JP2003062962A - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置

Info

Publication number
JP2003062962A
JP2003062962A JP2001259907A JP2001259907A JP2003062962A JP 2003062962 A JP2003062962 A JP 2003062962A JP 2001259907 A JP2001259907 A JP 2001259907A JP 2001259907 A JP2001259907 A JP 2001259907A JP 2003062962 A JP2003062962 A JP 2003062962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
film
image receiving
receiving medium
laminating apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001259907A
Other languages
English (en)
Inventor
Migaku Yokozawa
琢 横澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001259907A priority Critical patent/JP2003062962A/ja
Publication of JP2003062962A publication Critical patent/JP2003062962A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、装置の消音、省電力化を図ると共
にローラの耐久性を向上させることのできるラミネート
装置を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に
係るラミネート装置の代表的な構成は、受像メディアの
記録面側にフィルムを定着するラミネート装置におい
て、前記フィルムを定着させる定着手段は、受像メディ
ア及びフィルムを加熱、圧着する1対のローラを有し、
かつ該1対のローラの一方が他方のローラに対して離間
方向に移動自在に構成され、前記一方のローラは、熱源
を内蔵すると共に、少なくとも前記他方のローラから離
間した状態で所定の温度に制御された状態で待機してお
り、圧着動作に入る際に所定角回転した後に他方のロー
ラと圧着することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタ、レーザープリンタ又は複写機等の画像形成装置
によって画像形成された受像メディアに、その表面の記
録画像層を保護するようにフィルムを定着するラミネー
ト装置に関し、特にポスター等の作成に用いる大型のラ
ミネート装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば特開2000-043368号公
報に示すように、インクジェットプリンタ等から出力さ
れた記録紙の記録面に、耐熱基材上にラテックス層を形
成したフィルムを定着し、その後耐熱基材を剥離するこ
とにより、画像の彩度や耐久性を改善するラミネート装
置が知られている。
【0003】かかるラミネート装置は、ロール状の記録
紙(受像メディア)と、ロール状のフィルム(保護部
材)とを搬送ローラ対にて合せて送ると共に、加熱ロー
ラ対にて記録紙の記録面と保護部材のラテックス面とを
加熱圧着する。これにより保護部材のラテックス層は融
解して記録紙の記録面に密着及び接着し、画像保護面を
形成する。ついで保護部材から基材を巻取ローラにより
剥離、分離して巻き取り、その後カッターによりカット
されてシート状の完成印画として排出トレイ上に排出さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のラミネート
装置においては、受像メディアにフィルムを加熱圧着す
る加熱ローラ対のうち一方のローラは、ハロゲンヒータ
等の熱源が内蔵されている。そして、この一方のローラ
を熱源にて加熱することにより、受像メディアにフィル
ムを加熱圧着している。
【0005】しかし、このように一方のローラを加熱す
るようにすると、通常、受像メディアが加熱ローラ対に
送り込まれる前に加熱ローラ対にはフィルムが挟持され
た状態となっているため、過熱によりフィルムが変質又
は変形する場合がある。また、この一方のローラにごみ
等が付着すると、受像メディアに対しフィルムを均一に
加熱圧着させることができない場合がある。
【0006】そこで、前記定着手段が、受像メディア及
びフィルムを加熱、圧着する1対のローラを有し、かつ
該1対のローラの一方が他方のローラに対して離間方向
に移動自在に構成され、前記一方のローラは、熱源を内
蔵すると共に、少なくとも前記他方のローラから離間し
た状態で回転駆動可能な構成としたラミネート装置が知
られている。これによれば、ローラの回転によってロー
ラの温度分布を均一にすることが可能であり、均一温度
のローラにて適切な定着を行うことができる。
【0007】また、前記一方のローラが前記他方のロー
ラに対して離間した状態で、該一方のローラに接触する
ようにクリーニング部材を配置したものもある。このよ
うなラミネート装置によれば、過熱によりフィルムが変
質又は変形することもなく、且つ回転駆動することでロ
ーラの温度分布を均一にすることができる。また、この
一方のローラにごみ等が付着することもないため、受像
メディアに対しフィルムを均一に加熱圧着させることが
できる。
【0008】ところで、上記のようなラミネート装置の
場合、圧着待機中にローラが回転駆動し続けるため、回
転駆動させるためのモータ、ギヤ等から発せられる騒音
が出続けるばかりか、消費電力を上昇させる原因となっ
ていた。また、前記熱源の制御機器であるサーミスタや
サーモスイッチ等が回転中もローラと接触しつづける場
合には、該一方のローラに接触跡や傷等を生じ、装置の
耐久性を著しく低下させてしまうばかりか、該ローラに
て加熱圧着されたラミネート成品の画像品位を悪化させ
る原因となっていた。
【0009】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものであり、装置の消音、省電力化を図ると共にロー
ラの耐久性を向上させることのできるラミネート装置を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るラミネート装置の代表的な構成は、受
像メディアの記録面側にフィルムを定着するラミネート
装置において、前記フィルムを定着させる定着手段は、
受像メディア及びフィルムを加熱、圧着する1対のロー
ラを有し、かつ該1対のローラの一方が他方のローラに
対して離間方向に移動自在に構成され、前記一方のロー
ラは、熱源を内蔵すると共に、少なくとも前記他方のロ
ーラから離間した状態で所定の温度に制御された状態で
待機しており、圧着動作に入る際に所定角回転した後に
他方のローラと圧着することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]本発明に係るラ
ミネート装置の第一実施形態について、図を用いて説明
する。
【0012】(フィルム及び受像メディア)まず、本実
