JP2003064798A - 電波吸収格子 - Google Patents
電波吸収格子Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉄塔等の構造物に設置される電波吸収パネル
において、風が当たっても大きな風圧を生じることがな
く、構造物の外観を悪くすることがないようにする。 【解決手段】 電波吸収材2が、横方向に所定の間隔を
おいて配設され、電波吸収材の後に反射体6が配設され
ている電波吸収格子。あるいは、内部に電波吸収材が挿
入された管が、横方向に所定の間隔をおいて配設され、
前記管の後に反射体が配設されている電波吸収格子。
において、風が当たっても大きな風圧を生じることがな
く、構造物の外観を悪くすることがないようにする。 【解決手段】 電波吸収材2が、横方向に所定の間隔を
おいて配設され、電波吸収材の後に反射体6が配設され
ている電波吸収格子。あるいは、内部に電波吸収材が挿
入された管が、横方向に所定の間隔をおいて配設され、
前記管の後に反射体が配設されている電波吸収格子。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物の鉄骨等に
設置され、テレビ電波等の不用反射電波を防止する電波
吸収格子に関するものである。
設置され、テレビ電波等の不用反射電波を防止する電波
吸収格子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば鉄塔のような構造物の鉄骨等がテ
レビ電波等を反射し、この反射電波がテレビ放送の障害
となり、テレビ画面にいわゆるゴーストを生じさせる等
の電波障害が問題となっている。この対策としては、例
えば、電波障害が発生する地域に共同アンテナを設置す
ることが行われている。しかし、この方法ではその設備
に多大の費用がかかり、また地震などの自然災害で基地
局やケーブルが破壊されるという問題があった。
レビ電波等を反射し、この反射電波がテレビ放送の障害
となり、テレビ画面にいわゆるゴーストを生じさせる等
の電波障害が問題となっている。この対策としては、例
えば、電波障害が発生する地域に共同アンテナを設置す
ることが行われている。しかし、この方法ではその設備
に多大の費用がかかり、また地震などの自然災害で基地
局やケーブルが破壊されるという問題があった。
【0003】そこで、前記構造物の前記テレビ電波等が
入射する面に、電波吸収パネルと呼ばれる電波吸収機能
を持つ板を設置することが行われている。この電波吸収
体としては、主にフェライト板が用いられ、これら磁性
体を用いた電波吸収パネルについては種々提案されてい
る。
入射する面に、電波吸収パネルと呼ばれる電波吸収機能
を持つ板を設置することが行われている。この電波吸収
体としては、主にフェライト板が用いられ、これら磁性
体を用いた電波吸収パネルについては種々提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の電波吸収パネルを前記構造物に設置すると、次のよ
うな問題が生じる。 (1)風向きによっては、風が電波吸収パネルに直角ま
たはそれに近い角度で当たって大きな風圧を生じ、電波
吸収パネル、電波吸収パネルの構造物への取り付け部材
あるいは構造物に振動を与え、騒音を発生したり、最悪
の場合これらを損傷することもある。 (2)電波吸収パネルの広い面が構造物の外観を悪くす
ることがある。
来の電波吸収パネルを前記構造物に設置すると、次のよ
うな問題が生じる。 (1)風向きによっては、風が電波吸収パネルに直角ま
たはそれに近い角度で当たって大きな風圧を生じ、電波
吸収パネル、電波吸収パネルの構造物への取り付け部材
あるいは構造物に振動を与え、騒音を発生したり、最悪
の場合これらを損傷することもある。 (2)電波吸収パネルの広い面が構造物の外観を悪くす
ることがある。
【0005】そこで本発明の目的は、これらの問題を解
決し、電波吸収性能を維持しながら、風が当たっても大
きな風圧を生じることがなく、構造物の外観を損なわな
い電波吸収格子を提供することである。
決し、電波吸収性能を維持しながら、風が当たっても大
きな風圧を生じることがなく、構造物の外観を損なわな
い電波吸収格子を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、電
波吸収材が、横方向に所定の間隔をおいて配設され、前
記電波吸収材の後に反射体が配設されていることを特徴
とする電波吸収格子である。
波吸収材が、横方向に所定の間隔をおいて配設され、前
記電波吸収材の後に反射体が配設されていることを特徴
とする電波吸収格子である。
【0007】本願の第2の発明は、内部に電波吸収材が
挿入された管が、横方向に所定の間隔をおいて配設さ
れ、前記管の後に反射体が配設されていることを特徴と
する電波吸収格子である。
挿入された管が、横方向に所定の間隔をおいて配設さ
れ、前記管の後に反射体が配設されていることを特徴と
する電波吸収格子である。
【0008】本願の第3の発明は、前記管の内面と前記
