JP2005349677A - ラミネート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業性を向上する。
【解決手段】 定着下ローラ(5b)、排出上ローラ(8a)及び供給口下ガイド(200)は、副側板43a、43bよって回転自在に支持されつつ一体化され、引出しユニット40が構成されている。
引出しユニット40は、副側板43a、43bに水平前後方向摺動自在に係合するレール(42)によって、水平方向引出し、収納可能に支持されている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、インクジェットプリンタ、印刷、複写機等により画像記録された記録媒体において、表面の記録画像層を保護するようにフィルムを定着するラミネート装置に関する。
従来、インクジェットプリンタ等から出力された記録紙の記録画像表面に、耐熱基材上にラテックス層を形成したフィルム(保護部材あるいはラミネートフィルム)を定着し、その後耐熱基材を剥離することにより、画像の彩度や耐久性を改善するラミネート装置が知られている(例えば特許文献1)。
特許文献1のラミネート装置では、ロール状の記録紙(記録媒体)と、ロール状のフィルムと重ねて、搬送ローラ対によって搬送しつつ、加熱ローラ対によって、記録紙の記録面と保護部材のラテックス面とを加熱圧着する。これにより保護部材のラテックス層は、記録紙の記録面に融解して密着及び接着して画像保護面を形成する。次いで、保護部材から基材を巻取りローラにより剥離・分離して巻取り、その後カッターによりカットして、シート状の完成印画を排出トレイ上に排出する。
特許文献1の従来例では、ロール状の記録紙及びフィルムを直線的に送りつつ完成印画を形成するため、比較的小型の記録紙の処理は適しているが、ポスター等の大型の記録紙の処理では、装置が大きくなり、その作業者の操作スペースと相俟って、大きな設置スペースを必要とする。また、作業者は装置の前後に亘って作業する必要があるため、作業性が悪い。
さらに特許文献1の従来例は、処理過程において受像メディアのたるみ、しわを防止することが困難であり、特にポスター等の大型シートではしわが生じる可能性が高い。そして、受像メディアとして、耐水性に優れたPET(ポリエチレンラレフタレート)等のフィルム材を用いる場合、画像記録したシート状のラミネート成品の周囲部分にしわが発生した場合、製品精度を低下する。
そこで、Uターンパスをもったラミネート装置(例えば、特許文献2)が提案され、装置の小型化と、前面のみにおける操作を可能としている。図9に示すように、特許文献2のラミネート装置では、ラミネート成品に所定張力を付与した状態で、定着下ローラ対及び搬送主ローラに、所定角度でラミネート成品を巻きつけ、しわの発生を抑える。
特許文献2の従来例では、フィルムのセットに際して、フィルムを狭い搬送経路内に通し、さらに装置背面でフィルムを手前側に折り返す必要があり、作業性が悪かった。
これらの問題の主な原因は、ラミネートフィルムの厚さが25〜50μ程度と極めて薄いため接着層側にカールする可能性があること、およびラミネート装置の複雑さにある。
特開2000−043368号公報 特開2002−166475号公報
本発明はこのような従来の問題点を解消すべく創案されたもので、ラミネート装置の作業性を向上することを目的とする。
本発明は、記録画像表面を有する受像メディアの表面側に、保護部材を定着するラミネート装置であって、本体と、前記本体の前面に配置され、シート状の前記受像メディアを供給する受像メディア供給部と、前記受像メディア供給部から供給される前記受像メディアに前記保護部材を定着する定着ローラ対と、該受像メディアに前記フィルムが定着されたラミネート成品を、前記本体の前面に設けられた排出口から排出する排出ローラ対と、前記定着ローラ対のうちの一方の定着ローラと前記排出ローラ対のうちの一方の排出ローラとを支持する共に、前記本体の前面側に引き出し可能な引出しユニットとを備える。これによって、保護部材のセットの作業性を向上し得る。
本発明によれば、ラミネート装置の作業性を向上し得る。