施形態に係るラミネート装置に適用されるフィルム及び
受像メディアについて、図16を用いて説明する。図16は
フィルム及び受像メディアを示す図であって、(a)はフ
ィルムを示す断面図、(b)は受像メディアを示す断面
図、(c)はフィルムと受像メディアが接着された状態を
示す断面図、(d)はフィルムと受像メディアが接着さ
れ、フィルムの保護部材が剥離除去された状態を示す断
面図、である。なお、詳しい構成は、先願である特開20
00-043368に記載されているので、簡単に説明する。
【0013】図16(a)に示すように、フィルム102は、フ
ィルム基材102a、第一ラテックス層102b、及び第二ラ
テックス層102cにより形成されている。フィルム基材1
02aは耐熱性に優れたものであればよく、PET(ポリ
エチレンテレフタレート)等を用い、望ましくはアニー
ル済みのものを用いることができる。
【0014】第一ラテックス層102bは、フィルム基材1
02a上にラテックス材料によりコーティングされたもの
で、ラミネート成品の保護層の表面層を形成するため、
加熱圧着後に容易にフィルム基材102aから剥離するよ
うにフィルム基材102aに対して物理的に付着されてい
る。
【0015】第二ラテックス層102cは、第一ラテック
ス層102b上にラテックス材料により更にコーティング
されたもので、後述する受像メディア101の表面に加熱
圧着するための接着機能を有している。また第二ラテッ
クス層102cは、加熱圧着時に融解して受像メディア101
の凸凹になじむように、密着性を高める機能を有してい
る。
【0016】図16(b)に示すように、受像メディア101は
ベース部材101a、インク吸収層101b、及び第三ラテッ
クス層101cにより形成されている。ベース部材101a
は、普通紙を用いることが多いが、PET等からなるシ
ート層を用いることもできる。インク吸収層101bは、
例えばシリカ粒子及びこれを結着するバインダを少なく
とも含んで構成されている。またインク吸収層101bの
厚みは、ベース部材101aに用いるものに基づいて適宣
な厚みに塗布される。
【0017】第三ラテックス層101cはインク吸収層101
b上にラテックス材料によりコーティングされたもの
で、インク吸収層101bにインクを印加する際に、その
印加を阻害しないように比較的薄く形成する。
【0018】上記受像メディア101とフィルム102とが、
後述する定着ローラ対5により定着されると、図16(c)
に示すように、第二ラテックス層102c及び第三ラテッ
クス層101cが密着され、ラミネート成品104を形成す
る。そして、図16(d)に示すように、ラミネート成品104
のフィルム基材102aを例えば手動により剥離すると、
受像メディア101の表面が第一ラテックス層102b及び第
二ラテックス層102cからなる保護層に保護された状態
のラミネート成品105が形成される。
【0019】(ラミネート装置)次に、本実施形態に係
るラミネート装置の構成について説明する。図1は本実
施形態に係るラミネート装置を示す側面図、図2はラミ
ネート装置の正面図、図3はラミネート装置の平面図で
ある。
【0020】図1乃至図3に示すように、ラミネート装
置1は、装置本体100と、受像メディア供給部200と、本
体支持体300とから構成される。装置本体100は側面が側
面ケース110により略全体に亘って覆われており、ま
た、上面の前方略半面が詳しくは後述するカバー21に、
上面の後方略半面が詳しくは後述するカバー23に、背面
の上方一部に亘って背面ケース111にそれぞれ覆われて
いる。また、前面には上記受像メディア供給部200が、
下面には本体支持体300が配置されている。
【0021】受像メディア供給部200は、表面に記録画
像を有する受像メディアを供給するための板状からなる
供給台201と、供給台201を支持するための供給台支持板
202とを有している。本体支持体300は、上記装置本体10
0の下面に配設された脚部301と、脚部301からの荷重を
受けるために下方に配設された脚受部302と、脚受部302
の更に下方に配設され、ラミネート装置1を移動自在に
するキャスタ303及び位置を固定する固定足304とを有し
ている。また脚部301は装置本体100の左右に配設されて
おり、左右両側の脚部301を補強板305により固定される
ことで、上記本体支持体300全体が補強される。
【0022】なお、上記装置本体100は、上面にフィル
ム装着部を覆うカバー21と、前面の受像メディア供給部
200の上方側に前面ユニット40とを備え(詳しくは後述
する)、前面ユニット40の下方には供給口60を有してお
り、更に装置本体100と脚部301との接合部の前方近傍に
は、前方に向けて排出されるラミネート成品を積載する
側面視略J字状の積載台62を備えている。
【0023】次に、本発明の要部となる装置本体100の
内部構造について図に沿って説明する。図4は、装置本
体100の内部構造を示す断面図である。図4に示すよう
に、装置本体100の内部は、前方上部より前方中部へ順
に、フィルム装着部20及びこれに装着されたフィルムセ
ット103、前面ユニット40、供給口60及び給送手段であ
る供給ローラ対2、略中心に、案内ローラ4及び定着ロ
ーラ対5、後方下部より前方下部へ順に、搬送ローラ対
7、排出ローラ対8、カッター部700、排出口61を備え
ており、また搬送ローラ対7及び排出ローラ対8の後方
下部には背面ユニット30を備え構成されている。
【0024】供給ローラ対2は、供給下ローラ2aと供
給上ローラ2bとから構成され、定着ローラ対5は、定
着上ローラ5aと定着下ローラ5bとから構成されてい
る。更に、搬送手段である搬送ローラ対7は、搬送主ロ
ーラ7aと搬送副ローラ7bとから構成され、排出ロー
ラ対8は、排出上ローラ8aと排出下ローラ8bとから
構成されている。
【0025】また装置本体100は、フィルム装着部20よ
り案内ローラ4を介して定着ローラ対5にフィルム102
が供給されるフィルム供給パス70と、前面ユニット40下
方の供給口60より供給ローラ対2を介して定着ローラ対
5に受像メディア101が供給される受像メディア供給パ
ス71と、更に定着ローラ対5より搬送ローラ対7及び排
出ローラ対8を介して排出口61にラミネート成品104を
搬送する搬送パス72とを有している。そして、これらフ
ィルム供給パス70、受像メディア供給パス71及び搬送パ
ス72とにより、定着下ローラ5b及び搬送主ローラ7a
に所定角度巻付けてUターンパスを構成している。
【0026】供給ローラ対2の近傍には、供給される受
像メディア101の先端を検出するためのフィードセンサ1
0(検出センサ)と、受像メディア101の後端を検出し、
供給が終了したことを検出するTAセンサ11とを備えて
いる。なお、これらフィードセンサ10とTAセンサ11と
により、第1のセンサが構成される。
【0027】案内ローラ4と定着ローラ対5との間に
は、フィルム102が供給されていることを検出するため
のフォトセンサ12を備えている。また、搬送ローラ対7
と排出ローラ対8との間には、上記フィルムセット103
より連続したフィルム102が排出ローラ対8まで供給さ
れていることを検知するラミセンサ13を備えている。更
に、排出口61の近傍には、受像メディア101とフィルム1
02が定着されたラミネート成品104を検知する第1のス
テートと、受像メディア101の存在しないフィルム102を
検知する第2のステートと、受像メディア101及びフィ