電波吸収材との隙間に充填物が充填されていることを特
徴とする前記第2の発明の電波吸収格子である。
電波吸収材との隙間に充填物が充填されていることを特
徴とする前記第2の発明の電波吸収格子である。
【0009】本願の第4の発明は、前記電波吸収材の横
寸法に対し、前記電波吸収材同士の横方向の間隔寸法が
3倍以上であることを特徴とする前記第1の発明の電波
吸収格子である。
寸法に対し、前記電波吸収材同士の横方向の間隔寸法が
3倍以上であることを特徴とする前記第1の発明の電波
吸収格子である。
【0010】本願の第5の発明は、前記管の外部の横寸
法に対し、前記管同士の横方向の間隔寸法が3倍以上で
あることを特徴とする前記第2乃至第3の発明の電波吸
収格子である。
法に対し、前記管同士の横方向の間隔寸法が3倍以上で
あることを特徴とする前記第2乃至第3の発明の電波吸
収格子である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の電波吸収格子の実施の形
態を図面に基づいて説明する。以下、構造物に電波吸収
格子が設置されたときに、テレビ電波等が入射する方向
又は面を前、その反対の方向又は面を後、上下になる方
向を縦方向、前記前後方向に直交する水平方向を横方向
と記すことにする。
態を図面に基づいて説明する。以下、構造物に電波吸収
格子が設置されたときに、テレビ電波等が入射する方向
又は面を前、その反対の方向又は面を後、上下になる方
向を縦方向、前記前後方向に直交する水平方向を横方向
と記すことにする。
【0012】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1の電波吸収格子1を示す前から見た正面図、図2は図
1のX−X矢視図、図3は図1のY−Y矢視の特に後述
する電波吸収体2を示し、図4は後述する躯体7を示す
前から見た正面図である。なお、図1においては前記躯
体7の図示を省略している。
1の電波吸収格子1を示す前から見た正面図、図2は図
1のX−X矢視図、図3は図1のY−Y矢視の特に後述
する電波吸収体2を示し、図4は後述する躯体7を示す
前から見た正面図である。なお、図1においては前記躯
体7の図示を省略している。
【0013】矩形板状の電波吸収材2としては、例えば
フェライト板が用いられる。電波吸収材をフェライト板
とする場合は、このフェライト板の横(電界方向)寸法
をAf、厚さ(前後方向)寸法をBfとすると、Af≧Bf
の寸法となるようにし、このことは以下の他の実施形態
でも同様とする。電波吸収材2が図1、図3のように、
横方向に所定の間隔寸法C1をおいて配設される。前記間
隔寸法C1は対策しようとする電波に応じて最適の値に設
定されるものであるが、後述するように、前から見た隙
間ができるだけ大きくなるようにするためには、管3の
外部の横(電界方向)寸法A3に対し前記C1寸法が3倍
以上であることが好ましく、4倍以上であればより好ま
しい。
フェライト板が用いられる。電波吸収材をフェライト板
とする場合は、このフェライト板の横(電界方向)寸法
をAf、厚さ(前後方向)寸法をBfとすると、Af≧Bf
の寸法となるようにし、このことは以下の他の実施形態
でも同様とする。電波吸収材2が図1、図3のように、
横方向に所定の間隔寸法C1をおいて配設される。前記間
隔寸法C1は対策しようとする電波に応じて最適の値に設
定されるものであるが、後述するように、前から見た隙
間ができるだけ大きくなるようにするためには、管3の
外部の横(電界方向)寸法A3に対し前記C1寸法が3倍
以上であることが好ましく、4倍以上であればより好ま
しい。
【0014】前記電波吸収材2の後に反射体6が配設さ
れる。反射体6としては横方向(電界方向)に連続し
て、縦方向(磁界方向)に50mmの間隔をおいて配置
された直径4mmのステンレス製の鉄線が用いられる。
なお、前記間隔寸法あるいは直径寸法は、これに限定さ
れず、対策しようとする電波に応じて最適の値に設定さ
れるものである。
れる。反射体6としては横方向(電界方向)に連続し
て、縦方向(磁界方向)に50mmの間隔をおいて配置
された直径4mmのステンレス製の鉄線が用いられる。
なお、前記間隔寸法あるいは直径寸法は、これに限定さ
れず、対策しようとする電波に応じて最適の値に設定さ
れるものである。
【0015】反射体6の後に躯体7が配設される。この
躯体7は縦部7a、横部7bと斜部7cから形成され
る。前記縦部7a、横部7b、斜部7cの形状、数量あ
るいは縦部7a、横部7b、斜部7cの組み合わせ位置
は図示したものに限定されず、躯体7に取り付けられる
電波吸収材2、反射体7に応じて、あるいは電波吸収格
子1が取り付けられる構造物に応じて、最適の形状、数
量あるいは組み合わせ位置とすれば良い。躯体7の剛性
に問題無ければ前記斜部7cは無くすことができる。前
記縦部7a、横部7bあるいは斜部7cの縦寸法および
横寸法はできるだけ小さくして、前から見た隙間ができ
るだけ大きくなるようにすることが好ましい。横部7b
を無くし、反射体6で代用しても良い。縦部7a及び/
又は横部7bを無くし斜部7cで代用しても良い。