次に本発明に係るラミネート装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
まずラミネート処理の流れを示す。
図8はラミネート処理の流れの概要を示す縦断面図であり、(a)はフィルム102(保護部材あるいはラミネートフィルム)を示す断面図、(b)は受像メディア(記録媒体)101を示す断面図、(c)はフィルム102と受像メディア101が接着された状態を示す断面図、(d)はフィルム102と受像メディア101が接着され、フィルム102の保護部材が剥離除去された状態を示す断面図である。なお、ラミネート処理の詳細は特許文献1に記載されている。
図8の(a)に示すように、フィルム102は、フィルム基材102a、第1ラテックス層102b及び第2ラテックス層102cにより構成されている。
フィルム基材102aは、耐熱性に優れた材料、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等によって形成され、好ましくはアニール済みのPETが使用される。
第1ラテックス層102bは、フィルム基材102a上にラテックス材料をコーティングして形成されたもので、ラミネート成品の保護層の表面層を形成する。第1ラテックス層102bは、加熱圧着後に容易にフィルム基材102aから剥離するようにフィルム基材102aに対して物理的に付着されている。
第2ラテックス層102cは、第1ラテックス層102b上に、さらにラテックス材料をコーティングして形成されたもので、図8の(b)に示す受像メディア101の表面に加熱圧着するための接着機能を有する。
第2ラテックス層102cは、加熱圧着時に融解して、受像メディア101の凸凹になじみ、受像メディア101に対する良好な密着性を発揮する。
図8の(b)に示すように、受像メディア101は、ベース部材101a、インク吸収層101b及び第3ラテックス層101cにより構成されている。
ベース部材101aの材料としては、普通紙が使用されることが多いが、PET等からなるシート層を用いることもできる。
インク吸収層101bは、例えばシリカ粒子及びこれを結着するバインダを少なくとも含む材料によって形成されている。インク吸収層101bの厚みは、ベース部材101aの材料に適合する厚みで塗布される。
第3ラテックス層101cは、インク吸収層101b上にラテックス材料にをコーティングして形成されたもので、インク吸収層101bにインクを印加する際に、その印加を阻害しないように比較的薄く形成される。
まず、受像メディア101とフィルム102とは、後述する定着ローラにより定着されて、図8の(c)に示すように、ラミネート成品104が生成される。
ラミネート成品104では、フィルム102の第2ラテックス層102cとフィルム102の第3ラテックス層101cが密着されている。
図8の(c)のラミネート成品104は、図8の(d)に示すように、例えば手作業でフィルム基材102aが剥離され、ラミネート成品105が生成される。最終的なラミネート成品105は、受像メディア101の表面を第1ラテックス層102b及び第2ラテックス層102cからなる保護層によって保護したものである。
次に、ラミネート装置の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係るラミネート装置の実施形態を示す縦断面図、図2は、図1のラミネート装置を示す斜視図である。
ラミネート装置1は、全体的にはケース(不図示)によって覆われており、作業者が誤って内部の駆動部、加熱部に触れることがないようになっており、図1では左側に装置前面が配置されている。
ラミネート装置1は、装置本体100における前面の上下方法略中央に操作部50が設けられ、ラミネート装置1のための種々の操作が可能である。
操作部50の下側には、受像メディア101を、装置内部に水平に導入し得る供給口60が設けられ、供給口60から導入された受像メディア101は供給口下ガイド200によって水平にガイドされている。
