JP2003063017A - インクジェットプリントヘッド及びその製造方法 - Google Patents

インクジェットプリントヘッド及びその製造方法

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JP2003063017A
JP2003063017A JP2001255003A JP2001255003A JP2003063017A JP 2003063017 A JP2003063017 A JP 2003063017A JP 2001255003 A JP2001255003 A JP 2001255003A JP 2001255003 A JP2001255003 A JP 2001255003A JP 2003063017 A JP2003063017 A JP 2003063017A
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print head
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glass
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Toyoji Shioda
豊司 潮田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェットプリントヘッドの製造歩留り及
び品質の向上を図る。 【解決手段】積層して1つのインク流路を形成するイン
ク流通開口を各々有した複数のプレートからなるインク
ジェットプリントヘッドにおいて、複数のプレートは表
面を親水化処理し、その表面に所定の膜厚でガラス薄膜
を形成し、複数のプレートの各々のインク流通開口が部
分的に一致するように積層して加圧加熱処理を施すと、
複数のプレートの間のガラスが軟化、接合される。その
結果、金属接合法に比べて低い温度で接合でき、また接
着剤のはみ出しによるインク流路の目詰まりがないの
で、製造歩留まりが高い。インク流路の内壁面はガラス
薄膜による親水化された面、もしくは親水化処理された
素材表面であるので、インクの充填、気泡の排出が容易
になり、信頼性の高いインクジェットプリントヘッドが
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ントヘッド及びその製造方法に関し、特に製造時におけ
る微細流路の詰り防止に適したインクジェットプリント
ヘッド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリントヘッドは、たと
えば圧電素子の圧力の変位によって圧力室内のインクを
選択的に噴射し、記録媒体に記録を行うものである。
【0003】このようなインクジェットプリントヘッド
は、図4(a)、(b)の断面図に示すように、ノズル
プレート2、プールプレート3、チャンバプレート4、
供給プレート5、振動プレート6及びテンプレート7を
積層した流路プレート1を備えている。
【0004】流路プレート1の各プレート2〜7は、ガ
ラス、金属板、シリコン、あるいはプラスチック材料
に、エッチング、金型成形、機械加工などの方法で、図
4(b)に示すようにノズルプレート2にはノズル1
5、プールプレート3にはプール11とノズル連通口1
4、チャンバプレート4には圧力室13とプール11、
供給プレート5には圧力室13と圧力室13に連通した
インク供給路12そしてプール11の一部、振動プレー
ト6には圧力室13とは反対側の面の圧力室13に対応
する位置、すなわち図4(a)の点線17に示す位置に
圧電素子8が貼り付けられ、テンプレート7には振動プ
レート6上の圧電素子8の貼り付け位置を決めるための
開口部16がそれぞれ形成されている。
【0005】これらのプレートを積層すると、図4
(a)のA−A断面図に示すように、1つのプール11
から複数のインク供給路12、圧力室13、ノズル連通
口14、ノズル15へ連通したインク流路を有する流路
プレート1が形成される。そして、外部に設けられたイ
ンクタンク(図示せず)からプール11に供給されたイ
ンクは、図4(b)に示すように供給プレート5のイン
ク供給路12を通って圧力室13へ流れ込む。さらに、
圧力室13内のインクは、ノズル連通口14からノズル
15まで流れ込む。
【0006】このような構造において、圧電素子8にパ
ルス電圧を印加すると、振動プレート6の圧力室13に
対応する部分が変形して圧力室13のインクが急激に圧