躯体7は縦部7a、横部7bと斜部7cから形成され
る。前記縦部7a、横部7b、斜部7cの形状、数量あ
るいは縦部7a、横部7b、斜部7cの組み合わせ位置
は図示したものに限定されず、躯体7に取り付けられる
電波吸収材2、反射体7に応じて、あるいは電波吸収格
子1が取り付けられる構造物に応じて、最適の形状、数
量あるいは組み合わせ位置とすれば良い。躯体7の剛性
に問題無ければ前記斜部7cは無くすことができる。前
記縦部7a、横部7bあるいは斜部7cの縦寸法および
横寸法はできるだけ小さくして、前から見た隙間ができ
るだけ大きくなるようにすることが好ましい。横部7b
を無くし、反射体6で代用しても良い。縦部7a及び/
又は横部7bを無くし斜部7cで代用しても良い。
【0016】電波吸収材2と反射体6が前記躯体7に固
着されて電波吸収格子1が形成される。電波吸収材2と
反射体6を固着する手段としては例えば結束バンド、ク
リップ、サドルあるいは留め具等の任意の固着手段を用
いることができる。このようにして電波吸収材2が固着
された反射体6(あるいは反射体6が固着された電波吸
収材2)を躯体7に固着する手段としては、前記同様に
例えば結束バンド、クリップ、サドルあるいは留め具等
の任意の固着手段を用いることができる。躯体7の少な
くとも一部が溶接可能な金属である場合は、前記電波吸
収材2が固着された反射体6を溶接により躯体7に固着
しても良い。前記固着手段の内、反射体6の前に位置す
るものは非磁性且つ非導電性の材質とする。
着されて電波吸収格子1が形成される。電波吸収材2と
反射体6を固着する手段としては例えば結束バンド、ク
リップ、サドルあるいは留め具等の任意の固着手段を用
いることができる。このようにして電波吸収材2が固着
された反射体6(あるいは反射体6が固着された電波吸
収材2)を躯体7に固着する手段としては、前記同様に
例えば結束バンド、クリップ、サドルあるいは留め具等
の任意の固着手段を用いることができる。躯体7の少な
くとも一部が溶接可能な金属である場合は、前記電波吸
収材2が固着された反射体6を溶接により躯体7に固着
しても良い。前記固着手段の内、反射体6の前に位置す
るものは非磁性且つ非導電性の材質とする。
【0017】前記電波吸収格子1が、電波吸収材2が前
になるように構造物の鉄骨等の前に設置される。こうす
ることにより、構造物に入射したテレビ電波等は電波吸
収材2に吸収されるか、或いは反射体6により入射電波
と逆位相に反射されて入射電波と打ち消し合って鉄骨等
からの反射を抑制するのである。
になるように構造物の鉄骨等の前に設置される。こうす
ることにより、構造物に入射したテレビ電波等は電波吸
収材2に吸収されるか、或いは反射体6により入射電波
と逆位相に反射されて入射電波と打ち消し合って鉄骨等
からの反射を抑制するのである。
【0018】本実施形態の電波吸収格子1は、電波吸収
材2が横方向に所定の間隔をおいて配設され、反射体6
の鉄線が縦方向に間隔をおいて配置され、且つ、躯体7
の縦部7a、横部7bあるいは斜部7cの縦寸法および
横寸法はできるだけ小さくして、前から見た隙間ができ
るだけ大きくなるようにしたので、風が電波吸収格子1
当たっても、前記間隔あるいは隙間を通って風が抜ける
ことができる。したがって従来の電波吸収パネルのよう
な、大きな風圧を生じて振動、騒音、損傷を発生する、
という問題を解決することができる。また、前から見る
と電波吸収材2が格子状に見えるため、従来の電波吸収
パネルのような広い面が構造物の外観を悪くする、とい
う問題を解決することができる。
材2が横方向に所定の間隔をおいて配設され、反射体6
の鉄線が縦方向に間隔をおいて配置され、且つ、躯体7
の縦部7a、横部7bあるいは斜部7cの縦寸法および
横寸法はできるだけ小さくして、前から見た隙間ができ
るだけ大きくなるようにしたので、風が電波吸収格子1
当たっても、前記間隔あるいは隙間を通って風が抜ける
ことができる。したがって従来の電波吸収パネルのよう
な、大きな風圧を生じて振動、騒音、損傷を発生する、
という問題を解決することができる。また、前から見る
と電波吸収材2が格子状に見えるため、従来の電波吸収
パネルのような広い面が構造物の外観を悪くする、とい
う問題を解決することができる。
【0019】(実施形態2)図5は、本発明の実施形態
2の電波吸収格子21を示す外側から見た正面図、図6
は図5のX−X矢視図、図7は図5のY−Y矢視の特に
後述する電波吸収材内蔵管25を示す。なお、図5にお
いては躯体7の図示を省略している。そして、同一部分
は前述の図1乃至4と同一の参照符号を付す。本実施形
態は、実施形態1の電波吸収格子1において、後述する
管3を追加したものである。
2の電波吸収格子21を示す外側から見た正面図、図6
は図5のX−X矢視図、図7は図5のY−Y矢視の特に
後述する電波吸収材内蔵管25を示す。なお、図5にお
いては躯体7の図示を省略している。そして、同一部分
は前述の図1乃至4と同一の参照符号を付す。本実施形
態は、実施形態1の電波吸収格子1において、後述する
管3を追加したものである。