ラミネート装置1には、供給口下ガイド200終端位置に定着ローラ対5が配設され、定着ローラ対5は上下に並列された水平な定着上ローラ5a、定着下ローラ5bを備える。受像メディア101が供給口60から定着ローラ対5に至る経路を受像メディア供給パス71と呼ぶ。
ラミネート装置1には、供給口下ガイド200の上方にフィルム装着部(保護部材装着部)20が設けられ、フィルム装着部20には、受像メディア101に接着するフィルム102を巻回したフィルムセット(保護部材セット)103が装着される。
フィルムセット103から引き出されたフィルム102は、定着ローラ対5の近傍で、供給口下ガイド200の上方に位置する案内ガイド4によってガイドされつつ定着ローラ対5に導入される。フィルム103がフィルムセット103から定着ローラ対5に至る経路をフィルム供給パス70と呼ぶ。
定着ローラ対5は受像メディア101とフィルム102とを加熱・圧着し、ラミネート成品104を形成する。ラミネート成品104は定着下ローラ5bに巻き掛けられ、定着下ローラ5bの下側から斜め下前方に引き出される。
定着下ローラ5bの斜め下前方には排出ローラ対8が配設され、排出ローラ対8は斜め上下に並列された水平な排出上ローラ8a、排出下ローラ8bを備える。
ラミネート装置1の本体100前面下部には排出口61が設けられ、定着下ローラ5bの下側から斜め前方に引き出されたラミネート成品104は、排出ローラ対8によって排出口61から排出される。定着下ローラ5bから排出ローラ対8を経て排出口61に至る経路を搬送パス72と呼ぶ。
受像メディア101とフィルム102とが、それぞれメディア供給パス71、フィルム供給パス70から供給され、搬送パス72からラミネート成品104として排出される全体の経路はいわゆるUターンパスである。
搬送パス72における定着下ローラ5bと排出ローラ対8との間の位置には、デカール機構700が設けられている。
デカール機構700は、搬送パス72に対して垂直な方向に移動調節されるデカールガイド701を有し、デカールガイド701は、カムと備えたデカール調整手段702によってデカールガイド701を移動調節する。
デカールガイド701は、定着下ローラ5bと排出ローラ対8のニップを結ぶ直線に対して一定量侵入したガイドであって、ラミネート成品104に摺接することによって、ラミネート成品104に適度な張力としごきを与え、ラミネート成品104のカールを除去する。
次に、ラミネート装置1の各種ローラを駆動する駆動系の構成について説明する。
図3は、ラミネート装置1の駆動系を示す断面図である。
図3において、駆動系は1個の駆動モータM1によって駆動され、駆動モータM1の出力はまずギアG1に伝達される。
ギアG1は、定着下ローラ軸上を駆動するギアG2に噛合され、ギアG2の駆動力は、アイドラギアG3を介して、排出上ローラ8aを駆動するギアG4に伝達される。
従って駆動モータM1の駆動によって、定着ローラ対5及び排出ローラ対8が連動して駆動される。
さらにアイドラギアG3は、引出しユニット40(後述する。)に設けられたギヤG6に噛合され、ギヤG6はギヤG7を介して、ラックG8に噛合されている。ラックG8は、本体100の側板2bに固着されている。これらギヤG6、ギヤG7、ラックG8は駆動手段を構成している。
フィルムセット103にはギアG5が連結され、はギアG5にはブレーキ装置B1が係合されている。これによって、フィルムセット103はブレーキ制御され、フィルム102には常に所定張力(例えば0.0086〜0.257kg/cm)が付与されている。
定着ローラ対5は、定着上ローラ5aと定着下ローラ5bとによって、受像メディア101とフィルム102とを加熱・加圧してラミネート成品104を形成するための定着手段であり、定着上ローラ5aは加圧板401によって支持されている。加圧板401はピン等の回動軸402(図2)を介してラミネート装置1の側板2a、2b(図7)によって回転可能に支承され、加圧板401は圧縮バネ403によって常に下方に付勢されている。これによって、定着上ローラ5aは常に所定圧力で定着下ローラ5bに当接されている。加圧力としては定着ローラニップ部の線圧に直して約1kgf/cm程度が適当であるが、受像メディア101とフィルム102の特性その他により、適宜他の条件を採用し得る。