ルム102の両方が存在しないことを検知する第3のステ
ートと、を有している第2のセンサである出口(EXI
T)センサ15を備えており、詳しくは後述するカッター
部700により切断されたラミネート成品104の後端を検出
する。
【0028】上記フィルム装着部20は、内部にフィルム
セット103が装着され、側面視略U字状のカバー21によ
り略全体を覆われている。カバー21はフィルム装着部20
の後方に例えばピン又はボルト等からなる回動自在の支
点22を有しており、支点22を中心として図中矢印H−I
方向に回動する。図中矢印H方向の実線で示す状態は、
カバー21が閉じられていることを示しており、また、矢
印I方向の破線で示す状態は、カバー21が上方に回動し
て開いている状態を示している。即ち、カバー21が開い
ている状態では、フィルム装着部20の略全体を前方上方
に開放する。
【0029】上記前面ユニット40は、フィルム装着部20
の下方に配置され、装置本体100の前方外壁の一部を形
成すると共に、装置本体100の略中心に向けて鋭角部40
Aを有して配置されている。前面ユニット40の鋭角部40
Aの上面は上記フィルム供給パス70の底面を形成してお
り、前面ユニット40の下面は、供給上ローラ2bとフィ
ードセンサ10及びTAセンサ11の上方部分とを有すると
共に、全面に亘って上記受像メディア供給パス71の上面
を形成している。
【0030】更に上面には安全スイッチ41と把手43とが
配設されている。また前面ユニット40は正面視両端にレ
ール42が配設されており、レール42に沿って図中矢印F
−G方向に移動自在となっている。上述のカバー21を開
放すると把手43を掴むことができ、把手43を手動により
矢印F方向に引き出すことで、図中破線で示す位置に移
動可能となるように構成されている。
【0031】また、前面ユニット40を装置本体100にセ
ットした状態(実線で示す位置)で上記カバー21を閉め
ると、これを安全スイッチ41が検知してラミネート装置
1の作動が可能となる。なお、同図において、装置本体
100の前面には、操作部50が配設されている。
【0032】上記背面ユニット30は、装置本体100の背
面外壁の一部を形成すると共に、内側面72aは側面視略
L字状からなる搬送パス72の一側面を形成すると共にラ
ミネート成品104を下方に案内するガイド部材32、33、3
4が配設されている。また、この内側面72aには、搬送
副ローラ7bと排出下ローラ8bとラミセンサ13とが配
置されている。
【0033】また、背面ユニット30は、下方に例えばピ
ン又はボルト等からなる支点31を有し、図中矢印J−K
方向に回動自在に構成されている。それにより、矢印K
方向に回動することで、図中破線で示す位置に移動可能
となり、搬送ローラ対7付近より排出ローラ対8に亘
り、装置本体100の背面側を開放し得るように構成され
ている。
【0034】次に、ラミネート装置の各種ローラを駆動
する駆動系の構成について説明する。図5はラミネート
装置の駆動系を示す断面図、図6は図5を拡大した断面
図である。図5に示すように、第1駆動制御部3は、上
記前面ユニット40の側面側に配設されており、供給ロー
ラ対2に係合して駆動制御を行う。第2駆動制御部6
は、上記背面ユニット30及び搬送ローラ対7の側面側に
配設されており、搬送ローラ対7に係合して駆動制御を
行う。
【0035】ブレーキ部9は、定着ローラ対5の前方下
部において第2駆動制御部6に隣接して配設されてお
り、定着下ローラ5bに係合してブレーキ制御を行う。
また、上記フィルムセット103の軸心B2は、ブレーキ
となっており、フィルムセット103のブレーキ制御を行
い、常にフィルムセット103と搬送ローラ対7との間に
所定張力(例えば0.0086〜0.257kg/cm)を付与してい
る。なお、第1駆動制御部3、第2駆動制御部6及びブ
レーキ部9は、上記側面ケース110内に配設されてお
り、前面ユニット40及び背面ユニット30の移動を阻害す
ることはない。
【0036】図6に示すように、第1駆動制御部3は基
板3aを有しており、モータM1が不図示の装置本体の
制御部から配線3dに接続されて基板3a上に配設され
ている。また、モータM1に係合するように駆動ギヤ3
bが、更に、駆動ギヤ3bと供給下ローラ2aとに係合
するように駆動ギヤ3cが、それぞれ基板3a上に配設
されている。つまり、モータM1と供給ローラ対2とが
連動するように配設されている。
【0037】第2駆動制御部6は基板6aを有してお
り、不図示の制御部に接続されたモータM2が基板6a
上に配設されている。また、搬送主ローラ7aに係合す
るようにモータM2が基板6a上に配設されている。駆
動ギヤ6bは搬送主ローラ7a及び排出上ローラ8aに
係合されており、搬送主ローラ7a及び排出上ローラ8
aを連動し得るように基板6a上に配設されている。つ
まり、モータM2と搬送ローラ対7とが連動するよう
に、搬送ローラ対7と排出ローラ対8とが連動するよう
に、配設されている。
【0038】ブレーキ部9は、定着ローラ対5と搬送ロ
ーラ対7との間のフィルム102又はラミネート成品104に
所定張力を付与するためのもので(詳しくは後述す
る)、第2駆動制御部6の基板6aに隣接した基板9a
を有しており、ブレーキB1が基板9a上に配設されて
いる。
【0039】また、駆動ギヤ9bがブレーキB1に係合
するように、基板9a上に配設されている。更に、ロー
ラの駆動ギア5b1は、定着下ローラ5bとの間にワンウ
ェイクラッチ5b2を介在している。駆動ギヤ9cは、ロ
ーラの駆動ギア5b1と同軸上に設けられた駆動ギア5b3
に係合するように基板9a上に配設されている。駆動ギ
ア5b3は、ローラに対してキーによって固定されてい
る。なお、ワンウェイクラッチ5b2は、ブレーキB1に
よる過剰なブレーキ制御によりラミネート成品104に負
荷を架けないようにするもので、回転速度が速くなる方
向の回転を許容するために配設されている。
【0040】一方、定着下ローラ5bと搬送主ローラ7
aとの間には、駆動ギヤ6cが装置本体100に支持され
て配設されており、駆動ギヤ6cは、モータM2により
駆動されている搬送主ローラ7aを介して定着下ローラ
5bを駆動するため、定着下ローラ5bの駆動ギア5b1
と係合されて配設されている。
【0041】続いて、定着ローラ対5の構成について図
に沿って詳細に説明する。図7は定着上ローラの加圧機
構部を示す側面図、図8は図7の背面図、図9は駆動制
御部を説明する側面図、図10は定着上ローラユニットを
示す背面図、図11は図10の側面図である。
【0042】上述したように、定着手段を構成する1対
のローラである定着ローラ対5は、その回転軸線が略水
平方向に延びると共に上方方向に隔てて配置された定着
上ローラ5aと定着下ローラ5bとから構成されてお
り、受像メディア101とフィルム102とを加熱、加圧して
ラミネート成品104を形成するための定着部分である。
【0043】一方のローラである定着上ローラ5aは、
図4中矢印L−M方向に移動するように構成されてお
り、定着時には、矢印M方向に移動して定着下ローラ5
bに圧着し、非定着時には、矢印L方向に移動して定着
下ローラ5bより離間し、フィルム102に負荷をかけな
いようにする。また、定着上ローラ5aは、矢印M方向
に移動した際に、下方に配置された同図に示すクリーニ
ング部材であるクリーニングパット16に当接して表面の
クリーニングを行う。