【0020】電波吸収材2は実施形態1の電波吸収材2
と同様である。
と同様である。
【0021】管3は断面が矩形のFRP製パイプであ
り、前記矩形断面の内部の横(電界方向)寸法をA2
i、厚さ(前後方向)寸法をB2iとすると、A2i≧
Af、B2i≧Bfとなるようにする。ただし、A2iと
Af、B2iとBfの寸法差は、後述する電波吸収材2の
挿入が可能な範囲で、できるだけ小さくすることが好ま
しい。管3よりも電波吸収材2が長い場合、電波吸収材
2を切断して管3と切断された電波吸収材2の長さを略
一致させる。管3よりも電波吸収材2が短い場合、複数
の電波吸収材2を長さ方向に継ぎ足して、管3と継ぎ足
された複数の電波吸収材2の合計長さを略一致させる。
管3の内部に電波吸収材2が挿入される。管3の内面と
電波吸収材2の外面との隙間が大きくて、前記複数の電
波吸収材2の継ぎ足し部がずれる可能性がある場合は、
粘着テープあるいは接着剤により前記継ぎ足し部をずれ
を無くした状態で固着してから、管3の内部に挿入す
る。
り、前記矩形断面の内部の横(電界方向)寸法をA2
i、厚さ(前後方向)寸法をB2iとすると、A2i≧
Af、B2i≧Bfとなるようにする。ただし、A2iと
Af、B2iとBfの寸法差は、後述する電波吸収材2の
挿入が可能な範囲で、できるだけ小さくすることが好ま
しい。管3よりも電波吸収材2が長い場合、電波吸収材
2を切断して管3と切断された電波吸収材2の長さを略
一致させる。管3よりも電波吸収材2が短い場合、複数
の電波吸収材2を長さ方向に継ぎ足して、管3と継ぎ足
された複数の電波吸収材2の合計長さを略一致させる。
管3の内部に電波吸収材2が挿入される。管3の内面と
電波吸収材2の外面との隙間が大きくて、前記複数の電
波吸収材2の継ぎ足し部がずれる可能性がある場合は、
粘着テープあるいは接着剤により前記継ぎ足し部をずれ
を無くした状態で固着してから、管3の内部に挿入す
る。
【0022】管3の内面と電波吸収材2の外面との隙間
に充填物4が注入される。前記充填物4としては発泡ウ
レタンが用いられ、特に空気を遮断した状態で発泡する
嫌気性発泡ウレタンが市販されており、好ましく用いら
れる。この嫌気性発泡ウレタンは前記隙間に注入された
後、管3の開口部を閉じることにより、管3の内部の空
気が遮断されると発泡して前記隙間を埋めて、電波吸収
材2を管3の内面に固着する。このようにして、管3の
内部に電波吸収材2が挿入されて固着一体化された、電
波吸収材内蔵管5が形成される。
に充填物4が注入される。前記充填物4としては発泡ウ
レタンが用いられ、特に空気を遮断した状態で発泡する
嫌気性発泡ウレタンが市販されており、好ましく用いら
れる。この嫌気性発泡ウレタンは前記隙間に注入された
後、管3の開口部を閉じることにより、管3の内部の空
気が遮断されると発泡して前記隙間を埋めて、電波吸収
材2を管3の内面に固着する。このようにして、管3の
内部に電波吸収材2が挿入されて固着一体化された、電
波吸収材内蔵管5が形成される。
【0023】電波吸収材内蔵管5が図5、図7のよう
に、横方向に所定の間隔寸法C2をおいて配設される。
ここで電波吸収材2の横方向が、前記電波吸収材内蔵管
5が配設される横方向と一致するようにする。前記間隔
寸法C2は対策しようとする電波に応じて最適の値に設
定されるものであるが、後述するように、前から見た隙
間ができるだけ大きくなるようにするためには、管3の
外部の横(電界方向)寸法A2oに対し前記C2寸法が
3倍以上であることが好ましく、4倍以上であればより
好ましい。
に、横方向に所定の間隔寸法C2をおいて配設される。
ここで電波吸収材2の横方向が、前記電波吸収材内蔵管
5が配設される横方向と一致するようにする。前記間隔
寸法C2は対策しようとする電波に応じて最適の値に設
定されるものであるが、後述するように、前から見た隙
間ができるだけ大きくなるようにするためには、管3の
外部の横(電界方向)寸法A2oに対し前記C2寸法が
3倍以上であることが好ましく、4倍以上であればより
好ましい。
【0024】前記電波吸収材内蔵管5の後に反射体6が
配設される。前記反射体6は実施形態1の反射体6と同
様である。
配設される。前記反射体6は実施形態1の反射体6と同
様である。
【0025】電波吸収材内蔵管5と反射体6が躯体7に
固着されて電波吸収格子21が形成される。前記躯体7
は実施形態1の躯体7と同様である。
固着されて電波吸収格子21が形成される。前記躯体7
は実施形態1の躯体7と同様である。
【0026】電波吸収材内蔵管5と反射体6を固着する
手段としては例えば結束バンド、クリップ、サドルある
いは留め具等の任意の固着手段を用いることができる。
このようにして電波吸収材内蔵管5が固着された反射体
6(あるいは反射体6が固着された電波吸収材内蔵管
5)を躯体7に固着する手段としては、前記同様に例え
ば結束バンド、クリップ、サドルあるいは留め具等の任
意の固着手段を用いることができる。躯体7の少なくと
も一部が溶接可能な金属である場合は、前記電波吸収材
内蔵管5が固着された反射体6を溶接により躯体7に固