縮され、それが圧力波(音響波)となってノズル連通口
14を通ってノズル15に伝播し、ノズル15からイン
ク滴を吐出する。
【0007】従来の製造技術において、これらのプレー
トを積層接合させるためには、エポキシ樹脂系接着剤な
どの接着剤を各プレートの表面に塗布して接着する方法
が最も単純である。この接着剤による接合は常温硬化
性、熱硬化性、熱可塑性、嫌気性、二液性及びフィルム
状等の有機系接着剤が用いられる。そのうち、信頼性
(耐インク性、気密性及び強度等)、作業性、コスト、
設備の規模縮小等の観点から、熱硬化型接着剤の選択が
一般的となっている。ところが、上述した熱硬化型接着
剤は、加熱硬化時に粘度が低下するという性質を有して
いる。このため、各プレートに塗布された熱硬化型接着
剤が加熱時に流れ出してしまい、ノズル15やノズル連
通口14、インク供給路12のような10〜100μm
の寸法オーダーの狭小流路部分に流れ込んで、流路の断
面形状を大幅に変えたり、各狭小流路を塞いてしまうこ
とが多く、ヘッド性能特性の悪化、製造歩留まりを低下
を招いている。
【0008】また、加熱時の熱硬化型接着剤の流れ出し
を抑えるために、加圧力や硬化温度を下げる等をした場
合、各プレートの接合強度が不足したりする。すると各
プレート間の気密性が損なわれてしまい、インク漏れ等
の不具合が発生してしまうという問題もある。このよう
に、各プレートの接合強度が不足したり、インク漏れ等
の不具合が発生したりすると、品質の低下を招いてしま
う。
【0009】また、インクジェットプリントヘッドに使
われるインクはアルカリ性のものが使われることが多
い。そのためこれらの有機系接着剤では信頼性に問題が
ある。また、各プレートの材料、例えばステンレス材料
を用いた場合、ステンレス材料自身は若干の撥水性を有
するため、流路に気泡が混入したとき、この気泡はポン
プ手段によってノズル15からインクを吸引する、いわ
ゆるポンピング処理を行っても、なかなか除去できな
い。特に各プレート間にある接着層との境界において気
泡が強固に付着され、なかなか除去できない。
【0010】これらの問題を解決するために、各プレー
トが、例えば感光性ガラスなどのガラス材料同士、単結
晶シリコン材料同士、またはそれらの組み合わせの場合
は、熱融着法(特公昭54−35937号公報)、静電
接合法(特開昭54−146633号公報)及び常温接
合法(特開平10−92702号公報、特開平9−22
6135号公報)のような接合方法が、また、ステンレ
ス、ニッケルなどの金属材料、アルミナなどのセラミッ
ク材料の場合は拡散接合法(固相接合法)(特開昭55
−63280号公報、特開昭58−18274号公報)
のような接着剤を使わない接合方法が開示され、公示の
ものとなっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの接合
方法は接合時に400〜1000℃の加熱(常温接合法
を除く)を要し、静電接合法の場合はさらに約1kVの
高電圧をかける必要があり、また各プレート材料自身が
非常に面精度の高い表面状態が要求される。また、拡散
接合法は金属材料の酸化を防止するために接合時の高温
時には真空または不活性ガスの雰囲気が要求され、常温
接合法は接合前に不活性ガスイオン/原子ビームを材料
の接合面に照射してスパッタエッチングを行うため、そ
の雰囲気が真空でなければならず、いずれの方法も大型
で高価な真空チャンバ装置を必要とする。
【0012】本発明の目的は、熱融着、静電接合、常温
接合や拡散接合のように材料の面状態、雰囲気に対する
制限がなく、大型で高価な装置を必要とせず、歩留り及
び品質の向上を図ることができるインクジェットプリン
トヘッド及びその製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリントヘッドは、積層して1つのインク流路を形成す
るインク流通開口を各々有したプレートを積層してなる
インクジェットプリントヘッドであって、複数のプレー
トは、それぞれのインク流通開口が部分的に一致するよ
うに積層されるとともに、各プレートは予め親水化処理
された表面に所定の膜厚で塗布されたガラス薄膜を有す
る複数のプレートを加圧し、さらに加熱により複数のプ
レートの間のガラスが軟化、接合される。その結果、接
着剤のはみ出しによるインク流路の目詰まりがなく、ま
たインク流路の内壁面は親水化処理された素材表面、も
しくはガラス薄膜による親水化された面になるので、イ
ンクの充填、気泡の排出が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施の形態のインクジェ