【0044】上記定着上ローラ5aの移動を行う加圧機
構部400は、図7に示すように、一端が例えばピン又は
ボルト等からなる支点402となり、回動自在に配設され
たフレームである加圧アーム401を有している。加圧ア
ーム401の他端には、加圧アーム401を常時下方に付勢す
るための引っ張りバネ403が、固定部材であるボルト409
に支点408を介して取付けられている。
【0045】そして、支点408を装置本体100に固定する
ことにより、加圧アーム401は、引っ張りバネ403により
常時下方に付勢されるようになる。加圧アーム401の他
端の上方には、加圧ブラケット405が枢支ピンにより構
成される回動軸407を介して回動可能に連結されてい
る。加圧ブラケット405と加圧アーム401との間には、加
圧アーム401を常時下方に付勢する圧縮バネ406が圧縮さ
れて配設されており、この圧縮バネ406は加圧ブラケッ
ト405の下降に応じて加圧アーム401を下方に押圧する。
【0046】加圧ブラケット405の上方には、カムフォ
ロアであるカムブラケット410が配設されており、カム
ブラケット410内にカム軸であるカムシャフト411に固定
された偏心カム412が設けられている。図8に示すよう
に、カムシャフト411上には、第3駆動制御部420が設け
られており、第3駆動制御部420は、不図示の制御部に
接続されたモータM3を備えている。
【0047】なお、これら駆動源であるモータM3と、
偏心カム412及びにより略直線方向の両方向に移動し得
るカムブラケット410と、偏心カム412とカムブラケット
410との間において偏心カム412を被嵌するように配置さ
れた不図示の転がりベアリングとにより、定着上ローラ
5aを移動させる移動手段が構成される。
【0048】モータM3は、駆動ギヤ421、422、423を
介してウオームホイール424を駆動することで、カムシ
ャフト411を駆動する。また、第3駆動制御部420は、カ
ムシャフト411に備えられた軸受425により一体となって
いる。このカムシャフト411は不図示の固定台で、装置
本体100に固定されている。また、カムシャフト411の両
端にはカムブラケット410が配設されている。
【0049】即ち、カムブラケット410を含む加圧機構
部400は、装置本体100の側面側の両端に配設されてい
る。つまり、加圧アーム401及び移動手段は、定着上ロ
ーラ5aの両端部分を支持するように左右2箇所に配置
され、2個の移動手段の各偏心カム412は、1個のモー
タM3及びカムシャフト411により駆動されるようにな
っている。
【0050】上記加圧アーム401の略中心付近には、図
7に示すように、定着上ローラ5aが配置されている。
一方、第3駆動制御部420のモータM3により駆動され
たカムシャフト411が偏心カム412を回転することで、カ
ムブラケット410を上方に押し上げる。この時圧縮バネ4
06の圧力が開放される。従ってカムブラケット410を上
方移動する際には、加圧ブラケット405及び加圧アーム4
01が引っ張りバネ403の付勢力に坑して上方移動するの
みの力ですむ。
【0051】カムブラケット410が下方移動する際は、
加圧ブラケット405及び加圧アーム401が引っ張りバネ40
3の付勢力に付勢されて下方移動し、さらに圧縮バネ406
をカム412が圧縮方向に押すことで、下方への加圧力を
得る。すなわち、定着ローラ対5の加圧力は、バネ403
の下方への引張力と、カム412がバネ406を押さえ込むと
きに発生する圧縮バネ406の反力の合計となる。上述の
通り、第3駆動制御部420の駆動により定着上ローラ5
aは、矢印L−M方向(図4参照)に移動して、下方に
加圧する。
【0052】そして、このように定着上ローラ5aを定
着下ローラ5bに対して離間方向に移動自在となるよう
に構成すると共に、受像メディア101が供給されるまで
は定着上ローラ5aを上昇させて定着下ローラ5bから
離間させるようにすることにより、フィルム102が過熱
することを防ぐことができ、フィルム102の変質又は変
形を防ぐことができる。
【0053】さらに、このように定着上ローラ5aを加
圧させ、この定着上ローラ5aにクリーニングパット16
に当接させると共に、この状態で定着動作させるように
することにより、定着上ローラ表面のクリーニングを行
うことができ、これにより定着上ローラ表面にごみが付
着するのを防ぐことができ、この結果受像メディア101
に対しフィルム102を均一に加熱圧着させることができ
る。
【0054】このクリーニングパット16(図4参照)
は、定着上ローラ5aの表面層5a1の軸方向全体にわた
って接触するような位置に固定でき、背面ユニット30を
K方向へ回動することで挿入自在となるように配置され
ている。
【0055】定着上ローラユニット600は、図10及び図1
1に示すように、定着上ローラ5aを有しており、定着
上ローラ5aは、既述したように表面層5a1と、両端に
表面層5a1より小径の軸受け部があり、片側に駆動ギヤ
5a2を有している。定着上ローラ5aの上方には、定着
上ローラ5aを回転自在に支持すると共に、略半分を覆
う枠体であるローラケース603が配設されており、ロー
ラケース603の上面2個所に取手601が配設されている。
【0056】ローラケース603の両端にはローラ支持板6
04が配設されており、ローラ支持板604によりベアリン
グ604aを介して定着上ローラ5aの両端及び駆動ギヤ
5a2を支持して、定着上ローラ5a全体を支持してい
る。また、ローラケース603の両端及びローラ支持板604
の側面側には二つのヒータ支持部602が配設されてお
り、ヒータ支持部602に両端を支持されて、定着上ロー
ラ5aの中心部にハロゲンヒータ等の熱源であるヒータ
610が配置されている。
【0057】ローラケース603の内側と定着上ローラ5
aとの間の一端部には、ヒータ610が暴走した場合にヒ
ータへの電流印加を停止する目的でサーモスイッチ611
が配置され、中心付近及び他端には温度を計測する二つ
のサーミスタ612が配設されている。
【0058】定着上ローラユニット600は、上述した装
置本体100上面のカバー23を開放することで上方に取り
出し可能となり、二つの取手601を掴むことにより容易
に取り出すことができる。また取り出す際には第4駆動
制御部500の回動板520が矢印O方向に移動することで、
定着上ローラユニット600を取り出すことができる。
【0059】そして、メンテナンス等の作業終了後、定
着上ローラユニット600をカバー23より挿入して載置す
ると、定着上ローラ5aが設置される。また上述のよう
にラミネート装置1を駆動すると、回動板520が矢印N
方向に駆動されて、第4駆動制御部500と定着上ローラ
5aとが自動的に係合される。
【0060】次に、定着上ローラ5a、定着下ローラ5
b及び搬送主ローラ7aの形状について図に沿って説明
する。図12は定着上ローラの形状を説明するための正面
概略図、図13は定着下ローラの形状を説明するための正
面概略図、図14は搬送主ローラの形状を説明するための
正面概略図である。
【0061】定着上ローラ5aは、図12に示すように、
両端部分から中央部分まで略同径からなる円柱形状に形
成されている。定着下ローラ5bは、図13に示すよう
に、両端部分に対して中央部分の径が大きい中高形状に
形成されている。搬送主ローラ7aは、図14に示すよう
に、中央部分に対して両端部分の径が大きい中凹形状に
形成されている。