着しても良い。前記固着手段の内、反射体6の前に位置
するものは非磁性且つ非導電性の材質とする。
手段としては例えば結束バンド、クリップ、サドルある
いは留め具等の任意の固着手段を用いることができる。
このようにして電波吸収材内蔵管5が固着された反射体
6(あるいは反射体6が固着された電波吸収材内蔵管
5)を躯体7に固着する手段としては、前記同様に例え
ば結束バンド、クリップ、サドルあるいは留め具等の任
意の固着手段を用いることができる。躯体7の少なくと
も一部が溶接可能な金属である場合は、前記電波吸収材
内蔵管5が固着された反射体6を溶接により躯体7に固
着しても良い。前記固着手段の内、反射体6の前に位置
するものは非磁性且つ非導電性の材質とする。
【0027】前記電波吸収格子21が、電波吸収材内蔵
管5が前になるように構造物の鉄骨等の前に設置され、
実施形態1と同様にテレビ電波等の反射を抑制するので
ある。
管5が前になるように構造物の鉄骨等の前に設置され、
実施形態1と同様にテレビ電波等の反射を抑制するので
ある。
【0028】本実施形態の電波吸収格子21は、実施形
態1の電波吸収格子1と同様に、前から見た隙間ができ
るだけ大きくなるようにしたので、従来の電波吸収パネ
ルのような、大きな風圧を生じて振動、騒音、損傷を発
生する、という問題を解決することができる。また、前
から見ると電波吸収材内蔵管25が格子状に見えるた
め、従来の電波吸収パネルのような広い面が構造物の外
観を悪くする、という問題を解決することができる。
態1の電波吸収格子1と同様に、前から見た隙間ができ
るだけ大きくなるようにしたので、従来の電波吸収パネ
ルのような、大きな風圧を生じて振動、騒音、損傷を発
生する、という問題を解決することができる。また、前
から見ると電波吸収材内蔵管25が格子状に見えるた
め、従来の電波吸収パネルのような広い面が構造物の外
観を悪くする、という問題を解決することができる。
【0029】本実施形態の電波吸収格子21の電波吸収
材内蔵管5は前述のように管に電波吸収体を挿入して充
填剤を注入し、開口部を閉じることにより、極めて簡単
に形成することができる。本実施形態の電波吸収格子2
1は、実施形態1の電波吸収格子1と同様に、前から見
た隙間ができるだけ大きくなるようにしたので、従来の
電波吸収パネルのような、大きな風圧を生じて振動、騒
音、損傷を発生する、という問題を解決することができ
る。また、前から見ると電波吸収材内蔵管25が格子状
に見えるため、従来の電波吸収パネルのような広い面が
構造物の外観を悪くする、という問題を解決することが
できる。
材内蔵管5は前述のように管に電波吸収体を挿入して充
填剤を注入し、開口部を閉じることにより、極めて簡単
に形成することができる。本実施形態の電波吸収格子2
1は、実施形態1の電波吸収格子1と同様に、前から見
た隙間ができるだけ大きくなるようにしたので、従来の
電波吸収パネルのような、大きな風圧を生じて振動、騒
音、損傷を発生する、という問題を解決することができ
る。また、前から見ると電波吸収材内蔵管25が格子状
に見えるため、従来の電波吸収パネルのような広い面が
構造物の外観を悪くする、という問題を解決することが
できる。
【0030】(実施形態3)図8は、本発明の実施形態
2の電波吸収格子31を示す外側から見た正面図、図9
は図8のX−X矢視図、図10は図8のY−Y矢視の特
に後述する電波吸収材内蔵管35を示す。なお、図8に
おいては躯体7の図示を省略している。そして、同一部
分は前述の図1乃至8と同一の参照符号を付す。本実施
形態は、実施形態2の電波吸収格子21において、管3
を変更したものである。
2の電波吸収格子31を示す外側から見た正面図、図9
は図8のX−X矢視図、図10は図8のY−Y矢視の特
に後述する電波吸収材内蔵管35を示す。なお、図8に
おいては躯体7の図示を省略している。そして、同一部
分は前述の図1乃至8と同一の参照符号を付す。本実施
形態は、実施形態2の電波吸収格子21において、管3
を変更したものである。
【0031】電波吸収材2は実施形態2の電波吸収材2
と同様である。
と同様である。
【0032】管33は断面が丸形のFRP製パイプであ
り、前記丸形断面の内径寸法を電波吸収材2の矩形断面
の対角線寸法よりもわずかに大きくなるようにする。た
だし、前記内径と前記対角線の寸法差は、後述する電波
吸収材2の挿入が可能な範囲で、できるだけ小さくする
ことが好ましい。管33よりも電波吸収材2が長い場
合、電波吸収材2を切断して管33と切断された電波吸
収材2の長さを略一致させる。管33よりも電波吸収材
2が短い場合、複数の電波吸収材2を長さ方向に継ぎ足
して、管33と継ぎ足された複数の電波吸収材2の合計
長さを略一致させる。管33の内部に電波吸収材2が挿
入される。管33の内面と電波吸収材2の外面との隙間
が大きくて、前記複数の電波吸収材2の継ぎ足し部がず
れる可能性がある場合は、粘着テープあるいは接着剤に
より前記継ぎ足し部をずれを無くした状態で固着してか
ら、管33の内部に挿入する。
り、前記丸形断面の内径寸法を電波吸収材2の矩形断面