ットプリントヘッドの断面構成を示す断面図、図2はこ
の実施の形態のインクジェットプリントヘッドの積層接
合前の状態を示す断面図、図3はこの実施の形態のイン
クジェットプリントヘッドの構成を示す分解図である。
【0016】図1,図2及び図3を参照すると、本発明
の一実施の形態であるインクジェットプリントヘッド
は、複数のインク流通開口を各々有する複数のプレート
を積層してそれぞれ1つのインク流路を形成してなるイ
ンクジェットプリントヘッドであって、複数のプレート
は、それぞれのインク流通開口が部分的に一致するよう
に積層されるとともに、各プレートは予め親水化処理さ
れた表面にガラス薄膜を形成した複数のプレートを加圧
加熱することにより複数のプレート間のガラス薄膜18
が軟化、接合されてなることを特徴とする。
【0017】この複数のプレートは、インクを吐出する
ための複数のノズル15を有するノズルプレート2と、
インクをヘッド内に溜めておくプール11を有するプー
ルプレート3と、圧力室13を有しインクの吐出のため
の圧力波を発生するチャンバプレート4と、インク供給
路12を有しプールプレート3のプール11から個々の
圧力室13へインクを供給する供給プレート5と、圧力
の発生源からの圧力を圧力室13に伝える振動プレート
6とであり、複数のインク流通開口は、ノズル15、プ
ール11、インク供給路12、圧力室13である。
【0018】また、この実施の形態のインクジェットプ
リントヘッドの製造方法は、インク流通開口を有する複
数のプレートを積層接合して1つの流路板を形成してな
るインクジェットプリントヘッドの製造方法であって、
複数のプレートの表面を親水化処理させる第1の工程
と、親水化処理させたこの複数のプレートに液体ガラス
を塗布、仮焼成させて、プレート表面にガラス薄膜層を
形成させる第2の工程と、この複数のプレートを積層、
加圧加熱させて各プレート間表面のガラス薄膜を焼結固
着させて、各プレートを接合させる第3の工程と、を備
える。
【0019】複数のプレートの表面を親水化処理させる
第1の工程として、フッ素化剤含有水溶液中に複数のプ
レートを浸漬処理させる方法、リン酸水溶液中に複数の
プレートを浸漬処理させる方法、複数のプレートを加熱
させ表面に酸化膜を形成させる方法、がある。
【0020】親水化処理させたこの複数のプレートにガ
ラス薄膜層を形成させる第2の工程として、珪酸ソーダ
水溶液中に複数のプレートを浸漬処理する方法、ガラス
ペーストをスクリーン印刷法によって複数のプレートの
表面にガラス薄膜18を被膜させる方法、ガラスペース
トをドクターブレード法によってガラス薄膜を被膜させ
る方法、ガラスペーストのスラリーをフォトスピン法に
よって複数のプレートの表面にガラス薄膜を被膜させる
方法、粉末ガラス懸濁液中に複数のプレートと対電極を
浸漬させ電気泳動付着法によって複数のプレートの表面
にガラス薄膜を被膜させる方法、ガラスペーストを浸漬
法によって複数のプレートの表面にガラス薄膜を被膜さ
せる方法、がある。
【0021】また、各プレートを接合させる第3の工程
の後、珪酸ソーダによって積層接合して形成されたイン
クジェットプリントヘッド内の流路に水を充填させると
ともに、インクジェットプリントヘッド全体を水中に浸
漬処理し、珪酸ソーダ中のナトリウムを溶出させる第4
の工程とを含ませることもできる。
【0022】以下、この実施の形態のインクジェットプ
リントヘッドの製造方法について、さらに詳細に説明す
る。
【0023】ノズルプレート2はプレス、エッチングや
エレクトロフォーミング(電鋳法)などの方法で、直径
10〜50μmのノズルを形成されている。そして、ノ
ズルプレート2の吐出側面(図3の裏面側)に撥水膜を
形成する。これは、インクジェットプリントヘッドのイ
ンク滴吐出において、ノズル15の周囲にインクが不均
一に付着していると、そのインクの表面張力によってイ
ンク滴の飛翔方向が不整になったり、ノズルより圧力室
側へ気泡を巻き込んでしまうため圧力波の伝播が正常に
行われることができなくなったりする原因となる。その
ため、吐出側面の少なくともノズル15の周囲は、イン
クを均一な薄膜状に濡らすように親水性を有する面にす
るか、インクを濡らさないように撥水性を有する面にす
ることが望ましい。親水性を有する面の場合、そのイン
クの表面張力のためにインク滴を吐出させるのに撥水性
の面に比べて、その表面張力エネルギーの分だけ吐出エ
ネルギーを要する。従って、ノズルプレート2の吐出側