加圧板401と定着上ローラ5aはベアリング(不図示)を介して回転可能に支持されており、定着下ローラ5bの回転と共に円滑に回転し得る。
定着上ローラ5a内部には熱源としてのハロゲンランプ610が設けられ、ハロゲンランプ610は支持部材(不図示)によって定着上ローラ5aの中心軸上に固定されている。
ハロゲンランプ610の制御方法、安全対策等に関しては、特許文献2に記載されており、又一般的な技術であるため詳細の説明は省略する。
図4において、操作部50にはストップスイッチ51、搬送スイッチ52、モード選択スイッチ53、デカール調整スイッチ54、電源LED55及びデカール調整表示LED54aが設けられている。
ストップスイッチ51は、ラミネート動作の停止時や何らかの理由(誤挿入等)で停止する場合に使用する。
搬送スイッチ52は、ラミネート動作を開始する場合やフィルムをセットした後にフィルム102を搬送させて本体100内部でたるみを取る場合等に使用する。
モード選択スイッチ53は、ユーザ個別設定や動作速度、温度設定等、各種モード選択に使用する。なお、選択スイッチの設定、選択内容は種々設定可能である。
電源LED55は、不図示のメインスイッチをONしている場合点灯するものであり、ウォームアップ中は点滅する。
次にデカール調整スイッチ54とデカール調整表示LED54aについて説明する。
受像メディア101はロール状態でプリンタに供給されることが多く、本体100内に挿入する以前に、湾曲面外側に画像が記録されている可能性が高い。
ユーザは受像メディア101の厚さ、剛度、カール状態に応じてデカール調整スイッチ54を動作させてデカール調整手段702を調整する。デカール調整表示LED54aはその調整状態を表示する。デカール調整手段702の調整は、定着下ローラ5bと排出ローラ対8のニップを結ぶ直線に対する侵入量の調整である。
図5において、デカール機能を最大限に働かせた状態、すなわち、排出ローラ対8のニップを結ぶ直線に対する侵入量が最大の状態のデカール調整手段702を(A)に示し、デカール機能最小(侵入量最小)とし、デカール機能を停止した状態のデカール調整手段702を(B)に示す。
デカール調整手段702(カム)は回転軸703を中心に矢印C方向に回転され、デカール調整手段702のカム面704によってデカールガイド701を矢印a方向(侵入量を増減する方向)に案内し、進退させ得る。
(A)の侵入量が最大の状態と、(B)のデカール機能停止状態の中間の状態に、デカール調整手段702を設定すれば、複数段階のデカール調整が可能である。
例えば、フィルム系の受像メディア101については、一般にデカールが必要無いため、(B)のデカール機能停止状態の設定を行い、厚手の紙系受像メディア101については、デカールを要するため(A)の設定を行なう。
回転軸703は不図示のギア列を介してモータM1に連結され、デカール調整手段702の停止位置の制御は光学式センサー等のセンサーやマイクロスイッチによって行うことができる。これらの制御手段は、周知であるので詳細は省略する。
なお、本実施形態はデカール調整手段702は操作部からの指示により自動的に設定される自動制御方式を採用しているが、ユーザがレバーやノブを作動してデカール調整手段702をマニュアル設定する構成を採用し得ることはいうまでもない。
図6、図7において、定着下ローラ5b、排出上ローラ8a及び供給口下ガイド200は、図7の左右に配置された副側板43a、43bよって回転自在に支持されつつ一体化され、引出しユニット40が構成されている。
引出しユニット40は、副側板43a、43bに水平前後方向摺動自在に係合するレール42a、42bによって、水平方向引出し(図6の矢印j方向)、収納(図6の矢印d方向)可能に支持されている。
引出しユニット40における側板2a、2bは底板3によって連結され、枠体が構成されている。
次に、フィルムセット103のセット方法について説明する。
図6の(A)に示すように、ユーザは引出しユニット40を矢印j方向に引き出した状態で、フィルムセット103からフィルム102を一定量巻出し、フィルム102を定着下ローラ5bの背後の空間に上方から垂らし入れる。