【0062】なお、図12、図13及び図14に示した各ロー
ラの形状は、説明の便宜上、誇張して示したものであ
り、特に定着下ローラ5b及び搬送主ローラ7aは、両
端部分に対して中央部分が所定(例えば0.5mm〜2.0mm)
の中高、若しくは中凹形状に形成されたものである。
【0063】上記各ローラは、両端支持により構成され
ているため、その自重によって全体が下方に撓み、中央
部分が凹んでしまう。そのため、定着ローラ対5におい
ては、例えば定着上ローラ5a及び定着下ローラ5bを
同径に形成すると、受像メディア101とフィルム102とを
加圧、加熱して定着する際に、両端部分と中央部分とに
むらが生じてしまう。そこで、定着下ローラ5bを所定
の中高形状にすることにより、略均一に受像メディア10
1とフィルム102とを加圧、加熱して定着することができ
るようにしている。
【0064】一方、搬送主ローラ7aにおいては、定着
ローラ対5と搬送ローラ対7との間のラミネート成品10
4に所定張力を付与した際に、例えば搬送主ローラ7a
を同径又は中高形状に形成すると、ラミネート成品104
の中央部分の張力が両端部分の張力よりも大きくなり、
特に加圧、加熱して定着する際に両端部分の近傍に皺を
生じる虞がある。そこで、搬送主ローラ7aを所定の中
凹形状に形成することにより、ラミネート成品104に略
均一の所定張力を付与することができるようにしてい
る。そして、各ローラの形状をこのような形状とするこ
とにより、皺の発生を防ぐことができる。
【0065】ついで、カッター部の構成について図15に
沿って説明する。図15はカッター部700を示す図で、(a)
はその平面図、(b)はその背面図である。カッター部700
は、排出ローラ対8と排出口61との間に配設され(図4
参照)、カッターホルダ701、レール702及び第5駆動制
御部703より構成されている。
【0066】カッターホルダ701はカッター台710に設け
られており、カッターホルダ701内に丸刃形状の二つの
カッターC1を有している。カッターホルダ701及びカ
ッター台710は、通過するフィルム102の幅方向に設けら
れたレール702上に、図中矢印P−Q方向に移動自在に
配設され、例えばカッターホルダ701及びカッター台710
が実線で示す位置から図中2点鎖線で示す位置に移動す
ると、即ちフィルム102の全幅以上を移動することによ
り、フィルム102を幅方向に切断する。なお、逆方向に
移動することによってもフィルム102を切断することが
できる。
【0067】一方、レール702の下方には第5駆動制御
部703が配設されており、第5駆動制御部703はレール70
2に固定された基板711を有している。基板711には一端
の下部にモータM5が配設されており、モータM5は配
線706を介して不図示の制御部に接続されている。また
基板711上には駆動ギヤ704及び駆動ギヤ705が配設され
ており、駆動ギヤ704がモータM5により回転すると、
駆動ギヤ705が回転する。
【0068】ここで、駆動ギヤ705には二つのプーリ707
により支持されているワイヤー708が巻き付けられてお
り、またこのワイヤー708には駆動ギヤ705の反対側に上
記カッター台710が係合されている。これにより、駆動
ギヤ705が回転するとワイヤー708が引張られ、カッター
台710が移動するようになる。
【0069】また、レール702と基板711とにまたがって
センサ709、709が両端に配設されており、センサ709
は、カッター台710が矢印P−Q方向に移動して端部に
達したことを検出し、不図示の制御部に配線709aを介
して所定信号を送る。
【0070】カッター部700がフィルム102を切断する際
には、まず、センサ709によりカッター台710の位置(図
中の左端の位置であるか、右端の位置であるか)を検出
し、不図示の制御部によりモータM5が回転方向を制御
されて駆動する。
【0071】すると、駆動ギヤ704、705を介してワイヤ
ー708が矢印P方向又はQ方向に駆動され、カッター台7
10が一端から他端に移動する。カッター台710が他端に
達すると、センサ709が検出して不図示の制御部に所定
信号を送り、制御部を介してモータM5の駆動が停止さ
れる。つまり、カッターホルダ701のカッターC1が一
端より他端に移動され、フィルム102を幅方向に切断す
る。
【0072】(動作説明)次に、上記構成のラミネート
装置の動作について説明する。図17はラミネート装置の
動作を説明するフローチャートである。本実施形態にお
いては、第一のセンサ(フィードセンサ10)にて受像メ
ディア101の先端を検知し、それをトリガーとして駆動
源及びこれから定着上ローラ5aに連動するギヤ列を回
動することにより定着上ローラ5aを所定角回転させる
ものである。
【0073】フィルム装着部20にフィルムセット103が
装着された際に、フィルム102は、予め案内ローラ4、
定着ローラ対5、搬送ローラ対7及び排出ローラ対8を
介してカッター部700まで搬送されており、即ちフィル
ム供給パス70及び搬送パス72内にフィルム102が供給さ
れている。また、この際、定着上ローラ5aは矢印L方
向(図4、図6参照)で示す上方に配置されており、フ
ィルム102は、上述したフィルムセット103の軸心B2の
ブレーキと搬送ローラ対7とにより所定の張力が生じる
ように配置され、皺のない状態に維持されている。
【0074】なお、フィルムセット103のフィルム102
は、その残量に比して供給する角度が、矢印C方向より
矢印C'方向に変わっていくが(図4参照)、既述した
前面ユニット40の鋭角部40Aの上面と共に、定着ローラ
対5のニップ部にフィルム102を導くフィルム導入手段
を構成する案内手段である案内ローラ4により角度が整
合されて略一定の鋭角で定着ローラ対5に供給される。
また、既述したように定着上ローラ5aが上方に移動す
る際、このように案内ローラ4により略一定の鋭角で定
着ローラ対5に供給されるフィルム102に接触しない
量、定着上ローラ5aは定着下ローラ5bに対して移動
するようになっている。
【0075】定着上ローラ5aを駆動する第4駆動制御
部500は、図9に示すように、装置本体100に固定されて
いる基板501に取付けられたモータ基板510及びレバーで
ある回動板520を有している。モータ基板510には、不図
示の制御部に接続されたモータM4が配設されており、
駆動源であるモータM4は、モータ基板510に配設され
た駆動ギヤ502、基板501に配設された駆動ギヤ503、50
4、505から成るギア列及び回動板520に配設された駆動
ギヤ506、507を介して定着上ローラ5aを駆動する。
【0076】回動板520は、駆動ギヤ506の軸心を支点と
して矢印N−O方向に回動自在となっており、矢印N方
向において、定着上ローラ5aに設けられた駆動ギヤ5
a2と駆動ギヤ507とが係合する。定着上ローラ5aが上
方移動した際のみに係合し、下方移動した時には駆動ギ
ヤ5a2と駆動ギヤ507との係合が外れて、回転しなくな
る。すなわち、下方移動した場合には定着下ローラ5b
にならって駆動される。更に、矢印O方向に移動した際
には、回動板520及び駆動ギヤ507は、図中破線で示すよ
うに、思案点を越えて配置される。
【0077】ここで、駆動ギヤ506が矢印方向に回転す
ると駆動ギヤ506と回動板520との間には、所定の摩擦力
が生じるように構成されており、モータM4が駆動する
ことで、駆動ギヤ506が回転すると、この摩擦力によ