面は撥水性であることが望ましい。その撥水面を形成す
る手段として、特許第2896613号公報に開示され
ているように、分子量10000以下のポリテトラフル
オロエチレンオリゴマー粒子を分散させた複合ニッケル
めっき溶液を使って、ノズルプレートの吐出側面のみに
めっきを行い、ポリテトラフルオロエチレンオリゴマー
粒子が共析分散したニッケルめっき被膜を形成する。必
要であれば、さらにフッ素ガス雰囲気中でフッ素化処理
を施しておく。すると、水に対して接触角が180°に
近い顕著な撥水性を有する堅牢な撥水膜が得られる。
【0024】次の工程として、撥水化表面処理されたノ
ズルプレート2の他、プールプレート3、チャンバプレ
ート4、供給プレート5、振動プレート6、テンプレー
ト7の各プレートの表面に親水化表面処理を行う。
【0025】第1の親水化表面処理方法は、特開200
0−328262号公報に開示されているように、まず
フッ素化剤含有水溶液中に、表面処理すべきプレートを
浸漬処理することにより、その表面に金属フッ化物被膜
を形成させる。フッ素化剤含有水溶液としては、通常、
フッ素イオンとアルカリイオンを含む水溶液が用いら
れ、その水溶液の例として、フッ化ナトリウム、フッ化
カリウム、フッ化アンモニウムなど、水に対して易溶性
のあるフッ化アルカリを0.2〜20重量%程度の濃度
で含有させた水溶液に、フッ化水素を加えて、pHを
2.0〜6.5程度に調整した水溶液が用いられる。この
水溶液に各プレートを浸漬処理する時、通常、常圧下で
0〜80℃程度、好ましくは30〜60℃の範囲の温度
のフッ素化剤含有水溶液中にプレートの各々を浸漬させ
て、1〜60分間保持する。すると、各プレートの表面
に十分な厚さ、0.01〜1μm程度の金属フッ化物被
膜が形成される。
【0026】第2の親水化表面処理方法は、各プレート
がステンレス薄板で形成されているときは、特開平10
−88391号公報に開示されているように、クロム−
鉄合金を陽極として、アルカリ水溶液中で電解処理する
ことにより、合金中の鉄及びクロムを溶出させて、酸化
鉄イオン及び酸化クロムイオンを含有させるように調製
したアルカリ水溶液に、20〜60℃の範囲の温度条件
でかつ30分間ないし3時間程度の処理時間で、プレー
トの各々を浸漬させて、表面に酸化鉄被膜を形成させる
方法である。ここで各イオンを含むアルカリ水溶液を調
製するときに必要な陽極材料であるクロム−鉄合金は、
SUS430、SUS405、SUS444などのフェ
ライト系ステンレス鋼、またはSUS410J、SUS
403、SUS410などのマルテンサイト系ステンレ
ス鋼などのニッケル含有量の少ない合金を使う。一方、
陰極材料については制限はなく、陽極材料と同じもの
か、他の耐アルカリ性を有する導電性の材料が用いられ
る。また、アルカリ水溶液は、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ金
属の水酸化物1〜10モル/リットル程度含有するもの
が用いられる。このような処理により、処理液中の酸化
鉄イオン(FeO4 2-)がステンレス薄板表面と化学的
に反応して、親水性のあるFe23層を形成する。とこ
ろがノズルプレート2の場合、吐出側面に形成されたニ
ッケルめっき被膜は化学反応が起こらないので、ノズル
プレート2の吐出側面は酸化鉄被膜は形成されず撥水処
理面のままとなる。従ってノズルプレート2を、後の工
程で説明する珪酸ソーダいわゆる水ガラスを希釈した水
溶液に浸漬してノズルプレート2の表面にガラス層を形
成する時に、その吐出側面は水を溶剤とする珪酸ソーダ
水溶液が付着せず、一方ノズルプレート2の反対側の接
合面は親水性なので珪酸ソーダ水溶液との親和性が高く
なり、薄くかつ強固な付着性を持つガラス層を形成でき
る、という製造上の大きな利点が得られる。
【0027】上記の2つの親水化表面処理方法によって
各プレートの表面に形成された金属フッ化物被膜、また
は酸化鉄被膜は、液体に対して親和性を持ち、表面に付
着したとき液体の分散、蒸発を促進させるので、ガラス
材料の塗膜密着性を向上させることができる。
【0028】次の工程において、各プレートの親水化処
理された表面に、1〜5ミクロンのガラス層を被膜させ
る。そのガラス層の被膜方法は、浸漬法、スクリーン印
刷法、ドクターブレード法、フォトスピン法、電気泳動
付着法などの方法を選択して行われる。
【0029】浸漬法は、濃度5〜15重量%の珪酸ソー
ダ、いわゆる水ガラスの水溶液に10分ないし10時間
浸漬し、100〜150℃で10〜15分間乾燥させて