の対角線寸法よりもわずかに大きくなるようにする。た
だし、前記内径と前記対角線の寸法差は、後述する電波
吸収材2の挿入が可能な範囲で、できるだけ小さくする
ことが好ましい。管33よりも電波吸収材2が長い場
合、電波吸収材2を切断して管33と切断された電波吸
収材2の長さを略一致させる。管33よりも電波吸収材
2が短い場合、複数の電波吸収材2を長さ方向に継ぎ足
して、管33と継ぎ足された複数の電波吸収材2の合計
長さを略一致させる。管33の内部に電波吸収材2が挿
入される。管33の内面と電波吸収材2の外面との隙間
が大きくて、前記複数の電波吸収材2の継ぎ足し部がず
れる可能性がある場合は、粘着テープあるいは接着剤に
より前記継ぎ足し部をずれを無くした状態で固着してか
ら、管33の内部に挿入する。
【0033】管33の内面と電波吸収材2の外面との隙
間に、実施形態2の電波吸収材2と同様な充填物4が注
入され、実施形態2と同様な作用により、電波吸収材2
を管33の内面に固着する。このようにして、管33の
内部に電波吸収材2が挿入されて固着一体化された、電
波吸収材内蔵管35が形成される。
間に、実施形態2の電波吸収材2と同様な充填物4が注
入され、実施形態2と同様な作用により、電波吸収材2
を管33の内面に固着する。このようにして、管33の
内部に電波吸収材2が挿入されて固着一体化された、電
波吸収材内蔵管35が形成される。
【0034】電波吸収材内蔵管35が、図8、図10の
ように、横方向に所定の間隔寸法C3をおいて配設され
る。ここで電波吸収材2の横方向が、前記電波吸収材内
蔵管35が配設される横方向と一致するようにする。前
記間隔寸法C3は対策しようとする電波に応じて最適の
値に設定されるものであるが、後述するように、前から
見た隙間ができるだけ大きくなるようにするためには、
管33の外部の横寸法(すなわち外径寸法)Dに対し、
前記C3寸法が3倍以上であることが好ましく、4倍以
上であればより好ましい。
ように、横方向に所定の間隔寸法C3をおいて配設され
る。ここで電波吸収材2の横方向が、前記電波吸収材内
蔵管35が配設される横方向と一致するようにする。前
記間隔寸法C3は対策しようとする電波に応じて最適の
値に設定されるものであるが、後述するように、前から
見た隙間ができるだけ大きくなるようにするためには、
管33の外部の横寸法(すなわち外径寸法)Dに対し、
前記C3寸法が3倍以上であることが好ましく、4倍以
上であればより好ましい。
【0035】前記電波吸収材内蔵管35の後に反射体6
が配設され、前記反射体6の後に躯体7が配設される。
前記反射体6は実施形態2の反射体6と同様である。
が配設され、前記反射体6の後に躯体7が配設される。
前記反射体6は実施形態2の反射体6と同様である。
【0036】電波吸収材内蔵管35と反射体6が前記躯
体7に固着されて電波吸収格子31が形成される。前記
躯体7は実施形態1の躯体7と同様である。
体7に固着されて電波吸収格子31が形成される。前記
躯体7は実施形態1の躯体7と同様である。
【0037】電波吸収材内蔵管35と反射体6を固着す
る手段は、実施形態2の電波吸収材内蔵管5と反射体6
を固着する手段と同様である。電波吸収材内蔵管35が
固着された反射体6(あるいは反射体6が固着された電
波吸収材内蔵管35)を躯体7に固着する手段は、実施
形態2の電波吸収材内蔵管5が固着された反射体6(あ
るいは反射体6が固着された電波吸収材内蔵管5)を躯
体7に固着する手段と同様である。躯体7の少なくとも
一部が溶接可能な金属である場合は、前記電波吸収材内
蔵管35が固着された反射体6を溶接により躯体7に固
着しても良い。前記固着手段の内、反射体6の前に位置
するものは非磁性且つ非導電性の材質とする。
る手段は、実施形態2の電波吸収材内蔵管5と反射体6
を固着する手段と同様である。電波吸収材内蔵管35が
固着された反射体6(あるいは反射体6が固着された電
波吸収材内蔵管35)を躯体7に固着する手段は、実施
形態2の電波吸収材内蔵管5が固着された反射体6(あ
るいは反射体6が固着された電波吸収材内蔵管5)を躯
体7に固着する手段と同様である。躯体7の少なくとも
一部が溶接可能な金属である場合は、前記電波吸収材内
蔵管35が固着された反射体6を溶接により躯体7に固
着しても良い。前記固着手段の内、反射体6の前に位置
するものは非磁性且つ非導電性の材質とする。
【0038】前記電波吸収格子31が、電波吸収材内蔵
管35が前になるように構造物の鉄骨等の前に設置さ
れ、実施形態2と同様にテレビ電波等の反射を抑制する
のである。
管35が前になるように構造物の鉄骨等の前に設置さ
れ、実施形態2と同様にテレビ電波等の反射を抑制する
のである。
【0039】本実施形態の電波吸収格子31は、実施形
態2の電波吸収格子1と同様に、前から見た隙間ができ
るだけ大きくなるようにしたので、従来の電波吸収パネ
ルのような、大きな風圧を生じて振動、騒音、損傷を発
生する、という問題を解決することができる。また、前
から見ると電波吸収材内蔵管35が格子状に見えるた