そして図6の(B)に示すように、矢印d方向に引出しユニット40を押しこみ、収納する。この際、図3に示すように、定着下ローラ5bに連結されたギアG2と、モータM1に連結されたギアG1が噛合される。
ギアG6、G7は引出しユニット40側に設けられ、引出しユニット40を本体100内に挿入すると前述した駆動手段が作動する。すなわち、ギアG7がラックG8に噛合しつつ回転され、ギアG7の回転にともなってギヤG6、G3、G4、G2、G1が順次回転駆動される。図3では、引出しユニット40挿入時のギヤG7、G6、G3、G4、G2の回転方向を矢印e、f、g、h、iで示す。
これに伴い、定着下ローラ5b及び排出上ローラ8aは、それぞれi方向、h方向に回転され、ラミネート装置1内のフィルム102は搬送方向に送られる。一方、フィルム102にはブレーキ装置B1により所定の張力がかけられているため、フィルム102はラミネート装置1内でピンと張ることになる。
ラックG8は、引出しユニット40の挿入ストロークよりも短く形成され、フィルム102が適正に張られた状態から、更に、引出しユニット40を挿入すると、ギアG7はラックG8との噛み合いから解放される。これによって、ギヤG1が解放され、モータM1が自由に回転し得るようになる。
また、定着下ローラ5b及び排出上ローラ8aを引出しユニット40で支持したので、引出しユニット40を引き出したときに、定着上ローラ5aと排出下ローラ8bの前面側に受像メディア101とフィルム102が露出するようになり、種々のメンテナンスが容易である。
本実施形態では、ギアG7とラックG8の噛合を引出しユニット40の挿入によって解除しているが、ラックG8を機械的に上方向に回転移動させる等の構成により噛合を解除することも当然可能であり、ギヤG6、G7間にクラッチを設け、ラミネート処理動作中はギヤG6、G7の連結を解除する構成も採用可能である。
以上説明したように、引出しユニット40を挿入することで自動的にフィルム102に適正な張力が付与されるため、フィルム102は弛みなく、確実にセットされる。
なお、引出しユニット40側又は本体100側の一方に位置決め用のピンを装着し、他方に、位置決め用のピンに係合するピン穴や溝を形成することにより、引出しユニット40を容易に位置決めし得る。
以上説明したように、本実施形態は、従来のラミネート装置と比較してフィルム102のセットを非常に簡単且つ安全に行うことができる。
最後に、上記構成に基づきラミネート装置1の動作について図1に沿って説明する。
なお、動作を開始する前に、電源を入れて定着上ローラ5aを所定の温度までウォームアップする必要がある。
ラミネート処理に際しては、ユーザは、まず操作部50の搬送スイッチ52を押下し、モータM1を始動させる。これによってフィルム102の搬送が可能になる。ここで、ユーザが受像メディア101を1枚づつ供給口60から本体100に挿入すると、受像メディア101は供給口下ガイド200によって案内されつつ、定着ローラ対5に向かって搬送される。
次に定着ローラ対5によって受像メディア101に対するラミネート動作が行われた後、受像メディア101は、搬送方向後端から排出口61に送られる。
ユーザは、受像メディア101の搬送方向後端が排出口61に出てきたときに、操作部50のストップスイッチ51を押下してモータM1を停止する。
以上がもっとも基本的なラミネート処理であるが、特許文献2に記載してあるように、供給口60あるいはその近傍、および排出口61およびその近傍に受像メディア101を検出するためのセンサーを配置し、ストップスイッチ51及び搬送スイッチ52を押下することなく、オートシーケンスとすることも可能である。
本実施形態の効果は以下のようにまとめることができる。
(1)本実施形態のラミネート装置1は、以上のような構成及び動作を有するので、フィルムセット103を前面より装着することができる。
(2)ラミネート装置1の前面に操作部50を配置しているので、ユーザは前面よりラミネート装置1を操作することができる。
(3)引出しユニット40をラミネート装置1の本体100から前方に引出せるように構成したので、フィルム102のセットは安全でありかつ作業性が良い。