ガラス薄膜を形成させる方法である。
【0030】ドクターブレード法は、まずガラスペース
トを得るために、ブチルカルビトール(ジエチレングリ
コール−モノnブチルエーテル)とエチルセルロース
(10cP)を約9:1の重量比で混合し、約80℃に
加熱しエチルセルロースを溶解させて、ビークルを作製
する。そしてガラス粉末とビークルを約2.5:1の重
量比で調合し、ボールミル、ライカイキ、ロールミル等
で混練して、ガラスペーストを作製する。このように作
製されたガラスペーストをスキージ、カミソリ刃等で各
プレート表面に塗布した後、5〜10分間放置してレベ
リングを行い、100〜150℃で10〜15分間乾燥
させてガラス薄膜を形成させる方法である。
【0031】フォトスピン法は、ガラスペーストでスラ
リーを作製し、そのスラリーを各プレートに適量滴下
し、スピナーで500〜2000rpmの回転にて約2
0秒塗布し、100〜150℃で10〜15分間乾燥さ
せてガラス薄膜18を形成させる方法である。
【0032】スクリーン印刷法は、まず粉末ガラスに、
低分子量のアクリル樹脂をα−テルピネオールに3〜5
%溶解させたビークルを加え、十分に混練したガラスペ
ーストを作製する。そして、100〜200メッシュの
ステンレス製の印刷用スクリーンに各プレートの接合面
をパターニングしたものを使って、各プレート表面の接
合部分に印刷塗布した後、5〜10分間放置してレベリ
ングを行い、そして100〜150℃で10〜20分間
乾燥させる。次に、印刷されたガラスペースト膜中のア
クリル樹脂を除去させるために、空気中または酸素中で
仮焼成を行う。この仮焼成は、まず5〜10℃/分の昇
温速度で300〜350℃まで、次に4℃/分で380
〜450℃まで昇温させて、その温度で約10分間保持
させる。その後は5〜50℃/分の冷却速度で常温に戻
すことによって、アクリル樹脂の分解・燃焼を行って、
ガラス薄膜18を形成させる方法である。
【0033】電気泳動付着法は、イソプロピルアルコー
ルと酢酸エチルを、容量比で約1:1に混合したものを
溶媒とし、溶媒100ccあたり2〜4gのガラス粉末を
加え、超音波にて4〜5分間攪拌して懸濁液を作製す
る。そして懸濁液100ccあたり0.2〜0.3ccのア
ンモニア水(28%)を加え、超音波攪拌を4分間実施
した後、プレートと対電極を懸濁液中に間隔2cmの距
離を保ったまま浸漬させ、2〜4分間停止させた後、直
流電圧50〜100V/2cmの電圧勾配で3〜5分間
印加させて、プレート表面にガラスを電気吸着させてガ
ラス薄膜18を形成させる方法である。
【0034】その他のガラス層の成膜法として、電子ビ
ーム蒸着法、蒸着法、スパッタ法も適用することは可能
である。
【0035】以上の工法を選択することによって表面に
ガラス層を成膜した各プレートを、重ね合わせて積層
し、温度と時間と荷重とをパラメータにして加熱加圧す
ると、各プレートの表面のガラス層が軟化して融合さ
れ、強固に接合することができる。また有機接着剤のよ
うに接合工程時に微細な流路を埋めて潰すようなことも
ない。常温ではインク流路内壁面が硬いガラス質で覆わ
れているため、有機系接着剤で接合したヘッドに比べて
流路内のインクを伝わる圧力波の伝播のロスが少なく、
またガラスはインクとの親和性が良いので気泡が排出し
やすくなる。
【0036】次に、本発明のインクジェットプリントヘ
ッドの製造方法の実施の形態について説明する。この実
施の形態は、上記の工法に従って、各プレート2〜7に
ガラス層を成膜するが、従来の技術による有機接着剤に
よる工法と異なる点は、ノズルプレート2を除く各プレ
ート3〜7の表裏面、側面に至るまでガラス薄膜18が
成膜されることである。
【0037】ガラス材料の選定に当たっては、熱膨張率
を考慮にしなければならない。一般のガラスの平均的な
熱膨張係数αは、80〜100×10-7/Kの範囲にあ
る。一方、各プレートの材料は、インクに対する耐食性
を考えて、一般にSUS304等のオーステナイト系ス
テンレス鋼がよく使われているが、同材料の熱膨張係数
は164×10-7/Kであるため、ガラス材料の選択に
注意しないと、除冷が急激な場合に熱応力によるガラス
層の割れが発生しやすい。そのため、別の実施の形態と
して、フェライト系ステンレス鋼SUS446(α=1
05×10-7/K)から、ニッケルを43%含有した鉄
−ニッケル合金(α=52×10-7/K)、ニッケル2
9%、コバルト17%を含有した鉄−ニッケル−コバル
ト合金、商品名コバール(Kovar)(α=47×1
-7/K)など、熱膨張係数がガラスの熱膨張係数に近