り、上記破線で示す位置にある回動板520が矢印N方向
に付勢されて回動板520が回動し、定着上ローラ5aに
駆動ギヤ507を係合する。つまり、ラミネート装置1を
使用する際には、必ず第4駆動制御部500が定着上ロー
ラ5aに係合している状態となる。これは、駆動ギヤ50
6の回転反力により回動板520を回動するように構成した
ものである。
【0078】オペレータにより、供給部200の供給台201
に受像メディア101の一端部分を載置し、矢印A方向
(図4参照)に挿入すると、供給口60より供給パス71内
に受像メディア101が供給される。すると、フィードセ
ンサ10が受像メディア101の先端を検出し(S1)、不
図示の制御部により図6に示すモータM1が駆動される
(S2)。そして、駆動ギヤ3b及び駆動ギヤ3cを介
して供給下ローラ2a及び接触配置されている供給上ロ
ーラ2bが駆動され、この供給ローラ対2のニップに受
像メディア101が達すると定着ローラ対5に向けて矢印
B方向(図4参照)に搬送される。
【0079】TAセンサ11により受像メディア101の先
端を検出すると(S3)、所定時間T1経過後に(S
4)、不図示の制御部がモータM4を駆動し(S5)定
着上ローラ5aの回転を始める。
【0080】また、受像メディア101の先端が定着ロー
ラ対5に達するタイミングに合せて所定時間T2経過
(S6)した後に、第3駆動制御部420のモータM3を
駆動する(S7)。これによりカムシャフト411を回動
させ、カムブラケット410を介して加圧アーム401を下方
に押圧することにより、定着上ローラ5aを矢印M方向
に移動するため、前記駆動ギヤ5a2と駆動ギヤ507との
係合が外れる際に定着上ローラは回転を終了し、その状
態を保ったまま、定着下ローラ5bに対して加圧した状
態へ移動を継続する(図7、図8参照)。この際、定着
上ローラ5aの回転開始から前記ギヤ507との係合がは
ずれるまでの間に、定着上ローラ5aが135°〜225°の
範囲内の角度で回転しているよう回転数を制御する。ま
た、この際、定着上ローラ5a内のヒータ610が上記制
御部により所定の温度設定まで加熱されているものとす
る。(図10、図11参照)。
【0081】このように定着上ローラ5aが所定角回転
してから定着下ローラ5bに圧着するよう構成したこと
により、待機中に高温部分である定着上ローラ5aの上
部は下部へ移動し、低温部分である下部は上部へ移動
し、且つ圧着するまでの時間間隔によって均一の温度へ
蓄放熱するため、均一な温度分布のローラにて圧着を行
うことができる。また、待機中には定着上ローラ5aの
回転を行わないため、装置の低音、省電力化を行うこと
ができ、且つ定着上ローラ5aに接触しているサーミス
タやサーもスイッチ等による傷、汚れの混入を防ぐこと
ができる。
【0082】さらに、TAセンサ11が受像メディア101
の先端を検出してから所定時間T3経過後に(S8)モ
ータM2の駆動を開始し(S9)、定着ローラ対5、搬
送ローラ対7、及び排出ローラ対8の駆動を開始する。
定着ローラ対5は、受像メディア101とフィルム102とを
定着してラミネート成品104を形成しつつ、定着下ロー
ラ5bに所定角度巻付けて搬送ローラ対7にラミネート
成品104を搬送する。この際、定着上ローラ5aは、ク
リーニングパット16に当接しているため、定着上ローラ
5aをクリーニングしながらラミネート成品104の搬送
を行うことができ、定着上ローラ5aにごみ等が付着す
ることもなく、受像メディア101に対しフィルム102を均
一に加熱圧着させることができる。
【0083】即ち、連続したフィルム102の任意の区間
に受像メディア101が定着され、連続したフィルム102の
任意の区間がラミネート成品104として搬送される。ま
た、定着下ローラ5bは、上述したように中高形状に形
成されているので(図13参照)、定着上ローラ5aに
加圧された際に、受像メディア101及びフィルム102を略
均一に加圧して皺のないように定着する。なお、定着後
のラミネート成品104は、定着下ローラ5bに所定角度
巻付けられているので、定着上ローラ5aからの加熱よ
り下方に遠ざけて、受像メディア101の再加熱を防止す
る。
【0084】一方、ラミネート成品104を定着ローラ対
5、搬送ローラ対7、及び排出ローラ対8により搬送パ
ス72内を矢印D方向に搬送して排出する際は、上述した
ように定着下ローラ5bに配設したブレーキ部9のブレ
ーキB1によって定着下ローラ5bに所定制動力を負荷
しているため、定着下ローラ5bと搬送ローラ対7との
間に所定張力を付与している。また、定着下ローラ5b
にはローラの駆動ギア5b1との間にワンウェイクラッチ
5b2を介在しているので、定着ローラ対5と搬送ローラ
対7に速度差があっても、一定のブレーキ力のもと、一
定の張力を付与することができる。
【0085】その後、TAセンサ11により受像メディア
101の後端を検出すると(S10)、不図示の制御部に
よりモータM1の駆動が停止され、供給ローラ対2の駆
動も停止する(S11)。そして上記制御部は、受像メ
ディア101の後端が機外に排出される所定時間T4経過
後(S12)に合わせて第3駆動制御部420のモータM
3を駆動する(S13)。これによりカムシャフト411
を回動させ、カムブラケット410を介して加圧アーム401
を引っ張りバネ403の付勢に反して上方に押圧すること
により、定着上ローラ5aを矢印L方向に移動してフィ
ルム102に対する加圧を開放する(図7、図8参照)。
【0086】ここで、上記搬送ローラ対7の搬送主ロー
ラ7aは、ラミネート成品104を排出ローラ対8に所定
角度巻き付けて搬送する。この際、上述のように搬送主
ローラ7aを中凹形状に形成されているため(図14参
照)、両端部分と中央部分との円周の違いにより、ラミ
ネート成品104(又はフィルム102)の両端部分を中央部
分に比して強く引張るように搬送する。これにより、ラ
ミネート成品104に幅方向の張力を付与することがで
き、定着ローラ対5によりラミネート成品104を定着す
る際の両端付近の皺を防ぎながら、ラミネート成品104
を排出ローラ対8に搬送することができる。なお、定着
ローラ対5から排出ローラ対8までの搬送パス72には、
ガイド部材32、33、34が配設されており、フィルムセッ
ト103を装着してフィルム102の先端を排出ローラ対8付
近まで搬送する際に、ジャム等の発生を防止している。
【0087】そして、排出口61近傍に設けられた出口セ
ンサ15により、通過している部分が、ラミネート成品10
4(定着された受像メディア101及びフィルム102)部分
であるか、フィルム102(受像メディア101の存在しない
フィルム102のみ)部分であるか、又は受像メディア101
及びフィルム102の両方が存在しないか、を検知する。
【0088】不図示の制御部は、連続したフィルム102
の任意の区間に存在するラミネート成品104の区間の後
端を検知すると(S14)、後端がカッターC1を通過
するために後端検知から所定時間T5の経過を待ち(S
15)、モータM2の駆動を停止させてフィルム102の
搬送を停止(S16)させる。そしてフィルム102の移
動停止を待つために後端検知から所定時間T6が経過す
ると(S17)、フィルム102のみの区間をカッター部7
00のカッターC1により切断する(S18)。
【0089】切断されたラミネート成品104は、連続し
たフィルム102より切り離されて排出口61より排出さ
れ、積載台62上に積載される。なお、フィルムセット10