(4)受像メディア101又はフィルム102が供給される際にジャム等を生じても、前面ユニット40を引き出すことにより、前面からジャム処理等を行うことができ、作業性が高い。
(5)前面で行うことができ、かつ、背面を壁側に隣接して配置することが可能となり、設置スペースを小さくすることができる
本発明に係るラミネート装置の実施形態を示す縦断面図である。(実施形態) 図1のラミネート装置を示す斜視図である。(実施形態) 図1のラミネート装置の駆動系を示す断面図である。(実施形態) 図1のラミネート装置の操作部を示す斜視図である。(実施形態) 図1のラミネート装置におけるデカール動作を説明する図である。(実施形態) 図1のラミネート装置におけるフィルムのセット方法を説明する縦断面図である。(実施形態) フィルムのセット方法を説明する正面図である。(実施形態) ラミネート処理の流れの概要を示す縦断面図。(実施形態) 従来例を示す断面図である。(従来例)
符号の説明
1 ラミネート装置
5 定着ローラ対
5a 定着上ローラ
5b 定着下ローラ
8 排出ローラ対
8a 排出上ローラ
8b 排出下ローラ
20 フィルム装着部
40 引出しユニット
60 供給口
61 排出口
100 本体
101 受像メディア
101c 記録画像表面側(第3ラテックス層)
102 フィルム
102a 基材
102b ラッテクス層(第1ラテックス層)
102c ラテックス層(第2ラテックス層)
103 フィルムセット
104 ラミネート成品
610 熱源(ヒータ)
B1 ブレーキ装置
G1〜G7 ギア
G8 ラック

Claims (6)

  1. 記録画像表面を有する受像メディアの表面側に、保護部材を定着するラミネート装置であって、
    本体と、
    前記本体の前面に配置され、シート状の前記受像メディアを供給する受像メディア供給部と、
    前記受像メディア供給部から供給される前記受像メディアに前記保護部材を定着する定着ローラ対と、
    前記フィルムが定着された前記受像メディアを、前記本体の前面に設けられた排出口から排出する排出ローラ対と、
    前記定着ローラ対のうちの一方の定着ローラと前記排出ローラ対のうちの一方の排出ローラとを支持する共に、前記本体の前面側に引き出し可能な引出しユニットと、
    を備えたことを特徴とするラミネート装置。
  2. 前記保護部材を巻付けた保護部材セットを装着し得る保護部材装着部をさらに備え、
    保護部材装着部には保護部材に所定張力を付与するブレーキ装置が設けられていることを特徴とする請求項1記載のラミネート装置。
  3. 前記引出しユニットには、前記引出しユニットを前記本体内に挿入する際に、前記引出しユニットによって支持される定着ローラまたは排出ローラの少なくとも一方を、前記保護部材の搬送方向に回転させる駆動手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のラミネート装置。
  4. 前記定着ローラ対は、その回転軸線が略々水平方向に延びると共に上下方向に隔てて配置された定着上ローラと定着下ローラとを有し、
    前記引出しユニットは定着下ローラを支持することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のラミネート装置。
  5. 前記定着ローラ対のうちの一方の定着ローラが、回転自在に支持され、他方の定着ローラが、前記一方の定着ローラに対して所定圧力で押圧されるように付勢され、
    前記他方の定着ローラに設けられた熱源をさらに備えた、
    請求項1ないし4のいずれかに記載のラミネート装置。
  6. 前記保護部材は、基材と、該基材上に形成されたラテックス層とを有し、前記ラテックス層が前記受像メディアの記録画像表面側に定着すると共に、前記基材が該定着されたラテックス層から剥離されるように構成された、
    請求項1ないし5のいずれかに記載のラミネート装置。
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