く、熱に安定な材料をプレート材料に選定しても良い。
ガラスの熱膨張係数αは、例えば、焼結した水ガラス
(珪酸ソーダ:Na2O・nSiO3xH2O)のα=1
10×10-7/Kから、日本電気硝子(株)製造のPb
O・B23系粉末ガラス、商品名LS−1301のα=
41×10-7/K、PbO・B23・SiO2系粉末ガ
ラス、商品名GA−9のα=90×10-7/K、MgO
・B23・SiO2系結晶性粉末ガラス、商品名GA−
44Mのα=117×10-7/K、そして米国Corn
ing Glass Works社のSiO2・B2O
3系粉末ガラス、商品名7052のα=46×10-7
K、SiO2・PbO・K2O系ガラス、商品名1991
のα=128×10-7/Kなど、熱膨張係数が40〜1
30×10-7/Kの範囲の多種多様なガラスが他にも上
市され、プレート材質の熱膨張係数に合わせた適切なガ
ラス材料を選択することができる。
【0038】本発明のインクジェットプリントヘッドの
製造方法の第1の実施の形態においては、まず、各プレ
ートの目的に応じて50μm〜500μmの各種板厚の
ステンレス鋼SUS446薄板(α=105×10-7
K)にエッチングと打ち抜きプレスによって、図3に示
すように流路、位置決め孔となる開口を形成する。そし
て、フッ化カリウム2.5重量%を含有し、かつフッ化
水素を用いてpH5.0に調整した水溶液中に、このス
テンレス鋼薄板を浸漬し、40℃の温度で15分間保持
したのち、引き上げ、水で洗浄する。
【0039】次に、10重量%濃度の珪酸ソーダ(α=
110×10-7/K)水溶液中に浸漬し、25℃で10
時間保持したのち、引き上げ、加熱炉により120℃の
温度で15分間、ガラス塗膜を仮焼結する。すると図2
に示すように、各プレートの表面を覆うようにガラス薄
膜18が形成される。次工程で、各プレートを位置決め
積層した後、加熱炉にて、約0.6±0.2MPaの荷重
条件のもと、230℃で10分間加圧加熱することによ
り、各プレートの表面のガラス被膜同士が焼結固着さ
れ、各プレートが積層接合される。最後に、前工程で積
層接合されたインクジェットプリントヘッド内の流路に
水を充填、10分ないし36時間程度循環させて、流路
内の壁面のガラス層の構成成分であるナトリウムを溶出
させる。
【0040】本発明のインクジェットプリントヘッドの
製造方法の第2の実施の形態においては、各プレートの
材料にステンレス鋼SUS446(α=105×10-7
/K)を選定し、第1の実施の形態(図1)と同様に各
プレートの流路等をエッチング等によって開口を形成す
る。ガラス材料に旭テクノグラス(株)製造のPbO・
B2O3系粉末ガラス、商品名AF103(α=118
×10-7/K、軟化点=340℃)を選定し、ガラスペ
ーストを作製する。これをスクリーン印刷法によって、
接合面に数μm程度のガラスペースト層を形成し、10
0〜150℃で10〜15分間乾燥を行う。
【0041】次に、仮焼成を行う。仮焼成は、まず常温
から5〜10℃/分の昇温速度で290℃まで、そして
4℃/分の昇温速度で350℃まで、そして10分間保
温し、5〜50℃/分の徐冷速度で徐冷させる。前工程
で仮焼成された各プレートを位置決め積層した後、常圧
の空気または窒素の雰囲気中の加熱炉にて、約0.6±
0.2MPaの荷重条件のもと、常温から5〜50℃/
分の昇温速度で400℃まで昇温させて、その温度で1
0分の保持時間で加圧加熱する。そして5〜20℃/分
の徐冷速度で、常温まで冷却させる。
【0042】本発明のインクジェットプリントヘッドの
製造方法の第3の実施の形態においては、各プレートの
材料に、ニッケル29%、コバルト17%を含有した鉄
−ニッケル−コバルト合金、商品名コバール(Kova
r)(α=47×10-7/K)、ガラス層材料に日本電
気硝子(株)製造のPbO・B2O3系粉末ガラス、商
品名LS−1301(α=41×10-7/K、軟化点=
390℃)を選定する。まず、第1の実施の形態と同様
にコバール材の各プレートの流路等をエッチング等によ
って開口する。ガラス層形成直前に、各プレート表面の
清浄化、脱炭処理を行う。コバール材の表面の清浄化は
次の手順で行う。<トリクレンの液相、気相による脱脂
>→<約80℃の1:1の塩酸水溶液に5分前後浸し酸
洗>→<冷流水で充分洗浄>→<蒸留水で洗浄>→<メ
タノールに浸し脱水>→<温風で乾燥>。
【0043】次工程の脱炭処理は、常温の純水の入った
洗気ビンをくぐらせることによって水分を飽和させた湿
水素ガスの雰囲気を持った熱処理炉中で、コバール材の