3の残量がなくなり、連続したフィルム102の後端がフォ
トセンサ12又は出口センサ15を通過した場合、又は例え
ばジャム等の発生によりフィルム102がフォトセンサ12
又は出口センサ15上に存在しない場合等には、その検知
結果が不図示の制御部に送られ、操作部50に有している
操作パネルの表示手段(不図示)に表示される。
【0090】[第二実施形態]本発明に係るラミネート
装置の第二実施形態について、図を用いて説明する。図
18は本実施形態に係るラミネート装置の定着上ローラ駆
動部分を示す断面概略図であって、第一実施形態と説明
の重複する部分については同一の符号を付して説明を省
略する。
【0091】上記第一実施形態においては、第一のセン
サ(フィードセンサ10)にて受像メディア101の先端を
検知したことをトリガーとして駆動源及び定着上ローラ
5aに連動するギヤ列を回動することにより制御を行う
こととしたが、本実施形態は定着上ローラ5aと係合す
るギヤ溝配列をローラの離間、圧着方向に配置し、ロー
ラの圧着動作に伴って定着上ローラ5aを所定角回転さ
せるものである。
【0092】本実施形態においては、図18に示すように
定着上ローラ5aの駆動ギヤ5a2に噛合するギヤ溝配列
900を、定着上ローラ5aの圧着方向、すなわち矢印L
−M方向(図4参照)に固定的に配置している。
【0093】そして定着上ローラ5aを定着下ローラ5
bに圧着させる場合には、第一実施形態と同様に、受像
メディア101の先端が定着ローラ対5に達するタイミン
グに合せて第3駆動制御部420のモータM3を駆動し
(S7)、カムシャフト411を回動させ、カムブラケッ
ト410を介して加圧アーム401を下方に押圧することによ
り、定着上ローラ5aを矢印M方向に移動する。
【0094】この際、前記駆動ギヤ5a2とギヤ溝配列90
0とが係合している間、定着上ローラ5aは回転しなが
ら圧着動作を行い、ギヤ溝配列900との係合が離れるの
と同時に回転を終了し、その状態を保持したまま矢印M
方向に移動し定着下ローラ5bと圧着する。この際、定
着上ローラ5aの回転開始からギヤ溝配列900との係合
がはずれるまでの間に、定着上ローラ5aが135°〜225
°の範囲内の角度で回転しているようギヤ溝配列900の
ギヤ歯数を制限しておく。
【0095】このように構成することによっても定着上
ローラ5a待機中に高温部分である定着上ローラ5aの
上部は下部へ移動し、低温部分である下部は上部へ移動
させることができ、且つ圧着するまでの時間間隔によっ
て均一の温度へ蓄放熱するため、均一な温度分布のロー
ラにて圧着を行うことができる。更に、固定的に設けた
ギヤ溝配列によって定着上ローラ5aの回転が行われる
ことから、駆動制御の簡略化を図ることができる。
【0096】なお、本実施形態においても定着上ローラ
5aは定着下ローラ5bと圧着した状態でクリーニング
パット16に当接しているため、表面をクリーニングしな
がら搬送することができる。
【0097】
【発明の効果】上記説明した如く、本発明に係るラミネ
ート装置においては、フィルムを定着させる定着手段
を、受像メディア及びフィルムを加熱、圧着する定着手
段の熱源を有する一方のローラを他方のローラに対して
離間方向に移動自在に構成し、且つ圧着動作に入る際に
所定角回転した後に他方のローラと圧着するよう構成し
たことにより、均一な温度で安定的な定着動作を行うと
共に、装置の消音、省電力化を図ると共にローラの耐久
性を向上させることのできるラミネート装置を提供する
ことができる。
【0098】また、前記一方のローラが前記他方のロー
ラに対して圧着した状態で、該一方のローラに接触する
クリーニング部材を有することにより、該一方のローラ
にごみ等が付着するのを防ぐことができ、受像メディア
に対しフィルムを均一に加熱圧着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラミネート装置を示す側面図である。
【図2】ラミネート装置の正面図である。
【図3】ラミネート装置の平面図である。
【図4】装置本体の内部構造を示す断面図である。
【図5】ラミネート装置の駆動系を示す断面図である。
【図6】ラミネート装置の駆動系の拡大断面図である
【図7】定着上ローラの加圧機構部を示す側面図であ
る。
【図8】定着上ローラの加圧器後部の背面図である。
【図9】駆動制御部を説明する側面図である。
【図10】定着上ローラユニットを示す背面図である。
【図11】定着上ローラユニットの側面図である。
【図12】定着上ローラの形状を説明するための正面概
略図である。
【図13】定着下ローラの形状を説明するための正面概
略図である。
【図14】搬送主ローラの形状を説明するための正面概
略図である。
【図15】カッター部を示す図である。
【図16】ラミネート装置に適用されるフィルム及び受
像メディアを説明する図である。
【図17】ラミネート装置の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図18】第二実施形態に係るラミネート装置の定着上
ローラ駆動部分を示す断面概略図である。
【符号の説明】
B1 …ブレーキ B2 …軸心 C1 …カッター M1 …モータ M2 …モータ M3 …モータ M4 …モータ M5 …モータ 1 …ラミネート装置 2 …供給ローラ対 2a …供給下ローラ 2b …供給上ローラ 3 …第1駆動制御部 3a …基板 3b …駆動ギヤ 3c …駆動ギヤ 3d …配線 4 …案内ローラ 5 …定着ローラ対 5a1 …表面層 5a2 …駆動ギヤ 5b1 …駆動ギア 5b2 …ワンウェイクラッチ 5b3 …駆動ギア 5a …定着上ローラ 5b …定着下ローラ 6 …第2駆動制御部 6a …基板 6b …駆動ギヤ 6c …駆動ギヤ 7 …搬送ローラ対 7a …搬送主ローラ 7b …搬送副ローラ 8 …排出ローラ対 8a …排出上ローラ 8b …排出下ローラ 9 …ブレーキ部 9a …基板 9b …駆動ギヤ 9c …駆動ギヤ 10 …フィードセンサ 11 …TAセンサ 12 …フォトセンサ 13 …ラミセンサ 15 …出口センサ 16 …クリーニングパット 20 …フィルム装着部 21 …カバー 22 …支点 23 …カバー 30 …背面ユニット 31 …支点 32 …ガイド部材 33 …ガイド部材 34 …ガイド部材 40 …前面ユニット 40A …鋭角部 41 …安全スイッチ 42 …レール 43 …把手 50 …操作部 60 …供給口 61 …排出口 62 …積載台 70 …フィルム供給パス 71 …受像メディア供給パス 72 …搬送パス 72a …内側面 100 …装置本体 101 …受像メディア 101a …ベース部材 101b …インク吸収層 101c …第三ラテックス層 102 …フィルム 102a …フィルム基材 102b …第一ラテックス層 102c …第二ラテックス層 103 …フィルムセット 104 …ラミネート成品 105 …ラミネート成品 110 …側面ケース 111 …背面ケース 200 …受像メディア供給部 201 …供給台 202 …供給台支持板 300 …本体支持体 301 …脚部 302 …脚受部 303 …キャスタ 304 …固定足 305 …補強板 400 …加圧機構部 401 …加圧アーム 402 …支点 403 …バネ 405 …加圧ブラケット 406 …圧縮バネ 407 …回動軸 408 …支点 409 …ボルト 410 …カムブラケット 411 …カムシャフト 412 …偏心カム 420 …第3駆動制御部 421 …駆動ギヤ 422 …駆動ギヤ 423 …駆動ギヤ 424 …ウオームホイール 425 …軸受 500 …第4駆動制御部 501 …基板 502 …駆動ギヤ 503 …駆動ギヤ 504 …駆動ギヤ 505 …駆動ギヤ 506 …駆動ギヤ 507 …駆動ギヤ 510 …モータ基板 520 …回動板 600 …定着上ローラユニット 601 …取手 602 …ヒータ支持部 603 …ローラケース 604 …ローラ支持板 604a …ベアリング 610 …ヒータ 611 …サーモスイッチ 612 …サーミスタ 700 …カッター部 701 …カッターホルダ 702 …レール 703 …第5駆動制御部 704 …駆動ギヤ 705 …駆動ギヤ 706 …配線 707 …プーリ 708 …ワイヤー 709 …センサ 709a …配線 710 …カッター台 711 …基板 900 …ギヤ溝配列