め、従来の電波吸収パネルのような広い面が構造物の外
観を悪くする、という問題を解決することができる。
態2の電波吸収格子1と同様に、前から見た隙間ができ
るだけ大きくなるようにしたので、従来の電波吸収パネ
ルのような、大きな風圧を生じて振動、騒音、損傷を発
生する、という問題を解決することができる。また、前
から見ると電波吸収材内蔵管35が格子状に見えるた
め、従来の電波吸収パネルのような広い面が構造物の外
観を悪くする、という問題を解決することができる。
【0040】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
い。実施の形態に記した寸法、形状、材質はこれに限定
されるものではなく、機能、生産性等を勘案して最適の
寸法、形状、材質とすれば良い。また、下記のような変
形も可能である。 (1)実施の形態において、反射体6はステンレス製の
鉄線としたが、これに限定されず、例えばアルミ線ある
いはメッキされた鉄線でも良く、これら以外の任意の導
電体でも良い。 (2)実施形態2において、管3の内面と電波吸収材2
の外面との隙間が極めて小さく(あるいは隙間がほとん
ど無く)、充填物4無しでも管3の内部に電波吸収材2
が固着一体化できれば、充填物4を無くしても良い。 (3)実施形態3において、管33の内面と電波吸収材
2の対角線の外面の角部との隙間が極めて小さく(ある
いは隙間がほとんど無く)、充填物4無しでも管33の
内部に電波吸収材2が固着一体化できれば、充填物4を
無くしても良い。 (4)実施の形態において、電波吸収格子1が取り付け
られる構造物の形状、仕様によっては、躯体7を無くし
て電波吸収材内蔵管5、25あるいは反射体6を直接構
造物に取り付けても良い。 (5)実施の形態において、管3、管33の材質をFR
P製としたが、これに限定されず、非磁性且つ非導電性
であれば任意の材質のものを使用できる。 (6)実施形態2において、管3としてFRP製矩形パ
イプを用いたが、これの代わりに、いわゆるシュリンク
チューブと呼ばれる下記のチューブを用いても良い。こ
のチューブは加熱により収縮し、且つ加熱収縮後前記チ
ューブの内面と電波吸収材2の外面とが密着するような
寸法であり、前記チューブに電波吸収材2を挿入後、加
熱収縮させて電波吸収材2に密着させることができる。 (7)実施の形態において、充填物4としては発泡ウレ
タンが用いられ、特に空気を遮断した状態で発泡する嫌
気性発泡ウレタンが好ましく用いられる、としたがこれ
に限定されず、嫌気性でなくても例えば助剤注入または
加熱により発泡する材料でも良いし、あるいは、発泡材
ではなく、空気遮断、助剤注入、加熱等により膨張する
材料でも良い。あるいはこれら以外でも、隙間に注入可
能な任意の材料を用いることができる。
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
い。実施の形態に記した寸法、形状、材質はこれに限定
されるものではなく、機能、生産性等を勘案して最適の
寸法、形状、材質とすれば良い。また、下記のような変
形も可能である。 (1)実施の形態において、反射体6はステンレス製の
鉄線としたが、これに限定されず、例えばアルミ線ある
いはメッキされた鉄線でも良く、これら以外の任意の導
電体でも良い。 (2)実施形態2において、管3の内面と電波吸収材2
の外面との隙間が極めて小さく(あるいは隙間がほとん
ど無く)、充填物4無しでも管3の内部に電波吸収材2
が固着一体化できれば、充填物4を無くしても良い。 (3)実施形態3において、管33の内面と電波吸収材
2の対角線の外面の角部との隙間が極めて小さく(ある
いは隙間がほとんど無く)、充填物4無しでも管33の
内部に電波吸収材2が固着一体化できれば、充填物4を
無くしても良い。 (4)実施の形態において、電波吸収格子1が取り付け
られる構造物の形状、仕様によっては、躯体7を無くし
て電波吸収材内蔵管5、25あるいは反射体6を直接構
造物に取り付けても良い。 (5)実施の形態において、管3、管33の材質をFR
P製としたが、これに限定されず、非磁性且つ非導電性
であれば任意の材質のものを使用できる。 (6)実施形態2において、管3としてFRP製矩形パ
イプを用いたが、これの代わりに、いわゆるシュリンク
チューブと呼ばれる下記のチューブを用いても良い。こ
のチューブは加熱により収縮し、且つ加熱収縮後前記チ
ューブの内面と電波吸収材2の外面とが密着するような
寸法であり、前記チューブに電波吸収材2を挿入後、加
熱収縮させて電波吸収材2に密着させることができる。 (7)実施の形態において、充填物4としては発泡ウレ
タンが用いられ、特に空気を遮断した状態で発泡する嫌
気性発泡ウレタンが好ましく用いられる、としたがこれ
に限定されず、嫌気性でなくても例えば助剤注入または
加熱により発泡する材料でも良いし、あるいは、発泡材
ではなく、空気遮断、助剤注入、加熱等により膨張する
材料でも良い。あるいはこれら以外でも、隙間に注入可
能な任意の材料を用いることができる。
【0041】本発明においては、上記変形同士の組み合