部品を1100℃で30分加熱して脱炭することによっ
て行われる。そして脱炭処理を終えたコバール材は、熱
処理炉と連結している湿水素雰囲気中の冷却室で300
℃以下まで冷却させる。
【0044】次に、各プレートの表面にガラスが濡れや
すい(付着しやすい)ように酸化膜層を形成する予備酸
化処理を行う。予備酸化処理は、空気雰囲気中の炉内
で、コバール部材を約800℃に5〜10分間加熱して
酸化させる。酸化後のコバール部材は0.2〜0.4mg
/cm2の重量増があるのが望ましい。
【0045】次工程は、まず選択された粉末ガラスのペ
ーストを作製し、各プレート表面にそのガラスペースト
を塗布する。ガラスペーストは前記の粉末ガラスに低分
子量のアクリル樹脂をα−テルピネオールに5%溶解さ
せたビークルを加え、十分に混練させて作る。同ガラス
ペーストをスクリーン印刷法ならびにドクターブレード
法によって、酸化膜が形成された各プレートの表面に塗
膜させ、120℃で10〜20分間乾燥させる。各プレ
ートに塗布されたガラスペースト膜を仮焼成するため
に、空気または酸素の雰囲気中で、常温から5〜10℃
/分の昇温速度で310℃まで、それから4℃/分で4
00℃まで段階的に雰囲気温度を上昇させ、それを10
分間保持した後、5〜20℃/分の徐冷速度で徐冷させ
る。
【0046】前工程で仮焼成されたガラス薄膜18を有
する各プレートを位置決め積層した後、空気または窒素
の雰囲気中の加熱炉にて、約0.6±0.2MPaの荷重
条件のもと、常温から5〜50℃/分の昇温速度で45
0℃まで昇温させて、その温度で10分の保持時間で加
圧加熱する。そして5〜20℃/分の徐冷速度で、常温
まで冷却させる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェットプリントヘッド及びその製造方法によれば、
複数のプレートを、それぞれのインク流通開口を一致さ
せるように積層して所定の圧力とガラスの軟化点付近の
温度で加圧加熱させると、複数のプレート間の所定の膜
厚で塗布されたガラス薄膜が軟化、融合されて強固に接
合される。そのガラス薄膜は軟化されても高粘度である
ため内部に流れ出るようなことはないので、ヘッド内部
の微細なインク流路を詰まらせるようなことはない。ま
た、インク流路内壁がガラス薄膜により親水化されてい
るので、ヘッドへインクを充填する時の気泡の排出が容
易になる。その結果、インクジェットプリントヘッドの
製造歩留り、及びヘッド動作時の記録品質の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のインクジェットプリン
トヘッドの断面構成を示す断面図である。
【図2】この実施の形態のインクジェットプリントヘッ
ドの積層接合前の状態を示す断面図である。
【図3】この実施の形態のインクジェットプリントヘッ
ドの構成を示す分解図である。
【図4】従来のインクジェットプリントヘッドを示す断
面図である。
【符号の説明】
1 流路プレート 2 ノズルプレート 3 プールプレート 4 チャンバプレート 5 供給プレート 6 振動プレート 7 テンプレート 8 圧電素子 11 プール 12 インク供給路 13 圧力室 14 ノズル連通口 15 ノズル 16 開口部 18 ガラス薄膜

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインク流通開口を各々有する複数
    のプレートを積層してそれぞれ1つのインク流路を形成
    してなるインクジェットプリントヘッドにおいて、前記
    複数のプレートは、それぞれのインク流通開口が部分的
    に一致するように積層されるとともに、前記各プレート
    は予め親水化処理された表面にガラス薄膜を形成した前
    記複数のプレートを加圧加熱することにより前記複数の
    プレート間のガラス薄膜が軟化、接合されてなることを
    特徴とするインクジェットプリントヘッド。
  2. 【請求項2】 前記複数のプレートは、インクを吐出す
    るための複数のノズルを有するノズルプレートと、イン
    クをヘッド内に溜めておくプールを有するプールプレー
    トと、圧力室を有しインクの吐出のための圧力波を発生
    するチャンバプレートと、インク供給路を有し前記プー
    ルプレートのプールから個々の前記圧力室へインクを供
    給する供給プレートと、圧力の発生源からの圧力を前記
    圧力室に伝える振動プレートとであり、前記複数のイン