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受像メディアの記録面側にフィルムを定
    着するラミネート装置において、 前記フィルムを定着させる定着手段は、受像メディア及
    びフィルムを加熱、圧着する1対のローラを有し、かつ
    該1対のローラの一方が他方のローラに対して離間方向
    に移動自在に構成され、 前記一方のローラは、熱源を内蔵すると共に、少なくと
    も前記他方のローラから離間した状態で所定の温度に制
    御された状態で待機しており、圧着動作に入る際に所定
    角回転した後に他方のローラと圧着することを特徴とす
    るラミネート装置。
  2. 【請求項2】 前記一方のローラが圧着動作に入る際に
    回転する所定角とは、135°〜225°の範囲内であること
    を特徴とする請求項1記載のラミネート装置。
  3. 【請求項3】 前記一方のローラが前記他方のローラに
    対して圧着した状態で、該一方のローラに接触するクリ
    ーニング部材を有することを特徴とする請求項1または
    2記載のラミネート装置。
  4. 【請求項4】 受像メディアを給送する給送手段と前記
    定着手段との間に、受像メディアを検知するセンサを設
    け、前記センサが受像メディアの先端通過を検知したこ
    とにより、前記一方のローラを所定角回転させることを
    特徴とする請求項1または2記載のラミネート装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルムは、基材と、該基材上に形
    成されたラテックス層とからなり、前記ラテックス層が
    受像メディアの記録面側に定着すると共に、前記基材が
    該定着されたラテックス層から剥離されるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載のラミ
    ネート装置。
  6. 【請求項6】 前記一方のローラの駆動ギヤが、ローラ
    圧着方向に固定的に配置されたギヤ溝配列と係合するこ
    とにより、圧着動作による移動に伴って前記一方のロー
    ラが所定角回転することを特徴とする請求項1または2
    記載のラミネート装置。
JP2001259907A 2001-08-29 2001-08-29 ラミネート装置 Pending JP2003062962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001259907A JP2003062962A (ja) 2001-08-29 2001-08-29 ラミネート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001259907A JP2003062962A (ja) 2001-08-29 2001-08-29 ラミネート装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003062962A true JP2003062962A (ja) 2003-03-05

Family

ID=19087203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001259907A Pending JP2003062962A (ja) 2001-08-29 2001-08-29 ラミネート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003062962A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007008007A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Noritsu Koki Co Ltd ラミネート装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007008007A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Noritsu Koki Co Ltd ラミネート装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002166476A (ja) ラミネート装置及びラミネート成品の製造方法
US7785436B2 (en) Laminating method for forming a laminate layer on a recording surface of a recording medium
JP2002176091A (ja) 基板搬送装置及び方法
JP2010076452A (ja) 熱接着可能な薄片を基板に適用する装置および方法
JP3213969B2 (ja) ラミネート装置及び画像形成装置
JP7298163B2 (ja) 層転写システムおよび層転写装置
JP2003062962A (ja) ラミネート装置
JP2004090367A (ja) ラミネート品の製造方法およびラミネート装置
JP2003226454A (ja) ラミネート装置
JP2002166475A (ja) ラミネート装置
JP7467914B2 (ja) 箔転写装置
JP2004098495A (ja) ラミネート装置および定着方法
JP7283087B2 (ja) 層転写装置
JP2002166474A (ja) ラミネート装置
JP2003285371A (ja) ラミネート装置
JP2006224327A (ja) ラミネート装置
JPH0611980A (ja) シート材加圧装置及びラミネート装置
JP2003211543A (ja) ラミネート装置およびラミネート方法
JP2002166619A (ja) ラミネート装置
JP2003231234A (ja) ラミネート装置
JP2004090341A (ja) ラミネート装置およびクリーニング方法
JP2003285370A (ja) ラミネート装置およびラミネート方法
JP2005349677A (ja) ラミネート装置
JP7238435B2 (ja) 層転写装置
JP2006168201A (ja) ラミネート装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080116