わせ或いは実施の形態と変形との組み合わせは、任意に
行うことができる。
わせ或いは実施の形態と変形との組み合わせは、任意に
行うことができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、電波吸収性能を維持し
ながら、風が当たっても大きな風圧を生じることがな
く、構造物の外観を損なわない電波吸収格子を提供する
ことができる。
ながら、風が当たっても大きな風圧を生じることがな
く、構造物の外観を損なわない電波吸収格子を提供する
ことができる。
【図1】本発明の実施形態1を示す正面図である。
【図2】図1のX−X矢視図である。
【図3】図1のY−Y矢視の電波吸収体2を示す図であ
る。
る。
【図4】実施形態1の躯体7を示す図面である。
【図5】本発明の実施形態2を示す正面図である。
【図6】 図5のX−X矢視図である。
【図7】 図5のY−Y矢視の電波吸収材内蔵管25を
示す図である。
示す図である。
【図8】 本発明の実施形態3を示す正面図である。
【図9】 図8のX−X矢視図である。
【図10】 図8のY−Y矢視の電波吸収材内蔵管35
を示す図である。
を示す図である。
1,21,31 電波吸収材格子
2 電波吸収材
3,33 管
4 充填物
5,35 電波吸収材内蔵管
6 反射体
7 躯体
7a 縦部
7b 横部
7c 斜部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 森山 義幸
群馬県多野郡吉井町多比良2977番地日立金
属機工株式会社内
Fターム(参考) 2E001 DH01 GA12 GA18 GA51 GA65
GA77 HB02 HB03 HB04 HD12
JD01 MA01
5E321 AA44 GG11
5J020 BD02 EA01 EA10
Claims (5)
- 【請求項1】 電波吸収材が、横方向に所定の間隔をお
いて配設され、前記電波吸収材の後に反射体が配設され
ていることを特徴とする電波吸収格子。 - 【請求項2】 内部に電波吸収材が挿入された管が、横
方向に所定の間隔をおいて配設され、前記管の後に反射
体が配設されていることを特徴とする電波吸収格子。 - 【請求項3】 前記管の内面と前記電波吸収材との隙間
に充填物が充填されていることを特徴とする請求項2記
載の電波吸収格子。 - 【請求項4】 前記電波吸収材の横寸法に対し、前記電
波吸収材同士の横方向の間隔寸法が3倍以上であること
を特徴とする請求項1記載の電波吸収格子。 - 【請求項5】 前記管の外部の横寸法に対し、前記管同
士の横方向の間隔寸法が3倍以上であることを特徴とす
る請求項2乃至3記載の電波吸収格子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001252759A JP2003064798A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 電波吸収格子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001252759A JP2003064798A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 電波吸収格子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003064798A true JP2003064798A (ja) | 2003-03-05 |
Family
ID=19081182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001252759A Pending JP2003064798A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 電波吸収格子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003064798A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023098275A1 (zh) * | 2021-12-03 | 2023-06-08 | 贵州电网有限责任公司电力科学研究院 | 安装5g天线的共享铁塔吸波网结构及几何尺寸确定方法 |
-
2001
- 2001-08-23 JP JP2001252759A patent/JP2003064798A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023098275A1 (zh) * | 2021-12-03 | 2023-06-08 | 贵州电网有限责任公司电力科学研究院 | 安装5g天线的共享铁塔吸波网结构及几何尺寸确定方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040331 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040331 |