    ク流通開口は、前記ノズル、前記プール、前記インク供
    給路、前記圧力室であることを特徴とする請求項1記載
    のインクジェットプリントヘッド。
  3. 【請求項3】 インク流通開口を有する複数のプレート
    を積層接合して1つの流路板を形成してなるインクジェ
    ットプリントヘッドの製造方法であって、前記複数のプ
    レートの表面を親水化処理させる第1の工程と、親水化
    処理させた前記複数のプレートに液体ガラスを塗布、仮
    焼成させて、プレート表面にガラス薄膜層を形成させる
    第2の工程と、前記複数のプレートを積層、加圧加熱さ
    せて各プレート間表面のガラス薄膜を焼結固着させて、
    各プレートを接合させる第3の工程と、を備えることを
    特徴とするインクジェットプリントヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 フッ素化剤含有水溶液中に前記複数のプ
    レートを浸漬処理させて、前記複数のプレートの表面を
    親水化処理させる前記第1の工程を行うことを特徴とす
    る請求項3記載のインクジェットプリントヘッドの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 リン酸水溶液中に前記複数のプレートを
    浸漬処理させて、前記複数のプレートの表面を親水化処
    理させる前記第1の工程を行うことを特徴とする請求項
    3記載のインクジェットプリントヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記複数のプレートを加熱させ、表面に
    酸化膜を形成させて、前記複数のプレートの表面を親水
    化処理させる前記第1の工程を行うことを特徴とする請
    求項3記載のインクジェットプリントヘッドの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 珪酸ソーダ水溶液中に前記複数のプレー
    トを浸漬処理することによって、前記複数のプレートに
    ガラス薄膜を被膜させる前記第2の工程を行うことを特
    徴とする請求項3記載のインクジェットプリントヘッド
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 各プレートを接合させる前記第3の工程
    の後、珪酸ソーダによって積層接合して形成された前記
    インクジェットプリントヘッド内の流路に水を充填させ
    るとともに、前記インクジェットプリントヘッド全体を
    水中に浸漬処理し、珪酸ソーダ中のナトリウムを溶出さ
    せる第4の工程とを含むことを特徴とする請求項3また
    は7記載のインクジェットプリントヘッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 ガラスペーストをスクリーン印刷法によ
    って前記複数のプレートの表面にガラス薄膜を被膜させ
    る前記第2の工程を行うことを特徴とする請求項3記載
    のインクジェットプリントヘッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 ガラスペーストをドクターブレード法
    によってガラス薄膜を被膜させる前記第2の工程を行う
    ことを特徴とする請求項3記載のインクジェットプリン
    トヘッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 ガラスペーストのスラリーをフォトス
    ピン法によって前記複数のプレートの表面にガラス薄膜
    を被膜させる前記第2の工程を行うことを特徴とする請
    求項3記載のインクジェットプリントヘッドの製造方
    法。
  12. 【請求項12】 粉末ガラス懸濁液中に前記複数のプレ
    ートと対電極を浸漬させ、電気泳動付着法によって前記
    複数のプレートの表面にガラス薄膜を被膜させる前記第
    2の工程を行うことを特徴とする請求項3記載のインク
    ジェットプリントヘッドの製造方法。
  13. 【請求項13】 ガラスペーストを浸漬法によって前記
    複数のプレートの表面にガラス薄膜を被膜させる前記第
    2の工程を行うことを特徴とする請求項3記載のインク
    ジェットプリントヘッドの製造方法。
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