されているパティキュ
    レートフィルタ半完成品を用意し、該パティキュレート
    フィルタ半完成品の細孔内に、自発燃焼開始温度が微粒
    子の自発燃焼開始温度とほぼ同じかそれよりも高いシー
    ル材を保持せしめ、次いで該シール材の自発燃焼開始温
    度よりも低く維持されるように酸化雰囲気のもとでパテ
    ィキュレートフィルタ半完成品の温度を上昇させ、それ
    により、細孔内に保持されたシール材を部分的に酸化除
    去するパティキュレートフィルタの製造方法。
  3. 【請求項3】 機関排気通路内にパティキュレートフィ
    ルタを配置し、該パティキュレートフィルタの細孔の内
    壁面上に触媒が担持されており、排気ガス中の微粒子を
    該細孔内に捕集し、該捕集された微粒子を該細孔内で酸
    化除去するために酸化雰囲気のもとでパティキュレート
    フィルタの温度を上昇させる排気ガス浄化方法におい
    て、捕集された微粒子を酸化除去するためにパティキュ
    レートフィルタの温度を上昇させるときに、パティキュ
    レートフィルタの細孔のうち径の小さな細孔内に捕集さ
    れた微粒子が酸化除去されかつ径の大きな細孔内に捕集
    された微粒子が残留するようにパティキュレートフィル
    タの温度を上昇させる排気ガス浄化方法。
  4. 【請求項4】 機関排気通路内にパティキュレートフィ
    ルタを配置し、該パティキュレートフィルタの細孔の内
    壁面上に触媒が担持されており、排気ガス中の微粒子を
    該細孔内に捕集し、該捕集された微粒子を該細孔内で酸
    化除去するために酸化雰囲気のもとでパティキュレート
    フィルタの温度を上昇させる排気ガス浄化方法におい
    て、細孔の内壁面上に触媒が担持されているパティキュ
    レートフィルタ半完成品の細孔内に、自発燃焼開始温度
    が触媒の存在下で微粒子を酸化除去するのに必要な温度
    よりも高いシール材を保持せしめ、次いで該シール材の
    自発燃焼開始温度よりも低く維持されるように酸化雰囲
    気のもとでパティキュレートフィルタ半完成品の温度を
    上昇させ、それにより、細孔内に保持されたシール材を
    部分的に酸化除去することにより、パティキュレートフ
    ィルタが製造されており、捕集された微粒子を酸化除去
    するためにパティキュレートフィルタの温度を上昇させ
    るときに、シール材の自発燃焼開始温度よりも低く維持
    されるようにパティキュレートフィルタの温度を上昇さ
    せる排気ガス浄化方法。
  5. 【請求項5】 機関排気通路内にパティキュレートフィ
    ルタを配置し、該パティキュレートフィルタの細孔の内
    壁面上に触媒が担持されており、排気ガス中の微粒子を
    該細孔内に捕集し、該捕集された微粒子を該細孔内で酸
    化除去する排気ガス浄化方法において、微粒子の自発燃
    焼開始温度よりも低く維持されるようにパティキュレー
    トフィルタの温度を制御する排気ガス浄化方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1650420A1 (fr) 2004-10-20 2006-04-26 Renault s.a.s. Système et procédé de régularisation de la régénération d'un filtre à particules de moteur à combustion interne
JP2013507564A (ja) * 2009-10-16 2013-03-04 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト パティキュレートフィルタの作動方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1650420A1 (fr) 2004-10-20 2006-04-26 Renault s.a.s. Système et procédé de régularisation de la régénération d'un filtre à particules de moteur à combustion interne
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